シリーズ
千早「予定は」 ライラ「未定でございます」

ライラ「予定は?」 千早「相変わらず未定だそうよ」

千早「未定よね」 ライラ「はいです」

千早「予定は未定」 ライラ「すぺしゃるですか?」

【予定は未定・番外編】ある日のCGプロ

【予定は未定】ライラ「明けましたー」 千早「おめでとうございます」

【予定は未定】千早「今回はp ライラ「ゆーーーーきーーーーーー!!」

【予定は未定】ライラ「初心?」 千早「考えるんじゃなくて感じるのよ」

【予定は未定】千早「今回の予定は」 楓「決まってるんですって」

【予定は未定】ライラ「星に」 千早「願いを」

【予定は未定】千早「一周年?」 ライラ「おー」

【予定は未定】ライラ「年の瀬の」 千早「風物詩」

【予定は未定】千早「…………」 ライラ「千早さん?」

【予定は未定・番外編】とある楽屋にて

【予定は未定】ライラ「ほぼ」 千早「二周年」

【アイマス×モバマス】たくさんの、小さな幸せ

【予定は未定】ライラ「サプライズでございます!」 千早「……いい笑顔だわ」

【予定は未定】千早「暑いわね……」 ライラ「水に流しましょー」

【予定は未定】ライラ「大体三周年でございます」 千早「ええ、そうね……」

【予定は未定】千早「ざっくり四周年ですって」 ライラ「言ったもの勝ちですねー」

【予定は未定】ライラ「吠えるライオンでございます」 千早「ウサギじゃないの?」



1: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:30:07 ID:6HQ8

・アイマス×モバマス
・ヤマ、オチ特になし
・設定の捏造、無視があります
・口調等に違和感があったらごめんなさい


↓なお前回
【予定は未定】ライラ「吠えるライオンでございます」 千早「ウサギじゃないの?」
(SS速報)http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1600865114/
(渋)https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=13827193




2: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:31:12 ID:6HQ8


千早「こんばんは、如月千早です」

ライラ「ライラさんでございますです」

千早「……今回もまた、お久し振りとなってしまいました」

ライラ「あー……いつも通りでございますねー」

千早「ねぇ、ライラさん?」

ライラ「はいです?」

千早「いつも通りって言うほど放送しているのかしら、この番組」

ライラ「……あまり深く考えない方が良いと思いますですよ」

千早「……そうね」



3: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:31:50 ID:6HQ8


ライラ「でもやっぱり、こうして千早さんとお仕事できるのは嬉しいでございます」

千早「そうね。それは私も」

ライラ「えへへー」

千早「ふふ、それじゃあ始めましょうか」

ライラ「はいですよ。まずはゲストの方をご紹介なのです」

千早「私、大人の方がゲスト、としか聞いていないのだけれど」

ライラ「ふふー、とでもステキな方でございますよ?」

千早「(私に教えない意味、どこにあるのかしら)」

ライラ「それでは本日のゲスト、東郷あいさんでございます」

あい「東郷あいです。どうぞよろしく」

千早「こちらこそ、よろしくお願いします」

ライラ「それでは、予定は未定、始まりますですよー」



4: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:32:26 ID:6HQ8


***************************


千早「とは言うものの、どうしましょうか」

ライラ「あー、スタッフさんからは特に何もないようでございます」

千早「つまり、今日もまた行き当たりばったり、ということかしら」

あい「フフッ、本当に聞いていたとおりなんだね」

千早「済みません東郷さん。折角来て頂いたのにこんな番組で」

あい「いやいや、言い換えれば何をしてもいい、ということなのだろう?」

ライラ「その通りなのです」

あい「それはそれで楽しそうじゃないか」

千早「……そう言ってもらえると気が楽になりますが」



5: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:33:12 ID:6HQ8


あい「フッ、千早くんは随分と真面目なようだね」

あい「おっと、いきなり下の名前で呼ぶのは馴れ馴れしかっただろうか」

千早「いえ、そんなことは」

あい「それではお言葉に甘えて。真面目さは美徳ではあるが、たまには力を抜くのも良いものだよ?」

千早「分かってはいるんですが……まだまだ勉強中です」

あい「フフッ、千早くんは本当に真面目だね」

ライラ「はいです。とても頼りになるのです」

千早「ライラさん……」

あい「なるほど。良いお手本がいるようだし、要らぬお節介だったかな?」

千早「そんな、ありがとうございます」

ライラ「……?」



6: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:33:44 ID:6HQ8


あい「ところで、二人さえ良ければ、なのだがね」

ライラ「ほえ?」

あい「紹介したい所があるのだが、エスコートさせてもらえないだろうか」

千早「東郷さんがエスコート……ですか?」

ライラ「楽しそうでございますねー」

千早「でも……本当に良いんでしょうか」

あい「ああ。言ってみればこれは、私のワガママだからね」

千早「ふふっ、そんな言い方されなくても」

ライラ「千早さん?」

千早「それでは、お言葉に甘えさせて頂きます」

あい「よし、それでは行こうか」

ライラ「出発しんこーでございますねー」



7: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:34:30 ID:6HQ8


――――――
――――
――

ライラ「あいさん、どちらに行かれるのですか?」

あい「フフッ、それは着いてのお楽しみ、ということにしようか」

ライラ「ふふー、ドキドキでございますねー」

千早「それにしても、晴れて良かったです」

ライラ「はいです。とても気持ちの良いお天気なのですよ」

あい「これで桜が残っていれば、言うことはなかったのだがね」

千早「そうですね。折角の桜並木も、みんな散ってしまっていますし」



8: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:35:01 ID:6HQ8


ライラ「ライラさん、今の桜も好きでございますよ?」

あい「おや、そうなのかい?」

ライラ「はいですよ。緑の葉っぱは元気一杯で、ライラさんも元気になれるのです」

千早「……なんというか、ライラさんらしいわね」

あい「桜というと、どうしても花に目が行きがちだが」

千早「満開の時の華やかさや、散り際の儚さ……ですね」



9: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:35:33 ID:6HQ8


あい「だが確かに、それだけで済ませるのはもったいないな……っと、危ない」

千早「あ、ありがとうございます」

ライラ「ずいぶんお急ぎの車でしたねー」

あい「事情はあるのだろうが、何よりも安全運転をこそ優先して欲しいものだね」

ライラ「あいさんの運転はとても丁寧なのですよ」

あい「そう言ってもらえると、私としても嬉しいね」



10: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:36:08 ID:6HQ8


千早「東郷さんはご自分で運転を?」

あい「ああ。オフの日などは少し遠くまで足を伸ばしたりするんだよ」

ライラ「赤くて格好良くて、可愛い車なのです」

あい「年代物でね。手間がかかる分愛着もひとしおという所さ」

千早「……なんというか、本当に大人の人という感じですね」

あい「そうかい?」

千早「先程かばって頂いたこともそうですが、ずっと車道側を歩いていらっしゃいますし」

ライラ「おー、そういえばそうでございます」

あい「なに、年長者のたしなみだよ」

ライラ「ふふー、格好良いでございますねー」

あい「フフッ、お褒め頂き恐悦至極、という所かな」



11: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:36:47 ID:6HQ8


千早「そういえば」

ライラ「どうかしましたですか」

千早「いえ、東郷さんみたいな大人のゲストって初めてじゃないかしらって」

あい「それが本当なら、光栄なことだね」

ライラ「千早さん、楓さんも大人でございますよ?」

千早「……あっ」

あい「おやおや」



12: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:37:29 ID:6HQ8


千早「いえ、あのっ、決して忘れていたとか、そういう訳ではなくて……!」

あい「千早くん、少し落ち着こうか」

千早「……えぇと、はい。その……楓さんはもちろん大人なんですが、何というか……」

あい「みなまで言わずとも、気持ちは分かるよ」

ライラ「そうなのですか?」

あい「ああ。楓さんは大人という言葉に収まりきらない所があるからね」

ライラ「なんだか難しいでございますね」



13: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:37:56 ID:6HQ8


あい「25歳児とは、よく言ったものだよ」

千早「ひょっとして、東郷さんにも何かそういう……?」

あい「彼女の名誉の為にも、ノーコメントとさせて頂こうか」

ライラ「ですがライラさん、楓さんはステキなお姉さんだと思いますです」

あい「もちろんその通りさ」

千早「……だからこそタチが悪いというか」

ライラ「ほえ?」

千早「いいえ、なんでもないわ」



14: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:38:22 ID:6HQ8


***************************


あい「さて、到着だよ」

千早「喫茶店……ですか?」

ライラ「とてもステキなお店なのです」

あい「フフッ、どうもありがとう」

千早「それで東郷さん、ここは……?」

あい「あぁ、昔私がお世話になっていた所なのさ」

ライラ「おー、そうなのでございますか」



15: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:39:23 ID:6HQ8


あい「私にとって、とても大切な場所でね」

千早「そんな所を……いいんですか?」

あい「そこはほら、テレビ的にうまくやってくれるのだろう?」

千早「そこはまぁ、信頼できるかと」

ライラ「この番組のスタッフさんは優秀でございますからねー」

あい「なら大丈夫さ」

ライラ「ふふー、楽しみですねー」

あい「期待は裏切らないと思うよ」

ライラ「おー……」



16: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:39:54 ID:6HQ8


あい「さ、いつまでも立ち話でもないだろう」

あい「話は通してあるし、入るとしようか」

ライラ「こんにちはですよー」

千早「ああ、待ってライラさん」

――いらっしゃいませ……おや、あい君

あい「ご無沙汰しています、マスター」

千早「失礼します」



17: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:40:17 ID:6HQ8


ライラ「おー、お店の中もステキでございます」

――フフ、どうもありがとう

あい「マスター、先日お願いしていた件なんですが」

――大丈夫、ちゃんと揃えてあるよ

あい「ありがとうございます」

千早「あの……どういうことでしょうか」

あい「なに、二人にコーヒーをご馳走しようと思ってね」

ライラ「あいさんが作るのでございますか」

あい「こう見えて、マスターには随分と鍛えられたからね」

千早「なんというか……格好良いですね」

ライラ「……はいですよ」

あい「では、失望されないように頑張るとしようか」



18: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:40:40 ID:6HQ8


千早「とても落ち着くお店ですね」

あい「そうだろう?」

ライラ「ライラさんもこのお店、とっても好きでございます」

あい「フフッ、ありがとう」

あい「自分の大切なものを誰かにも好きになってもらえるというのは、何物にも代えがたい喜びだね」

千早「……分かる気がします」



19: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:41:09 ID:6HQ8


ライラ「ところであいさんは、こちらのお店でもサックスを演奏されるのですか?」

あい「いや、それはまた別の場所だね」

千早「東郷さん、サックスができるんですか?」

あい「ああ。たまにだがバーのステージに立ったりもしているよ」

千早「……すごいですね」

あい「プロの演者には流石に及ばないがね」

あい「ただ、趣味だからと言い訳をしたくないのさ」

ライラ「おー……」



20: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:41:30 ID:6HQ8


千早「どういったきっかけでサックスを?」

あい「わざわざ口にするほど大層な理由ではないんだがね」

ライラ「ライラさんも気になりますです」

あい「昔見た映画の主人公がサックスを演奏していてね、それが格好良かったんだ」

千早「……えっと」

あい「フッ、何かを始めるきっかけなんてその程度のものさ」



21: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:42:00 ID:6HQ8


ライラ「あいさんのサックス、聞いてみたいのですよ」

あい「ふむ。二人をバーに招待する……というのは少々問題がありそうだね」

千早「確かにそうですね」

ライラ「千早さんもライラさんも未成年でございますからねー」

あい「それもそうだが、二人を招いたら店が混乱してしまうよ」

ライラ「ほえ?」

あい「私は常連だから大丈夫だが、二人とも有名人だろう?」

ライラ「いえいえ、ライラさんはまだまだなのですよ」

千早「そんなこともないと思うわよ?」

あい「ああ、まったくだ」

ライラ「そうなのでございますか?」

千早「まあ、その辺りもライラさんらしいといえばライラさんらしいのだけれど」



22: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:42:38 ID:6HQ8


あい「さて。その話は一先ず置いておくとして、どうぞ、二人とも」

千早「ありがとうございます」

ライラ「おー!」

あい「口に合うと良いのだがね」

千早「えっと……これ、コーヒーなんですよね?」

あい「ああ、そうだよ」

千早「私が知っているものと随分色が違うのですが……」

あい「浅煎りのコーヒー豆を使っているからだね」

ライラ「えへへー。あいさん、ありがとうございますですよ」

あい「気に入って頂けたかな?」

ライラ「大満足でございます!」



23: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:44:11 ID:6HQ8


千早「それじゃあ私も……うぇっ!!」

千早「えっ!? あの、これコーヒー……なんです、よね?」

ライラ「その通りでございますよ?」

千早「でもこれ、コーヒーというよりは薬のような……」

あい「分かっていはいたが、やっぱり口に合わなかったようだね」

千早「……やっぱり?」



24: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:44:35 ID:6HQ8


ライラ「このコーヒーはライラさんの故郷で飲まれているものなのです」

あい「アラビックコーヒーと呼ばれているものだよ」

ライラ「デーツをかじりながら飲むと良いのです」

千早「デーツって……これ?」

ライラ「はいです」

あい「ライラ君の故郷では、このコーヒーとデーツでおもてなしをするんだそうだ」

千早「そうなんですか……」

あい「折角の機会だから挑戦してみようと思ってね」

ライラ「ふふー、懐かしいですねー」



25: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:45:10 ID:6HQ8


千早「……これなら飲めなくはない、かもしれません」

あい「いや、正直に言ってくれていいよ。不味いだろう?」

千早「えっと、その……はい」

あい「私も練習しながら飲んだからね。気持ちは分かるよ」

ライラ「うーん、ライラさんは好きなのでございますが」

あい「そこはまぁ、慣れが大きいんじゃないかな」

千早「慣れ……ですか」

あい「何しろ、我々が知っているコーヒーとはまるで別物だからね」

ライラ「そういうものでございますか」

あい「コーヒーのつもりで飲んだら全然味が違うのだから、それはもう仕方がないだろう」



26: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:45:28 ID:6HQ8


千早「そうですね、それなら……」

千早「うん、『そういう飲み物』と考えれば、だいじょう……ぶ」

ライラ「千早さん?」

千早「ごめんなさい。慣れるには時間がかかりそうだわ」

ライラ「残念でございます」

あい「とりあえず、これで口直しをするといい」

千早「あ、ありがとうございます」

ライラ「おー、カフェオレでございます」

あい「フフッ、今度こそ口に合うと思うのだが」

千早「ええ、とても美味しいです」

ライラ「ライラさん、こちらも大好きでございます」

あい「それは何よりだ」



27: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:45:54 ID:6HQ8


ライラ「故郷のコーヒーも、またいつか千早さんと一緒に飲みたいですねー」

千早「そうね。慣れさえすれば大丈夫だと思うし」

ライラ「では、ライラさんは作り方を勉強しておきますです」

千早「ふふ、楽しみにしてるわ」



28: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:46:17 ID:6HQ8


あい「そういえば、ライラ君はドラムができるんだったね」

ライラ「はいですよ」

あい「千早くんは何か楽器は?」

千早「いえ、私は特には……」

あい「そうか」

ライラ「どうかしたのでございますか?」

あい「いや、先程の話なんだがね」

あい「バーに招待するのが難しいなら、いっそのことセッションすれば……と思ったんだが」

千早「セッション……ですか」

ライラ「楽しそうでございますねー」



29: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:46:42 ID:6HQ8


あい「千早くん、この機会に何か始めてみないかい?」

千早「……そんな軽いノリで始めて良いものなんでしょうか」

あい「言っただろう? きっかけなんて些細なものさ」

ライラ「千早さんと演奏できたら、きっととてもステキなのです」

千早「ライラさん……」

あい「やってみて自分に合わなければ止めれば良いだけだしね」

千早「そういうものですか」

あい「難しく考える必要なんてないんだよ」

ライラ「楽しいのが一番でございますからねー」

あい「ああ、まったくもってその通りさ」



30: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:47:19 ID:6HQ8


千早「ちなみに、やるとするとどういう楽器が良いんでしょうか」

あい「そうだね。弦楽器か鍵盤楽器ならジャスセッションができるかな?」

ライラ「ピアノやギターでございますか?」

あい「アコーディオンやベース、バイオリンなんかも面白いと思うよ」

千早「特にこれ、というものがあるわけではないんですね」

あい「ジャズというのはとても自由なものだからね」

ライラ「ライラさん、他の楽器にも挑戦してみたくなりましたです」

千早「(挑戦……か)」



31: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:47:36 ID:6HQ8


あい「本格的にやるかはともかくとして、楽器に触れるだけでも得るものはあると思うよ」

千早「……というと?」

あい「演奏という側面から音楽に触れれば、何かしらの発見があるんじゃないかな?」

ライラ「あー、それは良く分かりますです」

ライラ「ライラさんはドラムの練習をして、音楽の楽しさが増えましたですよ」

千早「楽しさが、増える……」

あい「フッ、良い言葉だね」

ライラ「えへへー、ありがとうございますです」



32: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:48:02 ID:6HQ8


千早「私も、ちょっと興味が湧いてきました」

ライラ「ふふー、ステージが楽しみでございますねー」

千早「あのライラさん、それは気が早いというか……」

あい「フフッ、首を長くして待っているよ?」

千早「もう、東郷さんまで……」

あい「いいじゃないか。楽しみなのは本当なのだからね」

ライラ「千早さんなら大丈夫なのですよ」

千早「これはうかつなことを言ってしまったかしら」

千早「(でも、やってみる価値はあるのかもしれないわね)」



33: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:48:30 ID:6HQ8


***************************


ライラ「もう時間でございますか?」

あい「早いものだね」

千早「色々とお話、ありがとうございました」

ライラ「コーヒーも美味しかったですよ」

あい「フフッ、それは何より……千早くん?」

千早「いえ、折角淹れてくださったのに私……」

あい「気にしないでくれたまえ。私も少々、悪ふざけが過ぎたことだしね」



34: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:49:03 ID:6HQ8


ライラ「ライラさんは事務所でも淹れて欲しいと思いましたです」

あい「そうだね。たまには良いかもしれない」

ライラ「故郷の味を皆さんにも知ってもらいたいですよ」

千早「皆さん、頑張ってください」

あい「もちろん、もう少し飲みやすくはさせてもらうよ?」

千早「……え?」

あい「二人にはできるだけ本場の味に近いものを味わって欲しかったからね」

ライラ「はいです。とても懐かしい味でございました」

千早「私は手加減をして欲しかったです……」

あい「はっはっはっ、それは失礼」



35: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:49:21 ID:6HQ8


千早「なんというか、東郷さんのイメージが少し変わりました」

あい「おや、失望させてしまったかな?」

千早「いえ、こういう悪戯のようなことをされると思っていなかったので」

ライラ「ふふー、格好良くてお茶目なのです」

あい「褒め言葉として受け取っておくとしようか」

千早「さて、お別れのお時間です」

ライラ「あいさん、いかがでございましたか?」

あい「フフッ、とても楽しませてもらったよ」

ライラ「えへへー、それはよかったのです」



36: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:49:54 ID:6HQ8


千早「……こういう形だと、リラックスできて良いわね」

あい「どういうことだい?」

千早「いえ、ウチのスタッフは何か企んでいることが多いので……」

ライラ「今回は大人しかったのですよ」

あい「なるほど、そういうことか」



37: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:50:18 ID:6HQ8


千早「ということで、言うまでもなく次回の予定は分かりません」

ライラ「今年中にあれば嬉しいのでございますが」

あい「ふむ。千早くんが楽器を覚える方が早いかもしれないね」

ライラ「おー! では次は演奏会でございますねー」

千早「いえあの、まだやると決めたわけでは……」

ライラ「千早さん?」

千早「止めてライラさん、そんな目で見ないで」

あい「これは腹を括った方が良いんじゃないかな?」

千早「うぅ……それでは皆さん、またお会いしましょう」

ライラ「千早さん、逃げてはダメでございますよー?」

あい「フフッ、やれやれだね」



38: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:50:42 ID:6HQ8


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【765プロ劇場】

ジュリア「お、いたいた」

千早「どうかしたの、ジュリア?」

ジュリア「いや、次の週末空いてるかなと思ってさ」

千早「今のところ特に予定はないけれど」

ジュリア「よしっ、じゃあちょっと付き合って欲しいんだけどさ」

千早「どこに行くの?」

ジュリア「ん? 楽器店だけど」

千早「楽器……店?」

ジュリア「いやー、チハがギター始めるんなら力になんなきゃな」



39: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:51:02 ID:6HQ8


千早「あの、ジュリア?」

静香「千早さん、いますか?」

千早「え、ええ。ここだけれど」

静香「良かった。次の週末なんですが……って、ジュリアさん?」

ジュリア「ようシズ、お疲れさん」

静香「お疲れ様です……ってまさか」

ジュリア「ははっ、一足遅かったみたいだな」

静香「もうっ、抜け駆けはなしですよ!」



40: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:51:40 ID:6HQ8


ジュリア「とは言ってもな。チハはあたしとギターを見に行くんだよ」

千早「いえ、まだ何も答えていないのだけれど」

静香「ほら、千早さんもこう言ってるじゃないですか」

千早「まさか、静香も……?」

静香「千早さん、ピアノを始めるんですよね?」

静香「私だってまだまだ未熟ですけど、手ほどきくらいならできるかなって」

千早「いえ、気持ちはありがたいのだけれど」

ジュリア「ほらな。チハはギターをやるんだってよ」

静香「そんなこと言ってないじゃないですか」



41: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:51:58 ID:6HQ8


千早「あのね、二人とも……」

星梨花「あの、千早さん」

千早「あら箱崎さん、どうかしたの?」

星梨花「いえ、お二人はどうされたんですか?」

千早「私に楽器を教えてくれようとしているのだけれど……」

千早「ギターかピアノかで、ちょっとね」

星梨花「そうだったんですか」



42: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:52:26 ID:6HQ8


星梨花「あ、じゃあご迷惑だったでしょうか」

千早「箱崎さん?」

星梨花「千早さんがバイオインに興味があるって聞いたので」

千早「ああ、箱崎さんもだったのね」

星梨花「でも、千早さんを困らせたくないですし」

千早「ふふっ、興味がないわけじゃないのよ」



43: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:52:38 ID:6HQ8


星梨花「本当ですか?」

千早「ええ、本当よ」

星梨花「じゃあ……」

ジュリア「チハ?」

静香「千早さん?」

千早「まずはみんな落ち着いてくれるかしら」

千早「(嬉しい悲鳴なのだけれど、ね)」


<どっとはらい>




44: ◆Hnf2jpSB.k 21/04/25(日)20:55:55 ID:6HQ8

というお話でございました

アラビックコーヒー、とても人を選ぶ味ですが嫌いではないです
皆様も一度おためにになってはいかがでしょうか

SS速報の状況が不透明の為こちらに投下させて頂きました
お読みいただけましたなら、幸いです


元スレ
【予定は未定】千早「……これは?」 ライラ「コーヒーでございますよ?」