SS速報VIP:和「咲さん!今日は何の日でしょう?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1360760982/



1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 22:09:42.32 ID:gK/KKilk0

○咲-sakiのssです
○キャラ崩壊があります(特にのどっち)
○前日ですがバレンタインネタです
○キャラ崩壊があります(特にのどっち)←

これらが苦手な方はご注意ください

それでもよろしい方は、どうかお付き合いください

また、今回は途中でアンケートをとりたいのでもしよろしければご協力お願いします



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1360760982




2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 22:11:19.42 ID:gK/KKilk0

咲「えっ…今日?」

和「はい、日付で言うと2月14日です」

咲「えーっと…大安?」

和「確かに今年は大安ですけど、それじゃないですよ」

咲「えーっと、煮干しの日?」

和「違います!!もっと有名なのがありますよね」

咲「有名…それってまさか///」

和「もう、ハッキリ言っちゃってください」

咲「けど…なんで和ちゃんがふんどしの日なんて聞きたがるのか分からないだけど…」

和「私は咲さんの思考の方が分かりません!!」




3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 22:14:04.08 ID:gK/KKilk0

和「もう、今日の咲さんはなんだかとってもイジワルです」

咲「冗談だって!!バレンタインデーでしょ。ちゃんと分かってるよ」

和「そうですよ…じゃあなんで私をからかったんですか?」

咲「ゴメンね和ちゃん、ちょっと動揺する事があってね」

和「どれだけ動揺すればああなるんですか」

咲「というより今も動揺しれるんだけど…」




4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 22:16:39.64 ID:gK/KKilk0

和「そう言う時は深呼吸をしましょう。少しは落ち着くはずです」

咲「うん、やってみる」

和「じゃあ私が掛け声を…はいすって―」

咲「すーっ」

和「はい吐いてー」

咲「は~っ」

和「はいすってーはいてーすってーはいてー」

咲「すーはーすーはー」

和「はい、ひっひっふー、ひっひっふー」

咲「うん、今深呼吸をしてるからラマーズ法は関係ないよね」





5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 22:19:39.33 ID:gK/KKilk0

和「さっき咲さんにからかわれたお返しです」

咲「まったく和ちゃんったらー、けどだいぶ落ち着いたかな」

和「それは良かったです。それで、何に動揺してたのですか?」

咲「ちょっと待っててね…、今気持ちを整理するから…」

和「?」

咲「…よし、じゃあさ、和ちゃん、一つ聞きたい事があるんだけど」





6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 22:25:07.58 ID:gK/KKilk0

和「え、ま、まさか咲さんが私の事で動揺!?つ、つまりは私に告白とか!?いやもしかしたら婚約の申し込みとか!?」

和「い、いえいえ落ち着くのよ原村和、こういう時は奇数を数えて落ち着くのよ。えーっと、1,2、4、7、12、15」ブツブツ

咲「そういう場合は素数だと思うよ、それにもう奇数ですらないよ」

和「す、すいません!ちょっと動揺が過ぎたみたいです」

咲「大丈夫だよ、それに和ちゃんに聞きたい事はその事じゃないから」

和「…え、かすってもいませんか?」

咲「うん、むしろなんでそんな方向にいったのかものすごく不思議だよ」




7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 22:31:03.68 ID:gK/KKilk0

和「そう、ですよね…私たちはまだ高校生ですし、そんな事はある訳ないんですよね…」ズーン

咲「どれだけがっかりしてるの?身体から負のオーラがあふれ出てるのが分かるよ」

和「気にしないでください…それで、聞きたいこととは?」

咲「うん、そのね…本当は気づきたくなかったんだけど視界に入っちゃった聞きたいんだけど」

ゴゴゴゴゴ…

咲「和ちゃんの隣にある大きい段ボールって…なに?」





8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 22:34:43.98 ID:gK/KKilk0

和「あれっ!?やっぱり気づいちゃいましたか」

咲「わーお、いきなり元気になったね」

和「あのですね…本当はサプライズとして咲さんに渡したかったんですけど…」

咲「その段ボールの大きさ、私の身長よりあるよね。というかそんな大きなもの隠しきれないと思うよ」

和「これは…咲さんへのバレンタインチョコなんです!!」

咲「わーい、いやな予感がやっぱり当ったよー」





9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 22:40:41.97 ID:gK/KKilk0

咲「というより和ちゃん、私にチョコをくれるのはいいけどバレンタインって基本的に女の子が男の子にチョコをあげる日だよね」

和「…へ?」

咲「いや、まあ製菓会社の陰謀とか言われてるけど基本的には男の子にチョコを」

和「そんなオカルトありえません!!」バン!!

咲「うわー、オカルトで片付けられちゃった」

和「いいですか咲さん、男の子にチョコをあげるとか認めたくはないですけど…そんな側面もあるかもしれませんが、それは日本だけなんですよ」

和「海外では他にも親友とか恋人とかにプレゼントを贈る日であってそんな関係にとらわれてはいないのです」

和「さらに言うなら海外にはホワイトデーなんてものも存在しません。そっちの方が製菓会社の陰謀みたいなものですよ」

和「つまり咲さんの意見は間違っています!以上QED証明終了です」

咲「…勢いが強すぎて何も言えなかったよ」





10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 22:46:20.52 ID:gK/KKilk0

咲「じゃあ百歩譲って、今日は親しい人にプレゼントを渡す日だとするよ?」

和「親しい人って…私と咲さんはもうそんな関係を」

咲「飛び越えていないよ。まあ親友とは思ってるけどさ」

和「そんな冷たい言い方をしなくても…寂しいです」シュン

咲「和ちゃんに突っこんでると話が一向に進まないからスル―していくけど、それにしてもそれはどうなのさ?」

和「あ、やっぱり気になりますか」

咲「そりゃあ自分より大きい段ボール箱がそこにあれば嫌でも気になるよ」




11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 22:50:51.90 ID:gK/KKilk0

和「大丈夫ですよ、味はとびきり美味しいですから」

咲「美味しい!?という事はそれは食べ物なの?その大きさで」

和「まあそれは見てのお楽しみですね」

咲「……」

和「それじゃあ開けますね…ダラララララララー」

咲「自分でドラムロールまでしなくていいのに」





13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 22:54:20.17 ID:gK/KKilk0

和「ダラララララー…じゃん!!」パカッ

咲「うわぁ…」

和「どうです、驚きましたか!!」

咲「そりゃあ驚くよ、だってこれ…等身大だよね」

和「ええ、そっくりそのまま仕上げましたから」

和「等身大原村和チョコレート像、気に入ってくれましたか?」

咲「いや、この大きさだと気にいる云々より、良く作れたなーって思うばかりだよ」




14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 22:57:34.09 ID:gK/KKilk0

和「ええ、なんといっても型作りからのスタートでしたからね」

咲「まさか型をとって作ったのこれ!?」

和「はい、流石にどこかの会社に依頼する訳にはいかなかったので自家製のハンドメイドですが…」

咲「むしろ難易度跳ねあがってるよね!自分の家でこんな大型の型を作るなんて聞いたこともないよ」

和「けど咲さんに驚いてもらえると思ったら、苦労なんて吹っ飛びました」

咲「どれだけチョコ作りに命をかけてるのさ…」

和「ちなみに型をとる時は身体は清潔に洗いましたし、その後型も厳重に洗浄してますので汚くないですよ」

咲「いや、私が気にしてるのはそこじゃないよ」





16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 23:01:11.71 ID:gK/KKilk0

和「咲さんがそんな事を気にする必要はありません。咲さんはこのチョコを堪能してくれれば私は幸せなんです!」

咲「この量のチョコを全部食べたら間違いなく糖尿病になるよ…」

和「仕方ないですね…じゃあ少し切りわけますか」ギラッ

咲「ありがとう和ちゃん。けど切り分けるのにノコギリを出すのはどうかと思うんだけど」

和「大丈夫ですよ、このノコギリは新品ですから」

咲「衛生的な面じゃなくて、いくらなんでも自分の形をしたチョコをノコギリで切るって抵抗が無いの?」

和「咲さんに食べてもらえるなら本望ですよ」





17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 23:04:45.84 ID:gK/KKilk0

咲「すごいなー、私だったら絶対躊躇しちゃうよ」

和「咲さんの…等身大チョコ!?」ゴクリ

咲「やらないよ、絶対にやらないよ」

和「いわゆる前フリですね分かります」

咲「ダチョウ倶楽部じゃないんだから」





18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 23:07:19.92 ID:gK/KKilk0

和「という訳でとりあえず少しだけ切ってみました」

咲「良かった、切ってくれたのが髪の先っぽの方で。指とかだったら多分食べにくかったからね」

和「あとの部分は切りわけて咲さんの家に郵送させていただきますね」

咲「ごめん、それなら和ちゃんの家に置いといてもらえるかな。切り分けたチョコをお父さんが見たら驚くどころじゃ済まなそうだし」

和「つまり咲さんが毎日うちに来て私のチョコを少しずつ食べてくれると…」

咲「できたらこんな風に切ってきてくれると嬉しいな」





19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 23:10:53.90 ID:gK/KKilk0

和「えっ…分かりました」ショボーン

咲「そんなに落ち込まなくてもいいのに」

和「まあいいです。それより早く食べてみてください」

咲「そうだね、それじゃあいただきます」パクッ

和「どうですか、お味の方は」

咲「…!うん、とっても美味しい!」モグモグ

和「良かった、苦労してでも手作りしたかいがありました」

咲「一体あの量のチョコをどうやって加工したのかは気になるけどね…」





20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 23:14:25.40 ID:gK/KKilk0

和「まあ、味の決め手はなんといっても…」

咲「まさか怪しい薬とか言わないよね、言ったら吐きだすよ」

和「そんな事するわけないじゃないですか!仮にも咲さんに食べてもらうものですからそんなもの入れませんよ」

咲「良かった、良心は一応あったんだね」

和「それに入ってるのは、私の咲さんに対する愛情です///」

咲「不思議だなー、さっきより甘さが重く感じるよ」





21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 23:16:28.51 ID:gK/KKilk0

咲「ふー、ご馳走様でした」

和「大丈夫ですか、お替わりならまだまだありますよ」

咲「大丈夫だよ和ちゃん。もう色んな意味でお腹いっぱいだから」

和「そうですか…それじゃあ」スッ

咲「どうしたの?手なんか出して」

和「……」ピコピコ

咲「和ちゃん、黙ってたらなにが何だか分からないよ」

和「…咲さんからの、バレンタインチョコが欲しいなーと思いまして///」

咲「チョコ?ゴメン和ちゃん分のチョコはないんだ」




23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 23:20:25.02 ID:gK/KKilk0

和「!!!」ガーン!!!

咲「だって基本的に男の子にあげる日だし、まあ京ちゃんの分ならあるけど」

和「分かりました、じゃあ今からちょっと須賀君と交渉してきますね」ギラッ

咲「まあ交渉しにいくのはいいけどなんでさっきチョコを切ったノコギリを持っていくのかな?」ガシッ

和「…交渉です」

咲「それは交渉といわないよ。どちらかといえば脅迫だと思うな」




24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 23:24:04.64 ID:gK/KKilk0

和「けど、咲さんの手作りチョコを一人占めするなんて、そんなの世間が許しても私が許しません!!」

咲「世界は和ちゃんを中心に回ってる訳じゃないんだよ」

和「、咲さんの手作りチョコのためなら私は…!!」

咲「あー、そんな事する和ちゃん私は嫌いだなー」

和「…!!」ビクッ

咲「思い通りにならないからって力でねじ伏せるやり方は許せないよね」

和「…うっ」ジワッ

咲「思いとどまってくれた?和ちゃん」

和「…けど、けど私は…!!」ウルウル

和「ただ単に咲さんの手作りチョコがほしかっただけなんです…」グスッ





25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 23:27:14.18 ID:gK/KKilk0

咲「……」

和「…なんで、こんなのってないですよ…!!」エグッエグッ

咲「…ゴメンね和ちゃん」

和「…へっ?」

咲「ちょっと和ちゃんが暴走しすぎてたからお仕置きもかねて意地悪しちゃったんだ」スッ

和「じゃあ、これって…」

咲「和ちゃんのみたいに上手くはないかもしれないけど、バレンタインチョコだよ」

和「」

咲「あれ、また怒っちゃった?」

和「……」プルプル

咲「和ちゃん?」

和「ふぉぉぉぉぉぉぉ!!!イエスイエスイエス!!ァハッピーバレンタインーーーオーイエーーーィ!!!」

咲「うん、逆に怒ってくれた方がまだ対処法があったかな」




26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 23:31:48.25 ID:gK/KKilk0

和「咲さんの…手作りチョコ!!本命の、私だけの、オンリーの!!」

咲「いや、一応部のみんなにも作ってきたんだけど…」

和「…こ、こうしてはいられない、さっそく基材を注文しないと」ピッピッ

咲「ゴメン和ちゃん、基材って一体何をするつもりなの?」

和「…これは咲さんからもらったチョコという名のダイアモンドですよ。この後防腐処理を施して神棚に飾り一日三回拝むに決まってるじゃないですか」

咲「なにその儀式」

和「儀式ですか…確かに咲さんとの愛を確かめ合うという点では儀式というのもあながち間違ってはいませんね」

咲「そんなこと知らないよ。それよりそんな事するよりどうせならここで食べてほしいな」




27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 23:34:25.40 ID:gK/KKilk0

和「これを…ここで食べろと?」

咲「うん、味の感想も知りたいし何より和ちゃんが何をしでかすか怖いからね」

和「けど…そうしたら咲さんの思いの形が…!!」

咲「…もしかして、私の作ったものなんて食べたくないのかな?」ジワッ

和「!!た、食べます。食べますから泣くのはやめて、けど泣き顔の咲さんもまたいい…じゃなくてですね」アセアセ

咲「うぅ…お願いだからここで食べて?」グスッ

和「イエッサー!!」

咲『よし、泣き落し作戦は成功っと』




29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 23:36:52.26 ID:gK/KKilk0

和「じゃあ咲さん、いただきます!!」

咲「どうぞ、あんまりがっつかないようにね」

和「もちろん、咲さんの手作りしてるところを妄想しながらゆっくり食べますので大丈夫です」

咲「私的には大丈夫じゃないんだけどなー」

和「それじゃあ…」パクッ

和「!!!」ズキューーーン!!!

和「……」モグモグ





31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 23:39:35.91 ID:gK/KKilk0

咲「ど、どうかな和ちゃん?」

和「……」モグモグ

咲「和ちゃん?」

和「…うぅっ」ウルッ

咲「へっ!?」

和「なんちゅうもんを…なんちゅうもんを食わせてくれたんや…」

咲「なんか語尾がおかしくなってるけど本当に大丈夫なの!?」





32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 23:42:13.86 ID:gK/KKilk0

和「美味い、今まで食べてきたチョコのどれよりも美味い…」モグモグ

和「これからくらべたら他のチョコなんてカスや」

咲「い、いや褒めてくれるのは嬉しいけどどうしちゃったの」

和「そうや、これが咲さんの愛情の味なんや」

和「私の愛なんてこれに比べたらただしつこいだけの代物や」

和「嗚呼、まさに美味とはこのためにあった言葉なんやな」ゴックン

咲「えーっと、そこまで感動するものじゃないと思うんだけど」

和「しまった!!私とした事が…急いで反芻してまた味合わないと」オエッ

咲「汚いからやめて!!」




33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 23:45:45.17 ID:gK/KKilk0

和「はぁ…名残惜しいです」

咲「牛じゃないんだから反芻なんてしないでよ…」

和「けど、本当にありがとうございます。私なんかのために手作りチョコを作ってもらえるなんて…」

咲「別にいいって、和ちゃんにはいつもお世話になってるし、それにバレンタインだからね」ニコッ

和「……ええ、私決めました」

咲「決めたって何を決めたの?」

和「あのですね、本当はこのチョコの他に咲さんにプレゼントを用意してあったんです」

和「けど、これは流石に咲さんも戸惑うかと思ってまた次の機会にと考えていたんですが…杞憂でした」

和「だって咲さんはこんなにも私の事を思っていてくれたんです。咲さんのチョコからその思いは伝わりました」

咲「和ちゃん、思考がオーバーロードしてどこかいってるよ」





35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 23:48:54.20 ID:gK/KKilk0

和「そう、咲さんと私は今やかけがえのない縁で結ばれたのです!!」

咲「ねえ、お願いだから話を聞いてよ」

和「咲さんにも分かってもらえるようにアニメで例えるなら神無月の巫女のような仲です!」

咲「確かそのアニメって最後結構修羅場だったような気がするんだけど」

和「という訳で咲さん、これを受け取ってください!!」スッ

咲「こ、これって…」



さて、ここでアンケートです
のどっちは咲になにを渡したでしょう?
↓から選んでください。12時過ぎまでとりまして、多い方を投下させていただきます。
ちなみにどちらをとっても内容ははあまり変わりません
あと、何もない場合は作者が勝手に選びます

1カギ

2チケット




36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/13(水) 23:49:33.03 ID:Wf18CDZFo

1



40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 00:16:38.84 ID:myaBeFRb0

ありがとうございました、それでは1で



咲「これって…カギ?」カチャッ

和「はい、家の鍵です」

咲「家っていうと和ちゃんの家の事?そんな人の家の鍵をもらっても使い道もないし…」

和「いえ、私たちの家の鍵ですよ」

咲「…は?」

和「だから、私たちの家のカギですよ」

咲「私たちって、誰?」

和「もう、そんな意地悪しなくても…私と咲さんに決まってるじゃないですか!」

咲「…はぁぁぁぁ!?」





41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 00:18:41.85 ID:myaBeFRb0

和「やっぱり驚きましたよね、いきなり新しい家ができてたなんて」

咲「ゴメン、全然話が見えてこないんだけど」

和「では一から説明していきますね」

咲「嫌な予感しかしないけどお願いします」

和「まず基本的なことですが、私と咲さんとの仲はもう世界中が公認している事はご存知ですよね」

咲「どこの世界かな?少なくとも私の周りでは聞いた事が無いんだけど」

和「え、咲さんはテレビとか新聞とかでニュースを見ないんですか」

咲「いや見てるけど、そんなニュース聞いたことも見たこともないよ」

和「そうですか…咲さんの家ではとっている新聞が違うのかもしれませんね」

咲「ウチが間違ってるようにいってるけど、明らかに間違ってるのは和ちゃんの方だよね」





42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 00:20:40.16 ID:myaBeFRb0

和「まあその話は置いておきまして」

咲「放置しないで私の質問に答えてよ」

和「もはや切っても切れない私たちの仲ですが…一つ問題があります」

咲「もうこの話自体が大問題だよ」

和「私達はこんなにも親密なのに、家が別々だという事ですよ」

咲「うん、当たり前だね」

和「このままではいけない。たとえ咲さんがその状況を許して世界がそれを許さない、最悪これがまた争いを生むかもしれない…だから私は行動しました」

咲「流石だね、そんなぶっ飛んだ発想と行動は和ちゃんにしかできないよ」





44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 00:24:02.63 ID:myaBeFRb0

和「まず手始めに計画を進めるにあたっての資金を調達しました。先立つものがないと行動できませんし」

咲「まさか犯罪に手を染めたとか…!?」

和「そんなことしませんよ!私をそんなに悪人にしないでください!」

咲「だけどもう思考回路は悪人だと思うよ」

和「違います!ちゃんとしたFX取引ですよ」

咲「あー、結構話題になってるよね。自己破産が多いとかなんとか」

和「私がそんなヘマをすると思いますか?」

咲「…しないよね」





45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 00:26:18.07 ID:myaBeFRb0

和「それでとりあえず今まで貯めてた貯金の十万円を三千万円にしまして」

咲「さらっと言ってるけどとんでもないことしてるよね!?どうやってそんな簡単にお金が増やせたのさ」

和「どうやってと言われても…安い時に買って高い時に売っただけですよ」

咲「もうそれだけで生活出来るんじゃないかな?」

和「まあ麻雀に比べたら読みは簡単ですからね」

咲「うん、とりあえず和ちゃんは今すぐFXをしてる人達に謝ったほうがいいと思うな」





46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 00:28:51.18 ID:myaBeFRb0

和「こうしてまずは資金面は解決したのですが」

和「問題は…父の説得でした」

和「咲さんも知ってるとは思いますが、私の父はかなり厳格な人です」

咲「そうだね、ものすごく真面目な人だよね」

和「そんな父に家を離れたい…ましてや女の子二人だけで暮らしたいと言ったところで門前払いを喰らうだけ」

和「いえ、もしかしたら私たちの仲を裂こうとするかもしれません」

咲「まあ普通の親ならそうすると思うよ。別に和ちゃんのお父さんが特別だという事もないと思うんだけど」




47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 00:33:05.64 ID:myaBeFRb0

和「私たちの仲を裂く…考えられますか。もはやそれは恐怖政治以外の何物でもないですよ!?」

咲「確かに和ちゃんとはなれるのは嫌だけど…大げさなような」

和「だから私は父を説得するために、ある行動に出ました」

咲「いや、流石に和ちゃんでも無理だと思うんだけど」

和「古今東西、交渉を有利に進めるために色々な手段があったんですよ」

和「それは宴会であったり、賄賂だったり…そして、脅迫だったりしました」

咲「えっ、まさか自分の父親を脅したの!?」





48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 00:35:58.67 ID:myaBeFRb0

和「とりあえず私は父のいない間に父の部屋やパソコンを漁り、父の人には言えないような性癖を発見しました」

咲「うわぁ…最低だよ和ちゃん」

和「確かに最低だとは思いますけど、咲さんのためなら私はどんな汚名でも受けます!」

咲「そこは威張っていう所じゃいよね」

和「ちなみに父の性癖は×××や××××とかでして」

咲「いいよ言わなくて!今度からまともに顔を合わせられなくなっちゃうよ」

和「まあそれをチラつかせながら交渉した結果、一人暮らしが認められた訳です!!」

咲「…少しだけ、和ちゃんのお父さんに同情するよ」





50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 00:37:49.80 ID:myaBeFRb0

和「とはいっても父にはマンションの契約だけをやってもらっただけなんですが。家賃等は私が払うつもりだったので」

咲「で、これがそのマンションの鍵と」

和「はい、私と咲さんの新しい愛の巣ですね」

咲「分かった。じゃあこれは返すね」チャリン

和「…え、咲さん、今の話聞いてくれてました?」

咲「うん、けど結局の所は和ちゃんの家の鍵でしょ?そんなの私は受け取れないよ」





51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 00:39:32.20 ID:myaBeFRb0

和「もう、だから私と咲さんの家といっているじゃないですか」

咲「いやいやいや、私にはちゃんと帰る家もあるし、それに和ちゃんと2人暮らしとなったらものすごく嫌な予感もするし…」

和「じゃあ、この鍵は…」

咲「和ちゃんが持っておいた方がいいよ。ほら、一人暮らしだといつ何があるか分からないしね」

和「……」

咲「分かってくれたかな?」

和「はい、分かりました…」



ガスッ!





52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 00:41:33.09 ID:myaBeFRb0

~マンション~

和「けどなんだかんだ言いつつもやっぱり来てくれたんですね。本当に咲さんって素直じゃないです!」

咲「ごめん、いきなり頭を殴られたと思ったらここにいたんだけど」フラッ

和「頭を殴られたって…大丈夫ですか咲さん!!ちょっと見せてください」

咲「そしてこの態度というのがもうね」

和「ああ、ちょっと腫れてますね…けど、咲さんの髪の匂い」スンスン

咲「嗅がないで、近い、近いから!!」





53: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 00:43:39.64 ID:myaBeFRb0

和「はぁ、どんな香水よりも芳しいこの香り…ずっと虜にされていたいです」

咲「はぁ、いつの間に和ちゃんを魅了しちゃったんだろう」

和「咲さんはもっと自分のかわいらしさに自信を持つべきですよ」

咲「…そうなのかな?」

和「けどそうすると誰かに浮気しそうなのでそんなに自信を持たないでください」

咲「結局どっちなのさ」




54: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 00:45:15.65 ID:myaBeFRb0

和「まあそんな事を気にしててもしかないですよ。それよりも見てくださいこの窓から見えるこの景色!」

咲「窓…ってうわー高―い!!」

和「驚きますよね。ここは長野一高いマンションの最上階ですから」

咲「こんな所を借りたの和ちゃん。ずいぶん高そうだけど…」

和「いいんです。お金の事より私が気にしたのは防犯の事ですから」

咲「私の隣にその犯罪者がいるんだけど…」




55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 00:47:06.88 ID:myaBeFRb0

和「それより見てください!!大きなリビングやキッチン。バスやトイレもとっても素敵なんですよ」

咲「ウン、ホントウダネ、キレイキレイ」

和「おまけに防犯も玄関先での個人照合からオートロック等完璧です」

咲「スゴーイ、マヨッチャイソウダネー」

和「どうです、2人で住むには十分すぎると思いませんか?」

咲「ホントダネ、ジュウブンスギテワタシニハアワナイナー、ダカラカエリタインダケド」

和「もうっ、咲さんの家はここじゃないですか」

咲「アハハーソウイエバソウダッター」





57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 00:50:21.72 ID:myaBeFRb0

咲「というより学校に説明するのも大変だからさ、やっぱり一度帰らせてもらいたいんだけど」

和「大丈夫です、そういう手続きはすべて父にお願いしておきましたので上手くやってくれると思いますよ」

咲「けど、いくらなんでも無理があるんじゃ」

和「大丈夫です!私の父は敏腕ですからきっと何とかしてくれます」

咲「…け、けどほら私のお父さんも心配すると思うし」

和「それでしたら安心してください、もう話はしておきましたので」

咲「いつの間に!」

和「流石に私の話を聞いた時は激怒してましたけど…すぐに分かってくれました」

咲「良かった、お父さんはまともだったね!!けど、どうやって説得したの?」

和「別に、これといった事はしてませんよ。ただおまんじゅうを持っていっただけで」

咲「買収したの、ねえいくらで買収したのさ」




58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 00:52:57.63 ID:myaBeFRb0

和「まあ、そんな事どうだっていいじゃないですか」

和「咲さんはもうなにも悩む必要なんてないんですよ」

和「私と一緒にここで暮らして、ゆっくりと愛を育んでいきましょう」

咲「け、携帯電話携帯電話…」ガサガサ

和「ああ、電話の類はここにはないですよ」

和「咲さんを信用してない訳ではないんですが、万が一の事を考えさせてもらいました」

咲「」





59: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 00:54:37.44 ID:myaBeFRb0

咲「じゃあ、もう誰とも連絡は…」

和「いいじゃないですか、咲さんには私がいるんですから」

和「誰とも連絡が取れなくても、私は咲さんがいれば十分なんです」

咲「私は嫌だよ、そんなのは…」

和「お願いです咲さん。私だけを見てください」

和「私も咲さんしか見ません。だから、私だけを…」

咲「和ちゃん…」




60: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 00:56:17.30 ID:myaBeFRb0

咲「…ごめんね和ちゃん」

和「いいんです。咲さんが分かってくれればそれで」

咲「ううん、私が謝りたいのはそこじゃないの」

咲「これから和ちゃんと離れる事になるから…謝っておきたいな~と思ったんだ」

和「私と離れる?何を言っているんですか、誰もここには来ませんよ」

咲「いや、来ないんじゃない。来るんだよ」

和「来るって…誰が?」

ピーポーピーポー!キキーッ

和「!!こ、この音は!?」

咲「来たみたいだね。流石だよ」





62: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 00:58:31.14 ID:myaBeFRb0

和「何故です…まさか咲さんが呼んだんですか!?けど咲さんに外部との通信をとれるような手段は…」

咲「うん、私にはないよ。私にはね」

和「じゃあ何故?咲さんが気絶してる間に身体に発信機がついてないか確認したはず…なのになんで」

咲「和ちゃん。私の髪を見てもらえる」

和「咲さんの髪を…あっ!!!」

∠咲 ジャーン!!!

和「ま、まさかそれが…」

咲「うん、これが私の切り札。ここから連絡をとっていたんだよ」





63: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 01:01:51.20 ID:myaBeFRb0

咲「この∠咲はね、通信手段のほかに強力な発信機としての機能も付いているんだ」

咲「だからどこにいたとしても、必ずここに辿りつくんだよ」

和「なら…ならそれを切り離してしまえば!!」ギラッ

咲「無駄だよ和ちゃん?」

和「全ては私たちの未来のため…咲さん、ごめんなさい!!」ガッ

ジャキーーーン!!!

∠      咲





64: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 01:03:10.64 ID:myaBeFRb0

和「はぁはぁ、こ、これで…」

咲「あーあ、私は言ったよね」

∠咲 ニュイーン!

咲「無駄だってさ」

和「な、なんですか…こんなオカルト」

咲「ありえないよね。けどここにあるんだよ」

咲「もっともこの∠咲が使えるのは2人だけ、私とそれと…」

ダンダンダン!ケイサツデス、アケテイタダケマセンカ? ハラムラサーン!!

咲「どうやら来てくれたみたいだね」




65: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 01:05:14.25 ID:myaBeFRb0

和「そ、そんな…私のせっかくの計画が、未来のプランが」ガタガタ

咲「ごめんね和ちゃん。次はないかもしれないけど…」

和「そ、そんなの嫌です、そんなの…」

アイカギカリテキマシタ!ヨシ…トツニュウカイシ!! バターン

和「きゃあ!!」

照「咲!!無事か」

咲「お姉ちゃん!来てくれたんだね!!」




66: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 01:07:09.93 ID:myaBeFRb0

照「ああ、咲が∠咲を使うなんて滅多にないしな。それほど緊急だったんだろう」

照「しかし、警察を説得するのに時間がかかってしまってな。遅くなって本当に悪かった」

咲「お姉ちゃんが謝る事じゃないよ。それに、お姉ちゃんが答えてくれなかったら私…」グスッ

照「うん、今は私に甘えていいからな」

咲「お姉ちゃん…ありがとう」ダキッ!

照「ふふっ、咲はよく頑張ったよ」ナデナデ

和「こ、こんなオカルト…ありえませんわ」





67: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 01:10:11.50 ID:myaBeFRb0

警察「原村和だな、ちょっと話を聞きたいから来てもらえるか?」

和「いやっ!放してください!!私はただ咲さんと幸せな未来を…」

和「私は何も悪くない!!悪くないんです!」

警察「コラっ暴れるな!仕方ない…手錠を」

警察「ハッ!」ガシャ

和「ああ、咲さん、咲さーーーん!!」

警察「ここにいると更に悪化するかもしれないな。連行しろ」

警察「おい、さっさと歩かないか」

和「咲さーーーん!!!」





68: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 01:12:36.26 ID:myaBeFRb0

~ ~ ~

ピーポーピーポー!

咲「いっちゃったね」

照「ああ、というより咲の方は大丈夫なのか」

咲「うん、和ちゃんが大事に扱ってくれたみたいで怪我とかは何も…」

照「そうか…あいつなりに咲に気を使ってくれたみたいだな」

咲「そうだと思う。やり方は…怖かったけど」

照「原村和か…大会で見た時から何かが違うとは思っていたが、こんな凶行に出るとはな」





69: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 01:16:32.74 ID:myaBeFRb0

咲「…ねえお姉ちゃん。和ちゃんは私の事を愛してるって言ってたけど、人を好きになるとこんな事でも平気で出来るようになっちゃうんかな?」

照「さあな…ただ愛というのは人それぞれだ」

照「傍から見てたら冷めた関係に見えても、実は深く繋がった仲という場合もあるし、逆も然りだ」

照「もっとも、原村の愛の形には同意しかねるが」

咲「そっか…不思議なものだね」

照「いずれ私たちにも分かる時が来るのかもな」

咲「そうだね…っとそうだお姉ちゃん、これっ」ガサガサ

照「これは…?」

咲「へへっ、バレンタインチョコだよ。本当はお姉ちゃん用に用意してたんだけど」

咲「それは郵送で送っちゃったから、今渡せるのはこれ!先輩の渡す用のチョコだったんだけどお姉ちゃんが食べて!!」





71: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 01:19:43.68 ID:myaBeFRb0

照「いいの?私が食べちゃっても」

咲「いいよ!先輩にはまた違うのを用意するし、それに…」

咲「私がお姉ちゃんに出来るのはこれぐらいしかないからね!」

照「!!!」ズキューーーン!!

咲「?お姉ちゃん?」

照「な、何でもない…そ、それじゃあ、いただきます!」パクッ

咲「…どうかな、味の方は?」

照「美味しいよ。とっても」モグモグ

咲「本当!?よかった、お姉ちゃんに喜んでもらえて」

照「甘くてちょっとほろ苦くて…まるで咲みたい///」

咲「?」

照「…///」




72: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 01:23:33.31 ID:myaBeFRb0

照「ご馳走様。とっても美味しかったよ」

咲「良かった。お姉ちゃんに喜んでもらえて何よりだよ」

照「それじゃあ私からもお返しをするね…」ガサガサ

咲「えっ?お姉ちゃんも手作りチョコを作ったの!?」

照「違う、チョコじゃないけど…もっと重要な物」

咲「重要な物?」

照「うん、本当はこれを渡そうかどうしようか悩んだんだけど…ふっきれた」

咲「?何がふっきれたの」

照「姉妹とかそういう常識が。っとあったあった」ピラッ

咲「えっ、これって…」

照「うん、チケット。私のもあるよ」

咲「」




73: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 01:26:10.07 ID:myaBeFRb0

~ ~ ~

咲「……!!」ウーン

咲「む、無限ループ!?」ガバッ

咲「はー、はー。ゆ、夢かぁ…」

咲「時間は…まだ七時前」チラッ

2月14日 聖バレンタインデー

咲「そうか、今日はバレンタインか」

咲「だからあんな夢を見たんだろうな…完全な悪夢だったけど」

咲「ちょっと早いけど、支度しちゃおうかな」モソモソ





74: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 01:31:12.00 ID:myaBeFRb0

咲「よし!準備万端、ついでにみんなの分のチョコもオッケー」

咲「あとはお父さん用のチョコを置いていってっと…行ってきまーす!」ガチャッ

咲「うん、今日はいい天気だなー何かいい事がありそうだな」

咲「そういえばみんなチョコを持ってくるのかな」

咲「というより京ちゃんも逆に持ってきそうだなー優希ちゃんに言われたとかなんとかでさ」

咲「というか優希ちゃんは京ちゃんに渡すのかなー本命チョコ」

咲「どんなチョコがいいのかって結構前から悩んでたからね」

咲「幼馴染としては寂しいけど、2人には幸せになってもらいたいな」





75: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 01:32:52.67 ID:myaBeFRb0

和「咲さん。おはようございます」

咲「お、おはよう和ちゃん!?」ビクッ

和「?どうしたんですか咲さん、何か怯えてるように見えますが」

咲「な、何でもないよー気のせいじゃないかなアハハ」

和「…?おかしな咲さん?」

咲『あんな夢見た後だからまともに和ちゃんの顔が見れないよぉ』

和「それにしても今日はずいぶん早いですね、何か用事でもあるんですか?」

咲「ううん、今日はちょっと早く起きちゃったから早めに出てきたんだよ」

和「ああそうなんですか。この時間に咲さんがいるなんてちょっと珍しかったもので」





76: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 01:34:45.69 ID:myaBeFRb0

咲「そういう和ちゃんはいつもこの時間なの?」

和「いえ、今日は依頼していた荷物が届くので早めに学校に来たんですよ」

咲「ふーん…え、荷物?」

ヨット!フゥ、ワレモノチュウイデコノオオキサカヨ…イッタイナニガハイッテルンダ?

和「いけない、もう来てたみたいですね」スミマセーン!

アア、アナタガハラムラサンデスネー、ソレシジャアドコニハコビマショウカ?

咲「あ、あれって…」

ゴゴゴゴゴ…

和「ふうっ、とりあえず部室の方に運んでもらえば問題はないですね」

咲「の、和ちゃん…」ガタガタガタガタ

和「咲さん、どうしたんですか何か顔色が悪いみたいですが?」

咲「い、今の大きい荷物って…まさか」ビクッ!

和「えっ!?あー見えちゃいましたか、まあ仕方ないですね」

咲「あ、あああ…」ガクガクガクガク

和「ふふっ、咲さん」

和「今 日 は 何 の 日 で し ょ う ?」



カン!!





77: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 01:35:18.60 ID:myaBeFRb0

これでこの話は終わりです
いつもは平穏(?)なワハ衣を書いているのでたまにはぶっ飛んだ話が書きたくなったのでやってみました
全国の和ファンの皆様、本当に申し訳ございません!
一体いつから和=ガチレズピンクというあだ名がついたんでしょうか?
まあ公式もはっちゃけてるといえばはっちゃけてますけど



それではまた、次の作品で



ちなみに需要があるようならもう一つのチケットのも投下をさせますが、いかがでしょうか?





78: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/14(木) 01:38:32.14 ID:5ftkYXHzo

チケット編も頼む



81: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 22:53:09.10 ID:WshUSFd70

それではチケット編+をはじめていきます
場面としては>>35からの分岐となりますが、途中鍵の所と被る場所が出てきますがご了承ください
本当は昨日投下したかったんですが、落ちていて投下できず結果的に時期外れに…
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \




82: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 22:56:37.02 ID:WshUSFd70

咲「これは…何かのチケット?」ピラッ

和「はい、チケットです。私の分もあるんですよ」

咲「けどこれって何語かな。少なくとも英語じゃないよね」

和「正解です。これはロシア語なんですよ」

咲「そっか、ロシア語かー。それなら読めなくても仕方が無いよね」

和「そうですね。高校では英語しかやりませんし」

咲「…で、結局何なのこれは?」





83: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 22:59:19.95 ID:WshUSFd70

和「そうですね…咲さんはIPS細胞についてはご存知ですか?」

咲「ご存知も何も和ちゃんがいつも話してくれるから覚えちゃったよ。和ちゃんは同性同士でも子供ができるとかなんとかしか言ってないけど」

和「そうです。同性同士でも子供ができるというまさに夢の細胞なんですよ!!」

咲「けど実際それよりももっと重要な研究に使われると思うよ」

和「なにを言っているんですか?同性同士での妊娠以外に何かあるんですか?」

咲「たくさんあると思うよ。再生治療とか組織の復元とか」

和「…まあそんな事はどうでもいいんです」

咲「うん、とりあえずIPS細胞を研究してる人達に謝ったほうがいいね」





84: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 23:02:53.81 ID:WshUSFd70

和「そんな同性同士でも妊娠が可能になるIPS細胞にも、弱点があります」

和「それは…まだ研究が完全に終了していないという点です」

咲「そうだね、確実に進歩はしてるみたいだけどまだ実用化には至ってないしね」

和「いずれ出来るようにはなるとは思いますが…その時、私たちはどうなっているでしょうか?」

和「たとえ同性同士で妊娠ができるようになったとしても、それが三十年、四十年後だとしたら?」

和「果たして私たちは子供を産めるでしょうか」

咲「とりあえず誰の子とは考えないようにしても、年齢的に難しいと思うよ」

和「私もそう思います。例え産めたとしても危険度は跳ね上がる事でしょう」





85: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 23:04:59.83 ID:WshUSFd70

和「だから私は考え、そして閃いたのです!!」

和「研究に時間がかかるなら研究が終わるまで私たちが若いままでいれば問題はないと!」

咲「相変らず発想がぶっ飛んでるね、和ちゃん」

和「そんな訳で私はFX取引で稼いだお金を使いつつ、ロシア科学アカデミーと交渉したのです」

咲「さらっと言ってるけどものすごい事やってるね。けどまたどうしてそんなところと交渉したの?」

和「昔読んだマンガの中に、病気を治せる時代まで冷凍睡眠で眠り続ける人の話を読んだ事があったんですよ」

咲「ああ、ボンカレーはどう作ってもうまいのだで有名なマンガだね」





86: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 23:08:55.75 ID:WshUSFd70

和「その冷凍催眠を私たちにもしてほしいと交渉したんですよ」

咲「いや、あれはマンガの世界だから現実の世界じゃ出来ないと思うよ」

和「…はい、向こうも難色を示していました」

和「けど粘り強い交渉の結果、なんとか認めてくれたのです!!」

咲「一体何をやったのさ」

和「…日本円って、強力なんですね」

咲「うわー、最後はやっぱり買収なんだ」

和「まあむこうとしても極秘技術ですからね。そう大っぴらに公表できないんですよ」





87: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 23:13:58.40 ID:WshUSFd70

咲「じゃあこのチケットって…」

和「はい、ロシア科学アカデミー公認の冷凍睡眠装置の予約表です」

咲「はぁ…そうなんだ」

和「それじゃあ咲さん、行きましょうか?」

咲「行くって…どこに」

和「ロシアに」

咲「冷凍睡眠のため?」

和「もちろん」

咲「学校とかは、それに家族にあいさつとかはどうするの?」

和「咲さん…私たちは長い旅に出るんです。そんなこと気にしてたら何も始まりませんよ」





88: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 23:17:18.80 ID:WshUSFd70

咲「分かった。じゃあこのチケットは返すね」

和「え?」

咲「ゴメンね、私は今の人生を投げだしてまで若く生き続けたくはないんだ」

咲「和ちゃんがいなくなるのは寂しいけどそれは仕方ないよね」

咲「次に会う時は私はおばあちゃんかもしれないけど、その時まで元気でいるつもりだからさ!」

和「咲さん…」

和「あ、ごめんなさいさきさん、はんかちをだそうとしたらてがすべりました」グラッ

咲「大丈夫!?けどなんで急に、ハンカチを、出そうとし…た…」バサッ!

咲「…Zzz」

和「……」

和「…よし」




89: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 23:19:47.68 ID:WshUSFd70

~???~

咲「…うーん、ここは?」

和「あ、気がつきましたか」

咲「和ちゃん、いきなりで悪いんだけどなんで私は手足を拘束されてるの?」ガチャガチャ

和「気にしないでください」

咲「いや、気にするなというのが無理な話だよ」

和「大丈夫です。そのうち慣れますよ」

咲「じゃあこれはひとまず置いとくとして、ここはどこなのかな?」

和「ここですか、ここは豪華客船サントアンヌ号の一等客室です」

咲「そうなんだ、道理でちょっと揺れてると思ったよ」

咲「…で、なんでそんなポ○モンに出てきそうな豪華客船に私は乗ってるのさ?」




90: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 23:23:32.01 ID:WshUSFd70

和「決まってるじゃないですか。思い出作りのためですよ」

咲「思い出作り?」

和「ええ、だってこれから私たちは長い間眠る事になるんですよ?その前に少し世界を巡りたいと思いませんか?」

咲「私はそれより帰りたいよ」

和「大丈夫ですって、咲さん。世界を巡っているうちにそんな事は些細なことだって思えますから」

和「そして充実した気分のまま眠りにつき、起きた後は私たちの子供と遊ぶ日々…まるで夢のようですね」

咲「ごめん、悪夢にしか思えないんだけど」




91: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 23:25:54.72 ID:WshUSFd70

和「もう!ここまで来たんですから覚悟を決めてください!」

咲「自分勝手すぎるよ和ちゃん…」

和「大丈夫です、私はなにがあっても…咲さんの事を幸せにしてみせます!!」

咲「感動的な台詞だね。状況がこうでなかったらね」

和「まあ、あと数時間後には日本から出ますし、それまでゆっくりとしましょうか」

和「しかし不思議な物ですね、私と咲さんは出会ってまだそんな年月も経っていないのにまるで数千年の時を過ごしたように感じるなんて」

咲「少なくとも私はそんなに感じてないよ」

和「こういうのって確か…なんて言いましたっけ」

咲「妄想癖」

和「そうそうデジャブ…いえ、もしかしたら私と咲さんはもうどこかで出会っていたのかもしれませんね」

咲「妄想癖」

和「そして数千年の時を超えてまたここで出会った…これが運命というものなんでしょうか?」

咲「ダメだ、全く話を聞いてくれない」





92: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 23:28:52.40 ID:WshUSFd70

咲「そういえば、私の携帯電話とかは!?」

和「大丈夫です。私がちゃんと管理してますよ」

咲「それなら私たちがいなくなった事を心配して誰かが電話をかけてきてくれるかも」

和「ああ、携帯電話はこうして管理してますが…」

和「日本を離れる記念にバッテリーは投げ捨てておきました」

咲「」




93: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 23:30:27.69 ID:WshUSFd70

咲「じゃあ、もう誰とも連絡は…」

和「いいじゃないですか、咲さんには私がいるんですから」

和「誰とも連絡が取れなくても、私は咲さんがいれば十分なんです」

咲「私は嫌だよ、そんなのは…」

和「お願いです咲さん。私だけを見てください」

和「私も咲さんしか見ません。だから、私だけを…」

咲「和ちゃん…」

咲「…ごめんね和ちゃん」

和「いいんです。咲さんが分かってくれればそれで」

咲「ううん、私が謝りたいのはそこじゃないの」

咲「これから和ちゃんと離れる事になるから…謝っておきたいな~と思ったんだ」





94: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 23:36:21.35 ID:WshUSFd70

和「私と離れる?何を言っているんですか、誰もここには来ませんよ」

咲「いや、来ないんじゃない。来るんだよ」

和「来るって…誰が?」

ピーポーピーポー!キキーッ

和「!!こ、この音は!?」

咲「来たみたいだね。流石だよ」

和「何故です…まさか咲さんが呼んだんですか!?けど咲さんに外部との通信をとれるような手段は…」

咲「うん、私にはないよ。私にはね」

和「じゃあ何故?咲さんが気絶してる間に身体に発信機がついてないか確認したはず…なのになんで」

咲「和ちゃん。私の髪を見てもらえる」

和「咲さんの髪を…あっ!!!」

∠咲 ジャーン!!!





95: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 23:43:36.74 ID:WshUSFd70

和「ま、まさかそれが…」

咲「うん、これが私の切り札。ここから連絡をとっていたんだよ」

咲「この∠咲はね、通信手段のほかに強力な発信機としての機能も付いているんだ」

咲「だからどこにいたとしても、必ずここに辿りつくんだよ」

和「なら…ならそれを切り離してしまえば!!」ギラッ

咲「無駄だよ和ちゃん?」

和「全ては私たちの未来のため…咲さん、ごめんなさい!!」ガッ

ジャキーーーン!!!

∠      咲

和「はぁはぁ、こ、これで…」

咲「あーあ、私は言ったよね」

∠咲 ニュイーン!

咲「無駄だってさ」

和「な、なんですか…こんなオカルト」

咲「ありえないよね。けどここにあるんだよ」





96: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 23:48:45.87 ID:WshUSFd70

咲「もっともこの∠咲が使えるのは2人だけ、私とそれと…」

ダンダンダン!ケイサツデス、アケテイタダケマセンカ? ハラムラサーン!!

咲「どうやら来てくれたみたいだね」

和「そ、そんな…私のせっかくの計画が、未来のプランが」ガタガタ

咲「ごめんね和ちゃん。次はないかもしれないけど…」

和「そ、そんなの嫌です、そんなの…」

アイカギカリテキマシタ!ヨシ…トツニュウカイシ!! バターン

和「きゃあ!!」

照「咲!!無事か」

咲「お姉ちゃん!来てくれたんだね!!」

照「ああ、咲が∠咲を使うなんて滅多にないしな。それほど緊急だったんだろう」

照「しかし、警察を説得するのに時間がかかってしまってな。遅くなって本当に悪かった」

咲「お姉ちゃんが謝る事じゃないよ。それに、お姉ちゃんが答えてくれなかったら私…」グスッ

照「うん、今は私に甘えていいからな」

咲「お姉ちゃん…ありがとう」ダキッ!

照「ふふっ、咲はよく頑張ったよ」ナデナデ




97: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 23:54:54.85 ID:WshUSFd70

和「こ、こんなオカルト…ありえませんわ」

警察「原村和だな、ちょっと話を聞きたいから来てもらえるか?」

和「いやっ!放してください!!私はただ咲さんと幸せな未来を…」

和「私は何も悪くない!!悪くないんです!」

警察「コラっ暴れるな!仕方ない…手錠を」

警察「ハッ!」ガシャ

和「ああ、咲さん、咲さーーーん!!」

警察「ここにいると更に悪化するかもしれないな。さっさと連行しろ」

警察「おい、さっさと歩かないか」

和「咲さーーーん!!!」





98: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/15(金) 23:58:38.78 ID:WshUSFd70

~ ~ ~

ピーポーピーポー!

咲「いっちゃったね」

照「ああ、というより咲の方は大丈夫なのか」

咲「うん、和ちゃんが大事に扱ってくれたみたいで怪我とかは何も…」

照「そうか…あいつなりに咲に気を使ってくれたみたいだな」

咲「そうだと思う。やり方は…怖かったけど」

照「原村和か…大会で見た時から何かが違うとは思っていたが、こんな凶行に出るとはな」

咲「…ねえお姉ちゃん。和ちゃんは私の事を愛してるって言ってたけど、人を好きになるとこんな事でも平気で出来るようになっちゃうんかな?」

照「さあな…ただ愛というのは人それぞれだ」

照「傍から見てたら冷めた関係に見えても、実は深く繋がった仲という場合もあるし、逆も然りだ」

照「もっとも、原村の愛の形には同意しかねるが」

咲「そっか…不思議なものだね」

照「いずれ私たちにも分かる時が来るのかもな」





99: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 00:00:53.29 ID:UvM9c/M90

咲「そうだね…っとそうだお姉ちゃん、これっ」ガサガサ

照「これは…?」

咲「へへっ、バレンタインチョコだよ。本当はお姉ちゃん用に用意してたんだけど」

咲「それは郵送で送っちゃったから、今渡せるのはこれ!先輩の渡す用のチョコだったんだけどお姉ちゃんが食べて!!」

照「いいの?私が食べちゃっても」

咲「いいよ!先輩にはまた違うのを用意するし、それに…」

咲「私がお姉ちゃんに出来るのはこれぐらいしかないからね!」

照「!!!」ズキューーーン!!

咲「?お姉ちゃん?」

照「な、何でもない…そ、それじゃあ、いただきます!」パクッ

咲「…どうかな、味の方は?」

照「美味しいよ。とっても」モグモグ

咲「本当!?よかった、お姉ちゃんに喜んでもらえて」

照「甘くてちょっとほろ苦くて…まるで咲みたい///」

咲「?」




100: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 00:02:15.27 ID:UvM9c/M90

照「ご馳走様。とっても美味しかったよ」

咲「良かった。お姉ちゃんに喜んでもらえて何よりだよ」

照「…ゴメンね、咲。今まで冷たくしちゃって」

咲「いいよ、お姉ちゃんにも事情があるのが分かったし、それに今ではこうしていられるからそれで十分だよ」

照「咲…」

咲「けど豪華客船に乗っての旅行か~、今回みたいなのは遠慮したいけどいつの日かしてみたいよね」

照「咲は一人旅とかしてみたいの?」

咲「ううん、やっぱり一人旅だと寂しいから誰かと旅をしてみたいなーってね」





101: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 00:05:05.10 ID:UvM9c/M90

照「だ、誰かって…?」

咲「うーん、麻雀部のみんなとか、全国の大将戦で戦ったみんなとか、それと…」

咲「お姉ちゃんとの2人旅もいいかなーって」

照「!!!」

咲「まあ、しばらくはそんな事はできないけどね」

照「……」

咲「けど旅行ってさ、なんかこう憧れるよね。見知らぬ土地での出会いとか、そういうのってさ」





102: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 00:10:42.19 ID:UvM9c/M90

照「…ねえ咲、もし咲が良かったらなんだけどさ、私と2人旅をしてみない?」

咲「えっ!急にどうしたのお姉ちゃん?」

照「…私、いつの日か咲と旅行に行きたいと思ってて計画を立ててたんだ。ただ今まで咲に言う機会が無くて…どうかな?」

咲「行きたいに決まってるよ!!お姉ちゃんとの2人旅なんてした事ないもん」

照「良かった。じゃあ計画の方を進めておくね」

咲「けどそうするといつ行くのがいいのかな?やっぱりお姉ちゃんが卒業してからとかかな、それとも…」

照「ううん、違うよ?」

咲「それじゃあいつなn」



照「今」ガバッ



咲「!!!お姉、ちゃん…な、んで…」クラッ

咲「…Zzz」





103: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 00:12:57.92 ID:UvM9c/M90

照「……」

照「…原村和、本当に恐ろしい相手だった」

照「あいつが咲の事を狙っていたのは知っていたが、それにしてもまさか…」

照「私と同じ計画を立てていたとは予想できなかったな」

照「今の日本、いや世界では姉妹同士での婚約は不可能」

照「おかしいよね、2人が愛し合っていても姉妹というつながりだけで結婚ができない世界なんて」

照「更にまだ同性同士での妊娠も出来ない」

照「私たちがいる世界はここじゃないんだ、咲」

照「遠い未来、姉妹同士でも結婚ができて、同性同士でも子供ができる世界こそが私たちのいる世界なんだ」





104: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 00:15:20.29 ID:UvM9c/M90

照「それにしても、最大の障害となりそうだった原村をこういう形で除外できたのは幸いだったな」

照「もちろんいくつか対策をしておいたが、使わないに越したことはないしな」

照「やはり世界は私たちに味方してる…」

照「いや、世界は私たちの恋を叶えようとしてくれているんだ」

咲「…お姉ちゃん……」ムニャムニャ

照「ふふっ、咲。夢の中まで私と一緒にいたいのかな?」

照「そういう甘えん坊なところは昔から変わらないね」




105: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 00:17:11.52 ID:UvM9c/M90

ジリリリリリリ! マモナクシュッコウシマース!!

照「さて、出航か。そろそろ私達も乗り込まないと…」

照「あのね咲。咲のために最上級の客室をとってあるから2人でゆっくりと過ごそう」

照「それで世界中を回って、色んな美味しいものを食べて、色々と見て廻って、その思い出を楽しみながら眠りに着く…」

照「そして次に目が覚めた時、2人は何もかもから解放されるんだ」

咲「……Zzz」

照「…ねぇ咲」

照「こ れ か ら は ず っ と 一 緒 だ よ」



カン!




106: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土) 00:18:45.80 ID:UvM9c/M90

というわけでチケット編+照エンドが終わりましたが、いかがでしたでしょうか?
自分としてはヤンデレっぽいのが書けて満足です

それではまた 次の作品で


元スレ
SS速報VIP:和「咲さん!今日は何の日でしょう?」