SS速報VIP:ステイル「…何をやっているんだい?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1297003561/1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/06(日) 23:46:01.57 ID:e9xNWLYDO
ちょっとした小ネタです。
笑って見てください。
2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/06(日) 23:51:26.64 ID:e9xNWLYDO
インデックス「アルバイトなんだよ。しきょーひんのていきょうをしているんだよ!」フンスッ
ステイル「……」
インデックス「良かったら、一つ食べる?」
ステイル「………」
インデックス「とっても美味しいソーセージなんだよ!!」
ステイル「ああ…。一つ貰おう」ヒョイッ
ステイル「モグモグ…」
インデックス「どう?美味しい?」ニコニコ
ステイル「…とても美味しいよ」
インデックス「良かった~!」パアア
インデックス「何だかとっても難しい顔してたから、美味しくないのかと思っちゃったんだよ」ホッ
ステイル「そ、そうかい?」
インデックス「このソーセージはとっても美味しいんだよ!!私はいくつつまみ食いしたか分からないかも!!」
ステイル「…それじゃ、仕事にならないだろ?」
インデックス「えへへ、確かにそうかも。でも、本当に、ほっぺがとろける位に美味しいんだよ!!」
ステイル「…それじゃ、三袋貰おうかな」
インデックス「毎度ありなんだよ!あっ、でも二つずつの方が割引効いてお得かも!」
ステイル「…じゃあ、あと一つ」
インデックス「毎度ありなんだよ!!」
ステイル「ところで、上条当麻の奴は何処にいるか分かるかい?」
インデックス「えっ?とーまなら今品だしをやっているじゃないかな?野菜コーナーに回って見るといいかも」
ステイル「そうか…。どうもありがとう」
インデックス「いえいえ、また買いに来て欲しいんだよ」ニコッ
ステイル「…そうするよ」
とあるスーパーの野菜コーナー。
上条「~♪」ヒョイヒョイ
ステイル「……」ツカツカツカ
上条「おっ、ステイルじゃねーか?何時日本に来たんだ?」
ステイル「………」ギリッ
ステイル「貴様アアァ!!」グワシッ!
上条「えっ?えっ?なんなんだ急に!?」
ステイル「あの子に何て事をさせてるんだ!?」
上条「かっ、上条さんは何の事かさっぱり分かりませんよ!?」
ステイル「とぼけるなァ!!」
ステイル「あの子にあんな事させるとは…」ギリッ
ステイル「死を持って償わせて欲しいようだね…」
上条「ちょっ、ちょっと、何の事かさっぱり!?ちょっと、誰かー!?」
ステイル「吸血殺しの―」ボッ!
上条「ちょっ、バカ!こんなところで!?」
ステイル「紅じゅう「よしなさい!!」ゴン!
ステイル「ぬぐわあああ!!?」ジタバタ
「大丈夫ですか、上条当麻!?」
上条「今スゲー音がしたな、おい」
「私がついていながら、このような事に!!」
上条「いや、良いって…。まだ、何も起こってねーし…」
「で、でも!」
「私からも謝りますから!!」
「控えなさい。私から上条当麻に謝ると言ってるんです!!」
「そ、そんな!女教皇様、私も上条さんに謝ります!!」
「いえ、私が!」
「いえ、私が!」
ギャーギャー!!
上条「あー…」
上条「二人とも、本当に良いから…」
「「でも!!」」
上条「あー…」
「上条くん」
上条「あっ、何ですか、店長?」
店長「ちょっと、良いかな?」チョイチョイ
上条「は、はい」
「………」
「………」
「上条さん、呼ばれて行きましたね…」
「…そうですね」
「…ひょっとして、また私は上条当麻に迷惑をかけてしまったのでは!?」
「…それよりも、女教皇様」
ザワザワ…
「私たち、思い切り注目集めてません?」
「そっ、そんな事は!?」
ザワザワ…ナンダヨアノカッコウ…
「………」
「………」
ドッカノモデルカ…シャメトレシャメ
「…とっ、とにかく、場所を移しますよ!」
パシャパシャ
「はっ、はい!」
アッチモレベルタケー、パシャパシャ
「ほら、ステイル!何時までも悶絶してないで、行きますよ!!」
ステイル「じ、自分でやっといて…」ズキズキ
「ほら、さっさと来る!!」
ステイル「分かったよ…」イテテ…
とあるスーパーの裏―
上条「やれやれ、すっかり店長に絞られてしまった…」
「も、申し訳ありません上条当麻!!私はまた、貴方に迷惑を!!」ペコッ
上条「いや、そんなに大した事じゃねーから…」
「私も謝ります!!」ペコッ
「だから、それは私の台詞です!!」
上条「あー…、そんな事より、何で日本に来たんだ神裂、それに五和まで」
神裂「え~、何故私達が日本に来たかと言いますと…」
五和「実は、上「そんな事はどうでもいい」
上条「ステイル?」
ステイル「君は何であの子まで働かせているんだ!?」
上条「え~っと、それには止むを得ない事情がありまして…」
神裂「どの様な事情なんでしょうか?」
上条「えー、実はインデックスがこのあいだ、虫歯になったんだよ」
五和「虫歯、ですか?」
上条「そう、虫歯。それで、歯医者に行こうと思ったんだが、アイツ、保険入ってないだろ?」
五和「…確かに」
神裂「あの、」
上条「何だ、神裂?」
神裂「保険とは、一体なんでしょう?」
五和「…女教皇様、後で説明します」
神裂「?」
上条「それでさ、病院も実費になっちまって…」
五和「…それは大変でしたね」
神裂「…そうなんですか?」
ステイル「…君はもう少し、外の世界に触れるべきだね」
神裂「はぁ…」
上条「何とか、安くて良い病院は見つかったけど、結局金が足りなくてな」
五和「それで、一体どうしたんです?」
上条「小萌先生に建て替えて貰ったんだ」
ステイル「何をやってるんだ、君は…」ハァ…
上条「それで、小萌先生に建て替えて貰った分と、今月の生活費を稼ぐ為、ここでバイトをしてるって訳だ」
五和「そうだったんですか…」
神裂「そんな事情があったなんて…」
ステイル「でも、だからと言ってあの子にまで働かせる事はないだろ…!?」ギリッ
上条「いや、俺もそう思ったんだけど、インデックスが是非やりたいって引かねーし、小萌先生も、昼間っからダラダラしてるよりかは働かせろってたしな」
神裂「なるほど…」
五和「そうだったんですか…」
ステイル「…それでも僕は納得出来ないけどね」
上条「そういや、何で来たんだ?」
ステイル「…君に話す必要はない」
上条「…まさか、魔術士か!?」
神裂「あー、何と言うか…」
五和「そういうのではないんですけど…」
上条「?」
インデックス「とーまー!休憩終わりなんだよー」
上条「分かった、インデックス。そんじゃ、何かあったら連絡してくれ。直ぐに駆けつける」
上条「そんじゃな」
神裂「あっ、上条当麻!?」
五和「行ってしまいましたね…」
ステイル「ふんっ…」スパーッ
五和「上条さん達と一緒に遊びに行こうと思ってましたけど…」ハァ…
神裂「…先に予定を聞いておくべきでしたね」
五和「チケット、どうしましょう…」
ステイル「そんなもの」ヒョイッ
ステイル「こうすれば、良いだけだ」ボッ
五和「あっ!?」
神裂「ちょっ、ちょっとステイル!?」
ステイル「何だい?二人の予定が空いてない以上、こんなもの不要だろ?」
神裂「だ、だからって!?」
ステイル「さあ、さっさとロンドンに帰ろう。この街は好きにはなれない」
神裂「ステイル…」
五和「どうします、女教皇様…?」
神裂「ど、どうしますって言われても…」
五和「ステイルさん、今回の事、凄く楽しみにしてたみたいだから…」
神裂「はい…」
ステイル「………」プカーッ
神裂「…仕方ありません。ここは、私が何とかしましょう」
五和「…何か、宛てでもあるんですか?」
神裂「…その事ですが、五和」
五和「はい?なんでしょう?」
神裂「私と一緒に地獄の底まで来てくれませんか?」
神裂「…お願いします、五和」
五和「女教皇様…」
五和「…分かりました。この五和、お供させていただきます!!」
神裂「…ありがとう、五和」ニコッ
五和「そっ、そんな!ありがとうだなんて…」
五和「でも、女教皇様。具体的には何をなされるおつもりなんですか?」
神裂「…ある男の力を借ります」
神裂「その男の力を借りれば、必ず、ステイルの願いを叶えられるはず…」
神裂「そのためには、五和」
五和「はっ、はい!?」
神裂「貴方の力を借りる事にもなります」
五和「はい!」
五和「私、頑張ります。頑張って、ステイルさんの願いを叶えてあげます!」
神裂「ええ、頑張りましょう、五和」ギュッ
五和「ぷ、女教皇様!?おっ、御手を!?」カァァ
神裂「頑張って、ステイルの願いを叶えましょう!!」
五和「…はい!!」
………
ステイル「…それで、二人に聞きたいんだけど」
神裂「なんでしょうか、ステイル?」
ステイル「何で、僕達はこんな格好でこんな場所にいるのかな?」
神裂「何でって、決まっているでしょう」
神裂「今日からアルバイトをするんですよ」
ステイル「アルバイトって、何でまた急に…」ハァ…
五和「あ、あの、社会勉強ですよ!ねぇ、女教皇様!?」アタフタ
神裂「そ、そう、社会勉強ですよ!」アタフタ
ステイル「…僕には、君達二人が何か企んでいるように思えるんだけど」
神裂「そ、そんな事ありません!」アタフタ
五和「そ、そうです!考え過ぎですよ!?」アタフタ
ステイル「とてもそんな風には見えないけど」
五和「そっ、それよりも、そろそろ時間ですよ!」
神裂「そっ、そうです!私語は慎みましょう!」
ステイル「やれやれ…」フゥ…
………
「よーし、みんな。揃ってるかにゃー?」ニヤニヤ
ステイル「……これはどういう事なんだい、神裂?」
神裂「あ、いえ、流れ的にはここで上条当麻が出てくるものだと思ってまして…」
「にゃー?そいつは無理ってもんだぜ、ねーちん?まだまだ、素人の上やんに後輩の面倒はみきれねーぜよ」
ステイル「だからって、君が出てくるとは思っても見なかったよ、土御門」
土御門「にゃっはっはっー!!これはキツイ一言ぜよ。まぁ、お互い顔見知り通しなんだし、今更自己紹介とかは無しにするぜい」
神裂「はぁ…」
土御門「そんじゃ、短い間だけど、トレーナーとしてビシバシやっていくから、宜しく頼むぜい」
神裂「はぁ…」
土御門「返事は、はい、だ。分かったか!?」
神裂「……」
ステイル「……」
五和「……」
土御門「返事は!?」
ステイル「はい」
五和「はいっ」
神裂「はっ、はい!」
土御門「んー…、まぁ、やや不満は残るがまあいい」
土御門「次に、本店の誇る優秀な店員を紹介しておく」
五和「あの、女教皇様」ヒソヒソ
五和「あてって、土御門さんの事だったんですか?」ヒソヒソ
神裂「はい、そうですけど…」ヒソヒソ
五和「最早、嫌な予感しかしませんけど…」ヒソヒソ
神裂「…反省してます」ヒソヒソ
土御門「そこっ、無駄口叩くな!!」
土御門「そんじゃ、ちょっと来てくれー」
「はーい」
土御門「それじゃ、紹介する。この店でナンバーワンの販売員―」
「インデックスなんだよっ」エヘンッ
土御門「因みに、魔法名は―」
「「「それは、いい」」」
土御門「そんじゃ、ステイルの面倒を見てやってくれ」
インデックス「分かったんだよ。よろしくね、ステイル」ニコッ
ステイル「あ、あぁ。こちらこそ、宜しく…」
インデックス「そんじゃ、今日は手取り足取り、一から教えてあげるんだよ。がんばろうね」
ステイル「…ああ!」
インデックス「返事は、はい、なんだよ?」クスッ
ステイル「はいっ!」
土御門「うむ。大変素直で宜しい。じゃあ、後は頼んだぜいー」
インデックス「まっかせるんだよ!」
土御門「じゃ、宜しくー」
インデックス「うんっ。行くよ、ステイル!」
ステイル「ああ」
インデックス「返事は?」
ステイル「はいっ」
土御門「…これで良かったのかにゃー、ねーちん?」
神裂「…ご協力感謝します」
土御門「全く、急に力を貸して欲しいってから、何事かと思ったんだぜい」
神裂「……」
土御門「まっ、この程度の事は土御門さんにとっちゃあ、お茶の子サイサイぜよ」
土御門「そんじゃー、二人にも頑張って貰うぜい」ニヤッ
五和「あ、あの、私達は何を…」ビクビク
土御門「二人にゃー、牛乳の試供品の提供をして貰う」
神裂「あ、あの、それはどういった…」
土御門「簡単に言えば、新製品をみんなに飲んで貰いますたい」
神裂「それくらいでしたら…」
土御門「ただし」
神裂「?」
土御門「スポンサーの指示には従って貰うがな……」ニタリ…
神裂「……」
五和「……」
((いっ、嫌な予感しかしない…!!))
インデックス「それじゃー、ステイル。さっそく説明するんだよ!」
ステイル「あぁ、宜しく頼むよ」
インデックス「…ムーッ!!」プクーッ
ステイル「…お願いします」
インデックス「よろしい」ムフーッ
インデックス「ここじゃ、わたしの方が先輩なんだからねっ」
ステイル「はいはい、言葉遣いには気をつけるよ」
インデックス「はい、は一回!」ムキーッ
ステイル「はい」フゥ…
インデックス「元気良く!!」
ステイル「はいっ!」
インデックス「よろしい」
インデックス「それじゃあ、お仕事の説明をするんだよ」
インデックス「まず 、しきょうひんのふくろを開けます」
ステイル「ふむ」
インデックス「これを一口大に切って…」トントン
ステイル「ほう」
インデックス「このお皿に置いていく」ヒョイヒョイ
ステイル「なるほどね」
インデックス「そして、ここからが本番なんだよ。これを、お客さんに、『こちら、新製品です。お一ついかがですか』」ニコッ
ステイル「おおっ…!」ゴクリ…
インデックス「ほら、やってみて」
ステイル「ああ…、こうかな?」
ステイル「こちら新製品です。お一ついかがですか?」ニヤリ
インデックス「……」
ステイル「?どうしたんだい?」
インデックス「…笑顔のあとの擬音がおかしいかも…」
インデックス「もうちょっと力を抜くんだよ」
インデックス「こういうふうに」
ニコッ
ステイル「おおっ…」
インデックス「簡単でしょ?」ニコッ
ステイル「……」ポーッ
インデックス「どうしたの?」
ステイル「…いや、良い笑顔だと思ってね」
インデックス「!?もう、からかわないで欲しいかも!!」プンプン
ステイル「僕としてはからかったつもりはないんだけどね…」ニコッ
インデックス「そうっ、今の笑顔なんだよ!!」
ステイル「今の?」
インデックス「うんっ!すっごく良い笑顔だったよ!!」
ステイル「そ、そうかな?」
インデックス「うんっ!やれば出来るんだよ!!」
インデックス「さあ、この調子でがんばろうね!!」
ステイル(…そういえば、この子とこういうふうに一緒に作業するなんて、何時ぶりだろうか…)
ステイル(考えれば、僕は君を守ると言いながら、君との触れ合いをずっと拒否していたんだね…)
インデックス「どうしたの、ステイル?」
ステイル「いや、少し考え事をしていたんだ…」
インデックス「?」
ステイル「いや、大した事じゃないんだ。さあ、頑張ろうか」
インデックス「うんっ!張り切っていくんだよ!!」
五和「…なんだか、良い雰囲気ですね」
神裂「ええ、私も思い切った甲斐がありました…」
土御門「さーて、感慨に耽っているとこ悪いんだがにゃー…」ニヤリ
土御門「そろそろ二人にも働いてもらうぜい」
神裂「五和…」
五和「覚悟は出来てます…」
神裂「ありがとう、五和…」
神裂「さあ、土御門!矢でも鉄砲でも持って来なさい!!」キッ!
土御門「にゃー…。そんなに気張らなくても良いんだぜい?」
神裂「どっ、どういう事ですか…」
土御門「ほら、あっちの」チラッ
…ボク、コレアゲル。…アリガトー。
神裂「…あの着ぐるみがどうしました?」
土御門「今回の新製品も、あーいうタイアップキャラクターがついていてな」
土御門「ズバリ、二人にはそのキャラクターの衣装を着て欲しいんだぜい!!」
神裂「…は?」
五和「それだけ、なんですか?」
土御門「うん、それだけ」
五和「なんだかほっとしました~」ホッ
神裂「…まあ、それくらいならば…」
土御門「神に誓って、二言はないにゃー?」
神裂「はい。ありませんが…」
土御門「にゃ~。そいつは素晴らしい」
土御門「では早速、部屋に衣装が置いてあるから、着替えてきて欲しいにゃー」
神裂「分かりました。では参りましょう、五和」
五和「はいっ」
バタン…。
土御門「………」
土御門「…計画通り」ニヤリ
…
インデックス「ありがとうございましたー」
ステイル「…凄いね、本当に良く売れていく」
インデックス「そうかな?」
ステイル「あぁ。飛ぶように売れるとは、まさにこの事だね」
インデックス「でも、今日はちょっと調子がおかしいんだよ」
ステイル「そうなのかい?」
インデックス「何時ももっと早く売れるのに…」
ステイル「…それなんだけど」チラッ
インデックス「なに?」
ステイル「あっちに妙な人だかりがあるね」
インデックス「…本当だ」
神裂「ちょっと、土御門!これ、どういう事なんですか!?」
土御門「おぉーっ、さっすがねーちん。良く似合ってるぜい!」グッ!
神裂「そうじゃなくて!」
神裂「何でこんな格好なんですか!?」
土御門「何って、牛乳の国の妖精さんのコスチュームだにゃー」
土御門「因みに、名前はまだない」
神裂「そんな事はどうでも良くて!?」
五和「これは、想像以上に際どい格好です…」
土御門「にゃー。ねーちんの尻を強調するタイプ」
神裂「んな!?」
土御門「五和の腰のくびれを強調するタイプ」
五和「はいっ!?」
土御門「そして、コスチュームのコンセプトである胸の谷間…」
ぷるんっ
土御門「さいっこうだ…。最高なんだぜい、二人とも!!!」
五和「あの、まさか…」
土御門「そう、二人にはそのキャラクターで、新製品のピーアールをして貰うぜい!」バーン!
神裂「…!?土御門、ふざけるのもいい加減に…!」
土御門「さっき、神に誓ったのは、何処の誰だったかにゃー?」ニヤニヤ
神裂「ぐっ…」
神裂「こんな事なら神に誓うんじゃなかった…」グスッ
五和「女教皇様…」スッ…
神裂「五和…」
五和「二人でなら、この困難も乗り切れます!二人で頑張りましょう、ね?」ニコッ
神裂「…そうですね。二人ならば、きっと乗り切れます!頑張りましょう!!」
土御門「にゃー。女の友情、美しいんだぜい」パチパチ
神裂「土御門ォ…!」ギリッ
五和「…私達は負けません。どんな事があろうとも…」
神裂「私達の絆、見せてあげます!!」
土御門「それは頼もしいんだぜい。それじゃ、これから三日、その格好で宜しく頼むんだにゃー」
神裂「え…?」
五和「あ、あの、今なんて…」
土御門「だーかーら、三日間、その格好で宜しく頼むだにゃー」
「「えええっっ!!?」」
神裂「みっ、三日間も!?」ガーン!
五和「早速、心が折れそうです…」トホホ…
インデックス「いらっしゃいませー。お一ついかがですかー?」
姫神「今日のおすすめはどれ?」
インデックス「あー、あいさー!!」
姫神「こんにちは。今日も。晩御飯買いに来た」
インデックス「毎日来てくれて嬉しいんだよ!」
姫神「今日のおすすめは何?」
インデックス「んーとね、今日は牛肉の切り落としがおすすめかも。もうすぐタイムサービスなんだよ!」
姫神「本当。なら、急がないと」イソイソ
姫神「じゃあ。後で」テクテク
インデックス「ありがとうございますなんだよー」
ステイル「…今の娘は?」
インデックス「あいさって言うんだよ。わたしのともだちなんだよ!」
ステイル「ふーん。友達、ね…」
インデックス「あ、また、次のお客さんがきたかも!」
打ち止め「わーい。今日も来たよって、ミサカはミサカはあなたの胸にダイブしてみたり!」
インデックス「いらっしゃいませ、なんだよ!」ダキッ!クルクル
一方通行「…はしゃぎ過ぎなンだよ、クソガキ」
インデックス「いらっしゃいませ、なんだよ!!」
一方「…おゥ」
一方通行「ンで、今日のおすすめは何だ?」
インデックス「今日は牛肉のヒレに良いのが入っていたんだよ!」
一方通行「そォか」
インデックス「それに、缶コーヒーの新製品が安くなってたかも」
一方通行「ほゥ…」ニタァ
インデックス「それに、スイーツのコーナーにお買い得品が出ていたんだよ!」
打ち止め「えーっ!あなたからの情報にミサカはミサカは、スイーツへのあふれる思いを隠しきれない!」
打ち止め「ねーねー、早く行こうよーって、ミサカはミサカはアナタの重い足取りを催促してみる!!」グイグイ
一方「引っ張ンな、クソガキ」
一方通行「そンじゃあな」
インデックス「ありがとうございました、なんだよ!」
打ち止め「またあとでねって、ミサカはミサカはあなたにアイサツ!」ウズウズ
一方通行「おら、行くぞォ」
打ち止め「わーい!」
一方通行「だから、走ンなって」
ステイル「…あの二人も友達かい?」
インデックス「そうなんだよ!兄妹みたいに仲が良い二人なんだよ!」
ステイル「そうなんだ…」フーン…
小萌「あれっ?ステイルちゃんじゃないですか?」
インデックス「いらっしゃいませ、なんだよ小萌!」
小萌「今日も頑張ってますね。先生は嬉しいのです!」
インデックス「えへへ」
小萌「ところでシスターちゃん、どうしてステイルちゃんもいるのです?」
インデックス「ステイルは今日からアルバイトなんだよ。ねー、ステイル?」
ステイル「あ、ああ。その通りだ」
インデックス「それで、今日はわたしが色々教えてあげてるんだよ!」
小萌「…それは素晴らしい事なのです!」ジーン
インデックス「そ、そうかな」テレテレ
小萌「そうですよ!」
小萌「それじゃ、ステイルちゃん。シスターちゃんの言う事をちゃんと聞くのですよ?」
ステイル「分かっているよ」
小萌「それじゃ、先生は行きますよー?」
インデックス「こもえ、今日のおつまみはアタリメがいいかも!」
小萌「耳寄り情報ありがとうございます、シスターちゃん」
インデックス「ありがとうございました、なんだよー」
ステイル「………」
とあるスーパーの喫煙スペース
ステイル「………」カチッ
ステイル「………ふぅ」スパー…
ステイル「………はぁ」
小萌「あれっ、休憩なのですか、ステイルちゃん?」
ステイル「うん、そうだけど…」スパー…
小萌「あーっ、またタバコなんて吸って!!没収します!」プンプン
小萌「……なんだか、元気がありませんね」
ステイル「…そんな事ない」
小萌「もし良ければ、先生に話してくれませんか?」
ステイル「…は?」
小萌「もし、良ければですけど…」
ステイル「………」
小萌「あ、あの」
ステイル「…もし、例えばだよ」
小萌「は、はい!!」
ステイル「自分の、とても大事な人がいて、その人の事を何でも分かってるつもりだった…」
小萌「は、はい」
ステイル「でも、実はそれは一人よがりで、その人の事を何も知らなかった、いや、理解したつもりだったんだ…」
小萌「ステイルちゃん…」
ステイル「でも、自分はその人の事を何も分かってない、理解しようとしていなかったと気付いた時、人はどんな気持ちになるんだろうね…」
小萌「………」
ステイル「…何を言ってるんだろうね、僕は」
ステイル「さて、そろそろ戻る事にするよ」
小萌「…あ、あの、ステイルちゃん」
小萌「私はあまり、こういう事に詳しくないですから、あまり大した事は言えません…」
小萌「けど、思うんですっ。その人の事を知らなかったと思うんじゃなくて、これからその人の事をもっと好きになる事ができるって、思いません…?」
小萌「そりゃ、少しはショックを受けましたですよ。でも、そこで立ち止まったり、嫌いになるなんて考えもしませんでしたよ?」
ステイル「…何か、恋する乙女の台詞だね」
小萌「あわっ!?先生は、こっ、恋なんてしてませんですよー!?」
ステイル「そうかな?」
小萌「そうです!全く、ステイルちゃんは意地悪なのです!!」プンプン
ステイル「はいはい…」クスッ
ステイル「それじゃ、そろそろ時間だから戻る事にするよ」
小萌「そうなのですか?お仕事頑張って下さいー」ニコッ
ステイル「ああ、頑張るよ」
ステイル「それじゃ…」
………
ステイル「その人の事をもっと好きになるチャンス、か……」
―とあるスーパーの試飲会
神裂「あ、あのこれ新商品です、きゃあっ!?」ペロンッ
五和「お、お一ついかがですか…、ひぃん!?」ナデリ
神裂(だ、大丈夫ですか、五和!?)ヒソヒソ
五和(ううっ、辛いけれど頑張ります)ヒソヒソ
神裂(でも、なんだってこんな黒山の波が!?)
五和(おかげで、あちこち触られ放題です…)
フヒヒヒヒヒヒ…
客「おい、こっちにも一つくれよ」ニマニマ
神裂「か、かしこまりまし、きゃあ!」
パシャ…
客「おい」
神裂「は、はい…」
客「何、人の服にかけてくれてんだよ!?」
神裂「申し訳ありません!直ぐに替えのお召しものを!!」ペコペコ
五和「私、取ってきます!」タッ!
客「おい、何逃げようとしてんの?」
五和「えっ?」
神裂「この娘は替えのお召しを取りに…」
客「だから、誰の許可もらってんの!?」
客「大体さー、アンタ。誠意ってのが足りなくね?」
神裂「誠意、ですか…?」
客「そ。人の服、濡らしといてよォ…。訳分かんね」
神裂「だ、だから、それは謝って!?」
客「だから、そういう態度かムカつくんだよ!!」パシャッ!
五和「きゃ!?」
神裂「いっ、五和!?」
客「あーあ、濡れちゃった」ニマニマ
五和「…私、着替えてきます」トボトボ
客「だから、何処行くの?」
五和「こ、更衣室に…」
客「誰が許可したの?」
五和「え…?」
客「着替えりゃいーじゃん、ここでさ」
オー!!パチパチパチッ!!
五和「そ、そんな!?」
客「いーじゃん?脱げよ、ストリップ!!」
ハイ、ストリップ!ストリップ!!
神裂「あなた、いい加減に…!」
客「あーあ、出てきたよ、空気読めないの」ヤレヤレ
客「大体、オメーがこぼしたのが原因なんだべ?」
神裂「くっ…」
客「じゃあさ、オメーが責任取って脱げよ!!」
ヌーゲ!ヌーゲ!!ヌーゲ!!!
神裂「…分かりました」
五和「ぷ、女教皇様!?」
神裂「代わりに、この娘には手を「いい加減にしなさいよ、アンタら」
客「…なんだ、テメー?」
「どうだって良いでしょ?アンタら、よってたかって女の子苛めて楽しいの?恥ずかしいっ」ケッ
客「なんだオメー?何か関係あんのか?」
「あるわ」
客「あぁ!?」
「見ててウザい」
客「…は?」
「サイッコウに不愉快!!」
五和「あ、あの、その辺りで…」
「何で?コイツらは引けば引くほどつけあがんの。コイツの頭にはせいぜい田舎みそに似た何かしか詰まってないんだから」ハッ
客「プチッ」
ブゥン!
「おっと」
パシッ
「何やってんだ、ビリビリ」
五和「あ、あなたは…」
神裂「か、上条当麻!!」
客「…何、お前。つーか、手離せよ」
上条「やだ」
ボコッ!
「「「あっ!?」」」
客「…手、離そうね」
上条「えー…。やだ」
ガスッ!
客「おい、[ピーーー]ぞ?」
御坂「ちょっと、いい加減に!?」
スッ…
上条「いいから、手を出すな…」
神裂「か、上条当麻…」
五和「上条さん…」
チョット、ヤバクネ?アイツ、コロサレンゾ…
ザワ… ザワ…
御坂「アンタら、好き勝手に…」ビリビリ
五和「…女教皇様」
神裂「…今は上条当麻を信じましょう」
五和「…はい!」
上条「…いいぜ『チンピラ』」
チンピラ「あっ?って、俺の表記がチンピラに!?」
上条「テメーが、好きにこの店で暴れるって言うのなら、それが許されると思っているのなら」
上条「まずは、その幻想ごと―」
上条「―ブチ[ピーーー]!!!」
……
土御門「それじゃー、今日一日ご苦労だったんだぜい」
ステイル「ふう…」
インデックス「疲れたんだよー」ノビー
神裂「全く…」
五和「酷い目にあいました…」
上条「………」
ステイル「…奴はなんで黄昏てるんだい?」
インデックス「んーとね、最後の決め台詞に「ピーーッ」音が入って、色々台無しになったからなんだよ!」
ステイル「成程ね…」
上条「………不幸だ」
神裂「って言うか、土御門。貴方見てましたよね?」
土御門「なーにをだにゃー」ピーヒョイ
神裂く「…!?白々しい!!もし、あの少女と上条当麻が助けに来なかったらどうなってたと思います!?」
土御門「ねーちんのストリップが拝めたぜよ」
神裂「プチッ」
神裂「七閃」
ズバアッ!
土御門「なっ!?ねーちん、ちょっと落ち着いて!!」
神裂「逃がすかあああ!!」
土御門「ぎいやあああ!!!」
ステイル「…おそらく、ほっとけば全員が肉塊に変わってたね」
インデックス「同感なんだよ…」
インデックス「そういえば、短髪は?」
五和「外で待ってもらっています」
御坂「へくちっ」
神裂「今日助けてもらったお礼に、食事を振る舞う事にしたんです」フーッフーッ
土御門「ソイツは結構な事だぜい」ヒーッヒーッ
土御門「なら、早く片付けねーと」
神裂「…チッ」
土御門(マジでねーちんにやられるとこだった…)
土御門「それじゃー、そろそろ行くかにゃー」
インデックス「わたしはもう少しかかるかも…」
土御門「にゃー。だったら、ステイルも一緒に手伝ってやれ」
ステイル「ああ、構わないが…」
土御門「それじゃー、他のメンツは出発だぜい」
ゾロゾロ…
土御門「…しっかりな、ステイル…」
ステイル「…とは言ったものの、二人だと何をしゃべっていいか分からない…」
ステイル「とんだ臆病ものだよ、僕は…」
インデックス「どうしたの、ステイル?」
ステイル「いやっ」ドキッ
ステイル「何でもないよ」
インデックス「そう?だったら行こっ。片付けも終わったし、お腹ペコペコなんだよっ」グイッ
ステイル「ああ。なら、行こうか」
…
ステイル「結局、ろくな事は喋れなかったが、それでも貴重な時間だった」
ステイル「こんな風にたわいもない雑談をこの子と出来るなんて、何時ぶりだろうか…」
ステイル「それに、時間なら、まだある」
ステイル「この子の事を知っていく時間。そして――
この子を好きになっていく時間」
終わり
終わりです。ステイル達がバイトする、というだけの話でした。
色々至らない点が多く、申し訳ありませんでした。
また、応援、本当にありがとうございました。
それでは、またお会いできればと思います。
元スレ
インデックス「アルバイトなんだよ。しきょーひんのていきょうをしているんだよ!」フンスッ
ステイル「……」
インデックス「良かったら、一つ食べる?」
ステイル「………」
インデックス「とっても美味しいソーセージなんだよ!!」
ステイル「ああ…。一つ貰おう」ヒョイッ
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/06(日) 23:57:42.99 ID:e9xNWLYDO
ステイル「モグモグ…」
インデックス「どう?美味しい?」ニコニコ
ステイル「…とても美味しいよ」
インデックス「良かった~!」パアア
インデックス「何だかとっても難しい顔してたから、美味しくないのかと思っちゃったんだよ」ホッ
ステイル「そ、そうかい?」
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 00:02:43.56 ID:KL+5IR0DO
インデックス「このソーセージはとっても美味しいんだよ!!私はいくつつまみ食いしたか分からないかも!!」
ステイル「…それじゃ、仕事にならないだろ?」
インデックス「えへへ、確かにそうかも。でも、本当に、ほっぺがとろける位に美味しいんだよ!!」
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 00:08:00.69 ID:KL+5IR0DO
ステイル「…それじゃ、三袋貰おうかな」
インデックス「毎度ありなんだよ!あっ、でも二つずつの方が割引効いてお得かも!」
ステイル「…じゃあ、あと一つ」
インデックス「毎度ありなんだよ!!」
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 00:13:52.23 ID:KL+5IR0DO
ステイル「ところで、上条当麻の奴は何処にいるか分かるかい?」
インデックス「えっ?とーまなら今品だしをやっているじゃないかな?野菜コーナーに回って見るといいかも」
ステイル「そうか…。どうもありがとう」
インデックス「いえいえ、また買いに来て欲しいんだよ」ニコッ
ステイル「…そうするよ」
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 00:25:09.21 ID:KL+5IR0DO
とあるスーパーの野菜コーナー。
上条「~♪」ヒョイヒョイ
ステイル「……」ツカツカツカ
上条「おっ、ステイルじゃねーか?何時日本に来たんだ?」
ステイル「………」ギリッ
ステイル「貴様アアァ!!」グワシッ!
上条「えっ?えっ?なんなんだ急に!?」
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 00:33:00.42 ID:KL+5IR0DO
ステイル「あの子に何て事をさせてるんだ!?」
上条「かっ、上条さんは何の事かさっぱり分かりませんよ!?」
ステイル「とぼけるなァ!!」
ステイル「あの子にあんな事させるとは…」ギリッ
ステイル「死を持って償わせて欲しいようだね…」
上条「ちょっ、ちょっと、何の事かさっぱり!?ちょっと、誰かー!?」
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 00:40:32.79 ID:KL+5IR0DO
ステイル「吸血殺しの―」ボッ!
上条「ちょっ、バカ!こんなところで!?」
ステイル「紅じゅう「よしなさい!!」ゴン!
ステイル「ぬぐわあああ!!?」ジタバタ
「大丈夫ですか、上条当麻!?」
上条「今スゲー音がしたな、おい」
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 00:51:26.18 ID:KL+5IR0DO
「私がついていながら、このような事に!!」
上条「いや、良いって…。まだ、何も起こってねーし…」
「で、でも!」
「私からも謝りますから!!」
「控えなさい。私から上条当麻に謝ると言ってるんです!!」
「そ、そんな!女教皇様、私も上条さんに謝ります!!」
「いえ、私が!」
「いえ、私が!」
ギャーギャー!!
上条「あー…」
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 00:58:04.51 ID:KL+5IR0DO
上条「二人とも、本当に良いから…」
「「でも!!」」
上条「あー…」
「上条くん」
上条「あっ、何ですか、店長?」
店長「ちょっと、良いかな?」チョイチョイ
上条「は、はい」
16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 01:02:59.19 ID:KL+5IR0DO
「………」
「………」
「上条さん、呼ばれて行きましたね…」
「…そうですね」
「…ひょっとして、また私は上条当麻に迷惑をかけてしまったのでは!?」
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 01:08:31.83 ID:KL+5IR0DO
「…それよりも、女教皇様」
ザワザワ…
「私たち、思い切り注目集めてません?」
「そっ、そんな事は!?」
ザワザワ…ナンダヨアノカッコウ…
「………」
「………」
19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 01:16:35.54 ID:KL+5IR0DO
ドッカノモデルカ…シャメトレシャメ
「…とっ、とにかく、場所を移しますよ!」
パシャパシャ
「はっ、はい!」
アッチモレベルタケー、パシャパシャ
「ほら、ステイル!何時までも悶絶してないで、行きますよ!!」
ステイル「じ、自分でやっといて…」ズキズキ
「ほら、さっさと来る!!」
ステイル「分かったよ…」イテテ…
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 01:36:02.69 ID:KL+5IR0DO
とあるスーパーの裏―
上条「やれやれ、すっかり店長に絞られてしまった…」
「も、申し訳ありません上条当麻!!私はまた、貴方に迷惑を!!」ペコッ
上条「いや、そんなに大した事じゃねーから…」
「私も謝ります!!」ペコッ
「だから、それは私の台詞です!!」
上条「あー…、そんな事より、何で日本に来たんだ神裂、それに五和まで」
48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 22:26:08.90 ID:KL+5IR0DO
神裂「え~、何故私達が日本に来たかと言いますと…」
五和「実は、上「そんな事はどうでもいい」
上条「ステイル?」
ステイル「君は何であの子まで働かせているんだ!?」
49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 22:29:22.40 ID:KL+5IR0DO
上条「え~っと、それには止むを得ない事情がありまして…」
神裂「どの様な事情なんでしょうか?」
上条「えー、実はインデックスがこのあいだ、虫歯になったんだよ」
五和「虫歯、ですか?」
50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 22:33:50.46 ID:KL+5IR0DO
上条「そう、虫歯。それで、歯医者に行こうと思ったんだが、アイツ、保険入ってないだろ?」
五和「…確かに」
神裂「あの、」
上条「何だ、神裂?」
神裂「保険とは、一体なんでしょう?」
五和「…女教皇様、後で説明します」
神裂「?」
51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 22:36:56.60 ID:KL+5IR0DO
上条「それでさ、病院も実費になっちまって…」
五和「…それは大変でしたね」
神裂「…そうなんですか?」
ステイル「…君はもう少し、外の世界に触れるべきだね」
神裂「はぁ…」
52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 22:40:52.52 ID:KL+5IR0DO
上条「何とか、安くて良い病院は見つかったけど、結局金が足りなくてな」
五和「それで、一体どうしたんです?」
上条「小萌先生に建て替えて貰ったんだ」
ステイル「何をやってるんだ、君は…」ハァ…
53: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 22:45:06.68 ID:KL+5IR0DO
上条「それで、小萌先生に建て替えて貰った分と、今月の生活費を稼ぐ為、ここでバイトをしてるって訳だ」
五和「そうだったんですか…」
神裂「そんな事情があったなんて…」
ステイル「でも、だからと言ってあの子にまで働かせる事はないだろ…!?」ギリッ
54: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 22:49:19.02 ID:KL+5IR0DO
上条「いや、俺もそう思ったんだけど、インデックスが是非やりたいって引かねーし、小萌先生も、昼間っからダラダラしてるよりかは働かせろってたしな」
神裂「なるほど…」
五和「そうだったんですか…」
ステイル「…それでも僕は納得出来ないけどね」
55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 22:52:44.79 ID:KL+5IR0DO
上条「そういや、何で来たんだ?」
ステイル「…君に話す必要はない」
上条「…まさか、魔術士か!?」
神裂「あー、何と言うか…」
五和「そういうのではないんですけど…」
上条「?」
56: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 22:56:52.66 ID:KL+5IR0DO
インデックス「とーまー!休憩終わりなんだよー」
上条「分かった、インデックス。そんじゃ、何かあったら連絡してくれ。直ぐに駆けつける」
上条「そんじゃな」
神裂「あっ、上条当麻!?」
五和「行ってしまいましたね…」
ステイル「ふんっ…」スパーッ
57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 23:02:43.10 ID:KL+5IR0DO
五和「上条さん達と一緒に遊びに行こうと思ってましたけど…」ハァ…
神裂「…先に予定を聞いておくべきでしたね」
五和「チケット、どうしましょう…」
ステイル「そんなもの」ヒョイッ
ステイル「こうすれば、良いだけだ」ボッ
五和「あっ!?」
神裂「ちょっ、ちょっとステイル!?」
58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 23:06:07.51 ID:KL+5IR0DO
ステイル「何だい?二人の予定が空いてない以上、こんなもの不要だろ?」
神裂「だ、だからって!?」
ステイル「さあ、さっさとロンドンに帰ろう。この街は好きにはなれない」
神裂「ステイル…」
59: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 23:09:18.69 ID:KL+5IR0DO
五和「どうします、女教皇様…?」
神裂「ど、どうしますって言われても…」
五和「ステイルさん、今回の事、凄く楽しみにしてたみたいだから…」
神裂「はい…」
ステイル「………」プカーッ
60: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 23:13:12.73 ID:KL+5IR0DO
神裂「…仕方ありません。ここは、私が何とかしましょう」
五和「…何か、宛てでもあるんですか?」
神裂「…その事ですが、五和」
五和「はい?なんでしょう?」
神裂「私と一緒に地獄の底まで来てくれませんか?」
61: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 23:16:27.62 ID:KL+5IR0DO
神裂「…お願いします、五和」
五和「女教皇様…」
五和「…分かりました。この五和、お供させていただきます!!」
神裂「…ありがとう、五和」ニコッ
五和「そっ、そんな!ありがとうだなんて…」
62: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 23:22:05.96 ID:KL+5IR0DO
五和「でも、女教皇様。具体的には何をなされるおつもりなんですか?」
神裂「…ある男の力を借ります」
神裂「その男の力を借りれば、必ず、ステイルの願いを叶えられるはず…」
神裂「そのためには、五和」
五和「はっ、はい!?」
神裂「貴方の力を借りる事にもなります」
五和「はい!」
63: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 23:29:35.18 ID:KL+5IR0DO
五和「私、頑張ります。頑張って、ステイルさんの願いを叶えてあげます!」
神裂「ええ、頑張りましょう、五和」ギュッ
五和「ぷ、女教皇様!?おっ、御手を!?」カァァ
神裂「頑張って、ステイルの願いを叶えましょう!!」
五和「…はい!!」
………
64: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/07(月) 23:42:02.67 ID:KL+5IR0DO
ステイル「…それで、二人に聞きたいんだけど」
神裂「なんでしょうか、ステイル?」
ステイル「何で、僕達はこんな格好でこんな場所にいるのかな?」
神裂「何でって、決まっているでしょう」
神裂「今日からアルバイトをするんですよ」
65: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 00:03:41.04 ID:2clTmd+DO
ステイル「アルバイトって、何でまた急に…」ハァ…
五和「あ、あの、社会勉強ですよ!ねぇ、女教皇様!?」アタフタ
神裂「そ、そう、社会勉強ですよ!」アタフタ
ステイル「…僕には、君達二人が何か企んでいるように思えるんだけど」
神裂「そ、そんな事ありません!」アタフタ
五和「そ、そうです!考え過ぎですよ!?」アタフタ
ステイル「とてもそんな風には見えないけど」
66: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 00:14:43.91 ID:2clTmd+DO
五和「そっ、それよりも、そろそろ時間ですよ!」
神裂「そっ、そうです!私語は慎みましょう!」
ステイル「やれやれ…」フゥ…
………
「よーし、みんな。揃ってるかにゃー?」ニヤニヤ
ステイル「……これはどういう事なんだい、神裂?」
69: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 00:31:50.92 ID:2clTmd+DO
神裂「あ、いえ、流れ的にはここで上条当麻が出てくるものだと思ってまして…」
「にゃー?そいつは無理ってもんだぜ、ねーちん?まだまだ、素人の上やんに後輩の面倒はみきれねーぜよ」
ステイル「だからって、君が出てくるとは思っても見なかったよ、土御門」
70: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 00:38:52.77 ID:2clTmd+DO
土御門「にゃっはっはっー!!これはキツイ一言ぜよ。まぁ、お互い顔見知り通しなんだし、今更自己紹介とかは無しにするぜい」
神裂「はぁ…」
土御門「そんじゃ、短い間だけど、トレーナーとしてビシバシやっていくから、宜しく頼むぜい」
神裂「はぁ…」
土御門「返事は、はい、だ。分かったか!?」
神裂「……」
ステイル「……」
五和「……」
71: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 00:44:14.85 ID:2clTmd+DO
土御門「返事は!?」
ステイル「はい」
五和「はいっ」
神裂「はっ、はい!」
土御門「んー…、まぁ、やや不満は残るがまあいい」
土御門「次に、本店の誇る優秀な店員を紹介しておく」
72: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 00:49:05.91 ID:2clTmd+DO
五和「あの、女教皇様」ヒソヒソ
五和「あてって、土御門さんの事だったんですか?」ヒソヒソ
神裂「はい、そうですけど…」ヒソヒソ
五和「最早、嫌な予感しかしませんけど…」ヒソヒソ
神裂「…反省してます」ヒソヒソ
土御門「そこっ、無駄口叩くな!!」
73: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 00:57:46.60 ID:2clTmd+DO
土御門「そんじゃ、ちょっと来てくれー」
「はーい」
土御門「それじゃ、紹介する。この店でナンバーワンの販売員―」
「インデックスなんだよっ」エヘンッ
土御門「因みに、魔法名は―」
「「「それは、いい」」」
74: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 01:04:31.90 ID:2clTmd+DO
土御門「そんじゃ、ステイルの面倒を見てやってくれ」
インデックス「分かったんだよ。よろしくね、ステイル」ニコッ
ステイル「あ、あぁ。こちらこそ、宜しく…」
インデックス「そんじゃ、今日は手取り足取り、一から教えてあげるんだよ。がんばろうね」
ステイル「…ああ!」
インデックス「返事は、はい、なんだよ?」クスッ
ステイル「はいっ!」
75: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 01:10:25.87 ID:2clTmd+DO
土御門「うむ。大変素直で宜しい。じゃあ、後は頼んだぜいー」
インデックス「まっかせるんだよ!」
土御門「じゃ、宜しくー」
インデックス「うんっ。行くよ、ステイル!」
ステイル「ああ」
インデックス「返事は?」
ステイル「はいっ」
76: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 01:20:23.54 ID:2clTmd+DO
土御門「…これで良かったのかにゃー、ねーちん?」
神裂「…ご協力感謝します」
土御門「全く、急に力を貸して欲しいってから、何事かと思ったんだぜい」
神裂「……」
土御門「まっ、この程度の事は土御門さんにとっちゃあ、お茶の子サイサイぜよ」
77: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 01:30:40.05 ID:2clTmd+DO
土御門「そんじゃー、二人にも頑張って貰うぜい」ニヤッ
五和「あ、あの、私達は何を…」ビクビク
土御門「二人にゃー、牛乳の試供品の提供をして貰う」
神裂「あ、あの、それはどういった…」
土御門「簡単に言えば、新製品をみんなに飲んで貰いますたい」
神裂「それくらいでしたら…」
78: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 01:32:54.39 ID:2clTmd+DO
土御門「ただし」
神裂「?」
土御門「スポンサーの指示には従って貰うがな……」ニタリ…
神裂「……」
五和「……」
((いっ、嫌な予感しかしない…!!))
85: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 22:09:03.26 ID:2clTmd+DO
インデックス「それじゃー、ステイル。さっそく説明するんだよ!」
ステイル「あぁ、宜しく頼むよ」
インデックス「…ムーッ!!」プクーッ
ステイル「…お願いします」
インデックス「よろしい」ムフーッ
86: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 22:13:01.15 ID:2clTmd+DO
インデックス「ここじゃ、わたしの方が先輩なんだからねっ」
ステイル「はいはい、言葉遣いには気をつけるよ」
インデックス「はい、は一回!」ムキーッ
ステイル「はい」フゥ…
インデックス「元気良く!!」
ステイル「はいっ!」
インデックス「よろしい」
87: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 22:17:10.24 ID:2clTmd+DO
インデックス「それじゃあ、お仕事の説明をするんだよ」
インデックス「まず 、しきょうひんのふくろを開けます」
ステイル「ふむ」
インデックス「これを一口大に切って…」トントン
ステイル「ほう」
インデックス「このお皿に置いていく」ヒョイヒョイ
ステイル「なるほどね」
88: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 22:21:54.28 ID:2clTmd+DO
インデックス「そして、ここからが本番なんだよ。これを、お客さんに、『こちら、新製品です。お一ついかがですか』」ニコッ
ステイル「おおっ…!」ゴクリ…
インデックス「ほら、やってみて」
ステイル「ああ…、こうかな?」
89: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 22:26:14.86 ID:2clTmd+DO
ステイル「こちら新製品です。お一ついかがですか?」ニヤリ
インデックス「……」
ステイル「?どうしたんだい?」
インデックス「…笑顔のあとの擬音がおかしいかも…」
90: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 22:29:04.41 ID:2clTmd+DO
インデックス「もうちょっと力を抜くんだよ」
インデックス「こういうふうに」
ニコッ
ステイル「おおっ…」
インデックス「簡単でしょ?」ニコッ
91: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 22:33:26.81 ID:2clTmd+DO
ステイル「……」ポーッ
インデックス「どうしたの?」
ステイル「…いや、良い笑顔だと思ってね」
インデックス「!?もう、からかわないで欲しいかも!!」プンプン
ステイル「僕としてはからかったつもりはないんだけどね…」ニコッ
93: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 22:37:11.58 ID:2clTmd+DO
インデックス「そうっ、今の笑顔なんだよ!!」
ステイル「今の?」
インデックス「うんっ!すっごく良い笑顔だったよ!!」
ステイル「そ、そうかな?」
インデックス「うんっ!やれば出来るんだよ!!」
94: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 22:43:32.35 ID:2clTmd+DO
インデックス「さあ、この調子でがんばろうね!!」
ステイル(…そういえば、この子とこういうふうに一緒に作業するなんて、何時ぶりだろうか…)
ステイル(考えれば、僕は君を守ると言いながら、君との触れ合いをずっと拒否していたんだね…)
インデックス「どうしたの、ステイル?」
95: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 22:48:07.86 ID:2clTmd+DO
ステイル「いや、少し考え事をしていたんだ…」
インデックス「?」
ステイル「いや、大した事じゃないんだ。さあ、頑張ろうか」
インデックス「うんっ!張り切っていくんだよ!!」
99: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 23:08:12.02 ID:2clTmd+DO
五和「…なんだか、良い雰囲気ですね」
神裂「ええ、私も思い切った甲斐がありました…」
土御門「さーて、感慨に耽っているとこ悪いんだがにゃー…」ニヤリ
土御門「そろそろ二人にも働いてもらうぜい」
100: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 23:11:06.95 ID:2clTmd+DO
神裂「五和…」
五和「覚悟は出来てます…」
神裂「ありがとう、五和…」
神裂「さあ、土御門!矢でも鉄砲でも持って来なさい!!」キッ!
101: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 23:15:23.85 ID:2clTmd+DO
土御門「にゃー…。そんなに気張らなくても良いんだぜい?」
神裂「どっ、どういう事ですか…」
土御門「ほら、あっちの」チラッ
…ボク、コレアゲル。…アリガトー。
神裂「…あの着ぐるみがどうしました?」
102: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 23:19:44.75 ID:2clTmd+DO
土御門「今回の新製品も、あーいうタイアップキャラクターがついていてな」
土御門「ズバリ、二人にはそのキャラクターの衣装を着て欲しいんだぜい!!」
神裂「…は?」
五和「それだけ、なんですか?」
土御門「うん、それだけ」
103: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 23:23:05.16 ID:2clTmd+DO
五和「なんだかほっとしました~」ホッ
神裂「…まあ、それくらいならば…」
土御門「神に誓って、二言はないにゃー?」
神裂「はい。ありませんが…」
104: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 23:27:07.22 ID:2clTmd+DO
土御門「にゃ~。そいつは素晴らしい」
土御門「では早速、部屋に衣装が置いてあるから、着替えてきて欲しいにゃー」
神裂「分かりました。では参りましょう、五和」
五和「はいっ」
バタン…。
土御門「………」
土御門「…計画通り」ニヤリ
105: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 23:36:09.30 ID:2clTmd+DO
…
インデックス「ありがとうございましたー」
ステイル「…凄いね、本当に良く売れていく」
インデックス「そうかな?」
ステイル「あぁ。飛ぶように売れるとは、まさにこの事だね」
106: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 23:40:56.85 ID:2clTmd+DO
インデックス「でも、今日はちょっと調子がおかしいんだよ」
ステイル「そうなのかい?」
インデックス「何時ももっと早く売れるのに…」
ステイル「…それなんだけど」チラッ
インデックス「なに?」
ステイル「あっちに妙な人だかりがあるね」
インデックス「…本当だ」
107: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 23:47:17.13 ID:2clTmd+DO
神裂「ちょっと、土御門!これ、どういう事なんですか!?」
土御門「おぉーっ、さっすがねーちん。良く似合ってるぜい!」グッ!
神裂「そうじゃなくて!」
神裂「何でこんな格好なんですか!?」
108: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/08(火) 23:54:48.53 ID:2clTmd+DO
土御門「何って、牛乳の国の妖精さんのコスチュームだにゃー」
土御門「因みに、名前はまだない」
神裂「そんな事はどうでも良くて!?」
五和「これは、想像以上に際どい格好です…」
109: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/09(水) 00:00:28.95 ID:jBD2VUQDO
土御門「にゃー。ねーちんの尻を強調するタイプ」
神裂「んな!?」
土御門「五和の腰のくびれを強調するタイプ」
五和「はいっ!?」
土御門「そして、コスチュームのコンセプトである胸の谷間…」
ぷるんっ
土御門「さいっこうだ…。最高なんだぜい、二人とも!!!」
110: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/09(水) 00:06:52.12 ID:jBD2VUQDO
五和「あの、まさか…」
土御門「そう、二人にはそのキャラクターで、新製品のピーアールをして貰うぜい!」バーン!
神裂「…!?土御門、ふざけるのもいい加減に…!」
土御門「さっき、神に誓ったのは、何処の誰だったかにゃー?」ニヤニヤ
神裂「ぐっ…」
111: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/09(水) 00:19:28.78 ID:jBD2VUQDO
神裂「こんな事なら神に誓うんじゃなかった…」グスッ
五和「女教皇様…」スッ…
神裂「五和…」
五和「二人でなら、この困難も乗り切れます!二人で頑張りましょう、ね?」ニコッ
神裂「…そうですね。二人ならば、きっと乗り切れます!頑張りましょう!!」
112: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/09(水) 00:23:09.30 ID:jBD2VUQDO
土御門「にゃー。女の友情、美しいんだぜい」パチパチ
神裂「土御門ォ…!」ギリッ
五和「…私達は負けません。どんな事があろうとも…」
神裂「私達の絆、見せてあげます!!」
113: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/09(水) 00:30:07.40 ID:jBD2VUQDO
土御門「それは頼もしいんだぜい。それじゃ、これから三日、その格好で宜しく頼むんだにゃー」
神裂「え…?」
五和「あ、あの、今なんて…」
土御門「だーかーら、三日間、その格好で宜しく頼むだにゃー」
「「えええっっ!!?」」
神裂「みっ、三日間も!?」ガーン!
五和「早速、心が折れそうです…」トホホ…
123: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/09(水) 22:33:29.50 ID:jBD2VUQDO
インデックス「いらっしゃいませー。お一ついかがですかー?」
姫神「今日のおすすめはどれ?」
インデックス「あー、あいさー!!」
姫神「こんにちは。今日も。晩御飯買いに来た」
インデックス「毎日来てくれて嬉しいんだよ!」
124: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/09(水) 22:38:19.92 ID:jBD2VUQDO
姫神「今日のおすすめは何?」
インデックス「んーとね、今日は牛肉の切り落としがおすすめかも。もうすぐタイムサービスなんだよ!」
姫神「本当。なら、急がないと」イソイソ
姫神「じゃあ。後で」テクテク
インデックス「ありがとうございますなんだよー」
125: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/09(水) 22:41:44.54 ID:jBD2VUQDO
ステイル「…今の娘は?」
インデックス「あいさって言うんだよ。わたしのともだちなんだよ!」
ステイル「ふーん。友達、ね…」
インデックス「あ、また、次のお客さんがきたかも!」
126: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/09(水) 22:46:21.23 ID:jBD2VUQDO
打ち止め「わーい。今日も来たよって、ミサカはミサカはあなたの胸にダイブしてみたり!」
インデックス「いらっしゃいませ、なんだよ!」ダキッ!クルクル
一方通行「…はしゃぎ過ぎなンだよ、クソガキ」
インデックス「いらっしゃいませ、なんだよ!!」
一方「…おゥ」
127: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/09(水) 22:51:18.15 ID:jBD2VUQDO
一方通行「ンで、今日のおすすめは何だ?」
インデックス「今日は牛肉のヒレに良いのが入っていたんだよ!」
一方通行「そォか」
インデックス「それに、缶コーヒーの新製品が安くなってたかも」
一方通行「ほゥ…」ニタァ
128: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/09(水) 22:57:11.39 ID:jBD2VUQDO
インデックス「それに、スイーツのコーナーにお買い得品が出ていたんだよ!」
打ち止め「えーっ!あなたからの情報にミサカはミサカは、スイーツへのあふれる思いを隠しきれない!」
打ち止め「ねーねー、早く行こうよーって、ミサカはミサカはアナタの重い足取りを催促してみる!!」グイグイ
一方「引っ張ンな、クソガキ」
129: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/09(水) 23:00:40.30 ID:jBD2VUQDO
一方通行「そンじゃあな」
インデックス「ありがとうございました、なんだよ!」
打ち止め「またあとでねって、ミサカはミサカはあなたにアイサツ!」ウズウズ
一方通行「おら、行くぞォ」
打ち止め「わーい!」
一方通行「だから、走ンなって」
130: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/09(水) 23:04:57.02 ID:jBD2VUQDO
ステイル「…あの二人も友達かい?」
インデックス「そうなんだよ!兄妹みたいに仲が良い二人なんだよ!」
ステイル「そうなんだ…」フーン…
小萌「あれっ?ステイルちゃんじゃないですか?」
インデックス「いらっしゃいませ、なんだよ小萌!」
131: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/09(水) 23:10:41.94 ID:jBD2VUQDO
小萌「今日も頑張ってますね。先生は嬉しいのです!」
インデックス「えへへ」
小萌「ところでシスターちゃん、どうしてステイルちゃんもいるのです?」
インデックス「ステイルは今日からアルバイトなんだよ。ねー、ステイル?」
ステイル「あ、ああ。その通りだ」
132: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/09(水) 23:13:25.06 ID:jBD2VUQDO
インデックス「それで、今日はわたしが色々教えてあげてるんだよ!」
小萌「…それは素晴らしい事なのです!」ジーン
インデックス「そ、そうかな」テレテレ
小萌「そうですよ!」
133: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/09(水) 23:19:04.14 ID:jBD2VUQDO
小萌「それじゃ、ステイルちゃん。シスターちゃんの言う事をちゃんと聞くのですよ?」
ステイル「分かっているよ」
小萌「それじゃ、先生は行きますよー?」
インデックス「こもえ、今日のおつまみはアタリメがいいかも!」
小萌「耳寄り情報ありがとうございます、シスターちゃん」
インデックス「ありがとうございました、なんだよー」
ステイル「………」
134: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/09(水) 23:24:27.71 ID:jBD2VUQDO
とあるスーパーの喫煙スペース
ステイル「………」カチッ
ステイル「………ふぅ」スパー…
ステイル「………はぁ」
小萌「あれっ、休憩なのですか、ステイルちゃん?」
135: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/09(水) 23:29:11.65 ID:jBD2VUQDO
ステイル「うん、そうだけど…」スパー…
小萌「あーっ、またタバコなんて吸って!!没収します!」プンプン
小萌「……なんだか、元気がありませんね」
ステイル「…そんな事ない」
小萌「もし良ければ、先生に話してくれませんか?」
ステイル「…は?」
136: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/09(水) 23:31:39.78 ID:jBD2VUQDO
小萌「もし、良ければですけど…」
ステイル「………」
小萌「あ、あの」
ステイル「…もし、例えばだよ」
小萌「は、はい!!」
137: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/09(水) 23:38:14.81 ID:jBD2VUQDO
ステイル「自分の、とても大事な人がいて、その人の事を何でも分かってるつもりだった…」
小萌「は、はい」
ステイル「でも、実はそれは一人よがりで、その人の事を何も知らなかった、いや、理解したつもりだったんだ…」
小萌「ステイルちゃん…」
138: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/09(水) 23:45:27.92 ID:jBD2VUQDO
ステイル「でも、自分はその人の事を何も分かってない、理解しようとしていなかったと気付いた時、人はどんな気持ちになるんだろうね…」
小萌「………」
ステイル「…何を言ってるんだろうね、僕は」
ステイル「さて、そろそろ戻る事にするよ」
小萌「…あ、あの、ステイルちゃん」
139: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/09(水) 23:55:24.08 ID:jBD2VUQDO
小萌「私はあまり、こういう事に詳しくないですから、あまり大した事は言えません…」
小萌「けど、思うんですっ。その人の事を知らなかったと思うんじゃなくて、これからその人の事をもっと好きになる事ができるって、思いません…?」
小萌「そりゃ、少しはショックを受けましたですよ。でも、そこで立ち止まったり、嫌いになるなんて考えもしませんでしたよ?」
ステイル「…何か、恋する乙女の台詞だね」
140: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/09(水) 23:59:10.84 ID:jBD2VUQDO
小萌「あわっ!?先生は、こっ、恋なんてしてませんですよー!?」
ステイル「そうかな?」
小萌「そうです!全く、ステイルちゃんは意地悪なのです!!」プンプン
ステイル「はいはい…」クスッ
141: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/10(木) 00:03:18.14 ID:TZywr3MDO
ステイル「それじゃ、そろそろ時間だから戻る事にするよ」
小萌「そうなのですか?お仕事頑張って下さいー」ニコッ
ステイル「ああ、頑張るよ」
ステイル「それじゃ…」
………
ステイル「その人の事をもっと好きになるチャンス、か……」
142: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/10(木) 00:14:48.56 ID:TZywr3MDO
―とあるスーパーの試飲会
神裂「あ、あのこれ新商品です、きゃあっ!?」ペロンッ
五和「お、お一ついかがですか…、ひぃん!?」ナデリ
神裂(だ、大丈夫ですか、五和!?)ヒソヒソ
五和(ううっ、辛いけれど頑張ります)ヒソヒソ
神裂(でも、なんだってこんな黒山の波が!?)
五和(おかげで、あちこち触られ放題です…)
フヒヒヒヒヒヒ…
143: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/10(木) 00:19:49.94 ID:TZywr3MDO
客「おい、こっちにも一つくれよ」ニマニマ
神裂「か、かしこまりまし、きゃあ!」
パシャ…
客「おい」
神裂「は、はい…」
客「何、人の服にかけてくれてんだよ!?」
144: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/10(木) 00:27:45.23 ID:TZywr3MDO
神裂「申し訳ありません!直ぐに替えのお召しものを!!」ペコペコ
五和「私、取ってきます!」タッ!
客「おい、何逃げようとしてんの?」
五和「えっ?」
神裂「この娘は替えのお召しを取りに…」
客「だから、誰の許可もらってんの!?」
145: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/10(木) 00:36:59.87 ID:TZywr3MDO
客「大体さー、アンタ。誠意ってのが足りなくね?」
神裂「誠意、ですか…?」
客「そ。人の服、濡らしといてよォ…。訳分かんね」
神裂「だ、だから、それは謝って!?」
客「だから、そういう態度かムカつくんだよ!!」パシャッ!
五和「きゃ!?」
神裂「いっ、五和!?」
146: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/10(木) 00:42:39.60 ID:TZywr3MDO
客「あーあ、濡れちゃった」ニマニマ
五和「…私、着替えてきます」トボトボ
客「だから、何処行くの?」
五和「こ、更衣室に…」
客「誰が許可したの?」
五和「え…?」
客「着替えりゃいーじゃん、ここでさ」
オー!!パチパチパチッ!!
147: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/10(木) 00:48:45.89 ID:TZywr3MDO
五和「そ、そんな!?」
客「いーじゃん?脱げよ、ストリップ!!」
ハイ、ストリップ!ストリップ!!
神裂「あなた、いい加減に…!」
客「あーあ、出てきたよ、空気読めないの」ヤレヤレ
客「大体、オメーがこぼしたのが原因なんだべ?」
神裂「くっ…」
客「じゃあさ、オメーが責任取って脱げよ!!」
ヌーゲ!ヌーゲ!!ヌーゲ!!!
148: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/10(木) 00:55:06.01 ID:TZywr3MDO
神裂「…分かりました」
五和「ぷ、女教皇様!?」
神裂「代わりに、この娘には手を「いい加減にしなさいよ、アンタら」
客「…なんだ、テメー?」
「どうだって良いでしょ?アンタら、よってたかって女の子苛めて楽しいの?恥ずかしいっ」ケッ
150: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/10(木) 01:09:22.67 ID:TZywr3MDO
客「なんだオメー?何か関係あんのか?」
「あるわ」
客「あぁ!?」
「見ててウザい」
客「…は?」
「サイッコウに不愉快!!」
153: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/10(木) 01:14:56.71 ID:TZywr3MDO
五和「あ、あの、その辺りで…」
「何で?コイツらは引けば引くほどつけあがんの。コイツの頭にはせいぜい田舎みそに似た何かしか詰まってないんだから」ハッ
客「プチッ」
ブゥン!
「おっと」
パシッ
「何やってんだ、ビリビリ」
五和「あ、あなたは…」
神裂「か、上条当麻!!」
154: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/10(木) 01:26:54.95 ID:TZywr3MDO
客「…何、お前。つーか、手離せよ」
上条「やだ」
ボコッ!
「「「あっ!?」」」
客「…手、離そうね」
上条「えー…。やだ」
ガスッ!
155: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/10(木) 01:30:27.12 ID:TZywr3MDO
客「おい、[ピーーー]ぞ?」
御坂「ちょっと、いい加減に!?」
スッ…
上条「いいから、手を出すな…」
神裂「か、上条当麻…」
五和「上条さん…」
156: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/10(木) 01:35:06.50 ID:TZywr3MDO
チョット、ヤバクネ?アイツ、コロサレンゾ…
ザワ… ザワ…
御坂「アンタら、好き勝手に…」ビリビリ
五和「…女教皇様」
神裂「…今は上条当麻を信じましょう」
五和「…はい!」
157: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/10(木) 01:41:54.76 ID:TZywr3MDO
上条「…いいぜ『チンピラ』」
チンピラ「あっ?って、俺の表記がチンピラに!?」
上条「テメーが、好きにこの店で暴れるって言うのなら、それが許されると思っているのなら」
上条「まずは、その幻想ごと―」
上条「―ブチ[ピーーー]!!!」
159: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/10(木) 01:48:20.79 ID:TZywr3MDO
……
土御門「それじゃー、今日一日ご苦労だったんだぜい」
ステイル「ふう…」
インデックス「疲れたんだよー」ノビー
神裂「全く…」
五和「酷い目にあいました…」
161: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/10(木) 01:54:01.07 ID:TZywr3MDO
上条「………」
ステイル「…奴はなんで黄昏てるんだい?」
インデックス「んーとね、最後の決め台詞に「ピーーッ」音が入って、色々台無しになったからなんだよ!」
ステイル「成程ね…」
上条「………不幸だ」
162: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/10(木) 02:00:36.96 ID:TZywr3MDO
神裂「って言うか、土御門。貴方見てましたよね?」
土御門「なーにをだにゃー」ピーヒョイ
神裂く「…!?白々しい!!もし、あの少女と上条当麻が助けに来なかったらどうなってたと思います!?」
土御門「ねーちんのストリップが拝めたぜよ」
神裂「プチッ」
163: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/10(木) 02:05:15.82 ID:TZywr3MDO
神裂「七閃」
ズバアッ!
土御門「なっ!?ねーちん、ちょっと落ち着いて!!」
神裂「逃がすかあああ!!」
土御門「ぎいやあああ!!!」
ステイル「…おそらく、ほっとけば全員が肉塊に変わってたね」
インデックス「同感なんだよ…」
164: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/10(木) 02:11:39.85 ID:TZywr3MDO
インデックス「そういえば、短髪は?」
五和「外で待ってもらっています」
御坂「へくちっ」
神裂「今日助けてもらったお礼に、食事を振る舞う事にしたんです」フーッフーッ
土御門「ソイツは結構な事だぜい」ヒーッヒーッ
土御門「なら、早く片付けねーと」
神裂「…チッ」
土御門(マジでねーちんにやられるとこだった…)
165: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/10(木) 02:17:28.57 ID:TZywr3MDO
土御門「それじゃー、そろそろ行くかにゃー」
インデックス「わたしはもう少しかかるかも…」
土御門「にゃー。だったら、ステイルも一緒に手伝ってやれ」
ステイル「ああ、構わないが…」
土御門「それじゃー、他のメンツは出発だぜい」
ゾロゾロ…
土御門「…しっかりな、ステイル…」
166: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/10(木) 02:21:49.18 ID:TZywr3MDO
ステイル「…とは言ったものの、二人だと何をしゃべっていいか分からない…」
ステイル「とんだ臆病ものだよ、僕は…」
インデックス「どうしたの、ステイル?」
ステイル「いやっ」ドキッ
ステイル「何でもないよ」
167: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/10(木) 02:30:31.80 ID:TZywr3MDO
インデックス「そう?だったら行こっ。片付けも終わったし、お腹ペコペコなんだよっ」グイッ
ステイル「ああ。なら、行こうか」
…
ステイル「結局、ろくな事は喋れなかったが、それでも貴重な時間だった」
ステイル「こんな風にたわいもない雑談をこの子と出来るなんて、何時ぶりだろうか…」
ステイル「それに、時間なら、まだある」
ステイル「この子の事を知っていく時間。そして――
この子を好きになっていく時間」
終わり
168: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/02/10(木) 02:33:54.88 ID:TZywr3MDO
終わりです。ステイル達がバイトする、というだけの話でした。
色々至らない点が多く、申し訳ありませんでした。
また、応援、本当にありがとうございました。
それでは、またお会いできればと思います。
SS速報VIP:ステイル「…何をやっているんだい?」