1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 17:52:07.72 ID:e1Xf7mpJ0
菫「今日するんだが来るか?」
淡「ごめんね!今日予定があるんだ!」
菫「わかった。それじゃ」
淡「……行ってもテルとスミレ先輩、尭深に亦野先輩がいちゃいちゃするのを見るだけ」
淡「そんなところに私一人行っても虚しくなるだけだよ!」
淡「でも、クリスマスを一人で過ごすのもいやだな……」
淡「誰か、暇そうな人いないっけ?」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 18:00:42.43 ID:e1Xf7mpJ0
淡「そうだ! サキもきっと暇だ!」
淡「うんうん! 私と同じぐらい強いし友達も少ないはず!」
淡「早速電話しよーっと」
咲「もしもし、宮永ですが」
淡「サキー! 今日どうせ暇でしょ!」
咲「む、そういう大星さんはどうなの?」
淡「私は誘われたけど諸事情により断ったよ? まぁ、サキは誘われてないんだろうけどね!」
咲「私だって誘われたよ!」
淡「へぇ、ならどうして家に居るんだ!」
咲「家でのんびりしたかったの!」
淡「ふーん、そうなんだ! でも今暇でしょ?」
咲「それは、そうだけど」
淡「しょうがないなー、じゃあこの私が遊んであげるよ!」
咲「別にいいよ! バカにするだけなら切るね!」
淡「あっ、待って待って! 待ってー…………」
淡「切れた……ど、どうしよう、絶対に嫌われちゃったよ……」
淡「……そ、そうだ!謝らないと!」
淡「うぅ……出てくれるかな……」
咲「もしもし?」
淡「あっ、サキ……さっきはごめんね?」
咲「別に怒ってないよ。あと、今日遊ぼう?」
淡「え?」
咲「遊んでくれるんでしょ?」
淡「う、うん! 遊ぶ遊ぶ! まったくサキはさみしがり屋だからしょうがないなー」
咲「どこで待ち合わせる?」
淡「サキは家にいて! 私がサキの家に遊びに行くから!」
咲「外で遊ぶんじゃないの?」
淡「だめ!」
咲「どうして?」
淡「ほら、だっていろいろ噂されたら困るから」
咲「んー、友達と遊ぶのはふつうだと思うけど」
淡「いいの! とりあえずサキは家にいて!」
咲「そこまで言うならそうしておくよ」
淡「それじゃ、絶対に家にいてね! 絶対だからね!」
淡「おー、寒い寒い。 一人はさびしいし早く行かないと」
モモ「先輩……」
ゆみ「モモ……」
淡「……やっぱりこういう時期か……」
淡「もしかしたら今日、私もサキと……ってなに考えてるんだ私は!」
淡「サキは友達、ただの友達だから!」
淡「サキー! 可哀想なサキの為に私が遊びにきたよー!」
咲「久しぶり大星さん」
淡「久しぶりってほどじゃないよ! そんなことより私に感謝しないと!」
咲「そうだね、来てくれてありがとう」
淡「それより寒いから!寒いから早く入れて!」
咲「えー……外の空気寒いからやだなー……」
淡「そんな殺生な!」
咲「しょうがないなー、私に感謝してよ?」
淡「む、来てあげたのは私だよ!」
咲「そうだったね。それじゃ何もない家だけどどうぞ」
淡「お邪魔しまーす!」
咲「少しやることあるから、私の部屋でじっとしててね?」
淡「……ふむふむ、ここがサキの部屋か」
淡「さてと! 色々探そう! 面白いもの出るといいなー」
淡「まずはベッドの下!……には何もない。なら、タンスの中!」
淡「下着に服……。きっちりと整理してあるなー。私も見習わないと!」
淡「本棚は難しそうだからスルーでいいや! あとは、ベッドの上!」
淡「ふぅ……まだ、サキの温もりを感じるということは、もしかして寝起き?」
淡「でも、髪形とかちゃんとしてたしなー。本当に家でのんびりしたかっただけかもしれない!」
淡「悪いことをしてしまったかもしれない!けど、気にしない!」
咲「少しは反省しようね」
淡「いい匂いがするー! この匂いはケーキだ!」
咲「うん、正解だけど言葉のキャッチボールが出来ない人には渡しません」
淡「けちー」
咲「ケチでいいけど、なんで私のベッドに入り込んでるの?」
淡「温そうだったからつい……」
咲「そんなことする人にはケーキはあげれないかな」
淡「そのケーキはサキが作ったの?」
咲「時間がなかったから買ってきたやつだね」
淡「じゃあいらないー」
咲「え」
淡「せっかくサキの家来たんだし、もう少しここにいるー」
咲「でも、おいしいケーキだよ?」
淡「ケーキなら自分で買うからいいの」
咲「大星さんは恥ずかしがって一人で買えないでしょ」
淡「それぐらい買えれるよ! あとサキに一つ言いたい!」
咲「なに?」
淡「淡! 私の名前は淡!」
咲「うん、知ってるよ?」
淡「ならなんで言ってくれないの!」
咲「言うって、なにを?」
淡「もー! 苗字じゃなくて、どうして名前で呼んでくれないの!」
咲「それは、その」
淡「これから苗字禁止! 私のことは淡と言うこと!」
咲「……ご、ごめんなさい!それだけはまだ出来ないよ!」
淡「なんで!?」
咲「その、私なりの考えがあるから、今は無理だよ」
淡「……しょうがないなー、じゃあ待ってるよ」
咲「ごめんね? 絶対名前で言えるようになるから!」
淡「嘘ついたら許さないから」
咲「あはは、頑張るよ」
淡「でも、本当になにもない家だねー」
咲「使えるかどうかわからないけど、一応麻雀の台ならあるよ?」
淡「二人でやるのは苦手!」
咲「むー、それなら私が大星さんの家に行けばよかったよ」
淡「今からいく?」
咲「でもいいの?噂がどうとか」
淡「うーん、別にそんなに気にするほどでもないや!」
咲「それじゃ行こっか」
淡「あっ、サキはすぐ迷子になるからちゃんと手を繋いでてね!」
咲「え、でも」
淡「いいからいいから! 私もそっちの方が寒くないし!」
咲「うん……じゃあ、お願いするね」
淡「うー、さっきまでベッドの中にいたから余計寒くかんじるよ」
咲「あはは、そうだね」
モモ「先輩……大好きっす!」
ゆみ「モモ……私もだ」
淡「……」
咲「……」
淡「あ、あはは……さっきの人たち来るときもいたよ!」
咲「そ、そうなんだ!寒いのにすごいね!」
淡「だ、だよねー!」
咲「う、うん!」
淡(うー、なんか意識し始めたら顔が赤くなってく気がする……。サキはどう思ってるんだろ?)
淡「……」
咲「大星さん、どうしたの?」
淡「いや、サキの顔真っ赤だなーと思って!」
咲「淡ちゃんだって赤いよ!」
淡「それは……寒いから!」
咲「そうなんだ……」
淡(あ、あれ? 落ち込んでる?)
淡「……あれ?さっき淡ちゃんって?」
咲「!! き、気のせいだよ!」
淡「ははぁーん、さては、頭の中で常に淡ちゃんって言ってるんでしょ!」
咲「うぅ……」
淡「顔真っ赤-!」
咲「……」ダッ
淡「あ、待って!逃げないでー!」
咲「……」ピタ
淡「お、止まった!」
咲「いいもん、気付かないなら開き直ってやるから!」
淡「へ?」
咲「淡ちゃん!」
淡「は、はい!」
咲「好きな人いる?」
淡「え、えーと、答えないとだめ?」
咲「だめ!」
淡「好きかどうかわからない人ならいます!」
咲「えー……」
淡「じゃあ、私もサキに同じ質問するね! 好きな人いるの?」
咲「いるよ」
淡「うぇ!? 誰?だれだれ?」
咲「教えない」
淡「むぅ……なんかやだなー。サキに好きな人がいるのがー」
咲「ほんと?」
淡「うん、ほんとほんと」
咲「そっかー」
淡「……教えてくれないの?」
咲「うん」
淡「けちー。サキのけちんぼー」
咲「そんなことより早く淡ちゃんの家いこ!」
淡「サキがこんなところで止まったのに、私が悪いみたいに!」
咲「あはは、ごめんね?」
淡「許す!」
咲「ここが淡ちゃんの家?」
淡「そうだよ!どうだ大きいでしょ!」
咲「そういえば遊ぶときは私の家ばかりだったから初めてきたよ」
淡「実のこと言うと結構散らかっててあまり入れたくなかった!」
咲「そんなこと気にしないよ?」
淡「いやー、サキの家って全然散らかってないから!」
咲「そうだね、こまめに掃除はしてるから」
淡「私にはマネできない!」
淡「それじゃ入って入って! 二階に私の部屋があるから!」
咲「その説明じゃどこかわからないよ!」
淡「それもそうだね! じゃ、ついてきてー。 どうぞ、ここが私の部屋です!」
咲「なんだ、ちゃんと綺麗に出来てるよ!」
淡「昨日、ストレスたまってたから!」
咲「なにかあったの?」
淡「みんながいちゃいちゃしてるのを一人で見てた」
咲「それは、すごいストレスたまりそうだね」
淡「ほんとだよ! で、なにする?」
咲「なにがあるの?」
淡「サキの家にはないパソコンが!」
咲「私あんまり詳しくないんだよー」
淡「サキもいつかは買うんでしょ? なら、今のうちに私が使い方を教えてあげよう!」
咲「ほんと! ありがとう淡ちゃん!」
淡「それでね、これをこうしてこうすると」
咲「うわー、すごいねパソコン!」
淡「そうなんだよ! 離れてる人と無料で話すこともできるし!」
咲「いいなぁ……ますますほしくなっちゃうよ」
淡「だから、サキも早く買ってね?」
咲「うん!……あ、ごめん電話だ」
淡「出てもいいよ?」
咲「じゃあ、失礼するね?」
咲「もしもし?」
和「あっ、やっとつながりましたか。今どこいるんですか?」
咲「今? 大星さんの家だけど」
和「そうですか、今からパーティするんですけど来ませんか?」
咲「あー、悪いんだけど今日は遠慮しとくね?」
和「わかりました。では、いつなら空いてますか?」
咲「んー、あし」
淡「明日も明後日、明々後日もずっと空いてないよ」
咲「あ、淡ちゃん! なんで携帯取るの!」
和「誰ですか、貴女?」
淡「ん?誰でもいいでしょ? そんなことよりサキはこれからずっと私が予約してるから」
和「予約? なに言ってるんですか?」
淡「だーかーらー、サキは私がずっと予約してるからそっちには行かないよ」
和「は? 大体、咲さんがそんなこと許すわけないです」
淡「最初は許さなくても、最後は許すよ」
和「話になりません。咲さんに代わってください」
淡「サキなら今寝てる」
和「そんな嘘、小学生でもわかります」
淡「嘘じゃないから、それじゃ切るね」
和「待ちなさ……」
淡「ごめん、サキ!切れちゃった」
咲「もー、淡ちゃんが切ったんでしょ。それより謝らないと」
淡「だめ」
咲「な、なんで?」
淡「サキが他の人と話して気づいたけど、私がサキのこと好きだから」
咲「えーっと?」
淡「私はサキのことが好き。だから私以外と話してほしくない」
咲「そ、そんなの無理だよ!」
淡「ダメ。無理でもして」
咲「だって、大切な人達だか……んんぅ!?」
淡「ん…………ふぅ、サキの大切な人は私でしょ?」
咲「さ、さっき、キス……」
淡「こういったことも私とだけして。後、サキの返事聞いてないや」
咲「私の返事?」
淡「そうだよ、私のことが好きかどうか」
咲「好き、だよ」
淡「そっかー。じゃあ私の言うことこれからも聞いてね?」
咲「うん、わかったよ淡ちゃん」
この後、二人は一緒に暮らしました
めでたしめでたし
かん
元スレ
淡「そうだ! サキもきっと暇だ!」
淡「うんうん! 私と同じぐらい強いし友達も少ないはず!」
淡「早速電話しよーっと」
咲「もしもし、宮永ですが」
淡「サキー! 今日どうせ暇でしょ!」
咲「む、そういう大星さんはどうなの?」
淡「私は誘われたけど諸事情により断ったよ? まぁ、サキは誘われてないんだろうけどね!」
咲「私だって誘われたよ!」
淡「へぇ、ならどうして家に居るんだ!」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 18:07:58.39 ID:e1Xf7mpJ0
咲「家でのんびりしたかったの!」
淡「ふーん、そうなんだ! でも今暇でしょ?」
咲「それは、そうだけど」
淡「しょうがないなー、じゃあこの私が遊んであげるよ!」
咲「別にいいよ! バカにするだけなら切るね!」
淡「あっ、待って待って! 待ってー…………」
淡「切れた……ど、どうしよう、絶対に嫌われちゃったよ……」
淡「……そ、そうだ!謝らないと!」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 18:14:07.64 ID:e1Xf7mpJ0
淡「うぅ……出てくれるかな……」
咲「もしもし?」
淡「あっ、サキ……さっきはごめんね?」
咲「別に怒ってないよ。あと、今日遊ぼう?」
淡「え?」
咲「遊んでくれるんでしょ?」
淡「う、うん! 遊ぶ遊ぶ! まったくサキはさみしがり屋だからしょうがないなー」
咲「どこで待ち合わせる?」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 18:18:40.92 ID:e1Xf7mpJ0
淡「サキは家にいて! 私がサキの家に遊びに行くから!」
咲「外で遊ぶんじゃないの?」
淡「だめ!」
咲「どうして?」
淡「ほら、だっていろいろ噂されたら困るから」
咲「んー、友達と遊ぶのはふつうだと思うけど」
淡「いいの! とりあえずサキは家にいて!」
咲「そこまで言うならそうしておくよ」
淡「それじゃ、絶対に家にいてね! 絶対だからね!」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 18:24:57.81 ID:e1Xf7mpJ0
淡「おー、寒い寒い。 一人はさびしいし早く行かないと」
モモ「先輩……」
ゆみ「モモ……」
淡「……やっぱりこういう時期か……」
淡「もしかしたら今日、私もサキと……ってなに考えてるんだ私は!」
淡「サキは友達、ただの友達だから!」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 18:32:28.45 ID:e1Xf7mpJ0
淡「サキー! 可哀想なサキの為に私が遊びにきたよー!」
咲「久しぶり大星さん」
淡「久しぶりってほどじゃないよ! そんなことより私に感謝しないと!」
咲「そうだね、来てくれてありがとう」
淡「それより寒いから!寒いから早く入れて!」
咲「えー……外の空気寒いからやだなー……」
淡「そんな殺生な!」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 18:36:57.94 ID:e1Xf7mpJ0
咲「しょうがないなー、私に感謝してよ?」
淡「む、来てあげたのは私だよ!」
咲「そうだったね。それじゃ何もない家だけどどうぞ」
淡「お邪魔しまーす!」
咲「少しやることあるから、私の部屋でじっとしててね?」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 18:45:09.81 ID:e1Xf7mpJ0
淡「……ふむふむ、ここがサキの部屋か」
淡「さてと! 色々探そう! 面白いもの出るといいなー」
淡「まずはベッドの下!……には何もない。なら、タンスの中!」
淡「下着に服……。きっちりと整理してあるなー。私も見習わないと!」
淡「本棚は難しそうだからスルーでいいや! あとは、ベッドの上!」
淡「ふぅ……まだ、サキの温もりを感じるということは、もしかして寝起き?」
淡「でも、髪形とかちゃんとしてたしなー。本当に家でのんびりしたかっただけかもしれない!」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 18:54:03.79 ID:e1Xf7mpJ0
淡「悪いことをしてしまったかもしれない!けど、気にしない!」
咲「少しは反省しようね」
淡「いい匂いがするー! この匂いはケーキだ!」
咲「うん、正解だけど言葉のキャッチボールが出来ない人には渡しません」
淡「けちー」
咲「ケチでいいけど、なんで私のベッドに入り込んでるの?」
淡「温そうだったからつい……」
咲「そんなことする人にはケーキはあげれないかな」
淡「そのケーキはサキが作ったの?」
咲「時間がなかったから買ってきたやつだね」
淡「じゃあいらないー」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 18:57:23.28 ID:e1Xf7mpJ0
咲「え」
淡「せっかくサキの家来たんだし、もう少しここにいるー」
咲「でも、おいしいケーキだよ?」
淡「ケーキなら自分で買うからいいの」
咲「大星さんは恥ずかしがって一人で買えないでしょ」
淡「それぐらい買えれるよ! あとサキに一つ言いたい!」
咲「なに?」
淡「淡! 私の名前は淡!」
咲「うん、知ってるよ?」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 19:01:14.27 ID:e1Xf7mpJ0
淡「ならなんで言ってくれないの!」
咲「言うって、なにを?」
淡「もー! 苗字じゃなくて、どうして名前で呼んでくれないの!」
咲「それは、その」
淡「これから苗字禁止! 私のことは淡と言うこと!」
咲「……ご、ごめんなさい!それだけはまだ出来ないよ!」
淡「なんで!?」
咲「その、私なりの考えがあるから、今は無理だよ」
淡「……しょうがないなー、じゃあ待ってるよ」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 19:06:39.03 ID:e1Xf7mpJ0
咲「ごめんね? 絶対名前で言えるようになるから!」
淡「嘘ついたら許さないから」
咲「あはは、頑張るよ」
淡「でも、本当になにもない家だねー」
咲「使えるかどうかわからないけど、一応麻雀の台ならあるよ?」
淡「二人でやるのは苦手!」
咲「むー、それなら私が大星さんの家に行けばよかったよ」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 19:15:44.03 ID:e1Xf7mpJ0
淡「今からいく?」
咲「でもいいの?噂がどうとか」
淡「うーん、別にそんなに気にするほどでもないや!」
咲「それじゃ行こっか」
淡「あっ、サキはすぐ迷子になるからちゃんと手を繋いでてね!」
咲「え、でも」
淡「いいからいいから! 私もそっちの方が寒くないし!」
咲「うん……じゃあ、お願いするね」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 19:20:34.37 ID:e1Xf7mpJ0
淡「うー、さっきまでベッドの中にいたから余計寒くかんじるよ」
咲「あはは、そうだね」
モモ「先輩……大好きっす!」
ゆみ「モモ……私もだ」
淡「……」
咲「……」
淡「あ、あはは……さっきの人たち来るときもいたよ!」
咲「そ、そうなんだ!寒いのにすごいね!」
淡「だ、だよねー!」
咲「う、うん!」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 19:27:03.45 ID:e1Xf7mpJ0
淡(うー、なんか意識し始めたら顔が赤くなってく気がする……。サキはどう思ってるんだろ?)
淡「……」
咲「大星さん、どうしたの?」
淡「いや、サキの顔真っ赤だなーと思って!」
咲「淡ちゃんだって赤いよ!」
淡「それは……寒いから!」
咲「そうなんだ……」
淡(あ、あれ? 落ち込んでる?)
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 19:36:01.50 ID:e1Xf7mpJ0
淡「……あれ?さっき淡ちゃんって?」
咲「!! き、気のせいだよ!」
淡「ははぁーん、さては、頭の中で常に淡ちゃんって言ってるんでしょ!」
咲「うぅ……」
淡「顔真っ赤-!」
咲「……」ダッ
淡「あ、待って!逃げないでー!」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 19:40:59.47 ID:e1Xf7mpJ0
咲「……」ピタ
淡「お、止まった!」
咲「いいもん、気付かないなら開き直ってやるから!」
淡「へ?」
咲「淡ちゃん!」
淡「は、はい!」
咲「好きな人いる?」
淡「え、えーと、答えないとだめ?」
咲「だめ!」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 19:49:49.39 ID:e1Xf7mpJ0
淡「好きかどうかわからない人ならいます!」
咲「えー……」
淡「じゃあ、私もサキに同じ質問するね! 好きな人いるの?」
咲「いるよ」
淡「うぇ!? 誰?だれだれ?」
咲「教えない」
淡「むぅ……なんかやだなー。サキに好きな人がいるのがー」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 19:55:57.71 ID:e1Xf7mpJ0
咲「ほんと?」
淡「うん、ほんとほんと」
咲「そっかー」
淡「……教えてくれないの?」
咲「うん」
淡「けちー。サキのけちんぼー」
咲「そんなことより早く淡ちゃんの家いこ!」
淡「サキがこんなところで止まったのに、私が悪いみたいに!」
咲「あはは、ごめんね?」
淡「許す!」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 20:05:06.75 ID:e1Xf7mpJ0
咲「ここが淡ちゃんの家?」
淡「そうだよ!どうだ大きいでしょ!」
咲「そういえば遊ぶときは私の家ばかりだったから初めてきたよ」
淡「実のこと言うと結構散らかっててあまり入れたくなかった!」
咲「そんなこと気にしないよ?」
淡「いやー、サキの家って全然散らかってないから!」
咲「そうだね、こまめに掃除はしてるから」
淡「私にはマネできない!」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 20:08:47.84 ID:e1Xf7mpJ0
淡「それじゃ入って入って! 二階に私の部屋があるから!」
咲「その説明じゃどこかわからないよ!」
淡「それもそうだね! じゃ、ついてきてー。 どうぞ、ここが私の部屋です!」
咲「なんだ、ちゃんと綺麗に出来てるよ!」
淡「昨日、ストレスたまってたから!」
咲「なにかあったの?」
淡「みんながいちゃいちゃしてるのを一人で見てた」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 20:12:22.44 ID:e1Xf7mpJ0
咲「それは、すごいストレスたまりそうだね」
淡「ほんとだよ! で、なにする?」
咲「なにがあるの?」
淡「サキの家にはないパソコンが!」
咲「私あんまり詳しくないんだよー」
淡「サキもいつかは買うんでしょ? なら、今のうちに私が使い方を教えてあげよう!」
咲「ほんと! ありがとう淡ちゃん!」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 20:14:44.17 ID:e1Xf7mpJ0
淡「それでね、これをこうしてこうすると」
咲「うわー、すごいねパソコン!」
淡「そうなんだよ! 離れてる人と無料で話すこともできるし!」
咲「いいなぁ……ますますほしくなっちゃうよ」
淡「だから、サキも早く買ってね?」
咲「うん!……あ、ごめん電話だ」
淡「出てもいいよ?」
咲「じゃあ、失礼するね?」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 20:22:29.70 ID:e1Xf7mpJ0
咲「もしもし?」
和「あっ、やっとつながりましたか。今どこいるんですか?」
咲「今? 大星さんの家だけど」
和「そうですか、今からパーティするんですけど来ませんか?」
咲「あー、悪いんだけど今日は遠慮しとくね?」
和「わかりました。では、いつなら空いてますか?」
咲「んー、あし」
淡「明日も明後日、明々後日もずっと空いてないよ」
咲「あ、淡ちゃん! なんで携帯取るの!」
和「誰ですか、貴女?」
淡「ん?誰でもいいでしょ? そんなことよりサキはこれからずっと私が予約してるから」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 20:29:44.08 ID:e1Xf7mpJ0
和「予約? なに言ってるんですか?」
淡「だーかーらー、サキは私がずっと予約してるからそっちには行かないよ」
和「は? 大体、咲さんがそんなこと許すわけないです」
淡「最初は許さなくても、最後は許すよ」
和「話になりません。咲さんに代わってください」
淡「サキなら今寝てる」
和「そんな嘘、小学生でもわかります」
淡「嘘じゃないから、それじゃ切るね」
和「待ちなさ……」
淡「ごめん、サキ!切れちゃった」
咲「もー、淡ちゃんが切ったんでしょ。それより謝らないと」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 20:38:40.33 ID:e1Xf7mpJ0
淡「だめ」
咲「な、なんで?」
淡「サキが他の人と話して気づいたけど、私がサキのこと好きだから」
咲「えーっと?」
淡「私はサキのことが好き。だから私以外と話してほしくない」
咲「そ、そんなの無理だよ!」
淡「ダメ。無理でもして」
咲「だって、大切な人達だか……んんぅ!?」
淡「ん…………ふぅ、サキの大切な人は私でしょ?」
咲「さ、さっき、キス……」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 20:47:29.06 ID:e1Xf7mpJ0
淡「こういったことも私とだけして。後、サキの返事聞いてないや」
咲「私の返事?」
淡「そうだよ、私のことが好きかどうか」
咲「好き、だよ」
淡「そっかー。じゃあ私の言うことこれからも聞いてね?」
咲「うん、わかったよ淡ちゃん」
この後、二人は一緒に暮らしました
めでたしめでたし
かん
淡「クリスマス会?」