過去作
曜「メゾン・ド・モルゲンレーテ・日の出？」鞠莉「ひどいメドレーね」
鞠莉「そのメガネって度、入ってるやつ？」曜「うん、伊達じゃないよ」
曜「巷に雨の降るごとく」
曜「鞠莉ちゃんお味噌汁理論」
鞠莉「So Close, Yet So Far」
曜「メゾン・ド・モルゲンレーテ・日の出？」鞠莉「ひどいメドレーね」
鞠莉「そのメガネって度、入ってるやつ？」曜「うん、伊達じゃないよ」
曜「巷に雨の降るごとく」
曜「鞠莉ちゃんお味噌汁理論」
鞠莉「So Close, Yet So Far」
【ようまり】鞠莉「コーヒーに付き合ってほしい？」曜「うん！」
曜「鞠莉ちゃん家にお泊まり」
鞠莉「曜ってさ」曜「うん」
ようまり。
3: 名無しで叶える物語 2021/06/30(水) 20:28:10.65 ID:lj5pCjtB.net
曜「ふえっ！？」
鞠莉「ほらほら、遠慮しないでこっちきて。いっぱいいっぱいぎゅーってしてあげる♪」
曜「えっ、ええっ、ええええーっ！？」
――なんやかんやありまして――
曜「よしよし、いい子いい子」
鞠莉「んぅ…」
曜「ほら、遠慮しないでもっと寄っていいんだよ」
鞠莉(あれ…どうしてこうなったんだっけ)
曜「そうそう。ふふ、甘えんぼさんだね」
鞠莉(私が曜をハグするつもりだったのに、いつの間にか私の方が抱きしめられてる…)
曜「大丈夫、鞠莉ちゃんはいつも頑張ってるんだから。たまにはお休みも必要だよ」
鞠莉(その上、頭や背中を撫でてよしよししてくれて)
曜「いつもありがとうね、鞠莉ちゃん」
鞠莉(曜の優しさに、包まれているみたい…)
遡ること数分前――
曜「いきなりどうしたの、お姉ちゃんとか、は、ハグとかって」
鞠莉「遠慮することないのに。曜は恥ずかしがり屋さんね」
曜「べ、別に遠慮してるとか恥ずかしいわけじゃなくて」
鞠莉「ならハグするってことね！」
曜「いや、そんなわくわくした顔でハグ待ちされましても」
鞠莉「だってだって、ハグしたいんだもん」
曜「可愛く言われてもなぁ…」
鞠莉「もう、何が不満なの？ここなら誰に見られることもなく、気兼ねなくハグできるじゃない」
曜「それが理事長室に呼び出した理由？」
鞠莉「もちろんデース！」
曜「こういうの、職権濫用って言うのでは」
鞠莉「業務の一環デース」
曜「はぁ、理事長の仕事って色々あるんだね」
鞠莉「そうなのよ。色々ありすぎて困っちゃうわ」
曜「色々…」
鞠莉「だからね、曜をハグして、元気と癒しを分けてもらいたいなって」
曜「なるほど、最近ハグが多いなーと思ったらそういうことだったんだ。でもなんで私なの？」
鞠莉「知らないの？曜って抱き心地がとっても良くて、癒し効果が抜群なの」
曜「うーん、初耳かな」
鞠莉「とにかく、ぎゅっとしてると心が落ち着いて、リラックスできるの。疲れやストレスもどこかに行っちゃうくらいね」
曜「リラックス…」
鞠莉「ってなわけで、ハグっ！」
曜「わわっ！」
鞠莉「んー、これこれ。この腕にぴったりおさまる感じがたまらないわ」
曜「もう、いきなりなんだから」
鞠莉「ああ、落ち着く、心が安らぐー」
曜「はいはい、存分にご堪能くださいってね」
鞠莉「あら、随分と物分かりがいいのね」
曜「まあ、鞠莉ちゃんがしたいって言うなら…」
鞠莉「うふふっ、ありがとっ」
曜(鞠莉ちゃんの髪、ちょっと甘い匂いがする…)
鞠莉「曜ってあったかいね」
曜「密着してるからね」
鞠莉「心が優しいってことよ」
曜「は、恥ずかしいよ」
鞠莉「あ、体温上がったかな？」
曜「も、もうっ」
鞠莉「ふふ、この感じ、好き」
曜「…ねえ、鞠莉ちゃん」
鞠莉「なぁに？」
曜「私、もっといい方法を思いついたかも」
鞠莉「もっといい方法？」
曜「それは――」
はぐっ
鞠莉「きゃ…！？」
曜「私が鞠莉ちゃんをハグしてあげること」
鞠莉「よ、曜っ」
曜「気分はいかが？」
鞠莉「き、気分って」
曜「私はすごく良かったよ」
鞠莉「！」
曜「抱きしめられると、優しく包まれているみたいで、あったかくて。嬉しかった。ずっとこうしていたいなって思っちゃうくらい」
鞠莉「あ…」
曜「だからね、私も鞠莉ちゃんにハグしてあげたいなって思ったんだ」
鞠莉「曜…わたし…」
曜「よしよし、いい子いい子」
鞠莉「んぅ…」
――――――――
鞠莉「すぅ…すぅ…」
曜「寝ちゃった。お仕事で色々あるって言ってたし、やっぱり疲れてたんだね。それとも、ハグがよっぽど気持ちよかったのかな」
鞠莉「ん…くぅ…すー」
曜「ふふっ、可愛い。ハグするとリラックスできる、か。どちらかというと、私はちょっとドキドキしちゃうけどね。えへへっ」
鞠莉「んん…」
曜「いつもありがとう、お姉ちゃん。なんてね」
「――――」
曜「ん？廊下から話し声が聞こえる」
「理事長室、緊張しちゃうずら…」
「ええっと、入る時ってどうすればいいんだっけ？」
「ゆっくりノックして、失礼しまーす、よ」
「そっか、やってみる！」
コンコンコン
曜「えっ」
「し、失礼しまーす！」
ガチャ
善子「ちょ、開けるのは返事を待ってからで――って」
曜「あっ」
花丸「あっ」
ルビィ「あっ」
善子「あっ」
鞠莉「zzz…」
花丸(ま、鞠莉ちゃんが曜ちゃんをソファに押し倒して、胸元に顔をうずめてる――)
善子（最近やけにベタベタくっついてると思ってたけど、まさかこんなことになっていたなんて――）
ルビィ(二人きりの部屋、秘密の関係。見てはいけない現場を見てしまった――)
曜「あ、あの、これには訳が」
よしるびまる「…お」
曜「お？」
よしるびまる「おおお、おじゃましましたー！」
曜「あっ、ま、待って！」
バタン
曜「あー、なんか誤解されちゃったかも…ごめんね、鞠莉ちゃん」
鞠莉「すー…すー…」
曜「ま、いっか。後で事情を話せばわかってくれるよね」
鞠莉「むにゃ…くー…」
曜「ふふっ、幸せそうな顔しちゃって。おやすみ、鞠莉ちゃん」
終わり
全弾撃ち尽くしました。お姉さんムーブをお姉さんムーブで返されてしまう鞠莉ちゃんのようまりでした。
↓は前に書いたものです。よろしければ併せてお願いします。
鞠莉「怖い夢を見た日には」
ありがとうございました。
元スレ
曜「ふえっ！？」
鞠莉「ほらほら、遠慮しないでこっちきて。いっぱいいっぱいぎゅーってしてあげる♪」
曜「えっ、ええっ、ええええーっ！？」
――なんやかんやありまして――
曜「よしよし、いい子いい子」
鞠莉「んぅ…」
4: 名無しで叶える物語 2021/06/30(水) 20:29:55.53 ID:lj5pCjtB.net
曜「ほら、遠慮しないでもっと寄っていいんだよ」
鞠莉(あれ…どうしてこうなったんだっけ)
曜「そうそう。ふふ、甘えんぼさんだね」
鞠莉(私が曜をハグするつもりだったのに、いつの間にか私の方が抱きしめられてる…)
5: 名無しで叶える物語 2021/06/30(水) 20:31:09.42 ID:lj5pCjtB.net
曜「大丈夫、鞠莉ちゃんはいつも頑張ってるんだから。たまにはお休みも必要だよ」
鞠莉(その上、頭や背中を撫でてよしよししてくれて)
曜「いつもありがとうね、鞠莉ちゃん」
鞠莉(曜の優しさに、包まれているみたい…)
6: 名無しで叶える物語 2021/06/30(水) 20:32:22.89 ID:lj5pCjtB.net
遡ること数分前――
曜「いきなりどうしたの、お姉ちゃんとか、は、ハグとかって」
鞠莉「遠慮することないのに。曜は恥ずかしがり屋さんね」
曜「べ、別に遠慮してるとか恥ずかしいわけじゃなくて」
7: 名無しで叶える物語 2021/06/30(水) 20:33:27.21 ID:lj5pCjtB.net
鞠莉「ならハグするってことね！」
曜「いや、そんなわくわくした顔でハグ待ちされましても」
鞠莉「だってだって、ハグしたいんだもん」
曜「可愛く言われてもなぁ…」
8: 名無しで叶える物語 2021/06/30(水) 20:34:43.59 ID:lj5pCjtB.net
鞠莉「もう、何が不満なの？ここなら誰に見られることもなく、気兼ねなくハグできるじゃない」
曜「それが理事長室に呼び出した理由？」
鞠莉「もちろんデース！」
曜「こういうの、職権濫用って言うのでは」
9: 名無しで叶える物語 2021/06/30(水) 20:35:41.58 ID:lj5pCjtB.net
鞠莉「業務の一環デース」
曜「はぁ、理事長の仕事って色々あるんだね」
鞠莉「そうなのよ。色々ありすぎて困っちゃうわ」
曜「色々…」
10: 名無しで叶える物語 2021/06/30(水) 20:37:14.67 ID:lj5pCjtB.net
鞠莉「だからね、曜をハグして、元気と癒しを分けてもらいたいなって」
曜「なるほど、最近ハグが多いなーと思ったらそういうことだったんだ。でもなんで私なの？」
鞠莉「知らないの？曜って抱き心地がとっても良くて、癒し効果が抜群なの」
曜「うーん、初耳かな」
11: 名無しで叶える物語 2021/06/30(水) 20:39:08.37 ID:lj5pCjtB.net
鞠莉「とにかく、ぎゅっとしてると心が落ち着いて、リラックスできるの。疲れやストレスもどこかに行っちゃうくらいね」
曜「リラックス…」
鞠莉「ってなわけで、ハグっ！」
曜「わわっ！」
12: 名無しで叶える物語 2021/06/30(水) 20:40:15.93 ID:lj5pCjtB.net
鞠莉「んー、これこれ。この腕にぴったりおさまる感じがたまらないわ」
曜「もう、いきなりなんだから」
鞠莉「ああ、落ち着く、心が安らぐー」
曜「はいはい、存分にご堪能くださいってね」
13: 名無しで叶える物語 2021/06/30(水) 20:41:31.55 ID:lj5pCjtB.net
鞠莉「あら、随分と物分かりがいいのね」
曜「まあ、鞠莉ちゃんがしたいって言うなら…」
鞠莉「うふふっ、ありがとっ」
曜(鞠莉ちゃんの髪、ちょっと甘い匂いがする…)
14: 名無しで叶える物語 2021/06/30(水) 20:42:19.68 ID:lj5pCjtB.net
鞠莉「曜ってあったかいね」
曜「密着してるからね」
鞠莉「心が優しいってことよ」
曜「は、恥ずかしいよ」
15: 名無しで叶える物語 2021/06/30(水) 20:43:30.45 ID:lj5pCjtB.net
鞠莉「あ、体温上がったかな？」
曜「も、もうっ」
鞠莉「ふふ、この感じ、好き」
曜「…ねえ、鞠莉ちゃん」
16: 名無しで叶える物語 2021/06/30(水) 20:44:45.02 ID:lj5pCjtB.net
鞠莉「なぁに？」
曜「私、もっといい方法を思いついたかも」
鞠莉「もっといい方法？」
曜「それは――」
はぐっ
17: 名無しで叶える物語 2021/06/30(水) 20:46:03.12 ID:lj5pCjtB.net
鞠莉「きゃ…！？」
曜「私が鞠莉ちゃんをハグしてあげること」
鞠莉「よ、曜っ」
曜「気分はいかが？」
18: 名無しで叶える物語 2021/06/30(水) 20:47:27.66 ID:lj5pCjtB.net
鞠莉「き、気分って」
曜「私はすごく良かったよ」
鞠莉「！」
曜「抱きしめられると、優しく包まれているみたいで、あったかくて。嬉しかった。ずっとこうしていたいなって思っちゃうくらい」
鞠莉「あ…」
19: 名無しで叶える物語 2021/06/30(水) 20:50:08.59 ID:lj5pCjtB.net
曜「だからね、私も鞠莉ちゃんにハグしてあげたいなって思ったんだ」
鞠莉「曜…わたし…」
曜「よしよし、いい子いい子」
鞠莉「んぅ…」
20: 名無しで叶える物語 2021/06/30(水) 20:51:35.30 ID:lj5pCjtB.net
――――――――
鞠莉「すぅ…すぅ…」
曜「寝ちゃった。お仕事で色々あるって言ってたし、やっぱり疲れてたんだね。それとも、ハグがよっぽど気持ちよかったのかな」
鞠莉「ん…くぅ…すー」
曜「ふふっ、可愛い。ハグするとリラックスできる、か。どちらかというと、私はちょっとドキドキしちゃうけどね。えへへっ」
21: 名無しで叶える物語 2021/06/30(水) 20:52:54.37 ID:lj5pCjtB.net
鞠莉「んん…」
曜「いつもありがとう、お姉ちゃん。なんてね」
「――――」
曜「ん？廊下から話し声が聞こえる」
23: 名無しで叶える物語 2021/06/30(水) 20:54:38.07 ID:lj5pCjtB.net
「理事長室、緊張しちゃうずら…」
「ええっと、入る時ってどうすればいいんだっけ？」
「ゆっくりノックして、失礼しまーす、よ」
「そっか、やってみる！」
24: 名無しで叶える物語 2021/06/30(水) 20:56:00.89 ID:lj5pCjtB.net
コンコンコン
曜「えっ」
「し、失礼しまーす！」
ガチャ
善子「ちょ、開けるのは返事を待ってからで――って」
25: 名無しで叶える物語 2021/06/30(水) 20:57:07.43 ID:lj5pCjtB.net
曜「あっ」
花丸「あっ」
ルビィ「あっ」
善子「あっ」
鞠莉「zzz…」
26: 名無しで叶える物語 2021/06/30(水) 21:02:32.42 ID:lj5pCjtB.net
花丸(ま、鞠莉ちゃんが曜ちゃんをソファに押し倒して、胸元に顔をうずめてる――)
善子（最近やけにベタベタくっついてると思ってたけど、まさかこんなことになっていたなんて――）
ルビィ(二人きりの部屋、秘密の関係。見てはいけない現場を見てしまった――)
曜「あ、あの、これには訳が」
27: 名無しで叶える物語 2021/06/30(水) 21:03:43.51 ID:lj5pCjtB.net
よしるびまる「…お」
曜「お？」
よしるびまる「おおお、おじゃましましたー！」
曜「あっ、ま、待って！」
バタン
28: 名無しで叶える物語 2021/06/30(水) 21:05:43.94 ID:lj5pCjtB.net
曜「あー、なんか誤解されちゃったかも…ごめんね、鞠莉ちゃん」
鞠莉「すー…すー…」
曜「ま、いっか。後で事情を話せばわかってくれるよね」
鞠莉「むにゃ…くー…」
曜「ふふっ、幸せそうな顔しちゃって。おやすみ、鞠莉ちゃん」
終わり
29: 名無しで叶える物語 2021/06/30(水) 21:07:02.94 ID:lj5pCjtB.net
全弾撃ち尽くしました。お姉さんムーブをお姉さんムーブで返されてしまう鞠莉ちゃんのようまりでした。
↓は前に書いたものです。よろしければ併せてお願いします。
鞠莉「怖い夢を見た日には」
ありがとうございました。
鞠莉「ねぇ曜。マリーのこと、お姉ちゃんって呼んでくれてもいいのよ？」
