9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 21:42:59.47 ID:GqS+UBy+0
煌「お! 今日の運勢は一位ですか!」
煌「せっかくの日曜ですし、少し遠出でもしてきましょうかねー」
煌「よーし、思い立ったら即行動です!」
煌「気の向くままに進んでいきましょう」
煌「なんたって今日は占い一位ですからね!」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 21:50:59.68 ID:GqS+UBy+0
煌「それでは、行ってまいります!」
煌「って、うわぁ!」ズサー
煌「……いたた。まさか初めの一歩でこけるとは思いもよりませんでしたよ!」
煌「なにが占い一位ですか! 間違ってるじゃないですか!」
仁美「……」
煌「おっ? 江崎先輩どうしたんですか?」
仁美「なんでもないと……」
煌「そうです! 聞いてください! 今日私占い一位なんですよ!」
仁美(さっき転んどったけどな……)
煌「そういえばなんでここに?」
仁美「いや、なんでもないばい……」
煌「そうですか。 それでは転ばないように気を付けてくださいね!」
仁美(花田……ついにおかしくなりおったか……)
煌「では、私はこれで失礼します!」
煌「どこに行けばいいかわからない! でも、楽しい!」
煌「とりあえず、本州です! 本州に上陸しましょう!」
煌「……暇ですね。こんな時誰か知った人がいればいいんですがね」
照「あっ……」
煌「お? おー! 宮永さんお久しぶりです!」
照「あ、うん。久しぶり」
煌「どうして福岡に? はっ! もしかして練習試合かなにかですか?」
照「いや、長野に向かってたんだけど……いつの間にかここに」
煌「なら、これから一緒に行きますか?」
照「別に一人で行けるからだいじょうぶ」
煌「いえいえ! 私が一人だと心細いんです!」
照「そうなの? じゃあ、一緒にいこうか」
煌「すばらっ!」
照(な、名前なんだっけ? すばらさんだっけ? 間違ったら怒られそう怖い……)
煌「ん、どうしたんですか宮永さん? なにか悩みごとでも?」
照「なんでもないよ、すばらさん」
煌「すばら……さん?」
照「い、いや違う。えっと、その」
煌「あ、もしかしてあだ名ですか?」
照「そう、あだ名、あだ名の方がいいかなって」
煌「うれしいですね、宮永さんにあだ名をつけてもらえるなんて!」
照「そうなの?」
煌「それはもう! なぜかわからないですが、みなさん私のことを花田って呼ぶんですよね」
照(心が痛い……名前知らないなんていまさら言えない……)
煌「まぁ、名前知られてなくても別にいいんですがね」
煌「あっ、そろそろ着きますよ!」
照「ありがとう、じゃ、私はこの辺で」
煌「おっと、お待ちください!」
照「どうしたの?」
煌「ぜひサインを!」
照「え、私まだ書いたこととかないから」
煌「なら、私が初めて貰えるってことですね! この色紙にぜひ!」
照「うん、恥ずかしいけど書くね」
煌「ありがとうございます! 大切にさして貰いたいとおもいます!」
照「じゃあ、さようなら」
煌「はい、さようならです!」
煌「ん、長野……あー!優希たちに会えばよかったー!」
煌「何をしてるんですか私は! バカですか!」
煌「むー、本当になにが占いですか! 全然当たってないですね!」
煌「と、自分のミスを占いのせいにするのはダメですね」
煌「次は、そうです! 大阪に行きましょう!」
煌「きっと、面白い人がいっぱいいますよ!」
煌「おおお! すごい活気ですね!」
煌「せっかく来たことですし、千里山のみなさんに挨拶していきましょう!」
泉「おっ、うちの仲間の一人の花田さん!」
煌「おぉ、泉さん! お久しぶりです!」
泉「なにしに来たんですか?」
煌「占いが一位だったんで少し遠出をしようと思いましてね!」
泉「そうなんですか! じゃあ、今から千里山来ますか?」
煌「今から行こうとしていたところです!」
煌「園城寺さんはお元気ですか?」
泉「先輩なら元気ですよ、ただ」
煌「ただ?」
泉「いままで以上に過保護になった人がおりましてね」
煌「あー、それは大変ですね」
泉「ほんまですよ! もう練習中もずーっといちゃいちゃしてて集中できへんのですよ!」
煌「でも、しょうがないですよそれは。あんな風に無茶ばかりする人なんですから」
泉「あと、一番怖いのが船久保先輩! なんか最強の千里山作るんやって張り切って……」
ふなQ「おー、おー、なに人が居らんところで文句言っとんや」
泉「げ、先輩……」
煌「お久しぶりですね」
ふなQ「久しぶりですわ。 で、泉、なんか文句あるんやろ? 言ってみ?」
泉「あはは……ほんますみませんでした!」
ふなQ「あかんわ、反省の意思が見えへんな。 よし、花田さんにも少し協力してもらうで?」
煌「わ、私が一体何をしたっていうんですか!」
ふなQ「まぁ、なにもしてへんけど」
泉「そうですよ! 花田さんに迷惑ですよ!」
煌「いえ、迷惑ではありません」
ふなQ「ほな、本人も迷惑がっておらんしいこか」
煌「でも、私は何をすればいいんですかね?」
ふなQ「ただ、麻雀してもらえばええで? 泉は花田さんを飛ばすのが今日の課題や」
泉「はぁ? そんなの無理ですやん!」
煌「諦めたらそこで終わりですよ泉さん! 頑張りましょう!」
泉「いやや……花田さん自分のこと何もわかっとらんわ……」
ふなQ「まぁ、行きましょか」
煌「お土産とか買ってないですけど大丈夫ですかね?」
ふなQ「まぁ、うちは構いませんけど何人か文句は言いますね」
泉「えぇ、お土産ないんですかい……」
ふなQ「それより、これからも練習試合とかの予定決めていきませんとね」
煌「そうですね。私も部長に選ばれた人間ですから、そういうのを考えないと」
泉「ええなぁ……花田さんが部長だったらえかったなぁ……」チラッ
ふなQ「おー、泉。今日データ整理手伝ってくれるんかありがとな」
泉「鬼やわ……」
怜「おー、久しぶりやな煌」
煌「お久しぶりです園城寺さん!」
怜「相変わらず綺麗な足と、奇妙な髪形しとるなー」
煌「そんなにほめてもなにもでませんよ?」
ふなQ「竜華先輩はどうしたんです?」
怜「補習やで。 と、いうわけやから膝貸してな?」
煌「私のでよければいくらでも!」
怜「あー……すべすべやー」
煌「あの、そんなに頭をこすりつけたらくすぐったいんですけどね」
怜「んー……気にせんでええで?」
泉(花田さんは今集中できてへん。いまなら飛ばせるで!)
ふなQ「セーラ先輩も補習です?」
怜「せやで」
煌「……」ムズムズ
怜「どしたー? そんなムズムズして」
煌「いえ、別になんでもないですよ?」
泉「それじゃ、船久保先輩、さっそく始めましょうか」
ふなQ「メンツが足りへん」
泉「園城寺先輩がいますがな!」
怜「今、竜華に麻雀せんよーに言われとんで」
泉「ちょっと誰か探してきます!」
怜「なんや煌、ええ匂いするんやけど」
煌「ちょ、ちょっとあんまり嗅がないでください!」
怜「そー言われるとやりたくなるで」
煌「じゃあ、どうぞしてください」
怜「それなら遠慮なく」
煌「もー、どうしたらいいんですか!」
怜「このままでいたらええで?」
泉「人連れてきましたで!」
豊音「ちょーよろしくだよー!」
ふなQ「こっちこそよろしくお願いしますわ」
豊音「園城寺さんサイン頂戴ー!」
怜「ええで」
ふなQ「どうやって連れてきたんや泉?」
泉「サイン貰えるっていえば楽勝でしたよ!」
豊音「ありがとー」
煌「やっぱり園城寺さんも有名になりましたねー」
怜「そうかー? そんなことないと思うで?」
煌「ちなみに私、今日宮永さんのサイン貰いましてね!」
豊音「うらやましいよー」
煌「そうでしょうそうでしょう!」
豊音「いいなー……」
煌「あの、上げましょうか?」
豊音「いいの!」
煌「はい、本人から直接ってわけではないですけど」
豊音「ちょー、うれしいよー!」
煌「喜んでもらえてなによりです!」
怜「ほんまに煌は優しいなー」
煌「当然のことをしたまでです! 宮永さんには後で謝っておきましょう!」
豊音「よーし、それじゃさっそく麻雀はじめようよー」
泉「うちのサインは要らんのですか?」
豊音「ほしいよー?」
泉「ほんまですか! じゃ書きますね!」
ふなQ(なんやろこれ、なんや憐れや)
怜「今、ふなQの考えが読めたで!」
煌「読心術が使えるようになったんですか!」
怜「そうかもしれへんな!」
ふなQ「ほな、始めましょうか」
煌「えぇ、いつでもどうぞ!」
泉「花田さんを飛ばせばええだけ……飛ばせばええだけ……」
豊音「ちょー楽しみだよー」
怜「ふぅ……どうやって煌に膝枕してもらえばええんや?」
煌「椅子を横に並べるとかどうですかね?」
怜「まぁ、それで我慢するわ……」
煌(つ、ツモりにくい! しかし、園城寺さんは病弱ですからね。あんまり動かすわけには行きません)
怜「んー、気持ちええわー……」
豊音「一位だよー!」
ふなQ「まぁ、二位安定ですわ」
煌「ぎりぎり三位ってところですかね」
泉「……」
怜「おー、煌。頑張ったなー」
煌「全力でやりましたからね! あと、園城寺さん!」
怜「なんや?」
煌「途中でくすぐるのはやめてくださいね!」
怜「気にせんといてなー」
煌「気になりますよ!」
豊音「あっ、もうこんな時間だよー」
ふなQ「駅まで送りましょうか? 泉が」
豊音「別に大丈夫だよー! それじゃ今日はありがとうー」
煌「こちらこそありがとうございました!」
怜「そーいや煌はいつごろ帰るんや?」
煌「どうしましょうかね?」
怜「なんも決めてへんのかい……」
煌「んー、とりあえず私もそろそろお暇しますかねー」
怜「もう少しうちの枕になっててもええんやで?」
煌「そろそろ帰らないと嫌な予感がしますからねー」
ふなQ「あー、竜華先輩ですか」
怜「あー……じゃあしょうがないな」
煌「では、お疲れ様でした! 泉さんも頑張ってください!」
泉「はい……」
煌「出てきたはいいものの、なにしようか悩みますねー」
末原「」ビクビク
煌「ん? もしかして末原さんですか?」
末原「ひゃい! なんですか!って、スバラかいな……」
煌「煌です。でも、なんで震えてるみたいでしたので」
末原「いやな、うん、あれやな」
煌「あっ、とよんんっ!」
末原「うわぁー! なんで呼ぼうとするんや!」
末原「あれか? あれなんやな? うちの名前がすばらって読めそうやからか!」
煌「んー! んー!」
末原「呼ばんな? 絶対に呼ばんな?」
煌「ん! ぷっはー!……急になにするんですか!」
末原「スバラがあいつ呼ぼうとするからやろ!」
煌「別に呼んでもいいじゃないですか!」
末原「あかん! あいつはサインを求めてひたすら追いかけてくる悪魔や!」
煌「そんなことないと思いますけどね……」
末原「騙されとるで! うちはあいつに何回も追いかけられてわかっとんや!」
煌「……」
末原「やっと理解したんか」
煌「とよ」
末原「あー!あー! 言おうとするなや! 鬼畜か! 実は鬼畜なんやな!」
豊音「あー! 見つけたー! 追っかけるどー!」
末原「ば、ばれたやんか……。 覚えとれよすばらー!」
煌「私は煌ですよー!」
煌「一気に静かになりましたね……」
煌「……明日、月曜日なのに学校休みなんですよねー」
煌「暇ですね……」
煌「なんかさびしくなってきましたよ」
すこやん「あっ、もしかして花田さん?」
煌「そうですけどって、アラフォーさん?」
すこやん「アラサーだよ!」
煌「これは失礼しました。アナウンサーの人がアラフォーって言ってたものですから」
すこやん「そうなの……やっぱり影響力すごいんだ」
煌「でも、どうしたんですかこんなところで一人で歩いて?」
すこやん「それ聞いたらダメでしょ……」
煌「す、すみません! 気になったものですから」
すこやん「まだ、未成年だから一緒にお酒も飲めないし……」
煌「なんかすみません」
すこやん「いやいや、別にいいんだよ? あっ、そうだ。クリスマスとか予定空いてる?」
煌「クリスマスですか? そうですね、まだ予定は決まってないですよ?」
すこやん「そうなの? じゃあさもしよければ一緒に遊ばない?」
煌「え……あの、アナウンサーの人は?」
すこやん「アナウンサー友達とどこか出かけるらしいよ!」ゴゴゴゴゴゴゴ
煌「ひゃー! そんなにオーラを出さないでくださいー!」
すこやん「ゴゴゴゴゴゴゴ」
煌「ひゃー! 口で効果音を出さないでくださいー!」
すこやん「よし! 花田さん!」
煌「はい、なんでしょうか?」
すこやん「今から一局打とう!」
煌「よろこんで!」
煌「……スバー……スバー……」
すこやん「結局飛ばせなかった」
煌「本気で来るなんてひどいですよ……」
すこやん「ごめんね。 とばなかったからつい」
煌「うぅ……頭痛いです」
すこやん「本当にごめんね?」
煌「いえ、すばらな体験ができました! ありがとうございます!」
すこやん「じゃ、もう一局打つ?」
煌「すばら!といいたいですけど、さすがに疲れてしまいました」
煌「では、クリスマスの予定は開けておきますね!」
すこやん「うん、よろしくね」
姫子「花田ー、どこぞー?」
煌「お、姫子?」
姫子「やっと見つけたばい! 心配したと」
煌「占いが一位だったから少し遠出をしようとおもって」
姫子「早く帰ってリザベーションの練習すると!」
すこやん「ちょっと待ってくれないかなー?」
姫子「なんです?」
すこやん「今、花田さんは私が借りてるんだけど勝手に持っていこうとしないでくれないかな?」
姫子「いい大人が子供いじめとるんです?」
すこやん「別にいじめてなんていないけど?」
姫子「でも、花田ん奴は相当疲れとるんですけど」
煌「私はまだまだ元気ですよ?」
姫子「無茶したらダメばい」
煌「いえ、別に無理なんて」
すこやん「ほらー、花田さんもまだまだ元気そうだしまだ遊んでもいいよね?」
姫子「だめばい」
すこやん「それはあなたが決めることじゃないね」
煌「わ、私は」
姫子「当然帰ってくるばい」
すこやん「まだ、私と一緒に遊ぶにきまってるよね? ね?」
煌「え、えっと……二人ともすみません!」ダッ
姫子「あっ、待つばい!」
すこやん「」
煌「ひゃー! 追ってこないでくださいー!」
うん、方言って難しいね。
この後、二人は幸せに暮らしました
めでたしめでたし
かん!
元スレ
煌「それでは、行ってまいります!」
煌「って、うわぁ!」ズサー
煌「……いたた。まさか初めの一歩でこけるとは思いもよりませんでしたよ!」
煌「なにが占い一位ですか! 間違ってるじゃないですか!」
仁美「……」
煌「おっ? 江崎先輩どうしたんですか?」
仁美「なんでもないと……」
煌「そうです! 聞いてください! 今日私占い一位なんですよ!」
仁美(さっき転んどったけどな……)
煌「そういえばなんでここに?」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 21:54:00.62 ID:GqS+UBy+0
仁美「いや、なんでもないばい……」
煌「そうですか。 それでは転ばないように気を付けてくださいね!」
仁美(花田……ついにおかしくなりおったか……)
煌「では、私はこれで失礼します!」
煌「どこに行けばいいかわからない! でも、楽しい!」
煌「とりあえず、本州です! 本州に上陸しましょう!」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 22:01:00.35 ID:GqS+UBy+0
煌「……暇ですね。こんな時誰か知った人がいればいいんですがね」
照「あっ……」
煌「お? おー! 宮永さんお久しぶりです!」
照「あ、うん。久しぶり」
煌「どうして福岡に? はっ! もしかして練習試合かなにかですか?」
照「いや、長野に向かってたんだけど……いつの間にかここに」
煌「なら、これから一緒に行きますか?」
照「別に一人で行けるからだいじょうぶ」
煌「いえいえ! 私が一人だと心細いんです!」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 22:08:55.27 ID:GqS+UBy+0
照「そうなの? じゃあ、一緒にいこうか」
煌「すばらっ!」
照(な、名前なんだっけ? すばらさんだっけ? 間違ったら怒られそう怖い……)
煌「ん、どうしたんですか宮永さん? なにか悩みごとでも?」
照「なんでもないよ、すばらさん」
煌「すばら……さん?」
照「い、いや違う。えっと、その」
煌「あ、もしかしてあだ名ですか?」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 22:14:15.00 ID:GqS+UBy+0
照「そう、あだ名、あだ名の方がいいかなって」
煌「うれしいですね、宮永さんにあだ名をつけてもらえるなんて!」
照「そうなの?」
煌「それはもう! なぜかわからないですが、みなさん私のことを花田って呼ぶんですよね」
照(心が痛い……名前知らないなんていまさら言えない……)
煌「まぁ、名前知られてなくても別にいいんですがね」
煌「あっ、そろそろ着きますよ!」
照「ありがとう、じゃ、私はこの辺で」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 22:19:36.10 ID:GqS+UBy+0
煌「おっと、お待ちください!」
照「どうしたの?」
煌「ぜひサインを!」
照「え、私まだ書いたこととかないから」
煌「なら、私が初めて貰えるってことですね! この色紙にぜひ!」
照「うん、恥ずかしいけど書くね」
煌「ありがとうございます! 大切にさして貰いたいとおもいます!」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 22:26:42.39 ID:GqS+UBy+0
照「じゃあ、さようなら」
煌「はい、さようならです!」
煌「ん、長野……あー!優希たちに会えばよかったー!」
煌「何をしてるんですか私は! バカですか!」
煌「むー、本当になにが占いですか! 全然当たってないですね!」
煌「と、自分のミスを占いのせいにするのはダメですね」
煌「次は、そうです! 大阪に行きましょう!」
煌「きっと、面白い人がいっぱいいますよ!」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 22:35:45.79 ID:GqS+UBy+0
煌「おおお! すごい活気ですね!」
煌「せっかく来たことですし、千里山のみなさんに挨拶していきましょう!」
泉「おっ、うちの仲間の一人の花田さん!」
煌「おぉ、泉さん! お久しぶりです!」
泉「なにしに来たんですか?」
煌「占いが一位だったんで少し遠出をしようと思いましてね!」
泉「そうなんですか! じゃあ、今から千里山来ますか?」
煌「今から行こうとしていたところです!」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 22:41:13.37 ID:GqS+UBy+0
煌「園城寺さんはお元気ですか?」
泉「先輩なら元気ですよ、ただ」
煌「ただ?」
泉「いままで以上に過保護になった人がおりましてね」
煌「あー、それは大変ですね」
泉「ほんまですよ! もう練習中もずーっといちゃいちゃしてて集中できへんのですよ!」
煌「でも、しょうがないですよそれは。あんな風に無茶ばかりする人なんですから」
泉「あと、一番怖いのが船久保先輩! なんか最強の千里山作るんやって張り切って……」
ふなQ「おー、おー、なに人が居らんところで文句言っとんや」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 22:45:40.96 ID:GqS+UBy+0
泉「げ、先輩……」
煌「お久しぶりですね」
ふなQ「久しぶりですわ。 で、泉、なんか文句あるんやろ? 言ってみ?」
泉「あはは……ほんますみませんでした!」
ふなQ「あかんわ、反省の意思が見えへんな。 よし、花田さんにも少し協力してもらうで?」
煌「わ、私が一体何をしたっていうんですか!」
ふなQ「まぁ、なにもしてへんけど」
泉「そうですよ! 花田さんに迷惑ですよ!」
煌「いえ、迷惑ではありません」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 22:49:42.98 ID:GqS+UBy+0
ふなQ「ほな、本人も迷惑がっておらんしいこか」
煌「でも、私は何をすればいいんですかね?」
ふなQ「ただ、麻雀してもらえばええで? 泉は花田さんを飛ばすのが今日の課題や」
泉「はぁ? そんなの無理ですやん!」
煌「諦めたらそこで終わりですよ泉さん! 頑張りましょう!」
泉「いやや……花田さん自分のこと何もわかっとらんわ……」
ふなQ「まぁ、行きましょか」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 22:56:23.52 ID:GqS+UBy+0
煌「お土産とか買ってないですけど大丈夫ですかね?」
ふなQ「まぁ、うちは構いませんけど何人か文句は言いますね」
泉「えぇ、お土産ないんですかい……」
ふなQ「それより、これからも練習試合とかの予定決めていきませんとね」
煌「そうですね。私も部長に選ばれた人間ですから、そういうのを考えないと」
泉「ええなぁ……花田さんが部長だったらえかったなぁ……」チラッ
ふなQ「おー、泉。今日データ整理手伝ってくれるんかありがとな」
泉「鬼やわ……」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 23:00:23.16 ID:GqS+UBy+0
怜「おー、久しぶりやな煌」
煌「お久しぶりです園城寺さん!」
怜「相変わらず綺麗な足と、奇妙な髪形しとるなー」
煌「そんなにほめてもなにもでませんよ?」
ふなQ「竜華先輩はどうしたんです?」
怜「補習やで。 と、いうわけやから膝貸してな?」
煌「私のでよければいくらでも!」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 23:05:22.98 ID:GqS+UBy+0
怜「あー……すべすべやー」
煌「あの、そんなに頭をこすりつけたらくすぐったいんですけどね」
怜「んー……気にせんでええで?」
泉(花田さんは今集中できてへん。いまなら飛ばせるで!)
ふなQ「セーラ先輩も補習です?」
怜「せやで」
煌「……」ムズムズ
怜「どしたー? そんなムズムズして」
煌「いえ、別になんでもないですよ?」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 23:09:42.10 ID:GqS+UBy+0
泉「それじゃ、船久保先輩、さっそく始めましょうか」
ふなQ「メンツが足りへん」
泉「園城寺先輩がいますがな!」
怜「今、竜華に麻雀せんよーに言われとんで」
泉「ちょっと誰か探してきます!」
怜「なんや煌、ええ匂いするんやけど」
煌「ちょ、ちょっとあんまり嗅がないでください!」
怜「そー言われるとやりたくなるで」
煌「じゃあ、どうぞしてください」
怜「それなら遠慮なく」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 23:21:31.62 ID:GqS+UBy+0
煌「もー、どうしたらいいんですか!」
怜「このままでいたらええで?」
泉「人連れてきましたで!」
豊音「ちょーよろしくだよー!」
ふなQ「こっちこそよろしくお願いしますわ」
豊音「園城寺さんサイン頂戴ー!」
怜「ええで」
ふなQ「どうやって連れてきたんや泉?」
泉「サイン貰えるっていえば楽勝でしたよ!」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 23:26:15.97 ID:GqS+UBy+0
豊音「ありがとー」
煌「やっぱり園城寺さんも有名になりましたねー」
怜「そうかー? そんなことないと思うで?」
煌「ちなみに私、今日宮永さんのサイン貰いましてね!」
豊音「うらやましいよー」
煌「そうでしょうそうでしょう!」
豊音「いいなー……」
煌「あの、上げましょうか?」
豊音「いいの!」
煌「はい、本人から直接ってわけではないですけど」
豊音「ちょー、うれしいよー!」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 23:33:24.87 ID:GqS+UBy+0
煌「喜んでもらえてなによりです!」
怜「ほんまに煌は優しいなー」
煌「当然のことをしたまでです! 宮永さんには後で謝っておきましょう!」
豊音「よーし、それじゃさっそく麻雀はじめようよー」
泉「うちのサインは要らんのですか?」
豊音「ほしいよー?」
泉「ほんまですか! じゃ書きますね!」
ふなQ(なんやろこれ、なんや憐れや)
怜「今、ふなQの考えが読めたで!」
煌「読心術が使えるようになったんですか!」
怜「そうかもしれへんな!」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 23:38:42.91 ID:GqS+UBy+0
ふなQ「ほな、始めましょうか」
煌「えぇ、いつでもどうぞ!」
泉「花田さんを飛ばせばええだけ……飛ばせばええだけ……」
豊音「ちょー楽しみだよー」
怜「ふぅ……どうやって煌に膝枕してもらえばええんや?」
煌「椅子を横に並べるとかどうですかね?」
怜「まぁ、それで我慢するわ……」
煌(つ、ツモりにくい! しかし、園城寺さんは病弱ですからね。あんまり動かすわけには行きません)
怜「んー、気持ちええわー……」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 23:42:41.71 ID:GqS+UBy+0
豊音「一位だよー!」
ふなQ「まぁ、二位安定ですわ」
煌「ぎりぎり三位ってところですかね」
泉「……」
怜「おー、煌。頑張ったなー」
煌「全力でやりましたからね! あと、園城寺さん!」
怜「なんや?」
煌「途中でくすぐるのはやめてくださいね!」
怜「気にせんといてなー」
煌「気になりますよ!」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 23:47:17.63 ID:GqS+UBy+0
豊音「あっ、もうこんな時間だよー」
ふなQ「駅まで送りましょうか? 泉が」
豊音「別に大丈夫だよー! それじゃ今日はありがとうー」
煌「こちらこそありがとうございました!」
怜「そーいや煌はいつごろ帰るんや?」
煌「どうしましょうかね?」
怜「なんも決めてへんのかい……」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/12(水) 23:53:35.99 ID:GqS+UBy+0
煌「んー、とりあえず私もそろそろお暇しますかねー」
怜「もう少しうちの枕になっててもええんやで?」
煌「そろそろ帰らないと嫌な予感がしますからねー」
ふなQ「あー、竜華先輩ですか」
怜「あー……じゃあしょうがないな」
煌「では、お疲れ様でした! 泉さんも頑張ってください!」
泉「はい……」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/13(木) 00:01:27.23 ID:a3AIcxpo0
煌「出てきたはいいものの、なにしようか悩みますねー」
末原「」ビクビク
煌「ん? もしかして末原さんですか?」
末原「ひゃい! なんですか!って、スバラかいな……」
煌「煌です。でも、なんで震えてるみたいでしたので」
末原「いやな、うん、あれやな」
煌「あっ、とよんんっ!」
末原「うわぁー! なんで呼ぼうとするんや!」
末原「あれか? あれなんやな? うちの名前がすばらって読めそうやからか!」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/13(木) 00:07:00.29 ID:a3AIcxpo0
煌「んー! んー!」
末原「呼ばんな? 絶対に呼ばんな?」
煌「ん! ぷっはー!……急になにするんですか!」
末原「スバラがあいつ呼ぼうとするからやろ!」
煌「別に呼んでもいいじゃないですか!」
末原「あかん! あいつはサインを求めてひたすら追いかけてくる悪魔や!」
煌「そんなことないと思いますけどね……」
末原「騙されとるで! うちはあいつに何回も追いかけられてわかっとんや!」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/13(木) 00:11:34.96 ID:a3AIcxpo0
煌「……」
末原「やっと理解したんか」
煌「とよ」
末原「あー!あー! 言おうとするなや! 鬼畜か! 実は鬼畜なんやな!」
豊音「あー! 見つけたー! 追っかけるどー!」
末原「ば、ばれたやんか……。 覚えとれよすばらー!」
煌「私は煌ですよー!」
煌「一気に静かになりましたね……」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/13(木) 00:15:07.12 ID:a3AIcxpo0
煌「……明日、月曜日なのに学校休みなんですよねー」
煌「暇ですね……」
煌「なんかさびしくなってきましたよ」
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/13(木) 00:33:17.94 ID:a3AIcxpo0
すこやん「あっ、もしかして花田さん?」
煌「そうですけどって、アラフォーさん?」
すこやん「アラサーだよ!」
煌「これは失礼しました。アナウンサーの人がアラフォーって言ってたものですから」
すこやん「そうなの……やっぱり影響力すごいんだ」
煌「でも、どうしたんですかこんなところで一人で歩いて?」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/13(木) 00:39:27.75 ID:a3AIcxpo0
すこやん「それ聞いたらダメでしょ……」
煌「す、すみません! 気になったものですから」
すこやん「まだ、未成年だから一緒にお酒も飲めないし……」
煌「なんかすみません」
すこやん「いやいや、別にいいんだよ? あっ、そうだ。クリスマスとか予定空いてる?」
煌「クリスマスですか? そうですね、まだ予定は決まってないですよ?」
すこやん「そうなの? じゃあさもしよければ一緒に遊ばない?」
煌「え……あの、アナウンサーの人は?」
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/13(木) 00:43:16.32 ID:a3AIcxpo0
すこやん「アナウンサー友達とどこか出かけるらしいよ!」ゴゴゴゴゴゴゴ
煌「ひゃー! そんなにオーラを出さないでくださいー!」
すこやん「ゴゴゴゴゴゴゴ」
煌「ひゃー! 口で効果音を出さないでくださいー!」
すこやん「よし! 花田さん!」
煌「はい、なんでしょうか?」
すこやん「今から一局打とう!」
煌「よろこんで!」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/13(木) 00:48:21.81 ID:a3AIcxpo0
煌「……スバー……スバー……」
すこやん「結局飛ばせなかった」
煌「本気で来るなんてひどいですよ……」
すこやん「ごめんね。 とばなかったからつい」
煌「うぅ……頭痛いです」
すこやん「本当にごめんね?」
煌「いえ、すばらな体験ができました! ありがとうございます!」
すこやん「じゃ、もう一局打つ?」
煌「すばら!といいたいですけど、さすがに疲れてしまいました」
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/13(木) 00:51:48.58 ID:a3AIcxpo0
煌「では、クリスマスの予定は開けておきますね!」
すこやん「うん、よろしくね」
姫子「花田ー、どこぞー?」
煌「お、姫子?」
姫子「やっと見つけたばい! 心配したと」
煌「占いが一位だったから少し遠出をしようとおもって」
姫子「早く帰ってリザベーションの練習すると!」
すこやん「ちょっと待ってくれないかなー?」
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/13(木) 00:56:38.30 ID:a3AIcxpo0
姫子「なんです?」
すこやん「今、花田さんは私が借りてるんだけど勝手に持っていこうとしないでくれないかな?」
姫子「いい大人が子供いじめとるんです?」
すこやん「別にいじめてなんていないけど?」
姫子「でも、花田ん奴は相当疲れとるんですけど」
煌「私はまだまだ元気ですよ?」
姫子「無茶したらダメばい」
煌「いえ、別に無理なんて」
すこやん「ほらー、花田さんもまだまだ元気そうだしまだ遊んでもいいよね?」
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/13(木) 01:01:23.49 ID:a3AIcxpo0
姫子「だめばい」
すこやん「それはあなたが決めることじゃないね」
煌「わ、私は」
姫子「当然帰ってくるばい」
すこやん「まだ、私と一緒に遊ぶにきまってるよね? ね?」
煌「え、えっと……二人ともすみません!」ダッ
姫子「あっ、待つばい!」
すこやん「」
煌「ひゃー! 追ってこないでくださいー!」
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/13(木) 01:03:20.86 ID:a3AIcxpo0
うん、方言って難しいね。
この後、二人は幸せに暮らしました
めでたしめでたし
かん!
煌「スバラッキーデイ」