1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 20:42:10.17 ID:kKcAVeXA0
さやか「だってさやかちゃん、お腹空いちゃったんだもん」ヤアッ ヤアッ
ほむら「人の家でご飯の催促するんじゃないわよっ!」ファルコンキーック
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 20:45:45.40 ID:kKcAVeXA0
マミ「あら。でも、もう6時ね。ピザでも取りましょうか」ピィカッチュー
杏子「おっ、いいな」ヤッフー
さやか「えー。私、ほむらの手料理が良い」
ほむら「はあっ!?」
マミ「暁美さんどうする?家にあるものだったら好きに使っていいけど」
ほむら「ど、どうすると言われても……」
まどか「あ、私もほむらちゃんの作った料理食べてみたいな」
ほむら「まかせてッ!!」
さやか「やったー」
ほむら「じゃあ、私はスマブラ抜けるわね。まどか、入って良いわよ」
マミ「暁美さんと鹿目さんが交代ね。アイテムスイッチどうする?」
さやか「あ、ごすみません。私も抜けます」
ほむら「え?」
さやか「いやー、ほむらが料理作ってるところを見たいからさ」
まどか「あっ、私も見たい!マミさん、杏子ちゃん、私も抜けても良い?」
マミ「佐倉さんはどう?」
杏子「かまわないさ。タイマンしようぜ」
ほむら「ち、ちょっと……」
マミ「あら、タイマンで私に勝てると本気で思っているのかしら」
杏子「外から電撃撃つようなセコイ戦術は使えないぜ?」
マミ「……言ったわね。本気のピカチュウの蹴りを見せてあげるわ」ゴゴゴゴ
杏子「へっ。ドンキーじゃなきゃ負けねえよ」ゴゴゴゴ
さやか「マミさんと杏子もいいって言ってるし」
まどか「行こ行こ」
ほむら「もう……」
マミキッチン
ほむら「さてと。二人は何が食べたい?」
まどか「私は、ほむらちゃんの料理なら何でもいいよ!」ティヒヒ
さやか「肉」
ほむら「……」
ほむら「あなた、ちゃんと野菜食べてる?」
さやか「いんや?だって野菜って美味しくないじゃん」
まどか「えー?そんなことないよー」
ほむら「コラコラ」
さやか「いやさ。ニンジンとか、なんかニンジンくさいじゃん。甘いし」
まどか「カレーとか肉じゃがのニンジンも駄目?」
さやか「カレーはいいけど、肉じゃがはあんまりなあ。シチューのもいらないわ」
まどか「さやかちゃん、好き嫌いしちゃ駄目だよ」
まどか「将来、病気になっちゃうよ」
さやか「たははは」
ほむら「その様子じゃ、自炊も出来なさそうね……」
ガチャ
ほむら「冷凍炒飯があるわね」ホムホム
ほむら「わかった。あなたにも簡単に作れて、しかも美味しいニンジン料理を教えてあげる」
さやか「えー……ニンジン?不味そう……」
ほむら「いいから。作り方覚えなさい」
さやか「は~い」
ほむら「まずはニンジンをみじん切りにします」スッ
まどか「あっ!ほむらちゃん、まだニンジンの皮剥いてないよっ」
ほむら「ニンジンは皮も食べられるから大丈夫よ。栄養もあるし」サクッサクッ
ほむら「まずは上下左右を切って八角注に、もう一度切って四角注にするの」トントン
さやか「何で?普通に切れば良いじゃん」
ほむら「一切れ一切れの大きさをそろえるためよ。バラバラだと切りにくいもの」
ほむら「最初に切り出したニンジンをみじん切りにしてから、四角注の方に手をつけるのよ」タンタンタンタン
まどか「へえー。ほむらちゃん、考えてるんだねえ」
さやか「こんなにいっぱい……。これ全部食べるの?」
ほむら「大丈夫よ。楽に食べられるから」カチッ シュボッ
ほむら「次は、油をひいていないフライパンで炒めるの。あなた、やってみなさい」
さやか「へいへい」ガタガタ モワモワ
まどか「湯気がいっぱい出るんだね」
ほむら「湯気が出なくなるまで炒めなさい」
さやか「ほむらー、まだー?疲れたー」パラパラ
さやか「ん。それぐらいで十分よ」
ほむら「こっちの深皿に移して……っと」
さやか「ふう」
まどか「さやかちゃん、お疲れ様ー」
ほむら「次は冷凍炒飯を炒めなさい」
さやか「ええっ?」
ほむら「あなたの為なんだから!さっさとフライパンを振りなさい!」
まどか「さやかちゃん、ガンバ!」
さやか「うわーん」ガタガタ
ほむら「……」カチッ
さやか「ん?いつのまにかパラパラになってる」
ほむら「そ、それにニンジンを混ぜて、さらに振るのよ」
さやか「ほいほい」ガタガタ
ほむら「……」カチッ
ほむら「も、もういいわ……。お皿に中身を移して完成よ」
さやか「ん?なんだ、思ったより簡単じゃん!」
まどか「ん~、良い匂い。美味しそう!」
ほむら「……」ハアハア
みんな「いっただっきまーす」パク
マミ「あら。美味しい」
まどか「さやかちゃん凄いよ!」
さやか「えへへへ」
ほむら「みじん切りにしたニンジンをパラパラに炒めれば、ニンジン臭さは消えるのよ」
ほむら「冷凍炒飯はそのままだと油っこいから、これも炒めることでパラパラになるし」
ほむら「ニンジンを入れることでまろやかになるし、量も増えるし、なにより美味しくニンジンを食べられるの」
マミ「へえー。電子レンジでしか作ったことがなかったわ」
マミ「今度やってみましょう」
杏子「うめーうめー」ガツガツ
さやか「うーん。こんな美味しい料理を教えてもらいっぱなしってのも悪いなあ」
さやか「よし!今度はさやかちゃん特製のスペシャル料理をみんなに御馳走しちゃいます!」
ほむら「え」
まどか「え」
マミ「え」
杏子「ん?」
さやか「すぐ出来るから!ちょっと待っててね!」ピュー
ほむら「ま、待ちなさい……!」
まどか「……どんなものが出て来ると思います?」
マミ「……ごはんにマヨネーズかけた奴だったりしたらどうしましょう」
杏子「うめーうめー」パクパク
5分後
さやか「じゃーん!お待たせしました!」
ほむら「……まあ、とりあえず食べられそうね」
まどか「……うん。でも……」
マミ「……これはこれで」
杏子「なんだこりゃ?しょぼっ!」
ほむまどマミ「しーっ!」
http://up3.viploader.net/jiko/src/vljiko066698.jpg
杏子「期待させといてこれかよ……。焼いた食パンに魚肉ソーセージ乗っけただけじゃん」
さやか「何だとー?ギョニソパンは、めちゃんこ美味いんだぞ!」
まどか「き、杏子ちゃん!食べる前から否定しちゃ悪いよ!」
ほむら「ま、まどかの言う通りよ!」
マミ「み、美樹さんの頑張り具合が良く現れてるじゃない!」
杏子「パン焼いただけだろ……」
さやか「ふふん……?食べた後でも同じことを、杏子ちゃんは言えるかな?」
さやか「ほらっ。みんな持って持って」
ほむら「……」
まどか「……」
マミ「……」
杏子「……しょぼ」
さやか「いっただっきまーす!」パク
みんな「いただきまーす……」パク
ほむら「!?」
まどか「何これ!?」
マミ「美味しい!美味しいわ!」
杏子「ど、どうなってんだ!?」パクパク
さやか「ほら、だから言ったじゃん。美味しいって」
マミ「魚肉ソーセージなんて大して美味しいと思ったことないのに……」
まどか「ギョニソの甘みが、トーストされた食パンに凄く合う……!」
ほむら(これ、普通のソーセージやハムよりも美味しいんじゃ……)
杏子「うめー!もっとくれ!」
さやか「なはははは」
杏子「いやー、意外だったぜ」
杏子「まさか、さやかがこんなに美味い料理を作れるなんてさ」
さやか「意外は余計だっての!」
マミ「ごめんなさいね……?あんな態度を取ってしまって」
まどか「さやかちゃん、ごめんね」
さやか「うむ!その素直さに免じて、許してしんぜよう!」
ほむら「……」
さやか「さてと」クルッ
ほむら「!」
さやか「ほむらちゃんはどうでしたか?」
ほむら「くっ……」
ほむら「…………美味しかったわよ……」
さやか「え?何?」
さやか「ぐえ」ギュウ
ほむら「美味しかったって言ってるのよおッ!!」ブンブン
まどか「ほむらちゃん落ち着いて!」
ほむら「どんな奇天烈な味かと思ったけど……なかなか良いじゃない」
さやか「とーぜんよ!なんたって、ほむらへの愛情がたっぷり詰まってるからね!」
ほむら「!?」
まどか「感謝の気持ちの間違いじゃないの?」
さやか「あ、そうだった」
マミ「まあ、美樹さんったら」
杏子「うめーうめー」パクパク
ほむら「ふ、ふん。まあ、気持ちはありがたく貰っておくわ」
さやか「ほむらの愛情もしっかり伝わったぜ」
ほむら「んなもん込めてねえッ!!」
マミ「暁美さん……、あなたってやっぱり……」
杏子「んー、やっぱあたしの方が不利か」
ほむら「あんた達何言ってんの!?」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「ま、まどか!」
ほむら「違うの!私が好きなのはあなただけなのよ!」
まどか「ほむらちゃんってやさしいんだね」
まどか「でも気にしないで!」
まどか「私、ほむらちゃんとさやかちゃんのこと応援するからっ!」
さやか「いやー、照れますなあー」
ほむら「マドカァーッ!!」
さやか「ところで。ギョニソパンと人参炒飯、どっちの方が美味しかった?」
ほむら「こいつは……。そりゃ、いくらなんでも炒飯の方でしょ」
ほむら「ねえ、まどか」
まどか「……」
マミ「……」
杏子「……」
ほむら「え……」
さやか「……」ポン
さやか「私が今度料理教えてあげるよ」
ほむら「嘘よォーッ!!」
終
ほむら「牛タンシチューよ!どう!?」
さやか「ギョニソパンの方が上じゃね?」
ほむら「くそっ!」
…………
ほむら「厚さ3センチの特製カツ丼よ!」
さやか「んー、ギョニソパン」
ほむら「これも駄目!?」
…………
ほむら「東坡肉に青椒肉絲!エビチリに揚げ餃子に……その他いろいろ!」
さやか「牛乳と一緒に食べると、より一層美味いんだな。これが」
ほむら「ああああ!!」
まどか「今日もさやかちゃんにご飯作るの?」
ほむら「そうよ、まどか!」
ほむら「まどかの為に、必死になって料理の腕を磨いたんですもの!」
ほむら「あんなお子ちゃま料理に負けるわけには行かないわッ!!」
まどか「そっか。なんだか大変だねえ」
ほむら「は……こうしちゃいられないわ!食材の買い出しに行かないと!」ピュー
さやか「行ってらっしゃーい」
まどか「……」
まどか「ねえ、さやかちゃん」
さやか「ん?何?」
まどか「ほむらちゃんの料理より、ギョニソパンの方が美味しいの?」
さやか「まっさかー。ほむほむのご飯の方が美味しいって。いたっ!」ゴンッ
まどか「ほむらちゃんをいじめちゃ駄目でしょ!」
さやか「いやあ、ほむらが作る料理が美味しいからつい」
まどか「……さやかちゃん?」
さやか「ごめんなさい」
ほむら「マドカァーッ!!」ダダダダ ザンザン ジュワワー ガシャガシャ
終
補足
ギョニソは加熱しないでパンに挟んで下さい
経験から、そのまま食べると不味い奴ほどトーストに合います
元スレ
マミ「あら。でも、もう6時ね。ピザでも取りましょうか」ピィカッチュー
杏子「おっ、いいな」ヤッフー
さやか「えー。私、ほむらの手料理が良い」
ほむら「はあっ!?」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 20:48:30.30 ID:kKcAVeXA0
マミ「暁美さんどうする?家にあるものだったら好きに使っていいけど」
ほむら「ど、どうすると言われても……」
まどか「あ、私もほむらちゃんの作った料理食べてみたいな」
ほむら「まかせてッ!!」
さやか「やったー」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 20:51:37.20 ID:kKcAVeXA0
ほむら「じゃあ、私はスマブラ抜けるわね。まどか、入って良いわよ」
マミ「暁美さんと鹿目さんが交代ね。アイテムスイッチどうする?」
さやか「あ、ごすみません。私も抜けます」
ほむら「え?」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 20:55:17.07 ID:kKcAVeXA0
さやか「いやー、ほむらが料理作ってるところを見たいからさ」
まどか「あっ、私も見たい!マミさん、杏子ちゃん、私も抜けても良い?」
マミ「佐倉さんはどう?」
杏子「かまわないさ。タイマンしようぜ」
ほむら「ち、ちょっと……」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:00:11.29 ID:kKcAVeXA0
マミ「あら、タイマンで私に勝てると本気で思っているのかしら」
杏子「外から電撃撃つようなセコイ戦術は使えないぜ?」
マミ「……言ったわね。本気のピカチュウの蹴りを見せてあげるわ」ゴゴゴゴ
杏子「へっ。ドンキーじゃなきゃ負けねえよ」ゴゴゴゴ
さやか「マミさんと杏子もいいって言ってるし」
まどか「行こ行こ」
ほむら「もう……」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:02:05.57 ID:kKcAVeXA0
マミキッチン
ほむら「さてと。二人は何が食べたい?」
まどか「私は、ほむらちゃんの料理なら何でもいいよ!」ティヒヒ
さやか「肉」
ほむら「……」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:04:12.12 ID:kKcAVeXA0
ほむら「あなた、ちゃんと野菜食べてる?」
さやか「いんや?だって野菜って美味しくないじゃん」
まどか「えー?そんなことないよー」
ほむら「コラコラ」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:08:45.01 ID:kKcAVeXA0
さやか「いやさ。ニンジンとか、なんかニンジンくさいじゃん。甘いし」
まどか「カレーとか肉じゃがのニンジンも駄目?」
さやか「カレーはいいけど、肉じゃがはあんまりなあ。シチューのもいらないわ」
まどか「さやかちゃん、好き嫌いしちゃ駄目だよ」
まどか「将来、病気になっちゃうよ」
さやか「たははは」
ほむら「その様子じゃ、自炊も出来なさそうね……」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:12:49.39 ID:kKcAVeXA0
ガチャ
ほむら「冷凍炒飯があるわね」ホムホム
ほむら「わかった。あなたにも簡単に作れて、しかも美味しいニンジン料理を教えてあげる」
さやか「えー……ニンジン?不味そう……」
ほむら「いいから。作り方覚えなさい」
さやか「は~い」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:15:57.72 ID:kKcAVeXA0
ほむら「まずはニンジンをみじん切りにします」スッ
まどか「あっ!ほむらちゃん、まだニンジンの皮剥いてないよっ」
ほむら「ニンジンは皮も食べられるから大丈夫よ。栄養もあるし」サクッサクッ
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:21:11.62 ID:kKcAVeXA0
ほむら「まずは上下左右を切って八角注に、もう一度切って四角注にするの」トントン
さやか「何で?普通に切れば良いじゃん」
ほむら「一切れ一切れの大きさをそろえるためよ。バラバラだと切りにくいもの」
ほむら「最初に切り出したニンジンをみじん切りにしてから、四角注の方に手をつけるのよ」タンタンタンタン
まどか「へえー。ほむらちゃん、考えてるんだねえ」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:25:11.18 ID:kKcAVeXA0
さやか「こんなにいっぱい……。これ全部食べるの?」
ほむら「大丈夫よ。楽に食べられるから」カチッ シュボッ
ほむら「次は、油をひいていないフライパンで炒めるの。あなた、やってみなさい」
さやか「へいへい」ガタガタ モワモワ
まどか「湯気がいっぱい出るんだね」
ほむら「湯気が出なくなるまで炒めなさい」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:31:19.64 ID:kKcAVeXA0
さやか「ほむらー、まだー?疲れたー」パラパラ
さやか「ん。それぐらいで十分よ」
ほむら「こっちの深皿に移して……っと」
さやか「ふう」
まどか「さやかちゃん、お疲れ様ー」
ほむら「次は冷凍炒飯を炒めなさい」
さやか「ええっ?」
ほむら「あなたの為なんだから!さっさとフライパンを振りなさい!」
まどか「さやかちゃん、ガンバ!」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:33:31.20 ID:kKcAVeXA0
さやか「うわーん」ガタガタ
ほむら「……」カチッ
さやか「ん?いつのまにかパラパラになってる」
ほむら「そ、それにニンジンを混ぜて、さらに振るのよ」
さやか「ほいほい」ガタガタ
ほむら「……」カチッ
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:36:13.78 ID:kKcAVeXA0
ほむら「も、もういいわ……。お皿に中身を移して完成よ」
さやか「ん?なんだ、思ったより簡単じゃん!」
まどか「ん~、良い匂い。美味しそう!」
ほむら「……」ハアハア
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:42:52.18 ID:kKcAVeXA0
みんな「いっただっきまーす」パク
マミ「あら。美味しい」
まどか「さやかちゃん凄いよ!」
さやか「えへへへ」
ほむら「みじん切りにしたニンジンをパラパラに炒めれば、ニンジン臭さは消えるのよ」
ほむら「冷凍炒飯はそのままだと油っこいから、これも炒めることでパラパラになるし」
ほむら「ニンジンを入れることでまろやかになるし、量も増えるし、なにより美味しくニンジンを食べられるの」
マミ「へえー。電子レンジでしか作ったことがなかったわ」
マミ「今度やってみましょう」
杏子「うめーうめー」ガツガツ
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:46:17.10 ID:kKcAVeXA0
さやか「うーん。こんな美味しい料理を教えてもらいっぱなしってのも悪いなあ」
さやか「よし!今度はさやかちゃん特製のスペシャル料理をみんなに御馳走しちゃいます!」
ほむら「え」
まどか「え」
マミ「え」
杏子「ん?」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:49:25.97 ID:kKcAVeXA0
さやか「すぐ出来るから!ちょっと待っててね!」ピュー
ほむら「ま、待ちなさい……!」
まどか「……どんなものが出て来ると思います?」
マミ「……ごはんにマヨネーズかけた奴だったりしたらどうしましょう」
杏子「うめーうめー」パクパク
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:52:29.99 ID:kKcAVeXA0
5分後
さやか「じゃーん!お待たせしました!」
ほむら「……まあ、とりあえず食べられそうね」
まどか「……うん。でも……」
マミ「……これはこれで」
杏子「なんだこりゃ?しょぼっ!」
ほむまどマミ「しーっ!」
http://up3.viploader.net/jiko/src/vljiko066698.jpg
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 21:57:21.23 ID:kKcAVeXA0
杏子「期待させといてこれかよ……。焼いた食パンに魚肉ソーセージ乗っけただけじゃん」
さやか「何だとー?ギョニソパンは、めちゃんこ美味いんだぞ!」
まどか「き、杏子ちゃん!食べる前から否定しちゃ悪いよ!」
ほむら「ま、まどかの言う通りよ!」
マミ「み、美樹さんの頑張り具合が良く現れてるじゃない!」
杏子「パン焼いただけだろ……」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:00:25.20 ID:kKcAVeXA0
さやか「ふふん……?食べた後でも同じことを、杏子ちゃんは言えるかな?」
さやか「ほらっ。みんな持って持って」
ほむら「……」
まどか「……」
マミ「……」
杏子「……しょぼ」
さやか「いっただっきまーす!」パク
みんな「いただきまーす……」パク
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:01:56.65 ID:kKcAVeXA0
ほむら「!?」
まどか「何これ!?」
マミ「美味しい!美味しいわ!」
杏子「ど、どうなってんだ!?」パクパク
さやか「ほら、だから言ったじゃん。美味しいって」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:05:46.27 ID:kKcAVeXA0
マミ「魚肉ソーセージなんて大して美味しいと思ったことないのに……」
まどか「ギョニソの甘みが、トーストされた食パンに凄く合う……!」
ほむら(これ、普通のソーセージやハムよりも美味しいんじゃ……)
杏子「うめー!もっとくれ!」
さやか「なはははは」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:09:25.78 ID:kKcAVeXA0
杏子「いやー、意外だったぜ」
杏子「まさか、さやかがこんなに美味い料理を作れるなんてさ」
さやか「意外は余計だっての!」
マミ「ごめんなさいね……?あんな態度を取ってしまって」
まどか「さやかちゃん、ごめんね」
さやか「うむ!その素直さに免じて、許してしんぜよう!」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:11:06.55 ID:kKcAVeXA0
ほむら「……」
さやか「さてと」クルッ
ほむら「!」
さやか「ほむらちゃんはどうでしたか?」
ほむら「くっ……」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:13:14.54 ID:kKcAVeXA0
ほむら「…………美味しかったわよ……」
さやか「え?何?」
さやか「ぐえ」ギュウ
ほむら「美味しかったって言ってるのよおッ!!」ブンブン
まどか「ほむらちゃん落ち着いて!」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:19:15.96 ID:kKcAVeXA0
ほむら「どんな奇天烈な味かと思ったけど……なかなか良いじゃない」
さやか「とーぜんよ!なんたって、ほむらへの愛情がたっぷり詰まってるからね!」
ほむら「!?」
まどか「感謝の気持ちの間違いじゃないの?」
さやか「あ、そうだった」
マミ「まあ、美樹さんったら」
杏子「うめーうめー」パクパク
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:21:49.96 ID:kKcAVeXA0
ほむら「ふ、ふん。まあ、気持ちはありがたく貰っておくわ」
さやか「ほむらの愛情もしっかり伝わったぜ」
ほむら「んなもん込めてねえッ!!」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:24:00.36 ID:kKcAVeXA0
マミ「暁美さん……、あなたってやっぱり……」
杏子「んー、やっぱあたしの方が不利か」
ほむら「あんた達何言ってんの!?」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:27:08.61 ID:kKcAVeXA0
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「ま、まどか!」
ほむら「違うの!私が好きなのはあなただけなのよ!」
まどか「ほむらちゃんってやさしいんだね」
まどか「でも気にしないで!」
まどか「私、ほむらちゃんとさやかちゃんのこと応援するからっ!」
さやか「いやー、照れますなあー」
ほむら「マドカァーッ!!」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:29:56.37 ID:kKcAVeXA0
さやか「ところで。ギョニソパンと人参炒飯、どっちの方が美味しかった?」
ほむら「こいつは……。そりゃ、いくらなんでも炒飯の方でしょ」
ほむら「ねえ、まどか」
まどか「……」
マミ「……」
杏子「……」
ほむら「え……」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:31:44.02 ID:kKcAVeXA0
さやか「……」ポン
さやか「私が今度料理教えてあげるよ」
ほむら「嘘よォーッ!!」
終
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:41:56.42 ID:kKcAVeXA0
ほむら「牛タンシチューよ!どう!?」
さやか「ギョニソパンの方が上じゃね?」
ほむら「くそっ!」
…………
ほむら「厚さ3センチの特製カツ丼よ!」
さやか「んー、ギョニソパン」
ほむら「これも駄目!?」
…………
ほむら「東坡肉に青椒肉絲!エビチリに揚げ餃子に……その他いろいろ!」
さやか「牛乳と一緒に食べると、より一層美味いんだな。これが」
ほむら「ああああ!!」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:45:09.00 ID:kKcAVeXA0
まどか「今日もさやかちゃんにご飯作るの?」
ほむら「そうよ、まどか!」
ほむら「まどかの為に、必死になって料理の腕を磨いたんですもの!」
ほむら「あんなお子ちゃま料理に負けるわけには行かないわッ!!」
まどか「そっか。なんだか大変だねえ」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:46:32.33 ID:kKcAVeXA0
ほむら「は……こうしちゃいられないわ!食材の買い出しに行かないと!」ピュー
さやか「行ってらっしゃーい」
まどか「……」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 22:53:32.76 ID:kKcAVeXA0
まどか「ねえ、さやかちゃん」
さやか「ん?何?」
まどか「ほむらちゃんの料理より、ギョニソパンの方が美味しいの?」
さやか「まっさかー。ほむほむのご飯の方が美味しいって。いたっ!」ゴンッ
まどか「ほむらちゃんをいじめちゃ駄目でしょ!」
さやか「いやあ、ほむらが作る料理が美味しいからつい」
まどか「……さやかちゃん?」
さやか「ごめんなさい」
ほむら「マドカァーッ!!」ダダダダ ザンザン ジュワワー ガシャガシャ
終
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 23:51:20.22 ID:kKcAVeXA0
補足
ギョニソは加熱しないでパンに挟んで下さい
経験から、そのまま食べると不味い奴ほどトーストに合います
さやか「ほむらー。何か作ってー」ほむら「我慢しなさい」