1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:27:44.73 ID:y3ofE9k80

女「あつい」

男「……」

女「ねえ、ちょっと」

男「……」

女「……」

男「……」

女「あつい」

男「……」

女「……」



2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:29:48.10 ID:y3ofE9k80

男「あつい」

女「……」

男「あついね」

女「……」

男「……」

女「……」

男「怒ってんの? 無視したから」

女「……」

男「ごめん」

女「ふん」



3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:30:58.46 ID:y3ofE9k80

男「あ゙ー」

女「あ゙づい゙」

男「はー」

女「なんでこんなにあついの」

男「しらない」

女「ちょっとは考えてよ」

男「……」

女「……」

男「考えんのもダルイくらいあつい」

女「……まったくもう」

男「あ゙ー」

女「あ゙ー」

男女「「あつい」」



5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:31:53.11 ID:y3ofE9k80

男「あつい」

女「あつい」

男「こういうときは」

女「こういうときは?」

男「涼しいものを思い浮かべよう」

女「ベタね」

男「アイス」

女「スーパーカップ」

男「すいか」

女「スイカバー」



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:32:54.52 ID:y3ofE9k80

男「風鈴」

女「茶風林」

男「ひやむぎ」

女「ピンクのは私がもらった」

男「え、ずるい」

女「いいじゃん、水色あげるから」

男「じゃあいいか」

女「うん」

男「……」

女「……」

男「茶風林って逆にあつくない?」

女「そう?」

男「うん」



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:34:09.92 ID:y3ofE9k80

女「海」

男「人ごみ」

女「山」

男「虫さされ」

女「ショッピングモール」

男「また荷物持ちか……、って、どっか行きたいの?」

女「えー?」

男「えーって……」

女「んー」

男「……」



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:35:18.69 ID:y3ofE9k80

女「……」

男「……」

女「男と一緒だったらどこでもいい」

男「……」

女「……」

男「……」

女「……」

男「なんか、あついね」

女「うん、あついね」



9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:36:20.00 ID:y3ofE9k80

男「はー」

女「うちわ」

男「え?」

女「クーラー」

男「まだ続いてたんだ」

女「あんたが始めたんじゃない」

男「飽きた」

女「かき氷」

男「……」

女「かき氷」



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:37:14.81 ID:y3ofE9k80

男「……宇治金時」

女「渋いのが好きなのね」

男「アンコと抹茶の組み合わせは究極。異論は認めない」

女「私は練乳いちご」

男「あまっ」

女「だって、スイーツだし」

男「スイーツ(笑)」

女「なに?」

男「べっつに」



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:38:43.31 ID:y3ofE9k80

女「ガツンとみかん」

男「『ガツン、とみかん』ね」

女「何が違うの?」

男「点が入るの。ガツンの後に」

女「へー」

男「うん」

女「……」

男「……」

女「ガリガリ君」

男「ソーダ味が至高」

女「あれ、当たったことないのよね」

男「俺も」

女「ふーん」



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:39:45.07 ID:y3ofE9k80

男「……」

女「……」

男「銀のエンジェルなら当たったことある」

女「チョコボール?」

男「チョコボール」

女「あれ、エンジェルじゃなくてエンゼルよ」

男「エンゼル?」

女「エンゼル」

男「エンゼル」

女「エンゼル」



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:41:02.34 ID:y3ofE9k80

男「エンゼル」

女「もういいし」

男「なんとかの缶詰、欲しかったな」

女「おもちゃのカンヅメ?」

男「そうそれ」

女「もらえなかったの?」

男「銀のやつ1回しか当たらなかったから」

女「あー、そっか」

男「うん」



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:42:09.27 ID:y3ofE9k80

女「何枚でもらえるんだっけ」

男「たしか……、銀は5枚かな?」

女「金は1枚よね、たしか」

男「うん」

女「……」

男「……」

女「銀、1枚?」

男「うん」

女「ぶっちゃけ、ゴミよね」

男「うん……」



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:43:26.11 ID:y3ofE9k80

女「あつい」

男「あつい」

女「はー」

男「……」

女「……」

男「どっか、泳ぎに行く?」

女「泳ぎに?」

男「近くの市民プールとか」

女「えー?」

男「レジャーランドのプールでもいいけど」

女「うーん」



19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:44:36.70 ID:y3ofE9k80

男「……」

女「今年、まだ水着買ってない」

男「去年のでいいじゃん」

女「ヤだ」

男「えー?」

女「うー」

男「……」

女「……」

男「買いに行く?」

女「今から?」

男「うん」

女「……」

男「……」

女「あつい」

男「はいはい」



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:45:43.71 ID:y3ofE9k80

女「あつい」

男「あつい」

女「あ゙ー」

男「……」

女「あ、そうだ」

男「なに?」

女「あついって言ったら罰金」

男「えー?」

女「1回につき100円ね」

男「地味に高いし」

女「じゃあ、スタート」

男「始まっちゃった」



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:46:40.67 ID:y3ofE9k80

女「……」

男「……」

女「あー」

男「……」

女「……」

男「……」

女「うー」

男「……」

女「……」

男「……」

女「あつい」

男「100円」



22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:48:02.60 ID:y3ofE9k80

女「もういいし。もう終わりだし」

男「はいはい」

女「ていうか、何もしゃべんないのずるい」

男「しゃべると、すぐに言っちゃいそうだったから」

女「ぶー」

男「冷たいシャワーでも浴びて、さっぱりしてこようかな」

女「いいなー私も浴びる」

男「じゃあ、先に入る?」

女「うん、ありがと」

男「はー」

女「よいしょっと」

男「あつい」

女「100円」

男「え?!」



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:49:44.65 ID:y3ofE9k80

女「はー、気持ちよかった」

男「おかえり」

女「ただいま。空いたから入っていいよ」

男「ん。麦茶作っておいたから飲んでいいよ」

女「ありがと。冷蔵庫?」

男「冷蔵庫」

女「おっけー」

男「じゃあ入ってくるから」

女「いってら」

男「あー、あつい……」

女「100円」

男「えー」



26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:51:25.11 ID:y3ofE9k80

女「ぬあー、あーつーいー」

男「100円」

女「はや。もうシャワー終わったの?」

男「まあ、浴びるだけだし」

女「カラスの行水」

男「難しい言葉知ってるね」

女「バカにすんな」

男「はいはい」



29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:52:17.08 ID:y3ofE9k80

女「ねえ、あついー」

男「100円」

女「だから、もうそれ終わりー」

男「さっき、俺の『あつい』もカウントされたじゃん」

女「男だけ続行ー」

男「えー?」

女「私だけ終わりー」

男「ずるいなぁ」

女「さっき、あついっていったから100円ねー」

男「はいはい」



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:53:27.59 ID:y3ofE9k80

女「あつい」

男「ね」

女「あつい」

男「そうだね」

女「男があついって言わない」

男「罰金取られるから」

女「えー?」

男「ヤだ」



31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:54:05.18 ID:y3ofE9k80

女「あつい」

男「言わないよ」

女「あつい」

男「だから言わないって」

女「つまんない」

男「はいはい」

女「つーまーんーなーいー」

男「はーいはい」



32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:55:21.58 ID:y3ofE9k80

女「ぶー」

男「……」

女「……」

男「……」

女「むー」

男「……」

女「ジタバタジタバタ」

男「……しょうがないなあ」

女「なに?」

男「アイスでも買ってくるよ」

女「奢り?」

男「奢り」

女「やった」



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:56:26.03 ID:y3ofE9k80

男「その代わり、罰金はチャラね」

女「おっけー」

男「何がいい?」

女「ハーゲンダッツ」

男「あつい日は爽とか氷系の方がおいしいよ」

女「サクサクしたのに挟まれてる丸いやつね」

男「しかも高いやつだし」

女「よろしく~」

男「りょーかい。じゃ、行ってくるよ」

女「いってら~」



34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:57:34.14 ID:y3ofE9k80

男「ただいま」

女「おかえり、早かったね」

男「すぐそこのコンビニだしね」

女「早くちょーだい、早く」

男「慌てないで、ちょっと待って」

女「早く早く」

男「ほら、はい」

女「わーい」

男「はー、あつかった」



35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 20:58:38.16 ID:y3ofE9k80

女「男は何にしたの?」

男「ジャイアントコーン」

女「えー、けっこう重くない?」

男「クリスピーサンド頼んだ人には言われたくない」

女「おいしいじゃん、これ」

男「おいしいけどさ」

女「ん~♪ 至福の一時」

男「はあ、少し生き返る」

女 サクサク

男 カリッ ボリボリ



36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:00:07.97 ID:y3ofE9k80

女「~♪」

男「そういえば、途中で女友さんに会った」

女「へー。なんか言ってた?」

男「特になにも。あついですねって、挨拶だけ」

女「ふーん。告白でもされた?」

男「いやいや、なんで」

女「だって、女友ちゃん、男のこと好きだし」

男「なにそれ、初耳」

女「ほんとに?」

男「うーん。実は、ちょっと気づいてた」

女「でしょ」

男「うん」



37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:01:07.49 ID:y3ofE9k80

女「分かりやすいもんね、あの子」

男「でもさあ、男友が女友さんのこと好きだから、なんか気まずいんだよね」

女「男友君って、いつも男とつるんでる?」

男「そうそう。恋愛相談とかされるんだ、男友から」

女「へー」

男「女友さんのことが好きだーって」

女「あの野球バカがねえ」

男「なのに、その女友さんからアタックされるとさ、やっぱ微妙でしょ、色々と?」

女「まあ、なんとなく分かるわ」

男「男友の視線が痛いんだよね……、はあ」



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:02:36.23 ID:y3ofE9k80

女「ところでさ、男同士の恋バナってどんななの?」

男「別にフツーだよ。女友さんとどんな話をすればいいか?とか、女友さんが好きなものって何かな?とか」

女「ウブね」

男「まあね」

女「で、男はなんて答えんの?」

男「んー、普通にテレビやマンガの話してみたら?とか、女の子だからアクセサリーとかぬいぐるみが好きなんじゃない?とか」

女「フツーね」

男「フツーでしょ」

女「もっと、男の子らしいコト話してるんだと思ってた」

男「例えば?」



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:03:49.29 ID:y3ofE9k80

女「女友ちゃんのパンツ何色かな?とか、透けブラ見えちゃった、とか」

男「えー」

女「女友ちゃんとエッチなことしてる想像したとか、ていうか昨日何発ヌいたとか」

男「わー! ストップストップ!」

女「なによ」

男「なによじゃなくて、女の子なんだからそういう話題は慎んでよ」

女「いいじゃない別に。私たち女の子だって、エッチなことには興味あるのよ」

男「そうかもしれないけどさ……」



42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:05:47.75 ID:y3ofE9k80

女「で?」

男「え?」

女「そういうエッチな話題は、全くないわけ?」

男「うーん、ない、というわけではない」

女「どっちよ」

男「ちょっとする。たまにね、たまに」

女「ほんとに?」

男「ほんとだって。そんな毎日するようなことじゃないし」

女「じゃあムッツリなんだ」

男「なんでそうなるのさ」



43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:07:16.39 ID:y3ofE9k80

女「だってあんた、いつもエッチなこと考えてるでしょ」

男「そんなことないよ」

女「そんなことあるわよ。あんた、ちょくちょく私のおっぱいチラ見してるじゃない」

男「え、えー……」

女「ん?」

男「う……、そりゃ、見てるけど……」

女「でしょ?」

男「なんで分かんの?」

女「なんでもなにも、相手の目を見りゃ分かるわよ」

男「えー……」

女「ま、世の中の男性なんて、だいたいみんな一緒だけどね」

男「うー……」



44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:09:22.34 ID:y3ofE9k80

女「で?」

男「まだ何かあんの?」

女「男はムッツリかどうかって話」

男「ムッツリって……」

女「どうせ私のおっぱい見ながら、大きいなーとか、柔らかいんだろなーとか思ってるんでしょ」

男「うう……」

女「それで、私の裸を思い浮かべて、アンなことやコンなことを頭の中でヤってるんでしょ。分かってるんだから」

男「そこまでは考えてないし」

女「嘘だあ」

男「いや、ほんとだし」



45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:11:20.65 ID:y3ofE9k80

女「証拠は?」

男「だって、女の裸なんて見たことないし、そんなことしたことないから、分からないし……」

女「そんなことって、なあに?」

男「そんなことって、だから、セッ、エッ、エッチなことだよ!」

女「ふ~ん、私の裸、見たことないんだ」

男「当たり前だろ! 高校生なんだから、見たら犯罪だよ」

女「子供のころは、一緒にお風呂に入ってたのに?」

男「それとこれとは話が……」

女「ププッ、今想像したでしょ。やっぱりムッツリだ」

男「だーかーら! いいよもう! ムッツリだよ、ムッツリ!」

女「認めるのね」

男「認めるよもう……、はあ、なんかヤな汗かいた」

女「ニヒヒ」



48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:13:36.15 ID:y3ofE9k80

男「女のせいで余計にあつくなった」

女「あんたが勝手に騒いだんでしょ」

男「元はと言えば誰のせいだよ」

女「んー、女友ちゃん?」

男「えー? なんでそんな……。はあ、どうでもいいよもう」

女「だらしないんだから」

男「あ゙ー、そうですね」

女「ニヒ」

男「……」

女「……」

男「……」

女「あつい」

男「あついね」



50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:15:26.68 ID:y3ofE9k80

女「麦茶ちょうだい」

男「自分で入れてよ」

女「ヤだ。入れて」

男「えー?」

女「だって、ここ男の家じゃない」

男「そうだけど」

女「私、お客」

男「しょうがないなー」

女「氷も入れてね」

男「はいはい」



52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:17:12.24 ID:y3ofE9k80

女「あー! 冷たくっておいしい!」

男「あー、あつい日はやっぱり麦茶だなあ」

女「で?」

男「で?ってまた? 今度は何さ」

女「女友ちゃんについて、男の気持ちを聞いていませ~ん」

男「俺の気持ちって?」

女「だからー、男は女友ちゃんのことどう思ってるのかってこと」

男「どうって……」

女「好きなの? 嫌いなの?」

男「えー?」



54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:18:58.41 ID:y3ofE9k80

女「だってだってー、女友ちゃんは男のことが好きなわけでしょ?」

男「うん」

女「で、もし男も女友ちゃんが好きだったら、二人はめでたく両想い」

男「……」

女「男友君には悪いけど、まあハッピーエンドを前にしたらどうでもいいことよね」

男「男友の扱いがヒドい」

女「で? そこんとこどうなの? どうなのよ?」

男「……」



55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:21:04.04 ID:y3ofE9k80

女「ほらー、ハッキリしなさいよ」

男「ていうか、分かってて言ってるでしょ?」

女「なにが?」

男「だから、女友さんは好きだけど、そういう好きではないってこと」

女「なんで?」

男「だって、その、俺には好きな人が、もういる訳だし……」

女「えー? うっそー、だれだれ?」

男「もう、わざとらし過ぎるよ、女」

女「へへ、ごめんごめん」



58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:23:32.88 ID:y3ofE9k80

男「まったく、悪ふざけにも程があるよ」

女「いやー、顔を赤くしてモジモジしてる男が可愛くて、ついイジメたくなっちゃうのよね」

男「その、可愛いっていうのもやめて欲しいな。カッコイイって言ってほしい」

女「何言ってんのよ、そんな丸い顔でノホホンとしたタレ目で、どうみても可愛いクマさんよ」

男「そのクマってのもやめて」

女「おまけにその、ゆるーい話し方。ほんっと、クマクマしちゃって可愛いわ」

男「だからやめてってー」

女「クマクマ可愛いー♪ 頭から耳が生えるんじゃない? ポンッって、ほら」

男「もうー」



59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:25:14.28 ID:y3ofE9k80

女「で? 男の好きな人って誰なのよ」

男「だからそれはー」

女「それは?」

男「ほんと、女って意地が悪いよね」

女「知ってる」

男「……」

女「ん?」

男「……、いつも言ってるでしょ、それは高校を卒業してからって」

女「へー、なんで?」

男「なんでって、だから、もし付き合ったりしたら、その、絶対エッチなことしちゃうと思うし」

女「ふんふん」

男「でも、俺たちまだ高校生なんだから、そういうのは大人になってからじゃなきゃ責任とれないし」

女「いまどき真面目よねー、考え方がさ」



60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:27:15.91 ID:y3ofE9k80

男「だって、もし出来ちゃったら一番困るのは女なんだよ?!」

女「そんなの、ちゃんと避妊すれば平気よ。授業でも習ったでしょ?」

男「だけど、万が一ってことだってあるしさ」

女「気にしなくていいのに。だいたい、高校生なんてみんなズッコンバッコンやってんのよ」

男「そういう言い方よした方がいいよ」

女「それに、好きな人とエッチするんだから、もし子供が出来ちゃっても私は良いと思うけどな」

男「でも俺は、女のこと大事にしたいんだよ」

女「ふふ、ありがと」

男「……」

女「やっぱり、顔を真っ赤にしてる男、可愛いな~」

男「だからやめてって言ってるでしょ」

女「はいはい」



63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:29:01.79 ID:y3ofE9k80

男「あーもう、汗だくだよ。もっかいシャワー浴びてこようかな」

女「私も。興奮して体が火照っちゃった」

男「じゃあ、先に入る?」

女「んー? 今度は後でもいいかな」

男「それじゃあ先に入ってくるね」

女「それとも、一緒にシャワー浴びる?」

男「ダメ。そういうのは大人になってから」

女「冗談よ、冗談」

男「まったくもう。俺だって、我慢するの大変なんだからね」

女「はいはい♪」



65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:31:03.73 ID:y3ofE9k80

男「お風呂あがったよ」

女「はーい」

男「タオル、新しいの出しといたから」

女「さんきゅー」

男「使ったら洗濯機の中に入れといてね」

女「そういえば、おじさんとおばさんは?」

男「町内会の集まりに行くって言ってたよ。だから遅くなるって」

女「あー、そういえば家の親もそう言ってたかも」

男「同じ町内だしね。たぶんそうでしょ」



67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:32:27.17 ID:y3ofE9k80

女「それじゃあ、今日はあなたと二人っきりなのね、うふ」

男「ダメだよ。ダメだからね」

女「まだ何も言ってないでしょー」

男「言わなくても分かるよ。ていうか、俺より女の方がよっぽどエロいよね」

女「そう?」

男「そうだよ」

女「ていうかぁ、私だって好きな人が誰かなんて言ったことないんですけどぉ」

男「え?」

女「別に、私の好きな人が誰かさんだなんて決まってないし、もしかしたらクラスのイケメン君かもしれないし」

男「なんだよ」

女「なのに、誰かさんは私と今すぐにエッチができると思ってるし。男ってへんた~い」

男「もう、さっさとシャワー浴びてきたら?」

女「クスクス、それじゃ、行ってくるね~」

男「はあ」



68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:35:02.58 ID:y3ofE9k80

女「あー、さっぱりした」

男「おかえり。タオル洗濯機の中に入れといてくれた?」

女「入れといたよ」

男「ん、おっけ」

女「ついでに、男の匂いも色々と堪能しといた」

男「え?!」

女「うっそ、冗談」

男「まったくもう、冗談に聞こえないよ」



69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:37:17.59 ID:y3ofE9k80

女「で、ちょっとは焦ったりした?」

男「何が?」

女「だから、私の好きな人は誰かさんじゃないかもよって話」

男「ああ、それ」

女「なによ、ずいぶん落ち着いてるじゃない」

男「だって、そんなのどうでもいいことだし」

女「なにそれ、ひどい」

男「そう?」

女「だって、私のことなんかどうでもいいってことでしょ、それ?」

男「ああ違う違う、そうじゃなくて」

女「そうじゃなくて?」



70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:38:22.93 ID:y3ofE9k80


男「女の好きな人が俺以外の誰かだったとしても、俺の気持ちは変わらないよってこと」




71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:39:28.47 ID:y3ofE9k80

女「……男?」

男「だってさ、俺と女って、もうずうっと一緒にいるじゃん」

女「……うん」

男「いつも一緒にいるのが当たり前で、それは全然特別なことじゃなくて」

女「……」

男「だから、女が俺以外の誰かに特別な感情を持ったとしても、それも全然不思議なことじゃないなって」

女「そんなこと……」

男「でもさ、俺にとっては、女と一緒にいるこの時間が、特別なんだ」

女「え……?」



72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:40:14.34 ID:y3ofE9k80

男「小さいころからいつも一緒にいて、お互いのことなら何でも分かりあえていて」

女「……」

男「ずっと同じ時間を一緒に過ごしてきて、いつも隣にいるのが当たり前で」

女「……」

男「でも、だからこそ、その時間は大事なんだって、それが幸せなんだって」

女「グスッ」

男「女と一緒に過ごす、当たり前の様なこの今を大切にしていきたい」

女「うう~」

男「そう想うから、俺の女への気持ちは何があっても変わらないって」

女「おとこ……」

男「そう、思うんだ」

女「おとこ~」



73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:41:22.53 ID:y3ofE9k80

男「まったく、女はすぐに泣くんだから」

女「だって、なんか男がカッコイイから~」

男「え、そ、そうかな、カッコよかったかな」

女「うん、なんか、こっぱずかしいことたくさん言ってたけど、私はカッコイイって思った~」

男「うぐっ」

女「ていうか、もうそこまで言うんだったらさ~、もう私と付き合おうよ~」

男「え」

女「それで、早く私とエッチしよう~」

男「結局それ? せっかくの雰囲気が台無しだよ」

女「グスグス」



75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:42:52.06 ID:y3ofE9k80

男「何度も言ってるけど、それは高校を卒業してからね」

女「じゃあせめて、私のこと好きって言って」

男「うーん、それもできれば、卒業まで待ってほしいな」

女「なんでよ」

男「だって、なんか女のこと縛っちゃいそうだから」

女「もうすでに縛られてるし。ていうか、縛ってるし」

男「そうかもしれないけどさ、なんていうか、俺の中でのけじめなんだ」

女「変なの。男って変」

男「俺って変?」

女「変よ、すっごく変」

男「そうです、私が変な男です、てか?」

女「プッ……、面白くない」

男「はいはい」



77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:44:15.38 ID:y3ofE9k80

女「はあ」

男「落ち着いた?」

女「うん。もう平気」

男「そう」

女「……」

男「……」

女「涼しくなってきたね」

男「もう夕方だからね」

女「……」

男「……」



79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:46:06.12 ID:y3ofE9k80

女「ねえ」

男「ん?」

女「卒業したら、どうすんの?」

男「とりあえず大学かな」

女「その後は?」

男「就職して、結婚」

女「誰と?」

男「まだ内緒」

女「ふーん」

男「うん」

女「……」

男「……」



81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:47:24.40 ID:y3ofE9k80

女「……」

男「そうだ、夕飯どうする?」

女「作って」

男「また? たまには女が作ってよ」

女「私のより男の方がおいしいんだもん」

男「それでもさあ」

女「あと何年かしたら、毎日食べさせてあげるから」

男「んー、仕方ないなあ」

女「よろしくね」

男「はいはい」

女「よろしく、ね」

男「はい」



82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:48:24.59 ID:y3ofE9k80

女「……」

男「……」

女「あつい」

男「さっき涼しいって言ったじゃん」

女「あついの」

男「涼しいよ」

女「……」

男「女?」

女「あついでしょ」

男「え?」

女「だってほら、こうしたら……」

男「え、ちょっと……」

女「おとこ……」

男「ん……」

女「ん……」



83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/20(金) 21:49:26.00 ID:y3ofE9k80

男「……」

女「……」

男「……」

女「顔、真っ赤」

男「……、だって、あついから」

女「ね、あついでしょ」

男「うん……」

女「あつい」

男「……」

女「……」

男「あついね」

女「うん……」




おわり


元スレ
女「あつい」男「……」