SS速報VIP:橘純一「10年後、僕は独身だった。」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1338729721/1: NIPPER 2012/06/03(日) 22:22:06.01 ID:UNl4ec3W0
純一「10年前、その2年前にあったクリスマスの思い出を忘れようと僕は彼女を作ろうと奔走した。」
純一「たくさんの女の子と仲良くなったけど…結局付き合うまで行かなかった。」
純一「それから大学に行き、今じゃ一部上場企業のサラリーマンだけど…。」
純一「…もう27だし親の視線が痛いな。」
純一「…みんなどうしてるのかな?」
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3: NIPPER 2012/06/03(日) 22:26:26.28 ID:UNl4ec3W0
純一「行ってきます。」ガチャッ
純一「はぁ。また母さんに結婚について言われたよ。」
純一「僕だって好きで独身じゃないんだけどな。」
会社
花園「おはよう橘。」
純一「はなd…花園早いな。」
花園「絶対今、はなぢ王子って言おうとしただろ!もう、高校生じゃないんだからさぁ。」
純一「はは。すまんすまん。」
部長「おはよう。」
純一「おはようございます。」
部長「例の件だが、社長も許可してくださった。君が担当だ。頑張ってくれよ。」
純一「ほ、ホントですか!?ありがとうございます!」
部長「まったく、結婚もこれ位ストレートに出来ればいいんだがな。」
純一「…。」ズーン
部長「あ…すまん。」
樹里「先輩!」
純一「なんだロミオか。」
樹里「ここってどうしたらいいですかね?」
純一「ここはだな…。」
樹里「さすが先輩ですね!」
純一(会社じゃほんと安定してるんだよなぁ。)
純一「今日は昼で仕事が終わった。さて…久しぶりに梅原の顔でも見るか。」
東寿司
梅原「へいらっしゃー…お、大将じゃねえか!」
純一「久しぶりだな梅原。」
梅原「かれこれ3年ぶりくらいか。」
純一「そうだな。」
梅原「で、仕事はどうなんだ?」
純一「プロジェクトの主任を任されたよ。」
梅原「そいつはめでてぇや!出世街道まっしぐらって感じだな!」
純一「それほどでもないよ…。」
梅原「今日は俺のおごりだ!好きな物食っていけ!」
純一「梅原も腕が上がったな。」
梅原「とうとう親父にも認められたぜ。」
純一「店を継ぐのもそろそろか。」
香苗「あ、橘君!」
純一「香苗さん。お久しぶり。」
香苗「やけにあなたが騒いでると思ったら、そういう事だったのね。」
純一(梅原と香苗さんは高校卒業してすぐ結婚したんだよなぁ。)
純一「子供たちは?」
香苗「上が小学校で、真ん中が幼稚園、下はこの前産まれたの。」
純一「へぇ、おめでとう!」
梅原「またいつでも来いよー!」
純一「ああ!」
純一「全く、幸せそうだな梅原達。」
??「あれ?純一じゃない!」
純一「お、薫!」
棚町「奇遇ねー!何してたの?」
純一「ちょっと梅原に会いにな。薫こそどうした?」
棚町「今から家に帰るところよ。あそうだ、ちょっとよってかない?」
棚町家
棚町「上がって。」
純一「お邪魔します。」
棚町「ちょっとお茶持ってくるわね。」タタ
純一(薫は画家として成功して、今やいろんなところからオファーが来てるんだよなぁ。)
棚町「おまたせ。」
純一「ああ、ありがとう。それにしても、どうして薫は海外に行かないのか?」
棚町「え?つい先月までずっとイギリスだったわよ。」
純一「ええっ!?いつのまに…。」
棚町「今はこっちで個展してるだけ。また来月にはイギリスに戻るのよ。」
純一「そうなんだ…。」
純一「薫は…結婚とかしてるのか?」
棚町「急にどうしたの?あ、もしかして私に気があるとか…。」
純一「それが…」
棚町「そりゃご両親も心配するわよ。」
純一「なんだか結婚してるみたいな言い方だな。」
棚町「ええ、してるわよ。」
純一「!」ガチャーン
棚町「手紙送ったじゃない。イギリスの人と結婚したって。」
純一「そういえば…。あの時僕は初めてプロジェクト任せれていっぱいいっぱいだったから…。」
棚町「それでアンタは居なかったのね。」
純一「すまん。」
棚町「まあイギリスだから仕方ないわ。」
純一「子供は?」
棚町「子供はまだよ。今、私も夫も忙しいから。」
純一「そう…なんだ。」
純一「まさか薫まで結婚してたとは…。僕の肩身がどんどん狭くなるよ。」
??「あれ~?純一?」
純一「その抜けた声は、梨穂子か。」
桜井「抜けたとかひどいよ~!」
純一「まあ、そのおっとりキャラが受けてるんだけどな。で、テレビとかで忙しいんじゃないのか?」
桜井「今日は久々のオフだよ~。」
公園
純一(梨穂子はアイドル桜井リホとして活躍して、今はタレントとして人気なんだよな。)
桜井「また純一とお話できるなんて思わなかったよ~。」
純一「俺も人気絶頂のタレントとばったり会うと思わなかった。」
桜井「人気が出るのは嬉しいけど、ちょっと忙しいんだよね~。」
純一「そういえば、結婚おめでとう。」
桜井「ありがと~。純一は?」
純一「僕は…。それより、芸能人が離婚したりしたら大変なんだから絶対するなよ!」
桜井「しないよ~。結構…その…ラブラブだし。」
純一「梨穂子も幸せ絶頂って感じだな。」
純一「でも、今日はいろんな人に会うなぁ。」
??「あ、橘先輩。」
純一「お、七咲。」
七咲「何してるんですかこんなところで?」
純一「うーん、散歩かな?七咲こそ大会は?」
七咲「さっき終わりました。記録更新です。」
純一「それは良かった。おめでとう。」
純一「まさか七咲が日本代表で、日本記録保持者になるとはねぇ。」
七咲「塚原先輩の御蔭です。」
純一「塚原先輩も病院引き継いだみたいだし、すごいよね。」
七咲「ええ。その塚原先輩に結果を報告しようと思ってたところなんです。」
純一「良い事だね。それで、今度の世界水泳は?」
七咲「あと1回選考会があるんですが、ほぼ内定です。」
純一「七咲は結婚とかしないの?」
七咲「結婚はまだですけど、付き合っている人なら。」
純一「そ、そっか。せっかく独身仲間かと思ったのに…。」
七咲「先輩は彼女も居ないんですか?」
純一「…。」ズーン
七咲「す、すみません。」
純一「もう、親に見放されそうだよ。」
純一「まさか有名な画家にアイドルに水泳選手と会うとはねぇ。」
純一「とりあえず帰ろう。」
自宅
純一「ただいまーって、母さんたちは出張か。」
??「あれ?にぃに早いね。」
純一「あれ?帰ってたのか美也。」
美也「うん。荷物とか取りにね。」
純一(美也は3年前に結婚した。梅原にあったのもその時以来。)
純一「まだ家に荷物残してたのかよ。」
美也「アルバムとかちょっとね。お父さんとかとお話もしたかったし。」
純一「でも出張に行ったぞ?」
美也「出る前に会えたから大丈夫だよー。」
純一「…美也は子供とかどうなんだ?」
美也「そうそう!その事で帰って来たんだよ!」
純一「おめでた!?」
美也「うん。もう5カ月だって!」
純一「…美也にも先を越されちゃったよ。」
美也「大丈夫だってにぃに!良い人居るって!」
純一「家族で味方なのは美也だけだよ。」
美也「そりゃぁ妹だからなのだー!にしししし!」
翌日
純一「まさか休みなのに健康診断に行かないといけないとは…。」
純一「塚原先輩のとこ、外科もあったな。」
塚原医院
塚原父「特に異常はありませんね。運動もされてるみたいですし。」
純一「ありがとうございました。」
塚原「あ、橘君。」
純一「先輩、お疲れ様です。」
塚原「ありがと。検診で来たの?」
純一「ええ。会社で健康診断行けって言われてましたので。」
純一「塚原先輩は婿養子で結婚でしたよね?」
塚原「ええ。夫が病院継ぐならそっちの方が良いって言ってくれて。」
純一「良い夫さんですね。」
塚原「橘君はまだなの?」
純一「そろそろ親の目が怖いです…。」
塚原「高校の時はモテモテだったのにね。」
純一「過去をほじくり返さないでくださいよ…。」
塚原「はるかも結婚しちゃったし、七咲も結婚を前提に付き合ってるしねぇ。」
純一「え?」
純一「森島先輩、結婚したんですか?」
塚原「あら、だいぶ前の話よ?」
純一「お相手は?」
塚原「イギリスの刑事さんだって。」
純一「イギリスって、薫といっしょだ。」
塚原「それで子供が4人も居るそうよ。」
純一「さすが子沢山の森島家ですね。」
純一「まあ、森島先輩なんてほっとく人居ないよね。」
??「橘…先輩?」
純一「紗江ちゃん。久しぶり。」
中多「お久しぶりです。」
純一「そういえば…紗江ちゃんも結婚してたなぁ。」
中多「え?そうですけど…。」
純一「ホント僕だけ結婚してないよ…。」
純一「でも、お見合い結婚って嫌じゃ無かった?」
中多「最初は少し抵抗があったんですけど、優しい方でしたので安心しました。」
純一「良い人ならよかったね。」
中多「はい。もう、子供も居るんですよ。」
純一「へぇ~。何歳なの?」
中多「今4歳で女の子です。」
純一「紗江ちゃんはお金持ちの家だし仕方ないよね。」
??「橘君!」
純一「たんp…田中さん!」
田中「どうしたのこんなところで?」
純一「まぁ、ぶらぶらかな。」
田中「あ、薫の個展は見に行った?」
純一「うん行ったよ。本人とも話してきたし。」
純一「案の定田中さんも結婚してるのか…。」
田中「まだ新婚なんだけどね。えへへ。」
純一「マサもケンも花園も結婚してるし、同級じゃ独身は僕くらいだなぁ…。」
田中「大丈夫だよ橘君!私だって結婚できたんだから!」
純一「だって田中さんは案外可愛いじゃないか。」
田中「かわっ…と、とにかく!ちゃんと探せば見つかるって!」
純一「黒沢さんやロミオや飛羽先輩や夕月先輩も結婚してるんだよなぁ。」
純一「ホントに独身は僕だけか。」
??「橘君?」
純一「あ、絢辻さん!?どうしてここに?」
絢辻「久々の帰省よ。あ、ニューヨークお土産いる?」
純一「貰っとこうかな。ありがとう。」
純一「さすが絢辻さんだよね。就活ですぐにニューヨークの大手証券会社に決まっちゃんだし。」
絢辻「まあ、今までの努力が認められただけよ。あなただって一部上場企業でしょ?」
純一「絢辻さんと比べたら天と地だよ。そういえば、絢辻さんは結婚とかしたの?」
絢辻「ええ。2年前にね。」
純一「へぇ~。おめでとう。」
絢辻「ありがとう。橘君こそどうなの?」
純一「僕はまだだよ…。」
絢辻「…。」
純一「僕はもうこのまま1人なんだろうな。美也が居るから看取ってくれる人はいるけどさ。」
絢辻「…あなたらしくないわね。」
純一「え?」
絢辻「高校の頃のあなたはもっと前向きで、変態だったけど楽しくしてたじゃない。」
純一「変態…。」
絢辻「今のあなたは仕事真面目でも、全く楽しそうじゃなくてカッコよくないわ。」
純一「…。」
絢辻「もっと明るく生きなさい橘純一君。あなたには魅力があるんだから。」
純一「絢辻さん…。ありがとう。僕、頑張ってみるよ!」
絢辻「ふふ。でも、相手は心配いらないようね。」チラッ
純一「へ?」
??「!?」
純一「絢辻さんに会って元気が出て来たよ。」
純一「ってあれ?なんで輝日東高校の前にいるんだろ?」
??「あ、部外者は許可をとってください。」
純一「高橋先生!」
高橋「あれ?橘君じゃない。」
純一「先生はまだここだったんですね。
高橋「ええ。橘君、頑張ってるみたいね。」
高橋「あなたも私みたいな立場になっちゃったかぁ。」
純一「先生は結婚されたんですか?」
高橋「30は過ぎちゃったけど、なんとかできたわよ。」
純一「おめでとうございます。」
高橋「でも20代で結婚したかったわー。」
純一「はは。結婚出来るだけ良いじゃないですか。」
高橋「まあそうとも取れるわね。」
純一「そうだ先生。ちょっと学校散策させてもらって良いですか?」
高橋「ええ、今日は休日だからいいわよ。」
純一「懐かしいなぁ。昔とあまり変わってない。」
純一「…グスッ。あ、あれ?なんで涙が…。」
純一「そうだ、あそこに行ってみよう。」
秘密の部屋
純一「ここも10年ぶりだなぁ。」
純一「お、まだ『ローアングル探偵団』残ってるよ!」ペラッ
純一「この際どい角度が紳士心をくすぐるよねぇ~。」
純一「…ハハッ。僕は何をやってるんだろ。」
純一「…帰ろう。」
??「待って!」
純一「…え?」
??「待って橘君!」
純一「君は…上崎さん?」
上崎「はい。上崎裡沙です。」
純一「どうしてこんなところに?」
上崎「橘君が入って行くのが見えたから。」
純一「まさか上崎さんにも会っちゃうとはね。」
上崎「裡沙で良いですよ。」
純一「えっと、流れ的に裡沙ちゃんも結婚してるのかな?」
上崎「私は…まだです。」
純一「だよね…え?」
上崎「私も独身です。ずっと独身を貫いたんです。」
純一「それって…。」
上崎「私は、橘君が好きなんです!」
純一「うそ…。」
上崎「嘘じゃありません。ずっとずっと好きでした。高校じゃ話せたのが卒業間近だったから伝えられなかったけど、」
上崎「橘君の事、ずっと見守って来たんです!」
純一「裡沙ちゃん…。」
上崎「大学は別々で、仕事先も別だったけど、でもずっと橘君だけを想ってきました。」
上崎「もしかしたら橘君が他の女の子と結婚しちゃうかもしれないって考えると怖かったです。」
上崎「でも!久々に橘君に会えて、まだ結婚してないって聞いて、今度こそ想いを言うチャンスだと思ったんです!」
上崎「だから…こんな私で良かったら…お付き合いしてください。」
純一「…。」
上崎「嫌…でしたか?」
純一「…ウグッ。」
上崎「?」
純一「…グスッ。ありがとう…裡沙ちゃん。すごく…嬉しい。…グスッ。」
純一「…僕からも1つ言わせてよ。」
上崎「は、はい。」
純一「卒業間近に裡沙ちゃんと会って、僕は一目惚れしちゃったんだ。」
純一「それからその事が頭から離れなくて、大学でも告白を断って来たんだ。」
純一「裡沙ちゃんが何処で何をしているか分からないのに、僕はすべて断ったんだ。」
純一「就職しても、親から結婚をせがまれても、やっぱり裡沙ちゃんの事が浮かんできて、すべて断ったんだ。」
純一「だから…とっても嬉しい。」
上崎「橘…君。」ウルッ
純一「純一って呼んでくれ。」
純一「裡沙ちゃん。付き合うなんて言わないでくれ。僕と…結婚してくれ!」
上崎「純一…君…。はい!」
それから
美也「にぃに!裡沙ちゃん!おめでとう!」
裡沙「ありがとう美也ちゃん!」
森島「あんな可愛い子と結婚出来るなんてうらやましいわぁ!」
塚原「はるか、よく日本に来れたわね。」
棚町「実は森島先輩とご近所さんだったので。」
田中「あ、やっぱりそうだったんだ。」
絢辻「まさかまた日本に帰ってくるとはね。」
七咲「私も世界大会終わったら結婚したいな。」
中多「その時は私も行くね。」
桜井「幸せそうだね純一~。」
香苗「あんたがそれを言うかね。」
梅原「大将!おめでとう!」
純一「10年後、僕は…幸せです!」
完
以上、ぐだぐだですがおしまいです。
ありがとうございました。
後日談
純一「やっと両親の安心した顔が見れたよ。」
裡沙「実は私も親に心配されてて…。」
純一「2人とも夢がかなって良かったね。」
裡沙「うん!でも…。」
純一「でも?」
裡沙「今度は『孫の顔はいつ見れるの!?』ってうるさくて…。」
純一「…うちも同じだ。」
裡沙「で、その…頑張って…みる?///」
純一「…そ、そうだ…ね?///」
純一「ただいまー。」
裡沙「純一!」ダキッ
純一「ど、どうしたんだい裡沙!?」
裡沙「ふふ!じつは…出来ちゃったの!」
純一「ほ、ホントか!?やったー!」
裡沙「今2ヶ月目だって!」
純一「ただいまー。」
裡沙「おかえり。」
子供「おかえりパパー!」
純一「ただいまー!」ギュー
裡沙「むぅ。私にはしてくれないの?」
純一「もちろんするさ。ただいま裡沙。」ギュー
裡沙「おかえり///」
子供「クークー」
純一「寝ちゃったね。」
裡沙「純一に似て可愛い寝顔。」
純一「裡沙の方に似てるよー。」
裡沙「えー、純一にー!」
純一「いいや裡沙にー!」
裡沙・純一「…フフッ。」
裡沙『純一ー!送れちゃうよー!』
純一「今行く!」
子供「パパー!」
子供「は~や~くぅ~!」
純一「おまたせ!」
裡沙「はい、お弁当。」
純一「ありがとう裡沙。」チュッ
裡沙「フフッ。行ってらっしゃい。」
純一「10年後も20年後も、ずっと幸せです!」
完
結論言うと、裡沙ちゃんはTHE可愛い!
まあ美也も七咲もTHE可愛いけどね!
結局アマガミキャラはBEST OF可愛いなあ!!!
元スレ
純一「行ってきます。」ガチャッ
純一「はぁ。また母さんに結婚について言われたよ。」
純一「僕だって好きで独身じゃないんだけどな。」
会社
花園「おはよう橘。」
純一「はなd…花園早いな。」
花園「絶対今、はなぢ王子って言おうとしただろ!もう、高校生じゃないんだからさぁ。」
純一「はは。すまんすまん。」
4: NIPPER 2012/06/03(日) 22:30:05.76 ID:UNl4ec3W0
部長「おはよう。」
純一「おはようございます。」
部長「例の件だが、社長も許可してくださった。君が担当だ。頑張ってくれよ。」
純一「ほ、ホントですか!?ありがとうございます!」
部長「まったく、結婚もこれ位ストレートに出来ればいいんだがな。」
純一「…。」ズーン
部長「あ…すまん。」
5: NIPPER 2012/06/03(日) 22:37:32.89 ID:UNl4ec3W0
樹里「先輩!」
純一「なんだロミオか。」
樹里「ここってどうしたらいいですかね?」
純一「ここはだな…。」
樹里「さすが先輩ですね!」
純一(会社じゃほんと安定してるんだよなぁ。)
6: NIPPER 2012/06/03(日) 22:41:23.60 ID:UNl4ec3W0
純一「今日は昼で仕事が終わった。さて…久しぶりに梅原の顔でも見るか。」
東寿司
梅原「へいらっしゃー…お、大将じゃねえか!」
純一「久しぶりだな梅原。」
梅原「かれこれ3年ぶりくらいか。」
純一「そうだな。」
梅原「で、仕事はどうなんだ?」
純一「プロジェクトの主任を任されたよ。」
梅原「そいつはめでてぇや!出世街道まっしぐらって感じだな!」
純一「それほどでもないよ…。」
梅原「今日は俺のおごりだ!好きな物食っていけ!」
7: NIPPER 2012/06/03(日) 22:46:34.44 ID:UNl4ec3W0
純一「梅原も腕が上がったな。」
梅原「とうとう親父にも認められたぜ。」
純一「店を継ぐのもそろそろか。」
香苗「あ、橘君!」
純一「香苗さん。お久しぶり。」
香苗「やけにあなたが騒いでると思ったら、そういう事だったのね。」
純一(梅原と香苗さんは高校卒業してすぐ結婚したんだよなぁ。)
純一「子供たちは?」
香苗「上が小学校で、真ん中が幼稚園、下はこの前産まれたの。」
純一「へぇ、おめでとう!」
8: NIPPER 2012/06/03(日) 22:49:48.25 ID:UNl4ec3W0
梅原「またいつでも来いよー!」
純一「ああ!」
純一「全く、幸せそうだな梅原達。」
??「あれ?純一じゃない!」
純一「お、薫!」
棚町「奇遇ねー!何してたの?」
純一「ちょっと梅原に会いにな。薫こそどうした?」
棚町「今から家に帰るところよ。あそうだ、ちょっとよってかない?」
9: NIPPER 2012/06/03(日) 22:56:07.03 ID:5/csIYWL0
棚町家
棚町「上がって。」
純一「お邪魔します。」
棚町「ちょっとお茶持ってくるわね。」タタ
純一(薫は画家として成功して、今やいろんなところからオファーが来てるんだよなぁ。)
棚町「おまたせ。」
純一「ああ、ありがとう。それにしても、どうして薫は海外に行かないのか?」
棚町「え?つい先月までずっとイギリスだったわよ。」
純一「ええっ!?いつのまに…。」
棚町「今はこっちで個展してるだけ。また来月にはイギリスに戻るのよ。」
純一「そうなんだ…。」
10: NIPPER 2012/06/03(日) 22:59:01.81 ID:5/csIYWL0
純一「薫は…結婚とかしてるのか?」
棚町「急にどうしたの?あ、もしかして私に気があるとか…。」
純一「それが…」
棚町「そりゃご両親も心配するわよ。」
純一「なんだか結婚してるみたいな言い方だな。」
棚町「ええ、してるわよ。」
純一「!」ガチャーン
11: NIPPER 2012/06/03(日) 23:04:03.46 ID:5/csIYWL0
棚町「手紙送ったじゃない。イギリスの人と結婚したって。」
純一「そういえば…。あの時僕は初めてプロジェクト任せれていっぱいいっぱいだったから…。」
棚町「それでアンタは居なかったのね。」
純一「すまん。」
棚町「まあイギリスだから仕方ないわ。」
純一「子供は?」
棚町「子供はまだよ。今、私も夫も忙しいから。」
純一「そう…なんだ。」
12: NIPPER 2012/06/03(日) 23:07:18.28 ID:5/csIYWL0
純一「まさか薫まで結婚してたとは…。僕の肩身がどんどん狭くなるよ。」
??「あれ~?純一?」
純一「その抜けた声は、梨穂子か。」
桜井「抜けたとかひどいよ~!」
純一「まあ、そのおっとりキャラが受けてるんだけどな。で、テレビとかで忙しいんじゃないのか?」
桜井「今日は久々のオフだよ~。」
13: NIPPER 2012/06/03(日) 23:12:14.29 ID:5/csIYWL0
公園
純一(梨穂子はアイドル桜井リホとして活躍して、今はタレントとして人気なんだよな。)
桜井「また純一とお話できるなんて思わなかったよ~。」
純一「俺も人気絶頂のタレントとばったり会うと思わなかった。」
桜井「人気が出るのは嬉しいけど、ちょっと忙しいんだよね~。」
純一「そういえば、結婚おめでとう。」
桜井「ありがと~。純一は?」
純一「僕は…。それより、芸能人が離婚したりしたら大変なんだから絶対するなよ!」
桜井「しないよ~。結構…その…ラブラブだし。」
14: NIPPER 2012/06/03(日) 23:20:55.12 ID:5/csIYWL0
純一「梨穂子も幸せ絶頂って感じだな。」
純一「でも、今日はいろんな人に会うなぁ。」
??「あ、橘先輩。」
純一「お、七咲。」
七咲「何してるんですかこんなところで?」
純一「うーん、散歩かな?七咲こそ大会は?」
七咲「さっき終わりました。記録更新です。」
純一「それは良かった。おめでとう。」
15: NIPPER 2012/06/03(日) 23:24:45.34 ID:5/csIYWL0
純一「まさか七咲が日本代表で、日本記録保持者になるとはねぇ。」
七咲「塚原先輩の御蔭です。」
純一「塚原先輩も病院引き継いだみたいだし、すごいよね。」
七咲「ええ。その塚原先輩に結果を報告しようと思ってたところなんです。」
純一「良い事だね。それで、今度の世界水泳は?」
七咲「あと1回選考会があるんですが、ほぼ内定です。」
16: NIPPER 2012/06/03(日) 23:27:47.09 ID:5/csIYWL0
純一「七咲は結婚とかしないの?」
七咲「結婚はまだですけど、付き合っている人なら。」
純一「そ、そっか。せっかく独身仲間かと思ったのに…。」
七咲「先輩は彼女も居ないんですか?」
純一「…。」ズーン
七咲「す、すみません。」
純一「もう、親に見放されそうだよ。」
17: NIPPER 2012/06/03(日) 23:30:59.33 ID:5/csIYWL0
純一「まさか有名な画家にアイドルに水泳選手と会うとはねぇ。」
純一「とりあえず帰ろう。」
自宅
純一「ただいまーって、母さんたちは出張か。」
??「あれ?にぃに早いね。」
純一「あれ?帰ってたのか美也。」
美也「うん。荷物とか取りにね。」
18: NIPPER 2012/06/03(日) 23:35:50.02 ID:5/csIYWL0
純一(美也は3年前に結婚した。梅原にあったのもその時以来。)
純一「まだ家に荷物残してたのかよ。」
美也「アルバムとかちょっとね。お父さんとかとお話もしたかったし。」
純一「でも出張に行ったぞ?」
美也「出る前に会えたから大丈夫だよー。」
純一「…美也は子供とかどうなんだ?」
美也「そうそう!その事で帰って来たんだよ!」
20: NIPPER 2012/06/03(日) 23:38:03.49 ID:5/csIYWL0
純一「おめでた!?」
美也「うん。もう5カ月だって!」
純一「…美也にも先を越されちゃったよ。」
美也「大丈夫だってにぃに!良い人居るって!」
純一「家族で味方なのは美也だけだよ。」
美也「そりゃぁ妹だからなのだー!にしししし!」
21: NIPPER 2012/06/03(日) 23:42:03.18 ID:5/csIYWL0
翌日
純一「まさか休みなのに健康診断に行かないといけないとは…。」
純一「塚原先輩のとこ、外科もあったな。」
塚原医院
塚原父「特に異常はありませんね。運動もされてるみたいですし。」
純一「ありがとうございました。」
塚原「あ、橘君。」
純一「先輩、お疲れ様です。」
塚原「ありがと。検診で来たの?」
純一「ええ。会社で健康診断行けって言われてましたので。」
22: NIPPER 2012/06/03(日) 23:46:18.05 ID:5/csIYWL0
純一「塚原先輩は婿養子で結婚でしたよね?」
塚原「ええ。夫が病院継ぐならそっちの方が良いって言ってくれて。」
純一「良い夫さんですね。」
塚原「橘君はまだなの?」
純一「そろそろ親の目が怖いです…。」
塚原「高校の時はモテモテだったのにね。」
純一「過去をほじくり返さないでくださいよ…。」
塚原「はるかも結婚しちゃったし、七咲も結婚を前提に付き合ってるしねぇ。」
純一「え?」
23: NIPPER 2012/06/03(日) 23:48:31.28 ID:5/csIYWL0
純一「森島先輩、結婚したんですか?」
塚原「あら、だいぶ前の話よ?」
純一「お相手は?」
塚原「イギリスの刑事さんだって。」
純一「イギリスって、薫といっしょだ。」
塚原「それで子供が4人も居るそうよ。」
純一「さすが子沢山の森島家ですね。」
24: NIPPER 2012/06/03(日) 23:51:38.07 ID:5/csIYWL0
純一「まあ、森島先輩なんてほっとく人居ないよね。」
??「橘…先輩?」
純一「紗江ちゃん。久しぶり。」
中多「お久しぶりです。」
純一「そういえば…紗江ちゃんも結婚してたなぁ。」
中多「え?そうですけど…。」
純一「ホント僕だけ結婚してないよ…。」
25: NIPPER 2012/06/03(日) 23:53:46.05 ID:5/csIYWL0
純一「でも、お見合い結婚って嫌じゃ無かった?」
中多「最初は少し抵抗があったんですけど、優しい方でしたので安心しました。」
純一「良い人ならよかったね。」
中多「はい。もう、子供も居るんですよ。」
純一「へぇ~。何歳なの?」
中多「今4歳で女の子です。」
26: NIPPER 2012/06/04(月) 00:00:41.48 ID:k3YvH9ok0
純一「紗江ちゃんはお金持ちの家だし仕方ないよね。」
??「橘君!」
純一「たんp…田中さん!」
田中「どうしたのこんなところで?」
純一「まぁ、ぶらぶらかな。」
田中「あ、薫の個展は見に行った?」
純一「うん行ったよ。本人とも話してきたし。」
27: NIPPER 2012/06/04(月) 00:04:03.57 ID:k3YvH9ok0
純一「案の定田中さんも結婚してるのか…。」
田中「まだ新婚なんだけどね。えへへ。」
純一「マサもケンも花園も結婚してるし、同級じゃ独身は僕くらいだなぁ…。」
田中「大丈夫だよ橘君!私だって結婚できたんだから!」
純一「だって田中さんは案外可愛いじゃないか。」
田中「かわっ…と、とにかく!ちゃんと探せば見つかるって!」
29: NIPPER 2012/06/04(月) 00:08:52.77 ID:k3YvH9ok0
純一「黒沢さんやロミオや飛羽先輩や夕月先輩も結婚してるんだよなぁ。」
純一「ホントに独身は僕だけか。」
??「橘君?」
純一「あ、絢辻さん!?どうしてここに?」
絢辻「久々の帰省よ。あ、ニューヨークお土産いる?」
純一「貰っとこうかな。ありがとう。」
30: NIPPER 2012/06/04(月) 00:13:45.38 ID:k3YvH9ok0
純一「さすが絢辻さんだよね。就活ですぐにニューヨークの大手証券会社に決まっちゃんだし。」
絢辻「まあ、今までの努力が認められただけよ。あなただって一部上場企業でしょ?」
純一「絢辻さんと比べたら天と地だよ。そういえば、絢辻さんは結婚とかしたの?」
絢辻「ええ。2年前にね。」
純一「へぇ~。おめでとう。」
絢辻「ありがとう。橘君こそどうなの?」
純一「僕はまだだよ…。」
絢辻「…。」
32: NIPPER 2012/06/04(月) 00:19:02.49 ID:k3YvH9ok0
純一「僕はもうこのまま1人なんだろうな。美也が居るから看取ってくれる人はいるけどさ。」
絢辻「…あなたらしくないわね。」
純一「え?」
絢辻「高校の頃のあなたはもっと前向きで、変態だったけど楽しくしてたじゃない。」
純一「変態…。」
絢辻「今のあなたは仕事真面目でも、全く楽しそうじゃなくてカッコよくないわ。」
純一「…。」
絢辻「もっと明るく生きなさい橘純一君。あなたには魅力があるんだから。」
純一「絢辻さん…。ありがとう。僕、頑張ってみるよ!」
絢辻「ふふ。でも、相手は心配いらないようね。」チラッ
純一「へ?」
??「!?」
33: NIPPER 2012/06/04(月) 00:21:33.16 ID:k3YvH9ok0
純一「絢辻さんに会って元気が出て来たよ。」
純一「ってあれ?なんで輝日東高校の前にいるんだろ?」
??「あ、部外者は許可をとってください。」
純一「高橋先生!」
高橋「あれ?橘君じゃない。」
純一「先生はまだここだったんですね。
高橋「ええ。橘君、頑張ってるみたいね。」
34: NIPPER 2012/06/04(月) 00:24:48.14 ID:k3YvH9ok0
高橋「あなたも私みたいな立場になっちゃったかぁ。」
純一「先生は結婚されたんですか?」
高橋「30は過ぎちゃったけど、なんとかできたわよ。」
純一「おめでとうございます。」
高橋「でも20代で結婚したかったわー。」
純一「はは。結婚出来るだけ良いじゃないですか。」
高橋「まあそうとも取れるわね。」
純一「そうだ先生。ちょっと学校散策させてもらって良いですか?」
高橋「ええ、今日は休日だからいいわよ。」
35: NIPPER 2012/06/04(月) 00:29:05.54 ID:k3YvH9ok0
純一「懐かしいなぁ。昔とあまり変わってない。」
純一「…グスッ。あ、あれ?なんで涙が…。」
純一「そうだ、あそこに行ってみよう。」
秘密の部屋
純一「ここも10年ぶりだなぁ。」
純一「お、まだ『ローアングル探偵団』残ってるよ!」ペラッ
純一「この際どい角度が紳士心をくすぐるよねぇ~。」
純一「…ハハッ。僕は何をやってるんだろ。」
純一「…帰ろう。」
36: NIPPER 2012/06/04(月) 00:31:57.85 ID:k3YvH9ok0
??「待って!」
純一「…え?」
??「待って橘君!」
純一「君は…上崎さん?」
上崎「はい。上崎裡沙です。」
純一「どうしてこんなところに?」
上崎「橘君が入って行くのが見えたから。」
37: NIPPER 2012/06/04(月) 00:35:56.28 ID:k3YvH9ok0
純一「まさか上崎さんにも会っちゃうとはね。」
上崎「裡沙で良いですよ。」
純一「えっと、流れ的に裡沙ちゃんも結婚してるのかな?」
上崎「私は…まだです。」
純一「だよね…え?」
上崎「私も独身です。ずっと独身を貫いたんです。」
純一「それって…。」
上崎「私は、橘君が好きなんです!」
38: NIPPER 2012/06/04(月) 00:42:40.46 ID:oBn5m6mw0
純一「うそ…。」
上崎「嘘じゃありません。ずっとずっと好きでした。高校じゃ話せたのが卒業間近だったから伝えられなかったけど、」
上崎「橘君の事、ずっと見守って来たんです!」
純一「裡沙ちゃん…。」
上崎「大学は別々で、仕事先も別だったけど、でもずっと橘君だけを想ってきました。」
上崎「もしかしたら橘君が他の女の子と結婚しちゃうかもしれないって考えると怖かったです。」
上崎「でも!久々に橘君に会えて、まだ結婚してないって聞いて、今度こそ想いを言うチャンスだと思ったんです!」
上崎「だから…こんな私で良かったら…お付き合いしてください。」
39: NIPPER 2012/06/04(月) 00:45:16.76 ID:oBn5m6mw0
純一「…。」
上崎「嫌…でしたか?」
純一「…ウグッ。」
上崎「?」
純一「…グスッ。ありがとう…裡沙ちゃん。すごく…嬉しい。…グスッ。」
純一「…僕からも1つ言わせてよ。」
上崎「は、はい。」
40: NIPPER 2012/06/04(月) 00:50:35.37 ID:k3YvH9ok0
純一「卒業間近に裡沙ちゃんと会って、僕は一目惚れしちゃったんだ。」
純一「それからその事が頭から離れなくて、大学でも告白を断って来たんだ。」
純一「裡沙ちゃんが何処で何をしているか分からないのに、僕はすべて断ったんだ。」
純一「就職しても、親から結婚をせがまれても、やっぱり裡沙ちゃんの事が浮かんできて、すべて断ったんだ。」
純一「だから…とっても嬉しい。」
上崎「橘…君。」ウルッ
純一「純一って呼んでくれ。」
純一「裡沙ちゃん。付き合うなんて言わないでくれ。僕と…結婚してくれ!」
上崎「純一…君…。はい!」
41: NIPPER 2012/06/04(月) 00:57:25.12 ID:k3YvH9ok0
それから
美也「にぃに!裡沙ちゃん!おめでとう!」
裡沙「ありがとう美也ちゃん!」
森島「あんな可愛い子と結婚出来るなんてうらやましいわぁ!」
塚原「はるか、よく日本に来れたわね。」
棚町「実は森島先輩とご近所さんだったので。」
田中「あ、やっぱりそうだったんだ。」
絢辻「まさかまた日本に帰ってくるとはね。」
七咲「私も世界大会終わったら結婚したいな。」
中多「その時は私も行くね。」
桜井「幸せそうだね純一~。」
香苗「あんたがそれを言うかね。」
梅原「大将!おめでとう!」
純一「10年後、僕は…幸せです!」
完
42: NIPPER 2012/06/04(月) 00:58:10.19 ID:k3YvH9ok0
以上、ぐだぐだですがおしまいです。
ありがとうございました。
45: NIPPER 2012/06/04(月) 01:03:11.64 ID:k3YvH9ok0
後日談
純一「やっと両親の安心した顔が見れたよ。」
裡沙「実は私も親に心配されてて…。」
純一「2人とも夢がかなって良かったね。」
裡沙「うん!でも…。」
純一「でも?」
裡沙「今度は『孫の顔はいつ見れるの!?』ってうるさくて…。」
純一「…うちも同じだ。」
裡沙「で、その…頑張って…みる?///」
純一「…そ、そうだ…ね?///」
47: NIPPER 2012/06/04(月) 01:04:54.07 ID:k3YvH9ok0
純一「ただいまー。」
裡沙「純一!」ダキッ
純一「ど、どうしたんだい裡沙!?」
裡沙「ふふ!じつは…出来ちゃったの!」
純一「ほ、ホントか!?やったー!」
裡沙「今2ヶ月目だって!」
48: NIPPER 2012/06/04(月) 01:06:47.09 ID:k3YvH9ok0
純一「ただいまー。」
裡沙「おかえり。」
子供「おかえりパパー!」
純一「ただいまー!」ギュー
裡沙「むぅ。私にはしてくれないの?」
純一「もちろんするさ。ただいま裡沙。」ギュー
裡沙「おかえり///」
49: NIPPER 2012/06/04(月) 01:09:46.35 ID:k3YvH9ok0
子供「クークー」
純一「寝ちゃったね。」
裡沙「純一に似て可愛い寝顔。」
純一「裡沙の方に似てるよー。」
裡沙「えー、純一にー!」
純一「いいや裡沙にー!」
裡沙・純一「…フフッ。」
50: NIPPER 2012/06/04(月) 01:12:41.82 ID:k3YvH9ok0
裡沙『純一ー!送れちゃうよー!』
純一「今行く!」
子供「パパー!」
子供「は~や~くぅ~!」
純一「おまたせ!」
裡沙「はい、お弁当。」
純一「ありがとう裡沙。」チュッ
裡沙「フフッ。行ってらっしゃい。」
純一「10年後も20年後も、ずっと幸せです!」
完
51: NIPPER 2012/06/04(月) 01:14:02.90 ID:k3YvH9ok0
結論言うと、裡沙ちゃんはTHE可愛い!
まあ美也も七咲もTHE可愛いけどね!
結局アマガミキャラはBEST OF可愛いなあ!!!
SS速報VIP:橘純一「10年後、僕は独身だった。」