SS速報VIP:佐天「妖精さんにする能力かぁ。」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1344256733/1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/06(月) 21:38:54.06 ID:8xpO7Y4M0
初春「妖精さん?」
佐天「うん。しかもレベル3だって。」
初春「凄いじゃないですか佐天さん!」
佐天「そもそも3以下が無い能力らしいよ。」
初春「そんなのもあるんですねぇ。妖精さんってどんなのですか?」
佐天「えっと…。」ピトッ
初春「どうしたんですか?」
佐天「えい!」ポンッ
ういはる「な、なにするですかさてんさん!…ってあれ?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1344256733
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/06(月) 21:45:13.61 ID:bVaQykMQ0
佐天「へぇ~。これが妖精さんかぁ。」
ういはる「ちっちゃくなったです。」
佐天「かわいいー!」ツンツン
ういはる「さ、さてんさん!はやくもどすです!」
佐天「あ…えと…」
ういはる「?」
佐天「レベル3だと戻す事はできないんだー。ごめん初春!」
ういはる「そんなむせきにんですー!」
佐天「と言う事で、初春を胸ポッケに入れてみました。」
ういはる「しせんがしんせんです。」
佐天「このままゲージに入れてペットとして…」
ういはる「やめるですさてんさん!はやくれべるをあげてもとにもどすですよ!」
佐天「分かった分かった。あ、あれは…。」
御坂「今日もスープカレーかぁ。ついてないわね。」
ういはる(じはんきけってとりだしたのに、もんくいってるです。)
佐天「こんにちは御坂さん。」
御坂「あ、佐天さん。初春さんは?」
ういはる「ここにいm」ギュムッ
佐天「じゃ、風紀委員じゃないですかねぇ?は、ははっ!」
御坂「?」
佐天「それより御坂さん。私、能力者になったんですよ!」
御坂「へぇーすごいじゃない!で、どんな能力なの?」
御坂「妖精さんにする能力?」
佐天「ためしに御坂さんもどうです?」
ういはる「んー!んー!」モゾモゾ
御坂「おもしろそうね!ちょっとやってみてよ。」
佐天「はい!では…はっ!」ポンッ
みさか「うわー!ちっちゃくなった!」
佐天・ういはる「か、かわいい…!」
みさか「このじょうたいででんげきうてるかなぁ?」
佐天「そこまではちょっと…。」
みさか「んーえいっ!」ピリピリ
佐天「…出てるっちゃ出てますけど…。」
ういはる「すごくよわいですー。」
みさか「のうりょくのおおきさもちっちゃくなっちゃうんだー。あ、ういはるさんじゃない!」
ういはる「ど、どうもです。」
みさか「えっ!?もどれないの!?」
ういはる「れべるがあがらないとだめだそうです。」
みさか「さーてーんーさーんー!」ピリピリ
佐天「あー、ピリピリが気持ちいい…。」
みさか「あーもう!なんでそんなだいじなことをいわないのよ!」
佐天「だって、沢山妖精さんにしたらレベルが上がるんですよ。」
みさか「…しかたないわね。はやくたくさんようせいにしちゃいなさい。」
ー
ーーー
ーーーーー
佐天「と言う事でレベル4です。」
ういはる「やっともどれるです!」
みさか「でも、いざもどるときってなごりおしいものね。」
佐天「えと…。」
みさか「どうしたのさてんさん?」
佐天「それが、増えた能力が、戻すんじゃなくて増やす能力だったみたいで…。」
ういはる・みさか「」
佐天「楽しくなると増えるみたいですよ?」
佐天「戻すのはレベル5になってからかぁ…。」
みさか「れべるふぁいぶはかんたんにはなれないわよ?」
佐天「あ、なんか研究所が言うには2万人妖精さんにすればレベル5になれるそうです。」
ういはる「そんなたくさんむりですー!」
みさか「…いちまんにんならよういできるわ。」
佐天・ういはる「え?」
いちまんさんじゅうにごう「ちっちゃくなったとみさかはおどろきをかくせないでいます。」
いちまんきゅうせんきゅうじゅうごう「みんなおなじたいけいとみさかはすこしよろこびます。」
らすとおーだー「ちょっとたのしいかも!ってみさかはみさかはさわいでみる!」ポンッ
みさかわーすと「わぁ!ふえた!」
みさか「ちょ、ちょっと!ふえすぎないでよ!」
ういはる「みさかさんがいっぱいですー。」
佐天「さすがに1万人妖精化は疲れるよ…。」
一方通行「おィ、なンですかこれは?」
みさか「あくせられーた!」
一方通行「…誘ってンのか!」ポンッ
あくせられーた「え?」
佐天「そのままだと危なそうなので妖精さんにしました。」
あくせられーた「おい!ふざけんなよ!」ハンシャ
佐天「…何してるんですか?」
あくせられーた「くそっ!がくえんとしだいいちいのおれが…!」
佐天「後1万人弱ですね。」
みさか「どんどんようせいさんにしちゃいましょ。」
ういはる「あ、あのひととかどうです?」
上条「1パック80円の卵が買えたっ…!」
みさか「!?///」ポンポンポンッ!
佐天「御坂さん!?」
みさか「ちがっ!そんなんじゃないから!///」ポポポポーン
いちまんさんじゅうにごう「ことばとこうどうがあってないですよとみさかはふえながらつっこみます。」ポンポンッ
ういはる「みさかさんがどんどんふえるですー!」
佐天「こんにちはー!」
上条「ん?君はビリビリの…。」
みさか「びりびりじゃないってなんどいえばわかるの!」ピリピリ
上条「うわっ!やめろ御坂!…ってあれ?」ジーッ
みさか「み、みるんじゃないわよ!///」ポンッ
上条「…えっと、これはなんでせうか?」
佐天「妖精さんです!」
上条「へ?」
上条「へぇー。君の能力なんだ。」
佐天「あ、私、佐天涙子って言います。」
上条「俺は上条当麻。」
佐天「上条さんも妖精さんにしてみていいですか?」
上条「ん~。俺は多分妖精さんになれないと思うぞ?」
佐天「え?」
上条「この右手は幻想殺しって言ってry」
佐天「ちょっと試していいですか?えいっ!」
上条「…な?」
佐天「あ、もしかしてその右手で触れたらみんな戻るんじゃないですか?」
上条「ちょっとやってみるよ。」チョン
みさか「ちょっと!へんなとこさわらないでよ!///」
上条「…あれ?」チョンチョン
みさか「やめ…と、とうまぁ…!///」
上条「なんで効かないんでせうか?」ギュッ
みさか「ぐふっ!く、くるし…。」
佐天「結局、戻らずに増えるだけでしたね。」
上条「俺の右手は異能の力ならなんでも打ち消せるのになぁ。」
佐天「じゃあ、これは能力じゃないって事ですか?」
上条「…どうなんだろ?」
みさか「はぁ…はぁ…///」
ういはる「みさかさん!どうしたんですー!?」
??「『みさかさん』?」
佐天「このままレベル5になるしか手はなさそうですね。」
上条「大変だろうけど頑張ってよ。俺も応援してるから。」
佐天「はい!」
??「お姉…様?」
上条「白井!?」
白井「これは…お姉さま…?」ピクピク
佐天「白井さん!こ、これは!」
白井「まぁお姉さま!小さいお姉さまがいっぱい!黒子は黒子は…興奮してしまいますのぉぉぉ!!!」ムフー
上条「やばい!佐天さん、白井を妖精さんにするんだ!」
佐天「は、はい!」ポンッ
しらい「あれ…ちいさくなってしまいましたわ。」
上条「はぁ、危うく連れさられるとこだった。」
しらい「よくみれば…まわりがおねえさまだらけじゃありませんのぉぉぉ!!!」ポンポンポンポンポン
佐天「うわぁ!白井さんが爆発的に増えてる!」
上条「しまった!逆効果だったか!」
しらい「おねえさまがひとり、おねえさまがふたり…」モンモン
佐天「なんとか落ち着いた…。」
上条「これは、早くレベル5にならないと大変そうだな。」
土御門「アレイスター。」
アレイスター「どうした?」
土御門「最近、謎の小さい人が出現してるらしいが、お前の仕業なのか?」
アレイスター「…ああ、そうだ。」
土御門「なぜこんなことをする?」
アレイスター「…そのうち分かるさ。」
こもえ「さらにちっちゃくなったです。」ポン
ひめがみ「ちいさくなってもかげはうすいのね。」ポン
すている「はぁ…ゆかつめてぇ…。」ポン
かんざき「なんでわたしがこんなことに。」ポン
たてみや「おおぷりえすてす!ちいさくなってもこうごうしい!」ポン
きぬはた「ちょうちいさいです。」ポン
むぎの「ぶちころしけってーね!」ポン
はまずら「なんでおれまでー!」ポン
かきね「れいぞうこー!」ポン
佐天「後1人でレベル5!」
土御門「佐天涙子さんだにゃー?」
佐天「はい、そうですけど?」
土御門「妖精さんごっこは楽しいかにゃー?」
佐天「な、なんでそれを!?私の名前も…。」
土御門「そんな事どうでもいいぜよ。それより、後何人でレベル5だにゃー?」
佐天「1人…ですけど?」
土御門(早いな…。アレイスターがどんな考えかは知らないが、このままにしておくのも…)
佐天「あのー?」
土御門「…妖精化を止めるんだ。」
佐天「え?」
土御門「お前はry」
佐天「話長いんで切りますねー。」ポン
つちみかど「ちょっとまつぜよ!」
佐天「晴れてレベル5です!」
こうしていつの間にかレベル5となった佐天さんは、元に戻す能力と共に広範囲で妖精さんにできる能力を手に入れた。
さっさとみんなを戻そうと思っていた矢先、あわきんが現れ、窓の無いビルへ連れ去られた。
佐天「ここは?」
アレイスター「よく来たね、8人目のレベル5。」
佐天「あなたは?(え、ビーカーの中に逆さで?)」
アレイスター「学園都市の取締役とでも言っておこうか。」
佐天「…私に何の用ですか?」
アレイスター「少し、私のプランを手伝ってもらおうと思ってね。」
佐天「プラン?なんですかそれ?」
アレイスター「ああ。『新人類計画』だ。」
佐天「しんじんるい?」
アレイスター「ぶっちゃけ言うと、能力者とかめんどくさくなったから、人類減らして妖精さん増やそうと思って。」
佐天「!?」
アレイスター「それに、このまま人類が栄位に立っていれば、生物は滅んでしまうだろう。」
佐天「…。」
アレイスター「だが、人間を殺して減らしてしまうのはいろんな方向から非難が来そうだ。」
アレイスター「そこで、可愛くて自然と共存できる妖精さんにしてしまえばいいんじゃないかと考えた。」
アレイスター「…手伝ってくれるかな?」
佐天「…もしやらなかったら、殺してしまうことしかできないんですか?」
アレイスター「…ああ。」
佐天「…分かりました。」
アレイスター「ありがとう。君に感謝する。」
仕方なく条件をのんだ佐天さんは、手始めに学園都市の住民を妖精さんにした。
一方、上条さんは「おのれ魔術師!」の下、魔術師を男女平等パンチで倒して行った。
これもアレイスターの計画である。
化学と魔術が交差していた世界は崩れ、人類は衰退の一途を辿ったのだった。
それから数世紀後
ようせいさん「おかしくれるですか?」
わたし「あげたいのはやまやまですが、配給の砂糖が無いのです。」
ようせいさん「それはなにゆえ?」
わたし「人類が衰退してしまったからです。」
完
短い上に駄文で申し訳ないです。
蛇足
わたし(ヒトモニュメント計画が始まって数ヶ月が経ちました。村の外れの廃ビル群の調査は今も続いています。)
わたし「それにしても先人たちの記録はなかなか見つかりませんねぇ。」
助手さん「…。」
わたし「え、何か発見したんですか?」
助手さん「…。」スッ
わたし「…ディスク?」
わたし(パソコンあったので見てみる事にしました。)
わたし「なにが残ってるんでしょう?」
ウィーン
わたし(そこに残っていたのは先人の記録でした。)
わたし(しかも、人類が衰退する経緯についてでした。)
わたし「科学と魔術の交差する世界…アレイスター・クロウリー…上条当麻…佐天涙子…。」
わたし(記録によると、数世紀前にこの辺りは『学園都市』と呼ばれる、超能力者の街だったそうです。)
わたし(電撃を発するやベクトルを操作する、未元物質を生むなど、いろんな超能力者が居たそうです。)
わたし(その中でも、上条当麻と佐天涙子は他に引けを取らない能力だったそうです。)
わたし(上条当麻は『幻想殺し』と呼ばれる右手を持ち、超能力や魔法を無効化していたそうです。)
わたし(佐天涙子は『妖精変化(ピクシーメイカー)』と呼ばれる能力を持ち、人々を妖精さんにしたそうです。)
わたし(それに目を付けた虚数学区、アレイスター・クロウリーは、生物を滅ぼさんとする旧人類を滅し、妖精さんとなった新人類を生むことにしたのです。)
わたし(アレイスターは上条により妖精化が解けるのを恐れ、佐天の能力を少し改造しました。)
わたし(その結果、上条により妖精化が解ける事は無くなりましたが、代わりに楽しい事があると増えてしまうようになったそうです。)
わたし(見事学園都市最強のレベル5となった佐天は、アレイスターの手駒となり、学園都市の人間を妖精さんにしたそうです。)
わたし(一方上条は、魔術による人類の繁栄を阻止するために、魔術側と戦ったそうです。)
わたし(アレイスターの計画により、人類は繁栄の道を閉ざされ、みるみる衰退したそうです。)
わたし(その後、空となった学園都市からアレイスターの姿は無くなりました。)
わたし(佐天と上条のその後は、上条は五和という女性と結婚し、幸せな家庭を築いたそうです。)
わたし(右手の『幻想殺し』は魔術の消滅と同時に消え、身に降りかかる不幸も泊まったそうです。)
わたし(佐天は学園都市を出た後、一時は妖精化を実行していましたが、忽然と姿を消したそうです。)
わたし(その20年後、佐天が見つかった時には、『同人誌』の作家となりその作品を後世に残そうとしていました。)
わたし(それを気に入ったある大富豪は、その同人誌を買い取り、データとして後世に残そうとしました。)
わたし「…ここで記録は終わっています。」
助手さん「…。」
わたし「僕たちは上条の子孫なのか?ですか…。確かにそうかもしれませんね。」
わたし(その後、おじいさん達はそれに残っていたデータをもとに、学園都市再建を目指しました。)
わたし(人類は久々の繁栄をするのかと思いきや、それは失敗に終わりました。)
わたし(まぁ、調停官であるわたしは、妖精さんと仲良く暮らせればそれで良いのですが。)
わたし(人類は上条と佐天により衰退しました。でも、それは悪い事ばかりではありません。)
わたし「佐天さん、妖精さんをありがとう。」
完
一応設定としてはこんな感じです。
読んでくださってありがとうございました。
元スレ
佐天「へぇ~。これが妖精さんかぁ。」
ういはる「ちっちゃくなったです。」
佐天「かわいいー!」ツンツン
ういはる「さ、さてんさん!はやくもどすです!」
佐天「あ…えと…」
ういはる「?」
佐天「レベル3だと戻す事はできないんだー。ごめん初春!」
ういはる「そんなむせきにんですー!」
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/06(月) 21:49:14.82 ID:3DfVCdU50
佐天「と言う事で、初春を胸ポッケに入れてみました。」
ういはる「しせんがしんせんです。」
佐天「このままゲージに入れてペットとして…」
ういはる「やめるですさてんさん!はやくれべるをあげてもとにもどすですよ!」
佐天「分かった分かった。あ、あれは…。」
御坂「今日もスープカレーかぁ。ついてないわね。」
ういはる(じはんきけってとりだしたのに、もんくいってるです。)
7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/06(月) 21:52:13.75 ID:7oUCZe9C0
佐天「こんにちは御坂さん。」
御坂「あ、佐天さん。初春さんは?」
ういはる「ここにいm」ギュムッ
佐天「じゃ、風紀委員じゃないですかねぇ?は、ははっ!」
御坂「?」
佐天「それより御坂さん。私、能力者になったんですよ!」
御坂「へぇーすごいじゃない!で、どんな能力なの?」
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/06(月) 21:56:05.12 ID:qLIb3rlQ0
御坂「妖精さんにする能力?」
佐天「ためしに御坂さんもどうです?」
ういはる「んー!んー!」モゾモゾ
御坂「おもしろそうね!ちょっとやってみてよ。」
佐天「はい!では…はっ!」ポンッ
みさか「うわー!ちっちゃくなった!」
佐天・ういはる「か、かわいい…!」
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/06(月) 21:59:55.96 ID:qLIb3rlQ0
みさか「このじょうたいででんげきうてるかなぁ?」
佐天「そこまではちょっと…。」
みさか「んーえいっ!」ピリピリ
佐天「…出てるっちゃ出てますけど…。」
ういはる「すごくよわいですー。」
みさか「のうりょくのおおきさもちっちゃくなっちゃうんだー。あ、ういはるさんじゃない!」
ういはる「ど、どうもです。」
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/06(月) 22:05:11.84 ID:Fm6JjYlV0
みさか「えっ!?もどれないの!?」
ういはる「れべるがあがらないとだめだそうです。」
みさか「さーてーんーさーんー!」ピリピリ
佐天「あー、ピリピリが気持ちいい…。」
みさか「あーもう!なんでそんなだいじなことをいわないのよ!」
佐天「だって、沢山妖精さんにしたらレベルが上がるんですよ。」
みさか「…しかたないわね。はやくたくさんようせいにしちゃいなさい。」
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/06(月) 22:08:58.01 ID:Fm6JjYlV0
ー
ーーー
ーーーーー
佐天「と言う事でレベル4です。」
ういはる「やっともどれるです!」
みさか「でも、いざもどるときってなごりおしいものね。」
佐天「えと…。」
みさか「どうしたのさてんさん?」
佐天「それが、増えた能力が、戻すんじゃなくて増やす能力だったみたいで…。」
ういはる・みさか「」
佐天「楽しくなると増えるみたいですよ?」
16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/06(月) 22:12:21.10 ID:Fm6JjYlV0
佐天「戻すのはレベル5になってからかぁ…。」
みさか「れべるふぁいぶはかんたんにはなれないわよ?」
佐天「あ、なんか研究所が言うには2万人妖精さんにすればレベル5になれるそうです。」
ういはる「そんなたくさんむりですー!」
みさか「…いちまんにんならよういできるわ。」
佐天・ういはる「え?」
18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/06(月) 22:19:30.04 ID:Fm6JjYlV0
いちまんさんじゅうにごう「ちっちゃくなったとみさかはおどろきをかくせないでいます。」
いちまんきゅうせんきゅうじゅうごう「みんなおなじたいけいとみさかはすこしよろこびます。」
らすとおーだー「ちょっとたのしいかも!ってみさかはみさかはさわいでみる!」ポンッ
みさかわーすと「わぁ!ふえた!」
みさか「ちょ、ちょっと!ふえすぎないでよ!」
ういはる「みさかさんがいっぱいですー。」
佐天「さすがに1万人妖精化は疲れるよ…。」
19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/06(月) 22:24:42.39 ID:nMULb4oF0
一方通行「おィ、なンですかこれは?」
みさか「あくせられーた!」
一方通行「…誘ってンのか!」ポンッ
あくせられーた「え?」
佐天「そのままだと危なそうなので妖精さんにしました。」
あくせられーた「おい!ふざけんなよ!」ハンシャ
佐天「…何してるんですか?」
あくせられーた「くそっ!がくえんとしだいいちいのおれが…!」
20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/06(月) 22:29:18.98 ID:nMULb4oF0
佐天「後1万人弱ですね。」
みさか「どんどんようせいさんにしちゃいましょ。」
ういはる「あ、あのひととかどうです?」
上条「1パック80円の卵が買えたっ…!」
みさか「!?///」ポンポンポンッ!
佐天「御坂さん!?」
みさか「ちがっ!そんなんじゃないから!///」ポポポポーン
いちまんさんじゅうにごう「ことばとこうどうがあってないですよとみさかはふえながらつっこみます。」ポンポンッ
ういはる「みさかさんがどんどんふえるですー!」
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/06(月) 22:32:43.17 ID:nMULb4oF0
佐天「こんにちはー!」
上条「ん?君はビリビリの…。」
みさか「びりびりじゃないってなんどいえばわかるの!」ピリピリ
上条「うわっ!やめろ御坂!…ってあれ?」ジーッ
みさか「み、みるんじゃないわよ!///」ポンッ
上条「…えっと、これはなんでせうか?」
佐天「妖精さんです!」
上条「へ?」
23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/06(月) 22:35:33.49 ID:nMULb4oF0
上条「へぇー。君の能力なんだ。」
佐天「あ、私、佐天涙子って言います。」
上条「俺は上条当麻。」
佐天「上条さんも妖精さんにしてみていいですか?」
上条「ん~。俺は多分妖精さんになれないと思うぞ?」
佐天「え?」
上条「この右手は幻想殺しって言ってry」
佐天「ちょっと試していいですか?えいっ!」
上条「…な?」
24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/06(月) 22:38:52.82 ID:nMULb4oF0
佐天「あ、もしかしてその右手で触れたらみんな戻るんじゃないですか?」
上条「ちょっとやってみるよ。」チョン
みさか「ちょっと!へんなとこさわらないでよ!///」
上条「…あれ?」チョンチョン
みさか「やめ…と、とうまぁ…!///」
上条「なんで効かないんでせうか?」ギュッ
みさか「ぐふっ!く、くるし…。」
25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/06(月) 22:41:13.23 ID:nMULb4oF0
佐天「結局、戻らずに増えるだけでしたね。」
上条「俺の右手は異能の力ならなんでも打ち消せるのになぁ。」
佐天「じゃあ、これは能力じゃないって事ですか?」
上条「…どうなんだろ?」
みさか「はぁ…はぁ…///」
ういはる「みさかさん!どうしたんですー!?」
??「『みさかさん』?」
27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/06(月) 22:44:10.53 ID:nMULb4oF0
佐天「このままレベル5になるしか手はなさそうですね。」
上条「大変だろうけど頑張ってよ。俺も応援してるから。」
佐天「はい!」
??「お姉…様?」
上条「白井!?」
白井「これは…お姉さま…?」ピクピク
28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/06(月) 22:50:24.08 ID:sjZcvUKh0
佐天「白井さん!こ、これは!」
白井「まぁお姉さま!小さいお姉さまがいっぱい!黒子は黒子は…興奮してしまいますのぉぉぉ!!!」ムフー
上条「やばい!佐天さん、白井を妖精さんにするんだ!」
佐天「は、はい!」ポンッ
しらい「あれ…ちいさくなってしまいましたわ。」
上条「はぁ、危うく連れさられるとこだった。」
しらい「よくみれば…まわりがおねえさまだらけじゃありませんのぉぉぉ!!!」ポンポンポンポンポン
佐天「うわぁ!白井さんが爆発的に増えてる!」
上条「しまった!逆効果だったか!」
29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/06(月) 22:55:41.52 ID:bVaQykMQ0
しらい「おねえさまがひとり、おねえさまがふたり…」モンモン
佐天「なんとか落ち着いた…。」
上条「これは、早くレベル5にならないと大変そうだな。」
土御門「アレイスター。」
アレイスター「どうした?」
土御門「最近、謎の小さい人が出現してるらしいが、お前の仕業なのか?」
アレイスター「…ああ、そうだ。」
土御門「なぜこんなことをする?」
アレイスター「…そのうち分かるさ。」
31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/06(月) 23:04:13.25 ID:oMfauMDQ0
こもえ「さらにちっちゃくなったです。」ポン
ひめがみ「ちいさくなってもかげはうすいのね。」ポン
すている「はぁ…ゆかつめてぇ…。」ポン
かんざき「なんでわたしがこんなことに。」ポン
たてみや「おおぷりえすてす!ちいさくなってもこうごうしい!」ポン
きぬはた「ちょうちいさいです。」ポン
むぎの「ぶちころしけってーね!」ポン
はまずら「なんでおれまでー!」ポン
かきね「れいぞうこー!」ポン
佐天「後1人でレベル5!」
32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/06(月) 23:13:14.07 ID:Fm6JjYlV0
土御門「佐天涙子さんだにゃー?」
佐天「はい、そうですけど?」
土御門「妖精さんごっこは楽しいかにゃー?」
佐天「な、なんでそれを!?私の名前も…。」
土御門「そんな事どうでもいいぜよ。それより、後何人でレベル5だにゃー?」
佐天「1人…ですけど?」
土御門(早いな…。アレイスターがどんな考えかは知らないが、このままにしておくのも…)
佐天「あのー?」
土御門「…妖精化を止めるんだ。」
佐天「え?」
33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/06(月) 23:15:51.15 ID:Fm6JjYlV0
土御門「お前はry」
佐天「話長いんで切りますねー。」ポン
つちみかど「ちょっとまつぜよ!」
佐天「晴れてレベル5です!」
34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/06(月) 23:25:37.30 ID:nMULb4oF0
こうしていつの間にかレベル5となった佐天さんは、元に戻す能力と共に広範囲で妖精さんにできる能力を手に入れた。
さっさとみんなを戻そうと思っていた矢先、あわきんが現れ、窓の無いビルへ連れ去られた。
佐天「ここは?」
アレイスター「よく来たね、8人目のレベル5。」
佐天「あなたは?(え、ビーカーの中に逆さで?)」
アレイスター「学園都市の取締役とでも言っておこうか。」
佐天「…私に何の用ですか?」
アレイスター「少し、私のプランを手伝ってもらおうと思ってね。」
35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/06(月) 23:35:46.46 ID:5/iiU2E30
佐天「プラン?なんですかそれ?」
アレイスター「ああ。『新人類計画』だ。」
佐天「しんじんるい?」
アレイスター「ぶっちゃけ言うと、能力者とかめんどくさくなったから、人類減らして妖精さん増やそうと思って。」
佐天「!?」
アレイスター「それに、このまま人類が栄位に立っていれば、生物は滅んでしまうだろう。」
佐天「…。」
アレイスター「だが、人間を殺して減らしてしまうのはいろんな方向から非難が来そうだ。」
アレイスター「そこで、可愛くて自然と共存できる妖精さんにしてしまえばいいんじゃないかと考えた。」
アレイスター「…手伝ってくれるかな?」
佐天「…もしやらなかったら、殺してしまうことしかできないんですか?」
アレイスター「…ああ。」
37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/06(月) 23:39:14.27 ID:5/iiU2E30
佐天「…分かりました。」
アレイスター「ありがとう。君に感謝する。」
仕方なく条件をのんだ佐天さんは、手始めに学園都市の住民を妖精さんにした。
一方、上条さんは「おのれ魔術師!」の下、魔術師を男女平等パンチで倒して行った。
これもアレイスターの計画である。
化学と魔術が交差していた世界は崩れ、人類は衰退の一途を辿ったのだった。
38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/06(月) 23:43:00.24 ID:5/iiU2E30
それから数世紀後
ようせいさん「おかしくれるですか?」
わたし「あげたいのはやまやまですが、配給の砂糖が無いのです。」
ようせいさん「それはなにゆえ?」
わたし「人類が衰退してしまったからです。」
完
39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/06(月) 23:43:31.88 ID:5/iiU2E30
短い上に駄文で申し訳ないです。
43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/07(火) 01:05:19.04 ID:MuEnppAA0
蛇足
わたし(ヒトモニュメント計画が始まって数ヶ月が経ちました。村の外れの廃ビル群の調査は今も続いています。)
わたし「それにしても先人たちの記録はなかなか見つかりませんねぇ。」
助手さん「…。」
わたし「え、何か発見したんですか?」
助手さん「…。」スッ
わたし「…ディスク?」
44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/07(火) 01:09:14.96 ID:MuEnppAA0
わたし(パソコンあったので見てみる事にしました。)
わたし「なにが残ってるんでしょう?」
ウィーン
わたし(そこに残っていたのは先人の記録でした。)
わたし(しかも、人類が衰退する経緯についてでした。)
わたし「科学と魔術の交差する世界…アレイスター・クロウリー…上条当麻…佐天涙子…。」
わたし(記録によると、数世紀前にこの辺りは『学園都市』と呼ばれる、超能力者の街だったそうです。)
45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/07(火) 01:16:10.31 ID:MuEnppAA0
わたし(電撃を発するやベクトルを操作する、未元物質を生むなど、いろんな超能力者が居たそうです。)
わたし(その中でも、上条当麻と佐天涙子は他に引けを取らない能力だったそうです。)
わたし(上条当麻は『幻想殺し』と呼ばれる右手を持ち、超能力や魔法を無効化していたそうです。)
わたし(佐天涙子は『妖精変化(ピクシーメイカー)』と呼ばれる能力を持ち、人々を妖精さんにしたそうです。)
わたし(それに目を付けた虚数学区、アレイスター・クロウリーは、生物を滅ぼさんとする旧人類を滅し、妖精さんとなった新人類を生むことにしたのです。)
46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/07(火) 01:23:17.87 ID:jdRrJdct0
わたし(アレイスターは上条により妖精化が解けるのを恐れ、佐天の能力を少し改造しました。)
わたし(その結果、上条により妖精化が解ける事は無くなりましたが、代わりに楽しい事があると増えてしまうようになったそうです。)
わたし(見事学園都市最強のレベル5となった佐天は、アレイスターの手駒となり、学園都市の人間を妖精さんにしたそうです。)
わたし(一方上条は、魔術による人類の繁栄を阻止するために、魔術側と戦ったそうです。)
わたし(アレイスターの計画により、人類は繁栄の道を閉ざされ、みるみる衰退したそうです。)
わたし(その後、空となった学園都市からアレイスターの姿は無くなりました。)
47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/07(火) 01:29:54.85 ID:jdRrJdct0
わたし(佐天と上条のその後は、上条は五和という女性と結婚し、幸せな家庭を築いたそうです。)
わたし(右手の『幻想殺し』は魔術の消滅と同時に消え、身に降りかかる不幸も泊まったそうです。)
わたし(佐天は学園都市を出た後、一時は妖精化を実行していましたが、忽然と姿を消したそうです。)
わたし(その20年後、佐天が見つかった時には、『同人誌』の作家となりその作品を後世に残そうとしていました。)
わたし(それを気に入ったある大富豪は、その同人誌を買い取り、データとして後世に残そうとしました。)
わたし「…ここで記録は終わっています。」
48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/07(火) 01:35:36.20 ID:MuEnppAA0
助手さん「…。」
わたし「僕たちは上条の子孫なのか?ですか…。確かにそうかもしれませんね。」
わたし(その後、おじいさん達はそれに残っていたデータをもとに、学園都市再建を目指しました。)
わたし(人類は久々の繁栄をするのかと思いきや、それは失敗に終わりました。)
わたし(まぁ、調停官であるわたしは、妖精さんと仲良く暮らせればそれで良いのですが。)
わたし(人類は上条と佐天により衰退しました。でも、それは悪い事ばかりではありません。)
わたし「佐天さん、妖精さんをありがとう。」
完
49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/07(火) 01:36:35.92 ID:MuEnppAA0
一応設定としてはこんな感じです。
読んでくださってありがとうございました。
SS速報VIP:佐天「妖精さんにする能力かぁ。」