1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:13:18.10 ID:W8n/5GfO0
まどか「ウェヒー!また、こいつだよ。良スレをだいなしにする。くそコテハン」
QB(ピクッ)
まどか「折角、青のNTRの模様を、なるたる並の胸くそ悪さで楽しめるSS楽しんでたのに。もう! だいなしだよ」
QB「ちょ、ちょっとまどか」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:14:18.06 ID:W8n/5GfO0
まどか「なぁに、QB」
QB「なにをそんなに興奮しているんだい? それに、女の子がキーボードをグーで殴ったらだめだよ」
まどか「だって、私の憩いの時間をこのくそコテハンが滅茶苦茶にしたんだもの。こいつだよ、こいつ。IMMAっていうの」
QB「IMMA……ちょっと画面見ていいかな?」
まどか「いいよ、ほら」ヨイショ
QB「ありがとう」
<画面>
IMMA「俺みたいな中3でグロ見てる腐れ野郎、他に、いますかっていねーか、はは
今日のクラスの会話
あの流行りの曲かっこいい とか あの服ほしい とか
ま、それが普通ですわな
かたや俺は電子の砂漠で死体を見て、呟くんすわ
it’a true wolrd.狂ってる?それ、誉め言葉ね。
好きな音楽 eminem
尊敬する人間 アドルフ・ヒトラー(虐殺行為はNO)
なんつってる間に3時っすよ(笑) あ~あ、義務教育の辛いとこね、これ 」
QB「……」
まどか「コテハン名たまに変えるんだけど、パターン一緒だからすぐ分かるんだよ。あぁ、早速炎上しはじめたよ。もう、すぐ釣られるんだから。なにがしたいんだろ? この人」
QB(自意識過剰、装飾過多、内容皆無の文章。披露したがるもすぐ底のばれる浅薄な知識。異常な煽られ耐性の低さ。間違いない……)
QB「ちょっと僕用事思い出したよ。でかけてくる」
まどか「そう、行ってらっしゃい。別にもうこなくてもいいんだからね」
QB「……」
<マミ宅>
マミ「んんんんNーんんんんN」カタカタ
QB「ただいま、マミ」
マミ「…!?…!!!!!!…?!???」カタカタ
QB(顔真っ赤にしてキーボード叩いてる……)
マミ「くぁwせdrftgyふじこlp」カタカタ
QB「ただいまぁ!!!」
マミ「わっ、びっくりした。大声ださないでよ、QB」
QB「PCに夢中になってたみたいだからね。気づいてもらおうと思って」
マミ「別に夢中になんかなってないわよ。ただ、私の膨大な知識をネットで広めていただけ。おかげで、スレッドも大盛り上がりよ」
QB「そ、そう。よかった。でも、もうネットはやめにしたらどうかな。夜も遅いし、明日の魔女退治にさしひかえるよ」
マミ「確かにそうね。明日の準備もあることですし」PCパタリ
QB「そうそう……って準備?」
マミ「ええ、準備よ。ちょうどよかったわ、QB。見てもらいたいものがあるの」
QB「な、なにかな?」
マミ「うふふ、驚かないでよ。じゃーん。マミさん特製、魔法少女チームグッズ、超グロ画像の印刷されたTシャツよ」
QB「!!!!!!!!!!!!」
マミ「ほら、鹿目さんと美樹さんが、魔法少女体験コースに参加してくれるようになったでしょ。二人とも随分興味もってくれてるみたいだけど。あと一押しいると思うのよ。それで、みんなでおそろいのチームグッズ身につけたら、効果あるかなと思って」
QB(感情のない僕でも目をそむけたくなるような酷い画像だよ。しかも、画像の下の、「Fuck ANA」ってどういうこと? ASSって書きたかったんだろうけど、これじゃ、JALのフーリガンだよ。全日空さんえらいとばっちりだよ)
QB「…うん、なかなかいいアイデアじゃないかな」
マミ「でしょー? 明日、登校中に鹿目さんと、美樹さんに配るつもり。それで、三人ともTシャツ着て、登校したりして。きゃー、魔法少女のグループってばれちゃうかも♪」
QB(なんとしてでも、止めなきゃ。今までマミのはりきりのせいで魔法少女候補を何十人つぶされたか分からないんだ)
QB「マ、マミ。確かに素晴らしい考えだけど、このグッズには一つ欠点があるよ」
マミ「なに? あっ、流血の少なさかしら? ボイラー爆発に巻き込まれて真っ二つになった妊婦の画像の方がよかった?」
QB「……(うぷ、僕血とか嫌いなんだ。感情ないけど)違うよ。変身後のことを考えて欲しいんだ。このTしゃつを着たところで、魔法少女のコスチュームに隠れちゃうじゃないか」
マミ「あっ」
QB「一番肝心な瞬間に共有できなくて、何がチームグッズなんだい。マミ。いいアイデアだけど、これはお蔵入りにせざるをえないね」
マミ「……」
QB「わかってくれるかな」
マミ「確かにそうね、あなたの言う通りだわ、QB」
QB「ありがとう、わかってくれて」
マミ「だったら、代わりはやっぱりシルバーアクセよね。髑髏の紋章に、下に英語でFuck A……」
QB「寝よう、マミ。よく考えてから決めた方がいいよ。だから、寝よう、今日のところは、ねっ、ねっ、ねっ」
<土曜>
QB(やっと平日が終わった。なんとか、まどかとさやかから、マミの中二病癖は隠しとおすことが出来た)
QB(まどかは、変に勘のいいところがあるから不安だけど、さやかはちゃんとマミのこと尊敬してくれているみたいだ)
QB(しかし、潰れたセレクトショップみたいに、なんとか却下できたチームグッズの不良在庫、アクセやらTシャツやら、下敷きやら、が所狭しと部屋の中転がってるなぁ。どうするつもりなんだ、これ)
マミ「あら、はやいのね。おはよう、QB」
QB「あぁ、おは…よ……う、マミ。一つ質問していいかな?」
マミ「ええ、どうぞ」
QB「その、包帯はなに? 君全然怪我なんかしてないよね。それに、なんで包帯の上にサンスクリット語が一杯にかかれてるの? あと、その血の跡、コクヨの赤いサインペンで書いてるよね」
マミ「ふふ、いい質問よ、QB。それは、今日はケルト暦で葡萄月、ヴァルキューレの日。つまり、マミの体のなかに封じ込めていた風の神、イズラエルが目覚める日だからよ」
QB「本当にわけがわからないよ」
マミ「もう、のりが悪いわね。とにかくそういう日なのよ。今日は」
QB「百万歩譲ってそういう日にしてあげるよ、マミ。でも、その手のバスケットシューズはなに? はっ、まさか!」
マミ「そう、今から市民体育館に行くわよ」
QB「!!!」
マミ「今日は”あいつらの”試合なのよ。ちっ、私抜きで最強を決めようとしやがって」マミガオ
QB(うう~~また、あれにつきあわされるのか)
<市民体育館>
「なかなか面白いチームだな……」
「ああ……特にあの7番」
「お前と同じポジションだな。どうだ?止められそうか?」
「さあな……」
「おいおい……エースがそんな弱気でどうすんだよ」
「……」
「……フッ、フッでしょ」
「……フッ」
「……次は、笑止」
「笑止……」
「……」
「……」
マミ「ちょっと、QB、ちゃんと台詞は覚えてろって言ったのに。これじゃgdgdじゃない。試合は100分あるのよ」
QB「ごめん。台詞覚え精一杯頑張ったんだけど」
マミ「覚えてなくったって、スラムダンクのアニメと漫画全部見せたでしょ。だったら、アドリブで幾らでも台詞は出てくるはずよ。やる気あるの、キューべー」
QB「ごめん」シュン(あるわけないよ……)
マミ「もう、あきらめたら、そこで試合終了だよ」マミッ
マミ「……」マミッ
QB「……?」
マミ「//////」カァァァァ
QB(めっちゃ赤くなってるぞ)
マミ「もう、あきらめたら、そこで試合終了だよ」マミッ
QB(また同じ台詞。大事な事だから二回繰り返したのかな)
マミ「//////」キャーキャー
QB(……原理はよく分からないが、超ニコニコして、はしゃいでる。どうやら壺だったみたいだ)タスカッタ
QB(満足したんだな。大人しくなった。それにしても)
ダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダン
キュッ キュッ キュッ キュッ
QB「ねぇ、マミ」
オーフェンス オーフェンス オーフェンス オーフェンス オーフェンス
キュッ キュッ キュッ キュッ
マミ「やっぱり、あの七番は要チェックね」
ダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダン
ディーフェンス ディーフェンス ディーフェンス ディーフェンス
QB「マミってば」(よく見たら、ゼッケン七番つけてる子いないじゃないか)
マミ「なによ、キューべー」
QB「中学の地方予選程度だったら会場はがら空きだよ。全然空いてるんだから、座ろうよ。なにも、こんな隅っこの柱の陰に隠れる必要ないじゃないか」
マミ「QB……」
QB「なに、怖い顔して」
マミ「中学の地方予選程度って、すごく失礼な言い方よ。一生懸命やってるあの子達に申し訳ないとは思わないの」
QB「うっ」
マミ「謝りなさい」
QB「ごめん」シュン(これは確かにマミの方が一理あるな)
マミ「それに、なんど言ったら分かってくれるのかしら。こういうのは雰囲気づくりが一番大事なのよ」
QB(雰囲気って言い切りやがった)
マミ「今朝は、貴方の言うことにしたがって、包帯は解いてきてあげたのよ。ここくらいは、私の自由にさせて」
QB「その梵字入りの眼帯は外してくれなかったけどね」
マミ「もう! 貴方には失望したわ。あとは、私に任せて。貴方は黙ってなさい」
QB「はぁい」ギュップイ
QB(……)
ダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダン
ナナバンライジンノヨウネ
ディーフェンス ディーフェンス ディーフェンス ディーフェンス オーフェンス オーフェンス オーフェンス オーフェンス オーフェンス
QB(でも、こうして見てると、中学のバスケの試合も面白いものだな。そりゃ漫画と違うから、ダンクなんて全然ないし、すぐボールがコートの外に出て、試合の流れ止まっちゃうけど、どっちも一生懸命だ)
リョータ ガンバレ ダンダンダンダンダンダンダン ナナバンファールシテデモトメルシカ キュッ キュッ キュッ キュッ
QB(あの小さい子、りょうたっていうのか。宮城リョータと同じ名前だ。全然下手だけど、凄い走ってる。感情ないから、分からないけど、もし僕が人間だったら、きっと応援したくなるんだろうなぁ)
リョータ チョットコイ
QB(あっ、監督から呼ばれた。なんだろう。ふふ、安西先生とのやりとりとか思い出しちゃうなぁ)
マミ「呼んでる」
QB「うん、あの子呼ばれたみたいだね。なにか秘密の作戦かな」
マミ「そう、そうなのね」
QB「うん、そうそうって、えっ、なにが?」
マミ「聞こえる」
QB「だから、なにが?」
マミ「イズラエル……それが、貴方の選択なのね」
QB(そっちの設定まだ生きてたのかぁぁぁぁぁ)
マミ「いくわよ。QB」
QB「えっ、でも、まだ試合が」
マミ「こんな、しょーもない中学の地方大会なんてどうでもいいわよ」
QB「!!!!!!!!!」ギュップイギュップイギュップイギュップイ
マミ「なに、自分の尻尾かんでじたばたしてるのよ。さぁ、行くわよ」ダッシュ
QB(あぁぁぁぁ、試合がぁ~安西先生ィィィィィリョータがんばってねぇぇぇぇ)
<ビル展望台>
QB(オープニングのラストといい、この子達はなぜ、ビルの上が好きなんだろう)
QB(やっぱり、なんとかと煙は高いところが好きなのかな)
QB(それにしても……)
イチャイチャイチャイチャイチャ キャッキャッウフフ キャッキャッウフフ
QB(土曜日のビルの展望台といえば、カップルのメッカ。とくにここはペアシートもあるし、みたきはら市では定番のデートスポットだ)
QB(通常、中三の女の子が一人で来れるところじゃない。それが)
マミ「フンフンフンフ~ン♪」
QB(この子は鼻歌まじりで……)
QB(どんだけ精神強いんだ。心に痛覚がないのか? いくら僕でも、ソウルジェムの操作で、取り除けるのは体の痛みだけだぞ)
マミ「わたしくじーけーない♪」ドアオープン
QB(屋外庭園に出たぞ。うわっ。風強い)
QB「マミ、結構風強いよ。危ない。はやく戻ろう」
パタパタパタパタパタ
マミ「駄目、呼んでる。QBには聞こえない声が私には聞こえるの」
QB「多分、それ絶対聞こえちゃいけない声だよ。鉄格子つきの病院に入れられる前に戻ろう」
マミ「駄目、止めないで」
QB(向かい風にあたりながら、『そうか、それが世界の選択か』って言うごっこ遊びのためだけに、なぜここまでするんだ? なんなんだ、この無駄な行動力は?)
QB(おや、向こうから歩いてくるのは……)
スタスタスタ
???「巴マミ」
マミ「あ、貴方は」
ほむら「奇遇ね」
マミ「そうね、まさか、こんなところで会うとは奇遇ね」
QB(なぜだろう。必然としか思えないぞ)
QB(それにしても)ジー、ホムラチェック
ほむら「ホムホムホムホム」
QB(全身キリル文字の包帯。三角布で釣った腕。ヘッドネット。ラテン文字の眼帯)
QB(フル装備じゃないか。一体なにを表現したいんだ。自分を見た人の感じる抉るような心の痛みを先取りしてるのか)
ほむら「ホムホムホムホム」
QB(しかも、すんごい、勝ち誇ってるしって、あれ?)
マミ「ギリギリギリギリ」
QB(めっちゃにらまれてる。なに、そのお前が余計なこと言わなかったらみたいな目は……僕? QB? QBが悪いの?)
ビュゥゥゥゥゥゥゥウ ビュゥゥゥゥゥゥゥウ ビュゥゥゥゥゥゥゥウ ビュゥゥゥゥゥゥゥ
ザァァァァァァ ザァァァァァァ ザァァァァァァ ザァァァァァァ ザァァァァァァ ザァァァァァァ
QB(うわっ、ていうか、風と雨が強くなってきた。顔にピシピシ当たって痛い。はやく帰ろうよ)
マミ「次あった……話…ではすま……っていっ……ね」
ビュゥゥゥゥゥゥゥウ ビュゥゥゥゥゥゥゥウ ザァァァァァァ ザァァァァァァ ザァァァァァァ
ほむら「えっ?……なんて?えっ?…った? ええ……と、でも、まど……のためだったら、わた……なんどでも…………」
ビュゥゥゥゥゥゥゥウ ビュゥゥゥゥゥゥゥウ ザァァァァァァ ザァァァァァァ ザァァァァァァ
マミ「!…??………??…………!!!?!!!…………!?!?!!!!!」
ほむら「…!!…………!?…………!!!!!!!」
QB(だから、風と雨がぁぁぁ。ていうか、お前等お互いに言ってることほとんど聞こえなくて、憶測で話してるだろうがぁ。顔にあたる雨粒でいっぱいいっぱいなの見え見えなんだよぉぉぉぉぉお)
ビル放送「ピンポンパンポーン」
QB(おっ?)
ビル放送「屋外庭園におられる二人の女性の方。現在、暴風警報が市より出されました。大変危険です。直ちにビル内にお戻りください。繰り返します。屋外庭園におられる二人の女性の方。現在、暴風警報が市より出されました。大変危険です。直ちにビル内にお戻りください。」
QB(たすかった……ってうん?)
マミ「///////」
ほむら「///////」
QB(屋内放送は人並みにはずかしいのか)
QB(こういうところは普通の女の子だなって、ええっ!?)
マミ「///////」ヘンシン
ほむら「///////」ヘンシン
QB(おいいいいい、ここで変身!? 最後の切り札を? 照れをごまかすためだけにだと!!!)
ビュゥゥゥゥゥゥゥウ ビュゥゥゥゥゥゥゥウ ザァァァァァァ ザァァァァァァ ザァァァァァァ
ほむら「き……さい」ビルトビオリ
マミ「えぇ……とこ……よ」オイカケトビオリ
QB(……)ボーゼン
QB(同じ馬鹿だからだろうな。聞こえなくても、なんとなくつじつまがあうんだ。根本の部分が間違ってるけど)
QB(……)オイテケボリ
QB「一人でかえろう。晩ご飯までにはマミも家に戻ってくるだろう」
<月曜>
さやか「でね、きょうすけのやつがさ」
まどか「もう、さっきから、その話ばっかりだよ」
マミ「ふふ、美樹さんは、きょうすけくんのことが本当に好きなのね」
さやか「ええ~、別にそんなわけじゃないですよ/////」
マミさやまど「マミマミサヤサヤマドマド」キャッキャッ
QB(お昼の屋上、お弁当を持ち寄って、一緒に食事しながらの語らい。マミと暮らすようになって、はじめての光景かもしれない)
マミ「でも、美樹さん、男の子はあんまり追い詰めては駄目よ。時に押し、時に引き、適度な距離を保ちつつ、いつのまにかメールの受信履歴が自分で一杯のような状況にするの」
さやか「もう、そんなんじゃないですってば」
まどか「マミさんって、やっぱり大人だなぁ。そんな恋バナのアドバイスがすぐ出てくるなんて。素敵」
QB(2CHで仕入れた知識のコピペだけど、それでも、微笑ましい光景だな。いつまでも、これが続いてくれればいいのだけど……)
マミ「まぁ、鹿目さんったら。一つ年上なだけよ」
さやか「でも、マミさんだったら、彼氏の一人や二人、とっくにいるんですよね。だから、土日は遊んでくれないんだ」
まどか「デート? デート? ウェヒヒ」
マミ「二人ともからかうもんじゃなくてよ。ふふふ。土日のことは秘密」
QB(うん、絶対それがいいと思う)
さやか「くぅー、ミステリアスだなぁ」
まどか「おとな、アダルト、ウェヒヒ」
マミ「ふふふ」
QB(なんだか、背中がむずむずするけど、マミが幸せそうだから、それでいいか)
さやか「ところで、マミさん、平日の夜は何してるんですか? 魔女退治の後の、リラックスタイムどうしてるかを聞きたいんですけど」
QB(……)
まどか「うん、聞きたい、聞きたい。きっと、私みたいに、ネットばかり見てるようなぼんくらなことはしてないんだろうなぁ」
マミ「鹿目さん、今なんて言ったかしら?」
QB(……まずい)
まどか「えっ、えぇと、私不器用だし無趣味から、平日の夜は、ネット巡回するしかやることなくて」
マミ「まぁ、ネットサーフィンが趣味だったのね」ニギッ
QB(もう、それは死語だよ)
まどか「ふぇ」アセッ
マミ「でも、ネットの世界は広大よ。まだ、鹿目さんは、そのとば口に立ったにすぎないわ」マミッ
QB(……)
マミ「ひょっとしたら、私の教えることは、鹿目さんのような純粋な子を穢す行為なのかもしれない。でも、いつだって、知ることは、知らないことよりも、貴いことなのよ」
QB(まずい、まずい、非常にまずいぞぉぉぉ)
マミ「カキカキカキカキ」
さやか(おい、いったいどうしたんだろう? マミさん、なにかメモ書きだしたぞ?)ヒソヒソ
まどか(うん、様子が変だね。でも、マミさんのすることだもん。きっと、なにか意味があるんだよ)
マミ「はい、鹿目さん。このメモ受け取って」
まどか「ふぇ、は、はい」
メモ「2CHアドレス」
まどか(2chのアドレス? なにこれ?)
マミ「鹿目さん、耳をかして」
まどか「は、はい」
マミ「ヤバイ奴らの集会所みたいなものよ」
まどか「???」
マミ「Welcome to Unde… QB「ギュップイ、ギュップイ、ギュップイ、ギュップイ、ギュップイ、ギュップイィィィィ」
さやか「うわぁ」
まどか「びっくりした」
マミ「なに、QB。いいところだったのに。突然、テレパシーで大声出さないで」
QB「ご、ごめんよ。でも、この校内に巨大な魔女のしょうきを感じたんだ」
さやか「えっ、校内に!それめっちゃやばいじゃん」
マミ「どこ? QBはやく案内して」
QB「うん、こっち」(とにかく、この場から離れて、流れをたちきろう)
マミ「さぁ、行きましょう」
さやか「はいっ」
まどか(……)
マミ「もう、結局、勘違いだったなんて」
さやか「ほんと、超あせったよ」
QB「ごめんね、マミ」
マミ「私にはいいけど、ちゃんと鹿目さんと美樹さんに謝って」
QB「うん、ごめん。さやか」
さやか「あはは、気にしないでよ。一生懸命にやった結果だもん。ぼんやりして、魔女を取り逃すよりも全然いいよ」
QB「ありがとう、さやか。すまなかったね、まどか」
まどか「まったくだよ。くそ淫獣が。今度へましたら、サメ肉と混ぜてかまぼこにしてやるから」
QB「……」
さやか「ま、まぁまぁ。とにかく、教室に戻ろう」
マミ「そうね、もう授業がはじまるわ。ってあら」ピタ
QB(どうしたんだ、急に立ち止まって……)
QB(なにか見あげているぞ。ええと)
<化学室>
QB(……やばいぞぉ。これは、まじでやばいぞぉ)
マミ「魔女の気配がするわ」
さやか「えっ」
まどか「ほんとうですか」
マミ「えぇ、QBの直感もあながち間違いではなかったみたいね。この部屋からよ」
さやか「うへぇ、化学室かぁ。薬くさくて苦手なんだよね」
マミ「美樹さん。魔法少女となる以上、そんなこと言ってられなくってよ。さぁ、行きましょう」
QB(……)ダラダラダラダラ
まどか「授業のないがらんとした化学室って何だかこわいねぇ。人体標本も一段と気持ち悪いよ」
さやか「うん、さすがのさやかちゃんも、ちょっとびびり気味だよ。でも、さすがマミさんだ。凄く落ち着いて、薬品を調べてる」
QB(横文字なんて全然読めない鳥頭のくせに、どうしてこの子は、元素記号にだけはひかれるんだ)
マミ「なんてこと、なんてことなのかしら」ワナワナワナワナ
さやか「えっ、マミさん、どうしたんですか?」
マミ「これは!早乙女先生!いったい…!なんて物を!何をしようとしているの!」
まどか「そんなに危険な薬品が」
さやか「ひょっとして魔女の呪いにとりつかれて」
マミ「ふん」パリーン
QB(うえぇぇぇぇぇ、そのガラス戸普通に開けれるじゃん!!!!!!!!)
さやか「そのガラス瓶に入った薬がやばいんですね?」
マミ「えぇ、私も黒の教科書の挿絵でしかみたことないわ…!それなら、もしかしてこっちの瓶は!?」パシッ
QB(だめだめだめだめだめだめだめだめだめだめ)ギュップイギュップイギュップイギュップイ
まどか「キューべーがあばれてるわ」
マミ「魔女の呪いね。とりおさえておいて。私はこの薬調べておくから」
さやか「はいっ、QB、大人しくしろよ」
QB(あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ)
マミ「すぅ」クンクンクンクンクン
マミ「エンッ!!!」ティロッ
バターン
さやか「マ、マミさんが」
まどか「グリーフシードよりも、真っ黒な鼻血出して倒れたよ!!!!!」
QB「マミ、マミ、しっかりするんだ」(ばかぁ、ばかぁ、マミのばかぁ。これじゃ、本格的に頭おかしい人じゃないかぁぁぁぁぁ)
さやか「そう、マミさん、しっかりして。魔女の呪いに負けたりなんかしちゃ駄目だよ」
まどか「そうだよ。ウェヒ。しっかりしてよ、マミさんwww」
QB「マミ、マミ、マミィィィィィィ」
<マミ宅>
さやか「いやぁ、何事もなくてよかったですね」
マミ「えぇ、美樹さんと鹿目さんには心配かけてごめんなさい。家までかつぎこんてもらって、早速、かっこわるいところ見せちゃったわ。駄目な先輩ね」
QB(本当に今までで最悪の中二病だったよ。ていうか、この子別に僕が何もしなくても、最初から中三くらいで死ぬ運命だったんじゃないのか)
さやか「いえ、全然そんなことないですよ」
まどか「魔法少女になるってことがどういうことか分かったような気がします(笑)」
マミ「そう言ってもらうと嬉しいわ。ふぅ、とにかく今日はこのまま休ませてもらうわね。満足におもてなしも出来ず、ごめんなさい」
QB(シベリアの木こり並に頑丈な体してるから、もう完全に回復してるんだけどね。心といい強靱すぎるよ。ひょっとして、この子絶対に魔女にはならないんじゃないか)
マミ「QB、あなた男の子なんだから、二人の淑女をしっかり見送ってあげるのよ」
QB「はぁい」ギュップイ
さやか「いやぁ、マミさんが言ってた『危ないことしてるって意識は、忘れないでおいてほしいわ』って言葉、頭では分かってたんだけど、実感にまではいたってなかったんだ。今回、それがよくわかったよ」
まどか「そうだね(笑)マミさん、本当に優しい人なんだねwww戦う為に、どういう覚悟がいるのか、私達に思い知らせる為に、出川並に体はってくれたんだよ(笑)」
さやか「でも、さやかちゃん、あれしきのことで、魔法少女への思いを折ろうとは思わないよ。そりゃ、まだ、思い切ることは出来ないけど、やっぱりマミさんと肩を並べて戦いたい」
まどか「うん、そうだね(棒)ほんとうにそうだね(棒)」
さやか「あっ、わたしこっちだ。それじゃ」
まどか「また、上条君?」
さやか「えへへ、まぁね。QBも見送りありがとう。じゃぁ」
QB(……)
QB「さやか」
さやか「ん、なぁに?」
QB「別れる前に二つほど聞きたいことがあるんだ。さやかは、三年前一番思い悩んでいたことは何だい?」
さやか「え~、なに、急にその質問。三年前ねぇ。ええと、11の時かぁ」
QB「カウント開始。10,9,8,7……」
さやか「わっ、カウントダウンあるんだ。さやかちゃん焦っちゃうぅ」
QB「6,5,4」
さやか「小五のとき、小五のとき……うーん」
QB「3,2,1。ぶー」
さやか「あちゃぁ。でも、数えるの。ちょっとはやいよ」
QB「ちゃんと、公平にやったよ。じゃぁ、次の質問、五年前一番思い悩んでいたことは何だい?」
さやか「えー。三年前だって、答えられなかったのに、五年前なんか答えられるわけないじゃん」
QB「そうか、そうか、じゃぁ、さやかが今一番思い悩んでいることも、三年後、五年後になったら、きっと思い出せないものになっているんだろうね」
さやか「!」
QB「さやか、君のたった十四年の人生のなかでも、かつて大切だったのに、もう今は違うものがたくさんあるはずだ。そして、君の人生は、これまでよりも、これからの方が、はるかにずっとずっと長い。そして、ずっとずっと価値あるものになるだろう」
さやか「……」
QB「もし、僕の言うことが、君が今だからこそ、大切にしているものを軽んじているように聞こえたんならごめんよ。そういうつもりで言ったんじゃないんだ」
さやか「うん、それは分かるよ。私にだって」
QB「ありがとう。ただ、僕は、インキュベータとして、何千年も前から、何千人という魔法少女の人生に寄り添ってきた。だから、君の今佇んでいる場所、進もうとしている道、その両方を君とも、まどかとも違った角度から見ることが出来る」
さやか「……」
まどか「……」
QB「かなしいことだけど、さやか。変わらないものなんてないんだ。すべてのことは皆変わっていく、失われていく。いつの間にか押し入れにしまわれたおもちゃ、いつの間にか部屋から出て行った友達達のように。さやか」
さやか「うん」
QB「僕は君に後悔だけはして欲しくない」
さやか「!!!」
まどか「さやかちゃん……」
QB「余計なお世話だったね。どんな決断であれ、僕はそれを尊重するよ。お見舞い頑張ってきてね」
さやか「……そうだね。QB。ありがとう。貴方の言っていること、さやかちゃん、理解できているつもりだよ。もう一度しっかり考えてみる。じゃぁ、行ってくるね」
スタスタスタスタ フリカエリ
さやか「QB」
QB「うん?」
さやか「ほんと、ありがとう~」ブンブン
テッテッテッテッ
QB「やれやれ、少女が恋する。それ自体が魔法、そして奇跡なのかもしれないね」
まどか「QB」ダキッ
QB「どうしたんだい、まどか? 急にだっこなんかしてきて」
まどか「ううん、ありがとう。私だったら、絶対言えないこと、でも、言って欲しかったことQB言ってくれたと思う」ギュッ
QB「なんのことやら。助言は禁止されてる。ただ、僕から見たさやかの姿を共有したかっただけのはなしさ」
まどか「ウェヒヒ。さすが、QBは魔法少女マミさんのインキュベータだぁ。かっこいいや」ギュ-
QB「よしてくれよ」
まどか「ううん、キューべーかっこいい」ギュゥゥ
QB(あぁ)
まどか「そして、その魔法少女……」
QB(いいにおいだ)
まどか「IMMAさんはもっとかっこいい」
QB(!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
まどか「んふっ」ジャシンスマイル
QB「まどか、君は」
まどか「電子の砂漠w」
QB「コホッ!!」
まどか「it’a true wolrdwwwwwww」
QB「秘密に、秘密にしてあげてくれ。そうだ、願い、願いを何でも言ってくれ。どんなものでも今の君だったら」
まどか「えー、願いぃ」ギュゥゥぅぅぅぅぅぅぅう
QB(く、苦しい)
まどか「いやだなぁ。キューべー。私が願うんじゃないよ。貴方が願うの。IMMAさんのインキュベータQBが私に願うのよ」
QB「クゥゥゥゥゥゥ」(息、息が)
まどか「私が希望をかなえるんじゃなくて、私自身が希望なんだものね。いまや」
QB(とぶ。い、意識が)
まどか「祈りが絶望にかわるなら。私の願いを貴方の願いにして。私の喜びを貴方の喜びにして。そして、私がこうむる呪いは、あなたの呪いにして。出来る……」キリキリキリキリキリ
QB(だめだ、もう。ごめんよ、マミ、最後まで君を守れなかった)
まどか「よね?」ウルティメイトスマイル
<一週間後>
トボトボ
QB「はぁ、とんでもない目にあった」
QB「一週間、マミのおもりと同時に、まどかから休みなくぱしりに使われ、もう体がぼろぼろだよ」
QB「幸い、まどかが警察につかまってくれたからよかったものの。人間だったら過労死か、鬱病になってるよ」
QB「しかし、まさかまどかがAKBの握手権一万枚を欲しがるとは……営業費用のほとんどを使い切ってしまったよ」
QB「『顔面センターがAKB入れるんだったら、顔面ホームベースの私だって入れるだろうが』って暴れて、ついに連行されたけど、いつまで収攬されるんだろう。出来れば、このまま刑務所に入ったままでいて欲しいな」
QB「それと、牢屋のなかからテレパシーで、『私を魔女にして』って言ってきてるけど、これは絶対にかなえちゃだめだな。無視しつづけよう」
QB「はぁ、それにしても、こんな状態で、マミに友達ができたままワルギルプスの夜を迎えられるのかな。チームグッズも、増え続ける一方だし、もう却下するネタもない。全然自信がないよ」
???「おぉい」
QB「ブツブツブツ」
杏子「おいってば」
QB「わぁ、びっくりした。なんだ杏子か」
杏子「なんだとはなんだよ。えらく思い詰めた顔してたから声かけてやったのにさ、ふん」
QB「えっ、僕そんな顔してたかい?」
杏子「してたよ。この世の全てを肩に背負った感じだったぜ」
QB「そうか、いや、なんでもないんだ。心配かけてすまなかった。それじゃ」
杏子「まぁ、待ちなよ。そこにベンチがあるし、少し休もうぜ。お前の顔いまほんとやばいから」
杏子「よいしょっと、ええと、これ林檎。食うかい?」
QB「えっ」
杏子「なに遠慮してるんだよ。あぁ、ひょっとしてどっから取ってきたのかと思ってるのか。ばぁか、ちゃんとベビーシッターのバイトで稼いだんだよ。ほら、食べな」
QB「ありがとう……」
杏子「へへっ」
QB「…モキュ……………モキュモキュ……」
杏子「美味いか?」
QB「うん。モキュモキュ……モキュ……ヒィ……モキュ……スンスン」
杏子「うん?」
QB「ヒゥ……モキュ……ヒック……スンスン…」
杏子「おい、お前泣いてるのか?」
QB「ヒック、ヒック、泣いてない。ひぅ。全然泣いてないよ。ひっく。これは、インキューべータのきの、機能。目の視覚機能を守るためのものなの。全然泣いてないもん。ひん、ひん、ひぃ」
杏子「そんなこと言っても、鼻ちょうちんまで作ってるじゃないか」
QB「ヒック、ヒック、ヒック、えっ、えっ、おーい、おいおい、うわぁぁぁぁぁぁぁん。杏子ぉ」
杏子「QB……」
QB「一生懸命その人のためにやっても、その人自身に積み重ねたものをこわされちゃうんだ。僕はいったいどうしたらいいんだ。頼むよ神様、こんな人生だったんだ。せめて一度ぐらい、幸せな夢を見させて」
杏子「QB……」ダキッ
杏子「落ち着いたか?」
QB「うん、すまない、杏子。感情がない僕だけど、システムにトラブルがあったようだ」
杏子「はいはい、トラブルね。ほら、顔が涙でびしょびしょだぜ。まったく」
QB「ありがとうって、杏子のカーディガンが」
杏子「そんなこと気にするなって。うん、これでよしと」
QB「ありがとう……杏子」
杏子「いいってことよ。しかし、マミ、そんな状態になってたのかぁ。アタシといたころより病状進んでるんだな」
QB「やっぱり杏子から見ても、あの中二病はひどかったかい?」
杏子「そりゃだって、戦いの最中に『影羅がぁ』とか叫んで頭かかえてうずくまったり、怪我もない腕に包帯まいて、『今は、駄目。おさえて。お願い。佐倉さんをを襲っちゃう』とか言い出すんだぜ」
杏子「とち狂って乱射も日常茶飯事だし、コンビ終盤のころは、魔女と戦ってるのかマミと戦ってるのかどっちか分からないくらいだったよ」
QB「そうだよね」シュン
杏子「……」
杏子「まぁ、でもアタシもマミのことを嫌いになったわけじゃないんだぜ。人を陥れようとか、ずるして得しようとか、そんなことは微塵も考えてないやつだしな。基本的にいい人間だとは思う」
QB「うん、そこは確かにマミの長所ではあるよね」
杏子「よしっ、ここはこの杏子様が一肌脱ぐか」
QB「えっ」
杏子「マミとなかなおりして、助けてやるって言ってるんだよ。なぁに、マミだって、結局女の子なんだ。女には女の治療薬があるさ。まぁ、まかせときな、QB。マミの中二病をなおして、ワルギルプスの夜を一緒に迎えてやる」
QB「杏子」ウルウルウルウル
杏子「だから泣くなって。はい、これ、お前にやるよ」
QB「なんだい、これは?」
杏子「沖縄の旅行券だよ。町内会の福引きで当たったんだけど、一人で行ってもつまらないし、ネットオークションで売っぱらうつもりだったんだ。お前多分疲れてるんだよ。これで、ゆっくり羽伸ばしてきな」
QB「こんな、申し訳ないよ」
杏子「いいから。マミとの仲をふかめるためにも、お前がいない方がいいんだ」
QB「そうぉ? なら、その言葉に甘えさせてもらうね。ありがとう。杏子」
杏子「へっ、いいっってことよ。大船に乗った気でいな」オヤユビタテ
<一週間後>
QB「いやぁ、沖縄満喫してきちゃったな」
QB「人の形を保ったまま絶望と呪いを振りまく伝説の魔女、東原亜希を魔法少女に勧誘した先輩が、そのインセンティブで悠々自適の生活しているところにもお邪魔してしまったし。ミミガーに、サータアンダギー、泡盛のお土産も買って、ふふ、マミ喜ぶぞ」
QB「しかし、僕もカリユシなんか着て帰ってきたりして、すっかりミーハーだな。マミに笑われたりしないかな。いつまで常夏気分でいるんだって」
QB「マンションの前に着いた。うん? あれは、チームグッズの山がゴミ捨て場に出てる」
QB「杏子……」
QB「やっぱり、君はマジ聖女だったんだな」
QB「こうしちゃいられない。はやく、マミの部屋へ」ダダッ
QB「マミ、ただいまぁ~~」
QB「あれ、留守かなぁ。うう、ってなんだこの匂い。薔薇の花が腐ったような……」
QB「マミ、マミ、どこだい」
マミ「あらぁ、QB。帰ってきてたの」
QB「う、うんって、なんだい、マミ、そのどどめ色のネグリジェは。君はこんなの着る子じゃなかったはず」
マミ「ふふふ、QB。女の子なんて一週間もあれば、すっかり変わってしまうものよ。そう、女にね」
QB「マ、マミ。その、ジャイアンツの仁志を見る山本モナのような目は一体……?」
杏子「おぉ、QB帰ってきてたのか」
QB「あぁ杏子。ただいま……」
QB「君はなぜシャワールームから出てきて、しかも女の子なのに上半身裸、そしてバスタオルを腰に巻いた島耕作スタイルなんだい?」
杏子「なぜっておい、お前のためだったんだぜ。結局、女の子の中二病治療薬なんて、女の喜びを教え込むことしかないんだよ。だからさ」バスタオルハラリ
杏子「このベニパンで一週間ずっとマミを攻め立ててやってたのさ」
QB「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マミ「最初は私もびっくりしたわ。怖いし、痛いしで。でも、佐倉さんは優しく私の抵抗を一枚一枚はがしてくれた。そして気づいたときには、私の体の奥に秘められた花は咲き開き、身も心も佐倉さんのものになってしまっていたの」
杏子「まぁ、マミはいい女だしな。アタシ実は前から狙ってたんだ」
QB「」
マミ「中二病という病はなおったけど、そのかわり今度は佐倉さんという病にかかってしまったわ。そして、これはきっと不治の病」
杏子「はは、よせやい」
QB「」
マミ「体が軽い。こんな幸せな気持ち初めて。もう何も怖くない」
杏子「マミ……」
QB「」
マミ「あら、QB?」
杏子「どうした?」
QB「」
マミ「QBがソウルジェムを親友に投げ捨てられた美樹さんみたいにぴくりとも動かないわ」
杏子「かわりは?」
マミ「出てこない」クビブンブン
QB「」
マミ「……」
杏子「……」
QB「」
杏子「まっ、いっか。マミ」
マミ「なぁに、佐倉さん」
杏子「食うかい?」シタノクチニ
マミ「もう佐倉さんったら/////」
QB「」
おしまい
元スレ
まどか「なぁに、QB」
QB「なにをそんなに興奮しているんだい? それに、女の子がキーボードをグーで殴ったらだめだよ」
まどか「だって、私の憩いの時間をこのくそコテハンが滅茶苦茶にしたんだもの。こいつだよ、こいつ。IMMAっていうの」
QB「IMMA……ちょっと画面見ていいかな?」
まどか「いいよ、ほら」ヨイショ
QB「ありがとう」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:14:55.16 ID:W8n/5GfO0
<画面>
IMMA「俺みたいな中3でグロ見てる腐れ野郎、他に、いますかっていねーか、はは
今日のクラスの会話
あの流行りの曲かっこいい とか あの服ほしい とか
ま、それが普通ですわな
かたや俺は電子の砂漠で死体を見て、呟くんすわ
it’a true wolrd.狂ってる?それ、誉め言葉ね。
好きな音楽 eminem
尊敬する人間 アドルフ・ヒトラー(虐殺行為はNO)
なんつってる間に3時っすよ(笑) あ~あ、義務教育の辛いとこね、これ 」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:15:36.53 ID:W8n/5GfO0
QB「……」
まどか「コテハン名たまに変えるんだけど、パターン一緒だからすぐ分かるんだよ。あぁ、早速炎上しはじめたよ。もう、すぐ釣られるんだから。なにがしたいんだろ? この人」
QB(自意識過剰、装飾過多、内容皆無の文章。披露したがるもすぐ底のばれる浅薄な知識。異常な煽られ耐性の低さ。間違いない……)
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:16:13.23 ID:W8n/5GfO0
QB「ちょっと僕用事思い出したよ。でかけてくる」
まどか「そう、行ってらっしゃい。別にもうこなくてもいいんだからね」
QB「……」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:18:11.99 ID:W8n/5GfO0
<マミ宅>
マミ「んんんんNーんんんんN」カタカタ
QB「ただいま、マミ」
マミ「…!?…!!!!!!…?!???」カタカタ
QB(顔真っ赤にしてキーボード叩いてる……)
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:18:51.19 ID:W8n/5GfO0
マミ「くぁwせdrftgyふじこlp」カタカタ
QB「ただいまぁ!!!」
マミ「わっ、びっくりした。大声ださないでよ、QB」
QB「PCに夢中になってたみたいだからね。気づいてもらおうと思って」
マミ「別に夢中になんかなってないわよ。ただ、私の膨大な知識をネットで広めていただけ。おかげで、スレッドも大盛り上がりよ」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:19:21.78 ID:W8n/5GfO0
QB「そ、そう。よかった。でも、もうネットはやめにしたらどうかな。夜も遅いし、明日の魔女退治にさしひかえるよ」
マミ「確かにそうね。明日の準備もあることですし」PCパタリ
QB「そうそう……って準備?」
マミ「ええ、準備よ。ちょうどよかったわ、QB。見てもらいたいものがあるの」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:19:50.95 ID:W8n/5GfO0
QB「な、なにかな?」
マミ「うふふ、驚かないでよ。じゃーん。マミさん特製、魔法少女チームグッズ、超グロ画像の印刷されたTシャツよ」
QB「!!!!!!!!!!!!」
マミ「ほら、鹿目さんと美樹さんが、魔法少女体験コースに参加してくれるようになったでしょ。二人とも随分興味もってくれてるみたいだけど。あと一押しいると思うのよ。それで、みんなでおそろいのチームグッズ身につけたら、効果あるかなと思って」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:20:24.64 ID:W8n/5GfO0
QB(感情のない僕でも目をそむけたくなるような酷い画像だよ。しかも、画像の下の、「Fuck ANA」ってどういうこと? ASSって書きたかったんだろうけど、これじゃ、JALのフーリガンだよ。全日空さんえらいとばっちりだよ)
QB「…うん、なかなかいいアイデアじゃないかな」
マミ「でしょー? 明日、登校中に鹿目さんと、美樹さんに配るつもり。それで、三人ともTシャツ着て、登校したりして。きゃー、魔法少女のグループってばれちゃうかも♪」
QB(なんとしてでも、止めなきゃ。今までマミのはりきりのせいで魔法少女候補を何十人つぶされたか分からないんだ)
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:21:10.41 ID:W8n/5GfO0
QB「マ、マミ。確かに素晴らしい考えだけど、このグッズには一つ欠点があるよ」
マミ「なに? あっ、流血の少なさかしら? ボイラー爆発に巻き込まれて真っ二つになった妊婦の画像の方がよかった?」
QB「……(うぷ、僕血とか嫌いなんだ。感情ないけど)違うよ。変身後のことを考えて欲しいんだ。このTしゃつを着たところで、魔法少女のコスチュームに隠れちゃうじゃないか」
マミ「あっ」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:22:03.28 ID:W8n/5GfO0
QB「一番肝心な瞬間に共有できなくて、何がチームグッズなんだい。マミ。いいアイデアだけど、これはお蔵入りにせざるをえないね」
マミ「……」
QB「わかってくれるかな」
マミ「確かにそうね、あなたの言う通りだわ、QB」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:22:43.66 ID:W8n/5GfO0
QB「ありがとう、わかってくれて」
マミ「だったら、代わりはやっぱりシルバーアクセよね。髑髏の紋章に、下に英語でFuck A……」
QB「寝よう、マミ。よく考えてから決めた方がいいよ。だから、寝よう、今日のところは、ねっ、ねっ、ねっ」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:24:20.08 ID:W8n/5GfO0
<土曜>
QB(やっと平日が終わった。なんとか、まどかとさやかから、マミの中二病癖は隠しとおすことが出来た)
QB(まどかは、変に勘のいいところがあるから不安だけど、さやかはちゃんとマミのこと尊敬してくれているみたいだ)
QB(しかし、潰れたセレクトショップみたいに、なんとか却下できたチームグッズの不良在庫、アクセやらTシャツやら、下敷きやら、が所狭しと部屋の中転がってるなぁ。どうするつもりなんだ、これ)
マミ「あら、はやいのね。おはよう、QB」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:25:02.47 ID:W8n/5GfO0
QB「あぁ、おは…よ……う、マミ。一つ質問していいかな?」
マミ「ええ、どうぞ」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:25:36.06 ID:W8n/5GfO0
QB「その、包帯はなに? 君全然怪我なんかしてないよね。それに、なんで包帯の上にサンスクリット語が一杯にかかれてるの? あと、その血の跡、コクヨの赤いサインペンで書いてるよね」
マミ「ふふ、いい質問よ、QB。それは、今日はケルト暦で葡萄月、ヴァルキューレの日。つまり、マミの体のなかに封じ込めていた風の神、イズラエルが目覚める日だからよ」
QB「本当にわけがわからないよ」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:26:20.84 ID:W8n/5GfO0
マミ「もう、のりが悪いわね。とにかくそういう日なのよ。今日は」
QB「百万歩譲ってそういう日にしてあげるよ、マミ。でも、その手のバスケットシューズはなに? はっ、まさか!」
マミ「そう、今から市民体育館に行くわよ」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:26:50.82 ID:W8n/5GfO0
QB「!!!」
マミ「今日は”あいつらの”試合なのよ。ちっ、私抜きで最強を決めようとしやがって」マミガオ
QB(うう~~また、あれにつきあわされるのか)
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:27:32.86 ID:W8n/5GfO0
<市民体育館>
「なかなか面白いチームだな……」
「ああ……特にあの7番」
「お前と同じポジションだな。どうだ?止められそうか?」
「さあな……」
「おいおい……エースがそんな弱気でどうすんだよ」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:28:06.25 ID:W8n/5GfO0
「……」
「……フッ、フッでしょ」
「……フッ」
「……次は、笑止」
「笑止……」
「……」
「……」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:30:06.41 ID:W8n/5GfO0
マミ「ちょっと、QB、ちゃんと台詞は覚えてろって言ったのに。これじゃgdgdじゃない。試合は100分あるのよ」
QB「ごめん。台詞覚え精一杯頑張ったんだけど」
マミ「覚えてなくったって、スラムダンクのアニメと漫画全部見せたでしょ。だったら、アドリブで幾らでも台詞は出てくるはずよ。やる気あるの、キューべー」
QB「ごめん」シュン(あるわけないよ……)
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:30:37.88 ID:W8n/5GfO0
マミ「もう、あきらめたら、そこで試合終了だよ」マミッ
マミ「……」マミッ
QB「……?」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:31:11.41 ID:W8n/5GfO0
マミ「//////」カァァァァ
QB(めっちゃ赤くなってるぞ)
マミ「もう、あきらめたら、そこで試合終了だよ」マミッ
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:31:44.78 ID:W8n/5GfO0
QB(また同じ台詞。大事な事だから二回繰り返したのかな)
マミ「//////」キャーキャー
QB(……原理はよく分からないが、超ニコニコして、はしゃいでる。どうやら壺だったみたいだ)タスカッタ
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:32:43.32 ID:W8n/5GfO0
QB(満足したんだな。大人しくなった。それにしても)
ダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダン
キュッ キュッ キュッ キュッ
QB「ねぇ、マミ」
オーフェンス オーフェンス オーフェンス オーフェンス オーフェンス
キュッ キュッ キュッ キュッ
マミ「やっぱり、あの七番は要チェックね」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:33:15.30 ID:W8n/5GfO0
ダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダン
ディーフェンス ディーフェンス ディーフェンス ディーフェンス
QB「マミってば」(よく見たら、ゼッケン七番つけてる子いないじゃないか)
マミ「なによ、キューべー」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:33:49.43 ID:W8n/5GfO0
QB「中学の地方予選程度だったら会場はがら空きだよ。全然空いてるんだから、座ろうよ。なにも、こんな隅っこの柱の陰に隠れる必要ないじゃないか」
マミ「QB……」
QB「なに、怖い顔して」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:34:20.05 ID:W8n/5GfO0
マミ「中学の地方予選程度って、すごく失礼な言い方よ。一生懸命やってるあの子達に申し訳ないとは思わないの」
QB「うっ」
マミ「謝りなさい」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:34:59.86 ID:W8n/5GfO0
QB「ごめん」シュン(これは確かにマミの方が一理あるな)
マミ「それに、なんど言ったら分かってくれるのかしら。こういうのは雰囲気づくりが一番大事なのよ」
QB(雰囲気って言い切りやがった)
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:35:29.94 ID:W8n/5GfO0
マミ「今朝は、貴方の言うことにしたがって、包帯は解いてきてあげたのよ。ここくらいは、私の自由にさせて」
QB「その梵字入りの眼帯は外してくれなかったけどね」
マミ「もう! 貴方には失望したわ。あとは、私に任せて。貴方は黙ってなさい」
QB「はぁい」ギュップイ
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:36:06.40 ID:W8n/5GfO0
QB(……)
ダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダン
ナナバンライジンノヨウネ
ディーフェンス ディーフェンス ディーフェンス ディーフェンス オーフェンス オーフェンス オーフェンス オーフェンス オーフェンス
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:36:38.04 ID:W8n/5GfO0
QB(でも、こうして見てると、中学のバスケの試合も面白いものだな。そりゃ漫画と違うから、ダンクなんて全然ないし、すぐボールがコートの外に出て、試合の流れ止まっちゃうけど、どっちも一生懸命だ)
リョータ ガンバレ ダンダンダンダンダンダンダン ナナバンファールシテデモトメルシカ キュッ キュッ キュッ キュッ
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:37:17.40 ID:W8n/5GfO0
QB(あの小さい子、りょうたっていうのか。宮城リョータと同じ名前だ。全然下手だけど、凄い走ってる。感情ないから、分からないけど、もし僕が人間だったら、きっと応援したくなるんだろうなぁ)
リョータ チョットコイ
QB(あっ、監督から呼ばれた。なんだろう。ふふ、安西先生とのやりとりとか思い出しちゃうなぁ)
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:37:48.60 ID:W8n/5GfO0
マミ「呼んでる」
QB「うん、あの子呼ばれたみたいだね。なにか秘密の作戦かな」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:38:19.78 ID:W8n/5GfO0
マミ「そう、そうなのね」
QB「うん、そうそうって、えっ、なにが?」
マミ「聞こえる」
QB「だから、なにが?」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:38:49.09 ID:W8n/5GfO0
マミ「イズラエル……それが、貴方の選択なのね」
QB(そっちの設定まだ生きてたのかぁぁぁぁぁ)
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:39:44.04 ID:W8n/5GfO0
マミ「いくわよ。QB」
QB「えっ、でも、まだ試合が」
マミ「こんな、しょーもない中学の地方大会なんてどうでもいいわよ」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:40:25.41 ID:W8n/5GfO0
QB「!!!!!!!!!」ギュップイギュップイギュップイギュップイ
マミ「なに、自分の尻尾かんでじたばたしてるのよ。さぁ、行くわよ」ダッシュ
QB(あぁぁぁぁ、試合がぁ~安西先生ィィィィィリョータがんばってねぇぇぇぇ)
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:41:12.00 ID:W8n/5GfO0
<ビル展望台>
QB(オープニングのラストといい、この子達はなぜ、ビルの上が好きなんだろう)
QB(やっぱり、なんとかと煙は高いところが好きなのかな)
QB(それにしても……)
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:41:52.55 ID:W8n/5GfO0
イチャイチャイチャイチャイチャ キャッキャッウフフ キャッキャッウフフ
QB(土曜日のビルの展望台といえば、カップルのメッカ。とくにここはペアシートもあるし、みたきはら市では定番のデートスポットだ)
QB(通常、中三の女の子が一人で来れるところじゃない。それが)
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:42:33.95 ID:W8n/5GfO0
マミ「フンフンフンフ~ン♪」
QB(この子は鼻歌まじりで……)
QB(どんだけ精神強いんだ。心に痛覚がないのか? いくら僕でも、ソウルジェムの操作で、取り除けるのは体の痛みだけだぞ)
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:43:07.22 ID:W8n/5GfO0
マミ「わたしくじーけーない♪」ドアオープン
QB(屋外庭園に出たぞ。うわっ。風強い)
QB「マミ、結構風強いよ。危ない。はやく戻ろう」
パタパタパタパタパタ
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:43:45.99 ID:W8n/5GfO0
マミ「駄目、呼んでる。QBには聞こえない声が私には聞こえるの」
QB「多分、それ絶対聞こえちゃいけない声だよ。鉄格子つきの病院に入れられる前に戻ろう」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:44:22.94 ID:W8n/5GfO0
マミ「駄目、止めないで」
QB(向かい風にあたりながら、『そうか、それが世界の選択か』って言うごっこ遊びのためだけに、なぜここまでするんだ? なんなんだ、この無駄な行動力は?)
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:45:03.62 ID:W8n/5GfO0
QB(おや、向こうから歩いてくるのは……)
スタスタスタ
???「巴マミ」
マミ「あ、貴方は」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:45:37.47 ID:W8n/5GfO0
ほむら「奇遇ね」
マミ「そうね、まさか、こんなところで会うとは奇遇ね」
QB(なぜだろう。必然としか思えないぞ)
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:46:14.52 ID:W8n/5GfO0
QB(それにしても)ジー、ホムラチェック
ほむら「ホムホムホムホム」
QB(全身キリル文字の包帯。三角布で釣った腕。ヘッドネット。ラテン文字の眼帯)
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:46:48.39 ID:W8n/5GfO0
QB(フル装備じゃないか。一体なにを表現したいんだ。自分を見た人の感じる抉るような心の痛みを先取りしてるのか)
ほむら「ホムホムホムホム」
QB(しかも、すんごい、勝ち誇ってるしって、あれ?)
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:47:36.23 ID:W8n/5GfO0
マミ「ギリギリギリギリ」
QB(めっちゃにらまれてる。なに、そのお前が余計なこと言わなかったらみたいな目は……僕? QB? QBが悪いの?)
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:48:11.03 ID:W8n/5GfO0
ビュゥゥゥゥゥゥゥウ ビュゥゥゥゥゥゥゥウ ビュゥゥゥゥゥゥゥウ ビュゥゥゥゥゥゥゥ
ザァァァァァァ ザァァァァァァ ザァァァァァァ ザァァァァァァ ザァァァァァァ ザァァァァァァ
QB(うわっ、ていうか、風と雨が強くなってきた。顔にピシピシ当たって痛い。はやく帰ろうよ)
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:48:41.97 ID:W8n/5GfO0
マミ「次あった……話…ではすま……っていっ……ね」
ビュゥゥゥゥゥゥゥウ ビュゥゥゥゥゥゥゥウ ザァァァァァァ ザァァァァァァ ザァァァァァァ
ほむら「えっ?……なんて?えっ?…った? ええ……と、でも、まど……のためだったら、わた……なんどでも…………」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:49:20.86 ID:W8n/5GfO0
ビュゥゥゥゥゥゥゥウ ビュゥゥゥゥゥゥゥウ ザァァァァァァ ザァァァァァァ ザァァァァァァ
マミ「!…??………??…………!!!?!!!…………!?!?!!!!!」
ほむら「…!!…………!?…………!!!!!!!」
QB(だから、風と雨がぁぁぁ。ていうか、お前等お互いに言ってることほとんど聞こえなくて、憶測で話してるだろうがぁ。顔にあたる雨粒でいっぱいいっぱいなの見え見えなんだよぉぉぉぉぉお)
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:49:54.21 ID:W8n/5GfO0
ビル放送「ピンポンパンポーン」
QB(おっ?)
ビル放送「屋外庭園におられる二人の女性の方。現在、暴風警報が市より出されました。大変危険です。直ちにビル内にお戻りください。繰り返します。屋外庭園におられる二人の女性の方。現在、暴風警報が市より出されました。大変危険です。直ちにビル内にお戻りください。」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:50:29.20 ID:W8n/5GfO0
QB(たすかった……ってうん?)
マミ「///////」
ほむら「///////」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:51:13.31 ID:W8n/5GfO0
QB(屋内放送は人並みにはずかしいのか)
QB(こういうところは普通の女の子だなって、ええっ!?)
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:51:49.84 ID:W8n/5GfO0
マミ「///////」ヘンシン
ほむら「///////」ヘンシン
QB(おいいいいい、ここで変身!? 最後の切り札を? 照れをごまかすためだけにだと!!!)
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:52:35.85 ID:W8n/5GfO0
ビュゥゥゥゥゥゥゥウ ビュゥゥゥゥゥゥゥウ ザァァァァァァ ザァァァァァァ ザァァァァァァ
ほむら「き……さい」ビルトビオリ
マミ「えぇ……とこ……よ」オイカケトビオリ
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:56:15.63 ID:W8n/5GfO0
QB(……)ボーゼン
QB(同じ馬鹿だからだろうな。聞こえなくても、なんとなくつじつまがあうんだ。根本の部分が間違ってるけど)
QB(……)オイテケボリ
QB「一人でかえろう。晩ご飯までにはマミも家に戻ってくるだろう」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:58:16.19 ID:W8n/5GfO0
<月曜>
さやか「でね、きょうすけのやつがさ」
まどか「もう、さっきから、その話ばっかりだよ」
マミ「ふふ、美樹さんは、きょうすけくんのことが本当に好きなのね」
さやか「ええ~、別にそんなわけじゃないですよ/////」
マミさやまど「マミマミサヤサヤマドマド」キャッキャッ
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 02:59:28.18 ID:W8n/5GfO0
QB(お昼の屋上、お弁当を持ち寄って、一緒に食事しながらの語らい。マミと暮らすようになって、はじめての光景かもしれない)
マミ「でも、美樹さん、男の子はあんまり追い詰めては駄目よ。時に押し、時に引き、適度な距離を保ちつつ、いつのまにかメールの受信履歴が自分で一杯のような状況にするの」
さやか「もう、そんなんじゃないですってば」
まどか「マミさんって、やっぱり大人だなぁ。そんな恋バナのアドバイスがすぐ出てくるなんて。素敵」
QB(2CHで仕入れた知識のコピペだけど、それでも、微笑ましい光景だな。いつまでも、これが続いてくれればいいのだけど……)
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:02:13.61 ID:W8n/5GfO0
マミ「まぁ、鹿目さんったら。一つ年上なだけよ」
さやか「でも、マミさんだったら、彼氏の一人や二人、とっくにいるんですよね。だから、土日は遊んでくれないんだ」
まどか「デート? デート? ウェヒヒ」
マミ「二人ともからかうもんじゃなくてよ。ふふふ。土日のことは秘密」
QB(うん、絶対それがいいと思う)
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:03:57.02 ID:W8n/5GfO0
さやか「くぅー、ミステリアスだなぁ」
まどか「おとな、アダルト、ウェヒヒ」
マミ「ふふふ」
QB(なんだか、背中がむずむずするけど、マミが幸せそうだから、それでいいか)
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:06:50.72 ID:W8n/5GfO0
さやか「ところで、マミさん、平日の夜は何してるんですか? 魔女退治の後の、リラックスタイムどうしてるかを聞きたいんですけど」
QB(……)
まどか「うん、聞きたい、聞きたい。きっと、私みたいに、ネットばかり見てるようなぼんくらなことはしてないんだろうなぁ」
マミ「鹿目さん、今なんて言ったかしら?」
QB(……まずい)
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:08:03.17 ID:W8n/5GfO0
まどか「えっ、えぇと、私不器用だし無趣味から、平日の夜は、ネット巡回するしかやることなくて」
マミ「まぁ、ネットサーフィンが趣味だったのね」ニギッ
QB(もう、それは死語だよ)
まどか「ふぇ」アセッ
マミ「でも、ネットの世界は広大よ。まだ、鹿目さんは、そのとば口に立ったにすぎないわ」マミッ
QB(……)
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:09:55.61 ID:W8n/5GfO0
マミ「ひょっとしたら、私の教えることは、鹿目さんのような純粋な子を穢す行為なのかもしれない。でも、いつだって、知ることは、知らないことよりも、貴いことなのよ」
QB(まずい、まずい、非常にまずいぞぉぉぉ)
マミ「カキカキカキカキ」
さやか(おい、いったいどうしたんだろう? マミさん、なにかメモ書きだしたぞ?)ヒソヒソ
まどか(うん、様子が変だね。でも、マミさんのすることだもん。きっと、なにか意味があるんだよ)
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:10:39.56 ID:W8n/5GfO0
マミ「はい、鹿目さん。このメモ受け取って」
まどか「ふぇ、は、はい」
メモ「2CHアドレス」
まどか(2chのアドレス? なにこれ?)
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:12:17.12 ID:W8n/5GfO0
マミ「鹿目さん、耳をかして」
まどか「は、はい」
マミ「ヤバイ奴らの集会所みたいなものよ」
まどか「???」
マミ「Welcome to Unde… QB「ギュップイ、ギュップイ、ギュップイ、ギュップイ、ギュップイ、ギュップイィィィィ」
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:14:21.78 ID:W8n/5GfO0
さやか「うわぁ」
まどか「びっくりした」
マミ「なに、QB。いいところだったのに。突然、テレパシーで大声出さないで」
QB「ご、ごめんよ。でも、この校内に巨大な魔女のしょうきを感じたんだ」
さやか「えっ、校内に!それめっちゃやばいじゃん」
マミ「どこ? QBはやく案内して」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:16:02.92 ID:W8n/5GfO0
QB「うん、こっち」(とにかく、この場から離れて、流れをたちきろう)
マミ「さぁ、行きましょう」
さやか「はいっ」
まどか(……)
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:17:19.43 ID:W8n/5GfO0
マミ「もう、結局、勘違いだったなんて」
さやか「ほんと、超あせったよ」
QB「ごめんね、マミ」
マミ「私にはいいけど、ちゃんと鹿目さんと美樹さんに謝って」
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:18:47.43 ID:W8n/5GfO0
QB「うん、ごめん。さやか」
さやか「あはは、気にしないでよ。一生懸命にやった結果だもん。ぼんやりして、魔女を取り逃すよりも全然いいよ」
QB「ありがとう、さやか。すまなかったね、まどか」
まどか「まったくだよ。くそ淫獣が。今度へましたら、サメ肉と混ぜてかまぼこにしてやるから」
QB「……」
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:20:11.85 ID:W8n/5GfO0
さやか「ま、まぁまぁ。とにかく、教室に戻ろう」
マミ「そうね、もう授業がはじまるわ。ってあら」ピタ
QB(どうしたんだ、急に立ち止まって……)
QB(なにか見あげているぞ。ええと)
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:21:44.73 ID:W8n/5GfO0
<化学室>
QB(……やばいぞぉ。これは、まじでやばいぞぉ)
マミ「魔女の気配がするわ」
さやか「えっ」
まどか「ほんとうですか」
マミ「えぇ、QBの直感もあながち間違いではなかったみたいね。この部屋からよ」
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:23:32.65 ID:W8n/5GfO0
さやか「うへぇ、化学室かぁ。薬くさくて苦手なんだよね」
マミ「美樹さん。魔法少女となる以上、そんなこと言ってられなくってよ。さぁ、行きましょう」
QB(……)ダラダラダラダラ
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:25:06.97 ID:W8n/5GfO0
まどか「授業のないがらんとした化学室って何だかこわいねぇ。人体標本も一段と気持ち悪いよ」
さやか「うん、さすがのさやかちゃんも、ちょっとびびり気味だよ。でも、さすがマミさんだ。凄く落ち着いて、薬品を調べてる」
QB(横文字なんて全然読めない鳥頭のくせに、どうしてこの子は、元素記号にだけはひかれるんだ)
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:27:14.08 ID:W8n/5GfO0
マミ「なんてこと、なんてことなのかしら」ワナワナワナワナ
さやか「えっ、マミさん、どうしたんですか?」
マミ「これは!早乙女先生!いったい…!なんて物を!何をしようとしているの!」
まどか「そんなに危険な薬品が」
さやか「ひょっとして魔女の呪いにとりつかれて」
マミ「ふん」パリーン
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:29:14.75 ID:W8n/5GfO0
QB(うえぇぇぇぇぇ、そのガラス戸普通に開けれるじゃん!!!!!!!!)
さやか「そのガラス瓶に入った薬がやばいんですね?」
マミ「えぇ、私も黒の教科書の挿絵でしかみたことないわ…!それなら、もしかしてこっちの瓶は!?」パシッ
QB(だめだめだめだめだめだめだめだめだめだめ)ギュップイギュップイギュップイギュップイ
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:31:18.99 ID:W8n/5GfO0
まどか「キューべーがあばれてるわ」
マミ「魔女の呪いね。とりおさえておいて。私はこの薬調べておくから」
さやか「はいっ、QB、大人しくしろよ」
QB(あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ)
マミ「すぅ」クンクンクンクンクン
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:33:14.47 ID:W8n/5GfO0
マミ「エンッ!!!」ティロッ
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:35:27.76 ID:W8n/5GfO0
バターン
さやか「マ、マミさんが」
まどか「グリーフシードよりも、真っ黒な鼻血出して倒れたよ!!!!!」
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:39:08.88 ID:W8n/5GfO0
QB「マミ、マミ、しっかりするんだ」(ばかぁ、ばかぁ、マミのばかぁ。これじゃ、本格的に頭おかしい人じゃないかぁぁぁぁぁ)
さやか「そう、マミさん、しっかりして。魔女の呪いに負けたりなんかしちゃ駄目だよ」
まどか「そうだよ。ウェヒ。しっかりしてよ、マミさんwww」
QB「マミ、マミ、マミィィィィィィ」
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:41:10.91 ID:W8n/5GfO0
<マミ宅>
さやか「いやぁ、何事もなくてよかったですね」
マミ「えぇ、美樹さんと鹿目さんには心配かけてごめんなさい。家までかつぎこんてもらって、早速、かっこわるいところ見せちゃったわ。駄目な先輩ね」
QB(本当に今までで最悪の中二病だったよ。ていうか、この子別に僕が何もしなくても、最初から中三くらいで死ぬ運命だったんじゃないのか)
さやか「いえ、全然そんなことないですよ」
まどか「魔法少女になるってことがどういうことか分かったような気がします(笑)」
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:43:14.74 ID:W8n/5GfO0
マミ「そう言ってもらうと嬉しいわ。ふぅ、とにかく今日はこのまま休ませてもらうわね。満足におもてなしも出来ず、ごめんなさい」
QB(シベリアの木こり並に頑丈な体してるから、もう完全に回復してるんだけどね。心といい強靱すぎるよ。ひょっとして、この子絶対に魔女にはならないんじゃないか)
マミ「QB、あなた男の子なんだから、二人の淑女をしっかり見送ってあげるのよ」
QB「はぁい」ギュップイ
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:46:09.31 ID:W8n/5GfO0
さやか「いやぁ、マミさんが言ってた『危ないことしてるって意識は、忘れないでおいてほしいわ』って言葉、頭では分かってたんだけど、実感にまではいたってなかったんだ。今回、それがよくわかったよ」
まどか「そうだね(笑)マミさん、本当に優しい人なんだねwww戦う為に、どういう覚悟がいるのか、私達に思い知らせる為に、出川並に体はってくれたんだよ(笑)」
さやか「でも、さやかちゃん、あれしきのことで、魔法少女への思いを折ろうとは思わないよ。そりゃ、まだ、思い切ることは出来ないけど、やっぱりマミさんと肩を並べて戦いたい」
まどか「うん、そうだね(棒)ほんとうにそうだね(棒)」
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:49:53.73 ID:W8n/5GfO0
さやか「あっ、わたしこっちだ。それじゃ」
まどか「また、上条君?」
さやか「えへへ、まぁね。QBも見送りありがとう。じゃぁ」
QB(……)
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:52:03.86 ID:W8n/5GfO0
QB「さやか」
さやか「ん、なぁに?」
QB「別れる前に二つほど聞きたいことがあるんだ。さやかは、三年前一番思い悩んでいたことは何だい?」
さやか「え~、なに、急にその質問。三年前ねぇ。ええと、11の時かぁ」
QB「カウント開始。10,9,8,7……」
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:54:05.05 ID:W8n/5GfO0
さやか「わっ、カウントダウンあるんだ。さやかちゃん焦っちゃうぅ」
QB「6,5,4」
さやか「小五のとき、小五のとき……うーん」
QB「3,2,1。ぶー」
さやか「あちゃぁ。でも、数えるの。ちょっとはやいよ」
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:55:27.69 ID:W8n/5GfO0
QB「ちゃんと、公平にやったよ。じゃぁ、次の質問、五年前一番思い悩んでいたことは何だい?」
さやか「えー。三年前だって、答えられなかったのに、五年前なんか答えられるわけないじゃん」
QB「そうか、そうか、じゃぁ、さやかが今一番思い悩んでいることも、三年後、五年後になったら、きっと思い出せないものになっているんだろうね」
さやか「!」
122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:56:23.98 ID:W8n/5GfO0
QB「さやか、君のたった十四年の人生のなかでも、かつて大切だったのに、もう今は違うものがたくさんあるはずだ。そして、君の人生は、これまでよりも、これからの方が、はるかにずっとずっと長い。そして、ずっとずっと価値あるものになるだろう」
さやか「……」
QB「もし、僕の言うことが、君が今だからこそ、大切にしているものを軽んじているように聞こえたんならごめんよ。そういうつもりで言ったんじゃないんだ」
さやか「うん、それは分かるよ。私にだって」
123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:57:50.05 ID:W8n/5GfO0
QB「ありがとう。ただ、僕は、インキュベータとして、何千年も前から、何千人という魔法少女の人生に寄り添ってきた。だから、君の今佇んでいる場所、進もうとしている道、その両方を君とも、まどかとも違った角度から見ることが出来る」
さやか「……」
まどか「……」
QB「かなしいことだけど、さやか。変わらないものなんてないんだ。すべてのことは皆変わっていく、失われていく。いつの間にか押し入れにしまわれたおもちゃ、いつの間にか部屋から出て行った友達達のように。さやか」
さやか「うん」
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 03:59:16.29 ID:W8n/5GfO0
QB「僕は君に後悔だけはして欲しくない」
さやか「!!!」
まどか「さやかちゃん……」
QB「余計なお世話だったね。どんな決断であれ、僕はそれを尊重するよ。お見舞い頑張ってきてね」
さやか「……そうだね。QB。ありがとう。貴方の言っていること、さやかちゃん、理解できているつもりだよ。もう一度しっかり考えてみる。じゃぁ、行ってくるね」
スタスタスタスタ フリカエリ
さやか「QB」
125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 04:00:16.70 ID:W8n/5GfO0
QB「うん?」
さやか「ほんと、ありがとう~」ブンブン
テッテッテッテッ
QB「やれやれ、少女が恋する。それ自体が魔法、そして奇跡なのかもしれないね」
まどか「QB」ダキッ
QB「どうしたんだい、まどか? 急にだっこなんかしてきて」
126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 04:01:17.16 ID:W8n/5GfO0
まどか「ううん、ありがとう。私だったら、絶対言えないこと、でも、言って欲しかったことQB言ってくれたと思う」ギュッ
QB「なんのことやら。助言は禁止されてる。ただ、僕から見たさやかの姿を共有したかっただけのはなしさ」
まどか「ウェヒヒ。さすが、QBは魔法少女マミさんのインキュベータだぁ。かっこいいや」ギュ-
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 04:03:01.35 ID:W8n/5GfO0
QB「よしてくれよ」
まどか「ううん、キューべーかっこいい」ギュゥゥ
QB(あぁ)
まどか「そして、その魔法少女……」
QB(いいにおいだ)
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 04:04:36.28 ID:W8n/5GfO0
まどか「IMMAさんはもっとかっこいい」
129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 04:06:35.36 ID:W8n/5GfO0
QB(!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
まどか「んふっ」ジャシンスマイル
QB「まどか、君は」
まどか「電子の砂漠w」
QB「コホッ!!」
まどか「it’a true wolrdwwwwwww」
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 04:08:30.28 ID:W8n/5GfO0
QB「秘密に、秘密にしてあげてくれ。そうだ、願い、願いを何でも言ってくれ。どんなものでも今の君だったら」
まどか「えー、願いぃ」ギュゥゥぅぅぅぅぅぅぅう
QB(く、苦しい)
まどか「いやだなぁ。キューべー。私が願うんじゃないよ。貴方が願うの。IMMAさんのインキュベータQBが私に願うのよ」
QB「クゥゥゥゥゥゥ」(息、息が)
132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 04:09:50.34 ID:W8n/5GfO0
まどか「私が希望をかなえるんじゃなくて、私自身が希望なんだものね。いまや」
QB(とぶ。い、意識が)
まどか「祈りが絶望にかわるなら。私の願いを貴方の願いにして。私の喜びを貴方の喜びにして。そして、私がこうむる呪いは、あなたの呪いにして。出来る……」キリキリキリキリキリ
QB(だめだ、もう。ごめんよ、マミ、最後まで君を守れなかった)
まどか「よね?」ウルティメイトスマイル
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 04:11:09.43 ID:W8n/5GfO0
<一週間後>
トボトボ
QB「はぁ、とんでもない目にあった」
QB「一週間、マミのおもりと同時に、まどかから休みなくぱしりに使われ、もう体がぼろぼろだよ」
QB「幸い、まどかが警察につかまってくれたからよかったものの。人間だったら過労死か、鬱病になってるよ」
136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 04:13:28.79 ID:W8n/5GfO0
QB「しかし、まさかまどかがAKBの握手権一万枚を欲しがるとは……営業費用のほとんどを使い切ってしまったよ」
QB「『顔面センターがAKB入れるんだったら、顔面ホームベースの私だって入れるだろうが』って暴れて、ついに連行されたけど、いつまで収攬されるんだろう。出来れば、このまま刑務所に入ったままでいて欲しいな」
QB「それと、牢屋のなかからテレパシーで、『私を魔女にして』って言ってきてるけど、これは絶対にかなえちゃだめだな。無視しつづけよう」
QB「はぁ、それにしても、こんな状態で、マミに友達ができたままワルギルプスの夜を迎えられるのかな。チームグッズも、増え続ける一方だし、もう却下するネタもない。全然自信がないよ」
137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 04:14:22.53 ID:W8n/5GfO0
???「おぉい」
QB「ブツブツブツ」
杏子「おいってば」
QB「わぁ、びっくりした。なんだ杏子か」
杏子「なんだとはなんだよ。えらく思い詰めた顔してたから声かけてやったのにさ、ふん」
139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 04:15:42.38 ID:W8n/5GfO0
QB「えっ、僕そんな顔してたかい?」
杏子「してたよ。この世の全てを肩に背負った感じだったぜ」
QB「そうか、いや、なんでもないんだ。心配かけてすまなかった。それじゃ」
杏子「まぁ、待ちなよ。そこにベンチがあるし、少し休もうぜ。お前の顔いまほんとやばいから」
140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 04:16:22.97 ID:W8n/5GfO0
杏子「よいしょっと、ええと、これ林檎。食うかい?」
QB「えっ」
杏子「なに遠慮してるんだよ。あぁ、ひょっとしてどっから取ってきたのかと思ってるのか。ばぁか、ちゃんとベビーシッターのバイトで稼いだんだよ。ほら、食べな」
QB「ありがとう……」
杏子「へへっ」
141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 04:17:14.74 ID:W8n/5GfO0
QB「…モキュ……………モキュモキュ……」
杏子「美味いか?」
QB「うん。モキュモキュ……モキュ……ヒィ……モキュ……スンスン」
杏子「うん?」
QB「ヒゥ……モキュ……ヒック……スンスン…」
杏子「おい、お前泣いてるのか?」
145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 04:19:12.26 ID:W8n/5GfO0
QB「ヒック、ヒック、泣いてない。ひぅ。全然泣いてないよ。ひっく。これは、インキューべータのきの、機能。目の視覚機能を守るためのものなの。全然泣いてないもん。ひん、ひん、ひぃ」
杏子「そんなこと言っても、鼻ちょうちんまで作ってるじゃないか」
QB「ヒック、ヒック、ヒック、えっ、えっ、おーい、おいおい、うわぁぁぁぁぁぁぁん。杏子ぉ」
杏子「QB……」
QB「一生懸命その人のためにやっても、その人自身に積み重ねたものをこわされちゃうんだ。僕はいったいどうしたらいいんだ。頼むよ神様、こんな人生だったんだ。せめて一度ぐらい、幸せな夢を見させて」
杏子「QB……」ダキッ
146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 04:20:19.98 ID:W8n/5GfO0
杏子「落ち着いたか?」
QB「うん、すまない、杏子。感情がない僕だけど、システムにトラブルがあったようだ」
杏子「はいはい、トラブルね。ほら、顔が涙でびしょびしょだぜ。まったく」
QB「ありがとうって、杏子のカーディガンが」
杏子「そんなこと気にするなって。うん、これでよしと」
QB「ありがとう……杏子」
151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 04:41:23.74 ID:W8n/5GfO0
杏子「いいってことよ。しかし、マミ、そんな状態になってたのかぁ。アタシといたころより病状進んでるんだな」
QB「やっぱり杏子から見ても、あの中二病はひどかったかい?」
杏子「そりゃだって、戦いの最中に『影羅がぁ』とか叫んで頭かかえてうずくまったり、怪我もない腕に包帯まいて、『今は、駄目。おさえて。お願い。佐倉さんをを襲っちゃう』とか言い出すんだぜ」
杏子「とち狂って乱射も日常茶飯事だし、コンビ終盤のころは、魔女と戦ってるのかマミと戦ってるのかどっちか分からないくらいだったよ」
QB「そうだよね」シュン
杏子「……」
153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 04:51:11.13 ID:W8n/5GfO0
杏子「まぁ、でもアタシもマミのことを嫌いになったわけじゃないんだぜ。人を陥れようとか、ずるして得しようとか、そんなことは微塵も考えてないやつだしな。基本的にいい人間だとは思う」
QB「うん、そこは確かにマミの長所ではあるよね」
杏子「よしっ、ここはこの杏子様が一肌脱ぐか」
QB「えっ」
杏子「マミとなかなおりして、助けてやるって言ってるんだよ。なぁに、マミだって、結局女の子なんだ。女には女の治療薬があるさ。まぁ、まかせときな、QB。マミの中二病をなおして、ワルギルプスの夜を一緒に迎えてやる」
154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 05:02:01.37 ID:W8n/5GfO0
QB「杏子」ウルウルウルウル
杏子「だから泣くなって。はい、これ、お前にやるよ」
QB「なんだい、これは?」
杏子「沖縄の旅行券だよ。町内会の福引きで当たったんだけど、一人で行ってもつまらないし、ネットオークションで売っぱらうつもりだったんだ。お前多分疲れてるんだよ。これで、ゆっくり羽伸ばしてきな」
QB「こんな、申し訳ないよ」
156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 05:05:31.40 ID:W8n/5GfO0
杏子「いいから。マミとの仲をふかめるためにも、お前がいない方がいいんだ」
QB「そうぉ? なら、その言葉に甘えさせてもらうね。ありがとう。杏子」
杏子「へっ、いいっってことよ。大船に乗った気でいな」オヤユビタテ
157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 05:11:05.98 ID:W8n/5GfO0
<一週間後>
QB「いやぁ、沖縄満喫してきちゃったな」
QB「人の形を保ったまま絶望と呪いを振りまく伝説の魔女、東原亜希を魔法少女に勧誘した先輩が、そのインセンティブで悠々自適の生活しているところにもお邪魔してしまったし。ミミガーに、サータアンダギー、泡盛のお土産も買って、ふふ、マミ喜ぶぞ」
QB「しかし、僕もカリユシなんか着て帰ってきたりして、すっかりミーハーだな。マミに笑われたりしないかな。いつまで常夏気分でいるんだって」
158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 05:14:51.49 ID:W8n/5GfO0
QB「マンションの前に着いた。うん? あれは、チームグッズの山がゴミ捨て場に出てる」
QB「杏子……」
QB「やっぱり、君はマジ聖女だったんだな」
QB「こうしちゃいられない。はやく、マミの部屋へ」ダダッ
159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 05:16:52.94 ID:W8n/5GfO0
QB「マミ、ただいまぁ~~」
QB「あれ、留守かなぁ。うう、ってなんだこの匂い。薔薇の花が腐ったような……」
QB「マミ、マミ、どこだい」
マミ「あらぁ、QB。帰ってきてたの」
QB「う、うんって、なんだい、マミ、そのどどめ色のネグリジェは。君はこんなの着る子じゃなかったはず」
160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 05:18:50.32 ID:W8n/5GfO0
マミ「ふふふ、QB。女の子なんて一週間もあれば、すっかり変わってしまうものよ。そう、女にね」
QB「マ、マミ。その、ジャイアンツの仁志を見る山本モナのような目は一体……?」
杏子「おぉ、QB帰ってきてたのか」
161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 05:21:17.81 ID:W8n/5GfO0
QB「あぁ杏子。ただいま……」
QB「君はなぜシャワールームから出てきて、しかも女の子なのに上半身裸、そしてバスタオルを腰に巻いた島耕作スタイルなんだい?」
杏子「なぜっておい、お前のためだったんだぜ。結局、女の子の中二病治療薬なんて、女の喜びを教え込むことしかないんだよ。だからさ」バスタオルハラリ
162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 05:22:32.21 ID:W8n/5GfO0
杏子「このベニパンで一週間ずっとマミを攻め立ててやってたのさ」
166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 05:25:19.68 ID:W8n/5GfO0
QB「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マミ「最初は私もびっくりしたわ。怖いし、痛いしで。でも、佐倉さんは優しく私の抵抗を一枚一枚はがしてくれた。そして気づいたときには、私の体の奥に秘められた花は咲き開き、身も心も佐倉さんのものになってしまっていたの」
杏子「まぁ、マミはいい女だしな。アタシ実は前から狙ってたんだ」
QB「」
168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 05:27:18.44 ID:W8n/5GfO0
マミ「中二病という病はなおったけど、そのかわり今度は佐倉さんという病にかかってしまったわ。そして、これはきっと不治の病」
杏子「はは、よせやい」
QB「」
マミ「体が軽い。こんな幸せな気持ち初めて。もう何も怖くない」
杏子「マミ……」
QB「」
172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 06:01:09.81 ID:W8n/5GfO0
マミ「あら、QB?」
杏子「どうした?」
QB「」
マミ「QBがソウルジェムを親友に投げ捨てられた美樹さんみたいにぴくりとも動かないわ」
杏子「かわりは?」
マミ「出てこない」クビブンブン
QB「」
173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 06:07:52.35 ID:W8n/5GfO0
マミ「……」
杏子「……」
QB「」
杏子「まっ、いっか。マミ」
マミ「なぁに、佐倉さん」
杏子「食うかい?」シタノクチニ
マミ「もう佐倉さんったら/////」
QB「」
おしまい
マミ「初カキコ…ども…」カタカタ