SS速報VIP:【俺妹】高坂家に親戚の幼女がやってきた
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1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/29(月) 00:07:10.16 ID:B84e2QOk0

母「京介ー、明日から親戚の子が来るから面倒見てあげてね」

京介「え゛?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1351436829




2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/29(月) 00:12:01.59 ID:B84e2QOk0

京介「というわけらしいから おまえも面倒見てやってくれよ」

桐乃「は?あんたが頼まれたんでしょ?」

京介「俺、年下の女子恐怖症なんだ」

桐乃「ちょっ 女の子くんの?」

京介「ああ」

桐乃「何歳?」

京介「3歳だと。」

桐乃「おぉおぉおぉぉおwwwwwwww」



3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/29(月) 00:18:54.06 ID:B84e2QOk0

翌日、高坂家に親戚の女の子がやってきた。
両親が明日から家を空けるらしく、その間うちが預かるようだ。
名前は加凛ちゃん

加凛「おじちゃん、おばちゃん、おにいちゃんおねえちゃん よろしくお願いします」

桐乃「おほぉおぉぉおvvvちょー可愛いーんですけどー!」

京介(こいつ…ゲームの妹とごっちゃにしてねーだろうな…)

母「自分の家だと思ってちょうだいね、ほら、京介もちゃんと遊んであげなさいよ」

京介「へいへい」



4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/29(月) 00:25:37.67 ID:B84e2QOk0

京介「さて、どうしたものか…
   お~い 加凛ちゃーん お兄ちゃんとトランプしよっか?」

加凛「わーい しまーすv」

桐乃「ちょっと!あんた加凛ちゃんに話しかけないでくれる?
   汚れるんですけど」

京介「な!酷くね!?」

桐乃「妹萌えゲームで日夜欲求を満たしてるような危険人物に
   加凛ちゃんを触らせるわけないでしょ?
   やだやだ、ゲームとリアルの区別もできない奴とか。
   きもいから触らないでくれる?つか見んな。」

京介「おまえにだけは言われたくねーよ!!!」

桐乃「ねぇねぇ加凛ちゃんvv私のことはお兄ちゃんって呼んでいいからねー」

加凛「え?お姉ちゃんなのに…お兄ちゃんなの?」

京介「区別がついてないのはおまえだ!」



5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/29(月) 00:33:04.45 ID:B84e2QOk0

昨日からうちにいる加凛ちゃん。
昼間は母さんが面倒を見ていて
今日は学校から帰れば俺が面倒を見る手筈になっている
桐乃は部活で遅い

加凛「京介おにーちゃん、加凛トランプしたいです」

京介「そっかーww (昨日は一日桐乃が独占しててできなかったもんな…)」

京介「何する?神経衰弱?ババ抜き?大富豪?」

加凛「加凛、ポーカーがしたいです」

京介「え!?ポーカーできんの?すごくね!?」

加凛「えへへー京介お兄ちゃんに褒められちゃったー」

京介(ぉぉ可愛いじゃねえかww どっかの何様妹様とは大違いだぜ…ww)



6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/29(月) 00:43:52.90 ID:B84e2QOk0

京介「そういや加凛ちゃんさー」

加凛「なーに?」

京介「昨日は桐乃お姉ちゃんと何して遊んでたのかな~?」

加凛「ぅぅ~…」

加凛ちゃんは少し困った顔をした。

加凛「お姉…じゃなかった、お兄ちゃんは加凛をもみくちゃにして
   いっぱいちゅーしてきて大変でした…」

京介「……」

まずお兄ちゃんとは桐乃のことだな…ややこしいな。
三歳児に自分のことをお兄ちゃんと呼ばせるのは100歩譲っていいとしよう。
だが問題なのは、あの妹様こそがゲームとリアルの分別がついてないことだ
もし18禁ゲームの妹のように攻略しようとしたり…
何の淀みも無い瞳の加凛ちゃんに18禁ゲームを強要しあそばせようとするのはダメだ
そんな悪影響なものをやらせて万が一向こうの親御さんに迷惑がかかってしまえば
面目がなさすぎる

京介「な、なぁ加凛ちゃん…お姉ちゃんとはゲームとか…したか?」

加凛「してませんよ」

京介「そ、そうか…(さすがにあの妹でもそこまで馬鹿ではないか)」

加凛「でも本を読んでくれました…なんだっけー」

京介「?」

加凛「どーじんしだっけ?」

京介「桐NOおぉぉおお!!!」



7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/29(月) 00:55:47.48 ID:B84e2QOk0

今日は陸上の大会に向けてのミーティングがあったから
少し長くなった。

桐乃「あー 疲れたー」

でも帰れば私のリア妹が…
お兄ちゃん、お帰りv って迎えてくれる
そう思うと疲れなんかふっとぶ

桐乃「うひひひ…待っててねー加凛ちゅぁんv」

高坂家

桐乃「………ちょ」

そこで私が見たのは加凛ちゃんと遊び疲れて寝ている兄貴と、
こいつに寄りかかってかわゆい寝顔を見せてる加凛ちゃんだった。

桐乃「くそっくそっ!こいつ…抜け駆けして!私の妹を!」

普段ならひっぱたいて起こしてやるとこだが、
加凛ちゃんが兄貴に寄りかかっているので二人とも起こせない。
私はその面白くない光景を手前のソファに座って眺めていた

桐乃「兄貴はきもい…でも、加凛ちゃんの寝顔はかーわーゆーいーなぁああ もぉーv」

加凛「んゅ~…ごにょごにょ…」

桐乃「わ 可愛い~ 寝言かなぁ? なになに?」

加凛ちゃんの寝言に萌える為に私は寝ている加凛ちゃんに近づいて耳をすませた

加凛「ん~~…へへぇ…京介お兄ちゃん…好き…」

桐乃「………」

ムカッ



8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/29(月) 01:08:47.89 ID:B84e2QOk0

京介「はぁ~ 気分悪ぃ…」

さっき、妹様にわけもわからず寝込みをぶん殴られた。
当然、傍らに寝ていたリトルエンジェル加凛ちゃんはびっくりして起き、目を丸くして
妹様の恐ろしい形相を見つめていた。

京介「な…な…な!?…」

桐乃「行こう!加凛ちゃん!」

加凛「きょ、京介お兄ちゃん…」

バタン!

そう言って、妹は加凛ちゃんを自室に連れ込んだ。

京介「くそぅ…なんなんだアイツは…」

可愛い妹を横取りされたような寂しい感覚におそわれた。
それも実の妹に。変な話だぜ…

京介「あいつ…加凛ちゃんに悪影響なことしてねぇだろうな…」

不安ではあるが、さきおど殴られた頬の痛みが
【様子を見に行く】という選択肢を俺に与えない。
また殴られたら怖いし…かといってほっとくわけにもいかないしなぁ…

京介「……とりあえず勉強でもするか」

一時間後、
ドアがノックされ加凛ちゃんの声が聞こえた。



10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/29(月) 02:51:20.82 ID:B84e2QOk0

加凛「お兄ちゃん!」

京介「加凛ちゃん!」

感動の再会を果たす俺とエンジェル。
会いたかったぜこの黒髪。

加凛ちゃんは泣きそうな顔で俺の胸にしがみついた。

京介「おいおい どうした?加凛ちゃん
   桐乃姉ちゃんに変なDVD見せられたか?」

加凛「ふぇ ぐずっ あのね…あのね…
   お姉ちゃん、酷いこというんです…」

京介「え?」

続けざまに妹様が勢いよく俺の部屋のドアを全開にした。
てめえ壊す気か

桐乃「ちょっと 汚い手で触んなっつってんでしょ 変態。ロリコン。」

京介「誰がロリコンだ!つかお前全然懐かれてねえじゃねえか!」

桐乃「はあ?ラブラブだし。さっきもメルルの本を一緒に読んでたんだから」

京介「じゃあ何で加凛ちゃんが泣き顔で逃げるように俺の部屋にくるんだ」

桐乃「そ、それは…」

そういうと妹様は黙り込んだ。
おおかた18禁のサブカルチャーでも見せて
3歳児に酷い刺激を与えたんだろう。
だめだこいつ…何とかしないと。

京介「とにかく何だかんだ言ったっておまえは俺よりも危険だ
   今日一日は俺が面倒見るからな」

桐乃「はぁー?何でそうなるわけ?つか。私がその子に何かするとでも思ってんの?馬鹿じゃん?」

京介「はぁ…じゃあ、加凛ちゃんに聞いてみようぜ、どっちの部屋にいる?」

桐乃「ちょっと…」

加凛ちゃんにそう問いかけると、
こんの可愛い愛妹(仮)は俺にとびっきりの笑顔で即答した

加凛「京介お兄ちゃんがいい♪」

京介「そーかそーか♪」

フハハハハ!勝った!
ドヤ顔で血の繋がったほうの妹様を見たときには

バタン!!!

明らかな怒りをこめてドアが閉められたあとであった。
びくつく俺と加凛ちゃん。

京介「……お姉ちゃん怖かっただろ…よしよし」

加凛「うん…」



12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/29(月) 03:08:17.60 ID:B84e2QOk0

夕飯

父「加凛ちゃん だいぶ家には慣れたかい?」

加凛「はい!今日は京介お兄ちゃんがいっぱい遊んでくれたんです」

父「そうか それは良かったなー
  京介もきちんと面倒を見てやってるようだな」

京介「ああ、でも加凛ちゃんはマジで良い子だからな…行儀もいいし、言葉使いは綺麗だし、
   こんなに小さいのに手がかからないから面倒見るって感じでもねーよ」

父「ほぉ さすが黒上さんところの娘だな」

京介「いや~ずっとうちにいてもいいくらいだよな~」

加凛「加凛も京介お兄ちゃんとずっと一緒にいたいです!」

京介「かわいいな~vvv」

桐乃「きもっ…」

京介「ぅ…」

横で実の妹の痛い視線が突き刺さる。
はぁ…なんで現実の妹ってこんなに可愛くないのか。

その夜、加凛ちゃんは父さんと母さんの部屋で寝かせ、
俺も受験勉強をひとまず一段落させたあとに眠りについた。

しかし……さっきから隣の部屋がドンドンうるせぇな…
妹様がまた何かにお怒りだ。
今日はいつぞやのように馬乗りになられ、
気まぐれでしばき起こされることだけは無いように祈り、静かに目を閉じた。



13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/29(月) 03:23:17.58 ID:B84e2QOk0

ムカつく……
ムカつくムカつくムカつくあ゛ー!!

桐乃「なん…なの! よ!」ドン!!

きもい…
きもきもきもきもキモ杉!

桐乃「アイツ…あんなにデレデレしちゃって…
   シスコンでロリコンの変態兄貴マジうざい…!」

桐乃「加凛ちゃんも加凛ちゃんよ…
   あの子が…あの時…」

~~~~~
加凛「あのね、桐乃おね…お兄ちゃん。加凛は京介お兄ちゃんの事が好きになったみたいです
   恥ずかしいけど、京介お兄ちゃんとも遊びたいです」

桐乃「ピクッ あはは やだなー加凛ちゃん。京介兄貴はね?
   すっごい変態さんなんだよ~?」

加凛「へんたいさん?何ですか?それ」

桐乃「とってもとっても嫌らしくて気持ち悪いお兄さんなの。
   あんまりアイツと喋っちゃダメ。加凛ちゃんのためにならないからね?」

加凛「嘘です!どうして京介お兄ちゃんの悪口言うんですか?」

桐乃「わ、悪口っていうか…とにかくダメなものはダメなの」

加凛「加凛…京介お兄ちゃんのお嫁さんになりたいです」

桐乃「な!は、はぁ!? 無理!絶対無理だから!
   諦めた方がいいよ! 諦めなさい!」ドン!

可憐「ふぇ…」
~~~~~~~

桐乃「そう…あんなこと言わなければ可愛い妹だったのに…」

あれ?私って誰にムカついてるんだっけ?
兄貴?それとも…加凛ちゃん?
いやいやいやいや!
加凛ちゃんはまだ三歳で…何の罪もない。
悪いのは、そういう風になるよう仕組んで
三歳の女の子を誑かしてるあの鬼畜な兄貴だ。
当分、妹ゲームを貸すのはやめよう。
だめだアイツ…早くなんとかしないと。

私は兄の部屋側の壁を思いっきりカベパンした。

ドゴン!

桐乃「このままじゃ済まないから!!!」



14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/29(月) 03:52:54.21 ID:B84e2QOk0

今日は久々に黒猫と帰ることにした。
どうやら今日は親父とおふくろが用事で明日まで家を空けるらしく、
昨日、俺の部屋の壁を殴ってきた桐乃と二人になるのが不安…だということもあるが、
黒猫は姉妹もおり、姉だからしっかりしてるだろうから加凛ちゃんへの正しい接し方を
我が妹様にもレクチャーしてくれと俺が頼んだからだ。

京介「悪いな黒猫…こっちの事情に付き合ってくれて」

黒猫「大したことないわよ…それよりあのビッチが
   三歳児をキモオタライフに引き込もうとしてるなら大問題だわ
   まだ社会のことがよくわかってない女の子にR18なんて鬼畜ド畜生は見過ごせないし」

あの桐乃に、中二病でもマトモな友達がいて本当に嬉しいぜ。
というか、俺の知ってるあいつの友達ってみんな常識人だよな。
一部ヤンデレぽい恐い子がいるがラブリーマイエンジェルなんでそこはOK!
やっぱり一番性格に難があるのはうちの妹様だ…実の兄としてほとほと悲しくなるぜ

高坂家

加凛「あ! 京介お兄ちゃん!おかえりなさい!」

京介「あぁ ただいま」

くぅぅー!なんて可愛いんだ俺の心の妹よ!!

黒猫「こんにちは、私は黒猫よ、あなたが加凛ちゃん?」

加凛「は…はぃ…こんにちは…」

加凛ちゃんは少し人見知り気味に黒猫を見た。

黒猫「ふふ 可愛い子ね」

京介「だろ?」

リビングに入ると、妹様がお菓子を食べながらソファによりかかり、テレビを見ていた

桐乃「ぁ、なんでアンタがいんのよ」

黒猫「あらいちゃ悪い?ごめんなさいね、お兄さんと二人きりを楽しもうとしてたところを」

桐乃「は、はぁ!?意味わかんないんだけど…つーかこの子いるから二人きりじゃないし!///」

いつも通りの憎まれ口をたたきあいながら
黒猫と桐乃はそれでも仲が良さそうに座って談笑している。
俺は冷蔵庫から俺と黒猫の分の麦茶を入れていた。
その時、俺のズボンのすそが軽くひっぱられた。

加凛「京介お兄ちゃん、あの人誰ですか?」

京介「兄ちゃんと桐乃姉ちゃんの友達だよ
   今日、お父さんとお母さんがいないから、代わりに遊びにきてくれたんだよ
   あっちの姉ちゃんと違って優しいからいっぱい遊んでもらいな」

加凛「はい…」

そういうと加凛ちゃんは黒猫のとこに駆け寄った。



16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/29(月) 11:44:19.50 ID:B84e2QOk0

黒猫「というわけなのだから、彼や私のようにまだ現実との区別がついてる人間ならともかく
   三歳児で人格形成がこれからの時期の子に変なゲームや変な本を読ませて聞かせるのはやめなさい」

桐乃「ちっ…私は別に…そもそも変なものなんて読ませてないし」

黒猫「そんなこと言って、この子の成長に悪影響があったらあなたは責任取れるのかしら?」

そう言って黒いのは傍らにいる加凛ちゃんの頭をナデナデしていた。
何よ。何でさっき会ったばかりのコイツに懐いてんのよ。

加凛「黒猫お姉ちゃん優しくて好きーv」

はぁー気分悪っ
普段なら京介しかいない家でゆっくり過ごすはずなのに
何が悲しくて黒いのに説教されなきゃならないんだろう。

黒猫「加凛ちゃんは今日何が食べたい?嫌いなものはあるかしら?」

加凛「加凛は嫌いな食べ物ないですー。でもお母さんのコロッケが好きです」

黒猫「そう、好き嫌いが無いなんて良い子ね。じゃあ今日はコロッケでも作ろうかしら」

加凛「わーいvv」

桐乃「ちょっ!」

桐乃「ぁぁあんた!夕飯までいる気!?」

黒猫「不服そうね。兄さんに頼まれてるのよ。
   あなた達じゃロクなご飯作れないでしょう?加凛ちゃんが可哀想よ」

桐乃「兄貴はわりと料理できるからお呼びでないっつーの…」

京介「いいじゃねえか桐乃 第一俺、コロッケ作れねーしww」

桐乃「ちっ!使えねー…」



17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/29(月) 12:05:06.47 ID:B84e2QOk0

京介「じゃあ桐乃、加凛ちゃんの面倒見ててくれよな」

桐乃「何で私が…留守番なのよ」

黒猫「あなた達兄妹は色々と抜けてるから、おつかいは任せられないから私が行くのよ」

桐乃「そうじゃなくて、なんで京介まで行くかっつってんだけど、そいついらなくね?」

京介「は?俺達の為に飯作ってくれる黒猫一人に買い物行かせる気か?」

桐乃「………じゃぁ…私が黒猫と行く」

京介「はぁ…それでいいなら別にいいけどよ」

黒猫「いいんじゃない?」

加凛「わぁーいv 京介お兄ちゃんと一緒~」

京介「よしよしお姉ちゃんが買い物行ってる間、お兄ちゃんと遊ぼうなー」

桐乃「ちょっと待てぇ!!」

京介「いでででで!!!」

そういうと妹様は加凛ちゃんの頭を撫でようとした俺の腕を掴み
半端無い握力で締め上げた

京介「なんだよ!」

桐乃「私が残る」

京介「は?」

桐乃「私が残ってやるって言ってんのよ!文句ある!?」

京介「いやいやいやいや だってお前さっき」

桐乃「うるさい さっさと行けば それでさっさと帰ってきなさいよ」

俺は黒猫と顔を見あわせ、お互いため息をついた

黒猫「いいんじゃない…」

京介「へぇへぇ…」

相変わらず訳のわからん奴だ。

京介「じゃあ行ってくるけど、ちゃんと加凛ちゃんと遊んでやれよ あと変な事するなよ」

桐乃「はあ?その言葉、そっくりそのままアンタに返したいんだけどっ」

京介「加凛ちゃん、お兄ちゃんすぐに帰ってくるからね。お姉ちゃんをよろしくな」

加凛「………はぃ…」

寂しそうな顔をする愛妹…兄貴が出かけるだけで寂しそうな妹ちょーかわいいぜ!
並んで俺達を見送る二人の妹を比べると、
どれだけうちの実の妹の可愛げの無いかが浮き彫りになるようだ。
ドアを開け、「いってきます」と黒猫と出る俺に対し、妹様はまた待ったをかけた。

桐乃「寄り道すんなよ 買うもの買ったら早く帰ってきなさいよ
   私の友達に手出したら許さないから」

いちいちうるせえな…

京介「イライライラ……」

京介「へぇーへぇー!女王様」

バタン!

桐乃「…………」

加凛「…………」



20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/29(月) 19:50:35.83 ID:B84e2QOk0

桐乃「ねえ」

加凛「は、はい」

桐乃「遊びたい?」

加凛「……ぃぇ…」

桐乃「そ、じゃあ大人しくテレビ見てるよ」

私と加凛ちゃんはリビングのソファに腰をかけ
しばらく無言でテレビをじっと観ていた

加凛「」

桐乃「あのさ」

加凛「はい…」

桐乃「この際 はっきりしとこうと思うんだけど」

加凛「はい?」

桐乃「京介にもうひっついちゃダメだよ」

加凛「どうしてですか?」

桐乃「」

加凛「?」

桐乃「…しょうがないわね」

ガチャッ



21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/29(月) 20:05:05.10 ID:B84e2QOk0

ダダダッ!

私は断じて三歳児に嫉妬してるわけじゃないんだから…
ただ、あの変態の毒牙にかからないように予防してあげるだけ…
その為に私は部屋から例のブツを持ってきて見せてあげた

桐乃「じゃーん!!!」

加凛「わっ!…な、何???…」

桐乃「京介とデートした時のプリクラ!」

桐乃「あとこれ、京介とクリスマスデートした時のプレゼントのピアスv
   いい~でしょ~」

加凛「」

桐乃「ふへへへ…どう?」

加凛「」

桐乃「もう察しはついてると思うけど、私、京介とは結婚の約束してるの」

加凛「えー!? 嘘よ!!!」

桐乃「ウソじゃねーしwwwwww ほれほれwwwwww」

そういって私は加凛ちゃんの顔をプリクラでぽんぽん叩いて見せ付けた

加凛「ブチッ!!!」



22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/29(月) 20:20:58.37 ID:B84e2QOk0

ゴゴゴゴ………

加凛「お姉さん!!!」

桐乃「ビクッ」

桐乃「な、なに?」

加凛「馬鹿にしないで 加凛だってそこまで馬鹿じゃないんだから
   兄妹で結婚できないなんて知ってます つか超、うざい!」

桐乃「はぁー?できるし!」

加凛「できねえし!この家来た時から思ってたんだけど
   そもそもあなたは完全に頭イっちゃってます!
   今まではお父さんの言いつけと京介お兄ちゃんの前だったから言わなかったけど
   きもきも言ってるあなたが明らかなきもきもです!」

桐乃「ブチッ  あーそー へぇ そーう! それがアンタの本性?へぇ~」

加凛「だいたいお姉さんが本当のこと言ってるかどうかなんて
   京介お兄ちゃんが帰ってきたら聞けばいいですしね」

桐乃「悪いけど、この話、私と京介だけの秘密だからまだ誰にも話してないの
   だから言ったって京介ならしらきると思うわよ」

加凛「絶対 ウソですよね?」

桐乃「ウソじゃなっつの」

加凛「そもそも日本の法律じゃ結婚できません」

桐乃「あんた本当に三歳?…あのね、日本じゃ無理でも海外なら結婚できるのよ
   パパやママに聞いてみな おちびちゃん?」

そう見下して言いながら桐乃お姉さんは私の頭をぽんぽんと軽く叩いた。
京介お兄ちゃんに頭を触られるのはすごく嬉しいけど、
この人はなんか嫌いです。

加凛「さ、触らないでください!」

桐乃「な! ちっ!」

桐乃「とにかく!私と兄貴…京介との仲に入ってこないで!
   普段は周りに悟られないように仲悪そうなフリしてるけど
   本当はちょーー!ちょーーラブラブなんだから!わかった?ねえ!わかった?返事は?」

加凛「イラッ」



23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/29(月) 20:37:30.44 ID:B84e2QOk0

夜道

京介「ちょっと遅くなっちゃったかもな…」

黒猫「ええ あの子たち お腹すかしてるでしょうね」

京介「だな…料理、俺も手伝うよ」

黒猫「あらそう? ありがとう…」

京介「」

黒猫「」

京介(元カノと買い物帰りの夜道…思ったより気まずかったな
   …なんか良いムードになってしまってる気がするし…)

黒猫「ねえ…」

京介「ん?」

黒猫「まるで、夫婦みたいね」

京介「ばっ!ななな 何言って!!///」

黒猫「ふふ 冗談よ」

京介「たくっ…冗談かよ…でも家に帰れば腹ペコのガキ共がいるって思うと
   そういう錯覚に陥るのはよくわかるぜ」

黒猫「錯覚…ね…そうねww」

京介「っと…ついたな。」

ガチャ

京介「ただいま」



24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/29(月) 20:55:54.17 ID:B84e2QOk0

京介「?」

黒猫「騒がしいわね」

京介「遊んでんのか?」

リビングから怒鳴り声にも似た桐乃達の声が玄関まで聞こえてきた


加凛「私なら何の問題もなく京介お兄ちゃんと結婚できますが あなたは問題あります!」

桐乃「年齢的にあんただって無理よ わかってんの?馬鹿じゃん?」

加凛「恋愛に年なんて関係ないってお母さん言ってましたよ!
   カトちゃんだって最近年の差婚しましたよ!
   でも兄妹だと関係なくないです!法律的な問題です!」

桐乃「それこそ愛でなんとかなるっつーの 国家なんて恐くねーし!
   つかカトちゃんとかどうせ○○○目当てだしwwwwww
   あんた三歳だから全然社会のことわかってないじゃん!」

加凛「仮にお姉さんの言うことが本当だとしても 加凛の方が京介お兄ちゃん大好きです!
   あとカトちゃんを侮辱しないでください!!!」

バフッ!!

桐乃「ぐえっ…よくもやったわね!この私にクッション投げで勝てると思ってんの!?
   カトちゃんはどうでもいいけどさあー!私の方が京介のこと大大だーい好きだっつーの!!」

バフッ!!

加凛「けほっ…ぅぅ…このっ この!私の方が大大大大大好きです」

桐乃「私の方が大大大大大~」

加凛「私の方が大大大大大大大~」

ガチャ

桐乃 加凛 「お兄ちゃん大好きダー!!!!」

京介「」

黒猫「」

桐乃 加凛 「あ」



25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/30(火) 01:25:02.21 ID:UlB127Ky0

京介「なんだこれ…」

そこは嵐が通った後のような惨状になっていた。

加凛「ふぇ…ぅぁああぁああぁあー お兄ちゃぁん」

桐乃「あ!ずるっ!!!」

加凛ちゃんが泣きながら俺に抱きついてきた

京介「よしよし…どうした?桐乃の姉ちゃんにいじめられたのか?」

加凛「ぅ…ぅぅ…こわかったよ…」

桐乃「はぁ?怖い?よく言うわよ!ちょっと騙されんじゃないわよ
   その子、それで猫かぶってるから」

京介「いいかげんにしろ桐乃!」

桐乃「なっ」

黒猫「あなた…まさか三歳児に嫉妬してるんじゃないでしょうね」

京介「ばっ ばかじゃねえのか!/// 俺にとってはお前だって大事な妹だから…その…なんだ」

桐乃「げっ…(今の聞かれてた!?)」

加凛「」



26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/30(火) 01:42:46.12 ID:UlB127Ky0

桐乃「ば、馬鹿!るっさい!私が嫉妬? は!じょーだんじゃなーいわよー!」

黒猫「盆暮れか」

桐乃「何でアンタに…アンタなんかにこの私が!
   今のは、その子がアンタと結婚するとか無理なこと言ってたからからかってやってたのよ!///」

黒猫「そのわりには部屋はめちゃくちゃだし、兄さんとのプリクラまで持ち出してて
   必死さが恐ろしく垣間見えてしまうのだけれど考えすぎかしら」

桐乃「黙れ!」

加凛「京介お兄ちゃん…桐乃お姉ちゃんが私とお兄ちゃんは結婚できないって言うんです…」

京介「いや、そんなことはないんだぞ加凛ちゃん ヨシヨシ」

加凛「えへへー 嬉しい…」

桐乃「イラッ」

加凛「あと…京介お兄ちゃんと桐乃お姉ちゃんは結婚の約束してるから
   ちょっかい出さないでとか言ってたけど本当な
桐乃「あーーあーーーあーーーー!!!」

黒猫「」

京介「桐乃よ…嘘はいかんぞ嘘は」

加凛「やっぱ嘘じゃん(ケロッ☆)」

桐乃「嘘じゃねえし!」

京介「いやいや完全に嘘じゃねえか」

桐乃「ちっ…もういい!」ダダダ!!!

そういって妹様は自室に引っ込んでしまった。

黒猫「めんどうくさい性格ね、あなたの苦労がよくわかるわ」

京介「だろ…」

加凛「フンwwwwwwww(ザマぁですww)」



27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/30(火) 02:12:03.41 ID:UlB127Ky0

その後、俺は黒猫と加凛ちゃんと一緒に晩飯をとり、
黒猫を見送りしていた。

黒猫「一人で帰れるからいいわ」

京介「いいのか?何か本当色々ありがとうな…
   この礼はまた今度するからな」

黒猫「期待せずに待ってるわ」

加凛「猫のお姉ちゃん、ありがとうございました また遊ぼうね」

黒猫「ええ、また遊びましょう。」

黒猫「それより、あの子は大丈夫なの?」

京介「問題ねーよさっき飯は部屋に持ってったしな」

黒猫「それもそうだけど、それよりも、
   あれは三歳児と本気で喧嘩する低レベルな子なんだから
   少しは気にかけてあげないともっと酷いことになるかもしれないわよ」

京介「そうか…そうだな わかった 気にしとくよ」

黒猫「それじゃあ」

京介「ん じゃーな」



28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/30(火) 02:56:35.78 ID:UlB127Ky0

桐乃の部屋

桐乃「ひぁあぁぁああー!!!やばいやばいやばい!!」

桐乃「聞かれてた…どこから?
   この私が兄貴好きとか叫ぶとかありえないっつうの!!」

桐乃「もう なんなの…! あの子が来てから変なことになって…」

桐乃「………よし、追い出そう」

コンコン

桐乃「! わっ… な、何?」

京介「あー俺だ 入るぞ」

ガチャ

京介「加凛ちゃんは今日は俺の部屋で寝かせるからな
   あと風呂わいたから早く入れよ 加凛ちゃんを早く入れてやって9時に寝かさないといけないからな」

桐乃「は、はあ?あんたの部屋で寝かす!?(この私でもしたことないのに!?)」

桐乃「つか。風呂もあんたが入れるの?き、きも!![ピーーー]ロリコン!!」

京介「馬鹿言ってんじゃねーよ 三歳だぞ 三歳」

桐乃「私が三歳の頃は一人で入ってたわよ!あの子も一人で入れるでしょ!過保護すぎてむしずが走るんですけどっ」

京介「預かってる子だから過保護にもなるだろ。
   ていうかおまえが三歳の頃は親父やお袋と風呂入ってたぞ ハッキリ覚えている」

桐乃「!!!……じゃあ私が入れるから」

京介「おまえにはまかせられん、絶対に俺が入れる」

桐乃「じゃ、…じゃあ…私も入る!!」

京介「はあ!?」

桐乃「勘違いしないでよ!? 加凛ちゃんにもしものことがあったら向こうの両親に迷惑かかるでしょ!
   妹萌えゲームばかりしてるアンタが幼女に手を出さないように見張ってやるのよ!」

京介「いやだっておまえ…」

桐乃(私ですら兄貴と一緒にお風呂なんか……先に入られるなんて許せない!!!)



29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/30(火) 03:30:19.26 ID:UlB127Ky0

加凛「えー 何でお姉さんまで入るんですかー」

桐乃「何よ 何か文句あるわけ? 悪いけど、うちらしょっちゅう
   一緒にお風呂入るとかしてるから 調子乗んじゃないわよ」

京介「おい またおまえう゛ッそ……げほっげほっ
桐乃「黙れ」 

妹の拳がみぞおちに入った

加凛「はいはい すごいすごい」

京介(こいつら 何でこんなに仲が悪くなってんだよ…
   加凛ちゃんが来た頃はデレデレだったくせに…)

脱衣所

京介「おい…おまえ一緒に入るのはいいが、せめて水着着けるとか…///」

桐乃「はあ?いつもそんなの着けずに一緒に入ってんじゃん
   今更恥ずかしいとか意識しちゃって きんもっww
   まあ、今日は部外者いるしね、そんなに恥ずかしいならタオル巻いてあげるわよ」

京介(もうつっこむのはやめよう…疲れた)

京介「じゃあ加凛ちゃん、脱ぎ脱ぎしような~脱ぎ脱ぎ」

加凛「フフン♪ 加凛…ちょっと恥ずかしいです///」

京介「か~ぁぃぃ~///」

桐乃「うわっ きもっ」

桐乃(つか…何よ…自分で脱げるくせに…兄貴に脱がさせるとかムカつく)

京介「よし じゃあ俺も脱いで…入るか」

桐乃(わわ…/// 兄貴が裸…/// やばいっ 想像以上にやばい!!…でも…)

桐乃「ちょっ!待って!脱げない!」

京介「は?」

桐乃「ブラが…はずれない…ぬ、脱がせて」

京介「ふ、ふ、ふざけんな!!/// 自分で脱げるだろ!!///」

桐乃「あ、あんた馬鹿?脱げないから頼んでんじゃない
   かか…加凛ちゃんにはできて ぃぃ妹の私には…できない…わけ?///」

京介「おまえ…何か張り合ってんのか?…」

桐乃「別に 早く…してよ… 変に触ったらコロスから」

京介「たく……つか…ブラなんてはずしたことねえよ…」

京介(妹とはいえ、女のブラをはずすとか変な感じだな…)

桐乃「ちょ、ちょっと何モタモタしてんのよ!長い…長い!」

京介「仕方ないだろ!ブラはずすなんて初めてなんだよ!
   こうか?ここを…こう引っ張るのか?」

桐乃「は…ぁ…///」

桐乃(兄貴の指が背中に当たる…/// つか胸を後ろから引っ張られてる感じする…///)

京介「よ、よし、外れたぞ桐乃、」

桐乃「こ、この変態!!!」 バチン

京介「えー…」(何でビンター!?)

加凛「自分で脱げたくせに お兄ちゃん可哀想…」



30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/30(火) 04:06:39.24 ID:UlB127Ky0

風呂場

加凛「えへへーお兄ちゃん、お体 洗ってくれてありがとう」

京介「いんだよーvvv」

桐乃「おい、チビ。あんた自分で洗いなさいよ。
   いつまでも甘えてられると思ったら大違いなんだから」

京介「なんでお前は三歳児にそんなイジワルなんだ」

京介「よし、じゃあ洗ったし、湯船で一緒に100秒数えて出ような」

加凛「は~い♪」

桐乃「ちょ ちょっと待て!」

京介「んだよ今度は…」

桐乃「アンタ忘れてない?」

京介「何が」

桐乃「わ、私の方も洗ってよ…///」

京介「無理だ」

桐乃「あんた 部外者にできて 私にできないってどういうこと!?」

京介「どうもこうもねーよ!そんなの変だろうが///」

桐乃「変じゃねーし!アンタ私の兄貴でしょ!
   義妹にできて私にしないとかありえないから!ふざけんな!」

京介「な……わ、わぁったよ…背中だけだぞ」

桐乃「せ、背中だけって………ぁ、当たり前じゃん…///」




31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/30(火) 04:11:42.81 ID:UlB127Ky0

桐乃は俺に背を向けて巻いていたタオルを取り。
イスに座った。

桐乃「」

京介「」

ゴシゴシゴシ

京介(何をしてんだ俺は…つか、すぐ目の前に妹の裸体があるとか…
   これ何のエロゲー?
   心無しか…横でお湯に漬かって数を数えてる加凛ちゃんからの冷ややかな視線を感じるぜ…)

ゴシゴシ

京介(それにしても…さすが読モの妹…こう…女らしく腰もくびれてんだな…)

桐乃「ねぇ…///」

京介「な、なんだ」 (変な事考えたことバレたか!?)

桐乃「ありがとう…」

京介「ぁ…ああ…任せろ……じゃあ、流すからな。」

そう言って俺は桐乃の頭上に置いてあるシャワーヘッドを立ち上がって取ろうとした
その時、今まで気付かなかった桐乃の前にある鏡に気がついてしまった。
鏡越しに妹の裸体がそこには映っていた。

京介「な゛! わ……」(妹の…妹様のパイオツが丸見えじゃねーか!!)

京介(や、やべえ! 見るな俺!)

しかし理性と相反して下半身の息子様は起き上がってしまった。

京介(くそ!妹に反応してる俺って…!!これじゃ本当に変態じゃねえか!)

桐乃「?……ねえ、早く流してよ 何して………っ!」

なんとなく様子がおかしいと思った妹様がこっちを振り向いた。
その刹那、俺の腰に巻いていたタオルが息子の起き上がりと共にハラリと落ちてしまい…
振り向いた妹様のほっぺにそれが突き刺さってしまった。

桐乃「な…な…な……わなわなわな…///」

加凛「87~88~89~」

京介「……すまん」

京介(やべえ 俺氏んだ。)

桐乃「この変態ぃぃいいいいい!!!!!」

どががががががが!!!だん!

俺は妹様にボコボコに蹴られ、風呂場から追い出された。

加凛「99ー100~ じゃあお先ですー」

桐乃「ふん、」

ガラガラガラ

加凛「お兄ちゃーん ちゃんと100数えましたー(棒読み)」

京介「……そか」

少し加凛ちゃんの目から軽蔑の感情が見えてしまった瞬間である。



38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/30(火) 21:36:07.42 ID:UlB127Ky0

午後9時

加凛「京介お兄ちゃん 加凛眠くなってきました」

京介「そっか、お兄ちゃんのベッド使っていいよ
   加凛ちゃんが寝るまで側にいてあげるからね」

加凛「えへへー ねぇお兄ちゃん」

京介「ん?なんだい」

加凛「一緒に寝てくれませんか?」

京介「えっ…(まだ9時だしなー…でもせっかく愛妹からの頼みだしたまには早寝も悪くないか)」

京介「わかったよ 一緒に寝るか~vv」

加凛「わーいvv」

ガチャ

ベッドにもぐりこもうとした時、ノックも無しに俺の部屋のドアが開いた

京介「お?」

桐乃「ちょっと あんた」

京介「なんだよ…つかノックしろ」

桐乃「こい」

京介「ちっ…… 加凛ちゃん、すぐ戻るからちょい待ちな~」



39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/30(火) 21:38:14.14 ID:UlB127Ky0

廊下

京介「なんだ」

桐乃「…///」

京介「おい」

桐乃「あのさ」

京介「ん」

桐乃「あの子と寝る気?」

京介「ああ 別にいいだろ」

桐乃「よくないし」

京介「なんでだよ」

桐乃「」

京介「?」

桐乃「私、あんたと一度も一緒に寝たことないんだけど」

京介「知ってるけど」

桐乃「…///」

京介「ん?」

桐乃「」

桐乃「私もアンタの部屋で寝るから」

京介「え?」




40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/30(火) 21:39:32.33 ID:UlB127Ky0


京介「ば、ばかやろう!!/// ダメだろ」

桐乃「何で部外者がよくて実の妹の私じゃダメなのよ」

京介「実の妹だからダメだろ」

桐乃「はあ?血は繋がってないからあのチビがいいわけ?うわっ 引くんですけど~」

京介「そうじゃねえよ…」

桐乃「あんた実の妹に意識し過ぎじゃない?ゲームし過ぎで脳みそ腐った?」

京介(おまえがさせたんだろ…つか…まさか)

京介「まさかおまえ……そんなに俺のこと…(本気で加凛ちゃんにやらしいことする変態だと思って監視するつもりか?)

桐乃「な!ば、ばかじゃん?/// 何で私があんたのことで嫉妬して…お兄ちゃん取られて寂しいな~なんて思うのよ
   そんなわけないでしょ? やだやだ、これだからゲーム脳はさー…勘違いしないでくれる?」

京介「いや、何でそういう発想になるんだ」

桐乃「は?」

京介「俺はおまえが俺の事を本当にロリコンで加凛ちゃんに何かするって…
   そんなに信用できないのか?と聞こうとしたんだが」

桐乃 カーー/// 「ばっ! わ、わかってるわよ!そーよ!見張ってやるのよ!
         あんた、マジで信用できないから」

京介「おまえなぁ…三歳児に手を出すほど落ちぶれてねえよ…」

桐乃「あんた 風呂場で私に何したか忘れたわけじゃないでしょうね?」

京介「いや…あれは……その…すまん……」

桐乃「妹のほっぺに…その…あてがう変態野郎を…信用できるわけ…///
   そりゃ加凛ちゃんが見てなけりゃ…私だってしてあげても…ゴニョゴニョ…」

京介「ん?」

桐乃「とにかく!拒むってことは、加凛ちゃんに私にしたみたいなことしようとか考えてるってことでしょ」

京介「ちげーよ」

桐乃「もしこれ以上拒むってんなら、お父さんに風呂場であんたが私のほっぺに
   汚いものをあてがってきたこと 報告するから!」

京介「やめろ!いややめてくれ!大事件だ!殺される!!」

桐乃「じゃぁ 監視させなさいよ いやらしい事するつもりがないならできるでしょ?」

京介「……くそ……わかった」

桐乃(ふへっ…♪)



41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/30(火) 21:43:01.89 ID:UlB127Ky0

桐乃(フフ~ン♪京介と添い寝、添い寝~/// デヘッデヘヘヘ…)

京介「じゃあ布団とってこいよ」

桐乃「え…な、何言ってんの あんたのベッドで寝るに決まってんでしょ///」

京介「無理だってマジで」

桐乃「布団かぶってもぞもぞされたらイタズラしてないなんてわかんないし当然でしょ。
   これ以上文句あんなら お父さんに

京介「わーかったよちきしょー!」(くそぅ…弱みを握られちまった…)

桐乃「あ、あと。」

グイ

京介「まだ何かあんのか」

桐乃「加凛ちゃんには私達がいつも一緒に寝てるってことにしてよね」

京介「意図がわからん」

桐乃「いいから! そういう事になってんのよ
   今更 見得張ってるなんて思われたくないし、恥かかせないでよね…///」

京介「なんでおまえは三歳児に張り合ってんだ」




42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/30(火) 21:46:44.13 ID:UlB127Ky0

京介の部屋

加凛「どうしてこうなったんですか お兄ちゃん」

京介「ごめん…」

桐乃「は?悪いけど、私、京介とはいつもこうやって寝てるんだけど
   自分だけ特別だと思った? さっぶーwwww 残念でしたー」

加凛「京介お兄ちゃん ごめんなさい。私、キレちゃいそうです」

京介「ちょっ 落ち着こうね 加凛ちゃん、何かさっきまでと雰囲気が違うし…
   気持ちはわかるけど、こっちの姉ちゃんはいないもんだと思ってさ」

加凛「ムカムカして寝れません」

桐乃「ワガママ言うんじゃないわよチビ いい?
   コイツは私の兄貴であって、あんたのお兄ちゃんじゃないの
   一緒に寝てあげてるだけでもありがたく思えば?」

京介「桐乃おまえ……どんどん残念な奴になってるぞ」

桐乃「ほっぺ、お父さん」

京介「うぐっ…」(このやろう…)

今、俺は桐乃と加凛ちゃんに挟まれてベッドで寝ている。
まだ明かりが無いと暗くて寝れない加凛ちゃんの為に机の電気スタンドだけつけっぱなしにしているので
二人の顔はよく見える。
俺のわきから二人の妹は激しいニラミをきかしあっていた。

京介(なんだよこの状況…普段寝る時間じゃないせいもあるが…
    全く寝付ける気がしないな…)



43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/30(火) 23:40:50.40 ID:UlB127Ky0

京介(それにしても桐乃のやつ…今日はえらくベタベタしてくるじゃねえか)

桐乃「あんまり調子乗ってるとアンタのパパやママに
   おたくの娘さんは人の物を取るのが好きなんですねってチクるよ」

加凛「言ってる意味が三歳児の加凛には全くわかりませんが
   ものすごく侮辱されてる気分です」

桐乃「何が三歳児よ。アンタと話してると全く小さい子と喋ってる気しないんだけど
   年齢詐称してんじゃないの?」

加凛「それはあなたのレベルが元々低いから そう錯覚してるだけです」

桐乃「ちっ クソガキが…」

と、人の寝てる胸の上で顔を乗せて喧嘩する妹達…

京介(すげー…ドロドロしてるな…桐乃も多分、本当は俺とこんなにくっつきたくないんだろうが
   加凛ちゃんへ嫌がらせする為に必死なのか…なんて奴だ…)

京介「なあ 桐乃 もう少し仲良くしてやったら?」

桐乃「無理」

京介「おまえ、加凛ちゃん来た時は 妹ができた って喜んでたじゃねえか」

桐乃「今は敵」

京介「なんで」

桐乃「うっさい」

京介(この妹様の考えてることはよくわからん)



44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/30(火) 23:54:09.07 ID:UlB127Ky0

加凛「お兄ちゃん…」

京介「ん?なに? 加凛ちゃん」

桐乃「つかお兄ちゃんて言うな こいつは私の兄貴であってあんたのおにっ

加凛「このままじゃ寝不足になっちゃいます」

桐乃「無視かよ」

京介「そうか…困ったな…じゃあ お兄ちゃんが桐乃のお姉ちゃんが見えないように
   だっこしてあげるからな」

桐乃「ちょ…あんた…」

俺は桐乃に背を向けて愛妹の加凛ちゃんを抱きしめてやった

加凛「ふやぁ~/// あったかいですー京介お兄ちゃん好きーvvv」

京介「これで寝れる?」

加凛「はいv」

京介(かーぁいい~vvv)

桐乃「ねぇ ねぇってば…」

後ろで実の妹が俺の背中を引っかいたり、引っ張ったりしてくる。

京介「この時間に寝かせてやらなきゃいけねえんだ
   邪魔すんな」

桐乃「何よ…何よ…ロリコン…変態…ぼけ…しね…カス…きもい…

考えうる俺への悪口をぐだぐだ言いながら消え入りそうな
声でずっと背中に張り付いている妹

京介(無視 無視)

桐乃「シスコン…キモオタ……ねぇ…無視すんな馬鹿…DT…エロガッパ…

京介「」

桐乃「~~……」

京介(お?寝たか?)





45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/31(水) 00:07:58.07 ID:QyTKcQdp0

数分経過

可憐「んふゅ~…お兄ちゃん…むにゃ」

京介(寝言かわい過ぎだコレwwww)

京介(加凛ちゃんはもう寝たみたいだな)

しばらくして、後ろの静かになった妹様が気になった

京介(桐乃ももう寝たのか…?)

チラっと後ろを見ると

桐乃「ずっ …グズ…」

京介「お?」

妹様が俺の背中に頭をうずくめてまだボソボソ何か言っていた

京介(まだ起きてんのかよ)

ふと、今日、黒猫に言われたことを思い出した

~~~~
黒猫「少しは気にかけてあげないともっと酷いことになるかもしれないわよ」
~~~~

もし女王気取りの妹様を無視し続けて明日の朝、
怒りが爆発したら最悪に寝覚めが悪くなる。
意を決して、話しかけてみることにした。

京介「桐乃」

桐乃 ピクッ 「…何?」

京介「その…無視して悪かったな」

桐乃「今更遅い 絶対に許さない」

京介「なっ」 (言い過ぎだろ)

桐乃「ねえ」

京介「なんだ?」

桐乃「その子寝た?」

京介「ああ だから静かにしてやろうぜ」

桐乃「……じゃあ、交代」

京介「え」

桐乃「……して…」



46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/31(水) 00:24:15.89 ID:QyTKcQdp0

桐乃「だっこ…」

京介「何? なんだって?」

桐乃「ちっ あんた兄貴でしょ…妹の言う事は、ちゃんと一回で聞け…」

京介「いや……まさか だっこって言ったのか?」

桐乃「聞こえてんじゃん 何で聞こえてないフリしたの?ムカつく…」

京介「」

桐乃「ねぇ」

京介「ぁ、ちょっと待て」

京介(なんだ?どういうことだ 解釈を間違えたら大変なことになるぞ…
   ただでさえ横で加凛ちゃんが寝てるんだ…
   桐乃の逆鱗に触れて騒ぎにはできない…とはいえ…)

京介「おまえ…まだ加凛ちゃんに対抗意識燃やしてんのか?
   もう加凛ちゃん寝てんだから そういうの意味ねーと思うけど…」

桐乃「」ボソッ

京介「ん? ボソボソと言ってたら聞こえねって…
   待てごめん! 叫ぶなよ…もう一回だけ聞かせてくれ わるい…」

桐乃「わ、私だって、寝てる子いる横で叫ぶみたいな空気読めないことしないし…起こしたくないし」

京介「そうか、すまん で?」

桐乃「妹が、してっていったら しなさいよ。 それが兄貴でしょ」

京介「俺はおまえの奴隷かよ」

桐乃「寒い」

京介「え?」

桐乃「寒いから 私にも同じようにしろつってんのよ」

京介「」

桐乃「」

京介「怒らない?」

桐乃「怒んないから…早く」

京介「」(こいつ俺の事嫌いじゃねーの?)

京介(言う事聞かなくて明日、キレられるよりマシか)

京介「わぁったよ」

俺は加凛ちゃんを優しく腕からはずし、
桐乃の方に寝返った。



47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/31(水) 00:39:41.96 ID:QyTKcQdp0

京介「てお前…ちょっと泣いてね?」

俺がそう言うとすぐに桐乃は顔を下に伏せた。

桐乃「は? 泣いてねーし」

京介「ほんとか?」(顔に涙のあとがあったような気がしたけど)

桐乃「だから泣くとか意味わかんないんだけど、馬鹿じゃん?」

京介「まあ…そうか」

桐乃「早く 寒い」

京介「ああ…じゃあ…失礼しまーす」(むしろ体ほてって暑い気もするが)

ハグっ

桐乃「!…///」

京介「」

桐乃(京介…良い匂いする… やばっ…///)

京介(こいつ良い匂いするな… つか俺何してんだ…)

京介(こんなところ親に見られたら殺されるな…
   つか、明日から桐乃と気まずくならねえか…これ)

桐乃「でもね…」

京介「へ?」

桐乃「さっきの話」

京介「さっきの話?ああ、泣いてたって?」

桐乃「泣いてはないけどさ…でもね…」

京介「うん?」

桐乃「背中向けられて、別の妹を大事にされて
   無視されてる女の気持ちわかる?」

京介「」

桐乃「傷付いてるんですけど」

京介「えっ マジで」

桐乃「マジで」

京介「わるい…俺、どうすればいい?」

桐乃「自分で考えれば?」



48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/31(水) 00:58:22.22 ID:QyTKcQdp0

京介(こいつ…マジで三歳児に嫉妬してたのか?
   兄貴取られたから?え?そういうキャラ?)

桐乃「」

京介(どうしよう…とりあえず撫でてみるか)

ナデナデ

桐乃「ふぇ…/// ぁ…ぅ…」

京介(違ったか?…)

桐乃「わ…わかってんじゃん…へへ…/// にへへ…///」

京介(おっ 正解だ)

京介「ふっ当然だ 何年おまえの兄貴をやってきたと思ってる」

桐乃「調子のんな…馬鹿……」

京介(なんだよコイツ しおらしくてたら案外可愛いじゃねーか)

桐乃「」

京介「」

桐乃「ねぇ…」

京介「ん?」

桐乃「手 止まった」

京介「えっ ずっと撫でてなきゃダメ?」

桐乃「だめ」

ナデナデ

京介(手が疲れてきたぞ…)

桐乃「ふへへへ…にひへへへ///」(兄貴の腕の中でナデナデ幸せ~)



49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/31(水) 01:11:23.92 ID:QyTKcQdp0

パタパタ パタパタ

桐乃「んん…んひひ…♪」

京介「ぉ、おい…苦しいのか?あんまり足をバタバタさせるな…
   加凛ちゃん起きるだろ」

桐乃「く、苦しくないから…」(嬉しすぎて足が浮いちゃうなんて言えない…)

京介「でも…ずっとこうしてたら寝れないしな…」

桐乃「寝れる」

京介「そろそろ暑くね」

桐乃「寒い」

京介「まだ離れない?」

桐乃「離れない」

そういうと桐乃は俺の胸の前にあった腕を
俺の首と腰に回して抱き返してきた

桐乃「離さん あんたは 私のだから」

京介「お、おい…これ以上体密着したら…
   心配しなくても、ちゃんと俺はおまえの兄貴だよ…
   誰かの兄貴になることないから安心しろよ」

桐乃「当たり前でしょ…あと、手。」

京介「まだ撫でるのか!?」

桐乃「そう…」

ナデナデ ナデナデ

京介(恋人かよ…)



50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/31(水) 01:35:13.96 ID:QyTKcQdp0

桐乃「んふ…ん…ん~…へへ…///」

京介(やべぇ…妹様の胸の感触が…)

俺は桐乃の胸の感触から、今日の風呂場での出来事を思い出してしまった。
鏡越しに見た妹の裸、俺の息子が突き刺さってしまった妹のほっぺ

京介(いかん…別のことを考えろ!…落ち着け俺!落ち着け!)

次の瞬間、妹の足が俺の足にからみついてきた

京介(何やってんだこいつ~…///)

桐乃「京介ぇ…///」

京介「な、なに…」

桐乃「呼んだだけなんですけどー…えへへへ///」

京介(いかん!可愛い!なんだこれ!)

ムクムク

京介(ぬがああ!!やばい!このままでは俺の息子が
   妹に当たってしまう…風呂場の惨劇再び!)

桐乃「! あれ……」

京介(やべえ…バレた…終わった…だがここで大騒ぎしては加凛ちゃんを起こしてしまう…
   殴るならせめて起こさないように殴ってくれ)

桐乃「…ねぇ…あんた…下…当たってる…///」

京介「…すみません桐乃さま……悪いが…
   加凛ちゃんが起きないようにやってくれないか…」

桐乃「え!?…やって…て………///」

京介「心の準備はできている」

桐乃「………///」

京介「」

ゴクリ





51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/31(水) 02:23:21.38 ID:QyTKcQdp0

桐乃「」

京介「」

桐乃「わかった…///」

京介「よし…」ゴクリ

桐乃「もぅ…変…態……///」

京介「…ん…? はぅぁあ!」

次の瞬間、妹様の手が俺の寝巻きの中に
進入し、下着の中にも入ってきた

桐乃「はぁ…はぁ…///」(兄貴の…超硬くなってる…)

京介「ちょ…おまえ…何…おふぅ!」

桐乃「風呂場の…兄貴のことだから事故かもって思ったけど…
   やっぱり…したかったんだ…素直に言えばいいのに…ばか…///」

京介(え~~~!!!)

桐乃「あんたは…私のだけど…私は…あんたのなんだからねっ…お兄ちゃん…」

京介(どちらさん!?)

妹様は俺の息子を握り、上下に扱き始めた

桐乃「はぁ…はぁ…きも…ちぃ? お兄ちゃん…きもひぃ?んふぅ…///」

京介「き、桐乃!ちょっ ちょい待て!ぉぃ ふっふはぁあ!ぁ!」

実の妹様は少し潤んでいる、うっとりとした目で俺を見つめ、
息も段々荒くし、扱く速度も速めてきた

京介「ストップ!ストップ!桐乃!まずい!」

桐乃「イきそうなの?…はぁ…はぁ…いいよ…口でしたげるから…
   妹の口の中で抜きなさいよ…この変態お兄ちゃん…♪」(悶えてる兄貴かわいい…///)

桐乃は布団に潜り込み
俺の股間から物を取り出していた

京介「ちょっと待て!ちょっと待てえ!」

加凛「ん~お兄ちゃん…どうしたですか…」

京介(加凛ちゃん!? 起きちゃったー!!)

じゅぽ…じゅぽ…

京介「ふおおお!!(何だこの感覚は!俺の息子が何かに入っている!!)」

その何かを考えるのはやめよう

京介「桐乃!待て!やめろ!まずい!ちょい!!ちょいちょいちょい!!!」

どぴゅ

俺の中から何かが抜けた…
その何かが何かも考えるのはやめよう…

桐乃「ゴクッ けほっ けほっ…」



52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/10/31(水) 02:40:15.33 ID:QyTKcQdp0

加凛「お兄ちゃん…どうかしたんです?なんかやつれてる…」

京介「ふふ…そんな澄んだ目で見ないでくれ加凛ちゃん…
   俺は最低な大人だよ…ふはははは…」

もぞもぞ…

妹様が布団から這い出てきた。

桐乃「ぷはっ…はぁ…はぁ…くさい…にがい…喉にひっかかる…
   でも……おいひ

京介「ストップ!ストップ!桐乃!言うな!」

桐乃「?」

桐乃「あ!…あんた…起きたの……ちっ…(良いとこなのに)

加凛「……何してたですか」

桐乃「べっつにー アンタが兄貴にしてあげれないことを私がしてあげてただけですけどー
   起こしちゃって悪かったわねー オチビ」

加凛「」

京介「」

加凛「お兄ちゃん」

京介「はい」

加凛「三歳児の寝てる横で…正気の沙汰とは思えないです」

京介「……はい…すみません…」

京介(泣きそうだ…)

その夜、もう一度加凛ちゃんを寝かしつけ、
俺も何かが抜けたせいか疲れてすぐに眠ってしまった。

横で妹が何かをせがんでた気がするがもう何も聞こえない
ああ、俺の手で何かしたいのか、好きに使ってくれ。
俺は寝る。

桐乃(ひどい…兄貴ひどい…先にもう寝るとか…
   私もう……) ぐずっ…

すり…すり…



70: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/01(木) 03:19:27.57 ID:dj0SlZz50

中学

桐乃「」

加奈子「桐乃」

桐乃「」

加奈子「きーりーのっ!」

桐乃「わっ 加奈子 よ、呼んだ?」

加奈子「桐乃ー なーに上の空でニヤニヤしてんだ?
    良いことでもあったかー?」

桐乃「べ、別に…ニヘヘ…///」

加奈子「き、きめぇ… ニヤニヤが抑えられてねぇ…」

桐乃「なっ だ、誰がきめぇって!?」

あやせ「桐乃 熱があるの? 顔、真っ赤だよ」

桐乃「ほんとに何でもないんだってば」

桐乃(兄貴と初めて一緒に寝た余韻に浸ってるわけじゃ……なくないか…ニヘッv)

あやせ「そう…今日、仕事入ってないよね?
    学校終わったら駅前で開店したアイスクリーム屋さんいかない?」

加奈子「おっ いいねー この寒い時期なのに大人気の店だろ?」

あやせ「うん 評判いいし」

桐乃「ごめん…ちょっと今日は用事あるんだ」

加奈子「えーっ またかよー」

あやせ「またお兄さん?」【光の無い目】

桐乃「えっ ち、違うし 何でそこでアイツが出てくんのよ」

あやせ「じゃあ 用事って?」【光の無い目】

桐乃 (こわっ……あやせこわっ…)

桐乃「家に親戚の女の子きててさ、面倒みてやんないと駄目なのよね
   かったるー て感じなんだけど」

あやせ「あ そうなんだ」

加奈子「どんな子なんだ?」

桐乃「ちょー!生意気 マジで手に負えない
    でもほっといたら無茶苦茶しかねないから見てないと大変」

加奈子「うわ~」

あやせ「ねえ、桐乃も大変そうだし、私も手伝おうか?」

桐乃「へ?」

加奈子「そうだな どんなワンパクか見てみたいし」

桐乃「いやいや!でも悪いし…」

桐乃(…でも…あやせ達がお邪魔虫を見ててくれてれば
   私は兄貴とゆっくりしてられる…かな)

加奈子「いいだろー?桐乃」

桐乃「ふへっv よし、おいで=b」

あやせ「」



72: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/01(木) 03:20:23.21 ID:dj0SlZz50

高坂家

京介「ただいまー」

加凛「京介お兄ちゃんっ おかえりなさい ニコッ」

京介「かりんちゃ~んv」(はぁ~癒されるぜ)

京介(この笑顔の前では 俺の悩みなどふっとぶ)

~~~~

桐乃「だっこして」

~~~~

京介(いや駄目だ…頭から奴が離れん)

俺は昨日の出来事を
『何かが起こったような気がするが
 その何かは目で見てないのでわからない』
あるいは
『朝起きて、全て夢だったのだ』
と、無理に解釈しようとしていた。

京介(でないと…桐乃が帰ってきた時、どんな顔すればいいかわからんからな…)

加凛「お兄ちゃん お兄ちゃん」

京介「なんだい?加凛ちゃん」

京介(ああ 愛妹と遊んでると現実を忘れられそうだ)

加凛「お勉強はしますか?」

京介「いんや、それは夜するよ」

加凛「じゃあ…加凛と遊んでくれますか?」

京介「もちろんだぜ☆」(というか三歳児で相手の都合を考える気遣いできるってすげーな)

加凛「やったーv」

京介「んじゃ~今日は何して遊ぼうかなー」

加凛「加凛ねー…昨日からハラワタ煮えくり返ってることがあるんですー」

京介「ん~?どうしたんだい?」 (ん?)

加凛「ビッチお姉ちゃんが、昨日寝るときに
   加凛にできないことをお兄ちゃんにやってあげたとか言ってましたよね」

京介「え」

加凛「あの勝ち誇った顔を思い出す度におばちゃんにもらったクッキーをボキボキに割って
   ビッチお姉ちゃんの部屋に投げ入れてるんですー」

京介「う゛お゛ぉい!大変なことになるぞ!!!」

加凛「だから…加凛にもー……

京介「ん?」

加凛「加凛にも尺八を教えてくださいっ」

京介「んー何を言ってるのかな?ww 尺八なんてうちに無いよ」

加凛「一応 オブラートに慎んで言ったんですが
   ダイレクトに言った方が良かったですか?」

京介「待て いい わかった」 (なんでやねん!!!)




73: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/01(木) 03:21:46.34 ID:dj0SlZz50

京介(くそっ なんてこった せっかく現実逃避をしていたのに
   まさか加凛ちゃんがここまで現状を把握し真摯に向き合っているとは)

加凛「じー」

京介(そんな目で俺の股間を見つめないでくれ)

京介「しかたない…少し話そう 加凛ちゃん」

加凛「え?どうしたですか?お兄ちゃん?」

京介「いいかい加凛ちゃん この際、もうキミが三歳児と想定して話すのは
   時間の無駄のようだから配慮しないよ」

加凛「そうですね」

京介「もう隠しはしない。昨日あったことは大人の男女だけが錯覚して起きてしまう
   一種の間違った行為なんだ」

加凛「」

京介「桐乃の勝ち誇った顔と言ったが、本来兄妹間では恥じるべき行為だし、
   俺もあいつの兄として厳しく指導しなきゃいけないと思っている」

加凛「ほぅ…」

京介「頭の良い加凛ちゃんならわかってると思うけど
   俺と桐乃が結婚の約束してるとかいつも風呂とか寝るのが一緒だとかは
   真っ赤なウソであって、あれはただの桐乃の嫌がらせだ」

加凛「そりゃわかってますけど」

京介「だから桐乃のやってることは恐ろしく低レベルなことだし、
   俺から見れば加凛ちゃんの方がはるかに大人だと思ってる」

加凛「うんうん」

京介「何もムカつくことないんだよ むしろその寛容な心で
   うちの馬鹿な妹を許してやってくれないか」

加凛「それもそうですね」

京介「わかってくれたか」

京介(さすが加凛ちゃんだぜ 天才並の理解力だ…)

加凛「」 ジジジジ

京介「ぬおー!!何俺のチャック開けてんの加凛ちゃーん!!!」

加凛「今のお話でお兄ちゃんがある程度 良識ある人だって見直しました」

京介「良識無い人になってたの!?」

加凛「でも、出すもん出してたら説得力ないですよね
   実際 飲ませてますし」

京介「確かに!」

加凛「モラルはさておき、あのビッチ姉が飲んで私が飲んでない既成事実がムカつくんです。」

京介「ああん!駄目! キミはそっちの道にいっちゃ駄目だぅぉーー!」

ボロン

桐乃「ただいっ ま゛」

あやせ「」

加奈子「」

京介「……やあ☆」



75: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/01(木) 03:56:46.78 ID:dj0SlZz50

京介(やあ☆ じゃねーよ…何だ 何が起こっている 現状を把握するんだ俺!)

桐乃「ぁ…あん…た…」

加奈子「げっ…」

あやせ「ひっ…」【光を失った目】

京介(今この部屋で起こっていること…
   チャックからポロリ☆をかましてしまっている俺!
   その門前には三歳児の女の子!
   そしてその光景を目の当たりにしている桐乃とその友達二名)

京介(これは……これはどう寛大に見ても…)

京介(まさに幼女を犯そうとしてる現行犯が目撃された状態!!!)

あやせ「け、警察!!! 110番しないと ぁぁ! 手が震えて…ああ!」

加奈子「ぉぉ落ち着け!まずはあの変態を取り押さえねえと!!」

京介「ちょ!ま、待ってくれ!頼む!!」

桐乃「待って!二人とも」

京介「ぉぉ 桐乃さま…」

桐乃「」

加凛「」

妹様と愛妹は一度睨みあったようだった

桐乃「兄貴…説明してみなさい 事と次第によってはコロスけど。」

京介「せ 説明…そうだな…説明する…」

京介(どうする…昨日の事情を知る桐乃ならある程度 現状を理解してくれてるのだろうか
   だが、ここで俺が本当のことを言ったところで後ろの二人は信じるか?
   何より…せっかく見直してくれた加凛ちゃんを売るなんてお兄ちゃんとしてできねえ…
   …かといって……下手なことを言えば携帯を構えているあやせに通報されちまう…)

桐乃「どうしたの…早く説明してみなさいよ」

京介「じ…実は… さっき…トイレから帰ってきてな…
   社会の窓はおろか…自分の物までしまい忘れていたんだ…
   つまり…これは 事故だ……」

桐乃「」

あやせ「」【光を失った目】

加奈子「」

京介「ほ 本当だぞ…」(我ながら苦しい言い訳だ……駄目…か…)



76: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/01(木) 04:31:53.88 ID:dj0SlZz50

あやせ「許せない」【光を失った目】

京介「ぐっ」

あやせ「まだ何もわからない三歳の子にしようとしたこと…
    その罪から逃げようとすること…[ピーーー]しかない……
    こんなクズが桐乃のお兄さんなんて!!」【光を失った目】

涙を浮かべ、とてつもない憎悪と軽蔑の表情で俺を見る
俺の…ラブリーマイエンジェルだった女の子…終わった

桐乃「」パシッ

あやせ「!!!」

京介「ぉ…」

桐乃が通報しようとしたあやせの携帯を閉じさせた

あやせ「桐乃!こんな状態でもお兄さんを庇うの!?
    もう我慢できない!あの人はもう人間じゃない!ゴミ虫以下よ!」【光を失った目】

桐乃「わからない…でも…… よく…あるから」

あやせ「え」【光を失った目】

京介「え」

桐乃「この糞変態兄貴……家の中だとマジでたまにしまい忘れて歩いてるから…
   本当に事故……かも…」

京介(桐乃……おまえ……庇ってくれるのか…)

あやせ「う、ウソよ…」【光を失った目】

加凛「京介お兄ちゃんは私に何もしてないです」

あやせ「え?」【光を失った目】

京介(加凛ちゃん…)

加凛「加凛もさっきお兄ちゃんがトイレから帰ってきて、気付いたところなんです
   注意したら 慌ててしまおうとしてくれました」

空気を読んだ三歳児

京介(ああ マジ天使だ おまえら…)

あやせの目には序所に光彩がともり始め、
ジェノサイドモードが解除されていった

あやせ「……そう…ですか…」

京介「し 信じてくれたか」

ほっと胸を撫で下ろす俺

加奈子「つかどーでもいいけどよ いい加減その汚いのしまえや ポロチン野郎」

京介「グサッ」


この日から、俺はよく自分の物をしまい忘れる

『ポロチン野郎』『ポロチン兄貴』『ポロチン兄さん』

という不名誉なあだ名がついてしまった。死にたい。



82: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/01(木) 22:10:52.42 ID:dj0SlZz50

あれから2時間ほど経過したのか。
いつぞやのように家から隔離される俺。
つまり、閉め出されている。
このゴミ虫並の扱い…普段の俺ならキレて抗議するとこだが
今日は色々としょうがないな…
庭の縁側に座り、夕焼けを遠い目で見ていると、家のドアが開いた。

ガチャ

加奈子「じゃーなー」

あやせ「おじゃましました」

加凛「バイバイお姉ちゃん!」

加奈子「おぅ!またなー」

あやせ「本当に加凛ちゃんは礼儀正しくて良い子だね」

桐乃「だから猫かぶってんだって こいつ」

玄関で仲良く談笑してる妹とその友達
寂しそうにその光景を見てる俺。目があっちまった

加奈子「あ ポロチン野郎 こっち見てんぞ」

あやせ「桐乃 本当に気をつけてね」【光彩の無い目】

桐乃「大丈夫だってww」

そうやって二人は帰っていった

京介「さて…と」

京介(やっと家に入れるぜ…地味に寒かったな……)



83: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/01(木) 22:12:36.66 ID:dj0SlZz50

ガチャ

玄関に入ると、妹様と愛妹が仁王立ちで俺の前に立ちふさがっていた

京介「ぉ……」

桐乃「あんた 私に言うことがあるんじゃないの」

京介「……ごめん わるかったよ 友達の前で恥かかすような事して」

桐乃「…わかればいいけど それに聞いてみたら このチビも悪いみたいだし」

加凛「悪いのは私ですが、元を辿れば昨日のビッチお姉さんの態度が引き金ですけどね」

桐乃「ちっ …何よビッチビッチて チビのくせに」

加凛「誰がチビですか?ビッチ」

京介「待て待て 今回は俺が悪かった だからいがみ合うなよ…」

桐乃「ふん、 で?」

京介「え?」

桐乃「他に言う事は?」

京介「ありがとな」

桐乃「」

京介「桐乃も、加凛ちゃんも庇ってくれて助かったぜ」

桐乃「もし私が庇わなかったらどうなってた?」

京介「…そりゃぁ…」

加凛「もし加凛が話を合わさなければお兄ちゃん、今頃どうしてましたか?」

京介「俺はあやせに通報されて豚箱行きでした…本当にありがとうございます」

桐乃「にへっww」

加凛「ぬふっww」

京介「」

桐乃「借りができたみたいね あんたもう私に頭あがんないわねww」

京介「ぉぃぉぃ」

加凛「京介お兄ちゃん 私駅前のアイスクリーム屋さんの
   チョコチップバナナアイスケーキ食べたいです。」

京介「え」

桐乃「私 スプラッシュミントのアイス お金はあんた持ちね」

京介「……なるほど…それが見返り賃か…
   まだ家には入れないのな…」

桐乃「忘れないとは思うけど、ちゃんとドライアイス入れてきなさいよ
   テイクアウト中に溶けたらやり直しだから 自転車でダッシュすれば10分で帰れるからね」

京介「わかりました…」



84: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/01(木) 22:13:48.93 ID:dj0SlZz50

桐乃「ん~v おいひーv」

加凛「あまーいです~v」

京介「なんでカップアイスがこんなに高いんだ…
   ハーゲンなんとか以上にぼったくってるぞあの店」

加凛「でも本当においしいです。ありがとう お兄ちゃんv」

京介「いんだよー 加凛ちゃんの笑顔さえ見れれば
   お兄ちゃんはいいんだよー」

桐乃「きもっ」

加凛「京介お兄ちゃん あーんして」

京介「え、くれるの? 加凛ちゃん優しいなー あ~ん」

桐乃「なっ」

パクッ

京介「うんっま うんっまv」

桐乃「おい」

京介「ビクッ は、はい」

桐乃「食べたい?///」

京介「い、いいのか?」

桐乃「あーん」

京介「ん…」パクッ

桐乃「ふへっv」

京介「うまい…な…///」

桐乃「えへへ…ふひひひひ…vvv」

加凛「ビッチ姉 ニヤけ方 きもきもです」


夕食まで俺は頭の上がらない二人の妹のご機嫌取りに
尽力を尽くしていた。



85: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/01(木) 22:17:50.02 ID:dj0SlZz50

両親も無事帰ってき、
俺達兄妹は夕食を取り、風呂を各自で済ませ
俺の部屋に集まっていた。

桐乃「ちょっとチビ! あんた、
   今日はお母さん達が帰ってきてるんだから下行きなさいよ」

京介「いいじゃねえかよ桐乃…9時になったら加凛ちゃんも寝るんだし
   それまで遊びたいよな~?」

加凛「なーv」

京介「かわゆす…」

桐乃「ちっ」

京介「つか、加凛ちゃんよりも、何故おまえが、さも当たり前のように
   俺の部屋にいるかがわからんのだが」

桐乃「はあ?私はいて当然じゃん。 実の妹なんだから そいつは偽の妹だけどっ」

京介「ぃゃぃゃ…」

京介(昨日のこともあって気まずいんだが…)

加凛「なんですか?ビッチ姉は私がいなくなったら
   また尺八するんですか?」

京介(ぐわああ!!その話を今蒸し返すのやめてくれー!!!)

桐乃「な゛っ しねーし!! つか尺八って何!?
   この三歳児すごっ!」

加凛「胸糞悪いですね…おじちゃん達に報告しようかな…」

京介「やめてくれ!」
桐乃「やめなさいよ!!」



86: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/01(木) 22:18:51.28 ID:dj0SlZz50

加凛「お兄ちゃん 今日言いましたよね。兄として妹の間違いを指導するって」

京介「あ、ああ…」

桐乃「何よ 間違いって」

加凛「もし、昨日の続きシよ な展開になったら
   法律違反なんで警察のおじちゃんにお話しますから」

桐乃「ちっ いちいちうるさいガキね
    そのくらいの領分くらい弁えてるわよ」

京介「そうだな…兄妹だからな…」

加凛「だといいですけど…」

桐乃「つかそろそろ9時よ もう下行けば 早く行け」

加凛「るっさいな…」

京介(だんだん加凛ちゃんが桐乃に似てきた気がするぜ…)

加凛「京介お兄ちゃん…下までついて来て…」

桐乃「一人で降りられるでしょうが このエセ三歳児」

京介「わかったよ…よし、じゃあお兄ちゃんがだっこしてってあげよう」

ひょいっ

加凛「わーい お兄ちゃん力持ちv 好きーv」

京介「はは 加凛ちゃんは軽いなー」

桐乃「馬鹿兄貴甘やかすなよ」

加凛ちゃんを母さんのとこに引き渡すだけなのに
桐乃まで何故かついてきた。

加凛「やーん…尻の軽いお姉ちゃんまでついてきたですー
   ストーカーですー」

桐乃「んあ゛あ?」

京介「喧嘩すんなって」



88: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/01(木) 22:19:50.58 ID:dj0SlZz50

階段を下りる俺達。

加凛「お兄ちゃん…お兄ちゃん…」

京介「ん?」

加凛「おやすみのちゅぅ…」

桐乃「な…っ!」

京介「はいはい…いつものね」

桐乃「いつもの!?」

俺は加凛ちゃんのおでこに軽くキスした

加凛「エヘヘ~vvv」

京介「じゃあまた明日ね」

加凛「お兄ちゃん…」

京介「ん?」

加凛「後ろのお姉ちゃんには絶対しないでね?」

京介「わかってるよ」

桐乃「ゴゴゴゴ……」

そういうと、加凛ちゃんはしてやったりの表情で
妹様に不適な笑みを向けた。

桐乃(こいつ…わざわざ私に見せ付けるようにっ!)

おまえが自分でついてきたんだろう
とモノローグにツッコミはいれれんが。

京介「じゃあおふくろ、よろしく頼むぜ」

母「はいはい」

加凛「おやすみ京介お兄ちゃん…また明日ね」

京介「ああ おやすみ」

これで今日の愛妹の世話は終わった…
さて…まだラスボスが残ってるわけだが…
さっきから俺の後ろを歩いてくる妹様の視線が痛い気がする

ガチャ

桐乃「」

京介(予想通り 当たり前のようについてきたか…)

京介「なあ…桐乃…おまえも自分の部屋に…!」

桐乃は俺の口を人指し指で止めた

京介「っ…?」

桐乃「昨日の続き…シよう?///」



89: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/01(木) 22:20:57.47 ID:dj0SlZz50

京介「て!いきなり約束破るんかい!」

桐乃「ちっ…冗談だって…」

京介「冗談か……そうか…とりあえず何か用か?
   加凛ちゃんももういないし、用が無いなら勉強したいんだけどな」

桐乃「」

京介「どうした?」

桐乃「もぅ…何でアンタはいっつもそうやって突き放した態度とるかな」

京介「突き放しては無い」

桐乃「突き放してる」

京介「そんなことねえって」

桐乃「じゃあ 何なの…同じ妹なのに この加凛ちゃんとの扱いの差」

京介「はあ?」

桐乃「遊んだり、だっこしたり、ちゅぅしたりさ…
   わざと見せ付けて楽しい? あからさまに差別してマジムカつくんだけど」

京介「おまえ…嫉妬してくれるのは兄として嬉しいけどな…」

桐乃「違う!嫉妬じゃなくて…あんたの差別がムカつくの…平等にしろって言ってんの」

京介(やっぱり…桐乃ともちゃんと話さないと駄目なのか…)



90: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/01(木) 22:21:53.13 ID:dj0SlZz50

京介「なあ桐乃…」

桐乃「ん?」

京介「おまえはもう大きいだろ」

桐乃「」

京介「加凛ちゃんはまだ小さいから
   あんな風に接してるけど
   俺がおまえにそれやったらキモイだろ」

桐乃「キモくはない…」

京介「よく言うぜ…毎日キモイって言われてるけどな」

桐乃「」

京介「桐乃…おまえが何を心配してるのか、なんとなくわかるけど
   血が繋がってるんだから、俺達は腐ってもずっと兄妹だ」

桐乃「」

京介「加凛ちゃんはまだ小さいから妹みたいに思って遊んでるけど
   俺の妹はおまえ一人だし、生意気だけど一番可愛いとは思ってるんだぞ…最近は」

桐乃「なっ/// …一番……て///」

京介「だから、お兄ちゃん取られたりしないから安心しろ
   昨日みたいにベッドでしたくも無いことしなくていいんだぞ
   加凛ちゃんとも大きい姉ちゃんとして仲良くする…できるな?」

ナデナデ

桐乃「さっ 触んな!! ///」

京介(えー  昨日は正解だったじゃねえか…)

桐乃「アンタは何もわかってない…! 調子の良いことばっかり言って…
   私、知ってるんだから」

京介「え?何を?」

桐乃「あっちの妹殿には、
   私が低レベルだから大人な対応しろって言ったんでしょ?
   八方美人とかきもっ 騙されないんだから 妹舐めんな」

京介(げっ…伝わってたのか……)



91: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/01(木) 22:22:34.29 ID:dj0SlZz50

桐乃「あーあ…あんたみたいなポロチン野郎…やっぱり庇わなかったら良かったかな
   両方の妹に汚いもの触らそうとして…本来ならお父さんに言いつけるとこよね」

京介「それは卑怯だぞ桐乃…今日、アイス買ってやったじゃねえか…」

桐乃「はぁ? あれでちゃらにできると思ってんの?
   自分の兄貴がポロチンって呼ばれて、どんだけ恥ずかしいと思ってるわけ?」

京介「それは…申し訳ないと言う他ないが…」

桐乃「あんたは、私に一生残る心の傷を付けたの。責任取りなさいよ」

京介「おまえ…そんなにショッキングだったのか…」

桐乃「当たり前でしょ。自分の兄貴が幼女に汚いの見せてるところを
   友達と目撃とか…実の妹としてちょー最悪なシチュエーションなんだけど」

京介「確かに…な」

桐乃「」

桐乃「反省してんの?」

京介「反省してます」

桐乃「じゃあ…私よりあのチビを大切にするのやめろ」

京介「そんなこと言ったってさぁ…」

桐乃「あっちの妹も大切にするなら
   私はそれ以上に大切にすること わかった?」

京介「割と大切にしてると思うんだが…」

桐乃「してない。そういう態度に見えない」

京介「年が違うんだから比べるもんじゃないだろ…
   じゃあ聞くが…おまえは俺が加凛ちゃんにするみたいに
   いちいち抱っこしたりお菓子食べさせたり撫でたり
   良い子だね~って口調で接してきてキモくないのか」

桐乃「キモいかも」

京介「だろ?そもそも三歳児に妬いてるのが間違いだ」

桐乃「でも、たまにされるのはキモくないかも…
   人前だと最悪だけど…」

京介「はぁ?」

桐乃「試してみてよ」

京介「なんだって?」

桐乃「試しに私を加凛ちゃんだと思って扱ってみて
   嫌だったらすぐにやめさせるから」

京介「いやいやいや…」

桐乃「試しにするだけだから…」

京介(これ以上はらちがあかない)

京介「キモいって言うなよ?」



92: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/01(木) 22:23:17.12 ID:dj0SlZz50

京介「桐ちゃーんv」

桐乃「カット」

京介「早っ!!」

桐乃「今、ぞわわって来た」

京介「ほら見ろ!これはねーだろ!」

桐乃「呼び方の問題よ!そこは桐乃でいいじゃん!ばっかじゃないの?」

京介「ちっ」

桐乃「ほら テイク2」

京介「…」

京介「桐乃っ」

桐乃「何よ」

京介(お前の方はいつも通りのノリなのかよ)

京介「き、今日は何して遊ぶ?」

桐乃「はあ? 遊ぶとか子供?」

京介「イラッ」

桐乃「ふーん そんなに妹と遊びたいんだー シスコン…///」

京介「もういい やめる なんだこれ くだらん!」

桐乃「ちょ ちょっと待ってよ!」

京介「待たん!俺にもプライドがあるんだ」

桐乃「わかった わかったから…もう少し素直な演技するから」

京介「演技かよ」

桐乃「次、テイク3」



93: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/01(木) 22:24:25.98 ID:dj0SlZz50

京介「桐乃っ」

桐乃「はい…」

京介「だっこしてやる」

桐乃「して…///」

京介「高い高~い」

桐乃「ちょっ/// こんなだっこやだ!///」

京介「じゃあどんな抱っこがいいんだ」

桐乃「お姫様だっこ…とか///」

京介「ぶっww」

桐乃「あ?」

京介「わ、わりぃ…お姫様だっこだな」

京介(桐乃がお姫様だっこって)

京介「よっと…」 (意外と軽いな)

桐乃「わっ… ふへ///」

京介「よしよし」

桐乃「重くない?」

京介「重くない 軽いな」

桐乃「疲れるから 座っていいよ」

京介「そうか…じゃあ…」

俺は桐乃を抱えたままベッドにもたれて座った

京介「なんか…照れるな…」

桐乃「うん…」

京介「おまえ…こういうのが好きなのか?」

桐乃「///」

京介「何故黙る」

桐乃が俺の胸元の寝巻きを掴み、
何かを訴える目で見てきた

京介(…かわいい…な…)

京介(もっかい撫でてみるか)

ナデナデ

桐乃「ふへへーvv」
 
京介(今度はいいんだな…タイミングがデリケートだな…)

パタパタ

京介(桐乃の足がバタバタ動いてる…
   撫でるとこうなるのか…面白い奴だ
   そういえば昨日の夜もこうなってたっけ)

桐乃「ふふふ~ん♪///」

えらく上機嫌となり鼻歌を鳴らし始めた…
もっと可愛がったらどうなるだろう




94: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/01(木) 22:26:00.42 ID:dj0SlZz50

京介「よし、今日の分の勉強は終わりだな。
   もう11時…寝るか」

俺は明かりを消して就寝した。



ペチッ

ペチッ

京介「ん…」

ペチッ

京介「え…」(おいおい…またかよ…)

ペチッ

京介「桐乃…何やってんだ」

桐乃「…やっと起きた?」

妹様が例の如く俺に馬乗りになっていた

京介「…また人生相談か」

桐乃「違う」

京介「はぁ…」

京介(今日も寝不足になりそうだ)

京介「今日は嫌に優しく起こすじゃねえか
   前はバチンって一発だったのにな」

桐乃「あんたが…痛いでしょ…そんなことするわけないじゃん」

京介「よく言うぜ… で、何だよ」

桐乃「もう いいよ…」

京介「ん?」

桐乃「心の準備できたから もう、ちゅーしていいよ」

京介「…何?」

桐乃「さ、さっきアンタ言ったじゃん キスしていいか?って…///
   逃げてゴメン…あんたから言ってくれるなんて思わなくて…びっくりしてさ…」

京介(ああ…思い出した…)

京介「おまえ…こんなに甘えん坊だったのか 気付かなかった」

桐乃「甘えん坊って言うな…子供じゃないんだから…
   ただ、あのチビにして、この私にしないのが納得できないだけ」

京介(しかたねぇな…さっさと済ませて寝よう)

京介「キスしかしないからな」

桐乃「ん…///」

ちゅっ

俺は桐乃を膝に乗せたまま起き上がり、おでこにキスをした



97: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/01(木) 22:33:46.43 ID:dj0SlZz50

>>93>>94の間に投稿したものがうまく投稿できてなかった。

93.5

京介が桐乃を面白がって可愛がる

桐乃がデレる

京介が試しに(おでこに)キスしていいか聞く

桐乃が恥ずかしがって
京介をビンタして部屋を出て行く

て流れでした
すんません



98: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/01(木) 22:35:42.31 ID:dj0SlZz50

桐乃「ん…///…ん?…」

京介「ほら、これで差別無しだろ」

桐乃「違う 唇がいい」

京介「なっ…」

桐乃「…///」

京介(正気か…)

京介「ハッキリさせたいんだが…
   おまえ俺の事をどう思ってるんだ?」

桐乃「どうって」

京介「うざい兄貴に、唇にキスしてほしいって
   おまえの気持ちが全く理解できん…」

桐乃「いいでしょ 妹がしろっつってんだからすればいいじゃん。」

京介「そうはいかねえよ 言っただろ俺はおまえが妹として大事なんだ
   一時の思いつきでおまえの唇を軽々しく奪っちゃいけない立場なんだよ」

桐乃「そういう優しいとこ たまにウザイんですけど」

京介「なあ 最近のおまえ おかしいぞ…どうしたんだよ」

桐乃「うざっ…こっちはそれなりに覚悟決めてきたのに…
   あんたのそういうとこが大嫌い…」

その瞬間、桐乃は俺を押し倒し、
無理やり唇を奪ってきた

京介「んな゛ んん!」

桐乃「んっ ん!」




100: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/01(木) 22:37:11.45 ID:dj0SlZz50

京介「ん!ぷはっ な!何してんだ!
   ばかじゃねえのか!?」

桐乃を無理やり引き剥がしたが、それでもしがみついてくる。

桐乃「ぅ」

京介「おい…」

桐乃「いいじゃん…別に 何が駄目なの?
   恋人じゃないから?」

京介「桐乃…泣いてんのか?…」

桐乃「仕方ないでしょ、兄妹なんだから」

桐乃「言葉にしたら…壊れちゃうじゃん…」

京介「桐乃…」

バッ
桐乃は俺に、涙を浮かべた目でまっすぐ見つめてきた。
冗談なんかじゃない、真剣な表情だった。

桐乃「私だって叶うなら、あんたと血が繋がってなければいいって思うわよ」

桐乃「そうしたら私だって…加凛ちゃんみたいにアンタにいっぱい甘えてやるんだから」

京介「桐乃…まさかおまえ…」

桐乃「兄妹だから叶わないくらいわかってるよ 馬鹿じゃないんだから
   でも、あんたがいつか私の物じゃなくなる前に…そうなる前くらい
   いっぱい甘えさせてくれてもいいじゃん!私だけ見てくれてもいいじゃん!」

京介「」

桐乃「兄貴ぃ…ぐずっ…」

京介「ご、ごめん わかった わかったから」

桐乃「絶対わかってないし アンタは ひぐっ いつも鈍感で…」

京介「わかったって 俺だってそこまで馬鹿じゃねえよ」

俺は桐乃が泣き止むまで抱きしめ、
ずっと頭を撫でてやった。



103: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/01(木) 22:40:36.34 ID:dj0SlZz50

京介「桐乃」

桐乃「ズズッ…」

京介「落ち着いた?」

桐乃「ズズッ…」

京介「鼻水拭くか?ティッシュ持ってきてやる」

桐乃「いい 離れないで」

京介「はいはい」

今俺は桐乃を膝に乗せてまま抱きしめ、
寒くないように布団を一緒に肩にかけ、
背中をさすったり、頭を撫でたりし続けている。

京介(さて…どうしたもんか……)

こいつはずっとこんなに苦しんで悩んでたのかな
同じ妹のような立場なのに血が繋がってない女の子に
あんなにまで必死に負けじとしてるのは合点がいった気がする。

兄妹という関係は苦しいけど、
兄妹という関係を利用しないと俺と一緒にいられないと思ってるお前にとって、
妹っていう肩書きは俺に当たり前のように接する為の一つのアイデンティティだったんだろうか
それを脅かす存在が出てきたことは桐乃にとっては大問題だったのだ。

かといって加凛ちゃんが悪いわけじゃない。
こいつの気持ちに気付かずにいた無神経な俺が悪いんだ…

桐乃「ぐずっ」

京介(震えてんじゃねえか…)

口にすれば壊れるか…そうだよな…
もし口にしたら、兄と妹って関係が壊れるかもしれない
そうなれば、たった一つの俺との繋がりがなくなってしまう…と思ってたんだろう

妹が震えている。
きっと寒くて震えてるわけではない…

京介「桐乃…」

桐乃「」

京介「大丈夫だからな…」

桐乃「ズッ」

京介「もう大丈夫だから…」

ぎゅっ




106: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/01(木) 22:42:40.33 ID:dj0SlZz50

桐乃「ぷ…ぷはは…何困ってんの?」

京介「桐乃…」

桐乃「ひっかかってやんの…ジョークよ ジョーク
   ちょー間抜け面じゃん ウケるんですけど……っ… 
   私 帰るね… 起こしてゴメンね」

桐乃は俺の手をほどいて帰ろうとした
だが、俺はこの手を緩める気はない

桐乃「ちょっと…離してよ…もう今日のこと忘れてって」

京介(まだだ、こいつをこのまま帰していいわけがない)

桐乃「離してよ…離せ……て…グズッ」

京介「離すかよ。このままお前を部屋で一人ぼっちにさせてたまるか
    勇気出して頑張って俺に伝えてくれたおまえの言葉を無駄にしてたまるか
    おまえに言ってやりたい事を整理してただけだ もう少しここにいろ」

桐乃「兄貴ぃ……」




120: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/02(金) 00:21:09.48 ID:KZvsRZ/n0

京介「桐乃…俺さ、さっきまでおまえと触れ合ったことずっと思い出してたんだよ」

桐乃「」

京介「考えてみたら、俺、無神経でおまえを傷付けてばっかりだったような気がする
    おまえの気持ちわからずに…兄貴失格だって思い知らされたよ」

桐乃「そんなことない…兄貴は……いつも助けてくれたじゃん
    ありがとうもマトモに言えない生意気な私のこと守ってくれたじゃん…
    兄貴みたいに良い男…いないと思うよ……」

京介「そうか、そう言ってくれるとすげー嬉しいよ。
    でも今おまえを泣かしてるのは俺だからなぁ」

桐乃「」

京介「おまえさ、俺とおまえの繋がりって、兄と妹の関係だけだと思ってないか?」

桐乃「」

京介「そんなことないからな 例えおまえが妹じゃなくても、
    おまえのこと嫌いになるなんてことないし、かけがえの無い存在だ」

桐乃「ぐすっ」

京介「誰よりも愛してるからな」

桐乃「ぇ…」

桐乃が目を丸くして俺の顔を見た

京介「」

桐乃「妹としてでしょ?」

京介「妹じゃなくてもだ」

今度は俺から愛しい妹の唇を奪った

桐乃「んんんっ!///」



121: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/02(金) 00:21:47.09 ID:KZvsRZ/n0

桐乃「ん…っ ん…ふ…///」

京介「桐乃…」

桐乃「京介ぇ…んん///」

触れるだけのキス

桐乃「はふっ…はむ…んむ…///」

京介「んっ!…///」

濃厚なキス

桐乃「はぁ…はぁ…///
    京介ぇ……好き…」

京介「桐乃…俺もだ」

桐乃「言ってぇ…」

京介「ん?」

桐乃「好きっていっぱい言ってぇ…///」

京介「桐乃…好きだ」

桐乃「ん…んん…///」

京介「大好きだ…桐乃…///」

桐乃「好き…好き…京介好き…///」

その夜、俺達は心行くまで数え切れないほどのキスをした。

桐乃は泣きつかれたせいか、安心したのか、
俺の腕の中で満足そうに笑って眠った。
願わくばこの可愛い笑顔をずっと見ていたいものだ。



ぎしっ…
加凛「ふぅん…そうなりましたか」



130: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/02(金) 23:43:13.09 ID:KZvsRZ/n0

登校中

桐乃「ねえ京介」

京介「ん?」

桐乃「今朝 お母さんから聞いたんだけど…」

京介「ああ」

桐乃「あのチビ、今日の夕方に向かえがくるんだってーwwwwww」

京介「えっ そうなのか?マジで?」(寂しいな…)

桐乃「やっとゆっくりできるじゃんww ……二人で…さ…」

京介「じゃあ今日は美味しい物買って なるだけ早く帰らないとな」

桐乃「…ちっ……あんた…」

京介「バカ野郎 最後くらい仲良くしろって
    何だかんだ言って楽しかったじゃねえか」

桐乃「」

京介「昨日の夜、俺の気持ち聞いたろ
    そろそろお姉さんとしてちゃんと接してやれよ」

ナデナデ

桐乃「んー…ふへっ///……わかったv」

桐乃「まあー! 私の方がリードしてるし?
    大人の余裕ってゆうの?見せてやるのも悪くないわね」

京介「そうそうww」

京介(ふっ ツンデレも慣らしてくるとチョロいな)



132: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/02(金) 23:44:11.34 ID:KZvsRZ/n0

京介「ただいまー」

??「おかえりなさい」

京介「ん?」

??「ニコッ」

京介「あれ…」

京介(ここ俺んちだよな…)

??「お兄さん、お荷物お持ちしましょうか?」

京介「いや 大丈夫だよ」

??「そうですか」

俺は加凛ちゃんの為に買ってきた、
彼女の大好物のイチゴとシロップを冷蔵庫に入れた

リビングには普通に
さきほどの謎の女の子がくつろいでいる。
一瞬桐乃の友達かと思ったが、
別の学校の征服をまとっているし
桐乃の靴は無いのでまだ帰ってきていないはず…となると…

京介「誰だよ!!!」

??「絶妙なタイミングでツッコまれるんですね」

謎の女の子は台所にいる俺に歩みよってきた

月見「月見って言います、年は15歳、加凛ちゃんとは姉妹ですよ」

京介「なっ なんだ…加凛ちゃんって一人っ子じゃなかったんだな…」

月見「義理なので、元々一人っ子なんですけどね」

京介「そうなのか…で、月見さん?何してるのかな…」

月見「月見でいいですよお兄さん
    今日はお父様やお母様の代わりにお迎えにきました」

京介「そ、そっか へえ…」




133: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/02(金) 23:45:19.70 ID:KZvsRZ/n0

京介「お茶飲む?」

月見「いただきます」

俺は月見という子となんとなく一緒にソファに座り
なんとなくお茶を飲みながら時間を過ごしていた

京介(一応 客だから…一人残すわけにもいかねえし…て あれ?)

京介「そういや、加凛ちゃんと うちの母さんは?」

月見「さきほどまで一緒にいたのですが…
   夕食の買出しに出て行かれました。私は留守を頼まれまして…」

京介「ふーん」(親戚の子とはいえ、客人に留守番させんなよ…)

月見「それと…申し訳無いとは思ったのですが、
    お母様から夕食もご一緒にとお誘いを受けまして…
    夕食までよろしくお願いします」

京介「うん、それは全然いいよ」

月見「すみません…」

俺のその子の最初の印象は独特な雰囲気持ってる子だなと思った
妙に落ち着いていて、素朴な美少女という感じだった




134: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/02(金) 23:46:06.59 ID:KZvsRZ/n0

京介「でも加凛ちゃんって本当に良い子だったなー
    全然手がかからないし、可愛い子だったから寂しくなるよ」

月見「そうですか では差し上げます」

京介「え いやいやww そうはいかないよww」

月見「冗談ではないですよ。 加凛ちゃんからあなたのお話は聞いてますし、
    良いお兄さんみたいですね。あなたなら任せられます」

京介(な…何言ってんだこの子…)

月見「元々私達は養子としてもらわれた身ですし、
    姉妹と言っても昔から施設で仲が良かっただけですしね」

京介「そ、そうなのか……そんな素振り無かったから知らなかった…
    まだ三歳なのに…大変だったんだな」

月見「まだ三歳…ふふ うふふふ」

京介「え」

月見「そう見えますよねぇ…」

京介「どういう意味?」

月見「あなたは今まで加凛ちゃんと触れ合い、
    違和感はありませんでしたか?」

俺の感じていた違和感…?
確かに加凛ちゃんは年齢のわりにはしっかりしているし、
理解力もある…天才的とも言える言動にはいつも驚かされていた…が…

月見「本物の三歳児として振舞ってはいますが…
    時々、三歳児とは思えない場面に何度も遭遇したのでは?」

京介「あ、ああ!確かに…どういうことだ?」

俺は息を飲んだ。
俺と彼女を包む空気は一気に変わり、
心なしか背筋に悪寒まで感じる。

月見「彼女と私は義理の姉妹ですが、実際はあちらが姉です」

京介「な、何!?」



135: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/02(金) 23:46:56.81 ID:KZvsRZ/n0


月見「彼女と私は五年間、施設で暮らしていました。
    当時から私が年上だと思っていましたが、仲が良くなり打ち明けてくれました。
    実際は彼女は私よりも5つも上のお姉さんだと…
    何でもホルモン異常により発育不全で三歳の体から成長が止まってるだとか」

京介「マジかよ!?」

何だ この超展開は
彼女の口から告げられた恐るべき新事実に俺の手は震えがとまらなくなっていた
何だよこの映画みたいな展開…

月見「恐がらないで」

京介「い、いや…怖がってなんかは…
    病気なら…しかたないよな…」

月見「問題はですね…見た目が三歳児である加凛ちゃん…
    それによりあらゆる恋が実らずに幾度となく傷付いてきたことなんです」

京介「…そうだよな……その話が本当なら…恋愛もうまくいかないだろうし…
    いやでも…あの加凛ちゃんが…?信じられねぇ…」

月見「お兄さん、この話は身寄りの無い私達をもらってくれた両親にすら話してない秘密なんです
    それを何故あなたに話したかわかりますか?」

京介「え?」

京介(何だ…何を言おうとしてる…?)

月見「加凛ちゃんの彼氏になってあげてくれませんか?」



136: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/02(金) 23:47:42.46 ID:KZvsRZ/n0

京介「はあ!?」

俺は感極まり、思わず立ち上がった

京介「何で俺が加凛ちゃんの彼氏になるって話になるんだよ!」

月見「あなたは言ったじゃないですか。私の姉を…可愛いと。」

京介「それは…遊びにきた小さい女の子としてであって…」

月見「でも実際はあなたより二つも上の大人の女性です。
    その女性とあなたはキスもし、一緒に寝てしまったんです」

京介「なっ!」

月見「さらには一緒に風呂に入り、体を隅々まで洗ったとか」

京介「うわ!うわうわうわ!!///」

そう考えると、何てこった…
俺は二十歳の女性と
風呂入ったりキスしてたりしていたのか!

京介「ちょっ ちょっと待て!
    まだ俺は加凛ちゃんが年上だなんて信じてないぞ!証拠はあるのか!?」

月見「証拠?あなたが今まで見てきたじゃないですか。
   実の妹さんとのベッドでの行為を見抜いた加凛ちゃん…」

京介「ぐっ」

月見「あなたへ尺八を自発的にしようとする加凛ちゃん いえ お姉さん」

京介「ぉぉおおぉお!!!///」

頭が痛ぇ…
確かに変だと思った…
だがそんなのはただの何者かの設定のミスか何かであって
深く考えてこなかったことなんだ
もっとおかしいと思って追求すべきことだったかもしれない。
俺は今まで加凛ちゃん、いや加凛さんにしてしまったことを思い出し、
途端に発狂したいくらいに恥ずかしくなった



137: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/02(金) 23:48:44.60 ID:KZvsRZ/n0

月見「初めは戸惑うでしょう」

京介「」

月見「仕方ありません
    もしかしたらあなたの気持ちは実の妹の、
    高坂桐乃さんに傾いているのだから」

京介「な、なんなんだおまえは!!」

月見「昨日、あなたがベッドで実の妹さんと激しくキスをしたことは知っています」

京介「ひっ」

月見「あなたにモラルや一般論を振りかざし非難するつもりはありません…
    がしかし…このことをご両親にお話すればどうなるでしょう?」

京介「おまえ…俺を脅す気か!? つか何で昨日の事を知ってる!」

月見「加凛ちゃん…いえ、お姉さんから聞きましたから…
    部屋は鍵もかけずに無用心だったそうですね…」

京介(見ていた!?…加凛ちゃ…加凛さんが…!?)

ゾクゾクと背筋の凍る話を立て続けに聞かされた俺の思考は
既に冷静を失っていた

ガシャン

京介「何が目的だ!」

月見「落ち着いてください。ですから、私がお願いしているのは、
    お姉さんの彼氏になってください…とさきほどから言ってるではありませんか」

京介「無理に決まってるだろ!」

月見「無理なのは実の妹さんと結ばれる…それこそがあなたの言う無理なことでは?
    『良識』…を持ってらっしゃるお兄さんなら充分に理解されてるでしょう?」

~~~~~~~~
加凛「お兄ちゃんがある程度 良識ある人だって見直しました」
~~~~~~~~

ぞわわわ

京介「う…うわ…」

俺は腰が抜けて床に尻をついてしまった
今度は月見が立ち上がり俺を見下ろしている

月見「誤解しないでくださいね 私は提案をしてるんです
    選択肢は二つ…」

彼女は冷たい目で俺を見ていた



138: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/02(金) 23:49:24.19 ID:KZvsRZ/n0

午後5時
夕焼けの差し込むリビングで俺は
不気味な笑みをこぼす少女を見上げていた。
金縛りにあったように体は動かない

もしこの子に自分と桐乃の関係をバラされたら…
俺達は…桐乃はどうなる?
今の暮らしは…?

月見「うふっ ふふ…色んなことが頭を巡ってると思いますが
    お兄さん あなたが選ぶべき選択肢は二つ」

京介「…」

月見「一つ…加凛お姉さんと一緒になってもらうこと。
    彼女は今まで沢山傷付いてきました。おそらくこれからも…
    あなたのような良い男性に巡りあえたのも運命です。
    私も安心しますし…もう…無用な犠牲も出さなくて済む…」

京介(犠牲だと…っ?)

月見「もう一つはあなたが私のお願いを聞かない場合ですが…
    この場合、高坂桐乃さんと一緒になるつもりでしょうが、
    正義感から私はあなた達の誤った関係をご両親に打ち明けそうです。
    警察の方ですって?非常に厳格なお父様と伺いました…
    ふふ…あなたと高坂桐乃さんの関係が知られれば…どうなりますかね」

京介「てめぇ…」



139: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/02(金) 23:50:02.53 ID:KZvsRZ/n0

月見は俺の耳元に近づき囁きはじめた。

月見「まだ15歳の娘さん…間違った恋に走るのも無理ありません…
   でもね…法律違反なんですよね それ。
   心配しなくてもこれから多くの恋が彼女には待ってるでしょう。容姿端麗のようですから」

月見「あなたが私の条件を飲んでくれるのであれば、全て丸く収まります。
   簡単ですよ。妹さんは妹とし、今まで通りお姉さまとは触れ合い、その上で親密な関係を築いてくれればいいんです」

京介「お、俺は…」

月見「誰も傷付かなくて済む… もし断れば…
    前の男と同じように、この家からあなたは追い出され、新たに養子として私達が暮らすことになるのかもしれない」

京介「はあ!? 何言ってんだ…!?」

月見「今から言う事はただの事実として受け取っていただければいいのですが…
    私達が今の黒上家に来たのは…黒上さんの家に以前いた実の息子さんがお父様に勘当されてしまい、
    その寂しさから、今のお母様は、火事で義理の両親が焼け死んでしまった私達を引き取ったのです」

京介「!?」

月見「私達が裏で手を引いたなんて思わないでくださいね…ふふ…うふふふ…」

京介(なんだ なんなんだよ…こいつ…)

ガチャ

桐乃「ただいまー」



140: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/02(金) 23:50:42.19 ID:KZvsRZ/n0

妹が帰ってきたようだ

京介「き…桐乃! 桐乃!!」

俺は無我夢中で玄関にいる桐乃の元へ走った

京介「桐乃!!」

桐乃「わっ ば、バカ!!止まれ!!///」

母「どうしたの京介?そんなに慌てて」

京介「お、おふくろ…一緒だったのか…」

桐乃「さっき帰りにバッタリ会ったの…///」

桐乃(もう…いくら私が帰ってきて嬉しいからって…
    内緒の関係なんだから気をつけてよ……///)

京介「おふくろが一緒…てことは…」

俺は視線を下に向けた

加凛「お兄ちゃんただいまーv」

京介「か、加凛……ちゃん?……」

この子が俺より年上だと…っ
俄かに信じられん…しかし…俺はどうすれば…

加凛「お兄ちゃん? どうしたですか?」

月見「コホン」

後ろから彼女の殺気が俺に突き刺さった気がした

京介「か、加凛ちゃん ぉ、おかえりー はは」

なでっ

加凛「えへへー vv」

月見「お母様 加凛ちゃんをありがとうございます」

母「いいのよ 月見ちゃんもお留守番ありがとね
  桐乃、さっき話した同い年の月見ちゃんよ。」

桐乃「…ども」

月見「わあー 加凛ちゃんから聞いてたけど、生で見ると本当に美人さん!
    読者モデルなんですよね!憧れるなー///」

桐乃「えっ そ、そんなことないよ 月見ちゃんだって可愛いじゃん
    つかうちの兄貴に何かされなかった?
    こいつ、私の友達にもデレデレする変態だから、気をつけてね」

月見「あはは お兄さんは『良識』ある人だと思うよ。
    それより、私、桐乃ちゃんと友達になりたいな」

桐乃「ええ? べ、別にいいけどさ…///」

月見「やったー 仲良くしよーねv」

桐乃「うん…へへ」

桐乃(この子の姉って言うからヤバイ奴かと思ったらそうでもない…かな?)

月見よ…なんなんだそのキャラは…
さっきまでの冷徹な表情とはうって変わって明るい美少女になってしまっている
コイツと俺の大切な妹が喋っていると思うと気が気でなかった。
加凛もあんな顔…できるのだろうか



155: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/05(月) 10:17:15.50 ID:36nn1FeB0

月見と名乗る少女から衝撃的な告白を受け
内心穏やかでない俺はリビングで
桐乃と月見、加凛が談笑してる姿を少し離れて観察していた。

月見「あはは でも本当に加凛ちゃんの言うとおり!
   桐乃ちゃんって可愛いし まさに憧れのマドンナって感じだね」

桐乃「ほ、褒めすぎだって…つか、あのチ…(チビじゃなくて…)
   加凛ちゃんがそんなこと言ったの?」

加凛「言ってないです」キッパリ!

月見「まあー 照れちゃってww
   毎晩 私に今日の一日のことを電話してくれてたじゃない」

加凛「…月見ちゃん このお姉ちゃんの正体、話したから知ってますよね?
   とんでもないビッチでオタクで頭の中ブ…

桐乃「こらこらこらこら!」

桐乃は慌てて加凛を抱きかかえ部屋の隅まで連れて行った

桐乃「ちょっと!あんた私のことあの子に言いふらしてんの!?」

加凛「うん… ある程度…」

桐乃「やめなさいよ!これでも一部の人間しか知らない
   機密事項なんだから!」

加凛「その割に私にはどーじんしやらアニメやら
   見せてたじゃないですか」

桐乃「アンタがガキだと思って油断してたのよ!」

加凛「………はぁ…」

月見「あらあら 二人で秘密の会話なんて、加凛ちゃんは桐乃ちゃんと
   仲良しなんですね お姉ちゃんとして妬けちゃうなー」

桐乃「あは…」

加凛「」

一見、何気ない会話をしてるようだが、
加凛の正体、月見の思惑を知ってしまった俺は
その光景を見て素直に和むことなどできなかった。
月見の腹の中では今も黒い計画が進められているのだ。

いざという時は俺が桐乃を守らないと…

俺の中にあったのはその思いだけで、
会話に入らないのに、自分の部屋にも行かず
同じリビングで過ごしてるのは、それが理由だった。

月見「加凛ちゃん 次はお姉ちゃんと秘密のお話しようよ」

加凛「?」

桐乃「えっ なになに? 何の話ー?」

京介「お…?」

月見「秘密でーす ちょっと失礼しますね」

今度は月見が加凛を抱きかかえてリビングを出て廊下に行った

桐乃「な…何… 気になる…
   あのチビ…余計なこと言わないわよね…」

京介(何だ…)

俺は月見の一挙一動が気になって仕方がなかった。



156: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/05(月) 10:18:34.01 ID:36nn1FeB0

月見と加凛が桐乃から離れた。

京介(どうする…奴らの会話は気になるがこれはチャンスか?)

すぐに桐乃に今の状況を説明するべきだ…
このままでは桐乃があいつらに何かされるんじゃないか…
と思い、イスから立ち上がり、ソファの桐乃の元に歩み寄った

京介「桐乃…」

桐乃「え?…どした…?」

京介「」

意を決したものの、妹の顔を見ると揺らいだ。
こんな話を、桐乃に聞かせていいものか。
言っちゃ何だが コイツは、頭は良いがバカで不器用だ。
もし事実を知れば どう動くかわからない。
あの姉妹に敵意を剥き出しにし、逆上して事態が悪化なんてことも考えられる…
何より…心配もさせたくない

桐乃「?」

京介「いや なんでもねーよ」

ナデナデ

桐乃「ちょ/// お母さん台所にいるからさ…もぉ///」

ニヤけながら抵抗する妹。
やっぱり俺が奴らに従うフリをしながら
反撃の時期をうかがうしかねぇ…

ガチャッ

リビングのドアが開き、月見と加凛が戻ってきた

月見「お兄さん、お兄さん」

京介「な、なんだよ」

月見は戻ってくるやいなや、
加凛を抱きかかえて俺に近づいてきた。

月見「今 加凛ちゃんと話してたんですけどねっ
   せっかく最後だから夕飯までに思い出作りでプリクラを撮りにいきませんか?」

京介「な、何…」

月見「だって…私たちと高坂さんのおうちは遠いですし、
   加凛ちゃんもこの家すっごく気に入ったみたいだから、
   思い出の一つくらい持ち帰りたいんです」

京介(こいつ…今度は何を考えてる…)

加凛「加凛、お兄ちゃんとプリクラ撮りたいです…///」

京介「加凛…ちゃん…」

月見が抱きかかえていた加凛を下ろし、
俺の耳元に寄ってきた

月見「拒否権は無いから」

京介「くっ」

従うしかねぇ…
まだ俺と桐乃の関係を親にバラされるわけにはいかないんだ…

母「お父さんが戻るまでに帰ってきなさいよ?」

京介「わかったよ…」



157: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/05(月) 10:20:42.05 ID:36nn1FeB0

玄関

桐乃「私も行く」

京介「おまえは居ろって」

桐乃「なんで?意味わかんないんですけど」

京介「なあ 頼むよ」

桐乃がいると色々心配事が増えて大変だからな…
それに月見の狙いもおそらく、俺と妹をいったん引き剥がし、
加凛を含めてまた俺と話をつける魂胆なんだろうしな。
上等だ。
こうなったらとことん話してやる。

桐乃「あんた…私のいないとこで…
   何かしようと企んでるでしょ」

京介「な! そ、そんなこと…ねえよ…」

桐乃「あ!今 目 逸らした!
   あんたの嘘なんてすぐわかるんだから 妹舐めんな!」

出かける寸前の俺と加凛、そして月見を前に
駄々をこねる妹…撫でてみるか

ナデッ

パシッ

桐乃「ごまかされるか!!」

京介(くそっ ナデナデが効かない!?)

加凛「フンww……」

桐乃「あ! 今そこのチビ 鼻で笑った!
   聞いた?ねえ兄貴聞いた?」

京介「落ち着け…ほんとに…」

月見「うふふ…本当に仲が良いんだなー
   お兄さんと桐乃さんって」

桐乃「そんなこと…」

月見「でも、どうして桐乃ちゃんを連れていかないのですか?
   お兄さん…」

京介「え?」

俺と桐乃を隔離して三人で話すって流れじゃねーの?



158: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/05(月) 10:21:11.25 ID:36nn1FeB0

月見「桐乃ちゃんとも仲良くなったし、
   みんなで行こうって思って誘ったんですけど…」

どういうことだ?
まさか妹も巻き込もうとしてるのか?

桐乃「当たり前でしょ? 兄貴が私のいないとこでプリクラ取るとか無いし。
   うちの兄貴、私が見張ってないと危ないから 変態だから!」

月見「心配しなくても大丈夫だよww
   桐乃ちゃんから大好きなお兄ちゃん取ったりしないからね」

桐乃「別に…そんなんじゃ…」

月見「だってお兄さんの気持ちが第一だもん」

京介「」

桐乃「?」

月見「お兄さんが桐乃ちゃんのこと好きなら私も加凛ちゃんも邪魔できないでしょ?」

加凛「………」

桐乃「ばっ/// 何わけのわかんないこと言ってんの!?///
   コイツが私のこと好きって…ぅ…ウザいっつーの…///」

桐乃は顔を真っ赤にし、ニヤけながら玄関から出て行った。
我が妹ながらわかりやすい奴だ…
まあ…一昨日までの俺なら「何だよアイツ…」で済ましてただろうが…

京介(仕方ねえ…)

俺も靴をはこうとしたその時、

月見「うふふ…」

月見の不気味な笑い声が聞こえてきた。
俺は玄関先で立っている月見を見上げると、
やはり、リビングで二人で話してたときの冷たい表情を俺に向けている

月見「逆に言えば、お兄さんが加凛ちゃんのことを好きになれば
   桐乃ちゃんは邪魔できないってことですけどねぇ…」

京介(こいつ…)

加凛「」

月見の後ろで加凛がじっと俺を見ていた。



159: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/05(月) 10:23:19.91 ID:36nn1FeB0

ゲーセン

桐乃「これこれ! この台が一番かわいく撮れるから!」

意外とノリノリな我が妹様…
プリクラ好きっすね…

月見「へぇ~ 桐乃ちゃん詳しいね!
   私、こういうのあんまり撮ったことないから
   桐乃ちゃんと一緒で良かった~」

桐乃「ぷっww…月見…それでプリクラ行こうって言ったの…?」

月見「うん、前から興味あったし、
   4人で撮ったら、2人だけでも一緒に撮ろうよ!」

桐乃「うん いいよ!」

京介「待て待て なんでおまえら2人だけで撮るんだ」

桐乃「別にいいでしょー? 4人で撮ってからっつてんじゃん」

京介「い、いや…」

おまえと月見を目の届かないとこで二人にしたくねえんだって…

加凛「じゃあ加凛は 京介お兄ちゃんと2人で撮りたいですv」

月見「あら いいわねー よろしくお願いします おにいさん?」

桐乃「……まあ、最後だし今回だけね。
   兄貴、変なことすんなよ」

京介「しねぇよ」



160: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/05(月) 10:23:50.94 ID:36nn1FeB0

俺たちは4人で仲良さそうに(俺一人を除いて)撮ったあと、
それぞれペアになってまたプリクラを撮影した

俺は桐乃と月見が撮ってる所を聞き耳をたてて
外で待っているが、周りのゲームの音がうるさくて全く聞こえん…
ちょっと遅くねえか?次第にイラだってると、

加凛「京介お兄ちゃん…」

京介「ん? な、なんだ?」

月見によって俺の膝の上に預けられた加凛ちゃんが俺に話しかけてきた

加凛「あまり楽しそうじゃないですね」

京介「そ、そうか?」

京介(こういうことに敏感なのも…確かに三歳児じゃありえねえわな…)

まだ加凛とはきちんと話してないわけで、
どういう出方でくるかはわからないから、
こっちもどう接すればいいのかわからない。
3歳の幼女としてか、20歳の大人としてか…


京介「…加凛さん…」

加凛「?」

思い切ってこっちから切り出そうと思ったそのとき

月見「おまたせ~」

変に笑顔でプリクラをすませた月見が戻ってきた。
そうだ…桐乃…桐乃はどこだ

京介「桐乃…桐乃は…?どうした?」

月見「……ふふ」

京介「おい! 桐乃はどこだっつってんだ!」

桐乃「るっさいわね!」

京介「あ」(いた…)

桐乃「プリに文字書いてたの つかあんた、
   ちょっと私が見えないからって大袈裟じゃない?このドシスコン」

京介「桐乃…す、すまん」(びびったぜ…)

月見「では 次はお2人でいってらっしゃい」

加凛「はーい 行こう! お兄ちゃん」

京介「ぁ ああ…」



161: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/05(月) 10:24:16.22 ID:36nn1FeB0

凛「お兄ちゃん!ちゅーしてーvちゅーして撮ろう!」

京介「ぇ」

京介(なんなんだ…キミはどういう心境でそんなこと言ってんだ…)

いつもと同じように接してくる加凛に戸惑いつつも、
外に月見の細くて綺麗な足が見えているので逆らうこともできず…
俺は加凛のほっぺにキスをしてプリクラを撮影した。

京介(まさか加凛は、今の状況を把握していないのか?
   すべて月見一人の計画であって、加凛は関与していない?)

そういえば、あの時、月見と2人で話したときは
むしろ月見の独断による計画という感じもしないこともない。
そういうニュアンスだったような気がする。
姉の…加凛の幸せを願う一人の妹として、姉に秘密で暗躍してる可能性もある。

ならば、もしかすれば加凛を味方につけることもできるんじゃないか?

京介(確かめてみるか…)

京介「加凛…」

加凛「ふぇ?」

その時、俺たちと月見を遮っているカーテンが開いた

月見「終わりました? じゃあラブラブに文字書いてあげますねー」

京介「ちょっ」

こいつ…まさかこのタイミングで入ってくるとは…

加凛「わーい ハートがいっぱーいv」

月見「ふふ…桐乃ちゃんにさっき習ったからね」

京介「」

加凛「お兄ちゃんと加凛…なんだか恋人同士みたいですー」

京介「ゾクッ」

いや…考えてみれば
月見が情報を知ってるのは加凛から情報漏れしてるんだ…
しかも、昨日の夜、俺と桐乃のキスのことを知ってるのも気味が悪ぃ…
まぎれもなく、加凛が月見に教えたってことだ…やはりグルなのか…
さっきもリビングから離れて二人で密談してたしな…

俺はプリクラから離れ、ふとイスに腰掛けている桐乃を見た。

桐乃(友達も増えたし、4人とは言え京介ともまたプリ撮れた…v)

桐乃「ニヘッ///」

…まああいつはいつものようにプリクラ眺めながら
無事にニヤニヤしてることだし、
とりあえずは何も問題はおこらなかったか…


と、思ったが、

帰宅途中、こっそり月見に耳打ちされてしまった。

月見「帰りまでに良い返事を待っています。」

京介「ぐっ」



162: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/05(月) 10:24:56.70 ID:36nn1FeB0

夕食

父「そうか 今日で帰るんだな加凛ちゃんは」

加凛「はい お世話になりました」

父「本当に賢い良い子だ またいつでも遊びにきなさい」

加凛「はいv」

月見「すみませんお父様……良かったね加凛ちゃん
   また京介お兄さんにも会えるね」

加凛「えへへv」

京介「ゾクッ」

桐乃「イラッ」(ちっこいのはもう来なくていいわよ…)

父「はっはっは 随分と懐いてもらえたな京介」

京介「あ ああ…どうだろうな…」

母「あんた 昔から面倒見はいい方だものね」

京介「」

月見「本当、こちらはお父様もお母様も素敵な人で
   お兄さんも桐乃ちゃんも優しくて、私たち姉妹もずっといたいくらいです…
   でも甘えるわけにはいけませんものね…」

京介(なんかあざとく聞こえるぞ…月見)

父「そんなことはないさ 今度は姉妹で泊まりにきてもいいんだぞ
  なあ 母さん」

母「ええ、楽しくていいわね」

京介(おいおい…あんまり打ち解けないでくれ…
   不安じゃねえか…)

不思議と月見が、俺の家族とどんどん仲良くなるたびに
俺の中の危機感は膨らむ一方だった。
もたもたしてたら手遅れになる…

……どうする…



163: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/05(月) 10:25:34.52 ID:36nn1FeB0

夕食後、親父が車で2人を駅まで送るという話になったが、
こいつらを親父と2人にしたくなかったのもあり、

京介「俺が駅まで送るよ」

と無理やりそういう方向へ持っていった。
最後の最後で親父に俺と桐乃のことをバラされたらお終いだ。

今、桐乃は月見と2人で自室にこもっている。
少々危惧するところはあるが、仲の良い女子中学生が
女子の部屋にいるところに流石に用も無く俺が入り込むことはできない。
それに今日の月見の動向を見るところ、
今のところ桐乃に手を出す気配は無いし、とりあえずは良いだろう。

チャプン

風呂場

京介「とりあえず 風呂に入りながら考えようか…」

最悪は俺と桐乃の関係がバレること…

俺が絶対的にフリなのはその弱みを月見と加凛に握られてることである。
そしてもし、俺が加凛を選ばずに桐乃を選べばどうなる…
当然、月見は俺たちのことを親父たちに告げ口し、
もしかしたら俺は家から追い出されるかもしれない。
…桐乃は家に残すだろう。
だがあいつの性格上、そうなったら家出なんてことも考えるんじゃないか?
そうじゃないとしても深く傷付けてしまうかもしれない。

まさかとは思うが、月見の言った事を真に受けるなら
あっちの両親の家が焼かれ、高坂家に2人を向かいいれるという流れになる可能性もある
そうなったら誰が桐乃を守るんだ…この家には諸悪の根源と
何も知らない親父たち、世界一大事な桐乃がいるんだぞ…

考えれば考えるほど頭が痛くなった。

やはり従うしかないのか…
桐乃を守るために、桐乃の兄として生きるしかねえってのか…

ジャバッ

よし、決めた…

風呂を出て、服を着、
俺は桐乃の部屋へ向かった。



171: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/06(火) 07:56:55.21 ID:ZasuhY0D0

京介(と…桐乃の部屋に行く前に…)

加凛はどうしてるかな…
と、リビングの方に顔を出すと
おふくろが加凛と遊んでやっていた。
娘のように三歳児をあやす母親。
加凛の正体を知っている俺からすればシュールな光景だ。

母「あら?京介 あんたもうお風呂に入ったの?
  加凛ちゃんを駅に連れてくんじゃなかったの?」

京介「ああ、ちょっと考えたいことがあってな
   すぐに準備して出るよ」

母「あんまり遅くなると向こうのご両親が心配するわよ」

京介「わかってるって。加凛ちゃん もう少しだけ待っててね」

加凛「はいv」

こっちの問題は無いようなので…
加凛…おまえの相手は後だ。

俺は階段を登り、妹の部屋の扉に辿り着いた。

コンコン

京介「桐乃 俺だ」

桐乃「ん? なに?」

京介「入るぞ」

ガチャ

京介「…うおっ……」



172: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/06(火) 07:58:18.00 ID:ZasuhY0D0

いつものかわいらしい感じの妹の部屋に入ったつもりが、
そこはエロゲーや同人誌なんかが散乱する
キモオタルームへと変貌していた…
禁断のふすま もあられもなく全開にされていた…

月見「あら お兄さん」

京介「何やってんだ おまえら…」

月見「桐乃ちゃんにエロゲームやアニメのこと
   色々教えてもらってたんですv」

桐乃「この子さー けっこう良い素質持ってるよね
   無趣味、こだわり無し、平凡なアンタとは大違い」

京介(桐乃が自らの趣味をカミングアウトするくらい打ち解けてやがる…
   まぁ情報が加凛から既に漏れてるから話しやすかったのかもな)

それは、さておき、
俺はここに遊びにきたわけではない。
話をしにきたんだ。

京介「おい月見」

月見「はい?」

京介「もう出るから、先に下へ降りて
   玄関で待っててくれ。」

月見「え?」

京介「ちょっと桐乃と話があるからな」

月見「はぁ…」

桐乃「何? 私に用なの? 言っとくけど、私も駅までついてくからね。
   歩きながらでよくない?」

京介「おまえと二人で話したいんだよ」

桐乃「何…その顔…」

俺の真剣な目を見て何かを感じ取ったのか、
妹は少し なんとも言えない不安の混じった表情で
俺を見つめてきた。



173: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/06(火) 07:58:48.40 ID:ZasuhY0D0

京介「おい、早く下行ってろって月見」

月見「………お兄さん」

京介「話は後だ 早く下に行け」

月見「」

バタン

月見を追い出し、鍵をかけた。

京介「よし…」

桐乃「何よ…話って……今じゃなきゃ駄目なの?」

京介「」

京介「いや、待て」

桐乃「は?」

俺は再び妹の部屋の扉に手をかけた。
ガチャ

月見「あ…」

京介「何聞き耳立ててんだよ」

月見「ふふ…中々……」

京介(んなこったろうと思ったぜ…)

京介「早く下に降りろ!」

月見「はーい」

俺は月見が下に降りたのを確認し、再び妹の部屋に戻った。



174: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/06(火) 07:59:53.99 ID:ZasuhY0D0

桐乃「何よ京介 二人だけで話がしたいって」

京介「俺からの最後の人生相談だ」

桐乃「人生相談?…最後の?」

京介「そうだ…最後だ」

もはや周知の事実だが俺は妹が好きな変態シスコン野郎だ
これからもコイツのことを守ってやりたいし
なるだけ傍にいてやりたい。

京介「俺はおまえの兄貴だ」

桐乃「…?」

京介「これから先もずっとおまえの兄なんだ」

桐乃「何言ってんの?」

京介「だから俺を名前で呼ぶのはやめてくれないか」

桐乃「へ?」

桐乃に例え嫌われても、
ついこの前までの生活に戻るだけだ。
近くでコイツを守れるならこの選択は間違ってないと信じたい。

京介「だから、兄妹として、俺のことは
   今まで通り兄貴って呼んでくれ!」

桐乃「は…はぁ!? そんなの私の勝手じゃん!
   それに兄妹兄妹って…アンタと私は…それだけの関係じゃ…」

京介「いいや、それだけの関係だ」

桐乃「!」

桐乃の顔がひきつっている。
俺は自分で言った言葉で少し胸が痛くなった。

京介(傷付けたとしても…今だけだ。)

俺は最悪を防がなくちゃならない。
それは親バレし、俺の手の届かないとこで
桐乃があの冷酷な姉妹と暮らしてしまうこと。

桐乃「ばっかじゃないの!? アンタ言ったじゃん!
   私とアンタとの関係は…兄と妹だけじゃないって!」

京介「冷静になって考えたんだ
   どう考えても俺たちの関係は異常だ。昨夜は俺もどうかしてた。
   おまえだってまだ15歳の癖に、学校で恋とかしなくていいのかよ」

桐乃「な あんた…本気で言ってんのそれ…」

桐乃は次第に震えてきた。
瞳にはうっすら涙も浮かべている
すまん…許してくれ。



175: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/06(火) 08:00:38.32 ID:ZasuhY0D0

桐乃「ざけんな!!」

京介「ぶほ゛ぉっ!」

妹のグーパンが顔に飛んできた。

桐乃「はぁ…はぁ…」

多分、避けれたと思うが、俺は殴られたかったんだ。
大切な妹を傷付けてしまった。
今ならコイツの気の済むまで殴ってくれても文句は無い
だが、この選択だけは曲げる気は無い。
倒れこんだ俺は起き上がり、
いくらぶっても考えは変わらぬという意思表示を表情で見せることにした。

京介「昨日は悪かった…あれは忘れてくれ。
   今まで通り、普通に兄妹でいよう。
   俺はおまえに、どうしても妹以上の感情は抱けないんだ」

桐乃「いまさらそんなの無理に決まってんじゃん!」

京介「無理というなら、兄妹で一緒になることこそが無理だ
   おまえも大きいんだからそのくらい考えられるだろ」

桐乃「兄妹だから駄目なんてわかってるっつってんでしょ!
   だからあんなに悩んで変になっちゃってるんでしょ!
   それ全部わかってアンタは…私にキスしてくれたんじゃないの!?」

桐乃の涙がたまらず溢れてしまった。

桐乃「何よ…なんでそうなんのよぉ…ぐず…」

泣き崩れ、桐乃は俺の足にしがみついてしまった

京介「おい…わかれ 桐乃。俺たちは間違ったんだ」

桐乃「知らない 私があんたのこと好きな気持ちが間違ってるなんて思いたくない!」

京介「桐乃!」

桐乃「あんたとこれから何しようかずっと考えてた私が馬鹿みたいじゃん」

京介「桐乃…」

桐乃「あんたはずっと私と昨日の夜、キスしたこと後悔してたっていうの?
    全部、間違いで片付けて、無かったことにしようっての!?」

京介「」

桐乃「嫌だよ…京介ぇ…ぐずっ …」

桐乃はうつむき、
涙がぼろぼろ溢れるたびに
俺の足にしがみつく力も
次第に弱々しくなっていった。

俺は、桐乃の手をはらった。



176: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/06(火) 08:01:06.17 ID:ZasuhY0D0

俺は立ち上がり、
床にふさぎこんでしまった桐乃を横切り、
部屋をあとにしようとした。

桐乃「ひぐっ…ぐずっ…待って…」

京介「」

桐乃「お願い…そばにいてよ…」

京介「そばにはいるさ 兄貴だからな」

桐乃「ずっといてよ…」

京介「兄としてできる限りな」

桐乃「京介の好みの女になるから……
   地味子みたいに眼鏡かけるから…
   私、あんたが喜ぶかなってもう買ってる…
   京介が望むなら髪だってすぐに黒くできるんだから…」

京介「桐乃、おまえはおまえだろ
   そんなことしたっておまえは妹でしかねえよ」

桐乃「京介ぇ…」

京介「京介って呼ぶなって言ってるだろ
   次呼んだら、返事してやらねえからな。」

桐乃「もうワガママ言わない…もう生意気な口きかない…」

京介「桐乃!しっかりしやがれ!」

桐乃を今すぐにでも振り向いて抱きしめたかった。
でももう決めたことだ…むやみな優しさは今以上にこいつを苦しめる。

俺はもっとボコボコにされるのを覚悟して、
怒り狂う妹を想像して部屋に入ったはずだった。
しかし最終的には、
殴る力も 怒鳴り散らすこともできないまでに
弱りきった姿を見せてきた。

おまえらしくもない…もっと殴ってくればいいだろ
この最低男!鬼畜…てな。
そんなにショックなのかよ…
兄貴なんかが恋愛対象からはずれたくらい…
おまえの美貌ならいくらでも男がいるじゃねえか。

そんなに泣かなくても、
おまえは俺がいなくても大丈夫なしっかりした女なんだよ。

京介「悪かったな…」

俺はそう言うことしかできず、静かに妹の部屋から立ち去った。
ドアをしめてしばらくし、
妹の泣き喚く声がかすかに聞こえてきた。



177: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/06(火) 08:01:56.98 ID:ZasuhY0D0

俺まで泣きそうだが、
そうも言ってられない。
玄関にはあいつらが待っているんだ。

俺はゆっくり階段を降り、
玄関先で待っていた加凛と月見の元へ向かった。

母「京介、気をつけてね」

京介「ああ」

月見「お母様、加凛ちゃんがお世話になりました。
   本当にありがとうございます」

加凛「ありがとうございます」

母「またおいで」

月見、加凛「はぁいv」

京介「ちっ…」

母に見送られ、
俺たちは玄関から出た。

加凛「ぅ~寂しいです…また遊びにきたいです」

月見「そうだね。お母様もああ言ってくれたし、
   私も今度桐乃ちゃんに会いにこようかなーふふ」

京介「」

月見「そういえばお兄さん、桐乃ちゃんはこないんですか?」

京介「こねえ」

月見「へ、へぇ……」

俺はイラついていた。
この姉妹が楽しそうにしてるのがどうしようもなく腹が立った。
いますぐにぶっとばしてやりたい。
だが、そんな軽率なことはできない。
桐乃に別れを告げた意味がなくなる。

加凛「京介お兄ちゃん…なんかちょっと怖いです…」

京介「あ?」

加凛「え…」

月見「」

京介「おまえら、ちょっと話あるから駅前の公園寄ってけ」

加凛「京介…お兄ちゃん?」

月見「」



178: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/06(火) 08:02:23.19 ID:ZasuhY0D0

駅前公園

京介「ここでいいな」

加凛「」

月見「あの…」

京介「おい、おまえ言ったな、選択肢は二つだって。
   一つは桐乃を選ぶ もう一つは加凛を選ぶって」

加凛「…え?」

月見「はぁ…」

京介「答えはそのどっちでもねえ!
   俺は誰も選ばん!」

夜の公園の静寂が壊れるくらいに
俺は怒りのまま思いのたけをぶつけた。

京介「俺はさっき、桐乃に別れを告げてきた!
   おまえの望むように普通の兄妹に戻ってやったぞ!
   だがなあ!俺だってプライドがある!
   例え加凛が本当は20歳だとしても桐乃以外の女と付き合うつもりはねえんだよ!」

加凛「」

月見「ま…」

京介「いいか よく聞け 俺は妹が好きだ 愛してると言ってもいいね!
   だがその妹をおまえらから守るために俺はまだあの家を追い出されるわけにはいかねえ!
   例え嫌われても、俺は兄として桐乃を守ってやる
   キスしたことを親に話すか?
   いいぜ、でもなあ、もう俺と桐乃は何でもないんだから痛くも痒くもねえ!
   そんなことしたら逆にお前らの正体をバラして巻き添えにしてやるさ
   観念して親父に今までのこと全部正直に話すよ!
   もう別れたんだから勘当されて家を追い出される最悪な事態は流石に無いだろ!」

加凛「」

月見「お兄さ…

京介「わかったら、もう桐乃にかかわんじゃねー!!!」

言ってやった…
言ってやったぞ…



179: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/06(火) 08:03:02.80 ID:ZasuhY0D0

月見「あのね…お兄さ…

加凛「おい、月見ちゃん」

月見「はい」

加凛「説明してください。つかしろや。」

月見「……ごめん」

京介「は?」

何故か加凛に怒られている月見。
月見は加凛に今日の夕方頃の
俺と月見のやり取りのことを何故か説明していた。

京介(どういうことだ…この事に加凛は関与していなかったのか?)

京介「なあ…おまえら…」

月見「お兄さん…ご、ごめん!でもそこまでする!?」

京介「え?」

月見「私が進学する為の高校の下見のせいで加凛ちゃんを家に残してくのが
   心配で心配でしょうがなくて!毎晩電話してたんですけど…
   私、お兄さんが加凛ちゃんとちゅーしたりお風呂入ったりしたって聞いて
   超くやしかったんですよぉお!!」

京介「何を言っているんだおまえは」

月見「私は妹が好き!うんん!愛してると言ってもいい!!
   さっき桐乃ちゃんから借りたエロゲーも今から濡れるくらい
   早く家に帰ってやりたくやりたくて仕方ない変態よ!でっへっへっへ///」

そういって月見はバッグから
妹から借りたのであろう、エロゲー3本をバッグから出し見せてきた

加凛「うーわっ …き、きもい…」

月見「私ですら加凛ちゃんとお風呂とかちゅーとかまださせてくれてないのに
   あなたは あなたって人はああ!!」

京介「うおおい!落ち着け!つまりはどういうことだ!」

加凛「つまりは嫉妬に狂った月見ちゃんのただの嫌がらせですよ。
   京介お兄ちゃんを困らせようと、私をダシに演技してたんです。」

京介「はあ!?」

加凛「加凛も、月見ちゃんがプリクラ撮ろうって言った時から
   何かおかしいとは思ってたですけど、まさかこんな事になってるなんて…
   月見ちゃんは重度のシスコンな上にホラー小説オタクで
   私はあんまりコイツ好きじゃないです。毎日かかってくる電話もうざかった。」

月見「加凛ちゃぁぁん…しょんなこと言わんでぇ~」

加凛「みんなの前だったから言わなかったですけど
   あのビッチ並みにうざい。 こやつの進学の為に家をあけた時に
   わざわざ加凛だけ家に残ろうとしたのは月見ちゃんと離れられてせいせいするからです」

月見「酷い 酷いよ!」

京介「酷いのはおまえだ!!」



180: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/06(火) 08:03:48.11 ID:ZasuhY0D0

全ては電話であれこれ色々聞いてくる月見が
渋々話してやってる加凛ちゃんの話を聞いて嫉妬し
俺にイジワルをしていたというだけの話だった。
二人とも義理の姉妹というのも嘘で、
きちんと普通の黒上家の子供でした。ええ。

ちなみに加凛ちゃんは正真正銘の三歳児で、
あの夜、俺たちのキス現場を見てしまったのも、
俺の部屋に忘れてきたぬいぐるみを取りに行っただけで、
その時に偶然見てしまったそうな。

加凛ちゃんはそのことを特に月見に話す気はなかったようだが、
今日、夕方に月見が迎えに来たときにあんまりしつこく、
「お兄さんがそんなに好きか!?」「私より好きなの!?許せない!許せない!」
と詰め寄ってくるもんだから

加凛「実は昨日、京介お兄ちゃんと桐乃お姉さんがちゅぅしてるとこ偶然見たです。
   それ見て、ああ、お兄ちゃんはあの人が本当に好きなんだって思って
   諦めました。だから見苦しく逆上しないでください」

と、月見をなだめるためにそう話したらしい。
しかしそれを月見は、
「私の妹の体を触っておいて本命は実の妹って、遊びかよ!!許せない!!」
な思考になったらしい。
くだらん くだらんぞ 月見よ。

俺達はいったん気持ちを落ち着ける為に各自
ホットドリンクを買ってベンチにこしかけた。

月見「ふぅ…あったかい…///」

京介「ふぅ…あったかい…/// じゃねえよ どうすんだよ!
   しゃれになってねえぞ…俺、桐乃に酷いことしちまったじゃねえか…」

月見「えー… どのみち駅でドッキリでしたー☆ってやろうと思ったのに
   まさか先走って桐乃ちゃんと別れちゃうなんて思わなかったんだもんっ」

京介「女を本気で殴りたいと思ったのはおまえが初めてだ。」

月見「こっわっ☆ 私だって加凛ちゃんを選ぶって言ったらブチコロでしたよ。
   まぁ桐乃ちゃん選ぶって言ったら応援するよ!て流れだったんだけどー」

加凛「月見ちゃん… 謝れ ちゃんと謝れ」

月見「でも加凛ちゃん…だってまさか桐乃ちゃんと別れるなんて想像してなかったし…」

加凛「この馬鹿!謝れ!!」

月見「ひぐぅぅ…」

京介「」

月見「ごめんなさい…」

いいよもう めんどくせえ



181: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/06(火) 08:04:21.15 ID:ZasuhY0D0



加凛「京介お兄ちゃん…本当にごめんなさい…
   月見ちゃんには、あのお姉ちゃんにちゃんと事情説明させて
   謝らせるからね… 本当にごめんなさい…」

京介「いいよ…加凛ちゃんは悪くないからね。
   俺こそごめんな…疑ったりして。」

ナデナデ

加凛「うへぇ~/// いつもの京介お兄ちゃんだぁv」

京介(本当にこんな可愛くて良い子を疑った自分が恥ずかしいぜ……)

加凛「加凛ね、京介お兄ちゃんが好きって気持ちは本当だったよ
   でも、京介お兄ちゃんがあのお姉さん好きって気持ちは本気だってわかって
   これ以上、困らせたくないって思ったの…」

京介「そか加凛ちゃんは大人だな……
   ねえ、一個 聞いていい?」

加凛「なぁに? 京介お兄ちゃんっ…v」

京介「何でそんなに頭良いの?」

加凛「ん?加凛…頭いいのかな?
   >>35とかじゃないのかな?
   わかんないけど」

京介「そうかい…」

京介(まあ例え>>126のような展開になったとしても
   俺はもう首をつっこまん。関わるだけ損だ…)

そんな最後の会話を加凛ちゃんとしていると、
お土産屋に行っていた月見が戻ってきた

月見「へい!そこ!イチャラブしない!」

京介「ちっ」

京介(つか別に観光に来たわけじゃねえのに土産て)

月見「そろそろ電車くる時間ですよ
   早く帰って一緒にエロゲーしよ 加凛ちゃん」

加凛「加凛は疲れたから帰ったらすぐに寝ます。」

月見「ぇぇええ~ お兄さんと桐乃ちゃんだってしてるって言ってたよ~」

加凛「はぁ… うっぜ マジうっぜ…」

京介(最後の最後で姉妹そろってキャラが崩れてるよお前ら…)



182: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/06(火) 08:05:04.09 ID:ZasuhY0D0

加凛「じゃあね…お兄ちゃん…」

京介「おう 気をつけてな」

加凛「また行っていい?」

京介「ああ いいよ」

加凛「やったー///」

月見「それじゃぁ~ 私もその時はよろし

京介「おまえは二度とくんじゃねえ」

この数日間、好き放題に
俺達兄妹の関係を引っ掻き回した
二人の姉妹をを乗せた電車を
俺は見えなくなるまで見送った。

これで終わった。
この数日間、本当に長かったぜ…

京介「はぁ…どうすっかな…」

夜の帰り道を歩きながら、
考えていたのは妹にどう謝るか…だった。
既に取り返しがつかないまでに
関係を壊してきただけに足取りが重い。

帰宅

京介「ただいま」

母「おかえり、遅かったわね?
   ちゃんと送ってきたの?」

京介「ああ」

俺は一息つくために冷蔵庫から麦茶を取ろうとした時に

京介「あ」

加凛ちゃんの為に買っておいた
いちごとそれのシロップが目に入った。
あまりにバタバタし過ぎていた完全に忘れていた

京介(そうだ…これで桐乃のきげんを取る…とか…)

いや…ないな…無理か。



189: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/10(土) 14:19:44.73 ID:KByutZfh0

京介(ああ…やべぇ…今度こそ殺されるか…)

震える手に、皿に盛り付けた苺を持つ俺。
一歩一歩ゆっくり妹の部屋へ延びる階段をあがっていく。
どうやって謝るかはまだ整理がついていない。
最悪、殺されるのも覚悟した方がいいのだろう…
恨むぜ…月見…まあオカルト話に
まんまと乗せられた俺も悪いが…

一瞬、まずは自分の部屋でゆっくり作戦を練ろうかと思ったが、駄目だ。
去り際に声を殺しつつも泣いていただろう妹に一刻も早く安心させてやらねば。
それとも、もう嫌いになって、どうでもよくなってるかな…
だとしても、謝ることは先決だろう

意を決して俺は桐乃のドアをノックした

京介「き…き、桐乃…さん」

返事は返ってこない…寝てはいないよな?
妹が寝るにはまだ早い。
だが泣きつかれて寝るような奴だからありえないこともないか。

京介「いるだろ? 入るぞ?」

おそるおそる、俺はドアを開けた。

ガチャ…



190: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/10(土) 14:20:20.31 ID:KByutZfh0

京介「お…」

桐乃「…」

起きていた。
俺が外に出ている間に風呂に入ったのであろう、
パジャマ姿と少し濡れた髪で
妹様は無言でエロゲープレイ中であった。

京介(こんな時にもエロゲーなのか…)

桐乃「…」

カチカチとマウスの音だけが
こだましてる部屋、無言の妹
怖ぇ…

京介「な、なあ桐乃 イチゴくわね?」

桐乃「それ、あのチビに買ってきたやつでしょ?」

くそぅ…見破られていた。
つかエロゲーやめる気配がない。

京介「ま、まあな…事情があって忘れてたんだ
   もったいねえから、桐乃と食べようかなーってさ」

桐乃「まあいいわ。置いといて。あとで食べるから」

素っ気無い返事をし、
こちらを振り向こうともせずに
ひたすらエロゲーの妹

京介(こりゃ相当怒ってるな…)

京介「桐乃 実は俺、お前に謝らないといけない事があるんだ…
   ムカつくとは思うけど、少しだけ時間いいか?」

ピタッと桐乃のマウスを持つ手が止まった。
どうやら話は聞いてくれそうだ。

京介「あの…さ… さっき俺、おまえに酷いこと言っただろ?
   兄妹だから…とか、昨日の夜の事は忘れようとか…」

桐乃「…」

京介「ごめん!!本当にすまない!俺、最低だった!」

後ろを向いて見えないだろうが、
俺は座ってる妹に深々と土下座をしたまま謝った。



191: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/10(土) 14:20:54.16 ID:KByutZfh0

京介「俺、ちょっと勘違いしてたんだ!
   ああ言って関係を終わらせないとお前と一緒にいられない事情があって
   でもそれはただの取り越し苦労でさ、とにかく本心じゃなかったんだ
   許してくれなくてもいい!でも好きだ!愛してる!これが本心だ!」

桐乃「…」

桐乃はしばらく黙っていた。
嫌な静寂の中、時間が流れる…

桐乃「知ってるし。」

京介「え?」

桐乃「おかしいと思った。さっき月見からメール来て
   だいたいの事情はわかったし、アンタの考えてた事も想像つく。」

京介「な…そ、そうか!」

俺はホッと胸をなでおろした。
おそらく加凛ちゃんが月見に早く連絡するようにしてくれたんだろう。
これでなんとかなりそうだぜ…

桐乃「でも、許せない」

京介「へ?」

桐乃「絶対 許さない しね」

京介「おいおい」

許されてなかった。

京介「た、確かに俺でも自分が馬鹿だったと思うぜ! 
   見え透いた月見の冗談を真に受けておまえを泣かせたのは事実だ…
   で…でも…な…」

何を言っている俺…許されなくてもいいって言ったよな…
でも、事情を知ってなお許されてない事は流石に納得いかなかった。
俺の分際で言うのも何だが、6割…いや、8割くらいは月見が悪くねぇか?
いやいや…俺も責任 感じてないわけじゃねえけど…

いかんな…それでも大事な妹を泣かせた事実に変わりねえ

京介「いや…すまん…そうだな。
   大事なおまえを泣かせたのは事実だ。
   言い訳できねえ…」

ガタッ

京介「ビクッ」

桐乃は座っていたイスが転がるほどに
突然勢いよく立ち上がった。
桐乃が転がしたイスは
正座した俺の横をスレスレに飛んでいった。

京介(怖い怖い怖い!!!)



192: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/10(土) 14:21:32.31 ID:KByutZfh0

桐乃「ばっかじゃないの!?」

立ち上がったが、依然、俺に振り向いてくれない様子の妹様。

京介「はい…本当に…馬鹿っす…すみません…」

桐乃「どうやったらアンタみたいな鈍感の
   糞ポロチン兄貴が生まれるのか理解できないっつの!」

京介(まだポロチン言うか…)

桐乃「何でよ」

京介「はい?」

桐乃「何で私に相談せずにいたかっつってんのよ!」

京介「いや…おまえを心配させたくなかったつか…
   言ったら、事が大きくなって親にバレたりすることを
   恐れたっていうか…」

桐乃「はあ!? 私のせいだっつうの?」

京介「そ、そうじゃねえよ!」

京介「!」

立ち上がっている妹の腕をふと見た。
震えている。
こちらからは表情は伺えないが、
怒りで震えてるのか。
はたまた、また泣かしてしまったのか

桐乃「前にも言ったけど、アンタのそういう
   変に優しいところ大っ嫌い
   中途半端に優しくするから傷付くんでしょ
   いい加減 考えろ!」

京介「桐乃…?」

つまり、全部一人で解決しようとした俺の姿勢に怒ってるのか。
そりゃそうだよな…

桐乃「あんたは私の何!?」

京介「そりゃぁ…」

A 大切な妹
B 大切な恋人

エロゲーで言えば重要な選択肢となるだろう…
Aか…Bか…



193: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/10(土) 14:22:32.34 ID:KByutZfh0

桐乃「…」

京介「おまえは俺の大切な…」

大切な………

京介「大切な…妹…」

桐乃「ぁあ!?」

京介「で!あってだな…」

桐乃「…」

京介「そう…妹であって…それ以上に特別な存在でもある。」

桐乃「っ…」

京介「やっぱりお前は俺の妹なのは変わりねえよ
   妹だからこそ、俺はおまえが好きになった。
   仮に最初から他人だったら、もしかしたら俺たちの間には
   何も絆なんか生まれなかったかもしれないだろ」

桐乃「………うん」

京介「でも兄と妹って関係を経て、俺はお前のことを愛せたし
   おまえは俺を好きだって言ってくれた。
   妹のおまえも、女としてのおまえも大好きだ 桐乃」

桐乃「だったら…!」

桐乃はやっとこっちを振り向いた。

京介「ぁ…あれ?おまえそれ…」

桐乃「だったらもっと信頼してくれたっていいでしょ!?
   そんなに想ってくれるなら、アンタの悩みも一緒に悩ませてよ!
   もっといっぱい人生相談しあおうよ!! ぐずっ
   最後って言うなバカ!!!」

京介「…」

桐乃「私はアンタを失うくらいなら…
   エロゲーも家も何もいらないんだから…ズズっ
   ちゃんと理解した!? 返事は!!」

京介「は、はい」

正座した俺を見下ろす妹は、
泣きすぎてはれぼったくなった目と、
真っ赤になった鼻に、赤ブチの眼鏡をかけていた。
黒ブチで良かったがこれはこれで似合っている…

京介(俺の妹は可愛い…)



194: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/10(土) 14:23:51.78 ID:KByutZfh0

桐乃「あーん」

京介「ほい…」

桐乃「モグモグ…もぉ隠し事しない」

京介「はい…」

赤ぶちの眼鏡をかけた妹に
苺を食べさせて
必死に機嫌を取る俺である。

桐乃「あーん」

京介「ほいっ」

桐乃「もぐっ…悩んだ時は二人で悩む」

京介「はい」

桐乃「あーん」

京介「ほら…」

桐乃「もぐっ まだ許したわけじゃないから」

京介「はい…」

桐乃「これからのアンタの態度しだいね」

京介「そうだな…」



195: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/10(土) 14:24:18.02 ID:KByutZfh0

桐乃「で どう?」

京介「どうって…」

桐乃「めがね!かけてやってんでしょ」

京介「ぁ、ああ 似合ってる超かわいいぞ…」

桐乃「フフン♪ きもっ シスコン…///」

京介「はは…」

桐乃「だっこ」

京介「ん?」

桐乃「だーっこ!」

京介「ふww はいはい ほらよ」

桐乃「ふん…///」

ちょこんと俺の膝に体を横にして座る桐乃

桐乃「あーん」

京介「ああ、苺だな …ほれ」

桐乃「ん モグモグ………兄貴も食べる?」

京介「いいのか?」

桐乃「あーん てして」

京介「ぁ、あーん…パクッ」

桐乃「…///」

京介「うまい…な…///」

桐乃「京介っ…」

京介「ん?なんだ?」

桐乃「ふへっ/// 呼んだだけーv」

京介「そ、そうか…///」

ようやく桐乃がデレた。
もう大丈夫そうだな。

ナデナデ

桐乃「ホホホー/// キャー///」

足をバタバタさせて喜びに震える妹

京介(繰り返すが俺の妹は可愛いんだぞ
   可愛いわけがないわけがない)



196: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/10(土) 14:42:57.91 ID:KByutZfh0

数日後

京介「…で、おかげでなんとかなったよ」

加凛「そうですか 良かったです」

俺はしばらくして加凛ちゃんと電話で
礼もかねて、桐乃と仲直りできたことなどを話した

加凛「京介お兄ちゃんが幸せなら加凛は嬉しいです」

京介「ははっ 本当に大人だよな…加凛ちゃん…
   将来が楽しみすぎるぜ」

加凛「黒上家は英才教育に力入れてるですから、小さい頃から
   作法や教養、道徳、保険体育から保険体育まで網羅させられるのです」

京介「保健体育に力入れすぎじゃね?
   まあいいや 本当にありがとうな」

加凛「加凛はお礼言われるようなことしてないですよ
   むしろうちの姉が迷惑かけてごめんなさいです…」

京介「いんだよ、よく考えたらさ、加凛ちゃんがこなかったら
   俺と妹の関係って進展してなかったと思うし…
   きっかけは全部 加凛ちゃんなんだよな」

加凛「あのビッチお姉ちゃんの助けになったのはいけすかないですが、
   京介お兄ちゃんの役に立てたなら加凛、すごく嬉しいです」

京介「またいつでも来いよ」

加凛「はいv」

月見「ちょっと加凛ちゃん!誰と話してるの!?ねえ!誰誰誰!?」

加凛「はぁ…うるさいのが来たからそろそろ切りますね…」

京介「ああ またね」

月見も相変わらずらしい。

加凛「えへへ またですv」

ぷつっ

そろそろ時間だな。



197: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/10(土) 15:29:34.31 ID:KByutZfh0

今日は日曜日

京介「おーい 桐乃ーまだかー」

桐乃「ちょっ ちょっと待ってよっ」

ドタドタかけおりてくる妹

桐乃「ね、ねえ! メガネはかけてた方がいい?」

京介「いや…初デートだからな…
   最初は普通の桐乃の顔が見たいかな…」

桐乃「わ、わかった!置いてくる!///」

そしてドタドタ階段をのぼる妹

京介「慌てなくていいぞー! こけるなよー!」

ドタドタドタ

桐乃「よし、ど、どう?」

京介「あ、ああ いいんじゃないか?」

桐乃「ちっ それだけ…」

桐乃はムスッした顔をした。
私服のちょっとミニのスカートをはいた妹様は
俺が偽デートで買ってやったピアスを強調してるらしい

京介「可愛いよ さすが俺の妹だぜ」

桐乃「ふん 最後だけ余計だけどいいや ほら行くよ」

京介「はいはい」

以前とは違い、お互いの気持ちを知った上での本当の初デートだ。
親の目を盗んでこっそり二人で家を出る感じがちょっと萌えるぜ。



198: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/10(土) 15:31:36.52 ID:KByutZfh0

桐乃「京介…手…///」

手を握りたい妹は
歩いている俺のそでをひっぱってきた。

京介「ついてからにしろって///
   近場じゃまずいだろっ」

桐乃「我慢できない」

京介「おまえワガママ言わないって言ってなかったけ」

桐乃「はあ~?言ってないし、つか甘えてるだけですけど。」

京介「たくっ」

俺は周りに誰もいないことを確認し、桐乃のおでこにキスをした

桐乃「ひょぁ…///」

京介「変な声出すなよ…///」

桐乃「不意打ちすんな!」

京介「これで もたせろよww」

妹をこんな風にからかえるようになったのも
最近になっての話だな。

桐乃「京介」

京介「ん? んっ!」

桐乃「ちゅっ」

京介「ばっ/// おまえいきなりっ!」

桐乃「仕返しーv」

今度は桐乃から唇にキスをしてきた。

桐乃「早く行くよ 電車の中なら手握ってもいいでしょ?」



199: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/11/10(土) 15:35:24.47 ID:KByutZfh0

桐乃のオタク趣味の暴露から始まって今まで色々あったが、
何だかんだでこいつとこうなれて良かったと思うぜ。
もしかしたらこの先、親バレするかもしれないし、
もしかしたら桐乃に彼氏ができるかもしれない。
けど、俺は全部覚悟してるさ。
なんせ俺はシスコンだからな。
桐乃が望むならじじいになっても手を繋いでやるし
いい男ができりゃあ悔しいが桐乃の幸せの為に応援してやってもいいさ。
まあ桐乃がそれを望むならな。

京介「桐乃」

桐乃「ん?」

京介「俺、どんなことがあってもおまえのこと一生守るよ」

桐乃「…/// ふーん…」ニヤニヤ

桐乃は俺の腕に腕をからみつけてきた。

桐乃「まあアンタみたいな変態シスコンと添い遂げてあげられるのは
   私くらいだろうしね。約束してよ おにーちゃんv うへへ…///」

~~~~~~~~~
高坂家

プルルルルル ガチャ

母「はい、高坂です」

月見「あ!お母様!月見です!まだお兄さんいますか!?
   私の加凛ちゃんと何話してイチャラブしてたか聞きたいんですけど!」

母「え?きょ…京介…?今日は友達と遊ぶって出てったけど」

月見「は?今日は桐乃ちゃんとデートらしいですよ。」

母「え…ええ!?」

月見「あ これ言っちゃいけないんだっけ?…ごめんなさい!
   じゃあ桐乃ちゃんの方に電話します!ありがとうござっぶごっ!!」

加凛「月見コラァ!!」

プツッ ツーツー

母「」




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SS速報VIP:【俺妹】高坂家に親戚の幼女がやってきた