SS速報VIP:織姫「どうせ今年も雨だし彦星こないっしょwwwwww」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1341653118/



1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 18:25:19.01 ID:uvC/To5Io

織姫「大体こんな雨の日に外なんか出るわけないしwwwwwwwwwwww」

織姫「こんな日まで機織りしてる場合じゃねぇしwwwwwwwwwwww」

織姫「普通にニコ動で「ゆるゆり♪♪」観てるわwwwwwwwwアッカリーンwwwwwwww」

織姫「9巻も予約したしwwwwwwwwwwあかりちゃんカワユスwwwwwwwwwwwwww」

織姫「ちょっちまっちwwwwwwwwwwwwwwwwwwちゅーがくせいwwwwwwwwwwwwww」

鵲「何してんすか、織姫様……」

織姫「え?wwwwwwwwwwwwwwww」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1341653118




2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 18:25:58.95 ID:uvC/To5Io

鵲「いくら七夕以外は仕事してるからって、ちょっとだらけ過ぎじゃないですか?」

織姫「いいのよwwwwwwwwwwどうせwwwwwwwwwwww彦星こないしwwwwwwwwww」

鵲「私どもが橋をかけても、織姫様が来てくれなきゃ意味がないでしょう」

鵲「何羽か力尽きて流されたやつがいるんですよ……」

織姫「雨降ったらwwwwwwww天の川増水wwwwwwwwwwwwワタロwwwwwwwwwwww」

鵲「渡れないでしょ?」

織姫「だから行っても意味がないっていうwwwwwwwwww」

鵲「はぁ……」



3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 18:29:47.36 ID:uvC/To5Io

鵲「昔はこうでなかったのに、どうしてこんなことに」

織姫「こんなことっていうかwwwwwwwwwwwwニート状態だったからお父様マジギレしたしwwwwwwwwwwww」

織姫「元からニート素質ありありだったしwwwwwwwwwwwwww」

織姫「つーか3Dテレビってすごいwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

鵲「そんな姿を見たら、彦星もがっかりでしょうね……」

織姫「元から化粧なんかしてなかったしwwwwwwwwwwwwがっかりする要素皆無wwwwwwwwwwww」

鵲「でも、最近では、機織りしながら動画を見る毎日で」

織姫「そりゃ何千年も機織りしてたら飽きるっていうwwwwwwwwwwww」

織姫「天界も服飾をオートメーション化しなさいよwwwwwwwwwwww」



4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 18:34:35.74 ID:uvC/To5Io

鵲「とにかく、本当に行かないのでしたら、橋は作りませんからね?」

織姫「むしろ命は大事にすべきwwwwwwwwwwww」

織姫「いのちだいじにwwwwwwwwwwww」

鵲「彦星ががんばって来ていても、渡れませんけど?」

織姫「別にwwwwwwwwwwwwどうせあっちも今頃バーで飲んでるでしょwwwwwwwwwwww」

織姫「最近じゃメールでもババァ扱いwwwwwwwwwwww」

織姫「天人の美肌なめんなwwwwwwwwwwwwww」

鵲(くまを作った顔で美肌もないでしょうに……)



5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 18:41:15.87 ID:uvC/To5Io

鵲「しかし、七夕の日まで荒れ放題では、天帝もお嘆きですよ」

鵲「織姫様、本当に仕事……と動画と漫画しかしませんからね」

鵲「はっきり言って、周りの姫様たちもドン引きの引きこもりっぷりですよ」

織姫「どうでもいいwwwwwwwwwwwwひたすらどうでもいいwwwwwwwwwwww」

鵲「正直、天帝もちょっと後悔しているくらいですよ」

織姫「マジでwwwwwwwwwwwwww」

鵲「マジです。一年に一回の逢瀬を楽しみにお仕事をされていたのが、毎年の雨で落ち込むようになり」

鵲「近年では七夕の日に外に出ることすらしなくなったと」

織姫「もうwwwwwwwwww雨に打たれてたら風邪引くだけだからwwwwwwwwwwwwww」



7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 18:46:21.86 ID:uvC/To5Io

鵲「まあ、いいんですけどね。織姫様の純粋な愛に打たれて、我々も橋を作ってましたが」

鵲「織姫様自身がそういう態度なら、別にがんばることもないわけで」

織姫「だよねwwwwwwwwww誰かに頼らないと何もできない天人とかwwwwwwwwww」

織姫「もう自己責任の時代wwwwwwwwwwww」

鵲「……」

鵲「じゃあ、我々はこれで。夜になったら寒くなりますので」

織姫「ありがとwwwwwwwwwwww」


バタン。


織姫「wwwwwwwwwwっww……」

織姫「……はぁー」



9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 18:52:34.85 ID:uvC/To5Io

織姫「だって、一年に一回しか会えないのに……」

織姫「その一回を毎年潰されてちゃ、無理ゲーもいいとこでしょ……」

織姫「だったら、仕事を休めるんだから」

織姫「今日くらい、何もしないで遊んでてもいいじゃない……」

織姫「大体、たかだか数年仕事をほうっておいたくらいでお怒りとかないと思うのよ」

織姫「なんなの、天女にはいちゃラブ期間も設けちゃいけないのっていう」

織姫「そういう態度なら、こっちにも考えが――」

織姫「いや、ないけどさ。もう諦めですけど」



10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 18:55:34.55 ID:uvC/To5Io

織姫「それに、彦星も彦星よ!」

織姫「最近はいろんな機器があるから、せっかくいろいろ増設したのに!」

織姫「仕事が忙しいからって電話もFAXもメールもスカイプもチャットもツイッターもニコ生も全然反応しないし!」

織姫「挙句は『織姫はいいよね。在宅で』とか言い出すしさぁ!」

織姫「ツイッターも『農耕なう』くらいしかつぶやかないし!」

織姫「誰があんたのお弁当の中身なんか知りたいのよ!」



11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 18:59:54.68 ID:uvC/To5Io

織姫「もうなんていうかさ、冷めちゃってるのよ……」

織姫「夫婦生活より、別居生活の方が長くなっててさ……」

織姫「何千年別居してんのよ」

織姫「地上だったら自然消滅ってレベルじゃないわよ」

織姫「メールに返信しないって文句言っただけで、『別居中の妻が怖い』とか立てるし」

織姫「おかしいでしょ、マジで」

織姫「どんだけ私が頑張ってるか知ろうともしないし」

織姫「だから……」


織姫「だからモバマスやるしかないわよねwwwwwwwwwwwwきらりんパワーwwwwwwwwwwww」



12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 19:04:18.21 ID:uvC/To5Io

織姫「きゅんきゅんwwwwwwwwwwwwww」


鵲『……とまあ、こういうザマでして』

彦星「あ、ああ」

牛「ヤバイッスね、元嫁さん」

彦星「元嫁じゃねーよ、まだ今嫁だよ」

鵲『まあ、仕事は普通にしてるんですけど……』

彦星「そりゃ、天帝の命令だからな」

牛「命令だけではやらねッスよ」

鵲『むしろ、仕事の効率は上がっているくらいなんですが……周りの天人に示しがつかなくて……』

彦星「そ、そうだな」



13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 19:09:47.11 ID:uvC/To5Io

鵲『こないだも「ナターリアあああああ(悲」とか叫びながら、猛烈な勢いで機織りを……』

彦星「そ、そうか」

牛「彦星サン、今日、ガンバレないっすかね」

彦星「し、しかし、私は泳ぎは苦手でな」

牛「まあ、何千年も何やってたんだって感じですけどね」

彦星「う、うむ。というか、天の川を泳ぎきれるやつなんかいないしな」

牛「そうは言っても、メールも何も返してないんでしょ?」

彦星「う、うむ」

牛「それはマズイっすよ」



14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 19:13:07.92 ID:uvC/To5Io

牛「というか、ネットでグチる暇があるなら、どうして直接言わないんスカ」

彦星「そ、それはだな」

彦星「やっぱり、そのー、直接、言葉を返すとなると、難しいじゃないか」

彦星「なんだ、ほら、好きな人にはカッコよく返信したいだろ?」

牛「正直、そういう態度がカッコワルイっす」

鵲『ドン引きですよ』

彦星「な、なんだよ、二匹とも!」



15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 19:17:17.18 ID:uvC/To5Io

彦星「そもそもだな、私と彼女は昔から趣味が合わなかったんだ!」

彦星「あいつは、その、なんか同性同士が絡むのが結構好きで」

彦星「さ、最近は女性同士のにもハマってるし」

牛「それとこれとは別ッスよ」

鵲『そうそう』

彦星「そうなのか……? やたらとニコ動の『例のアレ』カテゴリを進めてくるんだが」

牛「ベツッスネ」

鵲『ソウソウ』

彦星「……」



16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 19:21:33.82 ID:uvC/To5Io

彦星「とにかく、その、なんだ、どう反応していいか分からんのだ」

彦星「大体、薦められたものって大半が私的には面白くないし」

牛「そういうのは言いわけッショ?」

彦星「そうか?」

牛「ソウッスヨ。要は、一年に一回、会えるチャンスに雨が降ってヘタれる、そういう彦星サンにがっかりしてるんですよ」

彦星「……」

彦星「いや、しかしな……」

鵲『とにかく、橋を作ってるのにも限界があるんですから、来ないなら来る、とはっきりしてください』



17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 19:24:31.35 ID:uvC/To5Io

彦星「お前それ、来ること確定じゃねーか……?」

牛「彦星サン、がーんばっ」

彦星「いや、しかし、大体、おかしくないか?」

鵲『まだいいわけですか?』

彦星「う、いやな。そもそも、私は昔こそ、仕事が趣味みたいなもんでな」

彦星「それが彼女に出会って、世界が変わったわけだ」

彦星「だから、確かに、彼女には会いたいわけだが、いわば七夕はご褒美みたいなものだろう」

彦星「どうしてそんな日に、さらに頑張らないといけないのだ?」

牛「……あ~あ」

鵲『言っちゃいましたね』



18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 19:29:52.07 ID:uvC/To5Io

織姫『……』

彦星「お……!」

織姫『……つまり、ご褒美デイに家族サービスなんかしたくないと』

彦星「ど、どこから聞いていた?」

織姫『「大体、薦められたものって大半が私的には面白くないし」』

彦星「ぐはあっ」

鵲『アウトですね、彦星』

彦星「ま、待て、織姫! これはその、本音は本音だが、決して悪い本音ではなくて」

織姫『うるさいわね! モバゲーのアカウントも取れないくせに、話しかけて来ないでよ!』

織姫『もう永遠に七夕は雨でいいわよ! どうせ来ないんでしょ!!』


――接続が中断されました



19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 19:34:37.66 ID:uvC/To5Io

彦星「うおおおお、やっちまった……」

牛「どんまい! 彦星サン」

彦星「いや、しかしな……」

牛「また言い訳ッスかぁ~? だから、天帝になめられるんっすよ」

彦星「お前、ほんっとに不敬だな」

牛「だって、ちょっとニート期間があったっつったって、その間ずっとイチャイチャしてたわけっしょ?」

牛「誰だって、好きな人と一緒になったらイチャイチャしたいっすよね」

彦星「しかし、数年間、仕事してなかったのは……」

牛「そうは言ってもぉ、お二人が仕事をサボったくらいで、天界が荒れ放題になるとか、他の連中はどんだけ酷かったのかってことっすよ」

彦星「そ、そうかな」



20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 19:38:18.57 ID:uvC/To5Io

牛「そうそう、まして、一年に一回は会わせてやるとか」

牛「ただし、雨が降ったら増水しすぎて渡れないけどな、とか」

牛「これがコケにされてないとしたら、何何ッスかねぇ~?」

彦星「う、うむ」

彦星「だが、ほら、天帝もいろいろと考えがあってのことで」

牛「その結果が織姫様のニコ厨化とかッスよ」

彦星「いや、しかし」

牛「もう! 男なら、はっきりしてくださいッスよ!」

彦星「おう?」



21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 19:40:33.16 ID:uvC/To5Io

牛「ここらでガツンと根性見せた方がいいんじゃないっすか!」

彦星「うむ、そうだな……」

彦星「うむ……」

彦星「でも、夜になって雨が強くなってきてるしな」

彦星「うむ。今年はやめとくか……」

彦星「来年にしとくか」

牛「ダメだこいつ」



22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 19:51:05.48 ID:uvC/To5Io

天帝「……で、どうだ。娘の様子は」

鵲「完全に腐れてますね」

天帝「お前、曲がりなりにもわしの娘なんだから」

鵲「そうは言いますが、はっきり言って見苦しいを通り越してますよ」

天帝「……そんなにか?」

鵲「かわいそうの域です」

天帝「そうか……」

鵲「ぶっちゃけ、もうお許しになったらどうかと思うんですけどね」

天帝「そうだなぁ」



23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 19:57:22.57 ID:uvC/To5Io

鵲「言ったらなんですけど、織姫様も彦星も、そのへんの碌でもない天人に比べるとものすごい働きっぷりですよ」

鵲「天人もファッションショーをやりだすとかやりたい放題ですけど、その新作も全部作ってますし……」

鵲「彦星の方は、牛の品種改良から、大規模畑作までほぼ一人で引き受けてますしね」

鵲「……まあ、このお二人がまた働かなくなったら、逆にえらいことになりそうですが」

天帝「そうだろう。わしが心配しているのはそれだ」

鵲(いや、他のやつに仕事をさせればいいのに)

天帝「二人は働き者で、それはわしも認めるところだ」

天帝「だからこそ、その反動が恐ろしいのだ」



24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 20:00:39.08 ID:uvC/To5Io

鵲「しかしですね、最近は会えないストレスから、お互い妙な方向に走っていると」

鵲「あまりにもあえな過ぎて」

天帝「……そんなに会えなかったか?」

鵲「大体、会えて3割ですね」

天帝「なら、十分だろう」

鵲「一年に一回ですよ?」

天帝「しかし、数千年のうちの数年くらいなんだから」

鵲(このおっさんも大概ですな)



25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 20:11:40.68 ID:uvC/To5Io

鵲「しかし、織姫様はニコ動を見ながら機織りし、残りはモバゲーに費やし……」

鵲「彦星は自作の弁当を毎日ツイッターにアップ……」

鵲「暇さえあれば『農耕なう』『高速天道を牛車で走ったったwwwwww』等のウザアピール……」

鵲「正直に申し上げてまして、本当によろしくないと思います」

天帝「うむむ」

鵲「なんていうか、一年に一回なのに、さらにそこに必ずは会えないという要素がまずいのだと思います」

鵲「いい加減、二人も疲弊しているのでしょう」

天帝「そうかもしれんが」



26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 20:20:00.46 ID:uvC/To5Io

天帝「しかし、ほら、あれだ、障害があった方が、燃えるだろ?」

鵲「だから、もう燃え尽きてんですよ」

天帝「いやいやいや! ゆーてもまだ数千年だし」

鵲「ですが、その数千年で天界の技術もめざましく進歩しました」

鵲「正直、連絡を取り合えなかった以前とは雲泥の差」

鵲「なればこそ、直接会えないということがより強くのしかかっているのです」

天帝「うーむむ」

鵲「この際です、どうぞ二人の別居にご再考を」



27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 20:28:04.45 ID:uvC/To5Io

織姫「きたーwwwwwwwwwwwwwwLIVEバトル2倍チャンスタイムwwwwwwwwww」

侍女「ねー、織姫様ー」

織姫「何よwwwwwwwwwwwwあなたもエナンザムしてwwwwwwwwwwwwww」

侍女「これの何が面白いんですかぁ?」

織姫「唯ちゃんかわいいでしょwwwwwwwwwwwwww」

侍女「なんかごちゃごちゃしてよくわからないしー」

織姫「2倍タイムに2倍ハチマキで4倍wwwwwwwwwwww」

織姫「さらにエナドリ3倍をあわせて12倍パワーよwwwwwwwwwwwwww」

侍女「うう、どうしてこうなっちゃったのかなぁ」



28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 20:35:59.82 ID:uvC/To5Io

織姫「ちょっとwwwwwwww実況動画検索してwwwwwwwwww」

侍女「はいはいっと」

侍女「でも、織姫様、普段よりなんか怒ってません?」

織姫「そんなことwwwwwwwwないわよwwwwwwwwwwww」

侍女「いつもは高速で機を織りながら動画観てるから、あれですけど……」

侍女「なんか今朝はゆっくり動画見れるーとか笑ってたのに」

織姫「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

侍女「……。あっ」

織姫「どうでもwwwwwwwwwwwwいいしwwwwwwwwwwwwww」



29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 20:38:56.40 ID:uvC/To5Io

侍女「あ、あー、この人の動画更新してたんだー」

侍女「エタったと思ってたから、しばらく見てなかったんだぁ」

織姫「じゃあ、それにしましょwwwwwwwwwwwwwwww」

侍女「……あのー、姫様」

織姫「なに?wwwwwwwwwwwwwwwwww」

侍女「そのう、元気出してくださいよ。男は星の数ほどいるんですし」

織姫「彦星は一人だけどね!」

侍女(マジギレしてるなぁ……)

織姫「あ、別に関係ないわよwwwwwwwwwwあんなやつwwwwwwwwww」



31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 20:43:49.87 ID:uvC/To5Io

バァン!


鵲「織姫様!」

侍女「『wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww』っと」

織姫「コメントwwwwwwwwwwwwwwwwww草生やしすぎwwwwwwwwwwww」

侍女「このくらいでいいんですよ」

侍女「っていうか、姫様の方が生えまくってますし」

織姫「そんなに生えてないわよwwwwwwwwww卑猥wwwwwwwwwwwwwwwwww」

鵲「あのう」

侍女「……あ、ポケモンの配信見ておきます?」

織姫「ヨロwwwwwwwwwwwwwwwwww」

鵲「織姫様ー!!」



32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 20:47:12.45 ID:uvC/To5Io

織姫「なんなの?」

鵲「急に素に戻らないでください」

織姫「wwwwwwwwwwwwww」

鵲「いや、別にそれはいいんですけどね。あの、天帝からですね」

織姫「お父様がなんなの?wwwwwwwwwwww」

鵲「……今日中に彦星に会うことが出来たら、今度の一年間、同棲を許す、と」

織姫「えっ」

侍女「えっ?」



33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 20:49:36.76 ID:uvC/To5Io

織姫「ま、マジで?」

侍女「姫様、言葉遣い」

織姫「そ、それは本当なのですか」

鵲「キャラ変わってますよ」

織姫「どうせいっちゅーんじゃい!」

鵲「ですから、今日中に会えれば一年間同棲を許すとのことで」

織姫「それは、その、う、うれしいけど」

織姫「ど、どうしよう、あと3時間くらいしかないわよね」

侍女「あー、しかも、今、完全にノーブラのゆるゆるな服装ですよね」



34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 20:51:58.87 ID:uvC/To5Io

侍女「でも姫様、これはチャンスじゃないですか?」

織姫「そ、そうね。どうしよう、本当に直接会うのなんて数年ぶりだし」

織姫「あ……でも……」

侍女「どうしたんですか?」

織姫「さっき、私、怒って通信を切っちゃったし……」

侍女「えー!」

鵲「そうですね……」

織姫「ど、どうしよう、今日中に会ってって言っても、そんな」



35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 20:57:40.60 ID:uvC/To5Io

侍女「じゃあ、謝るしかないですよ」

織姫「でも、でも、私のほうが怒ってたわけだし……」

侍女「さっきは私も大人気なかったわ~とか言えば、多分」

織姫「む、無理よぅ、そういうのは妙に納得しない人だもん」

織姫「『いや、そういうのは違うんじゃないかな』とか言って」

鵲「織姫様、とにかく、今日中ですからね」

織姫「う、うう」

織姫「……」

織姫「こうなったら、鵲たちよ、橋を作って」

鵲「いや、それが、今夜はみんな帰らせちゃいまして……」

織姫「も、もう一度召集をかけて……」

鵲「まあ、なんとかやってみますけどね」



37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 21:46:28.78 ID:uvC/To5Io

織姫「と、とにかく、彦星と連絡を取りましょう」


――通信を開始します。

――キャンセルされました。


織姫「ちょっと!?」

侍女「あー、これは完全に着拒ですわー」

織姫「ちょっちょっと待ってってば! 今日しかないのよ!?」

侍女「って言っても、さっきまでやる気ゼロだったじゃないですか」

織姫「そ、それは、彦星が、私に会いたくなさそうだったから……」

侍女「完全に裏目に出ましたね」

織姫「なによう、私が悪いっていうの?」



39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 21:53:01.57 ID:uvC/To5Io

侍女「いや、別に、姫様が悪いって言うより、タイミングが悪いっていうか」

織姫「だって、あいつ、いつも頑張ってるのに、どうしてさらに頑張らないといけないのか、なんていうから……」

侍女「あー、それは許せませんねー」

織姫「でしょ!?」

侍女「じゃあ、しょうがないっすね。今日は」

織姫「そ、それは、困る……」

侍女「だったらがんばって会いに行ったらいいじゃないですか」

織姫「でも……」



40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 21:56:39.47 ID:uvC/To5Io

織姫「私が会いに行って、迷惑がらない?」

織姫「私のことなんか、ひとっつもツイッターで口にしないのよ、彦星」

織姫「……もう何千年も、離れ離れに暮らしてて、なんだかよくわからなくなっちゃった」

織姫「私も、好きなんだか嫌いなんだかわからないし……」

侍女「姫様」

織姫「私、本当に、会って、一緒に暮らしてうれしいのかな……」

侍女「いや何、生娘みたいなこと言ってんですか」

織姫「は?」



41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 22:00:34.38 ID:uvC/To5Io

侍女「何千年も経ってるのに、そんなに一人のことであれこれ悩むの、他にいますか?」

織姫「それは、だって反応薄いから……」

織姫「本当にあっちが好きなのか分からなくて」

侍女「それは単に姫様のネタ振りがウザいだけですよ」

織姫「……なんかどいつもこいつも不敬ね」

侍女「あー、姫様に対してすっごい崇拝の念が沸き起こっちゃうなー私」

侍女「いつも機を織りながら動画観てて尊敬しちゃう!」

織姫「バカにしてんのか」



43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 22:05:55.01 ID:uvC/To5Io

侍女「まあ私のことはいいんですよ。姫様は未だに彦星に恋しちゃってるわけですよ」

織姫「そ、そんなことないと思うけど……」

侍女「じゃあ、彦星に会えなくなるのと、ポケモンのデータを消されるの、どっちが嫌ですか?」

織姫「……っ!」

織姫「そうね……」

織姫「んん……んー、ん……ひこ、ぼし、かな……ギリギリ」

侍女「……えらいっ!」

織姫「そ、そう?」

侍女「一般人なら、容赦なくポケモンのデータ選びますよ、姫様」

侍女「そこで、ギリギリ踏みとどまれた時点で、姫様がまだ彦星にメロメロなのは間違い無いですよ」

織姫「……バカにしてるわよね?」



44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 22:11:42.54 ID:uvC/To5Io

侍女「いずれにせよ、胸張って会いに行ったらいいじゃないですか」

侍女「『私はポケモンよりあなたを選んだの』……って」

織姫「ぶん殴られるわ」

侍女「ですけど、実際に会いたいんでしょ?」

侍女「暮らしたいって思うんでしょ?」

織姫「う、うん」


ピンポーン

「こんにちはー、宅配でーす」


侍女「……えーと」

織姫「あ、そうだった! V○taのホワイトモデル頼んでたんだった!」



45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 22:15:24.29 ID:uvC/To5Io

侍女「姫様……」

織姫「何よ! どうせ今日は来ないからって急配で頼んだのがそんなに悪いの!?」

侍女「こと今の展開にいたっては、ドン引き指数を上げる効果しかありませんわ」

織姫「だって……!」

織姫「そ、そうだわ、これを持って、彦星に私に行きましょう!」

織姫「仲直りのプレゼントとか言って!」

侍女「引くわー」


ドンドン

「すみませーん」


織姫「あ、はーい、今行きます!」



46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 22:18:59.68 ID:uvC/To5Io

ガチャ。

男「すみません、これアマゾンさんからです」

織姫「あ、判子、これでお願いします」

男「今日もアマゾンっすか?wwwwwwwwww」

織姫「あ?」

男「は、はい、これお品物ですー」

織姫「……悪かったわね。天の川支店が便利すぎなのよ」

男「そうなのか……」

織姫「な、何よ。馴れ馴れしく」

彦星「いや、意外と気付かれないもんだなー、と思って」ヒョイ

織姫「」



48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 22:22:14.33 ID:uvC/To5Io

織姫「ひ、ひ、彦星ーっ!?」

彦星「数年ぶりだなぁ」

織姫「ど、どどどどどど」

彦星「あ、お品物の追加に俺もお届けでーすっつって」

織姫「なんなななな」

彦星「アマゾンが天の川を渡るルートを把握していたんだよ」

織姫「嘘でしょ!?」

彦星「散々ネットでお買い物しているんだから、あるんじゃないかと思ってな」

織姫「でも、だって……」



49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 22:27:19.64 ID:uvC/To5Io

彦星「最近の乗り物ってすごいんだな。俺は牛しか乗ったことなかったから」

牛「最近の牛は乗る物ではなく載せられるものッスからね」

織姫「な、なんで……」

彦星「……もう、あとちょっとしかいられないけど、七夕、会えて良かった」

織姫「だって、私、ひどいこと言ったし」

彦星「いったい、何千年夫婦やってると思っているんだ」

彦星「ちょっとしたケンカくらいで、せっかくのチャンスを不意にするわけないだろ」

彦星「それとも、本気で嫌だったか?」

織姫「ううん……」

織姫「……嫌じゃない」


侍女「あー、甘いわー、ミルキーウェイだわー」

牛「砂糖が口から吹き出しそうっすねー」



50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 22:32:25.24 ID:uvC/To5Io

織姫「あのね、私ね……」

彦星「ああ、うん。いろいろ、話したいこと、あるんだろうけど」

彦星「とりあえず、二人きりになりたいな」

織姫「う、うん」

彦星「よし、牛よ、すまんが時間までゆっくりさせてくれ」

牛「もう、しょうがないっすねー」

侍女「姫様ガンバ」

織姫「……ありがとね」

彦星「じゃあ、せっかくだし、天の川の琴座公園行こうぜ」

織姫「……うん!」



51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 22:36:19.54 ID:uvC/To5Io

きゃっきゃうふふ……


牛「いやー良かったよかった」

侍女「そうっすねー、牛さんもご苦労様」

牛「本当に良かった。見切り発車の作者がこの展開を思いついて」

侍女「そうっすねー」

侍女「しかも、今日中に会えたから、一年間同棲許可ですからねー」

牛「なんというご都合主義」

侍女「でも、やっぱりお話はハッピーエンドじゃないとねー」

牛「そうッスね」


ブーンブーン


侍女「……おろ。姫様のスマホが」



52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/07(土) 22:39:03.11 ID:uvC/To5Io

鵲『……あ! 織姫様ですか!?』

鵲『鵲です! 今、必死になって橋作ってますから!』

鵲『早く! 早く来てくださいね!』

鵲『……おいっ、ガンバレ! もう少しですよ!』

鵲『うおお、流されるなあああああ……』


ブツッ


侍女「はい」

牛「そうッスね」

おしまい。


元スレ
SS速報VIP:織姫「どうせ今年も雨だし彦星こないっしょwwwwww」