2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 04:04:11.60 ID:4JO9FOcr0

マホ「そうなんですよー。今度、長野で野依プロっていう人が麻雀教室ひらいてくれるそうなんです。」

ムロ「そうなの。ということはもちろんマホは行ってみるんだよな。」

マホ「はいっ! ただ、裕子ちゃんにもいっしょに来てほしいなーって……」

ムロ「わかったよ。私もプロと打ってみたいし、」

ムロ「マホがプロの前で変なことしないか心配だしな。」

マホ「うぅ~……ひどいですー……私だってうまくなっているんですよ!」

ムロ「それはチョンボしなくなったら言おうな。」

マホ「うぅ……」



3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 04:04:46.69 ID:4JO9FOcr0

――――――――――――――――――――――――――――

マホ「はいっ!到着しましたっ!」

ムロ「ちょっと私も緊張してきた……」

マホ「しょうがないですね! 私についてきてくださいー。野依プロに挨拶しましょう!」

ムロ「マホに先導されたらされたで心配だな……」

マホ「あっ、あの人が野依プロですかね。いましたよ裕子ちゃん!」

ムロ「あー、綺麗な人だね。」

マホ「野依プロですかっ!こんにちわ!」

理沙「……!」

ムロ「今日はよろしくお願いします。」ぺこり

マホ「よろしくお願いしまーすっ!」ぺっこりん

理沙「……っ!」



5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 04:06:28.24 ID:4JO9FOcr0

理沙(うわわ……あいさつされちゃったどうしようっ……これだから一人で麻雀教室なんて
   やりたくなかったんだよ……みさきちゃん助けてー! どうしよう、中学生だよね、
   にっこり笑ってあいさつ返さないと……あいさつ、あいさつあいさつ……)
   
理沙「……!」アワワアワワ

マホ「あの、どうしたんですか?」(そっと顔を覗き込む

理沙(うわー!! うわー!! かわいいー!!! 中学生超かわいい!! これ、やったー。今日の
   仕事あたりかもしれない!! ちょっと、テンションあがってきたっ!)
   
理沙「……よろしく」プンスカ

マホ「えっ!」

ムロ「おいマホ。野依プロ怒っていらっしゃるぞ。私たち何か粗相したのかな?」ヒソヒソ

マホ「あわわ……まだなんにもしてないですよぉ……たぶん。」ヒソヒソ

理沙「♪」プンスカ



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 04:08:03.76 ID:4JO9FOcr0

理沙(うわー。思っていたよりも人来てくれたー、よかったー。ちょっと安心したよ。そ
   れにみんなもう卓についてる。みんないい子だな。私もがんばって一杯教えるぞ!)

理沙「始め!」プンスカ

子供達(あれ、このプロ怖い!)ビクゥ

子供達「はいっ!!!」

ムロ「マホ、今日のプロはちょっと怖い人だぞ……」ヒソヒソ

マホ「チョンボなんてしたらきっと怒られちゃいますぅ……」ビクビク

ムロ「ほら、でもいい機会だよきっと……私もちょっと怖いけど。」

理沙(あっ、さっきあいさつしてくれた子だ。最初はこの子たちから見ようかな。ん? 
   緊張しているのかな? もう打ち始めていいのに。よーし、いっちょ元気つけてや
   りますかな。)
   
理沙「もう始めて」

マホ「ヒィィ!!! ごめんなさいっ!!!」



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 04:10:08.57 ID:4JO9FOcr0

理沙(あれ? もしかして怖がらせちゃったかな……? どうしよう……)シュン

ムロ「ほらっマホ!早くサイを振って!」

マホ「はいっ!」コロコロ

理沙「あ、あの、怒ってないから……ふ、普通に打っていいよ……」シュン

マホ「は、はいっ! えっ、怒ってないんですか?」

ムロ(あっ、ちょっと口数多くなった。)

マホ(でも、怒らせたら怖いですぅ。ミスしないように、ミスしないように。)



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 04:14:19.04 ID:4JO9FOcr0

マホ(堅実に打っていきますよ。)タン

ムロ(あっ、まほっちモードに入ったな。)

理沙(あっ、リボンの子の方はオカルト的なことできるんだ。しかもこれは相当強い支
   配だ。長野っていったら他に龍門渕の衣ちゃんとか清澄の子がいたはずだよね。
   この県は持ってる子多いなー。すごいなー! ちょっと私もこの子と打ってみた
   いよ。)
   
理沙「……!」プンスカ

ムロ(あれ? また怒ってる? マホがなんか使ったからかな……?)

マホ「……」タン



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 04:16:10.10 ID:4JO9FOcr0

マホ「ロン。5800です。」

理沙(うん。ここまで手堅いデジタル打ちがこの歳でできるなんてすごいよ! でも、
   私の感じだと、この子の力は堅実なデジタル打ちができるってだけじゃなさそ
   うなんだよね。他にどんなことができるんだろう!)
   
理沙「手堅い!」プンスカ

マホ「ふぇぇ!? ダメだったんですか!?」

理沙「……」

理沙「違う!」

マホ(何が違うんですかー!)ヒィィ



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 04:18:23.52 ID:4JO9FOcr0

ムロ(プロにはマホの能力がもうわかっちゃったのかな? となると、現在半荘全部
   能力を使えないマホが東1から手堅い打ち方を選んだのがミスだったのかな?)
   
マホ「うぅ……東1の1本場ですぅ……」コロコロ

ムロ(東1で親だったなら、片岡先輩みたいに攻めれた方がたしかにいいよな。タコス
   持ってきてあげればよかった。)

理沙(おかっぱの子はこの子の能力知っているみたいだね。この歳からこんな支配を持
   った子と打てることはいいことだよ! 大器晩成、この子もそのうち伸びてくる。)
   
理沙「今は頑張れ」ポン

ムロ「えっ! はい、ありがとうございます!」ビクゥ

ムロ(なんか今はどうしようもないくらいダメって言われたぞ……!)

マホ(うぅ、怒られたくないですぅ……また、堅実に……)タン

ムロ(あっ、またまほっちだ。やばいぞ……)



14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 04:20:55.14 ID:4JO9FOcr0

ムロ(あっ、5順目で張っちゃった。手変わりもないしこれはどう考えてもリーチだよな。)

ムロ「」チラッ

マホ「うぅ……」

ムロ(マホが確実に振るだろうなー。でも、ダマだと役ないし……)

ムロ「り、リーチで……」トン

理沙「その手……」

理沙(リーチドラ赤、その順目で張ったならリーチだね。支配あれば役つけて張りなおせる
   んだろうけど、そんなの一部の人だけだからね、ははは。さて、リボンの子はどうす
   のかなっ! 楽しみ楽しみ!)
   
理沙「……」

理沙「うん(納得)」プンスカ

ムロ(ダメだったみたい!)

マホ「うぅ、これは大丈夫なはずです!」トン

ムロ「あっ、ロン……」



16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 04:24:46.16 ID:4JO9FOcr0

マホ「あ、あぁ……」サァー

ムロ「1発ついて裏無し……7700の1本付だけど、マホ?」

マホ「は、はいぃ……」

理沙(あれ? なんにもなかったな。まぁ、ヒント少なかったし、普通に考えれば振り込
   んでもしょうがないんだけど残念だな。でも、なにか能力あるみたいだし、これか
   ら挽回なんてすぐだよ!)
   
理沙「挽回」ポン

マホ「ひっ……」

マホ(あがらないとあがらないとあがらないと……)

ムロ「マホ? 大丈夫か?」

マホ「大丈夫ですぅ……こっからマホが連荘連荘八連荘ですぅ……」

理沙(あっ、ここから本気出すんだね!)

理沙「楽しみ」プンスカ

マホ(あがらないとあがらないとあがらないと……)



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 04:27:46.48 ID:4JO9FOcr0

マホ(うーん、たぶんこの牌で待てば……)タン

理沙(あれっ、おかしな牌で待っているな……まるで来る牌がわかっているみたい……
   ということは、オカルト的な根拠があってのことかな。デジタルはデジタルでうまく
   て、能力は別にあるっていう感じとみたよ。しかしそれにしても)

理沙「……おもしろい!」プンスカ

マホ「ひぃぃ! 変なことしてすいませんっ!! あっ、それカンですぅ! ツモ、嶺上開花!」

理沙「へえ……」

マホ「ヒィィ!!変な待ちと変なあがりですいませんすいません……」

理沙「たしかに変」

理沙(まぁ、オカルトだしね。くすっ。)

マホ「もう素人みたいな大明槓なんてしないですー!!」



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 04:30:22.98 ID:4JO9FOcr0

マホ「あがらないとあがらないと……」ブツブツ

ムロ「マホ、口に出てるぞ……いったん、落ち着けって。」

マホ「は、はい。」スーハースーハー

ムロ(大丈夫かな……そろそろやらかしそうなんだけど……)タン

マホ「ふぅ……ふぅ……」タン


マホ(さぁ、テンパイしました! ちょっと次のツモが気になりますね。新技使っちゃいますよ!)

マホ(1順先っ!)ギュギュギュッ

マホ(次のツモは一索、一発ツモですー!!)

マホ「リーチ!!!」スッ(リー棒を立てる


四四六④⑤⑥⑧⑧ⅡⅢⅦⅧⅨ

マホ「あっ……」



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 04:33:48.39 ID:4JO9FOcr0

ムロ「」タン

マホ「……」タン

ムロ「……ノーテンです。」

マホ「……」

マホ「……ノーテンですぅ。」

ムロ「えっ。」

マホ「うぅ……」

理沙「……」

マホ「ひぃぃ……」ビクビク

理沙(どんな言葉をかけてあげればいいんだろう……)アワアワ

理沙「わかんない……」



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 04:36:30.56 ID:4JO9FOcr0

マホ(きっと、どうしてこんな素人みたいなミスをしたかがわかんないって意味なんです!?)

理沙(あれ? でも、リーチかけたときは次の牌がわかっているみたいな感じがしたんだ
   けど、能力はあるけど麻雀は素人? でも手堅いデジタルも打っていたよね? デ
   ジタルも能力の一部? もうちょっと見てみないとわからないなー。あと、今日は
   私が先生なんだから、私が教えないと! かける言葉がわからないとか言ってられ
   ないよ!!)

理沙「次打って」プンスカ

マホ「はいぃ!!」

ムロ(マホがかわいそうになってきた……)



27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 04:39:30.35 ID:4JO9FOcr0

――――――――――――――――――――――――――――――――

マホ「飛んじゃいましたー。」ウゥ

理沙「……」

理沙「弱い!」

マホ「すいません……」

理沙(あがる時に発揮する支配は強いんだけどなー。それもトップクラスで……)

理沙「なんで?」プンスカ

マホ「ふぇぇ!! すいません!!」

理沙(あっ、おびえてる……そんなつもりじゃないのに……)

理沙「あやまらないで!」

マホ「ご、ごめんなさいぃ!!」



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 04:42:40.01 ID:4JO9FOcr0

ムロ「まぁ、いつも通りといえばいつも通りだったなマホ。」

マホ「はい……」

理沙「いつも通り?」

ムロ「はい、他の人の麻雀に感化されやすくって、それを見てマネできるんですけど、いかんせん、地が弱くて。」

理沙(あー、なるほど。そういう能力だったのね。納得したよ。)

理沙「モノマネ上手!!」プンスカ

マホ「はいぃ、マホはモノマネしかできないへなちょこなんですぅ……」

理沙(そこまで言ってないのに。どうしよう、励まさないと……)

ムロ「いや、そこまで野依プロは言ってないぞ。」

理沙「!」

理沙「言ってない!」プンスカ



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 04:44:38.73 ID:4JO9FOcr0

マホ「ふぇっ、勘違いしてすいませんっ!」

ムロ「あの野依プロ、怒っていないんですよね……?」

理沙「(こくん)怒ってない!」プンスカ

理沙(やっぱり勘違いされていたんだー。この子が話通じる子でよかったよ。)

ムロ「ほら、マホ。せっかくだからアドバイスをもらいなよ。」

マホ「本当に怒ってないんですか?」

理沙「怒ってない!」プンプン

ムロ(しつこく聞かれて怒っているように見えるような……)

マホ「よかったですぅ!!」パァァ

ムロ(単純だっ!)



31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 04:49:35.47 ID:4JO9FOcr0

マホ「それでよかったらアドバイス頂けたらうれしいです!」ニコッ

理沙(やっと笑ってくれたよ! よーし、いっぱいアドバイスあげないとね!)

理沙「基礎力」プンスカ

マホ「やっぱりド下手でしたかー!!?」ガビーン

ムロ「まぁ、そこですよねー。」

理沙「あといろんなマネ」プンスカ

マホ「ええっ、どうしたらいいんですか!?」

ムロ「あれじゃないかな、もっといろんな人と打って基礎力高めつつレパートリー増やせってことじゃないの
   かな?そういうことでいいんですか?」

理沙「そういうこと」プンプン

理沙(ふぅ……いっぱいアドバイスできたね。)



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 04:54:12.99 ID:4JO9FOcr0

理沙(それにしても、おかっぱの子が話がわかる子でよかったよ。)

理沙「二人とも名前は?」

ムロ「あ、室橋裕子です。」

マホ「夢乃マホですぅ!」

理沙(室橋さんと夢乃さんね。室橋さんとだったら話せるし、夢乃さんも気になるし、あとでお茶でもごちそうしようかな。)

理沙「終わったら飲もう」プンプン

マホ「マホたち未成年ですぅ!?」

ムロ「お茶とかですよね?」

理沙「ダージリン!」プンスカ

マホ「びっくりしたですぅ……」



36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 04:58:13.46 ID:4JO9FOcr0

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
麻雀教室終了

ムロ「なんだかんだで、終わったね。」

マホ「私も2回1着とれました!」

ムロ「でも平均順位は?」

マホ「えーっと、3.……」

ムロ「まぁ、明日からもがんばろうな?」

マホ「はい……」

理沙「ムロマホちゃん!」

ムロ「あっ、はーい。」

マホ「はーい!」



37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 05:02:00.47 ID:4JO9FOcr0

理沙「飲みに行こう」プンスカ

マホ「わーいですー!」

ムロ「ごちそうになります。」

理沙「今日は行きつけ」プンプン

ムロ「こっちに行きつけの店があるんですか。楽しみです。」

マホ「♪」ワクワク



理沙「ここ」

マホ「オシャレなお店ですね!」

ムロ「でも、落ち着いた雰囲気でいいお店ですね。」

理沙「すごい落ち着く!」カッカ



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 05:05:57.74 ID:4JO9FOcr0

カラーン カラーン

店員「いらっしゃいませ。」

理沙「3名様」プンスカ

店員「かしこまりました。こちらへどうぞ」

マホ(野依プロさん、あの後もいっぱい教えてくれたし、いい人でした。)

ムロ(ちょっと口下手だったけど、悪い人じゃなかったなー。いい経験ができたよ。)

理沙「よっこいしょ、ふぅー落ち着いた―」



44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 05:13:55.14 ID:4JO9FOcr0

理沙「いや、今日はごめんねー。私興奮すると愛想悪く見えるらしいんだよー。でも落ち着いたからもう大丈夫だから。
   で、今日の麻雀教室のことなんだけど、二人ともすごく良かったよ。マホちゃんはものすごいポテンシャル持って
   るし、むしろ伸びしろばっかりだからこの後も楽しみだねー。裕子ちゃんのほうはねーすごく安定していていいと思
   うよ。自分の手をしっかり見定めることはできてるみたいだから、あとは相手を見て自分の手をどう変化させるかを
   考えるようにできたなら、もっと強い人とも戦えるようになるね。あっ、そうだこのお店なんだけどね、お茶はもちろん、
   ケーキもおいしいんだけどおすすめはこれ、フルーツタルト。10種類の果物がワンカットに乗っているんだからすご
   いよね。でも、こっちのショートケーキもおすすめなんだよ。生クリームをこうがっつり食べたいという欲望満たして
   くれるようなボリュームと食べ飽きないあまさが病みつきになるんだよ。二人は何食べたい? 今日は私がなんで
   もおごってあげるからね。そうだ、チャレンジメニューにジャンボパフェなんてあるんだけど、二人ともどう? 中学生
   なんだし案外ペロリと食べちゃうんじゃないかな、なんてね☆ あっ、私がさっきおすすめしたやつ以外もすごくおい
   しいから自分の食べたいもの頼みなよ? たとえばこのチーズケーキ。材料にこだわっているのかな。すごい爽や
   かな酸味があまさをひきt」
   
ペラペラ ペラペラ

マホ(早口で何言っているか聞き取れないです……)

ムロ(あっ、こっちの方でも口下手なんだ……)


オチて!


元スレ
マホ「野依プロ麻雀教室」