24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 21:53:57.59 ID:VD0w6X940

豊音「うちの村にね、古くから伝わるおまじないが3つあるんだよー」

和「3つも!?教えてください!!」



25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 21:54:29.22 ID:VD0w6X940

豊音「…このおまじない、村の外では口外しちゃいけないらしんだけど…」

豊音「サインのお礼ってことで、原村さんには特別に教えちゃうよー」

和「はよ!」



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 22:01:58.43 ID:VD0w6X940

豊音「まず一つめはねー…『自分と意中の人の髪を結ぶ』ってやつ」

和「!咲さんの髪なら常備してますよ!?」スッ

豊音「…なんであるのかは聞かないでおくとして…抜け毛じゃダメなんだって」



32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 22:05:56.38 ID:VD0w6X940

豊音「ちゃんと毛根から生えてるやつね」

豊音「で、『○○さんかわいい○○さんかわいい○○○さんかわいい』って気付かれないように心の中で唱えるんだよー」

和「…気付かれないようにですか…いきなりレベルが高いですね…」



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 22:12:02.10 ID:VD0w6X940

和「…いえ、口外してはいけないおまじないなんですから、それくらい効果のあるものなんでしょう」

和「わかりました!さっそく試してみます!」ダッ

豊音「あっ、失敗しちゃうと……ってもう行っちゃったよー…」



36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 22:23:30.64 ID:VD0w6X940

清澄控え室

和(…さて、咲さんは…)

和「!」

和(…なんてことでしょう。都合のいいことに、咲さんはお昼寝、他の部員は外出中…)

和(私は神をも味方につけたのでしょうか!成功したら信じてあげますから、よろしくお願いしますよ神様!)



37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 22:27:17.65 ID:VD0w6X940

咲「すぅ~…」

和(ああ、咲さんの天使のような寝顔…舐めたい…)ハァハァ

和(…)

和(…いえ、今はダメです!このおまじないが成功して恋人になれば、いくらでも舐めれるんですから!)



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 22:33:28.15 ID:VD0w6X940

和(まずは髪を結ぶんでしたね。…ツインテールの片方をといてっと…このほうが結びやすいですね)

和(…あとは咲さんの髪に直接結べばいいんですが…咲さんショートですからね…どこに結びましょう?)

咲「すぅ~…」ピョコン

和「!」

和(宮永ホーンに結びましょう!)



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 22:49:37.53 ID:VD0w6X940

和(…さ、さぁいきますよ…あ…ああ~咲さんの髪いい匂い食べたい)クンカクンカ

和(…はっ!ダメダメ!今はおまじないに集中するんです!そ~っとそぉ~っと…)

和「…」キュッ

和(…こ、これでいいんですよね?咲さんは…)

咲「すぅ~…」

和(ぐっすりです。大丈夫そうですね。…あとは)



42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 22:53:43.15 ID:VD0w6X940

和(『咲さんかわいい』を3回ですか…起きない内にやっちゃいましょう!!)

和(『咲さんかわいい!咲さんかわいい!咲さんかわ

ガチャッ!

優希「ただいまだじぇ~!!」

和「!?」



44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 23:05:36.33 ID:VD0w6X940

優希「およ?のどちゃん、何やってるんだ?のどちゃんの髪と咲ちゃんの髪が絡まってるじょ?」

和「あっ、いえ…これはですね」アセアセ

咲「う~ん…なぁに~…?」

優希「おっ、咲ちゃんお目覚めだじぇ!」

和「」

咲「ぅ~…あれ?なんか髪に違和感が…」サワサワ



47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 23:12:18.36 ID:VD0w6X940

咲「え?…ええぇ~!?ど、どうなってるのこれ!?」

和「あ、あのこれは…えっとですね」アセアセ

咲「なっ、なんで和ちゃんの髪が私の髪と結んであるの!?」ワシャワシャ

和「あっ!き、きっと須賀くんがイタズラしたんでしょう!ま、間違いありません!」

優希「きょーたろーならさっきまで私といたじょ?」

和「」

咲「…」



50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 23:26:53.19 ID:VD0w6X940

咲「…和ちゃん、どういうことか正直に言ってくれる…?」ニコッ

和(あっ咲さんの笑顔かわいい…いやいや!そんなこと思ってる場合じゃありません!)

和(ま、まずいですね…なにかいい言い訳は…見つかりません…)

和(そもそも髪と髪を結ぶとか変態じゃないですか!)

和(…正直に話す?…いえ、おまじないのことは口が裂けても言えません)

和(…ここは、おまじないのことは伏せて誤魔化してみましょうか…)



52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 23:33:34.53 ID:VD0w6X940

咲「…和ちゃん?」

和「…咲さん、ごめんなさい。須賀くんがやったというのは嘘です。…私が自分からイタズラをしました」

咲「…なんでこんなイタズラを?」

和「…さ、咲さんを元気付けたくて…ほ、ほら、試合で疲れてるみたいでしたから…それで」

咲「私のために…?」

和「は、はい!」



53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 23:41:45.89 ID:VD0w6X940

和「ですが、途中で恥ずかしくなってしまってあんな嘘を…本当にすみませんでした!」

咲「そうなんだ…私のためにしてくれたってのは嬉しいんだけど、嘘つかれるのは嫌だな」

和「今後気を付けます!」

咲「ふふっ、もういいよ。今度からはちゃんと方法考えてね!」ニコッ

和「はい!」

和(…な、なんとか誤魔化せました…よね)



55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 23:49:46.38 ID:VD0w6X940

和「…おまじない失敗です」

豊音「あー…失敗しちゃったかー。…このおまじない失敗しちゃうとね、『意中の相手の好感度が下がる』っていうリスクがあるんだよー」

和「そ、そんな!…でも確かに引かれてましたね…」

豊音「…あと2つあるけどー…どうするー?」

和「…」

和「…すでに好感度が下がってるんです。これ以上は下がらないでしょう。成功するまでやってやりますよ!」

豊音「おー、凄い精神力だー!」



57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 00:09:29.13 ID:UmvveP6J0

豊音「じゃあ、2つめなんだけどー…まず、この小瓶に『自分と意中の人の唾液』を入れて…」

豊音「蓋をしめて『iPS!iPS!iPS!』って言いながら振る」

豊音「で、それを意中の相手に飲ませれば成功だよー」

和「…レベル、高すぎませんか…?」

豊音「さっきのよりよく効くおまじないだからねー」

和「…わかりました。やってみせます!」ダッ



61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 00:24:20.02 ID:UmvveP6J0

清澄控え室

和(さて、咲さんの唾液ですが…なんと、都合のいいことに先ほど咲さんが寝てたテーブルの上にヨダレが…)

和(…舐めたいスポンジのように吸いとりたい…)ジュルッ

和(はっ…いけませんいけません!貴重な唾液なんですから!)

和(今回は誰もいないようですね…。人の気配に気を付けながら採取しましょう)

和(スポイトで慎重に…)

キュポッ

和(はい、これで咲さんの唾液はクリアです)



63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 00:34:41.55 ID:UmvveP6J0

和(あとは、私の唾液を入れて…)

ダラ~

和(蓋をしめて振る…ですか)

和(…誰もいませんよね?)チラッチラッ

和(…やりますか…)

和「すぅ~」

咲「ただい…」ガチャッ

和「iPS!!iPS!!iPS!!」ブンブンブン

咲「…え?」

和「えっ?」



65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 00:48:19.61 ID:UmvveP6J0

和「」

咲「…和ちゃん…なに…やってるの?」

和「…あ、えと…」

和(…またしてもしくじりました…人の気配には気を付けてたのに…)

和(!…いいえ!『見られたら失敗』なんて言われてません!要はこれを飲ませればいいんですから!)

和「こっ、これはですね『栄養ドリンクが美味しくなるおまじない』なんです!」

咲「…おまじない?」

和「そう!『おまじない』です!ほら、栄養ドリンクの味って強烈ですから!咲さんのためにおまじないしておきました!」



66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 00:55:53.91 ID:UmvveP6J0

咲「…」ジー

和(…うぅ、さっきの件でかなり疑われてますね…。ええい!ごり押しちゃいましょう!)

和「さ、さぁ、もうおまじないはかけ終わりましたから!美味しくなってるはずです!どうぞ!」スッ

咲「…」ジー

和「ささっ、ぐいっと!」

和(なんだか白雪姫の継母の気持ちがわかったような気がします)

ガチャッ!

まこ「ただいま。おぅ!咲と和も戻っとったんか!」



68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 01:03:37.00 ID:UmvveP6J0

和「え…」

咲「あっ染谷先輩。お帰りなさい」

まこ「ただいま!…ん?咲、それ栄養ドリンクか?」

咲「あ、はい」

まこ「ちょーどよかったわい。さっきまで久の荷物持ちやらされてのぅ。もうくたくたじゃあ。それ少しくれんか?」

咲「あっはい、どうぞ」スッ

和「あ」

まこ「すまんのぅ!」ゴクッ



69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 01:15:16.24 ID:UmvveP6J0

和「」

まこ「ふぅ…ごちそうさん!なんかとろとろで生臭い栄養ドリンクじゃったが…まぁうまかった。ありがとうな」

咲「…」ジトー

和「…」

和(…また失敗です…それに咲さんがより一層疑いの目に…)

和(…つ、次こそは…!)



72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 01:27:57.24 ID:UmvveP6J0

豊音「あちゃー失敗かー」

和「ええ、好感度も地に落ちました…」

豊音「このまま行ったら、嫌われた上にライバルにとられちゃう、とかなりそうだねー」

和「それは大丈夫なはずです。私のライバルはお姉さんだけですから。結ばれることはありえません」

豊音「じゃあつぎいこー!つぎ!」

和「…またレベル上がるんですか…?」

豊音「ううん!次はねー、ちょーシンプルだよー!」

和「シンプル…ですか」

豊音「うん!最後のおまじないは…>>35だよー」



77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 01:53:01.61 ID:UmvveP6J0

和「それって…つまり『キス』じゃないですか!確かにシンプルではありますけど!」

豊音「うーん、でもこれが成功すれば、即両想いだよー?即カップルだよー?」

和「ですが…」

豊音「…おまじないってのはね、『意中の人にオカルトを使って自分を好きさせる』ってものじゃないんだよー」

豊音「『自分が相手をどのくらい好きか』を確かめるものなんだよ」

和「…」

豊音「原村さんは相手のことどれくらい好きなのか、客観的に見たことないよね?」

和「…」

豊音「確かめたくない?」

和「…行ってきます!」

豊音「うん!ちょー応援してるよー!」



80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 02:06:36.93 ID:UmvveP6J0

清澄控え室

和(…キス、ですか…)

和(私は咲さんを宇宙の広さくらい愛してるつもりです。…いえ、愛しています)

和(ですが、それは私自身の考えであって、実際はミジンコみたいに小さいのかもしれません)

和(確かめたい。私の咲さんへの気持ちを)

和(確かめたい!この唇で!)



82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 02:17:19.38 ID:UmvveP6J0

ガチャッ

咲「…急に呼び出してどうしたの?和ちゃん」

和「…実は私、おまじないにはまってしまいまして…先ほどの奇怪な言動の多々はそれのせいだったんです」

咲「…」

和「…嘘をついてすみませんでした!」

咲「…うん。もういいよ。今は嘘ついてないみたいだし」ニコッ

咲「それにしても…あの和ちゃんがオカルトをねー」

和「…それでですね…咲さんにおまじないを手伝って頂きたくて…」

咲「いいけど…なんのおまじない?」

和「『恋愛成就』です!」



83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 02:25:21.27 ID:UmvveP6J0

咲「恋愛成就…?えっ…和ちゃん、誰か好きな人いるの!?」

和「…はい」

咲「そうなんだ!うんうん!手伝う!そんなことなら早く言ってよ!いくらでも手伝うよ!」キラキラ

和「ありがとうございます。…まずはですね…私が咲さんの両肩に手を置きます」スッ

咲「うんうん!」

和「…ここで咲さんは目を閉じます」

咲「うん、閉じたよ!」



86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 02:42:25.69 ID:UmvveP6J0

和「そして私も目を閉じて顔を前へ移動させます」

咲「それでそれで!?」

和「…」

和「上手く『キス』できれば成功です!」

咲「え…?」パチッ

和「んちゅ~」

咲「わわっ!ちょっ…待っ…キス!?」

和「そうです!私の恋愛成就のためにお願いします!」ンチュー

咲「ちょ…やめ…和ちゃ…原村さん!」

和「顔をそらさないで下さい!上手くキスできません!」ンチュー

咲「意味がわからないよ!なんで原村さんとキスしないといけないの!?」

和「ただのおまじないです。先っちょだけ。先っちょだけですから」ンチュー

咲「や~め~て~!!」

ガチャッ!



89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 02:50:47.64 ID:UmvveP6J0

淡「サキー、遊びにきたよー!」

和「!?」

咲「あっ!淡ちゃん!いいところに!」バッ

淡「ん?どうしたの?サキ」

咲「はぁっ…はぁっ」

和「ど、どうして大星さんがここに…?」

淡「?『彼女』のとこに遊びに行くの変かな?」

和「…彼女?」ピクッ

咲「…原村さんには言ってなかったけど…私と淡ちゃん付き合ってるの」ギュッ

淡「サキ引っ付きすぎー」ギュッ

和「」



92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 02:58:47.12 ID:UmvveP6J0

和「?つ、月有っ照?…?」

咲「恋人同士ってこと、ねっ?淡ちゃん!」

淡「うん!私サキ大好きだから!」

咲「淡ちゃん///」ギュッ

淡「サキ///」ギュッ

和「」

咲「まぁ、ただの友達…『麻雀部員』の原村さんには関係ないことだよね?」

淡「遊びにいこー!サキ」

咲「うんっ!」

ガチャッ…

和「」



95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 03:05:58.89 ID:UmvveP6J0

豊音「…」

和「」

豊音「…こりゃもうダメかもー…」

シロ「…トヨネ、またおまじないごっこ?」

豊音「!シロ!」

シロ「…あんまり他の人に迷惑かけないで…ダルいから」

豊音「ごめんなさい…」

シロ「…これ原村さん?…ずいぶんやつれてるみたいだけど」

和「」

豊音「うん。恋愛成就のおまじないをしてたんだけど…失敗しちゃって…」



96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 03:13:31.11 ID:UmvveP6J0

シロ「…恋愛成就ってあれ?髪と髪結んだり、あいぴーえすあいぴーえす言ったりするやつ」

豊音「うん。…ん?あれっ?なんでシロがおまじないのこと知ってるのー!?話してないよー!?」

シロ「…いや、トヨネが私にしてたでしょ。気付いてたけどダルいから言わなかった」

豊音「はっ、恥ずかしいよー///」

シロ「…んー、でもトヨネだから別に嫌じゃなかった」

豊音「えっ…?」



100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 03:19:50.57 ID:UmvveP6J0

豊音「それって…」

シロ「まだあと一個あるんだよね?…最後のおまじない、する?」

豊音「!シ、シロ///」ギュッ

シロ「…んじゃ、目を閉じて」ギュッ

豊音「…はい」

シロ「…じゃあ、いく」

チュッ

シロ「これでおまじない成功?///」

豊音「うんっ!///」



103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 03:24:52.24 ID:UmvveP6J0

和「」

和「…」チラッ

咲・淡 イチャイチャ

和「…」チラッ

豊音・シロ イチャイチャ

和「…」

和「…お」

和「…おまじない」

和「…おまじないなんて…」










和「おまじないなんて…そんなオカルトありえません!!!」

カン!


元スレ
和「恋愛成就のおまじないですか?」豊音「うんうん」