SS速報VIP:男「明日はクリスマス! 彼女に唯一会える日だ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1355929761/



1: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:09:21.35 ID:rwhfaPzSo

男「……それじゃ、だ、ん、じょ、広場でお待ちしていますっと」カタカタ

男「え~っと、『遅れないように行きますね』か。くぅー、かわいい!」

男「よしよし! これでこんな世界ともおさらばだ」

男「何着ていこうかな~、冬場だし、びしっとしたのより、暖かくてシンプルなのでいいだろ」

男「あ、でも、クリスマスカラーっぽいのでまとめてみるか!」

男「緑と赤……緑と赤……」

兄「ウキウキだな、お前」

男「なんだよ、兄ちゃん」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1355929761




3: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:10:40.85 ID:rwhfaPzSo

兄「お前いい加減、目を覚ましたらどうだ?」

男「それはこっちの台詞だ! 昔は男女でクリスマスデートは当たり前だったんだぞ!」

兄「クリスマスは旧時代の文化だ。俺が調べた文献によれば、この日は男が女に貢ぎ物をする日だと言われている」

兄「その対価に女はセックスを差し出したらしいが、実に低俗な、旧時代らしい風習だろ?」

男「お、俺はセックスするために女ちゃんに会うわけじゃねぇし!」

兄「……現に、男女分離法が制定される直前には、クリスマスは男女が互いに罵り合う、ということさえあったようだ」

男「あーうっせうっせ」

弟「何? 兄ちゃんがいよいよぐれたの?」

男「ぐれたんじゃねぇの! ただのデート!」

弟「女とデートでしょ? どう考えても騙されてるよ」

男「なんでだよ!」



4: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:11:06.76 ID:rwhfaPzSo

弟「学校でも教えられてるじゃん、女は男を騙す性別なんだって」

男「だからな、それは個人の違いもあるし、社会の影響もあったろうし……」

弟「自分から騙されるなんて、バカじゃん?」

男「おー、女ちゃんを侮辱するならぶん殴るぞ!」ポカッ

弟「あいてっ」

兄「こら、やめないか」

男「兄としての威厳を見せつけただけやで!」

兄「そういう問題じゃない」

弟「俺みたいに、学校の先輩と過ごせばいいのに」

男「そんなホモホモしいパーティーに参加できるかっ」

弟「ホモって……兄ちゃん頭おかしいよ?」

男「うがあっ!」



5: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:11:35.87 ID:rwhfaPzSo

父「……男はいるか」

男「ああ? なによ?」

兄「父さん、こいつが」

弟「兄ちゃんがおかしくなって……」

父「話は聞いている。男だけこっちへ来なさい」

男「なんだよ、父ちゃんは関係ないだろ」

父「……」

男「うっ……」

兄「行ってこい」

男「分かったよ……」

弟「ざまぁー」

男「うるせぇっ」コツン

弟「あいたっ」



6: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:12:03.61 ID:rwhfaPzSo

居間。

父「お前、女と会うんだってな」

男「そ、それがどうかしたのか」

父「そのまま男女広場に住むつもりだろう。書類が届いていた」

男「あっ、いや、この、それは」

父「『分離法附則、年に一回、クリスマスにのみ、男女はデートをすることができる』」

父「『合意に達した男女には、特別に男女広場に住むことが許される』」

男「そ、そうだ。俺はこんな男だらけの世界は嫌なんだ」

父「大方、旧時代の性産業の遺物に嵌まったんだろう」

男「な、なんのことかな」

父「端末の閲覧履歴は、そう簡単に消去できないんだ」

男「そうなの!? ……あっ」

父「……バカめ」



7: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:12:46.19 ID:rwhfaPzSo

男「だってさ、普通の生物はオスメスで生活場所を分けるなんてことはしてないんだぜ」

父「そんなことはどうでもいい」

男「いや、どうでもいいって……」

父「お前は昔の、女を必要としていた、古臭い時代の性欲に迷わされているんだ」

父「女は汚いし、嘘をつく。政治に関われば大概の国では破滅に陥り、感情で物事を言うから、論理で説いても納得しない」

父「現に、女の国では政局が大混乱しているそうじゃないか」

男「はぁー、父ちゃんこそ、古臭い女像に騙されてるよ」

父「どこがだ、言ってみろ」

男「今の女性は……っていうか、女ちゃんは、そんなに感情で話したりしないし、嘘をついたりもしないよ」

父「個人を引き合いに一般論を言われても困る」

男「そんなこと言ったら父ちゃんの方が感情的だしー」

父「やかましい」



8: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:13:14.74 ID:rwhfaPzSo

男「とにかく、父ちゃんが何を言おうと、俺はこの国を出るんだ!」

父「……」

男「な、なんだよ」

父「なら、出て行け。我が家から女に迷ったバカが出たなどと、恥ずかしくて表を歩けん」

男「はあ!?」

父「言葉通りだ。男女が分離してから、この国はとても住みよくなった」

父「ある時期は、男が女に気を遣って生きなければならない、苦渋の時代さえあったんだ」

父「そんなことも分からんやつは、二度とこの家に入るな」

男「い……言われなくても出て行ってやるよ!」

男「言っとくけどな! 分離したから住みよくなったって言うけど、犯罪だって増えたし、腕っ節も頭もないやつは結局、強い男に気を遣ってんだよ!」

男「苦渋の時代つったら、俺が今、苦渋の時代だよっ!」



9: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:13:48.27 ID:rwhfaPzSo

男「女ちゃんはちげーし! 俺にも優しいし!」

父「バカがっ! それが騙されていると言うんだ!」

父「女は生産力の弱い性別なんだ! 本来的に男に頼らなければ生きていけない連中なんだ!」

父「優しくするのは、その自尊心をくすぐって、協力を得るために決まっている!」

男「ああん? 分離してるなら、女だって自立できてるじゃねーか」

男「お前の言ってることは矛盾しているんだよ!」

父「本来的に、と言っているだろうが! それに、父親に向かってお前とはなんだ!」

男「うるせぇーっ、家を追い出すつってるやつが、父親面するんじゃねぇーっ!」

父「この……馬鹿者が!」バキッ

男「うぐっ」



10: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:14:20.29 ID:rwhfaPzSo

一時間後。

男「おー、まだいふぇよ」

兄「また父さんを怒らせたのか」

男「あー、でも、これで最後だ。俺はこの家を追い出されるしな」

弟「えっ、兄ちゃん、出て行っちゃうの?」

男「おう」

兄「……売り言葉だろう、父さんの」

男「だとしても、俺が最安値で買ってやったからな」

兄「父さんも、急に振り切れるからな。落ち着いたら、考え直すように……」

男「いらねぇって。俺は女ちゃんと生きるんだ」

兄「そういう根拠も担保もない信頼で、やっていけるとおもっているのか?」

男「根拠や担保がある信頼ってなんだよ」

弟「いやぁ、うん。俺も、兄ちゃんが出て行っちゃうと寂しいよ?」

男「気持ち悪い」

弟「ひでぇ!?」



11: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:14:56.02 ID:rwhfaPzSo

男「とにかく、新天地だ。俺は行くぜ!」

兄「バカなやつだな。本当に騙されても知らないぞ」

弟「兄ちゃん、無理すんなよ」

男「うるせぇっ、盆も年末も帰らねぇからな!」ダダッ

兄「あー……スーツケース抱えて行っちまった」

弟「参っちゃうなー……」

兄「なんだ、なにかあるのか?」

弟「兄ちゃん、結構、みんなに好かれてたから、部活のOB会に連れてこいって言われてたんだよね」

兄「クリスマスパーティーか」

弟「そう。ま、しょうがないのかなぁ」

兄「やれやれ」



12: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:15:34.53 ID:rwhfaPzSo

広場前、コンビニ。

ウィーン。

店員「射精ー」

男「……」

男(どっかで一泊しないといけないし、金くらいは下ろしておかないとな)

男(ん、『月刊押忍 !』か)

男「……」パラパラ

男(けっ、「モテル男の身だしなみチェック」ね)

男(結局、男女に分離すると、誰かが男の中で女役をやらないといけないんだよな)

男(強要される方はたまったもんじゃねぇよ、好きでもないのに女装させられて)

男(その点、女ちゃんは俺の話をよく聞いてくれるしなぁ~)

男(あえて言うなら、男は話を聞かないからな、マジで)

ウィーン。

店員「射精ー」

後輩「……ん?」



13: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:16:01.70 ID:rwhfaPzSo

後輩「あー! 先輩!」

男「ああ? なんだよ」

後輩「なんすかー、こんなところで荷物抱えちゃってー」

男「ふん、どうでもいいだろ」

後輩「どうでもよくないっすよー、今度のクリスマスパーティー、来るんでしょ?」

男「行くわけねーだろ!」

後輩「ええー? 先輩のこと、みんな楽しみにしてたのに」

男「そりゃ笑い物にするやつがいないとパーティーはつまらねぇだろうがよ」

後輩「そんなんじゃないっすけど……」



14: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:16:32.41 ID:rwhfaPzSo

男「……悪いが、俺は明日のクリスマスに人生をかけているんだ。邪魔しないでくれ」

後輩「はあ?」

男「いいから失せろ、しっし」

後輩「……先輩、もしかして、何年か前に女装させたの、怒ってます?」

男「怒ってねぇよ、別に」

後輩「や、やだなー、もう。アレはその、先輩をいじめたいわけじゃなくってすねー」

男「だから、怒ってねぇっていってんだろ」

後輩「……そうっすか?」

男「そーだよ」

後輩「……」



15: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:17:01.35 ID:rwhfaPzSo


後輩「あのー、先輩」

男「なんだよ」

後輩「なんだったら、二人でやりませんか? パーティー」

男「はぁ?」

後輩「先輩、割と人気高いから、その……」

男「何いってんだ」

後輩「こ、ここで言うのもアレなんすけど、俺、先輩のこと……」がしっ

男「うおおっ!? 寄るんじゃねぇ!」

後輩「だ、大事にしますから」

男「だったら触るな!」

後輩「ええー!?」



16: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:17:35.46 ID:rwhfaPzSo


男「ふざけるな! バカにするな!」

後輩「少しもバカにしてないっすよー!」

男「うるせええ! 俺を大事にされる側に当てはめるんじゃねぇええ!」げしっ、げしっ

後輩「あ、痛い! 痛いけど、かわいい!」

男「死ねや、ぼけなす!」

店員「んせーん、しぅかにしてもらえっすかー」

店員「ほかのキャクさまにゴめーくになるんでー」

男「ちっ、おら、帰れ!」

後輩「は、はぁ……」



17: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:18:17.97 ID:rwhfaPzSo

ホテル。

男「あー、くそっ、くそっ」

男(これだからむかつくんだよ、あいつらは)

男(どうせ順位をつけて、優位に立てるやつにしか好きだの何だの言わないくせに!)

男(……はぁ、女ちゃんとチャットしよ)

男「……こんにちは、今、大丈夫ですかっと」

男「……」

男「反応がないな」

男「うーん、まあ、明日に備えて、彼女もいろいろプレゼント用意しているのかもしれないし……」

男「しかし、いきなり出て行ったのはまずかったかなぁ……」

男「いやいや! ここは踏ん切りをつけるべきだったし……」

ぽーん。>女さんが、ログインしました。

男「おっ、きたきた!」



18: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:18:44.24 ID:rwhfaPzSo

女>ごめんね、遅くなって

男>気にしてないよ(*^-^*)

男>明日はどうします?

女>えっと、噴水前だとちょっと寒いかな

男>いいよー、地図見ていくわ

女>うん、大事な話があるから

男>うん。よろしくね



19: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:19:11.29 ID:rwhfaPzSo

男「……うん、えっと、照れるなーっと」カタカタ

男「えへへ」

男「なんか、会うのが近づいてくると、何話していいかわかんないな」

男「会ったらもっと無言になりそうだ」

男「……それじゃ、ま、た、ね」カタカタ

男「ふはー」

男「よし! 今日はとっとと寝ちゃおう!」

男「……」

男(寝れねぇえええ)



20: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:19:37.54 ID:rwhfaPzSo

男女広場、受付。

男「とか思ってたけど、よく眠れたわ」

受付「はい、はい。クリスマスの申請ね」

男「お願いしまーす」

受付「はい、申請には問題ないね。警備員さんの話を受けてから広場に入ってね」

男「警備員?」

受付「ケンカしちゃう男女とかいちゃうからね。その講習だね」

男「あはは、俺にはそんなのは必要ないっすよ」

受付「……次の方~」

男「まあ、行くか」



21: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:20:03.91 ID:rwhfaPzSo

講習室。

警備員「……というわけでして、相手から攻撃を受けた時は、この通報ベルのボタンを鳴らしてください」

警備員「男女のどちらの警備室にも、連絡が行きますので、安心です」

男「くぁ……」

警備員「ただ、連続してベルが鳴った場合、すぐには対応できないことも……」

男(早く終わらないかなー)

警備員「では、これがベルになります」

男「あ、はい」

男(まあ、使わんだろ)

男(女ちゃん、女ちゃん♪)



22: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:20:29.70 ID:rwhfaPzSo

広場、噴水前。

男「ふぅーっ、やっぱり、寒いかな」

男「……」

女「……男君」

男「あ、女ちゃん!」

女「待った?」

男「いやいや、マジでさっき来たばっかり」

女「……そっか」

男「……? 寒いの?」

女「ううん、違うの」

女「あのね……」



23: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:20:55.90 ID:rwhfaPzSo

女「私、別に好きな人ができたの」

男「……は?」



24: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:21:21.56 ID:rwhfaPzSo

男「え、ちょ、は!?」

女「ごめんね、ずっと、ずっと謝ろうと思ってたんだけど……」

男「いや、あの、え!?」

女「でも、どうしても、会って伝えないと、と思って……」

男「ど、どういうことだよ!」

女「だから、その、つ……付き合えないし……一緒には住めません」


『女は……』


男「」


『裏切る』


男「」

ガシッ

女「お、男くん?」



25: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:21:47.41 ID:rwhfaPzSo

男「お前ぇえええええ!」

女「きゃあああああっ!」ポチ

ヴィーッ、ヴィーッ

男「いい加減にしろよ、俺が、俺がなーっ!」

女「やめてーっ、助けてーっ!」

女警備員「こらー! そこの男、今すぐ、女性から離れなさい!」



26: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:22:18.20 ID:rwhfaPzSo

男「うわああああ!!!」

女警備員「離れろって言ってるだろうが」バチッ

男「おぎゃああああああああああっ!!」

女警備員「はい、逃げて、早く!」

女「は、はいっ」タタタッ



27: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:22:44.77 ID:rwhfaPzSo

女警備員「ったく、このケダモノが……」

男「う、うぐ」

女警備員「……男側の警備員が来ないわね」

男「う、うう……うぅぅー……」

女警備員「なんなのよ、暴れたと思ったら今度は泣き出して……」

男「ひでぇよ……あんまりだよ……」

女警備員「……」

男「住む家の話だってしたじゃんかよ……チャットセックスだって頑張ったのに……」

女警備員「生々しいからやめてくれる?」

男「二人でがんばろうねって言ってたのに……俺に、もう行く場所なんてねぇのに……」

女警備員「……」

警備員「……こちらですか!」



28: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:23:12.52 ID:rwhfaPzSo

男「……」

警備員「すみません、男側の方でご迷惑をお掛けしたようで」

女警備員「いえ……」

警備員「ほら、来るんだ! まったく、こういうことがあるから、イメージが悪くなるんだ」ブツブツ…

男「……」

女警備員「あ、あー、その、連れていく前に、少し調書の関係というか」

警備員「は?」

女警備員「把握しておきたいことがあるので、お話させてもらえませんか?」

警備員「は、はぁ……」

女警備員「ご協力感謝します! ほら、こっち来なさい」

男「……」フラフラ



29: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:23:59.40 ID:rwhfaPzSo

柱の陰。

女警備員「君、行く場所がないとかどうとか言わなかった?」

男「親父に……追い出された」

女警備員「ああ、そう。それはいいけど、なんだってあの子を襲ったわけ?」

男「知らない……デート、するはずだったのに、振られた……」

男「女なんか、最低だよ……ありえねぇよ……」

女警備員「……そう」



30: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:24:34.19 ID:rwhfaPzSo

女警備員「でも、あの子だって、年に一回しかない、男性に会うチャンスを、わざわざ君に謝るために会いに来たのよ」

女警備員「本当は、もっともっと、言いたいことがいっぱいあったでしょうに」

男「そんなこと、言われたって……」

女警備員「会って、話したかったのよ、多分」

女警備員「君だってそうなんでしょ? 実際に会ってみて、確かめたくて……」

男「……」



31: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:25:11.72 ID:rwhfaPzSo

女警備員「もう、一度や二度、失敗したからって、そんなに落ち込まない!」

男「でも、行く場所、ないんすよ……」

女警備員「追い出されたってやつ? 別に、土下座なりなんなりすればいいじゃない」

男「もう、男しかいないところには行きたくないんすよ……」

男「うっ……」ボロボロ

女警備員「……泣くほど嫌なわけ?」

男「うっ、うっ……女ちゃん……」

女警備員「……」

女警備員「あーもう、だったら、女性にも会える場所を教えるから」

男「え……?」



32: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:25:50.44 ID:rwhfaPzSo

数週間後。

夫「なんだ、このやろう!」

妻「なによう、バカにして!」

女警備員「あーはいはい、破壊行動はやめてください」

夫「なんだ、てめぇ」

妻「二人の問題に口出ししないでよ!」

女警備員「……はぁー」

女警備員「犬も食わないケンカを喜んで食べる、政府の犬ですよー……」



33: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:26:38.76 ID:rwhfaPzSo

女警備員「クリスマスをすぎれば、また夫婦喧嘩の仲裁なのよねぇ」

女警備員「なんだかんだで別れたりはしないんだけど、男と女って常にケンカしてんのよね」

女警備員「ったく、好き合って一緒になったんだから、ケンカなんかするんじゃないってのに」

女警備員「……まったく」

女警備員「……ん? 男性側警備局の方から連絡?」

女警備員「えー、新しい職員を迎えたので、紹介をと」

女警備員「あー、肩凝るわ」




34: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:27:04.35 ID:rwhfaPzSo

女警備員「……」

警備員「どうも、こんにちは」

女警備員「こんにちは」

警備員「新規採用の方を紹介しますんで」

男「あ、姐サン! お久しぶりです! 新しく警備員に配属されました男です!」

女警備員「……はい、よろしく」

男「死ぬ気で勉強したんで! 今後共よろしくお願いしまっす!」

女警備員「……はいはい、よろしく」



35: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:27:35.02 ID:rwhfaPzSo


男「女性のことも、やっぱり身近で勉強しないとわからないと思いますんで!」

女警備員「とりあえずうるさいから、静かにしてくれる?」

男「押忍! わかりました!」

女警備員(分かってねぇ)

警備員「お知り合いでしたら、せっかくなんで、一緒に説明してもらってもいいですかね」

女警備員「嫌です」



36: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:28:00.48 ID:rwhfaPzSo

女警備員「……君、いくらアドバイスしたからって早すぎでしょう、来るの」

男「居場所ないんで、詰所に住んでますから」

女警備員「ああ、そう」

男「クリスマスの時はご迷惑をお掛けしました」

女警備員「殊勝なのは感心するけど、本当に反省してる?」

男「もちろんですよ! 女にも姐サンみたいな人がいるんだなって知りましたし」ニコニコ

女警備員(どういう意味じゃい)



37: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/20(木) 00:28:26.27 ID:rwhfaPzSo

男「それで、遅くなりましたが、姐サンにぜひ、これを……」

女警備員「うん?」

男「クリスマスプレゼントです」

女警備員「……スタンロッド?」

男「クリスマスは、男が女に貢ぎ物をする日だって聞いていたんで」

女警備員「私はこんな貢物はいやだよ」

男「これから、よろしくお願いしまーす!」

女警備員「なんか、根本的に勘違いしているよね、君」

終わり。



41: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/21(金) 22:02:45.50 ID:SusYdlaLo

せっかくスレを立てたので、お楽しみ袋的に、中途半端に書いていたSSを投下していきます。

今夜はメタっぽいのを



42: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/21(金) 22:03:13.70 ID:SusYdlaLo

幼馴染みA「えー、年末恒例幼馴染み会議を始めます」


幼馴染みA「司会は世話焼き系幼馴染みの私、Aが行います」

幼馴染みB「よろしく~」

幼馴染みC「いいんだけど、私たちって、それぞれ幼馴染みの人が違うわよね? べ、別に取り合いがしたいってわけじゃないけど」

幼馴染みD「当然です、そうなってしまったら、あなたたちに勝ち目はありませんもの」

幼C「……なんなの?」

幼D「当たり前のことを言っているだけです」

幼馴染みE「まあまあ! そうカリカリしないでさ~」

幼馴染みF「……うん」



43: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/21(金) 22:03:40.26 ID:SusYdlaLo

幼A「今年もあとわずかですが、みんなはそれぞれの幼馴染みと進展はありました?」

幼B「……え~」

幼C「……」

幼D「お、男が悪いんです! 私の家の格に気兼ねして近づいてこないから」

幼F「進展ってなに……?」

幼A「えーと、あまり良くないみたいね……」

幼E「私は進展あったよ!」

全員『えっ』



44: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/21(金) 22:04:06.54 ID:SusYdlaLo

幼E「こないだも、お使いでおやつ買ってきていいからって多めにお金を渡されてさぁ」テレテレ

幼D「質問ですが、それはどんな時に?」

幼E「友達が来てたとき。きっと照れてるんだよね!」

幼C「それ、体よく隔離されてるんじゃ」

幼B「ないわ~」

幼F「バカにされてるよね……?」

幼E「そんなことないってばぁ!」

幼E「この間も、『お前って便利だよな』とか褒めてもらったし」

全員(アカン)



45: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/21(金) 22:04:33.04 ID:SusYdlaLo

幼A「ま、まあ、Eちゃんのことは置いといて。今後、幼馴染みキャラがどう生き残るのかについて考えようよ」

幼B「そりゃあなんと言っても、おっぱいよね~」

幼B「男は誰だって性欲の塊なんだからぁ~、性的な魅力がないとダメよね~」

C・D「……」 カチン

幼D「それは違います。胸に惹かれて、その、い、いたしたとしても、それではただの……」

幼C「セックスフレンド?」

幼D「そうそれ!」

幼B「触れてももらえないよりマシじゃないの~?」

幼A「えーっと、Bちゃん、もしかして……」

幼B「だ、大丈夫よ。ボディタッチとラッキースケベくらいだけだから」

幼F「それはそれで問題じゃ……」



46: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/21(金) 22:04:59.52 ID:SusYdlaLo

幼A「ダメだよ! 最近は個別ルートに入ると即妊娠エンドとか多いんだから」

幼A「学生の時分に出来婚とかしたら、白い目で見られちゃう」

幼B「むしろ出来婚すらなくて何の幼馴染みなのかと」

幼E「デキコンってなに? ゲームの話?」

幼C「あんたは黙ってなさいよ」

幼C「……いい? 幼馴染みにエロさは求められてないのよ」

幼C「あるとしたら、全体的にエロメインの時だけに決まっているじゃない!」

幼B「異議あり! 身近な幼馴染みがエロい方がうれしいに決まってるでしょ?」

幼D「見慣れていて反応しにくい、に一票です」

幼F「二票……」

幼B「どうしてよぅ!」



47: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/21(金) 22:05:25.29 ID:SusYdlaLo

幼A「だいたい、身近なエロ要員って言ったら、姉キャラ、妹キャラじゃないかなって思います」

幼B「そ、それは……」

幼C「あー、うちもお姉ちゃんがいるけど、家ではパンツ丸出しだわ」

幼A「最近は実姉、実妹への規制も妙に弱まっているし、幼馴染みより家族でいいじゃん傾向が強いんじゃないかと」

幼B「そ、そんなこと言ったら、Aちゃんなんかどうするのよ」

幼A「えっ」

幼B「世話焼き系幼馴染みなんか化石&化石でしょ~? それこそ、世話焼きお姉さん、世話焼き妹の方がまだリアリティがあるし」

幼A「そそそ、そんなことないよ。お弁当だって、一緒に食べてくれるし」

幼C「重いわね」

幼D「ええ、重いです」

幼A「重くないよ!」



48: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/21(金) 22:05:51.70 ID:SusYdlaLo

幼A「それを言ったら、Cちゃんなんか……!」

幼C「わ、私がなんだっていうの」

幼A「暴力系ツンデレなんか、幼馴染み要素いらないでしょ!?」

幼C「わ、私のどこが暴力系ツンデレなのよ! ちょっと口と一緒に手が出るけど……」

幼B「暴力はないわよね」

幼D「ええ」

幼F「引く……」

幼C「なんなのよ、むしろよく知らない相手を攻撃する暴力女なんか、精神異常者じゃない!」

幼C「幼馴染みだから、言いたいこと言えて、手足のやりとりも出来るってもんでしょ!?」

幼B「素直になれないのと、わがままは違うのよ?」

幼C「ちがっ、わがままじゃないし!」



49: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/21(金) 22:06:19.41 ID:SusYdlaLo

幼B「まあ、暴力系はいいわよね~、不良捨て猫理論が通じるから」

幼E「フリョーステネコ?」

幼D「おそらく、いつも悪いことをしている人が、ちょっと良いことをすると、そのギャップですごく良い人に見えるということでしょう」

幼E「あー、ギャップねー」

幼B「ちゃんと分かってる~?」

幼E「分かるよ! 男ちゃん、いつもはウザイだのボケだの言ってくるんだけど、時々優しくしてくれるんだー」

幼F「……どんな時に?」

幼E「えーと、麻雀の負けを立て替えた時とかー、駐禁を払った時とかー」

全員(ドン引き)



50: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/21(金) 22:06:55.72 ID:SusYdlaLo

幼D「まあ、ツンデレの全盛期は終わりましたから、暴力要素を付け加えたのかもしれませんけど」

幼C「そ、そうじゃないってば!」

幼A「いくら幼馴染みだからって、礼儀は必要だと思うよ?」

幼C「だったら、勝手にお弁当作ったり、起こしに行ったりする方が礼儀知らずじゃない!」

幼A「お、男君のお母さんが、お忙しい方だから……放っておくとすぐ部屋を汚くするし」

幼D「まあ、そんなこと……他家の娘さんを家政婦のように扱うご家庭がまともだとは思えません」

幼B「分かるわ~、嫁キープ&介護者キープの魂胆が見え見えよね~」

幼A「そ、そんなんじゃないって!」

幼D「その方も、されて当然、と思っていらっしゃるのではありませんか?」

幼A「……感謝は、されてないかもだけど」



51: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/21(金) 22:07:22.60 ID:SusYdlaLo

幼C「こういうのがヤンデレになったりするのよね」

幼A「わ、私は、男君の邪魔をしたりしないもん!」

幼B「そうそう、ツンデレに言われたくないわよね~」

幼C「何よ!」

幼D「まあまあ、幼馴染みとヤンデレは近しい間柄にあると言いますし」

幼B「そうよね~、自分がいないとダメなんだーとか、この人じゃないとダメなんだーとか、傍にいすぎて思い込みが激しくなっちゃうって感じ」

幼B「適度な距離感は大事だと思うわよ? いくら幼馴染みでも」

幼A「そ、そんなこと!」

幼F「Aさん、司会……」

幼A「はっ」



52: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/21(金) 22:07:48.58 ID:SusYdlaLo

幼A「コホン。いずれにせよ、近くて便利な幼馴染みのキャラも、他の属性を追加することで生き残りを図ろうというのは良いなって思うけど」

幼A「やっぱり幼馴染みの王道は外しちゃダメかな、とも思うの」

幼D「王道と言うと……?」

幼C「け、結婚式ごっこ、とか」

幼B「あはははっ」

幼C「笑うな!」

幼E「お医者さんごっこは?」

幼A「Eちゃん、もしかして、すでに……」

幼E「え?」



53: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/21(金) 22:08:15.07 ID:SusYdlaLo

幼D「ふふっ、つまり、幼馴染みでありながら、お嬢様として憧れも受けている私が、一番すばらしいというわけです」

幼D「け、結婚式ごっこなら……したことありますし」

幼B「え~? 最近の男の子は、身近で気軽につきあえる子が一番好きなのよ」

幼B「今時、身分が違うとか言ってそうなのが好かれるわけないじゃない?」

幼C「確かに。爆発力はあるけど、男のやつ、普段はやれやれして取り柄がないし」

幼B「そうそう」

幼D「そ、それは、貴女たちの思い人がだらしのない人だからではないですか!」

幼B「大体、身近な女の子が売りなのに、手に届かないキャラって矛盾してない?」

幼C「言えてる。学校とかも違いそうなのに」

幼D「ち、ちょっと今は会いにくいだけです!」

幼F「昔の幼馴染みより、今のクラスの同級生……」

幼D「ヤメテ!」



54: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/21(金) 22:08:40.85 ID:SusYdlaLo

幼A「でも、私の男君は格好良いよ? 将来は消防士になるって言ってたし」

幼B「あー、私のところは甲斐性でがありそうでなさそうなのよねー」

幼C「私も。まあ、なんていうか、男はどっちかっていうと、家事スキルがある人だから……」

幼D「家事の出来ない女性は嫌われますよ」

幼C「で、できないとは言ってないでしょ!」

幼A「確かに、近くて好きだと、お互い基準が甘くなりそうなんだけどね……」

幼B「言えてる! こないだなんか、風邪引いて一人だからって言って、看病&家事してあげたのよ~」

幼D「そしたら?」

幼B「そうしたら、『Bって、家事も出来るんだな、意外』だって~。私をなんだと思ってるの~っていう」

幼F「……セフレ?」

幼B「し、してないわよ」



55: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/21(金) 22:09:08.55 ID:SusYdlaLo

幼A「私は違って、いくらおかずのレパートリー増やしても、あまり反応が変わらなくて……」

幼C「ああ~……」

幼E「フリョーステネコか!」

幼B「そうかもね~、Cちゃんが作ったら泣いて喜ぶんじゃない?」

幼C「……どういう意味よ」

幼D「いえ、不審がられるのでは?」

幼C「あのねぇ、いくら私でも怒るわよ!?」

幼B「常に怒ってそうな人が言うセリフじゃないわよね」

幼C「なによ!」



56: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/21(金) 22:09:36.38 ID:SusYdlaLo

幼E「こっちの男ちゃんは、家事も仕事もできるよっ!」

幼A「え、は、うん」

幼E「あまり振る舞われたことはないんだけど、偶に毒味役をさせてもらってるんだ!」

幼D「リアル毒味なんじゃ……」ヒソヒソ

幼C「あまり突っ込んでやるとコクじゃないかしら」ヒソヒソ

幼B「それで、おいしいの?」

幼E「おいしいよ! でも、『女の子はあんまり料理がうまい男は好きじゃないみたいなんだよな』って言ってる」

幼E「私はそんなことないんだけどなー」

幼F「……絶対、他に女いるよね、それ」

幼B「しーっ!」



57: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/21(金) 22:10:02.88 ID:SusYdlaLo

幼A「……でも、なんていうか、あって当たり前って態度されてるとね」

幼B「うん、あれよね」

幼C「ああ、最近流行のね」

幼D「NTRですか……」

幼A「なんだかなぁ、幼馴染みのキャラ性が、そういうところに手っ取り早く回収されちゃうのがきついよね……」

幼E「ネトラレってなに? オンゲー用語?」

幼F「……好きな人が、セックスで別の人を好きになっちゃう言葉だよ」

ABCD『説明すんなー!』



58: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/21(金) 22:10:29.41 ID:SusYdlaLo

幼E「だったら、男ちゃんはネトラレてたのかなー……」

幼A「え、えー」

幼E「一時期、あまりしてくれなかったし、他の人とよくいたし」

幼C「……え? 何これ何これ」

幼E「今も機嫌がよくないと、お使いとか遊んでくれたりしてくれないしー」

幼D「……あの、Eさん」

幼E「んえ?」

幼B「正直、その男には嵌まっちゃダメよ?」

幼E「えーなんでー?」



59: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/21(金) 22:10:58.21 ID:SusYdlaLo

幼A「……ま、まあ、いずれにしても、NTRの流行を受けて幼馴染みキャラが再流行するっていうのは、ある意味最悪な展開なので」

幼B「……ねえ、そもそもなんだけど、幼馴染みってさ、ある意味都合がいい女よね」

幼D「そりゃ、あなたのようなエロ要員は」

幼B「そうじゃなくて、最初から好意をきゅんきゅん示してくれる便利キャラっていうか~」

幼A「そう、ですね」

幼B「だからこそ、お手軽NTRで使われたりするわけで」

幼B「しかもそのくせ、NTRの良シナリオって呼ばれるのは、『安易な関係からではなく、出会いと相思相愛を経てから作られる信頼の崩壊――』とか言われちゃうわけで」

幼D「……まあ、かつての恋愛モノでも、幼馴染みは便利扱いですし」

幼B「そうよ、結局は便利&踏み台キャラなのよ」

幼A「う……」



60: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/21(金) 22:11:24.68 ID:SusYdlaLo

幼B「結局、最終的には脱幼馴染みをして、自分を否定しないと、恋人にもお嫁さんにもなれないわけじゃない?」

幼B「ツンデレは永久にツンデレでも許されるのに」チラッ

幼C「……なんでこっちを見るわけ?」

幼D「生涯ツンデレはある意味許されないです」チラッ

幼C「なんでこっちを見るわけ!?」

幼A「……幼馴染み属性は、お荷物、ということなのかな」

幼B「そう、それよ!」

幼D「確かに……近いだけなら、き、きき、近親者の方が心を許せてますし、かつ背徳的というか」

幼B「血縁は切っても切れないからね~」

幼D「NTRが流行るとしても、赤の他人よりも、事実として遺伝子がつながっていることが、背徳感にも最後の希望にもなりますし……」

幼F「……すごいこと、言ってるね」

幼D「は!? いえ、これは」



61: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/21(金) 22:11:50.33 ID:SusYdlaLo

幼A「で、でも、男君はそんなこと……」

幼B「そりゃあ、私も、自分のところはそうじゃないって思うけどね」

幼B「結局、幼馴染みを強調すればするほど、男にとっての添え物、重し、振られたときの保険みたいに思えるじゃない?」

幼C「……」

幼D「そ、それは……」

幼B「実際のところ、失敗した時の砦かなんかでしょう。万が一夢破れても、君だけはおっぱい揉ませてくれる、みたいな」

幼A「そ、そんなことないよぉ」

幼E「へえー」

幼B「いや、Eちゃんが一番そういう立場だからね?」



62: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/21(金) 22:12:17.40 ID:SusYdlaLo

幼A「で、でも、もし幼馴染みじゃなかったら、何の接点もなくなっちゃう……」

幼B「そう、それよ! 私たちは、そこに安住しすぎていたんじゃないかしら」

幼C「つまり、その……」

幼B「お弁当作ってくるのも! うっかりおっぱい触らせたげるのも!」

幼B「幼馴染みじゃなくて、恋人だったらいいじゃないの!」

幼F「……幼馴染み関係ないよね」

幼B「だからぁ~、幼馴染みをやめればいいのよ~」

幼D「……」



63: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/21(金) 22:12:46.40 ID:SusYdlaLo

幼B「あれあれ~? なんか、顔が真っ青な人がいるわね~」

幼D「そ、そんなことは」

幼B「幼馴染みなのに~、距離が遠い人は~、まさに属性お荷物でしかないかもしれないわね~」

幼D「……!」フルフル

幼C「まあ、相手側からすれば取っかかりかもしれないけど、幼馴染みをやめるとかなったら……」

幼B「昔の幼馴染みより~? 今のクラスの~?」

幼D「ヤメテー!」



64: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/21(金) 22:13:12.32 ID:SusYdlaLo

幼A「もう、意地悪しないの」

幼B「あはは、ごめんごめん」

幼D「だ、大丈夫、男とは結婚式ごっこもした仲だし」

幼C「過去にこだわっても、相手は結構忘れているものだし……」

幼D「ううっ……」

幼E「元気出しなよー」

幼D「あ、ありがとう」

幼A「でも、このままじゃ、幼馴染み会議は終了ということに……」

幼F「……終わるの?」

幼A「えーと、うん、はい。何かありますか?」

幼F「じゃあ、一つだけさ……」



65: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/21(金) 22:13:38.34 ID:SusYdlaLo

幼F「おれ、男なんだけど、なんで呼ばれたの?」

全員『幼馴染みだから』

幼F「ホモじゃないんだけどな……」



66: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/21(金) 22:14:16.72 ID:SusYdlaLo

結論:幼馴染に未来なし。



67: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/29(土) 00:31:32.19 ID:gog8m+Ezo

男「都市伝説とたたかう!」


男「あああ、どいつもこいつも人を脅かしやがって!」

男「穴が開いてるなーと思ったら真っ赤な壁紙が隣の住人の目玉だったり!」

男「星を見てたら、マンションの壁を全力疾走で這い上がってきたり!」

男「テレビの音が聞こえないと思ったら神経がはみ出てて切っちゃったり!」

男「そんな生活はこりごりだ!」

男「……こうなったらたたかってやる」

男「俺は都市伝説とたたかってやるぞ!」



68: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/29(土) 00:32:00.71 ID:gog8m+Ezo

VS 口裂け女

男「……」

女「ねぇ、君」

男「……」

女「ちょっと……」

男(ちっ、早速来やがったか!)

男「なんですか?」

女「……私、キレイ?」

男(こいつ、マスクをつけてやがる、さては口裂女……)

口裂け女「それとも……」すっ

男「ちょっと待った!」

口裂け女「え?」

男「俺は体も含めて、総合的に判断するタイプだ!」

口裂け女「は?」



69: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/29(土) 00:32:29.91 ID:gog8m+Ezo

男「まずはそのコートを脱いで、おっぱいを見せてもらおう」

男「キレイかどうか、話はそれからだ!」

口裂け女「……ふざけてるの?」

男「俺は本気だぁーっ!」ダダダッ むにゅん

口裂け女「キャー!」

男「む、やわらかい、そして弾力がある」

口裂け女「さ、触るなっ!」

男「C……いや、Dかっ」

口裂け女「いいかげんに、しろっ!」スパーンッ

男「うおっ」



70: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/29(土) 00:32:55.45 ID:gog8m+Ezo

口裂け女「あんた、私をバカにしてるのね……?」

男「していない、ただおっぱいがみたいだけだ!」

口裂け女「……」

男「あ、全身も見てみたいです! ほ、ホテルに行きませんか、お姉さん」ハァハァ

口裂け女「ぶっ殺す」

男「ちょっと待った!」

口裂け女「ああん?」

男「体だけと思っちゃ困るな」

男「俺は、下着のセンスも考慮に入れて、総合的に判断するタイプだ!」

口裂け女「……」ギラリ

男「鎌をしまってくれ」



71: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/29(土) 00:33:37.59 ID:gog8m+Ezo

口裂け女「何なの? バカにしないでくれる?」

男「していない! 素直にサケちゃんとセックスしてもいいかなーって思っただけだ!」

口裂け女「誰がサケちゃんだよ!」

男「お、俺は処女厨でもないから、サケちゃんが経験者でも気にしないし」

サケ「はぁ!?」

男「いや、もちろん、もちろんね、全部見てから判断することではあるんだけどさ」

男「おっぱいもやわらけーし、コートからはみ出てる足はキレイだしね!」

サケ「……なんであんたが選ぶ立場みたいな口ぶりなのよ」

男「いやだって、『私、キレイ?』って逆ナンでしょ?」

サケ「……(憤怒)」



72: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/29(土) 00:34:06.56 ID:gog8m+Ezo

男「くそっ、くそっ、散々追いかけ回された挙げ句、やらせてもらえなかった……!」

VS 口裂け女 敗北



73: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/29(土) 00:34:32.40 ID:gog8m+Ezo

VS ベッドの下の斧男

男の自室。


男「おっ……おっ……」シコシコ

男「うっ……ふっ……む!」

男(気配を感じる……!)

男(この感じ、またしても都市伝説かっ!)

男「ちっ、人のオナニー中に……」

男「しかし、この気配は……」

男(下……だと……!?)



74: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/29(土) 00:34:58.29 ID:gog8m+Ezo

男「むう、こちらに武器はないし……」

男「そうだ! サケちゃんを呼ぼう!」 ← メアド交換した

『おっすおっすー(´▽`)丿 今ヒマ? 家来ない?』

ヴーン

『行かねぇよボケ』

男「サケちゃん、そりゃないよ」

『お金出すからさ』

『あんた、私のことデリヘルかなんかと勘違いしてない?』

『(´・ω・`)』

『うぜぇ、ちょっと待ってろ』

男「ちょろい(笑)」



75: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/29(土) 00:35:58.10 ID:gog8m+Ezo

サケ「おいこら、クソガキ」バァン

男「やー、今、ちょっと動けなくってさー」

サケ「はあ?」

男「いいから、ちょっとこっち来てよ」

サケ「訳の分からないこと言ってないで、何の用かいいなさいよ」

男「ん、実はさ……」

男「俺、サケちゃんに会ってから、胸のドキドキが止まらないんだ」

サケ「はぁ?」

男「こう、触れた手のひらからこぼれ落ちるパイをもう一度掴みたく……」

サケ「性欲で人を口説こうとするの、辞めてくれる?」



76: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/29(土) 00:36:31.02 ID:gog8m+Ezo

男「俺は真剣なんだ!」バッ

サケ「真剣に気持ち悪い!」

サケ「あと、腕をつかむな!」

男「ああ、ごめん。でも、俺はサケちゃんに会ってから股間の疼きが止まらなくて」

サケ「あんた、私が男に相手にされないと思って、ものすげー失礼なことしてるわよね」

男「他の女の子にもやったことあるけど」

サケ「真性かよ……」


男(メリーさんとかだけど)

男(ちなみに、その時の決め台詞は「おいおい、後背位でやりたいのは俺の方だぜ?」)

男(せっかく股間を握らせたのに、泣いて帰ってしまった……)



77: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/29(土) 00:36:57.25 ID:gog8m+Ezo

男「でもさ、サケちゃんだって男ひでりだべ、正直」

サケ「だとしても、触んなキモい」

男「ちょっと冷静に考えてみよ? 顔かたちに関係なく、セックスしてくれる男がいるんだよ」

サケ「ま、マスクしてれば顔見られないし……」

男「マスクしたままセックスする気かよ」

男「……プレイ的にはありだけど」

サケ「本気で怖気がしてきたんだけど」

男「まーま! ベッドに座って! 飲み物取ってくるし!」

サケ「なんなの? 本気でセックス目的なの?」



78: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/29(土) 00:37:24.11 ID:gog8m+Ezo

>キッチン。

男(ククク……こないだ通販で買った媚薬をコーヒーに入れて……と)

男(なんだかんだ言ってメアドケー番交換してるし、サケちゃんは押せばヤラせてくれるタイプと見た!)

男(多少強引に押してもべろちゅーくらいは行けるだろ!)

男「ぐふふ」 ← 当初の目的を忘れている

男「サケちゃん、飲み物おまた――」

サケ「……」ゴゴゴゴゴゴ……

斧男「……」ぶらりんこ


――口裂け女は、斧を持った男の首根っこを掴んでいた。


男「な、誰だっ!? そのおっさんは!」

サケ「こっちが聞きたいわー!!!」



79: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/29(土) 00:38:01.73 ID:gog8m+Ezo

サケ「ふざけんなよ、お前!」ポイッ

斧男「ぐがはぁっ」ドサッ

男「はっ、そうだ、そいつがいることを忘れていた!」

サケ「言うに事欠いてそれかっ!? 言い訳は!」

男「え、言い訳……?」

サケ「このおやじと結託して、私を強姦する気だったんだろうが!」

男「何いってんだよ! 俺に3P趣味は一切ないぞ!」

サケ「これとか、これとかは!」ばさーっ

男「いや、それはただのオナニーネタであって……」

男「あ、いや、『輪姦学校』は作家が好きだから買ってるだけだし」

サケ「……」

男(うむ。般若の顔である)



80: ◆WPwc2pN1N6 2012/12/29(土) 00:38:33.77 ID:gog8m+Ezo

男「くそっ、くそっ、結局、おっさんは撃退できたけど、すごく良いパンチを腹に十発ほどもらっちまった!」

男「今回もサケちゃんとヤレなかったし!」


VS ベッドの下の斧男 勝利(その後、口裂け女に敗北)



83: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:37:37.66 ID:mxofErCFo

∨S こっくりさん

>学校。

男「ちーっす」

友A「おはよー」

友B「おーっす。なんか機嫌がいいな」

男「ん? ふふふ、分かるかね」

男(サケちゃんとデートの約束をこぎつけたからな)

男(あの絶望的な状況から、ここまで取り戻した自分を褒めてやりたい)

男(最近は都市伝説の勝率も多少は良くなっているし)

友A「お前、まさか……!」

友B「お、おい、童貞同盟は絶対だぞ! 抜け駆けなしだぞ!」

友A「捨てる時は一緒だって約束したじゃないか!」

男「三人で童貞捨てるってそれ犯罪っぽいじゃねーか!」



84: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:38:39.55 ID:mxofErCFo

友A「だがな、今日、俺たちは合コンをセットしたのだった!」

友B「彼女持ちは近寄るなよ」

男「お前ら……」

友A「ははっ、で、お前はどんなブスとヤッたんだ?」

男「黒髪ロング」

友B ピクッ

男「美乳」

友A ピクピクッ

男「料理が得意(刃物的な意味で)」

友A「はぁぁぁああ!?」

友B「やっぱりお前はぜってぇ混ぜねぇわ」

男「ひがむなよ!」



85: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:40:13.33 ID:mxofErCFo

>放課後。

友A「ねえ、あのさ……」

女1「なに?」

女2「どうしたの?」

友B「これって、合コン、だよね?」

女1「そうだよ、こっくりさんコンパ」

友A「飲み物すらないんだけどっ!?」

女2「お水ならいっぱい用意してあるけど」

友A「それ、明らかに儀式用のお水だよね!?」

女1「こっくりさん、こっくりさん、おいでください……」

友A「無視して始めんなや!」

友B「こ、こっくりさん」

友A「B!?」



86: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:40:55.23 ID:mxofErCFo

友B「うるせぇー! 俺はこのコンパに命かけとんじゃー!」

女2「本当!? 血の儀式をやると、もっとこっくりさんが来やすくなるのよ!」

友B「やります」

友A「やめろぉ!」

女1「あ、キタァ」

ガタガタ

女2「こっくりさん、こっくりさん、私たちの相性を教えてください」


「さ」「い」「あ」「く」


友B「ガッデーム!」

女1「え……引く……」

女2「もうだめだね、私達」

友B「馬鹿、おい、こっくりさん! 相性を良くしてください!」

友A「お前、目の前にいて頼むものなのか?」



87: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:42:53.64 ID:mxofErCFo

「い」「け」「に」「え」


友A「勘弁してけろーっ!」

友B「うおおおおおっ! 死んでくれや!」

女1「えー!? 本気で友達を生贄にするつもり?」

女2「悪いけど、それは無理だよ。というか、Bくんはむり」

友B「ぐあっばぁ!」

女1「ちょっと早いけど、お帰りの儀式しようか」

女2「そうだね、あ~あ」

女1「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください……」

女2「こっくりさん、こっくりさん、お帰りください……」

友A「!? やべぇ、帰らない!」



88: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:43:24.03 ID:mxofErCFo

「い」「け」「に」「え」


女1「ちょっとぉ……勘弁してよぉ……」

女2「そんなの求めてないですってば」

友A「は、早く止めろよ」

友B「い、いや、さすがに止めるつもりというか」

ガタガタガタ!!

女2「きゃーっ!」

女1「なに、なんなの」

友B「こうなったら、誰かを犠牲にするしかないよね! ね!?」

友A「お前だろ!? 一番求められてないお前だろ!?」

友B「うるせぇ、死ぬのはお前だ!」

男「忘れ物しとったわ、コンドーム!」ガラッ!



89: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:43:50.50 ID:mxofErCFo

男「……何やってんの?」

友A「うおおっ、助けてくれ!」

友B「このままだと、呪われる!」

男「えーっと……」

男「……」

男「こっくりさんか!」

女1「見れば分かるでしょ!」

男「ふっ、愚かな……」

男(こっくりさん、だと!?)

男(まずい、呪い系は俺がもっとも苦手とするところ!)

男(……かくなる上は)


男「こっくりさん、こっくりさん、そのロリ巨乳幼女の姿でおいでください!」

全員『!?』



90: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:44:16.91 ID:mxofErCFo

男「こっくりさん、こっくりさん、そのロリ巨乳幼女の姿でおいでください!」

男「こっくりさん、こっくりさん、こっくりさんはロリ巨乳幼女! 狐耳をつけた巫女服のロリ巨乳!」

友B「……うおおお、こっくりさん! ロリ巨乳でかつ幼女!」

友B「しかも巫女さんで狐耳の微弱ケモナー大歓喜の姿で降臨だと!?」

女1「え、なにそれは」

女2「真剣に気持ち悪い。Bくんは顔も心も醜い」

友B「男が言い出しっぺじゃん!?」

友A「……俺も幼女ならなんとかなりそうな気がしてきた」

女2「^^;」

女1「別の意味で帰りたい」



91: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:44:42.53 ID:mxofErCFo

男「幼女! 幼女! ロリ巨乳!」

友B「巫女さん、巫女さん! ノー下着!」

友A「き、狐耳! 尻尾! 縞パンツ!」

三人『こっくりさん! こっくりさん! 一発ヤラせてください!』

ぼうん!

幼女?「ノーパンか、縞パンか、どっちなんじゃ」

男「のじゃロリキター!」

友A「巫女さんキタァ!」

友B「ふぽおおおおおお!? ロリ!? ロリ巨乳!?」

友B「ノーパン! ワキだし!? 胸チラぁああああっ!?」


――友Bは瞬間、絶頂していた。


幼女?「もう帰りたい……」

女2「こっちのセリフなんだけど」



92: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:45:20.87 ID:mxofErCFo

友B「」チーン

男「ふふふっ、どうやらこちらは一人、向こうの世界に旅立ってしまったようだ……」

男「恐るべし、こっくりさん!」

こっくり「いや、勝手にお主らが遊び半分でワラワを呼び出しから……」

友A ガタン、ガタン

こっくり「何をしておる?」

友A 「あ……片手が使えるんで、ちょっとオナニーを」

こっくり「やめんか、貴様ら!」

男「いやあ、エロいなぁ。こっくりさんは本当にエロい」

友A「めっちゃシコれる」

女1「あのー! もう10円玉から手が離れるようにしてもらえませんかね!」

こっくり「呪うぞ」

女1「呪われていいから!」

>女1,2さんが退室しました。



93: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:46:11.64 ID:mxofErCFo


友B「ああ……帰っちゃった」

こっくり「やかましいわ、くだらん理由で妾を呼び出しおって」

こっくり「おふざけも大概にせいよ? 呪うぞ?」

友B「呪ってくれ……取り憑かれたい」

こっくり「」

男「ちょっと待った!」

こっくり「なにを待つんじゃ」

男「三人まとめて呪うってどんだけ淫乱なんすか」

こっくり「あほか! アホかアホか!」

友A「俺、童貞だけど……お願いします!」

こっくり「ぬぐあああああああ!!」

友B「ふぅ……お前ら、こっくりさんに失礼だろ」



94: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:46:38.18 ID:mxofErCFo

こっくり「やれやれ、話の分かるやつが」

友B「血の儀式までやった俺がこっくりさんとハメるのは当然の理」

こっくり「!?」

友A「待った! 今更だとは思うが、俺達は誓ったはずだ!」

男「ああ……抜け駆け禁止の、童貞同盟をな」

友B「おい、男はもう破ってんだろ!」

男「してねーよ! まだだよ!」

男「だがっ! 俺は総合的に判断するタイプ!」

男「まずは全裸になってボリュームを測ってから考える!」

こっくり「するか、阿呆が!」

友A「三人よれば、童貞の知恵! 一致団結してがんばろうぜ!」

友B「待て! まずは平等にお互い裸になってみようぜ!」

こっくり「近寄るなぁあああああ!」

ガラッ



95: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:47:05.42 ID:mxofErCFo

サケ「……」

男「あ、サケちゃん」

サケ「……なに、してんの?」

男「え? いや、それは、ほら、見れば分かるっしょ?」

サケ「男が三人で、小さい女の子をレイプしようとしている」

男「誤解だ、全然誤解」

こっくり「誤解でもなんでもないっ」

男「何言ってるんだ、これはこっくりさん、だろ?」

サケ「あんたの中ではレイプが『こっくりさん』って隠語なわけ?」

サケ「つーか、人の約束をほうっておいて……自分は友達と強姦真っ最中……?」

男「サケちゃん、ちょっと待って。今、片手は10円玉で放せないから」

男「ほら、その鎌をしまってって。いや、マジで。俺、泣いちゃうよ」

男「ちょっと友達に無理やり捕まっただけだし、つーかその、あ、今日は服もメイクも気合はいりまくりじゃ~ん☆」



96: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:47:33.95 ID:mxofErCFo

男「くそっ、くそっ、なんでだし! 俺は友人の危機を救おうとしてただけなのに!」

友A「もう……こっくりさんなんかしない……」

友B「あ~……こっくりちゃんに取り憑かれたかったなぁ……」


VS こっくりさん 引き分け(決着前に口裂け女が乱入)



97: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:48:13.68 ID:mxofErCFo

VS 隙間女

斧男「ヴ」

男「おー、おはよう」

男「……」

男(実はあれ以来、斧男はすっかり俺んちに住み着いているんだよな)

男(まー、作ってくれる料理はうまいし、別にいいんだけど)

斧男「ヴ」

男「えー? 牛乳は嫌いなんだよー」

斧男「ヴ、ヴ」

男「好き嫌いするなって? ったくもう」

男「……うむ、サケちゃんが牛乳好きだったら困るしな」

男「ずず」



98: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:48:47.40 ID:mxofErCFo

斧男「ヴ」

男「ん? ベッドから出てきた? こ、これは、ラブ・レター!?」

男「……じゃなくて、俺の観察日記か」ぽい

男「観察日記!? 俺の!?」

男「……くっ、ストーカーか!」

男「俺の知らない間にアパートに侵入してきたってことかよ」

男「最近はサケちゃんもすっかり怒っちゃって相手にしてくれないし」

男「だからって関わってくる人間がこんな相手とは……!」

男「……」

男「めんどくせ」



99: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:49:32.98 ID:mxofErCFo

男「なぁんて言うと思ったら大間違いだぜ!」

男「おい! 監視カメラ設置するぞ!」

斧男「ヴ」

男「と言っても、狭いアパートだし、三箇所と表のポストにつければオッケだろ」

斧男「ヴーっ」

男「よし、ついでにお前が潜り込めそうな隙間は全部潰しておくからな!」

斧男「……!」

男「なんで衝撃受けてるんだよ」



100: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:50:20.12 ID:mxofErCFo

>学校。

男「てなわけで、監視カメラを仕掛けることにしたんだ」

友A「なにそれこわい」

友B「お前んちって機材豊富だよな」

友A「犯罪に使ってないだろうな?」

男「使ってねーよ! ちょっと好きな女の子の私生活を覗きたいって思った時に、必要になると思ってさ」

友A「堂々と犯罪宣言するな」

友B「これだから変態は……」

男「何いってんだよ!」

友B「まあ、お前らは女っ気ないからそういう犯罪に走りがちだろうけどな」

友A「は?」

男「あ?」

友B「ふっ、こっくりちゃんの神社を見つけてな……毎日境内で感謝の自慰を捧げてるぜ……」

二人『わいせつ物陳列罪だろ』



101: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:50:52.47 ID:mxofErCFo

>自宅。

男「よーし、それじゃ早速再生開始っとな~」

男「……うーむ。表は何も写っとらんな」

男「うーん、早回ししても何も出てこんな……」

男「おっ、室内にめっちゃ人影おる」

斧男「ヴ」

男「お前かよ!」

斧男「ヴ」

男「ま、待てよ、お前がいるなら、誰か見たとかそういう……?」

斧男「ヴ」チョンチョン

男「なにィ、ここでプリン買いに行っただ?」

男「この間抜けめ!」



102: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:52:20.55 ID:mxofErCFo

男「っあ、マジで侵入されてる!」

男「うわー……サケちゃんより髪の毛なげー……」

男「モノホンの異常者ってやつだな」

男「うん? 本棚に向かっていくぞ?」

男「あっ!? 隙間に入った……だと!?」

男「こ、こいつ、都市伝説に聞く、隙間女か!」

斧男「ヴ」

男「親近感が湧く、じゃねーよ!」



103: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:52:49.62 ID:mxofErCFo

男「お、斧男が帰ってきたぞ」

男「……俺が帰ってきたぞ」

男「えーっと……」

男「そこかっ!」バッ

隙間女「ん゛ー!」

男「うおおおおっ! 斧男、武器を構えろ!」

斧男「ヴォオ!」

隙間女「ん゛ー! ん゛ー!」

男「うおおお、くそっ、スレンダーなお姉さんなのに! 話す隙すらないとは!」

隙間女「ん゛?」ピタ



104: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:53:28.93 ID:mxofErCFo

男「え? 美人かどうかって?」

男「ぐははは、それはあれだ!」

男「俺は全部を見て、総合的に判断するタイプだからな!」

男「まずは全裸になってから、いろいろと決めさせてもらわないと!」

隙間女「ん゛」パサッ

男「な、なんだとおおおおおおお!」

男「今時の女性はこんなにあっさり脱いじゃうのか!」

斧男「ヴーっ!」さっ

男「お前にはまだ早いじゃねーよ!」



105: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:54:12.21 ID:mxofErCFo

隙間女「ん゛?」

男「はぁ、はぁ、いいよ~、エロいよ~、個人的にパイパン好きなので、きっちり処理してあるところもグー!」

男「だけど、ほほほほら、あれ、実際に触って確かめるってのも大事だと思うな!」

隙間女「ん゛ー……」

男「は、恥ずかしい、だって!?」

男「イイネ! 見せるのも十分恥ずかしいけど、おさわりだけ拒否!」

男「こういうドキワク感、かつてなかったことだぜ!」

斧男「ヴ」

男「おい、ティッシュ用意しとけ!」

斧男「ヴ」



106: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:54:41.55 ID:mxofErCFo

男「ちょっと俺ら二人でシコシコするから、ポーズ取って!」

隙間女「……ん゛」

男「オッケーい!」

男「お、隙間に入って……か、かかか、片足だけ出して……」

男「あああああ、半分だけ見えそう! あそこが見えそう!」

男「きたあああああ!」

サケ「おい」

男「ちょっ、何度目だよこの展開!」

サケ「あんた、仲直りがしたいっつってメール出したの、忘れてたの……?」

男「あっ」



107: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:55:21.88 ID:mxofErCFo

――――

男「……あのー、ですね」

サケ「何?」

男「そのー……隙間女のすーちゃんも見てらっしゃいますし……」

サケ「そんなに露出が好きなら、露出させてやるよっていう私の親切心なんだけど?」

男「いや、頭部の露出はちょっと……ハゲちゃいますし……」

隙間女「ん゛ー」

斧男「ヴ」

男「おい! なんでお前らが盛ってんだよ!」

サケ「お前、その前に言うことあるだろ?」

男「はい! 一番セックスしたいのはサケちゃんです!」

サケ「ぶっ殺すよ?」

男「本心なのに!」


VS 隙間女 勝利(ストリップを見たので。ただし、頭部敗北)



108: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:55:58.64 ID:mxofErCFo

VS 猿夢

男「……変な夢を見る?」

サケ「うん、なんかさー、周りの人が一人ずつ殺人鬼に殺される夢よ」

男「サケちゃん以上の殺人鬼、だと……」

サケ「いや、夢の中ではさしもの私も無力でさ」

男「マジでっ!? じゃあ夢のなかでならサケちゃんを無理やり!」

サケ「おう、現実世界で粉微塵にしてやろうか」

男「NO THANK YOU」



109: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:56:47.75 ID:mxofErCFo

サケ「その話は、私の友達っていうか、まあ、あまり友達になりたくない人から聞いたんだけど……」

サケ「その子は追いかけられて、電車に固定されて、殺される夢を見たんだってさー」

男「へぇぇ、なんかエロい夢だね」

サケ「……」

男「どうしたの?」

サケ「いや、あんたさ、そこは怖かったの? とか、大丈夫? とかさ」

サケ「大体、何でもかんでもエロい、エロかろう、エロスって、中学生かっ!」

男「学生だけど」

サケ「はぁ、アタマ痛くなる」



110: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:57:13.40 ID:mxofErCFo

男「そんなことよりさ、まさかサケちゃんとこうしてまた食事が出来るなんて夢にも思わなんだよ」

サケ「夢かもしれないわよ」

男「つねるっ」

サケ「ひゃうん!」

男「ちっ、ブラで乳首には到達せずか」

サケ「……」

男「あっ、すみません、ついうっかり!」

サケ「何遍言わせんだよ、てめぇは!」

男「は、はい! サケちゃんのお陰で丸坊主になりました!」

サケ「分かってんだったら、人を不快にさせるんじゃねぇよ!」



111: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:57:41.50 ID:mxofErCFo

男「くひのなかがひまみれ」ボロッ

サケ「うん、どんだけぶん殴っても死なないわよね」

男「……しかし、サケちゃんの見たのは、猿夢かもしれないね」

サケ「猿夢?」

男「何度も同じ夢を見るんだけどさ、だんだん、周りの人が死んでいくんだよね」

サケ「ふーん」

男「多分、最後まで見ていたら、自分が殺さてそのまま二度と、的なやつ」

男「おまけに、これは伝染するような夢だね」

サケ「そう……」

男「……サケちゃん!」

サケ「いや」




112: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:58:07.35 ID:mxofErCFo

男「まだ何も言ってない!」

サケ「あんたがエロい方向に持って行こうとするから」

男「いやそんなまさか」

サケ「じゃあ、どうするつもり?」

男「一緒に同衾して、同じ夢を見るのさっ!」

サケ「ふざけんなよ?」

男「だから、二人一緒に見れたら、生き延びるチャンスが増えるっしょ!」

サケ「私があんたを犠牲にすればいいわけ?」

男「そ、そういう考え方もあるな」

サケ「とにかく、いや。一緒に寝るって事になったら絶対に何かするでしょ?」

男「しない! 夢の中でセックスする!」

サケ「やっぱりするんじゃないの!」



113: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:58:57.09 ID:mxofErCFo

男「え~? 夢ならノーカンでしょ?」

サケ「気持ち悪いのよっ、この、この!」

男「あふん、サケちゃんの微妙に強烈なパンチが痛気持ちいい!」

サケ「と、とにかく、同じ夢を見れるとも限らないんだから、一緒になんか寝ないわよ」

男「お金払うし」

サケ「……」

男「お?」

サケ「あんたさぁ……私が言うのもなんだけど、セックスと暴力とお金ですべてを解決しようとする癖はやめたほうがいいわよ」

男「な、何言ってるんだよ! 大半の物語の主人公はセックスか暴力じゃん!」

男「俺はお金も視野に入れてる!」

サケ「まごうことなきクズってわけね」



114: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 21:59:35.36 ID:mxofErCFo

>夜。

男「わー、ベッドがふかふかー」

サケ「シャワー浴びろ、先に!」

男「す、すみません」

サケ「……はぁー、ああ、私ってほんっとにダメな女よね」

男「かわいいよ」

サケ「うるさいっ」

男「あ、シャワーは先に入ってきなよ!」

サケ「言われんでも」

男「……っしゃ!」



115: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 22:00:07.96 ID:mxofErCFo


男「ちょっとこれマジで来たんじゃねぇ?」

男「俺もいよいよ童貞卒とか、勃起が止まらんわ!」

男「思えば都市伝説に怯えていたときは、エイズワールドにビビってたしな……」

男「女の子にも積極的じゃなかった」

男「……」ムラムラ

男「えーっと、ゴム、ゴム」

男「ん……ベッドあったけー」

男「すかー……」


サケ「……寝てんじゃん」



116: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 22:00:39.43 ID:mxofErCFo

>夢。

男「おっ、電車だ!」

男「そしてサケちゃん!」

サケ「うわっ、やっぱり体が拘束されてる」

男「エロい!」

『次は~、首縛り~』

男「リョナ……だと……?」

サケ「なんでエロいことに変換するんだよ!」

男「ちょっくら車掌さん捕まえてチョメチョメしてくる!」

サケ「何いってんの?」

男「最近、車掌さんも女の人、増えたよね」



117: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 22:01:07.37 ID:mxofErCFo

サケ「お前は! 大概に! しろ!」がん、がん、がん

男「ああ! ダメ! 俺はMじゃないから!」

サケ「はぁーっ、はあーっ」

男「そうだ、サケちゃん」

サケ「な、なによ」

男「ちょっと待ってもらえばいいんじゃね?」

サケ「は?」

男「だから、なんかこうリョナられる前に、ちょっとセックスで忙しいからってことでさ」

サケ「……」

男「夢の中だし! 夢の中出し!」

サケ「お前、ホント懲りねーよね。ある意味感心するわ」



118: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 22:01:43.46 ID:mxofErCFo

サケ「大体、今体が固定されているから、手は動かせても足は動かせないでしょ」

男「くっ……」

男(どうする、この状況……)

男(どうすればサケちゃんとセックス出来るんだ……!?)

男「はっ!」

男「あ、頭は動くよね!」

サケ「……だから?」

男「ベロチューいただきじゃー!」

サケ「やめろっ」さっ

男「ぶげぇ!」



119: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 22:02:27.51 ID:mxofErCFo

男「マスクつけてるのに、避けるとか、ひどいよ!」

サケ「自重しろよお前は」

男「どうせカップルを夢の中でいびるような殺人鬼は、非リア充にきまっているよ」

男「俺達のラブラブっぷりを見せつけてやろうぜ!」

サケ「……」ジトー

男「ああん、なじるような視線も素敵」

サケ「早くこいつだけ首しめられて、私は目覚めないかなー」

『……逃げられると思っているんですか~』

男「聞いたか、サケちゃん」

サケ「何を?」

男「いまのアナウンス、女の子だったぜ」

サケ「もう、いい加減にせぇよ?」



120: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 22:03:07.44 ID:mxofErCFo

男「いや、俺はあえていう!」

男「この視姦魔め! 正々堂々と全裸で俺に飛び込んできやがれ!」

男「それが嫌だってんなら、催眠オナニー用音声で喘いでください! お願いします!」

『なんなのこいつ……』

サケ「私に聞かないで」

男「はぁはぁ、なんか興奮してきたぞ!」

男「こりゃ夢精したまま死ねるな!」

サケ「!? ぎゃー! 私のベッドを汚す気!?」

男「いや、死んだら多少パンツが汚れたくらい気にならないほどひどくなるよ」

サケ「そういう問題じゃねー!」



121: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 22:03:43.55 ID:mxofErCFo

サケ「おい糞馬鹿メスガキ!」

『さすがにそこまで罵倒されるとキツいわ~』

サケ「お前、いい加減にしないとこの拘束しているベルトを引きちぎって、全力でそっちへ向かう!」

『……そんな脅しが通じると思っているんですか』

サケ「ふん……っ!」ミチミチ

『……』

サケ「いいか、今すぐ目覚めさせろ。さもなくばお前をひっ捕まえて、毎晩童貞の夢に登場させた挙句、×××に×××を突っ込んだまま、童貞どもの×××を加えさせて、××するまで××を××××せるからな!」

サケ「それだけじゃない、『ごめんなさい』をしながら××できるように、その××みたいな×××を――」

『ひっ、なに!?』

男「ちょっと待った!」

サケ「ああ? なに?」

男「××しながら車内放送っていうのはどうかな」

サケ「さすがの私もそれは引くわ」



122: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/12(土) 22:05:06.55 ID:mxofErCFo

男「くそっ、くそっ、結局ベロチューすら出来ずにサケちゃん家を追い出されたっ!」

男「あっちゅー間に目は覚めさせられるし! 猿夢ちゃんには会うことも出来なかったし!」

男「うおおおおおお!」


VS 猿夢 勝利



125: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:13:38.61 ID:BBMhysD3o

VS くねくね


男「ふー、田舎に帰省はいいんだけど……」

斧男「ヴ」

男「なんでお前がついてきてんの」

サケ「いや、それよりもなんで私まで一緒に行かされてんの」

男「結婚報告」

サケ「は?」

男「お姉さんしか車を運転できる知り合いがいないからです、はい」

サケ「電車つかえよ……」



126: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:14:09.26 ID:BBMhysD3o

男「でも、田舎だと都市伝説なんてなかなか出てこないじゃん?」

男「いちゃラブ出来るよ、いちゃラブ!」

サケ「クソうぜぇ」

男「だって、休日なのにサケちゃんぼっちで遊びに行くトモダチもいないわけで」

サケ「……そりゃ、こんな顔だからしょうがないし」

男「それなら、俺と遊ぶのが一番よくね?」

斧男「ヴ」

サケ「よくねーよ、そしてお前は何同意してんだよ!」



127: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:14:43.27 ID:BBMhysD3o

サケ「というか、この道であってるの?」

サケ「田んぼのど真ん中に入ってきているけど」

男「サケちゃん、ここは田んぼの真ん中じゃなくて、農道とかあぜ道という……」

サケ「うるさいな、知ってるよ!」

斧男「ヴ」

男「うん? どうした?」

斧男「ヴ、ヴ」

男「田んぼの真ん中に何かいるって?」

斧男「ヴ」ガチャ

男「よ、様子を見てくる? なんでいきなり?」


サケ「ちょっと勝手に入っちゃまずいでしょ」

男(ん……? この展開……)


斧男「ヴォオオオオ!!」 ザパーン!



128: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:15:12.20 ID:BBMhysD3o

サケ「うーわ、案の定!」

男「ま、まさか、あの奥にいる白いものは……!」

サケ「どうでもいいよ! 泥で汚れた体で車を乗せたくないんだけど!」

男「サケちゃんひどいよ」

男「だが、あれは、くねくねに違いないぞ!」

サケ「何それ」



129: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:15:39.31 ID:BBMhysD3o

男「最近流行の都市伝説だ!」

男「田んぼの中に生息し、白いかかしのようなものが動いているというアレだ」

男「見ると気が狂うとか、死んでしまうと言われている」

サケ「……あの斧男の正常な状態って何?」

男「さあ……」

男「だが、肝心なのは、これは近づかいて、見てみないと発動しないってことだ!」

男「というわけで」 ぎゅっ

サケ「おい」

男「め、目隠しプレイでくねくねちゃんとくねくねしちゃうぞ~」ハァハァ

サケ「おい」



130: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:16:05.38 ID:BBMhysD3o

男「サケちゃん、誘導たのむ!」ザブーン

サケ「するわけねーだろ!」

男「はぁ、はぁ、田んぼの中をうろついている白い女の子~」

男「どこにいるのかなー、くねくねちゃーん」

男「うっ、目隠ししていると恐怖と興奮が高まるぜ……」

男「田んぼの中で泥まみれセックスとか最高だよね!」

ブロローン

男「……ん? 今、エンジン音が……」

男「さ、サケちゃん!? 帰っちゃったの!?」



131: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:16:34.09 ID:BBMhysD3o

男「くそっ、こうなったら何がなんでもくねくねちゃんをゲットするぞ!」

男「なんでもすごい高速で踊ったり、人間とは思えない体位をするらしい!」

男「はっ、はっ、ど、どこだ!」

男「うおお! 俺も踊ってれば近寄ってくるか!?」

男「この辺で間違いないと思うんだが!」

?「ここよ」

男「えっ?」 ずる



132: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:17:00.31 ID:BBMhysD3o

男「あれれ? サケちゃん?」

サケ「ちょっと長靴と農作業用の服借りてきたんだよ……」

男「くねくねちゃんは?」

サケ「お前が近づいてきた時点で逃げたよ」

男「なん……だと……」

サケ「で、他に言うことはあんのか?」

男「なにが?」

サケ「何がじゃなくて、わざわざ泥まみれになって、正体不明の生き物をレイプしに行って、私に言うことはあるのかって聞いてんだけど」

男「……」

男「田んぼの中でしようぜ!」



133: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:17:26.72 ID:BBMhysD3o

男「くそっ、くそっ、完全にやられた!」

男「斧男と一緒に、田んぼのど真ん中で置いてけぼりにされた!」

男「うおおおおっ、くねるしかない!」


VS くねくね 勝利



134: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:17:53.14 ID:BBMhysD3o

VS 偽婦警

男「んー……」

男「これでサケちゃん喜んでくれるかな」

男「この間、セックスの話ばっかりできっと飽きてると思うんだ」

男「多分、おしゃれなのが好きだから、髪長いし、リボンちゃんとアクセ買ってきたぞ!」

男「……」

男(む、なんだ、あの女……)

男(股間にぐっとこねぇ……)

男(だが、嫌な予感がする)

『サケちゃん、変な痴女がうろついてる(>_<)』

『死にくされ』

『(´・ω・`)』

『今日は無理だから』

『(*゚∀゚)』

男「っし! っし! っし!」(三度ガッツポーズ)



135: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:18:18.86 ID:BBMhysD3o

>翌日。

斧男「ヴ」

男「なんだ、昨日、このアパートで殺人事件がっ!?」

男「お前ら、怪しい人間を見ていないのか?」

斧男「ヴ」フルフル

隙間女「ん゛」フルフル

男「は? 潜れそうな場所を二人で探していた?」

男「アホかっちゅーねん!」

男「待てよ……二人一緒に潜っていたってことは……」

隙間女「ん゛」ポ

斧男「ヴー」テレテレ

男「むがああああ!」



136: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:18:47.64 ID:BBMhysD3o

ピンポーン

男「おっ、客か」

斧男「ヴ」

男「やめろ、俺が出る!」

男「はいはーい」

女「……こんにちは」

男「なっ、綺麗!」

女「は?」

男「どうしました、お姉さん。俺に何か?」

女「昨日、殺人事件があったことは知ってますよね」

男「ああはいはい」

女「警察ですが、昨日の殺人事件について調べているんです」

男「そうですか、婦警さんですか」

男(警察なのにいい匂いがするのう)



137: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:19:16.25 ID:BBMhysD3o

婦警「それで、昨日の夜、怪しい人物を目撃しませんでしたか?」

男(うーん、怪しい人物ねぇ……)

男(都市伝説の感覚ならあったんだが)

男「いやあ特には見てないですね」

婦警「そうですか……」

男「……このへんにいるんですか? 犯人」

婦警「いえ、同じアパートですから。失礼ですが、お部屋を伺わせていただいても?」

男「え!?」

男(まずい! キモイのが二人ほど!)

男「えーとぉ……それはぁ~……」

婦警「……怪しいですね」

男「!?」



138: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:19:44.93 ID:BBMhysD3o

男「ああ~、ええと~」

婦警「すみませんが、中を……」

サケ「ちょっと」

男「さ、サケちゃん!?」

サケ「何? この女」

男「警察だよ、警察」

サケ「とうとう性犯罪をやらかしたの?」

男「やめて! 本気で捕まっちゃうからやめて!」

婦警「……」

婦警「あの、お部屋を……」

サケ「入れてあげれば?」

男「わ、分かったよ!」



139: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:20:19.36 ID:BBMhysD3o

男「はい、どーぞ」

婦警「……まあ、簡単な調査ですので」

男(あいつら、どこかに隠れやがった)

男(見つけられたらただじゃおかねぇ……)

婦警「……あ」

サケ「何?」

婦警「いえ、その、エロゲとエロ漫画がこんなに……」

サケ「捨てます」

男「えええ!?」

婦警「AVも……」

サケ「捨てろ」

男「うぇぇ!?」



140: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:20:48.10 ID:BBMhysD3o

婦警「うーん、怪しいものはないようですね」

男「はぁ……」

男(さすがに婦警さんに手出しは出来ねぇぜ)

サケ「どうもありがとうございます」

男(だが、一言は言ってやらねばなるまい!)

男「婦警さん、エロゲに手を出すのはひどいんじゃないですかね!」

婦警「捨てるって言ったのは彼女さんですが」

男「彼女!?」

サケ「違うよ」

男「傍から見たら彼女だって!」

サケ「あ?」ギヌロ



141: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:21:14.24 ID:BBMhysD3o


婦警「えーと、ケンカされても困りますよ」

男「なはは、ケンカするほど仲がいいと言いますからのう」

サケ「……呼ばれたから来ただけだっての!」

婦警「とにかく、何も見てないんですね」

男「ええまあ」

婦警「それなら、良かったです。それでは」

男「さようなら~」


カンカンカン(階段を降りる音)


サケ「……」

男「どうしたの?」



142: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:21:40.97 ID:BBMhysD3o

サケ「おかしい」

男「何が?」

サケ「あんたが女を見て襲いかからないなんて」

男「ちょっと待ってよ!」

サケ「どういうこと?」

男「いくら俺でも国家権力には逆らわないよ!?」

サケ「やりそうだから言ってるのよ」

男「いや、あのね……」

サケ「それで、何なのよ。また何度も何度も呼びつけて」

男「あ、いや……」



143: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:22:06.54 ID:BBMhysD3o

男「ふっ、こいつさ!」

サケ「……なに?」

男「サケちゃんには迷惑かけっぱなしだからね! バイトして買ってきちゃった」

サケ「はぁ?」

男「リボンとー、アクセ、胸につけるやつ」

サケ「ええ?」

サケ「……何の罠?」

男「いやいや、俺もね。性欲だけで女の子と付き合ったりしませんよ」

サケ「あ、そ」

男(ううん、やっぱりダメかな……)



144: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:22:51.24 ID:BBMhysD3o

サケ「……」いそいそ

男「お、お?」

サケ「……」マスク外し

男「おおお~?」

サケ「……どうなの? キレイ?」

男「可愛い! キャワイイよう!」

男「あ、でも、全身も見たいです!」

サケ「やっぱり性欲じゃねーか!」 げしっ

男「あうっ!」



145: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:23:19.25 ID:BBMhysD3o

男「まあまあ、やっぱりオシャレさんな女の子はいいよね!」

サケ「はあ……」

男「ふひひ」 むぎゅー

サケ「……」

サケ「ま、その、無理やりじゃなければ、私だって……」

男「え?」

斧男「ヴ」

隙間女「ん゛」

サケ「お前らは出てくるんじゃねぇ!」



146: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:23:48.17 ID:BBMhysD3o

>数日後。

男「はよー、サケちゃん」

サケ「……おい、これ」

男「え?」

サケ「これさ、あの婦警の顔じゃないの?」

男「……ああああああっ!」

サケ「なるほど、警察のフリをして、次の獲物だか、目撃者だかを探していたわけね」

男「!」

男(聞いたことがあるぞ……都市伝説で……)

男「くそーっ!」

サケ「何よ」

男「偽物だったらパイタッチくらいするべきだった!」



147: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:24:14.01 ID:BBMhysD3o

男「ちきしょー! 正直は敵だー!! 放り出されたー!!!」

男「ただ、ちょっと本音を言っただけじゃないのかっ!」

男「一番、一番好きなのはサケちゃんなのにーっ!」


VS 偽婦警 引き分け(勝負せず)



148: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:24:50.56 ID:BBMhysD3o

VS 並行世界

男「ん……?」

男「おっ、ふあぁ~」

男「通学路……」

男「カバン……」

男「斧男が作った弁当は、空っぽだ」

男「なんだ、起きたら下校途中だったってのも妙な話だな」

男「夢遊病かっ!」

男「い、いや、これは、スタンド攻撃!」

男「じゃなくて都市伝説!?」

男「何の都市伝説かねぇ」



149: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:25:21.83 ID:BBMhysD3o

男「……んー」

男「おっ」

サケ?「……」

男「おーい、サケちゃーん!」

サケ?「はあ?」

男「うふふー、一緒に帰ろうぜー」

サケ?「はあ? なに?」

男「なにって、サケちゃん……じゃない……?」

男「サケちゃんがマスクしてない! 制服着てる!」

サケ?「知らねぇよ! 誰だよお前!」

男「うわぁ、叫ぶ声は同じなのにっ!」



150: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:25:49.80 ID:BBMhysD3o

サケ?「大体酒酒って、私はサキだっての」

男「はぁあ?」

こっくりさん?「どうしたの、サキ。新手のナンパ?」

サキ「こころ。何でもないから」

男「あれぇ?」

男(こっくりさん、だよな。おっぱいでかいし、背は小さいし)

男「……」

こころ「……あ! こいつさ、学校来てないって噂の……」

サキ「あー……」

男「おいおい、俺が不登校だって? この無遅刻無欠席の!」

サキ「……何いってんのかしら」

こころ「さあ……」



151: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:26:15.44 ID:BBMhysD3o

男「お、おい……」

男(なんだ? 都市伝説の感じもしないし……)

男「あんた、サケちゃんっていうお姉さんいないの!?」

サキ「私は一人っ子よ!」

こころ「サキ、行こ? こいつヤバイんじゃないかの……」

サキ「う、うん」タタタッ

男「あ、待って!」

男「あ、あの……」

男「……」

男「どういうこと?」



152: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:26:46.12 ID:BBMhysD3o

男(その後、家に帰ってみたら、えらいことになってた)

男(俺は、引きこもりで数年ぶりに部屋からいなくなって、大騒ぎになってたらしい)

男(大泣きした両親に迎えられて、マジで困惑した)

男(親父に当たる奴は斧男で、母親は隙間女だったんだ)

男(それだけじゃない、翌日、学校に行って友達に声をかけようとしたら、もう怪訝な顔だ)

男(先生に呼び出されて……こっちが聞きてーよ!)

男(どうなってんだよ!)

男(……)

男(都市伝説の感覚もない)



153: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:27:15.11 ID:BBMhysD3o

男「……それどころか、だ」

男「この世界じゃあ、都市伝説ってのは、真実がちょっと含まれている程度の代物で」

男「口裂け女を彼女にしていたんだけどっつったら、大笑いとドン引きの嵐ですよ!」

男「もっと悪いことはな? Bがこころちゃんと付き合っているって事実だよ!」

男「わかります?」

サキ「……知らないわよ」

男「あー、ごめんね、付きあわせちゃって」

サキ「まあ、しょうがないわよ、委員長だし……」

男「うーん、なんでかなぁー」

サキ「……よく知らないけどさぁ」



154: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:27:41.01 ID:BBMhysD3o

サキ「あんた、引きこもってて、夢でも見てたんじゃないの?」

男「夢!?」

サキ「いや、並行世界に来たなんて冗談を言うつもりじゃないでしょ」

サキ「だったら、言い方は悪いけど、そういう設定の妄想を見てたとかさ……」

男「つまり……俺はサキちゃんを好き好きで、妄想の中で彼女にしてしまったと」

サキ「……怖気がするからやめてもらえる?」

男「ひどい!」

サキ「私はあんたのことなんか良く知らないんだからさ」

男「そうだね……」

サキ「……」

男「ま、俺も顔と声が同じでもさ、別人だったらそりゃ失礼だと思うし」

サキ「いやその、なんていうか、本気でそういうこと言われると反応に困るんだけど」

男「だよねー」



155: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:28:10.19 ID:BBMhysD3o

男「でもさ、俺は自分ではまじめに学校通ってたし、その、補習をやるのもなんか納得行かないけど」

男「引きこもってたこっちの俺はどうなっちゃったのかねぇ?」

サキ「知らないわよ」

男「なんていうかさ、かわいそうだと思うんだよね」

男「……あー、サキちゃんに言ってもしょうがないか」

サキ「いやあ、馴れ馴れしく名前を呼ばれても」

男「え、ごめんね! 元からこういう性格なもんで!」

サキ「あ、そ、そう」

男「……はあ」



156: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:28:38.30 ID:BBMhysD3o

>夕方。

男「ごめんね! こんな時間まで」

サキ「いいって。とにかく、混乱しているなら、無理せずにね」

男「ありがとー、優しいんだねー」

サキ「な、何言ってるのよ」

男「なんでもさ、じゃあねー」

男(……都市伝説じゃないなら、セクハラするわけにもいかないしなぁ)

男(……)

男(なんだろうなー、あれから、さっぱり都市伝説に遭わないぞ)

男(こっちの世界じゃ、都市伝説なんて嘘っぱちで)

男(そりゃあ、そういう世界じゃ、妄想みたいなもんなんだな)



157: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:29:04.93 ID:BBMhysD3o

男「……」

男「俺、この世界の住人じゃないんだよな……きっと」

男「俺、ここにいていいのかなぁ」

男「なんか、普段通りのテンションで接しても、誰も反応してくれないし」

男「苦笑いばっかりだ……」

男「……」

男「やだなぁ……」

男「……」

男「そういや、俺、都市伝説に脅かされる生活なんてまっぴらだって思ってたんだっけ」

男「はは、ちゃんと叶ってる」

男「……」



158: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:29:31.87 ID:BBMhysD3o

男「……」

女「ねえ、君」ザッ

男「……」

女「ちょっと!」

男「なんですか?」

女「……私、キレイ?」

男(マスク、つけてるってまさか!?)

男(……そんなわけないか)

男(サキちゃん、かなぁ? コートからはみ出てるの、制服のスカートだし)

サキ?「どっちなの?」

男(そっか……)

男(気を使ってくれてるのかな)

男「……へへへ」ニヤッ



159: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:30:00.64 ID:BBMhysD3o

サキ?「ほら、答えなさいよ」

男「ふっ、ちょっと待った!」

サキ?「え?」

男「俺は体も含めて、総合的に判断するタイプだ!」

サキ?「……は?」

男「まずはそのコートを脱いで、おっぱいを見せてもらおう!」

男「キレイかどうかの判断は、それからだ!」

サキ?「……ふざけてるの?」

男(あ、やばい、これはガチでキレてる目ですよっと)



160: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:30:27.01 ID:BBMhysD3o

男「くそっ、くそっ、くそーっ! おっぱいすら揉めないとか!」

男「俺を恨んでやりたい! この世界の俺を!」

男「都市伝説め! 許せん!」

男「俺はたたかってやるぞ! この世界で、自由におっぱいを揉める日のために!」


VS 並行世界 敗北



161: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:30:55.41 ID:BBMhysD3o

余白。

サキ「はぁ……」

サキ「うーん……」

サキ「並行世界ねぇ……」

サキ「私があいつの彼女ねぇ……」

サキ「……」 キラッ

サキ(このアクセ、『SAKE』って彫ってあんのよね)

サキ(買った覚えも、もらった覚えもないのよね……)

サキ「……まあ、ごっこ遊びくらい、付き合ってやってもいいか」

サキ「ふふふ、ばーか」

終わり。



162: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/15(火) 23:35:38.53 ID:BBMhysD3o

姫「オークしゃんの豚チンポ気持ちいいですのおっ」オーク「バカにしてんのか」

次はこれで。中途半端に書き散らしていたSSを供養するつもりで書くぞ(´・ω・`)
ここを覗いている人は、あまり期待せずに。俺と君の約束だ(´・ω・`)



164: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/20(日) 21:11:18.44 ID:rOVXiPKSo

いくぞ。
~~~~~~~~~~~~
姫「オークしゃんの豚チンポ気持ちいいですのおっ」オーク「バカにしてんのか」



姫「あんっ、あんっ、ごりゅごりゅってぇ、お腹こすってましゅぅ」パンパン

姫「気持ちいいよぉっ、豚チンポ気持ちいいですのぉっ」

姫「にゃああああっ、いくうううううっ」ビクビクッ

オーク「……」パンパン

姫「あひぃっ、イッてるぅっ! イッてるから、ついちゃダメェっ」

姫「んあああああっ、またいっくうううううっ」ガクガク

オーク「……」パンパン

姫「あああああ、気持ちいいよぉおおおおっ」

オーク「うるせぇ」パンパン



165: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/20(日) 21:11:48.21 ID:rOVXiPKSo

オークA「リーダー、まだやってるんすか」

オークリーダー「ああ、ホント万年発情期はキツイわ」パンパン

姫「んあっ、ひゃうっ、見られてるううう」

オークB「リーダーも飽きませんね」

リーダー「バカいえ。こいつが一日一回はやらないと読まないって言うから仕方なくやってるんだ」パンパン

リーダー「お前、代わるか?」パンパン

オークA「勘弁して下さいよ。なんで好き好んでサルとセックスしなくちゃならんのですか」

オークB「発情期以外はどうでもいいですもんね、私ら」

リーダー「だよなぁ……」パンパン

姫「あん、豚チンポいっぱいきたぁ」

リーダー「バカにしてんのか」パンパン



166: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/20(日) 21:12:19.24 ID:rOVXiPKSo

リーダー「よし、出すぞ。これで終わりにしろ」ビュルルッ

姫「んにゃあああっ、膣内で豚せーしいっぱい出てるぅっっ! 姫卵子が汚されちゃうううううっ!!」

姫「行くのぉぉぉぉっ、豚せーしで受精しながらいっちゃうのぉぉぉっ!!」

リーダー「……」

オークB「眉しかめないでくださいよ」

リーダー「人間ってオークの子どもできるのか?」

オークB「聞いたことありませんね」

オークA「リーダーのガキなら、まあ、強い戦士になると思いますけどね」

リーダー「勘弁してくれ」

オークC「おーっす、リーダー、まだ出発しないんすか」

オークD「ふが」

姫「はぁ……はぁ……また、豚チンポきたぁ」

リーダー「……」



167: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/20(日) 21:13:06.42 ID:rOVXiPKSo

リーダー「おい。豚々うっせぇのはやめろ」

姫「んっ、やぁ、乱暴にされるとまた熱くなっちゃいますわよぉ」

リーダー「……」

オークA「リーダー、あまり余計なことは聞かないようにしましょうや」

リーダー「ああ。おい、今日のノルマは終わったんだ。早いところ、この手紙を読めや」

姫「ええ~っ、せっかくこんなにチンポいっぱいありますのに……」

リーダー「二度とやらないぞ」

姫「ううん……しょうがないですわ」

姫「……ええっと、これは東国が南国に当てた手紙ですわね。正式な印で封されてますから」

オークB(毛もない全裸で真面目なことを言ってるのがシュールだなぁ)

リーダー「開けていいから読め」

姫「はいはい」ビリビリ



168: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/20(日) 21:13:32.21 ID:rOVXiPKSo

姫「なになに……」

オークA「しかし、リーダーも慎重ですね」

オークC「言えてる。人間の動向なんかどうでもいいっすよ」

リーダー「そうは言うがな。魔王様も勇者に殺害されて、生き残るには情報が必要だ」

リーダー「まあ、俺達が人間の文字をちゃんと読めるようになれば、こんなサルを引きずり回す必要もなくなるんだが」

オークB「すみません、人間文字はどうも苦手で」

リーダー「Bのせいじゃない。文字の読み書きなんぞ、戦闘には必要なかったからな」

オークD「ふが」

姫「もう、そんなにうるさいと、もとい♂の匂いで集中できませんわ」

リーダー「……」

オークB「眉をひそめないでください」



169: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/20(日) 21:14:00.56 ID:rOVXiPKSo

姫「分かりました。つまり、東国は南国を誘って、軍事同盟を結びたいんですわね」

リーダー「なぜだ?」

姫「うーん、私は北国の姫でしたから、私がいなくなると、東国の王子は結婚できる相手がいなくなりますわ」

姫「国の娘は大体、相手が決まってましたし……少なくとも、政略上の結婚の機会を失ってしまったわけですわね」

リーダー「ふうん」

姫「だから、軍事同盟という形で、南国に当たりをつけているんですわね」

姫「あらら、一部土地の割譲や食糧援助も条件に書かれてますわ」

リーダー「つまり、この手紙が届かないとどうなる?」

姫「大したことにはなりませんわ。どうせ同盟の申し出だけですから、何本も礫は投げているでしょう」

リーダー「なるほど。いずれにせよ、人間同士の争いに腐心しているわけだな」

姫「ですわねー」



170: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/20(日) 21:14:27.53 ID:rOVXiPKSo

リーダー「よし、なら進路は東国とやらの方に取ろう」

姫「ええええ?」

リーダー「なんだ、嫌そうに」

姫「元婚約者、略してモトコのところになんて行きたくありませんわ」

リーダー「……お前ら、準備はできてるか」

オーク隊『アイサー!』

リーダー「よし、行くぞ」

姫「ちょっと、お待ちになって!」

リーダー「うるせぇ」ガバッ

姫「きゃああっ♪ モノみたいに扱われちゃううううっ」

リーダー「……」

オークB「眉をひそめないでください」



171: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/20(日) 21:14:54.81 ID:rOVXiPKSo

――勇者によって、魔王が倒されて半年。

世界は平和を取り戻したかに見えた。

しかし、一度魔物の脅威が消え失せれば、後に残るのは人間同士の争い。

肝心の勇者は、いずこか、さらなる敵を求めてか、姿を消してしまった。


魔物もまた、自らの主を失って、彷徨していた。

ある者は自暴自棄になり、ある者は人間に擦り寄ろうとして殺され――

そしてまた、ある者は、必死に生き延びようとしていた。



172: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/20(日) 21:15:20.96 ID:rOVXiPKSo

リーダー「……全隊止まれ。人間の商隊だ」

オークA「どうします、襲いますか」

リーダー「まあ待て。無闇矢鱈に襲っても、俺達には獲物をさばく拠点がない」

オークB「ですが、護衛もつけてませんよ」

オークC「こりゃあ、楽勝でしょうなぁ」

オークD「ふごっ」

リーダー「……落ち着け。戦力を見誤るな。元冒険者の一団かもしれん」

姫「あらまあ、あれは勇者様の……」

リーダー「知っているのか」

姫「女戦士様ですわ。それはそれはすごい筋肉の持ち主で、勇者様の旅での愛人と、もっぱらの噂でしたの」

リーダー「……つまり、すごく強いわけだな?」

オークA「ええっ、ビビってるんですか、リーダー」



173: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/20(日) 21:15:51.19 ID:rOVXiPKSo

リーダー「ビビっているわけじゃない。力量が知りたいだけだ」

オークB「……聞いたことがありますよ、♀のくせにすごく強い人間がいるって」

オークC「言うても、そりゃ勇者がいたからでしょ」

オークB「どうですかねぇ」

リーダー「おい、どうなんだ」

姫「ああっ、女戦士様、勇者様のたくましいチンポを何度も受け入れたに違いありませんわっ!」

姫「魔王を倒されてから、しばらく故郷に帰られているんですよねっ」

姫「つまり、その間に、勇者様のお子様をお産みになられて……はぁん!」

姫「『戦士、世界を救った俺の子種でまた孕ませてやる』『ゆ、勇者、まだ一人目がお腹にいるんだぞ』」

姫「むふ、むふ、むふふふふ」

リーダー「……」

オークB「眉をひそめないでくださいってば」



174: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/20(日) 21:16:18.11 ID:rOVXiPKSo

リーダー「おい、何か弱点とかないのか」

姫「さああ、勇者様と愛し合われていたともっぱらの噂でしたが」

リーダー「くそどうでもいい話だ。だが、まあ、強い奴らは避けるに越したことはない」

姫「ええっ!」

リーダー「よし、全隊回避。森の奥に移動するぞ」

オーク隊『あいさー!』

姫「……屈強な女戦士さんが豚チンポでいじめられる貴重な」

リーダー「うるせぇ」

リーダー「それと、何度も言わせるな。俺達は豚じゃない」ずいっ

姫「うっ……」

姫「あん、たくましい♂の匂いがいっぱい♪」

リーダー「黙れ」



177: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/24(木) 20:50:29.30 ID:oqNGLAzNo

森。

リーダー「む。下がれ」

オークA「へ?」

――ひゅんっ。

エルフ「失せろ、豚ども!」

オークB「……耳長族ですね」

エルフ「誇り高きエルフを、耳長族扱いとはな。我が矢に傷つきたくなければ――」

リーダー「全隊、盾を持て」

オーク隊『あいさー!』

リーダー「仲間がいるかもしれん。全速力で突撃後、警戒を張れ」

オーク隊『あいさー!』

エルフ「え、ちょ、ま、待ってくれ……」

ずどどどどどどど

エルフ「」



178: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/24(木) 20:51:01.00 ID:oqNGLAzNo

リーダー「まさか狩人が正面切って姿をさらすとは想定外だった」

オークA「バカで良かったっすね」

リーダー「仲間はいるのか」

エルフ「わ、私ひとりだ」

リーダー「C、様子は?」

オークC「周辺を見ましたが、いないようっすね」

リーダー「だとしても、行動範囲内にこいつの村があるということだ」

オークB「どうしますか?」

リーダー「殺す。連れ歩いてもメリットがない」

エルフ「ひっ」

オークA「復讐されませんかねぇ」

リーダー「遠出した間抜けが、そこら辺の魔物に殺された。どこの誰かもわからないのに復讐できるものかな」

エルフ「わ、私は……誇り高い、誇り高い……」バタバタ

リーダー「ふんっ」ボグッ

エルフ「きゅう」



179: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/24(木) 20:51:32.05 ID:oqNGLAzNo

リーダー「意識も奪ったし、抑えているから首を刎ねろ」

オークD「ほが」

姫「ちょおおおおおおっっとお待ちください!」

リーダー「うるさいぞ」

姫「もう、何なんですの!? エルフを捕まえたら、貴重なエルフま◯こゲットォォォーって喜ぶところでしょう!?」

リーダー「……」

姫「エルフといえば、長命で子作りもあまりしたがらないからセックスに疎いともっぱらの噂ですの!」

姫「そこに襲いかかる野獣の群れ、豚チンポ打ち込まれて目覚める喜び!」

姫「ほら!」

リーダー「体押さえているからさっさとしろ」

オークD「もが」

姫「だからっ!!」



180: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/24(木) 20:51:57.47 ID:oqNGLAzNo

リーダー「……いいか? 俺達は伊達酔狂で行動しているわけじゃない」

姫「え、オークと言ったら人間の女の子をさらって繁殖するのが……」

リーダー「なんでだよ。同族とやるに決まってんだろ」

姫「では、一体何のために生まれてきたんですの?」

リーダー「……知るか。とにかく、今は戦いを避けつつ、魔界に帰る方法を探しているんだ」

リーダー「なんであえて荷物を増やす必要がある」

姫「でしたら、エルフと言えば魔法が得意なはず。きっと豚チンポで屈服させれば帰還魔法を教えてくれるに違いありませんわ!」

リーダー「こいつは弓持ちだ。そんな魔法を知っているとはとても思えんが」

姫「やらずに後悔するより、やって後悔しましょう!」

リーダー「……」

姫「ああ、エルフっ娘が増えたら、竿姉妹としてオークの汚らしいチンポにご奉仕することになるんですわ……でへへ……」

リーダー「……お前ら、こいつを強姦する気力あるか?」

オークA「へ?」



181: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/24(木) 20:52:27.18 ID:oqNGLAzNo

リーダー「ないなら殺すが」

オークC「いやあ、エルフとやったらちょっと自慢にはなるかもしれないっすけどね」

オークA「ぶっちゃけ特別腹が減ってるわけでもない時に高級料理ってのもねぇ」

リーダー「じゃあ、やっぱり」

オークD「ふが」

リーダー「ん、お前やるか」

オークD「ご」

リーダー「よし、じゃあ、任せた。他の連中は装備整えておけ」

姫「えええ~、オークしゃんがやってくださるのでは?」

リーダー「うるせぇな、オラッ、装備を外すから持っておけ」

オークB「はいはい」

オークD「ふがふが」



182: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/24(木) 20:52:54.19 ID:oqNGLAzNo

エルフ「ん……う……痛い」

ズッズッズッ

エルフ「ん、ん、な、に、お腹、痛い……!」

エルフ「え、い、いや、いや!」

オークD「ふが、ふが」ズボッズボッ

エルフ「いや、うそ、いやあああああっ!」

エルフ「入ってる、入ってる、やだ、あそこ、痛いよぉ……」

エルフ「やめてっ、やめろっ、やめてよぉ」ガズッ

オークD「ふっ、ふがっ」

エルフ「ひっ、なに……?」

オークD「ふぅぅぅっ」ビュルルルルルルルッ ビューッ

エルフ「うそ……出てる……」

エルフ「いやぁぁ、初めて、だったのに……」

エルフ「……」



183: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/24(木) 20:53:25.42 ID:oqNGLAzNo

リーダー「終わったようだな」

姫「あるぇー? 喜んでませんね」

リーダー「当たり前だろうが」

姫「初めてなのにイッちゃう―とか期待していたんですけど」

リーダー「あるわけねぇだろう」

姫「? いえ、私の時は」

リーダー「……おい、エルフをここに連れてこい」

オークD「ふーが」

エルフ「……」

リーダー「すっかり意気消沈というところだな」

オークD「ふがっ」ペシン

エルフ「あうっ」

リーダー「目を覚ませ。こっちを見ろ」



184: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/24(木) 20:53:52.14 ID:oqNGLAzNo

エルフ「な、なに、何なの……」

リーダー「いくつか質問をする。答えろ。答えなければ殺す、いや、もう一回Dがやってくれるそうだ」

オークD「ほが……」

エルフ「も、もう、いや……」

リーダー「嫌か。だったら従え。お前に残された道はそれしかない」

エルフ「うそ、うそ……」

リーダー「お前は魔界を知っているか」

エルフ「……」

リーダー「おい、D」

エルフ「! し、知らない、知らないわ!」

リーダー「……ほれみろ。使えないぞ」

姫「何言ってるんですの! これからチ◯ポ狂いになってそれは楽しいことに!」

リーダー「お前が二倍に増えるとか、こっちが狂いそうだ」



185: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/24(木) 20:54:18.38 ID:oqNGLAzNo

リーダー「よし、時間は取ったが、こいつはここで殺す」

エルフ「う、う、本当は、少しは、知っている、わ……」

リーダー「そうか」ボカッ

エルフ「きゃあっ」

リーダー「嘘をついたのか」

エルフ「ついてない! よくは知らないの! 聞いたことがあるだけ!」

リーダー「じゃあ、次の質問だ。魔界に行く魔法は知っているか?」

エルフ「……」

リーダー「D、こいつを」

エルフ「わ、私は知らない! けど、エルフの湖城なら、そういう魔法書がある、かも……」

リーダー「エルフの湖城ってのはなんだ」

エルフ「……え、エルフの、女王様が住んでて……難しい、魔法もいっぱい」

姫「きゃあああああっ♪」



186: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/24(木) 20:54:46.49 ID:oqNGLAzNo

姫「来ましたわあああああっ、オークに攻め落とされるエルフ城! 豚チンポ祭りの始まりですわああああああっ!」

リーダー「五人で城攻めできるわけがないだろうが」

エルフ「ね、ねぇ、私、教えたでしょ!?」

リーダー「ああ。有益だった」

エルフ「ほっ」

リーダー「もう用済みだな」

エルフ「い、いや……」

姫「ちょぉぉぉっとお待ちなさい!」

リーダー「何なんだよ……」

姫「貴重なエルフまんこですのよ!? それに、そのお城がどこにあるか分かりませんわ!」

リーダー「こんな間抜けで口の軽いエルフに、根城の場所を教えるはずがなかろう」

エルフ「うぐっ」

姫「肉便器にもなりますし、お城に忍び込ませて、魔法書を取ってくるということもできますのよ!」

リーダー「肉便器ってなんだよ……」



187: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/24(木) 20:55:13.71 ID:oqNGLAzNo

姫「肉便器ってのはあれですわ、あれあれ」

姫「お便器の私にたっぷり出してほしいですわぁぁぁっ? ってやつ」

リーダー「わざわざクソをこいつにぶっかけるのか?」

オークB「罰ゲームもいいとこですね」

リーダー「いたのか、B」

オークB「エルフの荷物の仕分け、終わりましたよ」

リーダー「ふむ……食料もかなりある、ということは、一人で狩りの途中だったわけだな」

エルフ「うっ、くっ……」

リーダー「つまり、追手がかかるということは少ないわけだ」

エルフ「うっ、ひっ……」

リーダー「仕方あるまい。おい、D!」

オークD「ほがほが」



188: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/24(木) 20:56:42.50 ID:oqNGLAzNo

リーダー「お前、こいつを運べ」

オークD「……ほが」

リーダー「むくれるな。時々殴っていいから」

エルフ「い、いやあ……」

姫「ストップ! 暴力より性交しましょう!」

リーダー「意味不明なことを言うな」

エルフ「お願いします……逆らわないから……殴るのも犯すのも、やめて……」

リーダー「じゃあ、Dに従え」

オークD「ほがぁ……」

エルフ「こ、こここ、こいつ、彼に?」

リーダー「ああ。お前の担当だ」

オークD「ほが」

エルフ「う、うう……」



189: ◆WPwc2pN1N6 2013/01/24(木) 20:57:09.30 ID:oqNGLAzNo

リーダー「よし、全隊、正面を迂回して進路を取れ!」

オーク隊『アイサー!』

エルフ「うわあっ、やめ、やめてよぉ」ひょいっ

オークD「ふがふが」

姫「あー、どうせ足腰立たないでしょうから、おとなしく運ばれなさいって言ってますわ」

エルフ「わ、分かるの?」

姫「ねー?」

オークD「ふんが」

リーダー「……で、なんて言ってるんだ」

オークB「概ねあってますね」



192: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/01(金) 23:07:47.52 ID:0aT2sgpso

夜。

エルフ「みんな……助けて……」

エルフ「うっうっ……」


姫「んにゃああああああああっ!」ズボッズボッ

姫「いきましゅううううぅぅぅっ♪ いっちゃいましゅぅぅぅぅうう♪」パンパン


エルフ「ひいいっ」

オークD「ふが」

エルフ「ぎゃああああっ」

オークD「ほがほが」

エルフ「わ、私、その、あの……え? 飯食え?」

オークD「ほが」

オークB「さっさと食べなさい」



193: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/01(金) 23:08:38.54 ID:0aT2sgpso

エルフ「あのー、む、無理やり、その、しないんですか」

オークB「なんで?」

エルフ「なんでって、あの人間は」

オークB「あれは特殊なんですよ。一発やらないと、てこでも動かなくなり、反抗するんです」

エルフ「はあ……」

オークB「Dも発情期ではないですし、いまなるべくセックスする必要がなければしません」

オークD「ふが」

エルフ「えーっと」

オークB「したいならDも戦士ですし、相手はしますけど」

エルフ「い、いやいやいや」



194: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/01(金) 23:09:33.30 ID:0aT2sgpso

エルフ「じゃ、じゃあ、さっきはどうして」

オークB「そりゃ、上下関係を教えるためでしょう」

エルフ(そんな理由で……)

オークB「殺されないだけマシと思ってください」

オークD「ほが、ほが」

オークB「一人で食べられないようなら、Dがあーんしてあげるそうです」

エルフ「結構です!」

エルフ「……でも、その、あの、もし良ければ、弓を返して、ほしい」

オークB「なぜ?」

エルフ「あれは、その、形見で……」

オークD「ふんが」ぽいっ



195: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/01(金) 23:10:20.98 ID:0aT2sgpso

オークB「あ、D。勝手に渡したらリーダーが怒りますよ」

オークD「ふへふほ。はが」

オークB「矢は渡さないから? まあ、それなら……」

エルフ「あ、ありがとうございます!」

オークB「逆らったら殺しますので、そのつもりで」

エルフ「はい……はい……」ポロポロ


姫「きたぁぁぁぁぁっ! 豚精子おくのおくまでぇぇぇええええ♪」


エルフ「……」

オークB「あー、まあ、気にしないように」



196: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/01(金) 23:10:54.47 ID:0aT2sgpso

翌朝。

リーダー「さてと。それじゃあ、今後の行動だ」

リーダー「エルフの城を探すってのはさすがに難易度が高い」

リーダー「だが、エルフに詳しい連中をとっ捕まえて、聞き出すってのはどうだろうか」

オークA「ええ? まだるっこしい」

オークC「リーダー、俺たちゃ魔物だぜ。なんだったら、エルフの里を攻めこんだらいいじゃねぇか」

リーダー「なるほど。そいつも手だな」

オークB「里なら、こいつも知っているでしょうし」

エルフ「ひっ……」

姫「来ましたわあああああああ!!」

リーダー「……」



197: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/01(金) 23:11:48.99 ID:0aT2sgpso

姫「エルフの里を襲うオークの集団! チ○ポ塗れで味わったことのない快感と屈辱を植え付けられるエルフま○こ!」

リーダー「だが、懸念がある。つまり、エルフの城に行く方法を求めるわけだが、仮に襲いかかって全員を捕縛出来なかったらどうなる?」

姫「寂しいですわ」

オークB「逃げたエルフが城で警戒する、ということですかね」

オークA「めんどくせぇ、リーダー、あんたのやり方はちょっと回りくどすぎるぜぇ」

オークC「そうだ、そうだぁ」

リーダー「こいつはやり方じゃない、考え方の問題だ」

オークA「じゃあ、その考えでどうするつもりで?」

リーダー「全員じゃなくていい。知っているやつを誘い出すんだ」

オークA「……さっぱりわかんねぇ」



198: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/01(金) 23:13:20.79 ID:0aT2sgpso

リーダー「おい、D」

オークD「ふんが」

リーダー「エルフの嬢ちゃんをきっちり縛っておけ」

オークD「が」

エルフ「な、なんだ。里を、教えてくれって言うのか」

リーダー「無論だ。だが、それだけじゃなく、囮になって、城への侵入できる奴を連れてこい」

エルフ「! わ、私に里の仲間を売れというのか!」

姫「ええー? それはその、増えることはやぶさかではありませんが、一人ずつではちょっと物足りないというか」

リーダー「……欲求不満なのはわかったから、少し静かにしろ」



199: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/01(金) 23:13:57.53 ID:0aT2sgpso

オークA「あー、ダメだね。そんなんじゃ全然おもしろくない」

リーダー「面白くはないだろうが、いくつかの理由から確実性を高めておきたいのだ」

オークC「そんなのだったら、まだこいつを棒にぶら下げて、『エルフの城を知っているやつはいねぇか~』って歩き回ったほうがマシなんでねぇっすか」

リーダー「どう考えても矢の集中豪雨を食らうぞ」

オークC「人質がいるんなら、同じ事でしょ」

オークD「うがぁ」ぐい

エルフ「わわわっ」

リーダー「ふーむ」



200: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/01(金) 23:14:32.38 ID:0aT2sgpso

エルフ「その、その……分かった! 城への方角だけなら聞いたことがある!」

リーダー「ほう、まだ責めが足りなかったか」

エルフ「い、いやあぁぁ……」

オークB「リーダーの言うことがもっともじゃないですかね。手元に情報がないんじゃどうしようもない」

オークA「そうかもしれんがぁよ」

リーダー「よし、ではこいつを囮に使う。エルフの女よ。怪我をして助けを求めるフリをしろ」

エルフ「なっ……!?」

リーダー「誰かしらの影が通ったら作戦決行だ」

エルフ「くっ……」

オークA「……」

オークC「……」

オークB「……?」



204: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/12(火) 23:36:37.27 ID:I2uICRtIo

しばらくして。

エルフ「うっ、くぅっ、本当に、動けないように、キツく……」

エルフ「んっ、くそぉ……」


ザッザッザッ


エルフ「あっ、だ、誰か~~!」

エルフ(あ? で、でも、あんな足音を立てて森の近くを突っ切るとは……)

エルフ(しまった、知ってる仲間じゃないぞ!)


兵士A「おっ、おい、エルフがいるぞ」

兵士B「マジでか! こりゃラッキーだな」

エルフ「ひっ! 人間、汚らわしい!」

兵士A「うひひっ、エルフは気持ちいって言うからな」

兵士B「女戦士様が来る前に頂いちまおうぜ」

エルフ「あ、あああ……」



205: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/12(火) 23:37:04.25 ID:I2uICRtIo

オークリーダーの攻撃! 投げ斧が兵士Bに炸裂!


兵士B「ぶげっ!」

兵士A「ぶ、ぶわああっ! ま、魔物だぁあああ!」ダダッ

リーダー「……ちっ、お仲間じゃなかったか」

エルフ「り、リーダーさん!」

リーダー「おう、急げ、人間どもに見つかったなら、話は別だ」

エルフ「あ、は、はい」

リーダー「ふう、叫ぶ相手はちゃんと選べ」

エルフ「う、そんな……」

女戦士「……そこまでだ! 魔物め!」ザシュッ

リーダー「!」



206: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/12(火) 23:37:45.07 ID:I2uICRtIo

女戦士の攻撃、オークリーダーに激しい斬撃!


リーダー「ぐっ!」

女戦士「さっ、エルフさん、下がって!」

エルフ「あ、あ、これは、その……」

リーダー(まずいな、魔王様を倒した戦士か)

女戦士「魔物め、まだこの世界に残っていたか……!」

リーダー「ふん。おい、お前ら!」バッ


リーダーの命令!


女戦士「ぬ!?」

リーダー「……あれ?」


……叫びは空しく響き渡った。



207: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/12(火) 23:38:13.93 ID:I2uICRtIo


リーダー(あの野郎ども、合図をしたら一斉に攻撃をしろと言っただろうが!)

女戦士「ふっ、来ないなら、こっちから行くぞ!」

女戦士「だあああああっ!」ガンッ

リーダー「ぐうっ」ギンッ

女戦士「ふっ」

リーダー「はっ」

女戦士「……だっ!」ズバッ

リーダー「ぐはあっ!」


女戦士の改心の一撃! オークリーダーに大ダメージ!


リーダー「ぐ、くそっ……」

女戦士「逃がすか、止めを!」

姫「お待ちなさい!」

二人『!?』



208: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/12(火) 23:38:40.45 ID:I2uICRtIo

姫「私は北国の姫です。今は豚専用肉便器」

女戦士「は……?」

姫「よって、邪魔をします、じゃなくて見逃してあげて!」

女戦士「え、えーっと」

リーダー「く、くだらん真似をするな……」ヒソヒソ

姫「癒しの力よ~」ポワワ

姫「何言ってますの! ここで復讐を誓った豚さんが女戦士さんもまとめて肉奴隷に落とすというルートが!」ヒソヒソ

女戦士「……行方不明になられていた、あの姫様ですか」

姫「はいはい! 姫です!」

女戦士「一体、どういうおつもりで? 魔物を庇うなどと」

姫「うふふっ、豚チンポにドハマりした姫がアヘ顔ダブルピース!」

女戦士「はあ……」



209: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/12(火) 23:39:07.47 ID:I2uICRtIo

女戦士「よろしいですか、今、勇者がですね、頑張っているのです」

女戦士「魔物の存在を断ち切るためにですね……」

リーダー(なんだと……)

女戦士「そんな時に魔物と仲良くされては」

姫「つーん! 姫聞かないもん!」

女戦士「もんってあなた……」


「……女戦士殿~!」


リーダー「……ちっ。増援も来たか」

女戦士「貴様、逃げる気かっ」

姫「眠れー!」ボウン

女戦士「あっ」



210: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/12(火) 23:39:35.83 ID:I2uICRtIo

姫「ここは抑えておきますから、は・や・く☆」

リーダー「……クソが」

エルフ「り、リーダーさん……」

リーダー「行くぞ……動いてない連中が気にかかる」ずるずる

エルフ「は、はい」

姫「……」

兵士C「おーい! 女戦士殿~!?」

姫「女戦士殿ならここですわー……!?」

王子「……む!? お前は」

姫「東国の王子……」

王子「生きていたのか……」



211: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/12(火) 23:40:02.70 ID:I2uICRtIo

森奥。

オークB「……すみません、リーダー」

リーダー「ふー、ふー。謝らなくていい」

オークD「グフー、ブフー」

エルフ「し、しっかりして」

リーダー「何が、あった?」

オークB「AとCが裏切ったんです」

オークB「攻撃を仕掛けようと準備をしていた私達に、リーダーを見捨てようと言い出して……」

オークB「それに抗議をしようとすると、今度は襲いかかって来たんです」

オークB「それで、体格の良いDが全部攻撃を受け止めてしまって……」

リーダー「……」

オークB「その、それを見て、あの人間がとっさにリーダーを救援に行くと言って飛び出して行きまして……」

リーダー「……そうか」



212: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/12(火) 23:41:31.86 ID:I2uICRtIo

オークB「ど、どうしましょう。AとCは不真面目とはいえ、かなりの力持ちでした」

オークB「人間も失って、我々じゃあ、情報を得るのが難しく……」

リーダー「黙って、いろ」

オークB「す、すみません」

リーダー「……」

エルフ「うっ、うう」

オークD「フブー、グブー」

リーダー「……おい、傷はどうだ」

エルフ「えっと、少し、落ち着いて来たみたいだけど」

リーダー「……そうか」



213: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/12(火) 23:41:59.07 ID:I2uICRtIo

リーダー「……よし。こうなったら復讐戦だ」

オークB「!」

オークB「リーダー! その傷でどうしようって言うんです!」

リーダー「大したことはない。斬られたが、回復の魔法を受けた」

リーダー「そう、アレだ。あの人間。あいつは傷を回復させる魔法を持っているのだ」

オークB「そ、そうかもしれませんが……」

リーダー「この際、運命を賭けでもしなけりゃ、魔界にたどり着くことなどできない」

オークB「そ、そんなこと」

リーダー「このまま森を進めば、AとCに殺されるだろう」

リーダー「無論、全ては俺の責任にある。部下の意見を汲み取れなかった」

オークB「そんな……」



214: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/12(火) 23:42:25.49 ID:I2uICRtIo

リーダー「エルフよ。こうなった以上、お前が従う義理もない。こちらに攻撃しないなら、解放してやるぞ」

エルフ「え……と」

リーダー「森はなるべく避けて進め。AとCも、森での戦いはそれなりに心得ているはずだからな」

エルフ「う……」

オークB「リーダーが言うなら仕方ないですね。ですが、矢を返すことまでは譲れませんよ」

エルフ「……」

オークD「ふ、ふが」

エルフ「あ……」

オークD「ごふ、ごふ」なでなで

エルフ「……う」

エルフ「り、リーダーさん!」

リーダー「なんだ?」

エルフ「私も、戦う!」



215: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/12(火) 23:42:52.55 ID:I2uICRtIo

キャンプ地。

女戦士「ん……」

王子「気がついたか」

女戦士「む、く……まさか、魔法で眠らされるとは……」

王子「ふふ、女戦士とあろう御方がね」

女戦士「助ける相手だと思っておりましたので」

王子「まあ、彼女にはちゃんとお仕置きをしてやることにしたからな」

女戦士「お仕置き……?」

女戦士「! な、なぜ私が縛られている!?」

王子「チャンスだからな」

女戦士「な、なんのだ!」

王子「おっと、そろそろ薬が効いてくる頃だ」

女戦士「く、くすり……? うっ」ムラムラ



216: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/12(火) 23:43:19.15 ID:I2uICRtIo

王子「眠っている間に、縛り上げて、媚薬を飲ませておいた」

女戦士「くっ、ふうっ、な、なんの、ために」

王子「もちろん、あなたと私で既成事実を作るためだ」

女戦士「ば、バカな……婚約者が、見つかって、どうして、こんな真似を」

王子「はっ、あの淫乱なメス豚をどうして娶る必要があるのだ!」

王子「あのバカのおかげで、私は要らない恥をかかされたのだ!」

王子「元から北国の女は淫乱の気があるとは知っていたが、あの女はそれが強烈なくせに、私を侮辱したのだ!」

女戦士「ぶ、侮辱……?」

王子「……ふん、どうでもいいだろう」

王子「どちらにしろ、本当に豚とセックスをするような女とではなく、世界を救った勇者一行の一人と結婚をしたほうが箔がつく」

女戦士「!」



217: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/12(火) 23:43:45.93 ID:I2uICRtIo

王子「その媚薬は女に淫欲を引き起こすだけでなく、子どもを作りやすくする効果もあるからな」

王子「くくく、これで私もバカにされずに済む」

女戦士「ふ、ふあける、なっ……」

王子「ふっ、ろれつが回らなくなってきているぞ」

王子「いかに強力な女戦士といえど、媚薬に侵されればこんなものだな」

女戦士(くそっ、武器……は、近くに、あるっ)

王子「ほら、まずは、しゃぶってもらおうか?」ポロン

女戦士「ぶっ」

女戦士「ち、ちっちぇぇ~……」

王子「!」

女戦士(しかも皮被りとか……そりゃ侮辱もしたくなるわ……)

王子「き、貴様、あの女と同じ事を言いおって!」



218: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/12(火) 23:44:46.28 ID:I2uICRtIo

王子「あの女、あの女は、メイドとじゃれ合っていた私をひん剥いて、辱めたのだ!」

王子「私はただ、メイドの歯を折って、フェラ専用奴隷にしようとしていただけだったのに!」

女戦士(こいつ……)

王子「この、このっ!」ビシッ

女戦士「うぐっ、ぐああっ!」

王子「ふ、ははは、こうなったら、徹底的にいたぶってくれる」

王子「どちらが上か、教えこませてやるぞ!」

王子「あの女のようにな!」

女戦士(ひ、姫様が……?)



219: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/12(火) 23:45:12.98 ID:I2uICRtIo

少し離れたところ。

姫「ぐっ、ふうっ」パンパン

兵士C「へ、へへ、おらっ、おらっ!」

兵士A「どうした、もっと気合入れてしゃぶれや!」

姫「ぐっ、うぶっ」

兵士C「豚にやられてガバガバかと思ったら、すげー絞まるぜ~」

兵士D「あの王子もバカだな。こんな名器を俺たちに払い下げるとかさ」

兵士C「まあ、どう、でも、いいぜっ! うっ」ビュルルル

姫「うううっ」

兵士E「次、俺な」

兵士C「尻でも使ってろよ」



220: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/12(火) 23:45:51.85 ID:I2uICRtIo

姫「……」バスッ、ボスッ

兵士E「北国の女は淫乱とか言ってたけど、案外よがらねぇなぁ」

兵士A「大方、豚のチンポが気持ちよくって満足できな~いってところだろ」

姫「……そうですわね。こんな、粗チンじゃ、面白くもなんともありませんわ~」

兵士A「ああ~?」

姫「ガブう」

兵士D「ギッ!」

姫「汚い、ぺっぺ」

兵士D「ぎゃあああっ! いてええええ!」

兵士A「このクソアマ!」ボガッ

姫「うぐっ!」



221: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/12(火) 23:46:22.88 ID:I2uICRtIo

兵士E「おらっ、メス豚のくせに人間様に楯突いてんじゃねぇぞっ!」ゲシッ、ゴスッ

兵士D「クソがっ、クソがクソがっ!」ガンッ、ゲリッ

姫「ぎっ、ぐっ、うぶっ」

兵士E「はぁー、はぁー……」

兵士D「この、こいつ、ぶっ殺してやろうぜ。どうせ連れて行っても足手まといになるだけだ」

兵士C「……それならよ、あのバカ王子にもらった媚薬があるんだ」

兵士A「はあ? それがどうした」

兵士C「適量以上、飲ませたりすると、気持よすぎて頭がイカれるらしいぜ。どうせ殺すなら、昇天させてやろうじゃねぇか」

兵士D「へ、はははっ! そりゃいいわ」

姫「うっ……」



222: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/12(火) 23:46:50.14 ID:I2uICRtIo

兵士A「ほれ、塗っても効果あるのかな?」ベチャ

姫「ひっ」

兵士D「逃げるんじゃねぇよ、死ぬほど気持ちよくさせてやるからよ」

姫「う、ぐっ、げほっ、がはっ」

兵士C「抑えてやる。一気に飲ませろ」

兵士E「口開けろ! オラッ!」

姫「い、いやっ、あがああぁぁああ」

姫(ぶ、豚さん)

姫(リーダー……)

姫(うっ、ううっ)ビクンッ


――ガシャンッ。



225: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/17(日) 22:54:44.03 ID:as0DfA0to

投石攻撃、キャンプの明かりが壊された!


兵士A「な、なんだ!?」

兵士C「ま、真っ暗だ! ぐげェッ」


ヒュバッ!

僅かな明かりを狙って、射撃攻撃! 兵士Cの脳天に突き刺さった!


兵士D「くそっ! 一体何なんだ!?」

兵士E「敵襲だっ! 早く武器を取れ!」

兵士A「このおおっ」

兵士D「おい、この女は……」

兵士E「ほっとけ、盾を取ってこい!」



226: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/17(日) 22:55:10.53 ID:as0DfA0to

……オーク隊、Bチーム。

オークB「……急ぎますよ」

エルフ「ああ」

オークB「あの人間に当たってないでしょうね」

エルフ「当然だ」

オークB「……追ってきましたよ」

エルフ「その、AとCが居るところまで誘い込めばいいんだな」

オークB「ええ。エルフは綺麗なので、囮になってもらいますよ」

エルフ「あ、ああ」

オークB「……褒めているわけじゃないんですが」

エルフ「う、うるさい」

オークB「はい、あそこの草が積んである辺りでふた手に別れましょう」

エルフ「ああ、分かった」



227: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/17(日) 22:55:48.25 ID:as0DfA0to

……オーク隊、リーダーチーム。

女戦士(この音は……)

王子「な、なんだ!? 何が起きている!?」

リーダー「……フンッ」ズビュッ


オークリーダーの攻撃! 王子は首筋に一撃を受けた!


王子「グギェえええっ!」

リーダー「おっと、叫ばせるな」

オークD「ふがっ」ガシッ

リーダー「この傷なら放っておいても死ぬだろうが……む」

女戦士「ぐっ、くっ」

リーダー「女戦士か……」

リーダー「……? なんだ、味方に薬でも盛られているのか」

女戦士「ふっ、はっ、そう、だな。情けない、ことに、な」

リーダー「……」



228: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/17(日) 22:56:16.13 ID:as0DfA0to

オークD「ブフー」ずいっ

リーダー「やめろ」

女戦士(くっ、近づかないのか! 来たら、一撃入れてやるのにっ!)

リーダー「薬を盛られようと、こいつが危険なのは変わりない」

リーダー「俺が見ているから、お前はあの人間を探せ」

オークD「ふんっがっ」

リーダー「さて、強い人間よ」

女戦士「ぐっ、な、なんだっ!」

リーダー「私はお前とやりあう気はない。ただ一つだけ聞かせろ」

女戦士「答えるとっ、思うかっ!」

リーダー「……。勇者はどこに消えた?」

女戦士「!」



229: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/17(日) 22:56:42.87 ID:as0DfA0to

リーダー「その顔を見ると、心当たりがあるようだな」

リーダー「実は、勇者は魔界に消えたのではないか」

女戦士「きっ、さま、どこまで、知っている!」

リーダー「知らんから聞いているのだ。俺たちは魔界に帰りたいだけよ」

   オークD「ふがぁああ」

リーダー「……よし、見つけたようだな」クルッ

リーダー「有益な情報だった。勇者が魔界に行ったということは、魔界に行く方法があるということだな」

女戦士「む、ふうっ!」

リーダー(もっとも、魔界は大荒れに荒れているかもしれんがな……)

女戦士「うっ、くっ、このっ!」

リーダー「やれやれ。こちらは今更敵対する気もないというのに……」



230: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/17(日) 22:57:09.14 ID:as0DfA0to

森奥。

リーダー「……B、エルフ、無事か」

オークB「……大丈夫です」ザッ

リーダー「作戦は?」

エルフ「追い込みました。AとCは、完全に人間の部隊と交戦しています」

リーダー「よし……後は放っておくか」

オークD「ふが」

エルフ「あ……Dさん」

オークB「回復魔法とやらは?」

リーダー「一応は掛けた。だが、あの人間自身も何か薬を盛られたようでな」

オークB「なら、リーダー。付き添っててあげないと」

リーダー「ふー、俺も傷が完治してないのだがな……」



231: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/17(日) 22:57:35.22 ID:as0DfA0to

オークB「いいんです! まったく、メスを手に入れて発情大会だったから良かったようなものを……」

リーダー「そう言うな。お前たちがよくやってくれて、俺は嬉しい」

オークB「そ、そうですか」

エルフ「あ……ありがとうございます」

オークD「……ほが」

リーダー「人数が減ってしまった分は補填する必要があるが……」

オークB「うーん、そうですねぇ」

リーダー「とにかくも、まずは一晩、戦闘を回避しよう」

オークB「分かりました。では、私とこのエルフで見張りをしましょう」

エルフ「ん、は、構いません」

リーダー「ああ。それじゃあ、頼む」



232: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/17(日) 22:58:01.53 ID:as0DfA0to

……

姫「んんーっ、んっ、はっ、はあっ」ビクッ、ビクゥ

リーダー「随分と辛そうだな」

姫「う、うああ、り、りぃだぁ……」

リーダー「ほら、しがみつけ」

姫「う、うん、ふぁぁっ」ひしっ、ビクビクッ

リーダー「よし。落ち着くまで抱きついて擦りつけてみろ。魔物には効きにくいようだからな」

姫「ひ、くっ、ううっ」

リーダー「なんだ、何を泣いている」

姫「わだし、メスブタ、だって……」

リーダー「……なんでもいい」

姫「だって、リーダー、豚、ああっ、じゃ、ないのに……」

リーダー「知らん」



233: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/17(日) 22:58:27.88 ID:as0DfA0to

姫「んん、んぅっ。ふうっ、はああっ!」コシコシ

リーダー「……」

姫「ん、ふうっ、はぁーっ」

リーダー「よしよし。元に戻ったら、回復の魔法でしっかりと働いてもらうぞ」

姫「ん、え、えへへっ」ビクッ

リーダー「なんだ?」

姫「前払い、もらっても、いい、ですかっ?」

リーダー「……」

姫「リーダーのっ、おちんぽ、いっぱい、姫まんこにほしい、れすっ」

リーダー(馬鹿かこいつ)

姫「ダメ……?」

リーダー「薬で頭がイカれているんだ。ちょっと落ち着け」

姫「うう~」



234: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/17(日) 22:59:20.55 ID:as0DfA0to

リーダー「……ゆっくり出し入れするならいいだろう」

姫「にゃはぁ~ん♪」ズブぅっ

リーダー「ぬおっ」

姫「んっ、んはっ、ふにゅっ」

リーダー「ふぅー……」

姫「ふむぅ~、ぺちゃ、ぴちゃ、ん、んっ、んっ、んっ」

リーダー「……」

姫「はぁぁあ、いぅっ」ビクッ

リーダー「む……」ビュルルルル

姫「あにゃあっ、出てるぅ……」

リーダー「……」

姫「ん、ふふふ、リーダー、好き」

リーダー「分かった分かった」



235: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/17(日) 22:59:51.12 ID:as0DfA0to

――数年後。

オークB「おい、エルフ。リーダーはどうしてます」

エルフ「相変わらずお姫様といちゃいちゃしてるよ」

オークB「……この大所帯になってもまだ子どもを作る気ですかね」

エルフ「私に言われてもね」

オークB「お前だから言うんですよ。Dの発情期に乗じて、随分とこさえた癖に」

エルフ「……。こらっ、はしゃいでないで、食事の準備」

   子エルフ「はーい」

   子オーク「ふんがー!」

オークB「……話をそらさない」

エルフ「……。そ、それを言うなら、お前だってリーダーと子どもを作ったくせに!」

オークB「補填する必要があったからです。それに、発情期にオスと交わるのはメスとして当然の義務ですし」



236: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/17(日) 23:00:27.56 ID:as0DfA0to

エルフ「ぎ、義務ってことは、Dとも……?」

オークB「しますよ。ただ、Dのサイズは並じゃないですからね、性器の問題で避けられるなら避けたかったので」

エルフ「そ、そうか」

オークB「エルフって嫉妬深くて嫌ですね」

エルフ「う、うるさいっ」

オークB「……まあ、これだけ数が増えたなら、魔界に帰るチャンスもありますね」

エルフ「それなんだが、本当に大丈夫なのか?」

オークB「大丈夫とは?」

エルフ「勇者が魔界を滅ぼしてしまっているのでは、という」

オークB「ああ。リーダーが、例の時に女戦士と交渉のルートを作ったようで」

オークB「どうも、想像に反して、勇者は魔界を蹂躙しているってわけでもなさそうですし」

エルフ「そうなのか……」



237: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/17(日) 23:00:54.34 ID:as0DfA0to

   姫「ふにゃあああっ♪ リーダーのオシュの部分がぁ、赤ちゃんのいるところにチュッチュしてるのぉぅ♪」


オークB「……」

エルフ「……」

オークB「食事の時間なんですけどね」

エルフ「ま、まったく、あんないやらしい、子どもにも悪影響だっ」

オークD「ふが」

エルフ「あ、D!」

オークB「昨日の狩りはどうでした?」

オークD「ふんがっ」

オークB「ああー、リーダーがあの姫を放り出して狩りに出かけたと」



238: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/17(日) 23:01:21.20 ID:as0DfA0to

   姫「ひゃうううっ、これっ、でっ、今日は我慢しゅるからぁああっ!」

   リーダー「半年くらい我慢しろっ」パンパン

   姫「にゃああああぁぁぁぁ……」


エルフ「う……」

オークB「あ、発情したなら、食べ終わってからにしてくださいね」

エルフ「するかっ!」

オークB「はぁ……どう考えても、人間やエルフの方が淫乱ですのに」

エルフ「な、なんだと!」

オークD「ふが」

エルフ「Dまで!?」

オークB「早いところ魔界に帰りたいですね」




239: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/17(日) 23:01:47.65 ID:as0DfA0to

姫「んふぅー、満足満足♪」

リーダー「お前、いいかげんにしろよ」

姫「ああん、だって、我が国では性交によって魔力を高める秘術があるんですもの」

リーダー「!」

姫「まさか、魔の者と交わることでこんなに魔力が増すとは思いませんでしたわ」

リーダー「お前、まさか、それが理由か?」

姫「えへへ、最初のうちは。でも、リーダーったら、激しいのに優しいんですものー♪」

リーダー「……」

姫「あの、こういうワガママな女はお嫌いでしたか?」

リーダー「まあ、メスは基本的に自分本位だからな。今更どうということはない」



240: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/17(日) 23:02:21.05 ID:as0DfA0to

リーダー「だが、そこまで打算があるなら、俺も心置きなくお前を連れて魔界に帰ることにしよう」

姫「きゃー! いよいよ実家で大家族スペシャルですわね!」

姫「Bさんもエルフさんも、子ども達も大きくなって! みんなで大乱交スワップファミリーズですわぁあああ!」

リーダー「うるさい、身重でも異界渡りをさせるぞ」

姫「はぁはぁ、どれくらい気持ちよくなるんでしょうか!」

リーダー(なんで快楽前提なんだよ……)

リーダー「……はぁ。仕方ないな」

姫「うふふ、仕方ありませんわね」

おしまい。



241: ◆WPwc2pN1N6 2013/02/17(日) 23:07:52.50 ID:as0DfA0to

お疲れ様でした。似たようなネタ、最近ありましたね。
さて、まだ放り投げたネタはあるんですが、別にも書いてて、ネタを完結させるのもキチクなって来たので、そろそろこのスレ落とします。
それではまた。


元スレ
SS速報VIP:男「明日はクリスマス! 彼女に唯一会える日だ」