SS速報VIP:ほむら「Debulu Mami Cry」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1362895358/1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/10(日) 15:02:38.75 ID:xXrTEyQL0
ほむら「……今までのループで失敗してきた理由がわかったわ」
ほむら「スタイリッシュ成分が足りなかったのよ!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1362895358
2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/10(日) 15:03:30.68 ID:xXrTEyQL0
注意事項
・クロスssではありません。
・このssはDevil May Cry のキャラクターは登場しません。
・キャラ崩壊する恐れが有ります。
【Mission 1】
ー教室ー
早乙女「はい、中沢くん!目玉焼き(以下略)」
中沢「えと……どちらでも良いんじゃ
早乙女「そう、どっちでも宜しい!たかが卵焼きの焼き加減(以下略)」
早乙女「はい、それから。今日は転校生を紹介しまーす」
さやか「……おい、そっちが後回しかよ?」
早乙女「じゃあ暁美さーん、いらっしゃーい、そして自己紹介いってみよー」
ほむら「……I'm Akemi Homura.
(暁美ほむらです)
Nice to meet you.
(よろしくお願いします)」ファサッ
まどか「が、外人さんかな?」
さやか「どー見ても日本人でしょ、髪の毛真っ黒だし」
ほむら「Who is hygiene committeeman in this class ?
(このクラスの保健委員はだれ?)」ファサッ
まどか「さ、さやかちゃん、何言ってるかわかる?」ヒソヒソ
さやか「わかんね」ヒソヒソ
仁美「このクラスの保健委員は誰かと聞いてますわ」ヒソヒソ
まどか「ホ、ホケンイインノカナメマドカデス」
ほむら「Madoka ……please take me the school infirmary.
(まどか……保健室に連れてってくれらかしら?)」
まどか「さ、さやかちゃん、何言ってるかわかる?」ヒソヒソ
さやか「わかんね」ヒソヒソ
仁美「まどかさんに保健室に連れてって欲しいと言っていますわ」ヒソヒソ
まどか「ハ、ハイヨロコンデー」
ー廊下ー
ほむら「……You must not contract with incubator if you don't want to lost everything.
(絶対にインキュベーターと契約してはダメよ、すべてを失いたくないのなら)」
まどか「あ、暁美さん?」
ほむら「Call me Homura.
(ほむらでいいわ)」
まどか「え……と、日本語で話してくれると、嬉しいなって……」
ほむら「……It's Show Time !C'mon !
(ショータイムよ!来なさい!)」
まどか「はあ!?」
__唐突に空間が歪む
まどかには知る由もないが、魔女の結界である
何処からともなく現れる黒い外套を羽織り、鎌を持った死神ライクな異形のモノ達
使い魔がその場に立ち尽くすまどかに襲い掛かる
目を閉じるまどか
肉を裂く鋭い音
しかし、まどかに凶刃が届くことは無かった
恐る恐る目を開けると、鎌で胸を……ではなく胸板を貫かれたほむらの姿
まどか「ほ、ほむらちゃん!!」
ほむら「Let's start the party !
(イカれたパーティーの始まりだぜ!)」
__次の瞬間、轟音と共に使い魔が吹き飛ぶ
何処からか取り出した2丁拳銃で周囲の使い魔達を殲滅していく
薬莢が地面に落ちる音が鳴り響き、辺りを硝煙の匂いが埋め尽くす
それは、戦闘と言うにはあまりにも一方的で圧倒的な蹂躙
暫くして銃声が止み、辺りの景色はもとに戻っていた
ふと気が付くとほむらの姿はどこにも無かった
【Mission 2】
ーCD屋ー
まどか「本当だってば!」
さやか「転校生がデビルハンターって言われてもねえ」
???「……けて…助けて、……どか」
まどか「さやかちゃん、何か聞こえない?」
さやか「ん、何が?」
???「助けて、まどか!」
__力なく横たわる真っ白い不思議な生き物
まどか「だ、大丈夫?」
__そう尋ねたものの、弱々しく震えるばかり
まどか「あなた、なの?わたしをよんでいたのは?」
__その時、誰もいないはずの空間に鳴り響く靴音
ほむら「……Stand off .
(そいつから離れなさい)」
__その胸には、鎌が刺さっていた
まどか「お願い、日本語で話してっ!」
ほむら「 None of your business.
(あなたには関係ない)」
さやか「まどかッ!こっち!」
__さやかが消火器を噴射する
真っ白に塗り潰される視界
さやか「やったか?」
__消火器の霧が徐々に晴れていく
不気味にたたずむ黒い影
白い煙が完全に晴れ、立っていたのは
全身が真っ白になった暁美ほむらの姿だった
ほむら「You are crazy to squirt fire extinguisher at human !?
(人に消火器吹き掛けるなんてあなたはイカれてるの!?)」
__物凄い剣幕で捲し立てるほむら
しかし、二人にその言葉が届くことは無かった
まどか「だからね、日本語で話してくれると嬉しいなって……」
ほむら「それだとスタイリッシュ成分が足りないでしょ!!」
__日本語でキレられた
いつの間にか空間が歪んでいる、魔女の結界である
現れる使い魔達、ほむらが銃を構える
???「伏せてっ!」
__空を覆わんばかりのマスケット銃
その銃口が一斉に火を吹く
一瞬のうちに全滅する使い魔
???「魔女は逃げたわ、仕留めたいなら追いかけなさい。今回はあなたに譲ってあげる」
ほむら「私が用があるのは__」
マミ「呑み込みが悪いのね。見逃してあげるって言ってるの」
ほむら「Fucking !
(クソッタレ!)」
__そう吐き捨てて去っていった
マミ「ケガはない?貴女達がキュウべえを助けてくれたのね」
QB「ありがとうマミ、助かったよ」
マミ「お礼ならこの子達に言って、私は通りかかっただけだから」
QB「ありがとう!僕の名前はキュウべえ」
まどか「キュウべえ……?あなたが私を呼んだの?」
QB「そうだよ、鹿目まどか。それと、誰だ?……まあいいや」
さやか「良くねぇよ」
QB「僕、君たちにお願いがあって来たんだ」
さやか「え?無視か、喧嘩売ってんだな?」
QB「僕と契約して魔法少女になって欲しいんだ!」
【Mission 3】
ーマミの家ー
マミ「私は巴マミ、あなたたちと同じ見滝原中の三年生」
__マミさんから色々な事を聞いた
魔法少女になると願いを叶えてもらえること
魔法少女になったら魔女と戦わなければならないこと
エヴァの最終回は何度見ても意味がわからないこと
マミ「そこで提案なんだけど。二人とも、しばらく私の魔女退治に付き合ってみない?」
ー行間ー
ほむら「まだスタイリッシュ成分が足りないわね……やっぱり大剣も必要かしら?」
ほむら「あ、そろそろ巴マミが病院に向かって行く時間ね……まあ大剣用意した後でいっか」
ー病院ー
さやか「グリーフシードだ、孵化しかかってる!」
ー中略ー
マミ「こんな幸せな気持ちで戦うのなんて始めて!」
QB「性質は『執着』、生前好きだったお菓子を司る強力な魔女だ、気をつけて!」
マミ「ティロ・フィナーレ!」
さやか「やったか?」
__魔女の口から何かが抜け出る
何かが形を変えて、伸びて、大きくなって
一瞬で大きな口に姿を変えて
マミ「__え?」
__大きな口だけの怪物
その上顎と下顎が、強烈な音とともに閉じる
巴マミの首から上が、消えていた
まどか「ま、マミさぁぁぁぁぁんっ!!」
さやか「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
QB「ほら、早く僕と契約を!」
ほむら「You don't have to do .
(その必要はないわ)」
__その全身は真っ白で、
胸には、鎌が刺さっていた
マミ(デュラハン)『その必要はないわね』(テレパシー)
ほむら「へ?」
マミ(デュラハン)『えいっ!』
__怪物の上顎と下顎を掴み
そのまま二つに引き裂いた
マミ(デュラハン)『見つけた』
__怪物の残骸から自分の頭を見つけ、もとの場所に装着する
マミ「魔法少女になるって、こういうことよ」
ー行間2ー
「……はい、この時空には補正がかかってるようで……
はい、例のイレギュラーが原因かと
イレギュラーを抹殺しますか?
……経過を見守る、と
はい、わかりました。
予定通りに進めます
では失礼」
【Mission 4】
マミ「グリーフシードを奪いに来たの?」
ほむら「あ……えー、その……助けに来たんですけど……」
マミ「なんのつもりかしら?」
ほむら「に、二週間後にワルプルギスの夜が来るから仲間がほしくて……」
マミ「ワルプルギスの夜ですって!? いや、信じられないわ」
__ほむらは自分のソウルジェムを投げ渡す
ほむら「これで話くらい聞いてもらえるかしら?」
マミ「……話してみなさい」
ほむら「ソウルジェムが濁るとグリーフシードに(以下略)」
マミ「そ、そんな、だったらみんな死ぬしかないじゃなあっ」ポロッ
__マミの首が転がり落ちる
マミ(生首)「まあ、もう私死んでるんですけどねー」
まどか「」
さやか「」
ほむら「」
まどか「それから私たちは、ほむらちゃんから色々な事を聞きました
二週間後にワルプルギスの夜が来ること
魔法少女になった時の願いでループを繰り返してること
魔法少女の魂はソウルジェムになってしまっていること
その他にも色々なことを……
もう私たちは魔法少女になろうなんて思いません」
ー行間3ー
ほむら「……この時間軸は上手く行き過ぎなくらいね……
やはり、『仮説』は正しかったようね……」
ー次の日の放課後ー
さやか「魔法少女になりました☆」
まどか&ほむら「ふざけんな」
【Mission 5】
ー廃工場ー
仁美「合成洗剤を混ぜますわよ」
まどか「ダメっ! 助けてマミさぁぁぁぁん!」
???「待たせたな!」
まどか「ま、マミさん!」
さやか「残念っ! さやかちゃんでした!」
まどか「……チェンジで」
さやか「なんでさ!?」
マミ「お待たせ、美樹さんは後方支援をお願い」
さやか「アタシの武器は剣だよっ! 下がったらなにもできないよ!!」
__空間が歪む。魔女の結界だ
__ダンボールバコの魔女、性質は『隠密』。銃火器のエキスパート
マミ「一気に行くわよっ!」
__マスケット銃で弾幕を張る
しかし、一発として魔女には届かない
魔女(cv大塚明夫)「確かにいい銃だ。 だが、その エングレーブは何のタクティカルアドバンテージもない 。実用と観賞用は違う」
マミ「まだまだっ!」
__さらにマスケット銃を増やす
魔女(cv大塚明夫)「それとお前はもう1つ根本的な誤解をしている」
__次の瞬間、全てのマスケット銃が撃ち落とされる
魔女(cv大塚明夫)「お前に俺は、殺せない」
マミ「やってくれるわね……これだけは使いたくなかったんだけど……」
マミ「I am the bone of my Guns .
――――体は銃で出来ている。
__魔女の結界が塗り潰されていく
Steel is my body, and Gunpowder is my blood.
血潮は鋼で、心は火薬。
__そびえ立つ銃の丘
I have created over a thousand blast.
幾たびの魔女狩りを越えて不敗。
__巴マミの心象風景
Unknown to Death.
ただの一度も平穏はなく、
__そこにあるのは、古今東西あらゆる銃火器
Nor known to Life.
ただの一度も共感されない。
__マスケット銃、カラシニコフ、トカレフ
Have withstood pain to create many bullets.
彼の少女は常に独り 銃の丘で勝利に酔う。
__スプリングフィールド銃、ワルサー、常盤台の超電磁砲
Yet, those hands will never hold anything.
故に、我が二度目の生に意味は無く。
__それら全てが魔女の方向へ向き
So as I pray, unlimited musket works.
その体は、きっと銃で出来ていた。」
__無数の銃口が一斉に火を吹いた
マミ「ふう、やり過ぎちゃったかしら?」
__グリーフシードを回収する
さやか「あ、あたしの初陣が……」
__ガックリとうなだれる
仁美「へへっ、ドジっちまったぜ……最期に一服いいか……?」
まどか「仁美ちゃぁぁぁぁぁぁんっ!?」
ー行間4ー
『計画に少々狂いが出ているが、大丈夫なのか?』
『我々には一刻の猶予もないのだぞ』
「……293時間後に〈夜〉を投入します。それで一気に回収できるでしょう」
『宇宙の寿命がかかっておるのだ、いいな?』
「……はい、よく存じております」
【Mission 6】
ーパトロール中ー
杏子「マミ、まだ仲良しごっこやってんのか?」
ほむら「佐倉杏子……」
杏子「へえ、噂のイレギュラーまでいるじゃんか」
マミ「あら、佐倉さん。何しに来たの? あっ」ポロッ
__巴マミの首が転がり落ちる
杏子「」パタッ
ほむら「……巴さんの家に運びましょう」
ーマミの家ー
杏子「な、生首っ!!」ガバッ
ほむら「お目覚めのようね」ファサッ
杏子「……何のつもりだ?」
ほむら「12日後にワルプルギスの夜が来る。手伝いなさい」
杏子「ヤダね、馴れ合うつもりはない」
ほむら「こうなったら実力行使で……」
マミ「私が説得するわ」ニコッ
まどか「いつの間にか杏子ちゃんと言う仲間が増えていました
仲間になった経緯を聞くと
杏子ちゃんは震えるばかりで
マミさんは微笑んでるばかりで
ほむらちゃんに至っては
「世の中には知らない方が良いこともあるのよ」
の一点張りでした」
まどか「それから、ワルプルギスの夜が来るまでの期間を特訓やグリーフシード集めに費やしました
あと、さやかちゃんがフラれたけど、魔女化はしませんでした
ついに明日が最終決戦です」
ー行間5ー
QB「暁美ほむら、やはり君は時間遡行者だったのか」
ほむら「ええ、そうよ。でもループは今回で終える」
QB「……君は意図的に『補正』を引き起こしていたのかい?
あらゆる不条理を乗り越える力、
『ギャグ補正』を」
ほむら「……あなたの想像に任せるわ」ファサッ
QB「君はあえて奇行に走ることで時空をギャグパートに歪めた
ご丁寧に読者へのミスリードまでしてね
だが、ワルプルギスの夜は君も知ってるだろうけど
ギャグ補正が効く相手じゃないよ」
ほむら「問題ないわ、最高戦力はそろったもの。あとは正攻法でいけるわ」ファサッ
__そう言って、胸に刺さっている鎌を引き抜いた
【Final Mission】
ー避難所ー
QB「君は行かなくていいのかい?」
まどか「……」
QB「全滅するかもしれないよ」
まどか「……わたしはみんなを信じてる」
QB「君は考えた事はないかい?」
まどか「なにを?」
QB「魔法少女の素質を持つ子は少ない
しかも命をかけて叶えたい願いを持つ子なんて限られてくる
だけど素質を持つ、ほとんどの子が契約をする」
まどか「何が言いたいの?」
QB「『魔法少女の素質を持つ子の幼なじみ』
『将来を約束された天才バイオリニスト』
それが『交通事故』で『現代医学で治らないケガ』を負う確立」
まどか「……」
QB「それに、普通に戦ってるだけで魔力切れなんてほとんどあり得ない
魔力切れを起こす前に死ぬことは多いけどね
人間はそうそう簡単に絶望するものでもない
なのに、エネルギーの回収ができている」
まどか「ま、まさか」
QB「そう、契約や絶望には悲劇が必要だ
でも、契約や絶望に繋がるような悲劇なんて、そんなにあるものじゃない
だったら作れば良いじゃないか」
まどか「じゃあ、マミさんの両親は……」
QB「そう、僕達が車に細工をした」
まどか「杏子ちゃんも……」
QB「ああ、佐倉杏子の父親に色々な事を吹き込んだよ
第一、敬虔な神父が教義にないことを突然説きだすはずがない
まあ、家族が自殺した時に絶望でソウルジェムが濁り切らなかったのは計算外だったけど」
まどか「さやかちゃんがフラれたのも!」
QB「いや、それは知らないよ」
まどか「……結局なにが言いたいの?」
QB「つまり、ワルプルギスの夜こそ
君みたいな規格外を契約させるための『作られた悲劇』って訳さ
だから、ほむら達に勝てる道理はない
精神論でどうにかなるものじゃないよ」
まどか「……わたしをほむらちゃん達の所へ連れてって」
QB「賢明な判断だ。まあ選択肢は他に無いけれど」
ワルプルギス「キャハハハハハハハ」
ほむら「……どうして、どうして勝てないの……?」
まどか「ほむらちゃん!」
ほむら「どうしてここに!? まさか、インキュベーターが……」
QB「いや、彼女自身の意思だよ。一応ね」
まどか「もういいんだよ、ほむらちゃん」
ほむら「まどか、まさか__」
まどか「ごめんね。わたし、魔法少女になる」
ほむら「やめてっ!」
QB「さぁ、鹿目まどか。その魂を対価にして君は何を願う?」
まどか「わたしは__」
まどか「すべての宇宙、過去と未来のすべての魔法少女のシステムを
インキュベーター達が造り上げた残酷な悲劇を
この宇宙の寿命が来ることを
それらが全部が魔法少女達の夢だった事にして!!」
QB「ろ、ろくにスレタイ回収もせずに、夢オチだと!?
そんな祈りが叶うとすれば、このssを見てくれている全ての読者達への反逆だ!
君は……このssが叩かれまくってもいいのかい!?」
まどか「叩かれても何でもいい。
今日まで魔女と戦ってきたみんなを__
希望を信じた魔法少女を、わたしは泣かせたくない。
最後はみんな笑顔でいてほしい。
それを邪魔する読者なんて、壊してみせる。
これがわたしの祈り……わたしの願い……
さあ、叶えてよ。
インキュベーター!!」
ー病院ー
ほむら「ま、まどかッ!!」
__跳ね起きるほむらの傍らで笑っていたのは
まどか「ほむらちゃん。はじめまして、鹿目まどかです。夢の中で会った気がするけど……覚えてる?」
__インキュベーター達の作った悲劇がなくなって
マミさんは両親と暮らしています
杏子ちゃんは家族で仲良く暮らしています
さやかちゃんは……はい、2週間くらいあれば立ち直れるでしょう。たぶん
Fin.
くぅ?疲れましたww
これにて完結です
以下、登場人物達のみんなへのメッセージをどうぞ
QB「みんな、見てくれてありがとう ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
QB2「いやーありがと! 僕のかわいさは十二分に伝わったかな?」
QB3「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいね・・・」
QB4「見てくれありがとう! 正直、作中で言った僕の気持ちは本当だよ!」
QB「・・・ありがと」ファサ
ほむら「……」
では、
QBQB2QB3QB4「皆さんありがとうござい ました」
終
QBQB2QB3QB4「って、なんで暁美ほむらが? 」
ほむら「こっちの台詞だぁぁぁぁぁっ!!」
マミまどか杏子さやか「皆さん、ありがとうございました!」
本当にティロ・フィナーレ!
元スレ
注意事項
・クロスssではありません。
・このssはDevil May Cry のキャラクターは登場しません。
・キャラ崩壊する恐れが有ります。
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/10(日) 15:04:07.85 ID:xXrTEyQL0
【Mission 1】
ー教室ー
早乙女「はい、中沢くん!目玉焼き(以下略)」
中沢「えと……どちらでも良いんじゃ
早乙女「そう、どっちでも宜しい!たかが卵焼きの焼き加減(以下略)」
早乙女「はい、それから。今日は転校生を紹介しまーす」
さやか「……おい、そっちが後回しかよ?」
早乙女「じゃあ暁美さーん、いらっしゃーい、そして自己紹介いってみよー」
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/10(日) 15:04:42.27 ID:xXrTEyQL0
ほむら「……I'm Akemi Homura.
(暁美ほむらです)
Nice to meet you.
(よろしくお願いします)」ファサッ
まどか「が、外人さんかな?」
さやか「どー見ても日本人でしょ、髪の毛真っ黒だし」
ほむら「Who is hygiene committeeman in this class ?
(このクラスの保健委員はだれ?)」ファサッ
まどか「さ、さやかちゃん、何言ってるかわかる?」ヒソヒソ
さやか「わかんね」ヒソヒソ
仁美「このクラスの保健委員は誰かと聞いてますわ」ヒソヒソ
まどか「ホ、ホケンイインノカナメマドカデス」
ほむら「Madoka ……please take me the school infirmary.
(まどか……保健室に連れてってくれらかしら?)」
まどか「さ、さやかちゃん、何言ってるかわかる?」ヒソヒソ
さやか「わかんね」ヒソヒソ
仁美「まどかさんに保健室に連れてって欲しいと言っていますわ」ヒソヒソ
まどか「ハ、ハイヨロコンデー」
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/10(日) 15:05:22.66 ID:xXrTEyQL0
ー廊下ー
ほむら「……You must not contract with incubator if you don't want to lost everything.
(絶対にインキュベーターと契約してはダメよ、すべてを失いたくないのなら)」
まどか「あ、暁美さん?」
ほむら「Call me Homura.
(ほむらでいいわ)」
まどか「え……と、日本語で話してくれると、嬉しいなって……」
ほむら「……It's Show Time !C'mon !
(ショータイムよ!来なさい!)」
まどか「はあ!?」
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/10(日) 15:06:01.22 ID:xXrTEyQL0
__唐突に空間が歪む
まどかには知る由もないが、魔女の結界である
何処からともなく現れる黒い外套を羽織り、鎌を持った死神ライクな異形のモノ達
使い魔がその場に立ち尽くすまどかに襲い掛かる
目を閉じるまどか
肉を裂く鋭い音
しかし、まどかに凶刃が届くことは無かった
恐る恐る目を開けると、鎌で胸を……ではなく胸板を貫かれたほむらの姿
7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/10(日) 15:06:30.71 ID:xXrTEyQL0
まどか「ほ、ほむらちゃん!!」
ほむら「Let's start the party !
(イカれたパーティーの始まりだぜ!)」
__次の瞬間、轟音と共に使い魔が吹き飛ぶ
何処からか取り出した2丁拳銃で周囲の使い魔達を殲滅していく
薬莢が地面に落ちる音が鳴り響き、辺りを硝煙の匂いが埋め尽くす
それは、戦闘と言うにはあまりにも一方的で圧倒的な蹂躙
暫くして銃声が止み、辺りの景色はもとに戻っていた
ふと気が付くとほむらの姿はどこにも無かった
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/10(日) 15:21:25.66 ID:PIXoc1000
【Mission 2】
ーCD屋ー
まどか「本当だってば!」
さやか「転校生がデビルハンターって言われてもねえ」
???「……けて…助けて、……どか」
まどか「さやかちゃん、何か聞こえない?」
さやか「ん、何が?」
???「助けて、まどか!」
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/10(日) 15:21:55.10 ID:PIXoc1000
__力なく横たわる真っ白い不思議な生き物
まどか「だ、大丈夫?」
__そう尋ねたものの、弱々しく震えるばかり
まどか「あなた、なの?わたしをよんでいたのは?」
__その時、誰もいないはずの空間に鳴り響く靴音
ほむら「……Stand off .
(そいつから離れなさい)」
__その胸には、鎌が刺さっていた
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/10(日) 15:22:53.08 ID:PIXoc1000
まどか「お願い、日本語で話してっ!」
ほむら「 None of your business.
(あなたには関係ない)」
さやか「まどかッ!こっち!」
__さやかが消火器を噴射する
真っ白に塗り潰される視界
さやか「やったか?」
__消火器の霧が徐々に晴れていく
不気味にたたずむ黒い影
白い煙が完全に晴れ、立っていたのは
全身が真っ白になった暁美ほむらの姿だった
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/10(日) 15:23:40.50 ID:PIXoc1000
ほむら「You are crazy to squirt fire extinguisher at human !?
(人に消火器吹き掛けるなんてあなたはイカれてるの!?)」
__物凄い剣幕で捲し立てるほむら
しかし、二人にその言葉が届くことは無かった
まどか「だからね、日本語で話してくれると嬉しいなって……」
ほむら「それだとスタイリッシュ成分が足りないでしょ!!」
__日本語でキレられた
いつの間にか空間が歪んでいる、魔女の結界である
現れる使い魔達、ほむらが銃を構える
???「伏せてっ!」
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/10(日) 15:24:51.08 ID:PIXoc1000
__空を覆わんばかりのマスケット銃
その銃口が一斉に火を吹く
一瞬のうちに全滅する使い魔
???「魔女は逃げたわ、仕留めたいなら追いかけなさい。今回はあなたに譲ってあげる」
ほむら「私が用があるのは__」
マミ「呑み込みが悪いのね。見逃してあげるって言ってるの」
ほむら「Fucking !
(クソッタレ!)」
__そう吐き捨てて去っていった
16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/10(日) 15:25:36.60 ID:PIXoc1000
マミ「ケガはない?貴女達がキュウべえを助けてくれたのね」
QB「ありがとうマミ、助かったよ」
マミ「お礼ならこの子達に言って、私は通りかかっただけだから」
QB「ありがとう!僕の名前はキュウべえ」
まどか「キュウべえ……?あなたが私を呼んだの?」
QB「そうだよ、鹿目まどか。それと、誰だ?……まあいいや」
さやか「良くねぇよ」
QB「僕、君たちにお願いがあって来たんだ」
さやか「え?無視か、喧嘩売ってんだな?」
QB「僕と契約して魔法少女になって欲しいんだ!」
24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/10(日) 22:07:09.94 ID:glKpKcyl0
【Mission 3】
ーマミの家ー
マミ「私は巴マミ、あなたたちと同じ見滝原中の三年生」
__マミさんから色々な事を聞いた
魔法少女になると願いを叶えてもらえること
魔法少女になったら魔女と戦わなければならないこと
エヴァの最終回は何度見ても意味がわからないこと
マミ「そこで提案なんだけど。二人とも、しばらく私の魔女退治に付き合ってみない?」
25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/10(日) 22:07:58.84 ID:glKpKcyl0
ー行間ー
ほむら「まだスタイリッシュ成分が足りないわね……やっぱり大剣も必要かしら?」
ほむら「あ、そろそろ巴マミが病院に向かって行く時間ね……まあ大剣用意した後でいっか」
26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/10(日) 22:08:39.18 ID:glKpKcyl0
ー病院ー
さやか「グリーフシードだ、孵化しかかってる!」
ー中略ー
マミ「こんな幸せな気持ちで戦うのなんて始めて!」
QB「性質は『執着』、生前好きだったお菓子を司る強力な魔女だ、気をつけて!」
マミ「ティロ・フィナーレ!」
さやか「やったか?」
27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/10(日) 22:09:18.69 ID:glKpKcyl0
__魔女の口から何かが抜け出る
何かが形を変えて、伸びて、大きくなって
一瞬で大きな口に姿を変えて
マミ「__え?」
__大きな口だけの怪物
その上顎と下顎が、強烈な音とともに閉じる
巴マミの首から上が、消えていた
28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/10(日) 22:09:55.86 ID:glKpKcyl0
まどか「ま、マミさぁぁぁぁぁんっ!!」
さやか「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
QB「ほら、早く僕と契約を!」
ほむら「You don't have to do .
(その必要はないわ)」
__その全身は真っ白で、
胸には、鎌が刺さっていた
マミ(デュラハン)『その必要はないわね』(テレパシー)
ほむら「へ?」
マミ(デュラハン)『えいっ!』
__怪物の上顎と下顎を掴み
そのまま二つに引き裂いた
マミ(デュラハン)『見つけた』
__怪物の残骸から自分の頭を見つけ、もとの場所に装着する
マミ「魔法少女になるって、こういうことよ」
29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/10(日) 22:10:33.47 ID:glKpKcyl0
ー行間2ー
「……はい、この時空には補正がかかってるようで……
はい、例のイレギュラーが原因かと
イレギュラーを抹殺しますか?
……経過を見守る、と
はい、わかりました。
予定通りに進めます
では失礼」
38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/11(月) 21:59:55.63 ID:JCAT/41p0
【Mission 4】
マミ「グリーフシードを奪いに来たの?」
ほむら「あ……えー、その……助けに来たんですけど……」
マミ「なんのつもりかしら?」
ほむら「に、二週間後にワルプルギスの夜が来るから仲間がほしくて……」
マミ「ワルプルギスの夜ですって!? いや、信じられないわ」
__ほむらは自分のソウルジェムを投げ渡す
ほむら「これで話くらい聞いてもらえるかしら?」
マミ「……話してみなさい」
39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/11(月) 22:01:12.27 ID:JCAT/41p0
ほむら「ソウルジェムが濁るとグリーフシードに(以下略)」
マミ「そ、そんな、だったらみんな死ぬしかないじゃなあっ」ポロッ
__マミの首が転がり落ちる
マミ(生首)「まあ、もう私死んでるんですけどねー」
まどか「」
さやか「」
ほむら「」
40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/11(月) 22:01:55.28 ID:JCAT/41p0
まどか「それから私たちは、ほむらちゃんから色々な事を聞きました
二週間後にワルプルギスの夜が来ること
魔法少女になった時の願いでループを繰り返してること
魔法少女の魂はソウルジェムになってしまっていること
その他にも色々なことを……
もう私たちは魔法少女になろうなんて思いません」
42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/11(月) 22:02:57.13 ID:JCAT/41p0
ー行間3ー
ほむら「……この時間軸は上手く行き過ぎなくらいね……
やはり、『仮説』は正しかったようね……」
43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/11(月) 22:03:53.93 ID:JCAT/41p0
ー次の日の放課後ー
さやか「魔法少女になりました☆」
まどか&ほむら「ふざけんな」
45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/11(月) 22:12:56.98 ID:FrscVoYp0
【Mission 5】
ー廃工場ー
仁美「合成洗剤を混ぜますわよ」
まどか「ダメっ! 助けてマミさぁぁぁぁん!」
???「待たせたな!」
まどか「ま、マミさん!」
46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/11(月) 22:13:32.16 ID:FrscVoYp0
さやか「残念っ! さやかちゃんでした!」
まどか「……チェンジで」
さやか「なんでさ!?」
マミ「お待たせ、美樹さんは後方支援をお願い」
さやか「アタシの武器は剣だよっ! 下がったらなにもできないよ!!」
__空間が歪む。魔女の結界だ
47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/11(月) 22:14:44.45 ID:FrscVoYp0
__ダンボールバコの魔女、性質は『隠密』。銃火器のエキスパート
マミ「一気に行くわよっ!」
__マスケット銃で弾幕を張る
しかし、一発として魔女には届かない
魔女(cv大塚明夫)「確かにいい銃だ。 だが、その エングレーブは何のタクティカルアドバンテージもない 。実用と観賞用は違う」
マミ「まだまだっ!」
__さらにマスケット銃を増やす
魔女(cv大塚明夫)「それとお前はもう1つ根本的な誤解をしている」
__次の瞬間、全てのマスケット銃が撃ち落とされる
魔女(cv大塚明夫)「お前に俺は、殺せない」
マミ「やってくれるわね……これだけは使いたくなかったんだけど……」
49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/11(月) 22:16:36.62 ID:FrscVoYp0
マミ「I am the bone of my Guns .
――――体は銃で出来ている。
__魔女の結界が塗り潰されていく
Steel is my body, and Gunpowder is my blood.
血潮は鋼で、心は火薬。
__そびえ立つ銃の丘
I have created over a thousand blast.
幾たびの魔女狩りを越えて不敗。
__巴マミの心象風景
Unknown to Death.
ただの一度も平穏はなく、
__そこにあるのは、古今東西あらゆる銃火器
Nor known to Life.
ただの一度も共感されない。
__マスケット銃、カラシニコフ、トカレフ
Have withstood pain to create many bullets.
彼の少女は常に独り 銃の丘で勝利に酔う。
__スプリングフィールド銃、ワルサー、常盤台の超電磁砲
Yet, those hands will never hold anything.
故に、我が二度目の生に意味は無く。
__それら全てが魔女の方向へ向き
So as I pray, unlimited musket works.
その体は、きっと銃で出来ていた。」
__無数の銃口が一斉に火を吹いた
50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/11(月) 22:17:42.36 ID:FrscVoYp0
マミ「ふう、やり過ぎちゃったかしら?」
__グリーフシードを回収する
さやか「あ、あたしの初陣が……」
__ガックリとうなだれる
仁美「へへっ、ドジっちまったぜ……最期に一服いいか……?」
まどか「仁美ちゃぁぁぁぁぁぁんっ!?」
51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/11(月) 22:18:39.05 ID:FrscVoYp0
ー行間4ー
『計画に少々狂いが出ているが、大丈夫なのか?』
『我々には一刻の猶予もないのだぞ』
「……293時間後に〈夜〉を投入します。それで一気に回収できるでしょう」
『宇宙の寿命がかかっておるのだ、いいな?』
「……はい、よく存じております」
58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/12(火) 10:21:57.01 ID:jSLwW9Ff0
【Mission 6】
ーパトロール中ー
杏子「マミ、まだ仲良しごっこやってんのか?」
ほむら「佐倉杏子……」
杏子「へえ、噂のイレギュラーまでいるじゃんか」
マミ「あら、佐倉さん。何しに来たの? あっ」ポロッ
__巴マミの首が転がり落ちる
杏子「」パタッ
ほむら「……巴さんの家に運びましょう」
59: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/12(火) 10:22:37.96 ID:jSLwW9Ff0
ーマミの家ー
杏子「な、生首っ!!」ガバッ
ほむら「お目覚めのようね」ファサッ
杏子「……何のつもりだ?」
ほむら「12日後にワルプルギスの夜が来る。手伝いなさい」
杏子「ヤダね、馴れ合うつもりはない」
ほむら「こうなったら実力行使で……」
マミ「私が説得するわ」ニコッ
60: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/12(火) 10:23:13.64 ID:jSLwW9Ff0
まどか「いつの間にか杏子ちゃんと言う仲間が増えていました
仲間になった経緯を聞くと
杏子ちゃんは震えるばかりで
マミさんは微笑んでるばかりで
ほむらちゃんに至っては
「世の中には知らない方が良いこともあるのよ」
の一点張りでした」
61: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/12(火) 10:23:55.91 ID:jSLwW9Ff0
まどか「それから、ワルプルギスの夜が来るまでの期間を特訓やグリーフシード集めに費やしました
あと、さやかちゃんがフラれたけど、魔女化はしませんでした
ついに明日が最終決戦です」
62: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/12(火) 10:25:04.75 ID:jSLwW9Ff0
ー行間5ー
QB「暁美ほむら、やはり君は時間遡行者だったのか」
ほむら「ええ、そうよ。でもループは今回で終える」
QB「……君は意図的に『補正』を引き起こしていたのかい?
あらゆる不条理を乗り越える力、
『ギャグ補正』を」
ほむら「……あなたの想像に任せるわ」ファサッ
QB「君はあえて奇行に走ることで時空をギャグパートに歪めた
ご丁寧に読者へのミスリードまでしてね
だが、ワルプルギスの夜は君も知ってるだろうけど
ギャグ補正が効く相手じゃないよ」
ほむら「問題ないわ、最高戦力はそろったもの。あとは正攻法でいけるわ」ファサッ
__そう言って、胸に刺さっている鎌を引き抜いた
63: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/12(火) 10:28:28.94 ID:jSLwW9Ff0
【Final Mission】
ー避難所ー
QB「君は行かなくていいのかい?」
まどか「……」
QB「全滅するかもしれないよ」
まどか「……わたしはみんなを信じてる」
QB「君は考えた事はないかい?」
まどか「なにを?」
64: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/12(火) 10:29:26.34 ID:jSLwW9Ff0
QB「魔法少女の素質を持つ子は少ない
しかも命をかけて叶えたい願いを持つ子なんて限られてくる
だけど素質を持つ、ほとんどの子が契約をする」
まどか「何が言いたいの?」
QB「『魔法少女の素質を持つ子の幼なじみ』
『将来を約束された天才バイオリニスト』
それが『交通事故』で『現代医学で治らないケガ』を負う確立」
まどか「……」
QB「それに、普通に戦ってるだけで魔力切れなんてほとんどあり得ない
魔力切れを起こす前に死ぬことは多いけどね
人間はそうそう簡単に絶望するものでもない
なのに、エネルギーの回収ができている」
まどか「ま、まさか」
QB「そう、契約や絶望には悲劇が必要だ
でも、契約や絶望に繋がるような悲劇なんて、そんなにあるものじゃない
だったら作れば良いじゃないか」
65: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/12(火) 10:30:16.28 ID:jSLwW9Ff0
まどか「じゃあ、マミさんの両親は……」
QB「そう、僕達が車に細工をした」
まどか「杏子ちゃんも……」
QB「ああ、佐倉杏子の父親に色々な事を吹き込んだよ
第一、敬虔な神父が教義にないことを突然説きだすはずがない
まあ、家族が自殺した時に絶望でソウルジェムが濁り切らなかったのは計算外だったけど」
まどか「さやかちゃんがフラれたのも!」
QB「いや、それは知らないよ」
66: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/12(火) 10:31:02.24 ID:jSLwW9Ff0
まどか「……結局なにが言いたいの?」
QB「つまり、ワルプルギスの夜こそ
君みたいな規格外を契約させるための『作られた悲劇』って訳さ
だから、ほむら達に勝てる道理はない
精神論でどうにかなるものじゃないよ」
まどか「……わたしをほむらちゃん達の所へ連れてって」
QB「賢明な判断だ。まあ選択肢は他に無いけれど」
67: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/12(火) 10:31:46.24 ID:jSLwW9Ff0
ワルプルギス「キャハハハハハハハ」
ほむら「……どうして、どうして勝てないの……?」
まどか「ほむらちゃん!」
ほむら「どうしてここに!? まさか、インキュベーターが……」
QB「いや、彼女自身の意思だよ。一応ね」
68: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/12(火) 10:32:35.68 ID:jSLwW9Ff0
まどか「もういいんだよ、ほむらちゃん」
ほむら「まどか、まさか__」
まどか「ごめんね。わたし、魔法少女になる」
ほむら「やめてっ!」
QB「さぁ、鹿目まどか。その魂を対価にして君は何を願う?」
まどか「わたしは__」
69: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/12(火) 10:33:17.90 ID:jSLwW9Ff0
まどか「すべての宇宙、過去と未来のすべての魔法少女のシステムを
インキュベーター達が造り上げた残酷な悲劇を
この宇宙の寿命が来ることを
それらが全部が魔法少女達の夢だった事にして!!」
70: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/12(火) 10:33:59.98 ID:jSLwW9Ff0
QB「ろ、ろくにスレタイ回収もせずに、夢オチだと!?
そんな祈りが叶うとすれば、このssを見てくれている全ての読者達への反逆だ!
君は……このssが叩かれまくってもいいのかい!?」
まどか「叩かれても何でもいい。
今日まで魔女と戦ってきたみんなを__
希望を信じた魔法少女を、わたしは泣かせたくない。
最後はみんな笑顔でいてほしい。
それを邪魔する読者なんて、壊してみせる。
これがわたしの祈り……わたしの願い……
さあ、叶えてよ。
インキュベーター!!」
71: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/12(火) 10:34:51.95 ID:jSLwW9Ff0
ー病院ー
ほむら「ま、まどかッ!!」
__跳ね起きるほむらの傍らで笑っていたのは
まどか「ほむらちゃん。はじめまして、鹿目まどかです。夢の中で会った気がするけど……覚えてる?」
__インキュベーター達の作った悲劇がなくなって
マミさんは両親と暮らしています
杏子ちゃんは家族で仲良く暮らしています
さやかちゃんは……はい、2週間くらいあれば立ち直れるでしょう。たぶん
Fin.
72: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/12(火) 10:35:54.01 ID:jSLwW9Ff0
くぅ?疲れましたww
これにて完結です
以下、登場人物達のみんなへのメッセージをどうぞ
QB「みんな、見てくれてありがとう ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
QB2「いやーありがと! 僕のかわいさは十二分に伝わったかな?」
QB3「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいね・・・」
QB4「見てくれありがとう! 正直、作中で言った僕の気持ちは本当だよ!」
QB「・・・ありがと」ファサ
ほむら「……」
では、
QBQB2QB3QB4「皆さんありがとうござい ました」
終
QBQB2QB3QB4「って、なんで暁美ほむらが? 」
ほむら「こっちの台詞だぁぁぁぁぁっ!!」
マミまどか杏子さやか「皆さん、ありがとうございました!」
本当にティロ・フィナーレ!
SS速報VIP:ほむら「Debulu Mami Cry」