4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 19:11:59.13 ID:c0EhbiJD0

洋榎「あの・・・あんたらは一体?」

衣「衣は衣だー!」えっへん

智美「私は蒲原智美、私たち長野から来たんだ」

洋榎「あっ、ほんまぁ遠路はるばるご苦労さんやな」

智美「ワハハー」

衣「アハハー」

洋榎「・・・」

洋榎(えっ? なんなんこれ?)



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 19:19:01.41 ID:c0EhbiJD0

洋榎「・・・じゃあ、うちはこれで」ススッ

智美「あっ! ちょっと待った!」

洋榎「!?」ビクッ

洋榎(なんやねん急に、大きい声出して・・・)

智美「実は私たち、ここらのことあんまり知らないんだ」

洋榎「あっ、そうなんや・・・」ふーん

智美「もしよかったら、私たちにここら周辺紹介してくれないか?」

洋榎「へっ?」

衣「衣たちと遊ぼーう」うきうき

洋榎(どっ、どないしよう・・・)

安価>>10



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 19:23:30.54 ID:6SVIrft40

みんなで大阪名物のたこ焼きを作る



14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 19:30:31.42 ID:c0EhbiJD0

洋榎「・・・」

洋榎(せっかく長野から来てくれたんや、全然知らん人やからってないがしろにすんのもな)

洋榎(どうせ暇やったし、ちょっとくらいサービスしてあげんのもええかな?)

洋榎「・・・ええよ!」ニコッ

智美 衣「!」

洋榎「この愛宕洋榎ちゃんが、あんたら二人接待してやろやないか!」フフーン

智美「おぉ、大阪の人はいい人だな」ワハハ

衣「ありがとー、洋榎!」

洋榎(ふふふっ、関西人のサービス精神は日本一や)



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 19:35:00.75 ID:c0EhbiJD0

洋榎「じゃあまずはなぁー・・・」

ぐぅ~~~

智美「ん?」

洋榎「この音は・・・?」

衣「智美、衣はおなかが空いた・・・」ぐぅ~

智美「そういえば、お昼がまだだったな」ワハハ

洋榎「さよか、んじゃあなんか食べにでも・・・」

洋榎(いや待てよ、せっかくやし・・・)二ヤッ

洋榎「なぁなぁ、今から家来えへん?」

智美 衣「?」



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 19:40:27.40 ID:c0EhbiJD0

愛宕家

洋榎「ただいま~」

絹恵「おかえり、お姉ちゃん」

衣「邪魔になるぞ!」

智美「ワハハー、お邪魔します」

絹恵「あれ? お客さん?」

洋榎「さっきちょっと知り合ってな」

洋榎「せや絹、たこ焼き機だして!」

絹恵「たこ焼き機?」

洋榎「絹もお昼まだやろ? 今からたこ焼きパーティーするで!」

絹恵「たこ焼きパーティー?」

衣「わーい! パーティーパーティー!」ピョンピョン



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 19:47:55.52 ID:c0EhbiJD0

たこ焼き中

ジュ~ プチプチ ジュ~

智美(関西の一家に一つたこ焼き機があるっていうのは、本当だったんだな)

衣「うわぁ~すごい! お店屋さんみたいだ!」キラキラ

洋榎「家のたこ焼き機はホットプレートやなくて、ガスの奴やからな」

絹恵「衣ちゃんはたこ焼きやんの初めて?」

衣「初めてだ!」

絹恵「じゃあお姉ちゃんが教えたるな~♪」

絹恵(んふふ~、なんかお姉さん気分やわ~)

衣「むっ! 衣はそんな子供じゃないぞ!」

衣「衣は高校2年生だ!」

絹恵「えっ!?」



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 19:56:30.28 ID:c0EhbiJD0

洋榎「マジなん?」

智美「あぁ、本当だぞ」ワハハ

絹恵(こんなかわええ子が、私と同い年!? ・・・嘘やろ)

衣「でっでも、衣はもう大人だからそんなことでイチイチ怒ったりしないんだ」フフン

絹恵(・・・あぁー、でもやっぱかわええなぁ)

絹恵「じゃあ衣ちゃん、たこ焼きのひっくり返し方教えたんな♪」

衣「ちゃんではなく」

洋榎「あの子とは仲ええの?」

智美「あぁ、元々は違う学校なんだけど、色々あって仲良くなったんだ」

智美「最近じゃ二人でドライブに行ったりもするんだぞー」ワハハー

洋榎「へぇーええなぁ、うちもそれ行きたいわ」



32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 20:04:32.23 ID:c0EhbiJD0

智美「いつでも連れてってあげるぞ」

洋榎「えっ! ほんまに!?」

智美「ここまでしてくれてるんだ、そのくらいのお礼なら全然構わないさ」ワハハ

洋榎「いやそんなぁー、うちは当然の事をしたまでやで」テレテレ

智美「衣の分もお礼を言うよ、ありがとう」ぺっこりん

洋榎「あははははー」テレテレ

洋榎(人に感謝されんのって、ええ気持ちやな)フフッ

絹恵「お姉ちゃん、蒲原さん、たこ焼き焼けたでー」

洋榎「おっ、ほんまか」

衣「衣が焼いたんだぞ」えっへん

智美「おぉー上手だな衣」ワハハ



34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 20:13:29.08 ID:c0EhbiJD0

たこ焼きもぐもぐ中

衣「んっ、んっ、非常に美味だぞ!」はふはふ

絹恵「あぁ衣ちゃん、口にソースが」フキフキ

衣「ちゃんでは・・・むぐぐぐ」ぐにぐに

智美「すっかりお姉さんだな」ワハハ

洋榎「いや、もうあれ母親の域やろ」ハハッ・・・

智美「でもほんとおいしいな、このたこ焼き」はふほふ

洋榎「喜んでくれたみたいで何よりやわ」フフッ

ピンポーン

洋榎「ん?」

絹恵「誰か来たな」

智美 衣「?」

安価>>38



38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 20:15:07.56 ID:lLHwkTDr0

セーラ



42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 20:24:31.19 ID:c0EhbiJD0

絹恵「どちらさまですか?」(インターホン)

セーラ「俺・・・やなくて、私千里山の江口セーラです」

セーラ「監督・・・愛宕雅枝さんいらっしゃいますか?」

絹恵「えっ? お母さん?」

セーラ(監督の娘さん・・・ってことは浩子の)ふむ

洋榎「誰?」

絹恵「うん、千里山の人みたい」

洋榎「ってことはオカンに用事か・・・」うーむ

絹恵「どうしよお姉ちゃん? もうすぐお母さん帰ってくると思うけど・・・」

洋榎「そやなぁー・・・、せっかくやし家上がって待ってもらおか」

絹恵「そやね、わざわざ家まで来てくれたんやし」

衣「人が増えるのか?」はふはふ

智美「宴は大勢の方が楽しいしなー」はふはふ



45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 20:32:55.13 ID:c0EhbiJD0

なんやかんやで愛宕家に上がるセーラ

セーラ(ええんやろか? 娘さんの許可があるとは言え、勝手に監督の家に上がって?)

洋榎「たこ焼き食べる?」

セーラ「あっ、いただきます」

洋榎「もー、ええよ普通で」

洋榎「っていうかあんたもうちの事知ってるやろ? 同期やねんからもっとラフにしいや」

セーラ「・・・そう? いやでもなんか監督の家やからか、変に緊張して・・・」

セーラ(全然知らん人等もおるし)チラッ

衣「智美! タルタルをかけてみろ! おいしいぞ!」

智美「いや、私はいいや」パクッ

洋榎「へー、江口セーラは以外とおしとやかで乙女チックっと・・・」メモメモ

セーラ「誰が乙女や! ってなにメモしてんねん!」

絹恵(やっぱこの人も関西人やね)クスクス



47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 20:40:14.79 ID:c0EhbiJD0

洋榎「あはははは、それでええそれで」

洋榎「普通に、友達の家遊びに来てると思てくれたらええねん」

セーラ「・・・うん、ありがとう」

セーラ「なんや落ち着いてきたわ」ホッ

洋榎「んっ、それは良かった」フフッ

セーラ「なぁなぁ! 俺にもたこ焼き焼かせてえや!」

衣「ん!? お前もたこ焼きが焼けるのか?」

セーラ「当たり前やないか! よーく見ときやお嬢ちゃん!」ヘッ!

衣「むー! 衣はお嬢ちゃんじゃない!」プンプン

絹恵(あぁー、衣ちゃんかわいいー)ぽわわーん

洋榎「なんか盛り上がって来たな!」ウキウキ

智美「パーティーらしくなってきたな」ワハハ



53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 20:50:59.54 ID:c0EhbiJD0

またたこ焼き中

ジュージュー プチプチ

セーラ「ええか? たこ焼きの神髄は、外はカリッ、中はトロッや」

セーラ「好みも問題もあるけど、一番おいしいとされてるたこ焼きはそういうもんやねん」

セーラ「そのためには生地をやなぁ・・・」うんたらかんたら

衣「ふーむ、なるほどー」むむむっ

絹恵(この人、結構ガチやな)ハハッ・・・

セーラ「んで、天かすを多めに入れてやなぁ・・・」

洋榎「なぁなぁ、そういえばオカンに何の用事なん?」

セーラ「実はイカにしてみてもおいしかったり・・・ん?」

セーラ「実は監督にな・・・」

安価>>55



55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 20:51:57.61 ID:1NpP69Nd0

告白されたんや



60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 20:58:04.59 ID:c0EhbiJD0

セーラ「こっ・・・!」ハッ!

洋榎「こ?」

絹恵「どないしたんです?」

セーラ(告白されたこと言うてええんやろか?)

セーラ(あんまり人に話すのも、ええことやなさそやし・・・)

衣「もしかして、『衣』か!?」

智美「それは違うと思うぞ衣」ワハハ

セーラ(どないしよ、告白のこと言うてええもんやろか?)

安価>>65



65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 21:00:22.70 ID:1NpP69Nd0

必死にごまかす



68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 21:11:11.24 ID:c0EhbiJD0

セーラ(・・・いや、あかんやろ)

セーラ(あんまりペラペラ喋ることちゃうわな)

セーラ(喋る前に気づいて良かったー)ホッ

洋榎「なぁなぁ、オカンに何の用事なん?」

セーラ「・・・すまん! やっぱり話されへん!」

洋榎「えーっ」

セーラ「結構大事な話やから、おいそれと人に喋られへんねん」

洋榎「でーもー」ブーブー

絹恵「お姉ちゃん、もう止めときや」

絹恵「千里山の事かも知れへんねやし」

智美「しつこい人間は嫌われるぞー」

洋榎(うぅー、気になる・・・)



71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 21:19:22.64 ID:c0EhbiJD0

洋榎(わざわざ家に来るまでの用事やで? 部活のこととかちゃうやろ?)もんもん

セーラ「まぁまぁでも、全然大したことやないから」あせあせ

洋榎(やっぱ怪しい)ジトーッ

セーラ「へへっ、ちょっと相談や相談」

洋榎(ごまかし方、ヘタクソやな)

ピンポーン

智美「おや?」

衣「まただ」

絹恵「今日はお客さんがよう来るわ」

洋榎「誰やろ?」

セーラ(助かった・・・)ふぅ

安価>>75



75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 21:21:58.69 ID:1NpP69Nd0

愛宕母



82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 21:36:10.64 ID:c0EhbiJD0

絹恵「どちらさまですか?」(インターホン)
 
雅枝「私や、開けてー」

絹恵「あっ、お母さん」

セーラ「!?」

衣「洋榎と絹恵の母君か!」

智美「あいさつしないとなー」ワハハ

洋榎(さぁ、オカンが帰ってきたで)

洋榎(どう出る!? 江口セーラ!)

セーラ(なんでこのタイミングで・・・)

雅枝「ん? 誰か来てんの?」

絹恵「うん、色々お客さんがな」

絹恵「お母さんのお客さんも来てるよ」

雅枝「?」



83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 21:42:19.06 ID:c0EhbiJD0

智美「お邪魔してます」ぺっこりん

雅枝「んー、洋榎か絹の友達か?」

衣「そうだ!友達だー!」えっへん

智美「こら衣、ちゃんと挨拶しないと駄目だろ」

雅枝(あれ? この子たしか・・・)

セーラ「あっ、監督」ひょこ

雅枝「!?」

セーラ「どうも、お邪魔してます・・・」ハハハッ・・・

雅枝「なっ、なんでセーラがここに・・・」

絹恵「なんやお母さんに用事があるんやて」

雅枝「よっ、用事ぃ!?」

洋榎「なぁなぁ、どんな用事かオカン知ってるー?」ニヤニヤ

雅枝(まさか、あの告白のことかいな・・・)ドキドキ



85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 21:51:34.82 ID:c0EhbiJD0

雅枝「セーラ、あんたまさか・・・」

セーラ「待ってください! 俺まだなんも言うてません!」

雅枝(言うてないって言うてんのが、もう言うてるのと一緒やん・・・)ハァッ

雅枝(どないしよか、ここで誤魔化してもセーラの二の舞やろし・・・)

洋榎「なぁなぁオカン、もう観念しいや」にへへ

洋榎「うち分かってんねんで、オカンにとっても大事な話やって」

絹恵「ちょっともう!お姉ちゃん!」

衣「洋榎の奴、悪人面だー」

智美「悪代官みたいだな」ワハハ

洋榎「なぁなぁ、教えてえやオカン」

洋榎「オカンとセーラの大事な話」ニヤニヤ

雅枝(・・・この子はほんま)

雅枝(誰に似たんや)ハァッ



87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 21:59:08.17 ID:c0EhbiJD0

セーラ「監督・・・」

雅枝「・・・分かった洋榎、話したるわ」

洋榎「マジでか!?」

雅枝「あんな洋榎、うちはセーラにな・・・告白したんや」

洋榎「・・・へっ?」

智美「こっ・・・」

絹恵「告白ーーーーーーー!!??」

絹恵(えっ? えっ? えっ? それって愛の告白!?)

絹恵(監督と選手、禁断の愛ってやつなん!?)ドキドキ

洋榎「告白ってオカン、それって・・・」

衣「一体何を告白したんだ?」

雅枝「それは・・・」

安価>>90



90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 21:59:36.97 ID:vhopUxwG0

セーラの子を孕んだ



98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 22:07:21.94 ID:c0EhbiJD0

雅枝「私実はな、セーラの・・・」

セーラ「監督! 待ってください!! ええんですか!?」

雅枝「ええも何も、いつかは言わなあかんかってん」

雅枝「ええ機会や、今言おう」

セーラ「・・・」

雅枝「洋榎、絹、よう聞いてな」

雅枝「うちはなぁ・・・」

雅枝「・・・セーラの子を孕んだんや」

洋榎 絹恵「・・・・・・・・・はっ?」

智美(ワハハー、ご懐妊かー)

衣「孕んだ?」ふむ?



103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 22:16:04.50 ID:c0EhbiJD0

洋榎「いやいやいやいや、おかしいやろ!?」

絹恵「そうやでお母さん! だって江口さんは・・・」チラッ

雅枝「実はな、セーラは両性具有やねん」

洋榎 絹恵「はぁっ!?」

セーラ「正直俺って、自分でも性別曖昧やねん」

セーラ「両性具有の人でも、こういうのって珍しいやけどな」

衣「両性具有?」

智美「長野に戻ったらデビルマン貸してあげるから、それまで待つんだ衣」

智美(ipsじゃなかったのか・・・)ワハハ

絹恵「ちょぉまっ・・・へぇっ!??」(錯乱中)

洋榎「・・・どうすんねんおかん」

雅枝「・・・」



115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 22:25:14.24 ID:c0EhbiJD0

洋榎「もうこのさい、なんでそうなったんかは聞かん」

洋榎「でも、これからどうするんかは教えて」

セーラ「ほんま、ごめんなさい・・・」ぺっこりん

洋榎「やめえや! そんな風に謝ってなんてほしない!」

衣「デビルマンってんなんだ智美?」

智美「やっぱりセーラームーンにするか、セーラーウラヌス」

雅枝「正直、産もうとは思ってんねん・・・」

洋榎 絹恵「!?」

雅枝「どんな形であろうと、このお腹におる子はうちの子や」

雅枝「洋榎や絹、あんたらと一緒」

雅枝「・・・産むって事以外、今は考えられへん」



122: >>105 細かいことは(ry あくまでもこれフィクションですから(震え声) 2013/01/13(日) 22:36:24.26 ID:c0EhbiJD0

絹恵「えっ? でもお母さん、それって・・・」

雅枝「・・・多分、今までのような暮らしはできなくなる」

雅枝「私ら家族のことももちろんやけど、セーラの事もあるから・・・」

セーラ「・・・自己責任ですよ、俺にも責任が・・・」

衣「智美、これはおめでたいことではないのか?」

智美「衣、人間色々事情があるんだよ」

智美「私たちの幸せが、他人の不幸だったりするんだ」

洋榎「・・・なんでもっと早よ教えてくれんかったんや」くっ・・・

雅枝「ごめん・・・」

セーラ「本当に、本当にすいません!!」(土下座)

洋榎「だから謝んなって言うてるやろ!!」

洋榎「今更謝ったってしょうがないことやないか!!」



134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 22:47:53.65 ID:c0EhbiJD0

洋榎「それにオカン! 産むって決めたんやろ!?」

洋榎「やったら! もっとそれに向かって腹くくれや!」

雅枝「せやけど、あんたらの事だってあるし・・・」

洋榎「うちらのこと気にするくらいやったら、最初からんなことやんな!!」

洋榎「自分でやりたいと思ってやったんやろ!? なんでそんな中途半端やねん!!」

衣「母君は悪いことをしたのか?」

智美「・・・人間って言うのはさ、なんでもこれこれと決めれるものじゃないんだよ」

智美「だからそれが、時として複雑になっちゃうんだ」

衣「?」

洋榎「オカンにはオカンの人生があんねや! 後悔した生き方すんな!」

雅枝「・・・でもうちは! あんたら二人の母親や!」

雅枝「それを捨てたりするなんて、うちにはできひん!」

洋榎「じゃあそれを考えろや! うちらがオカンの事見捨ててまうとでも思てんのか!?」



143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 22:58:22.50 ID:c0EhbiJD0

雅枝「洋榎・・・」

洋榎「・・・オカンはオカンや」グスン

洋榎「それはだって、一生変わらん事やろ?」グスグス

智美「世の中の出来事全部に理由をつけてたら、世界は回んないよ」

衣「欲望の事か?」

智美「・・・人のする事に、線引きなんて出来ないってことさ」

洋榎「オカンが幸せなら・・・うちはそれでええ・・・」ひっぐひっぐ

セーラ「でもそれって、自分が辛いって言うてるよんなもんちゃう?」

セーラ「俺は一生をかけて、この責任を取るつもりや」

セーラ「だからさ、もし恨むんなら俺を・・・」

絹枝「・・・それは違いますよ、江口さん」

セーラ「えっ?」



147: 頭痛くなってきた 2013/01/13(日) 23:11:24.48 ID:c0EhbiJD0

絹恵「恨むやなんて、そんなこと絶対しちゃいけません」

絹恵「許すとか許さないとか、そういうことやなくて・・・」

絹恵「私たちはただ、お母さんに手を貸してあげるだけ」

絹恵「だってそれが、家族やから」ニコッ

智美「結局はその人のさじ加減なんだよ、何事も」

衣「じゃあ法律なんていらないのか?」

智美「ある程度のルールは必要なんだよ、その方がやりやすいんだ」

智美「何にも無いところから、何も生まれない」

智美「何かあるから何かが生まれるんだよ」

絹恵「自分でもよくわかんないんですよ、なんで今こんな気持ちなんかって」

絹恵「でも今、私が一番しなあかんことは」

絹恵「・・・お母さんを助けてあげることやと思うんです」

絹恵「きっと今、一番辛いんはお母さんやから」



156: こういう話はさ、安価でやるべきじゃないね 話が練れない(陳謝) 2013/01/13(日) 23:22:27.74 ID:c0EhbiJD0

雅枝「絹、でもこれはあんたらにはなんの関係もない・・・」

絹恵「ううん、お母さんのことやもん、関係あるよ」

絹恵「関係無いって言う方が、私は悲しいわ」

智美「大変だな、これから」

衣「どうしてだ?」

智美「うん、そんな気がするんだ」

智美「・・・大変なのはこれからだって」

絹恵「だからさ、お母さん・・・」

洋榎 絹恵「元気な子、産んでください」

雅枝(洋榎、絹恵・・・ごめん・・・ううん)

雅枝「洋榎、絹恵・・・ありがとう」



162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 23:30:09.66 ID:c0EhbiJD0

それから一年が立ちました

色々ありました、ほんま色々

あの当時と比べて、確かにうちらの生活は変わりました

でも家族でちゃんと暮らせてます

幸せなんだと思います

・・・少なくともうちはそう

家族も増えたしな、今日も騒がしいわ

絹はお姉ちゃんになりたかったやろか?

末っ子にデレデレやわ

最近ようやく落ち着いてきました

・・・

・・





169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 23:40:40.61 ID:c0EhbiJD0

新・愛宕家

洋榎 セーラ 絹恵「行ってきまーす!」

雅枝「はい、いってらっしゃい」

洋榎(正直セーラはうちらの姉妹みたいやわ)

洋榎(あれからオカンともなんにもないみたいやし)

洋榎(・・・理由が理由から、今は一緒に暮らしてるけど)

洋榎(オカンも今はもう、娘の一人くらいにしか思ってないんちゃうかな?)

セーラ「絹、今日も帰ったや麻雀特訓やで!」

絹恵「セーラお姉ちゃん、今日もー!?」

セーラ「当たり前や! インハイも近いねんから!」

洋榎(絹もお姉ちゃん呼びやし)



172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 23:47:03.69 ID:c0EhbiJD0

\ホラ、イクデー/

\チョットマチイヤセーラ!/

\アァーンフタリトモマッテェー!/

ワーワーギャーギャー

衣「幸せそうだな、みんな」

智美「そうだなー」ワハハ

衣「きっとこれからも大丈夫だ!」

智美「私もそう思うけど、それはまだわかんないよ」

衣「どうしてだ?」

智美「あの家族は複雑すぎる、その歪みはそんじょそこらのものじゃない」

智美「・・・きっとこれからも苦労するよ」



176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 23:53:16.46 ID:c0EhbiJD0

衣「そっかー・・・、でも大丈夫だ!」

衣「あの家族はきっと、これからも手を合わせて生きていくさ!」

智美「・・・そうだな」ワハハ

智美(一番の問題は、あの末っ子が大きくなった時か・・・)

衣「そういえば、赤ちゃんの名前はなんて言うんだろう?」

智美「えーっとたしか、名前は・・・」



雅枝「はーい、おっぱいの時間やでー」

雅枝「○○ちゃん♪」

名前安価>>180

カンでおなしゃす!!



180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 23:55:21.24 ID:vhopUxwG0

おつお



186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 23:56:14.18 ID:3OsuPHop0

なんと......



187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 23:56:38.51 ID:SxlJB2uuP

男の子なら乙夫くんでおかしくないから…(震え声)



191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13(日) 23:57:47.46 ID:c0EhbiJD0

以上お疲れさまでした

自分でもよくわかんないまま書きました(こなみかん)

っていうか!終わり方わかんねえよ!

ipsに頼るのも、セーラ男化もなんか嫌だったので
折半して両性具有にしました
あんまり知らない事をネタにしてすいませんでした


元スレ
洋榎「妙な二人組に絡まれてもうた」\ワハハー/ \サトミー/