1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/24(水) 21:39:32.21 ID:yjl/w+3+0
マミ「魔法少女になって数ヶ月が経った……」
マミ「魔女もいくらか倒してきて、だんだんスキルも身についてきたわ」
マミ「こうなったらやっぱり、必殺技が必要よね」
マミ「あの巨大銃を撃つ技を、最後のキメ技として名前をつけましょう」
マミ「『エンジェル・ジャッジメント ―天使の裁き―』なんてどうかしら、キュゥべえ?」
QB「えっと……」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/24(水) 21:41:39.04 ID:yjl/w+3+0
マミ「やっぱりちょっと微妙かしら……この中では一番気に入ってるんだけど」
QB「この中?」
マミ「ええ、思い付いた名前をリストアップしてみたの。見る?」
QB(!? 100個近く書いてある……)
QB(『ウィッチ・ドリーム ―魔女の眠り―』『ラスト・ファイア ―終焉の砲弾―』……)
QB「ま、まあどれもいいと思うよ。うん」
マミ「そんなこと言わないで、キュゥべえもちゃんと考えてよ」
QB「えっと……」
QB「ねえマミ、どうして英語と日本語がセットになっているんだい?」
マミ「あら、変かしら?」
マミ「それじゃあ、『まじかる☆マスケット』 ちょっと趣向を変えてこんなのも考えてみたけど」
QB「……」
マミ「そうだ、せっかくだからキュゥべえも名前に入れましょう」
QB「!?」
マミ「キュゥべえ……QB……そうね、頭文字をQとBにするのもアリかしら」
マミ「Qといえば……クイーンがあるわ!なかなかいいじゃない。それでBは……」
QB「マ、マミ!」
マミ「どうしたの?」
QB「い、いや、僕は遠慮しとくよ……やっぱり主人公はマミだからね!」
マミ「あらそう?せっかくいいのが思い付きそうだったんだけど……」
マミ「じゃあ、とりあえずしばらくは『エンジェル・ジャッジメント ―天使の裁き―』でいこうかしら」
QB「よかったね……マミ」
QB(ていうか自分で天使って言っちゃったよこの子)
魔女結界内
マミ「私の名前は巴マミ……キュゥべえに選ばれし魔法少女として、マスケット銃を司る者」
マミ「人の心を蝕む魔女よ……私の聖なる一撃で、裁きを受けて塵と成せ!」
マミ「悔い改めよ! エンジャル・ジャッジメント!!! ―天使の裁き―」
ドオオオオオオン!!
魔女「ぐあああああああ!!!」
…………
……
マミ「ふぅ、なかなか上手くきまったわね」
マミ「どうだったかしら?キュゥべえ?」
QB「えっ?あ、よ、よかったんじゃないかな! そ、それより早くグリーフシードを拾おうか!」
マミ「うーん……」
QB「何を悩んでいるんだい?マミ」
マミ「必殺技の名前についてなんだけどね……」
QB(またその話か)
マミ「ちょっと、エンジェル・ジャッジメント ―天使の裁き― は長すぎる気がするのよね」
QB「そ、そうかな?」
マミ「だって、長い名前を言っている間に反撃されたりしたら元も子もないじゃない?」
QB「反撃される危険があっても言うつもりなのかい……」
マミ「やっぱり、英語に縛られてちゃいけないと思うのよね」
QB「えっ、でもマミは英語以外の言語は全然知らないだろ」
QB(まあ英語だって中学レベルだけど)
マミ「ふっふっふ、甘いわねキュゥべえ。今は情報社会なのよ」
マミ「んなもんググれば一発よ」
QB「そう……だね」
マミ「明日、図書館のパソコンで調べましょう」
QB(公共の場で……)
図書館
マミ「ロシア語は……なんだか言いにくそうね」
マミ「ドイツ語は……濁点が多くて堅い感じね。微妙かしら」
マミ「フランス語はなかなかいいわね……」
マミ「イタリア語も言いやすそうな感じ」
QB(こんなマジな目をしてるマミを見るのは初めてだ……)
マミ「よし、フランス語とイタリア語から決めましょう」
マミ「とりあえず、気に入った言葉をエキサイト翻訳にかけてみましょう」
QB「がんばれマミ……」
マミ「魔女の破滅……審判の光……理の銃撃……」
QB「いい名前だね……うん」
マミ「うーん、なかなか翻訳していいのが出てこないわ」
マミ「もう少し安直な言葉も入れてみようかしら」
マミ「最後の一撃……巨大銃撃……」
マミ「最終射撃……」
ピクッ
QB「……どうしたんだい?マミ」
マミ「当たりね……」
マミ「ティロ・フィナーレ!」
ドオオオオオオオン!
魔女「ぐああああああ!!」
…………
……
マミ「どう?いい名前でしょう?」
QB「う、うん……そうだね……」
QB(まあ、あの決め台詞よりは幾分かマシになったかな……)
マミ「さて、今日は名前が決まった記念よ!いつもより高いケーキでお祝いしましょう」
QB「わ、わーい……」
QB「……ということがあったんだけど、覚えているかい?マミ」
マミ(25)「覚えてないわ」
完
元スレ
マミ「やっぱりちょっと微妙かしら……この中では一番気に入ってるんだけど」
QB「この中?」
マミ「ええ、思い付いた名前をリストアップしてみたの。見る?」
QB(!? 100個近く書いてある……)
QB(『ウィッチ・ドリーム ―魔女の眠り―』『ラスト・ファイア ―終焉の砲弾―』……)
QB「ま、まあどれもいいと思うよ。うん」
マミ「そんなこと言わないで、キュゥべえもちゃんと考えてよ」
QB「えっと……」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/24(水) 21:44:03.90 ID:yjl/w+3+0
QB「ねえマミ、どうして英語と日本語がセットになっているんだい?」
マミ「あら、変かしら?」
マミ「それじゃあ、『まじかる☆マスケット』 ちょっと趣向を変えてこんなのも考えてみたけど」
QB「……」
マミ「そうだ、せっかくだからキュゥべえも名前に入れましょう」
QB「!?」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/24(水) 21:46:21.49 ID:yjl/w+3+0
マミ「キュゥべえ……QB……そうね、頭文字をQとBにするのもアリかしら」
マミ「Qといえば……クイーンがあるわ!なかなかいいじゃない。それでBは……」
QB「マ、マミ!」
マミ「どうしたの?」
QB「い、いや、僕は遠慮しとくよ……やっぱり主人公はマミだからね!」
マミ「あらそう?せっかくいいのが思い付きそうだったんだけど……」
マミ「じゃあ、とりあえずしばらくは『エンジェル・ジャッジメント ―天使の裁き―』でいこうかしら」
QB「よかったね……マミ」
QB(ていうか自分で天使って言っちゃったよこの子)
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/24(水) 21:49:07.63 ID:yjl/w+3+0
魔女結界内
マミ「私の名前は巴マミ……キュゥべえに選ばれし魔法少女として、マスケット銃を司る者」
マミ「人の心を蝕む魔女よ……私の聖なる一撃で、裁きを受けて塵と成せ!」
マミ「悔い改めよ! エンジャル・ジャッジメント!!! ―天使の裁き―」
ドオオオオオオン!!
魔女「ぐあああああああ!!!」
…………
……
マミ「ふぅ、なかなか上手くきまったわね」
マミ「どうだったかしら?キュゥべえ?」
QB「えっ?あ、よ、よかったんじゃないかな! そ、それより早くグリーフシードを拾おうか!」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/24(水) 21:52:29.77 ID:yjl/w+3+0
マミ「うーん……」
QB「何を悩んでいるんだい?マミ」
マミ「必殺技の名前についてなんだけどね……」
QB(またその話か)
マミ「ちょっと、エンジェル・ジャッジメント ―天使の裁き― は長すぎる気がするのよね」
QB「そ、そうかな?」
マミ「だって、長い名前を言っている間に反撃されたりしたら元も子もないじゃない?」
QB「反撃される危険があっても言うつもりなのかい……」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/24(水) 21:54:44.06 ID:yjl/w+3+0
マミ「やっぱり、英語に縛られてちゃいけないと思うのよね」
QB「えっ、でもマミは英語以外の言語は全然知らないだろ」
QB(まあ英語だって中学レベルだけど)
マミ「ふっふっふ、甘いわねキュゥべえ。今は情報社会なのよ」
マミ「んなもんググれば一発よ」
QB「そう……だね」
マミ「明日、図書館のパソコンで調べましょう」
QB(公共の場で……)
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/24(水) 21:57:03.38 ID:yjl/w+3+0
図書館
マミ「ロシア語は……なんだか言いにくそうね」
マミ「ドイツ語は……濁点が多くて堅い感じね。微妙かしら」
マミ「フランス語はなかなかいいわね……」
マミ「イタリア語も言いやすそうな感じ」
QB(こんなマジな目をしてるマミを見るのは初めてだ……)
マミ「よし、フランス語とイタリア語から決めましょう」
マミ「とりあえず、気に入った言葉をエキサイト翻訳にかけてみましょう」
QB「がんばれマミ……」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/24(水) 21:59:11.29 ID:yjl/w+3+0
マミ「魔女の破滅……審判の光……理の銃撃……」
QB「いい名前だね……うん」
マミ「うーん、なかなか翻訳していいのが出てこないわ」
マミ「もう少し安直な言葉も入れてみようかしら」
マミ「最後の一撃……巨大銃撃……」
マミ「最終射撃……」
ピクッ
QB「……どうしたんだい?マミ」
マミ「当たりね……」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/24(水) 22:01:20.95 ID:yjl/w+3+0
マミ「ティロ・フィナーレ!」
ドオオオオオオオン!
魔女「ぐああああああ!!」
…………
……
マミ「どう?いい名前でしょう?」
QB「う、うん……そうだね……」
QB(まあ、あの決め台詞よりは幾分かマシになったかな……)
マミ「さて、今日は名前が決まった記念よ!いつもより高いケーキでお祝いしましょう」
QB「わ、わーい……」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/24(水) 22:03:22.77 ID:yjl/w+3+0
QB「……ということがあったんだけど、覚えているかい?マミ」
マミ(25)「覚えてないわ」
完
マミ「そろそろ必殺技を考える時期かしらね」 QB「えっ」