1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 10:41:11.26 ID:ZaRTz5BZ0
まどか「だっ、駄目だよさやかちゃん人のことそんな風に言っちゃ! ……でも言ってることはその、わからなくもないよ?」
さやか「だよね~、やっぱりまどかもそう思ってたんだ」
ほむら「……」
さやか「う、うえ!? てっ、転校生いつからそこに!?」
まどか「あ、ああああ……」
ほむら「……その、どいてくれないかしら。通行の妨げになっているから」
さやか「う、うん」
まどか「……そ、その。ごめんね」ボソッ
ほむら「…………っ!」
この後悲しくって一人で隠れてめそめそ泣いてるほむらちゃんを俺が優しく抱きしめてあげたいいいいいいいいいいい
18: >>15 俺の大切な夢の詰まったフォルダが消された 2011/08/18(木) 11:44:12.15 ID:eyLxpar80
ほむら「まどかに気持ち悪いって思われていたなんて…」
ほむら「でもどうして急に気持ち悪いなんて思われたのかしら…」
ほむら「私はまどかに気持ち悪いと思われてもこの時間軸のまどかを護る意味があるのかしら…」
ほむら「まさか過去のまどかも私のこと気持ち悪いって思ってたんじゃ…」
ほむら「それともあの美樹さやかが原因なのかしら?
まどかは優しい子だからきっと違うなんていえなかったのよね…」
ほむら「そうよ、そうに決まってる…まどかに嫌われてるなんて考えたくもない…」
さやか「あれから転校生なんかブツブツ言ってるよね…やっぱり気持ち悪いよ」
まどか「うん…そうかもね」
さやか「やっぱりまどかもそう思うよね。なんか何考えてるのかわからないし…」
さやか「なんかまどかのほうちらちら見てる気がするんだよねー」
まどか「そうかもしれないけど・・・」
さやか「まどかのことをストーカーしてたりして!」
ほむら「!」ビクッ
まどさや「え?まさか…当たってる?」
ほむら(まさか気づかれた!?これじゃ気持ち悪がられる一方じゃない・・・)
さやか「これは怪しいぞまどか…」
まどか「本当に怖くなってきたよさやかちゃん…私、何か変なことしちゃったのかな…?」
さやか「これはまどかを護る必要がありそうだね…今日は一緒に帰ろう…」
ほむら「先生、気分が悪いので保健室へ行ってもいいですか?」
さやか「あいつ逃げたよ…本当に気持ち悪いな…」
ほむら「本格的に嫌われてるわね…」
ほむら「それにまどかにも完全に嫌われてる…」
ほむら「はやくこの1ヶ月が終わってもう一度やり直したいわ…」
ほむら「まどか…ごめんね、気持ち悪くて…」グスッ
放課後
先生「鹿目さーん、保健室にいる暁美さんに鞄持っていってあげてー」
まどか「は、はい…」
まどか(どうしよう…ほむらちゃんと顔を合わせられないよ…)
さやか「安心しなさいまどか、このさやかちゃんにいい考えがあるんだよ」
まどか「何かな…さやかちゃん?」
さやか「それは…」ゴニョゴニョ
まどか「そんな酷いことするなんて駄目だよさやかちゃん!」
さやか「いいんだよこれくらい。嫌ならまどかは黙って見てればいいでしょ?」
まどか「でも先生に頼まれちゃったし…普通に渡して早く帰ろう?」
さやか「だってあいつあんなに変なんだよ?まどかは優しすぎるよ!」
まどか「うう…でも…いくらなんでも鞄を隠すなんてあんまりだよ…」
さやか「それくらいどうってことないでしょ、だいたい…
ガラッ
ほむら「…」
さやか「帰ろうか、まどか。」
まどか「う、うん…」
ほむら「…やっぱりまどかは優しいのね」
ほむら「こんな私でも庇ってくれる」
ほむら「悪いのは美樹さやかなのよね」
ほむら「でもまどかに警戒されてしまったのは事実」
ほむら「これじゃあ今日の使い魔は巴マミに任せましょう…」
ほむら「私が行っても余計に警戒されるだけ…帰りましょう…」
ほむら「痛っ…」
ほむら「靴に画鋲…」
さやか「あいつは…流石についてきてないか」
まどか「そうみたいだね…」
QB(まどか!さやか!)
まどさや「今何か聞こえなかった?」
まどか「さやかちゃんも聞こえたんだ…」
さやか「あっちからだよね…」
まどか「行ってみる?」
さやか「うーん…あいつじゃなさそうだし少しだけ行ってみようか」
さやか「あ、誰かいる」
マミ「この子達にも魔法少女の才能があるの?QB?」
QB「そうだね。契約さえしてもらえれは君も一人じゃなくなるよマミ」
さやか「ちょっと何言ってるかさっぱりわからないんですけど…」
マミ「まあ見てて。私が使い魔と戦うから」
さやか「使い魔?一体…」
使い魔「キヒヒ」
パン!
使い魔「ぐえあ」
マミ「まあこんな感じね、魔法少女についてはQBから詳しく聞いてね」
QB「…まあこんなところだね。で、まどか、さやか、僕と契約してくれるかい?」
まどか「急にそんなこと言われても願いなんてわからないよ…」
さやか「…」
QB「まあ僕も焦らせるつもりはないからね。じっくり考えるといいよ」
QB「まあそっちの美樹さやかならもう決まってそうだけどね」
さやか「い、いや、私は別にまだ願いは決まってないよ…あはは」
QB「あ、他人に関する願いでもかまわないよ、さやか」
さやか「心を読めるの、こいつ!?てかそんなんじゃないから!!!」
まどか「叶えたいことあるのさやかちゃん?」
さやか「まどかも変に勘繰らないで!!」
ほむら「まどかが契約してないといいけれど…大丈夫かしら?」
ほむら「気になるけど聞くこともできないし…見に行くことも叶わない」
ほむら「巴マミがまどかを魔法少女にしようとするなら私が何を言っても逆効果そうね」
ほむら「これからどうなるかもわかっていてその最悪の展開を防ぐ術があるのに…」
ほむら「それを誰も聞いてくれないってわかっているのが余計辛いわ…」
ほむら「これは精神的に参るわね…」
ほむら「上靴が無いわ」
さやか「おはよう転校生!」ニヤニヤ
ほむら「…」
さやか「どうしたの?早く教室行こうよ?」ニヤニヤ
ほむら「…」
さやか「なんか喋ったらどうなの?ずっと黙っていて気持ち悪い」
さやか「もういいや、行こう、まどか」
ほむら「職員室行ってスリッパ借りないと…」
さやか「あれ?転校生上靴忘れたの?」ニヤニヤ
ほむら(時を止める能力じゃなく早送りしたい…)
さやか「まあいいや、どうせ私は何にも知らないし」
まどか「あ、おはよう!さやかちゃん…と、ほむらちゃん」
さやか「おいおい転校生?まどかが怖がっているよー?何やったのかなー?」
ほむら「…」
さやか「まどか、あっちに行こう?」
まどか「うん…」
ほむら「昼休みだけどお弁当を食べる相手はいないわね…」
ほむら「私が眼鏡をかけてた頃は学校は楽しかったわ」
ほむら「まどかと一緒に登校して、一緒にお弁当食べて、一緒に笑いあって…」
ほむら「いつからかしら…?まどかとの関わりを断ってしまったのは…」
ほむら「そうまでして手に入れた未来なんて悲しいだけよね…」
ほむら「次の時間軸ではまどかは私に微笑んでくれるのかしら?」
ほむら「でも私の目的はまどかを救うこと、それさえ出来れば私なんて…」
数日後
さやか「今日は病院にお見舞いに行ってもいいかな?」
まどか「上条君のところだね。CDは買ってくの?」
さやか「それはこの前に買ってきました!今日は行くだけです!」
さやか「まどかを家まで送った帰りに時間が余ってるからねー」
まどか「ごめんね、さやかちゃん。」
さやか「別にまどかが謝ることは無いよ。悪いのはあいつだもん」
まどか「今日は上条君に会えなかったね…」
さやか「まあしょうがないよ…恭介だって色々あるんだろうし」
まどか「あれ?あそこ何か光ってない?」
QB「これはグリーフシードだよ!まどか!さやか!急いでマミを呼んできて!」
さやか「まどかは足が遅いんだからここでグリーフシードを見張っていて!
私がマミさんを呼んでくる!」
まどか「うん、わかったよさやかちゃん…」
QB「まあいざとなったら僕と契約すればなんとかなるし僕はここにまどかと残るよ」
さやか「うん!マミさんを呼びに行ってくる!」
ほむら「あ、魔女の反応…」
ほむら「私のソウルジェムもずいぶんと濁ってきたわね…」
ほむら「魔法なんてほとんど使ってないのに…心が乱れてるからかしら」
ほむら「行かなければ行けないわね…」
まどか「QB、なんか怖いね…」
QB「本来なら怖いで済むような場所じゃないんだけどね」
まどか「それってどういう…?」
QB「魔女に負けたら命を落とすし結界の中で死んでしまったら死体すら残らない」
まどか「そんな…それはあんまりだよ…」
QB「何でも一つだけ願いが叶うんだ。それくらいの覚悟は必要だと思うね」
QB「君ももしかしたらマミの到着より孵化のほうが早いかもしれないからね」
QB「後悔しない願い事を考えておくといいよ」
さやか「マミさん!ここです!」
マミ「任せて美樹さん、鹿目さんに傷一つつけさせやしないから」
マミ「これなら魔女のところまで迷わずにいけるけど…こんな危険なこと今後はしないようにね」
さやか「ごめんなさいマミさん…だけどこの病院に恭介が居ると思ったら護らなきゃって思って…」
マミ「この戦いが終わったらその恭介くんって人の話を聞かせてもらおうかしら?」
さやか「う…で、でもまどかには内緒にしてくださいね?」
マミ「じゃあ…結界に入るわよ」
QB「マミ!まだ孵化はしてないから出来るだけ刺激しないように頼むよ」
マミ「ええ、わかったわ」
さやか「…」
ほむら「待って」
ほむら「今回の魔女は私が狩るわ。勿論鹿目まどかの身の安全は保障する」
さやか「あ、お前は…マミさん!こいつは駄目だよ!まどかを付け回してるほむらってやつはこいつだよ!」
マミ「それなら…こうしましょ」
スッ…シュルシュル
ほむら「待って!こんなことしてる場合じゃ!!」
マミ「これなら大丈夫ね、さあ、鹿目さんを助けに行きましょう」
さやか「じゃあね、転校生」ニヤニヤ
ほむら「く…」
ほむら「なんて私は無力なの…」
QB「急いでマミ!もう孵化が始まってしまった!!」
マミ「それならもう遠慮する必要は無いわね!」
マミ「鹿目さん!大丈夫だった?」
まどか「マミさん!魔女はあそこだよ!」
マミ「お出ましのところ悪いけど一気に片付けてやるわ!」
パン!
さやまど「やった!」
シャルロッテ「もが」
マミ「え?」
がぶり
ぶちん
むしゃむしゃ
ばりぼり
QB「まどか!さやか!僕と早く契約を!」
まどか「………」
さやか「QB、恭介の腕を治して!それが私の願い事だよ!」
まどか「さやかちゃん…?」
QB「契約は成立だ」
まどか「さやかちゃん…どうして?」
さやか「だって契約しないとああなっちゃうんだよ!?それでもいいの!?」
まどか「だってQBがここで死んじゃったらもう誰にも気づいてもらえないって…」
QB「美樹さやかには言ってなかったけどね」
さやか「どういうこと、QB」
QB「さっきもまどかに言ったけどね。
魔女に負けたら命を落とすし、結界の中で死んでしまったら死体すら残らない」
QB「ただそれだけのことだよ」
さやか「嘘でしょ…?」
まどか「さやかちゃん!上!」
さやか「え?うわああああああああああああ
ほむら「時間停止」
ほむら「本当はこの子を助けたくは無いのだけれど…」
ほむら「生かしておいたほうがまどかのためよね…」
すっ
さやか「あああああああああああ…あれ?」
ほむら「大丈夫?美樹さやか?」
さやか「転校生…離せっ!!」 バシッ
ほむら「また止まってしまったわ」
ほむら「面倒ね…」
すっ
さやか「なんなんだよ!一体!」
ほむら「死にそうなあなたを助けてあげたのだけれど?」
さやか「別にあんたなんかに助けてもらわなくても…」
ほむら「はいはいわかりました。ここにに隠れてなさい。あいつは私が始末するわ」
さやか「あんなやつ私一人だって…」
パシッ
ほむら「離せば簡単に止まるからこういうときに便利よね」
ほむら「さて、爆弾を食べさせて…」
ほむら「停止解除」
シャルロッテ「うぼあ」 ドカーン
ほむら「とどめね。時間停止」
ほむら「爆弾を置いて…」
ほむら「停止解除」
カラーン
ほむら「グリーフシード…ようやく濁りが取れたわ」
まどか「ほむらちゃん!酷いよ!」
さやか「まどか…?」
まどか「どうしてマミさんを助けてくれなかったの?こんなのあんまりだよ!!」
ほむら「!」
まどか「本当にほむらちゃんは最低な人間だったんだね」
まどか「マミさんにグリーフシードを取られたくないからって見殺しにして…」
まどか「いままではまだ本当かどうかはわからなかったけど…これでわかったよ」
まどか「暁美さん、もう二度と私にかかわらないでください」
ほむら「」
まどか「さやかちゃん…ごめんね。魔法少女なんかに…」
さやか「え?あ…いいんだよ…別に…私だって恭介の腕を治したかったし…」
まどか「マミさん…いい人だったのに…」
さやか「…そうだね」
まどか「ここにいるもう一人の誰かとは違うよね」
さやか「あは、そ、そうだね…」
まどか「ここから出よう、さやかちゃん」
さやか「うん…」
ほむら「嫌われた…」
ほむら「完全にまどかに嫌われた…」
ほむら「私はまどかを護りたいだけなのにどうして…」
ほむら「どうしてこんなに私は不幸なの?」
ほむら「なんでこんなにもうまくいかないの?」
ほむら「まどか…ごめんなさい…」
ほむら「弱い私でごめんなさい…」
ほむら「巴マミを助けられなくてごめんなさい…」
ほむら「ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…」
杏子「マミの奴がくたばったって聞いてきたのにさぁ…」
QB「悪いね。数日前に契約したばかりだけどこの町にはもう新しい魔法少女がいるんだ」
杏子「こんな絶好の縄張りをみすみすルーキーなんかにくれてやるわけないでしょ」
QB「杏子?何をする気だい?」
杏子「ぶっ潰しちゃえばいいんでしょ?その子」
まどか「さやかちゃんおはよう…」
さやか「おはようまどか…」
まどか「やっぱりマミさんが居ないってわかると寂しいよね…」
さやか「そうだね…」
まどか「誰かさんがもっと早く助けに来てくれたらなー」
ほむら「」ピク
さやか「…」
QB「魔女退治に行かないのかい?さやか?」
さやか「…うん、行くよ」
QB「元気が無いみたいだけど大丈夫かい?」
さやか「大丈夫…じゃあ行こうか」
まどか「あ、さやかちゃん…」
さやか「まどか?」
まどか「あの…私も連れて行って欲しいんだ」
さやか「ありがとうまどか…私もね、怖くて震えが止まらないんだ、情けないよね…」
さやか「いっしょに行こ」
さやか「これが魔女の結界?」
QB「いや、これは使い魔のものだね」
まどか「あそこ!使い魔が!」
さやか「よし!…食らえ!」
ガキン
さやか「弾かれた?」
杏子「何やってんのさアンタ達。あれ使い魔だよ?グリーフシード持ってるわけないじゃん」
杏子「ちょっと待てばグリーフシード孕むのに今殺してどーすんの?」
杏子「まさか人助けのため契約したなんてわけじゃないよね?」
さやか「黙れぇっ!!!」
ガキィン!
杏子「何すんのさっ!」
さやか「ぅあっ…」
杏子「残念だけど…終わりだよッ!」
ほむら「そうはいかないわ」
さやか「お前はっ…」
まどか「…」
ほむら「佐倉杏子、ここは引いてもらうわ」
杏子「…わかったよ。引いてやるよ」
ほむら「これ以上無駄な争いをしないで欲しいものね」
さやか「転校生…?」
ほむら「私は帰るわ。あなたも帰りなさい」
さやか「…」
まどか「なんなの…あいつ?」
まどか「おはようさやかちゃん」
さやか「あ、まどか、おはよう」
まどか「でも昨日の誰かさんは本当にわけがわからないよね」
さやか「そうだね、まどか…」
まどか「人を助けるために戦ってるさやかちゃんが正しいに決まってるよ」
さやか「ありがとう、まどか…」
まどか「それにしても…
さやか「ごめんね、まどか、疲れてるんだ、少し休ませて…」
まどか「うん…」
放課後
杏子「おい」
さやか「何の用?」
杏子「あの坊やのために願いを使ったのに無駄なことするんだな」
さやか「…」
杏子「手足でも潰してアンタ無しじゃ何も出来ないようにしてやれば…」
さやか「…許さない。お前だけは絶対に許さない!」
杏子「場所を移そうか?」
まどか「まって!さやかちゃん!」
さやか「まどか!?」
まどか「駄目だよこんなの!絶対おかしいよ!!」
さやか「まどか、邪魔しないで。これは私の戦いなの」
まどか「さやかちゃん…ごめん!」
ぽい
さやか「」
QB「やれやれ…」
QB「長いから僕の説明は省略させてもらうよ」
ほむら「美樹さやかのソウルジェムが捨てられるのは知っていたけど…」
ほむら「まどかがいるのにあの中に返しに行く勇気はないわ…」
ほむら「時を止めて置いていくだけにしましょう…」
ほむら「さて、まどかに見られる前に帰りましょう」
数日後
さやか「仁美に恭介を取られた…」
さやか「私は人を助ける為に魔法少女になったんだ…」
さやか「あ、魔女の反応…」
さやか「行かなきゃ…」
杏子「あいつ…魔女にてこずりやがって…」
さやか「あはは!その気になれば痛みなんて消せるんだぁ…」
まどか「さやかちゃん…」
さやか「これなら負ける気がしないわ」
まどか「こんな戦い方駄目だよ…」
さやか「じゃぁあんたが戦いなよまどか」
まどか「さやかちゃん?」
さやか「ついてこないで!」
特に変わらないしさやか魔女化まで飛ばすわ
さやか「ごめんね…まどか…あんなこと言って」
さやか「ごめんね…ほむら…本当は貴女が私を助けてくれたこと知ってるんだ…」
さやか「でもまどかには言い出せなくて…二人の仲も裂いちゃった…」
さやか「まどかにもほむらにも迷惑かけちゃったなぁ…」
さやか「あたしって、ほんとバカ」
ほむら「美樹さやか!」
魔女「ADERGFSRTY」
ほむら「手遅れだったみたいね…」
まどか「さやかちゃん?」
杏子「さやか!?」
ほむら「見なさい、これが魔法少女の最後よ」
杏子「どうなってやがる!」
ほむら「さっきも言った通りよ。あれは美樹さやかだったもの。
正確には美樹さやかのソウルジェムが穢れを取り込みすぎてグリーフシードに変貌
そのグリーフシードから魔女が生まれた。私たちの最後なんてそういうものよ」
杏子「くそっ!さやか!わからないのか!」
ほむら「とにかく結界を生み出し始めたけれど?戦うの?それとも逃げる?」
杏子「…ここは逃げよう。お前の話をもう少しだけ聞きたいからな」
ほむら「わかったわ。じゃあ掴まってて。離すとあなたの時も止まるわ」
結界脱出
まどか「ねぇ、暁美さん?これはどういうことですか?」
ほむら「まどか…あれは美樹さやかが自分で絶望に負けて…」
まどか「気安く名前で呼ばないでください。それとマミさんを見殺しにしたあなたの言うことが信用できません」
ほむら「…」
まどか「あなたがさやかちゃんをあんなことにしたんでしょ?」
まどか「あなた、私や佐倉さんが来る前から居ましたよね?」
まどか「返してください。さやかちゃんを」
ほむら「それは…」
まどか「…」
ほむら「…」
まどか「黙り込まないでください。あなたがさやかちゃんをあんな姿にしたんでしょ?」
ほむら「まどか…」
まどか「だから名前で呼ばないでください」
ほむら「ごめんなさい…ごめんなさい…」
まどか「謝って済むと思っているのですか?自分が何をしたかわかっているの?」
杏子「おい!まどか!少しはこいつの話を…」
まどか「五月蝿いです。貴女には関係ありません」
ほむら「そうよね、私が悪かったわ…」
まどか「悪かった?それがなんなんですか?」
まどか「私はさやかちゃんを返してと何度も言ってるはずです」
ほむら「ごめんなさい…それは出来ないわ…
まどか「もういいです。あなたなんかに頼んだ私が間違ってました」
まどか「QB、契約をしましょう?」
ほむら「駄目!まどか!そいつと契約しちゃ…」
まどか「あなたが出来ないから私が契約をしなきゃいけないんですよ?」
QB「で、願い事はなんだい?」
まどか「さやかちゃんを普通の人間の体で生き返らせて」
QB「お安い御用さ、まどか」
さやか「う…うん?私は一体…」
まどか「さやかちゃん!もう大丈夫だよ!」
さやか「まどか?」
まどか「あの人に何かされて魔女になったんでしょ?」
さやか「あの人…暁美ほむらのこと?」
まどか「そうだけど?どうしたの?」
さやか「そのことなんだけどさ…まどか…」
さやか「マミさんを救えなかったのは私のせいなんだ…」
まどか「え?」
さやか「私があの時にマミさんに言ってほむらを拘束したんだ…」
さやか「だからあの時ほむらはマミさんが死んじゃうまで動けなかったんだ」
まどか「嘘でしょ?そんなの嘘だよね?嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘」
さやか「本当のことなんだ…他にもね…
………………
………
…
まどか「じゃあ私は今までほむらちゃんをずっと勘違いしてきたの?」
まどか「私はその勘違いだけでここまでほむらちゃんを攻撃してきたの?」
まどか「私は…私は…うわあああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!」
まどか「あはは、魔法少女になったばかりなのにもうソウルジェムが真っ黒だよ」
まどか「どうしてだろうね?ほむらちゃん?」
まどか「ねぇほむらちゃん、魔女になる前に私のソウルジェムを撃ってよ」
まどか「あなたも私が大切なんでしょ?大切な友達を失う悲しみを味わってよ」
まどか「でないと私、魔女になっちゃうよ…」
ほむら「一体何を言ってるのまどか…?」
まどか「ほら、ほむらちゃん。どうしたの?本当に魔女になっちゃうよ?」
ほむら「うあ…あああ…うわああああああああああああああああああああああッ!!!」
パン パキィン
まどか「あはは、ハハ…」バタッ
さやか「あれからほむらは学校には来なくなった」
さやか「まどかも勿論もう居ない」
さやか「仁美は恭介に夢中だし」
さやか「あれから杏子もQBも姿が見えない」
さやか「結局私は独りぼっちかぁ…」
さやか「そういえば今日はほむらが転校してきてから1ヶ月か…」
さやか「ほむらは家にいるのかな?」
ピンポーン
さやか「いるんだかどうだか知らないけど来てみました」
ほむら「…誰かしら?」
さやか「さやかちゃんですよ」
ほむら「帰ってくれない?私は貴女と顔を合わせたくないの」
さやか「あなたが嫌でも私は会いたいんだから入れなさい」
ほむら「…いいわ、入りなさい」
さやか「部屋の中にずいぶんとご乱心なさった後がありますな」
ほむら「別に今日で終わるから良いのよ」
さやか「終わるって何が?」
ほむら「私の能力は時間遡行。今日が終われば私は過去に戻りもう一度やり直す」
さやか「やっぱり私には理解できないよ。それ。まあでも頑張りなよ?」
ほむら「貴女に言われなくても頑張るわ」
さやか「そうですか。じゃあ、私は帰ろうかな…」
ほむら「待ちなさい、美樹さやか、もうすぐ大雨になるわ」
さやか「別に晴れてるじゃん?そんなこと…」
ザアアアアア ピカッ ゴロゴロ
ほむら「ね?」
さやか「はいはいしばらくここにいますよ」
ほむら「あれがワルプルギスの夜。まどかを魔法少女にせずにあれを倒すのが私の目的」
さやか「そのまどかってのはいつのまどかなんだか…」
ほむら「さあね。もう数えるのもあきらめてしまったほど前の時間軸のまどかよ」
さやか「今回のようなことがあってもまどかを救うの?」
ほむら「あたりまえでしょ?あの子は私の無二の親友。たとえこの時間軸でこんなことがあってもあきらめない」
さやか「まどかは私の嫁なんだからしっかり助けてよね?」
ほむら「ふふ…わかってるわ。でもまどかを私の嫁にしてもいいんじゃない?」
さやか「じゃあさやかちゃんは一体誰を嫁にすればいいのだー!」
ほむら「上条君がいるじゃない」
さやか「ぶほっ」
さやか「はいはい次の時間軸では応援してくださいね」
ほむら「私がまどかを嫁にしたら手伝ってあげるわ」
さやか「女の子同士でなんていやらしいっ」
ほむら「ちょっと!貴女が言ったんでしょ!!」
さやか「あはは…でも何度もこの1ヶ月をやってるなら一度くらいえっちなことしたりしてるんでしょ?」
ほむら「!」ビクッ
さやか「やっぱり転校生ってさ、気持ち悪いかも…?」
ほむら「う、うるさい!…じゃあね、さやか」
ガチッ
終わり
結局ほむほむ苛めるつもりが強靭なメンタルを築いてた
もうどうしようもないわ俺…
でも俺にはほむらちゃんを苛めるだけで心が砕けそうだったんだ許してくれ
あと言っておく
まどかちゃんもさやかちゃんもマミさんもほむらちゃんも杏子ちゃんもみんな可愛い
誰が上で誰が下だとかはないんだよ!みんなが可愛くてみんなが幸せならいいんだ!
喧嘩するなよ?おまえら
後日談は無いよ?
ほむらは遡行しちゃったしさやかはただの人間だから全滅じゃないかな?
おつほむ
書いてくれただけでも嬉しいよ、ありがとう
元スレ
ほむら「まどかに気持ち悪いって思われていたなんて…」
ほむら「でもどうして急に気持ち悪いなんて思われたのかしら…」
ほむら「私はまどかに気持ち悪いと思われてもこの時間軸のまどかを護る意味があるのかしら…」
ほむら「まさか過去のまどかも私のこと気持ち悪いって思ってたんじゃ…」
ほむら「それともあの美樹さやかが原因なのかしら?
まどかは優しい子だからきっと違うなんていえなかったのよね…」
ほむら「そうよ、そうに決まってる…まどかに嫌われてるなんて考えたくもない…」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 11:50:58.91 ID:eyLxpar80
さやか「あれから転校生なんかブツブツ言ってるよね…やっぱり気持ち悪いよ」
まどか「うん…そうかもね」
さやか「やっぱりまどかもそう思うよね。なんか何考えてるのかわからないし…」
さやか「なんかまどかのほうちらちら見てる気がするんだよねー」
まどか「そうかもしれないけど・・・」
さやか「まどかのことをストーカーしてたりして!」
ほむら「!」ビクッ
まどさや「え?まさか…当たってる?」
30: ほむらちゃんを苛めるなんて心が痛い 2011/08/18(木) 11:59:08.21 ID:eyLxpar80
ほむら(まさか気づかれた!?これじゃ気持ち悪がられる一方じゃない・・・)
さやか「これは怪しいぞまどか…」
まどか「本当に怖くなってきたよさやかちゃん…私、何か変なことしちゃったのかな…?」
さやか「これはまどかを護る必要がありそうだね…今日は一緒に帰ろう…」
ほむら「先生、気分が悪いので保健室へ行ってもいいですか?」
さやか「あいつ逃げたよ…本当に気持ち悪いな…」
35: 飯食ってくる 僕はみんなが幸せならそれでいいです 2011/08/18(木) 12:05:25.94 ID:eyLxpar80
ほむら「本格的に嫌われてるわね…」
ほむら「それにまどかにも完全に嫌われてる…」
ほむら「はやくこの1ヶ月が終わってもう一度やり直したいわ…」
ほむら「まどか…ごめんね、気持ち悪くて…」グスッ
54: まどか=さやか=ほむら=マミ=杏子 異論は認めない 2011/08/18(木) 12:48:57.97 ID:eyLxpar80
放課後
先生「鹿目さーん、保健室にいる暁美さんに鞄持っていってあげてー」
まどか「は、はい…」
まどか(どうしよう…ほむらちゃんと顔を合わせられないよ…)
さやか「安心しなさいまどか、このさやかちゃんにいい考えがあるんだよ」
まどか「何かな…さやかちゃん?」
さやか「それは…」ゴニョゴニョ
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 13:01:04.19 ID:eyLxpar80
まどか「そんな酷いことするなんて駄目だよさやかちゃん!」
さやか「いいんだよこれくらい。嫌ならまどかは黙って見てればいいでしょ?」
まどか「でも先生に頼まれちゃったし…普通に渡して早く帰ろう?」
さやか「だってあいつあんなに変なんだよ?まどかは優しすぎるよ!」
まどか「うう…でも…いくらなんでも鞄を隠すなんてあんまりだよ…」
さやか「それくらいどうってことないでしょ、だいたい…
ガラッ
ほむら「…」
さやか「帰ろうか、まどか。」
まどか「う、うん…」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 13:07:53.69 ID:eyLxpar80
ほむら「…やっぱりまどかは優しいのね」
ほむら「こんな私でも庇ってくれる」
ほむら「悪いのは美樹さやかなのよね」
ほむら「でもまどかに警戒されてしまったのは事実」
ほむら「これじゃあ今日の使い魔は巴マミに任せましょう…」
ほむら「私が行っても余計に警戒されるだけ…帰りましょう…」
ほむら「痛っ…」
ほむら「靴に画鋲…」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 13:12:38.15 ID:eyLxpar80
さやか「あいつは…流石についてきてないか」
まどか「そうみたいだね…」
QB(まどか!さやか!)
まどさや「今何か聞こえなかった?」
まどか「さやかちゃんも聞こえたんだ…」
さやか「あっちからだよね…」
まどか「行ってみる?」
さやか「うーん…あいつじゃなさそうだし少しだけ行ってみようか」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 13:25:11.58 ID:eyLxpar80
さやか「あ、誰かいる」
マミ「この子達にも魔法少女の才能があるの?QB?」
QB「そうだね。契約さえしてもらえれは君も一人じゃなくなるよマミ」
さやか「ちょっと何言ってるかさっぱりわからないんですけど…」
マミ「まあ見てて。私が使い魔と戦うから」
さやか「使い魔?一体…」
使い魔「キヒヒ」
パン!
使い魔「ぐえあ」
マミ「まあこんな感じね、魔法少女についてはQBから詳しく聞いてね」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 13:36:58.48 ID:eyLxpar80
QB「…まあこんなところだね。で、まどか、さやか、僕と契約してくれるかい?」
まどか「急にそんなこと言われても願いなんてわからないよ…」
さやか「…」
QB「まあ僕も焦らせるつもりはないからね。じっくり考えるといいよ」
QB「まあそっちの美樹さやかならもう決まってそうだけどね」
さやか「い、いや、私は別にまだ願いは決まってないよ…あはは」
QB「あ、他人に関する願いでもかまわないよ、さやか」
さやか「心を読めるの、こいつ!?てかそんなんじゃないから!!!」
まどか「叶えたいことあるのさやかちゃん?」
さやか「まどかも変に勘繰らないで!!」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 13:46:21.77 ID:eyLxpar80
ほむら「まどかが契約してないといいけれど…大丈夫かしら?」
ほむら「気になるけど聞くこともできないし…見に行くことも叶わない」
ほむら「巴マミがまどかを魔法少女にしようとするなら私が何を言っても逆効果そうね」
ほむら「これからどうなるかもわかっていてその最悪の展開を防ぐ術があるのに…」
ほむら「それを誰も聞いてくれないってわかっているのが余計辛いわ…」
ほむら「これは精神的に参るわね…」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 13:58:04.49 ID:eyLxpar80
ほむら「上靴が無いわ」
さやか「おはよう転校生!」ニヤニヤ
ほむら「…」
さやか「どうしたの?早く教室行こうよ?」ニヤニヤ
ほむら「…」
さやか「なんか喋ったらどうなの?ずっと黙っていて気持ち悪い」
さやか「もういいや、行こう、まどか」
ほむら「職員室行ってスリッパ借りないと…」
84: あ、なんか目から汗が…今日は暑いなー… 2011/08/18(木) 14:11:17.97 ID:eyLxpar80
さやか「あれ?転校生上靴忘れたの?」ニヤニヤ
ほむら(時を止める能力じゃなく早送りしたい…)
さやか「まあいいや、どうせ私は何にも知らないし」
まどか「あ、おはよう!さやかちゃん…と、ほむらちゃん」
さやか「おいおい転校生?まどかが怖がっているよー?何やったのかなー?」
ほむら「…」
さやか「まどか、あっちに行こう?」
まどか「うん…」
93: あああああああああああああああああああああああ 2011/08/18(木) 14:23:28.62 ID:eyLxpar80
ほむら「昼休みだけどお弁当を食べる相手はいないわね…」
ほむら「私が眼鏡をかけてた頃は学校は楽しかったわ」
ほむら「まどかと一緒に登校して、一緒にお弁当食べて、一緒に笑いあって…」
ほむら「いつからかしら…?まどかとの関わりを断ってしまったのは…」
ほむら「そうまでして手に入れた未来なんて悲しいだけよね…」
ほむら「次の時間軸ではまどかは私に微笑んでくれるのかしら?」
ほむら「でも私の目的はまどかを救うこと、それさえ出来れば私なんて…」
97: なんかもう ID:xeR8kLywO に任せてもいいかなって 2011/08/18(木) 14:31:46.30 ID:eyLxpar80
数日後
さやか「今日は病院にお見舞いに行ってもいいかな?」
まどか「上条君のところだね。CDは買ってくの?」
さやか「それはこの前に買ってきました!今日は行くだけです!」
さやか「まどかを家まで送った帰りに時間が余ってるからねー」
まどか「ごめんね、さやかちゃん。」
さやか「別にまどかが謝ることは無いよ。悪いのはあいつだもん」
106: 俺の精神とおまえらの欲望どっちが大事なんだよ 2011/08/18(木) 14:43:01.16 ID:eyLxpar80
まどか「今日は上条君に会えなかったね…」
さやか「まあしょうがないよ…恭介だって色々あるんだろうし」
まどか「あれ?あそこ何か光ってない?」
QB「これはグリーフシードだよ!まどか!さやか!急いでマミを呼んできて!」
さやか「まどかは足が遅いんだからここでグリーフシードを見張っていて!
私がマミさんを呼んでくる!」
まどか「うん、わかったよさやかちゃん…」
QB「まあいざとなったら僕と契約すればなんとかなるし僕はここにまどかと残るよ」
さやか「うん!マミさんを呼びに行ってくる!」
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 14:56:46.55 ID:eyLxpar80
ほむら「あ、魔女の反応…」
ほむら「私のソウルジェムもずいぶんと濁ってきたわね…」
ほむら「魔法なんてほとんど使ってないのに…心が乱れてるからかしら」
ほむら「行かなければ行けないわね…」
114: そんなに神助が好きなら俺辞めてもいいかな? 2011/08/18(木) 15:03:53.47 ID:eyLxpar80
まどか「QB、なんか怖いね…」
QB「本来なら怖いで済むような場所じゃないんだけどね」
まどか「それってどういう…?」
QB「魔女に負けたら命を落とすし結界の中で死んでしまったら死体すら残らない」
まどか「そんな…それはあんまりだよ…」
QB「何でも一つだけ願いが叶うんだ。それくらいの覚悟は必要だと思うね」
QB「君ももしかしたらマミの到着より孵化のほうが早いかもしれないからね」
QB「後悔しない願い事を考えておくといいよ」
117: 結局書いちゃう俺なんてかまってちゃん… 2011/08/18(木) 15:09:44.28 ID:eyLxpar80
さやか「マミさん!ここです!」
マミ「任せて美樹さん、鹿目さんに傷一つつけさせやしないから」
マミ「これなら魔女のところまで迷わずにいけるけど…こんな危険なこと今後はしないようにね」
さやか「ごめんなさいマミさん…だけどこの病院に恭介が居ると思ったら護らなきゃって思って…」
マミ「この戦いが終わったらその恭介くんって人の話を聞かせてもらおうかしら?」
さやか「う…で、でもまどかには内緒にしてくださいね?」
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 15:12:14.57 ID:eyLxpar80
マミ「じゃあ…結界に入るわよ」
QB「マミ!まだ孵化はしてないから出来るだけ刺激しないように頼むよ」
マミ「ええ、わかったわ」
さやか「…」
ほむら「待って」
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 15:17:54.69 ID:eyLxpar80
ほむら「今回の魔女は私が狩るわ。勿論鹿目まどかの身の安全は保障する」
さやか「あ、お前は…マミさん!こいつは駄目だよ!まどかを付け回してるほむらってやつはこいつだよ!」
マミ「それなら…こうしましょ」
スッ…シュルシュル
ほむら「待って!こんなことしてる場合じゃ!!」
マミ「これなら大丈夫ね、さあ、鹿目さんを助けに行きましょう」
さやか「じゃあね、転校生」ニヤニヤ
ほむら「く…」
ほむら「なんて私は無力なの…」
123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 15:24:22.75 ID:eyLxpar80
QB「急いでマミ!もう孵化が始まってしまった!!」
マミ「それならもう遠慮する必要は無いわね!」
マミ「鹿目さん!大丈夫だった?」
まどか「マミさん!魔女はあそこだよ!」
マミ「お出ましのところ悪いけど一気に片付けてやるわ!」
パン!
さやまど「やった!」
シャルロッテ「もが」
125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 15:27:38.65 ID:eyLxpar80
マミ「え?」
がぶり
ぶちん
むしゃむしゃ
ばりぼり
QB「まどか!さやか!僕と早く契約を!」
まどか「………」
さやか「QB、恭介の腕を治して!それが私の願い事だよ!」
まどか「さやかちゃん…?」
QB「契約は成立だ」
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 15:33:42.12 ID:eyLxpar80
まどか「さやかちゃん…どうして?」
さやか「だって契約しないとああなっちゃうんだよ!?それでもいいの!?」
まどか「だってQBがここで死んじゃったらもう誰にも気づいてもらえないって…」
QB「美樹さやかには言ってなかったけどね」
さやか「どういうこと、QB」
QB「さっきもまどかに言ったけどね。
魔女に負けたら命を落とすし、結界の中で死んでしまったら死体すら残らない」
QB「ただそれだけのことだよ」
さやか「嘘でしょ…?」
まどか「さやかちゃん!上!」
さやか「え?うわああああああああああああ
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 15:37:25.63 ID:eyLxpar80
ほむら「時間停止」
ほむら「本当はこの子を助けたくは無いのだけれど…」
ほむら「生かしておいたほうがまどかのためよね…」
すっ
さやか「あああああああああああ…あれ?」
ほむら「大丈夫?美樹さやか?」
さやか「転校生…離せっ!!」 バシッ
ほむら「また止まってしまったわ」
129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 15:41:10.75 ID:eyLxpar80
ほむら「面倒ね…」
すっ
さやか「なんなんだよ!一体!」
ほむら「死にそうなあなたを助けてあげたのだけれど?」
さやか「別にあんたなんかに助けてもらわなくても…」
ほむら「はいはいわかりました。ここにに隠れてなさい。あいつは私が始末するわ」
さやか「あんなやつ私一人だって…」
パシッ
ほむら「離せば簡単に止まるからこういうときに便利よね」
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 15:44:02.93 ID:eyLxpar80
ほむら「さて、爆弾を食べさせて…」
ほむら「停止解除」
シャルロッテ「うぼあ」 ドカーン
ほむら「とどめね。時間停止」
ほむら「爆弾を置いて…」
ほむら「停止解除」
カラーン
ほむら「グリーフシード…ようやく濁りが取れたわ」
131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 15:50:58.54 ID:eyLxpar80
まどか「ほむらちゃん!酷いよ!」
さやか「まどか…?」
まどか「どうしてマミさんを助けてくれなかったの?こんなのあんまりだよ!!」
ほむら「!」
まどか「本当にほむらちゃんは最低な人間だったんだね」
まどか「マミさんにグリーフシードを取られたくないからって見殺しにして…」
まどか「いままではまだ本当かどうかはわからなかったけど…これでわかったよ」
まどか「暁美さん、もう二度と私にかかわらないでください」
137: >>135本編はさやかはほむらが縛られた事知らない 2011/08/18(木) 16:05:51.01 ID:eyLxpar80
ほむら「」
まどか「さやかちゃん…ごめんね。魔法少女なんかに…」
さやか「え?あ…いいんだよ…別に…私だって恭介の腕を治したかったし…」
まどか「マミさん…いい人だったのに…」
さやか「…そうだね」
まどか「ここにいるもう一人の誰かとは違うよね」
さやか「あは、そ、そうだね…」
まどか「ここから出よう、さやかちゃん」
さやか「うん…」
139: >>136被った。これはマミを呼ぶ役目が逆だから…? 2011/08/18(木) 16:12:16.44 ID:eyLxpar80
ほむら「嫌われた…」
ほむら「完全にまどかに嫌われた…」
ほむら「私はまどかを護りたいだけなのにどうして…」
ほむら「どうしてこんなに私は不幸なの?」
ほむら「なんでこんなにもうまくいかないの?」
ほむら「まどか…ごめんなさい…」
ほむら「弱い私でごめんなさい…」
ほむら「巴マミを助けられなくてごめんなさい…」
ほむら「ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…」
144: 先読みされすぎワロタ 2011/08/18(木) 16:20:11.93 ID:eyLxpar80
杏子「マミの奴がくたばったって聞いてきたのにさぁ…」
QB「悪いね。数日前に契約したばかりだけどこの町にはもう新しい魔法少女がいるんだ」
杏子「こんな絶好の縄張りをみすみすルーキーなんかにくれてやるわけないでしょ」
QB「杏子?何をする気だい?」
杏子「ぶっ潰しちゃえばいいんでしょ?その子」
149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 16:25:12.21 ID:eyLxpar80
まどか「さやかちゃんおはよう…」
さやか「おはようまどか…」
まどか「やっぱりマミさんが居ないってわかると寂しいよね…」
さやか「そうだね…」
まどか「誰かさんがもっと早く助けに来てくれたらなー」
ほむら「」ピク
さやか「…」
150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 16:33:35.93 ID:eyLxpar80
QB「魔女退治に行かないのかい?さやか?」
さやか「…うん、行くよ」
QB「元気が無いみたいだけど大丈夫かい?」
さやか「大丈夫…じゃあ行こうか」
まどか「あ、さやかちゃん…」
さやか「まどか?」
まどか「あの…私も連れて行って欲しいんだ」
さやか「ありがとうまどか…私もね、怖くて震えが止まらないんだ、情けないよね…」
さやか「いっしょに行こ」
151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 16:37:42.62 ID:eyLxpar80
さやか「これが魔女の結界?」
QB「いや、これは使い魔のものだね」
まどか「あそこ!使い魔が!」
さやか「よし!…食らえ!」
ガキン
さやか「弾かれた?」
杏子「何やってんのさアンタ達。あれ使い魔だよ?グリーフシード持ってるわけないじゃん」
154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 16:44:42.63 ID:eyLxpar80
杏子「ちょっと待てばグリーフシード孕むのに今殺してどーすんの?」
杏子「まさか人助けのため契約したなんてわけじゃないよね?」
さやか「黙れぇっ!!!」
ガキィン!
杏子「何すんのさっ!」
さやか「ぅあっ…」
杏子「残念だけど…終わりだよッ!」
ほむら「そうはいかないわ」
156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 16:50:34.86 ID:eyLxpar80
さやか「お前はっ…」
まどか「…」
ほむら「佐倉杏子、ここは引いてもらうわ」
杏子「…わかったよ。引いてやるよ」
ほむら「これ以上無駄な争いをしないで欲しいものね」
さやか「転校生…?」
ほむら「私は帰るわ。あなたも帰りなさい」
さやか「…」
まどか「なんなの…あいつ?」
162: まどかを黒くするの難しいよ… 2011/08/18(木) 17:00:06.35 ID:eyLxpar80
まどか「おはようさやかちゃん」
さやか「あ、まどか、おはよう」
まどか「でも昨日の誰かさんは本当にわけがわからないよね」
さやか「そうだね、まどか…」
まどか「人を助けるために戦ってるさやかちゃんが正しいに決まってるよ」
さやか「ありがとう、まどか…」
まどか「それにしても…
さやか「ごめんね、まどか、疲れてるんだ、少し休ませて…」
まどか「うん…」
164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 17:06:09.59 ID:eyLxpar80
放課後
杏子「おい」
さやか「何の用?」
杏子「あの坊やのために願いを使ったのに無駄なことするんだな」
さやか「…」
杏子「手足でも潰してアンタ無しじゃ何も出来ないようにしてやれば…」
さやか「…許さない。お前だけは絶対に許さない!」
杏子「場所を移そうか?」
165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 17:10:46.74 ID:eyLxpar80
まどか「まって!さやかちゃん!」
さやか「まどか!?」
まどか「駄目だよこんなの!絶対おかしいよ!!」
さやか「まどか、邪魔しないで。これは私の戦いなの」
まどか「さやかちゃん…ごめん!」
ぽい
さやか「」
QB「やれやれ…」
167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 17:18:11.30 ID:eyLxpar80
QB「長いから僕の説明は省略させてもらうよ」
ほむら「美樹さやかのソウルジェムが捨てられるのは知っていたけど…」
ほむら「まどかがいるのにあの中に返しに行く勇気はないわ…」
ほむら「時を止めて置いていくだけにしましょう…」
ほむら「さて、まどかに見られる前に帰りましょう」
170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 17:23:34.18 ID:eyLxpar80
数日後
さやか「仁美に恭介を取られた…」
さやか「私は人を助ける為に魔法少女になったんだ…」
さやか「あ、魔女の反応…」
さやか「行かなきゃ…」
171: 俺がSS書くと中だるみやばい 2011/08/18(木) 17:32:44.79 ID:eyLxpar80
杏子「あいつ…魔女にてこずりやがって…」
さやか「あはは!その気になれば痛みなんて消せるんだぁ…」
まどか「さやかちゃん…」
さやか「これなら負ける気がしないわ」
まどか「こんな戦い方駄目だよ…」
さやか「じゃぁあんたが戦いなよまどか」
まどか「さやかちゃん?」
174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 17:41:05.24 ID:eyLxpar80
さやか「ついてこないで!」
特に変わらないしさやか魔女化まで飛ばすわ
さやか「ごめんね…まどか…あんなこと言って」
さやか「ごめんね…ほむら…本当は貴女が私を助けてくれたこと知ってるんだ…」
さやか「でもまどかには言い出せなくて…二人の仲も裂いちゃった…」
さやか「まどかにもほむらにも迷惑かけちゃったなぁ…」
さやか「あたしって、ほんとバカ」
177: 飯食ってくる 2011/08/18(木) 17:51:05.94 ID:eyLxpar80
ほむら「美樹さやか!」
魔女「ADERGFSRTY」
ほむら「手遅れだったみたいね…」
まどか「さやかちゃん?」
杏子「さやか!?」
ほむら「見なさい、これが魔法少女の最後よ」
193: >>178が正解過ぎて困る 2011/08/18(木) 18:34:44.06 ID:eyLxpar80
杏子「どうなってやがる!」
ほむら「さっきも言った通りよ。あれは美樹さやかだったもの。
正確には美樹さやかのソウルジェムが穢れを取り込みすぎてグリーフシードに変貌
そのグリーフシードから魔女が生まれた。私たちの最後なんてそういうものよ」
杏子「くそっ!さやか!わからないのか!」
ほむら「とにかく結界を生み出し始めたけれど?戦うの?それとも逃げる?」
杏子「…ここは逃げよう。お前の話をもう少しだけ聞きたいからな」
ほむら「わかったわ。じゃあ掴まってて。離すとあなたの時も止まるわ」
197: 敬語まどかぜんぜんまどからしくないわ 2011/08/18(木) 18:42:09.78 ID:eyLxpar80
結界脱出
まどか「ねぇ、暁美さん?これはどういうことですか?」
ほむら「まどか…あれは美樹さやかが自分で絶望に負けて…」
まどか「気安く名前で呼ばないでください。それとマミさんを見殺しにしたあなたの言うことが信用できません」
ほむら「…」
まどか「あなたがさやかちゃんをあんなことにしたんでしょ?」
まどか「あなた、私や佐倉さんが来る前から居ましたよね?」
まどか「返してください。さやかちゃんを」
199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 18:45:37.32 ID:eyLxpar80
ほむら「それは…」
まどか「…」
ほむら「…」
まどか「黙り込まないでください。あなたがさやかちゃんをあんな姿にしたんでしょ?」
ほむら「まどか…」
まどか「だから名前で呼ばないでください」
ほむら「ごめんなさい…ごめんなさい…」
まどか「謝って済むと思っているのですか?自分が何をしたかわかっているの?」
206: >>200 先を読まないで…意外とマジで近いから困る 2011/08/18(木) 18:51:48.12 ID:eyLxpar80
杏子「おい!まどか!少しはこいつの話を…」
まどか「五月蝿いです。貴女には関係ありません」
ほむら「そうよね、私が悪かったわ…」
まどか「悪かった?それがなんなんですか?」
まどか「私はさやかちゃんを返してと何度も言ってるはずです」
ほむら「ごめんなさい…それは出来ないわ…
まどか「もういいです。あなたなんかに頼んだ私が間違ってました」
まどか「QB、契約をしましょう?」
209: あんこちゃんの出番が無さ過ぎる 2011/08/18(木) 18:57:24.12 ID:eyLxpar80
ほむら「駄目!まどか!そいつと契約しちゃ…」
まどか「あなたが出来ないから私が契約をしなきゃいけないんですよ?」
QB「で、願い事はなんだい?」
まどか「さやかちゃんを普通の人間の体で生き返らせて」
QB「お安い御用さ、まどか」
さやか「う…うん?私は一体…」
213: >>200からルート変更 余計あんこちゃん出番無し 2011/08/18(木) 19:02:23.91 ID:eyLxpar80
まどか「さやかちゃん!もう大丈夫だよ!」
さやか「まどか?」
まどか「あの人に何かされて魔女になったんでしょ?」
さやか「あの人…暁美ほむらのこと?」
まどか「そうだけど?どうしたの?」
さやか「そのことなんだけどさ…まどか…」
さやか「マミさんを救えなかったのは私のせいなんだ…」
まどか「え?」
216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 19:08:03.83 ID:eyLxpar80
さやか「私があの時にマミさんに言ってほむらを拘束したんだ…」
さやか「だからあの時ほむらはマミさんが死んじゃうまで動けなかったんだ」
まどか「嘘でしょ?そんなの嘘だよね?嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘」
さやか「本当のことなんだ…他にもね…
………………
………
…
まどか「じゃあ私は今までほむらちゃんをずっと勘違いしてきたの?」
まどか「私はその勘違いだけでここまでほむらちゃんを攻撃してきたの?」
まどか「私は…私は…うわあああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!」
234: ところが最後にまた黒まどか 2011/08/18(木) 19:21:50.97 ID:eyLxpar80
まどか「あはは、魔法少女になったばかりなのにもうソウルジェムが真っ黒だよ」
まどか「どうしてだろうね?ほむらちゃん?」
まどか「ねぇほむらちゃん、魔女になる前に私のソウルジェムを撃ってよ」
まどか「あなたも私が大切なんでしょ?大切な友達を失う悲しみを味わってよ」
まどか「でないと私、魔女になっちゃうよ…」
ほむら「一体何を言ってるのまどか…?」
まどか「ほら、ほむらちゃん。どうしたの?本当に魔女になっちゃうよ?」
ほむら「うあ…あああ…うわああああああああああああああああああああああッ!!!」
パン パキィン
まどか「あはは、ハハ…」バタッ
241: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 19:29:16.20 ID:eyLxpar80
さやか「あれからほむらは学校には来なくなった」
さやか「まどかも勿論もう居ない」
さやか「仁美は恭介に夢中だし」
さやか「あれから杏子もQBも姿が見えない」
さやか「結局私は独りぼっちかぁ…」
さやか「そういえば今日はほむらが転校してきてから1ヶ月か…」
さやか「ほむらは家にいるのかな?」
251: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 19:34:23.14 ID:eyLxpar80
ピンポーン
さやか「いるんだかどうだか知らないけど来てみました」
ほむら「…誰かしら?」
さやか「さやかちゃんですよ」
ほむら「帰ってくれない?私は貴女と顔を合わせたくないの」
さやか「あなたが嫌でも私は会いたいんだから入れなさい」
ほむら「…いいわ、入りなさい」
256: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 19:44:50.75 ID:eyLxpar80
さやか「部屋の中にずいぶんとご乱心なさった後がありますな」
ほむら「別に今日で終わるから良いのよ」
さやか「終わるって何が?」
ほむら「私の能力は時間遡行。今日が終われば私は過去に戻りもう一度やり直す」
さやか「やっぱり私には理解できないよ。それ。まあでも頑張りなよ?」
ほむら「貴女に言われなくても頑張るわ」
さやか「そうですか。じゃあ、私は帰ろうかな…」
ほむら「待ちなさい、美樹さやか、もうすぐ大雨になるわ」
さやか「別に晴れてるじゃん?そんなこと…」
ザアアアアア ピカッ ゴロゴロ
ほむら「ね?」
さやか「はいはいしばらくここにいますよ」
260: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 19:51:59.56 ID:eyLxpar80
ほむら「あれがワルプルギスの夜。まどかを魔法少女にせずにあれを倒すのが私の目的」
さやか「そのまどかってのはいつのまどかなんだか…」
ほむら「さあね。もう数えるのもあきらめてしまったほど前の時間軸のまどかよ」
さやか「今回のようなことがあってもまどかを救うの?」
ほむら「あたりまえでしょ?あの子は私の無二の親友。たとえこの時間軸でこんなことがあってもあきらめない」
さやか「まどかは私の嫁なんだからしっかり助けてよね?」
ほむら「ふふ…わかってるわ。でもまどかを私の嫁にしてもいいんじゃない?」
さやか「じゃあさやかちゃんは一体誰を嫁にすればいいのだー!」
ほむら「上条君がいるじゃない」
さやか「ぶほっ」
263: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 19:57:44.82 ID:eyLxpar80
さやか「はいはい次の時間軸では応援してくださいね」
ほむら「私がまどかを嫁にしたら手伝ってあげるわ」
さやか「女の子同士でなんていやらしいっ」
ほむら「ちょっと!貴女が言ったんでしょ!!」
さやか「あはは…でも何度もこの1ヶ月をやってるなら一度くらいえっちなことしたりしてるんでしょ?」
ほむら「!」ビクッ
さやか「やっぱり転校生ってさ、気持ち悪いかも…?」
ほむら「う、うるさい!…じゃあね、さやか」
ガチッ
終わり
274: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 20:09:01.59 ID:eyLxpar80
結局ほむほむ苛めるつもりが強靭なメンタルを築いてた
もうどうしようもないわ俺…
でも俺にはほむらちゃんを苛めるだけで心が砕けそうだったんだ許してくれ
あと言っておく
まどかちゃんもさやかちゃんもマミさんもほむらちゃんも杏子ちゃんもみんな可愛い
誰が上で誰が下だとかはないんだよ!みんなが可愛くてみんなが幸せならいいんだ!
喧嘩するなよ?おまえら
後日談は無いよ?
ほむらは遡行しちゃったしさやかはただの人間だから全滅じゃないかな?
279: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 20:21:03.63 ID:ZaRTz5BZ0
おつほむ
書いてくれただけでも嬉しいよ、ありがとう
さやか「転校生ってさ、気持ち悪くない……?」