1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/13(水) 08:47:14.77 ID:bM0f88T70
ほむら「CDを入れてと・・・」
ほむら「取り出して・・・」
ほむら「この作業、結構面倒ね・・・」
ソレデハモンスターノサイセイヲオコナイマス
ほむら「ついに始まるのね・・・」ワクワク
ほむら「どうせならかわいいモンスターが・・・」
スエゾー!
ほむら「!?」
オモシロソウナモンスターデスネ
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/13(水) 08:50:54.58 ID:bM0f88T70
ほむら「一つ目のモンスター・・・!?」
ほむら「か、かわいくない・・・!?」
杏子「よぉー遊びに来たぞー」ガチャ
杏子「ん?おっ、モンスターファームじゃねぇか!なつかしいな!」
杏子「・・・って?」
コノモンスターヲツレテカエリマスカ?
ほむら「NOよ!NOよ!NOよ!!!」
杏子「って、おい!?何やってんだよ!?」ガシッ・・・!
ほむら「・・・!佐倉杏子・・・!!」
ガチャン!
ほむら「あっ、YESに決定してしまった・・・」
ジャアコノコニニックネームヲツケテアゲナイトネ!
ほむら「・・・・・・」
杏子「せっかく生まれきたモンスターを名前も付けずに消しちまおうだなんて何考えてんだよ!?」
杏子「気に入らなかったら、また違うモンスターを再生しようとする・・・」
杏子「そんなのアタシが許さねぇぞ!」
ほむら「・・・じゃあ」
クケケ!
ほむら「この一つ目に「まどか」というニックネームを付けろというの・・・!?」
杏子「いや、「まどか」で全然大丈夫だろ」
杏子「愛情を持って付けたニックネームならさ」
ほむら「・・・愛情」
ケーケッケッ!!
ほむら「!?」
ほむら「今、この一つ目、私を見て笑ったわ!!」
ほむら「舌を出してバカにしたわ!!!」
杏子「落ちつけバカ!仕様だ!!」
クケケ!
ほむら「こんな醜いモンスターに愛情なんて感情湧かないわ・・・」
杏子「醜いってヒデぇなぁ・・・スエゾーは結構人気あるモンスターなんだぞー」
ほむら「信じないわ」
杏子「頭がかてぇ奴だ・・・しょうがねぇなぁ・・・」
杏子「とりあえず何でも良いからニックネーム付けてやれよ」
ほむら「この化物に「まどか」と名づけるぐらいなら私は過去に帰る!!」
杏子「いや、「まどか」じゃなくて良いから!「あ」とかで良いから!」
杏子「とりあえずすぐに消すのは可哀想だろ?だからせめて冬眠させてやれよ」
杏子「その後に、アンタはまたモンスター再生をやり直せば良いからさ」
ほむら「・・・そういうことなら理解は出来るわ」
杏子「そりゃどうも」
ア、ッテイウンダネ?
ほむら「YESよ、コルト・・・」カチッ
杏子「コイツ、ホントに「あ」にしやがったよ・・・」
ほむら「それで冬眠をさせれば良いのでしょう?」
杏子「あー、そのことなんだけどさ」
杏子「ちょっと考えが変わっちまってなぁ」
ほむら「・・・?」
クケケ!
杏子「スエゾーも工場の中で氷漬けにされて・・・」
杏子「一人ぼっちになるのは寂しいと思うんだ」
杏子「だからモンスター市場で引き取ってもらおう」
ほむら「モンスター市場?」
杏子「画面の一番上。マーケットのことだよ」
杏子「もしかして行ったこと無いのか?」
ほむら「え、ええ・・・」
杏子「おいおい、初プレイならちゃんと覗いておくもんだろー」
杏子「横着すんなよな・・・貸せよ」グイッ・・・
ほむら「あっ・・・何をするの・・・!?」
杏子「マーケットを選択と・・・」カチッ
ハジメマシテ!ウィオラッテイイマス!
ほむら「!?と、巴マミ・・・!?」
杏子「ちげぇよ。金髪なだけじゃねぇか」
杏子「モンスター買い取りを選んで・・・」カチッ
コノコハイクセイガフジュウブンナノデ、0ゴールドデヒキトルコトニナッテシマイマスガ・・・
杏子「YESだ」カチッ
杏子「命に値段なんて付けられないからな」
杏子「それは人も・・・モンスターも同じだ・・・」
バイバイ・・・!ア・・・!
杏子「元気でな・・・「あ」・・・!」グスッ・・・
ほむら「・・・・・・」
ほむら「これが・・・モンスターを想う・・・愛情・・・」ゴクリッ
杏子「そんでよ、今のは市場で出来ることの一部だったわけだが」
ほむら「えっ・・・?手持ちのモンスターもいないのに他に何かすること出来るの・・・?」
杏子「マーケットってぐらいだからな。モンスターを貰うことも出来るんだ」
杏子「もちろん命に値段は付けられないから全部無料だ」カチッ
ほむら「マーケットなのに・・・」
ほむら「・・・!?」
ドウゾ、モンスターヲオエラビクダサイ・・・
モッチー!ハム!
ほむら「佐倉杏子!!この子達かわいいわ!!」ホムホム!
杏子「あん?」
杏子「あぁ、モッチーとハムか。まぁ、女は好きそうだよな」
杏子「アタシはライガーやアローヘッドの方が好きだけど」
ほむら「このピンクのモンスター・・・まどかに似ているわ・・・」ホムホム
杏子「それ色だけだろ・・・」
杏子「まぁ、モッチーは無難かもな」
杏子「能力は全体的に上がりやすいし性格も良い」
杏子「欠点は技がそんなに強く無いぐらいだな」
ほむら「佐倉杏子!私、この子を育てるわ!!」
杏子「はいはい。んじゃ、モッチーで決定すんぞ」カチッ
モッチー!
ほむら「あ、あぁ・・・」
ほむら「モッチー・・・とってもかわいいわ・・・」
ほむら「丸々太った、まどかみたい・・・」
杏子「それ、まどかの前で言うなよ。絶対に嫌われるから」
コノコニ、ニックネームヲツケテアゲヨウヨ!
杏子「・・・「まどか」で良いのか?」
ほむら「いえ・・・」
ほむら「「まどっちー」がいいわ・・・!」
杏子「はいはい」カチカチッ
モッチー!
ほむら「とっても、かわいいわ・・・」
ほむら「これがモンスターを想う愛情なのね・・・」
杏子「モンスターへのっていうか、まどかへのっていうか・・・」
杏子「(まぁ、コイツが気に入ってるなら良いか・・・)」
杏子「そんじゃあ、コイツで決定で良いな?ファームに連れていくぞ?」
ほむら「ファーム・・・?」
杏子「おう、トレーニングしてコイツを立派なモンスターに育ててやろうぜ!」
ほむら「ダメよ!この子は私が守るって決めたのよ!」
ほむら「危険なことはさせられないわ!!」
杏子「お前、何でこのゲーム買ったんだ?」
チー!
ほむら「佐倉杏子・・・貴女は「まどっちー」が傷つくのをただ黙って見ていられると言うの・・・!?」
ほむら「それに耐えられるの・・・!?」
杏子「いや、黙ってやられてるのを見るのは気分がワリぃさ」
杏子「でもよ?モッチーだって立派なモンスターなんだ」
杏子「お前の為に強く成長したい!そう思ってるかもしれないだろ?」
ほむら「・・・!?」
杏子「お前はその期待に・・・」
キューン!
ほむら「今、キューン!って鳴いたわ!とってもかわいいわ!!」
杏子「聞けよ」
杏子「チッ・・・ここままじゃラチがあかねぇーな・・・」
杏子「おい?一回セーブすんぞ?」
ほむら「ええ・・・私のメモリカード内に「まどっち」がいるならそれで・・・」
杏子「はいはい」カチッ
杏子「・・・よし、セーブ完了だ」
杏子「そんじゃ、アタシのメモリカードを挿して・・・」カチッ
ほむら「・・・?」
杏子「データをロードと・・・」カチッ
ほむら「何をしているの・・・?」
杏子「ああ、まぁ見てろって」
ナウローディング・・・
ほむら「ロード画面で跳ねてる「まどっちー」かわいい・・・」
杏子「ああ、うん。これはかわいいな」
杏子「・・・そろそろ、読み込みが・・・」
杏子「おっ、読み込み終わった!」
ほむら「・・・・・・」
ほむら「・・・!?」
ミント!
杏子「元気してたかー、さやか?今日も頑張ろうぜ!」
ウフフッ
ほむら「な・・・な・・・!?」
ほむら「お、女の子・・・!?」
杏子「かわいいだろー?さやかって言うんだぜ!」
バサバサッ・・・
ほむら「は、羽が生えているけど・・・」
ほむら「こ、この子もモンスターなの・・・?」
杏子「あぁ、そうだぞ!」
ほむら「・・・!?」ガーン!
杏子「ピクシー種のミントって名前のモンスターなんだ!」
杏子「髪の毛が青くてかわいいだろー!」
ほむら「(青い髪・・・美樹さやかを思い出す・・・)」
ほむら「(なのに・・・)」
ほむら「か・・・」
ほむら「かわいいわ・・・!!!」ホムホムホム!
杏子「さーてと、Sランク公式戦の前でセーブしてたんだっけかな」
杏子「おい、ちゃんと見てろよ?今から、お前にモンスターファームの醍醐味であるバトルの講義を・・・」
ほむら「さ、佐倉杏子!!!」ホムッ!
杏子「!?な、なんだよ・・・!?そんな近寄んじゃねぇ!」
ほむら「ピンク髪の・・・」
ほむら「ピンク髪のピクシー種は存在するの!?」
杏子「えっ?ピンク髪?」
杏子「あー純正ピクシーだったら髪の毛はピンクかな」
杏子「それよりも今から、アンタにさやかの強さを・・・」
ほむら「私、純正ピクシーが欲しいわっ!!!」ホムッ!
杏子「・・・・・・」
杏子「はぁ?」
杏子「さっき、モッチーを手に入れてご満悦だったじゃねぇかよ?」
ほむら「「まどっちー」・・・確かに彼女も可愛いわ」
杏子「(アイツ、メスなのか?)」
ほむら「でも、まどかに似ていないの!」
ほむら「色だけなの!!」
ほむら「しかも、ぽっちゃりなの!!!」
ほむら「あの子をまどか扱いするのは失礼だわ!」
杏子「アンタが最初に言いだしたんだよ、アンタがさ」
ほむら「「まどっちー」は市場で引き取ってもらうわ・・・」
杏子「おいおい、マジかよ・・・」
ほむら「だから、佐倉杏子!!」
ほむら「私に・・・ピクシーの入手方法を教えて欲しいのっ・・・!」
杏子「いや、せっかくニックネームも付けたんだし、まずは・・・」
ほむら「どうして、わかってくれないの!?」ガシッ・・・!
杏子「・・・おぉう!?」
ほむら「私はこんなにもピクシー種のことを想っているのに・・・!!」
ほむら「まどかぁ・・・!!!」
杏子「アタシに向かって、まどか言われても」
杏子「・・・しゃーねぇな・・・そんじゃあ、バトル見せるのはまた今度でいいよ」
ほむら「・・・!そ、それじゃあ・・・!?」
杏子「ブリーダー名「ほむほむ」のデータをロードと・・・」カチッ
杏子「おい、本当にモッチー引き取って貰っていいのか?」
コノコハイクセイガフジュウブンナノデ、0ゴールドデ・・・
ほむら「・・・構わないわ、私が選んだ未来だもの・・・」
杏子「・・・わかったよ」カチッ
サヨナラ、マドッチー・・・!
ほむ&あん「・・・・・・」
ほむら「今まで、ありがとう・・・」グスッ・・・
杏子「幸せにな・・・」グスッ・・・
ほむら「それで佐倉杏子、ピクシー種だけれど・・・」
杏子「切り替えはえーな、おい」
ほむら「彼女も、もしかしてマーケットで手に入ったりするのかしら?」
杏子「あーピクシー種はマーケットにはいないわ」
ほむら「・・・!?じゃ、じゃあどうすれば・・・!?」
杏子「はん、そんなの決まってんじゃねぇか」
杏子「ピクシー種が出るまで地道にCD再生だ!」
ほむら「ど、どのCDで出るのかしら・・・!?」
杏子「知るか!」
ほむら「CDをセット・・・」
ほむら「取り替え・・・」
ソレデハモンスターノサイセイヲオコナイマス
ほむら「・・・・・・」ドキドキ・・・
杏子「・・・・・・」
杏子「(ピクシー種ってCD再生じゃ、滅多に出て来ないんだよなぁ)」
杏子「(まぁ、サブピクシーなら、まだ・・・)」
ラベンダーキール!
ほむら「!?」
杏子「おっ・・・?」
杏子「ラベンダーキールじゃねぇか!」
杏子「CD再生でコイツが出てくるなんて結構ラッキーだぞ!」
ほむら「・・・・・・」
ウフフッ
杏子「ラベンダーキール自体はナーガとの混血だから能力値の伸びは良くねぇけど・・・」
杏子「それでも、ピクシー種には変わりねぇ!」
杏子「いやーアンタ運が良いぜ・・・って、おい?黙っちゃってどうしたんだ?」
ほむら「・・・・・・」
ウンッ
ほむら「ま・・・」
杏子「ま?」
ほむら「魔女化してる・・・!?」ガーン
杏子「・・・はっ?」
杏子「お、おい・・・アンタ、何を言って・・・?」
ほむら「佐倉杏子のピクシー種は肌色だったのに!!」
ほむら「このピクシー種は全身が紫色よ!!!」
杏子「いや、ラベンダーキールはそういった仕様のピクシー種なんだよ・・・」
ほむら「魔女化してるわ!!!」
杏子「ちょ、ちょっと落ち着け・・・!目が血走ってんぞ!」
ほむら「ま、まさか・・・」
ほむら「この世界にもソウルジェムが・・・!?」ガーン
杏子「いや、だからな?」
ほむら「ま、まさか・・・!?」ガサゴソ・・・
ほむら「あ、あったわ・・・」
ほむら「・・・・・・」
ほむら「・・・!?」
杏子「ん?あぁ、説明書か・・・」
杏子「・・・って、また黙ったりしてどうしたんだよ?」
杏子「つーか、なに指をさして・・・」
ほむら「や、やっぱり・・・」
ほむら「インキュベーター・・・!!」
杏子「・・・・・・」
杏子「・・・はぁ?」
ほむら「この白い身体、愛くるしい瞳・・・!」
杏子「あぁ、そのモンスターはおもちゃのかんづめを手に入れないと入手できないモンスターでな・・・」
ほむら「インキュベーター・・・!」
杏子「・・・!?落ちつけ!そいつの名前はダックンだ!!」
ほむら「インキュベーター!!!」
杏子「よく見ろ!!白いとこしか共通点がねぇじゃねぇか!!!」
ほむら「インキュベーター!!!うわあああああ!!!」ガシャーン!!!
杏子「おわっ!?プレステを床に叩きつけんじゃねぇよ!!」
杏子「つーか、アタシのメモリカードが!?」
ほむら「もう・・・誰も信じない・・・!!」
杏子「・・・・・・」
杏子「もうこれ以上は・・・」
杏子「アタシでも一緒にいてやれないわ・・・」
杏子「帰ろう・・・」
~~~~~~~~
マミ「プレステとモンスターファーム2を買ったわ」
マミ「でも、一人用なのに対戦モードがあるわね?」
マミ「バグかしら?」
おしまい
元スレ
ほむら「一つ目のモンスター・・・!?」
ほむら「か、かわいくない・・・!?」
杏子「よぉー遊びに来たぞー」ガチャ
杏子「ん?おっ、モンスターファームじゃねぇか!なつかしいな!」
杏子「・・・って?」
コノモンスターヲツレテカエリマスカ?
ほむら「NOよ!NOよ!NOよ!!!」
杏子「って、おい!?何やってんだよ!?」ガシッ・・・!
ほむら「・・・!佐倉杏子・・・!!」
ガチャン!
ほむら「あっ、YESに決定してしまった・・・」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/13(水) 08:54:49.87 ID:bM0f88T70
ジャアコノコニニックネームヲツケテアゲナイトネ!
ほむら「・・・・・・」
杏子「せっかく生まれきたモンスターを名前も付けずに消しちまおうだなんて何考えてんだよ!?」
杏子「気に入らなかったら、また違うモンスターを再生しようとする・・・」
杏子「そんなのアタシが許さねぇぞ!」
ほむら「・・・じゃあ」
クケケ!
ほむら「この一つ目に「まどか」というニックネームを付けろというの・・・!?」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/13(水) 08:57:27.55 ID:bM0f88T70
杏子「いや、「まどか」で全然大丈夫だろ」
杏子「愛情を持って付けたニックネームならさ」
ほむら「・・・愛情」
ケーケッケッ!!
ほむら「!?」
ほむら「今、この一つ目、私を見て笑ったわ!!」
ほむら「舌を出してバカにしたわ!!!」
杏子「落ちつけバカ!仕様だ!!」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/13(水) 09:03:12.34 ID:bM0f88T70
クケケ!
ほむら「こんな醜いモンスターに愛情なんて感情湧かないわ・・・」
杏子「醜いってヒデぇなぁ・・・スエゾーは結構人気あるモンスターなんだぞー」
ほむら「信じないわ」
杏子「頭がかてぇ奴だ・・・しょうがねぇなぁ・・・」
杏子「とりあえず何でも良いからニックネーム付けてやれよ」
ほむら「この化物に「まどか」と名づけるぐらいなら私は過去に帰る!!」
杏子「いや、「まどか」じゃなくて良いから!「あ」とかで良いから!」
杏子「とりあえずすぐに消すのは可哀想だろ?だからせめて冬眠させてやれよ」
杏子「その後に、アンタはまたモンスター再生をやり直せば良いからさ」
ほむら「・・・そういうことなら理解は出来るわ」
杏子「そりゃどうも」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/13(水) 09:07:21.55 ID:bM0f88T70
ア、ッテイウンダネ?
ほむら「YESよ、コルト・・・」カチッ
杏子「コイツ、ホントに「あ」にしやがったよ・・・」
ほむら「それで冬眠をさせれば良いのでしょう?」
杏子「あー、そのことなんだけどさ」
杏子「ちょっと考えが変わっちまってなぁ」
ほむら「・・・?」
クケケ!
杏子「スエゾーも工場の中で氷漬けにされて・・・」
杏子「一人ぼっちになるのは寂しいと思うんだ」
杏子「だからモンスター市場で引き取ってもらおう」
ほむら「モンスター市場?」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/13(水) 09:11:18.09 ID:bM0f88T70
杏子「画面の一番上。マーケットのことだよ」
杏子「もしかして行ったこと無いのか?」
ほむら「え、ええ・・・」
杏子「おいおい、初プレイならちゃんと覗いておくもんだろー」
杏子「横着すんなよな・・・貸せよ」グイッ・・・
ほむら「あっ・・・何をするの・・・!?」
杏子「マーケットを選択と・・・」カチッ
ハジメマシテ!ウィオラッテイイマス!
ほむら「!?と、巴マミ・・・!?」
杏子「ちげぇよ。金髪なだけじゃねぇか」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/13(水) 09:15:46.57 ID:bM0f88T70
杏子「モンスター買い取りを選んで・・・」カチッ
コノコハイクセイガフジュウブンナノデ、0ゴールドデヒキトルコトニナッテシマイマスガ・・・
杏子「YESだ」カチッ
杏子「命に値段なんて付けられないからな」
杏子「それは人も・・・モンスターも同じだ・・・」
バイバイ・・・!ア・・・!
杏子「元気でな・・・「あ」・・・!」グスッ・・・
ほむら「・・・・・・」
ほむら「これが・・・モンスターを想う・・・愛情・・・」ゴクリッ
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/13(水) 09:20:32.39 ID:bM0f88T70
杏子「そんでよ、今のは市場で出来ることの一部だったわけだが」
ほむら「えっ・・・?手持ちのモンスターもいないのに他に何かすること出来るの・・・?」
杏子「マーケットってぐらいだからな。モンスターを貰うことも出来るんだ」
杏子「もちろん命に値段は付けられないから全部無料だ」カチッ
ほむら「マーケットなのに・・・」
ほむら「・・・!?」
ドウゾ、モンスターヲオエラビクダサイ・・・
モッチー!ハム!
ほむら「佐倉杏子!!この子達かわいいわ!!」ホムホム!
杏子「あん?」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/13(水) 09:24:41.98 ID:bM0f88T70
杏子「あぁ、モッチーとハムか。まぁ、女は好きそうだよな」
杏子「アタシはライガーやアローヘッドの方が好きだけど」
ほむら「このピンクのモンスター・・・まどかに似ているわ・・・」ホムホム
杏子「それ色だけだろ・・・」
杏子「まぁ、モッチーは無難かもな」
杏子「能力は全体的に上がりやすいし性格も良い」
杏子「欠点は技がそんなに強く無いぐらいだな」
ほむら「佐倉杏子!私、この子を育てるわ!!」
杏子「はいはい。んじゃ、モッチーで決定すんぞ」カチッ
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/13(水) 09:28:20.90 ID:bM0f88T70
モッチー!
ほむら「あ、あぁ・・・」
ほむら「モッチー・・・とってもかわいいわ・・・」
ほむら「丸々太った、まどかみたい・・・」
杏子「それ、まどかの前で言うなよ。絶対に嫌われるから」
コノコニ、ニックネームヲツケテアゲヨウヨ!
杏子「・・・「まどか」で良いのか?」
ほむら「いえ・・・」
ほむら「「まどっちー」がいいわ・・・!」
杏子「はいはい」カチカチッ
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/13(水) 09:33:17.43 ID:bM0f88T70
モッチー!
ほむら「とっても、かわいいわ・・・」
ほむら「これがモンスターを想う愛情なのね・・・」
杏子「モンスターへのっていうか、まどかへのっていうか・・・」
杏子「(まぁ、コイツが気に入ってるなら良いか・・・)」
杏子「そんじゃあ、コイツで決定で良いな?ファームに連れていくぞ?」
ほむら「ファーム・・・?」
杏子「おう、トレーニングしてコイツを立派なモンスターに育ててやろうぜ!」
ほむら「ダメよ!この子は私が守るって決めたのよ!」
ほむら「危険なことはさせられないわ!!」
杏子「お前、何でこのゲーム買ったんだ?」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/13(水) 09:38:18.83 ID:bM0f88T70
チー!
ほむら「佐倉杏子・・・貴女は「まどっちー」が傷つくのをただ黙って見ていられると言うの・・・!?」
ほむら「それに耐えられるの・・・!?」
杏子「いや、黙ってやられてるのを見るのは気分がワリぃさ」
杏子「でもよ?モッチーだって立派なモンスターなんだ」
杏子「お前の為に強く成長したい!そう思ってるかもしれないだろ?」
ほむら「・・・!?」
杏子「お前はその期待に・・・」
キューン!
ほむら「今、キューン!って鳴いたわ!とってもかわいいわ!!」
杏子「聞けよ」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/13(水) 09:42:03.08 ID:bM0f88T70
杏子「チッ・・・ここままじゃラチがあかねぇーな・・・」
杏子「おい?一回セーブすんぞ?」
ほむら「ええ・・・私のメモリカード内に「まどっち」がいるならそれで・・・」
杏子「はいはい」カチッ
杏子「・・・よし、セーブ完了だ」
杏子「そんじゃ、アタシのメモリカードを挿して・・・」カチッ
ほむら「・・・?」
杏子「データをロードと・・・」カチッ
ほむら「何をしているの・・・?」
杏子「ああ、まぁ見てろって」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/13(水) 09:45:50.82 ID:bM0f88T70
ナウローディング・・・
ほむら「ロード画面で跳ねてる「まどっちー」かわいい・・・」
杏子「ああ、うん。これはかわいいな」
杏子「・・・そろそろ、読み込みが・・・」
杏子「おっ、読み込み終わった!」
ほむら「・・・・・・」
ほむら「・・・!?」
ミント!
杏子「元気してたかー、さやか?今日も頑張ろうぜ!」
ウフフッ
ほむら「な・・・な・・・!?」
ほむら「お、女の子・・・!?」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/13(水) 09:50:43.87 ID:bM0f88T70
杏子「かわいいだろー?さやかって言うんだぜ!」
バサバサッ・・・
ほむら「は、羽が生えているけど・・・」
ほむら「こ、この子もモンスターなの・・・?」
杏子「あぁ、そうだぞ!」
ほむら「・・・!?」ガーン!
杏子「ピクシー種のミントって名前のモンスターなんだ!」
杏子「髪の毛が青くてかわいいだろー!」
ほむら「(青い髪・・・美樹さやかを思い出す・・・)」
ほむら「(なのに・・・)」
ほむら「か・・・」
ほむら「かわいいわ・・・!!!」ホムホムホム!
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/13(水) 09:55:48.51 ID:bM0f88T70
杏子「さーてと、Sランク公式戦の前でセーブしてたんだっけかな」
杏子「おい、ちゃんと見てろよ?今から、お前にモンスターファームの醍醐味であるバトルの講義を・・・」
ほむら「さ、佐倉杏子!!!」ホムッ!
杏子「!?な、なんだよ・・・!?そんな近寄んじゃねぇ!」
ほむら「ピンク髪の・・・」
ほむら「ピンク髪のピクシー種は存在するの!?」
杏子「えっ?ピンク髪?」
杏子「あー純正ピクシーだったら髪の毛はピンクかな」
杏子「それよりも今から、アンタにさやかの強さを・・・」
ほむら「私、純正ピクシーが欲しいわっ!!!」ホムッ!
杏子「・・・・・・」
杏子「はぁ?」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/13(水) 09:59:51.15 ID:bM0f88T70
杏子「さっき、モッチーを手に入れてご満悦だったじゃねぇかよ?」
ほむら「「まどっちー」・・・確かに彼女も可愛いわ」
杏子「(アイツ、メスなのか?)」
ほむら「でも、まどかに似ていないの!」
ほむら「色だけなの!!」
ほむら「しかも、ぽっちゃりなの!!!」
ほむら「あの子をまどか扱いするのは失礼だわ!」
杏子「アンタが最初に言いだしたんだよ、アンタがさ」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/13(水) 10:04:44.33 ID:bM0f88T70
ほむら「「まどっちー」は市場で引き取ってもらうわ・・・」
杏子「おいおい、マジかよ・・・」
ほむら「だから、佐倉杏子!!」
ほむら「私に・・・ピクシーの入手方法を教えて欲しいのっ・・・!」
杏子「いや、せっかくニックネームも付けたんだし、まずは・・・」
ほむら「どうして、わかってくれないの!?」ガシッ・・・!
杏子「・・・おぉう!?」
ほむら「私はこんなにもピクシー種のことを想っているのに・・・!!」
ほむら「まどかぁ・・・!!!」
杏子「アタシに向かって、まどか言われても」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/13(水) 10:10:08.81 ID:bM0f88T70
杏子「・・・しゃーねぇな・・・そんじゃあ、バトル見せるのはまた今度でいいよ」
ほむら「・・・!そ、それじゃあ・・・!?」
杏子「ブリーダー名「ほむほむ」のデータをロードと・・・」カチッ
杏子「おい、本当にモッチー引き取って貰っていいのか?」
コノコハイクセイガフジュウブンナノデ、0ゴールドデ・・・
ほむら「・・・構わないわ、私が選んだ未来だもの・・・」
杏子「・・・わかったよ」カチッ
サヨナラ、マドッチー・・・!
ほむ&あん「・・・・・・」
ほむら「今まで、ありがとう・・・」グスッ・・・
杏子「幸せにな・・・」グスッ・・・
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/13(水) 10:13:53.20 ID:bM0f88T70
ほむら「それで佐倉杏子、ピクシー種だけれど・・・」
杏子「切り替えはえーな、おい」
ほむら「彼女も、もしかしてマーケットで手に入ったりするのかしら?」
杏子「あーピクシー種はマーケットにはいないわ」
ほむら「・・・!?じゃ、じゃあどうすれば・・・!?」
杏子「はん、そんなの決まってんじゃねぇか」
杏子「ピクシー種が出るまで地道にCD再生だ!」
ほむら「ど、どのCDで出るのかしら・・・!?」
杏子「知るか!」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/13(水) 10:18:18.27 ID:bM0f88T70
ほむら「CDをセット・・・」
ほむら「取り替え・・・」
ソレデハモンスターノサイセイヲオコナイマス
ほむら「・・・・・・」ドキドキ・・・
杏子「・・・・・・」
杏子「(ピクシー種ってCD再生じゃ、滅多に出て来ないんだよなぁ)」
杏子「(まぁ、サブピクシーなら、まだ・・・)」
ラベンダーキール!
ほむら「!?」
杏子「おっ・・・?」
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/13(水) 10:23:07.41 ID:bM0f88T70
杏子「ラベンダーキールじゃねぇか!」
杏子「CD再生でコイツが出てくるなんて結構ラッキーだぞ!」
ほむら「・・・・・・」
ウフフッ
杏子「ラベンダーキール自体はナーガとの混血だから能力値の伸びは良くねぇけど・・・」
杏子「それでも、ピクシー種には変わりねぇ!」
杏子「いやーアンタ運が良いぜ・・・って、おい?黙っちゃってどうしたんだ?」
ほむら「・・・・・・」
ウンッ
ほむら「ま・・・」
杏子「ま?」
ほむら「魔女化してる・・・!?」ガーン
杏子「・・・はっ?」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/13(水) 10:27:09.63 ID:bM0f88T70
杏子「お、おい・・・アンタ、何を言って・・・?」
ほむら「佐倉杏子のピクシー種は肌色だったのに!!」
ほむら「このピクシー種は全身が紫色よ!!!」
杏子「いや、ラベンダーキールはそういった仕様のピクシー種なんだよ・・・」
ほむら「魔女化してるわ!!!」
杏子「ちょ、ちょっと落ち着け・・・!目が血走ってんぞ!」
ほむら「ま、まさか・・・」
ほむら「この世界にもソウルジェムが・・・!?」ガーン
杏子「いや、だからな?」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/13(水) 10:30:51.32 ID:bM0f88T70
ほむら「ま、まさか・・・!?」ガサゴソ・・・
ほむら「あ、あったわ・・・」
ほむら「・・・・・・」
ほむら「・・・!?」
杏子「ん?あぁ、説明書か・・・」
杏子「・・・って、また黙ったりしてどうしたんだよ?」
杏子「つーか、なに指をさして・・・」
ほむら「や、やっぱり・・・」
ほむら「インキュベーター・・・!!」
杏子「・・・・・・」
杏子「・・・はぁ?」
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/13(水) 10:36:18.44 ID:bM0f88T70
ほむら「この白い身体、愛くるしい瞳・・・!」
杏子「あぁ、そのモンスターはおもちゃのかんづめを手に入れないと入手できないモンスターでな・・・」
ほむら「インキュベーター・・・!」
杏子「・・・!?落ちつけ!そいつの名前はダックンだ!!」
ほむら「インキュベーター!!!」
杏子「よく見ろ!!白いとこしか共通点がねぇじゃねぇか!!!」
ほむら「インキュベーター!!!うわあああああ!!!」ガシャーン!!!
杏子「おわっ!?プレステを床に叩きつけんじゃねぇよ!!」
杏子「つーか、アタシのメモリカードが!?」
ほむら「もう・・・誰も信じない・・・!!」
杏子「・・・・・・」
杏子「もうこれ以上は・・・」
杏子「アタシでも一緒にいてやれないわ・・・」
杏子「帰ろう・・・」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/04/13(水) 10:38:04.73 ID:bM0f88T70
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マミ「プレステとモンスターファーム2を買ったわ」
マミ「でも、一人用なのに対戦モードがあるわね?」
マミ「バグかしら?」
おしまい
ほむら「モンスターファーム2を買ったわ・・・」