1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 08:33:04.04 ID:kZyGLfM80

ほむら「あっ…す、すみません」サッ

まどか「ティヒヒ、ほむらちゃんはどうしようもない屑だねぇ」

ほむら「は、はい。生まれてきてごめんなさい…」

まどか「ほら、メガネ見つけてあげたんだからお礼の一つくらいよこしてよ」

ほむら「わ、わかりました。ジュースでも買ってきます」

まどか「ジュースよりこっちが欲しいなぁ」サッ

ほむら「あ、私の財布」

まどか「何か文句ある?」

ほむら「ひっ…。い、いえ別に…」



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 09:29:45.25 ID:dYbPWD/Y0

まどか「ほら行くよ」ガシッ

ほむら「えっ、あ、あの……」

まどか「荷物持ちをしてもらうから、ついて来て」

ほむら「は、はい……」





9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 09:34:27.07 ID:dYbPWD/Y0


―――
――


まどか「てぃひひwww」ガシャコンガシャコン

ほむら「あ、あの、そんなにたくさん……」

まどか「はい」スッ

ほむら「あっ、あ、はい……」

まどか「たくさん買ったからお金なくなっちゃったよ」

ほむら(一本分しか減ってない……)





13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 09:37:54.93 ID:dYbPWD/Y0


まどか「ほら、荷物持ちくらいしてね」

ほむら「あ、は、はい……きゃっ!」ゴトゴトン

まどか「ええー……」

ほむら「す、すみません! 今拾いますね!」

まどか「いいよほむらちゃん鈍臭いから。 わたしが全部拾うよ」

ほむら「ご、ごめんなさい……」

まどか「全くもう……わたしじゃなかったら愛想尽かしてるところだよ?」

ほむら「ご、ごめんなさい……」グスッ





16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 09:40:22.60 ID:dYbPWD/Y0


まどか「はあー、こんなに沢山のジュース家に持って帰れないなー、はー困ったなー」

ほむら「え、えと……」

まどか「はー誰か荷物置き場を提供してくれないかなー」チラッ

ほむら「わ、私の……家なら……」

マミ「あら、鹿目さんに暁美さんじゃない」

まどか「あ、こんにちわ。マミさん」

ほむら「こ、こんにちわ」

マミ「どうしたの? その……大量のジュースは……」

ほむら「え、えと、その……」

まどか「ちょ、ちょっと喉が渇いて……てぃひひ」





63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 11:41:14.55 ID:dYbPWD/Y0


マミ「だからってそんなにたくさん……半分持ってあげるわ」

まどか「い、いいですよ!」

マミ「そんなこと言わないでよ。 たまには先輩らしいこともさせて欲しいわ」クスッ

まどか「え、あ、はい……」スッ

マミ「ふふ。はい、暁美さんも一本」

ほむら「は、はい」





64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 11:42:48.55 ID:dYbPWD/Y0


まどか「だ、ダメですよ! ほむらちゃん体弱いから、その……」

マミ「あら、大丈夫よ、ね?」

ほむら「は、はい! 頑張ります!」ギュッ

マミ「ジュース一本で大げさなんだから」クスクス

ほむら「え、あ、あう……///」

まどか「……そうだよ、大げさすぎるよ」ムスッ

ほむら「ご、ごめんなさい……」シュン

マミ「そういうところが、暁美さんらしいけどね」クスッ

ほむら「そ、そうですか……?」

まどか「……」ムー





66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 11:51:26.50 ID:dYbPWD/Y0


マミ「そうだ、もし良かったら家に来ない?」

マミ「おいしいケーキがあるんだけど」

ほむら「え、えと……」チラッ

まどか「はい! もちろん行きます!」

マミ「ふふ、決まりね。それじゃあ行きましょう、二人とも」

ほむら「い、いいんですか?」

マミ「ええ、もちろんよ」

ほむら「で、でも……私がいたら迷惑じゃ……」





68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 11:59:10.59 ID:dYbPWD/Y0


マミ「……ねえ、暁美さん」

マミ「あなたも私の大事な後輩なのよ?」

マミ「だから、もっとお互いのことをよく知って、もっと仲良くなりたいのだけど……」

ほむら「……」

マミ「……駄目かしら?」

ほむら「い、いえ! そんなことないです!」

マミ「よかった……その、迷惑だったらどうしようかと思って……」

ほむら「ぜ、全然迷惑じゃないですよ!」

マミ「ふふ、ありがとう」

ほむら「お、お礼を言うのはこちらですよ……」





69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 12:01:41.01 ID:dYbPWD/Y0



まどか「……マミさん、早く行きましょうよ」

マミ「そうね、そろそろ腕も痛くなってきたし……」

ほむら「あ、ご、ごめんなさい……」

マミ「もう……どうしてあなたが謝るのよ……」

ほむら「ご、ごめんなさ……じゃなくて……えと……」アワアワ

まどか「いつも謝ってばかりだよね、ほむらちゃん」

マミ「暁美さんらしいと言えば暁美さんらしいけどね……」ハァ

ほむら「ほむ……」シュン





70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 12:06:55.59 ID:dYbPWD/Y0


―――
――


マミ「どうぞ、召し上がれ」

まどか「わあ、すごいおいしそうですね!」

ほむら「いいんですか、本当に……?」

マミ「いいのよ、誘ったのはこっちだし」

まどか「マミさんの言う通りだよ、せっかく用意してくれたのに……」

ほむら「ご、ごめんなさい……」

マミ「うーん、そうやって謝られると、何だか私が悪いことしたみたい」

ほむら「え、えと……あ、ありがとうございます!」

マミ「ふふ、よく言えました」ナデナデ

ほむら「え、えへへ……///」

まどか「……」ムスッ




71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 12:15:39.99 ID:dYbPWD/Y0


ほむ、まど「「いただきまーす」」

ほむら(あ、苺が載ってる……)

ほむら(最後までとっておこっと♪)

まどか「……」ジー

ほむら「~♪」ホムホム

まどか「えいっ」プスッ

ほむら「ほむんっ!?」

まどか「ほむらちゃん果物苦手そうな顔してるから苺貰ってあげるね!」

ほむら「あ、あう……」

まどか「んー、おいしい!」モグモグ

ほむら「そ、そうですか……」





73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 12:28:11.30 ID:dYbPWD/Y0


マミ「あら、暁美さん苺食べれないの?」

ほむら「え、あ、いや、そういうわけじゃないんですけど、その……」

まどか「え、ほむらちゃん苺食べたかったのー? ごめんねー」ティヒヒ

ほむら「い、いえ……いいですよ……」シュン

マミ「……まったく」

マミ「ほら、暁美さん」

ほむら「え?」





78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 12:36:17.71 ID:dYbPWD/Y0


マミ「あーん」

まどか「……!」

ほむら「え、で、でも」

マミ「あーん」

ほむら「あ、あーん……はむっ」

マミ「どう?」

ほむら「……お、おいしいです!」

マミ「ふふ、良かった」ニコッ





81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 12:45:10.30 ID:dYbPWD/Y0


ほむら「で、でも……それじゃ巴さんのぶんが……」

マミ「気にしないの、私はあなたたちに食べて貰いたかったんだから」

ほむら「え、えと……ご……ありがとうございます……」

マミ「えらいえらい」ナデナデ

ほむら「え、えへへ……」

まどか「……」ムシャムシャ

まどか「けぷっ」





82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 12:53:04.82 ID:dYbPWD/Y0



―――
――


まどか「今日はありがとうございました」

ほむら「ケーキ、おいしかったです!」

マミ「ふふ、喜んでもらえて何よりだわ」

マミ「次はみんなも呼んで賑やかにやりましょうね」

まどか「でも、ほむらちゃんそういうの苦手そうだからな~」

ほむら「え、えと……」

マミ「大丈夫よ、あの子たちもそれくらいの分別は……あるわよ」

ほむら(何だろう今の間は)

まどか(さやかちゃんは呼ばないでおこう)




86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 13:22:33.10 ID:dYbPWD/Y0


―――
――


ほむら「……」

まどか「……」

ほむら「巴さん……いい人ですね」

まどか「うん、私の自慢の先輩だからね」

ほむら「ほんと……私なんかにはもったいないくらい……」

まどか「そうだね、ほむらちゃんにはあんないい人もったいないよ」

まどか「だから私みたいなふつーの人で我慢しないとね」

ほむら「我慢なんて、そんな……」

まどか「…….」





88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 13:28:22.26 ID:dYbPWD/Y0


ほむら「……鹿目さん、いつも私に話しかけてくれるし、いつも私のこと気にしてくれるから……」

まどか「き、気にしてなんかないよ!!///」

ほむら「あう……すみません……」シュン

まどか「え、あ、いや……ほむらちゃんが鈍臭いから、仕方なく……その……」

ほむら「……やっぱり、優しいですね。 鹿目さんは」クスッ

まどか「へ!? や、優しくなんかないよ! むしろ冷たいよ! 絶対零度だよ!」

ほむら「そんなことないです……少なくとも、私にはそう見えるから……」

まどか「え、あ、う……えっと……」





90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 13:32:34.08 ID:dYbPWD/Y0


ほむら「そ、それで……あの……」

まどか「な、何かな?」

ほむら「こ、これからも、友達で、いて欲しい、です」オズオズ

まどか「……ほ、ほむらちゃんみたいな子、友達と思ったことなんかないよ!」

ほむら「あ、そ……そうですよね……ごめん、なさい……」グスッ

まどか「……っ」





92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 13:35:38.41 ID:dYbPWD/Y0


まどか「だ、大体おかしいよ」

ほむら「え……?」

まどか「本当に友達なら、その、名前で呼び合うもんなんだよ!」

ほむら「そ、そうなんですか?」

まどか「そ、そうだよ!!」

ほむら「え、えと……その……」

まどか「も、もう、やっぱりほむらちゃんは何をやってもダメだね」





93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 13:38:43.04 ID:dYbPWD/Y0




ほむら「私、友達とかできたことなくて……だから……ごめんなさい……」

まどか「それに……敬語なんて絶対おかしいよ」

ほむら「そ、そうです……そう、かな?」

まどか「敬語は本当におかしいよ……」

ほむら「ご、ごめん……ね?」

まどか「あ、謝られても……」





95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 13:43:21.27 ID:dYbPWD/Y0


ほむら「わ、私これから頑張るから!」

まどか「う……ほ、ほむらちゃんがいくら頑張っても、友達なんかすぐには出来ないと思うなー」

ほむら「……」グスッ

まどか「……し、仕方ないから……わたしで練習すればいいよ!」

ほむら「……練習」

まどか「別に、本当に友達になるんじゃなくて、その、他の人に迷惑になったらいけないから……」

ほむら「鹿目さん……ううん」

ほむら「ありがとう、まどか」ニコッ

まどか「う、あ、いや……///」





100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 13:52:50.30 ID:dYbPWD/Y0

ほむら「……まどか」

まどか「は、はひっ!?」

ほむら「……」スー

まどか「……」ドキドキ

ほむら「……」ハー

まどか「……」ドキドキ

ほむら「わ、わた、私と……」

まどか「あ、う……」

ほむら「その……」

まどか「……」ドキドキ

ほむら「えと……///」

まどか「……っ」

ほむら「お、お友達に……」




102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 13:57:39.99 ID:dYbPWD/Y0


まどか「あーっっ!!!」

ほむら「わ、わわっ!?」ビクッ

まどか「よ、よ、用事を思い出した!! うん、ほむらちゃんなんかより大事な用事が!!」

ほむら「え、あ、その……」

まどか「だ、だから、つつつつづきはまた今度ね!!」

ほむら「え、えと……」

まどか「じゃ、じゃあまた明日ね!!」ダッ

ほむら「あ……」





103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 13:59:05.29 ID:dYbPWD/Y0


まどか「あ」クルッ

ほむら「?」

まどか「ほ、他の子で練習しちゃダメだよ! 迷惑だから!!」

ほむら「えと……う、うん……」

まどか「……っ///」ダッ

ほむら「行っちゃった……」

おわり



元スレ
ほむら「私のメガネしりませんか…?」まどか「頭に乗ってるよ」