1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 13:50:59.24 ID:oSUpeWYa0
ほむら「うn……え?」
まどか「ウェヒヒwww諦めるのはまだ早いよほむらちゃん。だってさ、魔法少女は夢と希望を
叶える存在なんだから」ガシッ
ほむら「え、ちょっ、まどか?あの、ちょっと力強いわ……?」
まどか「ウェヒヒwww安心してねほむらちゃん!離れ離れになってわたしのことを感じることができなくても、いつまでも、
ほむらちゃんはわたしが与えた快感を忘れられないようにしてあげるから……」スッ
ほむら「ひゃっ!?ま、まどかっ!?ちょっと手の動きが!肌を這う手の動きがどことなくいやらしいわ!」
まどか「ウェヒヒwww可愛いよほむらちゃん……さてと、始めよっか」
/パチッ\
ほむら「え?なっ、ちょっと!大宇宙の輝きが消えたのだけど!?いやっ、お願い止めて鹿目さんっ!ダメ、胸はやめっ……!」
まどか「鹿目さんだなんて他人行儀だなぁほむらちゃん……でも、そんなところも可愛いよ?」ハムッ
ほむら「いやあああああああああああああああああああああああああ!!」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 13:56:19.29 ID:oSUpeWYa0
恭介「課題曲は、アヴェ・マリア」
さやか「手間、かけさせちゃったね」
まどか「ごめんね、こんな結果になっちゃって」
さやか「ううん。これでいいんだよ……だってあたしは、もう一度、あいつの演奏が聞きたかっただけなんだから
それに仁美は恭介にはもったいないくらいの良い子だから……」
まどか「さやかちゃん……」
さやか「これで良かったんだよ」
まどか「……」スッ ストン
さやか「……」スッ ストン
まどか「どうして逃げるの?」
さやか「あんたにされたこと、あたし、忘れてないから」
まどか「ウェヒヒwww」
杏子「!?おいさやかは、さやかはどうした!?」
ほむら「はぁ……はぁ……」
マミ「逝ってしまったわ……円環の断りに導かれて……」
ほむら「……此処は……――やった!逃げ切った!」
ドンッ
ほむら「ひっ!?ご、ごめんなさい……!!」
杏子「ちくしょうあいつ、惚れた男の為だから消えちまいやがって……やっと友達になれたのにさ……」
ほむら「良かった……私に怒ったんじゃなかったのね……」
杏子「はぁ?なんであんたに――」
マミ「――えっ?あ、あの、暁美さん……その頭……」
ほむら「頭……頭がどうかしたのかしら?」
杏子「……あんたにそんな趣味があったとはな」
ほむら「は?」
マミ「……見なかったことにしてあげるからその頭にかぶっている物をさっさと脱ぎなさい。
そして二度と、わたしたちの前に姿を現さないで……あなたがそんな変態だとは知らなかった。
正直、幻滅したわ」
ほむら「ちょっと待って巴マミ。え?私の頭が何……ってえ?あれ?なにこれ、頭になんか付いてるけど取れない……!」
杏子「……行こうぜマミ。こいつと居たらあたしらまで変態扱いされちまう」
マミ「そうね。それじゃぁお達者でね、暁美ほむらさん」
ほむら「ちょっ!ちょっと待って!何、私の頭にへばりついている物ってなんなの?!全然取れない!お願い、
手伝って!これ取るの手伝ってよ!巴さん、佐倉さん!!」
まど神『ウェヒヒwwwよく似合ってるよほむらちゃん、わたしのパ・ン・ツ』
ほむら「なんということなの……いつのまにか誰かのパンツをかぶせられていたわ」
まど神『ウェヒヒwwwわたしのだよwww』
ほむら「しかも取れない!何故か!」
まど神『愛の結晶だからだよ』
ほむら「どうしましょう……このままじゃお嫁に行けないわ……」
まど神『わたしのところに来ればいいよほむらちゃん!そしたら続きをし・よ・う・ね?』
ほむら「」ゾクッ
ほむら「こんな格好じゃ外に出れない……何故か防止はかぶれないし」
まど神『もっと愚衆にほむらちゃんが誰の物かっていうのを教えないといけないからね!』
ほむら「魔女狩りに行ってもあの二人が私を避ける……」
まど神『ひどい人たちだねぇ』
ほむら「もうやだ……意味わかんないよぉ……」
まど神『ウェヒヒwww』ジュルリッ
ピンポーン
ほむら「誰かしら……宅急便だったらどうしよう……」
マミ『……』
ほむら「!?巴さん!」ガチャッ
マミ「うわっ!い、いきなり開けないでよ……びっくりしたわ……」
ほむら「ご、ごめんなさい!それよりも一体……何故……うぅっ!!」ブワッ
マミ「え、ちょっと!?どうしていきなり泣くの!?」
ほむら「だってぇ……あれから嫌われたと思ってたのに巴さん……来てくれたから……私、嬉しくてぇ……」ポロポロ
マミ「そんな理由で……引導を渡しに来とかだったらどうするのよ……?」
ほむら「えっ、渡しに来たんですか……?」ウルウル
マミ「うっ、ち、違うわよ……少し心配だったから来てみただけ……あなたが何か言いたそうだったから……」
ほむら「ありがとう、巴さん!」ニパァ
マミ「……調子くるぅわね……」
まど神『……ウェヒヒ……』
まど神『ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ』
ほむら「あがってください!今、お茶を準備しますから!あ、コーヒーでも良いですか?」
マミ「え、えぇ、なんでも良いわ」
ほむら「じゃぁ座っていてくださいね!」
マミ「本当……らしくないわね……相当追い詰められていたみたいだけど……何故?
もしかして彼女はあれを誰かに強いられているの……?」
まど神『ヒヒ』
ほむら「お待たせしました!これ砂糖とミルクです!」
マミ「あ、ありがとう……ねぇ、暁美さん」
ほむら「はい!なんですか、巴さn!」
マミ「あなたのその格好だけれど……少し質問しても良いかしら?」
ほむら「……はい、どうぞ」
マミ「どうして、その、女性用下着なんて頭にかぶっているのかしら?」
ほむら「解りません……あのとき、気付いたらこれを被せられていて……どうしても取れないんです」
マミ「そうなの……ちょっと触ってみても良いかしら?」
まど神『ヒヒッ』
バチッ
マミ「いつっ!?」
ほむら「だ、大丈夫ですか巴さん!?」
マミ「なにこれ……ばちってなった……」
ほむら「ご、ごめんなさいっ!!わ、私が触っても平気だからてっきり……!」
マミ「あなたが気負う必要はないわ。それよりもこれ、さながら呪いのアイテムね……」
まど神『女神の寵愛だよ。ウェヒヒ』
マミ「気味が悪いわ」
まど神『あ?』
ほむら「はい……私もです」
まど神『え?』
マミ「なるほどね、あなたらしくはないと思ったけど……まさか何かしらに取り付かれているだなんてね」
まど神『ゴミを見るような目でわたしのほむらちゃんを見たくせに今更そんな弁解ですか。最低ですねwww』
ほむら「信じてくれて、ありがとうございます……」
まど神『え?』
マミ「これは魔力によるものね……事情を説明して佐倉さんにも来てもらいましょう。それからQBにも」
ほむら「はい……よろしくお願いします」ペコッ
マミ「そんな、頭を下げてもらわなくてもいいわよ。わたしの方こそ、碌に話を聞かないであなたのこと変態扱いしてごめんなさい」
ほむら「そ、そんな、良いですよ!私だってそんなの見たら同じ反応しますから!」
マミ「ふふっ。じゃぁお互いさまで、仲直り、で、良いかな?」
ほむら「はい!」
まど神『ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ』
まど神『あのときはあんなにだらしなく善がっていたのに』
まど神『何度も何度も快楽を求めてだらしなくわたしに縋っていたのに』
まど神『今更穢れを知らない聖女面ですか?ウェヒヒwww雌豚にはもっとふさわしい面構えがあるでしょ?』
まど神『だらしなく顔あへらせて魔女のおやつになるのがマミさんにはお似合いなんですよ』
まど神『ヒーヒヒッッヒッ!!……そんな汚れた手でわたしのほむらちゃんに触ったのは許さない』
まど神『絶対に許さない』
まど神『ほむらちゃんはわたしの物だよ』
まど神『わたしだけの物だよ』
まど神『ヒーヒッヒッ』
バチッ
杏子「つっ……!なるほどな、事情は理解したよ」
杏子「……悪かった。言い訳するつもりはねーけど、あの時はちょっとナーバスになっててさ……」
ほむら「ううん、仕方ないです……私の方こそ、ごめんなさい……」
杏子「……しっかし、なんかあんたにそんな風に振舞われると調子くるうなぁ。
なぁ、もとのキリッとしたのにそろそろ戻ってくれない?拍子抜けするんだけど」
ほむら「ありがとう佐倉杏子、それから巴マミ」
杏子「はえーな……」
マミ「わたしはさっきの暁美さんの方が可愛いと思うけどな……」
ほむら「よ、よろしくお願いします、佐倉さん、巴さん!」
杏子「いやいややっぱりキリッとしたほうが」
ほむら「遊ばないで」
杏子「にしても、それじゃぁまともに外も出れねーよな。帽子なんかも付けられねーみたいだし。
不便だろ?」
ほむら「不便とかよりも、とにかく気持ち悪いわ……早く脱ぎたい」
マミ「でも、どうしてそうなったのかしらね?本当に理由には見当が付かないの?」
ほむら「見当……思い当たる節は、そこはかとなくあるんだけど……」
杏子「なんだよ。言ってみなよ。さすがにこんだけとんちきな事に巻き込まれているんだ、今更驚くことなんか出来やしねーさ」
マミ「そうよ、暁美さん。話してみて」
ほむら「……実は……」
杏子「へ、へぇ……」ヒキッ
マミ「そ、そうなの……」ヒキッ
ほむら「……」ジワッ
杏子「ちょっ、いや、大丈夫、理解できる、ぎりぎり受け入れられるから!もう泣くなよ!」
マミ「安心して暁美さん!そうね、まさか円環の理の誕生をあなたが目撃していたなんてね!それも
円環の理が、その、女の子で、あなたに襲いかかろうとしただなんて!うん、大丈夫、把握したわ!」
ほむら「……もう……やだぁ……」メソメソ
杏子「が、頑張ろう!三人で、このパンツ事変を乗り切ろう!」
マミ「お、おー!」
ほむら「……おぉ……」
QB「その話は実に興味深いね、暁美ほむら」
ほむら「……インキュベータ」
QB「話は聞かせてもらったよ」
杏子「なんだよあんた、今まで隠れていたのか?」
QB「いや、そういう思惑があった訳じゃないよ。ただ僕が出ることによって話が中断されるのは
快いことじゃないからね。後ろで聞かせてもらっていたのさ」
マミ『そう……ねぇQB、今回の事、貴方はどう思う?』
QB『暁美ほむらの仮説の話かい?それとも、彼女が被っている不可接触の下着のこと話かい?』
マミ『……両方よ。正直、前者はあまりにも突拍子がなさすぎてどうにも……』
QB『そのとおりだね。その始終を彼女以外が認識出来ないとすればそれは彼女の夢物語でしかない。
だが僕らから言わせて貰えば、『なるほど、その効率的な方法なら僕らインキュベータの戦略も違ったものに
なっていたかなぁ』ということさ』
マミ『……つまり、信じても良いのね』
QB『僕には解らないよ。信じるのも信じないのも、君らの自由さ』
マミ『……そう』トントン
杏子「……おいマミっ!堂々とアクセス遮断のテレパシーなんかやってんじゃねぇよ!ほむらに怪しまれるぞ!」ヒソヒソ
マミ「……そう。ごめんなさい……ねぇ、暁美さん」
ほむら「……何かしら、巴マミ」
マミ「……わたしね、あなたのこと、信じるわ」
ほむら「!!」
杏子「どういうことだ……おい……ちょっ、QB!どういうことだよ!」
QB「やれやれ」
マミ「あなたの大切な友達がわたしたち魔法少女の終着地を作り出した神様で、あなたのストーカー
で、今あなたを苦しめるその楔を与えている。これで良いわね?」
ほむら「は、はい……」
マミ「口調、戻ってるわよ?」
ほむら「っ!……えぇ、その通りよ」
マミ「ふふっ。しっかりしてよね、あなたがしっかりしていてくれないと解決するものも解決しないわ」
ほむら「……えぇ!」
マミ「よろしい。では、作戦を立てるわよ……QB、佐倉さん。もう大丈夫かしら?」
杏子「あぁ。こいつの説明のおかげでようやく得心が言ったよ。となればやるしかないよね」
QB「キュップイ」
マミ「ふふっ。セクハラ女神様対策本部結成ね。では議長はわたしで――』
まど神「ヒヒッ」
まど神「ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」
まど神「失礼しちゃう。わたしは皆にただ夢と希望と幸福を与えているだけなのになー。
なのにどうしてそんな言い方されちゃうんだろ!そんなの絶対おかしいよ!」
まど神「なーんてねティヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!」
まど神「……ほむらちゃん……わたしから逃げた初めての女の子……数多の世界でわたしだけを追い求めてくれた
最高の人……あなたの愛、わたし、しっかりと受け止めてあげるからね……だから早く素直になってね……」
まど神「ウェヒヒヒヒヒ!!でもそうなるとあの二人が邪魔だなぁ……ティヒヒヒ、さやかちゃん、もうペロペロは良いよ」
さやか「はい。まどか様」
まど神「ねぇ、これからさ、わたしの愛液漬けにされているシャルロッテちゃん連れて、あの二人をやっつけてきてよ。
さやかちゃんは馬鹿でどうしようもないめんどくさい人だけど、ちゃんと出来るよね?」
さやか「はい。まどか様」
まど神「ウェヒヒwwwさぁてと、あの雌豚さんとうまい棒大好きちゃんが堕落する姿なんて正直もう見たくないけど
でもそれでほむらちゃんが照れちゃったりなんかしたら可愛いなって想ってしまうのでした」
まど神「ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!!」
次 回 予 告
杏子「さやか、目を覚ましてくれ!さやか!!あたしたちは!」
さやか「やり方さえ覚えれば簡単だからね、杏子……ふふっあははは!」
爛 れ ゆ く友 情
シャルロッテ「チーズ、みっけ♪」
マミ「そんな、あなたは……!」
鮮 血 に 彩 ら れ て 蘇 る 過 去
QB「そんな生きるか死ぬかの状況で衣のサクサク感とか気にするぅ!?」
ほむら「今度のハッピーセットは、スポンジボブらしいよ!」
お 腹 が す い た
まど神「ウェヒヒ……大好きだよ、ほむらちゃん♪」
TO BE CONTINUE…
あんあん「腹減ったー……」
マミマミ「もう、あんあんたら……さっきお菓子食べたばかりでしょう?」
あんあん「足りないよ全然足りない……ケーキひと切れだけじゃん」
マミマミ「ひと切れで十分でしょう……」
あんあん「足りない足りないたりなーい!もっとケーキが食いたい!」
マミマミ「ケーキなんてただでさえカロリーが高いのだからあんまり食べ過ぎると太るわよ」
あんあん「あたし太らねーし」
マミマミ「……」ピキピキ
あんあん「太らねーからケーキ!」
マミマミ「……そんなに言うならこのワンホールケーキを一人で食べなさい!」
あんあん「やったぁー!」
まみまみ「……ふふっ。太らない体質の本領を見せてもらおうじゃないの」
あんあん「いっただっきまーす!」
まみまみ「ふふふっ。ふふふふふふふふふ」
あんあん「うめー」ガツガツ
ほむほむ「……」
あんあん「ん?なんだよほむほむ、やらねーぞ」
ほむほむ「……いらないわ」
あんあん「あそっ。じゃぁなんだよこっちじろじろ見てさ。食いづらいんだけど」
ほむほむ「……いえ、ただちょっと考え事をしていたの」
あんあん「考え事?」
まみまみ「どうしたの、ほむほむ?」
ほむら「……いくら食べても太らない……のよね、あんあんは」
あんあん「おう、そうだけど?」
ほむら「……もしもあんあんがスラム街に捨てられたら何分で死んでしまうのでしょう?」
ほむら「という夢を見たわ」
杏子「こえー」
マミ「さてと、それじゃぁそろそろ魔獣狩りに行きましょうか」
ほむら「えぇ」
杏子「おう」
マミ「今日は一段と瘴気が濃い……それも一箇所に集中しているのではなく点在している……分散した方がいいかもしれなわね」
杏子「それが良いな」
ほむら「構わないわ」
マミ「それじゃぁわたしはあの辺りを」
杏子「そんじゃ、あたしはあっちを」
ほむら「では、私はこっちに」
マミ「健闘を祈るわ」
杏子「あんたもな」
ほむら「また、私の家で」
ダッ
まど神『……ヒヒッ……ウェヒヒ……』
QB「暁美ほむら」
ほむら「……インキュベータ。何か用?」
QB「僕は君と行動させてもらうよ。良いかな?」
ほむら「……好きにしなさい」
QB「きゅっぷい。じゃぁ肩に失礼――」ブチュッ
ほむら「……」
QB「どうやら君には強力な結界のようなものが作用しているね。さきほどからそれの侵食率が上昇したのか、
それとも僕自身に対する攻撃なのかは解らないけれど。とにかく、僕は君と一緒にいたほうが良さそうだ」
ほむら「……随分と、気にかけてくれるのね」
QB「君は大事な魔法少女、それも強力な魔法少女だからね」
ほむら「……そうよね。貴方達ってそういう奴らよね」
杏子「さぁてと、そんじゃいっちょ派手に始めるか!」
杏子「うおおおおおおおおお!!」
魔獣「――――」
魔獣「――――」
魔獣「――――」
杏子「ふぅ。思ったより早く片付いたかな、さてと、そんじゃあいつらの加勢にでも行くとすっか」
ビュンッ
杏子「――んっと!」カキン
杏子「誰だ!いきなり何しやがる」
「さすがだね、杏子……」
杏子「その声……てめえは……それに、この剣……!!」
杏子「さやか……なのか……?」
さやか「せーかい。あはは!あんた、本当にあたしの事が大好きなんだねぇ、あははははは!」
杏子「ちょっ、いや、別にそういうわけじゃねー――」ガキンッ
さやか「でもあたしは別にあんたの事そんなに好きじゃないよ」ググッ
杏子「なっ……どういうことだおい……!?さやか、なんであんた……!」
杏子「マントの下裸……なんだよ……!」
マミ「ティロ・フィナーレ!」
マミ「ふぅ。これで片付いたかしら?さてと、浄化浄化……」
「お姉ちゃん」
マミ「え?……あら、こんなところに……あなたどうしたの?お母さんとお父さんは?」
「いないよ。それにいらないよ」
マミ「まぁ、そんな事言っちゃダメよ?なくなったら、寂しいものなのだから」
「お姉ちゃん、そんなのいらないの。わたしが欲しいのは違うの」
マミ「……随分と甘やかされて育ったみたいだけどそういう考えは感心しない――」
「あはははははははははははははは!!甘いの、大好き!!」
マミ「っ!?何……なんなの……この子……いきなり叫び出して……」
「でもね、違うの。シャルロッテが欲しいのはね……うふふふあはあはははは!!」バサツ
マミ「なっ……あなた、どうして!?」
シャルロッテ「チーズ、みっけ♪」
マミ「どうして……裸なの……?」
ほむら「お腹空いた、もうだめ死ぬ……」
QB「しっかりするんだ暁美ほむら!ほら、少し歩いたらロッテリアがあるじゃないか!」
ほむら「マックが良いわ……あのポテトの安ものくさいしっとり感が欲しいのよ……」
QB「そんな生きるか死ぬかの状況で衣のサクサク感とか気にするぅ!?わがまま言うんじゃないよ!
ほら、ロッテリアで今けいおんとのタイアップだとかやってるんだ!どうだい気がそそられただろう!?」
ほむら「それに今度のハッピーセットはスポンジボブらしいよ!」
QB「暁美ほむらあああああああああああああああああああああ!!」
ほむら「インキュベータああああああああああああああああああああ!!」
「あの、大丈夫、ですか?」
QB「止めないでくれ!今僕はこの性根の腐ったゆとり世代の産廃を矯正しようとしているんだ!」
ほむら「団塊風情が何を偉そうに……年をとるのが、そんなに上等かね……うっ!」ガクンッ
QB「!?しっかりしろ暁美ほむら!」
ほむら「……QB……何処……何も……見えない……」グッタリ
QB「ほむらあああああああああああああ!!」
「大変!今すぐ病院に運ばないと!どいてね淫獣さん!」
QB「きゅっぷい」キュップイーン
「しっかりして、ほむらちゃん……もう大丈夫だからね」
「ウェヒヒ」
杏子「ちくしょう!あんた、どうしちまったんだ!」
さやか「邪魔しないでよ、あんたなんか好きでもなんでもないけど、でも大好きなまどか様が
あんたを落とせって言うから……そうしたらもっと気持ち良くしてくれるって言うからぁ!!」
杏子「まどか……!?ほむらの話に出てきたやろうか……なるほどね。奴をぶっつぶせばお前もほむらも元通り、
全部終わりってことだ!」
さやか「出来るかな、あんたに!」
杏子「やってやるさ……友達の為なら、自分の為なら!魔法は徹頭徹尾自分の為に使わないとね!!」
さやか「違うよ……魔法ってのは大好きなまどか様の為なんだ、だからあたしは――うあああああああああ!!」
さやか「あだじが……だいずぎだどば……」
杏子「さやか……?あんたもしかしてっ!!」
さやか「きょう――……あはははははははははははははははは!!!まどか様万歳!マドカサマバンザイッ!!」
杏子「さやか、あんた……けっ。本当、とことん手の掛かる奴だよあんたはさ……良いよ、好きなだけ暴れなよ、付き合ってやるからさ……だから」
杏子「だからちゃんとそれが終わったら、目を覚ませよな!!」
「ほむらちゃん……よく眠ってる……ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」
「可愛いよ、ほむらちゃん……ほむらちゃんの寝顔、すっごく可愛いよ……」
チュッ
「ティヒヒ、キス、しちゃった……でもほっぺにだからね?口同士は、ほむらちゃんからしてほしいな……なーんてねっ」
「ティヒヒ、それじゃぁ服脱がすね……邪魔だもんね。ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」
さやか「アハハハハハハハハハ!!」
杏子「さやか、あんた言ってたじゃないか!あの坊やのことが好きだって!
そのために魔法少女になったって、後悔なんてあるわけないって!」
さやか「ハハハハハハハハ!!ジダダイ、ゾンダドアダジジダダイ!!」
さやか「マドガザマドガザママドガザママドガザマダゲガアダジヲジババベビビベブベブ
バボバババババババババババババ!!」
杏子「へっ、何言ってるか全然わからないねぇ!結局あんたの力なんてそんなもんさ、神様!
いつだってあんたは何もしない、出来やしない!夢と希望って奴を叶えるのはあたしら魔法少女の仕事なのさ!」
さやか「バババババババババ――まどか様万歳!まどか様だいじゅぎぃ!!ぎぎゃああああああああああ!!」
杏子「……心配すんなよさやか。あんたがどんなになっても、あたしの友達だからな……ロッソ・ファンタズマ」
さやか「ぎゅぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ――」
「さやか」
さやか「ぎぎがががががががぎがががが――ぐっ……がっ……!」
「さやか、しっかりして。なんて格好をしているんだい君は。ほら、服を着て、それから僕の演奏を聞いてくれよ。
まだ途中じゃないか」
さやか「べん……ぞう……?」
「いやーキテレツ君奇遇ざんすねー」
さやか「あがっ……ぐぁっ……ばど……まどが……ざま……!」
「……しっかりしてよさやか。バイオリンの練習が終わったら、どこかに出かけよう。デパートに行ったり、公園に行ったりさ。
アイスを食べたり、CD探したり。そうだ、もうすぐクリスマスだね。クリスマスの特別公演、さやかには特等席を用意するからちゃんと来てくれよ?
だからさやか、起きて。ね?」
さやか「うぐっ……うあぁ……きょう……きょう……」
「さやか……僕だよ、僕。そうだよ、きょう――」
さやか「この……バカァ……」
「え?」
さやか「杏子の……ばかぁ……」
杏子「さやか、なんで……」
さやか「バカァ……魔法……こんな事に使ってんじゃないわよ……本当あんたって馬鹿……」
杏子「さやか、あんた意識が!?」
さやか「ダメ……まだ……来てる……ねぇお願い……杏子……あたしに、止めをサシテ……」
杏子「さやか!大丈夫だよ、お前はもう大丈夫なんだ!だからしっかりしろよ、おい!」
さやか「ダメ……モウダメ……うぁっ……まどかさま……ばんざい!!うあぁ!!」ブンッ
杏子「さやか、おいしっかりしろ!ケツ見えてる!隠せ隠せ!」
さやか「オネガイ……モウヤダ……あたしをコロシテ……キョウ子……!」
杏子「さやか……解った。今、楽にしてやるからな……」
さやか「アリ……ガ……トウキョーコ……」
さやか「……ダイスキ……だよ……」
杏子「……馬鹿が、そんな悲しい別れの挨拶があるかよ……」
杏子「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
QB「うおおおおおおおおおおそうか、これは夢だね!夢のなかで、気づいちゃうパターンだね!」
QB「パターンだね!」
ゴッツンコ
シャルロッテ「まてまてチーズまてー!」
マミ「い、今あったことをありのまま話すわ!魔獣を殲滅したと思ったら少女がいたから話しかけたらその子は
全裸でわたしのことをチーズと呼びながら嬉々として追いかけてくるの!パンツ被った暁美さんとかそんなちゃちなものじゃない、
もっと恐ろしいものの片鱗を味わった気分だわ!」
シャルロッテ「チーズみっけ♪」
マミ「きゃー」
シャルロッテ「あはははは!うねうね成敗!」
マミ「しょくしゅがおってくるぅー!」
シャルロッテ「あははは、あはははは!」
マミ「くっ、彼女は姿こそ人間だから今ままで逃げの一手しか打てなかったけどとっても人間とは思えない!
魔獣の仲間ね!えい、ティロ・フィナーレ!」
シャルロッテ「あはは――ぐっ……」
マミ「やったの……?」
シャルロッテ「うぐっ……おっぐ――ぐえっ」
マミ「……えっ?」
QB「この髪型にしてから、スピードが違うぜ」
ドーン
杏子「マミ、大丈夫か!?」
さやか「マミさん!」
マミ「あなた……たち――美樹さん!?あなたどうして!?」
さやか「え、あぁええとまぁ色々あって……」
杏子「そんなことより、まずはあいつをどうにかしないとな……さやかはQB「次回のトランスフォーマー、面白いよ」
とぶつかったら元通りになったけど……さてと、どうかな……」
シャルロッテ「CHIIIIIIZOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!」
さやか「ダメ……みたいだね」
杏子「ちっ。やるしかないってか……相手になってやる、さやか、行くぞ!」
さやか「うんっ!」
次 回 予 告
誰の為の戦いか――
杏子「悪いな、美人の涙が最優先だ……あばよ、酔っぱらい」
何を賭けた戦いか――
マミ「ノブレス・オブリージュ。桃色のイレギュラーを排除する」
何と向き合うのか――
さやか「あんたは……昔のあたしと同じ。引き返せるよ、まだ」
護るべきものとは――
まどか「殊勝な羊たちだね、狼の餌場に自ら来るなんて」
そのときワタシたちは、何が正しくて何が悪いのかもよく分かっていない……たった十四歳の子供だった
第三話「QB、死す」マギカスタンバイ!
QB「という話ではありませんがー」
ほむら「次回もおたのしみに!」
さやさや「今日は何して遊ぼうかー」
あんあん「そーだなーじゃぁマミを射撃しねえ?」
まみまみ「やめて」
マミ「という夢を見たわ……」
杏子「何馬鹿なこと言ってんだよ……」
さやか「それよりもほむらですよほむら!QB、連れていった奴の特徴とかないわけ!?」
QB「桃色の髪をしていた。すまないけど、それしか覚えていない……」
さやか「十分じゃん!」
まど神『ウェヒヒ』
パシュッ
マミ「――このプレッシャーは!ティロ・フィナーレ!」
杏子「なんだってんだよ……」
さやか「マミさん、大丈夫ですか!?」
マミ「随分と、なめられたものね……」
さやか「?!これは!!」
杏子「ボスさん自らご招待ってか……なめられたもんだね、あたしらもさ」
QB「皆、準備はいいかい?」
マ・さ・杏「「「おう!!」」」
QB「よし、行こう!ってこの桃色のアーチ僕は触れないのね。良いよ、薄々気づいてたから」
まど神「ウェヒヒヒヒヒヒヒ、よくきたね」
マミ「割と一本道だったわ!」
杏子「途中で四天王とか出てくるかと思ったがそんなことなかったぜ!」
さやか「まどか、もうやめようよこんなこと……幸せになれないよあんたも、それにほむらも……」
まどか「ウェヒヒヒヒヒヒヒヒ。さやかちゃんだけには幸せを語られたくないな~。
本当は触って欲しくてキスして欲しくて抱いて欲しかったくせに、そんなつもりはなかった
だなんて嘘を吐きながらわたしを求めたさやかちゃんにはね!」
さやか「まどか……」
杏子「――てめえ、さやかを馬鹿にすんな!」
まど神「ふんっ」カッ
杏子「あっ……」ジュンッ
まど神「ティヒヒ。久しぶりだね、杏子ちゃん……どう、思い出したかな?下のお口で銜えたうまい棒の味が!」
杏子「あっ……やめろ……そんなところに……食べ物を……くぅっ!!」
さやか「杏子!」
マミ「佐倉さん!くっ、佐倉さんに何をしたの!!」
まど神「ふん!」カッ
マミ「あっ……」ジュンッ
まど神「……ねぇ、雌豚さん。誰に向かって、そんな口利いているのかな?ん?」
マミ「いやっ……何……この感覚……やだ……すっごい……嫌ぁ!!」
まど神「ねー。いつもは周りにお姉さんぶってるけど本当はすんごいかまってちゃんで怒られたり責められたり
叩かれたりするがだーいすきな変態さんだもんねーねーブタさん?」
マミ「いやっ……止めて……知らない……わたしはこんなの知らない……っ!!」
まど神「あなたが知らなくてもわたしは知ってるよ?杏子ちゃんもマミさんも、いっつも強がってばかりのくせに……
ねー、突いたらすぐにお股のダムを崩しちゃうってこと!ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!」スッ
さやか「……二人をすぐに開放しろ、今すぐにだ」
まど神「……ふーん。さやかちゃんのくせに、わたしに楯突くんだ」
さやか「ほむらは何処にいる」
まど神「ほむらちゃん?どーしてそれをさやかちゃんに教えないといけないのかな?」
さやか「ほむらは何処にいるんだって聞いているんだ!!」
まど神「ティヒヒヒ、さやかちゃんの癖に生意気だね……仕方ないなぁ、呼んであげるよ。ほむらちゃーん!」
ツカッ ツカッ ツカッ ツカッ
さやか「ほむら……――あんた!!」
ほむら「お呼びでしょうか、まどか様」スッポンポン
まど神「ティヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ残念でしたぁあああああああ!!ほむらちゃんの調教はもう終わってるんだよ!一足遅かったね、ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒイッ!!」
さやか「――貴様ぁ!!」バンッ
さやか「なっ……?」
ほむら「まどか様には指一本触れさせない」
さやか「……ほむらぁ!!」
まど神「ダメだよほむらちゃん、そんなに危ないもの持ったら。それに私に許可なく服着ちゃダメだって言ったよね?
ねぇ、ごめんなさいのちゅーは?」
ほむら「ごめんなさい……まどか様」チュッ
まど神「んっ……良いよほむらちゃん。許してあげる」
まど神「ということだからさやかちゃん、その雌豚を二匹連れてさっさと帰ってね。
これからわたしはほむらちゃんと大事な大事な用があるんだからばいばーい☆彡」
ほむら「愛しています、まどか様」
さやか「……ふざけるな」
まど神「ほむらちゃん、後ろの方もちゃんと開発してあげるからね」
ほむら「ありがとうございます、まどか様」
さやか「――ふざけるなって言っているんだよお前ぇ!!」ダッ
まど神「……」チッ
さやか「うおおおおおおおおおおお!!」
ほむら「まどか様は私が護る」
ガキンッ
さやか「双頭ディルドーであたしの剣を止めた!?」
ほむら「まどか様の愛ゆえに。その愛を受け入れられない貴方に、私は負けない」
さやか「今お前を制し促しているものが、愛であるものか!」
ほむら「愛とは道程ではないわ、結果よ」
さやか「貴様という奴は!」
ほむら「貴方にも解る。だから一緒に――」
さやか「あたしはそれを捨てた!いらないから捨てた!二度と、拾ってくれるもんかぁー!!」
ほむら「牙を抜かれた山猫が何を偉そうに……なっ……わたしのディルドーが圧されている!?」
さやか「うおおおおおおおおおおおお!!」
ほむら「くっ……それでも此処から先には絶対に……」
まど神「ほむらちゃん、下がって」ギッ
ほむら「まどか様――はいっ!」
まど神「死ね」ビュンッ
さやか「あっ――」
バンッ
さやか「あっ――あれ……?」ツー
まど神「……まだ動けたのか……」
マミ「正確には……もう動ける、よ……」
さやか「マミさん!」
まど神「ちっ。豚の癖に豚の癖に豚の癖に!!」
マミ「ふん、その豚に一矢を逸らされたのはどこのどいつかしら?」
まど神「くっ……それがどうした!ほむらちゃんはわたしの物だ、お前たちに渡すか!」
杏子「へぇ、それが、どうしたんだよ。神様」
まど神「後ろっ!?――貴様あああああああああああああああああああ!!」
杏子「悪いけど、ほむらは回収させてもらったぜ……眠り姫様はぐっすりだ」
まど神「汚い手でほむらちゃんに触るなあああああああああああああああああああうああああああああ!!」バシュバシュバシュッ
杏子「くっ、これはよけれねえ……でも、ほむらだけは絶対に傷つけるかよ!!」ギュゥッ
ブチュッブチュブチュブチュブチュブチュヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュ
杏子「――あれ……痛くな……!?」
マミ「そんな……」
まど神「フーフー!!」
杏子「お前……なんで……!?」
さやか「へへっ……痛みなんて簡単に消しちゃえるし、あたしは傷もすぐに治せるから……」
杏子「だからってお前!」
さやか「……ねぇ、まどか……もうやめようよこんな事さ……意味無いよ……こんなことでほむらを手に入れたって
あんたもほむらも救われない……」
まど神「黙れ!貴様に何がわかる!」
さやか「解るよその気持ち……だからさ、好きなだけ暴れたら目を覚ましなよ……なっ、まどか」
パチンッ
杏子「なっ、おいさやか!くそっ、なんだこの泡破れねえ!!」
マミ「美樹さん!」
さやか「こっからは恋する乙女以外立入禁止だよ……そんじゃ、また会おうね。あぁ、ほむらによろしく言っといてよね」
杏子「さやかああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
マミ「美樹さあああああああああああああああああああん!!」
ははっ。恥ずかしいな……あんなに叫ばれちゃって……あたしって、そんなに好かれていたんだな……知らなかった」
……まどか。あんたはとっても優しい子だって、あたし知ってる。でも、優しいだけじゃないんだよね。本当は誰かに優しくされたいし、
愛されているって実感が欲しかったんだよね……教えてあげるよ、あたしがさ。だからもう、誰も傷つけちゃだめだよ?」
まど神「ううううううう――うあああああああああああああああああああ!!」
さやか「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
僕には愛というのが何か解らない。
それは本当に追い求める価値があるものか。
それは本当に誰かに捧げる価値があるものか。
解らない。
それでも彼女たちが戻ってきたとき僕はこう言った。
QB「おかえりなさい」
これが、感情というものなのだろうか。
解らない。
さやさや「え、何このオチ」
ほむほむ「いいとこどりにも程があるわ」
あんあん「お、おい!終わったか!?」
まみまみ「終わったわよ。ほらこっち来なさい、あなたとわたしは割とまともだったわ」
あんあん「み、見ねーよばーか!」
まどまど「おい」
QBQB「はい」
まどまど「なんだよこれ」
QBQB「な、なんだよと言いますと?」
まどまど「死ね」
QBQB「え?」
まどまど「死ね」
QBQB「……はい」
「QB死す」 完
みんなもgdgdフェアリーズ見ようぜ!
じゃな!
元スレ
恭介「課題曲は、アヴェ・マリア」
さやか「手間、かけさせちゃったね」
まどか「ごめんね、こんな結果になっちゃって」
さやか「ううん。これでいいんだよ……だってあたしは、もう一度、あいつの演奏が聞きたかっただけなんだから
それに仁美は恭介にはもったいないくらいの良い子だから……」
まどか「さやかちゃん……」
さやか「これで良かったんだよ」
まどか「……」スッ ストン
さやか「……」スッ ストン
まどか「どうして逃げるの?」
さやか「あんたにされたこと、あたし、忘れてないから」
まどか「ウェヒヒwww」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 14:05:00.72 ID:oSUpeWYa0
杏子「!?おいさやかは、さやかはどうした!?」
ほむら「はぁ……はぁ……」
マミ「逝ってしまったわ……円環の断りに導かれて……」
ほむら「……此処は……――やった!逃げ切った!」
ドンッ
ほむら「ひっ!?ご、ごめんなさい……!!」
杏子「ちくしょうあいつ、惚れた男の為だから消えちまいやがって……やっと友達になれたのにさ……」
ほむら「良かった……私に怒ったんじゃなかったのね……」
杏子「はぁ?なんであんたに――」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 14:06:05.35 ID:oSUpeWYa0
マミ「――えっ?あ、あの、暁美さん……その頭……」
ほむら「頭……頭がどうかしたのかしら?」
杏子「……あんたにそんな趣味があったとはな」
ほむら「は?」
マミ「……見なかったことにしてあげるからその頭にかぶっている物をさっさと脱ぎなさい。
そして二度と、わたしたちの前に姿を現さないで……あなたがそんな変態だとは知らなかった。
正直、幻滅したわ」
ほむら「ちょっと待って巴マミ。え?私の頭が何……ってえ?あれ?なにこれ、頭になんか付いてるけど取れない……!」
杏子「……行こうぜマミ。こいつと居たらあたしらまで変態扱いされちまう」
マミ「そうね。それじゃぁお達者でね、暁美ほむらさん」
ほむら「ちょっ!ちょっと待って!何、私の頭にへばりついている物ってなんなの?!全然取れない!お願い、
手伝って!これ取るの手伝ってよ!巴さん、佐倉さん!!」
まど神『ウェヒヒwwwよく似合ってるよほむらちゃん、わたしのパ・ン・ツ』
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 14:25:25.67 ID:oSUpeWYa0
ほむら「なんということなの……いつのまにか誰かのパンツをかぶせられていたわ」
まど神『ウェヒヒwwwわたしのだよwww』
ほむら「しかも取れない!何故か!」
まど神『愛の結晶だからだよ』
ほむら「どうしましょう……このままじゃお嫁に行けないわ……」
まど神『わたしのところに来ればいいよほむらちゃん!そしたら続きをし・よ・う・ね?』
ほむら「」ゾクッ
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 14:28:31.53 ID:oSUpeWYa0
ほむら「こんな格好じゃ外に出れない……何故か防止はかぶれないし」
まど神『もっと愚衆にほむらちゃんが誰の物かっていうのを教えないといけないからね!』
ほむら「魔女狩りに行ってもあの二人が私を避ける……」
まど神『ひどい人たちだねぇ』
ほむら「もうやだ……意味わかんないよぉ……」
まど神『ウェヒヒwww』ジュルリッ
ピンポーン
ほむら「誰かしら……宅急便だったらどうしよう……」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 14:33:59.89 ID:oSUpeWYa0
マミ『……』
ほむら「!?巴さん!」ガチャッ
マミ「うわっ!い、いきなり開けないでよ……びっくりしたわ……」
ほむら「ご、ごめんなさい!それよりも一体……何故……うぅっ!!」ブワッ
マミ「え、ちょっと!?どうしていきなり泣くの!?」
ほむら「だってぇ……あれから嫌われたと思ってたのに巴さん……来てくれたから……私、嬉しくてぇ……」ポロポロ
マミ「そんな理由で……引導を渡しに来とかだったらどうするのよ……?」
ほむら「えっ、渡しに来たんですか……?」ウルウル
マミ「うっ、ち、違うわよ……少し心配だったから来てみただけ……あなたが何か言いたそうだったから……」
ほむら「ありがとう、巴さん!」ニパァ
マミ「……調子くるぅわね……」
まど神『……ウェヒヒ……』
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 14:38:34.55 ID:oSUpeWYa0
まど神『ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ』
ほむら「あがってください!今、お茶を準備しますから!あ、コーヒーでも良いですか?」
マミ「え、えぇ、なんでも良いわ」
ほむら「じゃぁ座っていてくださいね!」
マミ「本当……らしくないわね……相当追い詰められていたみたいだけど……何故?
もしかして彼女はあれを誰かに強いられているの……?」
まど神『ヒヒ』
ほむら「お待たせしました!これ砂糖とミルクです!」
マミ「あ、ありがとう……ねぇ、暁美さん」
ほむら「はい!なんですか、巴さn!」
マミ「あなたのその格好だけれど……少し質問しても良いかしら?」
ほむら「……はい、どうぞ」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 14:42:13.23 ID:oSUpeWYa0
マミ「どうして、その、女性用下着なんて頭にかぶっているのかしら?」
ほむら「解りません……あのとき、気付いたらこれを被せられていて……どうしても取れないんです」
マミ「そうなの……ちょっと触ってみても良いかしら?」
まど神『ヒヒッ』
バチッ
マミ「いつっ!?」
ほむら「だ、大丈夫ですか巴さん!?」
マミ「なにこれ……ばちってなった……」
ほむら「ご、ごめんなさいっ!!わ、私が触っても平気だからてっきり……!」
マミ「あなたが気負う必要はないわ。それよりもこれ、さながら呪いのアイテムね……」
まど神『女神の寵愛だよ。ウェヒヒ』
マミ「気味が悪いわ」
まど神『あ?』
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 14:46:30.08 ID:oSUpeWYa0
ほむら「はい……私もです」
まど神『え?』
マミ「なるほどね、あなたらしくはないと思ったけど……まさか何かしらに取り付かれているだなんてね」
まど神『ゴミを見るような目でわたしのほむらちゃんを見たくせに今更そんな弁解ですか。最低ですねwww』
ほむら「信じてくれて、ありがとうございます……」
まど神『え?』
マミ「これは魔力によるものね……事情を説明して佐倉さんにも来てもらいましょう。それからQBにも」
ほむら「はい……よろしくお願いします」ペコッ
マミ「そんな、頭を下げてもらわなくてもいいわよ。わたしの方こそ、碌に話を聞かないであなたのこと変態扱いしてごめんなさい」
ほむら「そ、そんな、良いですよ!私だってそんなの見たら同じ反応しますから!」
マミ「ふふっ。じゃぁお互いさまで、仲直り、で、良いかな?」
ほむら「はい!」
まど神『ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ』
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 14:50:01.32 ID:oSUpeWYa0
まど神『あのときはあんなにだらしなく善がっていたのに』
まど神『何度も何度も快楽を求めてだらしなくわたしに縋っていたのに』
まど神『今更穢れを知らない聖女面ですか?ウェヒヒwww雌豚にはもっとふさわしい面構えがあるでしょ?』
まど神『だらしなく顔あへらせて魔女のおやつになるのがマミさんにはお似合いなんですよ』
まど神『ヒーヒヒッッヒッ!!……そんな汚れた手でわたしのほむらちゃんに触ったのは許さない』
まど神『絶対に許さない』
まど神『ほむらちゃんはわたしの物だよ』
まど神『わたしだけの物だよ』
まど神『ヒーヒッヒッ』
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 14:54:02.24 ID:oSUpeWYa0
バチッ
杏子「つっ……!なるほどな、事情は理解したよ」
杏子「……悪かった。言い訳するつもりはねーけど、あの時はちょっとナーバスになっててさ……」
ほむら「ううん、仕方ないです……私の方こそ、ごめんなさい……」
杏子「……しっかし、なんかあんたにそんな風に振舞われると調子くるうなぁ。
なぁ、もとのキリッとしたのにそろそろ戻ってくれない?拍子抜けするんだけど」
ほむら「ありがとう佐倉杏子、それから巴マミ」
杏子「はえーな……」
マミ「わたしはさっきの暁美さんの方が可愛いと思うけどな……」
ほむら「よ、よろしくお願いします、佐倉さん、巴さん!」
杏子「いやいややっぱりキリッとしたほうが」
ほむら「遊ばないで」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 14:58:09.63 ID:oSUpeWYa0
杏子「にしても、それじゃぁまともに外も出れねーよな。帽子なんかも付けられねーみたいだし。
不便だろ?」
ほむら「不便とかよりも、とにかく気持ち悪いわ……早く脱ぎたい」
マミ「でも、どうしてそうなったのかしらね?本当に理由には見当が付かないの?」
ほむら「見当……思い当たる節は、そこはかとなくあるんだけど……」
杏子「なんだよ。言ってみなよ。さすがにこんだけとんちきな事に巻き込まれているんだ、今更驚くことなんか出来やしねーさ」
マミ「そうよ、暁美さん。話してみて」
ほむら「……実は……」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 15:03:14.13 ID:oSUpeWYa0
杏子「へ、へぇ……」ヒキッ
マミ「そ、そうなの……」ヒキッ
ほむら「……」ジワッ
杏子「ちょっ、いや、大丈夫、理解できる、ぎりぎり受け入れられるから!もう泣くなよ!」
マミ「安心して暁美さん!そうね、まさか円環の理の誕生をあなたが目撃していたなんてね!それも
円環の理が、その、女の子で、あなたに襲いかかろうとしただなんて!うん、大丈夫、把握したわ!」
ほむら「……もう……やだぁ……」メソメソ
杏子「が、頑張ろう!三人で、このパンツ事変を乗り切ろう!」
マミ「お、おー!」
ほむら「……おぉ……」
QB「その話は実に興味深いね、暁美ほむら」
ほむら「……インキュベータ」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 15:20:08.09 ID:oSUpeWYa0
QB「話は聞かせてもらったよ」
杏子「なんだよあんた、今まで隠れていたのか?」
QB「いや、そういう思惑があった訳じゃないよ。ただ僕が出ることによって話が中断されるのは
快いことじゃないからね。後ろで聞かせてもらっていたのさ」
マミ『そう……ねぇQB、今回の事、貴方はどう思う?』
QB『暁美ほむらの仮説の話かい?それとも、彼女が被っている不可接触の下着のこと話かい?』
マミ『……両方よ。正直、前者はあまりにも突拍子がなさすぎてどうにも……』
QB『そのとおりだね。その始終を彼女以外が認識出来ないとすればそれは彼女の夢物語でしかない。
だが僕らから言わせて貰えば、『なるほど、その効率的な方法なら僕らインキュベータの戦略も違ったものに
なっていたかなぁ』ということさ』
マミ『……つまり、信じても良いのね』
QB『僕には解らないよ。信じるのも信じないのも、君らの自由さ』
マミ『……そう』トントン
杏子「……おいマミっ!堂々とアクセス遮断のテレパシーなんかやってんじゃねぇよ!ほむらに怪しまれるぞ!」ヒソヒソ
マミ「……そう。ごめんなさい……ねぇ、暁美さん」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 15:20:31.09 ID:oSUpeWYa0
ほむら「……何かしら、巴マミ」
マミ「……わたしね、あなたのこと、信じるわ」
ほむら「!!」
杏子「どういうことだ……おい……ちょっ、QB!どういうことだよ!」
QB「やれやれ」
マミ「あなたの大切な友達がわたしたち魔法少女の終着地を作り出した神様で、あなたのストーカー
で、今あなたを苦しめるその楔を与えている。これで良いわね?」
ほむら「は、はい……」
マミ「口調、戻ってるわよ?」
ほむら「っ!……えぇ、その通りよ」
マミ「ふふっ。しっかりしてよね、あなたがしっかりしていてくれないと解決するものも解決しないわ」
ほむら「……えぇ!」
マミ「よろしい。では、作戦を立てるわよ……QB、佐倉さん。もう大丈夫かしら?」
杏子「あぁ。こいつの説明のおかげでようやく得心が言ったよ。となればやるしかないよね」
QB「キュップイ」
マミ「ふふっ。セクハラ女神様対策本部結成ね。では議長はわたしで――』
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 15:27:16.14 ID:oSUpeWYa0
まど神「ヒヒッ」
まど神「ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」
まど神「失礼しちゃう。わたしは皆にただ夢と希望と幸福を与えているだけなのになー。
なのにどうしてそんな言い方されちゃうんだろ!そんなの絶対おかしいよ!」
まど神「なーんてねティヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!」
まど神「……ほむらちゃん……わたしから逃げた初めての女の子……数多の世界でわたしだけを追い求めてくれた
最高の人……あなたの愛、わたし、しっかりと受け止めてあげるからね……だから早く素直になってね……」
まど神「ウェヒヒヒヒヒ!!でもそうなるとあの二人が邪魔だなぁ……ティヒヒヒ、さやかちゃん、もうペロペロは良いよ」
さやか「はい。まどか様」
まど神「ねぇ、これからさ、わたしの愛液漬けにされているシャルロッテちゃん連れて、あの二人をやっつけてきてよ。
さやかちゃんは馬鹿でどうしようもないめんどくさい人だけど、ちゃんと出来るよね?」
さやか「はい。まどか様」
まど神「ウェヒヒwwwさぁてと、あの雌豚さんとうまい棒大好きちゃんが堕落する姿なんて正直もう見たくないけど
でもそれでほむらちゃんが照れちゃったりなんかしたら可愛いなって想ってしまうのでした」
まど神「ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!!」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 15:31:50.90 ID:oSUpeWYa0
次 回 予 告
杏子「さやか、目を覚ましてくれ!さやか!!あたしたちは!」
さやか「やり方さえ覚えれば簡単だからね、杏子……ふふっあははは!」
爛 れ ゆ く友 情
シャルロッテ「チーズ、みっけ♪」
マミ「そんな、あなたは……!」
鮮 血 に 彩 ら れ て 蘇 る 過 去
QB「そんな生きるか死ぬかの状況で衣のサクサク感とか気にするぅ!?」
ほむら「今度のハッピーセットは、スポンジボブらしいよ!」
お 腹 が す い た
まど神「ウェヒヒ……大好きだよ、ほむらちゃん♪」
TO BE CONTINUE…
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 15:38:33.33 ID:oSUpeWYa0
あんあん「腹減ったー……」
マミマミ「もう、あんあんたら……さっきお菓子食べたばかりでしょう?」
あんあん「足りないよ全然足りない……ケーキひと切れだけじゃん」
マミマミ「ひと切れで十分でしょう……」
あんあん「足りない足りないたりなーい!もっとケーキが食いたい!」
マミマミ「ケーキなんてただでさえカロリーが高いのだからあんまり食べ過ぎると太るわよ」
あんあん「あたし太らねーし」
マミマミ「……」ピキピキ
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 15:41:06.42 ID:oSUpeWYa0
あんあん「太らねーからケーキ!」
マミマミ「……そんなに言うならこのワンホールケーキを一人で食べなさい!」
あんあん「やったぁー!」
まみまみ「……ふふっ。太らない体質の本領を見せてもらおうじゃないの」
あんあん「いっただっきまーす!」
まみまみ「ふふふっ。ふふふふふふふふふ」
あんあん「うめー」ガツガツ
ほむほむ「……」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 15:46:22.73 ID:oSUpeWYa0
あんあん「ん?なんだよほむほむ、やらねーぞ」
ほむほむ「……いらないわ」
あんあん「あそっ。じゃぁなんだよこっちじろじろ見てさ。食いづらいんだけど」
ほむほむ「……いえ、ただちょっと考え事をしていたの」
あんあん「考え事?」
まみまみ「どうしたの、ほむほむ?」
ほむら「……いくら食べても太らない……のよね、あんあんは」
あんあん「おう、そうだけど?」
ほむら「……もしもあんあんがスラム街に捨てられたら何分で死んでしまうのでしょう?」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 15:48:27.46 ID:oSUpeWYa0
ほむら「という夢を見たわ」
杏子「こえー」
マミ「さてと、それじゃぁそろそろ魔獣狩りに行きましょうか」
ほむら「えぇ」
杏子「おう」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 15:52:58.73 ID:oSUpeWYa0
マミ「今日は一段と瘴気が濃い……それも一箇所に集中しているのではなく点在している……分散した方がいいかもしれなわね」
杏子「それが良いな」
ほむら「構わないわ」
マミ「それじゃぁわたしはあの辺りを」
杏子「そんじゃ、あたしはあっちを」
ほむら「では、私はこっちに」
マミ「健闘を祈るわ」
杏子「あんたもな」
ほむら「また、私の家で」
ダッ
まど神『……ヒヒッ……ウェヒヒ……』
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 15:58:58.81 ID:oSUpeWYa0
QB「暁美ほむら」
ほむら「……インキュベータ。何か用?」
QB「僕は君と行動させてもらうよ。良いかな?」
ほむら「……好きにしなさい」
QB「きゅっぷい。じゃぁ肩に失礼――」ブチュッ
ほむら「……」
QB「どうやら君には強力な結界のようなものが作用しているね。さきほどからそれの侵食率が上昇したのか、
それとも僕自身に対する攻撃なのかは解らないけれど。とにかく、僕は君と一緒にいたほうが良さそうだ」
ほむら「……随分と、気にかけてくれるのね」
QB「君は大事な魔法少女、それも強力な魔法少女だからね」
ほむら「……そうよね。貴方達ってそういう奴らよね」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 16:06:39.78 ID:oSUpeWYa0
杏子「さぁてと、そんじゃいっちょ派手に始めるか!」
杏子「うおおおおおおおおお!!」
魔獣「――――」
魔獣「――――」
魔獣「――――」
杏子「ふぅ。思ったより早く片付いたかな、さてと、そんじゃあいつらの加勢にでも行くとすっか」
ビュンッ
杏子「――んっと!」カキン
杏子「誰だ!いきなり何しやがる」
「さすがだね、杏子……」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 16:07:08.15 ID:oSUpeWYa0
杏子「その声……てめえは……それに、この剣……!!」
杏子「さやか……なのか……?」
さやか「せーかい。あはは!あんた、本当にあたしの事が大好きなんだねぇ、あははははは!」
杏子「ちょっ、いや、別にそういうわけじゃねー――」ガキンッ
さやか「でもあたしは別にあんたの事そんなに好きじゃないよ」ググッ
杏子「なっ……どういうことだおい……!?さやか、なんであんた……!」
杏子「マントの下裸……なんだよ……!」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 16:11:52.50 ID:oSUpeWYa0
マミ「ティロ・フィナーレ!」
マミ「ふぅ。これで片付いたかしら?さてと、浄化浄化……」
「お姉ちゃん」
マミ「え?……あら、こんなところに……あなたどうしたの?お母さんとお父さんは?」
「いないよ。それにいらないよ」
マミ「まぁ、そんな事言っちゃダメよ?なくなったら、寂しいものなのだから」
「お姉ちゃん、そんなのいらないの。わたしが欲しいのは違うの」
マミ「……随分と甘やかされて育ったみたいだけどそういう考えは感心しない――」
「あはははははははははははははは!!甘いの、大好き!!」
マミ「っ!?何……なんなの……この子……いきなり叫び出して……」
「でもね、違うの。シャルロッテが欲しいのはね……うふふふあはあはははは!!」バサツ
マミ「なっ……あなた、どうして!?」
シャルロッテ「チーズ、みっけ♪」
マミ「どうして……裸なの……?」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 16:15:49.55 ID:oSUpeWYa0
ほむら「お腹空いた、もうだめ死ぬ……」
QB「しっかりするんだ暁美ほむら!ほら、少し歩いたらロッテリアがあるじゃないか!」
ほむら「マックが良いわ……あのポテトの安ものくさいしっとり感が欲しいのよ……」
QB「そんな生きるか死ぬかの状況で衣のサクサク感とか気にするぅ!?わがまま言うんじゃないよ!
ほら、ロッテリアで今けいおんとのタイアップだとかやってるんだ!どうだい気がそそられただろう!?」
ほむら「それに今度のハッピーセットはスポンジボブらしいよ!」
QB「暁美ほむらあああああああああああああああああああああ!!」
ほむら「インキュベータああああああああああああああああああああ!!」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 16:24:33.58 ID:oSUpeWYa0
「あの、大丈夫、ですか?」
QB「止めないでくれ!今僕はこの性根の腐ったゆとり世代の産廃を矯正しようとしているんだ!」
ほむら「団塊風情が何を偉そうに……年をとるのが、そんなに上等かね……うっ!」ガクンッ
QB「!?しっかりしろ暁美ほむら!」
ほむら「……QB……何処……何も……見えない……」グッタリ
QB「ほむらあああああああああああああ!!」
「大変!今すぐ病院に運ばないと!どいてね淫獣さん!」
QB「きゅっぷい」キュップイーン
「しっかりして、ほむらちゃん……もう大丈夫だからね」
「ウェヒヒ」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 16:33:24.52 ID:oSUpeWYa0
杏子「ちくしょう!あんた、どうしちまったんだ!」
さやか「邪魔しないでよ、あんたなんか好きでもなんでもないけど、でも大好きなまどか様が
あんたを落とせって言うから……そうしたらもっと気持ち良くしてくれるって言うからぁ!!」
杏子「まどか……!?ほむらの話に出てきたやろうか……なるほどね。奴をぶっつぶせばお前もほむらも元通り、
全部終わりってことだ!」
さやか「出来るかな、あんたに!」
杏子「やってやるさ……友達の為なら、自分の為なら!魔法は徹頭徹尾自分の為に使わないとね!!」
さやか「違うよ……魔法ってのは大好きなまどか様の為なんだ、だからあたしは――うあああああああああ!!」
さやか「あだじが……だいずぎだどば……」
杏子「さやか……?あんたもしかしてっ!!」
さやか「きょう――……あはははははははははははははははは!!!まどか様万歳!マドカサマバンザイッ!!」
杏子「さやか、あんた……けっ。本当、とことん手の掛かる奴だよあんたはさ……良いよ、好きなだけ暴れなよ、付き合ってやるからさ……だから」
杏子「だからちゃんとそれが終わったら、目を覚ませよな!!」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 16:36:58.75 ID:oSUpeWYa0
「ほむらちゃん……よく眠ってる……ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」
「可愛いよ、ほむらちゃん……ほむらちゃんの寝顔、すっごく可愛いよ……」
チュッ
「ティヒヒ、キス、しちゃった……でもほっぺにだからね?口同士は、ほむらちゃんからしてほしいな……なーんてねっ」
「ティヒヒ、それじゃぁ服脱がすね……邪魔だもんね。ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 16:45:41.76 ID:oSUpeWYa0
さやか「アハハハハハハハハハ!!」
杏子「さやか、あんた言ってたじゃないか!あの坊やのことが好きだって!
そのために魔法少女になったって、後悔なんてあるわけないって!」
さやか「ハハハハハハハハ!!ジダダイ、ゾンダドアダジジダダイ!!」
さやか「マドガザマドガザママドガザママドガザマダゲガアダジヲジババベビビベブベブ
バボバババババババババババババ!!」
杏子「へっ、何言ってるか全然わからないねぇ!結局あんたの力なんてそんなもんさ、神様!
いつだってあんたは何もしない、出来やしない!夢と希望って奴を叶えるのはあたしら魔法少女の仕事なのさ!」
さやか「バババババババババ――まどか様万歳!まどか様だいじゅぎぃ!!ぎぎゃああああああああああ!!」
杏子「……心配すんなよさやか。あんたがどんなになっても、あたしの友達だからな……ロッソ・ファンタズマ」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 16:51:39.63 ID:oSUpeWYa0
さやか「ぎゅぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ――」
「さやか」
さやか「ぎぎがががががががぎがががが――ぐっ……がっ……!」
「さやか、しっかりして。なんて格好をしているんだい君は。ほら、服を着て、それから僕の演奏を聞いてくれよ。
まだ途中じゃないか」
さやか「べん……ぞう……?」
「いやーキテレツ君奇遇ざんすねー」
さやか「あがっ……ぐぁっ……ばど……まどが……ざま……!」
「……しっかりしてよさやか。バイオリンの練習が終わったら、どこかに出かけよう。デパートに行ったり、公園に行ったりさ。
アイスを食べたり、CD探したり。そうだ、もうすぐクリスマスだね。クリスマスの特別公演、さやかには特等席を用意するからちゃんと来てくれよ?
だからさやか、起きて。ね?」
さやか「うぐっ……うあぁ……きょう……きょう……」
「さやか……僕だよ、僕。そうだよ、きょう――」
さやか「この……バカァ……」
「え?」
さやか「杏子の……ばかぁ……」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 16:58:39.77 ID:oSUpeWYa0
杏子「さやか、なんで……」
さやか「バカァ……魔法……こんな事に使ってんじゃないわよ……本当あんたって馬鹿……」
杏子「さやか、あんた意識が!?」
さやか「ダメ……まだ……来てる……ねぇお願い……杏子……あたしに、止めをサシテ……」
杏子「さやか!大丈夫だよ、お前はもう大丈夫なんだ!だからしっかりしろよ、おい!」
さやか「ダメ……モウダメ……うぁっ……まどかさま……ばんざい!!うあぁ!!」ブンッ
杏子「さやか、おいしっかりしろ!ケツ見えてる!隠せ隠せ!」
さやか「オネガイ……モウヤダ……あたしをコロシテ……キョウ子……!」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 16:59:15.86 ID:oSUpeWYa0
杏子「さやか……解った。今、楽にしてやるからな……」
さやか「アリ……ガ……トウキョーコ……」
さやか「……ダイスキ……だよ……」
杏子「……馬鹿が、そんな悲しい別れの挨拶があるかよ……」
杏子「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
QB「うおおおおおおおおおおそうか、これは夢だね!夢のなかで、気づいちゃうパターンだね!」
QB「パターンだね!」
ゴッツンコ
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 17:05:23.00 ID:oSUpeWYa0
シャルロッテ「まてまてチーズまてー!」
マミ「い、今あったことをありのまま話すわ!魔獣を殲滅したと思ったら少女がいたから話しかけたらその子は
全裸でわたしのことをチーズと呼びながら嬉々として追いかけてくるの!パンツ被った暁美さんとかそんなちゃちなものじゃない、
もっと恐ろしいものの片鱗を味わった気分だわ!」
シャルロッテ「チーズみっけ♪」
マミ「きゃー」
シャルロッテ「あはははは!うねうね成敗!」
マミ「しょくしゅがおってくるぅー!」
シャルロッテ「あははは、あはははは!」
マミ「くっ、彼女は姿こそ人間だから今ままで逃げの一手しか打てなかったけどとっても人間とは思えない!
魔獣の仲間ね!えい、ティロ・フィナーレ!」
シャルロッテ「あはは――ぐっ……」
マミ「やったの……?」
シャルロッテ「うぐっ……おっぐ――ぐえっ」
マミ「……えっ?」
QB「この髪型にしてから、スピードが違うぜ」
ドーン
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 17:10:37.19 ID:oSUpeWYa0
杏子「マミ、大丈夫か!?」
さやか「マミさん!」
マミ「あなた……たち――美樹さん!?あなたどうして!?」
さやか「え、あぁええとまぁ色々あって……」
杏子「そんなことより、まずはあいつをどうにかしないとな……さやかはQB「次回のトランスフォーマー、面白いよ」
とぶつかったら元通りになったけど……さてと、どうかな……」
シャルロッテ「CHIIIIIIZOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!」
さやか「ダメ……みたいだね」
杏子「ちっ。やるしかないってか……相手になってやる、さやか、行くぞ!」
さやか「うんっ!」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 17:17:26.19 ID:oSUpeWYa0
次 回 予 告
誰の為の戦いか――
杏子「悪いな、美人の涙が最優先だ……あばよ、酔っぱらい」
何を賭けた戦いか――
マミ「ノブレス・オブリージュ。桃色のイレギュラーを排除する」
何と向き合うのか――
さやか「あんたは……昔のあたしと同じ。引き返せるよ、まだ」
護るべきものとは――
まどか「殊勝な羊たちだね、狼の餌場に自ら来るなんて」
そのときワタシたちは、何が正しくて何が悪いのかもよく分かっていない……たった十四歳の子供だった
第三話「QB、死す」マギカスタンバイ!
QB「という話ではありませんがー」
ほむら「次回もおたのしみに!」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 17:35:23.23 ID:oSUpeWYa0
さやさや「今日は何して遊ぼうかー」
あんあん「そーだなーじゃぁマミを射撃しねえ?」
まみまみ「やめて」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 17:37:02.65 ID:oSUpeWYa0
マミ「という夢を見たわ……」
杏子「何馬鹿なこと言ってんだよ……」
さやか「それよりもほむらですよほむら!QB、連れていった奴の特徴とかないわけ!?」
QB「桃色の髪をしていた。すまないけど、それしか覚えていない……」
さやか「十分じゃん!」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 17:40:54.64 ID:oSUpeWYa0
まど神『ウェヒヒ』
パシュッ
マミ「――このプレッシャーは!ティロ・フィナーレ!」
杏子「なんだってんだよ……」
さやか「マミさん、大丈夫ですか!?」
マミ「随分と、なめられたものね……」
さやか「?!これは!!」
杏子「ボスさん自らご招待ってか……なめられたもんだね、あたしらもさ」
QB「皆、準備はいいかい?」
マ・さ・杏「「「おう!!」」」
QB「よし、行こう!ってこの桃色のアーチ僕は触れないのね。良いよ、薄々気づいてたから」
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 17:47:28.00 ID:oSUpeWYa0
まど神「ウェヒヒヒヒヒヒヒ、よくきたね」
マミ「割と一本道だったわ!」
杏子「途中で四天王とか出てくるかと思ったがそんなことなかったぜ!」
さやか「まどか、もうやめようよこんなこと……幸せになれないよあんたも、それにほむらも……」
まどか「ウェヒヒヒヒヒヒヒヒ。さやかちゃんだけには幸せを語られたくないな~。
本当は触って欲しくてキスして欲しくて抱いて欲しかったくせに、そんなつもりはなかった
だなんて嘘を吐きながらわたしを求めたさやかちゃんにはね!」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 17:55:30.65 ID:oSUpeWYa0
さやか「まどか……」
杏子「――てめえ、さやかを馬鹿にすんな!」
まど神「ふんっ」カッ
杏子「あっ……」ジュンッ
まど神「ティヒヒ。久しぶりだね、杏子ちゃん……どう、思い出したかな?下のお口で銜えたうまい棒の味が!」
杏子「あっ……やめろ……そんなところに……食べ物を……くぅっ!!」
さやか「杏子!」
マミ「佐倉さん!くっ、佐倉さんに何をしたの!!」
まど神「ふん!」カッ
マミ「あっ……」ジュンッ
まど神「……ねぇ、雌豚さん。誰に向かって、そんな口利いているのかな?ん?」
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 17:56:31.93 ID:oSUpeWYa0
マミ「いやっ……何……この感覚……やだ……すっごい……嫌ぁ!!」
まど神「ねー。いつもは周りにお姉さんぶってるけど本当はすんごいかまってちゃんで怒られたり責められたり
叩かれたりするがだーいすきな変態さんだもんねーねーブタさん?」
マミ「いやっ……止めて……知らない……わたしはこんなの知らない……っ!!」
まど神「あなたが知らなくてもわたしは知ってるよ?杏子ちゃんもマミさんも、いっつも強がってばかりのくせに……
ねー、突いたらすぐにお股のダムを崩しちゃうってこと!ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!」スッ
さやか「……二人をすぐに開放しろ、今すぐにだ」
まど神「……ふーん。さやかちゃんのくせに、わたしに楯突くんだ」
さやか「ほむらは何処にいる」
まど神「ほむらちゃん?どーしてそれをさやかちゃんに教えないといけないのかな?」
さやか「ほむらは何処にいるんだって聞いているんだ!!」
まど神「ティヒヒヒ、さやかちゃんの癖に生意気だね……仕方ないなぁ、呼んであげるよ。ほむらちゃーん!」
ツカッ ツカッ ツカッ ツカッ
さやか「ほむら……――あんた!!」
ほむら「お呼びでしょうか、まどか様」スッポンポン
まど神「ティヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ残念でしたぁあああああああ!!ほむらちゃんの調教はもう終わってるんだよ!一足遅かったね、ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒイッ!!」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 18:00:48.38 ID:oSUpeWYa0
さやか「――貴様ぁ!!」バンッ
さやか「なっ……?」
ほむら「まどか様には指一本触れさせない」
さやか「……ほむらぁ!!」
まど神「ダメだよほむらちゃん、そんなに危ないもの持ったら。それに私に許可なく服着ちゃダメだって言ったよね?
ねぇ、ごめんなさいのちゅーは?」
ほむら「ごめんなさい……まどか様」チュッ
まど神「んっ……良いよほむらちゃん。許してあげる」
まど神「ということだからさやかちゃん、その雌豚を二匹連れてさっさと帰ってね。
これからわたしはほむらちゃんと大事な大事な用があるんだからばいばーい☆彡」
ほむら「愛しています、まどか様」
さやか「……ふざけるな」
まど神「ほむらちゃん、後ろの方もちゃんと開発してあげるからね」
ほむら「ありがとうございます、まどか様」
さやか「――ふざけるなって言っているんだよお前ぇ!!」ダッ
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 18:08:46.23 ID:oSUpeWYa0
まど神「……」チッ
さやか「うおおおおおおおおおおお!!」
ほむら「まどか様は私が護る」
ガキンッ
さやか「双頭ディルドーであたしの剣を止めた!?」
ほむら「まどか様の愛ゆえに。その愛を受け入れられない貴方に、私は負けない」
さやか「今お前を制し促しているものが、愛であるものか!」
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 18:09:28.70 ID:oSUpeWYa0
ほむら「愛とは道程ではないわ、結果よ」
さやか「貴様という奴は!」
ほむら「貴方にも解る。だから一緒に――」
さやか「あたしはそれを捨てた!いらないから捨てた!二度と、拾ってくれるもんかぁー!!」
ほむら「牙を抜かれた山猫が何を偉そうに……なっ……わたしのディルドーが圧されている!?」
さやか「うおおおおおおおおおおおお!!」
ほむら「くっ……それでも此処から先には絶対に……」
まど神「ほむらちゃん、下がって」ギッ
ほむら「まどか様――はいっ!」
まど神「死ね」ビュンッ
さやか「あっ――」
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 18:19:03.62 ID:oSUpeWYa0
バンッ
さやか「あっ――あれ……?」ツー
まど神「……まだ動けたのか……」
マミ「正確には……もう動ける、よ……」
さやか「マミさん!」
まど神「ちっ。豚の癖に豚の癖に豚の癖に!!」
マミ「ふん、その豚に一矢を逸らされたのはどこのどいつかしら?」
まど神「くっ……それがどうした!ほむらちゃんはわたしの物だ、お前たちに渡すか!」
杏子「へぇ、それが、どうしたんだよ。神様」
まど神「後ろっ!?――貴様あああああああああああああああああああ!!」
杏子「悪いけど、ほむらは回収させてもらったぜ……眠り姫様はぐっすりだ」
まど神「汚い手でほむらちゃんに触るなあああああああああああああああああああうああああああああ!!」バシュバシュバシュッ
杏子「くっ、これはよけれねえ……でも、ほむらだけは絶対に傷つけるかよ!!」ギュゥッ
ブチュッブチュブチュブチュブチュブチュヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュ
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 18:28:40.48 ID:oSUpeWYa0
杏子「――あれ……痛くな……!?」
マミ「そんな……」
まど神「フーフー!!」
杏子「お前……なんで……!?」
さやか「へへっ……痛みなんて簡単に消しちゃえるし、あたしは傷もすぐに治せるから……」
杏子「だからってお前!」
さやか「……ねぇ、まどか……もうやめようよこんな事さ……意味無いよ……こんなことでほむらを手に入れたって
あんたもほむらも救われない……」
まど神「黙れ!貴様に何がわかる!」
さやか「解るよその気持ち……だからさ、好きなだけ暴れたら目を覚ましなよ……なっ、まどか」
パチンッ
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 18:29:02.24 ID:oSUpeWYa0
杏子「なっ、おいさやか!くそっ、なんだこの泡破れねえ!!」
マミ「美樹さん!」
さやか「こっからは恋する乙女以外立入禁止だよ……そんじゃ、また会おうね。あぁ、ほむらによろしく言っといてよね」
杏子「さやかああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
マミ「美樹さあああああああああああああああああああん!!」
ははっ。恥ずかしいな……あんなに叫ばれちゃって……あたしって、そんなに好かれていたんだな……知らなかった」
……まどか。あんたはとっても優しい子だって、あたし知ってる。でも、優しいだけじゃないんだよね。本当は誰かに優しくされたいし、
愛されているって実感が欲しかったんだよね……教えてあげるよ、あたしがさ。だからもう、誰も傷つけちゃだめだよ?」
まど神「ううううううう――うあああああああああああああああああああ!!」
さやか「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 18:31:36.72 ID:oSUpeWYa0
僕には愛というのが何か解らない。
それは本当に追い求める価値があるものか。
それは本当に誰かに捧げる価値があるものか。
解らない。
それでも彼女たちが戻ってきたとき僕はこう言った。
QB「おかえりなさい」
これが、感情というものなのだろうか。
解らない。
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 18:34:36.84 ID:oSUpeWYa0
さやさや「え、何このオチ」
ほむほむ「いいとこどりにも程があるわ」
あんあん「お、おい!終わったか!?」
まみまみ「終わったわよ。ほらこっち来なさい、あなたとわたしは割とまともだったわ」
あんあん「み、見ねーよばーか!」
まどまど「おい」
QBQB「はい」
まどまど「なんだよこれ」
QBQB「な、なんだよと言いますと?」
まどまど「死ね」
QBQB「え?」
まどまど「死ね」
QBQB「……はい」
「QB死す」 完
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/24(木) 18:35:16.51 ID:oSUpeWYa0
みんなもgdgdフェアリーズ見ようぜ!
じゃな!
まどか「こんなに可愛い子がわたしのことを想ってくれていたんだね」