1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 13:47:06.72 ID:2YHkG2Mk0
まどか「ほむらちゃん、おはよー♪」
ほむら「お、おはようございます鹿目さん」
まどか「もう、まどかでいいって言ってるのにぃ」むぅ
ほむら「な、名前で呼ぶのは…その…」
まどか「ふふっ…モジモジしてるほむらちゃん可愛い♪」
ほむら「…からかわないでください…//」
まどか「それじゃ、学校行こうか」ぎゅ
ほむら「は、はい…//」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 13:51:53.83 ID:2YHkG2Mk0
ーー
マミ「あら、今日も二人で登校?」
まどか「あ、マミさんお早うございます」
ほむら「お、お早うございますっ」ペコリ
マミ「うん、おはよう…手を繋いで登校なんて…ふふっ、相変わらず仲良しなのね」
まどか「えへへ…私とほむらちゃんは親友ですから」エヘン
ほむら「…………」
マミ「…でも、少し大変何じゃないの?」
マミ「鹿目さんと暁美さんの家は結構離れてるのに」
マミ「毎朝、暁美さんの家に寄ってから一緒に登校するなんて」
まどか「ほむらちゃんは退院したばかりですから」
まどか「この街にだって馴れてないし、出来るだけ私が側にいたいんです」
マミ「ふふっ…鹿目さんは友達想いね…偉い偉い♪」ナデナデ
まどか「えへへ//」
さやか「おっ…みんな、おっはよー」
まどか「さやかちゃん、おはよう…今日は少し遅かったんだね」
さやか「いやー昨日の晩は杏子とゲームで盛り上がっちゃってさ…実は徹夜なんだよね…ふぁあ…」
マミ「あんまり夜更かしすると…大きくなれないわよ」
ほむら「そ、そうですよ!…睡眠はしっかりとらないと…」
さやか「むむむぅ…転校生!」だきっ
ほむら「ひゃぅ?!」
さやか「私の嫁と手を繋いで登校だなんて許せん!…オッパイほむほむの刑だぁ♪」
ほむら「あぁう…や、止めてください美樹さん…//」
さやか「ほむほむ…ここか?ここがいいのんかぁ?」
まどか「…………っ!」
ドンッ
さやか「きゃあぁっ!?」
ずざざっ
マミ「美樹さん?!」
まどか「…ほむらちゃん、大丈夫?…駄目だよ、嫌だったらしっかりした態度を取らなくちゃ」
ほむら「鹿目さん…!いくらなんでも今のは…!」
さやか「あ、あはは…ちょっと、痛たいかな…まどか、少しキツイ…」
まどか「冗談ですまないのはさやかちゃんの方だよ!」
まどか「ほむらちゃんが嫌がってるのがわからないの?!」
まどか「こんな所でほむらちゃんの胸なんか触ったりして…!」
まどか「非常識過ぎるよ!さやかちゃんってホント馬鹿!」
マミ「はいはい、そこまでそこまで」パンパン
マミ「美樹さん…立てる?」ぐ
さやか「は、はい…痛てて…」
マミ「結構、酷く擦りむいちゃってるわね…鹿目さん、保険係でしょ、美樹さんを保健室に連れていってあげなさい」
まどか「何で私が…!」
マミ「鹿目さん!」
まどか「…ぅ、わかりました…」
ほむら「美樹さん…怪我、大丈夫ですか…?」
さやか「へ、平気だよ!…ごめんね、調子に乗りすぎちゃったね私…」
ほむら「……いえ」
保健室
まどか「消毒液…ちょっと染みるよ」チョン
さやか「ぅ…」
まどか「…ごめんね、さやかちゃん…私、酷い事しちゃったね」
さやか「い、いいよ…元はといえば私のせいなんだし…はは」
まどか「…うん、そうだね…やっぱりそうだよね」ぎゅ
さやか「痛っ…ま、まどか…そろそろ消毒は…」
まどか「さやかちゃん…もう、あんな事したら駄目だからね?」
まどか「私ね…まだ、少しだけ怒ってるんだよ?」ぎゅ
さやか「痛い…!痛いってまどか!」
まどか「さやかちゃん…私の話聞いてるの?!」
さやか「聞いてる!…聞いてるって…だから!」
まどか「私ね、怒ってるんだよ?凄く凄く怒ってるんだよ?!」
まどか「さやかちゃんだから許す、けど…」
まどか「次は…絶体に許さない!」ぎゅう
さやか「わかった…わかったから!」
ーーー
まどか「ほむらちゃん、一緒にご飯食べよう♪」
ほむら「は、はい…あ、あれ?」ゴソゴソ
まどか「ん?どうしたの?」
ほむら「お弁当が…ないんです、朝、確かに作って入れたのに…」
まどか「いつもは購買だけど…今日は自分でお弁当作るって言ってたもんねほむらちゃん」
ほむら「はい…あんまり親に迷惑かけたくないし…節約したいって思ったのに…ぅう」
ーーー
まどか「ほむらちゃん、あーん♪」
ほむら「はむっ…もぐもぐ…ぅ…//」
まどか「ふふっ…ほむらちゃん可愛い♪」
まどか「じゃあ…次はパパ特製の玉子焼きだからね…あーん」
ほむら「あ、あの…鹿目さん…!」
まどか「…?ほむらちゃん玉子焼き嫌い?」
ほむら「そ、そうじゃなくて…」
ほむら「その…恥ずかしい…です//」
ほむら「やっぱり私、購買でなにか買って…」
まどか「駄目だよそんなの、節約したいって言ってたのに…意味がないよ」
ほむら「でも…鹿目さんに迷惑じゃ」
まどか「そんなの遠慮しなくていいんだよ…私達親友じゃない」
まどか「それに…今日は私、あんまりお腹すいてないから、ほむらちゃんが手伝ってくれて嬉しいんだからね」
ほむら「鹿目さん…」
まどか「じゃあ次はミートボールだよ」
まどか「ほむらちゃん、あーんして♪」
ほむら「は、はい…あーん//」
ほむら「もぐもぐ…美味しい、です//」
マミホーム
マミ「鹿目さんがどうかしたの?」
ほむら「…その、どうかしたと言う訳ではないんですが…」
ほむら「鹿目さんって…どういう人なのかなって…」
マミ「優しくて、良い子じゃない」
ほむら「それは勿論!…けど、時々…その…鹿目さんって…//」
マミ「…成る程、確かに暁美さんの事になると、少し度を超えた事をしちゃったりするものね」
ほむら「…そうなんです」
マミ「暁美さんは…鹿目さんの事を迷惑に思ってるのかしら?」
ほむら「とんでもありません!私、鹿目さんには本当に感謝してるんです…」
マミ「…うん」
ほむら「…私、良くわからないんです…ずっと病院で独りで…友達なんて出来なくて…でも鹿目さんに出会って」
ほむら「鹿目さんとずっと一緒にいたい…鹿目さんのいない世界なんて考えられない…」
ほむら「これって変な考えなんでしょうか…」
まどか「こんな私を…鹿目さんはどう思うんでしょうか…」
ーーー
ほむら「すみませんでした…突然お邪魔して、何だか訳のわからない事ばかり言っちゃって」ペコリ
マミ「ううん…相談事があればいつでもいらっしゃい、歓迎するわ」ニコ
ほむら「ありがとうございました」ペコリ
ガチャ
QB「やれやれ…本当に、彼女は何が言いたかったんだろうね」
マミ「うーん一言で言っちゃうと青春、かな」
QB「訳がわからないよ」
マミ「ふぅ…さてさて」
美樹家
さやか「ただいまー」
杏子「おう、お帰り…おばさん、さやかが帰ってきた!」
さやかママ「あら、お帰りなさいさやか」
杏子「じゃあ…私行ってくるから」
さやか「あれ…どっか出掛けるの?杏子」
杏子「晩飯の買い物だよ…聞いて驚け!今夜はすき焼きだぜ?しかも牛肉だぜ?大豆じゃねぇんだぜ?」
さやかママ「当然でしょ…杏子ちゃんが家事を手伝ってくれるから助かるわ」
杏子「世話になってるんだし…これくらいは当然さ」
ーー
杏子「いやー旨かったなぁ…おばさんの料理、マジで旨い…もうあばら家の畳なんか食えねーな」
さやか「あんた…本当、今までどういう生活してたのよ…」
杏子「それは言いたくねぇな…けど」
杏子「有り難うなさやか…お前が一緒に住もうって言ってくれなかったら…あたしは…多分死んでただろうな」
さやか「あはは…感謝ならウチの両親にしなよ、私は頼んだだけだもん」
杏子「勿論だ…おばさんとおじさんにも凄い感謝してる…」
杏子「けど…それも全部…お前が頼んでくれたからなんだ」
さやか「あは…そんなマジな顔で言わなくたって良いってば」
杏子「いや…マジで言わせてくれ…私は…さやかの事が…」
さやかママ「さやかー!杏子ちゃん!お風呂空いたから一緒に入っちゃいなさい!」
ーーー
さやか「ねぇ杏子…」
杏子「何だ」
さやか「どうしてお風呂来てから…ずっとこっち向いてくれないの」
杏子「気にすんな」
さやか「いや、凄い気になるよ…あんた、服脱ぐときからずっとそっぽ向いてんじゃん」
杏子「気にすんな//」
さやか「やれやれ…」ちゃぽ
さやか「…痛っ!」びくっ
杏子「なんだ?どうした!…ぅ//」
さやか「いや…ちょっとね、擦りむいた所に染みちゃっただけだよ」
杏子「擦りむいたって…ただ転んだだけでこんなでかい絆創膏がいる訳ないだろ!何があった!」
さやか「いや、本当たいした事じゃないんだって!」
杏子「言え!…何があった!」
さやか「ぅ…その…」
ーーー
杏子「…そうか、まどかが…」
杏子「あの野郎…!」ギリ
公園
まどか「来たよ、杏子ちゃん」
杏子「まどか…!」
ボグッ!
まどか「ぅ…ぐぇ…っ…ゲホッ…ゲホッ…」ガクッ
杏子「…さやかが悪いのはわかってる…けど、我慢が出来なかった…」
まどか「ぅ…っ…いいよ…私だって…杏子ちゃんの気持ち…わかるもん…」
杏子「悪かったな…わざわざ呼び出した上に殴っちまって」
杏子「…あたしの事…殴れよ」
まどか「………」フルフル
杏子「…本当、悪かったな」
マミホーム
QB「マミ、こっちは終わったよ」
マミ「はい、それじゃあ今度はこっち」
QB「きゅっぷい…まだあるのかい」
マミ「そうね、まだまだよ」
ーーー
まどか「杏子ちゃん、今さやかちゃんの家で暮らしてるんだよね…」
杏子「ああ…そん時はお前にも面倒かけちまったな」
まどか「どう…?さやかちゃんとはうまくいってる?」
杏子「…うまくはいってるさ…勿論、友達としてだけどな」
まどか「…そっか」
杏子「お前のほうこそどうなんだ」
杏子「ほむらとは…少しは進んだのか?」
まどか「………………」
まどか「…わかんない」
杏子「…そうか」
まどか「……どうしてなんだろうね」
杏子「…………」
まどか「なんで私達、女の子を好きになっちゃったんだろう…」
まどか「どっちかが男の子なら…こんな想いしなくてすんだのに…」
杏子「仕方ねえよ…自分が惚れて好きになった相手なんだ」
杏子「…それも自業自得って事さ…」
まどか「私は、杏子ちゃんみたいに納得出来ないよ!」
まどか「ねぇ…杏子ちゃんはさやかちゃんとキスしたいって思ったりしないの?」
まどか「一緒にすんでるんだもん…裸だって見たりするよね、私…そんなの絶体耐えられないよ!」
杏子「あたしだって…本当は我慢してるさ…襲っちまいそうになることだって…!」
まどか「だったら…!」
杏子「けどな!…さやかを、あいつを辛い顔だけにはさせたくないんだ!」
杏子「さやかが幸せになれるなら…他の男を選んでも構わない!」
杏子「あいつの笑顔が…あたしの幸せなんだ!」
まどか「無理だよ…ぅう」
まどか「そんなの…私だったら絶体に許せない…ひっく」
まどか「ほむらちゃんが他の男と仲良くなったりしたら…」
まどか「私…その人を…絶体に殺す…殺してやるもん…ぅうう」
まどか「私ね、本当はほむらちゃんに酷い事たくさんしてるんだよ…」
まどか「最低なんだよ…私…こんな事知られたら絶体に軽蔑されちゃう…嫌われちゃうよ…」
まどか「でも…ぅぐ…好きなの、私…ほむらちゃんが好きなの!」
まどか「ひぐっ…うっ…ぅああぁああぁん!」
杏子「…今の内に泣いておけ…明日は家に遊びに来いって、マミから皆にメールがきたろ…」
杏子「明日、ほむらの前で笑顔でいられるように…今は、私が側にいてやるよ」ぎゅ
まどか「ぅう…ぅううぅうううっ!」ぎゅ
翌日
まどほむ杏さや『お邪魔しまーす』
マミ「はい、いらっしゃい」
さやか「ぅわあ…どうしたんですかマミさんこのケーキの山」
ほむら「他にもお菓子が沢山…美味しそう//」
マミ「ちょっとね…新作のお菓子を作ろうと思って頑張ったら…色々作り過ぎちゃって」
マミ「私とキュウべぇだけじゃ食べられないし、折角だもの…皆で食べるのが楽しくて良いじゃない」
杏子「そうだな、食いもんを粗末にしちゃいけないもんな」ジュルリ
まどか「マミさん…私もう//」
マミ「ええ、皆どうぞ召し上がれ」
まどほむ杏さや『いただきまーす♪』
ほむら「鹿目さん…この苺が乗ったやつなんてどうですか?」
まどか「うん…私、苺大好き、これから食べようかな」
ほむら「そ、それじゃあ…」
まどか「ほ、ほむらちゃん?」
ほむら「…昨日の…お返しです//」
まどか「…う、うん//」
ほむら「鹿目さん…あーんして下さい」
まどか「あ、あーん//」
ほむら「ど、どうですか」
まどか「うん、美味しい…とっても美味しいよほむらちゃん♪」
ほむら「え、えへへ//」
さやか「杏子…お菓子は逃げないんだから…もっと落ち着いて食べなってば…」
杏子「だって、もぐもぐ…旨いんだから、もぐもぐ…仕方ねぇだろ」
さやか「もぅ!…口のまわりがクリームだらけじゃない…」
ひょい、ぱく
杏子「さ、さやか…お前…何やってんだ!」
さやか「食いもんを粗末にしちゃあ駄目なんでしょ?」
杏子「お、おぅ//」
マミ「ふふ、やっぱり皆仲良しが一番ね」
QB「…徹夜でお菓子なんか作ったのはこの為かい」
QB「別に、これで彼女達の悩みが晴れたなんて思えないけどね」
マミ「でも、今はみんな、笑顔だわ」
マミ「こんな時間をもっともっと増やせたら…いつか悩み事なんて無くなっちゃうって思わない?」
QB「さぁね、訳がわからないよ」
マミ「ふふ、そんな事言って…私のお菓子作りに付き合ってくれたくせに」
マミ「キュウべぇも…あーん♪」
QB「きゅっぷい」ぱくり
終わり
元スレ
ーー
マミ「あら、今日も二人で登校?」
まどか「あ、マミさんお早うございます」
ほむら「お、お早うございますっ」ペコリ
マミ「うん、おはよう…手を繋いで登校なんて…ふふっ、相変わらず仲良しなのね」
まどか「えへへ…私とほむらちゃんは親友ですから」エヘン
ほむら「…………」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 13:56:15.43 ID:2YHkG2Mk0
マミ「…でも、少し大変何じゃないの?」
マミ「鹿目さんと暁美さんの家は結構離れてるのに」
マミ「毎朝、暁美さんの家に寄ってから一緒に登校するなんて」
まどか「ほむらちゃんは退院したばかりですから」
まどか「この街にだって馴れてないし、出来るだけ私が側にいたいんです」
マミ「ふふっ…鹿目さんは友達想いね…偉い偉い♪」ナデナデ
まどか「えへへ//」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 14:02:58.82 ID:2YHkG2Mk0
さやか「おっ…みんな、おっはよー」
まどか「さやかちゃん、おはよう…今日は少し遅かったんだね」
さやか「いやー昨日の晩は杏子とゲームで盛り上がっちゃってさ…実は徹夜なんだよね…ふぁあ…」
マミ「あんまり夜更かしすると…大きくなれないわよ」
ほむら「そ、そうですよ!…睡眠はしっかりとらないと…」
さやか「むむむぅ…転校生!」だきっ
ほむら「ひゃぅ?!」
さやか「私の嫁と手を繋いで登校だなんて許せん!…オッパイほむほむの刑だぁ♪」
ほむら「あぁう…や、止めてください美樹さん…//」
さやか「ほむほむ…ここか?ここがいいのんかぁ?」
まどか「…………っ!」
ドンッ
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 14:10:38.81 ID:2YHkG2Mk0
さやか「きゃあぁっ!?」
ずざざっ
マミ「美樹さん?!」
まどか「…ほむらちゃん、大丈夫?…駄目だよ、嫌だったらしっかりした態度を取らなくちゃ」
ほむら「鹿目さん…!いくらなんでも今のは…!」
さやか「あ、あはは…ちょっと、痛たいかな…まどか、少しキツイ…」
まどか「冗談ですまないのはさやかちゃんの方だよ!」
まどか「ほむらちゃんが嫌がってるのがわからないの?!」
まどか「こんな所でほむらちゃんの胸なんか触ったりして…!」
まどか「非常識過ぎるよ!さやかちゃんってホント馬鹿!」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 14:17:53.15 ID:2YHkG2Mk0
マミ「はいはい、そこまでそこまで」パンパン
マミ「美樹さん…立てる?」ぐ
さやか「は、はい…痛てて…」
マミ「結構、酷く擦りむいちゃってるわね…鹿目さん、保険係でしょ、美樹さんを保健室に連れていってあげなさい」
まどか「何で私が…!」
マミ「鹿目さん!」
まどか「…ぅ、わかりました…」
ほむら「美樹さん…怪我、大丈夫ですか…?」
さやか「へ、平気だよ!…ごめんね、調子に乗りすぎちゃったね私…」
ほむら「……いえ」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 14:22:34.83 ID:2YHkG2Mk0
保健室
まどか「消毒液…ちょっと染みるよ」チョン
さやか「ぅ…」
まどか「…ごめんね、さやかちゃん…私、酷い事しちゃったね」
さやか「い、いいよ…元はといえば私のせいなんだし…はは」
まどか「…うん、そうだね…やっぱりそうだよね」ぎゅ
さやか「痛っ…ま、まどか…そろそろ消毒は…」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 14:24:55.87 ID:2YHkG2Mk0
まどか「さやかちゃん…もう、あんな事したら駄目だからね?」
まどか「私ね…まだ、少しだけ怒ってるんだよ?」ぎゅ
さやか「痛い…!痛いってまどか!」
まどか「さやかちゃん…私の話聞いてるの?!」
さやか「聞いてる!…聞いてるって…だから!」
まどか「私ね、怒ってるんだよ?凄く凄く怒ってるんだよ?!」
まどか「さやかちゃんだから許す、けど…」
まどか「次は…絶体に許さない!」ぎゅう
さやか「わかった…わかったから!」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 14:30:10.80 ID:2YHkG2Mk0
ーーー
まどか「ほむらちゃん、一緒にご飯食べよう♪」
ほむら「は、はい…あ、あれ?」ゴソゴソ
まどか「ん?どうしたの?」
ほむら「お弁当が…ないんです、朝、確かに作って入れたのに…」
まどか「いつもは購買だけど…今日は自分でお弁当作るって言ってたもんねほむらちゃん」
ほむら「はい…あんまり親に迷惑かけたくないし…節約したいって思ったのに…ぅう」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 14:35:15.15 ID:2YHkG2Mk0
ーーー
まどか「ほむらちゃん、あーん♪」
ほむら「はむっ…もぐもぐ…ぅ…//」
まどか「ふふっ…ほむらちゃん可愛い♪」
まどか「じゃあ…次はパパ特製の玉子焼きだからね…あーん」
ほむら「あ、あの…鹿目さん…!」
まどか「…?ほむらちゃん玉子焼き嫌い?」
ほむら「そ、そうじゃなくて…」
ほむら「その…恥ずかしい…です//」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 14:41:17.43 ID:2YHkG2Mk0
ほむら「やっぱり私、購買でなにか買って…」
まどか「駄目だよそんなの、節約したいって言ってたのに…意味がないよ」
ほむら「でも…鹿目さんに迷惑じゃ」
まどか「そんなの遠慮しなくていいんだよ…私達親友じゃない」
まどか「それに…今日は私、あんまりお腹すいてないから、ほむらちゃんが手伝ってくれて嬉しいんだからね」
ほむら「鹿目さん…」
まどか「じゃあ次はミートボールだよ」
まどか「ほむらちゃん、あーんして♪」
ほむら「は、はい…あーん//」
ほむら「もぐもぐ…美味しい、です//」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 14:44:30.58 ID:2YHkG2Mk0
マミホーム
マミ「鹿目さんがどうかしたの?」
ほむら「…その、どうかしたと言う訳ではないんですが…」
ほむら「鹿目さんって…どういう人なのかなって…」
マミ「優しくて、良い子じゃない」
ほむら「それは勿論!…けど、時々…その…鹿目さんって…//」
マミ「…成る程、確かに暁美さんの事になると、少し度を超えた事をしちゃったりするものね」
ほむら「…そうなんです」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 14:48:22.57 ID:2YHkG2Mk0
マミ「暁美さんは…鹿目さんの事を迷惑に思ってるのかしら?」
ほむら「とんでもありません!私、鹿目さんには本当に感謝してるんです…」
マミ「…うん」
ほむら「…私、良くわからないんです…ずっと病院で独りで…友達なんて出来なくて…でも鹿目さんに出会って」
ほむら「鹿目さんとずっと一緒にいたい…鹿目さんのいない世界なんて考えられない…」
ほむら「これって変な考えなんでしょうか…」
まどか「こんな私を…鹿目さんはどう思うんでしょうか…」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 14:52:50.65 ID:2YHkG2Mk0
ーーー
ほむら「すみませんでした…突然お邪魔して、何だか訳のわからない事ばかり言っちゃって」ペコリ
マミ「ううん…相談事があればいつでもいらっしゃい、歓迎するわ」ニコ
ほむら「ありがとうございました」ペコリ
ガチャ
QB「やれやれ…本当に、彼女は何が言いたかったんだろうね」
マミ「うーん一言で言っちゃうと青春、かな」
QB「訳がわからないよ」
マミ「ふぅ…さてさて」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 14:55:27.63 ID:2YHkG2Mk0
美樹家
さやか「ただいまー」
杏子「おう、お帰り…おばさん、さやかが帰ってきた!」
さやかママ「あら、お帰りなさいさやか」
杏子「じゃあ…私行ってくるから」
さやか「あれ…どっか出掛けるの?杏子」
杏子「晩飯の買い物だよ…聞いて驚け!今夜はすき焼きだぜ?しかも牛肉だぜ?大豆じゃねぇんだぜ?」
さやかママ「当然でしょ…杏子ちゃんが家事を手伝ってくれるから助かるわ」
杏子「世話になってるんだし…これくらいは当然さ」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 15:00:28.83 ID:2YHkG2Mk0
ーー
杏子「いやー旨かったなぁ…おばさんの料理、マジで旨い…もうあばら家の畳なんか食えねーな」
さやか「あんた…本当、今までどういう生活してたのよ…」
杏子「それは言いたくねぇな…けど」
杏子「有り難うなさやか…お前が一緒に住もうって言ってくれなかったら…あたしは…多分死んでただろうな」
さやか「あはは…感謝ならウチの両親にしなよ、私は頼んだだけだもん」
杏子「勿論だ…おばさんとおじさんにも凄い感謝してる…」
杏子「けど…それも全部…お前が頼んでくれたからなんだ」
さやか「あは…そんなマジな顔で言わなくたって良いってば」
杏子「いや…マジで言わせてくれ…私は…さやかの事が…」
さやかママ「さやかー!杏子ちゃん!お風呂空いたから一緒に入っちゃいなさい!」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 15:04:37.37 ID:2YHkG2Mk0
ーーー
さやか「ねぇ杏子…」
杏子「何だ」
さやか「どうしてお風呂来てから…ずっとこっち向いてくれないの」
杏子「気にすんな」
さやか「いや、凄い気になるよ…あんた、服脱ぐときからずっとそっぽ向いてんじゃん」
杏子「気にすんな//」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 15:10:14.49 ID:2YHkG2Mk0
さやか「やれやれ…」ちゃぽ
さやか「…痛っ!」びくっ
杏子「なんだ?どうした!…ぅ//」
さやか「いや…ちょっとね、擦りむいた所に染みちゃっただけだよ」
杏子「擦りむいたって…ただ転んだだけでこんなでかい絆創膏がいる訳ないだろ!何があった!」
さやか「いや、本当たいした事じゃないんだって!」
杏子「言え!…何があった!」
さやか「ぅ…その…」
ーーー
杏子「…そうか、まどかが…」
杏子「あの野郎…!」ギリ
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 15:14:38.63 ID:2YHkG2Mk0
公園
まどか「来たよ、杏子ちゃん」
杏子「まどか…!」
ボグッ!
まどか「ぅ…ぐぇ…っ…ゲホッ…ゲホッ…」ガクッ
杏子「…さやかが悪いのはわかってる…けど、我慢が出来なかった…」
まどか「ぅ…っ…いいよ…私だって…杏子ちゃんの気持ち…わかるもん…」
杏子「悪かったな…わざわざ呼び出した上に殴っちまって」
杏子「…あたしの事…殴れよ」
まどか「………」フルフル
杏子「…本当、悪かったな」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 15:19:00.44 ID:2YHkG2Mk0
マミホーム
QB「マミ、こっちは終わったよ」
マミ「はい、それじゃあ今度はこっち」
QB「きゅっぷい…まだあるのかい」
マミ「そうね、まだまだよ」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 15:19:23.57 ID:2YHkG2Mk0
ーーー
まどか「杏子ちゃん、今さやかちゃんの家で暮らしてるんだよね…」
杏子「ああ…そん時はお前にも面倒かけちまったな」
まどか「どう…?さやかちゃんとはうまくいってる?」
杏子「…うまくはいってるさ…勿論、友達としてだけどな」
まどか「…そっか」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 15:23:22.11 ID:2YHkG2Mk0
杏子「お前のほうこそどうなんだ」
杏子「ほむらとは…少しは進んだのか?」
まどか「………………」
まどか「…わかんない」
杏子「…そうか」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 15:26:51.30 ID:2YHkG2Mk0
まどか「……どうしてなんだろうね」
杏子「…………」
まどか「なんで私達、女の子を好きになっちゃったんだろう…」
まどか「どっちかが男の子なら…こんな想いしなくてすんだのに…」
杏子「仕方ねえよ…自分が惚れて好きになった相手なんだ」
杏子「…それも自業自得って事さ…」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 15:27:10.27 ID:2YHkG2Mk0
まどか「私は、杏子ちゃんみたいに納得出来ないよ!」
まどか「ねぇ…杏子ちゃんはさやかちゃんとキスしたいって思ったりしないの?」
まどか「一緒にすんでるんだもん…裸だって見たりするよね、私…そんなの絶体耐えられないよ!」
杏子「あたしだって…本当は我慢してるさ…襲っちまいそうになることだって…!」
まどか「だったら…!」
杏子「けどな!…さやかを、あいつを辛い顔だけにはさせたくないんだ!」
杏子「さやかが幸せになれるなら…他の男を選んでも構わない!」
杏子「あいつの笑顔が…あたしの幸せなんだ!」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 15:34:33.02 ID:2YHkG2Mk0
まどか「無理だよ…ぅう」
まどか「そんなの…私だったら絶体に許せない…ひっく」
まどか「ほむらちゃんが他の男と仲良くなったりしたら…」
まどか「私…その人を…絶体に殺す…殺してやるもん…ぅうう」
まどか「私ね、本当はほむらちゃんに酷い事たくさんしてるんだよ…」
まどか「最低なんだよ…私…こんな事知られたら絶体に軽蔑されちゃう…嫌われちゃうよ…」
まどか「でも…ぅぐ…好きなの、私…ほむらちゃんが好きなの!」
まどか「ひぐっ…うっ…ぅああぁああぁん!」
杏子「…今の内に泣いておけ…明日は家に遊びに来いって、マミから皆にメールがきたろ…」
杏子「明日、ほむらの前で笑顔でいられるように…今は、私が側にいてやるよ」ぎゅ
まどか「ぅう…ぅううぅうううっ!」ぎゅ
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 15:42:06.21 ID:2YHkG2Mk0
翌日
まどほむ杏さや『お邪魔しまーす』
マミ「はい、いらっしゃい」
さやか「ぅわあ…どうしたんですかマミさんこのケーキの山」
ほむら「他にもお菓子が沢山…美味しそう//」
マミ「ちょっとね…新作のお菓子を作ろうと思って頑張ったら…色々作り過ぎちゃって」
マミ「私とキュウべぇだけじゃ食べられないし、折角だもの…皆で食べるのが楽しくて良いじゃない」
杏子「そうだな、食いもんを粗末にしちゃいけないもんな」ジュルリ
まどか「マミさん…私もう//」
マミ「ええ、皆どうぞ召し上がれ」
まどほむ杏さや『いただきまーす♪』
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 15:46:59.79 ID:2YHkG2Mk0
ほむら「鹿目さん…この苺が乗ったやつなんてどうですか?」
まどか「うん…私、苺大好き、これから食べようかな」
ほむら「そ、それじゃあ…」
まどか「ほ、ほむらちゃん?」
ほむら「…昨日の…お返しです//」
まどか「…う、うん//」
ほむら「鹿目さん…あーんして下さい」
まどか「あ、あーん//」
ほむら「ど、どうですか」
まどか「うん、美味しい…とっても美味しいよほむらちゃん♪」
ほむら「え、えへへ//」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 15:51:31.03 ID:2YHkG2Mk0
さやか「杏子…お菓子は逃げないんだから…もっと落ち着いて食べなってば…」
杏子「だって、もぐもぐ…旨いんだから、もぐもぐ…仕方ねぇだろ」
さやか「もぅ!…口のまわりがクリームだらけじゃない…」
ひょい、ぱく
杏子「さ、さやか…お前…何やってんだ!」
さやか「食いもんを粗末にしちゃあ駄目なんでしょ?」
杏子「お、おぅ//」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/11(日) 15:52:04.21 ID:2YHkG2Mk0
マミ「ふふ、やっぱり皆仲良しが一番ね」
QB「…徹夜でお菓子なんか作ったのはこの為かい」
QB「別に、これで彼女達の悩みが晴れたなんて思えないけどね」
マミ「でも、今はみんな、笑顔だわ」
マミ「こんな時間をもっともっと増やせたら…いつか悩み事なんて無くなっちゃうって思わない?」
QB「さぁね、訳がわからないよ」
マミ「ふふ、そんな事言って…私のお菓子作りに付き合ってくれたくせに」
マミ「キュウべぇも…あーん♪」
QB「きゅっぷい」ぱくり
終わり
まどか「ほむらちゃん、あーんして♪」ほむら「は、はい…あーん//」