1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 21:04:23.44 ID:zzT0mo6NO
数年前
マミ「キュゥべえのしっぽフワフワー」サワサワ
QB「ちょっとやめてよマミ」
マミ「まくらにしていい?」
QB「駄目だよ!僕が動けなくなるじゃないか!」
QB「・・・あぁ」
マミ「zzz…」グッスリ
QB「・・・小さい子は魔法少女にするべきじゃないかなあ」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 21:08:38.86 ID:zzT0mo6NO
マミ「おなかすいたよお」
QB「おかしか何かあるんじゃないかな?」
マミ「キュゥべえっておもちみたい」
QB「そうかい?」
マミ「しろくてプニプニだからおいしそう!」キラキラ
QB「目を輝かせないでよ」
マミ「いただきまぁす!」カプッ
QB「うひゃあ!」
マミ「・・・うぇ、しょっぱいよ」ペッペッ
QB「よだれでヌトヌトだよ・・・」
QB「(やっぱり小さい子と契約しちゃうと大変だよ。これからは気をつけよう)」
マミ「キュゥべえおままごとしよう!」
QB「悪いけれど、今日は用事があるから遊べないよ」
マミ「わたしがこいぬのやくをやるからキュゥべえはおかあさんだよ!」
QB「だから今日は無理だってば」
マミ「・・・」ションボリ
QB「帰ってきたら遊んであげるから」
マミ「ほんとう!?ぜったいねぜったい!」
QB「わかったよ(・・・早く大きくなってくれないかなあ)」
現在
QB「お腹空いたよマミ」
マミ「棚におかしがあるわよ」
QB「おかしはいらないよ。マミのご飯が食べたいんだよ」
マミ「いまは無理なのよ」
QB「テレビを見てるだけじゃないか」
マミ「・・・」
QB「・・・」
QB「見てみてマミ。ほら、しっぽフワフワ」
マミ「そう」
QB「・・・」
QB「ほらほら、おもちだよー、おもちが歩いてるよー。」ウロチョロ
マミ「・・・」
QB「きな粉でもいいよー。醤油でもいいよー。」
マミ「もう!テレビ見てるのに邪魔しないでくれる!?」
QB「!」ビクッッ
マミ「せっかく面白いところなのに・・・」ブツブツ
QB「・・・マミは僕のこと嫌いになったのかい?」
マミ「・・・」
QB「・・・何か言ってよ」
マミ「そろそろ寝るわね」
QB「まだ早いと思うよ。もっと遊んでてもかまわないんじゃないかな?」
マミ「明日行きたいところがあるのよ」
QB「・・・そうなんだ。お休みマミ」
マミ「お休みなさい」
翌日
ピピピピッ
マミ「―――う…ん~、おはようキュゥ・・・」
マミ「…あれ?キュゥべえ?」
マミ「」
マミ「…いないわ。いつもはわたしの隣で寝てるのにどこに行ったのかしら」
マミ「トイレ・・・にもいないわね」
マミ「冷蔵庫の中かしら?」パカッ
マミ「・・・やっぱりいない」
マミ「出かけるときはいつも言ってから行くのに、キュゥべえったら」
マミ「・・・まあ、そのうち帰ってくるわよね。お買い物に行きましょう」
さやか「―――で、マミさんに嫌われたかもしれないから居たたまれなくなってあたしのとこに来たわけ?」
QB「そうだよ」
さやか「嫌われたって構わないんじゃないの?あんた感情ないんだし」
QB「それがね、僕には感情があるらしいんだ。君たちと同じようなものかはわからないけど」
さやか「ふーん・・・それで、本当のことを知りたいわけか。マミさんが嫌ってるかどうか」
QB「うん」コクッ
さやか「あのさ、あんたちょっとずるいんじゃない?」
QB「え?」
さやか「あたしらがこんな身体になったのはあんたの所為なんだよ?それなのに自分の頼みは訊いてくれって」
QB「・・・うぅ、胸が痛いよ」
さやか「とにかく、あたしはあんたに加勢する気はないからね。まどかにでも頼めば?」
QB「まどかのとこに行ったらきっと暁美ほむらがいるから・・・」
さやか「じゃあ杏子にすれば?」
QB「ご飯が食べられないよ・・・」
さやか「ハァ、どうすんの?あんたがそんなんじゃ協力者なんて見つからないじゃない」
QB「・・・仕方ない、僕だけで頑張るよ。さやかにも迷惑かけたんだからそれが当たり前だよね」
さやか「・・・やっぱり気が変わった。そんな態度のあんたを見てるとなんかモヤモヤするし」
QB「じゃ、じゃあ手伝ってくれるのかい!?ごめんよさやか!」
さやか「そこはありがとうでしょ」
QB「うん!ありがとうさやか!」
さやか「―――さて、マミさんの家に着いたっと!」
QB「マミ・・・」
ピンポーン
さやか「・・・マミさん出てこないね」
QB「そういえばマミは今日は出かけるって言っていたよ」
さやか「・・・あんた、そういうのは早く言ってよね」
QB「今思い出したんだよ」
さやか「でもさ、それなら待ってたら帰ってくるってことじゃん。後でまた来ようよ」
QB「もう一度さやかの家に戻るのかい?」
さやか「いやあ、あたしまどかに様があってさ、だからまどかの家に行きたいんだけど」
QB「」ブルブル
さやか「どしたの?」
QB「まどかに会ったらほむらも…きっと暁美ほむらもいるよ!」ブルブルブルブル
さやか「事情を話せばわかってくれるって」
QB「イヤだよイヤだよほむらが他人の言うことなんて聞くわけないよ…目を合わせただけで死んじゃうよ!」ガクガク
さやか「…よっぽど酷い目に合ってるんだねあんた」
QB「さやかがテレパシーを使えたらなあ…」
さやか「そうそう、あたしテレパシーの仕方わかんないんだよねー。あんたが教えてよ」
QB「…さやかはギリギリ魔法少女だからテレパシーは使えないんだよ」
さやか「え、そうなの?」
QB「そうだよ」
さやか「うわーショックだなあそれ。結局自分の足で行くしかないか」
QB「確かめる前に死んだらどうしよう…」ブルブル
まどかの家
さやか「まどかいるー?」
QB「」ブルブル
ガチャッ
まどか「あ、さやかちゃん。どうしたの?」
さやか「あたしの家のクーラーが壊れちゃったから涼ませてもらおうと思って」
ほむら「それだけのためにまどかの家に来たっていうのかしら?」ズイッ
QB「ほらほらほらやっぱり居たよ!」ブルブルブルブルブルブルブルブルブルブル
ほむら「美紀さやか、なぜあなたがまどかの家に来るのにそいつは必要なのかしら?」チャキ
QB「うわわわわわわ!」ガクガクガクガクガクガクガクガクガクガク
さやか「ちょちょ!今のキュゥべえはわけありなんだって!」
まどか「わけあり?」
さやか「―――ってわけなんだけど」
ほむら「あなたのお人好しも困ったものだわ」
さやか「ほんと自分でもそう思う」
ほむら「それで、感情を持ったお前はまどかを魔法少女にする気はないということよね?」
QB「うん…みんなに悪いことをしたと思うからね…」
ほむら「そう、なら今のお前には手出しはしないわ。」
ほむら「個体が変わったらまた迫るのでしょう?それならその方が好都合だから」
さやか「だって。よかったじゃん」
QB「気分が落ち着いたよ…」
まどか「ほむらちゃんがテレパシーを使ったらマミさんと連絡がとれるんじゃないかな?」
ほむら「いくらこいつが変わっていようともわたしは協力するつもりは毛頭ないわ。」
まどか「どうして?」
ほむら「みんなをこんな身体にしておいて手伝ってもらおうなんて態度が気に入らないのよ」
さやか「(あたしと同じこと言ってる)」
QB「さやかにも同じこと言われたよ」
ほむら「!」ガーン
ほむら「美紀さやかと同じ考えだなんて・・・」ドヨン
さやか「落ち込まれるなんて・・・」
ほむら「何にしてもわたしは協力する気はないわ」
まどか「わたしは魔法少女じゃないからテレパシーなんて使えないしなあ」
さやか「・・・ていうかさ、キュゥべえもテレパシー使えるんじゃなかったっけ?」
QB「!」
ほむら「気付かれた!って顔ね」
まどか「気付いてたの?」
QB「・・・うん」
ほむら「なら早く使えばいいでしょう?なぜしないの?」
QB「・・・」
さやか「マミさんと話さなくちゃいけないからでしょ?1人で」
QB「・・・」コクッ
まどか「さやかちゃん、よくわかるね」
さやか「1人でできるならわざわざ手伝ってもらわないって。今のキュゥべえはこういうやつ」
ほむら「・・・」
ほむら「ところで、あなたたちはもう一度巴マミの家を訪ねるのよね?」
さやか「そうだけど?」
ほむら「もう5時半よ。このまま巴マミの家に行ってあなたの家に戻ろうと思ったら日が暮れてしまうわ」
さやか「い・・・いつの間にそんな時間に・・・」
QB「じゃあマミの家に行けないのかい!?」
さやか「ごめんキュゥべえ!電話で連絡してあげるから!」
さやか「家に帰ったらマミさんに連絡するからさ、とりあえずキュゥべえもあたしの家に来てくれない?」
QB「わかったよ」
さやか「じゃあそういうことでおじゃましました!ありがとうまどか、ほむら!」
QB「まどかもほむらもごめんよ」
まどか「バイバーイ」
ほむら「・・・仕方ないわね」
まどか「どうかした?ほむらちゃん」
ほむら「いえ・・・何でもないわ。わたしもそろそろ帰るわね」
まどか「そっか、じゃあバイバイ」
5時頃、マミの家
マミ「たくさん買っちゃったわ。ただいまキュゥ・・・」
マミ「キュゥべえ?いないのー?」
マミ「・・・朝から帰ってないのかしら・・・心配ね」
マミ「探しに行こう・・・」
さやか「ただいま」ガチャッ
QB「マミ・・・」
さやか「・・・じゃ、電話しよっか。あんたがでる?」
QB「さ、先にさやかが喋ってよ」
さやか「はいはい、その後は自分で話しなよ」ピポパッ
ルルルルルル…
さやか「・・・」
QB「・・・出ないのかい?」
さやか「・・・うん、まだ帰ってないのかな?」
QB「心配だよ、いつも出かけるときは5時には帰ってくるのに」
マミ「キュゥべえ・・・どこにもいないわ・・・」
杏子「あれ、マミじゃん。ここでなにしてるんだ?」
マミ「え、佐倉さん・・・?あなたこそこんな時間に見滝原まで来て何かあるの?」
杏子「見滝原って・・・ここあたしの街だけど?」
マミ「知らぬ間にじゃあわたし隣町まで来てしまってたのね・・・」
杏子「まさか迷ったとか?」
マミ「どうもそうみたいだわ・・・いつもはキュゥべえと一緒だからあの子に着いていけば道に迷わなかったから」
杏子「そういえば今日は一緒じゃないんだな」
マミ「だって・・・」
杏子「キュゥべえがいなくなっちゃったってわけか」
マミ「そうなの・・・」
杏子「ネコは息を引き取るときに姿を消すって言うよな・・・」
マミ「えぇ!?キュ、キュゥべえぇ……」グスッ
杏子「冗談冗談!冗談だから!あいつネコじゃないし!」
マミ「うぅ…ヒクッ」
杏子「悪かったって…家まで送ってやるから泣かないでくれよ」
マミ「グスッ…ありがとう…」メソメソ
杏子「さ、着いたぞ」
マミ「ごめんなさい、迷惑かけちゃって」
杏子「そこはありがとうじゃないか?」
マミ「そうね…ごめんなさい。あっ違う、ありがとう」
杏子「クスッ…じゃ、あたしは帰るよ」
マミ「あっ!待って!」
杏子「なに?まだ何か用があるの?」
マミ「えっとね、あの…一緒にいてくれないかしら?」
杏子「家にか?」
マミ「うん…」コクッ
杏子「…まあいいけどさ。その代わりなにか食わせてくれよ、お腹空いてるから」
マミ「わたしの手料理でもいいかしら…?」
杏子「ああ、いいよ」
マミ「はい、できたわよ」コトッ
杏子「美味そうじゃねえか!いただきます!」パクッ
マミ「どうかしら?」
杏子「…美味いよ本当に。キュゥべえにはいつもこんな美味いもん食わせてるのか?」
マミ「作ったときはね。始めて料理したときにあの子が美味しくないって言われたのが悔しくて、それから何度も練習したのよ。」
杏子「ひどいこと言うもんだなあいつ」
マミ「でもそのおかげであなたにも認められたわ」
杏子「うーん…まあそう考えるといいのかな?」
杏子「美味かった!ごちそうさま!」
マミ「ねえ、もう帰っちゃうのよね…?」
杏子「ご飯も食べたしそのつもりなんだけど」
マミ「…泊まっていかない…わよね」
杏子「そんなの迷惑だろ?」
マミ「…わたしは迷惑じゃないけれど…」
杏子「…泊まってってほしいのか?」
マミ「…うん。1人で寝たことがないから少し怖くて…」
杏子「まあ、マミがいいって言うならあたしも泊まっていきたいよ」
マミ「ほんと!?」
杏子「(なんか普段と違って気弱だな・・・)」
11時頃
さやか「マミさんには明日連絡してみるからさ、今日はもう寝なよ」
QB「心配だよ・・・寝てなんていられないよ」
さやか「気持ちはわかるけどさ、こんな時間に電話してもめいわ・・・」
QB「zzz…」グー
さやか「えぇー」
さやか「あたしも寝ようかな・・・」
ほむパシー「美紀さやか、聞こえるかしら?」
さやか「…ほむら?どうかしたの?(他人からテレパシーを受信したらあたしも話せるみたい)」
ほむパシー「…その、インキュベーターはマミに会えたわよね?」
さやか「いやそれがさ、マミさんと連絡が取れなくてね、明日にしようと思って」
ほむパシー「…わかったわ」
さやか「で、あんたがそれを訊いてどうするの?」
ほむパシー「…別に何もないけれど」
さやか「なんか自分が悪いことしたみたいでモヤモヤするんでしょ?」
ほむパシー「ち、違うわ!」
さやか「あたしも同じ感じだったし」
ほむパシー「だから違うわよ!」プツッ
さやか「あ、テレパシーが途絶えちゃった」
ほむパシー「巴マミ、わたしの声が聞こえてるわよね?」
マミ「暁美さん?まさか魔女が出たとか!?」
杏子「魔女だと!?」
ほむパシー「…そうよ、明日の午後1時に見滝原中学のグラウンドに魔女が現れるわ」
マミ「…わかったわ。佐倉さんにも伝えておくわね」
杏子「本当に魔女が出るのかよ」
ほむパシー「インキュベーターのことで大変かも知れないけれどよろしく頼んだわ」プツッ
マミ「…佐倉さん、明日の見滝原中学に魔女が出るらしいわ」
杏子「ああ、わかったよ」
マミ「(あれ?キュゥべえのことで大変って…どうして暁美さんが?)」
次の日
ピンポーン
QB「さやか、外に誰か来てるよ」
さやか「うぅ…ん、まだ11時じゃない」
QB「もう11時だよ」
さやか「で、誰なの?」
QB「わからないよ。さやかがでないと」
さやか「それもまあそうか。」ガチャッ
まどか「やっと出てきた」
さやか「まどか?どうかした?」
まどか「キュゥべえが気になって…」
さやか「電話してくれればいいのに」
まどか「家の電話が壊れちゃったの」
さやか「わざわざ足運んでまで…」
さやか「あれ、向こうから走って来てるのって…」
QB「!」ビクビクッ
さやか「もう大丈夫だってば」
ほむら「まどかも来てたのね」
まどか「あ、ほむらちゃん」
ほむら「美紀さやか、あなたに言いたいことがあって来たのだけれど」
さやか「あんたがあたしに?珍しいね」
ほむら「巴マミは午後の1時に見滝原中学のグラウンドに行くらしいわ」
QB「本当かい!?」
さやか「なんでほむらがそれを知ってるの?」
ほむら「そ、それは…」
さやか「マミさんにテレパシーで聞いたの?」
ほむら「違う違う違う!本当に違うのよ!」ダッシュ
まどか「どっか行っちゃった…」
さやか「ほむらがマミさんを見滝原に呼んでおいたって。よかったねキュゥべえ」
QB「ほむらはそんなこと言ってなかったよ」
まどか「ウィヒヒ、そう言ったんだよ」
QB「?」
さやか「ま、とりあえず中学校まで行きますか!」
まどか「わたしも着いて行っていいかな?」
さやか「あったり前でしょ!ね、キュゥべえ?」
QB「怒ってないかな…怒ってないかな…」ブルブル
まどか「キュゥべえ、緊張で聞こえてないみたいだよ」
さやか「絶対大丈夫だって」
QB「・・・うん」
マミ「暁美さん来ないわね…魔女が来るっていうのに」
杏子「あいつ騙したんじゃないのか?」
マミ「そんな人じゃないと思うわよ」
杏子「ん、まあな」
マミ「キュゥべえ…無事よね…」ハァ
杏子「…そんなにキュゥべえが気になるなら捜してきなよ。魔女はあたしとほむらでなんとかするからさ」
マミ「…いえ、あなたたちも大切だもの。わたしも戦うわ」
杏子「…やっぱいいやつだよなマミは」
さやか「さて、中学校に着いたわけだけど」
まどか「ちょっと早かったね」
さやか「でもマミさんならいるんじゃない?いつも行動が早いし」
QB「」ドキドキ
物陰
ほむら「…」ジー
さやか「(バレバレなんだけどなあ)」
マミ「誰か近づいてくるわ」
杏子「あの髪色の2人はさやかとまどかじゃないか?ほむらの話を聞いてきたんだろ」
マミ「!」
マミ「美紀さんの肩に乗ってるのは・・・!」
さやか「さ、後はあんたの出番でしょ。行ってきなよ」
QB「さやかとまどかも着いてきてよ・・・」
マミ「キュゥべえ!」
杏子「なんだ、さやかと居たのか。始めからテレパシーを使っとくべきだったな」
QB「マミ・・・」
マミ「どこ行ってたの!?心配したんだから!」ギュッ
QB「うぅ…さやかの家に泊まってたんだよ」
マミ「そうだったの、ごめ…ありがとう美紀さん」
さやか「キュゥべえもずっとマミさんのことで心配してたんですよ」
マミ「わたしのことで…?」
さやか「キュゥべえ、後は自分でいいなよ」
QB「…マミは僕のこと嫌いになったのかい?」
マミ「馬鹿ね…ずっと一緒にいたのに嫌いになるわけないでしょう?」
QB「…よかったあ」ポロポロ
マミ「嫌いじゃないじゃないわ、大好きよ」
QB「僕もマミが大好きだよ!」
マミ「フフ、嬉しい!」
杏子「そうださやか!魔女はでるのか!?」
さやか「魔女なんてあたしたち訊かされてないけどねえ」
まどか「うん」
さやか「そっちの物陰に隠れてるやつに訊いてみたら?」
ほむら「(ばれてるっ!?)」
ほむら「ごめんなさい・・・本当は魔女なんてでないのよ」スッ
杏子「濡れたハンカチくらい隠してから出てこいよ」
ほむら「ああ!?これは泣いてたんじゃなくてさっきトイレに行ったからよ!」
さやか「墓穴掘りすぎでしょ」
QB「さやか!ありがとう」
さやか「アハハ、どういたしまして」
マミ「佐倉さんもありがとう。鹿目さんもね」
杏子「お礼言うくらいならまた手料理食わせてくれよ」
まどか「わたしはあんまり役にたたなかったけど・・・」
マミ「暁美さんにもお礼を言わないとね」
さやか「ほむらにはあたしも言わないと。サンキュー」
QB「ありがとうほむら」
ほむら「恥ずかしい・・・」
さやか「じゃあ、あたしらはそろそろ場を放れますか」
杏子「そうだな。1日ぶりに会えたんだしな」
まどか「本当だ、よく考えたら1日しか経ってないんだね」
さやか「それでこの騒ぎだもんねえ」
マミ「ごめんなさいね・・・」
QB「そこはありがとうじゃないかな?」
杏子「いやここはごめんでいいと思う」
QB「あれ?」
ほむら「クスッ」
さやか「じゃあねみんな」
まどか「まだお昼だしみんなでどこか行こうよ」
杏子「いいね。マミとキュゥべえ、んでほむらはどうすんだ?」
QB「僕はマミと一緒に家に帰りたいよ」
マミ「キュゥべえがそういうならわたしもそうするわ」
ほむら「わたしは別のとこに用があるから無理ね」
さやか「結局3人か」
杏子「いいんじゃないか?別に」
まどか「キュゥべえとマミさんとほむらちゃん、バイバイ」
マミ「ええ、さよなら」
QB「ありがとう!」
マミ「…さ、わたし達も帰ろうか」
QB「そうだね」
マミ「でもその前に食材を買っておかないと。昨日すっかり忘れてたわ」
QB「…ねえ、今日は僕がご飯を作ってもいいかな?」
マミ「キュゥべえが?…そうね、じゃあ作ってもらおうかしら」
QB「マミより美味しいのを作るからね!」
マミ「フフフ…楽しみにしておくわね」
物陰
ほむら「…」ジー
終わり
元スレ
マミ「おなかすいたよお」
QB「おかしか何かあるんじゃないかな?」
マミ「キュゥべえっておもちみたい」
QB「そうかい?」
マミ「しろくてプニプニだからおいしそう!」キラキラ
QB「目を輝かせないでよ」
マミ「いただきまぁす!」カプッ
QB「うひゃあ!」
マミ「・・・うぇ、しょっぱいよ」ペッペッ
QB「よだれでヌトヌトだよ・・・」
QB「(やっぱり小さい子と契約しちゃうと大変だよ。これからは気をつけよう)」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 21:11:45.83 ID:zzT0mo6NO
マミ「キュゥべえおままごとしよう!」
QB「悪いけれど、今日は用事があるから遊べないよ」
マミ「わたしがこいぬのやくをやるからキュゥべえはおかあさんだよ!」
QB「だから今日は無理だってば」
マミ「・・・」ションボリ
QB「帰ってきたら遊んであげるから」
マミ「ほんとう!?ぜったいねぜったい!」
QB「わかったよ(・・・早く大きくなってくれないかなあ)」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 21:16:44.29 ID:zzT0mo6NO
現在
QB「お腹空いたよマミ」
マミ「棚におかしがあるわよ」
QB「おかしはいらないよ。マミのご飯が食べたいんだよ」
マミ「いまは無理なのよ」
QB「テレビを見てるだけじゃないか」
マミ「・・・」
QB「・・・」
QB「見てみてマミ。ほら、しっぽフワフワ」
マミ「そう」
QB「・・・」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 21:20:08.59 ID:zzT0mo6NO
QB「ほらほら、おもちだよー、おもちが歩いてるよー。」ウロチョロ
マミ「・・・」
QB「きな粉でもいいよー。醤油でもいいよー。」
マミ「もう!テレビ見てるのに邪魔しないでくれる!?」
QB「!」ビクッッ
マミ「せっかく面白いところなのに・・・」ブツブツ
QB「・・・マミは僕のこと嫌いになったのかい?」
マミ「・・・」
QB「・・・何か言ってよ」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 21:23:12.95 ID:zzT0mo6NO
マミ「そろそろ寝るわね」
QB「まだ早いと思うよ。もっと遊んでてもかまわないんじゃないかな?」
マミ「明日行きたいところがあるのよ」
QB「・・・そうなんだ。お休みマミ」
マミ「お休みなさい」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 21:27:56.78 ID:zzT0mo6NO
翌日
ピピピピッ
マミ「―――う…ん~、おはようキュゥ・・・」
マミ「…あれ?キュゥべえ?」
マミ「」
マミ「…いないわ。いつもはわたしの隣で寝てるのにどこに行ったのかしら」
マミ「トイレ・・・にもいないわね」
マミ「冷蔵庫の中かしら?」パカッ
マミ「・・・やっぱりいない」
マミ「出かけるときはいつも言ってから行くのに、キュゥべえったら」
マミ「・・・まあ、そのうち帰ってくるわよね。お買い物に行きましょう」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 21:33:22.93 ID:zzT0mo6NO
さやか「―――で、マミさんに嫌われたかもしれないから居たたまれなくなってあたしのとこに来たわけ?」
QB「そうだよ」
さやか「嫌われたって構わないんじゃないの?あんた感情ないんだし」
QB「それがね、僕には感情があるらしいんだ。君たちと同じようなものかはわからないけど」
さやか「ふーん・・・それで、本当のことを知りたいわけか。マミさんが嫌ってるかどうか」
QB「うん」コクッ
さやか「あのさ、あんたちょっとずるいんじゃない?」
QB「え?」
さやか「あたしらがこんな身体になったのはあんたの所為なんだよ?それなのに自分の頼みは訊いてくれって」
QB「・・・うぅ、胸が痛いよ」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 21:39:37.14 ID:zzT0mo6NO
さやか「とにかく、あたしはあんたに加勢する気はないからね。まどかにでも頼めば?」
QB「まどかのとこに行ったらきっと暁美ほむらがいるから・・・」
さやか「じゃあ杏子にすれば?」
QB「ご飯が食べられないよ・・・」
さやか「ハァ、どうすんの?あんたがそんなんじゃ協力者なんて見つからないじゃない」
QB「・・・仕方ない、僕だけで頑張るよ。さやかにも迷惑かけたんだからそれが当たり前だよね」
さやか「・・・やっぱり気が変わった。そんな態度のあんたを見てるとなんかモヤモヤするし」
QB「じゃ、じゃあ手伝ってくれるのかい!?ごめんよさやか!」
さやか「そこはありがとうでしょ」
QB「うん!ありがとうさやか!」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 21:43:43.09 ID:zzT0mo6NO
さやか「―――さて、マミさんの家に着いたっと!」
QB「マミ・・・」
ピンポーン
さやか「・・・マミさん出てこないね」
QB「そういえばマミは今日は出かけるって言っていたよ」
さやか「・・・あんた、そういうのは早く言ってよね」
QB「今思い出したんだよ」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 21:47:39.50 ID:zzT0mo6NO
さやか「でもさ、それなら待ってたら帰ってくるってことじゃん。後でまた来ようよ」
QB「もう一度さやかの家に戻るのかい?」
さやか「いやあ、あたしまどかに様があってさ、だからまどかの家に行きたいんだけど」
QB「」ブルブル
さやか「どしたの?」
QB「まどかに会ったらほむらも…きっと暁美ほむらもいるよ!」ブルブルブルブル
さやか「事情を話せばわかってくれるって」
QB「イヤだよイヤだよほむらが他人の言うことなんて聞くわけないよ…目を合わせただけで死んじゃうよ!」ガクガク
さやか「…よっぽど酷い目に合ってるんだねあんた」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 21:51:57.90 ID:zzT0mo6NO
QB「さやかがテレパシーを使えたらなあ…」
さやか「そうそう、あたしテレパシーの仕方わかんないんだよねー。あんたが教えてよ」
QB「…さやかはギリギリ魔法少女だからテレパシーは使えないんだよ」
さやか「え、そうなの?」
QB「そうだよ」
さやか「うわーショックだなあそれ。結局自分の足で行くしかないか」
QB「確かめる前に死んだらどうしよう…」ブルブル
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 21:55:26.27 ID:zzT0mo6NO
まどかの家
さやか「まどかいるー?」
QB「」ブルブル
ガチャッ
まどか「あ、さやかちゃん。どうしたの?」
さやか「あたしの家のクーラーが壊れちゃったから涼ませてもらおうと思って」
ほむら「それだけのためにまどかの家に来たっていうのかしら?」ズイッ
QB「ほらほらほらやっぱり居たよ!」ブルブルブルブルブルブルブルブルブルブル
ほむら「美紀さやか、なぜあなたがまどかの家に来るのにそいつは必要なのかしら?」チャキ
QB「うわわわわわわ!」ガクガクガクガクガクガクガクガクガクガク
さやか「ちょちょ!今のキュゥべえはわけありなんだって!」
まどか「わけあり?」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 22:00:45.15 ID:zzT0mo6NO
さやか「―――ってわけなんだけど」
ほむら「あなたのお人好しも困ったものだわ」
さやか「ほんと自分でもそう思う」
ほむら「それで、感情を持ったお前はまどかを魔法少女にする気はないということよね?」
QB「うん…みんなに悪いことをしたと思うからね…」
ほむら「そう、なら今のお前には手出しはしないわ。」
ほむら「個体が変わったらまた迫るのでしょう?それならその方が好都合だから」
さやか「だって。よかったじゃん」
QB「気分が落ち着いたよ…」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 22:05:39.66 ID:zzT0mo6NO
まどか「ほむらちゃんがテレパシーを使ったらマミさんと連絡がとれるんじゃないかな?」
ほむら「いくらこいつが変わっていようともわたしは協力するつもりは毛頭ないわ。」
まどか「どうして?」
ほむら「みんなをこんな身体にしておいて手伝ってもらおうなんて態度が気に入らないのよ」
さやか「(あたしと同じこと言ってる)」
QB「さやかにも同じこと言われたよ」
ほむら「!」ガーン
ほむら「美紀さやかと同じ考えだなんて・・・」ドヨン
さやか「落ち込まれるなんて・・・」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 22:11:05.41 ID:zzT0mo6NO
ほむら「何にしてもわたしは協力する気はないわ」
まどか「わたしは魔法少女じゃないからテレパシーなんて使えないしなあ」
さやか「・・・ていうかさ、キュゥべえもテレパシー使えるんじゃなかったっけ?」
QB「!」
ほむら「気付かれた!って顔ね」
まどか「気付いてたの?」
QB「・・・うん」
ほむら「なら早く使えばいいでしょう?なぜしないの?」
QB「・・・」
さやか「マミさんと話さなくちゃいけないからでしょ?1人で」
QB「・・・」コクッ
まどか「さやかちゃん、よくわかるね」
さやか「1人でできるならわざわざ手伝ってもらわないって。今のキュゥべえはこういうやつ」
ほむら「・・・」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 22:15:37.09 ID:zzT0mo6NO
ほむら「ところで、あなたたちはもう一度巴マミの家を訪ねるのよね?」
さやか「そうだけど?」
ほむら「もう5時半よ。このまま巴マミの家に行ってあなたの家に戻ろうと思ったら日が暮れてしまうわ」
さやか「い・・・いつの間にそんな時間に・・・」
QB「じゃあマミの家に行けないのかい!?」
さやか「ごめんキュゥべえ!電話で連絡してあげるから!」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 22:20:00.63 ID:zzT0mo6NO
さやか「家に帰ったらマミさんに連絡するからさ、とりあえずキュゥべえもあたしの家に来てくれない?」
QB「わかったよ」
さやか「じゃあそういうことでおじゃましました!ありがとうまどか、ほむら!」
QB「まどかもほむらもごめんよ」
まどか「バイバーイ」
ほむら「・・・仕方ないわね」
まどか「どうかした?ほむらちゃん」
ほむら「いえ・・・何でもないわ。わたしもそろそろ帰るわね」
まどか「そっか、じゃあバイバイ」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 22:24:45.75 ID:zzT0mo6NO
5時頃、マミの家
マミ「たくさん買っちゃったわ。ただいまキュゥ・・・」
マミ「キュゥべえ?いないのー?」
マミ「・・・朝から帰ってないのかしら・・・心配ね」
マミ「探しに行こう・・・」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 22:32:21.53 ID:zzT0mo6NO
さやか「ただいま」ガチャッ
QB「マミ・・・」
さやか「・・・じゃ、電話しよっか。あんたがでる?」
QB「さ、先にさやかが喋ってよ」
さやか「はいはい、その後は自分で話しなよ」ピポパッ
ルルルルルル…
さやか「・・・」
QB「・・・出ないのかい?」
さやか「・・・うん、まだ帰ってないのかな?」
QB「心配だよ、いつも出かけるときは5時には帰ってくるのに」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 22:37:16.95 ID:zzT0mo6NO
マミ「キュゥべえ・・・どこにもいないわ・・・」
杏子「あれ、マミじゃん。ここでなにしてるんだ?」
マミ「え、佐倉さん・・・?あなたこそこんな時間に見滝原まで来て何かあるの?」
杏子「見滝原って・・・ここあたしの街だけど?」
マミ「知らぬ間にじゃあわたし隣町まで来てしまってたのね・・・」
杏子「まさか迷ったとか?」
マミ「どうもそうみたいだわ・・・いつもはキュゥべえと一緒だからあの子に着いていけば道に迷わなかったから」
杏子「そういえば今日は一緒じゃないんだな」
マミ「だって・・・」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 22:42:56.40 ID:zzT0mo6NO
杏子「キュゥべえがいなくなっちゃったってわけか」
マミ「そうなの・・・」
杏子「ネコは息を引き取るときに姿を消すって言うよな・・・」
マミ「えぇ!?キュ、キュゥべえぇ……」グスッ
杏子「冗談冗談!冗談だから!あいつネコじゃないし!」
マミ「うぅ…ヒクッ」
杏子「悪かったって…家まで送ってやるから泣かないでくれよ」
マミ「グスッ…ありがとう…」メソメソ
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 22:47:45.97 ID:zzT0mo6NO
杏子「さ、着いたぞ」
マミ「ごめんなさい、迷惑かけちゃって」
杏子「そこはありがとうじゃないか?」
マミ「そうね…ごめんなさい。あっ違う、ありがとう」
杏子「クスッ…じゃ、あたしは帰るよ」
マミ「あっ!待って!」
杏子「なに?まだ何か用があるの?」
マミ「えっとね、あの…一緒にいてくれないかしら?」
杏子「家にか?」
マミ「うん…」コクッ
杏子「…まあいいけどさ。その代わりなにか食わせてくれよ、お腹空いてるから」
マミ「わたしの手料理でもいいかしら…?」
杏子「ああ、いいよ」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 22:52:41.05 ID:zzT0mo6NO
マミ「はい、できたわよ」コトッ
杏子「美味そうじゃねえか!いただきます!」パクッ
マミ「どうかしら?」
杏子「…美味いよ本当に。キュゥべえにはいつもこんな美味いもん食わせてるのか?」
マミ「作ったときはね。始めて料理したときにあの子が美味しくないって言われたのが悔しくて、それから何度も練習したのよ。」
杏子「ひどいこと言うもんだなあいつ」
マミ「でもそのおかげであなたにも認められたわ」
杏子「うーん…まあそう考えるといいのかな?」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 22:57:20.41 ID:zzT0mo6NO
杏子「美味かった!ごちそうさま!」
マミ「ねえ、もう帰っちゃうのよね…?」
杏子「ご飯も食べたしそのつもりなんだけど」
マミ「…泊まっていかない…わよね」
杏子「そんなの迷惑だろ?」
マミ「…わたしは迷惑じゃないけれど…」
杏子「…泊まってってほしいのか?」
マミ「…うん。1人で寝たことがないから少し怖くて…」
杏子「まあ、マミがいいって言うならあたしも泊まっていきたいよ」
マミ「ほんと!?」
杏子「(なんか普段と違って気弱だな・・・)」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 23:00:21.15 ID:zzT0mo6NO
11時頃
さやか「マミさんには明日連絡してみるからさ、今日はもう寝なよ」
QB「心配だよ・・・寝てなんていられないよ」
さやか「気持ちはわかるけどさ、こんな時間に電話してもめいわ・・・」
QB「zzz…」グー
さやか「えぇー」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 23:05:16.20 ID:zzT0mo6NO
さやか「あたしも寝ようかな・・・」
ほむパシー「美紀さやか、聞こえるかしら?」
さやか「…ほむら?どうかしたの?(他人からテレパシーを受信したらあたしも話せるみたい)」
ほむパシー「…その、インキュベーターはマミに会えたわよね?」
さやか「いやそれがさ、マミさんと連絡が取れなくてね、明日にしようと思って」
ほむパシー「…わかったわ」
さやか「で、あんたがそれを訊いてどうするの?」
ほむパシー「…別に何もないけれど」
さやか「なんか自分が悪いことしたみたいでモヤモヤするんでしょ?」
ほむパシー「ち、違うわ!」
さやか「あたしも同じ感じだったし」
ほむパシー「だから違うわよ!」プツッ
さやか「あ、テレパシーが途絶えちゃった」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 23:10:58.59 ID:zzT0mo6NO
ほむパシー「巴マミ、わたしの声が聞こえてるわよね?」
マミ「暁美さん?まさか魔女が出たとか!?」
杏子「魔女だと!?」
ほむパシー「…そうよ、明日の午後1時に見滝原中学のグラウンドに魔女が現れるわ」
マミ「…わかったわ。佐倉さんにも伝えておくわね」
杏子「本当に魔女が出るのかよ」
ほむパシー「インキュベーターのことで大変かも知れないけれどよろしく頼んだわ」プツッ
マミ「…佐倉さん、明日の見滝原中学に魔女が出るらしいわ」
杏子「ああ、わかったよ」
マミ「(あれ?キュゥべえのことで大変って…どうして暁美さんが?)」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 23:14:54.07 ID:zzT0mo6NO
次の日
ピンポーン
QB「さやか、外に誰か来てるよ」
さやか「うぅ…ん、まだ11時じゃない」
QB「もう11時だよ」
さやか「で、誰なの?」
QB「わからないよ。さやかがでないと」
さやか「それもまあそうか。」ガチャッ
まどか「やっと出てきた」
さやか「まどか?どうかした?」
まどか「キュゥべえが気になって…」
さやか「電話してくれればいいのに」
まどか「家の電話が壊れちゃったの」
さやか「わざわざ足運んでまで…」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 23:21:22.81 ID:zzT0mo6NO
さやか「あれ、向こうから走って来てるのって…」
QB「!」ビクビクッ
さやか「もう大丈夫だってば」
ほむら「まどかも来てたのね」
まどか「あ、ほむらちゃん」
ほむら「美紀さやか、あなたに言いたいことがあって来たのだけれど」
さやか「あんたがあたしに?珍しいね」
ほむら「巴マミは午後の1時に見滝原中学のグラウンドに行くらしいわ」
QB「本当かい!?」
さやか「なんでほむらがそれを知ってるの?」
ほむら「そ、それは…」
さやか「マミさんにテレパシーで聞いたの?」
ほむら「違う違う違う!本当に違うのよ!」ダッシュ
まどか「どっか行っちゃった…」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 23:28:06.28 ID:zzT0mo6NO
さやか「ほむらがマミさんを見滝原に呼んでおいたって。よかったねキュゥべえ」
QB「ほむらはそんなこと言ってなかったよ」
まどか「ウィヒヒ、そう言ったんだよ」
QB「?」
さやか「ま、とりあえず中学校まで行きますか!」
まどか「わたしも着いて行っていいかな?」
さやか「あったり前でしょ!ね、キュゥべえ?」
QB「怒ってないかな…怒ってないかな…」ブルブル
まどか「キュゥべえ、緊張で聞こえてないみたいだよ」
さやか「絶対大丈夫だって」
QB「・・・うん」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 23:33:17.55 ID:zzT0mo6NO
マミ「暁美さん来ないわね…魔女が来るっていうのに」
杏子「あいつ騙したんじゃないのか?」
マミ「そんな人じゃないと思うわよ」
杏子「ん、まあな」
マミ「キュゥべえ…無事よね…」ハァ
杏子「…そんなにキュゥべえが気になるなら捜してきなよ。魔女はあたしとほむらでなんとかするからさ」
マミ「…いえ、あなたたちも大切だもの。わたしも戦うわ」
杏子「…やっぱいいやつだよなマミは」
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 23:36:28.35 ID:zzT0mo6NO
さやか「さて、中学校に着いたわけだけど」
まどか「ちょっと早かったね」
さやか「でもマミさんならいるんじゃない?いつも行動が早いし」
QB「」ドキドキ
物陰
ほむら「…」ジー
さやか「(バレバレなんだけどなあ)」
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 23:41:19.43 ID:zzT0mo6NO
マミ「誰か近づいてくるわ」
杏子「あの髪色の2人はさやかとまどかじゃないか?ほむらの話を聞いてきたんだろ」
マミ「!」
マミ「美紀さんの肩に乗ってるのは・・・!」
さやか「さ、後はあんたの出番でしょ。行ってきなよ」
QB「さやかとまどかも着いてきてよ・・・」
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 23:45:27.34 ID:zzT0mo6NO
マミ「キュゥべえ!」
杏子「なんだ、さやかと居たのか。始めからテレパシーを使っとくべきだったな」
QB「マミ・・・」
マミ「どこ行ってたの!?心配したんだから!」ギュッ
QB「うぅ…さやかの家に泊まってたんだよ」
マミ「そうだったの、ごめ…ありがとう美紀さん」
さやか「キュゥべえもずっとマミさんのことで心配してたんですよ」
マミ「わたしのことで…?」
さやか「キュゥべえ、後は自分でいいなよ」
QB「…マミは僕のこと嫌いになったのかい?」
マミ「馬鹿ね…ずっと一緒にいたのに嫌いになるわけないでしょう?」
QB「…よかったあ」ポロポロ
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 23:50:36.09 ID:zzT0mo6NO
マミ「嫌いじゃないじゃないわ、大好きよ」
QB「僕もマミが大好きだよ!」
マミ「フフ、嬉しい!」
杏子「そうださやか!魔女はでるのか!?」
さやか「魔女なんてあたしたち訊かされてないけどねえ」
まどか「うん」
さやか「そっちの物陰に隠れてるやつに訊いてみたら?」
ほむら「(ばれてるっ!?)」
ほむら「ごめんなさい・・・本当は魔女なんてでないのよ」スッ
杏子「濡れたハンカチくらい隠してから出てこいよ」
ほむら「ああ!?これは泣いてたんじゃなくてさっきトイレに行ったからよ!」
さやか「墓穴掘りすぎでしょ」
106: すみませんマジで気がつきませんでした 2012/02/17(金) 23:54:42.69 ID:zzT0mo6NO
QB「さやか!ありがとう」
さやか「アハハ、どういたしまして」
マミ「佐倉さんもありがとう。鹿目さんもね」
杏子「お礼言うくらいならまた手料理食わせてくれよ」
まどか「わたしはあんまり役にたたなかったけど・・・」
マミ「暁美さんにもお礼を言わないとね」
さやか「ほむらにはあたしも言わないと。サンキュー」
QB「ありがとうほむら」
ほむら「恥ずかしい・・・」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/17(金) 23:59:13.30 ID:zzT0mo6NO
さやか「じゃあ、あたしらはそろそろ場を放れますか」
杏子「そうだな。1日ぶりに会えたんだしな」
まどか「本当だ、よく考えたら1日しか経ってないんだね」
さやか「それでこの騒ぎだもんねえ」
マミ「ごめんなさいね・・・」
QB「そこはありがとうじゃないかな?」
杏子「いやここはごめんでいいと思う」
QB「あれ?」
ほむら「クスッ」
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/18(土) 00:04:15.53 ID:eE30zDhmO
さやか「じゃあねみんな」
まどか「まだお昼だしみんなでどこか行こうよ」
杏子「いいね。マミとキュゥべえ、んでほむらはどうすんだ?」
QB「僕はマミと一緒に家に帰りたいよ」
マミ「キュゥべえがそういうならわたしもそうするわ」
ほむら「わたしは別のとこに用があるから無理ね」
さやか「結局3人か」
杏子「いいんじゃないか?別に」
まどか「キュゥべえとマミさんとほむらちゃん、バイバイ」
マミ「ええ、さよなら」
QB「ありがとう!」
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/18(土) 00:10:04.23 ID:eE30zDhmO
マミ「…さ、わたし達も帰ろうか」
QB「そうだね」
マミ「でもその前に食材を買っておかないと。昨日すっかり忘れてたわ」
QB「…ねえ、今日は僕がご飯を作ってもいいかな?」
マミ「キュゥべえが?…そうね、じゃあ作ってもらおうかしら」
QB「マミより美味しいのを作るからね!」
マミ「フフフ…楽しみにしておくわね」
物陰
ほむら「…」ジー
終わり
キュゥべえ「マミに嫌われたかもしれない」