1: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/13(木) 22:32:40.56 ID:30hofuc0
美琴「攻略って何を?」
御坂妹「人ですが。とミサカは懇切に説明します」
美琴「いやいやドコが懇切よ。ちゃんと理由を話しなさい」
御坂妹「お姉様が好意を寄せるあの方でs「はぁ!?ななななにを……!」
御坂妹「もうそのテンプレートから反射で引っ張りだしたような反応にはうんざりなのですが。とミサカはしつこく追撃のうんざりを加えます」
美琴「はぁ……で、何」
御坂妹「いつも周りに人を連れているという状況をお姉様も味わってみてはいかがですか?とミサカは今回の大まかな趣旨を伝えます」
美琴「訳が分からない……」
御坂妹「お姉様は前髪で目が隠れるような、所謂主人公の立場に立つのです」
御坂妹「さらに噛み砕くとフラグメイカーです。とミサカは未だに顔に疑問符を浮かべるお姉様に順を追って説明します」
3: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/13(木) 22:37:02.53 ID:30hofuc0
美琴「言いたい事は理解したけど……どうやって?」
御坂妹「それは実際に体験して頂いた方が早いでしょう。とミサカは立ち上がります」
美琴「??」
御坂妹「という訳でお姉様。目を瞑って頂けますか?とミサカは敢えてお姉様の今後を告げずに促します」
美琴「……こう?」
御坂妹「……」
美琴「ねぇ、どうした、の……?……え?」
美琴「アンタ……何、を……」
御坂妹「お姉様、お許しを。とミサカは気絶したお姉様を担ぎ上げます」
美琴「……ん……」
美琴「あれ、ここは……」
美琴「ってはぁ!?なんで私川原なんかで寝てんのよ!?」
御坂妹「ようやく目が覚めましたか。とミサカは長い間待たされた不満を全身に表します」
美琴「アンタ、私に何したの?」
御坂妹「軽く薬で一発。混乱されるのも無理は無いでしょうね。とミサカはお姉様の心中を察します」
御坂妹「さて、まずはこれをどうぞ。とミサカはお姉様に今回のプロジェクトの『だいじなもの』を差し出します」
美琴「眼鏡?私目なんて悪くしてないけど……」
御坂妹「まぁまぁまずは掛けてみてもらえませんか?とミサカはまたしても説明も無しに急かします」
美琴「はい、掛けたわよ」スチャ
御坂妹「レンズをよく見ていただけますか、とミサカは期待と不安を胸に質問します」
美琴「んん?」ブーン
『 御坂妹「レンズをよく見ていただけますか、とミサカは期待と不安を胸に質問します」 』
美琴「へぇ。アンタの声が文章になって出てきたわ。音声を拾って映像化するってこと?」
御坂妹「はい。ところでお姉様。これから私と食事など如何ですか?」
美琴「何よいきなり。そんなことよりまず事情を話しなさいって」
御坂妹「その選択ですか。とミサカは友情ENDを目指すお姉様にショックを覚えます」
御坂妹「『そうだねお腹が空いてるし話の続きはそっちで』とかあるでしょう。とミサカはもう一つの選択肢を示します」
美琴「ご機嫌とっていけってことね……」
御坂妹「要するにこれまでの生活とあまり変わりはありません。とミサカはお姉様を安心させます」
美琴「じゃあこんなことする必要あるわけ……?」
御坂妹「この先必要となります。今日はここまでとしましょう。とミサカはやっぱり大事な事は伝えずに話を切ります」
美琴「コラちょっと待て」
御坂妹「その眼鏡にはマイクとスピーカーが内臓されています。とミサカは眼鏡のフレームを指差して説明します」
美琴「おい」
御坂妹「こちらに話す意思がある時のみ、ミサカと会話が可能ですのでまたその内。とミサカは逃亡の為に猛ダッシュをします」ダッ
美琴「おーい……」
美琴「……とりあえず帰ろう」
美琴「つーかこの眼鏡外せないんだけど……どうなってんのよ」
美琴「いきなり訳分かんないことに巻き込まれるし……あ」
上条「はぁ……」
美琴「やっほ」
上条「ん?美琴どうしたんだこんな所で」
美琴「は、み、みみみこと?///」
上条「いつもそう呼んでるじゃねーか」
美琴「な、なんでいきなり呼び捨てなのよ!」
上条「いや、家族なんだし良いじゃねーか……」
美琴「はぁ!?ざけんじゃないわよ!?家族っていつからそうなってんのよ!?」
上条「言うなれば生まれた時から……」
美琴(何、生まれた時から?許婚?でも早過ぎるから……運命の赤い糸という意味で!?)
上条「本当にどうしたんだよ美琴。まさかお兄ちゃん何かやっちまったか?」
美琴「お、鬼、え?」
御坂妹『ぴんぽーん、とミサカは気の抜けるような音で一時プレイを中断させます』
美琴「ど、どうなってんのよこの状況!」
御坂妹『上条当麻は、お姉様のお兄様です。とミサカはお兄様を指差し設定を話します』
美琴「え……」
御坂妹『家族なら堂々とイチャつけるのでは?とミサカは順応性の低いお姉様を哀れみながら諭します』
御坂妹『他にも設定が変わっているキャラクターが居ますので。とミサカはお姉様を楽しませる発言をします』
美琴「楽しめるわけないでしょうが……」
御坂妹『ではお姉様、右の蝶番の部分にボタンがあると思うので押していただけますか?とミサカはさらなる機能説明を行います』
美琴「こう?」ピッ
上条当麻
らぶ度 50
「何か美琴を怒らせるようなことしたかな……」
美琴「何これ?」
御坂妹『好感度表示と読心機能です。とミサカは名称だけで内容が想像出来るように命名します』
御坂妹『らぶ度とはその名の通りどれだけ好かれているか。上は100から下は-100までです。とミサカは単純な機能にも説明を入れます』
美琴「50ってことは私は……」
御坂妹『多少なりと好意を寄せられていますね。とミサカは面白くなさ気に解説します』
御坂妹『読心機能もその名の通り心を読む機能ですので、行動の指針にどうぞ。とミサカは大サービスをします』
美琴「うへへへへ……はっ!」
御坂妹『聞いてましたか?とミサカは自身の費やした手間を無駄にされたことに軽く傷付きつつ質問します』
美琴「き、聞いてたわよ。好感度と、何考えてるか分かるってことよね」
御坂妹『今回はこんなものでしょうか。とミサカは説明を終えます』
御坂妹『ちなみに今回のような会話中、周囲の時は止まったようになっています』
御坂妹『要するにゲーム中にポーズを掛けてチュートリアルを聞いているようなものですね。とミサカはお姉様も気付いていなかったことを補足説明しておきます』
御坂妹『それではゲームを再開します。とミサカは通信を切断します』プツッ
美琴「……」
上条「み、美琴?」
美琴「何でもない……ちょっと混乱してたかも」
上条「大丈夫かよ?心配だぞ」
美琴「(近いっ……///)だ、大丈夫だから……」
上条「なら良いけどさ、風邪には気をつけろよ?」
美琴「うん、ありがと……」
美琴(何よコイツ……やけに優しいじゃない)
美琴(兄妹って設定か……悪くない、うん)
一方通行「三下ァ。美琴に何しやがった?」
美琴(……は?)
上条「よ、一方通行。別に何もしてねーよ。軽く話してただけだ」
一方通行「の割には美琴の顔色が悪いンですがァ?正直に話せ。何しやがったァ?」
上条「だから何でもないんだよ。な、美琴」
一方通行「本当か美琴?お兄ちゃンに話してくれ」
一方通行
らぶ度70
『任せろ美琴。お兄ちゃンが守ってやるからなァ』
美琴(頭が痛い。とりあえずアンタが原因だ)
美琴「大丈夫よ。でもちょっと疲れてるから今日は寮に帰るわ」
上条「さて、じゃあ俺が送らせてもらいますか」
一方通行「すっこンでろ三下ァァッ!」
美琴「いいわよ別に。それより今日もタイムセールなんじゃないの?一方通行を連れていけば良いじゃない」
上条「……忘れてた。こうしちゃいられない!一方通行付き合え!」
一方通行「ったく、美琴のお願いとあれば仕方ねェな」
上条「恩に着る!」
一方通行「美琴、またなァ」
美琴「……帰ろう、面倒なことになる前にまず帰ろう」
美琴(本格的に頭が痛くなってきた……)
常盤台学生寮
美琴「状況整理が必要よね……アイツと一方通行が私の兄」
美琴「で、攻略する?私が、アイツを……」
美琴「む、無理無理無理!……いやでも兄妹だったら、堂々と一緒に居られるけど」
美琴「っていうか一方通行が私の兄とか」
黒子「黒子がただいま帰りましたのー」ガチャ
美琴「あ、お帰り黒子」
黒子「どなたかとお電話でも?声が大分廊下に漏れていましたわよ」
美琴「そう……次からは気を付けるわ」
黒子「はい」
美琴(そういえば、黒子は私とどういう関係なんだろ?)
美琴(呼び方は元から『お姉様』だし、判断出来ないわね)
美琴「ってあれ、どっか行くの?」
黒子「風紀委員の仕事がまだ残っていますの。とりあえず荷物を取りに戻ってきただけですから」
美琴「そうなんだ、頑張って」
黒子「お姉様っ……その一言だけで黒子は救われますの……!」
ぴろりろりん
美琴「ん?」
御坂妹『好感度が上がったことを示します。とミサカは簡潔に説明します』
美琴「好感度、ねぇ……」
白井黒子
らぶ度120
『あぁ……頑張って、頑張ってだなんてお姉様……!黒子はただただ嬉しいばかりですの……!』
美琴「120……」
御坂妹『おめでとうございます。黒子√確定ですねお姉様。とミサカはクラッカーを手にこれからの二人の幸せをry』
美琴「おかしいでしょ何これ!?黒子に会った時点で負けじゃない!」
御坂妹『負け、とはあまりに彼女に失礼かと。とミサカは興奮するお姉様を宥めます』
御坂妹『それとこの場合は特殊なケースですので、別に√確定ではありません。とミサカはお姉様を安心させます』
黒子「そ、それじゃあお姉様。行って参りますの」
美琴「う、うん。いってらっしゃい」
美琴「寝よう。現実逃避だ」
美琴(眼鏡外せないし寝にくいし……あれ?そういえば誰も眼鏡にツッコんでないような……)
御坂妹『他の方からは眼鏡が見えない仕様ですから。とミサカはry』
美琴(……はぁ。なんとも不幸な目に遭わされたもんね……)
美琴(なんだか分かんないけど、とりあえず誰かを攻略しないと帰れない)
美琴(よく考えたら私かなり追い詰められた状態よね)
一日目終了
上条当麻(兄)一方通行(兄)白井黒子(?)と出会いました
黒子「お姉様、お姉様」
美琴「ん……黒子……」
黒子「おはようございます、お姉様。もうすぐ朝食の時間ですのでそろそろ準備をした方が……」
美琴「わかった……」
美琴(眼鏡がある……夢じゃない、か……かったるいなぁ)
学校終了
美琴「さてと、どうしよう」
美琴「とりあえず行動しないと……」
1.あのバカを探しに
2.一七七支部へ
3.寮へ帰る
>>25
今日はここまで
次回から安価なので即興入ります 遅筆失礼
乙
1
1.あのバカを探しに
美琴「……よし!まずは行動開始!」
美琴(あんなヤツそっこーでクリアしてやるわ、超電磁砲をなめんな!)
美琴(と、意気込んではみたけど)
美琴(そもそも会えなきゃ意味無いじゃない……!)
美琴「ねぇ、MAP表示機能とかないの?」
御坂妹『いくら今回初心者設定をONにしているとはいえ、そこまではさすがに。とミサカはあくまで状況を楽しみながら説明します』
美琴「分かったわよ。自力でやってみるわ」
美琴(考えろー考えろー。何か方法は……そうだ、兄妹だったら連絡先くらい!)
御坂妹『残念ですがありません。とミサカは先手を打っておきます』
美琴「あーもう!探せばいいんでしょ!?」
御坂妹『思い当たる場所を虱潰しに探すこと2時間、ようやくお兄様を発見。とミサカは省略部分を振り返ります』
美琴「や、っと、見つけた……!」
上条「おぉ美琴じゃねーか。俺を探してたのか?」
美琴「そうよ!こっちはアンタを探して2時間よ2時間!もっと分かり易い場所に居なさい!」
上条「わ、悪い。だから許してくれ」
美琴「別に、怒ってるわけじゃない、けど……」
上条「それで、どうしたんだ?」
美琴「う……用とか、無い……いや有るような無いような……」
上条「美琴。今から俺の家に来るか?」
美琴「アンタの家!?」
上条「いや、たまにはどうかなと」
美琴(待て、これはお家訪問の絶好のチャンス!)
美琴「ま、まぁ良いわよ。行きたいって思ってたしアンタの頼みだもん」
上条「やっぱり美琴怒ってねーか?俺何かしたか?」
美琴「何でよ?」
上条「いや、『お兄ちゃん』って呼んでくれないのなって」
美琴「……いつもそう呼んでたっけ」
上条「そうだけど。美琴やっぱり変だぞ」
美琴「お兄、ちゃん」
上条「そうそれ!やっぱそれじゃねーと違和感あるよなー」
美琴「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん……ふむ」
上条「?」
美琴「うへへへ。何でもない。行こ、お兄ちゃん♪」
上条「お、おい引っ張るな!」
美琴(うわぁぁぁまさかコイツとこんな風にイチャイチャできる日が来るなんて……!)
上条「さっきまで不機嫌かと思ったらいきなりご機嫌だな」
美琴「えへへへぇ~そう?」
上条「目に見えて分かるぐらいな。まぁ美琴が幸せそうなら俺も嬉しいけどよ」
美琴「そ、そうなの///」
上条「妹を幸せを喜ばない兄なんていません」
美琴「ふふ、そっか」
美琴(兄妹、というのがアレだけどこれは最高のシチュエーションだわ……合法的に仲良く出来る!)
上条「おーいどこ行くんだ、俺の家はこっちだぞ」
美琴「ごめんごめん。実は知らなくて」
上条「知らない?……あぁ忘れちまったのか?」
美琴「ま、まぁね(あ、家は知ってる設定なのか)」
上条「相変わらず散らかり放題の部屋ですが」
美琴(た、確かに……でも掃除してあげたくなる)
上条「俺から呼んどいてなんだけど、門限大丈夫か?」
美琴「大丈夫よ。黒子に誤魔化してもらうように頼むわ」
上条「そりゃ駄目だ。あんまり白井に迷惑掛けるんじゃないぞ」
美琴「わ、分かったわよ……」
美琴(『白井』、ってことは私と黒子は姉妹じゃないってことね)
上条「で、寮生活はどうだ?白井とは仲良くやれてるみたいだから良いんだけどな」
美琴「うん、まぁそれなりにやれてるわよ」
上条「何かあったら俺に相談でもしてくれ。愚痴でも構わねえよ」キリッ
美琴「それはありがたいけど、お兄ちゃんにまで迷惑は掛けられないわよ」
上条「美琴のためだ。迷惑の内に入らないな」キリッ
美琴(でもこれは、私が大事な『妹』だからよね……)
美琴「ありがとう、お兄ちゃん……」
上条「ああ」
美琴「辛くなったりしたら、頼ってもいい……?」
上条「任せろ」
常盤台学生寮前
上条「それにしても今日の美琴はコロコロ態度が変わって忙しそうだったな」
美琴「えへへ、そう?」
上条「見てて飽きなかったな。それじゃあまたな」
美琴「またねお兄ちゃん!今度ご飯作りに行ってあげるから!」
ぴろりろりん
美琴「うへへへへっへへっへ」
美琴「楽しい~幸せ~……///」
寮監「御坂。門限ギリギリだ。次からはもっと余裕を持て」
美琴「えへへへ……///」
寮監「御坂!」
美琴「は、はい!すみませんでした!」
美琴「ただいま、黒子」
黒子「お帰りなさいませお姉様。どちらに?」
美琴「お、お兄ちゃんの所によ」
黒子「どちらのお兄様ですか?」
美琴「と、と、うま、お兄ちゃんの方よ」
黒子「そうですの。それなら仕方ありませんわね」
美琴(……名前呼ぶのってこんなに緊張するもんなんだ……)
黒子「随分機嫌が宜しいようですのね」
美琴「まぁね」
黒子「分かっておられるとは思いますが、お姉様とお兄様は実の兄妹ですのよ?」
黒子「常盤台の学生として、妙な噂が立つようなことは控えて欲しいですわね」
美琴「わ、分かってるわよ」
美琴(兄妹……一応実の兄妹なのよね)
2日目終了
上条当麻の好感度が上がりました
御坂妹『出番が無い。とミサカは早くも空気扱いされていることを嘆きます』
美琴「好感度と読心機能だけどさ、あれ邪道よね」
御坂妹『存在価値を奪われました。とミサカは絶望にひしがれます』
常盤台中学
黒子「お姉様、これからどちらに?」
美琴「んー……支部に行かせてもらっても良い?」
黒子「ええ」
美琴「なんだかんだであそこが落ち着くのよね」
黒子「遊び場では無いですの」
美琴「まぁまぁ……別にいいじゃない」
黒子「あら……」
美琴「?」
一方通行「美琴じゃねェか」
美琴「げ」
黒子「お姉様、先に行ってますわよ」
美琴「え、ちょっと黒子!」
美琴(どーすんのよ……正直コイツと話すのは抵抗があるんだけど……)
一方通行「白井とどっか行くのか?」
美琴「特にやることがあるわけじゃないけどね」
一方通行「そうか。だったら俺ン家まで来ねェか?」
美琴「な、何でまた……」
一方通行「いや、そのなんだ、そう、打ち止めが会いたいっつって聞かねェんだよ」
美琴「あの子がね……」
一方「いやいや!嫌なら構わねェけどよ!」
美琴(何だコイツ)
1.一方通行宅へ
2.一七七支部へ
>>48
人がいるのか心配になってみたり
1
美琴「はぁ……分かった、良いわよ」
一方通行「本当か!?」
美琴「打ち止めが会いたいって言ってるんでしょ。行くわ」
一方通行「あァ!」
美琴(まさかコイツと肩並べて歩くことになるとはね)
美琴「打ち止めは元気?」
一方通行「お、おゥ」
美琴「難しい所よね。あの子がちゃんとやれてるか心配だし、アンタの監督も心配よ……」
一方通行「お、おゥ」
美琴「ちょっとー?アンタから誘ってきて何ボーッとしてんのよ」
一方通行「いや、なンでもねェ……」
美琴「……?」
一方通行宅
打ち止め「あーお姉様だ!ってミサカはミサカは猛ダッシュアンド抱きついてみたり!」
美琴「あはっ元気してた打ち止め?」
打ち止め「あの人がよくしてくれるから平気だよってミサカはミサカは日ごろの感謝を漏らしてみる!」
美琴「へぇそうなんだ……?」
打ち止め「ってあれ、お兄様は?ってミサカはミサカは玄関の外を探してみたり」
美琴「あぁお兄ちゃんね。今日は来てないのよ」
打ち止め「今度はお兄様もお願い!ってミサカはミサカは頭を下げてみたり」
美琴「分かった分かった、また今度ね」
美琴(やっぱり好かれてるなーアイツ……)
打ち止め「あれあれどうしたの?ってミサカはミサカは一度も発言しないあなたを心配してみたり」
一方通行「いや、なンでもねェけど」
美琴「今日さ、二言目にはそれよね」
打ち止め「お姉様に会うの楽しみだったんじゃないの?ってミサカはミサカは暴露してみたり!」
一方通行「クソガキィ。とりあえず黙っとけ、なァ?」
打ち止め「きゃー、ってミサカはミサカは大して悪びれた様子もなく逃げ回ってみたり!」
美琴「ふーん?へぇぇ?」
一方通行「……ンだよ。そりゃァお兄ちゃんだって美琴に会いてェに決まってんだろ」
美琴「そ、そうなんだ」
一方通行「……」
美琴「……ありがとう、お兄ちゃん」
一方通行「……あァ」
打ち止め「お腹空いたーってミサカはミサカは早めの夕食をねだってみたり」
一方通行「おいおい……」
美琴「私で良かったら料理作るわよ?」
打ち止め「本当?ってミサカはミサカは初めてのお姉様料理にwwktkしてみたり!」
美琴「台所借りるわよ。ありあわせで何か適当にやったげるから」
一方通行「お、おいちょっと待……」
美琴「缶コーヒーしかない……」
打ち止め「本当、いつもの生活を見て心配してるのに全然聞いてくれないのってミサカはミサカはちょっと嘆いてみたり」
美琴「じゃ、じゃあご飯いつもどうしてるのよ!?」
打ち止め「ファミレスに連れて行ってもらってるってミサカはミサカは毎日外食の贅沢さをアピールしてみたり!」
美琴「アンタねぇ……?」
一方通行「……」ダラダラ
美琴「……分かった」
一方通行「……何をですかァ?」
美琴「明日食材買ってきて何か料理してあげるわよ」
一方通行「」
打ち止め「今日じゃなくて?ってミサカはミサカはお姉様にねだってみたり」
美琴「私も門限があるからね……買い物まで行く余裕が無いのよ」
美琴「明日も来てあげるから、ね?」
打ち止め「やったーってミサカはミサカは喜びを全身で表してみたり!」
一方通行「良いのかよ?」
美琴「打ち止めの為よ。見てらんないからね」
一方通行「……そうかァ」
打ち止め「これで食卓に彩りが!ってミサカはミサカは喜びを分かち合うハイタッチ!」
一方通行「良かったなァ打ち止め」
打ち止め「良かったのはどっちかなって、ミサカはミサカは意味深にムフフと笑ってみたり!」
一方通行「とりあえずうるせェ黙れ」
打ち止め「素直じゃないなーってミサカはミサカは呆れかえってみたり」
美琴「あはは、じゃあ私はそろそろ帰るから」
打ち止め「明日楽しみにしてるからね?ってミサカはミサカは上目遣いで念押ししてみたり」
美琴「……うん、私なりに精一杯やらせてもらうから」
美琴「お兄ちゃん、打ち止めのことよろしくね。打ち止めの信頼にちゃんと応えなさいよ」
打ち止め「な、何かなその娘を宜しく頼みますのような言葉は!?ってミサカはミサカは照れ隠しに大声を出してみたり!」
美琴「それじゃあね」
一方通行「またな、美琴ォ」
美琴(見てると分かるけど)
美琴(打ち止めに信用されてるなぁ……多分恋愛感情も持たれてる)
美琴(応えてあげなさいよね鈍感……兄弟だからかな。あのバカと同じよ)
美琴(って、手を出した犯罪か)
美琴(さて、明日は何を作ってあげようかな)
3日目終了
打ち止めと出会いました
美琴「さーって、食材を買いに行きますか」
ガヤガヤガヤガヤ
美琴「人多っ……タイムセールかぁ……」
上条「ふー卵3パックゲット。卵は上条家の救世主です」
美琴「……だと思った」
美琴「お兄ちゃん!」
上条「おぉ。美琴もタイムセールか?」
1.実は一方通行と打ち止めの
2.お兄ちゃんに会いたくて
3.料理に興味が湧いてきて
>>63
ちょっと展開考えたいから今日はここまでで
なるべく早く来れるようにしますから
乙!
3
3.料理に興味が湧いてきて
上条「そっか、食事は寮が用意してくれてるんだよな」
美琴「そうなのよ。だから、まぁたまにはね?」
上条「また今度で良いから俺にも作ってくれねーか?」
美琴「ふふん、どうしよっかな」
上条「お願いします美琴様」
美琴「兄のプライドもあったもんじゃない……」
上条「自炊する気力は湧かないのですよ」
美琴「分かったわよ。また今度作ってあげる」
上条「よし、助かる」
美琴「あ、そうだ、アドレス交換しないと連絡が取れないわよ」
上条「なんだ消しちまったのか?登録してたはずだけど」
美琴「あー……、まぁ携帯の故障でね?」
上条「なるほどなっと」ピピッ
上条「上条さんはそんなのしょっちゅうですよ」
美琴「相変わらず不幸体質ね……」
美琴「っと、それじゃあそろそろ行くから」
美琴「楽しみにしてなさいよ?美琴センセーの手料理を」
上条「おう、またな」
美琴「よしよし上条当麻の連絡先を手に入れましたっと♪」
一方通行宅
美琴「どうもー」
打ち止め「お姉様だー!ってミサカはミサカはまたしても抱きついてみたり」
一方通行「今日はありがとなァ美琴」
美琴「やめてよ、アンタが感謝なんて違和感ありまくりだから」
一方通行「ぐ……」
打ち止め「確かにお姉様と態度の差がありまくりだからってミサカはミサカはぶーたれてみたり!」
美琴「あはは、じゃあ早速料理に掛からせてもらうわ」
打ち止め「何作るのーってミサカはミサカは期待のあまりに台所をぐるぐるしてみたり!」
美琴「カレーよ。ベタだけど日持ちもするし安定志向でね」
打ち止め「味は甘めでお願いってミサカはミサカは恥じずに子供向けを要求してみたり!」
美琴「はいはい。じゃあ向こうで遊んできなさい」
打ち止め「はーいってミサカはミサカは大人しく引っ込んでみたり」
一方通行「俺も手伝うことあるかァ?」
美琴「無いから大人しくしといて」
一方通行「おゥ……」
打ち止め「妙に邪険にされてるみたいだけど頑張って、ってミサカはミサカは頭をぽんぽんしてみる」
美琴「うしっ完成……ん?」
打ち止め「……カはミサカはどうしたら良いのか戸惑ってみたり……」
一方通行「」
美琴「……はぁ」
美琴「お兄ちゃん、そんな所で死んでないで机拭いてお皿並べてよ」
一方通行「……はィ」
美琴(なんなのよコイツ……態度コロコロ変えて)
美琴「はいお待たせ」コトッ
打ち止め「待ちましたーってミサカはミサカは早速がっついてみたり!」
美琴「ってコラ!」
一方通行「……」
美琴「食べないの?まさかこの美琴センセーの料理が……」
一方通行「……」パク
一方通行「……うめェよ」
美琴「そう?良かった。と言ってもカレーなんてルー次第だけどね」
美琴「じゃ、そろそろ帰るわ」
一方通行「食ってかねェのか?」
美琴「門限よ門限。夕食を外で摂る余裕なんて無いからね」
打ち止め「また明日もお願いして良いかな?ってミサカはミサカはあまりの美味しさにねだってみたり」
一方通行「打ち止め。我が侭言うンじゃねェ」
打ち止め「はぁい、ってミサカはミサカは物分りの良さを発揮してみたり」
美琴「さすがに毎日とはいかないわよ。たまになら、ね」
打ち止め「楽しみが増えた!ってミサカはミサカは大喜びしてみたり!」
美琴(本当に嬉しそうね、打ち止めってば)
常盤台学生寮
美琴(……)
美琴(打ち止めとはちゃんとやってる、姉としては当然嬉しいんだけど……)
美琴(なーんか複雑だけど……一方通行、まぁ悪いヤツじゃない)
美琴(次は何を作ってあげよう……その内カレーとかじゃ通じなくなるし)
PiPi...
美琴(メール?)
from当麻お兄ちゃん
『手料理は家庭的で且つ安定志向な物を希望しますよ。例えばカレーとか』
美琴「ぷっ……!あはははは!」
御坂妹『お姉様』
美琴「あ、久しぶりの登場ね」
美琴「お兄ちゃんってば、カレーが良いんだってさ」
美琴「おかげで打ち止め達と被っちゃったじゃない」
美琴「っていうかカレーぐらい一人暮らしの学生なら、出来るようになっときなさいよねって」
御坂妹『……お姉様』
美琴「なに?」
御坂妹『いえ、やはりミサカの気のせいです。とミサカは頭に浮かんだ不安をかき消します』
御坂妹『それでは。とミサカは通信を切断します』
美琴「……なによいきなり。まぁいっか」
4日目終了
打ち止め、一方通行、上条当麻の好感度が上がりました
黒子「お姉様」
美琴「んー?」
黒子「今日は、支部に来ていただけません?」
美琴「珍しいわね、アンタから来いだなんて」
黒子「佐天さんを止めてくださいまし。お姉様が居ないとどうにもならないんですの……」
美琴「な、なんで私?っていうか何が起きてるの?」
黒子「お姉様が居ないから佐天さんが情緒不安定になっていますの」
美琴「そう、なんだ……」
黒子「お姉様!来て下さいますわよね!?」
美琴「う……」
1.行かせてください
2.行きませんから自分達でどうぞ
>>89で
2.行きませんから自分達でどうぞ
2.行きませんから自分達でどうぞ
黒子「お、お姉様……!」
美琴「アンタなら止められるでしょ。そんなに過激なの?」
黒子「過激なんてものではありませんの!固法先輩なんて今日ショックのあまりに……」
美琴「まぁそれはその内ね。じゃっ!」ダッ
黒子「お姉様!?おねぇぇぇさまぁぁぁ!!!」
美琴「佐天さんが情緒不安定か……どうせ何か変な設定が起こってるに決まってる……!」
美琴「触らぬ神に祟り無しよ!」
美琴「ぜはーっ、ぜはーっ……黒子から逃げるのは、一苦労ね」
美琴「んさて……」
1.一方通行宅
2.上条宅
>>96
2
2.上条宅
美琴『今日早速どう?言われた通りカレーにしてあげるから』
上条『もちろん頼む!あと食材要るなら買い物付き合うぞ?』
美琴『大丈夫よ。もう用意してあるから』
上条『おぉ用意が良いな!さすが美琴』
美琴「よし、アピールオッケー」
御坂妹『買い物イベントすっ飛ばしですか。とミサカは細かい指摘をします』
美琴「……うっさいわね」
美琴「お兄ちゃん家にとうちゃーく」
上条「本当に感謝してる。ありがとな美琴」
美琴「べ、べつにいいわよ!私としても暇だったし!」
上条「そうか。いやー助かった助かった」
美琴「……はぁ。リアクション薄……」
上条「どんなリアクションを期待してたんだ?」
美琴「なんでもない!」
上条「あー……分かりました分かりました。これでいいか?」ポンポン
美琴「ッ……!///」
上条「よく出来た妹を持って上条さんは幸せですよ」
美琴「も、もういい……!作るから……///」
上条「俺は何すりゃいい?」
美琴「お兄ちゃんに手伝わせたら調理道具がどれか一つくらい駄目になるわよ」
上条「俺も理解してます……」
美琴「でも、ま、ありがと。そんな特別な物は作れないけど……」
上条「いや、作ってくれるだけでありがたいからな」
美琴「はいはいどーも///」
上条「あ、そーだ。門限大丈夫そうか?」
美琴「今日は色々やらかしたからね。黒子に頼むことは出来なさそうよ」
上条「そうか。仕方ないな……」
美琴「私は、お兄ちゃんと食べたかったけどね」
上条「駄目だ。寮の規則はちゃんと守れよ?」
美琴「む……」
美琴「完成」
上条「ありがとーごぜーます」
美琴「感謝の気持ちが篭ってないわよ」
上条「ありがとな、美琴」ポンポン
美琴「……頭撫でるの好きよね///」
上条「嫌か?」
美琴「……じゃない」
上条「ん?」
美琴「嫌じゃないから、いいわよ」
上条「ん?」
美琴「舐めてんの?」ビリビリ
上条「し……失礼しました!」
美琴「はぁ……もう時間だし帰るわよ」
上条「送るぞ」
美琴「なんか、悪いわね……」
上条「だからって女の子一人で帰らせるほど上条さんはダメ男じゃないつもりですよ」
美琴(変わってない所が何気なくたくさんね……)
上条「?」
美琴「な、なんでもないわよ!」
上条「着いちまったな。もう少し長く話してたかったけど……」
美琴「……そうね」
上条「またメールするから泣くなっての」
美琴「な……泣いてない!」
上条「はは、それじゃな美琴」
美琴「またね!」
常盤台学生寮
美琴(ん~~……楽しかったぁ)
美琴(何メールで話そうかな)
美琴(……何か忘れてるような。まぁいいか)
美琴「ただいまー黒子」ガチャ
黒子「お姉様……!?」
美琴「……忘れてた」
黒子「何故逃げてしまわれるんですの?固法先輩も初春も、そしてこの黒子もお姉様をお待ちしておりましたのに」
黒子「黒子の!黒子のことはどうでもいいと仰るんですの!?お姉様!」
美琴「黒子……」
黒子「私はこんなに、こんなにもお姉様のことを……!」
美琴「って何シリアスモードに持っていこうとしてんの」ズビシッ
黒子「あうっ!」
美琴「まったく……」
黒子「うぅ……」
美琴(許せ、黒子。さってお兄ちゃんとメールメール♪)
5日目終了
上条当麻の好感度が上がりました
黒子「お姉様」
美琴「ん?」
黒子「昨夜の話ですが……なぜあの様な態度を?正直な話、私は傷付きましたの」
黒子「確かに私の態度にも問題があったのかもしれませんが……」
美琴「……」
黒子「なぜ佐天さんと会おうとしないんですの?」
美琴「そ、それは……」
1.話を逸らす
2.あの子は正直苦手なタイプです
>>113
2.あの子は正直苦手なタイプです
2.あの子は正直苦手なタイプです
美琴(事情はよく分からないけど、今の佐天さんには何か補正が掛かってる)
美琴(相手にするのは少々マズイ気が……)
黒子「お姉様……」
美琴「だから、ゴメン」
黒子「いえ、でしたら無理にとは言いませんの。こちらこそお姉様に失礼なことを……」
美琴「ううん……」
美琴(こ、心が痛い……どうせこんな世界だろうから言ってみたけど……)
黒子「お姉様、今日もお兄様のところへ?」
美琴「あ、うん」
黒子「門限に遅れるようなことは出来るだけ控えてくださいませ」
黒子「寮監を騙すのも一苦労ですの」
美琴「うん……」
黒子「では私は風紀委員の仕事がありますのでこれで」
美琴「う、うん」
美琴「はは……さすがの黒子も、ね。失望させちゃったかな」
美琴「……」
美琴「これからどうしよう」
PiPi...
from当麻お兄ちゃん
『昨日はありがとな。おかげさまで今日の食事も約束されてるよ』
美琴「お兄ちゃPiPi...
from一方通行お兄ちゃん
『もし良かったら今日来れねェか?打ち止めも俺も美琴に会いたくなっちまってなァ』
美琴「……なんで一方通行のアドレスは登録されてたんだろう……?」
美琴「交互に、行こうかな。ごめんね当麻お兄ちゃん」
美琴「来たわよー?」
打ち止め「わーお姉様だ、ってミサカはミサカはもう呆れられるであろう3度目の抱きつき!」
一方通行「何度も呼ンですまねェな」
美琴「いいのよ、正直空いてたしね」
美琴「そうだ、カレーどうだった?」
打ち止め「今日で最後になりそうだよ、ってミサカはミサカは目視でカレーの残りを計ってみたり!」
美琴「そんなに多くは作ってなかったと思うんだけど……」
打ち止め「えっとね、あの人が最後は三人で、って聞かなかったからってミサカはミサカは意外に可愛い一面を暴露してみる!」
美琴「一方通行がねぇ……?」
一方通行「美琴に作っておいてもらって食うだけ、ってのは失礼過ぎンだろォ?」
美琴「別に、私の事なんか気にしなくてもいいのに」
打ち止め「何かあったの?ってミサカはミサカはお姉様の沈んだ表情に疑問を浮かべてみたり」
一方通行「何があったンだ?」
美琴「もう、何でもないわよ。私の心配なんて100年早いんだから」
打ち止め「ならいいかもーってミサカはミサカは早めの夕食準備に取り掛かってみたり」
一方通行「いつでもお兄ちゃンにな」
美琴「二人ともありがとう。でも大丈夫よ」
打ち止め「じゃ、食べよーってミサカはミサカは腹ペコアピール!」
美琴「分かったわよ。あ、私は少なめにしておくから」
打ち止め「はいお姉様、ってミサカはミサカは皆のご飯をひょいひょいよそってみたり」
一方通行「打ち止め、零したら火傷すンだろ。俺に任せろォ」
美琴「……ぶふっ」
一方通行「ンだよ」
美琴「やっぱり違和感全開よ……ひひっ」
一方通行「?」
常盤台学生寮
美琴「気が重いなぁ……どうしよう」
美琴「ふぅ…………た、ただいま黒子……あれ、居ない」
美琴「はぁ~~~……一気に肩透かしね」
美琴「……寝ようかな、とりあえず」
美琴「zzz……」
御坂妹『さてさてどうなっているか……とミサカはお姉様が眠りについている間に進行状況を見てみます』
御坂妹「……少々、スローペースでは。とミサカは不安を覚えます」
御坂妹「やはりお姉様、あなたは……」
6日目終了
一方通行、打ち止め、白井黒子の好感度が変動しました
美琴「んー……」
美琴(結局、あれから黒子とは会話無しか……)
御坂妹『お姉様、少々宜しいですか。とミサカはお姉様を呼び止めます』
美琴「今度はどうしたの?」
御坂妹『調子はどうですか?とミサカは無難な質問をします』
美琴「何が?」
御坂妹「攻略状況です。とミサカは言葉が足りなかったことを反省します」
美琴「あぁ……会う回数増やしてるし大丈夫じゃないの?」
御坂妹「……そうですか。とミサカは開きかけた口を閉じます」
美琴「変な子ね……」
まったりペースですみませんが今日はここまです
続きは恐らく明日夜からで
美琴「まぁいいわ。お兄ちゃんトコに行こうっと」
美琴「お邪魔しまーす」
上条「おーよく来たなー……」
美琴「こらー、妹とはいえ女の子が来てるんだからシャキッとしなさいよ」
上条「補講漬けの毎日を送る上条さんの気持ち、分かるまい」
美琴「自業自得よ……」
上条「何を!?俺にだってやんごとなき事情がだな……!」
美琴「どうせ人助けでしょ。女性限定」
上条「いや、だからだな。さすがに見捨ててはおけないというか」
上条「……何怒ってるんだよ美琴」
美琴「……怒ってないっ」ビリビリ
上条「電気漏らさないでくれ……」
美琴「……ご飯作ってくる」ビリビリ
上条「あ、あぁ」
美琴(折角妹が来てるのにいきなりこういう話する……!?)ビリビリ
美琴(信じらんない……)ビリビリ
美琴(……で、もう完成しちゃったんだ)
美琴(ぼーっとしてたら終わってた)
美琴(何やってるのかな、私ってば)
美琴(こんなだから、いつまで経っても駄目なのに)シュン
上条「美琴」
美琴「な、何?」
上条「悪かったよ。それと料理、ありがとな」
美琴「ッ……よ、よく言えるわね。私、あんな態度取ったのに」
上条「?事情は分からないけどさ、原因は俺にあるみたいだし」
美琴「ふふ、それがダメだって言ってるんじゃない」
上条「わ、悪い」
美琴「別に怒ったわけじゃ……あるけどもういいわよ」
美琴「ただその、他の女の人の話は聞きたくないっていうか」
上条「……じゃあ美琴と居る時は美琴の事だけ話せば喜んでくれるのか?」
美琴「え……(近……!)」
上条「どうなんだ?」
美琴「そ、その、嬉しいけど……!」
上条「……いやー上条さん年頃の女の子の扱いには慣れてないもんで」パッ
上条「そうかそうか」
美琴「……?」
上条「もう時間も危ないな。紳士上条さんが送りますよ」
美琴「う、うん……」
美琴(な、なによなによあんな真面目な顔して……)
美琴(変に意識しちゃうじゃない)
常盤台学生寮
上条「そうだ、寮監さんに挨拶していくか」
美琴「は、いいわよそんなの!恥ずかしいじゃない!」
上条「でもお世話になってるわけだし……」
美琴「なってるけどいい!ブラコンシスコン言われたらどうすんの!?」
上条「……あぁそうだな、やめとくか」
美琴「まったく……それじゃあまたねお兄ちゃん」
上条「また明日な」
美琴「本格的にシスコンじゃない」
上条「あんまり笑うな!」
美琴(ん?さりげなく明日の約束をさせられた?)
美琴「ただいまー……」
黒子「お姉様」
美琴「あ……」
黒子「……もう気にするのはお止めになってくださいな。私も妙な態度を取るのはやめますの」
黒子「人間である以上、考え方は千差万別ですのよ。無理に会えとは言いません」
黒子「ですから、黒子とはまた以前のようにお願いします、お姉様」ペコリ
美琴「黒子……ありがとう……」
黒子「ふふっ……」
御坂妹『このプレッシャーは……!?とミサカはいけないフラグがへし折れたことを直感で感じ取ります』
7日目終了
上条当麻の好感度が上がりました
御坂妹『お姉様、おはようございます。とミサカはすっきり出来ていないお姉様に挨拶をします』
美琴「あ、おはよぉぅぁぁぁ……」
御坂妹『大口を開けて欠伸をするものではありません、とミサカは注意します』
美琴「んで、どうしたの?業務連絡以外ってのは珍しいわね」
御坂妹『一つ質問がありますが宜しいですか?とミサカは先ず許可を取ります』
美琴「なによ改まって」
御坂妹『今回の目的をお忘れになってはいませんか?とミサカは懸念を感じる胸中を明かします』
美琴「だから攻略しろってことでしょ?忘れるわけないじゃない」
御坂妹『では元の世界に帰りたいとは思わないのですか?とミサカは再度質問します』
美琴「質問は一つじゃないの……?」
御坂妹『答えてください。とミサカは急かします』
美琴「そんなの帰りたいに決まってるじゃない。確かにここの居心地も悪くはないけどさ」
御坂妹『兄妹であっても、一緒に居られるから良い』
美琴「……」
御坂妹『違いますか?とミサカは話を続けます』
御坂妹『妹であることに何の疑問も抱かなくなっていませんか?とミサカはさらに質問を重ねます』
美琴「……よ」
御坂妹『?』
美琴「何が言いたいのよアンタは!?」
御坂妹『激昂するということは図星ですね。とミサカは』
美琴「アンタこそ、答えなさいよ……!」
御坂妹『……飲まれてしまいましたね、お姉様』
御坂妹『現実との区別が出来ていないのではありませんか?とミサカはお姉様を正気に返らせる為、あえて辛辣な態度を取ります』
――お兄ちゃん!
――さって、お兄ちゃんとメールメール♪
――まぁいいわ。お兄ちゃんトコに行こうっと
――折角妹が来てるのにいきなりこういう話する……!?
美琴「……元はと言えば、アンタのせいじゃない!アンタのせいで私はこんなことになったのよ!?」
御坂妹『そうですね。ミサカの責任です。とミサカは反省します』
御坂妹『頭を冷やしてきます、失礼しました。とミサカは通信を切ります』プツッ
美琴「……」
PiPi...
from当麻お兄ちゃん
美琴「……当麻『お兄ちゃん』か」
美琴「何なのよ、もう……」
美琴「これは、ただのゲームなのに……?」
美琴「……寝てた」
美琴「メール……無視しちゃってた……」
美琴「……」
1.上条当麻に会いに行く
2.一方通行に会いに行く
3.何も考えたくない
すみません
>>141
1
1.上条当麻に会いに行く
美琴「そうよ、会いに行って何が悪いのよ……」
美琴「今行くからね、お兄ちゃん……」
ピンポーン
上条「はいはい?」ガチャ
美琴「やっほーお兄ちゃん」
上条「み、美琴?どうして?」
美琴「あれ、昨日約束してたじゃない」
上条「まさか本当に来てくれるとは思ってなくてですね」
美琴「はぁ……ま、いいわ。食材持ってきてあげたわよ」
上条「助かります!」
美琴「現金ねぇ……」
美琴「そういえばさ」
上条「どうした?」
美琴「カレーあっという間になくなっちゃってたわね。そんなに美味しかった?」
上条「美琴の作った料理だ、一気に飲み干した」
美琴「何よそれ」
上条「よく出来ましたーってことだよ」ナデリナデリ
美琴「……!?///」
上条「い、嫌じゃないからいいだろ?」
美琴「ふ、ふん……///それぐらいじゃ足りないわよ」
上条「えぇぇ!?」ナデナデナデナデ
美琴「痛っ、抜けるっ!」
上条「なんで俺がこんな目に……?」
美琴「女の子は優しく扱いなさいっ」
上条「はい……」
美琴「……はい///」ススッ
上条「?」
美琴「な、何!?まだ続けるんじゃないの!?///」
上条「やりますやらせてください!」
上条「……」ナデリ
美琴「……///」
上条「あのー美琴さん」
美琴「ん……なぁに?」
上条「う、いつまでこうすれば?」
美琴「私がもういいって言うまで……」
上条「上条さんお腹空きました、あと門限」
美琴「……いいのよ、もう」
上条「こらこら何言ってるんだよ。それを見過ごす訳には行かないっての」
美琴「分かった…」
上条「続きはまた今度な」
美琴「続きしてくれるの?」
上条「当たり前だろ?俺だって、まぁ続きしたいしな」
美琴「よかった……じゃあまたね」
上条「送りますよー」
美琴「お願いします紳士上条さん♪」
上条「上条さんが任されました!」
常盤台学生寮
上条「またな、美琴」
美琴「……当麻」
上条「……?何か言ったか?」
美琴「なんでもないっ。それじゃあまたね!」
上条「……なんでいきなり……?」
美琴「ただいま黒子~」
黒子「お姉様、お帰りなさいませ。お兄様の所へ?」
美琴「まぁね」
黒子「仲が宜しいことで……」
美琴「羨ましい?」
黒子「そう思うこともありますが……お姉様が幸せであればいいんですの」
美琴「そっか、ありがと黒子」
黒子「はいですの」
美琴(……こっちの黒子はあんまり絡んでこないのか……寂しい気もするなぁ……)
御坂妹(お姉様、それで良いのですか。とミサカは己の無力さを噛みしめます)
御坂妹(お姉様を此処に呼んだのは間違いだったのかもしれません)
御坂妹(せめて、何か外部からのアクションがあれば良いのですが……とミサカは可能性の一つを考えてみます)
御坂妹(しかしあの方にそれを期待するのは不可能なような。とミサカは案をかき消します)
御坂妹(一方通行でもなんらかの効果は得られるかもしれません。とミサカは大して期待もしていないことを口にします)
8日目終了
上条当麻の好感度が上がりました
美琴(今日はどうしようかな)
美琴(最近一方通行と打ち止めに会ってないわね……)
美琴(大変なことになってないかしら……『お姉様に会えないー』って……)
――お姉様が居ないから佐天さんが情緒不安定になっていますの
美琴(佐天さん……)
1.上条宅
2.一方通行宅
>>149
あんまり進んでないですけどここまでにさせてください
続きは恐らく明日夜
2で
2.一方通行宅へ
美琴(しょうがないわね、可愛い妹の為だし……)
美琴(今日は何作ろうかしら……あ、お菓子も買っていってあげようっと)
美琴「一杯買ってしまった。あの二人料理は……出来るわけ無いか」
??「うう……お腹空いたんだよ……」キュルルー
美琴(……シスターさん?こんなところで?)
??「まさか内部からの攻撃もあったなんて……」キュー
??「私、もう疲れちゃったんだよ……」グゥ
美琴「……良かったら、お菓子どうぞ」
??「可愛い天使が見えるんだよ……」キュ
美琴「か、可愛い?」
??「うん、可愛いんだよ……」グルルルル
美琴「じゃなくて早く食べて!ホントに大丈夫!?」
??「やっぱり天使なんだよ!」ガブ
美琴「いったぁぁぁぁ!!」
??「ご、ごめんなさい……」
美琴「いいのよ、気にしないで。それじゃ私用事あるから……」
??「そうなんだ。ありがとう天使さん!おかげで活動時間が20分ぐらい延びたかも!」
美琴(騒がしい子だった……でも意外と打ち止めと相性が良かったりしてね。似た者同士で)
美琴(だけどあの子とはもう関わらない方が良い気がする)
謎のシスターと出会いましたがもう会わない気がしますとミサカは意味の無い報告を行います
一方通行「よォ」
美琴「可愛い妹が来てあげたわよ」
美琴「ってあれ、打ち止めは?」
一方通行「野暮用だ。深い理由は考えてねェ」
美琴「?」
美琴「ってことは今日は二人か。一気に静かになるなぁ……」
一方通行「や、やっぱ嫌か?」
美琴「別にそんなこと言ってないわよ」
一方通行「そ、そォか……」
美琴「なに?どうしたの?」
一方通行「ど、どうもしねェよ」
美琴「いちいちどもるのはやめなさいって」
一方通行「は、はィ……」
美琴「……まぁいいわ。じゃ作るわね」
美琴「いたたた……」
美琴(うわぁ痛々しい。手を噛まれるなんて初めての経験よ……)
一方通行「手、怪我してるじゃねェか。どうした?」
美琴「シスターに噛まれた」
一方通行「はァ?」
美琴「なんかお腹空いたって言ってたからお菓子恵んであげたら手ごとがぶり」
一方通行「オマエ……つくづくおもしれェヤツだよなァ」
美琴「あのね……私だって噛まれたくて噛まれた訳じゃないんだけど」
一方通行「じゃあちょっとこっち来い。手当てしてやるからよォ」
美琴「別にいいわよ。その内治るって」
一方通行「女の子がそんなこと言っちゃいけねェ。このまま帰ったら白井の治療が待ってるがそれでもいいのかァ?」
美琴「あ~……まぁ黒子は、ね。うん」
一方通行「救急箱……救急箱……どこだァ?」
美琴(抜けてるとこあんのね……確かに能力のお陰で救急箱は必要ないんだろうけどさ)
一方通行「お、あった。ほら、見せてみろ」
一方通行「ちっと沁みンぞォ」ポンポン
美琴「……///」
一方通行「……///」ポンポン
美琴「……何か喋りなさいよ」
一方通行「……次甲の方だァ」
美琴「痛ッ……!」
一方通行「わ、悪ィ」
美琴「ちょっと、しっかりしなさいよ!今思いっきり刺したじゃない!」
一方通行「ほらよ。出来たぜェ」
美琴「随分時間掛かっちゃって、しかもずれてるし」
一方通行「初めてなンだからしょうがねェだろォ?」
一方通行「やりたかったからよ。我が侭につき合わせて悪かったなァ」
美琴「我が侭とか言わないでよね。ありがと」
一方通行「……あァ」
美琴「ねぇ、もうこんな時間だけど打ち止め大丈夫?」
一方通行「どうも今日は泊まりらしいからなァ。美琴こそ時間大丈夫か?」
美琴「んー……まぁそろそろ帰るわ」
一方通行「送ってってやるよォ」
美琴「心配なら要らないわよ。私だってレベル5なんだから」
一方通行「話してェことがあるンだよ」
美琴「で。わざわざ話したいことってのは何?」
一方通行「……美琴は、彼氏とかいねェのか?」
美琴「居ないわよ。手のかかる兄が二人も居るせいでね?」
一方通行「な、なるほどなァ」
美琴「……」
一方通行「……」
美琴「え、それだけなの?」
一方通行「ちっげェよ!」
一方通行「……今から言う事、聞きたくねェなら止めてくれていい」
美琴「いいからまず話しなさいって」
一方通行「オマエは俺のことをどう思ってる?」
美琴「……どう、って」
一方通行「俺は美琴に感謝してる。知り合いなンてマトモなヤツがいねェ俺を気味悪がらずに居てくれたからなァ」
一方通行「今の俺の支えになってくれてンのがよ、打ち止めと、三下と、それに美琴だ」
一方通行「普段は言えねェが……感謝してる」
美琴「……」
一方通行「美琴は気付いてなかったかもしれねェ」
美琴「……いや」
一方通行「当の俺が気付かなかったンだからなァ」
一方通行「俺は、美琴が」
美琴「やめて……言わないで!!!」
一方通行「……」
美琴「兄妹、なのよ?駄目そんなの……変、よ……」
一方通行「美琴……」
美琴「そんな風に、見れるわけないじゃない……!」
一方通行「……そォか。悪かったな」
一方通行「もう寮前だから大丈夫だろォ」
一方通行「じゃあ、な」
美琴「……」
寮監「……御坂、もう門限を過ぎる。早く部屋に戻れ」
美琴「……すみませんでした」
寮監「こんな所で何をやっていた?」
美琴「……いえ……失礼します」
寮監「……?」
9日目終了
美琴(授業……全く耳に入らなかったな)
美琴(次からどんな顔して会えば良いんだろう……いや、もう会わないかもしれない)
美琴(何やってんのかな、私は)
打ち止め「おーいお姉様ー、ってミサカはミサカは何度も呼びかけてみたり」
美琴「……打ち止めか」
打ち止め「ちょっぴり反応が薄い、ってミサカはミサカはお姉様の様子に疑問を抱いてみたり」
美琴「何でもないわ。どうしたの?」
打ち止め「あの人の様子がおかしいの、ってミサカはミサカは心配してみたり」
打ち止め「お姉様なら何か知ってるのかな、ってミサカはミサカは出来ることをやってみたり」
美琴「そう、ね。私は何も知らないけど……」
打ち止め「あの人が元気無いから、私も辛くて……」
打ち止め「だからお姉様も何か気付いたら話をしてあげて。ってミサカはミサカはお願いしてみる」
打ち止め「あの人にとってはお姉様は大きい存在だからきっと通じると思う。ってミサカはミサカは暴露してみたり」
美琴「……」
打ち止め「お姉様、今日もご飯お願い!ってミサカはミサカは唐突に話題を変えてみる!」
美琴「……」
1.行く。一方通行とも話す
2.今会っても、何も出来なくなるだけ
重要安価
>>177-179
多数決で
1
1.行く。一方通行とも話す
美琴「分かったわよ。行くから」
打ち止め「ホントに!?ってミサカはミサカは手をぶんぶん回して喜んでみたり!」
美琴「嘘なんて言わないわよ」
打ち止め「やった、ってミサカはミサカはお姉様の腕を引っ張ってみたり!」
美琴「ちょ、ちょっと、こら!」
打ち止め「家の前にとうちゃーく。ってミサカはミサカはいきなりブレーキを掛けてみる」
美琴「どうしたの?」
打ち止め「中にあの人が一人で居るから話してきて。ミサカはここで待ってるよ。ってミサカはミサカはお姉様を促してみる」
打ち止め「お姉様と何かあったのは分かるから。ってミサカはミサカは話の分かる女アピール」
美琴「……」
打ち止め「あの人の事、嫌わないで、ってミサカはミサカは最後のお願いをしてみる」
美琴「分かった。ありがとね、打ち止め」
打ち止め「……うん」
美琴「……」ピンポーン
一方通行「ンだよいつもはインターホンなンざ……」ガチャ
美琴「ちょっと、時間いいかな?」
一方通行「……あァ」
美琴「打ち止めに会ってね、話して来いって言われたの。子供かと思えば全然そんなことないんだなーって」
一方通行「あのガキ……」
美琴「……私ね、やっぱり貴方をそういう目では見られない」
美琴「兄妹だから、ってどうしようもないことを理由にはしない」
美琴「他に好きな人が居るの。だから、ごめんなさい」
一方通行「……そォかよ、美琴」
美琴「……これは、私の勝手なお願い。これからも、出来れば前みたいに……」
一方通行「分かってらァ。これからは美琴の恋を応援するとしようじゃねェか」
一方通行「お兄ちゃンは美琴優先で動くからな」
美琴「もう……シスコンなんだから」
一方通行「言ってろォ。恥には思わねェっての」
美琴「……ばーか」
一方通行「ケケッ」
美琴「打ち止め」
打ち止め「お姉様もういいの?ってミサカはミサカは全く動かさなかったようやく足を動かしてみる」
美琴「うん、ありがとう」
打ち止め「今日のご飯何!?ってミサカはミサカはしんみりした空気を誤魔化す呑気な発言をしてみたり!」
美琴「口に出てる時点で意味無いわよ」
打ち止め「たっだいまー!ってミサカはミサカは堂々と抱きついてみる!」
一方通行「クソガキィ!帰ってきたらまずは手洗えェ!」
打ち止め「えーでもミサカは抱きつけなかった禁断症状というか劣情を抑えきれないの……///ってミサカはミサカはうっかり漏らしてみたり……キャッ///」
一方通行「顔が近ェェ!!」
打ち止め「ん~……ってミサカはミサカは全力で頬擦りとか過度のスキンシップをとろうとしてみたり///」
ギャーギャー
美琴「何やってんのよアイツら……」
美琴「……ごめんね……一方通行お兄ちゃん」
黒子「お帰りなさいませお姉様」
美琴「ただいまー」
黒子「……随分と強烈なお顔をしておられますわね」
美琴「おぉ、目の腫れが」
黒子「昨夜から様子が少々おかしかったんですのよ?」
美琴「そうなんだけどね。これは……まぁよかったのよ」
黒子「意味がいまいち分かりませんの」
美琴「だから、『まぁよかった』って言ってるじゃない」
黒子「除け者にされて少々不満が残りますが、お姉様がそう言うなら構いません」
美琴「こっちの黒子は物分りが良くて助かるわ」
黒子「こっちの?」
美琴「そう、こっちの話よ」
美琴「でもま、ありがとね。そういうアンタもあんまり悪くは無かったわ」
黒子「やっぱり意味が分かりませんの……」
美琴「おやすみ、黒子」
黒子「ええ。おやすみなさいませお姉様」
美琴(……)
御坂妹『お姉様、とミサカは眠りにつき始めたお姉様に声を掛けます』
美琴「……今まさに眠ろうとした時に話しかけないでよ……」
御坂妹『申し訳ありません、とミサカは反省の意を示します』
御坂妹『一昨日の話に関しても、申し訳ありませんでした』
美琴「私の方こそ悪かったわよ。アンタの言う通り、この生活に違和感を感じなくなってきてる」
美琴「平気でアイツ等二人を『お兄ちゃん』って呼べるんだから」
御坂妹『お姉様……』
美琴「でも大丈夫よ。ちゃんとクリアするわ」
御坂妹『あれで良かったのですか?とミサカは敢えて詳しくは言わずに質問します』
美琴「良かったのよ」
御坂妹『嘘でも相手の気持ちに応えていれば元の世界に戻れましたが、とミサカはしつこく確認します』
――丁度今、御坂さんの事を考えていたんですよ。運命的な物を感じません?
――あいつ、フラれても受け止める覚悟でいたぜ?
美琴「……ちゃんと返事をしないと、相手に失礼じゃない」
御坂妹『今の間は?とミサカは面白そうな話題に首を突っ込みます』
美琴「もう黙ってなさいよ……戻りたいとはいえ、さすがにそんなこと出来な……?」
美琴「ってあれ、もう終わりじゃないの?」
御坂妹『お姉様から想いを伝えて、断られて、BADEND、というわけではありませんので。とミサカは告げます』
美琴「な……」
御坂妹『さっきの言葉、確かに聞きました。とミサカはこれからの展開を妄想してニヤけます』
御坂妹「それではまた。とミサカは通信を切断します」プツッ
美琴「……」
10日目終了
一方通行、打ち止めの好感度が上がりました
美琴(あーあ……変なこと口走ってしまった)
美琴(行動しないといけないのは分かってるけどさぁ)
美琴(あのバカ、予定が全部補講で埋まってるって何よ……)
美琴(こんなんじゃどこかに遊びに行くことも出来ない……)
美琴(補講が終わるまでまだ時間があるし)
どうしよう?
1.お兄ちゃんの家を掃除でもしてやろう
2.ご飯を食べに行こう
3.寮に帰ろう
>>215
今日はここまで
乙1
鍵のことは何も考えていなかった
上条さんから合鍵でも渡されてることにしよう
1.お兄ちゃんの家を掃除でもしてやろう
美琴「お邪魔しまーす」
美琴(ふむ……散らかってる……)
美琴(さて、始めますか)
美琴(ぺっちゃんこの焼きそばパン……何でこうなるかな。腐ってるし……)
美琴(ラストミッション、ベッドの下)
美琴(……そうよ、ちゃんとベッドの下も掃除しないと……)
美琴(でもベッドの下は色々マズイ物がありそうな気がする……!)
美琴(例えば……とか、もしかしたら……も……///)
美琴(私は何も知らずに偶然見つけてしまった!それでいける!)ガバッ
美琴(……何もない……はぁー良かった……)
美琴(って、『良かった』って何がよ!?普通あるもんでしょうが!高校生なんだし!)
美琴(でもあったら自信無くすっていうかなんというか……!)
上条「何をしてらっしゃるので?」
美琴「!!!???」
美琴「な、なによ!掃除してあげてんのよ悪い!?」
上条「ん?あぁ悪いなわざわざ」
美琴「そうよね。わざわざやってあげてるんだから感謝しなさい」
上条「ありがとうございます美琴様」
美琴「だ、だからそれじゃ嬉しくないって……言ってるじゃない」
上条「どうして欲しいか言ってくれ」
美琴「は……」
上条「俺は鈍いから分からないんだよ」
美琴「……この」
上条「?」
美琴「撫でて、欲しいんだけど。撫でなさい、撫でろ」
上条「よく言えました」ナデナデ
美琴「ん……」
美琴(ヤバい、餌付けされてる)
美琴「じゃなくて!掃除まだ終わってないから!」
上条「わ、悪い」
美琴(まったく、危うく乗せられる所だったわ……)
美琴「終了!」
上条「お疲れさん」
美琴「手伝わせて悪かったわね」
上条「多忙上条さん。宿題もたくさん持って帰っているんですけどね?」
美琴「ごめん、見てあげるから」
上条「そりゃ助かるぜ」
美琴「……いやだからここはアンタの家であって、本来掃除はアンタがやるべきじゃない!?」
上条「バレたか。さすがに常盤台のエリートは鋭いな」
美琴「……!」
上条「感謝してるよ美琴」ナデナデ
美琴「あ……///」
美琴(もう、ホントにだめ……嬉しくて堪らない……)
上条「そうだ、飯はどうする?」
美琴「そうねぇ……」
1.何か作ってあげる
2.どこかに食べに行く
>>229
出掛けて一方通行さんと遭遇
2.どこかに食べに行く
美琴「どこかに食べに行く?食材も買ってきてないし」
上条「……了解」
上条「うーん……」
美琴「大丈夫よ。お金は私が出してあげるから」
上条「……いやいや、さすがの貧乏上条さんと言えど割り勘で済ませるくらいの器量は持ち合わせております」
美琴「最高ラインが割り勘ね……」
上条「しょうがないだろ金が無いんだよ!」
美琴「いいわよ、じゃあ予算を考えてファミレスね」
上条「助かる」
店員「ご注文はいかがなさいますか?」
美琴「これとこれとこれ」
上条「アイスコーヒーで」
店員「かしこまりました」
上条「腹減ってんのな」
美琴「まぁね。それよりアンタこそもっと頼めばいいのに」
上条「……ちょっとなぁ」
美琴「すいませーん追加でー」
上条「おいおい……」
美琴「お金がどうとか気にするような関係じゃないでしょ?」
上条「……」
美琴「命令。何か頼みなさい」
上条「……お前には敵わねーよ、美琴」
美琴「当たり前よ」
アリガトウゴザイマシター
上条「うう……お腹一杯……」
美琴「食べ過ぎよ……」
上条「外食はあまり財布に優しい値段じゃねーし、食べられる時に食べるべし……」
美琴「遠慮しないとなったら、そこから一気だったからね」
上条「美琴……あれ、一方通行じゃねーか」
美琴「!?」
美琴「ちょっと待……」
上条「おーい!」
美琴「……」
一方通行「あァ?オマエら何やってんだ?」
上条「美琴と二人で飯食いに行ってたんだよ」
一方通行「チッ……そういうのは俺も混ぜろよ」
上条「悪かったよ。で、珍しい組み合わせだけどそっちは?」
黒子「偶然そこでお会いしただけですの。大勢に囲まれてらしたので」
一方通行「ま、問題は起こさねェに越したことはねェしな。ちょうど良いタイミングだった」
黒子「まったく、あの手の輩はどうして一向に減らないんでしょうか」
黒子「それにあなた方ご兄妹も、やけに絡まれるようですし」
上条「さぁな……って美琴どうした?」
美琴「……なんでもないわよ」
上条「そうか?ならいいけどよ」
美琴「ほら行きましょ」
一方通行「……気にしてンじゃねェよ」
上条「?」
美琴「自分でもバカだって思う……ごめん」
黒子「……」
上条「お、おい美琴引っ張るな!」
一方通行「ったくよォ……」
黒子「なら早く何とかしてもらいたいですの」
一方通行「どうしたら良いかなンて分からねェよ。そっとしとけばいいんじゃねェのか?」
黒子「一番の原因は貴方だというのに……随分な言い方ですわね」
一方通行「ンなこと分かってらァ。この性格は直しようがねェよ」
黒子「卑屈になっても変わりませんの。第一その考えはお姉様に対して失礼ですわよ」
黒子「あなたも、まずその頭を冷やしてからにしてくださいまし。その面では『そっとしておく』のも間違いではないかと、私は思いますの」
一方通行「そうかよ……」
上条「美琴、おい美琴!」
美琴「……」
上条「なぁ、一方通行と何があったんだよ?」
美琴「何でもない」
上条「はぁ?喧嘩でもしてんのか?」
美琴「何でもないって言ってるでしょうが!」
上条「……でもなぁ、美琴も一方通行も大切な兄妹だ。何かあるなら助けなきゃなんねーだろ」
美琴「……!」
上条「自分でも無理矢理って分かってるけどな。それでも、美琴のために何かしてやりたい」
美琴「帰る……ごめん」
上条「そうか……」
美琴「ごめん……私がどうにかしなきゃいけないから」
美琴「してもらうことなんて、何もないのよ」
美琴「それじゃあ、またね」
常盤台学生寮
美琴(何が、『これからも、出来れば前みたいに』よ)
美琴(もう訳分かんなくなってきた)
美琴(辛いな、フる側っていうのも……)
黒子「お姉様」
美琴「なに?」
黒子「まぁ、大方の事情は掴めていますけど……あまり気にし過ぎるのも良くはありませんの」
美琴「んー……そうかな……」
黒子「もう決着がついたのなら、変えようもないのではありません?」
美琴「そりゃ分かるけどさ」
黒子「変えるのも問題があるとは思いますが、お姉様の中で答えは出ているのでしょう?」
黒子「ならそこで、ちゃんと区切りをつけなければ」
美琴「……分かった」
黒子「いつか、笑い話に出来る日が来ると良いですわね。お姉様」
美琴「うん……」
11日目終了
上条当麻、白井黒子の好感度が上がりました
美琴(いつまでも、うじうじしてらんないわね)
美琴(ちゃんと前を向かなきゃ)ポチポチ
to 一方通行お兄ちゃん
一方通行「よォ、待たせちまったな」
美琴「呼び出したのはこっちよ。気にしないで」
一方通行「ンで、話ってのは?」
美琴「まぁ……アレよ。これからも宜しくってこと」
一方通行「なンだよそりゃあ……」
美琴「私はもう、今まで通りにする。昨日はごめん」
一方通行「なるほどなァ。それなら断る理由なンかねェよ」
一方通行「俺はもう気にしちゃいねェ」
美琴「そっか」
一方通行「美琴、今から暇か?」
美琴「3時間くらいならね」
一方通行「それなら家に来てくれ。クソガキがうるせェ」
美琴「……はいはい」
打ち止め「おかえりなさーい!ってミサカはミサカは帰ってきたあなたの胸にダイブ!」
一方通行「……上がれよ」
美琴「おじゃましまーす」
打ち止め「にゃふふー……ってミサカはミサカはお姉様に見せ付けるように頬擦りしてみたり」スリスリ
美琴「何これ……」
一方通行「少し前からこれだァ。鬱陶しいったらねェよ」
打ち止め「がびーん!ってミサカはミサカはあなたのいつも通りの対応に過敏になってみたり!」
一方通行「……」
打ち止め「好き好きー……ってミサカはミサカはあなたの反応が無いのをいい事に爆弾発言を連発してみたり」
一方通行「……」
打ち止め「って、本当に無視されてる!?ってミサカはミサカは軽く落ち込んでみる!」
一方通行「……」
美琴(子供は楽で良いっていうか……正直羨ましいよ……)
一方通行「でだ美琴。オマエはどうなってるンだよ」
美琴「な、なにが?」
一方通行「あの三下の鈍感さは分かってンだろォが?」
美琴「なんでバレてるの……」
打ち止め「お姉様分かりやす過ぎ、ってミサカはミサカは会話に参加してみる」
一方通行「ちょっとやそっとじゃ気付いてくれねェぞ?」
美琴「そんなの分かってるわよ!私だって頑張りたいんだけど、素直になれないっていうか……」
美琴「思ってる事と逆の事言ったり、上から目線になっちゃったり……」
打ち止め「典型的なパターンだね、ってミサカはミサカは知った風な口をきいてみたり」
一方通行「結局、美琴がどうするかだな」
美琴「それなりに頑張ってるつもり……だったんだけど」
打ち止め「ならもっと頑張れお姉様。ってミサカはミサカは親指立ててみる」
美琴「う……」
打ち止め「この場合、何かの拍子でお姉様の想いが一気に噴き出して、ようやく相手が気付くんだけど。ってミサカはミサカは予想してみたり」
美琴「だ、大丈夫よ。ちゃんとそれくらい出来るんだから」
打ち止め「いつ告白するの!?ってミサカはミサカは聞き逃さず追求してみたり!」
美琴「ノーコメントで」
打ち止め「ノリ悪い……ってミサカはミサカはぶーたれる」
美琴「……分かったわよ」
一方通行「ちょっと待て美琴。それは良くねェだろ」
美琴「大丈夫よ。私がアイツを好きなのはもちろん事実だし、告白する勇気が無かったのを二人が後押ししてくれただけ」
美琴「だから良いのよ。流されて、なんて事はないから」
一方通行「そうだなァ。オマエが決めたンなら応援するだけだァ」
打ち止め「頑張れ、お姉様。ってミサカはミサカは曇り無しの応援を向けてみたり」
美琴「二人とも……」
一方通行「もうそろそろ時間だろ?」
美琴「あ、うん。行ってくるわ」
美琴「さよなら、お兄ちゃん。打ち止め。本当にありがとう」
一方通行「……あァ」
上条「あれ、美琴じゃねーか。何やってんだ?」
美琴「アンタを待ってたのよ」
上条「すみませんね補講で……」
美琴「別に責めてないから。たまたま通りかかったついでだから、そのまま待っててやろうかなって思っただけよ」
上条「なるほどな」
美琴「これから家に行っていい?どうせ暇なんでしょ?」
上条「あぁ、良いぜ」
上条宅
上条「さて、どうすっかね」
美琴「別に何かしようとしなくてもいいわよ。こっちは話せたらそれで良いから」
上条「それなら俺も助かる」
美琴「……」
上条「……」
美琴「……」
上条「……何かお話があるのでは?」
美琴「まずは、そうね。昨日のことなんだけど、悪かったわね」
上条「何言ってんだよ。美琴が気にすることはねーって」
美琴「それでもね、私が納得いかなかったから」
上条「……この話は終わりな」
美琴「うん……ありがと」
上条「さて、飯にでもするか?たまには上条さん腕を振るっちゃいますよ」
美琴「待って!」
上条「まだ何かお話でも?」
美琴「あるには、あるんだけどさ……」
上条「言い出しにくい事か?俺は気にしないから言ってみろよ」
美琴「あ、あの……その……」
上条「ん?」
美琴「あ、あ、アンタって、その 彼女とかいないの?」
上条「いないんですよこれが……いや、美琴の気持ちは分からないでも無いけど!」
美琴「……はぁ!?///」
上条「『彼女居ないなんてみっともないな』とか思ってるだろうけど、上条さんだって頑張ってるんです!」
上条「ただなかなか上手くいかないというか……」
美琴「……な、なろうか?」
上条「はい?」
美琴「わ……私がアンタの、彼女に」
上条「美琴……?」
美琴「なるわよ……アンタが良いなら、彼女に」
上条「じょ、冗談やめろよ」
美琴「私は、あなたの事が……好きです」
上条「……」
美琴「……」
上条「美琴。そんなこと言われても困るんだけどな」
上条「冗談でもそんなこと言うもんじゃねえよ」
美琴「……」
美琴「……ごめん。ちょっと悪ふざけが過ぎたみたい……」
上条「あ、あぁ。こっちこそ、言い方キツくなって悪かった」
美琴「うん……今日はやっぱり帰るから」
上条「美琴……」
美琴「悪いのは私よ。お兄ちゃんは気にしないで」
美琴「ばいばい、お兄ちゃん」ガチャ
美琴「ねぇ、見てるんでしょ?」
美琴「私、告白した。駄目だったのよ」
美琴「BADEND。可笑しかったら笑ってもいいわ」
美琴「だから、帰らせて。元の世界に」
美琴「聞こえてる……?ねぇ……?」
12日目終了
13日目終了
14日目終了
15日目、開始
寮監「御坂、来客だ」
美琴「……はい」
寮監「お前の御兄妹が見えている。待たせることのないように」
美琴「分かりました」
美琴(あれから3日、か)
美琴(兄妹って、どっちだろ?)
一方通行「よォ、美琴」
美琴「お兄ちゃん……」
打ち止め「お姉様、久しぶり。ってミサカはミサカは挨拶してみる」
一方通行「3日も連絡取れねェから来ちまっただろォが」
美琴「ごめん、私が悪かったわ」
一方通行「しかし……3日で随分と、やつれちまったな」
美琴「うん」
一方通行「何があったンだ?」
美琴「そうね……うん、もういっか。話すわよ」
一方通行「ッ……あの三下が……!」
美琴「待ってよ。だから私が悪いって言ってるじゃない。自分で無かった事にしたのよ?」
打ち止め「でも、なんでそんなことを言ったの?ってミサカはミサカは質問してみる」
美琴「アイツの態度で分かったから。いきなり真顔で『冗談でもそんなこと言うな』よ?」
美琴「私の事を大事にしてくれてるのは分かってた。それは妹としてだけどね」
美琴「だから私を止めた。私も『無かった事にしよう』って……」
打ち止め「お姉様……」
一方通行「言いてェことは分かった。けどなァ、自分を責めンのだけはやめろ」
一方通行「オマエが悪いなんて、俺も打ち止めも思っちゃいねェよ」
美琴「……」
一方通行「ただ辛かったンだなァ。逃げたくなるほどに」
打ち止め「お姉様は頑張ったよ。ってミサカはミサカは、お姉様の頭を撫でてみる」
打ち止め「だから、もう自分を傷付けないで……って、ミサカは、ミサ、カは……」
美琴「ごめんね……」
打ち止め「う、ひぐっ……」
美琴「ありがとう……打ち止め……!」
美琴「……ホント馬鹿ね、私。こんな小さな女の子まで泣かせちゃって……」
一方通行「あァ。俺らがどれだけ心配したと思ってンだ」
美琴「ごめんなさい。お兄ちゃん、打ち止め」
打ち止め「……お姉様はこれからどうするの?ってミサカはミサカは恐る恐る疑問をぶつけてみる」
美琴「……」
1.ちゃんと、もう一度だけ話がしたい
2.すっぱり諦める
>>268
1
美琴「もう一度だけでいいから、話してみたい……かな」
打ち止め「やっぱりお兄様のことが大好きなんだね、ってミサカはミサカはもじもじしてるお姉様を見てニヤニヤしてみる」
美琴「私自身、後悔してるトコあるからね」
一方通行「……」
美琴「ま、いいでしょ。行ってくるわ」
打ち止め「ちょっと待ってお姉様!ってミサカはミサカは切り替え早過ぎなお姉様を止めてみる!」
一方通行「あァどうしてこうなった……」
美琴「何が?」
打ち止め「髪ボサボサ!顔も大分面白……酷いことになってるから!ってミサカはミサカはちょっと訂正してみる!」
美琴「あれ、そんなに変かな……?」
打ち止め「とりあえずもうちょっと日を置かないと!ってミサカはミサカは提案してみる」
美琴「わ、分かった……」
PiPi...
美琴「……お兄ちゃんから電話だ、どうしよう」
一方通行「……アイツどっかで覗いてンじゃねェだろうな」
打ち止め「ど、どうしようってミサカはミサカは大慌て……!」
美琴「で、出るね!無視しても怪しまれそうだし!も、もしもし!」
上条『おー美琴、やっと繋がった。結構メール送ったんだけどなー……』
打ち止め、一方通行「……」
美琴「ごめん、忙しくって! で、どうしたの?」
上条『なに、どっか飯でも食いにいかねーかって誘おうって思ったんだけどよ』
美琴(ど、どうすれば良いの!?二人とも!)
打ち止め、一方通行(自分で決めろ!)
美琴「い……行く!行きます!」
上条「お、おう。もう出られるか?」
美琴「ちょっと時間置いていい?今色々酷くて、準備とか要るから!」
上条「分かった、じゃあ終わったら連絡してくれよ。迎えに行くからさ」
美琴「あ、ありがとう!」
打ち止め「わートントン拍子ーってミサカはミサカは段々どうでもよくなってきたり」
一方通行「だろォな。しかし三下の野郎ォ、抵抗無しじゃねェか……」
美琴「あわわわわ……ホントに酷い……えーとえーと……!」
打ち止め「一体何やってるんだろうね、ってミサカはミサカは慌てるお姉様を見て楽しい気分になってみる」
一方通行「大丈夫かよ……」
美琴「……一応これで良いかな」
打ち止め「気になる箇所は特にないね、ってミサカはミサカは感想を述べてみる」
美琴「さて、行ってきます!」
打ち止め「行ってらっしゃい、ってミサカはミサカはお姉様を送り出してみる」
美琴「帰ってきたらヤケ食いでもしよっか。今度はどこか、一緒に食べに行きましょ」
打ち止め「それは喜んでいいのか難しい……ってミサカはミサカは発言を慎んでみる」
美琴「いいのよ、私自身玉砕覚悟だもん。それじゃ」
一方通行「色んな意味で大丈夫な気がしねェ」
打ち止め「同じく、ってミサカはミサカは同意してみる」
美琴「もしもし?」
上条『おー美琴。もういいのか?』
美琴「今寮の前に居るから……」
上条「もういいぜ」
美琴「……ここで待っててくれたの?」
上条「毎回のことだけどな。こっちから誘って、待ち合わせ場所まで来いってのは失礼だろ」
美琴「もう……」
上条「んじゃ行きますか。適当にファミレスで良いか?」
美琴「しかも予定無し……」
上条「や、やっぱり常盤台のお嬢様としてはもっとちゃんとした所の方が良いと……?」
美琴「そこまでアンタに求めてないわよ。鈍いのは分かってる」
上条「酷い言われようだ……」
美琴「ほら、行くわよ。適当にファミレス行くんでしょ?」
上条「ああ」
上条「はふー食った食った」
美琴「ホントにお金大丈夫だったの?」
上条「ええまあたまには良いんですよ。ブワーっと食べても」
美琴「やれやれね……」
上条「なんか、結局食うだけになっちまったな。悪かった」
美琴「そう?私は楽しかったわよ?」
上条「ふーん……」
上条「ま、上条さんも楽しかったんですけどね。それじゃな」
美琴「ちょっと待った」
上条「?」
美琴「私も一つ用があんのよ。良い?」
上条「お、良いぜ?今日の上条さんはご機嫌だからな、妹の頼みなら聞く」
1.好きだと告げる
2.告げない
>>277
1
美琴「好きなの、アンタのこと」
上条「……美琴」
美琴「何度も同じこといってごめん。本気なの。この前の時も本気だった」
美琴「でも、アンタが私の事どうとも思ってないって分かったから、冗談だってことにして逃げた」
美琴「アンタの口から、返事が欲しいの。ちゃんと受け止めるから……」
上条「……」
美琴「……」
上条「……俺は、美琴のことを、そういう風には見れない」
上条「『妹だ』、って思いが大きいんだ。それ以上にはならない」
美琴「……うん、ありがと。返事くれて」
美琴「そうだ、『妹』の頼み、何でも聞いてくれるのよね?」
上条「ああ……」
美琴「これからも、私と……『妹』と仲良くしてください」
上条「分かったよ、美琴」
上条「またな、美琴」
美琴「次、何の料理を作って欲しい?」
上条「食い物なら何でも食う」
美琴「その返事が一番困るのよ!」
上条「んー……鍋とかどうだ?」
美琴「鍋ね……あ」
上条「ん?」
美琴「なら一方通行お兄ちゃんの家に行きましょ。打ち止めが会いたい会いたいって言ってるわよ」
上条「お、久しぶりに兄妹4人で鍋を囲むか」
美琴「今日はさすがに無理だからまた今度、週末にね」
上条「おう」
美琴「楽しみに、してるから」
美琴「さて、今度はさすがに分かるわよ」
御坂妹『何がですか?とミサカはいきなり独り言を放ったお姉様に質問します』
美琴「アンタって奴は……」
御坂妹『冗談です。とミサカはジョークも使える、デキる女であることをアピールします』
美琴「……」
御坂妹『失礼。とミサカは話を進めます』
美琴「これで終わり、でしょ。ちゃんとアンタの言った手順通り、告白して返事貰ってきたわ」
御坂妹『ゲーム終了条件を確認しました。とミサカは照合を完了します』
御坂妹『では最後に一つ、この世界での記憶を引き継ぎますか?とミサカはおまけ要素の確認を取ります』
美琴「元の世界に戻っても今回のことを覚えている、ってことよね?」
御坂妹『はい。とミサカは物分りの良くなったお姉様に感心をおぼえます』
美琴「ホント正直者よね、アンタ」
御坂妹『それは褒め言葉ととって宜しいのでしょうか。それと返事をお願いします。』
美琴「うーん……持って帰るわ」
御坂妹『はい。それでは少々失礼して……とミサカは「ちょっと待った!」
御坂妹『なんでしょうか。とミサカはいきなり中断されたことに驚きます』
美琴「私が居なくなったら……ここの皆はどうなるの?別れの挨拶とかしたいんだけど……」
御坂妹『ご心配なく。無かった事になります。とミサカはお姉様を安心させます』
御坂妹『夢、と捉えるのが最も分かりやすいですね。とミサカは説明します』
美琴「そっか……分かった」
御坂妹『それでは……』
美琴(一方通行お兄ちゃん、打ち止め……ありがとう)
美琴(当麻お兄ちゃん……鍋の約束、ごめん)
―――さん、御坂さん!
美琴(ん……)
佐天「御坂さん、起きてくださいって」ユサユサ
美琴「あれ……私……」
佐天「よっぽど疲れてたんですね、ぐっすりでしたよ」
美琴「佐天、さん……」
佐天「はい?」
美琴「佐天さん、ごめんなさい!」
佐天「へ?ええ?」
美琴「なんか色々黒子に聞いてたんだけど、情緒不安定だとかなんとか……」
佐天「あ、あのー御坂さん?話が全然読めないんですけど……」
美琴「へ?」
佐天「私は見ての通り、至って元気ですよ?」
美琴(戻って、きたの?)
佐天「御坂さん、それじゃあまた」
美琴「またね」
美琴「ねぇ、黒子」
黒子「はい?」
美琴「私、そんなに熟睡してた?」
黒子「そうですわね、確かに熟睡でしたの。寝込みを襲おうとしても初春と佐天さんに止められますし……」
美琴「そっか。二人のお陰で助かったわね。感謝しなきゃ」
黒子「お姉様酷いですのー……」
美琴「……さて、黒子は先に帰ってて」
黒子「門限まであまり余裕がありません。どちらへ?」
美琴「ちょーっとね」
黒子「もしや、またあの殿方の所へ……?」
美琴「もう一つ、行く所があるわ。まぁちょっと時間掛かるから上手く寮監を誤魔化しておいてね」
黒子「お姉様!ですからそれは大変な作業だと……!」
美琴「任せた!黒子!」
黒子「……やけに楽しそうですわね……はぁ」
美琴「……よし」ピンポーン
「はいはーいどちら様ってミサカはミサカは玄関を開けて……?」
美琴「やっほ」
打ち止め「お……お姉様だー!!ってミサカはミサカは予期せぬ来訪者に驚いてみたり!」
美琴「一方通行、居る?」
打ち止め「い、居るけど……いいの?ってミサカはミサカはまず確認をとってみる」
一方通行「……てめェ、オリジナルか?」
打ち止め「わ、わー!!ってミサカはミサカはさっきの確認作業が台無しにされたことにショックを受けてみる!」
美琴「えぇ、オリジナルよ。実は、アンタにちょっと一言言いたくてね」
美琴「こほん、打ち止めの……私の妹のことをよろしくお願いします」
一方通行「あァ?」
打ち止め「そ、それはどういう意味なのかな!?ってミサカはミサカはお姉様の行動に驚かされっぱなし!」
美琴「なんだかんだで……アンタが完璧な悪人には思えない、そんなことがあってね」
美琴「だから、姉として一度挨拶しておこうかなって思っただけよ」
一方通行「ふざけンな。誰が面倒見てるっつったよ?このクソガキが勝手に住み着いてるだけだっての」
美琴「それでもよ。ちゃんとご飯も食べさせてあげてるじゃない?」
一方通行「あーウゼェ。とっとと帰れ。ついでにこのクソガキを持ってな」
美琴「残念だけどパスよ。打ち止めは貴方と一緒に居た方が幸せなんだから」
一方通行「はいはいそうですかァ」
美琴「と、いうわけで用件はそれだけ!じゃーね!」
「待てよおいィ!」
「両親公認の仲だねってミサカはミサカは……!」
「離れやがれクソガキィ!」
美琴「ふふっ……♪」
美琴「おっと、食材買って行かなくちゃ」
美琴(到着。家は此処であってるはず……)
美琴(上条、上条……あった)
美琴(どんな顔するだろ?まず『こんな所で勝負は無し』かな?)
美琴(変なイメージ持たれちゃってるからなぁ……まずはそこから何とかしていかないと)
美琴(食材持って来る辺り、まず物で釣っているのが見え見えな気がするけど……)
美琴(……今度こそは何とかしなきゃ。頑張らないと)
美琴(それじゃ、上条当麻の攻略に向かいますか)
おわり
元スレ
美琴「言いたい事は理解したけど……どうやって?」
御坂妹「それは実際に体験して頂いた方が早いでしょう。とミサカは立ち上がります」
美琴「??」
御坂妹「という訳でお姉様。目を瞑って頂けますか?とミサカは敢えてお姉様の今後を告げずに促します」
美琴「……こう?」
御坂妹「……」
美琴「ねぇ、どうした、の……?……え?」
美琴「アンタ……何、を……」
御坂妹「お姉様、お許しを。とミサカは気絶したお姉様を担ぎ上げます」
4: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/13(木) 22:41:59.14 ID:30hofuc0
美琴「……ん……」
美琴「あれ、ここは……」
美琴「ってはぁ!?なんで私川原なんかで寝てんのよ!?」
御坂妹「ようやく目が覚めましたか。とミサカは長い間待たされた不満を全身に表します」
美琴「アンタ、私に何したの?」
御坂妹「軽く薬で一発。混乱されるのも無理は無いでしょうね。とミサカはお姉様の心中を察します」
御坂妹「さて、まずはこれをどうぞ。とミサカはお姉様に今回のプロジェクトの『だいじなもの』を差し出します」
美琴「眼鏡?私目なんて悪くしてないけど……」
御坂妹「まぁまぁまずは掛けてみてもらえませんか?とミサカはまたしても説明も無しに急かします」
5: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/13(木) 22:47:31.96 ID:30hofuc0
美琴「はい、掛けたわよ」スチャ
御坂妹「レンズをよく見ていただけますか、とミサカは期待と不安を胸に質問します」
美琴「んん?」ブーン
『 御坂妹「レンズをよく見ていただけますか、とミサカは期待と不安を胸に質問します」 』
美琴「へぇ。アンタの声が文章になって出てきたわ。音声を拾って映像化するってこと?」
御坂妹「はい。ところでお姉様。これから私と食事など如何ですか?」
美琴「何よいきなり。そんなことよりまず事情を話しなさいって」
御坂妹「その選択ですか。とミサカは友情ENDを目指すお姉様にショックを覚えます」
御坂妹「『そうだねお腹が空いてるし話の続きはそっちで』とかあるでしょう。とミサカはもう一つの選択肢を示します」
6: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/13(木) 22:55:16.26 ID:30hofuc0
美琴「ご機嫌とっていけってことね……」
御坂妹「要するにこれまでの生活とあまり変わりはありません。とミサカはお姉様を安心させます」
美琴「じゃあこんなことする必要あるわけ……?」
御坂妹「この先必要となります。今日はここまでとしましょう。とミサカはやっぱり大事な事は伝えずに話を切ります」
美琴「コラちょっと待て」
御坂妹「その眼鏡にはマイクとスピーカーが内臓されています。とミサカは眼鏡のフレームを指差して説明します」
美琴「おい」
御坂妹「こちらに話す意思がある時のみ、ミサカと会話が可能ですのでまたその内。とミサカは逃亡の為に猛ダッシュをします」ダッ
美琴「おーい……」
美琴「……とりあえず帰ろう」
8: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/13(木) 23:02:08.35 ID:30hofuc0
美琴「つーかこの眼鏡外せないんだけど……どうなってんのよ」
美琴「いきなり訳分かんないことに巻き込まれるし……あ」
上条「はぁ……」
美琴「やっほ」
上条「ん?美琴どうしたんだこんな所で」
美琴「は、み、みみみこと?///」
上条「いつもそう呼んでるじゃねーか」
美琴「な、なんでいきなり呼び捨てなのよ!」
上条「いや、家族なんだし良いじゃねーか……」
美琴「はぁ!?ざけんじゃないわよ!?家族っていつからそうなってんのよ!?」
上条「言うなれば生まれた時から……」
美琴(何、生まれた時から?許婚?でも早過ぎるから……運命の赤い糸という意味で!?)
9: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/13(木) 23:09:49.59 ID:30hofuc0
上条「本当にどうしたんだよ美琴。まさかお兄ちゃん何かやっちまったか?」
美琴「お、鬼、え?」
御坂妹『ぴんぽーん、とミサカは気の抜けるような音で一時プレイを中断させます』
美琴「ど、どうなってんのよこの状況!」
御坂妹『上条当麻は、お姉様のお兄様です。とミサカはお兄様を指差し設定を話します』
美琴「え……」
御坂妹『家族なら堂々とイチャつけるのでは?とミサカは順応性の低いお姉様を哀れみながら諭します』
御坂妹『他にも設定が変わっているキャラクターが居ますので。とミサカはお姉様を楽しませる発言をします』
美琴「楽しめるわけないでしょうが……」
御坂妹『ではお姉様、右の蝶番の部分にボタンがあると思うので押していただけますか?とミサカはさらなる機能説明を行います』
美琴「こう?」ピッ
10: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/13(木) 23:16:12.23 ID:30hofuc0
上条当麻
らぶ度 50
「何か美琴を怒らせるようなことしたかな……」
美琴「何これ?」
御坂妹『好感度表示と読心機能です。とミサカは名称だけで内容が想像出来るように命名します』
御坂妹『らぶ度とはその名の通りどれだけ好かれているか。上は100から下は-100までです。とミサカは単純な機能にも説明を入れます』
美琴「50ってことは私は……」
御坂妹『多少なりと好意を寄せられていますね。とミサカは面白くなさ気に解説します』
御坂妹『読心機能もその名の通り心を読む機能ですので、行動の指針にどうぞ。とミサカは大サービスをします』
美琴「うへへへへ……はっ!」
御坂妹『聞いてましたか?とミサカは自身の費やした手間を無駄にされたことに軽く傷付きつつ質問します』
美琴「き、聞いてたわよ。好感度と、何考えてるか分かるってことよね」
12: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/13(木) 23:22:18.01 ID:30hofuc0
御坂妹『今回はこんなものでしょうか。とミサカは説明を終えます』
御坂妹『ちなみに今回のような会話中、周囲の時は止まったようになっています』
御坂妹『要するにゲーム中にポーズを掛けてチュートリアルを聞いているようなものですね。とミサカはお姉様も気付いていなかったことを補足説明しておきます』
御坂妹『それではゲームを再開します。とミサカは通信を切断します』プツッ
美琴「……」
上条「み、美琴?」
美琴「何でもない……ちょっと混乱してたかも」
上条「大丈夫かよ?心配だぞ」
美琴「(近いっ……///)だ、大丈夫だから……」
上条「なら良いけどさ、風邪には気をつけろよ?」
美琴「うん、ありがと……」
美琴(何よコイツ……やけに優しいじゃない)
13: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/13(木) 23:29:20.80 ID:30hofuc0
美琴(兄妹って設定か……悪くない、うん)
一方通行「三下ァ。美琴に何しやがった?」
美琴(……は?)
上条「よ、一方通行。別に何もしてねーよ。軽く話してただけだ」
一方通行「の割には美琴の顔色が悪いンですがァ?正直に話せ。何しやがったァ?」
上条「だから何でもないんだよ。な、美琴」
一方通行「本当か美琴?お兄ちゃンに話してくれ」
一方通行
らぶ度70
『任せろ美琴。お兄ちゃンが守ってやるからなァ』
美琴(頭が痛い。とりあえずアンタが原因だ)
14: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/13(木) 23:36:35.25 ID:30hofuc0
美琴「大丈夫よ。でもちょっと疲れてるから今日は寮に帰るわ」
上条「さて、じゃあ俺が送らせてもらいますか」
一方通行「すっこンでろ三下ァァッ!」
美琴「いいわよ別に。それより今日もタイムセールなんじゃないの?一方通行を連れていけば良いじゃない」
上条「……忘れてた。こうしちゃいられない!一方通行付き合え!」
一方通行「ったく、美琴のお願いとあれば仕方ねェな」
上条「恩に着る!」
一方通行「美琴、またなァ」
美琴「……帰ろう、面倒なことになる前にまず帰ろう」
美琴(本格的に頭が痛くなってきた……)
16: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/13(木) 23:41:56.51 ID:30hofuc0
常盤台学生寮
美琴「状況整理が必要よね……アイツと一方通行が私の兄」
美琴「で、攻略する?私が、アイツを……」
美琴「む、無理無理無理!……いやでも兄妹だったら、堂々と一緒に居られるけど」
美琴「っていうか一方通行が私の兄とか」
黒子「黒子がただいま帰りましたのー」ガチャ
美琴「あ、お帰り黒子」
黒子「どなたかとお電話でも?声が大分廊下に漏れていましたわよ」
美琴「そう……次からは気を付けるわ」
黒子「はい」
19: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/13(木) 23:49:08.35 ID:30hofuc0
美琴(そういえば、黒子は私とどういう関係なんだろ?)
美琴(呼び方は元から『お姉様』だし、判断出来ないわね)
美琴「ってあれ、どっか行くの?」
黒子「風紀委員の仕事がまだ残っていますの。とりあえず荷物を取りに戻ってきただけですから」
美琴「そうなんだ、頑張って」
黒子「お姉様っ……その一言だけで黒子は救われますの……!」
ぴろりろりん
美琴「ん?」
御坂妹『好感度が上がったことを示します。とミサカは簡潔に説明します』
美琴「好感度、ねぇ……」
21: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/13(木) 23:57:00.91 ID:30hofuc0
白井黒子
らぶ度120
『あぁ……頑張って、頑張ってだなんてお姉様……!黒子はただただ嬉しいばかりですの……!』
美琴「120……」
御坂妹『おめでとうございます。黒子√確定ですねお姉様。とミサカはクラッカーを手にこれからの二人の幸せをry』
美琴「おかしいでしょ何これ!?黒子に会った時点で負けじゃない!」
御坂妹『負け、とはあまりに彼女に失礼かと。とミサカは興奮するお姉様を宥めます』
御坂妹『それとこの場合は特殊なケースですので、別に√確定ではありません。とミサカはお姉様を安心させます』
黒子「そ、それじゃあお姉様。行って参りますの」
美琴「う、うん。いってらっしゃい」
22: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/14(金) 00:02:29.38 ID:L2E5zRM0
美琴「寝よう。現実逃避だ」
美琴(眼鏡外せないし寝にくいし……あれ?そういえば誰も眼鏡にツッコんでないような……)
御坂妹『他の方からは眼鏡が見えない仕様ですから。とミサカはry』
美琴(……はぁ。なんとも不幸な目に遭わされたもんね……)
美琴(なんだか分かんないけど、とりあえず誰かを攻略しないと帰れない)
美琴(よく考えたら私かなり追い詰められた状態よね)
一日目終了
上条当麻(兄)一方通行(兄)白井黒子(?)と出会いました
24: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/14(金) 00:08:29.18 ID:L2E5zRM0
黒子「お姉様、お姉様」
美琴「ん……黒子……」
黒子「おはようございます、お姉様。もうすぐ朝食の時間ですのでそろそろ準備をした方が……」
美琴「わかった……」
美琴(眼鏡がある……夢じゃない、か……かったるいなぁ)
学校終了
美琴「さてと、どうしよう」
美琴「とりあえず行動しないと……」
1.あのバカを探しに
2.一七七支部へ
3.寮へ帰る
>>25
今日はここまで
次回から安価なので即興入ります 遅筆失礼
25: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/14(金) 00:09:39.93 ID:1hX97aEo
乙
1
37: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/14(金) 21:41:58.38 ID:L2E5zRM0
1.あのバカを探しに
美琴「……よし!まずは行動開始!」
美琴(あんなヤツそっこーでクリアしてやるわ、超電磁砲をなめんな!)
美琴(と、意気込んではみたけど)
美琴(そもそも会えなきゃ意味無いじゃない……!)
美琴「ねぇ、MAP表示機能とかないの?」
御坂妹『いくら今回初心者設定をONにしているとはいえ、そこまではさすがに。とミサカはあくまで状況を楽しみながら説明します』
美琴「分かったわよ。自力でやってみるわ」
美琴(考えろー考えろー。何か方法は……そうだ、兄妹だったら連絡先くらい!)
御坂妹『残念ですがありません。とミサカは先手を打っておきます』
美琴「あーもう!探せばいいんでしょ!?」
39: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/14(金) 21:50:25.78 ID:L2E5zRM0
御坂妹『思い当たる場所を虱潰しに探すこと2時間、ようやくお兄様を発見。とミサカは省略部分を振り返ります』
美琴「や、っと、見つけた……!」
上条「おぉ美琴じゃねーか。俺を探してたのか?」
美琴「そうよ!こっちはアンタを探して2時間よ2時間!もっと分かり易い場所に居なさい!」
上条「わ、悪い。だから許してくれ」
美琴「別に、怒ってるわけじゃない、けど……」
上条「それで、どうしたんだ?」
美琴「う……用とか、無い……いや有るような無いような……」
上条「美琴。今から俺の家に来るか?」
美琴「アンタの家!?」
上条「いや、たまにはどうかなと」
美琴(待て、これはお家訪問の絶好のチャンス!)
40: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/14(金) 22:01:25.60 ID:L2E5zRM0
美琴「ま、まぁ良いわよ。行きたいって思ってたしアンタの頼みだもん」
上条「やっぱり美琴怒ってねーか?俺何かしたか?」
美琴「何でよ?」
上条「いや、『お兄ちゃん』って呼んでくれないのなって」
美琴「……いつもそう呼んでたっけ」
上条「そうだけど。美琴やっぱり変だぞ」
美琴「お兄、ちゃん」
上条「そうそれ!やっぱそれじゃねーと違和感あるよなー」
美琴「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん……ふむ」
上条「?」
美琴「うへへへ。何でもない。行こ、お兄ちゃん♪」
上条「お、おい引っ張るな!」
41: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/14(金) 22:10:16.43 ID:L2E5zRM0
美琴(うわぁぁぁまさかコイツとこんな風にイチャイチャできる日が来るなんて……!)
上条「さっきまで不機嫌かと思ったらいきなりご機嫌だな」
美琴「えへへへぇ~そう?」
上条「目に見えて分かるぐらいな。まぁ美琴が幸せそうなら俺も嬉しいけどよ」
美琴「そ、そうなの///」
上条「妹を幸せを喜ばない兄なんていません」
美琴「ふふ、そっか」
美琴(兄妹、というのがアレだけどこれは最高のシチュエーションだわ……合法的に仲良く出来る!)
上条「おーいどこ行くんだ、俺の家はこっちだぞ」
美琴「ごめんごめん。実は知らなくて」
上条「知らない?……あぁ忘れちまったのか?」
美琴「ま、まぁね(あ、家は知ってる設定なのか)」
42: 常盤台学生寮の門限知らない 2010/05/14(金) 22:14:57.47 ID:L2E5zRM0
上条「相変わらず散らかり放題の部屋ですが」
美琴(た、確かに……でも掃除してあげたくなる)
上条「俺から呼んどいてなんだけど、門限大丈夫か?」
美琴「大丈夫よ。黒子に誤魔化してもらうように頼むわ」
上条「そりゃ駄目だ。あんまり白井に迷惑掛けるんじゃないぞ」
美琴「わ、分かったわよ……」
美琴(『白井』、ってことは私と黒子は姉妹じゃないってことね)
43: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/14(金) 22:19:01.61 ID:L2E5zRM0
上条「で、寮生活はどうだ?白井とは仲良くやれてるみたいだから良いんだけどな」
美琴「うん、まぁそれなりにやれてるわよ」
上条「何かあったら俺に相談でもしてくれ。愚痴でも構わねえよ」キリッ
美琴「それはありがたいけど、お兄ちゃんにまで迷惑は掛けられないわよ」
上条「美琴のためだ。迷惑の内に入らないな」キリッ
美琴(でもこれは、私が大事な『妹』だからよね……)
美琴「ありがとう、お兄ちゃん……」
上条「ああ」
美琴「辛くなったりしたら、頼ってもいい……?」
上条「任せろ」
44: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/14(金) 22:27:58.82 ID:L2E5zRM0
常盤台学生寮前
上条「それにしても今日の美琴はコロコロ態度が変わって忙しそうだったな」
美琴「えへへ、そう?」
上条「見てて飽きなかったな。それじゃあまたな」
美琴「またねお兄ちゃん!今度ご飯作りに行ってあげるから!」
ぴろりろりん
美琴「うへへへへっへへっへ」
美琴「楽しい~幸せ~……///」
寮監「御坂。門限ギリギリだ。次からはもっと余裕を持て」
美琴「えへへへ……///」
寮監「御坂!」
美琴「は、はい!すみませんでした!」
45: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/14(金) 22:35:06.33 ID:L2E5zRM0
美琴「ただいま、黒子」
黒子「お帰りなさいませお姉様。どちらに?」
美琴「お、お兄ちゃんの所によ」
黒子「どちらのお兄様ですか?」
美琴「と、と、うま、お兄ちゃんの方よ」
黒子「そうですの。それなら仕方ありませんわね」
美琴(……名前呼ぶのってこんなに緊張するもんなんだ……)
黒子「随分機嫌が宜しいようですのね」
美琴「まぁね」
黒子「分かっておられるとは思いますが、お姉様とお兄様は実の兄妹ですのよ?」
黒子「常盤台の学生として、妙な噂が立つようなことは控えて欲しいですわね」
美琴「わ、分かってるわよ」
美琴(兄妹……一応実の兄妹なのよね)
2日目終了
上条当麻の好感度が上がりました
46: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/14(金) 22:44:24.73 ID:L2E5zRM0
御坂妹『出番が無い。とミサカは早くも空気扱いされていることを嘆きます』
美琴「好感度と読心機能だけどさ、あれ邪道よね」
御坂妹『存在価値を奪われました。とミサカは絶望にひしがれます』
常盤台中学
黒子「お姉様、これからどちらに?」
美琴「んー……支部に行かせてもらっても良い?」
黒子「ええ」
美琴「なんだかんだであそこが落ち着くのよね」
黒子「遊び場では無いですの」
美琴「まぁまぁ……別にいいじゃない」
47: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/14(金) 22:53:36.07 ID:L2E5zRM0
黒子「あら……」
美琴「?」
一方通行「美琴じゃねェか」
美琴「げ」
黒子「お姉様、先に行ってますわよ」
美琴「え、ちょっと黒子!」
美琴(どーすんのよ……正直コイツと話すのは抵抗があるんだけど……)
一方通行「白井とどっか行くのか?」
美琴「特にやることがあるわけじゃないけどね」
一方通行「そうか。だったら俺ン家まで来ねェか?」
美琴「な、何でまた……」
一方通行「いや、そのなんだ、そう、打ち止めが会いたいっつって聞かねェんだよ」
美琴「あの子がね……」
一方「いやいや!嫌なら構わねェけどよ!」
美琴(何だコイツ)
1.一方通行宅へ
2.一七七支部へ
>>48
人がいるのか心配になってみたり
48: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/14(金) 22:56:06.44 ID:8bMU.tg0
1
49: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/14(金) 23:07:49.53 ID:L2E5zRM0
美琴「はぁ……分かった、良いわよ」
一方通行「本当か!?」
美琴「打ち止めが会いたいって言ってるんでしょ。行くわ」
一方通行「あァ!」
美琴(まさかコイツと肩並べて歩くことになるとはね)
美琴「打ち止めは元気?」
一方通行「お、おゥ」
美琴「難しい所よね。あの子がちゃんとやれてるか心配だし、アンタの監督も心配よ……」
一方通行「お、おゥ」
美琴「ちょっとー?アンタから誘ってきて何ボーッとしてんのよ」
一方通行「いや、なンでもねェ……」
美琴「……?」
51: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/14(金) 23:16:22.68 ID:L2E5zRM0
一方通行宅
打ち止め「あーお姉様だ!ってミサカはミサカは猛ダッシュアンド抱きついてみたり!」
美琴「あはっ元気してた打ち止め?」
打ち止め「あの人がよくしてくれるから平気だよってミサカはミサカは日ごろの感謝を漏らしてみる!」
美琴「へぇそうなんだ……?」
打ち止め「ってあれ、お兄様は?ってミサカはミサカは玄関の外を探してみたり」
美琴「あぁお兄ちゃんね。今日は来てないのよ」
打ち止め「今度はお兄様もお願い!ってミサカはミサカは頭を下げてみたり」
美琴「分かった分かった、また今度ね」
美琴(やっぱり好かれてるなーアイツ……)
52: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/14(金) 23:24:02.71 ID:L2E5zRM0
打ち止め「あれあれどうしたの?ってミサカはミサカは一度も発言しないあなたを心配してみたり」
一方通行「いや、なンでもねェけど」
美琴「今日さ、二言目にはそれよね」
打ち止め「お姉様に会うの楽しみだったんじゃないの?ってミサカはミサカは暴露してみたり!」
一方通行「クソガキィ。とりあえず黙っとけ、なァ?」
打ち止め「きゃー、ってミサカはミサカは大して悪びれた様子もなく逃げ回ってみたり!」
美琴「ふーん?へぇぇ?」
一方通行「……ンだよ。そりゃァお兄ちゃんだって美琴に会いてェに決まってんだろ」
美琴「そ、そうなんだ」
一方通行「……」
美琴「……ありがとう、お兄ちゃん」
一方通行「……あァ」
55: ageてみる。ありがとう 2010/05/14(金) 23:37:30.12 ID:L2E5zRM0
打ち止め「お腹空いたーってミサカはミサカは早めの夕食をねだってみたり」
一方通行「おいおい……」
美琴「私で良かったら料理作るわよ?」
打ち止め「本当?ってミサカはミサカは初めてのお姉様料理にwwktkしてみたり!」
美琴「台所借りるわよ。ありあわせで何か適当にやったげるから」
一方通行「お、おいちょっと待……」
美琴「缶コーヒーしかない……」
打ち止め「本当、いつもの生活を見て心配してるのに全然聞いてくれないのってミサカはミサカはちょっと嘆いてみたり」
美琴「じゃ、じゃあご飯いつもどうしてるのよ!?」
打ち止め「ファミレスに連れて行ってもらってるってミサカはミサカは毎日外食の贅沢さをアピールしてみたり!」
美琴「アンタねぇ……?」
一方通行「……」ダラダラ
57: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/14(金) 23:48:54.39 ID:L2E5zRM0
美琴「……分かった」
一方通行「……何をですかァ?」
美琴「明日食材買ってきて何か料理してあげるわよ」
一方通行「」
打ち止め「今日じゃなくて?ってミサカはミサカはお姉様にねだってみたり」
美琴「私も門限があるからね……買い物まで行く余裕が無いのよ」
美琴「明日も来てあげるから、ね?」
打ち止め「やったーってミサカはミサカは喜びを全身で表してみたり!」
一方通行「良いのかよ?」
美琴「打ち止めの為よ。見てらんないからね」
一方通行「……そうかァ」
59: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/14(金) 23:58:41.30 ID:L2E5zRM0
打ち止め「これで食卓に彩りが!ってミサカはミサカは喜びを分かち合うハイタッチ!」
一方通行「良かったなァ打ち止め」
打ち止め「良かったのはどっちかなって、ミサカはミサカは意味深にムフフと笑ってみたり!」
一方通行「とりあえずうるせェ黙れ」
打ち止め「素直じゃないなーってミサカはミサカは呆れかえってみたり」
美琴「あはは、じゃあ私はそろそろ帰るから」
打ち止め「明日楽しみにしてるからね?ってミサカはミサカは上目遣いで念押ししてみたり」
美琴「……うん、私なりに精一杯やらせてもらうから」
美琴「お兄ちゃん、打ち止めのことよろしくね。打ち止めの信頼にちゃんと応えなさいよ」
打ち止め「な、何かなその娘を宜しく頼みますのような言葉は!?ってミサカはミサカは照れ隠しに大声を出してみたり!」
美琴「それじゃあね」
一方通行「またな、美琴ォ」
60: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 00:02:14.53 ID:rGiWmXs0
美琴(見てると分かるけど)
美琴(打ち止めに信用されてるなぁ……多分恋愛感情も持たれてる)
美琴(応えてあげなさいよね鈍感……兄弟だからかな。あのバカと同じよ)
美琴(って、手を出した犯罪か)
美琴(さて、明日は何を作ってあげようかな)
3日目終了
打ち止めと出会いました
61: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 00:09:04.13 ID:rGiWmXs0
美琴「さーって、食材を買いに行きますか」
ガヤガヤガヤガヤ
美琴「人多っ……タイムセールかぁ……」
上条「ふー卵3パックゲット。卵は上条家の救世主です」
美琴「……だと思った」
美琴「お兄ちゃん!」
上条「おぉ。美琴もタイムセールか?」
1.実は一方通行と打ち止めの
2.お兄ちゃんに会いたくて
3.料理に興味が湧いてきて
>>63
ちょっと展開考えたいから今日はここまでで
なるべく早く来れるようにしますから
63: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 00:11:22.03 ID:HKBwxU.o
乙!
3
78: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 20:35:16.12 ID:rGiWmXso
3.料理に興味が湧いてきて
上条「そっか、食事は寮が用意してくれてるんだよな」
美琴「そうなのよ。だから、まぁたまにはね?」
上条「また今度で良いから俺にも作ってくれねーか?」
美琴「ふふん、どうしよっかな」
上条「お願いします美琴様」
美琴「兄のプライドもあったもんじゃない……」
上条「自炊する気力は湧かないのですよ」
美琴「分かったわよ。また今度作ってあげる」
上条「よし、助かる」
79: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 20:43:41.01 ID:rGiWmXso
美琴「あ、そうだ、アドレス交換しないと連絡が取れないわよ」
上条「なんだ消しちまったのか?登録してたはずだけど」
美琴「あー……、まぁ携帯の故障でね?」
上条「なるほどなっと」ピピッ
上条「上条さんはそんなのしょっちゅうですよ」
美琴「相変わらず不幸体質ね……」
美琴「っと、それじゃあそろそろ行くから」
美琴「楽しみにしてなさいよ?美琴センセーの手料理を」
上条「おう、またな」
80: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 20:48:14.75 ID:rGiWmXso
美琴「よしよし上条当麻の連絡先を手に入れましたっと♪」
一方通行宅
美琴「どうもー」
打ち止め「お姉様だー!ってミサカはミサカはまたしても抱きついてみたり」
一方通行「今日はありがとなァ美琴」
美琴「やめてよ、アンタが感謝なんて違和感ありまくりだから」
一方通行「ぐ……」
打ち止め「確かにお姉様と態度の差がありまくりだからってミサカはミサカはぶーたれてみたり!」
美琴「あはは、じゃあ早速料理に掛からせてもらうわ」
81: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 20:56:58.05 ID:rGiWmXso
打ち止め「何作るのーってミサカはミサカは期待のあまりに台所をぐるぐるしてみたり!」
美琴「カレーよ。ベタだけど日持ちもするし安定志向でね」
打ち止め「味は甘めでお願いってミサカはミサカは恥じずに子供向けを要求してみたり!」
美琴「はいはい。じゃあ向こうで遊んできなさい」
打ち止め「はーいってミサカはミサカは大人しく引っ込んでみたり」
一方通行「俺も手伝うことあるかァ?」
美琴「無いから大人しくしといて」
一方通行「おゥ……」
打ち止め「妙に邪険にされてるみたいだけど頑張って、ってミサカはミサカは頭をぽんぽんしてみる」
82: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 21:01:08.51 ID:rGiWmXso
美琴「うしっ完成……ん?」
打ち止め「……カはミサカはどうしたら良いのか戸惑ってみたり……」
一方通行「」
美琴「……はぁ」
美琴「お兄ちゃん、そんな所で死んでないで机拭いてお皿並べてよ」
一方通行「……はィ」
美琴(なんなのよコイツ……態度コロコロ変えて)
83: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 21:05:11.00 ID:rGiWmXso
美琴「はいお待たせ」コトッ
打ち止め「待ちましたーってミサカはミサカは早速がっついてみたり!」
美琴「ってコラ!」
一方通行「……」
美琴「食べないの?まさかこの美琴センセーの料理が……」
一方通行「……」パク
一方通行「……うめェよ」
美琴「そう?良かった。と言ってもカレーなんてルー次第だけどね」
84: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 21:24:04.92 ID:rGiWmXso
美琴「じゃ、そろそろ帰るわ」
一方通行「食ってかねェのか?」
美琴「門限よ門限。夕食を外で摂る余裕なんて無いからね」
打ち止め「また明日もお願いして良いかな?ってミサカはミサカはあまりの美味しさにねだってみたり」
一方通行「打ち止め。我が侭言うンじゃねェ」
打ち止め「はぁい、ってミサカはミサカは物分りの良さを発揮してみたり」
美琴「さすがに毎日とはいかないわよ。たまになら、ね」
打ち止め「楽しみが増えた!ってミサカはミサカは大喜びしてみたり!」
美琴(本当に嬉しそうね、打ち止めってば)
常盤台学生寮
美琴(……)
美琴(打ち止めとはちゃんとやってる、姉としては当然嬉しいんだけど……)
美琴(なーんか複雑だけど……一方通行、まぁ悪いヤツじゃない)
美琴(次は何を作ってあげよう……その内カレーとかじゃ通じなくなるし)
PiPi...
美琴(メール?)
from当麻お兄ちゃん
『手料理は家庭的で且つ安定志向な物を希望しますよ。例えばカレーとか』
美琴「ぷっ……!あはははは!」
85: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 21:33:39.14 ID:rGiWmXso
御坂妹『お姉様』
美琴「あ、久しぶりの登場ね」
美琴「お兄ちゃんってば、カレーが良いんだってさ」
美琴「おかげで打ち止め達と被っちゃったじゃない」
美琴「っていうかカレーぐらい一人暮らしの学生なら、出来るようになっときなさいよねって」
御坂妹『……お姉様』
美琴「なに?」
御坂妹『いえ、やはりミサカの気のせいです。とミサカは頭に浮かんだ不安をかき消します』
御坂妹『それでは。とミサカは通信を切断します』
美琴「……なによいきなり。まぁいっか」
4日目終了
打ち止め、一方通行、上条当麻の好感度が上がりました
86: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 21:42:22.28 ID:rGiWmXso
黒子「お姉様」
美琴「んー?」
黒子「今日は、支部に来ていただけません?」
美琴「珍しいわね、アンタから来いだなんて」
黒子「佐天さんを止めてくださいまし。お姉様が居ないとどうにもならないんですの……」
美琴「な、なんで私?っていうか何が起きてるの?」
黒子「お姉様が居ないから佐天さんが情緒不安定になっていますの」
美琴「そう、なんだ……」
黒子「お姉様!来て下さいますわよね!?」
美琴「う……」
1.行かせてください
2.行きませんから自分達でどうぞ
87: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 21:43:46.64 ID:rGiWmXso
>>89で
89: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 21:44:23.18 ID:oyQ7D5k0
2.行きませんから自分達でどうぞ
94: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 21:53:28.60 ID:rGiWmXso
2.行きませんから自分達でどうぞ
黒子「お、お姉様……!」
美琴「アンタなら止められるでしょ。そんなに過激なの?」
黒子「過激なんてものではありませんの!固法先輩なんて今日ショックのあまりに……」
美琴「まぁそれはその内ね。じゃっ!」ダッ
黒子「お姉様!?おねぇぇぇさまぁぁぁ!!!」
美琴「佐天さんが情緒不安定か……どうせ何か変な設定が起こってるに決まってる……!」
美琴「触らぬ神に祟り無しよ!」
美琴「ぜはーっ、ぜはーっ……黒子から逃げるのは、一苦労ね」
美琴「んさて……」
1.一方通行宅
2.上条宅
>>96
96: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 21:54:40.12 ID:kDPqxkAO
2
103: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 22:07:59.08 ID:rGiWmXso
2.上条宅
美琴『今日早速どう?言われた通りカレーにしてあげるから』
上条『もちろん頼む!あと食材要るなら買い物付き合うぞ?』
美琴『大丈夫よ。もう用意してあるから』
上条『おぉ用意が良いな!さすが美琴』
美琴「よし、アピールオッケー」
御坂妹『買い物イベントすっ飛ばしですか。とミサカは細かい指摘をします』
美琴「……うっさいわね」
美琴「お兄ちゃん家にとうちゃーく」
上条「本当に感謝してる。ありがとな美琴」
美琴「べ、べつにいいわよ!私としても暇だったし!」
上条「そうか。いやー助かった助かった」
美琴「……はぁ。リアクション薄……」
上条「どんなリアクションを期待してたんだ?」
美琴「なんでもない!」
104: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 22:20:03.98 ID:rGiWmXso
上条「あー……分かりました分かりました。これでいいか?」ポンポン
美琴「ッ……!///」
上条「よく出来た妹を持って上条さんは幸せですよ」
美琴「も、もういい……!作るから……///」
上条「俺は何すりゃいい?」
美琴「お兄ちゃんに手伝わせたら調理道具がどれか一つくらい駄目になるわよ」
上条「俺も理解してます……」
美琴「でも、ま、ありがと。そんな特別な物は作れないけど……」
上条「いや、作ってくれるだけでありがたいからな」
美琴「はいはいどーも///」
上条「あ、そーだ。門限大丈夫そうか?」
美琴「今日は色々やらかしたからね。黒子に頼むことは出来なさそうよ」
上条「そうか。仕方ないな……」
美琴「私は、お兄ちゃんと食べたかったけどね」
上条「駄目だ。寮の規則はちゃんと守れよ?」
美琴「む……」
105: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 22:30:41.16 ID:rGiWmXso
美琴「完成」
上条「ありがとーごぜーます」
美琴「感謝の気持ちが篭ってないわよ」
上条「ありがとな、美琴」ポンポン
美琴「……頭撫でるの好きよね///」
上条「嫌か?」
美琴「……じゃない」
上条「ん?」
美琴「嫌じゃないから、いいわよ」
上条「ん?」
美琴「舐めてんの?」ビリビリ
上条「し……失礼しました!」
106: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 22:39:58.00 ID:rGiWmXso
美琴「はぁ……もう時間だし帰るわよ」
上条「送るぞ」
美琴「なんか、悪いわね……」
上条「だからって女の子一人で帰らせるほど上条さんはダメ男じゃないつもりですよ」
美琴(変わってない所が何気なくたくさんね……)
上条「?」
美琴「な、なんでもないわよ!」
上条「着いちまったな。もう少し長く話してたかったけど……」
美琴「……そうね」
上条「またメールするから泣くなっての」
美琴「な……泣いてない!」
上条「はは、それじゃな美琴」
美琴「またね!」
108: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 22:52:03.30 ID:rGiWmXso
常盤台学生寮
美琴(ん~~……楽しかったぁ)
美琴(何メールで話そうかな)
美琴(……何か忘れてるような。まぁいいか)
美琴「ただいまー黒子」ガチャ
黒子「お姉様……!?」
美琴「……忘れてた」
黒子「何故逃げてしまわれるんですの?固法先輩も初春も、そしてこの黒子もお姉様をお待ちしておりましたのに」
黒子「黒子の!黒子のことはどうでもいいと仰るんですの!?お姉様!」
美琴「黒子……」
黒子「私はこんなに、こんなにもお姉様のことを……!」
美琴「って何シリアスモードに持っていこうとしてんの」ズビシッ
黒子「あうっ!」
美琴「まったく……」
黒子「うぅ……」
美琴(許せ、黒子。さってお兄ちゃんとメールメール♪)
5日目終了
上条当麻の好感度が上がりました
111: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 23:05:20.80 ID:rGiWmXso
黒子「お姉様」
美琴「ん?」
黒子「昨夜の話ですが……なぜあの様な態度を?正直な話、私は傷付きましたの」
黒子「確かに私の態度にも問題があったのかもしれませんが……」
美琴「……」
黒子「なぜ佐天さんと会おうとしないんですの?」
美琴「そ、それは……」
1.話を逸らす
2.あの子は正直苦手なタイプです
>>113
113: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 23:07:00.57 ID:oyQ7D5k0
2.あの子は正直苦手なタイプです
114: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 23:12:52.47 ID:rGiWmXso
2.あの子は正直苦手なタイプです
美琴(事情はよく分からないけど、今の佐天さんには何か補正が掛かってる)
美琴(相手にするのは少々マズイ気が……)
黒子「お姉様……」
美琴「だから、ゴメン」
黒子「いえ、でしたら無理にとは言いませんの。こちらこそお姉様に失礼なことを……」
美琴「ううん……」
美琴(こ、心が痛い……どうせこんな世界だろうから言ってみたけど……)
黒子「お姉様、今日もお兄様のところへ?」
美琴「あ、うん」
黒子「門限に遅れるようなことは出来るだけ控えてくださいませ」
黒子「寮監を騙すのも一苦労ですの」
美琴「うん……」
115: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 23:24:19.44 ID:rGiWmXso
黒子「では私は風紀委員の仕事がありますのでこれで」
美琴「う、うん」
美琴「はは……さすがの黒子も、ね。失望させちゃったかな」
美琴「……」
美琴「これからどうしよう」
PiPi...
from当麻お兄ちゃん
『昨日はありがとな。おかげさまで今日の食事も約束されてるよ』
美琴「お兄ちゃPiPi...
from一方通行お兄ちゃん
『もし良かったら今日来れねェか?打ち止めも俺も美琴に会いたくなっちまってなァ』
美琴「……なんで一方通行のアドレスは登録されてたんだろう……?」
美琴「交互に、行こうかな。ごめんね当麻お兄ちゃん」
116: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 23:35:12.02 ID:rGiWmXso
美琴「来たわよー?」
打ち止め「わーお姉様だ、ってミサカはミサカはもう呆れられるであろう3度目の抱きつき!」
一方通行「何度も呼ンですまねェな」
美琴「いいのよ、正直空いてたしね」
美琴「そうだ、カレーどうだった?」
打ち止め「今日で最後になりそうだよ、ってミサカはミサカは目視でカレーの残りを計ってみたり!」
美琴「そんなに多くは作ってなかったと思うんだけど……」
打ち止め「えっとね、あの人が最後は三人で、って聞かなかったからってミサカはミサカは意外に可愛い一面を暴露してみる!」
美琴「一方通行がねぇ……?」
一方通行「美琴に作っておいてもらって食うだけ、ってのは失礼過ぎンだろォ?」
美琴「別に、私の事なんか気にしなくてもいいのに」
打ち止め「何かあったの?ってミサカはミサカはお姉様の沈んだ表情に疑問を浮かべてみたり」
117: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 23:42:48.84 ID:rGiWmXso
一方通行「何があったンだ?」
美琴「もう、何でもないわよ。私の心配なんて100年早いんだから」
打ち止め「ならいいかもーってミサカはミサカは早めの夕食準備に取り掛かってみたり」
一方通行「いつでもお兄ちゃンにな」
美琴「二人ともありがとう。でも大丈夫よ」
打ち止め「じゃ、食べよーってミサカはミサカは腹ペコアピール!」
美琴「分かったわよ。あ、私は少なめにしておくから」
打ち止め「はいお姉様、ってミサカはミサカは皆のご飯をひょいひょいよそってみたり」
一方通行「打ち止め、零したら火傷すンだろ。俺に任せろォ」
美琴「……ぶふっ」
一方通行「ンだよ」
美琴「やっぱり違和感全開よ……ひひっ」
一方通行「?」
118: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 23:50:16.62 ID:rGiWmXso
常盤台学生寮
美琴「気が重いなぁ……どうしよう」
美琴「ふぅ…………た、ただいま黒子……あれ、居ない」
美琴「はぁ~~~……一気に肩透かしね」
美琴「……寝ようかな、とりあえず」
美琴「zzz……」
御坂妹『さてさてどうなっているか……とミサカはお姉様が眠りについている間に進行状況を見てみます』
御坂妹「……少々、スローペースでは。とミサカは不安を覚えます」
御坂妹「やはりお姉様、あなたは……」
6日目終了
一方通行、打ち止め、白井黒子の好感度が変動しました
119: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/15(土) 23:57:59.46 ID:rGiWmXso
美琴「んー……」
美琴(結局、あれから黒子とは会話無しか……)
御坂妹『お姉様、少々宜しいですか。とミサカはお姉様を呼び止めます』
美琴「今度はどうしたの?」
御坂妹『調子はどうですか?とミサカは無難な質問をします』
美琴「何が?」
御坂妹「攻略状況です。とミサカは言葉が足りなかったことを反省します」
美琴「あぁ……会う回数増やしてるし大丈夫じゃないの?」
御坂妹「……そうですか。とミサカは開きかけた口を閉じます」
美琴「変な子ね……」
まったりペースですみませんが今日はここまです
続きは恐らく明日夜からで
128: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/16(日) 20:53:03.38 ID:q9Cf0Sgo
美琴「まぁいいわ。お兄ちゃんトコに行こうっと」
美琴「お邪魔しまーす」
上条「おーよく来たなー……」
美琴「こらー、妹とはいえ女の子が来てるんだからシャキッとしなさいよ」
上条「補講漬けの毎日を送る上条さんの気持ち、分かるまい」
美琴「自業自得よ……」
上条「何を!?俺にだってやんごとなき事情がだな……!」
美琴「どうせ人助けでしょ。女性限定」
上条「いや、だからだな。さすがに見捨ててはおけないというか」
上条「……何怒ってるんだよ美琴」
美琴「……怒ってないっ」ビリビリ
上条「電気漏らさないでくれ……」
129: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/16(日) 21:10:22.57 ID:q9Cf0Sgo
美琴「……ご飯作ってくる」ビリビリ
上条「あ、あぁ」
美琴(折角妹が来てるのにいきなりこういう話する……!?)ビリビリ
美琴(信じらんない……)ビリビリ
美琴(……で、もう完成しちゃったんだ)
美琴(ぼーっとしてたら終わってた)
美琴(何やってるのかな、私ってば)
美琴(こんなだから、いつまで経っても駄目なのに)シュン
上条「美琴」
美琴「な、何?」
上条「悪かったよ。それと料理、ありがとな」
美琴「ッ……よ、よく言えるわね。私、あんな態度取ったのに」
上条「?事情は分からないけどさ、原因は俺にあるみたいだし」
美琴「ふふ、それがダメだって言ってるんじゃない」
上条「わ、悪い」
美琴「別に怒ったわけじゃ……あるけどもういいわよ」
美琴「ただその、他の女の人の話は聞きたくないっていうか」
上条「……じゃあ美琴と居る時は美琴の事だけ話せば喜んでくれるのか?」
131: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/16(日) 21:17:08.79 ID:q9Cf0Sgo
美琴「え……(近……!)」
上条「どうなんだ?」
美琴「そ、その、嬉しいけど……!」
上条「……いやー上条さん年頃の女の子の扱いには慣れてないもんで」パッ
上条「そうかそうか」
美琴「……?」
上条「もう時間も危ないな。紳士上条さんが送りますよ」
美琴「う、うん……」
美琴(な、なによなによあんな真面目な顔して……)
美琴(変に意識しちゃうじゃない)
132: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/16(日) 21:26:03.04 ID:q9Cf0Sgo
常盤台学生寮
上条「そうだ、寮監さんに挨拶していくか」
美琴「は、いいわよそんなの!恥ずかしいじゃない!」
上条「でもお世話になってるわけだし……」
美琴「なってるけどいい!ブラコンシスコン言われたらどうすんの!?」
上条「……あぁそうだな、やめとくか」
美琴「まったく……それじゃあまたねお兄ちゃん」
上条「また明日な」
美琴「本格的にシスコンじゃない」
上条「あんまり笑うな!」
美琴(ん?さりげなく明日の約束をさせられた?)
134: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/16(日) 21:38:24.95 ID:q9Cf0Sgo
美琴「ただいまー……」
黒子「お姉様」
美琴「あ……」
黒子「……もう気にするのはお止めになってくださいな。私も妙な態度を取るのはやめますの」
黒子「人間である以上、考え方は千差万別ですのよ。無理に会えとは言いません」
黒子「ですから、黒子とはまた以前のようにお願いします、お姉様」ペコリ
美琴「黒子……ありがとう……」
黒子「ふふっ……」
御坂妹『このプレッシャーは……!?とミサカはいけないフラグがへし折れたことを直感で感じ取ります』
7日目終了
上条当麻の好感度が上がりました
135: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/16(日) 21:51:43.97 ID:q9Cf0Sgo
御坂妹『お姉様、おはようございます。とミサカはすっきり出来ていないお姉様に挨拶をします』
美琴「あ、おはよぉぅぁぁぁ……」
御坂妹『大口を開けて欠伸をするものではありません、とミサカは注意します』
美琴「んで、どうしたの?業務連絡以外ってのは珍しいわね」
御坂妹『一つ質問がありますが宜しいですか?とミサカは先ず許可を取ります』
美琴「なによ改まって」
御坂妹『今回の目的をお忘れになってはいませんか?とミサカは懸念を感じる胸中を明かします』
美琴「だから攻略しろってことでしょ?忘れるわけないじゃない」
御坂妹『では元の世界に帰りたいとは思わないのですか?とミサカは再度質問します』
美琴「質問は一つじゃないの……?」
御坂妹『答えてください。とミサカは急かします』
美琴「そんなの帰りたいに決まってるじゃない。確かにここの居心地も悪くはないけどさ」
御坂妹『兄妹であっても、一緒に居られるから良い』
美琴「……」
御坂妹『違いますか?とミサカは話を続けます』
136: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/16(日) 22:06:00.85 ID:q9Cf0Sgo
御坂妹『妹であることに何の疑問も抱かなくなっていませんか?とミサカはさらに質問を重ねます』
美琴「……よ」
御坂妹『?』
美琴「何が言いたいのよアンタは!?」
御坂妹『激昂するということは図星ですね。とミサカは』
美琴「アンタこそ、答えなさいよ……!」
御坂妹『……飲まれてしまいましたね、お姉様』
御坂妹『現実との区別が出来ていないのではありませんか?とミサカはお姉様を正気に返らせる為、あえて辛辣な態度を取ります』
――お兄ちゃん!
――さって、お兄ちゃんとメールメール♪
――まぁいいわ。お兄ちゃんトコに行こうっと
――折角妹が来てるのにいきなりこういう話する……!?
137: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/16(日) 22:14:01.35 ID:q9Cf0Sgo
美琴「……元はと言えば、アンタのせいじゃない!アンタのせいで私はこんなことになったのよ!?」
御坂妹『そうですね。ミサカの責任です。とミサカは反省します』
御坂妹『頭を冷やしてきます、失礼しました。とミサカは通信を切ります』プツッ
美琴「……」
PiPi...
from当麻お兄ちゃん
美琴「……当麻『お兄ちゃん』か」
美琴「何なのよ、もう……」
美琴「これは、ただのゲームなのに……?」
138: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/16(日) 22:17:37.49 ID:q9Cf0Sgo
美琴「……寝てた」
美琴「メール……無視しちゃってた……」
美琴「……」
1.上条当麻に会いに行く
2.一方通行に会いに行く
3.何も考えたくない
139: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/16(日) 22:19:27.36 ID:q9Cf0Sgo
すみません
>>141
141: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/16(日) 22:21:43.42 ID:CTRZ23ko
1
142: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/16(日) 22:38:42.31 ID:q9Cf0Sgo
1.上条当麻に会いに行く
美琴「そうよ、会いに行って何が悪いのよ……」
美琴「今行くからね、お兄ちゃん……」
ピンポーン
上条「はいはい?」ガチャ
美琴「やっほーお兄ちゃん」
上条「み、美琴?どうして?」
美琴「あれ、昨日約束してたじゃない」
上条「まさか本当に来てくれるとは思ってなくてですね」
美琴「はぁ……ま、いいわ。食材持ってきてあげたわよ」
上条「助かります!」
美琴「現金ねぇ……」
143: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/16(日) 22:47:37.81 ID:q9Cf0Sgo
美琴「そういえばさ」
上条「どうした?」
美琴「カレーあっという間になくなっちゃってたわね。そんなに美味しかった?」
上条「美琴の作った料理だ、一気に飲み干した」
美琴「何よそれ」
上条「よく出来ましたーってことだよ」ナデリナデリ
美琴「……!?///」
上条「い、嫌じゃないからいいだろ?」
美琴「ふ、ふん……///それぐらいじゃ足りないわよ」
上条「えぇぇ!?」ナデナデナデナデ
美琴「痛っ、抜けるっ!」
144: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/16(日) 23:01:25.67 ID:q9Cf0Sgo
上条「なんで俺がこんな目に……?」
美琴「女の子は優しく扱いなさいっ」
上条「はい……」
美琴「……はい///」ススッ
上条「?」
美琴「な、何!?まだ続けるんじゃないの!?///」
上条「やりますやらせてください!」
上条「……」ナデリ
美琴「……///」
上条「あのー美琴さん」
美琴「ん……なぁに?」
上条「う、いつまでこうすれば?」
美琴「私がもういいって言うまで……」
上条「上条さんお腹空きました、あと門限」
美琴「……いいのよ、もう」
上条「こらこら何言ってるんだよ。それを見過ごす訳には行かないっての」
美琴「分かった…」
上条「続きはまた今度な」
美琴「続きしてくれるの?」
上条「当たり前だろ?俺だって、まぁ続きしたいしな」
美琴「よかった……じゃあまたね」
上条「送りますよー」
美琴「お願いします紳士上条さん♪」
上条「上条さんが任されました!」
145: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/16(日) 23:05:01.15 ID:q9Cf0Sgo
常盤台学生寮
上条「またな、美琴」
美琴「……当麻」
上条「……?何か言ったか?」
美琴「なんでもないっ。それじゃあまたね!」
上条「……なんでいきなり……?」
美琴「ただいま黒子~」
黒子「お姉様、お帰りなさいませ。お兄様の所へ?」
美琴「まぁね」
黒子「仲が宜しいことで……」
美琴「羨ましい?」
黒子「そう思うこともありますが……お姉様が幸せであればいいんですの」
美琴「そっか、ありがと黒子」
黒子「はいですの」
美琴(……こっちの黒子はあんまり絡んでこないのか……寂しい気もするなぁ……)
146: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/16(日) 23:13:57.96 ID:q9Cf0Sgo
御坂妹(お姉様、それで良いのですか。とミサカは己の無力さを噛みしめます)
御坂妹(お姉様を此処に呼んだのは間違いだったのかもしれません)
御坂妹(せめて、何か外部からのアクションがあれば良いのですが……とミサカは可能性の一つを考えてみます)
御坂妹(しかしあの方にそれを期待するのは不可能なような。とミサカは案をかき消します)
御坂妹(一方通行でもなんらかの効果は得られるかもしれません。とミサカは大して期待もしていないことを口にします)
8日目終了
上条当麻の好感度が上がりました
147: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/16(日) 23:18:51.51 ID:q9Cf0Sgo
美琴(今日はどうしようかな)
美琴(最近一方通行と打ち止めに会ってないわね……)
美琴(大変なことになってないかしら……『お姉様に会えないー』って……)
――お姉様が居ないから佐天さんが情緒不安定になっていますの
美琴(佐天さん……)
1.上条宅
2.一方通行宅
>>149
あんまり進んでないですけどここまでにさせてください
続きは恐らく明日夜
149: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/16(日) 23:22:09.71 ID:RyVOlkAO
2で
162: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/19(水) 22:39:03.79 ID:j/I/6GQo
2.一方通行宅へ
美琴(しょうがないわね、可愛い妹の為だし……)
美琴(今日は何作ろうかしら……あ、お菓子も買っていってあげようっと)
美琴「一杯買ってしまった。あの二人料理は……出来るわけ無いか」
??「うう……お腹空いたんだよ……」キュルルー
美琴(……シスターさん?こんなところで?)
??「まさか内部からの攻撃もあったなんて……」キュー
??「私、もう疲れちゃったんだよ……」グゥ
美琴「……良かったら、お菓子どうぞ」
??「可愛い天使が見えるんだよ……」キュ
美琴「か、可愛い?」
??「うん、可愛いんだよ……」グルルルル
美琴「じゃなくて早く食べて!ホントに大丈夫!?」
??「やっぱり天使なんだよ!」ガブ
美琴「いったぁぁぁぁ!!」
164: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/19(水) 22:46:57.44 ID:j/I/6GQo
??「ご、ごめんなさい……」
美琴「いいのよ、気にしないで。それじゃ私用事あるから……」
??「そうなんだ。ありがとう天使さん!おかげで活動時間が20分ぐらい延びたかも!」
美琴(騒がしい子だった……でも意外と打ち止めと相性が良かったりしてね。似た者同士で)
美琴(だけどあの子とはもう関わらない方が良い気がする)
謎のシスターと出会いましたがもう会わない気がしますとミサカは意味の無い報告を行います
一方通行「よォ」
美琴「可愛い妹が来てあげたわよ」
美琴「ってあれ、打ち止めは?」
一方通行「野暮用だ。深い理由は考えてねェ」
美琴「?」
165: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/19(水) 22:54:33.45 ID:j/I/6GQo
美琴「ってことは今日は二人か。一気に静かになるなぁ……」
一方通行「や、やっぱ嫌か?」
美琴「別にそんなこと言ってないわよ」
一方通行「そ、そォか……」
美琴「なに?どうしたの?」
一方通行「ど、どうもしねェよ」
美琴「いちいちどもるのはやめなさいって」
一方通行「は、はィ……」
美琴「……まぁいいわ。じゃ作るわね」
166: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/19(水) 23:06:53.76 ID:j/I/6GQo
美琴「いたたた……」
美琴(うわぁ痛々しい。手を噛まれるなんて初めての経験よ……)
一方通行「手、怪我してるじゃねェか。どうした?」
美琴「シスターに噛まれた」
一方通行「はァ?」
美琴「なんかお腹空いたって言ってたからお菓子恵んであげたら手ごとがぶり」
一方通行「オマエ……つくづくおもしれェヤツだよなァ」
美琴「あのね……私だって噛まれたくて噛まれた訳じゃないんだけど」
一方通行「じゃあちょっとこっち来い。手当てしてやるからよォ」
美琴「別にいいわよ。その内治るって」
一方通行「女の子がそんなこと言っちゃいけねェ。このまま帰ったら白井の治療が待ってるがそれでもいいのかァ?」
美琴「あ~……まぁ黒子は、ね。うん」
167: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/19(水) 23:14:06.93 ID:j/I/6GQo
一方通行「救急箱……救急箱……どこだァ?」
美琴(抜けてるとこあんのね……確かに能力のお陰で救急箱は必要ないんだろうけどさ)
一方通行「お、あった。ほら、見せてみろ」
一方通行「ちっと沁みンぞォ」ポンポン
美琴「……///」
一方通行「……///」ポンポン
美琴「……何か喋りなさいよ」
一方通行「……次甲の方だァ」
美琴「痛ッ……!」
一方通行「わ、悪ィ」
美琴「ちょっと、しっかりしなさいよ!今思いっきり刺したじゃない!」
一方通行「ほらよ。出来たぜェ」
美琴「随分時間掛かっちゃって、しかもずれてるし」
一方通行「初めてなンだからしょうがねェだろォ?」
一方通行「やりたかったからよ。我が侭につき合わせて悪かったなァ」
美琴「我が侭とか言わないでよね。ありがと」
一方通行「……あァ」
168: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/19(水) 23:27:02.27 ID:j/I/6GQo
美琴「ねぇ、もうこんな時間だけど打ち止め大丈夫?」
一方通行「どうも今日は泊まりらしいからなァ。美琴こそ時間大丈夫か?」
美琴「んー……まぁそろそろ帰るわ」
一方通行「送ってってやるよォ」
美琴「心配なら要らないわよ。私だってレベル5なんだから」
一方通行「話してェことがあるンだよ」
美琴「で。わざわざ話したいことってのは何?」
一方通行「……美琴は、彼氏とかいねェのか?」
美琴「居ないわよ。手のかかる兄が二人も居るせいでね?」
一方通行「な、なるほどなァ」
美琴「……」
一方通行「……」
美琴「え、それだけなの?」
一方通行「ちっげェよ!」
170: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/19(水) 23:41:20.82 ID:j/I/6GQo
一方通行「……今から言う事、聞きたくねェなら止めてくれていい」
美琴「いいからまず話しなさいって」
一方通行「オマエは俺のことをどう思ってる?」
美琴「……どう、って」
一方通行「俺は美琴に感謝してる。知り合いなンてマトモなヤツがいねェ俺を気味悪がらずに居てくれたからなァ」
一方通行「今の俺の支えになってくれてンのがよ、打ち止めと、三下と、それに美琴だ」
一方通行「普段は言えねェが……感謝してる」
美琴「……」
一方通行「美琴は気付いてなかったかもしれねェ」
美琴「……いや」
一方通行「当の俺が気付かなかったンだからなァ」
一方通行「俺は、美琴が」
美琴「やめて……言わないで!!!」
171: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/19(水) 23:48:27.23 ID:j/I/6GQo
一方通行「……」
美琴「兄妹、なのよ?駄目そんなの……変、よ……」
一方通行「美琴……」
美琴「そんな風に、見れるわけないじゃない……!」
一方通行「……そォか。悪かったな」
一方通行「もう寮前だから大丈夫だろォ」
一方通行「じゃあ、な」
美琴「……」
寮監「……御坂、もう門限を過ぎる。早く部屋に戻れ」
美琴「……すみませんでした」
寮監「こんな所で何をやっていた?」
美琴「……いえ……失礼します」
寮監「……?」
9日目終了
175: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/19(水) 23:59:46.51 ID:j/I/6GQo
美琴(授業……全く耳に入らなかったな)
美琴(次からどんな顔して会えば良いんだろう……いや、もう会わないかもしれない)
美琴(何やってんのかな、私は)
打ち止め「おーいお姉様ー、ってミサカはミサカは何度も呼びかけてみたり」
美琴「……打ち止めか」
打ち止め「ちょっぴり反応が薄い、ってミサカはミサカはお姉様の様子に疑問を抱いてみたり」
美琴「何でもないわ。どうしたの?」
打ち止め「あの人の様子がおかしいの、ってミサカはミサカは心配してみたり」
打ち止め「お姉様なら何か知ってるのかな、ってミサカはミサカは出来ることをやってみたり」
美琴「そう、ね。私は何も知らないけど……」
打ち止め「あの人が元気無いから、私も辛くて……」
打ち止め「だからお姉様も何か気付いたら話をしてあげて。ってミサカはミサカはお願いしてみる」
打ち止め「あの人にとってはお姉様は大きい存在だからきっと通じると思う。ってミサカはミサカは暴露してみたり」
美琴「……」
打ち止め「お姉様、今日もご飯お願い!ってミサカはミサカは唐突に話題を変えてみる!」
美琴「……」
1.行く。一方通行とも話す
2.今会っても、何も出来なくなるだけ
重要安価
>>177-179
多数決で
179: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/20(木) 00:06:08.88 ID:jDBXxFc0
1
204: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/21(金) 22:40:47.19 ID:hjPs6bIo
1.行く。一方通行とも話す
美琴「分かったわよ。行くから」
打ち止め「ホントに!?ってミサカはミサカは手をぶんぶん回して喜んでみたり!」
美琴「嘘なんて言わないわよ」
打ち止め「やった、ってミサカはミサカはお姉様の腕を引っ張ってみたり!」
美琴「ちょ、ちょっと、こら!」
打ち止め「家の前にとうちゃーく。ってミサカはミサカはいきなりブレーキを掛けてみる」
美琴「どうしたの?」
打ち止め「中にあの人が一人で居るから話してきて。ミサカはここで待ってるよ。ってミサカはミサカはお姉様を促してみる」
打ち止め「お姉様と何かあったのは分かるから。ってミサカはミサカは話の分かる女アピール」
美琴「……」
打ち止め「あの人の事、嫌わないで、ってミサカはミサカは最後のお願いをしてみる」
美琴「分かった。ありがとね、打ち止め」
打ち止め「……うん」
207: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/21(金) 22:52:26.35 ID:hjPs6bIo
美琴「……」ピンポーン
一方通行「ンだよいつもはインターホンなンざ……」ガチャ
美琴「ちょっと、時間いいかな?」
一方通行「……あァ」
美琴「打ち止めに会ってね、話して来いって言われたの。子供かと思えば全然そんなことないんだなーって」
一方通行「あのガキ……」
美琴「……私ね、やっぱり貴方をそういう目では見られない」
美琴「兄妹だから、ってどうしようもないことを理由にはしない」
美琴「他に好きな人が居るの。だから、ごめんなさい」
一方通行「……そォかよ、美琴」
美琴「……これは、私の勝手なお願い。これからも、出来れば前みたいに……」
一方通行「分かってらァ。これからは美琴の恋を応援するとしようじゃねェか」
一方通行「お兄ちゃンは美琴優先で動くからな」
美琴「もう……シスコンなんだから」
一方通行「言ってろォ。恥には思わねェっての」
美琴「……ばーか」
一方通行「ケケッ」
208: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/21(金) 23:05:59.28 ID:hjPs6bIo
美琴「打ち止め」
打ち止め「お姉様もういいの?ってミサカはミサカは全く動かさなかったようやく足を動かしてみる」
美琴「うん、ありがとう」
打ち止め「今日のご飯何!?ってミサカはミサカはしんみりした空気を誤魔化す呑気な発言をしてみたり!」
美琴「口に出てる時点で意味無いわよ」
打ち止め「たっだいまー!ってミサカはミサカは堂々と抱きついてみる!」
一方通行「クソガキィ!帰ってきたらまずは手洗えェ!」
打ち止め「えーでもミサカは抱きつけなかった禁断症状というか劣情を抑えきれないの……///ってミサカはミサカはうっかり漏らしてみたり……キャッ///」
一方通行「顔が近ェェ!!」
打ち止め「ん~……ってミサカはミサカは全力で頬擦りとか過度のスキンシップをとろうとしてみたり///」
ギャーギャー
美琴「何やってんのよアイツら……」
美琴「……ごめんね……一方通行お兄ちゃん」
209: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/21(金) 23:20:12.09 ID:hjPs6bIo
黒子「お帰りなさいませお姉様」
美琴「ただいまー」
黒子「……随分と強烈なお顔をしておられますわね」
美琴「おぉ、目の腫れが」
黒子「昨夜から様子が少々おかしかったんですのよ?」
美琴「そうなんだけどね。これは……まぁよかったのよ」
黒子「意味がいまいち分かりませんの」
美琴「だから、『まぁよかった』って言ってるじゃない」
黒子「除け者にされて少々不満が残りますが、お姉様がそう言うなら構いません」
美琴「こっちの黒子は物分りが良くて助かるわ」
黒子「こっちの?」
美琴「そう、こっちの話よ」
美琴「でもま、ありがとね。そういうアンタもあんまり悪くは無かったわ」
黒子「やっぱり意味が分かりませんの……」
211: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/21(金) 23:37:56.31 ID:hjPs6bIo
美琴「おやすみ、黒子」
黒子「ええ。おやすみなさいませお姉様」
美琴(……)
御坂妹『お姉様、とミサカは眠りにつき始めたお姉様に声を掛けます』
美琴「……今まさに眠ろうとした時に話しかけないでよ……」
御坂妹『申し訳ありません、とミサカは反省の意を示します』
御坂妹『一昨日の話に関しても、申し訳ありませんでした』
美琴「私の方こそ悪かったわよ。アンタの言う通り、この生活に違和感を感じなくなってきてる」
美琴「平気でアイツ等二人を『お兄ちゃん』って呼べるんだから」
御坂妹『お姉様……』
美琴「でも大丈夫よ。ちゃんとクリアするわ」
212: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/21(金) 23:48:27.20 ID:hjPs6bIo
御坂妹『あれで良かったのですか?とミサカは敢えて詳しくは言わずに質問します』
美琴「良かったのよ」
御坂妹『嘘でも相手の気持ちに応えていれば元の世界に戻れましたが、とミサカはしつこく確認します』
――丁度今、御坂さんの事を考えていたんですよ。運命的な物を感じません?
――あいつ、フラれても受け止める覚悟でいたぜ?
美琴「……ちゃんと返事をしないと、相手に失礼じゃない」
御坂妹『今の間は?とミサカは面白そうな話題に首を突っ込みます』
美琴「もう黙ってなさいよ……戻りたいとはいえ、さすがにそんなこと出来な……?」
美琴「ってあれ、もう終わりじゃないの?」
御坂妹『お姉様から想いを伝えて、断られて、BADEND、というわけではありませんので。とミサカは告げます』
美琴「な……」
御坂妹『さっきの言葉、確かに聞きました。とミサカはこれからの展開を妄想してニヤけます』
御坂妹「それではまた。とミサカは通信を切断します」プツッ
美琴「……」
10日目終了
一方通行、打ち止めの好感度が上がりました
213: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/21(金) 23:59:00.01 ID:hjPs6bIo
美琴(あーあ……変なこと口走ってしまった)
美琴(行動しないといけないのは分かってるけどさぁ)
美琴(あのバカ、予定が全部補講で埋まってるって何よ……)
美琴(こんなんじゃどこかに遊びに行くことも出来ない……)
美琴(補講が終わるまでまだ時間があるし)
どうしよう?
1.お兄ちゃんの家を掃除でもしてやろう
2.ご飯を食べに行こう
3.寮に帰ろう
>>215
今日はここまで
215: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/22(土) 00:00:29.48 ID:VWGaiF6o
乙1
225: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/23(日) 09:07:08.93 ID:bpFMXZco
鍵のことは何も考えていなかった
上条さんから合鍵でも渡されてることにしよう
1.お兄ちゃんの家を掃除でもしてやろう
美琴「お邪魔しまーす」
美琴(ふむ……散らかってる……)
美琴(さて、始めますか)
美琴(ぺっちゃんこの焼きそばパン……何でこうなるかな。腐ってるし……)
美琴(ラストミッション、ベッドの下)
美琴(……そうよ、ちゃんとベッドの下も掃除しないと……)
美琴(でもベッドの下は色々マズイ物がありそうな気がする……!)
美琴(例えば……とか、もしかしたら……も……///)
美琴(私は何も知らずに偶然見つけてしまった!それでいける!)ガバッ
美琴(……何もない……はぁー良かった……)
美琴(って、『良かった』って何がよ!?普通あるもんでしょうが!高校生なんだし!)
美琴(でもあったら自信無くすっていうかなんというか……!)
上条「何をしてらっしゃるので?」
美琴「!!!???」
226: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/23(日) 09:15:08.77 ID:bpFMXZco
美琴「な、なによ!掃除してあげてんのよ悪い!?」
上条「ん?あぁ悪いなわざわざ」
美琴「そうよね。わざわざやってあげてるんだから感謝しなさい」
上条「ありがとうございます美琴様」
美琴「だ、だからそれじゃ嬉しくないって……言ってるじゃない」
上条「どうして欲しいか言ってくれ」
美琴「は……」
上条「俺は鈍いから分からないんだよ」
美琴「……この」
上条「?」
美琴「撫でて、欲しいんだけど。撫でなさい、撫でろ」
上条「よく言えました」ナデナデ
美琴「ん……」
美琴(ヤバい、餌付けされてる)
227: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/23(日) 09:23:35.24 ID:bpFMXZco
美琴「じゃなくて!掃除まだ終わってないから!」
上条「わ、悪い」
美琴(まったく、危うく乗せられる所だったわ……)
美琴「終了!」
上条「お疲れさん」
美琴「手伝わせて悪かったわね」
上条「多忙上条さん。宿題もたくさん持って帰っているんですけどね?」
美琴「ごめん、見てあげるから」
上条「そりゃ助かるぜ」
美琴「……いやだからここはアンタの家であって、本来掃除はアンタがやるべきじゃない!?」
上条「バレたか。さすがに常盤台のエリートは鋭いな」
美琴「……!」
上条「感謝してるよ美琴」ナデナデ
美琴「あ……///」
美琴(もう、ホントにだめ……嬉しくて堪らない……)
上条「そうだ、飯はどうする?」
美琴「そうねぇ……」
1.何か作ってあげる
2.どこかに食べに行く
>>229
229: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/23(日) 09:32:03.66 ID:A4qaCMDO
出掛けて一方通行さんと遭遇
233: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/24(月) 06:35:03.09 ID:U.F5geQo
2.どこかに食べに行く
美琴「どこかに食べに行く?食材も買ってきてないし」
上条「……了解」
上条「うーん……」
美琴「大丈夫よ。お金は私が出してあげるから」
上条「……いやいや、さすがの貧乏上条さんと言えど割り勘で済ませるくらいの器量は持ち合わせております」
美琴「最高ラインが割り勘ね……」
上条「しょうがないだろ金が無いんだよ!」
美琴「いいわよ、じゃあ予算を考えてファミレスね」
上条「助かる」
店員「ご注文はいかがなさいますか?」
美琴「これとこれとこれ」
上条「アイスコーヒーで」
店員「かしこまりました」
234: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/24(月) 06:44:44.48 ID:U.F5geQo
上条「腹減ってんのな」
美琴「まぁね。それよりアンタこそもっと頼めばいいのに」
上条「……ちょっとなぁ」
美琴「すいませーん追加でー」
上条「おいおい……」
美琴「お金がどうとか気にするような関係じゃないでしょ?」
上条「……」
美琴「命令。何か頼みなさい」
上条「……お前には敵わねーよ、美琴」
美琴「当たり前よ」
アリガトウゴザイマシター
上条「うう……お腹一杯……」
美琴「食べ過ぎよ……」
上条「外食はあまり財布に優しい値段じゃねーし、食べられる時に食べるべし……」
美琴「遠慮しないとなったら、そこから一気だったからね」
上条「美琴……あれ、一方通行じゃねーか」
美琴「!?」
235: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/24(月) 06:52:28.14 ID:U.F5geQo
美琴「ちょっと待……」
上条「おーい!」
美琴「……」
一方通行「あァ?オマエら何やってんだ?」
上条「美琴と二人で飯食いに行ってたんだよ」
一方通行「チッ……そういうのは俺も混ぜろよ」
上条「悪かったよ。で、珍しい組み合わせだけどそっちは?」
黒子「偶然そこでお会いしただけですの。大勢に囲まれてらしたので」
一方通行「ま、問題は起こさねェに越したことはねェしな。ちょうど良いタイミングだった」
黒子「まったく、あの手の輩はどうして一向に減らないんでしょうか」
黒子「それにあなた方ご兄妹も、やけに絡まれるようですし」
上条「さぁな……って美琴どうした?」
美琴「……なんでもないわよ」
上条「そうか?ならいいけどよ」
美琴「ほら行きましょ」
236: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/24(月) 07:01:38.84 ID:U.F5geQo
一方通行「……気にしてンじゃねェよ」
上条「?」
美琴「自分でもバカだって思う……ごめん」
黒子「……」
上条「お、おい美琴引っ張るな!」
一方通行「ったくよォ……」
黒子「なら早く何とかしてもらいたいですの」
一方通行「どうしたら良いかなンて分からねェよ。そっとしとけばいいんじゃねェのか?」
黒子「一番の原因は貴方だというのに……随分な言い方ですわね」
一方通行「ンなこと分かってらァ。この性格は直しようがねェよ」
黒子「卑屈になっても変わりませんの。第一その考えはお姉様に対して失礼ですわよ」
黒子「あなたも、まずその頭を冷やしてからにしてくださいまし。その面では『そっとしておく』のも間違いではないかと、私は思いますの」
一方通行「そうかよ……」
237: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/24(月) 07:03:37.78 ID:U.F5geQo
上条「美琴、おい美琴!」
美琴「……」
上条「なぁ、一方通行と何があったんだよ?」
美琴「何でもない」
上条「はぁ?喧嘩でもしてんのか?」
美琴「何でもないって言ってるでしょうが!」
上条「……でもなぁ、美琴も一方通行も大切な兄妹だ。何かあるなら助けなきゃなんねーだろ」
美琴「……!」
上条「自分でも無理矢理って分かってるけどな。それでも、美琴のために何かしてやりたい」
美琴「帰る……ごめん」
上条「そうか……」
美琴「ごめん……私がどうにかしなきゃいけないから」
美琴「してもらうことなんて、何もないのよ」
美琴「それじゃあ、またね」
238: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/24(月) 07:08:46.64 ID:U.F5geQo
常盤台学生寮
美琴(何が、『これからも、出来れば前みたいに』よ)
美琴(もう訳分かんなくなってきた)
美琴(辛いな、フる側っていうのも……)
黒子「お姉様」
美琴「なに?」
黒子「まぁ、大方の事情は掴めていますけど……あまり気にし過ぎるのも良くはありませんの」
美琴「んー……そうかな……」
黒子「もう決着がついたのなら、変えようもないのではありません?」
美琴「そりゃ分かるけどさ」
黒子「変えるのも問題があるとは思いますが、お姉様の中で答えは出ているのでしょう?」
黒子「ならそこで、ちゃんと区切りをつけなければ」
美琴「……分かった」
黒子「いつか、笑い話に出来る日が来ると良いですわね。お姉様」
美琴「うん……」
11日目終了
上条当麻、白井黒子の好感度が上がりました
245: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/26(水) 22:32:06.42 ID:MAvOccco
美琴(いつまでも、うじうじしてらんないわね)
美琴(ちゃんと前を向かなきゃ)ポチポチ
to 一方通行お兄ちゃん
一方通行「よォ、待たせちまったな」
美琴「呼び出したのはこっちよ。気にしないで」
一方通行「ンで、話ってのは?」
美琴「まぁ……アレよ。これからも宜しくってこと」
一方通行「なンだよそりゃあ……」
美琴「私はもう、今まで通りにする。昨日はごめん」
一方通行「なるほどなァ。それなら断る理由なンかねェよ」
一方通行「俺はもう気にしちゃいねェ」
美琴「そっか」
一方通行「美琴、今から暇か?」
美琴「3時間くらいならね」
一方通行「それなら家に来てくれ。クソガキがうるせェ」
美琴「……はいはい」
246: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/26(水) 22:43:05.91 ID:MAvOccco
打ち止め「おかえりなさーい!ってミサカはミサカは帰ってきたあなたの胸にダイブ!」
一方通行「……上がれよ」
美琴「おじゃましまーす」
打ち止め「にゃふふー……ってミサカはミサカはお姉様に見せ付けるように頬擦りしてみたり」スリスリ
美琴「何これ……」
一方通行「少し前からこれだァ。鬱陶しいったらねェよ」
打ち止め「がびーん!ってミサカはミサカはあなたのいつも通りの対応に過敏になってみたり!」
一方通行「……」
打ち止め「好き好きー……ってミサカはミサカはあなたの反応が無いのをいい事に爆弾発言を連発してみたり」
一方通行「……」
打ち止め「って、本当に無視されてる!?ってミサカはミサカは軽く落ち込んでみる!」
一方通行「……」
美琴(子供は楽で良いっていうか……正直羨ましいよ……)
247: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/26(水) 22:55:22.73 ID:MAvOccco
一方通行「でだ美琴。オマエはどうなってるンだよ」
美琴「な、なにが?」
一方通行「あの三下の鈍感さは分かってンだろォが?」
美琴「なんでバレてるの……」
打ち止め「お姉様分かりやす過ぎ、ってミサカはミサカは会話に参加してみる」
一方通行「ちょっとやそっとじゃ気付いてくれねェぞ?」
美琴「そんなの分かってるわよ!私だって頑張りたいんだけど、素直になれないっていうか……」
美琴「思ってる事と逆の事言ったり、上から目線になっちゃったり……」
打ち止め「典型的なパターンだね、ってミサカはミサカは知った風な口をきいてみたり」
一方通行「結局、美琴がどうするかだな」
美琴「それなりに頑張ってるつもり……だったんだけど」
打ち止め「ならもっと頑張れお姉様。ってミサカはミサカは親指立ててみる」
美琴「う……」
打ち止め「この場合、何かの拍子でお姉様の想いが一気に噴き出して、ようやく相手が気付くんだけど。ってミサカはミサカは予想してみたり」
美琴「だ、大丈夫よ。ちゃんとそれくらい出来るんだから」
248: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/26(水) 23:05:36.11 ID:MAvOccco
打ち止め「いつ告白するの!?ってミサカはミサカは聞き逃さず追求してみたり!」
美琴「ノーコメントで」
打ち止め「ノリ悪い……ってミサカはミサカはぶーたれる」
美琴「……分かったわよ」
一方通行「ちょっと待て美琴。それは良くねェだろ」
美琴「大丈夫よ。私がアイツを好きなのはもちろん事実だし、告白する勇気が無かったのを二人が後押ししてくれただけ」
美琴「だから良いのよ。流されて、なんて事はないから」
一方通行「そうだなァ。オマエが決めたンなら応援するだけだァ」
打ち止め「頑張れ、お姉様。ってミサカはミサカは曇り無しの応援を向けてみたり」
美琴「二人とも……」
一方通行「もうそろそろ時間だろ?」
美琴「あ、うん。行ってくるわ」
美琴「さよなら、お兄ちゃん。打ち止め。本当にありがとう」
一方通行「……あァ」
249: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/26(水) 23:13:09.10 ID:MAvOccco
上条「あれ、美琴じゃねーか。何やってんだ?」
美琴「アンタを待ってたのよ」
上条「すみませんね補講で……」
美琴「別に責めてないから。たまたま通りかかったついでだから、そのまま待っててやろうかなって思っただけよ」
上条「なるほどな」
美琴「これから家に行っていい?どうせ暇なんでしょ?」
上条「あぁ、良いぜ」
上条宅
上条「さて、どうすっかね」
美琴「別に何かしようとしなくてもいいわよ。こっちは話せたらそれで良いから」
上条「それなら俺も助かる」
美琴「……」
上条「……」
美琴「……」
上条「……何かお話があるのでは?」
250: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/26(水) 23:16:04.97 ID:MAvOccco
美琴「まずは、そうね。昨日のことなんだけど、悪かったわね」
上条「何言ってんだよ。美琴が気にすることはねーって」
美琴「それでもね、私が納得いかなかったから」
上条「……この話は終わりな」
美琴「うん……ありがと」
上条「さて、飯にでもするか?たまには上条さん腕を振るっちゃいますよ」
美琴「待って!」
上条「まだ何かお話でも?」
美琴「あるには、あるんだけどさ……」
上条「言い出しにくい事か?俺は気にしないから言ってみろよ」
美琴「あ、あの……その……」
上条「ん?」
美琴「あ、あ、アンタって、その 彼女とかいないの?」
上条「いないんですよこれが……いや、美琴の気持ちは分からないでも無いけど!」
美琴「……はぁ!?///」
上条「『彼女居ないなんてみっともないな』とか思ってるだろうけど、上条さんだって頑張ってるんです!」
上条「ただなかなか上手くいかないというか……」
美琴「……な、なろうか?」
上条「はい?」
美琴「わ……私がアンタの、彼女に」
251: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/26(水) 23:22:37.77 ID:MAvOccco
上条「美琴……?」
美琴「なるわよ……アンタが良いなら、彼女に」
上条「じょ、冗談やめろよ」
美琴「私は、あなたの事が……好きです」
上条「……」
美琴「……」
上条「美琴。そんなこと言われても困るんだけどな」
上条「冗談でもそんなこと言うもんじゃねえよ」
美琴「……」
美琴「……ごめん。ちょっと悪ふざけが過ぎたみたい……」
上条「あ、あぁ。こっちこそ、言い方キツくなって悪かった」
美琴「うん……今日はやっぱり帰るから」
上条「美琴……」
美琴「悪いのは私よ。お兄ちゃんは気にしないで」
美琴「ばいばい、お兄ちゃん」ガチャ
252: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/26(水) 23:24:07.83 ID:MAvOccco
美琴「ねぇ、見てるんでしょ?」
美琴「私、告白した。駄目だったのよ」
美琴「BADEND。可笑しかったら笑ってもいいわ」
美琴「だから、帰らせて。元の世界に」
美琴「聞こえてる……?ねぇ……?」
12日目終了
13日目終了
14日目終了
15日目、開始
264: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/28(金) 22:39:02.98 ID:.iU2Owwo
寮監「御坂、来客だ」
美琴「……はい」
寮監「お前の御兄妹が見えている。待たせることのないように」
美琴「分かりました」
美琴(あれから3日、か)
美琴(兄妹って、どっちだろ?)
一方通行「よォ、美琴」
美琴「お兄ちゃん……」
打ち止め「お姉様、久しぶり。ってミサカはミサカは挨拶してみる」
一方通行「3日も連絡取れねェから来ちまっただろォが」
美琴「ごめん、私が悪かったわ」
265: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/28(金) 22:42:28.20 ID:.iU2Owwo
一方通行「しかし……3日で随分と、やつれちまったな」
美琴「うん」
一方通行「何があったンだ?」
美琴「そうね……うん、もういっか。話すわよ」
一方通行「ッ……あの三下が……!」
美琴「待ってよ。だから私が悪いって言ってるじゃない。自分で無かった事にしたのよ?」
打ち止め「でも、なんでそんなことを言ったの?ってミサカはミサカは質問してみる」
美琴「アイツの態度で分かったから。いきなり真顔で『冗談でもそんなこと言うな』よ?」
美琴「私の事を大事にしてくれてるのは分かってた。それは妹としてだけどね」
美琴「だから私を止めた。私も『無かった事にしよう』って……」
打ち止め「お姉様……」
一方通行「言いてェことは分かった。けどなァ、自分を責めンのだけはやめろ」
266: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/28(金) 22:48:51.54 ID:.iU2Owwo
一方通行「オマエが悪いなんて、俺も打ち止めも思っちゃいねェよ」
美琴「……」
一方通行「ただ辛かったンだなァ。逃げたくなるほどに」
打ち止め「お姉様は頑張ったよ。ってミサカはミサカは、お姉様の頭を撫でてみる」
打ち止め「だから、もう自分を傷付けないで……って、ミサカは、ミサ、カは……」
美琴「ごめんね……」
打ち止め「う、ひぐっ……」
美琴「ありがとう……打ち止め……!」
美琴「……ホント馬鹿ね、私。こんな小さな女の子まで泣かせちゃって……」
一方通行「あァ。俺らがどれだけ心配したと思ってンだ」
美琴「ごめんなさい。お兄ちゃん、打ち止め」
打ち止め「……お姉様はこれからどうするの?ってミサカはミサカは恐る恐る疑問をぶつけてみる」
美琴「……」
1.ちゃんと、もう一度だけ話がしたい
2.すっぱり諦める
>>268
268: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/28(金) 22:53:07.87 ID:qgcNApco
1
272: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/28(金) 23:01:54.72 ID:.iU2Owwo
美琴「もう一度だけでいいから、話してみたい……かな」
打ち止め「やっぱりお兄様のことが大好きなんだね、ってミサカはミサカはもじもじしてるお姉様を見てニヤニヤしてみる」
美琴「私自身、後悔してるトコあるからね」
一方通行「……」
美琴「ま、いいでしょ。行ってくるわ」
打ち止め「ちょっと待ってお姉様!ってミサカはミサカは切り替え早過ぎなお姉様を止めてみる!」
一方通行「あァどうしてこうなった……」
美琴「何が?」
打ち止め「髪ボサボサ!顔も大分面白……酷いことになってるから!ってミサカはミサカはちょっと訂正してみる!」
美琴「あれ、そんなに変かな……?」
打ち止め「とりあえずもうちょっと日を置かないと!ってミサカはミサカは提案してみる」
美琴「わ、分かった……」
PiPi...
美琴「……お兄ちゃんから電話だ、どうしよう」
一方通行「……アイツどっかで覗いてンじゃねェだろうな」
打ち止め「ど、どうしようってミサカはミサカは大慌て……!」
273: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/28(金) 23:09:22.82 ID:.iU2Owwo
美琴「で、出るね!無視しても怪しまれそうだし!も、もしもし!」
上条『おー美琴、やっと繋がった。結構メール送ったんだけどなー……』
打ち止め、一方通行「……」
美琴「ごめん、忙しくって! で、どうしたの?」
上条『なに、どっか飯でも食いにいかねーかって誘おうって思ったんだけどよ』
美琴(ど、どうすれば良いの!?二人とも!)
打ち止め、一方通行(自分で決めろ!)
美琴「い……行く!行きます!」
上条「お、おう。もう出られるか?」
美琴「ちょっと時間置いていい?今色々酷くて、準備とか要るから!」
上条「分かった、じゃあ終わったら連絡してくれよ。迎えに行くからさ」
美琴「あ、ありがとう!」
打ち止め「わートントン拍子ーってミサカはミサカは段々どうでもよくなってきたり」
一方通行「だろォな。しかし三下の野郎ォ、抵抗無しじゃねェか……」
274: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/28(金) 23:16:43.49 ID:.iU2Owwo
美琴「あわわわわ……ホントに酷い……えーとえーと……!」
打ち止め「一体何やってるんだろうね、ってミサカはミサカは慌てるお姉様を見て楽しい気分になってみる」
一方通行「大丈夫かよ……」
美琴「……一応これで良いかな」
打ち止め「気になる箇所は特にないね、ってミサカはミサカは感想を述べてみる」
美琴「さて、行ってきます!」
打ち止め「行ってらっしゃい、ってミサカはミサカはお姉様を送り出してみる」
美琴「帰ってきたらヤケ食いでもしよっか。今度はどこか、一緒に食べに行きましょ」
打ち止め「それは喜んでいいのか難しい……ってミサカはミサカは発言を慎んでみる」
美琴「いいのよ、私自身玉砕覚悟だもん。それじゃ」
一方通行「色んな意味で大丈夫な気がしねェ」
打ち止め「同じく、ってミサカはミサカは同意してみる」
275: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/28(金) 23:23:27.27 ID:.iU2Owwo
美琴「もしもし?」
上条『おー美琴。もういいのか?』
美琴「今寮の前に居るから……」
上条「もういいぜ」
美琴「……ここで待っててくれたの?」
上条「毎回のことだけどな。こっちから誘って、待ち合わせ場所まで来いってのは失礼だろ」
美琴「もう……」
上条「んじゃ行きますか。適当にファミレスで良いか?」
美琴「しかも予定無し……」
上条「や、やっぱり常盤台のお嬢様としてはもっとちゃんとした所の方が良いと……?」
美琴「そこまでアンタに求めてないわよ。鈍いのは分かってる」
上条「酷い言われようだ……」
美琴「ほら、行くわよ。適当にファミレス行くんでしょ?」
上条「ああ」
276: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/28(金) 23:37:41.73 ID:.iU2Owwo
上条「はふー食った食った」
美琴「ホントにお金大丈夫だったの?」
上条「ええまあたまには良いんですよ。ブワーっと食べても」
美琴「やれやれね……」
上条「なんか、結局食うだけになっちまったな。悪かった」
美琴「そう?私は楽しかったわよ?」
上条「ふーん……」
上条「ま、上条さんも楽しかったんですけどね。それじゃな」
美琴「ちょっと待った」
上条「?」
美琴「私も一つ用があんのよ。良い?」
上条「お、良いぜ?今日の上条さんはご機嫌だからな、妹の頼みなら聞く」
1.好きだと告げる
2.告げない
>>277
277: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/28(金) 23:39:29.59 ID:otyQeYDO
1
279: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/28(金) 23:45:03.00 ID:.iU2Owwo
美琴「好きなの、アンタのこと」
上条「……美琴」
美琴「何度も同じこといってごめん。本気なの。この前の時も本気だった」
美琴「でも、アンタが私の事どうとも思ってないって分かったから、冗談だってことにして逃げた」
美琴「アンタの口から、返事が欲しいの。ちゃんと受け止めるから……」
上条「……」
美琴「……」
上条「……俺は、美琴のことを、そういう風には見れない」
上条「『妹だ』、って思いが大きいんだ。それ以上にはならない」
美琴「……うん、ありがと。返事くれて」
美琴「そうだ、『妹』の頼み、何でも聞いてくれるのよね?」
上条「ああ……」
美琴「これからも、私と……『妹』と仲良くしてください」
上条「分かったよ、美琴」
282: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/28(金) 23:49:36.84 ID:.iU2Owwo
上条「またな、美琴」
美琴「次、何の料理を作って欲しい?」
上条「食い物なら何でも食う」
美琴「その返事が一番困るのよ!」
上条「んー……鍋とかどうだ?」
美琴「鍋ね……あ」
上条「ん?」
美琴「なら一方通行お兄ちゃんの家に行きましょ。打ち止めが会いたい会いたいって言ってるわよ」
上条「お、久しぶりに兄妹4人で鍋を囲むか」
美琴「今日はさすがに無理だからまた今度、週末にね」
上条「おう」
美琴「楽しみに、してるから」
284: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/28(金) 23:58:23.17 ID:.iU2Owwo
美琴「さて、今度はさすがに分かるわよ」
御坂妹『何がですか?とミサカはいきなり独り言を放ったお姉様に質問します』
美琴「アンタって奴は……」
御坂妹『冗談です。とミサカはジョークも使える、デキる女であることをアピールします』
美琴「……」
御坂妹『失礼。とミサカは話を進めます』
美琴「これで終わり、でしょ。ちゃんとアンタの言った手順通り、告白して返事貰ってきたわ」
御坂妹『ゲーム終了条件を確認しました。とミサカは照合を完了します』
御坂妹『では最後に一つ、この世界での記憶を引き継ぎますか?とミサカはおまけ要素の確認を取ります』
美琴「元の世界に戻っても今回のことを覚えている、ってことよね?」
御坂妹『はい。とミサカは物分りの良くなったお姉様に感心をおぼえます』
美琴「ホント正直者よね、アンタ」
御坂妹『それは褒め言葉ととって宜しいのでしょうか。それと返事をお願いします。』
美琴「うーん……持って帰るわ」
285: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/29(土) 00:04:33.66 ID:xhmBRzwo
御坂妹『はい。それでは少々失礼して……とミサカは「ちょっと待った!」
御坂妹『なんでしょうか。とミサカはいきなり中断されたことに驚きます』
美琴「私が居なくなったら……ここの皆はどうなるの?別れの挨拶とかしたいんだけど……」
御坂妹『ご心配なく。無かった事になります。とミサカはお姉様を安心させます』
御坂妹『夢、と捉えるのが最も分かりやすいですね。とミサカは説明します』
美琴「そっか……分かった」
御坂妹『それでは……』
美琴(一方通行お兄ちゃん、打ち止め……ありがとう)
美琴(当麻お兄ちゃん……鍋の約束、ごめん)
286: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/29(土) 00:10:03.49 ID:xhmBRzwo
―――さん、御坂さん!
美琴(ん……)
佐天「御坂さん、起きてくださいって」ユサユサ
美琴「あれ……私……」
佐天「よっぽど疲れてたんですね、ぐっすりでしたよ」
美琴「佐天、さん……」
佐天「はい?」
美琴「佐天さん、ごめんなさい!」
佐天「へ?ええ?」
美琴「なんか色々黒子に聞いてたんだけど、情緒不安定だとかなんとか……」
佐天「あ、あのー御坂さん?話が全然読めないんですけど……」
美琴「へ?」
佐天「私は見ての通り、至って元気ですよ?」
美琴(戻って、きたの?)
287: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/29(土) 00:16:39.31 ID:xhmBRzwo
佐天「御坂さん、それじゃあまた」
美琴「またね」
美琴「ねぇ、黒子」
黒子「はい?」
美琴「私、そんなに熟睡してた?」
黒子「そうですわね、確かに熟睡でしたの。寝込みを襲おうとしても初春と佐天さんに止められますし……」
美琴「そっか。二人のお陰で助かったわね。感謝しなきゃ」
黒子「お姉様酷いですのー……」
美琴「……さて、黒子は先に帰ってて」
黒子「門限まであまり余裕がありません。どちらへ?」
美琴「ちょーっとね」
黒子「もしや、またあの殿方の所へ……?」
美琴「もう一つ、行く所があるわ。まぁちょっと時間掛かるから上手く寮監を誤魔化しておいてね」
黒子「お姉様!ですからそれは大変な作業だと……!」
美琴「任せた!黒子!」
黒子「……やけに楽しそうですわね……はぁ」
289: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/29(土) 00:30:55.07 ID:xhmBRzwo
美琴「……よし」ピンポーン
「はいはーいどちら様ってミサカはミサカは玄関を開けて……?」
美琴「やっほ」
打ち止め「お……お姉様だー!!ってミサカはミサカは予期せぬ来訪者に驚いてみたり!」
美琴「一方通行、居る?」
打ち止め「い、居るけど……いいの?ってミサカはミサカはまず確認をとってみる」
一方通行「……てめェ、オリジナルか?」
打ち止め「わ、わー!!ってミサカはミサカはさっきの確認作業が台無しにされたことにショックを受けてみる!」
美琴「えぇ、オリジナルよ。実は、アンタにちょっと一言言いたくてね」
美琴「こほん、打ち止めの……私の妹のことをよろしくお願いします」
一方通行「あァ?」
打ち止め「そ、それはどういう意味なのかな!?ってミサカはミサカはお姉様の行動に驚かされっぱなし!」
美琴「なんだかんだで……アンタが完璧な悪人には思えない、そんなことがあってね」
美琴「だから、姉として一度挨拶しておこうかなって思っただけよ」
一方通行「ふざけンな。誰が面倒見てるっつったよ?このクソガキが勝手に住み着いてるだけだっての」
美琴「それでもよ。ちゃんとご飯も食べさせてあげてるじゃない?」
一方通行「あーウゼェ。とっとと帰れ。ついでにこのクソガキを持ってな」
美琴「残念だけどパスよ。打ち止めは貴方と一緒に居た方が幸せなんだから」
一方通行「はいはいそうですかァ」
美琴「と、いうわけで用件はそれだけ!じゃーね!」
290: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/29(土) 00:45:34.30 ID:xhmBRzwo
「待てよおいィ!」
「両親公認の仲だねってミサカはミサカは……!」
「離れやがれクソガキィ!」
美琴「ふふっ……♪」
美琴「おっと、食材買って行かなくちゃ」
美琴(到着。家は此処であってるはず……)
美琴(上条、上条……あった)
美琴(どんな顔するだろ?まず『こんな所で勝負は無し』かな?)
美琴(変なイメージ持たれちゃってるからなぁ……まずはそこから何とかしていかないと)
美琴(食材持って来る辺り、まず物で釣っているのが見え見えな気がするけど……)
美琴(……今度こそは何とかしなきゃ。頑張らないと)
美琴(それじゃ、上条当麻の攻略に向かいますか)
おわり
美琴「攻略する側?」