上条「風紀委員(ジャッジメント)だ!!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1272525349/2: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/04/29(木) 16:21:59.12 ID:LTM27nEo
上条「今日も一日平和だなぁ・・・。」
初春「のんきな事いってないで、ちゃんと掃除してください上条さん」
上条「まったく厳しいね、飾りんは」
初春「飾りんって・・・/////」
黒子「初春も人のこと言ってられませんわよ」
初春「だって上条さんが」
黒子「言い訳をしない、上条さんも変な事いってないで集中してくださいな」
上条「へいへい、今日の白井さんは厳しいですな」
初春「白井さん、御坂さんとの約束が仕事でつぶれてしまいすこし怒っていらっしゃるようで」
上条「へぇ、ビリビリとの」
黒子「初春!!」
初春「すいません聞こえちゃいましたか」
黒子「まったく」
3: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/04/29(木) 16:25:31.26 ID:LTM27nEo
高校一年生上条当麻
風紀委員に入ったのは中学のときで
スキルアウトに絡まれている人を助けたところを
近くの風紀委員に目撃され、勧誘された。
面白そうかなぁという若気の至りで入ってしまい、今に至る。
だが最近は子萌先生からのLOVE・CALLが絶えず
仕事にもあまり出れなくなっていた。
もちろん支部勤めで、支部は177
高校に入ってから中学1年生の初春、白井の二人が風紀委員に入ってきた。
ま、説明はその辺で、今はその二人と学園都市の清掃中。
上条「白井、もうそろそろいいんじゃないか?」
黒子「そうですわね。今日はこの辺でいいでしょう」
初春「お疲れ様でした」
上条「そしたら支部に戻るとしますか」
初春「はい」
黒子「はいですの」
帰り道
チンピラ2「ねぇちゃん、かわいいねぇ、あそんでかなぁい?」
ねぇちゃん「あの、私急いでいるので」
チンピラ2「いいじゃないのよぉ、すぐおわるからさぁ」
ねぇちゃん「あの、ほんと、すいません」
チンピラ2「しつこいねぇ、むかつくねぇ、はやくきやがれぃ」
初春「白井さん、上条さん、あれ」
黒子「まったく、せっかく息抜きができると思っていたのに。ま、いいですわ。
初春、上条さん、二人はここにいてくださいな。すぐに終わらせてきますの」
上条「俺も行こうか?」
黒子「上条さんはここにいてください・・・あれくらい私一人で十分ですわ」
初春「気をつけてください」
黒子「わかっております」
チンピラ1「ん?」
黒子「風紀委員ですの、その人を放しなさい」
チンピラ2「あれぇ?おっかしぃねぇ。
じゃっじめんとをよばれたおぼえはないんだけどねぇ」
黒子「聞こえませんでしたの?、その人を放しなさい。
抵抗するようでしたら、ただじゃすみませんわよ?」
チンピラ2「おもしろいねぇ、やってみなぁ」
黒子「ちっ」シュン
チンピラ2「あれぇ?消えちゃったねぇ」
ドカァ
チンピラ2「ぬぉぉ・・・。」
黒子「まったく。初春」
黒子「・・・!」
チンピラ1「何ガキに負けてんだ、クソ野郎」
黒子「まだいたのですか」
チンピラ1「ちょっとナンパしてくるだけでなに伸びてんだ?」
チンピラ1「ったく、うちのをよく可愛がってくれたじゃねぇか、クソ餓鬼」
黒子「あなたが指図したのですか?でしたら今後こういうことは一切「うっせぇなぁ!」」
チンピラ1「俺は今少し虫の居所が悪いんだよ」
黒子「少し懲らしめるとしますか」シュン
チンピラ1「空間移動能力者か」
黒子「すこし痛みますわよ?」
ドカァ
ドカァ
黒子「っ!!」
チンピラ1「何こけてんだ、風紀委員さんよぉ」
黒子「(ぜんぜん効いていなかった!?
というよりなんですの?いきなり壁みたいに硬く・・・。)」
黒子「能力者・・・。」
チンピラ1「何驚いてんだよクソ餓鬼
この町じゃ能力者なんざ五万といるだろうよ」
黒子「(まずは、何の能力者かわからないといけませんわね)」
チンピラ1「次はこっちからいかせてもらうぜ」
黒子「くっ!!」シュン
チンピラ1「慌てて演算追いついてないんじゃねえのか」
黒子「(クソッ、先を読まれた!?)」
ドカァ
黒子「あ゛ぁ」
上条「白井!!」
初春「白井さん!!」
上条「白井、大丈夫か!?(ただのパンチで気絶してる・・?)」
チンピラ1「まだいたのか。クソ風紀委員が」
上条「(クソッ、俺がいながら!!何してんだ俺は)」
上条「テメェ。白井に何してんだ!!」
チンピラ1「そいつがうちのに手ぇ出したからだろうが」
上条「初春さん。警備員に連絡を。あと救急車も」
初春「はい。」
上条「クソッ、女の子一人に行かすんじゃなかったぜ・・・。」
チンピラ1「何ぶつぶつ言ってやがんだ?やんのかゴルァ!」
上条「あぁ、上等だ!」
チンピラ1「ケッ面白い。かかってこいよ
ちなみに言うと俺は大能力者(レベル4)だぜ・・・。」
上条「んなこと知るか!!」
チンピラ1「あぁ?・・・まぁいい。
その威勢のよさに免じて俺はトンズラこくとするか」
上条「逃がすかよ!!」
チンピラ1「まったく。せっかく助かると思ったのによ」
上条「こっちからいくぜ、うおおおおおお」
チンピラ1「ケッただのパンチか」
バギッ
チンピラ1「ぐあぁ」
チンピラ1「(俺の能力が効いてない!?計算を間違えたか)」
上条「うおおおおおおおおお」
チンピラ1「(今度こそ、やつの腕の骨を折ってやる!)」
ドゴッ
チンピラ1「ぐあぁ」
チンピラ1「(またか!?なぜだ!?なぜ俺の能力が!?」
ドカッ ボコッ バキッ
チンピラ1「ぐぅぅぅぅぅ・・・。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
鉄装「早く歩いてくださぁい」
黄泉川「あの子は大丈夫なのか」
上条「一応、「気絶しているだけ」といわれましたけど」
黄泉川「けど?」
上条「ええ、相手が大能力者だったので、もしかしたら脳になにか」
黄泉川「あいつの能力は硬変能力、自由自在に体を硬くできる能力だから脳に障害が出るとかそういう心配はいらんじゃんよ」
上条「そうでしたか、すこし安心しました。でも俺がいながらこんなことになるなんて」
黄泉川「考えすぎじゃんよ、あんたは今回一番がんばったじゃん。胸を張るじゃん」
上条「わかりました、ありがとうございます」
初春「上条さん」
上条「初春さん、俺、これから白井の病院行ってみようとおもいます。
初春さんは「私も行っていいですか?」」
上条「・・!」
初春「私も行っていいですか・・・。」
上条「いえ、すいませんが初春さんは今回の事件の報告をお願いします」
初春「わかりました・・。」
上条「・・・。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上条「1週間・・・。」
カエル「そうだ、1週間。それ以上彼女が目を覚まさなかったら・・。」
上条「わかりました・・・。」
カエル「打ち所が悪かったようだね、あれは。残念だけどぼくにはどうしようもなかったよ」
上条「いえ、とんでもないです先生。えっと、今あいつに会えますか」
カエル「会えるといっても・・・。」
上条「俺が行ったところで何ができるわけでもないんですけど、じっとしていられないんです」
カエル「・・・君のいた病室だよ」
上条「ありがとうございます・・・。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
コンコン
上条「白井、入るぞ。」
ガチャ
上条「・・ぇ?」
美琴「あぁ、アンタか・・。」
上条「ビリビリ・・・?」
美琴「何驚いてんのよ。それに私の名前は御坂美琴」
上条「なんでおまえが?」
美琴「初春さんから電話があってね。黒子が倒れたって言うから
いてもたってもいられなくなっちゃって・・・本当だったんだね・・・。」
上条「そうか。初春さんから・・・。」
美琴「何、時化たツラしてるのよ。それにアンタも相当この部屋が「本当にすまん」」
美琴「・・・え?」
上条「本当にすまん」
美琴「な、ちょ、ちょっと、頭下げないでよ」
上条「俺がいながら、白井をこんな目に・・・。」
美琴「別にあんたが悪いわけじゃないじゃないし、私に謝られても。だから頭上げて」
上条「・・・すまん」
美琴「もうそんなに暗い顔しないっ!で?どうだったの?」
上条「え?」
美琴「だから、黒子どうだったか聞いてきたんじゃないの?」
上条「あぁ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~説明中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上条「だから一週間以上目を覚まさなかったらその時は「はぁ」」
上条「?」
美琴「何でそういう悪いほうにもっていくかねアンタは」
上条「すまん」
美琴「第一、黒子が死んだわけでもあるまいし」
上条「お前!」
美琴「もう一度言うわよ。黒子は死んだわけじゃないの!」
上条「?」
美琴「アンタがそんなに深刻な顔してるからもうだめなのかと思っちゃったじゃない」
上条「おまえなぁ」
美琴「まだ1週間あるんでしょ?」
美琴「黒子のことよ明日にでもなれば目覚ましてるわよ」
美琴「まったく、変な心配しちゃったじゃない。疲れたからもう帰るわ」
美琴「アンタも可愛い後輩の寝込みを襲ったりしないでよ」
上条「しねぇよ。・・・ありがとな」
美琴「うん。それじゃ」
ガチャ
当麻はこの日病院の面会最終時間まで残っていた。
責任を感じたからというのと、白井が目を覚ましたときに
すぐに先生に知らすことができるようにだ。
ビリビリが帰った後は、ずっと無言だった。
謝るのは白井の目が覚めてからだ
だが心の中ではなんどもつぶやいた(白井、ごめんな)
この日白井が目を覚ますことはなかった。
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2日目
学校帰り道
土御門「カミやん、元気出すにゃー」
青ピ「そうやでカミやん、何があったか知らんけど、ボクたちゃ友達やで。困ったことあったらお互い様やで」
上条「別になんでもないって。あ、俺こっちだから」
土御門「そうか、なんかあったら言うぜよカミやん」
青ピ「そうやで」
上条「ああ、それじゃまた明日」
タッタッタッタッタッ
青ピ「風紀委員の支部ってあっちだったっけ?」
土御門「まぁ詮索してもしょうがないぜよ。帰るにゃー」
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病院
コンコン
上条「入るぞ」
ガチャ
初春・佐天「あ、上条さん」
上条「え?なんで初春さんがここに?」
初春「昨日これなかったし今日も来なかったら白井さん怒りますよ」
佐天「私は友達の危機と聞きましたので」
上条「なるほど、初春さん風紀委員の仕事は?」
初春「上条さんと同じですよ。サボっちゃいました」
上条「これは固法さんに怒られそうだな・・・。ははは」
初春「本当ですね」
上条「・・・」
上条「なんかすいませんね」
初春「謝らないでください。あの時私も何もできませんでしたから」
佐天「上条さんは何も悪くないんですから」
上条「ははは、昨日も同じようなこといわれたなぁ」
初春「御坂さんですか」
上条「ええ、よくわかりましたね」
初春「私が電話しましたから」
上条「あぁ、確かそうでしたか」
初春「御坂さん何か言ってましたか?」
上条「「黒子のことだからすぐ目覚ますって」だってさ」
初春「御坂さんらしいですね」
上条「あとビリビリのやつひどいんですよ。
いろいろといいたい放d「だれがひどいって!?」」
上条「!?」
上条「ビリビリ!?」
美琴「だ・か・ら私の名前は、、、まぁいいわ。」
美琴「ノックしても返事がなかったから誰もいないと思ったんだけど、いるじゃん」
初春「すいません、気づきませんでした」
美琴「まぁいいわ。それよりあんた
私初春さんと佐天さんに話があるからちょっと帰ってくれない?」
上条「なんでだよ。俺も今来たとこだしよ」
美琴「いいから、出てった出てった」
上条「ちょっ。」
ガチャ
上条「ったくなんだ?あいつ」
上条「ま、今日はあいつらがいるし、帰るとするか」
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家
上条「ただいま」
禁書「とうま今日も遅かったんだよ。どこ行ってたか教えてほしいかも」
上条「だから今日も風紀委員の仕事だって」
禁書「とうまが帰ってくる前に美偉から電話があったんだよ」
上条「(固法さーん!)」
禁書「どこ行ってたか教えてほしいかも」
上条「べ、べ、別にあやしいところじゃないよぉ。
おれも健全な一男子高校生として、たまには遊びt」ガブッ
上条「ぎゃあああああああああああああああ」
上条「固法さんから聞いたんだろ?じゃあ噛まなくても」
禁書「美偉は何も言わなかったんだよ、ただとうまがうちにいないって言ったらそのまま電話切れたんだよ」
禁書「またとうまが魔術師と戦ってるかもしれないって心配したんだからね」
上条「そんなに毎日魔術師に追われてたら、上条さん命がいくつあってもたりませんよ」
禁書「それなら証明してほしいかも。明日早く帰ってくるんだよ」
上条「え・・・?明日は風紀委n「証明できないんだ」
上条「・・・わかったよ。わかりましたよ禁書目録さん」
禁書「じゃあ、明日は早く帰ってくるんだね」
上条「ああ、、、不幸だ・・・。」
ベッドの上のただ寝ているだけで今にも起き上がりそうな
白井の顔を見るのは少しつらい部分もあった。
明日は禁書目録に言われたとおり早く帰らなければならない
白井のほうは、、、初春さんやビリビリに任せておこうと思う
二日連続で悪いななんか、、、ははは。
今日も白井の目が覚めることはなかったそうだ・・・。
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3日目
家
上条「いってきまーす」
禁書「とうま今日は早く帰ってくるんだよ」
上条「わかりましたよ・・。禁書目録さん」
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帰り
上条「ん?メール?初春さんからか」
初春「(今日は来るのですか?)」
上条「今日は禁書目録に言われたからなぁ」
上条「(ごめん、今日は無理。白井のこと頼む)」
上条「これでいいか」
初春「(わかりました。御坂さんに伝えときます)」
上条「ビリビリ?何であいつが出てくるんだ?」
上条「まぁいいか」
上条「今日は特売があったかな」
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スーパー
上条「えっと、肉、肉・・・あった」
上条「今日合わせて6日か。禁書目録にも
事情話せば後6日ぐらい帰りが遅くなっても」
上条「(ってこれじゃ、6日間目がさめないって
自分で肯定してるみたいじゃないか・・・。)」
上条「早く買って帰ろう。」
アリガトウゴザイマシタ
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家
禁書「とうま、今日は早かったんだね」
上条「ああ、今日は特売の鶏買ってきたぞ」
禁書「わーい、肉だ!!とうま大好きなんだよ!!」
上条「はいはい、から揚げでもすっか」
禁書「うん」
~~~~~~~~~~~~~~~~~料理中~~~~~~~~~~~~~~~~~~
禁書「いっただっきまーす!」
ガツガツ
上条「そんなにがっつかなくても・・・。」
禁書「だっておいしいんだもん」
上条「特売の肉で満足できるなんて幸せ者だな」
禁書「へへへ」
上条「・・・」
上条「あのな禁書目録」
禁書「何?とうま」
上条「昨日遅くなった理由なんだけどな・・・俺うそついてた・・・。」
禁書「やっぱりとうま」
上条「ああ、すまん。それでお前、知ってるだろ、白井黒子」
禁書「その品のない女がどうかしたの」
上条「ああその白井が、入院してしまってな」
上条「今、意識不明なんだ」
上条「そうなったことの半分が俺の責任みたいなもんでな」
上条「だから、これから一週間は帰りが遅くなって、飯も遅くなってしまうけどいいかな」
禁書「・・別にいいんだよ!とうまは優しいんだね」
禁書「おなかがすいたら子萌のとこに行くんだよ」
上条「ありがとう。禁書目録」
上条「っ・・・!俺のから揚げがない・・・?」
禁書「食べないんじゃなかったの?」
上条「わざとやってるだろお前・・・。」
上条「不幸だ・・・。」
今日も白井は目をさまさなかったらしい
あと5日間。目を覚まさなかったら
なんてことが頭の中でよく過るようになってきた
やっぱりだめだな・・・。
ははは
はぁ・・・。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
4日目
病院
上条「昨日はいけなかったから、今日は行かないとな」
コンコン
上条「入るぞ」
美琴「・・・。」
上条「おうビリビリ。昨日はごめんな」
美琴「あのさ」
上条「?」
美琴「こないだ、初春さんと佐天さんとも話したんだけどさ」
美琴「私、考えたんだよね。だめだってわかってても。考えちゃうんだよね」
美琴「もし黒子がこのまま目を覚まさなかったらって・・・。」
上条「・・・。」
美琴「もしさ・・・、もし本当にそうだとしたら・・・私どうしたらいいと思う・・・?」
上条「それは・・・。」
美琴「・・・。」
上条「・・・。」
上条「・・・ごめん」
美琴「・・・。」
美琴「・・・。」
美琴「ごめんね。変なこといっちゃって・・。」ウルウル
上条「根拠はないけど、きっと大丈夫だ。
こんなに自分のことを思ってくれる人がいるのに目を覚まさないわけがない」
フキフキ
美琴「・・・うん。そうだよね・・・ごめんね」
上条「謝らなくてもいいよ」
美琴「はぁ。なんかあんたに言ったらすっきりしたわ。ありがとう!」
上条「ああ」
美琴「・・・それじゃ、私かえるね」
上条「気いつけてな」
ガチャ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
5日目
帰り
上条「さてと今日も病院に行くとしますか」
固法「どこに行くって?」
上条「固法さんも知ってるでしょ?白井のところですよ」
上条「ってええええええええ!!!!!!!」
上条「なんで固法さんがここにいるのでせうか?」
固法「風紀委員の仕事を三日もサボっておいてまさか今日もサボる気じゃないでしょうね?」
上条「それは「白井さんでしょ?」」
固法「わかってるわよそれくらいでもね、あなたが行ったところで何ができるわけでもないでしょ?」
上条「わかってますよ。それくらい。でもじっとしていられなくて」
固法「それが仕事をサボる理由になると思う?」
上条「すいません、でも「でもじゃありません」」
固法「今回の事件は是非あなたにやってもらいたいんだから」
上条「事件?」
固法「ええ。あなたがこの間ひっとらえた硬変能力、あいつがどうしたのか脱獄したらしいのよ」
上条「脱獄・・・。こんな短期間で」
固法「それで警備員から風紀委員にも協力してほしいってことでね」
固法「白井さんのことも心配かもしれないけど、その前に風紀委員のことも疎かにしないでよね」
上条「わかりました、すいません」
固法「わかったのなら、早く支部に行くわよ」
上条「はい」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
支部
ガチャ
上条「いやぁ、ここも久しぶりな感じがするなぁ」
初春「あ、上条さん」
上条「え?初春さん?」
上条「初春さんも固法さんに呼ばれましたか」
初春「あなたとは違うんです。」
上条「これは失礼しました」
初春「ここに来てびっくりしました。逃げ出したそうですね、あの犯人」
上条「らしいですね。絶対に捕まえて見せますよ」
初春「白井さんのことは、佐天さんと御坂さんに任せてありますので安心してください」
上条「そうですか、ありがとうございます」
上条「それにしても固法さん、犯人はどうやって逃げ出したんでしょう?」
固法「詳しいことまでは聞いてないわ。それでも狙いはあなたみたいだったようよ」
上条「何でそんなことわかるんですか?」
固法「搬送中の車内、獄中でもずっとぶつぶつ言ってたそうよ」
上条「うわぁ。不幸だ」
固法「幸運じゃない。向こうからこっちに来てくれるのよ」
上条「固法さんは俺のことをどう思っていらっしゃるのでせうか」
固法「う~ん。囮?」
上条「固法さーん」
固法「ごめんごめん。冗談だって」
上条「相手は大能力者なんですよ?」
固法「あにたには幻想殺しがあるじゃない。それに捕まえたのはあなただったし」
上条「あれは向こうが油断してたからですよ。今回は無能力の俺は殺されちゃいますよ」
固法「それじゃあ、殺されないように早く見つけて、拘束しないとね」
上条「はいはい」
初春「久しぶりにやる気がでてきましたか?」
上条「初春さん、上条さんは出る仕事においては手抜きはしないのですよ」
初春「どうだか」
上条「・・・。」
上条「・・・じゃあ、はじめますか」
初春「はい。」
初春「といっても今犯人が逃げれる範囲を調べましたので」
上条「それじゃあ・・・。」
初春「いってらっしゃい」
上条「・・・。」
上条「・・・はぁ。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
巡回中
上条「今までは、白井と一緒だったからなぁ」
上条「一人だと疲れるなぁ」
初春「(無駄口言ってないでちゃんと探してください)」
上条「へいへい。んでもいないもんだなぁ」
初春「(まだ探して30分もたってないじゃないですか)」
上条「あっ」
初春「(どうかしましたか?)」
上条「いや、ちょっとね」
上条「風紀委員だ、お前らそこで何して」
ピピッ
警備ロボ「禁煙エリアでの喫煙を確認。学園都市内は終日全面禁煙ですまた------」
上条「まったく」
初春「(タバコですか)」
上条「ええ」
上条「あ!そうだこいつらに任せておけば、俺要らないんじゃないか?」
初春「(仕事サボろうとしてませんか?)」
初春「(たしかに警備ロボットにも要請してるみたいですけど、所詮はロボット、限界があるんですよ)」
上条「使えないなぁ」
初春「(早く見つけてくださいね)」
上条「それでも固法さんが言ってたみたいにこっちからいかなくても向こうから来てくれるんじゃないか?」
初春「(確かに、上条さんのことを狙ってるみたいですけど、よく考えてください、向こうが上条さんの知ってることって数少ないじゃないですか)」
上条「このあたりの風紀委員ってだけだな・・・」
初春「(ですから、こっちから行ってあげないとつかまらないんですよ)」
初春「(それに一回捕まった人が何をするかわかりませんしね、仮にも大能力者)」
上条「初春さんも俺のこと囮か何かだと思ってません?」
初春「どうでしょうね」
上条「不幸だ・・・。」
結局見つからなかった
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6日目
学校帰り
プルプルプルプルプル
上条「ん?電話?初春さんから?」
ガチャ
上条「はい、こちら上条ですけど」
初春「」
上条「本当ですか初春さん!?」
初春「(ええ、今病院から電話がありました!!)」
上条「そうか!それじゃあ俺も今から病院に行く」
初春「(私もすぐいきます。あなたもなるだけ早く来てくださいね)」
上条「了解いたしました!」
ピッ
上条「よかったな・・・御坂」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
病院
「おねええええさまあああああ」
「お姉さまがそんなにも黒子のことを思っていらっしゃるなんて」
上条「部屋の外までまる聞こえだっつうの」
コンコン
上条「失礼します」
ガチャ
上条「白井。久しぶりだな」
黒子「黒子は黒子はもうお姉さまのそばから離れたりしませんわ!!」
美琴「はいはい、わかったから、離れて」
上条「・・・。」
黒子「おねぇ・・・」
上条「久しぶりだな、白井」
黒子「?」
上条「どうした、狐にでもつままれたような顔して」
黒子「あのぉ、部屋間違えてません?」
上条「おいおい、よしてくれよ記憶喪失の真似事か?」
黒子「はて、お姉さま、こちらの殿方と知り合いで?」
上条「・・・え?」
美琴「黒子・・・あんたそれ本気で言ってる?」
黒子「え?」
上条「あぁ!すまん!!病室間違えたみたいだわ!!」
美琴「え?」
上条「それじゃ。失礼しました!」
美琴「ちょっとあんた!」
ガチャ
上条「はぁ・・・。」
「お姉さまどちらへ?」
ガチャ
美琴「どういうことなの?」
上条「しらねえよ・・・。」
美琴「・・・」
上条「なんで、俺のことしらねえんだよ」
美琴「・・・。」
美琴「一回あの医者のところに行ってみようか」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
カエル「それは興味深いねぇ」
美琴「「興味深い」って。何とかならないんですか!?」
上条「御坂やっぱりいいわ」
美琴「よくないでしょ!?何かといってあんたが一番心配してたんじゃない!?」
美琴「・・・それなのに・・・なんで一緒に喜べないのよ・・・。」
美琴「何でよ!?」
上条「御坂・・・。」
カエル「今日もう一度、精密検査がある。」
美琴「・・・。」
上条「・・・。」
カエル「夜ここに来てくれるといいよ。もちろん明日でもいいけどね」
カエル「僕としてもちゃんと治してあげないとね」
美琴「わかりました。あんたも来るのよ」
上条「ああ」
上条「・・・。」
上条「あの、先生。」
カエル「ん?なんだね?」
上条「それと御坂。」
上条「このことは白井には黙っててもらえないか?」
美琴「なんでよ?」
上条「せっかく目が覚めたんだ。混乱させるのも悪いだろ」
美琴「あんた・・。」
カエル「わかった」
上条「ありがとうございます。それじゃあ、今はこれで失礼します」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
夜
病院
上条「・・・。」
美琴「どうでした?」
カエル「う~ん。どうでしたといってもね。どこにも異常は見られないんだよ」
美琴「ぇ?」
カエル「本当に明日にも退院できるんだよ」
上条「・・・。」
カエル「君には悪いけど、自然に戻るのを待つしかないね」
上条「いえ・・・」
美琴「そんな・・・」
カエル「悪いね。何もできなくて」
上条「そんなことないです」
カエル「僕自身も歯がゆいけど、今回ばかりは経過を見てみるしかないね」
上条「わかりました。ありがとうございました」
上条「御坂。帰るぞ」
美琴「・・・うん」
上条「失礼しました」
ガチャ
美琴「・・・。」
上条「ま、明日から休みなんだし、白井と命一杯遊んでやれよ。多分これだと風紀委員も休みが取れるだろうしな」
美琴「わかった」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
7日目
上条「それじゃ行きますか」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
風紀委員177支部
固法「辞める!?」
上条「ええ。最近では仕事も疎かにしてしまっていたので」
固法「そんな簡単に風紀委員を辞めてもいいと思ってるの!?」
上条「いえ、思ってませんよ」
固法「わかってるなら、こんなこと止めてさっさと仕事に戻りなさい」
上条「・・・」
スッ
固法「なにこれ・・・?」
上条「さっき、本部のほうに行って、辞めることを伝えてきました。その手紙は支部に渡しとけと」
固法「本部が辞めることを許したって事ね・・・。」
上条「仕方がありませんよ。大体俺には向いていなかったのかもしれませんね」
上条「それでは失礼します」
固法「・・・」
固法「・・・それじゃ、きをつけてね」
ガチャ
上条「これでよしと」
上条「やることなくなったし帰るとしますか」
上条「・・・。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
一週間後
「やっちまえ!!」
「オラオラ!!」
ドカッ
「ぅぅぅ」
上条「はぁ、まったく」
上条「おい、お前ら何やってn「風紀委員です」」
上条「!?」
「うわぁ、風紀委員だ」
「逃げろ逃げろ」
風紀委員「待ちなさい!あっ」
風紀委員「あなたも、一般人なんですから。勝手に首突っ込まないで風紀委員たち(わたしたち)に連絡してください」
上条「え、あ、」
タッタッタッタッタ
上条「行ってしまった」
上条「薄情だなぁ」
上条「俺もあんなのだったのかなぁ」
上条「帰ろう・・・。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
帰り道
美琴「ちょっとあんた」
上条「おうビリビリ!久しぶりだな」
美琴「ビリビリ言うな」
美琴「・・・それよりあんた、風紀委員辞めたらしいじゃない」
上条「ああ、よくしってんだな」
美琴「初春さんに聞いてね」
上条「(初春さん便利だなぁ)」
美琴「何で辞めたりしたのよ・・・。」
上条「う~ん、最近じゃろくに仕事にも出れなかったからな、頃合だったんじゃないか?」
美琴「・・・。」
美琴「黒子の事ね」
上条「別にそんなことねぇよ」
美琴「強がり言ってんじゃないわよ。支部で黒子と会ったら、黒子が変に思うから、そう思って辞めてきたんでしょ?」
上条「・・・。」
上条「まったく、御坂センセーは何でもお見通しですか」
美琴「別に隠す必要ないじゃない?」
上条「白井の意識も戻ったんだし、みんな喜んでんだし、これでいいじゃないですか」
美琴「あんたはいいの?」
上条「別に」
美琴「別にって・・・!結局あんただけ何も得してないじゃない!?」
美琴「いつも不幸だ不幸だって言ってるけどね、あんたは自分から不幸になりに行ってるんじゃん」
上条「用事はそれだけか?それじゃ俺はもう帰るぞ」
美琴「・・・黒子と会うのが怖いわけ?」
上条「なっ。怖くなんかない」
美琴「怖いから、黒子に忘れられてるのが怖いから、会うのを避けてるんでしょ?」
上条「・・。」
美琴「ちょっと来なさい」
上条「来なさいってどこに」
美琴「いいから!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
公園
上条「で?何でこんなところにつれてこられたわけでせうか?」
美琴「あれ」
上条「?」
上条「白井?」
美琴「あいつね。退院してからずっとここに来てるみたいよ。」
美琴「あんた、会わなかった?ここってあんたの下校通路よね」
上条「・・・。」
美琴「やっぱり黒子を避けてるのね」
上条「でも、どうして白井はここに?」
美琴「昨日黒子に聞いてみたのよ」
美琴「「別に何をしているわけでもなく、ただあそこにいると誰かに会えそうな気がする」って」
美琴「あの黒子が言ったのよ」
美琴「・・・案外、あんたのこと覚えてるのかもね」
美琴「これでも逃げるつもり?」
上条「・・・」
上条「少し考えさせてくれ」
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翌日
上条「休みの日って何もする気が起きないんだよなぁ」
禁書「とうま。そんなのんきなこといってないで、さっきのもやしで彩られた食卓をどうにかできないわけ?」
上条「いいじゃないか。たまにはもやしなんかも。」
上条「それにもやしにはたくさんの栄養があるんだぞ?」
禁書「たまにはって。昨日も、おとといも朝昼晩もやしだった気がするかも?」
上条「・・・さ、さすがにそれはないと思うよ。禁書目録さん」
禁書「完全記憶能力に狂いはないのだよ!」
禁書「育ち盛りの身としては肉をたくさん食べたかったり食べたくなかったりするわけであって!」
上条「・・・っふっふっふ」
禁書「・・・ぇ?どうしたのとうま?」
上条「隠していたが、見せなくてはならないときがきてしまったようだな・・・。」
禁書「?」
上条「見ろ禁書目録!!この広告を!!」
上条「このお肉の破格を!!」
禁書「おおおお」
上条「上条家からもやしが消える時が来た・・・。WELCOMEお肉。GOOD BYEもやし」
禁書「でもとうま先着だよこれ」
上条「ああ。わかってるさ。だから今から(2時間前)いって店の前で待ち構えておくって戦法だよ」
禁書「とうますごいんだよ!!」
上条「禁書目録。今日はすき焼きにするぞ」
禁書「絶対に勝(買)ってくるんだよ!」
上条「ああ。この一世一代、千載一遇、支離滅裂なチャンス!」
上条「上条さんはこれを逃すわけがありません」
禁書「それじゃ、いってくるんだよ」
上条「ああ。いってくる。すき焼きを楽しみにしてるんだな」
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上条「(スーパーまであと少し。待ってろ肉。今お前を狭苦しい冷蔵陳列棚から助けてやるからな)」
???「やっと見つけたぜ。クソ風紀委員」
上条「(よし、見えた。さすがに誰も並んでいない!これは作戦勝ちってやつだな!!)」
???「無視してんじゃねえよ!!」
上条「?」
上条「ゲッ!あのときの硬変能力・・・。」
チンピラ1「能力の名前で呼ばれるのはちと心外だな」
上条「うるせぇ!!てめえのせいで白井がどんな目にあったか知ってるのか!!」
チンピラ1「誰だそいつ」
上条「クソッ」
チンピラ1「今は俺はお前にムカついてんだ。何もしてねぇのに獄に入れられたんだぞ」
チンピラ1「せっかく逃げ出してきたんだ、てめぇには死んでくれなきゃ、こっちたぁ困る」
上条「・・・感謝するぜ。逃げ出してきたことに」
チンピラ1「あぁん?」
上条「もう一度あんたをぶん殴れるんだからな!!」
上条「うおおおおおおおおお」
チンピラ1「そう何度もやられねぇよ!!」
ドガッ
上条「ウグゥ」
ズサー
チンピラ1「腹があいてんだよ」
上条「(強い、なんだよこいつ。能力はつかってなかった。能力がなくても十分強いじゃねぇか・・・!)」
チンピラ1「あのときの俺は演算が間違ってると思ってたが、何度やっても、てめえには効かなかった」
チンピラ1「俺の演算は間違ってなかったんだ。ただてめぇの能力の前じゃ無効になっただけだってことだな」
チンピラ1「何の能力かはしらねぇが、今度は負けやしねえ」
上条「くそったれええええええええええええええ」
ブン
チンピラ1「かすりもしてねえぞ!!」
チンピラ1「オルァ!!」
ドン
ズサー
上条「ぐぅぅ」
チンピラ1「きれいに入ったな今のは」
上条「(さすがに、右手だけ効かないってのはばれてないようだな。ほかの部分の攻撃も能力を使ってこない)」
上条「・・・クッ」
チンピラ1「まだ立てるのか」
上条「・・・人一人殺めかけて」
チンピラ1「あぁ?」
上条「獄に入れられるようなことして、それでも「なにもしていない」なんて言い切れるんなら」
チンピラ1「何ゴチャゴチャ言ってんだ?」
上条「まずはてめぇそのふざけた幻想をぶち殺す!!」
チンピラ1「はぁ?てめぇ頭おかしいのか?」
上条「お前は絶対に許さない」
チンピラ1「やっとのことで、立って言った台詞がそれかよ。足元ふらつかせて何が「ゆるさねぇ」だ」
チンピラ1「力のねぇやつは、そんなでけぇ口ぁたたかねぇことだな」
チンピラ1「死ね」
上条「(何、腕が伸び)」
上条「クッ」
ズサー
チンピラ1「チッ。避けたか」
上条「何だ今の!?」
チンピラ1「驚いたか?能力の応用だよ」
チンピラ1「俺の能力はレベルが上がっていくにつれて硬いものを軟らかくすることだってできるんだぜ」
上条「それで獄内から・・・。」
チンピラ1「肩から手首までを軟らかく、伸びる腕の完成だ」
上条「とことん不利になってきたぜ」
上条「(どうする!?どうすればあいつに勝てる!?考えろ、考えろ!!)」
上条「・・・。」
上条「(ああくそっ!何も思いつかねぇ。あいつが能力を使ってなかったらこの幻想殺しもただの右手。なんとかなんねえのかよ)」
チンピラ1「そろそろ本当に死ね」
上条「!!」
チンピラ1「・・・!?」
黒子「風紀委員ですの!!」
上条「白井!?」
黒子「あなたを逃亡の罪で拘束します」
チンピラ1「風紀委員か。面倒くせぇ」
上条「なんでここに?」
黒子「一般人!?」
黒子「早く逃げてください」
チンピラ1「あれ?よく見りゃあのときの餓鬼じゃねぇか」
黒子「いちいち捕まえた野蛮人の顔など覚えていませんわ」
チンピラ1「捕まえた?くはははははは」
黒子「何がおかしいですの?」
チンピラ1「てめぇは俺にやられたじゃねぇか」
黒子「え・・・?」
黒子「(まったく記憶にございませんの。こんなやつに?黒子が負けた?ありえませんわ)」
チンピラ1「記憶で飛んだか?空間移動能力者さんよ」
黒子「(何で私の能力が!?それになんですの。さっきからこの既視感は?)」
黒子「生憎、あなたのような野蛮人にやられた覚えなどこれっぽっちもありませんわ」
上条「おい白井」
黒子「あなたまだいたのですか。早く避難なさって」
上条「一緒に戦え」
黒子「なっ!一般人を巻き込むわけにはいきませんわ。」
黒子「それにあなたもうボロボロじゃありませんの」
上条「いいから一緒に戦え・・・。」
黒子「・・・どうなってもしりませんわよ」
チンピラ1「餓鬼を味方につけてもてめぇの死は確定済みだっつうの」
黒子「あなたの能力はわかってますの」
黒子「ですから」
チンピラ1「あぁ?」
シュン
グサッ
チンピラ1「ぐあぁ」
上条「(腕に鉄矢が刺さった!)」
黒子「次はこれを体内に直接テレポートさせますわよ」
チンピラ1「っへ」
チャリン
上条「(鉄矢が落ち・・・って何だあの腕!?スライムか!?)」
黒子「!!」
チンピラ1「今のは少し効いたかな」
チンピラ1「だがな。体内に直接入れても無駄だぜ?内臓をすべて硬くしてそのままどこにも刺さらずに鉄矢はそのままおじゃんとなるだけだからな」
黒子「クッ」
上条「白井。お前が来てくれたおかげで少しは勝てそうだ」
黒子「え?」
上条「あいつの足に2本鉄矢を入れろ」
上条「そしてその後俺をあいつの真上に飛ばせ」
上条「いいな?」
黒子「勝てますの?」
上条「やってみなくちゃわかんねぇけど、今思いついた中で最善の策だ」
黒子「わかりました。やってみますの」
上条「頼んだぞ」
チンピラ1「何ごたごたぬかしてやがんだ?こねぇならこっちから行くぞ」
ッタッタッタ
上条「白井!!」
シュン シュン
チンピラ1「足に!?」
ズサー
黒子「いきますわよ」
シュン
チンピラ1「ック。何度やっても同じことだというのを気づかんのか」
「うおおおおおおおおおお」
チンピラ1「なっ!?どこだ!?・・・上・・?」
ドッカーーーン
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上条「はぁはぁ・・おわった」
黒子「一時はどうなるかと思いましたよ」
上条「まったくだ」
黒子「あれじゃ、上条さんもどうなるかわかりませんでしたのよ」
上条「ああそうだな。はっはっは」
上条「って白井!?」
黒子「ええ。思い出しましたわ」
上条「そうか。よかった!!」
黒子「あんだけデジャブを見せられて、思い出さないほうがおかしいですの」
黒子「それにしても、今思えば内臓に直接テレポートさせてもよかったですわ」
上条「なんでだよ。あいつは無駄だって言ってたじゃないか」
黒子「たぶん脅しでしょう。現に腕にはちゃんと刺さったんですから」
上条「そうか。テレポートだもんな」
黒子「それと上条さん。最近支部に出ていらっしゃらないそうで・・・」
上条「ああ。それには諸々の事情がありまして」
黒子「まったく。気を使わなくてもよろしかったのに」
上条「ははは」
上条「・・・あれ・・・何か忘れてるような・・・」
「絶対に勝(買)ってくるんだよ!」
上条「ああああああああ!!」
黒子「どうかなさいまして?」
上条「スーパー!!」
タッタッタッ
上条「ってもうめっちゃ並んでるし」
上条「ああもう不幸だああああああああああああ!!」
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1ヵ月後
美琴「それで、結局戻ったんだ」
上条「何かといって俺の日常には欠かせない一面だったりするからな」
美琴「ふーん、じゃあれどうにかしてきたら?」
上条「ん?」
「金出せやカス野郎!!」
「有り金全部だからな」
「ひひぇぇ」
上条「まったく。美琴ちょっとここで待っててくれないか?」
美琴「早くしてよね」
上条「ああわかってるって」
上条「風紀委員(ジャッジメント)だ!!」
終わり!!!
読んでくれた人ありがとうございました!!
最後のほうは書き溜めて一気に投下しました!!
面白いかどうかわかりませんが初ss終わってよかったです!!
元スレ
高校一年生上条当麻
風紀委員に入ったのは中学のときで
スキルアウトに絡まれている人を助けたところを
近くの風紀委員に目撃され、勧誘された。
面白そうかなぁという若気の至りで入ってしまい、今に至る。
だが最近は子萌先生からのLOVE・CALLが絶えず
仕事にもあまり出れなくなっていた。
もちろん支部勤めで、支部は177
高校に入ってから中学1年生の初春、白井の二人が風紀委員に入ってきた。
ま、説明はその辺で、今はその二人と学園都市の清掃中。
5: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/04/29(木) 16:33:20.83 ID:LTM27nEo
上条「白井、もうそろそろいいんじゃないか?」
黒子「そうですわね。今日はこの辺でいいでしょう」
初春「お疲れ様でした」
上条「そしたら支部に戻るとしますか」
初春「はい」
黒子「はいですの」
帰り道
チンピラ2「ねぇちゃん、かわいいねぇ、あそんでかなぁい?」
ねぇちゃん「あの、私急いでいるので」
チンピラ2「いいじゃないのよぉ、すぐおわるからさぁ」
ねぇちゃん「あの、ほんと、すいません」
チンピラ2「しつこいねぇ、むかつくねぇ、はやくきやがれぃ」
6: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/04/29(木) 16:46:15.53 ID:LTM27nEo
初春「白井さん、上条さん、あれ」
黒子「まったく、せっかく息抜きができると思っていたのに。ま、いいですわ。
初春、上条さん、二人はここにいてくださいな。すぐに終わらせてきますの」
上条「俺も行こうか?」
黒子「上条さんはここにいてください・・・あれくらい私一人で十分ですわ」
初春「気をつけてください」
黒子「わかっております」
チンピラ1「ん?」
9: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/04/29(木) 16:56:43.20 ID:LTM27nEo
黒子「風紀委員ですの、その人を放しなさい」
チンピラ2「あれぇ?おっかしぃねぇ。
じゃっじめんとをよばれたおぼえはないんだけどねぇ」
黒子「聞こえませんでしたの?、その人を放しなさい。
抵抗するようでしたら、ただじゃすみませんわよ?」
チンピラ2「おもしろいねぇ、やってみなぁ」
黒子「ちっ」シュン
チンピラ2「あれぇ?消えちゃったねぇ」
ドカァ
チンピラ2「ぬぉぉ・・・。」
黒子「まったく。初春」
黒子「・・・!」
11: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/04/29(木) 17:04:50.60 ID:LTM27nEo
チンピラ1「何ガキに負けてんだ、クソ野郎」
黒子「まだいたのですか」
チンピラ1「ちょっとナンパしてくるだけでなに伸びてんだ?」
チンピラ1「ったく、うちのをよく可愛がってくれたじゃねぇか、クソ餓鬼」
黒子「あなたが指図したのですか?でしたら今後こういうことは一切「うっせぇなぁ!」」
チンピラ1「俺は今少し虫の居所が悪いんだよ」
黒子「少し懲らしめるとしますか」シュン
チンピラ1「空間移動能力者か」
黒子「すこし痛みますわよ?」
ドカァ
13: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/04/29(木) 17:16:40.55 ID:LTM27nEo
ドカァ
黒子「っ!!」
チンピラ1「何こけてんだ、風紀委員さんよぉ」
黒子「(ぜんぜん効いていなかった!?
というよりなんですの?いきなり壁みたいに硬く・・・。)」
黒子「能力者・・・。」
チンピラ1「何驚いてんだよクソ餓鬼
この町じゃ能力者なんざ五万といるだろうよ」
黒子「(まずは、何の能力者かわからないといけませんわね)」
チンピラ1「次はこっちからいかせてもらうぜ」
14: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/04/29(木) 17:29:45.27 ID:LTM27nEo
黒子「くっ!!」シュン
チンピラ1「慌てて演算追いついてないんじゃねえのか」
黒子「(クソッ、先を読まれた!?)」
ドカァ
黒子「あ゛ぁ」
上条「白井!!」
初春「白井さん!!」
上条「白井、大丈夫か!?(ただのパンチで気絶してる・・?)」
チンピラ1「まだいたのか。クソ風紀委員が」
上条「(クソッ、俺がいながら!!何してんだ俺は)」
上条「テメェ。白井に何してんだ!!」
チンピラ1「そいつがうちのに手ぇ出したからだろうが」
上条「初春さん。警備員に連絡を。あと救急車も」
初春「はい。」
15: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/04/29(木) 17:41:37.47 ID:LTM27nEo
上条「クソッ、女の子一人に行かすんじゃなかったぜ・・・。」
チンピラ1「何ぶつぶつ言ってやがんだ?やんのかゴルァ!」
上条「あぁ、上等だ!」
チンピラ1「ケッ面白い。かかってこいよ
ちなみに言うと俺は大能力者(レベル4)だぜ・・・。」
上条「んなこと知るか!!」
チンピラ1「あぁ?・・・まぁいい。
その威勢のよさに免じて俺はトンズラこくとするか」
上条「逃がすかよ!!」
チンピラ1「まったく。せっかく助かると思ったのによ」
上条「こっちからいくぜ、うおおおおおお」
チンピラ1「ケッただのパンチか」
バギッ
19: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/04/29(木) 18:00:39.49 ID:LTM27nEo
チンピラ1「ぐあぁ」
チンピラ1「(俺の能力が効いてない!?計算を間違えたか)」
上条「うおおおおおおおおお」
チンピラ1「(今度こそ、やつの腕の骨を折ってやる!)」
ドゴッ
チンピラ1「ぐあぁ」
チンピラ1「(またか!?なぜだ!?なぜ俺の能力が!?」
ドカッ ボコッ バキッ
チンピラ1「ぐぅぅぅぅぅ・・・。」
20: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/04/29(木) 18:12:56.65 ID:LTM27nEo
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
鉄装「早く歩いてくださぁい」
黄泉川「あの子は大丈夫なのか」
上条「一応、「気絶しているだけ」といわれましたけど」
黄泉川「けど?」
上条「ええ、相手が大能力者だったので、もしかしたら脳になにか」
黄泉川「あいつの能力は硬変能力、自由自在に体を硬くできる能力だから脳に障害が出るとかそういう心配はいらんじゃんよ」
上条「そうでしたか、すこし安心しました。でも俺がいながらこんなことになるなんて」
黄泉川「考えすぎじゃんよ、あんたは今回一番がんばったじゃん。胸を張るじゃん」
上条「わかりました、ありがとうございます」
21: 遅くてすいません 2010/04/29(木) 19:03:18.82 ID:LTM27nEo
初春「上条さん」
上条「初春さん、俺、これから白井の病院行ってみようとおもいます。
初春さんは「私も行っていいですか?」」
上条「・・!」
初春「私も行っていいですか・・・。」
上条「いえ、すいませんが初春さんは今回の事件の報告をお願いします」
初春「わかりました・・。」
上条「・・・。」
25: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/04/29(木) 20:37:14.20 ID:LTM27nEo
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上条「1週間・・・。」
カエル「そうだ、1週間。それ以上彼女が目を覚まさなかったら・・。」
上条「わかりました・・・。」
カエル「打ち所が悪かったようだね、あれは。残念だけどぼくにはどうしようもなかったよ」
上条「いえ、とんでもないです先生。えっと、今あいつに会えますか」
カエル「会えるといっても・・・。」
上条「俺が行ったところで何ができるわけでもないんですけど、じっとしていられないんです」
カエル「・・・君のいた病室だよ」
上条「ありがとうございます・・・。」
36: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/04/30(金) 16:56:44.09 ID:gBvI9p2o
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コンコン
上条「白井、入るぞ。」
ガチャ
上条「・・ぇ?」
美琴「あぁ、アンタか・・。」
上条「ビリビリ・・・?」
美琴「何驚いてんのよ。それに私の名前は御坂美琴」
上条「なんでおまえが?」
美琴「初春さんから電話があってね。黒子が倒れたって言うから
いてもたってもいられなくなっちゃって・・・本当だったんだね・・・。」
上条「そうか。初春さんから・・・。」
37: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/04/30(金) 17:08:16.52 ID:gBvI9p2o
美琴「何、時化たツラしてるのよ。それにアンタも相当この部屋が「本当にすまん」」
美琴「・・・え?」
上条「本当にすまん」
美琴「な、ちょ、ちょっと、頭下げないでよ」
上条「俺がいながら、白井をこんな目に・・・。」
美琴「別にあんたが悪いわけじゃないじゃないし、私に謝られても。だから頭上げて」
上条「・・・すまん」
美琴「もうそんなに暗い顔しないっ!で?どうだったの?」
上条「え?」
美琴「だから、黒子どうだったか聞いてきたんじゃないの?」
上条「あぁ」
38: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/04/30(金) 17:25:50.98 ID:gBvI9p2o
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~説明中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上条「だから一週間以上目を覚まさなかったらその時は「はぁ」」
上条「?」
美琴「何でそういう悪いほうにもっていくかねアンタは」
上条「すまん」
美琴「第一、黒子が死んだわけでもあるまいし」
上条「お前!」
美琴「もう一度言うわよ。黒子は死んだわけじゃないの!」
上条「?」
美琴「アンタがそんなに深刻な顔してるからもうだめなのかと思っちゃったじゃない」
上条「おまえなぁ」
39: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/04/30(金) 17:31:49.29 ID:gBvI9p2o
美琴「まだ1週間あるんでしょ?」
美琴「黒子のことよ明日にでもなれば目覚ましてるわよ」
美琴「まったく、変な心配しちゃったじゃない。疲れたからもう帰るわ」
美琴「アンタも可愛い後輩の寝込みを襲ったりしないでよ」
上条「しねぇよ。・・・ありがとな」
美琴「うん。それじゃ」
ガチャ
41: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/04/30(金) 17:42:16.14 ID:gBvI9p2o
当麻はこの日病院の面会最終時間まで残っていた。
責任を感じたからというのと、白井が目を覚ましたときに
すぐに先生に知らすことができるようにだ。
ビリビリが帰った後は、ずっと無言だった。
謝るのは白井の目が覚めてからだ
だが心の中ではなんどもつぶやいた(白井、ごめんな)
この日白井が目を覚ますことはなかった。
42: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/04/30(金) 17:53:24.61 ID:gBvI9p2o
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2日目
学校帰り道
土御門「カミやん、元気出すにゃー」
青ピ「そうやでカミやん、何があったか知らんけど、ボクたちゃ友達やで。困ったことあったらお互い様やで」
上条「別になんでもないって。あ、俺こっちだから」
土御門「そうか、なんかあったら言うぜよカミやん」
青ピ「そうやで」
上条「ああ、それじゃまた明日」
タッタッタッタッタッ
青ピ「風紀委員の支部ってあっちだったっけ?」
土御門「まぁ詮索してもしょうがないぜよ。帰るにゃー」
43: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/04/30(金) 17:59:02.16 ID:gBvI9p2o
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病院
コンコン
上条「入るぞ」
ガチャ
初春・佐天「あ、上条さん」
上条「え?なんで初春さんがここに?」
初春「昨日これなかったし今日も来なかったら白井さん怒りますよ」
佐天「私は友達の危機と聞きましたので」
上条「なるほど、初春さん風紀委員の仕事は?」
初春「上条さんと同じですよ。サボっちゃいました」
上条「これは固法さんに怒られそうだな・・・。ははは」
初春「本当ですね」
44: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/04/30(金) 18:09:29.76 ID:gBvI9p2o
上条「・・・」
上条「なんかすいませんね」
初春「謝らないでください。あの時私も何もできませんでしたから」
佐天「上条さんは何も悪くないんですから」
上条「ははは、昨日も同じようなこといわれたなぁ」
初春「御坂さんですか」
上条「ええ、よくわかりましたね」
初春「私が電話しましたから」
上条「あぁ、確かそうでしたか」
初春「御坂さん何か言ってましたか?」
上条「「黒子のことだからすぐ目覚ますって」だってさ」
初春「御坂さんらしいですね」
45: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/04/30(金) 18:19:20.17 ID:gBvI9p2o
上条「あとビリビリのやつひどいんですよ。
いろいろといいたい放d「だれがひどいって!?」」
上条「!?」
上条「ビリビリ!?」
美琴「だ・か・ら私の名前は、、、まぁいいわ。」
美琴「ノックしても返事がなかったから誰もいないと思ったんだけど、いるじゃん」
初春「すいません、気づきませんでした」
46: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/04/30(金) 18:25:36.22 ID:gBvI9p2o
美琴「まぁいいわ。それよりあんた
私初春さんと佐天さんに話があるからちょっと帰ってくれない?」
上条「なんでだよ。俺も今来たとこだしよ」
美琴「いいから、出てった出てった」
上条「ちょっ。」
ガチャ
上条「ったくなんだ?あいつ」
上条「ま、今日はあいつらがいるし、帰るとするか」
48: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/04/30(金) 18:37:03.02 ID:gBvI9p2o
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家
上条「ただいま」
禁書「とうま今日も遅かったんだよ。どこ行ってたか教えてほしいかも」
上条「だから今日も風紀委員の仕事だって」
禁書「とうまが帰ってくる前に美偉から電話があったんだよ」
上条「(固法さーん!)」
禁書「どこ行ってたか教えてほしいかも」
上条「べ、べ、別にあやしいところじゃないよぉ。
おれも健全な一男子高校生として、たまには遊びt」ガブッ
上条「ぎゃあああああああああああああああ」
49: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/04/30(金) 18:51:18.77 ID:gBvI9p2o
上条「固法さんから聞いたんだろ?じゃあ噛まなくても」
禁書「美偉は何も言わなかったんだよ、ただとうまがうちにいないって言ったらそのまま電話切れたんだよ」
禁書「またとうまが魔術師と戦ってるかもしれないって心配したんだからね」
上条「そんなに毎日魔術師に追われてたら、上条さん命がいくつあってもたりませんよ」
禁書「それなら証明してほしいかも。明日早く帰ってくるんだよ」
上条「え・・・?明日は風紀委n「証明できないんだ」
上条「・・・わかったよ。わかりましたよ禁書目録さん」
禁書「じゃあ、明日は早く帰ってくるんだね」
上条「ああ、、、不幸だ・・・。」
ベッドの上のただ寝ているだけで今にも起き上がりそうな
白井の顔を見るのは少しつらい部分もあった。
明日は禁書目録に言われたとおり早く帰らなければならない
白井のほうは、、、初春さんやビリビリに任せておこうと思う
二日連続で悪いななんか、、、ははは。
今日も白井の目が覚めることはなかったそうだ・・・。
52: 51ガチ? 2010/04/30(金) 20:30:41.71 ID:gBvI9p2o
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3日目
家
上条「いってきまーす」
禁書「とうま今日は早く帰ってくるんだよ」
上条「わかりましたよ・・。禁書目録さん」
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56: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/01(土) 19:16:21.72 ID:2Y60CoQo
帰り
上条「ん?メール?初春さんからか」
初春「(今日は来るのですか?)」
上条「今日は禁書目録に言われたからなぁ」
上条「(ごめん、今日は無理。白井のこと頼む)」
上条「これでいいか」
初春「(わかりました。御坂さんに伝えときます)」
上条「ビリビリ?何であいつが出てくるんだ?」
上条「まぁいいか」
上条「今日は特売があったかな」
57: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/01(土) 19:23:25.78 ID:2Y60CoQo
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スーパー
上条「えっと、肉、肉・・・あった」
上条「今日合わせて6日か。禁書目録にも
事情話せば後6日ぐらい帰りが遅くなっても」
上条「(ってこれじゃ、6日間目がさめないって
自分で肯定してるみたいじゃないか・・・。)」
上条「早く買って帰ろう。」
アリガトウゴザイマシタ
58: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/01(土) 20:08:42.89 ID:2Y60CoQo
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
家
禁書「とうま、今日は早かったんだね」
上条「ああ、今日は特売の鶏買ってきたぞ」
禁書「わーい、肉だ!!とうま大好きなんだよ!!」
上条「はいはい、から揚げでもすっか」
禁書「うん」
~~~~~~~~~~~~~~~~~料理中~~~~~~~~~~~~~~~~~~
59: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/01(土) 20:23:18.06 ID:2Y60CoQo
禁書「いっただっきまーす!」
ガツガツ
上条「そんなにがっつかなくても・・・。」
禁書「だっておいしいんだもん」
上条「特売の肉で満足できるなんて幸せ者だな」
禁書「へへへ」
上条「・・・」
上条「あのな禁書目録」
禁書「何?とうま」
上条「昨日遅くなった理由なんだけどな・・・俺うそついてた・・・。」
禁書「やっぱりとうま」
上条「ああ、すまん。それでお前、知ってるだろ、白井黒子」
禁書「その品のない女がどうかしたの」
60: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/01(土) 20:44:36.62 ID:2Y60CoQo
上条「ああその白井が、入院してしまってな」
上条「今、意識不明なんだ」
上条「そうなったことの半分が俺の責任みたいなもんでな」
上条「だから、これから一週間は帰りが遅くなって、飯も遅くなってしまうけどいいかな」
禁書「・・別にいいんだよ!とうまは優しいんだね」
禁書「おなかがすいたら子萌のとこに行くんだよ」
上条「ありがとう。禁書目録」
上条「っ・・・!俺のから揚げがない・・・?」
禁書「食べないんじゃなかったの?」
上条「わざとやってるだろお前・・・。」
上条「不幸だ・・・。」
62: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/01(土) 20:53:39.53 ID:2Y60CoQo
今日も白井は目をさまさなかったらしい
あと5日間。目を覚まさなかったら
なんてことが頭の中でよく過るようになってきた
やっぱりだめだな・・・。
ははは
はぁ・・・。
63: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/01(土) 20:59:39.60 ID:2Y60CoQo
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
4日目
病院
上条「昨日はいけなかったから、今日は行かないとな」
コンコン
上条「入るぞ」
美琴「・・・。」
上条「おうビリビリ。昨日はごめんな」
美琴「あのさ」
上条「?」
64: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/01(土) 21:09:35.00 ID:2Y60CoQo
美琴「こないだ、初春さんと佐天さんとも話したんだけどさ」
美琴「私、考えたんだよね。だめだってわかってても。考えちゃうんだよね」
美琴「もし黒子がこのまま目を覚まさなかったらって・・・。」
上条「・・・。」
美琴「もしさ・・・、もし本当にそうだとしたら・・・私どうしたらいいと思う・・・?」
上条「それは・・・。」
美琴「・・・。」
上条「・・・。」
上条「・・・ごめん」
美琴「・・・。」
65: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/01(土) 21:19:47.53 ID:2Y60CoQo
美琴「・・・。」
美琴「ごめんね。変なこといっちゃって・・。」ウルウル
上条「根拠はないけど、きっと大丈夫だ。
こんなに自分のことを思ってくれる人がいるのに目を覚まさないわけがない」
フキフキ
美琴「・・・うん。そうだよね・・・ごめんね」
上条「謝らなくてもいいよ」
美琴「はぁ。なんかあんたに言ったらすっきりしたわ。ありがとう!」
上条「ああ」
美琴「・・・それじゃ、私かえるね」
上条「気いつけてな」
ガチャ
72: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 13:50:32.25 ID:ofwESJIo
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
5日目
帰り
上条「さてと今日も病院に行くとしますか」
固法「どこに行くって?」
上条「固法さんも知ってるでしょ?白井のところですよ」
上条「ってええええええええ!!!!!!!」
上条「なんで固法さんがここにいるのでせうか?」
固法「風紀委員の仕事を三日もサボっておいてまさか今日もサボる気じゃないでしょうね?」
上条「それは「白井さんでしょ?」」
固法「わかってるわよそれくらいでもね、あなたが行ったところで何ができるわけでもないでしょ?」
73: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 13:55:48.56 ID:ofwESJIo
上条「わかってますよ。それくらい。でもじっとしていられなくて」
固法「それが仕事をサボる理由になると思う?」
上条「すいません、でも「でもじゃありません」」
固法「今回の事件は是非あなたにやってもらいたいんだから」
上条「事件?」
74: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 14:01:24.07 ID:ofwESJIo
固法「ええ。あなたがこの間ひっとらえた硬変能力、あいつがどうしたのか脱獄したらしいのよ」
上条「脱獄・・・。こんな短期間で」
固法「それで警備員から風紀委員にも協力してほしいってことでね」
固法「白井さんのことも心配かもしれないけど、その前に風紀委員のことも疎かにしないでよね」
上条「わかりました、すいません」
固法「わかったのなら、早く支部に行くわよ」
上条「はい」
75: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 14:11:48.73 ID:ofwESJIo
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
支部
ガチャ
上条「いやぁ、ここも久しぶりな感じがするなぁ」
初春「あ、上条さん」
上条「え?初春さん?」
上条「初春さんも固法さんに呼ばれましたか」
初春「あなたとは違うんです。」
上条「これは失礼しました」
初春「ここに来てびっくりしました。逃げ出したそうですね、あの犯人」
上条「らしいですね。絶対に捕まえて見せますよ」
76: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 14:20:49.82 ID:ofwESJIo
初春「白井さんのことは、佐天さんと御坂さんに任せてありますので安心してください」
上条「そうですか、ありがとうございます」
上条「それにしても固法さん、犯人はどうやって逃げ出したんでしょう?」
固法「詳しいことまでは聞いてないわ。それでも狙いはあなたみたいだったようよ」
上条「何でそんなことわかるんですか?」
固法「搬送中の車内、獄中でもずっとぶつぶつ言ってたそうよ」
上条「うわぁ。不幸だ」
固法「幸運じゃない。向こうからこっちに来てくれるのよ」
上条「固法さんは俺のことをどう思っていらっしゃるのでせうか」
固法「う~ん。囮?」
上条「固法さーん」
固法「ごめんごめん。冗談だって」
77: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 14:31:54.99 ID:ofwESJIo
上条「相手は大能力者なんですよ?」
固法「あにたには幻想殺しがあるじゃない。それに捕まえたのはあなただったし」
上条「あれは向こうが油断してたからですよ。今回は無能力の俺は殺されちゃいますよ」
固法「それじゃあ、殺されないように早く見つけて、拘束しないとね」
上条「はいはい」
初春「久しぶりにやる気がでてきましたか?」
上条「初春さん、上条さんは出る仕事においては手抜きはしないのですよ」
初春「どうだか」
上条「・・・。」
上条「・・・じゃあ、はじめますか」
初春「はい。」
初春「といっても今犯人が逃げれる範囲を調べましたので」
上条「それじゃあ・・・。」
初春「いってらっしゃい」
上条「・・・。」
上条「・・・はぁ。」
78: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 14:38:32.10 ID:ofwESJIo
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
巡回中
上条「今までは、白井と一緒だったからなぁ」
上条「一人だと疲れるなぁ」
初春「(無駄口言ってないでちゃんと探してください)」
上条「へいへい。んでもいないもんだなぁ」
初春「(まだ探して30分もたってないじゃないですか)」
上条「あっ」
初春「(どうかしましたか?)」
上条「いや、ちょっとね」
79: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 14:46:34.48 ID:ofwESJIo
上条「風紀委員だ、お前らそこで何して」
ピピッ
警備ロボ「禁煙エリアでの喫煙を確認。学園都市内は終日全面禁煙ですまた------」
上条「まったく」
初春「(タバコですか)」
上条「ええ」
上条「あ!そうだこいつらに任せておけば、俺要らないんじゃないか?」
初春「(仕事サボろうとしてませんか?)」
初春「(たしかに警備ロボットにも要請してるみたいですけど、所詮はロボット、限界があるんですよ)」
上条「使えないなぁ」
初春「(早く見つけてくださいね)」
80: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 14:53:35.54 ID:ofwESJIo
上条「それでも固法さんが言ってたみたいにこっちからいかなくても向こうから来てくれるんじゃないか?」
初春「(確かに、上条さんのことを狙ってるみたいですけど、よく考えてください、向こうが上条さんの知ってることって数少ないじゃないですか)」
上条「このあたりの風紀委員ってだけだな・・・」
初春「(ですから、こっちから行ってあげないとつかまらないんですよ)」
初春「(それに一回捕まった人が何をするかわかりませんしね、仮にも大能力者)」
上条「初春さんも俺のこと囮か何かだと思ってません?」
初春「どうでしょうね」
上条「不幸だ・・・。」
結局見つからなかった
81: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 15:05:41.47 ID:ofwESJIo
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
6日目
学校帰り
プルプルプルプルプル
上条「ん?電話?初春さんから?」
ガチャ
上条「はい、こちら上条ですけど」
初春「」
上条「本当ですか初春さん!?」
初春「(ええ、今病院から電話がありました!!)」
上条「そうか!それじゃあ俺も今から病院に行く」
初春「(私もすぐいきます。あなたもなるだけ早く来てくださいね)」
上条「了解いたしました!」
ピッ
上条「よかったな・・・御坂」
82: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 15:14:45.77 ID:ofwESJIo
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
病院
「おねええええさまあああああ」
「お姉さまがそんなにも黒子のことを思っていらっしゃるなんて」
上条「部屋の外までまる聞こえだっつうの」
コンコン
上条「失礼します」
ガチャ
上条「白井。久しぶりだな」
黒子「黒子は黒子はもうお姉さまのそばから離れたりしませんわ!!」
美琴「はいはい、わかったから、離れて」
上条「・・・。」
84: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 15:25:51.01 ID:ofwESJIo
黒子「おねぇ・・・」
上条「久しぶりだな、白井」
黒子「?」
上条「どうした、狐にでもつままれたような顔して」
黒子「あのぉ、部屋間違えてません?」
上条「おいおい、よしてくれよ記憶喪失の真似事か?」
黒子「はて、お姉さま、こちらの殿方と知り合いで?」
上条「・・・え?」
美琴「黒子・・・あんたそれ本気で言ってる?」
黒子「え?」
上条「あぁ!すまん!!病室間違えたみたいだわ!!」
美琴「え?」
上条「それじゃ。失礼しました!」
美琴「ちょっとあんた!」
ガチャ
85: これで「殺す」とか大丈夫なんですよね? 2010/05/04(火) 15:32:18.36 ID:ofwESJIo
上条「はぁ・・・。」
「お姉さまどちらへ?」
ガチャ
美琴「どういうことなの?」
上条「しらねえよ・・・。」
美琴「・・・」
上条「なんで、俺のことしらねえんだよ」
美琴「・・・。」
美琴「一回あの医者のところに行ってみようか」
87: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 15:55:59.81 ID:ofwESJIo
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
カエル「それは興味深いねぇ」
美琴「「興味深い」って。何とかならないんですか!?」
上条「御坂やっぱりいいわ」
美琴「よくないでしょ!?何かといってあんたが一番心配してたんじゃない!?」
美琴「・・・それなのに・・・なんで一緒に喜べないのよ・・・。」
美琴「何でよ!?」
上条「御坂・・・。」
カエル「今日もう一度、精密検査がある。」
美琴「・・・。」
上条「・・・。」
88: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 16:20:44.33 ID:ofwESJIo
カエル「夜ここに来てくれるといいよ。もちろん明日でもいいけどね」
カエル「僕としてもちゃんと治してあげないとね」
美琴「わかりました。あんたも来るのよ」
上条「ああ」
上条「・・・。」
上条「あの、先生。」
カエル「ん?なんだね?」
上条「それと御坂。」
上条「このことは白井には黙っててもらえないか?」
美琴「なんでよ?」
上条「せっかく目が覚めたんだ。混乱させるのも悪いだろ」
美琴「あんた・・。」
カエル「わかった」
上条「ありがとうございます。それじゃあ、今はこれで失礼します」
89: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 18:14:40.67 ID:ofwESJIo
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
夜
病院
上条「・・・。」
美琴「どうでした?」
カエル「う~ん。どうでしたといってもね。どこにも異常は見られないんだよ」
美琴「ぇ?」
カエル「本当に明日にも退院できるんだよ」
上条「・・・。」
カエル「君には悪いけど、自然に戻るのを待つしかないね」
上条「いえ・・・」
美琴「そんな・・・」
カエル「悪いね。何もできなくて」
上条「そんなことないです」
カエル「僕自身も歯がゆいけど、今回ばかりは経過を見てみるしかないね」
上条「わかりました。ありがとうございました」
上条「御坂。帰るぞ」
美琴「・・・うん」
上条「失礼しました」
ガチャ
美琴「・・・。」
上条「ま、明日から休みなんだし、白井と命一杯遊んでやれよ。多分これだと風紀委員も休みが取れるだろうしな」
美琴「わかった」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
90: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 18:18:49.86 ID:ofwESJIo
7日目
上条「それじゃ行きますか」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
91: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 18:23:30.14 ID:ofwESJIo
風紀委員177支部
固法「辞める!?」
上条「ええ。最近では仕事も疎かにしてしまっていたので」
固法「そんな簡単に風紀委員を辞めてもいいと思ってるの!?」
上条「いえ、思ってませんよ」
固法「わかってるなら、こんなこと止めてさっさと仕事に戻りなさい」
上条「・・・」
92: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 18:28:54.28 ID:ofwESJIo
スッ
固法「なにこれ・・・?」
上条「さっき、本部のほうに行って、辞めることを伝えてきました。その手紙は支部に渡しとけと」
固法「本部が辞めることを許したって事ね・・・。」
上条「仕方がありませんよ。大体俺には向いていなかったのかもしれませんね」
上条「それでは失礼します」
固法「・・・」
固法「・・・それじゃ、きをつけてね」
ガチャ
上条「これでよしと」
上条「やることなくなったし帰るとしますか」
上条「・・・。」
94: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 18:45:30.06 ID:ofwESJIo
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
一週間後
「やっちまえ!!」
「オラオラ!!」
ドカッ
「ぅぅぅ」
上条「はぁ、まったく」
上条「おい、お前ら何やってn「風紀委員です」」
上条「!?」
「うわぁ、風紀委員だ」
「逃げろ逃げろ」
風紀委員「待ちなさい!あっ」
風紀委員「あなたも、一般人なんですから。勝手に首突っ込まないで風紀委員たち(わたしたち)に連絡してください」
上条「え、あ、」
タッタッタッタッタ
上条「行ってしまった」
上条「薄情だなぁ」
上条「俺もあんなのだったのかなぁ」
上条「帰ろう・・・。」
95: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 18:51:29.18 ID:ofwESJIo
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
帰り道
美琴「ちょっとあんた」
上条「おうビリビリ!久しぶりだな」
美琴「ビリビリ言うな」
美琴「・・・それよりあんた、風紀委員辞めたらしいじゃない」
上条「ああ、よくしってんだな」
美琴「初春さんに聞いてね」
上条「(初春さん便利だなぁ)」
97: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 18:59:40.90 ID:ofwESJIo
美琴「何で辞めたりしたのよ・・・。」
上条「う~ん、最近じゃろくに仕事にも出れなかったからな、頃合だったんじゃないか?」
美琴「・・・。」
美琴「黒子の事ね」
上条「別にそんなことねぇよ」
美琴「強がり言ってんじゃないわよ。支部で黒子と会ったら、黒子が変に思うから、そう思って辞めてきたんでしょ?」
上条「・・・。」
上条「まったく、御坂センセーは何でもお見通しですか」
美琴「別に隠す必要ないじゃない?」
上条「白井の意識も戻ったんだし、みんな喜んでんだし、これでいいじゃないですか」
98: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 19:08:42.50 ID:ofwESJIo
美琴「あんたはいいの?」
上条「別に」
美琴「別にって・・・!結局あんただけ何も得してないじゃない!?」
美琴「いつも不幸だ不幸だって言ってるけどね、あんたは自分から不幸になりに行ってるんじゃん」
上条「用事はそれだけか?それじゃ俺はもう帰るぞ」
美琴「・・・黒子と会うのが怖いわけ?」
上条「なっ。怖くなんかない」
美琴「怖いから、黒子に忘れられてるのが怖いから、会うのを避けてるんでしょ?」
上条「・・。」
美琴「ちょっと来なさい」
上条「来なさいってどこに」
美琴「いいから!」
99: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 19:19:23.17 ID:ofwESJIo
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
公園
上条「で?何でこんなところにつれてこられたわけでせうか?」
美琴「あれ」
上条「?」
上条「白井?」
美琴「あいつね。退院してからずっとここに来てるみたいよ。」
美琴「あんた、会わなかった?ここってあんたの下校通路よね」
上条「・・・。」
100: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 19:26:32.47 ID:ofwESJIo
美琴「やっぱり黒子を避けてるのね」
上条「でも、どうして白井はここに?」
美琴「昨日黒子に聞いてみたのよ」
美琴「「別に何をしているわけでもなく、ただあそこにいると誰かに会えそうな気がする」って」
美琴「あの黒子が言ったのよ」
美琴「・・・案外、あんたのこと覚えてるのかもね」
美琴「これでも逃げるつもり?」
上条「・・・」
上条「少し考えさせてくれ」
101: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 19:33:40.31 ID:ofwESJIo
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
翌日
上条「休みの日って何もする気が起きないんだよなぁ」
禁書「とうま。そんなのんきなこといってないで、さっきのもやしで彩られた食卓をどうにかできないわけ?」
上条「いいじゃないか。たまにはもやしなんかも。」
上条「それにもやしにはたくさんの栄養があるんだぞ?」
禁書「たまにはって。昨日も、おとといも朝昼晩もやしだった気がするかも?」
上条「・・・さ、さすがにそれはないと思うよ。禁書目録さん」
禁書「完全記憶能力に狂いはないのだよ!」
禁書「育ち盛りの身としては肉をたくさん食べたかったり食べたくなかったりするわけであって!」
102: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 19:45:06.21 ID:ofwESJIo
上条「・・・っふっふっふ」
禁書「・・・ぇ?どうしたのとうま?」
上条「隠していたが、見せなくてはならないときがきてしまったようだな・・・。」
禁書「?」
上条「見ろ禁書目録!!この広告を!!」
上条「このお肉の破格を!!」
禁書「おおおお」
上条「上条家からもやしが消える時が来た・・・。WELCOMEお肉。GOOD BYEもやし」
禁書「でもとうま先着だよこれ」
上条「ああ。わかってるさ。だから今から(2時間前)いって店の前で待ち構えておくって戦法だよ」
禁書「とうますごいんだよ!!」
上条「禁書目録。今日はすき焼きにするぞ」
禁書「絶対に勝(買)ってくるんだよ!」
上条「ああ。この一世一代、千載一遇、支離滅裂なチャンス!」
上条「上条さんはこれを逃すわけがありません」
禁書「それじゃ、いってくるんだよ」
上条「ああ。いってくる。すき焼きを楽しみにしてるんだな」
103: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 19:53:31.13 ID:ofwESJIo
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上条「(スーパーまであと少し。待ってろ肉。今お前を狭苦しい冷蔵陳列棚から助けてやるからな)」
???「やっと見つけたぜ。クソ風紀委員」
上条「(よし、見えた。さすがに誰も並んでいない!これは作戦勝ちってやつだな!!)」
???「無視してんじゃねえよ!!」
上条「?」
上条「ゲッ!あのときの硬変能力・・・。」
チンピラ1「能力の名前で呼ばれるのはちと心外だな」
上条「うるせぇ!!てめえのせいで白井がどんな目にあったか知ってるのか!!」
チンピラ1「誰だそいつ」
上条「クソッ」
104: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 20:01:08.20 ID:ofwESJIo
チンピラ1「今は俺はお前にムカついてんだ。何もしてねぇのに獄に入れられたんだぞ」
チンピラ1「せっかく逃げ出してきたんだ、てめぇには死んでくれなきゃ、こっちたぁ困る」
上条「・・・感謝するぜ。逃げ出してきたことに」
チンピラ1「あぁん?」
上条「もう一度あんたをぶん殴れるんだからな!!」
上条「うおおおおおおおおお」
チンピラ1「そう何度もやられねぇよ!!」
ドガッ
上条「ウグゥ」
ズサー
チンピラ1「腹があいてんだよ」
105: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 20:09:04.45 ID:ofwESJIo
上条「(強い、なんだよこいつ。能力はつかってなかった。能力がなくても十分強いじゃねぇか・・・!)」
チンピラ1「あのときの俺は演算が間違ってると思ってたが、何度やっても、てめえには効かなかった」
チンピラ1「俺の演算は間違ってなかったんだ。ただてめぇの能力の前じゃ無効になっただけだってことだな」
チンピラ1「何の能力かはしらねぇが、今度は負けやしねえ」
上条「くそったれええええええええええええええ」
ブン
チンピラ1「かすりもしてねえぞ!!」
チンピラ1「オルァ!!」
ドン
ズサー
上条「ぐぅぅ」
チンピラ1「きれいに入ったな今のは」
上条「(さすがに、右手だけ効かないってのはばれてないようだな。ほかの部分の攻撃も能力を使ってこない)」
上条「・・・クッ」
チンピラ1「まだ立てるのか」
108: ごめんなさい 2010/05/04(火) 20:32:32.74 ID:ofwESJIo
上条「・・・人一人殺めかけて」
チンピラ1「あぁ?」
上条「獄に入れられるようなことして、それでも「なにもしていない」なんて言い切れるんなら」
チンピラ1「何ゴチャゴチャ言ってんだ?」
上条「まずはてめぇそのふざけた幻想をぶち殺す!!」
109: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 20:39:25.72 ID:ofwESJIo
チンピラ1「はぁ?てめぇ頭おかしいのか?」
上条「お前は絶対に許さない」
チンピラ1「やっとのことで、立って言った台詞がそれかよ。足元ふらつかせて何が「ゆるさねぇ」だ」
チンピラ1「力のねぇやつは、そんなでけぇ口ぁたたかねぇことだな」
チンピラ1「死ね」
上条「(何、腕が伸び)」
上条「クッ」
ズサー
チンピラ1「チッ。避けたか」
110: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 20:49:31.68 ID:ofwESJIo
上条「何だ今の!?」
チンピラ1「驚いたか?能力の応用だよ」
チンピラ1「俺の能力はレベルが上がっていくにつれて硬いものを軟らかくすることだってできるんだぜ」
上条「それで獄内から・・・。」
チンピラ1「肩から手首までを軟らかく、伸びる腕の完成だ」
上条「とことん不利になってきたぜ」
上条「(どうする!?どうすればあいつに勝てる!?考えろ、考えろ!!)」
上条「・・・。」
上条「(ああくそっ!何も思いつかねぇ。あいつが能力を使ってなかったらこの幻想殺しもただの右手。なんとかなんねえのかよ)」
111: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 21:24:45.61 ID:ofwESJIo
チンピラ1「そろそろ本当に死ね」
上条「!!」
チンピラ1「・・・!?」
黒子「風紀委員ですの!!」
112: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 21:27:25.97 ID:ofwESJIo
上条「白井!?」
黒子「あなたを逃亡の罪で拘束します」
チンピラ1「風紀委員か。面倒くせぇ」
上条「なんでここに?」
黒子「一般人!?」
黒子「早く逃げてください」
チンピラ1「あれ?よく見りゃあのときの餓鬼じゃねぇか」
黒子「いちいち捕まえた野蛮人の顔など覚えていませんわ」
チンピラ1「捕まえた?くはははははは」
黒子「何がおかしいですの?」
113: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 21:28:01.34 ID:ofwESJIo
チンピラ1「てめぇは俺にやられたじゃねぇか」
黒子「え・・・?」
黒子「(まったく記憶にございませんの。こんなやつに?黒子が負けた?ありえませんわ)」
チンピラ1「記憶で飛んだか?空間移動能力者さんよ」
黒子「(何で私の能力が!?それになんですの。さっきからこの既視感は?)」
黒子「生憎、あなたのような野蛮人にやられた覚えなどこれっぽっちもありませんわ」
上条「おい白井」
黒子「あなたまだいたのですか。早く避難なさって」
上条「一緒に戦え」
114: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 21:28:50.30 ID:ofwESJIo
黒子「なっ!一般人を巻き込むわけにはいきませんわ。」
黒子「それにあなたもうボロボロじゃありませんの」
上条「いいから一緒に戦え・・・。」
黒子「・・・どうなってもしりませんわよ」
チンピラ1「餓鬼を味方につけてもてめぇの死は確定済みだっつうの」
黒子「あなたの能力はわかってますの」
黒子「ですから」
チンピラ1「あぁ?」
シュン
グサッ
チンピラ1「ぐあぁ」
上条「(腕に鉄矢が刺さった!)」
115: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 21:29:25.04 ID:ofwESJIo
黒子「次はこれを体内に直接テレポートさせますわよ」
チンピラ1「っへ」
チャリン
上条「(鉄矢が落ち・・・って何だあの腕!?スライムか!?)」
黒子「!!」
チンピラ1「今のは少し効いたかな」
チンピラ1「だがな。体内に直接入れても無駄だぜ?内臓をすべて硬くしてそのままどこにも刺さらずに鉄矢はそのままおじゃんとなるだけだからな」
黒子「クッ」
116: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 21:30:00.22 ID:ofwESJIo
上条「白井。お前が来てくれたおかげで少しは勝てそうだ」
黒子「え?」
上条「あいつの足に2本鉄矢を入れろ」
上条「そしてその後俺をあいつの真上に飛ばせ」
上条「いいな?」
黒子「勝てますの?」
上条「やってみなくちゃわかんねぇけど、今思いついた中で最善の策だ」
黒子「わかりました。やってみますの」
上条「頼んだぞ」
チンピラ1「何ごたごたぬかしてやがんだ?こねぇならこっちから行くぞ」
ッタッタッタ
117: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 21:30:26.47 ID:ofwESJIo
上条「白井!!」
シュン シュン
チンピラ1「足に!?」
ズサー
黒子「いきますわよ」
シュン
チンピラ1「ック。何度やっても同じことだというのを気づかんのか」
「うおおおおおおおおおお」
チンピラ1「なっ!?どこだ!?・・・上・・?」
ドッカーーーン
118: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 21:30:53.46 ID:ofwESJIo
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上条「はぁはぁ・・おわった」
黒子「一時はどうなるかと思いましたよ」
上条「まったくだ」
黒子「あれじゃ、上条さんもどうなるかわかりませんでしたのよ」
上条「ああそうだな。はっはっは」
上条「って白井!?」
黒子「ええ。思い出しましたわ」
上条「そうか。よかった!!」
黒子「あんだけデジャブを見せられて、思い出さないほうがおかしいですの」
黒子「それにしても、今思えば内臓に直接テレポートさせてもよかったですわ」
上条「なんでだよ。あいつは無駄だって言ってたじゃないか」
黒子「たぶん脅しでしょう。現に腕にはちゃんと刺さったんですから」
上条「そうか。テレポートだもんな」
黒子「それと上条さん。最近支部に出ていらっしゃらないそうで・・・」
上条「ああ。それには諸々の事情がありまして」
黒子「まったく。気を使わなくてもよろしかったのに」
上条「ははは」
119: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 21:31:19.02 ID:ofwESJIo
上条「・・・あれ・・・何か忘れてるような・・・」
「絶対に勝(買)ってくるんだよ!」
上条「ああああああああ!!」
黒子「どうかなさいまして?」
上条「スーパー!!」
タッタッタッ
上条「ってもうめっちゃ並んでるし」
上条「ああもう不幸だああああああああああああ!!」
120: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 21:31:45.60 ID:ofwESJIo
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1ヵ月後
美琴「それで、結局戻ったんだ」
上条「何かといって俺の日常には欠かせない一面だったりするからな」
美琴「ふーん、じゃあれどうにかしてきたら?」
上条「ん?」
「金出せやカス野郎!!」
「有り金全部だからな」
「ひひぇぇ」
上条「まったく。美琴ちょっとここで待っててくれないか?」
美琴「早くしてよね」
上条「ああわかってるって」
上条「風紀委員(ジャッジメント)だ!!」
121: VIPにかわりましてGEPPERがお送りします 2010/05/04(火) 21:33:46.70 ID:ofwESJIo
終わり!!!
読んでくれた人ありがとうございました!!
最後のほうは書き溜めて一気に投下しました!!
面白いかどうかわかりませんが初ss終わってよかったです!!
上条「風紀委員(ジャッジメント)だ!!」