1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/15(金) 20:54:40.32 ID:KRtkga+k0
憂「くっさぁい!」
純「えっ?私してないよ」
憂「もう、純ちゃんってばぁ!スカシっ屁はやめてよ~」
純「だからしてないってば!」
憂「正直に言おう?オナラしたことはもう怒ってないから。」
純「本当にしてないもん!」
憂「そうか、つまり君はそういうやつだったんだな」
純「えっ?」
憂「屁をこいて人に迷惑をかけておきながら、それを認めず、あまつさえ嘘をつくとはね。」
純「だから違うって!」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/15(金) 20:57:59.76 ID:KRtkga+k0
憂「見損なったよ、純ちゃん。」
純「・・・憂?」
憂「こうなったら絶交だね。さみしいけど、仕方ないよね。」
純「そんな!・・・わ、わかった、認めるから。」
憂「うん?今何と?」
純「私が屁をこきました。」
憂「えぇ!?さっきのオナラ純ちゃんだったのぉ!?」
クラスメイト「クスクス」
純「憂、そんな大声出さないでよ!」
憂「みんな、純ちゃんを笑わないであげて!オナラは恥ずかしいことじゃないよ!」
クラスメイト「プーッ クスクス」
純「・・・憂、わざとやってるでしょ?」
憂「そんなことないよ!」
純「・・・まぁいいや。次の授業は移動教室だよね?」
憂「そうだね、早く準備しなくちゃ!」
先生「え~。・・・であるからして・・・」
憂(うぅ、お腹にガスが溜まって苦しいよ・・・昨日らっきょを食べ過ぎたかな・・・)
プッスゥーーッ
クラスメイト「あれ?何かくさくない?」
クラスメイト「だれかオナラした?」ざわざわ
憂「先生!」
先生「平沢さん、どうしました?」
憂「鈴木さんの体調が悪いようなので保健室に連れて行っていいですか?」
純「えっ!?」
憂「純ちゃん、朝からお腹の調子が悪いって言ってたもんね!」
純「私は全然・・・」
憂「心配しないで!私も付き添ってあげるから!」
先生「仕方ないですね。平沢さん、保健室へ連れて行ってあげてください。」
憂「はい!純ちゃん、その前にトイレに寄っていこうね?」
クラスメイト「クスクス」
純「・・・」
憂「お腹の調子が悪いんだから仕方ないよ。純ちゃん、行こう?」
純「え?・・・うん。」
憂「さぁ、思う存分放屁していいよ!私もちょうどおしっこがしたかったし!」
純「私ホントに大丈夫なんだけどな・・・」
憂「じゃぁおしっこしようかな!」バタン ガチャガチャ プスゥーッ
純「・・・憂?」
憂「どうしたの、純ちゃん?もうお腹大丈夫?」プッピィ
純「もしかしてさっきのオナラ、憂がしたんじゃないの?」
憂「!!」プッスゥー
純「そのオナラが動かぬ証拠だよ」
憂「・・・」プスッ
純「憂、自分のしたことがどういうことかわかってる?」
憂「・・・」プッ
純「私に屁をなすりつけようとしたんだよ?」
憂「・・・でも」プゥ
純「私がどれだけ恥ずかしい思いをしたかわかってるの?」
憂「・・・だって」ピッ
純「さっき絶交だって言ったよね?いいよ?そんなことする憂はもう友達じゃないから。」
憂「・・・なんでそんなこと言うの・・・?」
純「何でも何も・・・」
憂「純ちゃんに私の気持ちなんてわかんないんだよ!」ブバッ
純「憂・・・?」
憂「私はずっと真面目でおしとやかで通してきたの!純ちゃんなんかいかにもオナラしそうなキャラじゃない!」
純「・・・」
憂「私の気持ちなんかわからない癖に!もうここに閉じこもってやる!」ブブッ
純「憂・・・」
ぎゅっ
憂「・・・!?純ちゃん、どうやって私の背後に!?まさか、個室のドアをよじ登ってきたっていうの!?」
純「憂のためなら、こんなドアなんでもなかったよ。」
憂「純ちゃん、私のために擦り傷まで作って・・・ごめんね、ごめんね純ちゃん・・・」シクシク
純「もういいんだよ、憂。」
憂「純ちゃん・・ヒック・・ごめんね・・・ウッ」プスゥ
純「ガス抜きしたら教室へ戻ろう?みんな心配してるよ?」
憂「ありがとう、純ちゃん」プピッ
ガラッ
純「戻りました~」
憂「戻りました・・・」
先生「よし、55ページからだぞ?・・・ここがこうしてこうなって・・・」
クラスメイト「ねぇ、さっきのオナラってさぁ」
憂「そ、それはわたs」
純「いやぁ、体調悪くてさぁ。昨日らっきょ食べ過ぎたかな?」
クラスメイト「あはは、もう、純ったら!」
憂「純ちゃん・・・」
先生「・・・ここがこうなってこうなる!これはテストに出るぞ!」
憂「・・・」カリカリ
純「・・・」カリカリ
憂(・・・うそっ!?大きいのが・・・くる!!)ブビィイイイイイイ
純「!!」
クラスメイト「今、憂の方からすごい音のオナラが・・・」
憂「・・・」シュン
純(このままじゃ憂が・・・きばれ!きばるんだ私・・・!)ゴゴゴ・・・ブボゥン

リポーター「謎の爆発で吹き飛んだ、私立桜ヶ丘高校の校舎です。この事故による怪我人は・・・」
私は奇跡的に一命を取り留めました。
この爆発での死亡者は、一人だけ。
きっと自分自身を犠牲にして、爆発を最小限に抑えてくれたのでしょう。
私には親友がいました。
いつも明るくて、優しくて。
私のために罪をかぶってくれた親友が・・・
私のために命を懸けて屁をひり出してくれた親友が・・・
この気持ちを忘れないため、純のお墓の近くに二人の思い出のらっきょを植えました。
今年の春も彼女の心のように美しい、綺麗な花を咲かせてくれています。
完
糞スレならぬ屁スレでごめんなさい。
正直、最後のモノローグ書きながらちょっと涙ぐんでました。
>尻アスな展開になってきたな
このレスが何気に好きです。
元スレ
憂「見損なったよ、純ちゃん。」
純「・・・憂?」
憂「こうなったら絶交だね。さみしいけど、仕方ないよね。」
純「そんな!・・・わ、わかった、認めるから。」
憂「うん?今何と?」
純「私が屁をこきました。」
憂「えぇ!?さっきのオナラ純ちゃんだったのぉ!?」
クラスメイト「クスクス」
純「憂、そんな大声出さないでよ!」
憂「みんな、純ちゃんを笑わないであげて!オナラは恥ずかしいことじゃないよ!」
クラスメイト「プーッ クスクス」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/15(金) 21:02:54.96 ID:KRtkga+k0
純「・・・憂、わざとやってるでしょ?」
憂「そんなことないよ!」
純「・・・まぁいいや。次の授業は移動教室だよね?」
憂「そうだね、早く準備しなくちゃ!」
先生「え~。・・・であるからして・・・」
憂(うぅ、お腹にガスが溜まって苦しいよ・・・昨日らっきょを食べ過ぎたかな・・・)
プッスゥーーッ
クラスメイト「あれ?何かくさくない?」
クラスメイト「だれかオナラした?」ざわざわ
憂「先生!」
先生「平沢さん、どうしました?」
憂「鈴木さんの体調が悪いようなので保健室に連れて行っていいですか?」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/15(金) 21:09:05.36 ID:KRtkga+k0
純「えっ!?」
憂「純ちゃん、朝からお腹の調子が悪いって言ってたもんね!」
純「私は全然・・・」
憂「心配しないで!私も付き添ってあげるから!」
先生「仕方ないですね。平沢さん、保健室へ連れて行ってあげてください。」
憂「はい!純ちゃん、その前にトイレに寄っていこうね?」
クラスメイト「クスクス」
純「・・・」
憂「お腹の調子が悪いんだから仕方ないよ。純ちゃん、行こう?」
純「え?・・・うん。」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/15(金) 21:23:18.39 ID:KRtkga+k0
憂「さぁ、思う存分放屁していいよ!私もちょうどおしっこがしたかったし!」
純「私ホントに大丈夫なんだけどな・・・」
憂「じゃぁおしっこしようかな!」バタン ガチャガチャ プスゥーッ
純「・・・憂?」
憂「どうしたの、純ちゃん?もうお腹大丈夫?」プッピィ
純「もしかしてさっきのオナラ、憂がしたんじゃないの?」
憂「!!」プッスゥー
純「そのオナラが動かぬ証拠だよ」
憂「・・・」プスッ
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/15(金) 21:32:31.32 ID:KRtkga+k0
純「憂、自分のしたことがどういうことかわかってる?」
憂「・・・」プッ
純「私に屁をなすりつけようとしたんだよ?」
憂「・・・でも」プゥ
純「私がどれだけ恥ずかしい思いをしたかわかってるの?」
憂「・・・だって」ピッ
純「さっき絶交だって言ったよね?いいよ?そんなことする憂はもう友達じゃないから。」
憂「・・・なんでそんなこと言うの・・・?」
純「何でも何も・・・」
憂「純ちゃんに私の気持ちなんてわかんないんだよ!」ブバッ
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/15(金) 21:40:46.76 ID:KRtkga+k0
純「憂・・・?」
憂「私はずっと真面目でおしとやかで通してきたの!純ちゃんなんかいかにもオナラしそうなキャラじゃない!」
純「・・・」
憂「私の気持ちなんかわからない癖に!もうここに閉じこもってやる!」ブブッ
純「憂・・・」
ぎゅっ
憂「・・・!?純ちゃん、どうやって私の背後に!?まさか、個室のドアをよじ登ってきたっていうの!?」
純「憂のためなら、こんなドアなんでもなかったよ。」
憂「純ちゃん、私のために擦り傷まで作って・・・ごめんね、ごめんね純ちゃん・・・」シクシク
純「もういいんだよ、憂。」
憂「純ちゃん・・ヒック・・ごめんね・・・ウッ」プスゥ
純「ガス抜きしたら教室へ戻ろう?みんな心配してるよ?」
憂「ありがとう、純ちゃん」プピッ
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/15(金) 21:55:46.52 ID:KRtkga+k0
ガラッ
純「戻りました~」
憂「戻りました・・・」
先生「よし、55ページからだぞ?・・・ここがこうしてこうなって・・・」
クラスメイト「ねぇ、さっきのオナラってさぁ」
憂「そ、それはわたs」
純「いやぁ、体調悪くてさぁ。昨日らっきょ食べ過ぎたかな?」
クラスメイト「あはは、もう、純ったら!」
憂「純ちゃん・・・」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/15(金) 22:06:14.86 ID:KRtkga+k0
先生「・・・ここがこうなってこうなる!これはテストに出るぞ!」
憂「・・・」カリカリ
純「・・・」カリカリ
憂(・・・うそっ!?大きいのが・・・くる!!)ブビィイイイイイイ
純「!!」
クラスメイト「今、憂の方からすごい音のオナラが・・・」
憂「・・・」シュン
純(このままじゃ憂が・・・きばれ!きばるんだ私・・・!)ゴゴゴ・・・ブボゥン
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/15(金) 22:08:18.43 ID:KRtkga+k0

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/15(金) 22:13:10.08 ID:KRtkga+k0
リポーター「謎の爆発で吹き飛んだ、私立桜ヶ丘高校の校舎です。この事故による怪我人は・・・」
私は奇跡的に一命を取り留めました。
この爆発での死亡者は、一人だけ。
きっと自分自身を犠牲にして、爆発を最小限に抑えてくれたのでしょう。
私には親友がいました。
いつも明るくて、優しくて。
私のために罪をかぶってくれた親友が・・・
私のために命を懸けて屁をひり出してくれた親友が・・・
この気持ちを忘れないため、純のお墓の近くに二人の思い出のらっきょを植えました。
今年の春も彼女の心のように美しい、綺麗な花を咲かせてくれています。
完
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/15(金) 22:23:38.06 ID:KRtkga+k0
糞スレならぬ屁スレでごめんなさい。
正直、最後のモノローグ書きながらちょっと涙ぐんでました。
>尻アスな展開になってきたな
このレスが何気に好きです。
憂「あっ、純ちゃん今オナラしたでしょ?」 純「えっ?」