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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 00:59:16.01 ID:qfEuVKPC0
澪「すー…すー…」
こんこん
澪「ひぃっ!何の音!?」がばっ
ー…おー…
澪「窓の外から…こ、声…?」
みー…
澪「も、もしかして律か?律のいたずらなんだな?」
澪「(いや待てよ…この部屋は二階だぞ?律が部屋の窓を外からノック出来るはずが…)」
がらっ
律「みお!」
澪「にゃあああああ!でででっかい律が居るううううう!」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 01:05:42.04 ID:qfEuVKPC0
律「ちょ!澪しー!夜中だから!」
澪「いやあああああ!」
律「えーい、強行手段だ!」
澪「へ!?ふ、服を摘むな!」
ひょいっ
律「っと!しっかりカチューシャに捕まれよー」
澪「にゃあああ!高い高い高い!何するんだよぉ!」
律「真夜中とはいえ住宅街のド真ん中にあたしがいたら目立つからな、場所を移動するんだ」
澪「落ちるー!ママー!」
律「ここなら良いだろ、降ろすぞ澪」
澪「うう…」
律「びっくりしたかー?」
澪「びっくりどころじゃない!驚き過ぎて死ぬかと思ったぞ!」
律「あはは、ごめんごめん」
澪「大体、なんでそんなにおっきくなってるんだよぉ…」
律「実はさっきコンビニで夜食にシュークリーム買ってさ、帰りながら食べてたんだ」
澪「へ?」
律「シュークリーム食べたんだ」
澪「ま、まさかそのシュークリームのせいで」
律「いんや」
律「シュークリーム自体は食べきったけどなんともなかった、問題はそのあと」
澪「なんだよ」
律「手にクリームが残っててさ、それをぱくっと噛みつくように食べたの。そしたら…」
律「ご覧のありさまだよ」
澪「」
澪「訳が分からない」
律「あたしもだ」
澪「一体なんなんだよ…」
律「へへ、なんなんだろな」
澪「…なんで嬉しそうなんだ」
律「だってさ」
律「ようやく勝ったんだぞ?」
澪「勝った?」
律「澪に身長で勝ったー!ひゃっほーい」
澪「…」
澪「はぁ!?何をのんきなこと言ってるんだ!」
律「何気に気にしてたんだよなー、澪と目線が一つ違うの」
律「でもこれからはあたしの方がおっきいー!」
澪「ば、馬鹿だ…」
律「それにー?今のあたしはー?」
律「澪より!」
律「巨乳!」
澪「…」
律「悔しさのあまり声も出ませんか、みおちゅわん?」
澪「楽しいか?」
律「…」
律「空しくなった」
澪「だろうなぁ」
澪「…お前これからどうするんだよ、そんな大きくなっちゃって」
澪「ざっと目算で20mはあるぞ」
律「うーん」
澪「そんな体じゃ学校だって行けないし、ドラムだって叩けないんだ」
律「!」
澪「色んな人の好奇の視線を受けながら一生を送るのか?」
律「はわわわわ…」
澪「大好きな人と添い遂げることも出来ないんだ!」
律「うわあああ!どうしようみおおおお!」
澪「今更、事態の重さに気づくな!」
律「だ、だってぇ!深夜特有のハイになってたっていうか!」
律「いきなり大きくなった時もとりあえず澪を驚かせようとばかり考えてて…」
澪「馬鹿律!」
律「もうおっきいのイヤだ~!」
じたばた
澪「うわっ危なっ!」
律「ぜぇ…ぜぇ…」
澪「落ち着いたか?」
律「うん…」
澪「なんとかして解決法を探さなきゃな」
律「冷静だな澪…」
澪「なんか一回りして落ち着いた」
律「(そういや、普段はあんなんでもいざって時はいつもビシっとしてたっけ)」
律「(なんかあの時の学園祭思い出した)」
澪「なぁ、手を噛んだら大きくなったんだよな」
律「うん」
澪「なら、もう一度噛めば今度は縮むんじゃないかな」
律「ふむ、無いとは言い切れないな」
律「試してみるか」あーん
律「…」
澪「律?」
律「…更にでかくなったらどうすんだこれ」
澪「…あ」
澪「それは考えてなかった」
律「駄目じゃん…」
澪「ごめん」
律「別に良いけど」
澪「…」
澪「ムギに助けてもらおうか?」
律「ムギ?なんでさ」
澪「琴吹の力でぱぱーっと」
律「ドラえもんかムギは」
澪「他にアテも無いし、良い案だと思うけどな」
律「でも今、夜中の2時だぞ?ムギと連絡とれるのか?」
澪「忘れてたのか?ムギは今外国に旅行中なんだぞ」
澪「時差があるから、ムギの所は今は昼前のはずだ」
律「あ、そうだっけか」
澪「連絡してみる」
律「…」
律「…なんか大変なことになっちゃったなあ」
律「あたしが夜中にシュークリーム食べたい病を発病しなければ…!」
律「恨むぜ…あたしの腹…!」
律「…」
律「はぁ、なんかまたお腹減ってきた」
澪「…そうか、分かった。気をつけてな」
律「ムギはなんて?」
澪「なんかさらわれた妹を助けに行くとか」
律「ムギって妹いたのか」
澪「協力は見込めそうにないな」
律「…」
澪「…」
律「…お腹減ったな」
澪「シュークリーム食べたんじゃないのかよ」
律「減ったものは減ったの。あー甘いもの食べたい」
澪「私は何も持ってないぞ…いきなり連れてこられたし」
律「みおしゃんでも食べよっかなー」
澪「はぁ?」
律「ほいっと」
澪「うわ!何するんだ!」
律「いっただっきまー」
澪「わーわー!私なんて食べても美味しくない!きっともの凄く不味いから食べるな!」
律「冗談なのに」
澪「本当かよ…早く離せ」
律「ん?」
すんすん
澪「わー!顔近いって律!」
律「澪さ」
澪「なんだよ…顔近いって…///」
律「シャンプー変えた?」
澪「…はい?」
律「りっちゃん専用澪の甘い匂いセンサーに違和感があったので」
澪「なんだそのセンサー。というか良く分かったな…」
律「澪のことならなんだって分かるよ」
澪「…そうなの?」
律「どれだけ一緒に居ると思ってるんだ」
澪「…そ、そっかそうだよな///」
律「へへ」
律「みおしゃん、顔真っ赤っか」
澪「…ばかりつ」
律「そんな所がまた可愛いんだから」
澪「うるさい…早く降ろせよ///」
律「ほいほい」
ひょいっ
澪「わっわっ!ゆゆゆっくり降ろせ馬鹿律!」
澪「あーびっくりした…」
律「まさにびっくりっちゃんだな」
澪「は?」
律「いやほら、ビッグとびっくりを掛けてだな…」
澪「は?」
律「だから…」
澪「は?」
律「すみませんでしたぁ!」
澪「馬鹿律」
澪「くだらないこと言ってないでちゃんと戻る方法を考えるぞ」
律「あーい…」
澪「なんだよそのやる気の無い返事は」
律「…」
律「これさ…」
律「本当に戻れるのかな」
澪「…」
澪「…分からない」
律「もし戻れなかったら…全部変わっちゃうんだろうな」
律「きっと皆に変な目で見られるんだ」
律「ううん、それで済むならまだ良い」
律「本当に怖いのは…」
律「あたしをあたしとして見てくれなくなること…」
澪「…」
律「…ごめん、なんか急に不安になってきた」
澪「…」
澪「…もし戻れないことが分かったらさ」
澪「二人でどっか遠いとこでも行くか」
律「…なんだよそれ」
澪「無人島かなんか見つけてさ、二人でずっと住むの」
律「…本気かよ」
澪「本気だよ」
澪「他の人が見てくれなくてもさ、私は律をちゃんと見てあげるよ」
律「…本当に?」
澪「本当に」
律「…こんなにおっきいのに?」
澪「こんなにおっきいのに」
律「…プロポーズ?」
澪「プロポーズ」
律「えっマジで?」
澪「あっ…いや違っ!今のは上手いこと乗せられただけで…///」
律「みお~私も愛してるぞ~!」
澪「だ、だから!今のは間違い!無し!」
律「ぶー」
澪「もう本当に知らない!///」
律「…」
律「へへ」
律「ありがと澪、元気出た」
律「嘘でも嬉しかったよ」
澪「…」
澪「…もん」
律「ん?」
澪「嘘じゃないもん…」
律「澪…?」
澪「…律、私を手に乗せて」
律「何を…」
澪「早く」
律「ど、どうぞ」
澪「自分の顔の前に手を持ってきて」
律「こ、こうでしょうか」
澪「…良しっ」
律「(あ、また澪から甘い匂い…お菓子みたい)」
ちゅっ
律「!?」
澪「///」
律「(か、感触が小さすぎて良く分からなかったけど)」
律「(今のってキス…だよな///)」
澪「こ、これで分かったろ、わ、わ、私は律が好きだ!///」
律「す、好き?///」
澪「そ、そうだバーカ!」
律「バ、バカってなんだよ!」
澪「う、うるさいバカ!」
律「(また顔赤くなってる)」
澪「…私がおかしいのは分かってる」
澪「…私は女の子、でも…律が好きなんだ」
律「…」
律「…あたしも好きだよ」
澪「ほっ、本当に!?」
律「(あっ、また甘い匂い…おかしくなりそう)」
澪「嬉しい…」
澪「私…律ならどんな姿でも愛せるよ」
律「ま、戻れるなら戻るにこしたことはないけどな」
澪「そ、そうだな…」
律「…」
律「…もう一度聞くけどさ」
律「ずっと『あたし』を見てくれる?」
澪「…当たり前だろ」
律「(甘い…)」
澪「ずっと一緒だよ、律」
律「うん…」
律「ずっといっしょだよ、みお」
おしまひ
元スレ
律「ちょ!澪しー!夜中だから!」
澪「いやあああああ!」
律「えーい、強行手段だ!」
澪「へ!?ふ、服を摘むな!」
ひょいっ
律「っと!しっかりカチューシャに捕まれよー」
澪「にゃあああ!高い高い高い!何するんだよぉ!」
律「真夜中とはいえ住宅街のド真ん中にあたしがいたら目立つからな、場所を移動するんだ」
澪「落ちるー!ママー!」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 01:11:01.23 ID:qfEuVKPC0
律「ここなら良いだろ、降ろすぞ澪」
澪「うう…」
律「びっくりしたかー?」
澪「びっくりどころじゃない!驚き過ぎて死ぬかと思ったぞ!」
律「あはは、ごめんごめん」
澪「大体、なんでそんなにおっきくなってるんだよぉ…」
律「実はさっきコンビニで夜食にシュークリーム買ってさ、帰りながら食べてたんだ」
澪「へ?」
律「シュークリーム食べたんだ」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 01:16:07.11 ID:qfEuVKPC0
澪「ま、まさかそのシュークリームのせいで」
律「いんや」
律「シュークリーム自体は食べきったけどなんともなかった、問題はそのあと」
澪「なんだよ」
律「手にクリームが残っててさ、それをぱくっと噛みつくように食べたの。そしたら…」
律「ご覧のありさまだよ」
澪「」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 01:21:23.16 ID:qfEuVKPC0
澪「訳が分からない」
律「あたしもだ」
澪「一体なんなんだよ…」
律「へへ、なんなんだろな」
澪「…なんで嬉しそうなんだ」
律「だってさ」
律「ようやく勝ったんだぞ?」
澪「勝った?」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 01:26:10.53 ID:qfEuVKPC0
律「澪に身長で勝ったー!ひゃっほーい」
澪「…」
澪「はぁ!?何をのんきなこと言ってるんだ!」
律「何気に気にしてたんだよなー、澪と目線が一つ違うの」
律「でもこれからはあたしの方がおっきいー!」
澪「ば、馬鹿だ…」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 01:32:17.88 ID:qfEuVKPC0
律「それにー?今のあたしはー?」
律「澪より!」
律「巨乳!」
澪「…」
律「悔しさのあまり声も出ませんか、みおちゅわん?」
澪「楽しいか?」
律「…」
律「空しくなった」
澪「だろうなぁ」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 01:38:59.16 ID:qfEuVKPC0
澪「…お前これからどうするんだよ、そんな大きくなっちゃって」
澪「ざっと目算で20mはあるぞ」
律「うーん」
澪「そんな体じゃ学校だって行けないし、ドラムだって叩けないんだ」
律「!」
澪「色んな人の好奇の視線を受けながら一生を送るのか?」
律「はわわわわ…」
澪「大好きな人と添い遂げることも出来ないんだ!」
律「うわあああ!どうしようみおおおお!」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 01:45:25.17 ID:qfEuVKPC0
澪「今更、事態の重さに気づくな!」
律「だ、だってぇ!深夜特有のハイになってたっていうか!」
律「いきなり大きくなった時もとりあえず澪を驚かせようとばかり考えてて…」
澪「馬鹿律!」
律「もうおっきいのイヤだ~!」
じたばた
澪「うわっ危なっ!」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 01:53:01.92 ID:qfEuVKPC0
律「ぜぇ…ぜぇ…」
澪「落ち着いたか?」
律「うん…」
澪「なんとかして解決法を探さなきゃな」
律「冷静だな澪…」
澪「なんか一回りして落ち着いた」
律「(そういや、普段はあんなんでもいざって時はいつもビシっとしてたっけ)」
律「(なんかあの時の学園祭思い出した)」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 02:04:34.93 ID:qfEuVKPC0
澪「なぁ、手を噛んだら大きくなったんだよな」
律「うん」
澪「なら、もう一度噛めば今度は縮むんじゃないかな」
律「ふむ、無いとは言い切れないな」
律「試してみるか」あーん
律「…」
澪「律?」
律「…更にでかくなったらどうすんだこれ」
澪「…あ」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 02:13:45.34 ID:qfEuVKPC0
澪「それは考えてなかった」
律「駄目じゃん…」
澪「ごめん」
律「別に良いけど」
澪「…」
澪「ムギに助けてもらおうか?」
律「ムギ?なんでさ」
澪「琴吹の力でぱぱーっと」
律「ドラえもんかムギは」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 02:22:46.38 ID:qfEuVKPC0
澪「他にアテも無いし、良い案だと思うけどな」
律「でも今、夜中の2時だぞ?ムギと連絡とれるのか?」
澪「忘れてたのか?ムギは今外国に旅行中なんだぞ」
澪「時差があるから、ムギの所は今は昼前のはずだ」
律「あ、そうだっけか」
澪「連絡してみる」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 02:27:22.24 ID:qfEuVKPC0
律「…」
律「…なんか大変なことになっちゃったなあ」
律「あたしが夜中にシュークリーム食べたい病を発病しなければ…!」
律「恨むぜ…あたしの腹…!」
律「…」
律「はぁ、なんかまたお腹減ってきた」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 02:33:27.40 ID:qfEuVKPC0
澪「…そうか、分かった。気をつけてな」
律「ムギはなんて?」
澪「なんかさらわれた妹を助けに行くとか」
律「ムギって妹いたのか」
澪「協力は見込めそうにないな」
律「…」
澪「…」
律「…お腹減ったな」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 02:39:37.99 ID:qfEuVKPC0
澪「シュークリーム食べたんじゃないのかよ」
律「減ったものは減ったの。あー甘いもの食べたい」
澪「私は何も持ってないぞ…いきなり連れてこられたし」
律「みおしゃんでも食べよっかなー」
澪「はぁ?」
律「ほいっと」
澪「うわ!何するんだ!」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 02:44:56.45 ID:qfEuVKPC0
律「いっただっきまー」
澪「わーわー!私なんて食べても美味しくない!きっともの凄く不味いから食べるな!」
律「冗談なのに」
澪「本当かよ…早く離せ」
律「ん?」
すんすん
澪「わー!顔近いって律!」
律「澪さ」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 02:51:54.59 ID:qfEuVKPC0
澪「なんだよ…顔近いって…///」
律「シャンプー変えた?」
澪「…はい?」
律「りっちゃん専用澪の甘い匂いセンサーに違和感があったので」
澪「なんだそのセンサー。というか良く分かったな…」
律「澪のことならなんだって分かるよ」
澪「…そうなの?」
律「どれだけ一緒に居ると思ってるんだ」
澪「…そ、そっかそうだよな///」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 03:00:18.37 ID:qfEuVKPC0
律「へへ」
律「みおしゃん、顔真っ赤っか」
澪「…ばかりつ」
律「そんな所がまた可愛いんだから」
澪「うるさい…早く降ろせよ///」
律「ほいほい」
ひょいっ
澪「わっわっ!ゆゆゆっくり降ろせ馬鹿律!」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 03:04:47.08 ID:qfEuVKPC0
澪「あーびっくりした…」
律「まさにびっくりっちゃんだな」
澪「は?」
律「いやほら、ビッグとびっくりを掛けてだな…」
澪「は?」
律「だから…」
澪「は?」
律「すみませんでしたぁ!」
澪「馬鹿律」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 03:13:47.60 ID:qfEuVKPC0
澪「くだらないこと言ってないでちゃんと戻る方法を考えるぞ」
律「あーい…」
澪「なんだよそのやる気の無い返事は」
律「…」
律「これさ…」
律「本当に戻れるのかな」
澪「…」
澪「…分からない」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 03:21:52.70 ID:qfEuVKPC0
律「もし戻れなかったら…全部変わっちゃうんだろうな」
律「きっと皆に変な目で見られるんだ」
律「ううん、それで済むならまだ良い」
律「本当に怖いのは…」
律「あたしをあたしとして見てくれなくなること…」
澪「…」
律「…ごめん、なんか急に不安になってきた」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 03:26:55.02 ID:qfEuVKPC0
澪「…」
澪「…もし戻れないことが分かったらさ」
澪「二人でどっか遠いとこでも行くか」
律「…なんだよそれ」
澪「無人島かなんか見つけてさ、二人でずっと住むの」
律「…本気かよ」
澪「本気だよ」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 03:33:37.79 ID:qfEuVKPC0
澪「他の人が見てくれなくてもさ、私は律をちゃんと見てあげるよ」
律「…本当に?」
澪「本当に」
律「…こんなにおっきいのに?」
澪「こんなにおっきいのに」
律「…プロポーズ?」
澪「プロポーズ」
律「えっマジで?」
澪「あっ…いや違っ!今のは上手いこと乗せられただけで…///」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 03:40:10.16 ID:qfEuVKPC0
律「みお~私も愛してるぞ~!」
澪「だ、だから!今のは間違い!無し!」
律「ぶー」
澪「もう本当に知らない!///」
律「…」
律「へへ」
律「ありがと澪、元気出た」
律「嘘でも嬉しかったよ」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 03:44:09.58 ID:qfEuVKPC0
澪「…」
澪「…もん」
律「ん?」
澪「嘘じゃないもん…」
律「澪…?」
澪「…律、私を手に乗せて」
律「何を…」
澪「早く」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 03:50:53.17 ID:qfEuVKPC0
律「ど、どうぞ」
澪「自分の顔の前に手を持ってきて」
律「こ、こうでしょうか」
澪「…良しっ」
律「(あ、また澪から甘い匂い…お菓子みたい)」
ちゅっ
律「!?」
澪「///」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 03:59:06.77 ID:qfEuVKPC0
律「(か、感触が小さすぎて良く分からなかったけど)」
律「(今のってキス…だよな///)」
澪「こ、これで分かったろ、わ、わ、私は律が好きだ!///」
律「す、好き?///」
澪「そ、そうだバーカ!」
律「バ、バカってなんだよ!」
澪「う、うるさいバカ!」
律「(また顔赤くなってる)」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 04:04:17.05 ID:qfEuVKPC0
澪「…私がおかしいのは分かってる」
澪「…私は女の子、でも…律が好きなんだ」
律「…」
律「…あたしも好きだよ」
澪「ほっ、本当に!?」
律「(あっ、また甘い匂い…おかしくなりそう)」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 04:08:59.56 ID:qfEuVKPC0
澪「嬉しい…」
澪「私…律ならどんな姿でも愛せるよ」
律「ま、戻れるなら戻るにこしたことはないけどな」
澪「そ、そうだな…」
律「…」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/04(土) 04:14:22.78 ID:qfEuVKPC0
律「…もう一度聞くけどさ」
律「ずっと『あたし』を見てくれる?」
澪「…当たり前だろ」
律「(甘い…)」
澪「ずっと一緒だよ、律」
律「うん…」
律「ずっといっしょだよ、みお」
おしまひ
澪「進撃の律」