SS速報VIP:第十九巻第八号 「贖事係」
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1: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/18(水) 04:20:35.70 ID:JdQlsT8jo



夜風が、ふわりと腐臭を運んできた。

すてられた線路を走る列車は谷を抜けて、

無人の駅についた。




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2: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/18(水) 04:27:45.14 ID:JdQlsT8jo



オリジナル
ファンタジー
ほのぼの

です



3: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/18(水) 04:35:10.36 ID:JdQlsT8jo



裸足少女 「どうしたの」


日記青年 「どうも調子が悪いんだ。窓から入ってきた砂にやられたかな」


裸足少女 「もともと壊れているじゃない、そのカメオ」


日記青年 「カメラだよ。ひどいな、壊れていないよ」

日記青年 「フィルムカバーが開かないだけだ」


裸足少女 「そう、ごめんなさい」

裸足少女 「もう列車が出るわ」


日記青年 「何だって! いけない、行かなくては」

日記青年 「きみは来るのかい?」


裸足少女 「やめておくわ。早く保管しないと腐ってしまうから」


日記青年 「そ、そうか」

日記青年 「妹さん、はやく集まると良いね」


裸足少女 「ありがとう」

裸足少女 「また会いましょう」



飛び出したすぐ後ろで、列車の扉が閉まった。






4: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/18(水) 04:49:59.87 ID:JdQlsT8jo



名前すら判然としない幻の絵画を探す旅の途中で、

その地を訪ねた。



日記青年 「……聞いていたよりもひどいもんだ」



悪臭が、ひどく頭を悩ませる。

大陸に名を轟かせた、月を知らぬ不夜の都。

謎の戦乱により一夜にして廃墟と化したそこに、数十年前の栄華はなかった。

死屍累々。文明と生き物の残骸が大地を覆い、奇形の岩塊と化した建物が閑散と立ち並んでいた。



地上に明かりは見当たらず、

夜空は、星たちが繰り広げる艶惨たる情事を事細かに伝えていた。






5: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/18(水) 04:52:14.69 ID:JdQlsT8jo



一際大きな瓦礫の傍を通り過ぎようとしたとき、

少年と思われる人影が目に付いた。

彼は屍の海に一人で立ち尽くし、空を仰いでいた。

右手に携える剣のシルエットが印象的で、私は思わずカメラのシャッターをきった。



日記青年 「……うわっ!?」



一瞬の激しい光の中に浮かび上がったのは、乾ききった顔だった。

少年は立ちながらにして死んでいたのだ。






6: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/18(水) 05:04:38.34 ID:JdQlsT8jo



私は不覚にもカメラを取り落として、尻もちをついてしまった。

立ち上がろうと後ろ手で骨や石を掻き漁るが、

そうやってもがくほどに身体は捕われる。

死の海に飲み込まれるような恐怖だ。



「大丈夫ですか」



私の腕を取って助け起こしてくれたのは、

風変わりなコックだった。






7: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/18(水) 05:11:37.50 ID:JdQlsT8jo



贖事係 「立てなくて困っている人は、久しぶりに見ました」



コックは小柄で、私を軽々と引き上げた腕は老いさらばえ、

顔には深い皺が刻まれていた。

しかし、そこはかとなく漂う威風堂々たる様は、彼を幾重にも膨らませて見せていた。


死の大地で、彼もまた裸足だった。


少年の骸に用があって、ここへ来たという。






8: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/18(水) 05:21:13.68 ID:JdQlsT8jo



贖事係 「…………」



星空の下、

無言で空を仰ぐ少年と、それに向かいひざまずく老いたコック。  


不思議な光景だった。


まさに地獄の名こそふさわしい地が、

荘厳な空気に包まれたのだ。


彼らを見ながら、

私はいつか読んだ、ある聖堂についての記事を思い出す。






9: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/18(水) 05:30:32.54 ID:JdQlsT8jo



雨水溜めの大天使という名前の聖堂。

祭壇には、見事な天使と思われる像が立っている。


つかえる神も知れず、だからなのだろうか、

多くの巡礼者がこの像の前にひざまずき、祈りを捧げていく。


その際、人々の手の組み方やしぐさに違いが見られることから、

宗教を越えた信仰を集めていることがうかがえる。


緻密に計算されたステンドグラスの光に彩られる聖堂内。

天使像と人は、言葉のない会話を行う。
                           


第十三巻第五号






10: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/18(水) 05:32:19.09 ID:JdQlsT8jo



私は知らないうちにファインダーを覗き、

コックと少年の骸を写真におさめるべく、機会をうかがっていた。







12: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/18(水) 05:41:34.77 ID:JdQlsT8jo





そのときだ。



コックの衣服が、

みすぼらしいコックコートから輝耀たる鎧へと変わったのだ。


羽飾りのついた兜を脇に抱え、

精悍ながら、どこか憂いのある顔で祝福を受ける騎士。


それは瞬きほどの間の夢だったが、妙に生々しいものだった。

 

私は彼が立ち上がったところを見計らい、

取材を試みた。






13: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/18(水) 05:45:00.17 ID:JdQlsT8jo



贖事係 「あなたの知りたいことの多くを」

贖事係 「私もまた知らないでしょうけれど……」


交渉は難航することを覚悟していたが、すぐに快い返事を得られた。

そして、このときに初めて、私は彼の名前を知った。






14: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/18(水) 05:57:21.13 ID:JdQlsT8jo



贖事係 「思い上がった都の眩しさが、月の怒りにふれてしまった」

贖事係 「なるほど、外ではそう言われることもあるのですか」



贖事係は、数十年前の戦乱の中にいたという。


八千代の繁栄を約束されていると言われた都が

何と戦い、どうやって滅んだかを証言できる人物。


しかし彼は、

いまだ明らかにされない歴史のかげに、光がさすことを良く思っていないようだった。






15: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/18(水) 06:04:36.92 ID:JdQlsT8jo



贖事係について。


名前の他に聞き出せたのは、

彼がこの死の都に住み、食事は忘れるほど昔にとったきり、

自身の歳さえ分からないということだった。


日記青年 「家のようなものは?」


彼は遠くに立つ、尖塔の形をした瓦礫を指さし、

あそこで眠るだけだと言った。






16: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/18(水) 06:10:35.77 ID:JdQlsT8jo



空を仰ぐ少年のもとを訪ねるのは、

彼の日課だった。欠かした日は無いという。


彼は少年の名は知らないばかりか、生前の顔も分からないらしい。

見つけたときには、原型をとどめていなかったそうだ。


贖事係と少年の骸との間には、何の縁もない。



それなのに、なぜ彼は毎日、少年の前にひざまずくのか。






17: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/18(水) 06:21:40.11 ID:JdQlsT8jo



十数年前ごろまで、

この都の残骸にはいくつもの立ったままの死体、立死体があったらしい。


ことごとくが少年と同じように空を仰ぎ、顔は無惨に潰れていたという。



贖事係 「寝かせてやろうと思いましたが、彼らは足首まで死体の海に埋まり、どうやっても動かすことができませんでした」

贖事係 「死体は自然と乾いていきました」

贖事係 「不思議なことですが、乾くごとに彼らは綺麗になっていきました」

贖事係 「時間という、何者にも止めようのない流れが」

贖事係 「彼らにまとわりついた汚れを削ぎ落としていくようでした」






18: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/18(水) 06:28:55.88 ID:JdQlsT8jo



彼は立死体の全てを巡り、毎日「無言の会話」を続けたそうだ。



贖事係 「汚れが落ちきったかという頃になると、彼らは背中から倒れていきました」

贖事係 「……決まって、それは私の目の前で起こりました」


贖事係 「信じられないことでしょうが」

贖事係 「死体の海へ沈むとき、彼らの顔にはたしかに表情があるのです」

贖事係 「皆、何か重い苦しみから解放されたような、安らいだ笑顔を私に向けて倒れていく」

贖事係 「そうやって一人、また一人と倒れていき」

贖事係 「とうとう、残るのはあの子だけとなりました」



それから十数年をかけても、少年は倒れなかった。






19: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/18(水) 06:32:42.55 ID:JdQlsT8jo



贖事係 「思うに、彼らは死んでいなかったのではないか」

贖事係 「あの戦乱の最中、致命傷を負い、まさに死のうというときに」

贖事係 「何かが起こり、彼らの中の時間が狂い、止まってしまったのではないか」


日記青年 「中の時間……」


贖事係 「彼らの中の……私は魂だと思いたい」

贖事係 「たとえ肉体が朽ちようとも、彼らの魂は死に最も近い壮絶な痛みだけを感じ続けたのではないか」

贖事係 「どうにかして呪縛から解放されたとき、彼らの魂に時が戻り、肉体と共に死を迎えるのではないか」

贖事係 「そうでなければ、死に倒れていく者の顔があれほど穏やかであるはずがないのです……」






21: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/18(水) 06:41:42.02 ID:JdQlsT8jo



日記青年 「私も、これまでの旅の中で不思議なことに出会ってきました」

日記青年 「あなたの言葉を信じることに抵抗はありません」

日記青年 「ですがだとしたら、あの少年は……」


贖事係 「…………」



彼が食事をとらなくなったのは、

立死体が少年のみになった頃だという。






22: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/18(水) 06:50:29.03 ID:JdQlsT8jo



贖事係は、何か大きな働きが自身を生かし続けている、と言った。



贖事係 「おそらく、私と彼らに大差はない」

贖事係 「魂を生かされ続けているのです」

贖事係 「違いがあるとすれば、身体という入れ物」

贖事係 「彼らの身体は死にましたが、私の身体は死ななかった」

贖事係 「それだけにすぎないように思う」



彼によれば、

身体という入れ物に魂が宿ることで、はじめて意思のある生き物になるという。






23: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/18(水) 06:57:44.20 ID:JdQlsT8jo



贖事係 「私たちは……今となっては私とあの子だけですが」

贖事係 「贖いをさせられているのだと思う」

贖事係 「毎日、食事をとるように」

贖事係 「生きるためではなく、死ぬために」

贖事係 「許しを乞い続けているのです」



彼の「食」の発音は独特で、

むしろ「贖」に近い。






24: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/18(水) 23:06:13.61 ID:JdQlsT8jo



贖事係 「……彼はいったいどれほどの罪を犯したのか。一向に倒れる気配がありません」

贖事係 「何十年をかけても贖いきれていないのです」



最後まで残った少年が、立死体のうちで一番若かったという。



贖事係 「ときどき雨が降るのですが、この子の眼窩が雨水を溜め溢れさせるさまは、まるで涙を流しているように見える」

贖事係 「……ですが」



再び少年に近づいて、贖事係は指をさす。

少年の枯れたの足に何本かのツタが絡みついて、膝あたりまで伸びていた。






25: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/18(水) 23:14:52.30 ID:JdQlsT8jo



贖事係 「ツタが身体を覆いつくすときが来ても、この子は立っているのかもしれない」

贖事係 「そのときは私も死んでいないのでしょう」

贖事係 「きっと、全ての死体が地に倒れるときに、私の贖罪も終わるのだろうから」



贖事係は考える。



贖事係 「彼の、この植物が花を咲かせ、子孫を増やしたとするならば、どうなるのでしょうか」

贖事係 「支柱となったこの子は、生命の綾を紡いだ一糸となるのではないか」

贖事係 「この子の魂に、贖うべき罪とは違う何かが刻まれるのではないか」



ときどき、少年とツタを見て心強く思うという。


死ぬための時間を生きる気力がわくのだという。


そして、生と死は複雑に絡み合い、決して引き離すことのできないものだと痛感するそうだ。






26: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/19(木) 00:01:38.50 ID:JVNMNhkeo



贖事係 「生きていることはそれだけで素晴らしいのでしょう」

贖事係 「けれど、死ぬこともまた、素晴らしいことだと思うのです」

贖事係 「命は素晴らしい」

贖事係 「恐れる必要はなかった。目を背ける必要はなかった」

贖事係 「恐ろしいことだけれど、目を背けたくなることだけれど」

贖事係 「生きることも、死ぬことも、すべて命は素晴らしい……」



嘆きとも怒りともつかない声で言って、彼は目を閉じ、

まぶたにうつるいつかに意識を飛ばす抜け殻のようになった。


私は取材をきりあげた。


音も死んだような地の夜はいよいよ深くなっていき、

一方で、夜空はあざ笑うように賑わいを増していった。







27: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/19(木) 00:21:18.11 ID:JVNMNhkeo



…………



幻の絵画について。


戦乱の前にどこかへ運ばれたらしいことくらいしか、

手がかりを得られなかった。



裸足少女 「あら、また会ったわね」


日記青年 「ああ、やあ、よく会うね」



ちょうど無人の駅に停まっていた、来し方からの列車にかけ込んで、

私はその地をあとにした。






28: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/19(木) 00:45:48.46 ID:JVNMNhkeo



…………



裸足少女 「……昔、ある町の若い人たちの間で」

裸足少女 「過剰に死を美化する運動があったそうよ」

裸足少女 「わずか数十日のあいだに、多くの人が競うように」

裸足少女 「奇抜な方法で自ら命をたっていったらしいわ」


日記青年 「そうか」


裸足少女 「町の偉い人たちは彼らを片っ端から捕えて収容し」

裸足少女 「徹底的な監視のもとで生を強制していった」


日記青年 「それで、運動は沈静化したのかな」


裸足少女 「今度は、町全体が過剰に生を美化するようになってしまったの」

裸足少女 「死にまつわるあらゆるものが町から排斥され」

裸足少女 「やがて、町の辞書から死という言葉が削除される事態にまでなったそうよ」






29: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/19(木) 01:03:25.44 ID:JVNMNhkeo



日記青年 「けれど、死ぬっていうのは自然に起こる現象じゃないか」


裸足少女 「それでも、死を認められなかった」

裸足少女 「死の美化運動の恐怖は、それだけ強かったのよ」


日記青年 「反動は恐ろしいね」


裸足少女 「自殺はもちろん、寿命であっても死は重罪視された」

裸足少女 「死を遠ざけるあまり、その種類さえ区別できなくなるほどに、死について忘れていった」

裸足少女 「ただ、恐怖だけを残して」


日記青年 「知らないというだけで、恐怖は倍増するものだね」


裸足少女 「ええ」

裸足少女 「……末期、町の最高刑は死よりも忌むべきものであったというわ」






30: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/19(木) 01:12:56.31 ID:JVNMNhkeo



日記青年 「死が一番そうであるはずなのに、それよりもなのか」


裸足少女 「もはや未知のものとなっていた死に対する恐怖で、町全体が錯乱状態にあったのよ」

裸足少女 「命のありかたを歪めることに、疑問さえ持たないくらいに」


日記青年 「…………」


裸足少女 「そしてついに、死への罰だったその刑は」

裸足少女 「死の予防と、死への攻撃というかたちでふるわれることになった」

裸足少女 「ある日、一瞬で、その町の人々はことごとく」

裸足少女 「生きているとも死んでいるともつかないものへと変わってしまった」






32: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/19(木) 01:19:41.56 ID:JVNMNhkeo



日記青年 「それじゃ、まるで」


裸足少女 「そうね。私たちが知り合ったときに行った、あの城市の迷路と似ているわね」


日記青年 「……生きてもいないし、死んでもいない」


裸足少女 「それはもう、命ではなかった。生き物ではなかった」

裸足少女 「生に満ちていたその町は、そうやって一夜にして滅んでしまったのよ」






33: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/19(木) 01:37:55.28 ID:JVNMNhkeo



…………



日記青年 「ところで、君の膝の上で寝ているその子は誰だい」


裸足少女 「知らないわ」

裸足少女 「あなた、次はどこへ行くの」


日記青年 「鉱夫の都に行こうと思っているよ」


裸足少女 「そう。偶然ね」



大陸を行く列車はなだらかなのぼり坂にさしかかり、風が草と砂のにおいにかわった。

私はカメラを手に、車窓から顔を出した。






34: ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/19(木) 01:39:18.71 ID:JVNMNhkeo



ファインダー越しの彼の地は分厚い暗雲を纏い、

まるでいったいが贖いを強いられているようだった。




…………

……


おわり






35: シャルロッ亭きゅっぷい ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/19(木) 01:58:38.69 ID:JVNMNhkeo



おまけ






36: シャルロッ亭きゅっぷい ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/19(木) 01:59:18.22 ID:JVNMNhkeo



盟主の城 魔貴族娘の館  超エレガンティック秘密倉庫



ガササ ガサゴソ ゴソッ


魔貴族娘 「ん?」

魔貴族娘 「……何ですの、このクソみたいな雑誌は」


イケメン老執事 「おや。いやあ、懐かしいですね。そんなところにありましたか」

イケメン老執事 「私のことが書かれている記事があるんですよ、これ」

イケメン老執事 「ははは、本当に懐かしいなあ。1200年ほど前でしょうか」

イケメン老執事 「あの若者は元気にしていらっしゃるかなあ」


魔貴族娘 「天使か魔王か勇者でもない限り、何度か転生していると思いますわよ」

魔貴族娘 「と、こんなものを読んでいる場合ではありませんわ」

魔貴族娘 「あれを探さなくては!」

魔貴族娘 「あなたも、ちゃっちゃか手伝いなさい」


イケメン老執事 「はいはい」


ガサゴソ ゴソゴソ


魔貴族娘 「……ぬっふっふ。見てらっしゃい」

魔貴族娘 「必ずや、我が家に伝わる秘伝魔法フタナールを手に入れて」

魔貴族娘 「幼女魔王さんを身も心も虜にして、我が妻にむかえてやりますわ!」

魔貴族娘 「ぬうぉ~~ほっほっほっほ!」

魔貴族娘 「ぬうぉ~~~~~~~」

魔貴族娘 「ほっほっほっほっほっほっほっほぉ……!」




…………

……






37: シャルロッ亭きゅっぷい ◆tHMiOqNMgmiR 2014/06/19(木) 02:03:07.29 ID:JVNMNhkeo



おまけ
イケメン老執事 「お嬢様の探し物を手伝っていたら、発掘むかしの黒歴史」

おわり



幼女魔王 「処女だけど寂しいから人型のしもべを手に入れて甘えたい」
に続く




ありがとうございました





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