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SS速報VIP:【ミリシタ】ミリオン童話劇場その2~ヘンゼルとグレーテルと〇〇~
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1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/12/17(金) 20:45:42.41 ID:W4nFrLjh0

昴(ヘンゼル)「くそぉ……幻の青いチュパカブラを探していたら迷ったぞ……」

未来(グレーテル)「怖いよぉ、お兄ちゃん……」

昴「大丈夫だグレーテル。まずは迷わないようにパンでもちぎって道しるべを……」

未来「パン美味しいよ、お兄ちゃん」モグモグ

昴「っておい! あぁ、もうパン無いじゃん。仕方ない、茜ちゃん人形を千切って道しるべにしよう」ブチブチ

茜ちゃん人形「」ギャアアアアアアアアアア

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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/12/17(金) 20:46:43.32 ID:W4nFrLjh0

昴「くっそー、すぐにどっか飛んで行っちゃったよ」

未来「茜ちゃん人形の中身、綿だもんね。小石とかにした方が良かったかも」

昴「確かになぁ。ここどこだろう……」

未来「あっ! お兄ちゃん、あれ見て!」

昴「うわ、なんか歩いてるうちに変な家に辿り着いた」

未来「これ全部お菓子みたいだよ! すごいねお兄ちゃん!」

昴「だな! 本物なのか? これ」



3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/12/17(金) 20:48:00.74 ID:W4nFrLjh0

ガチャ

琴葉(魔女)「あら、可愛らしいきょうだいね、いらっしゃい」

未来「わっ! お菓子の家から人が出てきたっ!」

昴「うわ、ここモデルルームじゃなくて、マジで人住んでるのかよ」

未来「すっごい蟻とか来そうだよね」

琴葉「家主の前でドン引きしないで。住んでる人の前でそれは傷つくわ」

昴「おっとっと、ごめん。それで、このお菓子は本当に食べられるやつなのか?」

琴葉「ええ。全部本物のお菓子だから食べられるわ」

未来「本当だ、美味しいー」モグモグ

琴葉「食べれはするけど、できれば家の壁は勘弁してっ!」



4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/12/17(金) 20:48:55.68 ID:W4nFrLjh0

琴葉「コホン……こんな森の中を歩いて疲れたでしょう? 家の中にも美味しいお菓子がたくさんあるから、どうぞ食べていって?」

昴「なんだ、思ったより優しいな。魔女みたいな服着てるから、てっきりオレら子供を攫っていくような魔女かと思ってたぜ」

琴葉「ドキッ……そ、そんなことないわよ?」

昴「だよな~。へへっ、ごめんごめん」

未来「そうだよお兄ちゃん! きっとお菓子作りが大好きなお姉さんってだけだよっ!」

琴葉「そ、そうそうそんなところ! さあさあ、中にどうぞ?」

昴&未来「「おじゃましまーす!」」

琴葉「……ふふふっ」



5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/12/17(金) 20:49:57.22 ID:W4nFrLjh0

バタン

琴葉(……ふぅ、一瞬危なかったけど家に入れてしまえばこっちのもの……)

琴葉(そう! 私は正真正銘、魔女……お菓子をたくさん食べてまるまる太った子供を……うふふ)ニヤリ

昴「すげー! 本当にお菓子だらけだー! あっ、菓子パンもあるのかー!」キラキラ

未来「机の上にも食べ物いっぱいだ~。 お菓子だけじゃなくてパンも作れるんだね!」キラキラ

琴葉(褒めてもらえるのはちょっと嬉しい)テレッ

昴「でっかいチョ〇バットだ! 本当のバットみたいに使えるぞこれ!」ブンブン

未来「こっちにはおっきなチョ〇ボールもあるよ! ちょうど野球ボールくらいの大きさだね」ニギニギ

琴葉「あれ? なんだか嫌な予感が」

昴「良いこと思いついた! これとそのボールで野球できるじゃん!」



6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/12/17(金) 20:50:39.03 ID:W4nFrLjh0

未来「たしかに! お兄ちゃん頭良い! それじゃあお兄ちゃん行くよ~」

昴「おしっ! いつでも来いっ!」

琴葉「ちょ、ちょっと二人とも? 室内で野球はやめt」

未来「ていっ」ビュッ

昴「そりゃあ!」ブンッ

カキーン バキッ

琴葉「チョ〇ボールが天井にめり込んだ……。というかチョコなのになんで金属音が鳴るの……?」

未来「ナイスバッティング! まだまだ行くよ!」

昴「よしっ! かかって来い!」

カキーン! バキッ! グシャ! カキーン! バコッ! ドカーン!

琴葉「ちょっとーー! ストーーップ!!」



7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/12/17(金) 20:51:52.54 ID:W4nFrLjh0

貼り紙『家の中で野球をしてはいけません!』

琴葉「……よし、これで良し。もう! 野球をここでやっちゃダメでしょ!」

昴&未来「「ごめんなさーい……」」

昴「それなら外に出て野球してもいいか?」

琴葉「えっ? 外はちょっと……」

琴葉(そのまま逃げられても困るし……)

昴「ちぇ~ダメか~。どうしよっか、グレーテル」

未来「もっと食べようよお兄ちゃん!」

昴「お前さっき外でパン食べてたのによくたくさん食べられるな」

未来「え~、甘いものは別物だよ~」

琴葉「たくさんあるからどんどん食べて良いわよ」

未来「わーい」ワーイ

琴葉(計画通り……! これでお腹がぽっこりしたころには食べ頃に……。人間食べたことないから食べ頃とか分からないけど!)

コンコン

琴葉「? 誰か来客が……」



8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/12/17(金) 20:53:09.27 ID:W4nFrLjh0

美也(チルチル)「失礼します~、どなたかいらっしゃいませんか~」

エレナ(ミチル)「あっ! 居たよっ! チルチルお兄ちゃん!」」

琴葉「えっ? またきょうだい?」

昴「ん? おおっ! チルチルとミチルじゃん!」

美也「きょうだいで森で会うなんて奇遇ですね~」

琴葉「いやいや、きょうだいではあるけど童話違いじゃ……」

エレナ「おっはよーヘンゼル! グレーテルも元気?」」

未来「うん元気元気~! 2人はどうして森までやってきたの?」

美也「はい~。私たち、青いチュパカブラを探してここまで来たんです~」

昴「なんだ~、2人も青いチュパカブラ探しか~」

琴葉(青いチュパカブラって何……?)



9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/12/17(金) 20:54:24.40 ID:W4nFrLjh0

美也「お姉さん、この辺りで青いチュパカブラは見たことないですか~?」

琴葉「えっと、青色どころかチュパカブラすら見たことないと思うけど……」

美也「そうですか~。む~ん、ここに住んでいる人に聞いても分からないってことは、やっぱりこの辺りには居ないんでしょうか~」

昴「かもな。オレらも探したけど全然居なかったし」

エレナ「だよネ~。見つけたら幸せになれるらしいけど、どこに居るんだろう……」ウーム

未来「今日のラッキーアイテムだもんね! 青いチュパカブラ」

琴葉「朝の占い程度の物だったの!? しかもUMA指定するってラッキーにさせる気ないよねその占い」

昴「うーん、仕方ない。茜ちゃん人形を青色ペンキでドブ漬けして代用するか」ズボッ

茜ちゃん人形2「」ギャアアアアアアアアアアア

美也(どこからペンキを取り出したんでしょう……?)

昴「これでラッキーアイテムまではいかないけど、持ってればこの後少しくらいは良いことあるだろ」

琴葉(そういうものかしら?)



10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/12/17(金) 20:55:48.37 ID:W4nFrLjh0

美也「ちなみにヘンゼルとグレーテルはお姉さんの家で何をしていたんですか?」

未来「お菓子をご馳走してもらってるんだ~。あむあむ」

エレナ「え~っ! いいなぁグレーテル! 私も食べたいヨ~!」

琴葉「あなたたちも一緒に食べて良いのよ? お菓子はたくさんあるから」

美也&エレナ「「わ~い!」」

琴葉「ほっ……」

琴葉(予想外過ぎる来客だけど、全員太らせて平らげてしまえば問題ないはず……!)

エレナ「あっ! このチョ〇ボール、すっごく大きくてサッカーボールみたいだネ!」

未来「ホントだ~! 私がさっき見つけたやつよりずっと大きいー」

美也「蹴るのにはちょうどいいかも知れませんね~」

琴葉「あれ、なんかデジャブ」



11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/12/17(金) 20:56:43.57 ID:W4nFrLjh0

エレナ「そうだ! これでサッカーボールしようヨ!」

昴「おっ、サッカーか! オレも一緒にやるー!」

未来「野球はダメだけど、サッカーは書いてないからセーフだよね!」

琴葉「何そのとんち!? 普通にダメだよ!?」

エレナ「それーー! キックオーーフ!!」

ガッシャーン! ドカーーーーン!

美也「わぁっ、豪快ですね~。それ~」

ボヨーーン、バシューーーーン!

昴「よっと! グレーテル、パス!」

未来「オッケーお兄ちゃん、シュート!」

バシッッッ!! ドンガラガッシャーーーーン!!

琴葉「やめてーー! ストップ、ストーーーーップ!!」



12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/12/17(金) 20:58:02.77 ID:W4nFrLjh0

琴葉「――はっ! 気を失ってたみたい! い、家はっ!?」バッ

家だったもの『……』

琴葉「」

琴葉「わ、私のお菓子の家が……。慣れない魔法で頑張って作ったのに……」ガクッ

琴葉「子供たちは私が気絶してる間に居なくなってるし……うっ、なんか胃が……」キリキリ

琴葉「……あれ? 机の上に手紙と人形?」

手紙『お姉さんが倒れていたので、お手紙を残しておきます。お家を壊してしまい、ごめんなさい。ヘンゼル、グレーテル、チルチル、ミチル』

青い茜ちゃん人形『……』

琴葉「これは……」

昴『これでラッキーアイテムまではいかないけど、持ってればこの後少しくらいは良いことあるだろ』

琴葉「青色の人形。……ふふっ、根は良い子たちなんでしょうね」クスッ

琴葉(そんな子供たちを食べようとしたバチが当たったのかもね。まぁ子供なんて今まで食べたことないけど)

琴葉「…………よしっ!」グッ



13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/12/17(金) 21:00:05.71 ID:W4nFrLjh0

恵美(魔女2)「やっほー、久しぶりー! ……って、家だいぶ変わってない?」

琴葉「久しぶり。ちょっと思うところがあって模様替えを……」

恵美「前は見るからにお菓子の家って感じだったよね? なんか全体的にお店っぽくなった感じ? あと、なにこれ?」

貼り紙『店の中で野球・サッカー・その他球技をしてはいけません!』

琴葉「念のために書いておいたの」

恵美「いやー、流石に室内で野球とかサッカーなんてしないでしょー」

琴葉「あはは……」

恵美「そういや前は何でお菓子の家にしていたんだっけ?」

琴葉「それはまぁ、子供が来やすいようにして……。流石に良心が痛んでやめたけど」ゴニョゴニョ

恵美「子供をわざわざ呼んで何をするの? ……はっ! もしかしてそういう趣味? いや~ん」

琴葉「ち、違うからっ! 子供を食べると魔力が増大するっていう言い伝えが……」

恵美「え~っ、あんなの迷信に決まってるじゃーん」

琴葉「…………えっ」

琴葉(……あっぶなー)



14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/12/17(金) 21:03:39.21 ID:W4nFrLjh0

恵美「んで今はお店……パン屋さん?」

琴葉「お菓子とパンを置いてる店を開いたの。人間さんたちに食べてもらおうと思って」

恵美「そうなんだ~。そういえば料理は前から上手かったし、案外魔女よりも天職かもね」フフッ

琴葉「もうっ! そんな事言って~……」

恵美「にゃはは、ごめんごめん……ん?」

琴葉「どうしたの?」

恵美「そこの窓に飾ってる青一色の人形が何なのかなって思って」

琴葉「それは、幸せを呼ぶ人形……青い茜ちゃん人形よ」クスッ

恵美「えーっ、何それ~」ケラケラ

子供たちとの交流でなんやかんやで子供を食べようとするのを辞めた魔女。
お菓子の家をお菓子とパンの店に立て直し、森の中の美味しいお店として人間に好かれるようになりましたとさ。

めでたしめでたし



15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/12/17(金) 21:04:28.09 ID:W4nFrLjh0

小鳥「今回はこんな感じです! 他の童話も混ぜてみました!」

P「それは別に構いませんけど……。茜から、茜ちゃん人形のストックが2体減ってるって聞いていたんですけど、無断で使いました?」

小鳥「……てへっ」ピヨッ

P「2体分の価格の3倍、給料から天引きを頼んどきますね」ピッ

小鳥「2割増し! せめて2割増しくらいでお願いします!」




16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/12/17(金) 21:05:52.87 ID:W4nFrLjh0

おしまい

R.I.P 茜ちゃん人形×2


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SS速報VIP:【ミリシタ】ミリオン童話劇場その2~ヘンゼルとグレーテルと〇〇~