かな子「うーん……」ペラッ
杏「どったの?珍しく本を……冬のお菓子特集?」
かな子「うん。ほら、智絵里ちゃん達クリスマスは名古屋のライブに行っちゃうでしょ」
杏「あー。でも本人は瞬間移動できるし……」
かな子「でも一人だけじゃ、ケーキの数とかも限られるからなぁ……」
2: ◆Vysj.4B9aySt 21/12/24(金)21:30:55 ID:nzhQ
ごちうさとのクリスマスコラボSSになります
こちら智絵里達が瞬間移動できる等、独自の内容がありますのでよろしくお願いします★
杏「じゃあ、前に桃華が言ってたシュトーレンとかいうのは?たしかドイツのクリスマス用のお菓子だっけ?」
かな子「シュトーレンか……でも本来は既に作ってないといけないからなぁ(注)」
杏「ドイツがダメならイタリアとかなら?……英国やフランスは、身内がいるからはぶられたとか言いそうだから問題だけど」
かな子「ふふっ、フレデリカちゃんやケイトさんが怒るよ」
(注意。シュトーレンはあちらではクリスマス前に作り、毎日少しずつ消費して味の変化を楽しんでいく文化があるそうです)★
杏「じゃあ、みちる辺りにでも聞いてみる?」
かな子「それがね、こないだ聞いたんだけど」
杏(聞いていたんだ……)
みちる『クリスマスですか?んー、うちは特には作りませんからね。ミニケーキを作るぐらいです!』フゴフゴ
『あー、シュトーレンは賞味期限の問題とかありますし、パネトーネはイースト菌が手に入らないので……申し訳ありません』フゴフゴ
かな子「って。商売屋さんって難しいんだね」
杏「(先にパンを食べながらって突っ込もうよ……)そ、そっか。……ねぇ。パンといえばあそこ、ラビットカフェの……えっと」
かな子「あ、ココアちゃん?」
杏「そうそう。あの子ならパン屋の娘だから作ってないかな?」
かな子「そっか!聞いてみるよ!」ピロピロピロ★
ココア『シュトレン?うん、作ってるよ』
『うん、チノちゃんに毎日食べさせてあげてるよ。少しずつ熟成されていくから、味が変わってて面白いよね』
『うん。沢山作ったよ。よかったら、何個かおすそ分けするよ』
『うん。じゃあ、明日事務所に行けばいいんだね』
『じゃあ、おやすみなさい』チーン
かな子「ふぅ……」ガチャ
杏「ちょ!何勝手に事務所に呼んでるのさ!」
かな子「あ」
「(シュトーレンは)おいしいから大丈夫だよっ」テヘペロ
杏「まってちがう」☆
ーー次の日(24日)
ーー事務所玄関
かな子「まだかなまだかな?」
智絵里「ココアちゃん、ちゃんと来れるでしょうか?」
杏「な、なんで、寒いのに杏まで待つの……」ハァ
唯「ねーねー!そのシュトーレンって、チョーカッコいいよね!」
千枝「千枝も桃華ちゃんに聞いたぐらいしか知りませんから」ワクワク
みちる「フゴフゴフゴフゴ(私、本物は気になります!)」
愛梨「シュトーレンかぁ……一度作ってみようかな」
志保「クグロフなら作ったことあるけど……パネトーネは輸入のしか食べたことがないからなぁ」
フレデリカ「クグロフならよく食べるよー。ママがあっちで食べてたんだって」
志希「つまり、宮本家にクリスマスにお邪魔すればいつでも食べられるんだー!」
周子「お腹すいたーん」グー
智絵里「……ギャラリーがいっぱいだね」
杏「はぁ」☆
タッタッタッ
ココア「お待たせーっ……って、うわっ!アイドルでいっぱいだよっ!」
チノ「ハァハァ……すみません。遅れてしました」
「それより、私とココアさんが持ってきた分だけで足りるのでしょうか?」
かな子「い、一応、智絵里ちゃんの分だけだったのにね……」
ココア「気にしない気にしない」
チノ「じゃあ、急いで戻りましょうか。お店もありますし」
志保「じゃあ、私も手伝いに行くから」←毎年手伝ってます
ココア「わぁ、ありがとう!」
唯「あー、二人とも……5分か10分だけいいカナ?」
コ・チ『?』★
藍子「じゃあ、撮りまーす」
「3・2・1……」
千枝「唯と」
唯「千枝と」
二人「ぽてとまっしゃー料理帖!クリスマスイヴ簡易版!!」
唯「クリスマスといえばケーキ!」
千枝「ショートケーキやブッシュドノエルとか色々ありますが、欧州ではどのようなものを食べているか気になりますよね」
唯「そこで、知り合いの喫茶店の子をゲストに呼んでみました!」
チノ「ど、どうも始めまして……ラビットカフェというお店から来ました、香風智乃といいます」カチコチ
ココア「保登心愛でーす!今日はドイツの伝統的パン菓子のシュトレンを持ってきました!」
千枝「わぁ……千枝、桃華ちゃんからおいしいって聞いてましたから気になります!」
唯「たしか、少しずつ食べるんだっけ?」
チノ「あ、はい」カチコチ
杏「だからって、今撮らないでも……」
ちひろ「まぁ、うちの事務所的にはいい宣伝になりますからね」カチャカチャ
智絵里「すごい……その場で編集してる」
ちひろ「……昔々、まだ事務所が小さい時は、私がカメラマンをしてましたし」(アンサンブル参照)
かな子「あはは……」☆
ーーその頃
ーーラビットカフェ
リゼ「遅いな、ココア達……」
菜々「きっと久しぶりに会ったから話し込んでいるんですよ」
咲耶「こっちは……まだ何とかなる客入りだから心配はいらないさ」
甘奈「あれ?甜花ちゃんは?」
トタトタトタ
甜花「た、大変……み、みんなが……インターネットに……」
一同『えぇーっ!』
菜々「だ、大丈夫なんですか?!」
リゼ「わからない。シュトーレンなんかそんなに数はないはずだ!」
甘奈「つまり……今から作るの?」
甜花「ひぃ…ん!」
咲耶「とりあえずここは何とかするから、リゼは連絡を!」
リゼ「すまないっ!」
バタバタ★
ーーさらに同じ頃
ーー283プロ
バタン
結華「こがたん、大変ーっ!」
小糸「ぴゃっ……!」
結華「およ?いとちゃんだけ?」
小糸「ぴゃあ……は、はい……」
結華「困ったなぁ。いつもの喫茶店がよ○つべで上がってんのに」
小糸「き、喫茶店……?」
結華「お、いとちゃんも気になる?」
小糸「ぴゃあぁぁぁ……ご、ごめんなさい……」
結華「まぁまぁ、そう言わずに」グイグイ
小糸「ぴぇぇぇぇ……」ジタバタ★
ーー25日
ーーラビットカフェ
ズラーッ
結華「うわーっ!すごい行列だね」
小糸「ぴゃあぁぁ……や、や、やっぱり、ここは帰っておうちで……」
結華「こうなったら、シュトーレンを食べるまでは帰らないからね!」メラメラ
小糸「わ、私もですか……?!」
結華「当然!」フンヌ
小糸「ぴゃぁぁぁ……」ガクリ
ーー一方店内では
ココア「シュトーレン焼けたよっ!」
千枝「それじゃあ、事務所に送ります!」
リップバンウィンクルエフェクト
ヒュン
咲耶「あれは何をやっているんだい?」
菜々「アレですか?一旦346の事務所に送って」
咲耶(その瞬間移動がそもそも……まぁいいか)
志保「時間子を操って、熟成したのと半熟成したのを調整してるのよ」
咲耶(なるほど……わかららない)
甘奈「簡単に言うと、346の高森藍子ちゃんにゆるふわで何とかしてもらっているんだ」
甜花「高森さんの能力って便利だよね」
咲耶(便利で済むような事だろうか……?)
マヤ「そんなことより、一人ヘルプお願い!」
メグ「お店が回らないよぉ」
志保「じゃあ、私が行ってきます!」
ーー346事務所
藍子「ゆるふわー、ゆるふわー」
「ふぅ……これで10日ぐらいは熟成できましたよ」
唯「じゃあ、これをあっちに送ろうっか☆」
芳乃「おまかせをー」ヨシノンパワー
藍子「ふぅ、昨日の動画がこんなに影響を与えるなんて……」
ちひろ「宣伝戦の第一歩は勝利ですが、兵站が続かないと戦線は維持できませんからね」
唯「アユマリンでも補給の重要性は説いてたもんね♪」
こずえ「ふぁー……ぱわー注入ー……」パァァァッ
藍子「ふぅ、力が漲ってきます!」
みちる「346カフェの分のシュトーレンとクグロフ焼けました」フゴフゴ
かな子「ジンジャークッキーも焼けました!」
茜「では、急いで持って行きます!」
「ボンバー!」ガラッ
ヒューン
唯「……ここ6階だよね?」
藍子「茜ちゃんだから……大丈夫だよ。きっと」
ーー(もう一度戻って)ラビットカフェ
結華「こんなに並んでると、中を覗きたくなりますのお」チラッ
小糸「あ、だ、ダメだよ……」
結華「中々盛況してますな……あ!?」
小糸「ぴゃあ!……ど、どうしたんですか?」
結華「さ、さくやんになーちゃんにてんちゃんが……」
小糸「え?」
咲耶「いらっしゃいませ。お次の二名でお待ちの太田様。こちらへどうぞ」
甜花「なーちゃん、シュトーレンセット、で、出来たよ」
甘奈「はーい。あ、8番テーブルにカフェラテのおかわりお願いしていい?」
甜花「う、うん。甜花頑張る!」
咲耶「ふふっ、負けていられないな」
結華「……」
(みんな休みなのに……)
(三峰なんかレッスンもせず、ただ暇していただけなんだよ……)
(なのに、あの三人は目的でもあるかのように……あんなにキラキラと接客してるよ)
(……人として……アイドルとしてこりゃ負けてるなぁ)
「……たしか、なーちゃんとてんちゃんは今日、誕生日なんだよね」
小糸「そ、そうなんですか?」
結華「いとちゃん、ごめん!そっちにちょっと行ってくるから!」
スッ
ギュッ
「ん?」
小糸「わ、私も……」
結華「いとちゃん……」
小糸「私も、い、一緒に……」
結華「……」
「うん、喜んで!」
ーー夕方
智絵里「じゃあ、そろそろ……」
茜「ライブの時間です!」
藍子「ごめんね。色々働かせちゃって」
茜「なんの!ウォーミングアップには丁度よかったです!」
杏(6階から下までの往復を何十回したと……)
かな子「じゃあ、あっちのみんなの分のシュトーレンとジンジャークッキーだよ」
智絵里「わぁ、出来立て……うん。頑張ります!」
茜「もう食べていいですか!?」
藍子「もぅ……一切れなら」アーン
茜「(パクッ)うん、おいしいです!」
智絵里「それじゃ」リップバンウィンクルエフェクト
茜「行ってきます!」ヒュン
杏「行っちゃったね……さ、杏はパーティの時間まで……」
藍子「きらりちゃん呼んでくるね」
杏「じょ、冗談だって!!」アセアセ
ーーラビットカフェ
ココア「これが最後のシュトーレンだよ!」
菜々「あと、10人分ってとこですね」
チノ「じゃあ、シュトーレン終了のお知らせを出してきますね」
志保「……せっかくお客さんが来てくれてるけどね」
甜花「……残念だよ」
甘奈「甜花ちゃん……」
バタン
千枝「あ、あっちから、今クグロフが沢山送られてきました!」
ココア「予定変更!シュトーレン売り切れなるもクグロフ販売開始!」
リゼ「イェッサー!」
菜々「さて、もう少し頑張らないと……キャハッ」
ーーそして
マヤ「次が最後のお客さんだよーっ!」
チノ「ふぅ、何とか無事に終わりそうですね」
志保「パンケーキの粉もすっからかんだもんね」
タタタタッ
結華「ごめーん!まだやってる!?」カランカラーン
小糸「はあっ、はぁはぁはぁ……」
咲耶「結華!?それにnoctchillの……」
甜花「ど、どうしよう……何かないかな?」オロオロ
結華「あー、三峰達は違うから」
甘奈「?」
結華・小糸『お誕生日おめでとう』
「なーちゃん、てんちゃん」「甘奈ちゃん、甜花ちゃん」ハモリ
甘奈「え……あ、そういえば……」
甜花「誕生日……忘れてた!」
みんな『ずこー』
結華「あはは……二人らしいや」
小糸「と、とりあえず……ぷ、プレゼント、買ってきたから」
甘奈「わぁ……何々?」
甜花「これって……」
結華「オルゴール……中に二対の天使がいて」
小糸「ふ、二人に……その、そ、そっくりにしてもらうのに…じ、時間がかかって……」
咲耶「よかったね。二人共」
甘奈・甜花『うん!!』
甘奈「また……最高の誕生日……貰っちゃった……」
甜花「なーちゃん……うんっ!」
ーー夜
イヴ「それでは、皆さん乗りましたかー?」
小糸「ほ、ほ、ほ、本当に飛ぶの?!」
結華「サンタが本当にいるなんて……」
甜花「甜花、今年は……パス。千枝ちゃんに送ってもらう……」ガクブル
咲耶「では、遠慮なく乗せてもらおうかな」
菜々「それでは皆さん。今年もお世話になりました」
ココア「こちらこそ、ありがとうございました……だよっ」
チノ「なんでココアさんが仕切るんですか」
ココア「何にしろ……最後はやっぱり」
志保「この言葉で締めないと……ね」
『せーの』
『Merry X'mas!!』
AND
HAPPY BIRTHDAY OOSAKI TENKA & AMANA Sister's
もう26日ですが、メリクリあんど名古屋のライブお疲れ様でした
では橘さんが作った苺のショートケーキを食べましょう
元スレ
ごちうさとのクリスマスコラボSSになります
こちら智絵里達が瞬間移動できる等、独自の内容がありますのでよろしくお願いします★
3: ◆Vysj.4B9aySt 21/12/24(金)21:31:16 ID:nzhQ
杏「じゃあ、前に桃華が言ってたシュトーレンとかいうのは?たしかドイツのクリスマス用のお菓子だっけ?」
かな子「シュトーレンか……でも本来は既に作ってないといけないからなぁ(注)」
杏「ドイツがダメならイタリアとかなら?……英国やフランスは、身内がいるからはぶられたとか言いそうだから問題だけど」
かな子「ふふっ、フレデリカちゃんやケイトさんが怒るよ」
(注意。シュトーレンはあちらではクリスマス前に作り、毎日少しずつ消費して味の変化を楽しんでいく文化があるそうです)★
4: ◆Vysj.4B9aySt 21/12/24(金)21:39:30 ID:nzhQ
杏「じゃあ、みちる辺りにでも聞いてみる?」
かな子「それがね、こないだ聞いたんだけど」
杏(聞いていたんだ……)
みちる『クリスマスですか?んー、うちは特には作りませんからね。ミニケーキを作るぐらいです!』フゴフゴ
『あー、シュトーレンは賞味期限の問題とかありますし、パネトーネはイースト菌が手に入らないので……申し訳ありません』フゴフゴ
かな子「って。商売屋さんって難しいんだね」
杏「(先にパンを食べながらって突っ込もうよ……)そ、そっか。……ねぇ。パンといえばあそこ、ラビットカフェの……えっと」
かな子「あ、ココアちゃん?」
杏「そうそう。あの子ならパン屋の娘だから作ってないかな?」
かな子「そっか!聞いてみるよ!」ピロピロピロ★
5: ◆Vysj.4B9aySt 21/12/24(金)21:44:46 ID:nzhQ
ココア『シュトレン?うん、作ってるよ』
『うん、チノちゃんに毎日食べさせてあげてるよ。少しずつ熟成されていくから、味が変わってて面白いよね』
『うん。沢山作ったよ。よかったら、何個かおすそ分けするよ』
『うん。じゃあ、明日事務所に行けばいいんだね』
『じゃあ、おやすみなさい』チーン
かな子「ふぅ……」ガチャ
杏「ちょ!何勝手に事務所に呼んでるのさ!」
かな子「あ」
「(シュトーレンは)おいしいから大丈夫だよっ」テヘペロ
杏「まってちがう」☆
6: ◆Vysj.4B9aySt 21/12/24(金)21:52:22 ID:nzhQ
ーー次の日(24日)
ーー事務所玄関
かな子「まだかなまだかな?」
智絵里「ココアちゃん、ちゃんと来れるでしょうか?」
杏「な、なんで、寒いのに杏まで待つの……」ハァ
唯「ねーねー!そのシュトーレンって、チョーカッコいいよね!」
千枝「千枝も桃華ちゃんに聞いたぐらいしか知りませんから」ワクワク
みちる「フゴフゴフゴフゴ(私、本物は気になります!)」
愛梨「シュトーレンかぁ……一度作ってみようかな」
志保「クグロフなら作ったことあるけど……パネトーネは輸入のしか食べたことがないからなぁ」
フレデリカ「クグロフならよく食べるよー。ママがあっちで食べてたんだって」
志希「つまり、宮本家にクリスマスにお邪魔すればいつでも食べられるんだー!」
周子「お腹すいたーん」グー
智絵里「……ギャラリーがいっぱいだね」
杏「はぁ」☆
7: ◆Vysj.4B9aySt 21/12/24(金)21:59:29 ID:nzhQ
タッタッタッ
ココア「お待たせーっ……って、うわっ!アイドルでいっぱいだよっ!」
チノ「ハァハァ……すみません。遅れてしました」
「それより、私とココアさんが持ってきた分だけで足りるのでしょうか?」
かな子「い、一応、智絵里ちゃんの分だけだったのにね……」
ココア「気にしない気にしない」
チノ「じゃあ、急いで戻りましょうか。お店もありますし」
志保「じゃあ、私も手伝いに行くから」←毎年手伝ってます
ココア「わぁ、ありがとう!」
唯「あー、二人とも……5分か10分だけいいカナ?」
コ・チ『?』★
8: ◆Vysj.4B9aySt 21/12/24(金)22:10:54 ID:nzhQ
藍子「じゃあ、撮りまーす」
「3・2・1……」
千枝「唯と」
唯「千枝と」
二人「ぽてとまっしゃー料理帖!クリスマスイヴ簡易版!!」
唯「クリスマスといえばケーキ!」
千枝「ショートケーキやブッシュドノエルとか色々ありますが、欧州ではどのようなものを食べているか気になりますよね」
唯「そこで、知り合いの喫茶店の子をゲストに呼んでみました!」
チノ「ど、どうも始めまして……ラビットカフェというお店から来ました、香風智乃といいます」カチコチ
ココア「保登心愛でーす!今日はドイツの伝統的パン菓子のシュトレンを持ってきました!」
千枝「わぁ……千枝、桃華ちゃんからおいしいって聞いてましたから気になります!」
唯「たしか、少しずつ食べるんだっけ?」
チノ「あ、はい」カチコチ
杏「だからって、今撮らないでも……」
ちひろ「まぁ、うちの事務所的にはいい宣伝になりますからね」カチャカチャ
智絵里「すごい……その場で編集してる」
ちひろ「……昔々、まだ事務所が小さい時は、私がカメラマンをしてましたし」(アンサンブル参照)
かな子「あはは……」☆
9: ◆Vysj.4B9aySt 21/12/24(金)22:17:04 ID:nzhQ
ーーその頃
ーーラビットカフェ
リゼ「遅いな、ココア達……」
菜々「きっと久しぶりに会ったから話し込んでいるんですよ」
咲耶「こっちは……まだ何とかなる客入りだから心配はいらないさ」
甘奈「あれ?甜花ちゃんは?」
トタトタトタ
甜花「た、大変……み、みんなが……インターネットに……」
一同『えぇーっ!』
菜々「だ、大丈夫なんですか?!」
リゼ「わからない。シュトーレンなんかそんなに数はないはずだ!」
甘奈「つまり……今から作るの?」
甜花「ひぃ…ん!」
咲耶「とりあえずここは何とかするから、リゼは連絡を!」
リゼ「すまないっ!」
バタバタ★
10: ◆Vysj.4B9aySt 21/12/24(金)22:30:11 ID:nzhQ
ーーさらに同じ頃
ーー283プロ
バタン
結華「こがたん、大変ーっ!」
小糸「ぴゃっ……!」
結華「およ?いとちゃんだけ?」
小糸「ぴゃあ……は、はい……」
結華「困ったなぁ。いつもの喫茶店がよ○つべで上がってんのに」
小糸「き、喫茶店……?」
結華「お、いとちゃんも気になる?」
小糸「ぴゃあぁぁぁ……ご、ごめんなさい……」
結華「まぁまぁ、そう言わずに」グイグイ
小糸「ぴぇぇぇぇ……」ジタバタ★
12: ◆Vysj.4B9aySt 21/12/25(土)17:43:39 ID:H9ix
ーー25日
ーーラビットカフェ
ズラーッ
結華「うわーっ!すごい行列だね」
小糸「ぴゃあぁぁ……や、や、やっぱり、ここは帰っておうちで……」
結華「こうなったら、シュトーレンを食べるまでは帰らないからね!」メラメラ
小糸「わ、私もですか……?!」
結華「当然!」フンヌ
小糸「ぴゃぁぁぁ……」ガクリ
13: ◆Vysj.4B9aySt 21/12/25(土)17:52:04 ID:H9ix
ーー一方店内では
ココア「シュトーレン焼けたよっ!」
千枝「それじゃあ、事務所に送ります!」
リップバンウィンクルエフェクト
ヒュン
咲耶「あれは何をやっているんだい?」
菜々「アレですか?一旦346の事務所に送って」
咲耶(その瞬間移動がそもそも……まぁいいか)
志保「時間子を操って、熟成したのと半熟成したのを調整してるのよ」
咲耶(なるほど……わかららない)
甘奈「簡単に言うと、346の高森藍子ちゃんにゆるふわで何とかしてもらっているんだ」
甜花「高森さんの能力って便利だよね」
咲耶(便利で済むような事だろうか……?)
マヤ「そんなことより、一人ヘルプお願い!」
メグ「お店が回らないよぉ」
志保「じゃあ、私が行ってきます!」
14: ◆Vysj.4B9aySt 21/12/25(土)18:06:21 ID:H9ix
ーー346事務所
藍子「ゆるふわー、ゆるふわー」
「ふぅ……これで10日ぐらいは熟成できましたよ」
唯「じゃあ、これをあっちに送ろうっか☆」
芳乃「おまかせをー」ヨシノンパワー
藍子「ふぅ、昨日の動画がこんなに影響を与えるなんて……」
ちひろ「宣伝戦の第一歩は勝利ですが、兵站が続かないと戦線は維持できませんからね」
唯「アユマリンでも補給の重要性は説いてたもんね♪」
こずえ「ふぁー……ぱわー注入ー……」パァァァッ
藍子「ふぅ、力が漲ってきます!」
みちる「346カフェの分のシュトーレンとクグロフ焼けました」フゴフゴ
かな子「ジンジャークッキーも焼けました!」
茜「では、急いで持って行きます!」
「ボンバー!」ガラッ
ヒューン
唯「……ここ6階だよね?」
藍子「茜ちゃんだから……大丈夫だよ。きっと」
15: ◆Vysj.4B9aySt 21/12/25(土)23:38:19 ID:H9ix
ーー(もう一度戻って)ラビットカフェ
結華「こんなに並んでると、中を覗きたくなりますのお」チラッ
小糸「あ、だ、ダメだよ……」
結華「中々盛況してますな……あ!?」
小糸「ぴゃあ!……ど、どうしたんですか?」
結華「さ、さくやんになーちゃんにてんちゃんが……」
小糸「え?」
16: ◆Vysj.4B9aySt 21/12/25(土)23:41:23 ID:H9ix
咲耶「いらっしゃいませ。お次の二名でお待ちの太田様。こちらへどうぞ」
甜花「なーちゃん、シュトーレンセット、で、出来たよ」
甘奈「はーい。あ、8番テーブルにカフェラテのおかわりお願いしていい?」
甜花「う、うん。甜花頑張る!」
咲耶「ふふっ、負けていられないな」
17: ◆Vysj.4B9aySt 21/12/25(土)23:46:37 ID:H9ix
結華「……」
(みんな休みなのに……)
(三峰なんかレッスンもせず、ただ暇していただけなんだよ……)
(なのに、あの三人は目的でもあるかのように……あんなにキラキラと接客してるよ)
(……人として……アイドルとしてこりゃ負けてるなぁ)
「……たしか、なーちゃんとてんちゃんは今日、誕生日なんだよね」
小糸「そ、そうなんですか?」
結華「いとちゃん、ごめん!そっちにちょっと行ってくるから!」
スッ
ギュッ
「ん?」
小糸「わ、私も……」
結華「いとちゃん……」
小糸「私も、い、一緒に……」
結華「……」
「うん、喜んで!」
18: ◆Vysj.4B9aySt 21/12/26(日)00:01:34 ID:aFXR
ーー夕方
智絵里「じゃあ、そろそろ……」
茜「ライブの時間です!」
藍子「ごめんね。色々働かせちゃって」
茜「なんの!ウォーミングアップには丁度よかったです!」
杏(6階から下までの往復を何十回したと……)
かな子「じゃあ、あっちのみんなの分のシュトーレンとジンジャークッキーだよ」
智絵里「わぁ、出来立て……うん。頑張ります!」
茜「もう食べていいですか!?」
藍子「もぅ……一切れなら」アーン
茜「(パクッ)うん、おいしいです!」
智絵里「それじゃ」リップバンウィンクルエフェクト
茜「行ってきます!」ヒュン
杏「行っちゃったね……さ、杏はパーティの時間まで……」
藍子「きらりちゃん呼んでくるね」
杏「じょ、冗談だって!!」アセアセ
19: ◆Vysj.4B9aySt 21/12/26(日)00:10:28 ID:aFXR
ーーラビットカフェ
ココア「これが最後のシュトーレンだよ!」
菜々「あと、10人分ってとこですね」
チノ「じゃあ、シュトーレン終了のお知らせを出してきますね」
志保「……せっかくお客さんが来てくれてるけどね」
甜花「……残念だよ」
甘奈「甜花ちゃん……」
バタン
千枝「あ、あっちから、今クグロフが沢山送られてきました!」
ココア「予定変更!シュトーレン売り切れなるもクグロフ販売開始!」
リゼ「イェッサー!」
菜々「さて、もう少し頑張らないと……キャハッ」
20: 名無しさん@おーぷん 21/12/26(日)00:18:06 ID:aFXR
ーーそして
マヤ「次が最後のお客さんだよーっ!」
チノ「ふぅ、何とか無事に終わりそうですね」
志保「パンケーキの粉もすっからかんだもんね」
タタタタッ
結華「ごめーん!まだやってる!?」カランカラーン
小糸「はあっ、はぁはぁはぁ……」
咲耶「結華!?それにnoctchillの……」
甜花「ど、どうしよう……何かないかな?」オロオロ
結華「あー、三峰達は違うから」
甘奈「?」
結華・小糸『お誕生日おめでとう』
「なーちゃん、てんちゃん」「甘奈ちゃん、甜花ちゃん」ハモリ
21: ◆Vysj.4B9aySt 21/12/26(日)00:23:50 ID:aFXR
甘奈「え……あ、そういえば……」
甜花「誕生日……忘れてた!」
みんな『ずこー』
結華「あはは……二人らしいや」
小糸「と、とりあえず……ぷ、プレゼント、買ってきたから」
甘奈「わぁ……何々?」
甜花「これって……」
結華「オルゴール……中に二対の天使がいて」
小糸「ふ、二人に……その、そ、そっくりにしてもらうのに…じ、時間がかかって……」
咲耶「よかったね。二人共」
甘奈・甜花『うん!!』
甘奈「また……最高の誕生日……貰っちゃった……」
甜花「なーちゃん……うんっ!」
22: ◆Vysj.4B9aySt 21/12/26(日)00:31:55 ID:aFXR
ーー夜
イヴ「それでは、皆さん乗りましたかー?」
小糸「ほ、ほ、ほ、本当に飛ぶの?!」
結華「サンタが本当にいるなんて……」
甜花「甜花、今年は……パス。千枝ちゃんに送ってもらう……」ガクブル
咲耶「では、遠慮なく乗せてもらおうかな」
菜々「それでは皆さん。今年もお世話になりました」
ココア「こちらこそ、ありがとうございました……だよっ」
チノ「なんでココアさんが仕切るんですか」
ココア「何にしろ……最後はやっぱり」
志保「この言葉で締めないと……ね」
『せーの』
『Merry X'mas!!』
AND
HAPPY BIRTHDAY OOSAKI TENKA & AMANA Sister's
23: ◆Vysj.4B9aySt 21/12/26(日)00:33:36 ID:aFXR
もう26日ですが、メリクリあんど名古屋のライブお疲れ様でした
では橘さんが作った苺のショートケーキを食べましょう
【アイマス】智絵里「聖夜は」小糸「ケーキもいいけど」ココア「シュトレンもだよ」【ごちうさ】