12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/11/07(土) 02:35:39.45 ID:utyeTOKFO
梓「はぁ…唯先輩、今日も良い匂いがした」
梓「はぁ…」
梓「唯先輩、あたたかかったなぁ……」
梓「………」
梓「唯先輩にもっとぎゅってしてほしいな……」
梓「はぁ………」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/11/07(土) 02:38:38.89 ID:utyeTOKFO
梓「唯先輩と……キスしたいな」
梓「キス出来たら……どれだけ幸せなんだろう」
梓「唯先輩のぬくもり、もっとほしいな……」
梓「はぁ………」
― 学校 ―
唯「あずにゃん!あずにゃん♪」
梓「唯先輩っ…!(きたーっ)」
唯「あずにゃああん♪」ぎゅうぅ
梓「先輩っ…(あぁ…唯先輩あったかい‥///)」
唯「じゃ、また部室でね!」
梓「あっ……!(もっと‥)」
梓「(もっとぎゅってしていてほしかったのに………)」
梓「はぁ……唯先輩……」
梓「唯先輩……唯先輩……!」
梓「はぁ………」
梓「どうすれば、、」
梓「もっと、ぎゅっとしてもらえるだろう……?」
梓「はぁ~………」
梓「落ち込んだふりとか……」
梓「先輩、優しいから…」
梓「いや駄目だ…そんなの先輩を騙してるみたいで‥」
梓「………」
梓「私の方から、ぎゅっとしてみるとか……」
梓「いやだって、いつもぎゅって抱きしめられてるんだから」
梓「私の方からぎゅっとしても問題ない……よね?」
梓「むしろ当然の反攻……だよね??」
梓「はぁ~………」
梓「唯先輩………」
梓「私、もう……我慢できませんよ~……」
唯「ねえ、ムギちゃん」
紬「なあに?唯ちゃん」
唯「女の子同士でぎゅってするの、変かな…?」
紬「ふふふ、そんな事ないわ。むしろ素敵よぅ?」
唯「うん、そうだよね……」
紬「どうかしたの…?唯ちゃん」
唯「いやただちょっと…」
唯「いつも一方的だなぁと思って…」
紬「……。そうね……」
唯「…………」
唯(もし………)
唯(あずにゃんの方から、私の事をぎゅってしてくれたら、、)
唯(どれだけ幸せな事か……)
唯「はぁ~………」
律「よ~し、今日も練習再開するぞー」
唯「おおっー!!」
うんたん♪うんたん♪♪
紬「梓ちゃん、そこはもう少し早くっ」
梓「澪先輩、若干ズレてます!」
律「おぅ、唯は最近上手くなったな~」
唯「ほえほえ~♪」
うんたん♪うんたん♪♪
澪「いいかんじだな…」
律「澪っ!コード踏んでるぞっ?」
澪「え?うわっ…!!」
梓「きゃあっ!!」
紬「梓ちゃん、危ない!」
唯「あずにゃんッ!!!!」がばっ
どってーん…
― 保健室 ―
唯「………」
梓「……意識が無い」
梓「……先輩、私を庇って……」
梓「………先輩」
梓「もう…どうしてそんな事するんですか…っ」ぽろぽろ
梓「私の…先輩への気持ちが、抑えられなくなるじゃないですか…っ!」
ぎゅううぅ…
梓「先輩……っ先輩……っ」
梓「唯先輩……っ」
ぎゅううぅ…
梓「先輩……」
梓「唯先輩……っ」
ぎゅううぅ…
梓「先輩………ゴメンね?」ちゅっ
ちゅ~っ
梓(先輩のくちびる…ふわふわっ)
梓(舌も…入れちゃえっ!!)
ちゅ~っ…
梓(ああ…先輩の舌…)
梓(先輩の舌だ………)レロレロ
梓(はぁ……たまらない)ゾクゾクッ
梓(先輩……大好きです……)
梓(先輩……先輩……っ!)ギュウ
梓(頭が……痺れてきた)
唯「………」
梓(先輩……先輩……っ)
唯「……(え…?何これ…??)」
唯(あずにゃん…何やってるの??)
唯「………あずにゃん?」
梓(………ッ!!)
梓「せ、先輩……?」
梓「あ……あ………っ」
梓「ご、ごめんなさいっ!!」
梓「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……っ!」
梓「ごめんなさい……っ!」
ガラッ、ピシャッ!
タッタッタッ………
唯「………」
唯「あずにゃん……」
唯「私にキスしてたんだ……」
唯「頭がボーッとする…」
唯「確かあずにゃんを庇って……」
唯「………。そっか、保健室か……」
唯「………」
唯(あずにゃんの唾液が、口の中に残ってる……)
唯(………ゴクリ)
唯(あずにゃんの唾液が、私の中に入っていく……)
唯「……ッ、体がっ……熱い…っ!」
唯「あずにゃん…っ!!」
唯「私…、どうして意識無くしてたんだろう…」
唯「あずにゃんと…キス出来ていたのにっ……!」
唯「あずにゃん……どこ~?……」
梓「はぁ、はぁ…はぁ。……」
梓「逃げて来ちゃった……」
梓「先輩、いきなり目を覚ましてるんだもん……」
梓「先輩………」
梓「ごめんなさい……」
梓「私の事、庇ってくれたのに……」
梓「その報いが……これだもん」
梓「裏切っちゃったなぁ……」
梓「初めてだっただろうなぁ……」
梓「勝手に奪っちゃったなぁ……」
梓「先輩………」
梓「ごめんなさい………」ぽろぽろ
トボトボ…
梓「夕暮れは綺麗だなぁ…」
梓「遠くで電車の走っていく音が聞こえる……」
梓「カラスが赤い夕焼けの中を飛んでいるなぁ……」
梓「お日様はなんで地平線で紅くなるんだろう…?」
梓「空に青みが掛かってきたなぁ…」
梓「あの青が黒く、空を包み込んだら…夜になるんだな……」
梓「寒くなってきたなぁ…」
梓「冬が近くなってきたんだなぁ…」
梓「唯先輩にぎゅってしてほしいなぁ……」
梓「唯先輩…………」
梓「はぁ~………」
梓「明日からどうしようかな……」
梓「唯先輩に……顔合わせ辛いなぁ……」
梓「はぁ~………」
トボトボ…
梓「もう夜だなぁ……」
梓「すっかり冷え込んできたなぁ……」
梓「月が光ってるなぁ……」
梓「星が綺麗だなぁ……」
梓「家に帰りたくないなぁ……」
梓「はぁ~………」
梓「あれがカシオペア…」
梓「カペラ……フォーマルハウトに…」
梓「デネブカイトス……」
梓「………」
梓「星空が綺麗だなぁ……」
梓「夜空が澄んでるなぁ……」
梓「何もかもが凍り付いたみたいだ……」
梓「はぁ~………」
梓「吐く息も白いや……」
梓「寒いなぁ………」
梓「このまま此処で、私も凍り付いてしまいそうだ……」
梓「唯先輩………」
梓「はぁ~………」
唯「あずにゃん、どこ~?……」
唯「お家に帰ったのかな~……?」
唯「すいません、あずにゃん帰って来てませんかー?」
唯「……。そうですか……」
唯「………どこ行ったんだろう」
トボトボ…
唯「あずにゃん……」
唯「あずにゃんっ……あずにゃん………」ぽろぽろ
唯「………」
唯「街のネオンが綺麗だな……」
唯「飲食店が賑わい、人々の騒ぎが聞こえてきて……」
唯「交差点を渡ると、昼間とは違った人々が行き来する……」
唯「眩しい蛍光を照らし、派手な看板がピカピカ点灯して…」
唯「街行く人々は皆笑ってて、楽しそうにしていて……」
唯「でも私は一人ぼっち、………」
唯「あずにゃんが隣にいない……」
唯「あずにゃんが隣で笑っていていてくれない……」
唯「あずにゃん………」ぽろぽろ
唯「あずにゃん、どこ~?……」
唯「どこにもいない…」
唯「あずにゃんがいない…」
唯「あずにゃん……あずにゃん……」ぽろぽろ
ブロロオォ……キキキーッ!!!
唯「きゃあ!!」
唯「す、すいません……」
唯「………」
唯「うぅ………」
唯「あずにゃん………」ぽろぽろ
― 公園 ―
唯「うぅ………」
唯「もう……疲れちゃったよぅ………」
唯「あずにゃん………」
唯「うぅ………」ぽろぽろ
ガサゴソ…
梓「…唯……先輩………?」
唯「…あずにゃん………?」
梓「どうして……ここに………」
唯「あずにゃん……あずにゃん……っ!!」
ぎゅうぅ~…
唯「あずにゃん……」
梓「……。唯先輩…………」
唯「捜したんだからねっ!!」
梓「………うぅ…」
唯「どうして私が意識無い時にキスしたのっ…!」
梓「……そ、それは……」
唯「なんで寝ている時なんかにキスするのっ…!」
梓「……ご、ごめんなさい……」
唯「ちゃんと…私が起きてる時にキスしてよっ…!!」
梓「……………え?」
唯「ちゃんと私が起きてる時にぎゅってしてよっ…!!」
梓「………先輩っ!」
唯「あずにゃん……っ!!」
ぎゅうぅ~…
唯「ね……お願い……っ」
梓「……ッ、先輩……っ!」
……………‥
……………‥
唯「静かだね……」
梓「はい……」
唯「何も聞こえない……」
梓「そうですね………」
唯「街の灯りがあんなに遠い……」
梓「………えぇ」
唯「まるで此処に私達二人しかいないみたい……」
梓「先輩……恥ずかしいですよ…///」
唯「………あずにゃん…」
唯「…………」
唯「こんなに、手を冷たくして……」
唯「はぁーっ…はぁーっ…」
梓「先輩………っ」
唯「これで少しは…温かくなったかな…?」
梓「先輩……唯先輩……っ!」
ぎゅうぅ…
梓「こうすれば…もっとあったかいです……」
唯「………うん」
梓「唯先輩………」
唯「あずにゃん……」
唯「もう、どこにも行かないでね……?」
梓「………はい」
おしまい!
元スレ
梓「唯先輩と……キスしたいな」
梓「キス出来たら……どれだけ幸せなんだろう」
梓「唯先輩のぬくもり、もっとほしいな……」
梓「はぁ………」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/11/07(土) 03:49:05.45 ID:utyeTOKFO
― 学校 ―
唯「あずにゃん!あずにゃん♪」
梓「唯先輩っ…!(きたーっ)」
唯「あずにゃああん♪」ぎゅうぅ
梓「先輩っ…(あぁ…唯先輩あったかい‥///)」
唯「じゃ、また部室でね!」
梓「あっ……!(もっと‥)」
梓「(もっとぎゅってしていてほしかったのに………)」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/11/07(土) 08:27:27.88 ID:utyeTOKFO
梓「はぁ……唯先輩……」
梓「唯先輩……唯先輩……!」
梓「はぁ………」
梓「どうすれば、、」
梓「もっと、ぎゅっとしてもらえるだろう……?」
梓「はぁ~………」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/11/07(土) 08:44:25.14 ID:utyeTOKFO
梓「落ち込んだふりとか……」
梓「先輩、優しいから…」
梓「いや駄目だ…そんなの先輩を騙してるみたいで‥」
梓「………」
梓「私の方から、ぎゅっとしてみるとか……」
梓「いやだって、いつもぎゅって抱きしめられてるんだから」
梓「私の方からぎゅっとしても問題ない……よね?」
梓「むしろ当然の反攻……だよね??」
梓「はぁ~………」
梓「唯先輩………」
梓「私、もう……我慢できませんよ~……」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/11/07(土) 08:59:53.50 ID:utyeTOKFO
唯「ねえ、ムギちゃん」
紬「なあに?唯ちゃん」
唯「女の子同士でぎゅってするの、変かな…?」
紬「ふふふ、そんな事ないわ。むしろ素敵よぅ?」
唯「うん、そうだよね……」
紬「どうかしたの…?唯ちゃん」
唯「いやただちょっと…」
唯「いつも一方的だなぁと思って…」
紬「……。そうね……」
唯「…………」
唯(もし………)
唯(あずにゃんの方から、私の事をぎゅってしてくれたら、、)
唯(どれだけ幸せな事か……)
唯「はぁ~………」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/11/07(土) 09:29:53.71 ID:utyeTOKFO
律「よ~し、今日も練習再開するぞー」
唯「おおっー!!」
うんたん♪うんたん♪♪
紬「梓ちゃん、そこはもう少し早くっ」
梓「澪先輩、若干ズレてます!」
律「おぅ、唯は最近上手くなったな~」
唯「ほえほえ~♪」
うんたん♪うんたん♪♪
澪「いいかんじだな…」
律「澪っ!コード踏んでるぞっ?」
澪「え?うわっ…!!」
梓「きゃあっ!!」
紬「梓ちゃん、危ない!」
唯「あずにゃんッ!!!!」がばっ
どってーん…
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/11/07(土) 10:03:37.82 ID:utyeTOKFO
― 保健室 ―
唯「………」
梓「……意識が無い」
梓「……先輩、私を庇って……」
梓「………先輩」
梓「もう…どうしてそんな事するんですか…っ」ぽろぽろ
梓「私の…先輩への気持ちが、抑えられなくなるじゃないですか…っ!」
ぎゅううぅ…
梓「先輩……っ先輩……っ」
梓「唯先輩……っ」
ぎゅううぅ…
梓「先輩……」
梓「唯先輩……っ」
ぎゅううぅ…
梓「先輩………ゴメンね?」ちゅっ
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/11/07(土) 19:26:10.19 ID:utyeTOKFO
ちゅ~っ
梓(先輩のくちびる…ふわふわっ)
梓(舌も…入れちゃえっ!!)
ちゅ~っ…
梓(ああ…先輩の舌…)
梓(先輩の舌だ………)レロレロ
梓(はぁ……たまらない)ゾクゾクッ
梓(先輩……大好きです……)
梓(先輩……先輩……っ!)ギュウ
梓(頭が……痺れてきた)
唯「………」
梓(先輩……先輩……っ)
唯「……(え…?何これ…??)」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/11/07(土) 19:36:05.36 ID:utyeTOKFO
唯(あずにゃん…何やってるの??)
唯「………あずにゃん?」
梓(………ッ!!)
梓「せ、先輩……?」
梓「あ……あ………っ」
梓「ご、ごめんなさいっ!!」
梓「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……っ!」
梓「ごめんなさい……っ!」
ガラッ、ピシャッ!
タッタッタッ………
唯「………」
唯「あずにゃん……」
唯「私にキスしてたんだ……」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/11/07(土) 19:46:18.84 ID:utyeTOKFO
唯「頭がボーッとする…」
唯「確かあずにゃんを庇って……」
唯「………。そっか、保健室か……」
唯「………」
唯(あずにゃんの唾液が、口の中に残ってる……)
唯(………ゴクリ)
唯(あずにゃんの唾液が、私の中に入っていく……)
唯「……ッ、体がっ……熱い…っ!」
唯「あずにゃん…っ!!」
唯「私…、どうして意識無くしてたんだろう…」
唯「あずにゃんと…キス出来ていたのにっ……!」
唯「あずにゃん……どこ~?……」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/11/07(土) 19:57:54.33 ID:utyeTOKFO
梓「はぁ、はぁ…はぁ。……」
梓「逃げて来ちゃった……」
梓「先輩、いきなり目を覚ましてるんだもん……」
梓「先輩………」
梓「ごめんなさい……」
梓「私の事、庇ってくれたのに……」
梓「その報いが……これだもん」
梓「裏切っちゃったなぁ……」
梓「初めてだっただろうなぁ……」
梓「勝手に奪っちゃったなぁ……」
梓「先輩………」
梓「ごめんなさい………」ぽろぽろ
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/11/07(土) 20:21:16.28 ID:utyeTOKFO
トボトボ…
梓「夕暮れは綺麗だなぁ…」
梓「遠くで電車の走っていく音が聞こえる……」
梓「カラスが赤い夕焼けの中を飛んでいるなぁ……」
梓「お日様はなんで地平線で紅くなるんだろう…?」
梓「空に青みが掛かってきたなぁ…」
梓「あの青が黒く、空を包み込んだら…夜になるんだな……」
梓「寒くなってきたなぁ…」
梓「冬が近くなってきたんだなぁ…」
梓「唯先輩にぎゅってしてほしいなぁ……」
梓「唯先輩…………」
梓「はぁ~………」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/11/07(土) 20:33:29.82 ID:utyeTOKFO
梓「明日からどうしようかな……」
梓「唯先輩に……顔合わせ辛いなぁ……」
梓「はぁ~………」
トボトボ…
梓「もう夜だなぁ……」
梓「すっかり冷え込んできたなぁ……」
梓「月が光ってるなぁ……」
梓「星が綺麗だなぁ……」
梓「家に帰りたくないなぁ……」
梓「はぁ~………」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/11/07(土) 20:58:18.00 ID:utyeTOKFO
梓「あれがカシオペア…」
梓「カペラ……フォーマルハウトに…」
梓「デネブカイトス……」
梓「………」
梓「星空が綺麗だなぁ……」
梓「夜空が澄んでるなぁ……」
梓「何もかもが凍り付いたみたいだ……」
梓「はぁ~………」
梓「吐く息も白いや……」
梓「寒いなぁ………」
梓「このまま此処で、私も凍り付いてしまいそうだ……」
梓「唯先輩………」
梓「はぁ~………」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/11/07(土) 21:13:44.35 ID:utyeTOKFO
唯「あずにゃん、どこ~?……」
唯「お家に帰ったのかな~……?」
唯「すいません、あずにゃん帰って来てませんかー?」
唯「……。そうですか……」
唯「………どこ行ったんだろう」
トボトボ…
唯「あずにゃん……」
唯「あずにゃんっ……あずにゃん………」ぽろぽろ
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/11/07(土) 21:36:39.88 ID:utyeTOKFO
唯「………」
唯「街のネオンが綺麗だな……」
唯「飲食店が賑わい、人々の騒ぎが聞こえてきて……」
唯「交差点を渡ると、昼間とは違った人々が行き来する……」
唯「眩しい蛍光を照らし、派手な看板がピカピカ点灯して…」
唯「街行く人々は皆笑ってて、楽しそうにしていて……」
唯「でも私は一人ぼっち、………」
唯「あずにゃんが隣にいない……」
唯「あずにゃんが隣で笑っていていてくれない……」
唯「あずにゃん………」ぽろぽろ
唯「あずにゃん、どこ~?……」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/11/07(土) 21:45:46.68 ID:utyeTOKFO
唯「どこにもいない…」
唯「あずにゃんがいない…」
唯「あずにゃん……あずにゃん……」ぽろぽろ
ブロロオォ……キキキーッ!!!
唯「きゃあ!!」
唯「す、すいません……」
唯「………」
唯「うぅ………」
唯「あずにゃん………」ぽろぽろ
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/11/08(日) 07:41:59.17 ID:ULGhzxuDO
― 公園 ―
唯「うぅ………」
唯「もう……疲れちゃったよぅ………」
唯「あずにゃん………」
唯「うぅ………」ぽろぽろ
ガサゴソ…
梓「…唯……先輩………?」
唯「…あずにゃん………?」
梓「どうして……ここに………」
唯「あずにゃん……あずにゃん……っ!!」
ぎゅうぅ~…
唯「あずにゃん……」
梓「……。唯先輩…………」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/11/08(日) 08:03:33.45 ID:ULGhzxuDO
唯「捜したんだからねっ!!」
梓「………うぅ…」
唯「どうして私が意識無い時にキスしたのっ…!」
梓「……そ、それは……」
唯「なんで寝ている時なんかにキスするのっ…!」
梓「……ご、ごめんなさい……」
唯「ちゃんと…私が起きてる時にキスしてよっ…!!」
梓「……………え?」
唯「ちゃんと私が起きてる時にぎゅってしてよっ…!!」
梓「………先輩っ!」
唯「あずにゃん……っ!!」
ぎゅうぅ~…
唯「ね……お願い……っ」
梓「……ッ、先輩……っ!」
……………‥
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/11/08(日) 08:28:31.27 ID:ULGhzxuDO
……………‥
唯「静かだね……」
梓「はい……」
唯「何も聞こえない……」
梓「そうですね………」
唯「街の灯りがあんなに遠い……」
梓「………えぇ」
唯「まるで此処に私達二人しかいないみたい……」
梓「先輩……恥ずかしいですよ…///」
唯「………あずにゃん…」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/11/08(日) 08:34:22.83 ID:ULGhzxuDO
唯「…………」
唯「こんなに、手を冷たくして……」
唯「はぁーっ…はぁーっ…」
梓「先輩………っ」
唯「これで少しは…温かくなったかな…?」
梓「先輩……唯先輩……っ!」
ぎゅうぅ…
梓「こうすれば…もっとあったかいです……」
唯「………うん」
梓「唯先輩………」
唯「あずにゃん……」
唯「もう、どこにも行かないでね……?」
梓「………はい」
おしまい!
梓「『あずにゃん!あずにゃんにゃん!』っと・・」