1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:02:16.05 ID:8JYFVSwT0
ガチャ
唯「おっはよーみんなー」
律「おっす!」
澪「どうしたんだ唯、遅かったじゃないか」
紬「お菓子の準備できてるわよ♪」
唯「わーい、お菓子ー!」
スタスタスタ
ストンッ
紬「今日はモンブランケーキよ」
律「うんまいぜー!いつもありがとうなムギ!」
梓「ところで唯先輩、どうして遅かったんですか?」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:03:39.38 ID:8JYFVSwT0
唯「いやー、補習受けててさー、てへへ」
律「また補習かよ」
唯「そうなんだー」
澪「数学か?」
唯「うん!」
澪「唯には憂ちゃんがついているだろう?」
唯「憂なんだか体育で疲れてたみたいでさー」
唯「昨日教えてもらおうと思ってたのにめずらしく私より先に寝ちゃったんだよねー」ブーブー
律「ふーん、確かにめずらしいな」
梓「律先輩は補習受けなくてよかったんですか?」
律「当たり前だろ!」
澪「ギリギリだったくせに」
律「う、うるせぇ!」
澪「それよりやっと全員揃ったんだし、そろそろ練習開始するか」
唯「えー、もうちょっと食べていようよー!」
梓「ダメです!練習するです!」
律「いいじゃねぇか~、な?後ちょっとだけ!」
唯「そうだそうだー!」
紬「唯ちゃんはまだお菓子を食べきっていないし、それからにしない?」
唯「おぉお!ムギちゃん!さすが!」
澪「しょうがないなー・・・それ食べたら開始するぞ?絶対だからな」
律&唯「へ~い」
澪「なんだその気のない返事は」
律&唯「はいっ!」ビシッ
澪「やれやれ」
バタンッ!
律「ん?」
唯「あ、さわちゃん先生」
さわ子「皆ー!今日の練習は中止よ!!」
梓「え、えぇ!なんでですか!?」
さわ子「抜き打ちバトルロワイアルを開催するわよ!!」
唯「ばとるろわいある?」
律「そ、それって・・・殺し合うゲームじゃ・・・」
唯「えぇえ!?」
さわ子「そんな危険な遊びはしないわよ、私も一応教師なんだから」
澪(教師じゃなかったらやるんだ・・・)
梓「じゃあ何をするんですか?」
さわ子「お互いにいたずらをして、それに引っかかった者から脱落していくゲームよ!!」
律「な、なんでそんなことをするんだ?」
さわ子「超高級なお菓子のためよ・・・」
律&唯「な、なんだってー!!」
澪&梓「・・・・・・」
紬「超高級なお菓子?」
さわ子「そう!超高級なお菓子よ!」
紬「どういうことか詳しく説明してもらってもいいかしら?」
さわ子「いや、ね。ただ同僚の教師に貰っただけなんだけど数が足りないのよ」
唯「え?」
さわ子「5個しかないのよ」
律「え?5個ってちゃんと人数分あるじゃん」
さわ子「何を言ってるの?私が貰ったんだから一つは私のものに決まってるじゃないの」
澪(この人・・・)
梓(大人気ないです・・・)
さわ子「と・に・か・く!残り4つのお菓子を賭けて皆でいたずらバトルロワイアルよ!!」
澪「私はやめとくよ」
唯「なんで?面白そうだからやろうよー!」
澪「そんなことより練習の方が大事だろ?」
梓「そ、そうですよ!」
紬「あらあら」
唯「ムギちゃんはどうなのー?」
紬「私は参加するわよ」
澪「なっ!」
紬「その超高級お菓子とやらが私の持ってきたお菓子より美味しいのか確かめる必要があるわ」
唯「さすがムギちゃん!」
律「ところでさわちゃん、念のために聞いておくけどそのお菓子ってのは一体何なんだ?」
さわ子「ふふふ・・・よく聞いてくれたわね・・・超高級!!苺のショートケーキよ!!」
唯&律&梓「ゴクリ・・・」
澪「ちょっと梓まで!」
梓「あ、いいいいや!、こ、これは違うでしゅ!!///」
律「落ち着け梓・・・噛みまくってるぞ」
唯「あずにゃんも素直になろうよー!ケーキ食べたいんでしょ?」
梓「そ、そんなことないですよ!」
紬「あらあらうふふ」
唯「じゃあなんですごく食べたそうな顔してたのっ?」
梓「そ、それは・・・」
律「よし、決定!梓も参加な!」
梓「うぅ・・・」
唯「澪ちゃん!参加しようよー」
澪「いや、私はいいよ」
律「いいじゃねぇか!大体一人でいても練習はできないだろ?」
唯「そうだそうだー!」
澪「こ、個人練習ならできるじゃないかっ!」
さわ子「あらあら澪ちゃ~ん・・・そんなこと言ってていいのかしら~?」ヒラヒラ
律&唯&紬&梓「そ、それは!」
紬「ライブで転んだ時の写真だわ!!」
唯「おぉ~・・・はっきりとパンツが写っているね~」
さわ子「参加しないってならこの写真を校内にばら撒いてもいいのよ~?」
梓(鬼だこの人)
澪「ひ、卑怯だぞ!」
律「よーし!これで澪の参加も決まったな!」
澪「ちょ、ちょっと!私はまだ!」
紬「まぁまぁいいじゃないの、たまには息抜きも必要だわ」
澪「ムギ・・・」
さわ子「そうと決まれば早速開始するわよ!」
律「お、おう!」
唯「始まるよー!」
梓「・・・ゴクリ」
紬「うふふっ」
澪「・・・やれやれ」
さわ子「それじゃ、行くわよ!?」
さわ子「よ~~~いっ、スタート!!」
律「よっしゃぁぁぁああぁぁああぁあぁ!!!!!」
唯「始まったよー!!」
梓「ドキドキ」
紬「あらあら」
澪「・・・全く」
律「おりゃぁあぁぁぁあぁぁああぁ!!!!」
唯「いいねいいねー!!!」
梓「・・・?」
紬「元気ね、2人とも」
澪「早く終わって欲しい・・・」
律「そいやぁぁぁあああぁあぁぁ!!!!」
唯「おぉー!!!」
梓「これって・・・」
紬「うふふふ」
澪「はぁ・・・」
律「そこだぁぁぁあぁぁあぁぁあ!!!!」
唯「がんばれー!!りっちゃんー!!」
梓「何をすれば・・・?」
紬「私もそろそろ・・・」
澪「全くわからん」
律「おりゃあああぁぁあぁああああぁぁあ!!!!」
唯「いっけー!!!!」
梓「ちょっと待ってください!!!」
紬「あら、どうしたの?」
澪「何かあったのか?梓」
唯「今いいとこだったんだよー!」ブーブー
律「そうだぞ?梓!」
澪「お前達は何をやっていたんだ・・・」
梓「と、とりあえず一度バラバラになりませんか?」
律「バラバラに?」
唯「どうしてー?」
梓「その、このままだといたずらなんて出来っこないです!」
梓「そもそもいたずらっていうのは相手の不意をつくものですよ!」
澪「言われてみればそうだな」
梓「このまま固まってたら何をすればいいのかもわかりません!」
さわ子「そういえばそのあたりをまだ説明してなかったわね・・・」
澪「まだいたのか・・・」
全く状況が分からんなんだぜ
紬「どんなルールがあるのかしら?」
さわ子「範囲はこの学校の中!ただし校舎の中に限るわ、外へ出ちゃダメ、わかった?」
澪「外はなにかと危険だからな・・・」
さわ子「それと一人で行動してもらうわ!ただしけいおん部以外の人物の協力は認めるわ」
唯「誰を使ってもいいってこと?」
梓「唯先輩・・・使うってのは失礼ですよ・・・」
唯「あはは、ごめんごめん、つい」
さわ子「そういうことよ!」
さわ子「それと基本的にゲーム中は音楽室への立ち入りを禁止するわ!!」
さわ子「これらのルールを破った者は見つかり次第即失格よ!!」
文章力ないから上手く伝わらなかったかな
さわ子→同僚に高級ケーキを貰う→5個しかない(1個は自分の分
↓
けいおん部は全部で5人=ケーキが一つ足りない
↓
ゲームで負けたやつがケーキを諦めろ!
↓
バトルロワイアル(殺し合いはさすがに無理なので「いたずら」された人が負け)
これで分かったかな・・・
さわ子「と、いうことで、まず誰からこの部室をでるのか決めないといけないわ」
澪「一人ずつ退室するのか?」
さわ子「そうよ!皆で退室したら進行方向から大体わかっちゃうじゃないの」
澪「そこまでこだわらなくても・・・」
唯「順番にどんな意味があるの?」
梓「最初に退室した人の方が待ち伏せしたりできるから有利なんですよ」
唯「おーなるほどー」
律「じゃあじゃんけんするか?」
唯「しようしよう!」
律「んじゃ、行くぜ?最初はグー・・・・・・」
一同「じょんけん、ポンッ!」
一同「あいこでしょっ!」
一同「あいこでしょっ!」
いや、律がどりゃーってやってるらへんのことだと思う。
律がどりゃああってやってる辺りは何すればいいかわからないからとりあえず暴れとけ
みたいな感じです
ってことは話の筋は伝わってるのか?
よかった
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律「ちくしょー!」
紬「私が1番ね♪」
梓「私が2番ですか・・・」
澪「そして私が3番」
唯「私は4番だよー!」
律「こなくそー!」
さわ子「それじゃ、改めて開始するわ!!」
さわ子「よーい、スタート!!」
さわ子(皆・・・がんばってね・・・私は職員室で自分のケーキを食べながら待っておくわ・・・!しーゆー!!)
ガチャ
唯「さわちゃん先生行っちゃったねー」
律「あ、唯?」肩をポンッ
唯「ん?な~に?りっちゃ・・・ってうわっ!!」
律「ちくしょー!惜しいな!!」
澪「よくひっかからなかったな」
唯「あと1㎜でも首が回ってればりっちゃんの指にほっぺが当たるところだったよ!!」
紬「もう闘いは始まっているという訳ね・・・」
梓「こ、怖いです・・・」
澪「ムギ、とりあえず退室しろよ」
紬「そうね、行くとするわ」
紬「どんな仕掛けを施そうかしらね・・・うふふ・・・わくわくするわ!」
律「これは・・・」
唯「強敵の予感・・・」
梓「つ、次は私ですね!!」
唯「あずにゃん!がんばってね!!」
澪「唯も参加者なんだから敵だろ・・・応援してどうする」
唯「まぁまぁ、食べられないのは1人だけなんだしさ!気楽にいこうよ!」
律「唯はいいなー」
梓「あの、もう行っていいですか?」
律「おう、行ってきな!」
唯「行ってらっしゃーい!!」
澪「ムギに気をつけるんだぞ・・・」
梓「は、はい!それでは!!」
澪「次は私か・・・」
澪「全く・・・、私は別に食べられなくてもいいんだけどな・・・」
澪「でも・・・///カァァ」
澪「やっぱりだめだ!!あの写真を校内に広める訳にはいかない!!」
澪「本気を出さないと・・・」
澪「行ってくる!!」
律「おう!!」
唯「がんばろうねー!!」
唯「次はとうとう私の番かー」
唯「おぉ・・・この緊張感・・・」
唯「よし、がんばるぞー!」
律「ちょっと待て、唯」
唯「ん?なーに?りっちゃん」
律「手を組まないか?」
唯「え?ダ、ダメだよ!そんなのずるいよ!」
律「いいじゃねぇか!共にお菓子を食べてきた仲だろ?」
唯「え、え~・・・でも」
律「手を組むって言ったって特別な協力はしない、ただお互いを狙わないという協定を結ぶだけだ、これならいいだろ?」
唯「う~~~ん・・・わかった!私もお菓子食べたいし!!その確率が高くなるにこしたことはないよね!」
律「そうだそうだ!」
唯「じゃあ、行ってくるね!!」
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律「ついに私だけかー!!」
律「まず誰から狙うべきだろう・・・」
律「一番簡単にひっかかりそうなのは唯なんだけど・・・」
律「協定結んだからなー」
律「そうなると・・・梓だな!!」
律「よし!!行くぞー!!!」
ガチャ!!
ドーーーン!!
律「って、うわぁ!!」
律「なんだこれ!?」
律「なんで丸太が上から降ってくるんだ!?」
紬「うふふ・・・なかなかやるわね、この丸太を避けるなんて」
律「ム、ムギ!?」
紬「一番手強いのはりっちゃん・・・最初に狙うのが妥当よ」
律(この人・・・・・・やばい・・・・・・)
律「に、逃げろ!!」ダッ
紬「あ!・・・うふふ、まあいいわ、私が仕掛けた罠はこれだけじゃないわよ」
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梓「ん~・・・2番目に退室したはいいけど・・・」
梓「まだ相手がムギ先輩だけだからなぁ~・・・」
梓「私には勝てない」
紬「あら、梓ちゃんじゃない」
梓(終わった・・・・・・)
梓「あ、ああ、あ、ムギ先輩!!」
紬「あらあら・・・そんなに怖がらなくたっていいわ」
梓「で、でも・・・」
紬「私と手を組まない?」
梓「・・・え?」
紬「私が一番要注意人物だと思うのはりっちゃんなの」
梓(律先輩・・・ご愁傷様です)
紬「でね、りっちゃんのあの性格を考えると唯ちゃんと私達みたいに手を組もうとすると思うのよ」
梓「は、はぁ・・・」
紬「そうなるとりっちゃんがまず狙ってくるのは梓ちゃんなのよ」
梓「そうなんですか?」
紬「ええ、絶対そうしてくるはずよ」
紬「だから私と手を組んで一緒にりっちゃんを倒さない?」
紬「そうしたらケーキを食べられるわよ」
梓「・・・ゴクリ」
梓「わ、わかりました!!」
梓「それにムギ先輩が味方だと心強いですし・・・!!」
紬「うふふ、じゃあ交渉成立ね」
梓「はい!!」
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澪「う~~一人って心細いなぁ~・・・」
澪「それにムギや律に何されるかわかんないし・・・」
澪「早く終わって欲しい・・・」ズーン
和「あら、澪じゃない」
澪「和!!」
和「何してるの?こんなのところで・・・というか部活はどうしたの?」
澪「聞いてくれよ和~!!」
和「え?ちょ、ちょっと!澪!?」
澪「それがかくかくしかじかでかくかくしかじかなんだよ・・・」
和「そう・・・そんなことが・・・」
澪「そうだ和!!力を貸してくれないか!?」
和「え?あ・・・私は別に構わないけど」
澪「ほ、本当か!?ありがとう助かったよ和!!」
和「で、何をすればいいの?」
澪「和はさぁ・・・この闘い、一番の危険人物は誰だと思う?」
和「ん~・・・」
澪「ムギだよ・・・」
和「そうね・・・私もそう考えてたわ」
澪「でもさすがに私じゃムギには敵わない・・・」
澪「でも律なら・・・幼馴染であいつの性格も分かってるし、勝てそうな気がするんだよ」
和「確かにそうね」
澪「ということで私と一緒に律を倒す作戦を考えてくれないか!?」
和「わかったわ、協力する」
澪「あ、ありがとう!!」
---------------------------------------------------------------------
唯「りっちゃんと協定かぁ~・・・」
唯「でもなんだかわくわくするなっ!」
唯「よーし、がんばるぞぉ!!」
憂「あれ?お姉ちゃん何してるの?部活は?」
唯「あ!う~~い~~~!!」ギュッ
唯「会いたかったよう!」ギュゥゥゥ
憂「もう、お姉ちゃんどうしたの?」
唯「今ばとるろわいあるやってるんだー」
憂「バ、バトルロワイアル!?それって殺し合うゲームじゃ・・・」
唯「そんなわけないよ~、学校だもん」
憂(学校じゃなかったらやるの・・・?)
唯「あ、りっちゃんだ」
憂「え?」
律「ゆ、唯!!!」タッタッタッタッタ!
唯「どうしたのりっちゃん?」
律「ハァ・・・ハァ・・・ムギに狙われて今逃げてきたところだ!!」
唯「そうなの!?」
律「あ、あぁ・・・あいつは恐ろしいぜ・・・唯も気をつけろよ!!」
唯「う、うんありがとう!!」
律「それじゃあもう行くぜ!!」
唯「うん、またね~!!」
憂「お、お姉ちゃん・・・」
唯「ん?どうしたの、憂」
憂「そのバトルロワイアルってどんなゲームなの?」
唯「かくかくしかじかでかくかくしかじかなゲームだよぉ~」
憂「そうなんだ・・・」
憂「じゃあなんで律さんはさっきお姉ちゃんを狙わなかったの?」
唯「え?私とりっちゃんは協定を結んでるからだよ」
憂「協定?え、でも協力は禁止なんじゃないの?」
唯「しーっ!このことは誰にも言っちゃダメだよっ!」
憂「う、うんっ!」
憂(心配だ・・・)
憂「お姉ちゃん・・・」
唯「何?」
憂「律さんは・・・お姉ちゃんを狙ってるんじゃないかな?」
唯「え~、そんなことないよぉ!だって協定を結んだんだよぉ?」
憂「よくある策だよ!味方だと思わせといて油断したところを狙うの!」
唯「いや~、でもあのりっちゃんがそこまでね~」
憂「お菓子がかかってるんだから律さんも本気になってるはずだよ!」
唯「ん~・・・」
憂「と、とにかく私がお姉ちゃんを守るから!」
唯「お~ありがとね~う~~い~~~」ダキッ
憂(そのためにはまず律さんを倒さないと・・・)
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律「ったくなんなんだよ一体・・・」
律(まさかムギが私を狙ってくるなんて・・・)
律「しかもあんな丸太まで用意して・・・」
律「下手したら死ぬっつーの!!」
律「はぁ~・・・」
律「なんかいたずらというより騙し合いみたいになってきたなぁ・・・」
律「でも負ける訳にはいかない!!ケーキのためだっ!!」
律「唯は最後の最後に実は協定を結んだってのは嘘でした~!でどうにかなるとして・・・」
律「問題はやっぱりムギだな・・・」
律「っと、それよりまずは梓を探さないとなっ」
梓「律先輩っ!」
律「あ、梓!?」
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梓「ムギ先輩?」
紬「なぁに?」
梓「律先輩を狙うにしても・・・どうやってやるんですか?」
紬「そうね・・・」
紬「悪いけど梓ちゃんにはおとりになってもらうわ」
梓「え、えぇえ!?おとりですか!?」
紬「えぇ、りっちゃんと仲間になったふりをして私の教室に来てちょうだい」
紬「そこに私が待機しておいて仕掛けを設置しておくから」
梓「わ、わかりました・・・怖いですけど・・・がんばってみます」
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梓「・・・と、いうことで私と手を組みませんか?」
梓「そして一緒にムギ先輩をやっつけましょう!」
律「う~ん・・・」
律(梓が私と手を組んでムギを倒す・・・?)
律(あの臆病な梓がムギを倒すなんてそんなこと言うと思うか・・・?)
律(何かが怪しい・・・なにか後ろにとんでもなくでかい・・・いや、ムギの匂いがするな・・・)
律(ここは断っておくのが無難だな・・・)
律「梓、すまん」
梓「え?」
律「手を組むことはできない」
梓「え、ちょ、なんでですか!?」
律「やっぱりムギは怖いし、わざわざ自分で恐ろしいところに行かなくても一人脱落したら終わりなんだから待つ方が無難だろ?」
梓「うぐっ・・・」
梓(正論過ぎて何も言い返せない・・・)
律「ということで遠慮させてもらうぜ、じゃあな!」
梓「あ、ちょっと!律せんぱーい!!」
梓「行っちゃった・・・どうしよう・・・」
梓「ムギ先輩になんて言おう・・・」
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澪「とは言っても作戦なんて何も思い浮かばないな・・・」
和「そうね・・・」
和「律は単純だから、ありきたりな方法でいたずらするのがいいんじゃない?」
澪「ありきたりな方法?」
和「澪が裸で迫るとか」
澪「ちょ、ちょちょ、ちょっと!何言ってんの和!?///」
和「冗談に決まってるじゃない」
和「澪ちゃんにはまだ早いわよ」
澪「ま、まだ早いって・・・///」
澪「でも確かにあえて単純な方法で仕掛けてみる方がいいかもしれないな」
澪「でも単純な方法ってどんなのがある?」
和「ベタな手段で言うと・・・黒板消しなんてどう?」
澪「なるほど、恐ろしいほどにベタだな」
澪「しかし何もしないよりかは何か行動を起こした方がマシ、か・・・」
澪「ってなんでこんなにマジになってるんだ?私は・・・」
和「まぁまぁ、なんだか私もやる気がでてきたわよ!!勝ちましょう!!澪!!」
澪「あ、あぁ・・・」
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唯「で、どうする?憂」
憂「そうだね・・・とりあえずそこらへんを歩いてみようよ」
唯「わかった!」
トコトコトコトコ
唯「それにしてもお腹すいたなー・・・」
憂「ふふっ、早くおいしいケーキ食べられたらいいねっ!」
唯「うんっ!」
唯「あ、澪ちゃんだ!!」
憂「ほんとだっ」
澪「あれ?唯に・・・憂ちゃんまで」
澪(なるほど・・・唯は心強い味方をつけたな・・・)
和(これは簡単には手を出せそうにないわね・・・)
唯「やぁやぁ澪ちゃん!それに和ちゃんも!」
憂「こんにちは」
和「こんにちは、唯に憂ちゃん」
憂「」ジーッ
和「あら、どうしたの?憂ちゃん」
憂(さすがに和さんがお姉ちゃんを狙うはずないよね・・・)
憂(お姉ちゃんの親友なんだし・・・)
憂(でもここは聞いてみた方が・・・)
憂「澪さんや和さんはお姉ちゃんを狙ってるんですか?」
唯「え、ちょっと憂!?」
澪「ははは、それはないよ」
和「そうよ、それに憂ちゃんがそばにいちゃ手なんて出せっこないもの」
唯「な、なんだよかったぁー!」フゥ
憂(ということは・・・)
憂「やはり澪さん達も律さん狙いなんですね?」
唯「えぇ!?皆りっちゃんを狙ってるの!?」
和「そうよ、皆考えることは同じなのね」
澪「ああ、ムギは無理だしな・・・それに梓はかわいそうだし・・・」
憂「澪さんは優しいですね」
澪「そ、そんなことないよ///」
和「憂ちゃん達は何か作戦立ててるの?」
唯「んーん、なんにも」
澪「何一つか?」
憂「はい、とりあえず歩いてみようと・・・そしたら澪さん達に会ったんです」
澪「そうか・・・まあ私達も似たようなもんだよ」
憂「何もないんですか?」
澪「いや、一応作戦は立てたんだけど・・・」
唯「へー!どんな作戦立てたの?」
和「律は単純だから黒板消しをしかけるっていうあえてベタな方法に引っかかると考えたのよ」
唯「ほうほうなるほどなるほどー!」
憂「でもこれで人数が増えたからもっといい作戦立てられるかもしれませんね」
和「そうね」
唯「んー・・・なにかないものかねー」
澪「・・・・・・待ってくれ皆・・・いいこと思いついたぞ」
一同「何?」
---------------------------------------------------------------------
律「ムギのやつ・・・完全に私一人に的を絞ってるな・・・」
律「しかしまさか梓までもが私を狙いに来るなんて・・・なんだかショックだぜ・・・」
律「これで梓を狙うことはできなくなった・・・なんせバックにはあのムギが潜んでるんだからな・・・」
律「となると残りは・・・澪か」
律「なんだかなー、澪を狙うのは避けたかったんだけど・・・」
律「ま、いいか、やるからには本気出さないとな」
和「あ!いた!律!!」
律「和・・・?なにやってんだ?そんなに慌てて」
和「澪が!・・・澪が大変なの!!とにかく来て!!」
律「な、なんだ!?何があったんだよ!?おい、和!?」
和「いいから早く!!」
タッタッタッタ
律(ゼェ・・・ハァ・・・ゼェ・・・ハァ・・・)
律(一体どこに向かってんだ?)
律(この方向は・・・音楽室?)
紬「あ、りっちゃん!!」
律「ムギ!?」
紬「りっちゃんも音楽室へ向かうところ!?」
律「あ、あぁ・・・」
紬「澪ちゃん・・・どうしたの・・・何があったのかしら・・・」ポロポロ
律「お、おい泣くなよムギ!」
律「それじゃ・・・それじゃあまるで本当に澪がやばいみたいじゃないか・・・」
紬「うぅ・・・」ポロポロ
---------------------------------------------------------------------
律「着いた!!」
律「唯!梓!それに、憂ちゃんまで!?ど、どうなってんだよ一体!!」
唯「りっちゃん・・・」
梓「澪先輩が・・・澪先輩が・・・」
律「お、おい!!なんだよ!!早く誰か説明しろよ!!」
憂「それが・・・私とお姉ちゃんがここを通りかかった時、この部屋に一人で入っていく澪さんの姿が見えたんです・・・」
律「それで!?」
憂「・・・わかりません」
律「は!?わからない?!」
憂「わからないんです・・・突然・・・突然大きな音がして・・・それで・・・」
律「なんだ!?」
憂「澪さんの・・・・・・悲鳴が・・・」
律「なんだって!?澪の悲鳴!?」
憂「はい・・・」
律「なんでこんなとこでグズグズしてんだよ!!早く澪を助けないと!!」
紬「やっぱり・・・たくましいりっちゃんがいないと怖くって・・・」
唯「ごめんねりっちゃん、皆でりっちゃんを探してたんだよ」
律「・・・くそー!!おい!!澪!!大丈夫か!?今助けるからな!!!」
ガチャッ!!
律「澪!!!!」
黒板消し「ポフッ」
律「ん?」
唯「あ」
梓「・・・あちゃー」
紬「外れた・・・?」
憂「律さんの前に落ちちゃいましたね・・・」
和「惜しいわ・・・」
律「・・・へ?」
澪「律!」
律「え?・・・何?え?澪?生きてる?」
澪「当たり前じゃないか」
澪「人を勝手に殺すなよ」
律「え?え?なんだ?どうなってんだ?」
紬「ごめんなさいね、りっちゃん」
律「え?何が?というか・・・え?何これ?」
紬「バトルロワイアルなのよ・・・」
律「へ?・・・バ、バトルロワイアル?」
紬「それがね、皆の意見を集束したところ、全員の意見が一致したの」
紬「皆がりっちゃんを狙っていたのよ」
律「なんだって・・・?」
紬「それで、りっちゃんをここへ誘い込んで黒板消しを当てるつもりだったんだけど・・・」
紬「失敗しちゃったの・・・」
律「な、なんだよそれ・・・」
紬「こうまでしないとりっちゃんは騙されてくれないと思って・・・」
唯「ご、ごめんね、りっちゃん」
梓「申し訳ないことをしました・・・」
和「私からも謝るわ」
律「・・・けんなっ・・・」
唯「え?」
律「ふざけんなっ!!!!!」
澪「お、おい、律」
律「ふざけんなぁ!!!!!!!!!」
澪「」ビクッ
律「私の気持ちをなんだと思ってるんだ!?」
律「こんなことして楽しいか!?!?」
律「私は・・・私はてっきり・・・澪が・・・」
唯「りっちゃん・・・」
梓「律先輩・・・」
律「もう知らねぇ!!!!!勝手にしてろっ!!!!!」ダッ
澪「お、おい!待て!!律!!!」ダッ
唯「りっちゃん・・・泣いてた・・・」
梓「・・・うぅ」ポロポロ
憂「これは本当に申し訳ないことをしてしまいました・・・」
和「ちょっとお遊びが過ぎたわね・・・」
紬「もう一度、皆で謝りに行きましょう」
唯「でも、澪ちゃんが・・・」
一同「・・・・・・」
---------------------------------------------------------------------
澪「律・・・!!律!!律ぅ!!」タッタッタッタ
澪「うっ・・・律・・・」ポロポロ
もう友達に戻れないかもしれない
それくらい私は律に対してひどいことをしてしまった
本気で怒鳴る律を初めて見た
なんて馬鹿なことを・・・
しかもこの作戦を最初に提言したのは私自身だ
律なら・・・幼馴染で親友の律なら許してくれると思っていた・・・
私は・・・律に怒鳴られてしまった
私は・・・最低だ・・・
嫌われたに違いない・・・
澪「・・・律?」
この部屋・・・
私は巡り巡って保健室へと辿り着いていた
ここに律がいる・・・
少し開いた扉の隙間から、律の姿が見える
それと同時に、中から律のすすり泣く声が聞こえてきている・・・
私は溢れてくる涙を拭った
扉の向こうでも、律はそうしているのだろうか
今はそんな些細な律との繋がりも、とても大切にしていたいものに感じる
私は勇気を振り絞った
ここで一歩が踏み出せなかったらもう本当に律とは仲直りできないだろう
これが最後のチャンスである気がしてならなかった
澪「律、入るぞ・・・」
ガララッ
黒板消し「ポフッ」
澪「・・・・・・え?」
律「・・・っぷ!」
澪「これは・・・?」
律「ぷははははははははっ!!だっせぇー!!澪の奴ひっかかってやがる!!」
澪「」ピキッ
律「あははははははは!!私をあんな目にあわせた罰だー!!」
律「これで澪の負けだな!!!やったぜケーキゲット!!!!」
澪「律・・・お前は・・・」
澪「本気で心配したんだぞ!!」ポロポロ
律「え、あ、わ、悪い!泣くなよ!」
澪「うぇ~ん!!」
律「・・・っふ」
律「ほらほらよしよし」
澪「うぅ~・・・」
(扉の外)
唯「なんだぁ・・・余計な心配だったねぇ」
憂「これは律さんに一本とられましたね」
梓「な、なかなかやるです!律先輩!」
紬「あらあらうふふ」
和「でも念のため一応後で謝っておくべきだわ」
唯「そうだね!」
紬「それじゃ、私達は邪魔しちゃ悪いし、さわちゃんを呼んで先に音楽室で待ってましょ」
唯「おー!」
(保健室)
澪「私、もう律と友達に戻れないとまで思ったんだぞ!」
律「いやぁ~悪い悪い」
律「仕返ししてやろうと思ってな」
澪「ひどいじゃないかっ」
律「それはそっちも言えたことじゃないだろう~?」
澪「そうだな・・・ごめん」
律「いいよ、怒ってないぜ」
律「それにしても澪、マジで泣いてるじゃんか」
澪「当たり前だろ!!というかそれを言うなら律だって!」
律「バ、バカ!!私は泣きマネだ!」
澪「馬鹿・・・何年一緒にいると思ってるんだ」
澪「それにその真っ赤な目と大量のティッシュを見れば私じゃなくたって気づくだろう」
律「う、うるへー!」
澪「・・・」ジーッ
律「・・・」ジーッ
澪「・・・っぷ」
律「はは」
律&澪「あはははははははははは!」
澪「何やってんだろうな私達!あははは!」
律「マジ泣きまでして馬鹿かよ!あははははははは!」
澪「あははは!・・・・・・」
律「おもしれー!」
澪「じゃ」
律「うん」
澪「帰ろうか」
律「・・・おう」
ギュッ
律(親友だ・・・バトルロワイアル・・・中々いいもんだったな)
澪(私はケーキは食べられないけど、別にいいんだ。心からそう思える)
澪(歌詞・・・書かなきゃな)
---------------------------------------------------------------------
唯「りっちゃん達遅いなー」
紬「そろそろ来るわよ」
紬「私達は静かに待っとくべきなのよ」
唯「ぶーぶー、ケーキぃ~」
憂「まぁまぁお姉ちゃん、あと少しだから、ね?」
唯「わかったよーぅ」
梓「あっ!」
ガチャッ!
唯「りっちゃん!!それに澪ちゃん!!」
紬「あらあら」
紬(手なんか繋いじゃって・・・微笑ましいわね)
梓「お、おかえりなさいです!!」
澪「ああ、ただいま」
律「それより早くケーキ食おうぜぇ!!」
憂「待ってください律さん、その前に」
律「ん?なに?」
憂「あの・・・私達、あんなひどいことしちゃって・・・」
一同「ごめんなさい」
律「なになに、良いってことよ!気にすんな!」
唯「あ、和ちゃんは生徒会の急用が入ったからって、ごめんねって伝えておいて、だってさ」
律「そっか!」
律「それじゃあ・・・」
唯「お?とうとうかなっ!?」
律「へへへー!」
梓「ワクワク」
律&唯&梓「ケーキぃ!!!!」
ガチャッ
さわ子「あら、みんな御苦労さま!」
唯「あ!さわちゃん先生どこ行ってたんだよぉ~」
さわ子「ごめんごめん!ちょっと吹奏楽部の方の話し合いがあってね!」
律「それより早く早く!!」
唯「そうそう!!」
梓「ワクワクワクワク」
さわ子「え?何?」
律「な、なにってケーキだよ!超高級品の苺のショートケーキ!!」
さわ子「あ、それなら吹奏楽部の顧問の先生方にあげちゃったわよ?」
律「・・・え?」
唯「な、なんですとー!!」
梓「そ、そんな・・・」
律「な、なんでだぁー!!」
さわ子「なんでって、あなた達、完全にルール無視してけいおん部内で協定組みまくってたじゃない。」
さわ子「最初に言わなかったかしら?「ルールを破ったら即脱落」って」
律「お・・・おろろーん!」
唯「そんなー!!」
梓「あんまりですー!」
さわ子「ま、よくがんばったわね、それじゃ、お疲れ様!」
ガチャ
スタスタスタ
唯「行っちゃった・・・」
律「ちくしょう・・・」
梓「・・・」
律「なんだったんだ・・・なんだったんだー!!」
紬「あらあら、うふふ」
澪「ふふっ、やれやれ・・・」
~終わり~
ありがとうございました
けいおん!SS初挑戦でした
駄作でしたかね
またどこかで
元スレ
唯「いやー、補習受けててさー、てへへ」
律「また補習かよ」
唯「そうなんだー」
澪「数学か?」
唯「うん!」
澪「唯には憂ちゃんがついているだろう?」
唯「憂なんだか体育で疲れてたみたいでさー」
唯「昨日教えてもらおうと思ってたのにめずらしく私より先に寝ちゃったんだよねー」ブーブー
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:04:36.27 ID:8JYFVSwT0
律「ふーん、確かにめずらしいな」
梓「律先輩は補習受けなくてよかったんですか?」
律「当たり前だろ!」
澪「ギリギリだったくせに」
律「う、うるせぇ!」
澪「それよりやっと全員揃ったんだし、そろそろ練習開始するか」
唯「えー、もうちょっと食べていようよー!」
梓「ダメです!練習するです!」
律「いいじゃねぇか~、な?後ちょっとだけ!」
唯「そうだそうだー!」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:05:34.61 ID:8JYFVSwT0
紬「唯ちゃんはまだお菓子を食べきっていないし、それからにしない?」
唯「おぉお!ムギちゃん!さすが!」
澪「しょうがないなー・・・それ食べたら開始するぞ?絶対だからな」
律&唯「へ~い」
澪「なんだその気のない返事は」
律&唯「はいっ!」ビシッ
澪「やれやれ」
バタンッ!
律「ん?」
唯「あ、さわちゃん先生」
さわ子「皆ー!今日の練習は中止よ!!」
梓「え、えぇ!なんでですか!?」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:06:57.36 ID:8JYFVSwT0
さわ子「抜き打ちバトルロワイアルを開催するわよ!!」
唯「ばとるろわいある?」
律「そ、それって・・・殺し合うゲームじゃ・・・」
唯「えぇえ!?」
さわ子「そんな危険な遊びはしないわよ、私も一応教師なんだから」
澪(教師じゃなかったらやるんだ・・・)
梓「じゃあ何をするんですか?」
さわ子「お互いにいたずらをして、それに引っかかった者から脱落していくゲームよ!!」
律「な、なんでそんなことをするんだ?」
さわ子「超高級なお菓子のためよ・・・」
律&唯「な、なんだってー!!」
澪&梓「・・・・・・」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:08:28.24 ID:8JYFVSwT0
紬「超高級なお菓子?」
さわ子「そう!超高級なお菓子よ!」
紬「どういうことか詳しく説明してもらってもいいかしら?」
さわ子「いや、ね。ただ同僚の教師に貰っただけなんだけど数が足りないのよ」
唯「え?」
さわ子「5個しかないのよ」
律「え?5個ってちゃんと人数分あるじゃん」
さわ子「何を言ってるの?私が貰ったんだから一つは私のものに決まってるじゃないの」
澪(この人・・・)
梓(大人気ないです・・・)
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:09:27.47 ID:8JYFVSwT0
さわ子「と・に・か・く!残り4つのお菓子を賭けて皆でいたずらバトルロワイアルよ!!」
澪「私はやめとくよ」
唯「なんで?面白そうだからやろうよー!」
澪「そんなことより練習の方が大事だろ?」
梓「そ、そうですよ!」
紬「あらあら」
唯「ムギちゃんはどうなのー?」
紬「私は参加するわよ」
澪「なっ!」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:10:58.45 ID:8JYFVSwT0
紬「その超高級お菓子とやらが私の持ってきたお菓子より美味しいのか確かめる必要があるわ」
唯「さすがムギちゃん!」
律「ところでさわちゃん、念のために聞いておくけどそのお菓子ってのは一体何なんだ?」
さわ子「ふふふ・・・よく聞いてくれたわね・・・超高級!!苺のショートケーキよ!!」
唯&律&梓「ゴクリ・・・」
澪「ちょっと梓まで!」
梓「あ、いいいいや!、こ、これは違うでしゅ!!///」
律「落ち着け梓・・・噛みまくってるぞ」
唯「あずにゃんも素直になろうよー!ケーキ食べたいんでしょ?」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:12:07.53 ID:8JYFVSwT0
梓「そ、そんなことないですよ!」
紬「あらあらうふふ」
唯「じゃあなんですごく食べたそうな顔してたのっ?」
梓「そ、それは・・・」
律「よし、決定!梓も参加な!」
梓「うぅ・・・」
唯「澪ちゃん!参加しようよー」
澪「いや、私はいいよ」
律「いいじゃねぇか!大体一人でいても練習はできないだろ?」
唯「そうだそうだー!」
澪「こ、個人練習ならできるじゃないかっ!」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:14:10.72 ID:8JYFVSwT0
さわ子「あらあら澪ちゃ~ん・・・そんなこと言ってていいのかしら~?」ヒラヒラ
律&唯&紬&梓「そ、それは!」
紬「ライブで転んだ時の写真だわ!!」
唯「おぉ~・・・はっきりとパンツが写っているね~」
さわ子「参加しないってならこの写真を校内にばら撒いてもいいのよ~?」
梓(鬼だこの人)
澪「ひ、卑怯だぞ!」
律「よーし!これで澪の参加も決まったな!」
澪「ちょ、ちょっと!私はまだ!」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:15:17.54 ID:8JYFVSwT0
紬「まぁまぁいいじゃないの、たまには息抜きも必要だわ」
澪「ムギ・・・」
さわ子「そうと決まれば早速開始するわよ!」
律「お、おう!」
唯「始まるよー!」
梓「・・・ゴクリ」
紬「うふふっ」
澪「・・・やれやれ」
さわ子「それじゃ、行くわよ!?」
さわ子「よ~~~いっ、スタート!!」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:16:21.01 ID:8JYFVSwT0
律「よっしゃぁぁぁああぁぁああぁあぁ!!!!!」
唯「始まったよー!!」
梓「ドキドキ」
紬「あらあら」
澪「・・・全く」
律「おりゃぁあぁぁぁあぁぁああぁ!!!!」
唯「いいねいいねー!!!」
梓「・・・?」
紬「元気ね、2人とも」
澪「早く終わって欲しい・・・」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:17:25.35 ID:8JYFVSwT0
律「そいやぁぁぁあああぁあぁぁ!!!!」
唯「おぉー!!!」
梓「これって・・・」
紬「うふふふ」
澪「はぁ・・・」
律「そこだぁぁぁあぁぁあぁぁあ!!!!」
唯「がんばれー!!りっちゃんー!!」
梓「何をすれば・・・?」
紬「私もそろそろ・・・」
澪「全くわからん」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:18:25.27 ID:8JYFVSwT0
律「おりゃあああぁぁあぁああああぁぁあ!!!!」
唯「いっけー!!!!」
梓「ちょっと待ってください!!!」
紬「あら、どうしたの?」
澪「何かあったのか?梓」
唯「今いいとこだったんだよー!」ブーブー
律「そうだぞ?梓!」
澪「お前達は何をやっていたんだ・・・」
梓「と、とりあえず一度バラバラになりませんか?」
律「バラバラに?」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:19:27.64 ID:8JYFVSwT0
唯「どうしてー?」
梓「その、このままだといたずらなんて出来っこないです!」
梓「そもそもいたずらっていうのは相手の不意をつくものですよ!」
澪「言われてみればそうだな」
梓「このまま固まってたら何をすればいいのかもわかりません!」
さわ子「そういえばそのあたりをまだ説明してなかったわね・・・」
澪「まだいたのか・・・」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:20:25.16 ID:+sD7J7cP0
全く状況が分からんなんだぜ
21: >>20いたずらされた人が負けっていうゲームをケーキを賭けてこれからやる 2010/02/15(月) 21:22:20.48 ID:8JYFVSwT0
紬「どんなルールがあるのかしら?」
さわ子「範囲はこの学校の中!ただし校舎の中に限るわ、外へ出ちゃダメ、わかった?」
澪「外はなにかと危険だからな・・・」
さわ子「それと一人で行動してもらうわ!ただしけいおん部以外の人物の協力は認めるわ」
唯「誰を使ってもいいってこと?」
梓「唯先輩・・・使うってのは失礼ですよ・・・」
唯「あはは、ごめんごめん、つい」
さわ子「そういうことよ!」
さわ子「それと基本的にゲーム中は音楽室への立ち入りを禁止するわ!!」
さわ子「これらのルールを破った者は見つかり次第即失格よ!!」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:25:59.58 ID:8JYFVSwT0
文章力ないから上手く伝わらなかったかな
さわ子→同僚に高級ケーキを貰う→5個しかない(1個は自分の分
↓
けいおん部は全部で5人=ケーキが一つ足りない
↓
ゲームで負けたやつがケーキを諦めろ!
↓
バトルロワイアル(殺し合いはさすがに無理なので「いたずら」された人が負け)
これで分かったかな・・・
23: それじゃ続き 2010/02/15(月) 21:28:10.35 ID:8JYFVSwT0
さわ子「と、いうことで、まず誰からこの部室をでるのか決めないといけないわ」
澪「一人ずつ退室するのか?」
さわ子「そうよ!皆で退室したら進行方向から大体わかっちゃうじゃないの」
澪「そこまでこだわらなくても・・・」
唯「順番にどんな意味があるの?」
梓「最初に退室した人の方が待ち伏せしたりできるから有利なんですよ」
唯「おーなるほどー」
律「じゃあじゃんけんするか?」
唯「しようしよう!」
律「んじゃ、行くぜ?最初はグー・・・・・・」
一同「じょんけん、ポンッ!」
一同「あいこでしょっ!」
一同「あいこでしょっ!」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:28:39.80 ID:syI2RNbt0
いや、律がどりゃーってやってるらへんのことだと思う。
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:30:49.62 ID:8JYFVSwT0
律がどりゃああってやってる辺りは何すればいいかわからないからとりあえず暴れとけ
みたいな感じです
ってことは話の筋は伝わってるのか?
よかった
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:32:24.79 ID:8JYFVSwT0
----------------------------------------------------------------
律「ちくしょー!」
紬「私が1番ね♪」
梓「私が2番ですか・・・」
澪「そして私が3番」
唯「私は4番だよー!」
律「こなくそー!」
さわ子「それじゃ、改めて開始するわ!!」
さわ子「よーい、スタート!!」
さわ子(皆・・・がんばってね・・・私は職員室で自分のケーキを食べながら待っておくわ・・・!しーゆー!!)
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:33:51.73 ID:8JYFVSwT0
ガチャ
唯「さわちゃん先生行っちゃったねー」
律「あ、唯?」肩をポンッ
唯「ん?な~に?りっちゃ・・・ってうわっ!!」
律「ちくしょー!惜しいな!!」
澪「よくひっかからなかったな」
唯「あと1㎜でも首が回ってればりっちゃんの指にほっぺが当たるところだったよ!!」
紬「もう闘いは始まっているという訳ね・・・」
梓「こ、怖いです・・・」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:35:29.91 ID:8JYFVSwT0
澪「ムギ、とりあえず退室しろよ」
紬「そうね、行くとするわ」
紬「どんな仕掛けを施そうかしらね・・・うふふ・・・わくわくするわ!」
律「これは・・・」
唯「強敵の予感・・・」
梓「つ、次は私ですね!!」
唯「あずにゃん!がんばってね!!」
澪「唯も参加者なんだから敵だろ・・・応援してどうする」
唯「まぁまぁ、食べられないのは1人だけなんだしさ!気楽にいこうよ!」
律「唯はいいなー」
梓「あの、もう行っていいですか?」
律「おう、行ってきな!」
唯「行ってらっしゃーい!!」
澪「ムギに気をつけるんだぞ・・・」
梓「は、はい!それでは!!」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:36:49.86 ID:8JYFVSwT0
澪「次は私か・・・」
澪「全く・・・、私は別に食べられなくてもいいんだけどな・・・」
澪「でも・・・///カァァ」
澪「やっぱりだめだ!!あの写真を校内に広める訳にはいかない!!」
澪「本気を出さないと・・・」
澪「行ってくる!!」
律「おう!!」
唯「がんばろうねー!!」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:38:13.86 ID:8JYFVSwT0
唯「次はとうとう私の番かー」
唯「おぉ・・・この緊張感・・・」
唯「よし、がんばるぞー!」
律「ちょっと待て、唯」
唯「ん?なーに?りっちゃん」
律「手を組まないか?」
唯「え?ダ、ダメだよ!そんなのずるいよ!」
律「いいじゃねぇか!共にお菓子を食べてきた仲だろ?」
唯「え、え~・・・でも」
律「手を組むって言ったって特別な協力はしない、ただお互いを狙わないという協定を結ぶだけだ、これならいいだろ?」
唯「う~~~ん・・・わかった!私もお菓子食べたいし!!その確率が高くなるにこしたことはないよね!」
律「そうだそうだ!」
唯「じゃあ、行ってくるね!!」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:39:31.23 ID:8JYFVSwT0
------------------------------------------------------------------
律「ついに私だけかー!!」
律「まず誰から狙うべきだろう・・・」
律「一番簡単にひっかかりそうなのは唯なんだけど・・・」
律「協定結んだからなー」
律「そうなると・・・梓だな!!」
律「よし!!行くぞー!!!」
ガチャ!!
ドーーーン!!
律「って、うわぁ!!」
律「なんだこれ!?」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:40:46.11 ID:8JYFVSwT0
律「なんで丸太が上から降ってくるんだ!?」
紬「うふふ・・・なかなかやるわね、この丸太を避けるなんて」
律「ム、ムギ!?」
紬「一番手強いのはりっちゃん・・・最初に狙うのが妥当よ」
律(この人・・・・・・やばい・・・・・・)
律「に、逃げろ!!」ダッ
紬「あ!・・・うふふ、まあいいわ、私が仕掛けた罠はこれだけじゃないわよ」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:42:24.22 ID:8JYFVSwT0
----------------------------------------------------------------------
梓「ん~・・・2番目に退室したはいいけど・・・」
梓「まだ相手がムギ先輩だけだからなぁ~・・・」
梓「私には勝てない」
紬「あら、梓ちゃんじゃない」
梓(終わった・・・・・・)
梓「あ、ああ、あ、ムギ先輩!!」
紬「あらあら・・・そんなに怖がらなくたっていいわ」
梓「で、でも・・・」
紬「私と手を組まない?」
梓「・・・え?」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:43:27.55 ID:8JYFVSwT0
紬「私が一番要注意人物だと思うのはりっちゃんなの」
梓(律先輩・・・ご愁傷様です)
紬「でね、りっちゃんのあの性格を考えると唯ちゃんと私達みたいに手を組もうとすると思うのよ」
梓「は、はぁ・・・」
紬「そうなるとりっちゃんがまず狙ってくるのは梓ちゃんなのよ」
梓「そうなんですか?」
紬「ええ、絶対そうしてくるはずよ」
紬「だから私と手を組んで一緒にりっちゃんを倒さない?」
紬「そうしたらケーキを食べられるわよ」
梓「・・・ゴクリ」
梓「わ、わかりました!!」
梓「それにムギ先輩が味方だと心強いですし・・・!!」
紬「うふふ、じゃあ交渉成立ね」
梓「はい!!」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:45:13.18 ID:8JYFVSwT0
---------------------------------------------------------------------
澪「う~~一人って心細いなぁ~・・・」
澪「それにムギや律に何されるかわかんないし・・・」
澪「早く終わって欲しい・・・」ズーン
和「あら、澪じゃない」
澪「和!!」
和「何してるの?こんなのところで・・・というか部活はどうしたの?」
澪「聞いてくれよ和~!!」
和「え?ちょ、ちょっと!澪!?」
澪「それがかくかくしかじかでかくかくしかじかなんだよ・・・」
和「そう・・・そんなことが・・・」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:46:04.38 ID:8JYFVSwT0
澪「そうだ和!!力を貸してくれないか!?」
和「え?あ・・・私は別に構わないけど」
澪「ほ、本当か!?ありがとう助かったよ和!!」
和「で、何をすればいいの?」
澪「和はさぁ・・・この闘い、一番の危険人物は誰だと思う?」
和「ん~・・・」
澪「ムギだよ・・・」
和「そうね・・・私もそう考えてたわ」
澪「でもさすがに私じゃムギには敵わない・・・」
澪「でも律なら・・・幼馴染であいつの性格も分かってるし、勝てそうな気がするんだよ」
和「確かにそうね」
澪「ということで私と一緒に律を倒す作戦を考えてくれないか!?」
和「わかったわ、協力する」
澪「あ、ありがとう!!」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:47:25.68 ID:8JYFVSwT0
---------------------------------------------------------------------
唯「りっちゃんと協定かぁ~・・・」
唯「でもなんだかわくわくするなっ!」
唯「よーし、がんばるぞぉ!!」
憂「あれ?お姉ちゃん何してるの?部活は?」
唯「あ!う~~い~~~!!」ギュッ
唯「会いたかったよう!」ギュゥゥゥ
憂「もう、お姉ちゃんどうしたの?」
唯「今ばとるろわいあるやってるんだー」
憂「バ、バトルロワイアル!?それって殺し合うゲームじゃ・・・」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:50:46.38 ID:8JYFVSwT0
唯「そんなわけないよ~、学校だもん」
憂(学校じゃなかったらやるの・・・?)
唯「あ、りっちゃんだ」
憂「え?」
律「ゆ、唯!!!」タッタッタッタッタ!
唯「どうしたのりっちゃん?」
律「ハァ・・・ハァ・・・ムギに狙われて今逃げてきたところだ!!」
唯「そうなの!?」
律「あ、あぁ・・・あいつは恐ろしいぜ・・・唯も気をつけろよ!!」
唯「う、うんありがとう!!」
律「それじゃあもう行くぜ!!」
唯「うん、またね~!!」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:52:21.96 ID:8JYFVSwT0
憂「お、お姉ちゃん・・・」
唯「ん?どうしたの、憂」
憂「そのバトルロワイアルってどんなゲームなの?」
唯「かくかくしかじかでかくかくしかじかなゲームだよぉ~」
憂「そうなんだ・・・」
憂「じゃあなんで律さんはさっきお姉ちゃんを狙わなかったの?」
唯「え?私とりっちゃんは協定を結んでるからだよ」
憂「協定?え、でも協力は禁止なんじゃないの?」
唯「しーっ!このことは誰にも言っちゃダメだよっ!」
憂「う、うんっ!」
憂(心配だ・・・)
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:53:59.44 ID:8JYFVSwT0
憂「お姉ちゃん・・・」
唯「何?」
憂「律さんは・・・お姉ちゃんを狙ってるんじゃないかな?」
唯「え~、そんなことないよぉ!だって協定を結んだんだよぉ?」
憂「よくある策だよ!味方だと思わせといて油断したところを狙うの!」
唯「いや~、でもあのりっちゃんがそこまでね~」
憂「お菓子がかかってるんだから律さんも本気になってるはずだよ!」
唯「ん~・・・」
憂「と、とにかく私がお姉ちゃんを守るから!」
唯「お~ありがとね~う~~い~~~」ダキッ
憂(そのためにはまず律さんを倒さないと・・・)
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:54:52.56 ID:8JYFVSwT0
--------------------------------------------------------------------
律「ったくなんなんだよ一体・・・」
律(まさかムギが私を狙ってくるなんて・・・)
律「しかもあんな丸太まで用意して・・・」
律「下手したら死ぬっつーの!!」
律「はぁ~・・・」
律「なんかいたずらというより騙し合いみたいになってきたなぁ・・・」
律「でも負ける訳にはいかない!!ケーキのためだっ!!」
律「唯は最後の最後に実は協定を結んだってのは嘘でした~!でどうにかなるとして・・・」
律「問題はやっぱりムギだな・・・」
律「っと、それよりまずは梓を探さないとなっ」
梓「律先輩っ!」
律「あ、梓!?」
47: レスがないだけでお前らは見てくれてると信じてる 2010/02/15(月) 21:56:58.39 ID:8JYFVSwT0
---------------------------------------------------------------------
梓「ムギ先輩?」
紬「なぁに?」
梓「律先輩を狙うにしても・・・どうやってやるんですか?」
紬「そうね・・・」
紬「悪いけど梓ちゃんにはおとりになってもらうわ」
梓「え、えぇえ!?おとりですか!?」
紬「えぇ、りっちゃんと仲間になったふりをして私の教室に来てちょうだい」
紬「そこに私が待機しておいて仕掛けを設置しておくから」
梓「わ、わかりました・・・怖いですけど・・・がんばってみます」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:58:27.18 ID:8JYFVSwT0
---------------------------------------------------------------------
梓「・・・と、いうことで私と手を組みませんか?」
梓「そして一緒にムギ先輩をやっつけましょう!」
律「う~ん・・・」
律(梓が私と手を組んでムギを倒す・・・?)
律(あの臆病な梓がムギを倒すなんてそんなこと言うと思うか・・・?)
律(何かが怪しい・・・なにか後ろにとんでもなくでかい・・・いや、ムギの匂いがするな・・・)
律(ここは断っておくのが無難だな・・・)
律「梓、すまん」
梓「え?」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 21:59:42.04 ID:8JYFVSwT0
律「手を組むことはできない」
梓「え、ちょ、なんでですか!?」
律「やっぱりムギは怖いし、わざわざ自分で恐ろしいところに行かなくても一人脱落したら終わりなんだから待つ方が無難だろ?」
梓「うぐっ・・・」
梓(正論過ぎて何も言い返せない・・・)
律「ということで遠慮させてもらうぜ、じゃあな!」
梓「あ、ちょっと!律せんぱーい!!」
梓「行っちゃった・・・どうしよう・・・」
梓「ムギ先輩になんて言おう・・・」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 22:00:55.84 ID:8JYFVSwT0
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澪「とは言っても作戦なんて何も思い浮かばないな・・・」
和「そうね・・・」
和「律は単純だから、ありきたりな方法でいたずらするのがいいんじゃない?」
澪「ありきたりな方法?」
和「澪が裸で迫るとか」
澪「ちょ、ちょちょ、ちょっと!何言ってんの和!?///」
和「冗談に決まってるじゃない」
和「澪ちゃんにはまだ早いわよ」
澪「ま、まだ早いって・・・///」
澪「でも確かにあえて単純な方法で仕掛けてみる方がいいかもしれないな」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 22:02:31.63 ID:8JYFVSwT0
澪「でも単純な方法ってどんなのがある?」
和「ベタな手段で言うと・・・黒板消しなんてどう?」
澪「なるほど、恐ろしいほどにベタだな」
澪「しかし何もしないよりかは何か行動を起こした方がマシ、か・・・」
澪「ってなんでこんなにマジになってるんだ?私は・・・」
和「まぁまぁ、なんだか私もやる気がでてきたわよ!!勝ちましょう!!澪!!」
澪「あ、あぁ・・・」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 22:04:13.41 ID:8JYFVSwT0
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唯「で、どうする?憂」
憂「そうだね・・・とりあえずそこらへんを歩いてみようよ」
唯「わかった!」
トコトコトコトコ
唯「それにしてもお腹すいたなー・・・」
憂「ふふっ、早くおいしいケーキ食べられたらいいねっ!」
唯「うんっ!」
唯「あ、澪ちゃんだ!!」
憂「ほんとだっ」
澪「あれ?唯に・・・憂ちゃんまで」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 22:05:34.01 ID:8JYFVSwT0
澪(なるほど・・・唯は心強い味方をつけたな・・・)
和(これは簡単には手を出せそうにないわね・・・)
唯「やぁやぁ澪ちゃん!それに和ちゃんも!」
憂「こんにちは」
和「こんにちは、唯に憂ちゃん」
憂「」ジーッ
和「あら、どうしたの?憂ちゃん」
憂(さすがに和さんがお姉ちゃんを狙うはずないよね・・・)
憂(お姉ちゃんの親友なんだし・・・)
憂(でもここは聞いてみた方が・・・)
憂「澪さんや和さんはお姉ちゃんを狙ってるんですか?」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 22:07:00.71 ID:8JYFVSwT0
唯「え、ちょっと憂!?」
澪「ははは、それはないよ」
和「そうよ、それに憂ちゃんがそばにいちゃ手なんて出せっこないもの」
唯「な、なんだよかったぁー!」フゥ
憂(ということは・・・)
憂「やはり澪さん達も律さん狙いなんですね?」
唯「えぇ!?皆りっちゃんを狙ってるの!?」
和「そうよ、皆考えることは同じなのね」
澪「ああ、ムギは無理だしな・・・それに梓はかわいそうだし・・・」
憂「澪さんは優しいですね」
澪「そ、そんなことないよ///」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 22:08:01.75 ID:8JYFVSwT0
和「憂ちゃん達は何か作戦立ててるの?」
唯「んーん、なんにも」
澪「何一つか?」
憂「はい、とりあえず歩いてみようと・・・そしたら澪さん達に会ったんです」
澪「そうか・・・まあ私達も似たようなもんだよ」
憂「何もないんですか?」
澪「いや、一応作戦は立てたんだけど・・・」
唯「へー!どんな作戦立てたの?」
和「律は単純だから黒板消しをしかけるっていうあえてベタな方法に引っかかると考えたのよ」
唯「ほうほうなるほどなるほどー!」
憂「でもこれで人数が増えたからもっといい作戦立てられるかもしれませんね」
和「そうね」
唯「んー・・・なにかないものかねー」
澪「・・・・・・待ってくれ皆・・・いいこと思いついたぞ」
一同「何?」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 22:08:54.62 ID:8JYFVSwT0
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律「ムギのやつ・・・完全に私一人に的を絞ってるな・・・」
律「しかしまさか梓までもが私を狙いに来るなんて・・・なんだかショックだぜ・・・」
律「これで梓を狙うことはできなくなった・・・なんせバックにはあのムギが潜んでるんだからな・・・」
律「となると残りは・・・澪か」
律「なんだかなー、澪を狙うのは避けたかったんだけど・・・」
律「ま、いいか、やるからには本気出さないとな」
和「あ!いた!律!!」
律「和・・・?なにやってんだ?そんなに慌てて」
和「澪が!・・・澪が大変なの!!とにかく来て!!」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 22:09:54.00 ID:8JYFVSwT0
律「な、なんだ!?何があったんだよ!?おい、和!?」
和「いいから早く!!」
タッタッタッタ
律(ゼェ・・・ハァ・・・ゼェ・・・ハァ・・・)
律(一体どこに向かってんだ?)
律(この方向は・・・音楽室?)
紬「あ、りっちゃん!!」
律「ムギ!?」
紬「りっちゃんも音楽室へ向かうところ!?」
律「あ、あぁ・・・」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 22:10:44.53 ID:8JYFVSwT0
紬「澪ちゃん・・・どうしたの・・・何があったのかしら・・・」ポロポロ
律「お、おい泣くなよムギ!」
律「それじゃ・・・それじゃあまるで本当に澪がやばいみたいじゃないか・・・」
紬「うぅ・・・」ポロポロ
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律「着いた!!」
律「唯!梓!それに、憂ちゃんまで!?ど、どうなってんだよ一体!!」
唯「りっちゃん・・・」
梓「澪先輩が・・・澪先輩が・・・」
律「お、おい!!なんだよ!!早く誰か説明しろよ!!」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 22:12:00.46 ID:8JYFVSwT0
憂「それが・・・私とお姉ちゃんがここを通りかかった時、この部屋に一人で入っていく澪さんの姿が見えたんです・・・」
律「それで!?」
憂「・・・わかりません」
律「は!?わからない?!」
憂「わからないんです・・・突然・・・突然大きな音がして・・・それで・・・」
律「なんだ!?」
憂「澪さんの・・・・・・悲鳴が・・・」
律「なんだって!?澪の悲鳴!?」
憂「はい・・・」
律「なんでこんなとこでグズグズしてんだよ!!早く澪を助けないと!!」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 22:12:49.37 ID:8JYFVSwT0
紬「やっぱり・・・たくましいりっちゃんがいないと怖くって・・・」
唯「ごめんねりっちゃん、皆でりっちゃんを探してたんだよ」
律「・・・くそー!!おい!!澪!!大丈夫か!?今助けるからな!!!」
ガチャッ!!
律「澪!!!!」
黒板消し「ポフッ」
律「ん?」
唯「あ」
梓「・・・あちゃー」
紬「外れた・・・?」
憂「律さんの前に落ちちゃいましたね・・・」
和「惜しいわ・・・」
律「・・・へ?」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 22:13:37.65 ID:8JYFVSwT0
澪「律!」
律「え?・・・何?え?澪?生きてる?」
澪「当たり前じゃないか」
澪「人を勝手に殺すなよ」
律「え?え?なんだ?どうなってんだ?」
紬「ごめんなさいね、りっちゃん」
律「え?何が?というか・・・え?何これ?」
紬「バトルロワイアルなのよ・・・」
律「へ?・・・バ、バトルロワイアル?」
紬「それがね、皆の意見を集束したところ、全員の意見が一致したの」
紬「皆がりっちゃんを狙っていたのよ」
律「なんだって・・・?」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 22:14:35.74 ID:8JYFVSwT0
紬「それで、りっちゃんをここへ誘い込んで黒板消しを当てるつもりだったんだけど・・・」
紬「失敗しちゃったの・・・」
律「な、なんだよそれ・・・」
紬「こうまでしないとりっちゃんは騙されてくれないと思って・・・」
唯「ご、ごめんね、りっちゃん」
梓「申し訳ないことをしました・・・」
和「私からも謝るわ」
律「・・・けんなっ・・・」
唯「え?」
律「ふざけんなっ!!!!!」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 22:15:31.06 ID:8JYFVSwT0
澪「お、おい、律」
律「ふざけんなぁ!!!!!!!!!」
澪「」ビクッ
律「私の気持ちをなんだと思ってるんだ!?」
律「こんなことして楽しいか!?!?」
律「私は・・・私はてっきり・・・澪が・・・」
唯「りっちゃん・・・」
梓「律先輩・・・」
律「もう知らねぇ!!!!!勝手にしてろっ!!!!!」ダッ
澪「お、おい!待て!!律!!!」ダッ
唯「りっちゃん・・・泣いてた・・・」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 22:16:22.03 ID:8JYFVSwT0
梓「・・・うぅ」ポロポロ
憂「これは本当に申し訳ないことをしてしまいました・・・」
和「ちょっとお遊びが過ぎたわね・・・」
紬「もう一度、皆で謝りに行きましょう」
唯「でも、澪ちゃんが・・・」
一同「・・・・・・」
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澪「律・・・!!律!!律ぅ!!」タッタッタッタ
澪「うっ・・・律・・・」ポロポロ
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 22:17:01.92 ID:8JYFVSwT0
もう友達に戻れないかもしれない
それくらい私は律に対してひどいことをしてしまった
本気で怒鳴る律を初めて見た
なんて馬鹿なことを・・・
しかもこの作戦を最初に提言したのは私自身だ
律なら・・・幼馴染で親友の律なら許してくれると思っていた・・・
私は・・・律に怒鳴られてしまった
私は・・・最低だ・・・
嫌われたに違いない・・・
澪「・・・律?」
この部屋・・・
私は巡り巡って保健室へと辿り着いていた
ここに律がいる・・・
少し開いた扉の隙間から、律の姿が見える
それと同時に、中から律のすすり泣く声が聞こえてきている・・・
私は溢れてくる涙を拭った
扉の向こうでも、律はそうしているのだろうか
今はそんな些細な律との繋がりも、とても大切にしていたいものに感じる
私は勇気を振り絞った
ここで一歩が踏み出せなかったらもう本当に律とは仲直りできないだろう
これが最後のチャンスである気がしてならなかった
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 22:17:47.00 ID:8JYFVSwT0
澪「律、入るぞ・・・」
ガララッ
黒板消し「ポフッ」
澪「・・・・・・え?」
律「・・・っぷ!」
澪「これは・・・?」
律「ぷははははははははっ!!だっせぇー!!澪の奴ひっかかってやがる!!」
澪「」ピキッ
律「あははははははは!!私をあんな目にあわせた罰だー!!」
律「これで澪の負けだな!!!やったぜケーキゲット!!!!」
澪「律・・・お前は・・・」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 22:18:36.37 ID:8JYFVSwT0
澪「本気で心配したんだぞ!!」ポロポロ
律「え、あ、わ、悪い!泣くなよ!」
澪「うぇ~ん!!」
律「・・・っふ」
律「ほらほらよしよし」
澪「うぅ~・・・」
(扉の外)
唯「なんだぁ・・・余計な心配だったねぇ」
憂「これは律さんに一本とられましたね」
梓「な、なかなかやるです!律先輩!」
紬「あらあらうふふ」
和「でも念のため一応後で謝っておくべきだわ」
唯「そうだね!」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 22:19:17.10 ID:8JYFVSwT0
紬「それじゃ、私達は邪魔しちゃ悪いし、さわちゃんを呼んで先に音楽室で待ってましょ」
唯「おー!」
(保健室)
澪「私、もう律と友達に戻れないとまで思ったんだぞ!」
律「いやぁ~悪い悪い」
律「仕返ししてやろうと思ってな」
澪「ひどいじゃないかっ」
律「それはそっちも言えたことじゃないだろう~?」
澪「そうだな・・・ごめん」
律「いいよ、怒ってないぜ」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 22:19:59.79 ID:8JYFVSwT0
律「それにしても澪、マジで泣いてるじゃんか」
澪「当たり前だろ!!というかそれを言うなら律だって!」
律「バ、バカ!!私は泣きマネだ!」
澪「馬鹿・・・何年一緒にいると思ってるんだ」
澪「それにその真っ赤な目と大量のティッシュを見れば私じゃなくたって気づくだろう」
律「う、うるへー!」
澪「・・・」ジーッ
律「・・・」ジーッ
澪「・・・っぷ」
律「はは」
律&澪「あはははははははははは!」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 22:21:06.64 ID:8JYFVSwT0
澪「何やってんだろうな私達!あははは!」
律「マジ泣きまでして馬鹿かよ!あははははははは!」
澪「あははは!・・・・・・」
律「おもしれー!」
澪「じゃ」
律「うん」
澪「帰ろうか」
律「・・・おう」
ギュッ
律(親友だ・・・バトルロワイアル・・・中々いいもんだったな)
澪(私はケーキは食べられないけど、別にいいんだ。心からそう思える)
澪(歌詞・・・書かなきゃな)
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 22:22:09.34 ID:8JYFVSwT0
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唯「りっちゃん達遅いなー」
紬「そろそろ来るわよ」
紬「私達は静かに待っとくべきなのよ」
唯「ぶーぶー、ケーキぃ~」
憂「まぁまぁお姉ちゃん、あと少しだから、ね?」
唯「わかったよーぅ」
梓「あっ!」
ガチャッ!
唯「りっちゃん!!それに澪ちゃん!!」
紬「あらあら」
紬(手なんか繋いじゃって・・・微笑ましいわね)
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 22:23:05.67 ID:8JYFVSwT0
梓「お、おかえりなさいです!!」
澪「ああ、ただいま」
律「それより早くケーキ食おうぜぇ!!」
憂「待ってください律さん、その前に」
律「ん?なに?」
憂「あの・・・私達、あんなひどいことしちゃって・・・」
一同「ごめんなさい」
律「なになに、良いってことよ!気にすんな!」
唯「あ、和ちゃんは生徒会の急用が入ったからって、ごめんねって伝えておいて、だってさ」
律「そっか!」
律「それじゃあ・・・」
唯「お?とうとうかなっ!?」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 22:24:19.53 ID:8JYFVSwT0
律「へへへー!」
梓「ワクワク」
律&唯&梓「ケーキぃ!!!!」
ガチャッ
さわ子「あら、みんな御苦労さま!」
唯「あ!さわちゃん先生どこ行ってたんだよぉ~」
さわ子「ごめんごめん!ちょっと吹奏楽部の方の話し合いがあってね!」
律「それより早く早く!!」
唯「そうそう!!」
梓「ワクワクワクワク」
さわ子「え?何?」
律「な、なにってケーキだよ!超高級品の苺のショートケーキ!!」
さわ子「あ、それなら吹奏楽部の顧問の先生方にあげちゃったわよ?」
律「・・・え?」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 22:25:19.39 ID:8JYFVSwT0
唯「な、なんですとー!!」
梓「そ、そんな・・・」
律「な、なんでだぁー!!」
さわ子「なんでって、あなた達、完全にルール無視してけいおん部内で協定組みまくってたじゃない。」
さわ子「最初に言わなかったかしら?「ルールを破ったら即脱落」って」
律「お・・・おろろーん!」
唯「そんなー!!」
梓「あんまりですー!」
さわ子「ま、よくがんばったわね、それじゃ、お疲れ様!」
ガチャ
スタスタスタ
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/02/15(月) 22:26:22.80 ID:8JYFVSwT0
唯「行っちゃった・・・」
律「ちくしょう・・・」
梓「・・・」
律「なんだったんだ・・・なんだったんだー!!」
紬「あらあら、うふふ」
澪「ふふっ、やれやれ・・・」
~終わり~
ありがとうございました
けいおん!SS初挑戦でした
駄作でしたかね
またどこかで
唯「いたずら!」