1: 名無しで叶える物語 2022/05/07(土) 23:33:52.71 ID:vB67LGOu.net

栞子宅

栞子「ふむふむ……なるほど、最近の女子高生は皆オナニーをしているのですね」カチカチ

栞子「逆説的に言えばオナニーをしていない者は女子高生ではないとも言えます」

栞子「このホームページは私の参考になる適性がありますね……よし、オナニーをしてみましょう」

栞子「オナニーをするのは初めてですね……ええと、まずは下着を脱いで下腹部を触る……む?」スリスリ

栞子(指が……強張ったように動かない? そんな筈は……)



4: 名無しで叶える物語 2022/05/07(土) 23:38:45.74 ID:vB67LGOu.net

栞子「筋肉痛……? いや、そんな……」

栞子「もう一度試してみますか。ええと、下腹部をさするように……」スリスリ

バチンッ!

栞子「なっ!?」

栞子(まるで空気の層が破裂したように、腕が弾かれた……!?)

栞子(辺りを見回すが誰もいない。すぐ近くで全裸でゲラゲラ笑っていないということは、姉の悪戯という線は無い……だとしたら、一体何故こんなことが?)

栞子「気のせい……ではありませんよね」スリッ

バチンッ!

栞子「っ! やはり、性欲を持って下腹部を触ろうとすると弾かれる……」



7: 名無しで叶える物語 2022/05/07(土) 23:44:15.04 ID:vB67LGOu.net

栞子「まさか……」ダッ

ガチャッ バタンッ

ジョロロロロロッ!ジョッ!

栞子「ふぅ……」フキフキ

栞子(トイレで用を足した後に股を拭くのは問題がない……弾かれない。やはりあの現象はオナニーがトリガーのようですね)

栞子(しかし何故オナニーをしようとすると腕が弾かれるのでしょうか……もしや、私が知らないだけでオナニーをしようとすると手が弾かれるのは当たり前のことなのでは?)

栞子「産まれてこの方一度もオナニーをしたことがないのが裏目に出ましたね」

栞子「一先ずは知識を得なければ。姉さんに確認してみますか」



9: 名無しで叶える物語 2022/05/07(土) 23:49:16.23 ID:vB67LGOu.net

栞子「姉さん」

薫子「ん? どうしたの、そんな改まって」

栞子「オナニーをしようとすると、空気の層が破裂して腕が弾かれるのですが……オナニーとは普通弾かれるものなのですか?」

薫子「いや……? そんなことないと思うけど」ヌギヌギ

薫子「ほら、弾かれてないでしょ?」クチュクチュ

栞子「あ、本当だ。弾かれてない」

栞子「となると私だけが……? しかしこういう場合どこに行けばいいのでしょうか」

栞子(病院に行ったところで、頭の病気を疑われてオシマイかもしれませんし)

栞子(明日、スクールアイドル同好会の皆さんに相談してみますか)



16: 名無しで叶える物語 2022/05/07(土) 23:53:03.37 ID:vB67LGOu.net

翌日

かすみ「それで……相談ってなんなんですか?」

歩夢「栞子ちゃんのあんな顔、初めて見たよ。何でも相談に乗るから!」

栞子「グスッ……皆さん、ありがとうございます」

栞子「こんな私の為に真剣になってくれて……皆さんのような友人を持てて、私は幸せです」

愛「泣かないでよしおってぃー! 友達の為なんだから当然じゃん!」

果林「私達で解決できることならいいんだけれど……」

栞子「それが……オナニーのことなんです」

果林「オナニー? 聞いたことがあるわね」



17: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 00:00:23.66 ID:WtY6otXF.net

エマ「果林ちゃん、オナニーしたことないの?」

果林「したことはないわ。肌に悪いって聞いたから……気持ちいいとは知っているけれど、モデルを続けているうちはする気はないわね」

歩夢「それで、オナニーがどうしたの? まさか形が変わってるか気になるとか?」

かすみ「かすみんのは可愛いビラビラをしてますねぇ」

璃奈「私のは無表情」

栞子「実は……昨日の夜、今の女子高生の最先端トレンドがオナニーであると知ったんです。それで完璧主義な私は、オナニーをすることで完璧な女子高生であろうとしたんです」

栞子「しかしいざオナニーをしようとしたところ、指は強張ったように動かず、無理にさすろうとすると空気の層が破裂したように指が弾かれて……」

栞子「姉に聞いてもそんなことは無いと言われましたし、皆さんに聞いてもらおうと」

栞子(ほんの僅かに、同好会室に妙な空気が流れました。先輩方は顔を見合わせ何事か目配せをしています)



22: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 00:07:30.45 ID:WtY6otXF.net

果林「そうね……一度試してもらってもいい?」

栞子「えっ!? ど、同好会室で下着を脱いで、オナニーをしろと!?」

エマ「さ、流石に無茶だよ!?」

栞子「オナニーの相談をするだけでも恥ずかしいというのに……! あ、あまつさえ皆に見せびらかすようにオナニーをするなんて……!」

せつ菜「そうですよ!! オナニーは自室でやるものですし、道具を使わなければ気持ちよくありません!!!」

果林「皆はそう言うけれど、実際見てみなければ分からないじゃない。寝ぼけて夢を見ていただけかもしれないし」

栞子「……夢ではありません。私は確かに下腹部を触ろうとして腕を弾かれています」

栞子「し、しかし皆の前でというのは流石に……教育実習初日に職員室で公開オナニーした姉さんでもあるまいし」

侑「じゃあ私達もオナニーする? 皆で一斉にオナニーすればどれが恥なんて消えるよ」

栞子「それは……そうかもしれませんが。それでいいんですか?」



26: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 00:15:24.58 ID:WtY6otXF.net

果林「いや、それは……私はしたことないし」

せつ菜「道具があれば貫くだけです!! けれど道具がありません……」シュン

かすみ「かすみん喘ぎ声が可愛くないので……」シュン

侑「んー、言い出しっぺの私がやるしかないかな……」

歩夢「私もするよ。同好会で何度もしてるしね」

侑「じゃあ、栞子ちゃん。私と歩夢が一緒にオナニーするから、それで恥ずかしくないでしょ?」

栞子「そうですね……」

栞子(一人だと脆いオナニーですが、三人揃えば文殊のイケっ! とも言います)

栞子(心強いオナニー仲間が出来たことに、私は溢れ出る涙を止めることが出来ませんでした)

歩夢「泣かないで栞子ちゃん……一緒にイこう?」クチュクチュ

栞子(歩夢さんはもう始めていますね……ウサギ並みの性欲だと聞いたことがありますが、本当なのでしょうか)



28: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 00:26:59.73 ID:WtY6otXF.net

侑「栞子ちゃん大丈夫? 初めてだって言ってたし、オナニー・レクチャーした方がいい?」

栞子「オナニー・レクチャーは必要ありません。ホームページで予習は済ませてあります」

侑「そう……じゃあ、お先にっ!」クチュッ


ヒュゴォッ!


栞子「っ!?」

栞子(なんて早い指の動き……!? 音楽科に行ったことで、普段からピアノに触れるようになったとは聞いていましたが……)

栞子(まさかこれほどまでのものとは……っ!)

愛「へぇ……桜内流か。やるね、ゆうゆ」

栞子「桜内流……!?」

愛「元は東京が発祥の流派だよ。肉体をピアノに見立て、鍵盤を引くように自慰をする西木野流から派生し、中指を穴に入れることで更なる研鑽を遂げたのが静岡の桜内流」

愛「しかし……現代日本でここまで見事に桜内流を再現した人間は、ゆうゆくらいのものじゃないかな。古自慰術の枯れた技術と思っていたけれど、中々どうして侮れない」

栞子(なるほど……奥が深いのですね、オナニーというものは)

栞子(私もしたい……極めたい! 自分だけのオナニーを!)ヌギヌギ



30: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 00:33:11.76 ID:WtY6otXF.net

果林「ここまでは順調ね……」

栞子「問題はここからです……っと」スリスリ

バチンッ!

栞子「っ!」

エマ「い、今の……見た?」

果林「見たわ、はっきりと……しずくっ!」

しずく「はい!」

果林「貴女を同好会で一番の、尊敬措く能わざるオフィーリア狂いと認めて質問するわ。今のをどう思う?」

しずく「間違いありません、指先から迸った性欲のうねりが陰部を刺激した瞬間、空気の層が破裂し腕が弾かれました。人間を超越した何か恐ろしい……名状しがたい力が働きかけたとしか思えません」

果林「そう……」

エマ「やっぱり、そうなんだ……」

栞子「やっぱり……? 何か、知っているのですか……?」



32: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 00:42:58.24 ID:WtY6otXF.net

果林「それを聞いた時、何かの間違いだろうと思ったのよ。だってあれはただの冗談なのだから……」

エマ「私も……栞子ちゃんがそんなことになってるなんて……」

栞子「教えてください、何でもいいんです! このままではオナニーが出来ません……」

果林「……あれは、私とエマが八丈島に遊びに行った時の話よ」

エマ「果林ちゃんの実家近くに住んでるお婆ちゃんに、興味深い話を聞かせてもらったの」

『昔のことじゃ。性交を出来なくする神様というのがおってのう』

『憑かれたものは身に有り余る幸福を得る代わりに、オナニーもセックスも出来なくなるんじゃ。穢を嫌う神様じゃからなぁ』

『オナニーが出来なくなった者はオナニーが出来ない苦しみで狂い死ぬ。退治する方法は一つだけじゃ、無理矢理にでもオナニーすることじゃなあ』

栞子「そんな……では、オナニーをさせない神が私に……!?」

果林「分からないわ……私が知っているのはそれだけなのよ……」

栞子「無理矢理にでもオナニーをと言っても……」スリッ

バチンッ

栞子「弾かれてしまいます……っ!」



33: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 00:50:14.45 ID:WtY6otXF.net

歩夢「そんな……栞子ちゃんがオナニー出来ずに狂い死ぬなんてやだよ!」

しずく「オナニー我慢なんて半日もしたら死んでしまいます……!」

かすみ「りな子、何か発明で何とかならないんですかぁ!?」

璃奈「言われずとももう試してるッ!!」

璃奈「……けど、だめ。強制的にオナニーをさせるボタン、ボタンを押すと栞子がイく機械、三船栞子壁尻装置、栞子専用種付けおじさん召喚装置、栞子にちんぽが生えるボタン、押すと全人類の金玉が爆発するボタン……全部、試そうとした瞬間壊れちゃう」

かすみ「そんな……りな子の発明が意味ないなんて……!」

栞子「い……いやです、狂い死にしたくありません……」

栞子「オナニーがしたかっただけなのに……」ポロポロ

歩夢「何とかする方法は無いの……!?」

侑「私達が触るというのも……」

バチンッ!

侑「弾かれる、か。なるほどね……」



35: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 00:56:10.41 ID:WtY6otXF.net

愛「落ち着いてる場合じゃないよ、ゆうゆ! このままじゃしおってぃーが死んじゃうんだよ!?」

愛「狂った末に自死を選ぶかもしれないんだ……自慰だけに!」

侑「落ち着いてよ」

愛「落ち着いてなんかいられないよ! なんで……なんでこんなことに……」

侑「私達が騒いでもどうにもならないことなんだよ……栞子ちゃん、ランジュちゃんとミアちゃんを呼んでもらっていい?」

栞子「し、しかしあの二人は今海外の実家に帰省中で……」

侑「手数は一人でも多い方がいい。生きるか死ぬかの問題なんだからきっと来てくれるよ。私はちょっと電話してくるから……」

歩夢「誰に……?」

侑「スクールアイドル関係の、ちょっとした知り合い」



36: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 01:02:29.25 ID:WtY6otXF.net

栞子(なし崩しでその日は解散となりました)

栞子(その後……私はすぐにランジュとミアの実家に電話をかけました。私から事情を聞いた二人は驚き、飛行機のチケットを取るとその日のうちに駆け付けてくれました)

栞子(家に帰ると姉さんは玄関でオナニーをしていました。私が例の伝承を伝えると、一度大きく身体を仰け反らせ跳ねた後に、私の問題が解決するまで自分もオナニーをしないと約束し抱きしめてくれました)

栞子(私を抱きしめる姉さんの手は湿ってすえた匂いがしました)

栞子(けれど……暖かかった)

栞子(そこでようやく、私は声を上げて泣きました)

栞子(子供のように泣く私を、姉はずっと抱きしめ続けてくれました)

栞子(そして……朝が来ました)



38: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 01:07:52.41 ID:WtY6otXF.net

栞子(学園に向かうと、私はすぐにスクールアイドル同好会の部室に行きました)

栞子(そこには皆が揃っていました。授業をサボらせることになったことを、ほんの少しだけ申し訳なく思いました)

ランジュ「栞子……! 大丈夫!? 何ともない!?」

ミア「昨日の今日だろ。オナニーを一日しなかったくらいで人は死なないさ」

栞子「だ、大丈夫です……今の所は何も」

歩夢「体調不良とかも……」

栞子「それもありません。元気印の栞子です」

ミア「……それよりも」

「……」

「……」

ミア「いつからスクールアイドル同好会は人数が増えたんだい? そこの二人は見覚えがないし……随分と年上に見えるけれど」



40: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 01:16:23.06 ID:WtY6otXF.net

侑「私が呼んだんだよ。こういうオカルト方面に強い人達……」

希「ウチは東條希。昔は音ノ木坂って高校で、君達と同じスクールアイドルやってて……侑ちゃんに呼ばれてきたんよ」

花丸「オラ……じゃなくて私は静岡で尼僧をしている国木田花丸。同じく侑ちゃんに神祓いに呼ばれて」

かすみ「オラ……?」

花丸「なんでもないずら……じゃなくて、なんでもないよ」

栞子「外部の方まで……重ね重ねご迷惑をおかけします」

希「確認なんだけど、栞子ちゃんはオナニーが出来ないだけでトイレで股を拭いたりお風呂で洗ったり……は問題ないんよね?」

栞子「そうですね、それは問題ありません。事象が発生した日に確認しています」

希「……となると、穂乃果ちゃんの時と同じか」

花丸「厄介そうずらね。随分と……マンコ付近に邪念が篭ってる」



42: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 01:22:31.50 ID:WtY6otXF.net

栞子「私は……どうすればいいのでしょうか」

希「オナニーをしてほしいんよ」

栞子「お、オナニーですか!?」

栞子「しかし待ってください! 私はオナニーが出来ないと何度も……!」

希「手が弾かれても、無理矢理皆で手を押さえつけてマンコに持っていって……オナニーを続けてほしい」

花丸「そうすれば敵はオナニーを妨害しようと顕現するだろうから、マルと希ちゃんで無理矢理鎮めて力を弱めるずら」

侑「その間にオナニーを完了させれば神祓いは完了、ってわけだね」

栞子「わ、分かりました……」ヌギヌギ

ランジュ「栞子……大丈夫? 顔色が悪いわ」

栞子(青くもなりますよ……神祓いなんて。何故オナニーをしたいだけだったのに、こんな大事になっているのでしょうか……)



43: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 01:28:26.34 ID:WtY6otXF.net

栞子「……」フーッフーッ

希「外に逃さないように盛塩を置いて……と。そっちは?」

花丸「問題なし。栞子ちゃん、始めて」

栞子(こんなに衆人環視の中、オナニーをするのは初めてですね……恥ずかしさで頭が沸騰してしまいそうです)

栞子(しかし……こうして私の為に力を貸してくれた皆さんに、私も報いなければなりません)

栞子「……いきます!」スリスリ

バチンッ!

栞子(ッ! いきなり弾かれた……前の時よりも強く!)

栞子(神が怒っている……!? けど……っ!)

ガシッ!

歩夢「大丈夫だよ、栞子ちゃん! しっかり握ってるから!」

かすみ「かすみん達がついてますよ!」



44: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 01:34:00.82 ID:WtY6otXF.net

栞子(私には……仲間がいるッ!!)

スッ

バヂバヂバヂッ!!

栞子「っう……っ!!」

ランジュ「痛い……っ! それに凄い風圧が……吹き飛ばされそう……っ!!」

栞子(けれど……触れた! 指が女性器にッ……性欲を保ったままで!!)

栞子(瞬間、頭の天辺まで痺れるような快感が駆け抜けた。手が弾かれそうな痛みも、強い重圧も、恥じらいも刹那に消え失せていた)

栞子(これが、自慰か──)

希「……っ! 来るっ!!」

栞子(その言葉に意識が引き戻される。あらぬ方向へと向いていた視線を慌てて眼前へと戻し)

栞子(そこに、見慣れた同好会室が無いことに気付いた)



45: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 01:40:46.74 ID:WtY6otXF.net

栞子(黒、黒、黒、黒──ほんの僅か先の自分の身体すら見えない程の暗闇が、世界を覆っている)

栞子(日が沈んだ筈はない。電気を消したわけでもない……そうしたところでカーテン越しに僅かでも光が見える。しかしそれすらもない完全なる、完璧なる漆黒の中に私達はいる)

栞子「はっ……はっ……」

栞子(自然、呼吸が荒くなっていくのが分かった)

栞子(目の前に何かがいる。ほんの数メートル先に不気味な、目にする事も出来ない存在がいる。その存在を知覚しただけで狂ってしまう、この世の悪意を塗り固めたような肉塊がそこにあるのが、暗闇の中でも知覚できる)

栞子(私は何を甘いことを考えていたのだろう)

栞子(神に人間が敵う筈はないのだ)

栞子(矮小で散文的な脳しか持たぬ人類如きが、これほどまでには偉大な恐怖に逆らおうなど──)

希「破ァッ!!」



47: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 01:47:19.53 ID:WtY6otXF.net

栞子「はっ……!?」

栞子(東條さんの声と共に、脳が正常に動き出しました。私は今、何を……? 屈しようとしていた……?)

花丸「……」ブツブツ

栞子(国木田さんの経文が聞こえるたびに、腕を弾こうとする力が弱まっていく。空気の層が萎み、手は問題なく女性器を撫で回す)

希「あの頃より強くなってる……ッ! 栞子ちゃん! 早くイくんやッッッ!」

希「長くは持たんッ!」

しずく「早くっ!」

栞子「うっ……くっ……」

栞子(イきたい……早くイかなければ。それは分かっているんです)

栞子(けれど……!)

栞子「イけないんです……! いくら触っても……快感はあるのに……っ!」



49: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 01:53:01.30 ID:WtY6otXF.net

愛「しおってぃー、まさか……ッ!」

璃奈「イきにくい体質……!?」

栞子「イけない……っ! イけないっ!」

希「ぐ……もう……」

花丸「限……界、ずら……!」

バァンッ!!

栞子(東條さんと国木田さんが弾き飛ばされ、一度鎮まりかけた神の力が徐々に力を増していく)

栞子(今やそれは強いうねりとなって、私達を飲み込む巨大な竜巻となっていた)

果林「しお、り……こ……」バンッ

エマ「ぐ……う……」バンッ

歩夢「皆が……オナニー神の竜巻に吹き飛ばされていく……!」



50: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 01:57:17.59 ID:WtY6otXF.net

栞子「そん、な……っ!」ポロポロ

栞子(私は駄目な女です。こうして、ここまで皆が力を貸してくれて……)クチュクチュ

かすみ「負けませ……ぐぁっ!」バンッ

しずく「オナニーは……自由でっ……」バンッ

栞子(こんなにズタボロになってまで神に立ち向かってくれたのに)クチュクチュ

侑「指が、もう……」バンッ

愛「駄目……っ!」バンッ

栞子(素直にイくことすら出来はしない……っ!)クチュクチュ

ミア「お前のようなものに……渡すもの……か……っ!」バンッ

ランジュ「……栞子」バンッ

栞子「私は……私は……ッ!」クチュクチュ



52: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 02:01:48.08 ID:WtY6otXF.net

オ ナ ニ ー を や め ろ

栞子(声が聞こえた気がしました。地の底から響くような、底冷えするような声が)

今 や め れ ば 命 は 取 ら な い

栞子(きっとこれが神の声なのでしょう。不快で、纏わり付くような粘性を持った気味の悪いこの声が)

さ あ や め ろ

栞子(私は……もう……皆に苦しんでほしくない)

栞子(私は狂い死にしても構わない。もう、オナニーを辞め……)

歩夢「……やめるんじゃない!」

栞子「ッ!? 歩夢さん!?」

歩夢「やめちゃ駄目だよ、栞子ちゃん。やめたらあいつの思う壺だよ」



55: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 02:04:49.23 ID:WtY6otXF.net

栞子「け、けれど……!」

だ ま れ

バシュウンッ!

歩夢「があっ!!」ザグウッ

栞子(この音……まさか、肉が切られた音!?)

栞子「歩夢さ……っ!?」

歩夢「こっちを向かないで!」ハァハァ

歩夢「あいつのこと、真っ直ぐ見据えて……真正面からオナニーしてやろうよ」

栞子「けど、歩夢さんが……歩夢さんがっ!」

歩夢「……栞子ちゃん。オナニーってのは気持ちいいものだよね」



57: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 02:11:59.69 ID:WtY6otXF.net

歩夢「私はさ……いつも家に帰ったら、その日あった出来事を思い出して、毛布を抱きしめながらオナニーするんだ」

歩夢「何とも言えない快感が足の先から頭の先まで突き抜けて……あぁ、今日も良い一日だったなぁって……」

栞子「歩夢さん……」

歩夢「オナニーは……そうやって、自分のしたい時にするものなんだよ。自由なものなんだよ」

歩夢「穢らわしい? オナニーもセックスも嫌? それもいいかもしれないけれど、それは自分で決めること……」

歩夢「あのクソッタレの神が決めていいものじゃない!!」

だ … だ ま れ ! だ ま れ !

歩夢「があっ!! ぐっ!」ザグッバシュッ

栞子「歩夢……さ……」ポロポロ

歩夢「見ないで……私は平気だから……ゲホッ!」ハァハァ

歩夢「……栞子ちゃん、あの頭の硬い馬鹿に叩き付けてやりなよ」

歩夢「自分の本当の気持ち、イってあげて」

栞子「私は……私、は……ッ!」



60: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 02:14:57.54 ID:WtY6otXF.net

栞子「私は……オナニーがしたいですッ!!」

プシャアッ

果林「あれは……潮?」

しずく「イけたんだ……あはは。よかった……」

栞子「お……おぉ……っ」ピーンッ

栞子「これで……これで……っ!」

お わ ら ぬ

栞子「ッ!?」

希「な……正面から栞子ちゃんの潮を被ったのに……!?」

花丸「神が消え去っていないずら……!?」



64: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 02:20:56.68 ID:WtY6otXF.net

ば か に し お っ て

も は や ゆ る せ ぬ

栞子「そんな……神の力が強まっていく……!?」

侑「なんで……オナニーが成功したら消える筈なのに……!?」

希「逃げて……もはやこの神は、名のある自慰のヌシではないやん!」

花丸「祟り神へと相成った……全てを殺し、全てのオナニーを封じるつもりずら!」

栞子「私のせいで……」プシャァァァ

侑「ぐ……もう駄目なの……!?」

愛「諦めるな……最後まで諦めるな! 皆っ! 今すぐ服を脱いで!」ヌギヌギ



67: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 02:26:34.63 ID:WtY6otXF.net

璃奈「愛さん!?」

愛「一人の潮では駄目かもしれない! けど、皆でなら……!」クチュクチュ

しずく「そう、ですよね……同好会の皆で力を合わせれば、どんな困難だって乗り越えられる筈です!」クチュクチュ

果林「やれやれ……モデルを辞めるまではしないつもりだったのに。貸し一つよ」クチュクチュ

エマ「果林ちゃん、おっぱい吸ってもらってもいいかな……? 私、ヤギにおっぱい吸われながらじゃないとイけないの」クチュクチュ

せつ菜「わ、私は道具が無いと……っ!」

璃奈「むっ!」ガチャガチャ

璃奈「できたよ、せつ菜さんのマンコに合うバイブと最強ローター」クチュクチュ

せつ菜「ありがとうございます!!!」ブィーン

かすみ「かすみんの可愛くない声は皆に聞かせたくなかったんですけどね……うぐっ! ぎもぢっ!」クチュクチュ



69: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 02:32:20.56 ID:WtY6otXF.net

ランジュ「栞子、潮を切らしちゃ駄目よ。ランジュがイくまで待ってなさい!」クチュクチュ

ミア「やれやれ……ステイツにはオナニーとドラッグパーティーしか楽しみがなかったからね。こんなのは慣れっこさ」クチュクチュ

侑「皆……私も負けてられないよ! ねっ、歩夢!」クチュクチュ

侑「歩夢?」クチュクチュ

歩夢「……」

栞子「あ、歩夢さん……?」

歩夢「……」

栞子「そ、んな……歩夢さん! 返事をしてください!」

侑「歩夢……!? 皆、一斉にイくよ! 早くアレを倒して歩夢を病院に連れて行かなきゃ……っ!」


プシャァァァァッ!!!!!!!!!!!


栞子「これで……!」

き か ぬ

栞子「っ! そんなっ……! 皆の力を合わせた潮でも駄目なんて……!!」



71: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 02:35:15.65 ID:WtY6otXF.net

栞子「もう……駄目なんですか?」

栞子「私のせいで……皆が、歩夢さんが……」

歩夢「……」

歩夢(あれ、なんで私……動かないんだろう。あぁ、なんだっけ)

歩夢(何してたんだっけ……私……)

栞子「ごめんなさい……ごめんなさい……!」

歩夢(なんで泣いてるの、栞子ちゃん。あやまらないで)

歩夢(なんで栞子ちゃんが泣いてるのに、私は動けないんだろう)

歩夢(わたしは……)

歩夢「し……お……」

栞子「歩夢さん! しっかりしてください、歩夢さん!!」



72: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 02:41:35.73 ID:WtY6otXF.net

歩夢「わた……しの……」

歩夢(あぁ、くるしいなぁ。あぁ、つらいなぁ。こえを だすのも せいいっぱいだ)

歩夢(なさけないなぁ。あんなに しおりこちゃんを ゆうきづけたのに わたしが……こんな……)

歩夢「ま……ん、こ……」

歩夢(いわなきゃ。みんなをたすけるために)

歩夢「さ、わっ……て」

栞子「触るって……そんなことをしたら歩夢さんは……!」

栞子(股を触る──それは即ち、イくということだ。潮を吹かせろということだ。しかしこの傷付いた身体で、死にかけた身体でそんなことをすれば……歩夢さんの命は!)

歩夢「……」ニコッ

栞子「っ……歩夢、さん……」

栞子「ずるいですよ、そういう風に笑われたら……聞かなきゃいけないじゃないですか」クチュクチュ

歩夢「……」

栞子「……歩夢さん」クチュクチュ

歩夢「……」

栞子「……大好きでしたよ」クチュッ


プシャァァァァッ!



75: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 02:50:52.92 ID:WtY6otXF.net

栞子(十二の潮の中に、歩夢さんの潮が加わる。それは最後の魂の灯火と言わんばかりに生命力に溢れた力強い潮だった)

栞子(そして──歩夢さんの潮に十二の潮が絡まり、一つの大きな奔流となった。巨大な光線に近いそれが、神にぶつかる)

こ の 程 度 で …

ぐ う っ ! ?

侑「この潮の色は……虹色……?」

ランジュ「綺麗……」

馬 鹿 な … こ ん な

こ ん な も の で …

栞子「あなたは……確かに神なのかもしれません。私達人間よりも強大な力を持っているのかもしれません」

栞子「一人一人は弱くとも……私達は、団結した!」

歩夢『よかったら栞子ちゃんもスクールアイドルをやらない?』

栞子「仲間になった!」

侑『栞子ちゃんがスクールアイドルをやるなんて……ときめいちゃうよー!』

栞子「友達になった!」

せつ菜『これからよろしくお願いしますね、栞子さん!!! アニメって興味ありますか!!!?』

栞子「人は協力出来る……弱くとも寄り添える! 神を倒す程の強い強い絆を生むことが出来るんです!!」

私 が … こ の 私 が …

人 間 な ど に …



78: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 03:02:23.48 ID:WtY6otXF.net

パァンッ!!

栞子「……はっ!」

栞子(気付けば暗闇の世界も、神もいなくなっていました。目の前には見慣れた同好会室と──傷付きながらも立ち上がる、皆の姿がありました)

希「ぐっ……なんとかなったみたいやん……」

花丸「後はマル達が……神との僅かな繋がりも残さないずら……」

栞子(霊界との縁を消す、と二人が何やら祝詞のようなものを唱えている最中、悲痛な声が私の耳を貫きました)

侑「歩夢……!」

栞子(声のした方へと振り向き……私は、床に倒れ込む彼女の姿を見ました。歩夢さんは……真っ白な顔をしていました。服は切り裂かれ、赤いものが絶えず吹き出していました)

栞子「歩夢、さん……」

栞子(返事はありませんでした。歩夢さんの手を取ったランジュが脈を測り、つうっと一筋の涙を流します。もう、それだけで十分でした。歩夢さんがもう駄目だと分かるには)

栞子「歩夢さん……」

栞子(それでも私は、彼女の名前を呼ばずにはいられませんでした。歩夢さんは私の為に戦ってくれた、私の為に潮を噴いてくれた。なのに……私は名前を呼ぶことしか出来ない)



80: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 03:08:25.54 ID:WtY6otXF.net

栞子「歩夢さん……お願いです、目を開けてください! 歩夢さん……っ!」ポロポロ

ポタッ

歩夢「……」ピクッ

栞子「え……?」

ランジュ「脈が……!?」

歩夢「……あ」

歩夢「栞子ちゃんだ……」

栞子「歩夢さん……?」

栞子(その時私はふと思い出しました)

栞子(果林さんに話をしたお婆ちゃんはこう言っていたんです)

『オナニーが出来なくなる代わりに身に有り余る幸福を得る』

栞子(私はオナニーが出来なくなって、身に有り余る幸福を得た覚えはありません。もしその力が……その残滓が、願いを叶えてくれたなら)

歩夢「あはは……よかったら、救急車呼んでくれないかな。身体中が痛いや……」

せつ菜「すぐに呼んできますね!!!」

栞子(歩夢さんが私の名前を呼んでくれる。歩夢さんが私に笑いかけてくれる。歩夢さんが──生きていてくれる)

栞子(それは確かに、身に有り余る幸福だ)



82: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 03:16:48.47 ID:WtY6otXF.net

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ーー


栞子(その後、私は普通にオナニーが出来るようになりました)

栞子(最初は不慣れでしたが、今では姉さんともクロスオナニーをする程にオナニー巧者となっています)

栞子(あの後すぐに、スーパーでオナニーをしたというだけで姉さんが捕まったのには驚きましたが……親族がオナニーしても逮捕されないというのも、神の与える幸福の一つだったのでしょうか。すぐに釈放されてよかったです)

栞子「……ふむ」カリカリ

せつ菜「何をしているんですか、栞子さん!!!」

栞子「オナニーヨーヨー同好会が文化祭でオナニーヨーヨーを披露したいと言ってきまして……何とか通せないかと考え中です」

せつ菜「オナニーヨーヨーですか……一度見たことがありますが、犬の散歩が見事なんですよね!」

栞子「今度は更に凄いらしいですよ、なんとヨーヨーが燃えるとか」

栞子(とはいえ、私の日常は大して変わってはいません。今まで通りスクールアイドル同好会の一員として活動し、生徒会にも顔を出す。オナニーが日常の一つになっただけ、といえばいいのでしょうか)



85: 名無しで叶える物語 2022/05/08(日) 03:28:04.31 ID:WtY6otXF.net

栞子「ふぅ……一先ずはここまでにしますか」

せつ菜「では一緒に帰り……おっと!! 見たいアニメがあったのを忘れていました!! ではお先に!!」ダッ

栞子「せつ菜さん!?」

栞子「なんであんな言い訳を……」

歩夢「……あはは」

栞子「歩夢さん……?」

歩夢「せつ菜ちゃんに気を使わせちゃったかな……?」

栞子「……みたいですね」

栞子(別にあの後、歩夢さんと何かあったわけではありません。ただ、週に2回ほど一緒に帰るようになりました)

歩夢「……じゃ、帰ろっか。ところで栞子ちゃん、帰ったら何するの?」

栞子「決まってるじゃないですか」

栞子「オナニーですよ!」





元スレ
栞子「オナニーをするのは初めてですね」