3: >>1ありがとう 2010/11/12(金) 19:42:46.82 ID:uu8DW6Nj0
和「もしかして私はそのために今日呼ばれたのかしら?」
唯「そうだよー、是非和ちゃんにプレイしてもらいたくて呼ばせてもらいました!」
憂「私も作ったんだよ和ちゃん」
和「じゃあ二人で交換してプレイすればいいじゃない」
唯「それじゃあ駄目なんだよー、作ったことの無い第三者の意見が欲しいんだからー」
和「あら、私が作ったこと無いって誰が言ったのかしら?」
唯「無いでしょ?」
和「無いわよ」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 19:44:41.22 ID:uu8DW6Nj0
唯「とりあえず私が作ったのからプレイしてみてよ!もちろん憂も一緒にね!」
憂「あ、一応私も一緒にやるんだ」
唯「当然だよっ!憂もちょびっとだけストーリーにはいってるんだから!」
和「その言い方だと、私も組み込まれてそうね」
唯「うん!むしろ和ちゃんメインで考えたといっても過言ではないよ!」
和「……仕方ないわねぇ……あまりに酷い出来だったら途中で投げるわよ?」
唯「……それはプレイをって事?それともソフトをって事?」
和「唯にコントローラーをって事よ」
チャラララーン
【ユイはくしゃみをしない】
→ ニューゲーム
和「何よこのタイトル」
憂「ちょっと謎だよね。伏線かな?」
ウイ『お姉ちゃん。朝だよ。起きて』
ユイ『う、うーん…………ふぇ、ふぇ、ぶぇえっくしょんっ!』
憂「…………」
和「酷いわね」
憂「典型的な自己満足RPGだよね」
唯「もう批判は最後にまとめて聞くから!……ほらっ!ユイが起きたよ!」
ウイ『それじゃ、学校行ってらっしゃい!』
ユイ『はーい。…………ぶぇぇっくしょん!』
憂「……」
和「ドラクエの学園バージョン的なノリなのね」
唯「あ、そこの道具屋を上に行くと学校があるよ!」
和「学校小さいわねぇ……1フロアに教室が2個しかないわよ?」
唯「えへへ、ちょっとそこらへんでダレてきちゃって…」
憂「まだ開始2分だけど……」
タラララー
【さわちゃんが現れたっ!】
和「えっ!?」
憂「ちょ、ちょっとお姉ちゃん!?」
唯「あ、さわちゃんは敵だからー」
憂「せ、先生が敵なの!?それに町の中なのにエンカウントするの!?」
唯「床が赤いところは全部エンカウントするよー」
和「最初に言いなさいよ……学校の床ぜんぶ真っ赤じゃない…」
唯「そりゃあさわちゃんだもん。学校に出てきて当然だよ!」
和「普通先生は攻撃してこないわよ」
ユイ
→演奏する
特技
アイテム
逃げる
和「演奏する……?」
唯「ふふふ!このゲームはね、攻撃が一切ないんだよ!」
憂「攻撃がない?」
唯「そう!敵だからって攻撃するのはよくないことだよ!だから演奏を聞かせて和平させるんだよ!」
和「あぁ、そういうこと……だから敵のゲージが敵意なのね……」
唯「そうだよ!演奏して敵意がゼロになれば仲良くなれるよ!」
【ユイのギター演奏!さわちゃんの敵意を30㌫減らした!】
【さわちゃんの攻撃!ユイに15のダメージ!】
和「敵は普通に殴ってくるのね……」
唯「それはそうだよー敵だもん」
【さわちゃんを倒した!ユイは演奏が20ポイントくらい上手くなった】
和「なるほどね……レベルが上がると演奏の腕も上がるってわけね?」
唯「そうだよー」
【さわちゃんは 59683700000000 GEETを落としていった】
憂「!?」
和「!?」
唯「あっ!GEETはお金の単位だよ!」
和「お、お金!?凄まじい額だけど……えっと……59兆……?」
憂「国家予算並だね……」
和「こんなにお金を落としたらゲームがつまらなくなるじゃない……」
唯「あ、大丈夫だよ!回復薬は120兆GEETだから!」
和「じゃあただのインフレじゃない……デノミしなさいよ」
和「やっと校長室までついたわ……」
憂「途中で何回もさわちゃんと戦闘になったね……」
和「唯は山中先生に何か恨みがあるの?」
ガチャ
校長『………………』
唯「ほらほらっ!まずは話しかけないと!」
和「わ、わかってるわよ……」
ピッ
校長『zzzzz……』
和「…………」
憂「……寝てるね」
和「そうね……あら?選択肢?」
→選択肢「優しく起こす」
選択肢「叩いて起こす」
選択肢「くらえっ!極大暗黒魔法」
和「…………」
憂「…………」
唯「選択肢だねぇ!選択肢だよ!どれを選ぼうかな!?」
和「う、うざいわねぇ……」
憂「まぁ無難に上だよね」
和「そうね」
→選択肢「優しく起こす」ピッ
校長『んぁ?……寝るのを邪魔するな!』
【校長は極大火炎呪文を放った!】
【ユイは死んでしまった…】
→RETRY?
唯「ぷふっ!はっずれぇー!あははっ!」
和「辞めていい?」
唯「ちょっ!ま、待ってよ!ほらっ!リトライすればその場で復活だから辞めないでぇ!」
和「まったく……ふざけた選択肢作って……」
憂「でも一番上が駄目だとなると……した二つが正解とは思えないけど……」
和「……まぁ二分の一だし気楽に選ぶわ」
→選択肢「叩いて起こす」ピッ
校長『zzz………いてっ!なにすんだ!』
【校長は極大冷炎呪文を放った!】
【ユイは死んでしまった…】
→RETRY?
和「…………」
憂「……まぁ予想通りだよね……」
唯「にっひひひひ」
和「うざいわねぇ……」
憂「でもこうなると暗黒魔法が正解なの……?」
和「一番選ばなさそうだから逆に正解にしたのね……むかつくわ……唯にここまでコケにされるなんて」
→選択肢「くらえっ!極大暗黒魔法」ピッ
【しかしそんな呪文は存在しなかった!】
校長『見栄を張るな!』
【ユイは恥ずかしくて死んでしまった…】
→RETRY?
和「…………」
憂「…………」
唯「ぷっはっ!ぷふふ!あっははははっ!さ、さん回もゲームオーバーって!あははっ!」
和「…………」
唯「和ちゃん勘弁してよ!まだ開始してから10分しか経ってないんだよ!?あははははっ!」
和「…………」
唯「もう駄目だなぁ!しょうがないから私がヒント出してあげるよ!」
和「…………」スゥ
唯「えっとねここは……痛っ!ちょ、ちょっと!投げないでぇ!」
5分後!
和「で?」
唯「え、えっと……話しかけないで50秒経つと普通に起きますんで……」
和「めんどくさいわね……たけしの挑戦状じゃない」
校長『駄目だ駄目だ!けいおん部なんて認めん!』
ユイ『そこをなんとか!』
校長『どうしてもと言うならワシを唸らせる様なバンド演奏をしてみろ!』
ユイ『ば、バンド演奏!?』
校長『そうだ!お前は一人しかいないようだから、近場のライブハウスでメンバーを集めるのだ!』
ユイ『ごくり……』
校長『そこで集めたバンドで演奏してみろ!曲がよければ考えないこともない!』
ユイ『わ、わかりました!』
校長『まぁもっとも、ワシを唸らせる様な曲など、東の洞窟に封印された神の楽譜しか存在しないだろうがな』
ユイ『ひがしの洞窟……』
唯「わっくわく大冒険の始まりだよ!」
和「…………」
憂「…………」
和「………唯」
唯「なにかな?」
和「予定調和って知ってるかしら?」
唯「さっ!まずは仲間を集めに行くんだよ!」
和「既に飽きてきてるんだけど」
唯「そ、そんなこと言わずに……これからおもしろくなるから!」
和「本当かしら……ライブハウスに行けばいいの?」
唯「そうだよ!そこで仲間を集めるの!」
和「ライブハウスの場所は?」
唯「そこ、そこの上だよ」
和「ここで仲間を集めればいいのね?」
唯「そうだよーそこのお姉さんに話しかければ登録している人が見れるよ」
和「なるほどね」ピッ
お姉さん『いらっしゃい。新顔ね。今メンバー登録してるのはこの4人よ』
【ベース ミオ】 【キーボード ムギ】 【ドラム リツ】 【タンバリン ノドカ】
憂「…………」
和「…………唯?」
唯「なにかな?」
和「……この4人目……まさか私のことじゃないわよね?」
唯「そのまさかもまさかだよ。和ちゃん以外にありえないよ」
和「……何で私タンバリンなのかしら?」
唯「だって和ちゃんほかの楽器できないでしょ?」
和「あら?バイオリンやってるって言わなかったかしら?」
唯「嘘だよね?」
和「嘘だけど」
和「それにしても納得いかないわねぇ……ほかのみんなはバンド楽器なのに私だけ適当な楽器で……」
唯「そんなことないよ。このゲームタンバリンが重要な役割を持ってるんだよ!」
和「あら?そうなの?」
唯「断言してもいいよ!このゲームで一番使うのは和ちゃんのタンバリンだよ!」
和「まぁそういう事なら多めに見るわ。……嘘だったらあれよ?」
唯「あれって?」
和「あれはあれよ」
ミオ『私はベース担当のミオ。よろしくな』
和「あら、かわいらしいグラフィックね。どことなく澪っぽいわ」
唯「ふふふ。キャラ作成はツクールの醍醐味だよ」
憂「あ、私もそこが面白かったなぁ」
リツ『私はドラムだ!よろしくな!』
和「戦士っぽいわね」
唯「でもかわいいよ」
ムギ『私はキーボードです。よろしくね』
和「予想通りお嬢様グラね。まぁ納得だわ」
唯「リアルお嬢様だからねぇ」
ノドカ『よろしく』
和「ぶっふぉ!」
憂「ぷっはっ!」
和「ちょ、ちょっと唯!!何で私だけ実写なのよ!」
唯「あはは、ちょっと和ちゃんに合うキャラがいなくて……」
和「居ないからって普通実写使う!?どんだけ妥協できない性分なの!?」
唯「いやぁそこはちょっとこだわりたくて……それに、和ちゃんあまり特徴ないから……」
和「眼鏡!短髪!委員長!三拍子そろってるわよ!?」
憂「じ、自分で言う……」
和「メニュー開くとすごい違和感じゃない……」
憂「他のキャラはファンタジーなのに和ちゃんだけ実写だもんね……」
リツ『そうだ。リーダーの腕前見せてくれよ』
ミオ『そうだな。どれくらいのレベルか見ておきたいしな』
ユイ『いいよーそれじゃあ演奏するね』
ギュワァァァアン
リツ『す、すげぇ!なんてヘビィなリフなんだ!』
ミオ『超絶技巧すごいな!』
ムギ『ユイちゃん天才だわ!』
和「……中々にイラッとさせてくれるわねぇ……この自画自賛プレイ……」
憂「演奏レベル2なのにね……」
唯「ニマニマ」
ノドカ『ちょっとまってよ。リーダーは私でしょ?』
ユイ『えっ!?』
ノドカ『だってユイじゃ頼りなさそうだもの。私がやるべきよ』
ミオ『そ、そんなこと言われてもなぁ……』
リツ『私たちユイに誘われたしなぁ……』
ノドカ『私が誘うまでもないと思っただけよ。そんな雑用ユイで十分よ。ね?ユイ?』
ユイ『え、えっと……あ、あはは……ノ、ノドカちゃんの……言うとおり……です……』
和「唯……あんた……私に何か言いたいことでもあるの……?」
唯「えーなんでー?何も無いよー。これはゲームだよ?和ちゃん」
和「…………そう」
ノドカ『じゃあ私がリーダーって事で文句ないわね?』
ユイ『……う、うん』
リツ『…………おいユイ』
ユイ『……え』
リツ『いいのか?…………お前リーダーやりたいんだろ?』
ユイ『…………で、でも私なんかよりノドカちゃんの方が適任だし……』
ミオ『そんなこと聞いてないぞ。ユイはやりたいのかやりたくないのかどっちなんだ?』
ユイ『わ、私は…………リーダーやりたい……』
ムギ『じゃあそれをちゃんと言ってみないと……ね?』
ユイ『………………うん!』
ノドカ『私がリーダーよ!あはははははっ!』
和「なによこれ……」
ユイ『の、ノドカちゃん!』
ノドカ『なんだぁ!』
ユイ『わ、わたし!リーダーやりたい!』
ノドカ『はぁ!?つい今さっきわたしに決まったばかりでしょ!?何寝言吼えてるのよ!』
ユイ『で、でもバンド結成したのわたしだし!わたしがリーダーやるのが道理だと思う!』
ノドカ『道理も糞も関係ないわよ!あまりにゴネるなら生徒会の権力で退学にさせるわよ!?』
リツ『やめろよノドカ!』
ノドカ『はぁ!?』
ミオ『そうだ!わたしたちはユイに誘われたんだ!お前に誘われて無いぞ!』
ムギ『そうよ!』
ノドカ『ぐぬぬ……あんたらぁ…………』
ユイ『わたしがリーダーやる!』
ノドカ『こ、この糞どもがぁ……』
和「唯」
唯「なにかな?」
和「おつかれさま。辞めるわ」
唯「ちょ、ちょっと待って!」
和「純粋に不愉快だわ。お疲れ様」
唯「こ、これはユイの成長を描くために仕方なく和ちゃんに悪役になってもらったの!だから怒らないでぇぇぇ!」
和「ゲームのシナリオが不快。私の反応を見るために作られたことも不快。なによりそれを見て楽しそうな唯の顔が一番不快。お疲れ様」
唯「違うのぉぉぉ!そんなにお疲れ連呼しないでぇぇ!」
5分後!
唯「……だから和ちゃんが一番親しいからつい遠慮なく……」
和「…………はぁ……仕方ないわねぇ……もうちょっとだけやってあげるわよ……」
唯「あ、ありがとう和ちゃん……」
和「本当にもう。…………今度こういうくだらないセリフとかあったらただじゃおかないわよ?」
唯「………………えっと…………そ、その…………」
和「…………唯?」
唯「ほ、ほんのちょびっとだけさっきのが続きます……」
和「…………」
ノドカ『わかったわよ!ユイあんたがリーダーやりなさいよ!』
ユイ『う、うん!』
ノドカ『その前にね……あんた土下座しなさいよ』
ユイ『うん!…………え?』
ノドカ『土下座よ。土下座。わたしがリーダー譲るんだからそれぐらい当たり前でしょ?』
リツ『お、おい!ノドカ!』
ノドカ『外野は黙っててちょうだい。それともなに?あんたの情熱は土下座すらもできないわけ?』
ユイ『……う、うぅ……わ、わかった……土下座するね』スゥ
ミオ『お、おいユイ!』
ユイ『……ど、どうかリーダー……やらせてください……』ドゲザー
ノドカ『…………かぁ……ペッ!』
ユイ『…………』ペチャッ
リツ『こ、この野郎!』
ノドカ『仕方ないから譲ってやるわよ。ありがたく思いなさいよ。この土下座タン女』
ミオ『だ、大丈夫か!?ユイ!』
ユイ『え、えへへ……みんなのおかげでわたし勇気振り絞れたよ……みんなのちからがあってこ』
和「ほんっとに辞めるわ!お疲れ様!」
唯「だ、だからこれは仕方なく!」
和「後半部分は明らかに私への当てつけでしょ!?成長は関係ないじゃない!」
唯「ち、違うよ!あの後半部分があってこそユイの仲間への情熱というものが……」
和「ノドカは仲間じゃないっての!?あれじゃただのインケン女じゃない!」
唯「それはそうだけど……でも!」
和「否定しなさいよ!あんたが作ったゲームでしょ!?土下座させるわよ!?」
和「もういいわ」
唯「え……の、和ちゃん……?」
和「こうなったらとことんやってやろうじゃない。このクソゲー」
唯「そ、そうこなくっちゃ!さすがは和ちゃんだよ!クソゲーじゃないけどね!」
和「エンディングまでにどれだけ私をイライラさせてくれるかカウントしてあげるわ」
憂「メーター振り切れちゃうかもね」
和「…………」ピッピッ
唯「…………」
憂「…………」
ユイ『あのー』
町娘『…………』スィー
ユイ『あのー……』
男『……………』スィー
和「ちょっと……」
唯「なにかな?」
和「なんで町の人に話しかけられないのよ……すごい無視されてるじゃない……」
唯「あぁえっとね……ノドカはみんなに嫌われてるの。だからノドカがPTに居ると会話できないの」
和「何冷静に言ってんのよ!しばくわよ!」
和「道具屋についたけど……」
憂「値段がすごいことになってるね……」
和「回復薬はまだ良心的だけど、新しいギター500垓とかどうやったら買えるのよ……」
憂「普通に必要なさそうだし、何も買わなくて良いんじゃない?」
和「そうね。とりあえず外出てみようかしら」
店主『ちょっとちょっと!お客さん!』
ユイ『ほぇ?』
店主『お金お金!』
ユイ『え……!わ、私何も買ってないよ!?』
店主『さっき出て行った娘のリーダーなんだろう?』
ユイ『さっきの娘……?』
リツ『もしかしてノドカの事か?』
ミオ『そういえばノドカの姿が見えないな』
店主『その娘が化粧品やらをいっぱい購入して行ったよ。お代はリーダー持ちって言って』
ユイ『そ、そんな!』
リツ『なんて奴だ……』
店主『お代はしめて120京になるよ』
ユイ『わ、私そんなにお金持ってないよ!?』
店主『じゃあローンだ』
システム【ローン】が発動しました。
これから戦闘終了時に得たお金の95%が自動的に天引きとなります。
なお、金利は戦闘10回ごとに10%複利とさせていただきます。
和「余計なシステム作ってんじゃないわよ!」
和「とりあえず東の洞窟だっけ……?」
唯「そうだよ!そこに楽譜があるの!」
和「普通に町の外出ればいいのね?」
唯「でたら右側に塔があるよ!」
ダッダッダッ
和「……あら、結構ちゃんとしてるじゃない。ドラクエみたいなマップだわ」
唯「ふふふ。結構苦労したんだよ?」
和「そうね中々だわ。……あら、ここらへんは赤い地面と普通の地面が疎らなのね」
唯「一応遠回りしていけば敵が出ない地面だけを通っていけるよ!」
和「死にそうな時とかの救済措置とか?」
唯「そうだよ!流石に戦闘で負けた時はその場リトライは邪道だからね!」
和「じゃあ死んだらどうするのよ?私セーブしてないわよ?」
唯「死んだら死んだでその時のお楽しみだよ!」
和「……なんとなくだけど、めちゃめちゃイラッとさせられそうね」
タララララーン
【デストロイヤーA,B,Cが現れた!】
和「敵が出てきたけど……」
憂「……これってさわちゃんの色違いだよねぇ」
和「どんだけ山中先生を倒したいのよ」
唯「たまたまだよー」
和「HPはわかるけど、このやる気ゲージってのは何?」
唯「いいとこに目が行ったね!やる気ゲージってのは必殺技を放つ時に必要なんだよ!」
憂「MPみたいなもの?」
唯「まぁそうだね!」
和「じゃあMPでいいじゃない。うっとうしいわね」
唯「とにかく!キャラごとに必殺技は違うよ!」
和「とりあえず一通り打ってみるわ」
【ユイはアルペジオを放った!デストロイヤーAの敵意が大幅に下がった!】
和「単体に大ダメージってとこね」
憂「メラミみたいだね」
【ミオはスラップベースを放った!敵全体の敵意が下がった!】
和「こっちは全体ね」
憂「イオラって事だね」
【リツは荒ぶるドラムを叩いた!味方全員のやる気が上昇した!】
和「味方のMP回復ってところね。良いポジションだわ」
憂「律さんのキャラにもあってるしね」
【ムギはお菓子を振舞った!味方全員のHPが回復した!】
和「ムギだけ即物的ねぇ……やる気じゃなくて財力ゲージになってるし……」
憂「おねえちゃん紬さんをどう思ってるんだろう……」
唯「友達だよ?」
【ノドカはタンバリン無双を放った!ノドカは満足気だ!】
和「…………一応聞いとくけど効果は?」
唯「そんな物無いよ」
和「喧嘩売ってるの?あんたさっき一番使うことになるって言ってたじゃない」
唯「ふふふ今はまだ……ね!もうすぐその意味がわかるよ!」
和「まぁ別に良いんだけどね。ただ私の中でクソゲーレベルが5ぐらい上がっただけだから」
唯「嘘じゃないから期待してていいよ!確実に一番使う技だから!あとクソゲーじゃないよ」
和「残ったのはこのバンド演奏って奴ね」
唯「それは私が説明するよ!一回の戦闘で一回だけ使える超必殺技なの!ほとんどの敵は一発で敵意を無くしちゃうほどすばらしい演奏なんだよ!」
和「へぇ、唯にしては面白い技取り入れたじゃない。でもそんな技を毎回使えるなら雑魚戦の意味無くならないかしら?」
唯「ふふふ!そこでノドカのタンバリン無双の出番だよ!ゲームのバランスを壊さないようにできてるから!」
和「……?どういうことなの?」
【HTTはバンド演奏を始めた!】
【ミオのベース、リツのドラムがベースとなり、ユイのギターが音を厚く、ムギのキーボードが色を鮮やかにしていく!
しかし、なんとノドカがタンバリンで乱入してきた!】
ユイ『ノドカちゃん合ってない!』
リツ『リズムが狂う!』
ミオ『おとなしくしててくれ!』
ムギ『音が合わないわ!』
【HTTのバンド演奏は失敗に終わってしまった!】
唯「ノドカのやる気が3%以上になると勝手に乱入してきてこうなっちゃうの」
和「あんた私の事なんだと思ってるの!?ほんっとに殴るわよ!?」
和「で?つまりどういうことなわけ?」
唯「だからね。ノドカちゃんのやる気を3%以内に抑えるためにタンバリン無双を連発しないといけないの」
和「へぇぇ」
唯「ちなみに無双一回で4%消費だから25回で0%になるよ!」
和「あっそう」
唯「でもねノドカはやる気いっぱいだから5歩歩くごとにやる気を1%回復するの。だからそのつど無双を放ってね」
和「説明終わり?殴って良いかしら?」
唯「だ、駄目だよ!」
和「あんた本当に何の恨みがあるのよ……」
唯「恨みなんてないよー和ちゃんは大事な大事な親友なんだから!」
和「その親友にこの仕打ち?」
唯「親友だからこそってところもあるんだよ!…………あ、そろそろノドカのやる気0%になるよ!」
和「はぁ……なんなのよこのクソゲー……」
【HTTはバンド演奏を始めた!】
【ミオのベース、リツのドラムがベースとなり、ユイのギターが音を厚く、ムギのキーボードが色を鮮やかにしていく!】
ユイ『(すごい!すごいよ!こんな演奏初めて!)』
ミオ『(みんなの音がひとつになっていく!)』
リツ『(バンドってすげぇんだな!)』
ムギ『(私、このバンドに入って本当によかった……)』
ノドカ『わたしゃ疲れたからどうぞ勝手に演奏してくださいな』
【敵全体の敵意を5000%下げた!】
和「むかつくわね……むかつきすぎてメーターが運動会状態よ……」
唯「ね!HTTのバンド演奏はこんなにすごいんだよ!」
和「黙りなさいよ。この捏造女」
和「ここが東の洞窟ね?」
唯「そうだよーここの最下層に楽譜が置いてあるんだよ」
和「ここに来るまで何回タンバリン無双したのよ……」
唯「自動回復するからねー、ノドカちゃんはがんばり屋さんだから」
和「思っても無いこと言うんじゃないわよ。どう考えてもただの嫌がらせでしょ」
和「ちなみにこのダンジョンは地下何回まであるのかしら?」
唯「それを言っちゃあつまらないよ!」
和「めんどくさいわねぇ……ずっとこんな感じの迷路が続くのかしら?」
唯「戦闘自体は無双とバンド演奏で大丈夫だよ!体力にさえ気をつければね!」
和「そういえばまだ一回も戦闘で死んでないわね」
唯「ふふふ!今までは雑魚敵しか出てこなかったからね!ここはちょっと違うよ!」
憂「雑魚敵と言うか山中先生しか出てきてないけどね。色違いで」
和「あら、早速宝箱」ガチャ
【宝箱はからっぽだった!】
唯「ざんね~ん!他の人が既に開けてたね!」
和「じゃあ消しときなさいよ……うざいわね……」
唯「宝箱があることに意味があるんだよ!」
10分後!
【宝箱はからっぽだった!】
和「もう何個用意してるのよ……このひっかけ箱……」
唯「全部で8個用意しました!」
和「ちなみに中身の入ってる宝箱の数は?」
唯「ありません」
和「これから全部無視するわね」
30分後!
和「長いわ……」
唯「ようやく地下7階だね!」
和「無駄に長いわよ……地面も赤色ばっかりだし……」
唯「ほらそこ!階段の前に門番がいるよ!」
和「門番……?」
門番『よくここまで来たな!だがここから先に行くにはそこの扉のロックを解除しなければいけないぞ!』
ユイ『ロック……?』
門番『そうだ!ちゃんと一階から来たことを証明するためのパスワードだ!』
ユイ『でも私ちゃんと来たよ!一階から!』
門番『それを証明するために1階から順に置いてあった宝箱の裏側に書いてあるパスワードを全て入力しろ!』
ユイ『た、宝箱ってもしかして空っぽの!?そんなのが合ったなんて知らないよ!?』
リツ『めんどくさいがここは一旦戻るしかねぇな……』
ミオ『あぁそうだな』
門番『パスは全部で8桁だからな!』
和「…………」
唯「意外だったね!あんな宝箱がこんな役目を果たしてたなんて!」
和「……調べたら空っぽだったじゃない……」
唯「3回調べないと発見できないようになってるなんて意外だよね!うん。意外だよ!」
和「…………」
唯「ここは一旦一番上まで上がって出直すしかなさそうだよ!」
和「……なさいよ……」
唯「…………え?」
和「パスワード教えなさいよ」
唯「え……ちょ、ちょっと待ってよ!それを自分で探しに行くんだよ!?」
和「めんどくさいわ。教えなさい」
唯「私が教えたらつまらなくなっちゃうよ!」
和「…………唯」
唯「……な、なに?」
和「…………ふぅ……」
唯「………………」
和「教えろ」
唯「…………02901414……」
和「最初から素直に言えばいいのよ」
唯「…………」
和「めんどくさい仕掛けばっかり作って、やってる方の身になりなさいよ。これじゃただのお使いゲーじゃない」
唯「…………」
和「まったくもう。サマルトリアじゃないっての」
唯「……トイレ行ってくるよ……」
ユイ『パスワード探してきたよ!』
門番『ほう!では早速打ち込んで見ろ!』
ユイ『02901414だよ!』
門番『………………』
ユイ『……あれ?』
門番『キサマァァア!唯を恐喝したな!?』
ユイ『えっ?えっ?』
門番『他人を脅してパスワードを得ようなどとコスイ真似をしやがって!この恐喝女!貴様みたいな奴は一階からやり直せい!』
ユイ『あぁぁあぁぁあ!』
【ユイは一階に飛ばされてしまった】
和「唯ぃぃいいぃぃぃぃいいい!」
10分後!
唯「はぁ……はぁ……だ、だからね……せめてエンディングまで……見て欲しいの……」
和「…………」
唯「……も、もうそろそろクリアだから…………お願い……はぁ……」
和「……私じゃなかったらほんとに辞めてるからね?」
唯「……あ、ありがとう!最後までやり通す和ちゃんが本当に大好きだよ!」
和「ったく……現金なんだから…………最後にあと10回ごめんなさいって言ったらブリッジ辞めていいわよ」
唯「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい………」
和「これで半端なエンディングとかだったらほんっとにあれよ?」
唯「エ、エンディングには自信があるからそこは心配しなくても大丈夫だよ!」
和「ここまでのクソゲー度は文句なしの95点だけど大丈夫?」
唯「あれ?私的には神ゲー度98点だけど」
和「1000点満点でかしら?」
唯「10点満点で」
和「脳外科をお勧めするわ」
30分後!
ユイ『……12345679だよ』
門番『うむ!確かに証明したぞ!通るがよい!』
和「最後の9があんたの嫌らしいとこよ。唯」
唯「ふふふ!それを読んで最後まで飛ばさないところが和ちゃんの凄いところだよ!」
和「ふふ。あんたの考えそうなことだったら大体わかるわよ。親友だものね?」
唯「えへへ!」
ユイ『こ、これが伝説の楽譜……』
リツ『す、すげぇ……楽譜さっぱり読めねぇけど凄さが伝わってくるぜ……』
ミオ『なんていうか神々しいな……流石は伝説の楽譜だ』
ムギ『…………』
ユイ『曲名は……ふわふわ時間……』
和「自分たちの曲を神とか言っちゃう所があれよね」
憂「ここは流石にプロの曲とか持ってくるのかなぁって思ったんだけどね」
和「大体ここの洞窟って結構歴史的に古いんでしょ?伝説とか言うぐらいだし」
憂「まぁ1000年ぐらいは経ってるんじゃないのかな。設定上は」
和「なのに門番が居たり、パスワードさえ言えば奥に入れたりとかどうなの?そこらへん」
憂「まぁお姉ちゃんが作ったゲームだからね」
和「それに伝説の楽譜とか言ってるけど言語とかの問題はどうなの?ふわふわ時間とか言っちゃってるけどさ」
憂「過去の偉人がマシュマロとか普通に書いてるって事だもんね」
和「そこらへんを特に考えずに書いてるからストーリーが陳腐に見えてしまうのよ。そもそも」
唯「もういいから早く進めてよ!」
ユイ『じゃあもどろっか!』
門番『待て!』
リツ『え?』
門番『その楽譜を見たからには生かしては置けないな』
ユイ『ええぇぇ!?』
門番『私と戦え!』
和「ほらね?こうなるのよ。よく考えずに行き当たりばったりで書くと」
憂「さっきまでパスワードとか証明とか言ってたのにね」
和「別に門番じゃなくてもいいのよ、設置するだけなら。扉にキーロックや石碑とか何でもいいの」
憂「そうだよね。むしろその方が遺跡っぽくて自然だよね」
和「よく考えずに門番なんて出すから扱いに困って無理やりバトルに発展させたりするのよ。動機も不十分でね?そういうところが」
唯「もうわかったってば!」
【唯のアルペジオ!門番の敵意を2%下げた!】
【門番の攻撃!ユイに120のダメージ!】
和「しかもめちゃめちゃ強いし……」
憂「バンド演奏は?」
和「あー……無理。さっき楽譜取るとき30歩以上歩いたから……ほんっとめんどくさい糞キャラね」
【ノドカはタンバリン無双した!ノドカは満足気だ!】
5分後!
【門番の攻撃!リツに120のダメージ!】
【ユイ達は全滅してしまった……】
GAMEOVER
→ 復活戦
メニュー
和「……なによこれ」
唯「ふふふ!救済措置だよ!とりあえず選んで見て!」
和「…………」ピッ
ウイ『うーっかり戦闘で死んじゃったおマヌケな貴方!そう!そこの貴方!』
ウイ『もしかしてメニューに戻されるんじゃないかって心配しちゃった?したかな?したよね?』
ウイ『大丈夫だよ!こっちはあなたが死ぬことなんて一番最初に想定済みだから!あははっ!』
和「……憂?」
憂「し、知らないよ!私が作ったわけじゃないもん!」
ウイ『これからね!貴方がいかに唯のことを大切に思っているかをチェックします!』
ウイ『それにクリアすることができればリトライを認めてあげるよ!うれしい?ねぇうれしい?』
和「えぇとってもうれしいわよ憂」
憂「わ、私の方見て言わないで!お、お姉ちゃんが作ったんだから!」
ウイ『それじゃあ第一問!』
Q.1【幼稚園の頃、唯が浴槽に貯めたザリガニの数を答えろ】
A.86匹 B.99匹 C.136匹 D.164匹
唯「さぁシンキングタイム!」
和「……あ、あんた……頭大丈夫……?」
憂「お、覚えてるわけが無い……」
和「絶対あんたも把握してないでしょ……そんな数なんて」
ウイ『チッチッチッチ……時間が過ぎて行くよー、唯も覚えてないとかそんな突っ込みで逃げてないで早く答えたほうがいいよー』
和「先読みしてんじゃないわよ!イラつくわね!」
10分後!
ウイ『最後の問題だよー気を引き締めていこうねー』
Q.10【唯の部屋にある漫画の数を答えろ】
A.62冊 B.71冊 C.83冊 D.98冊
和「確か唯の本棚で漫画がある段は1,2……私の背丈ぐらいの高さで奥行きは二冊程度だから……ブツブツ……」
憂「の、和ちゃん……」
和「……ブツブツ……ブツブツ……」
唯「…………」
和「……わかったわ!これはCよ!」
ウイ『はーい!全ての問題が経った今終了しました!』
ウイ『がんばったねぇ!和ちゃんのことだからきっと一生懸命考えてくれたよね!』
ウイ『それじゃ答え合わせをしましょう!何点だろうね!』
和「……ひ、久しぶりに頭をフル回転させたわ……」
憂「お、おつかれ……和ちゃん……でもあまり期待しないほうがいいと思う……」
和「……?どういうこと?」
ウイ『はーい!注目!テストの結果ですが…………デデデデデン」
和「………………」
ウイ「おめでとう!あなたは生還できますよ!』
和「や、やった!…………で、何点だったの!?」
ウイ『あせらないであせらないで。何点か知りたくてしょうがないでしょう?』
和「いいから早く教えなさいよ!CPUと会話する気はないのよ!」
ウイ『それでは注目の正解数ですが………………これがなんと…………わっかりませーん!』
和「…………は?」
ウイ『常識的に考えてザリガニの数なんて数えてるわけないじゃない。居たらキチガイだよ』
和「………………」
ウイ『最初からリトライさせるに決まってるじゃん。メニュー選んでもリトライさせてたよ』
和「………………」
ウイ『そろそろ生還の時間だから一言言っておくけどさ」
和「………………」
ウイ『こんなクイズにマジになっちゃってどうするの?』
和「………………」
唯「……ぷっ……ぷふっ………」
唯「……くっ……ぷっはは……だ、だめだ……」
和「………………」
憂「………………」
唯「ご、ごめんね……ぷふふ……ざ、ザリガニの数……あんなに真剣に数えてもらったのに……」
和「………………」
憂「………………」
唯「わ、私が……覚えてなくてごめんね……ぷっふふ……ざ、ザリガニなんてどうでもよくて…………ぷははっ……」
10分後!
和「それでは次の問題。憂さんお願いします」
憂「はい。日本の都道府県の数は47ですが……アメリカの州の数は何個でしょうか?」
唯「………………」
和「はやく答えなさい」
唯「……きゅ、九十八……」
和「残念。生卵一個追加」
憂「どうぞ」
唯「………………」
和「一気!一気!一気!一気!」
唯「………………ゴクン…………おえぇぇぇぇ」
和「飲み干したところで次の問題。憂さんお願い」
憂「はい。ヨーロッパといえば」
唯「……も、もう許してえぇぇぇ!」
和「はぁ……あともうちょいで終わりなのよね?このクソゲー」
唯「う、うん……後は校長の前で演奏するだけだよ…………あとクソゲーじゃない……」
和「何か言った?」
唯「な、何も……」
和「あら?リトライしたら門番が消えてるけど」
唯「リトライしたら門番は消えるように設定しました……」
和「そう。あれは私をクイズで嵌めるためだけに作られた強キャラだったのね。つくづく腹が立つわ」
唯「………………」
10分後!
和「やっと校長室……これでようやくこのクソゲーから解放される……」
憂「ほんっとにお疲れ様。和ちゃん。こんなクソゲーをよく……」
和「ありがとう憂……じゃあとっとと終わらせましょうか。このクソゲーを」
唯「………………クソゲーじゃないもん……」
和「は?何か言った?」
唯「………………なにも……」
ユイ『校長先生!聞いてください!これが私たちの音楽です!』
校長『ふん!どんな曲をやったところで』
ユイ『ふわふわ時間!』
校長『!?』
1,2,1,2,3,4! チャカチャカチャッチャカ♪
和「絶対曲が流れると思ったわ……」
憂「正直私も……」
校長『こ、この曲は…………』
マシュマロミタイニフーワフッワ♪
校長『し、信じられん……まさかこんなことが……』
アーアーカミサマーオネガーイ♪
校長『あぁ……あぁ……思い出される……あのときの光景が……』
フワフワターイム♪フワフワターイム♪
校長『まさか数十年も前に作った曲をもう一度聞けるなんて……』
和、憂「『お前が作ったんかい!』」
和「もう無茶苦茶よ。何なのよこれ……ゲーム性がクソならシナリオもクソ、作者もクソってどうしようもないわね。ほんと」
憂「東の洞窟に封印されたって自分が勝手に置いただけじゃ……」
和「もう考えるだけ無駄よ無駄。どうせ何も考えてないんだから」
校長『わかった!けいおん部設立を認めよう!』
ユイ『ほんとですか!?』
リツ『やったな!』
ミオ『私たちの努力の結果だな!』
ムギ『私たちって最高のバンドだわ!』
ノドカ『…………』
みんな『けいおん部サイコー!』
チャカチャカチャッチャカ♪
原作 唯
構想 唯
製作 唯
和「何か無駄にスタッフロールとか流れ出したんだけど……このクソゲー」
憂「全部お姉ちゃんだね……バックに学園祭の映像が流れてるのがまたなんとも……」
唯「…………」
和「まぁエンディングがクソってのは最初からわかってたことだし、どうでもいいわ。単に全編に渡ってクソの塊だったって言うだけの話よ」
唯「…………」
和「一応エンディングまで見たし、もう帰っていいでしょ?ていうか帰るわよ」
唯「……まだだよ……」
和「……え?」
ノドカ『そうだ!まだ終わっちゃいないわよ!やっぱり主役は私!映像ジャックよ!』
フワフワタイム♪フワフ……ワ…………タ……イ……ブチッ!
ザーーーーーーーーーー
ザーーーーーーーーーー
ザーーーーー
ッパ
?『ふんふふーん……』
和「な、なにこの映像…………私の部屋……?」
和『……ふんふーん……♪ぃぇーい……君を好きでよかった…………』
和「ちょっ!」
和『このままずぅっと……ずぅっと……死ぬまでハッピー』
憂「こ、これって……」
和『バンザーーーイ!君を好きでよかった!このままずぅっと!ずぅっとぉ!ららら♪ふたりでぇ♪ふぅ!』
唯「1ヶ月前に撮影した和ちゃんのアカペラとエアギターだよ」
和「ぶっ!!!」
和『つまらないことでぇ~君を困らせて~じゃかじゃかじゃか~おもいだすたび』
和「や、止めろおおおおぉぉぉぉぉおおおおおお!!」
翌日!学校!
律「あぁー朝礼かったるいな……」
澪「ほらっ!もっとシャキっとしろよ!」
律「はいはーい……そういえば唯は?遅刻か?」
澪「あれ?今朝見かけたけどな……」
先生「それでは今から朝礼を始めたいと思います。それではまず生徒会長から一言」
和「はい」
律「お、和だぜ」
和「皆さんおはようございます」
和「生徒会長の挨拶と参りたいところですが、今日は賞を授与される方が一名いらっしゃるのでお先にそちらの方から進行させていただきます」
律「なんだなんだ?誰かが県大会でも行ったのか?」
和「それでは平沢唯さん。壇上へどうぞ」
唯「……はい」
澪「ぶっ!」
律「ゆ、唯!?何してんだあいつ!?」
和「えー……コホン……平沢唯……あなたは稀に見る創作意欲で近年類を見ないほどのクソゲーを開発しました」
和「生徒会はこれを私事ではありますが是非賞を送りたいと考え、ここに送ります」
和「平成22年11月13日 3年2組平沢唯 ベストオブクソゲーメーカー……おめでとう。唯」
唯「…………あ、ありがとう…………ございます……」
和「皆さん!ベストオブクソゲーメーカー平沢唯さんに盛大な拍手を!」
シーン……
和「それでは平沢さんから何か一言を」
唯「………………」
和「どうぞ」
唯「………………」
シーン……
唯「……えっと……あの……その……」
シーン……
唯「……べ、ベストオブクソゲーメーカー…………平沢です……」
唯「RPGツクールでRPG作ったよっ!」 和「え?」
完!
後日談!
和「じゃあ今日は憂のをプレイするわね」
憂「えへへ!結構自信作なんだ!」
和「そうなの?まぁ唯のよりは遥かに完成度は上だろうけどね」
1時間後!
和「…………」ピッピッ
憂「…………」
和「……ふわぁぁ……」ピッピッ
憂「…………」
和「……えと、竜の瞳ゲットと……」ピッピッ
憂「…………」
2時間後!
和「…………」ピッピッ
憂「あ、それ倒したらエンディング……」
和「あ、そうなの?」ピッピッ
チャーチャララッチャッチャー♪
和「えと……スタッフロールが流れるって事は……」
憂「……う、うん……エンディング……」
和「……そ、そう…………」
普通につまらなかったそうです。
お疲れ様。RPGツクール見てたら書きたくなっちゃったから書いちゃった。
元スレ
唯「とりあえず私が作ったのからプレイしてみてよ!もちろん憂も一緒にね!」
憂「あ、一応私も一緒にやるんだ」
唯「当然だよっ!憂もちょびっとだけストーリーにはいってるんだから!」
和「その言い方だと、私も組み込まれてそうね」
唯「うん!むしろ和ちゃんメインで考えたといっても過言ではないよ!」
和「……仕方ないわねぇ……あまりに酷い出来だったら途中で投げるわよ?」
唯「……それはプレイをって事?それともソフトをって事?」
和「唯にコントローラーをって事よ」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 19:46:34.04 ID:uu8DW6Nj0
チャラララーン
【ユイはくしゃみをしない】
→ ニューゲーム
和「何よこのタイトル」
憂「ちょっと謎だよね。伏線かな?」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 19:47:51.66 ID:uu8DW6Nj0
ウイ『お姉ちゃん。朝だよ。起きて』
ユイ『う、うーん…………ふぇ、ふぇ、ぶぇえっくしょんっ!』
憂「…………」
和「酷いわね」
憂「典型的な自己満足RPGだよね」
唯「もう批判は最後にまとめて聞くから!……ほらっ!ユイが起きたよ!」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 19:51:10.12 ID:uu8DW6Nj0
ウイ『それじゃ、学校行ってらっしゃい!』
ユイ『はーい。…………ぶぇぇっくしょん!』
憂「……」
和「ドラクエの学園バージョン的なノリなのね」
唯「あ、そこの道具屋を上に行くと学校があるよ!」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 19:57:07.29 ID:uu8DW6Nj0
和「学校小さいわねぇ……1フロアに教室が2個しかないわよ?」
唯「えへへ、ちょっとそこらへんでダレてきちゃって…」
憂「まだ開始2分だけど……」
タラララー
【さわちゃんが現れたっ!】
和「えっ!?」
憂「ちょ、ちょっとお姉ちゃん!?」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 19:57:58.20 ID:uu8DW6Nj0
唯「あ、さわちゃんは敵だからー」
憂「せ、先生が敵なの!?それに町の中なのにエンカウントするの!?」
唯「床が赤いところは全部エンカウントするよー」
和「最初に言いなさいよ……学校の床ぜんぶ真っ赤じゃない…」
唯「そりゃあさわちゃんだもん。学校に出てきて当然だよ!」
和「普通先生は攻撃してこないわよ」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 20:05:35.59 ID:uu8DW6Nj0
ユイ
→演奏する
特技
アイテム
逃げる
和「演奏する……?」
唯「ふふふ!このゲームはね、攻撃が一切ないんだよ!」
憂「攻撃がない?」
唯「そう!敵だからって攻撃するのはよくないことだよ!だから演奏を聞かせて和平させるんだよ!」
和「あぁ、そういうこと……だから敵のゲージが敵意なのね……」
唯「そうだよ!演奏して敵意がゼロになれば仲良くなれるよ!」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 20:11:21.07 ID:uu8DW6Nj0
【ユイのギター演奏!さわちゃんの敵意を30㌫減らした!】
【さわちゃんの攻撃!ユイに15のダメージ!】
和「敵は普通に殴ってくるのね……」
唯「それはそうだよー敵だもん」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 20:14:50.56 ID:uu8DW6Nj0
【さわちゃんを倒した!ユイは演奏が20ポイントくらい上手くなった】
和「なるほどね……レベルが上がると演奏の腕も上がるってわけね?」
唯「そうだよー」
【さわちゃんは 59683700000000 GEETを落としていった】
憂「!?」
和「!?」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 20:15:35.70 ID:uu8DW6Nj0
唯「あっ!GEETはお金の単位だよ!」
和「お、お金!?凄まじい額だけど……えっと……59兆……?」
憂「国家予算並だね……」
和「こんなにお金を落としたらゲームがつまらなくなるじゃない……」
唯「あ、大丈夫だよ!回復薬は120兆GEETだから!」
和「じゃあただのインフレじゃない……デノミしなさいよ」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 20:18:29.61 ID:uu8DW6Nj0
和「やっと校長室までついたわ……」
憂「途中で何回もさわちゃんと戦闘になったね……」
和「唯は山中先生に何か恨みがあるの?」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 20:19:55.16 ID:uu8DW6Nj0
ガチャ
校長『………………』
唯「ほらほらっ!まずは話しかけないと!」
和「わ、わかってるわよ……」
ピッ
校長『zzzzz……』
和「…………」
憂「……寝てるね」
和「そうね……あら?選択肢?」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 20:25:51.75 ID:uu8DW6Nj0
→選択肢「優しく起こす」
選択肢「叩いて起こす」
選択肢「くらえっ!極大暗黒魔法」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 20:28:16.19 ID:uu8DW6Nj0
和「…………」
憂「…………」
唯「選択肢だねぇ!選択肢だよ!どれを選ぼうかな!?」
和「う、うざいわねぇ……」
憂「まぁ無難に上だよね」
和「そうね」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 20:32:35.19 ID:uu8DW6Nj0
→選択肢「優しく起こす」ピッ
校長『んぁ?……寝るのを邪魔するな!』
【校長は極大火炎呪文を放った!】
【ユイは死んでしまった…】
→RETRY?
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 20:33:26.12 ID:uu8DW6Nj0
唯「ぷふっ!はっずれぇー!あははっ!」
和「辞めていい?」
唯「ちょっ!ま、待ってよ!ほらっ!リトライすればその場で復活だから辞めないでぇ!」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 20:38:12.16 ID:uu8DW6Nj0
和「まったく……ふざけた選択肢作って……」
憂「でも一番上が駄目だとなると……した二つが正解とは思えないけど……」
和「……まぁ二分の一だし気楽に選ぶわ」
→選択肢「叩いて起こす」ピッ
校長『zzz………いてっ!なにすんだ!』
【校長は極大冷炎呪文を放った!】
【ユイは死んでしまった…】
→RETRY?
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 20:41:32.72 ID:uu8DW6Nj0
和「…………」
憂「……まぁ予想通りだよね……」
唯「にっひひひひ」
和「うざいわねぇ……」
憂「でもこうなると暗黒魔法が正解なの……?」
和「一番選ばなさそうだから逆に正解にしたのね……むかつくわ……唯にここまでコケにされるなんて」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 20:46:37.91 ID:uu8DW6Nj0
→選択肢「くらえっ!極大暗黒魔法」ピッ
【しかしそんな呪文は存在しなかった!】
校長『見栄を張るな!』
【ユイは恥ずかしくて死んでしまった…】
→RETRY?
和「…………」
憂「…………」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 20:49:18.66 ID:uu8DW6Nj0
唯「ぷっはっ!ぷふふ!あっははははっ!さ、さん回もゲームオーバーって!あははっ!」
和「…………」
唯「和ちゃん勘弁してよ!まだ開始してから10分しか経ってないんだよ!?あははははっ!」
和「…………」
唯「もう駄目だなぁ!しょうがないから私がヒント出してあげるよ!」
和「…………」スゥ
唯「えっとねここは……痛っ!ちょ、ちょっと!投げないでぇ!」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 20:51:21.83 ID:uu8DW6Nj0
5分後!
和「で?」
唯「え、えっと……話しかけないで50秒経つと普通に起きますんで……」
和「めんどくさいわね……たけしの挑戦状じゃない」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 20:56:14.58 ID:uu8DW6Nj0
校長『駄目だ駄目だ!けいおん部なんて認めん!』
ユイ『そこをなんとか!』
校長『どうしてもと言うならワシを唸らせる様なバンド演奏をしてみろ!』
ユイ『ば、バンド演奏!?』
校長『そうだ!お前は一人しかいないようだから、近場のライブハウスでメンバーを集めるのだ!』
ユイ『ごくり……』
校長『そこで集めたバンドで演奏してみろ!曲がよければ考えないこともない!』
ユイ『わ、わかりました!』
校長『まぁもっとも、ワシを唸らせる様な曲など、東の洞窟に封印された神の楽譜しか存在しないだろうがな』
ユイ『ひがしの洞窟……』
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 20:58:15.47 ID:uu8DW6Nj0
唯「わっくわく大冒険の始まりだよ!」
和「…………」
憂「…………」
和「………唯」
唯「なにかな?」
和「予定調和って知ってるかしら?」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 21:04:02.60 ID:uu8DW6Nj0
唯「さっ!まずは仲間を集めに行くんだよ!」
和「既に飽きてきてるんだけど」
唯「そ、そんなこと言わずに……これからおもしろくなるから!」
和「本当かしら……ライブハウスに行けばいいの?」
唯「そうだよ!そこで仲間を集めるの!」
和「ライブハウスの場所は?」
唯「そこ、そこの上だよ」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 21:06:16.39 ID:uu8DW6Nj0
和「ここで仲間を集めればいいのね?」
唯「そうだよーそこのお姉さんに話しかければ登録している人が見れるよ」
和「なるほどね」ピッ
お姉さん『いらっしゃい。新顔ね。今メンバー登録してるのはこの4人よ』
【ベース ミオ】 【キーボード ムギ】 【ドラム リツ】 【タンバリン ノドカ】
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 21:07:43.37 ID:uu8DW6Nj0
憂「…………」
和「…………唯?」
唯「なにかな?」
和「……この4人目……まさか私のことじゃないわよね?」
唯「そのまさかもまさかだよ。和ちゃん以外にありえないよ」
和「……何で私タンバリンなのかしら?」
唯「だって和ちゃんほかの楽器できないでしょ?」
和「あら?バイオリンやってるって言わなかったかしら?」
唯「嘘だよね?」
和「嘘だけど」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 21:09:36.32 ID:uu8DW6Nj0
和「それにしても納得いかないわねぇ……ほかのみんなはバンド楽器なのに私だけ適当な楽器で……」
唯「そんなことないよ。このゲームタンバリンが重要な役割を持ってるんだよ!」
和「あら?そうなの?」
唯「断言してもいいよ!このゲームで一番使うのは和ちゃんのタンバリンだよ!」
和「まぁそういう事なら多めに見るわ。……嘘だったらあれよ?」
唯「あれって?」
和「あれはあれよ」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 21:12:51.65 ID:uu8DW6Nj0
ミオ『私はベース担当のミオ。よろしくな』
和「あら、かわいらしいグラフィックね。どことなく澪っぽいわ」
唯「ふふふ。キャラ作成はツクールの醍醐味だよ」
憂「あ、私もそこが面白かったなぁ」
リツ『私はドラムだ!よろしくな!』
和「戦士っぽいわね」
唯「でもかわいいよ」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 21:14:20.77 ID:uu8DW6Nj0
ムギ『私はキーボードです。よろしくね』
和「予想通りお嬢様グラね。まぁ納得だわ」
唯「リアルお嬢様だからねぇ」
ノドカ『よろしく』
和「ぶっふぉ!」
憂「ぷっはっ!」
和「ちょ、ちょっと唯!!何で私だけ実写なのよ!」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 21:17:01.02 ID:uu8DW6Nj0
唯「あはは、ちょっと和ちゃんに合うキャラがいなくて……」
和「居ないからって普通実写使う!?どんだけ妥協できない性分なの!?」
唯「いやぁそこはちょっとこだわりたくて……それに、和ちゃんあまり特徴ないから……」
和「眼鏡!短髪!委員長!三拍子そろってるわよ!?」
憂「じ、自分で言う……」
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 21:19:17.29 ID:uu8DW6Nj0
和「メニュー開くとすごい違和感じゃない……」
憂「他のキャラはファンタジーなのに和ちゃんだけ実写だもんね……」
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 21:21:50.02 ID:uu8DW6Nj0
リツ『そうだ。リーダーの腕前見せてくれよ』
ミオ『そうだな。どれくらいのレベルか見ておきたいしな』
ユイ『いいよーそれじゃあ演奏するね』
ギュワァァァアン
リツ『す、すげぇ!なんてヘビィなリフなんだ!』
ミオ『超絶技巧すごいな!』
ムギ『ユイちゃん天才だわ!』
和「……中々にイラッとさせてくれるわねぇ……この自画自賛プレイ……」
憂「演奏レベル2なのにね……」
唯「ニマニマ」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 21:22:41.97 ID:uu8DW6Nj0
ノドカ『ちょっとまってよ。リーダーは私でしょ?』
ユイ『えっ!?』
ノドカ『だってユイじゃ頼りなさそうだもの。私がやるべきよ』
ミオ『そ、そんなこと言われてもなぁ……』
リツ『私たちユイに誘われたしなぁ……』
ノドカ『私が誘うまでもないと思っただけよ。そんな雑用ユイで十分よ。ね?ユイ?』
ユイ『え、えっと……あ、あはは……ノ、ノドカちゃんの……言うとおり……です……』
和「唯……あんた……私に何か言いたいことでもあるの……?」
唯「えーなんでー?何も無いよー。これはゲームだよ?和ちゃん」
和「…………そう」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 21:28:55.06 ID:u6OX2G250
ノドカ『じゃあ私がリーダーって事で文句ないわね?』
ユイ『……う、うん』
リツ『…………おいユイ』
ユイ『……え』
リツ『いいのか?…………お前リーダーやりたいんだろ?』
ユイ『…………で、でも私なんかよりノドカちゃんの方が適任だし……』
ミオ『そんなこと聞いてないぞ。ユイはやりたいのかやりたくないのかどっちなんだ?』
ユイ『わ、私は…………リーダーやりたい……』
ムギ『じゃあそれをちゃんと言ってみないと……ね?』
ユイ『………………うん!』
ノドカ『私がリーダーよ!あはははははっ!』
和「なによこれ……」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 21:30:35.79 ID:u6OX2G250
ユイ『の、ノドカちゃん!』
ノドカ『なんだぁ!』
ユイ『わ、わたし!リーダーやりたい!』
ノドカ『はぁ!?つい今さっきわたしに決まったばかりでしょ!?何寝言吼えてるのよ!』
ユイ『で、でもバンド結成したのわたしだし!わたしがリーダーやるのが道理だと思う!』
ノドカ『道理も糞も関係ないわよ!あまりにゴネるなら生徒会の権力で退学にさせるわよ!?』
リツ『やめろよノドカ!』
ノドカ『はぁ!?』
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 21:31:57.38 ID:u6OX2G250
ミオ『そうだ!わたしたちはユイに誘われたんだ!お前に誘われて無いぞ!』
ムギ『そうよ!』
ノドカ『ぐぬぬ……あんたらぁ…………』
ユイ『わたしがリーダーやる!』
ノドカ『こ、この糞どもがぁ……』
和「唯」
唯「なにかな?」
和「おつかれさま。辞めるわ」
唯「ちょ、ちょっと待って!」
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 21:32:57.03 ID:u6OX2G250
和「純粋に不愉快だわ。お疲れ様」
唯「こ、これはユイの成長を描くために仕方なく和ちゃんに悪役になってもらったの!だから怒らないでぇぇぇ!」
和「ゲームのシナリオが不快。私の反応を見るために作られたことも不快。なによりそれを見て楽しそうな唯の顔が一番不快。お疲れ様」
唯「違うのぉぉぉ!そんなにお疲れ連呼しないでぇぇ!」
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 21:36:06.63 ID:u6OX2G250
5分後!
唯「……だから和ちゃんが一番親しいからつい遠慮なく……」
和「…………はぁ……仕方ないわねぇ……もうちょっとだけやってあげるわよ……」
唯「あ、ありがとう和ちゃん……」
和「本当にもう。…………今度こういうくだらないセリフとかあったらただじゃおかないわよ?」
唯「………………えっと…………そ、その…………」
和「…………唯?」
唯「ほ、ほんのちょびっとだけさっきのが続きます……」
和「…………」
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 21:38:50.12 ID:u6OX2G250
ノドカ『わかったわよ!ユイあんたがリーダーやりなさいよ!』
ユイ『う、うん!』
ノドカ『その前にね……あんた土下座しなさいよ』
ユイ『うん!…………え?』
ノドカ『土下座よ。土下座。わたしがリーダー譲るんだからそれぐらい当たり前でしょ?』
リツ『お、おい!ノドカ!』
ノドカ『外野は黙っててちょうだい。それともなに?あんたの情熱は土下座すらもできないわけ?』
ユイ『……う、うぅ……わ、わかった……土下座するね』スゥ
ミオ『お、おいユイ!』
ユイ『……ど、どうかリーダー……やらせてください……』ドゲザー
ノドカ『…………かぁ……ペッ!』
ユイ『…………』ペチャッ
リツ『こ、この野郎!』
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 21:40:49.95 ID:u6OX2G250
ノドカ『仕方ないから譲ってやるわよ。ありがたく思いなさいよ。この土下座タン女』
ミオ『だ、大丈夫か!?ユイ!』
ユイ『え、えへへ……みんなのおかげでわたし勇気振り絞れたよ……みんなのちからがあってこ』
和「ほんっとに辞めるわ!お疲れ様!」
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 21:42:34.77 ID:u6OX2G250
唯「だ、だからこれは仕方なく!」
和「後半部分は明らかに私への当てつけでしょ!?成長は関係ないじゃない!」
唯「ち、違うよ!あの後半部分があってこそユイの仲間への情熱というものが……」
和「ノドカは仲間じゃないっての!?あれじゃただのインケン女じゃない!」
唯「それはそうだけど……でも!」
和「否定しなさいよ!あんたが作ったゲームでしょ!?土下座させるわよ!?」
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 21:45:23.05 ID:u6OX2G250
和「もういいわ」
唯「え……の、和ちゃん……?」
和「こうなったらとことんやってやろうじゃない。このクソゲー」
唯「そ、そうこなくっちゃ!さすがは和ちゃんだよ!クソゲーじゃないけどね!」
和「エンディングまでにどれだけ私をイライラさせてくれるかカウントしてあげるわ」
憂「メーター振り切れちゃうかもね」
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 21:48:01.31 ID:u6OX2G250
和「…………」ピッピッ
唯「…………」
憂「…………」
ユイ『あのー』
町娘『…………』スィー
ユイ『あのー……』
男『……………』スィー
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 22:00:02.99 ID:u6OX2G250
和「ちょっと……」
唯「なにかな?」
和「なんで町の人に話しかけられないのよ……すごい無視されてるじゃない……」
唯「あぁえっとね……ノドカはみんなに嫌われてるの。だからノドカがPTに居ると会話できないの」
和「何冷静に言ってんのよ!しばくわよ!」
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 22:04:07.77 ID:u6OX2G250
和「道具屋についたけど……」
憂「値段がすごいことになってるね……」
和「回復薬はまだ良心的だけど、新しいギター500垓とかどうやったら買えるのよ……」
憂「普通に必要なさそうだし、何も買わなくて良いんじゃない?」
和「そうね。とりあえず外出てみようかしら」
店主『ちょっとちょっと!お客さん!』
ユイ『ほぇ?』
店主『お金お金!』
ユイ『え……!わ、私何も買ってないよ!?』
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 22:06:45.98 ID:u6OX2G250
店主『さっき出て行った娘のリーダーなんだろう?』
ユイ『さっきの娘……?』
リツ『もしかしてノドカの事か?』
ミオ『そういえばノドカの姿が見えないな』
店主『その娘が化粧品やらをいっぱい購入して行ったよ。お代はリーダー持ちって言って』
ユイ『そ、そんな!』
リツ『なんて奴だ……』
115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 22:08:49.66 ID:u6OX2G250
店主『お代はしめて120京になるよ』
ユイ『わ、私そんなにお金持ってないよ!?』
店主『じゃあローンだ』
システム【ローン】が発動しました。
これから戦闘終了時に得たお金の95%が自動的に天引きとなります。
なお、金利は戦闘10回ごとに10%複利とさせていただきます。
和「余計なシステム作ってんじゃないわよ!」
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 22:11:31.89 ID:u6OX2G250
和「とりあえず東の洞窟だっけ……?」
唯「そうだよ!そこに楽譜があるの!」
和「普通に町の外出ればいいのね?」
唯「でたら右側に塔があるよ!」
ダッダッダッ
和「……あら、結構ちゃんとしてるじゃない。ドラクエみたいなマップだわ」
唯「ふふふ。結構苦労したんだよ?」
和「そうね中々だわ。……あら、ここらへんは赤い地面と普通の地面が疎らなのね」
唯「一応遠回りしていけば敵が出ない地面だけを通っていけるよ!」
和「死にそうな時とかの救済措置とか?」
唯「そうだよ!流石に戦闘で負けた時はその場リトライは邪道だからね!」
和「じゃあ死んだらどうするのよ?私セーブしてないわよ?」
唯「死んだら死んだでその時のお楽しみだよ!」
和「……なんとなくだけど、めちゃめちゃイラッとさせられそうね」
117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 22:17:49.03 ID:u6OX2G250
タララララーン
【デストロイヤーA,B,Cが現れた!】
和「敵が出てきたけど……」
憂「……これってさわちゃんの色違いだよねぇ」
和「どんだけ山中先生を倒したいのよ」
唯「たまたまだよー」
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 22:20:55.05 ID:u6OX2G250
和「HPはわかるけど、このやる気ゲージってのは何?」
唯「いいとこに目が行ったね!やる気ゲージってのは必殺技を放つ時に必要なんだよ!」
憂「MPみたいなもの?」
唯「まぁそうだね!」
和「じゃあMPでいいじゃない。うっとうしいわね」
唯「とにかく!キャラごとに必殺技は違うよ!」
和「とりあえず一通り打ってみるわ」
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 22:26:00.52 ID:u6OX2G250
【ユイはアルペジオを放った!デストロイヤーAの敵意が大幅に下がった!】
和「単体に大ダメージってとこね」
憂「メラミみたいだね」
【ミオはスラップベースを放った!敵全体の敵意が下がった!】
和「こっちは全体ね」
憂「イオラって事だね」
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 22:29:24.24 ID:u6OX2G250
【リツは荒ぶるドラムを叩いた!味方全員のやる気が上昇した!】
和「味方のMP回復ってところね。良いポジションだわ」
憂「律さんのキャラにもあってるしね」
【ムギはお菓子を振舞った!味方全員のHPが回復した!】
和「ムギだけ即物的ねぇ……やる気じゃなくて財力ゲージになってるし……」
憂「おねえちゃん紬さんをどう思ってるんだろう……」
唯「友達だよ?」
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 22:33:20.33 ID:u6OX2G250
【ノドカはタンバリン無双を放った!ノドカは満足気だ!】
和「…………一応聞いとくけど効果は?」
唯「そんな物無いよ」
和「喧嘩売ってるの?あんたさっき一番使うことになるって言ってたじゃない」
唯「ふふふ今はまだ……ね!もうすぐその意味がわかるよ!」
和「まぁ別に良いんだけどね。ただ私の中でクソゲーレベルが5ぐらい上がっただけだから」
唯「嘘じゃないから期待してていいよ!確実に一番使う技だから!あとクソゲーじゃないよ」
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 22:35:32.54 ID:u6OX2G250
和「残ったのはこのバンド演奏って奴ね」
唯「それは私が説明するよ!一回の戦闘で一回だけ使える超必殺技なの!ほとんどの敵は一発で敵意を無くしちゃうほどすばらしい演奏なんだよ!」
和「へぇ、唯にしては面白い技取り入れたじゃない。でもそんな技を毎回使えるなら雑魚戦の意味無くならないかしら?」
唯「ふふふ!そこでノドカのタンバリン無双の出番だよ!ゲームのバランスを壊さないようにできてるから!」
和「……?どういうことなの?」
133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 22:39:14.20 ID:cEpOXRBN0
【HTTはバンド演奏を始めた!】
【ミオのベース、リツのドラムがベースとなり、ユイのギターが音を厚く、ムギのキーボードが色を鮮やかにしていく!
しかし、なんとノドカがタンバリンで乱入してきた!】
ユイ『ノドカちゃん合ってない!』
リツ『リズムが狂う!』
ミオ『おとなしくしててくれ!』
ムギ『音が合わないわ!』
【HTTのバンド演奏は失敗に終わってしまった!】
唯「ノドカのやる気が3%以上になると勝手に乱入してきてこうなっちゃうの」
和「あんた私の事なんだと思ってるの!?ほんっとに殴るわよ!?」
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 22:40:32.59 ID:cEpOXRBN0
和「で?つまりどういうことなわけ?」
唯「だからね。ノドカちゃんのやる気を3%以内に抑えるためにタンバリン無双を連発しないといけないの」
和「へぇぇ」
唯「ちなみに無双一回で4%消費だから25回で0%になるよ!」
和「あっそう」
唯「でもねノドカはやる気いっぱいだから5歩歩くごとにやる気を1%回復するの。だからそのつど無双を放ってね」
和「説明終わり?殴って良いかしら?」
唯「だ、駄目だよ!」
138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 22:43:53.98 ID:cEpOXRBN0
和「あんた本当に何の恨みがあるのよ……」
唯「恨みなんてないよー和ちゃんは大事な大事な親友なんだから!」
和「その親友にこの仕打ち?」
唯「親友だからこそってところもあるんだよ!…………あ、そろそろノドカのやる気0%になるよ!」
和「はぁ……なんなのよこのクソゲー……」
143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 22:46:29.25 ID:cEpOXRBN0
【HTTはバンド演奏を始めた!】
【ミオのベース、リツのドラムがベースとなり、ユイのギターが音を厚く、ムギのキーボードが色を鮮やかにしていく!】
ユイ『(すごい!すごいよ!こんな演奏初めて!)』
ミオ『(みんなの音がひとつになっていく!)』
リツ『(バンドってすげぇんだな!)』
ムギ『(私、このバンドに入って本当によかった……)』
ノドカ『わたしゃ疲れたからどうぞ勝手に演奏してくださいな』
【敵全体の敵意を5000%下げた!】
和「むかつくわね……むかつきすぎてメーターが運動会状態よ……」
唯「ね!HTTのバンド演奏はこんなにすごいんだよ!」
和「黙りなさいよ。この捏造女」
144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 22:51:07.00 ID:cEpOXRBN0
和「ここが東の洞窟ね?」
唯「そうだよーここの最下層に楽譜が置いてあるんだよ」
和「ここに来るまで何回タンバリン無双したのよ……」
唯「自動回復するからねー、ノドカちゃんはがんばり屋さんだから」
和「思っても無いこと言うんじゃないわよ。どう考えてもただの嫌がらせでしょ」
146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 22:55:37.59 ID:cEpOXRBN0
和「ちなみにこのダンジョンは地下何回まであるのかしら?」
唯「それを言っちゃあつまらないよ!」
和「めんどくさいわねぇ……ずっとこんな感じの迷路が続くのかしら?」
唯「戦闘自体は無双とバンド演奏で大丈夫だよ!体力にさえ気をつければね!」
和「そういえばまだ一回も戦闘で死んでないわね」
唯「ふふふ!今までは雑魚敵しか出てこなかったからね!ここはちょっと違うよ!」
憂「雑魚敵と言うか山中先生しか出てきてないけどね。色違いで」
148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 22:58:12.60 ID:cEpOXRBN0
和「あら、早速宝箱」ガチャ
【宝箱はからっぽだった!】
唯「ざんね~ん!他の人が既に開けてたね!」
和「じゃあ消しときなさいよ……うざいわね……」
唯「宝箱があることに意味があるんだよ!」
151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 23:00:08.98 ID:cEpOXRBN0
10分後!
【宝箱はからっぽだった!】
和「もう何個用意してるのよ……このひっかけ箱……」
唯「全部で8個用意しました!」
和「ちなみに中身の入ってる宝箱の数は?」
唯「ありません」
和「これから全部無視するわね」
153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 23:01:15.79 ID:cEpOXRBN0
30分後!
和「長いわ……」
唯「ようやく地下7階だね!」
和「無駄に長いわよ……地面も赤色ばっかりだし……」
唯「ほらそこ!階段の前に門番がいるよ!」
和「門番……?」
155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 23:02:41.19 ID:cEpOXRBN0
門番『よくここまで来たな!だがここから先に行くにはそこの扉のロックを解除しなければいけないぞ!』
ユイ『ロック……?』
門番『そうだ!ちゃんと一階から来たことを証明するためのパスワードだ!』
ユイ『でも私ちゃんと来たよ!一階から!』
門番『それを証明するために1階から順に置いてあった宝箱の裏側に書いてあるパスワードを全て入力しろ!』
ユイ『た、宝箱ってもしかして空っぽの!?そんなのが合ったなんて知らないよ!?』
リツ『めんどくさいがここは一旦戻るしかねぇな……』
ミオ『あぁそうだな』
門番『パスは全部で8桁だからな!』
和「…………」
160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 23:07:13.04 ID:cEpOXRBN0
唯「意外だったね!あんな宝箱がこんな役目を果たしてたなんて!」
和「……調べたら空っぽだったじゃない……」
唯「3回調べないと発見できないようになってるなんて意外だよね!うん。意外だよ!」
和「…………」
唯「ここは一旦一番上まで上がって出直すしかなさそうだよ!」
和「……なさいよ……」
唯「…………え?」
和「パスワード教えなさいよ」
162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 23:08:57.45 ID:cEpOXRBN0
唯「え……ちょ、ちょっと待ってよ!それを自分で探しに行くんだよ!?」
和「めんどくさいわ。教えなさい」
唯「私が教えたらつまらなくなっちゃうよ!」
和「…………唯」
唯「……な、なに?」
和「…………ふぅ……」
唯「………………」
和「教えろ」
165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 23:11:16.89 ID:cEpOXRBN0
唯「…………02901414……」
和「最初から素直に言えばいいのよ」
唯「…………」
和「めんどくさい仕掛けばっかり作って、やってる方の身になりなさいよ。これじゃただのお使いゲーじゃない」
唯「…………」
和「まったくもう。サマルトリアじゃないっての」
唯「……トイレ行ってくるよ……」
167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 23:12:23.11 ID:cEpOXRBN0
ユイ『パスワード探してきたよ!』
門番『ほう!では早速打ち込んで見ろ!』
ユイ『02901414だよ!』
門番『………………』
ユイ『……あれ?』
門番『キサマァァア!唯を恐喝したな!?』
ユイ『えっ?えっ?』
門番『他人を脅してパスワードを得ようなどとコスイ真似をしやがって!この恐喝女!貴様みたいな奴は一階からやり直せい!』
ユイ『あぁぁあぁぁあ!』
【ユイは一階に飛ばされてしまった】
和「唯ぃぃいいぃぃぃぃいいい!」
175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 23:20:59.09 ID:cEpOXRBN0
10分後!
唯「はぁ……はぁ……だ、だからね……せめてエンディングまで……見て欲しいの……」
和「…………」
唯「……も、もうそろそろクリアだから…………お願い……はぁ……」
和「……私じゃなかったらほんとに辞めてるからね?」
唯「……あ、ありがとう!最後までやり通す和ちゃんが本当に大好きだよ!」
和「ったく……現金なんだから…………最後にあと10回ごめんなさいって言ったらブリッジ辞めていいわよ」
唯「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい………」
178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 23:24:04.08 ID:cEpOXRBN0
和「これで半端なエンディングとかだったらほんっとにあれよ?」
唯「エ、エンディングには自信があるからそこは心配しなくても大丈夫だよ!」
和「ここまでのクソゲー度は文句なしの95点だけど大丈夫?」
唯「あれ?私的には神ゲー度98点だけど」
和「1000点満点でかしら?」
唯「10点満点で」
和「脳外科をお勧めするわ」
182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 23:28:16.08 ID:cEpOXRBN0
30分後!
ユイ『……12345679だよ』
門番『うむ!確かに証明したぞ!通るがよい!』
和「最後の9があんたの嫌らしいとこよ。唯」
唯「ふふふ!それを読んで最後まで飛ばさないところが和ちゃんの凄いところだよ!」
和「ふふ。あんたの考えそうなことだったら大体わかるわよ。親友だものね?」
唯「えへへ!」
186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 23:33:57.33 ID:cEpOXRBN0
ユイ『こ、これが伝説の楽譜……』
リツ『す、すげぇ……楽譜さっぱり読めねぇけど凄さが伝わってくるぜ……』
ミオ『なんていうか神々しいな……流石は伝説の楽譜だ』
ムギ『…………』
ユイ『曲名は……ふわふわ時間……』
189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 23:39:04.83 ID:cEpOXRBN0
和「自分たちの曲を神とか言っちゃう所があれよね」
憂「ここは流石にプロの曲とか持ってくるのかなぁって思ったんだけどね」
和「大体ここの洞窟って結構歴史的に古いんでしょ?伝説とか言うぐらいだし」
憂「まぁ1000年ぐらいは経ってるんじゃないのかな。設定上は」
和「なのに門番が居たり、パスワードさえ言えば奥に入れたりとかどうなの?そこらへん」
憂「まぁお姉ちゃんが作ったゲームだからね」
和「それに伝説の楽譜とか言ってるけど言語とかの問題はどうなの?ふわふわ時間とか言っちゃってるけどさ」
憂「過去の偉人がマシュマロとか普通に書いてるって事だもんね」
和「そこらへんを特に考えずに書いてるからストーリーが陳腐に見えてしまうのよ。そもそも」
唯「もういいから早く進めてよ!」
191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 23:51:41.81 ID:cEpOXRBN0
ユイ『じゃあもどろっか!』
門番『待て!』
リツ『え?』
門番『その楽譜を見たからには生かしては置けないな』
ユイ『ええぇぇ!?』
門番『私と戦え!』
和「ほらね?こうなるのよ。よく考えずに行き当たりばったりで書くと」
憂「さっきまでパスワードとか証明とか言ってたのにね」
和「別に門番じゃなくてもいいのよ、設置するだけなら。扉にキーロックや石碑とか何でもいいの」
憂「そうだよね。むしろその方が遺跡っぽくて自然だよね」
和「よく考えずに門番なんて出すから扱いに困って無理やりバトルに発展させたりするのよ。動機も不十分でね?そういうところが」
唯「もうわかったってば!」
192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/12(金) 23:55:29.53 ID:cEpOXRBN0
【唯のアルペジオ!門番の敵意を2%下げた!】
【門番の攻撃!ユイに120のダメージ!】
和「しかもめちゃめちゃ強いし……」
憂「バンド演奏は?」
和「あー……無理。さっき楽譜取るとき30歩以上歩いたから……ほんっとめんどくさい糞キャラね」
【ノドカはタンバリン無双した!ノドカは満足気だ!】
194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 00:01:24.04 ID:SaXRxIxO0
5分後!
【門番の攻撃!リツに120のダメージ!】
【ユイ達は全滅してしまった……】
GAMEOVER
→ 復活戦
メニュー
和「……なによこれ」
唯「ふふふ!救済措置だよ!とりあえず選んで見て!」
和「…………」ピッ
196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 00:06:24.98 ID:SaXRxIxO0
ウイ『うーっかり戦闘で死んじゃったおマヌケな貴方!そう!そこの貴方!』
ウイ『もしかしてメニューに戻されるんじゃないかって心配しちゃった?したかな?したよね?』
ウイ『大丈夫だよ!こっちはあなたが死ぬことなんて一番最初に想定済みだから!あははっ!』
和「……憂?」
憂「し、知らないよ!私が作ったわけじゃないもん!」
ウイ『これからね!貴方がいかに唯のことを大切に思っているかをチェックします!』
ウイ『それにクリアすることができればリトライを認めてあげるよ!うれしい?ねぇうれしい?』
和「えぇとってもうれしいわよ憂」
憂「わ、私の方見て言わないで!お、お姉ちゃんが作ったんだから!」
198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 00:17:36.36 ID:SaXRxIxO0
ウイ『それじゃあ第一問!』
Q.1【幼稚園の頃、唯が浴槽に貯めたザリガニの数を答えろ】
A.86匹 B.99匹 C.136匹 D.164匹
唯「さぁシンキングタイム!」
和「……あ、あんた……頭大丈夫……?」
憂「お、覚えてるわけが無い……」
和「絶対あんたも把握してないでしょ……そんな数なんて」
ウイ『チッチッチッチ……時間が過ぎて行くよー、唯も覚えてないとかそんな突っ込みで逃げてないで早く答えたほうがいいよー』
和「先読みしてんじゃないわよ!イラつくわね!」
199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 00:26:04.65 ID:SaXRxIxO0
10分後!
ウイ『最後の問題だよー気を引き締めていこうねー』
Q.10【唯の部屋にある漫画の数を答えろ】
A.62冊 B.71冊 C.83冊 D.98冊
和「確か唯の本棚で漫画がある段は1,2……私の背丈ぐらいの高さで奥行きは二冊程度だから……ブツブツ……」
憂「の、和ちゃん……」
和「……ブツブツ……ブツブツ……」
唯「…………」
和「……わかったわ!これはCよ!」
201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 00:33:14.86 ID:SaXRxIxO0
ウイ『はーい!全ての問題が経った今終了しました!』
ウイ『がんばったねぇ!和ちゃんのことだからきっと一生懸命考えてくれたよね!』
ウイ『それじゃ答え合わせをしましょう!何点だろうね!』
和「……ひ、久しぶりに頭をフル回転させたわ……」
憂「お、おつかれ……和ちゃん……でもあまり期待しないほうがいいと思う……」
和「……?どういうこと?」
202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 00:35:30.45 ID:SaXRxIxO0
ウイ『はーい!注目!テストの結果ですが…………デデデデデン」
和「………………」
ウイ「おめでとう!あなたは生還できますよ!』
和「や、やった!…………で、何点だったの!?」
ウイ『あせらないであせらないで。何点か知りたくてしょうがないでしょう?』
和「いいから早く教えなさいよ!CPUと会話する気はないのよ!」
ウイ『それでは注目の正解数ですが………………これがなんと…………わっかりませーん!』
和「…………は?」
203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 00:36:15.16 ID:SaXRxIxO0
ウイ『常識的に考えてザリガニの数なんて数えてるわけないじゃない。居たらキチガイだよ』
和「………………」
ウイ『最初からリトライさせるに決まってるじゃん。メニュー選んでもリトライさせてたよ』
和「………………」
ウイ『そろそろ生還の時間だから一言言っておくけどさ」
和「………………」
ウイ『こんなクイズにマジになっちゃってどうするの?』
和「………………」
唯「……ぷっ……ぷふっ………」
204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 00:39:06.36 ID:SaXRxIxO0
唯「……くっ……ぷっはは……だ、だめだ……」
和「………………」
憂「………………」
唯「ご、ごめんね……ぷふふ……ざ、ザリガニの数……あんなに真剣に数えてもらったのに……」
和「………………」
憂「………………」
唯「わ、私が……覚えてなくてごめんね……ぷっふふ……ざ、ザリガニなんてどうでもよくて…………ぷははっ……」
206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 00:43:33.18 ID:SaXRxIxO0
10分後!
和「それでは次の問題。憂さんお願いします」
憂「はい。日本の都道府県の数は47ですが……アメリカの州の数は何個でしょうか?」
唯「………………」
和「はやく答えなさい」
唯「……きゅ、九十八……」
和「残念。生卵一個追加」
憂「どうぞ」
唯「………………」
和「一気!一気!一気!一気!」
唯「………………ゴクン…………おえぇぇぇぇ」
和「飲み干したところで次の問題。憂さんお願い」
憂「はい。ヨーロッパといえば」
唯「……も、もう許してえぇぇぇ!」
209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 00:52:56.86 ID:SaXRxIxO0
和「はぁ……あともうちょいで終わりなのよね?このクソゲー」
唯「う、うん……後は校長の前で演奏するだけだよ…………あとクソゲーじゃない……」
和「何か言った?」
唯「な、何も……」
和「あら?リトライしたら門番が消えてるけど」
唯「リトライしたら門番は消えるように設定しました……」
和「そう。あれは私をクイズで嵌めるためだけに作られた強キャラだったのね。つくづく腹が立つわ」
唯「………………」
212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 01:02:01.77 ID:SaXRxIxO0
10分後!
和「やっと校長室……これでようやくこのクソゲーから解放される……」
憂「ほんっとにお疲れ様。和ちゃん。こんなクソゲーをよく……」
和「ありがとう憂……じゃあとっとと終わらせましょうか。このクソゲーを」
唯「………………クソゲーじゃないもん……」
和「は?何か言った?」
唯「………………なにも……」
213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 01:05:44.51 ID:SaXRxIxO0
ユイ『校長先生!聞いてください!これが私たちの音楽です!』
校長『ふん!どんな曲をやったところで』
ユイ『ふわふわ時間!』
校長『!?』
1,2,1,2,3,4! チャカチャカチャッチャカ♪
和「絶対曲が流れると思ったわ……」
憂「正直私も……」
215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 01:09:03.89 ID:SaXRxIxO0
校長『こ、この曲は…………』
マシュマロミタイニフーワフッワ♪
校長『し、信じられん……まさかこんなことが……』
アーアーカミサマーオネガーイ♪
校長『あぁ……あぁ……思い出される……あのときの光景が……』
フワフワターイム♪フワフワターイム♪
校長『まさか数十年も前に作った曲をもう一度聞けるなんて……』
和、憂「『お前が作ったんかい!』」
218: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 01:12:18.03 ID:SaXRxIxO0
和「もう無茶苦茶よ。何なのよこれ……ゲーム性がクソならシナリオもクソ、作者もクソってどうしようもないわね。ほんと」
憂「東の洞窟に封印されたって自分が勝手に置いただけじゃ……」
和「もう考えるだけ無駄よ無駄。どうせ何も考えてないんだから」
222: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 01:15:03.79 ID:SaXRxIxO0
校長『わかった!けいおん部設立を認めよう!』
ユイ『ほんとですか!?』
リツ『やったな!』
ミオ『私たちの努力の結果だな!』
ムギ『私たちって最高のバンドだわ!』
ノドカ『…………』
みんな『けいおん部サイコー!』
チャカチャカチャッチャカ♪
原作 唯
構想 唯
製作 唯
223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 01:15:55.53 ID:SaXRxIxO0
和「何か無駄にスタッフロールとか流れ出したんだけど……このクソゲー」
憂「全部お姉ちゃんだね……バックに学園祭の映像が流れてるのがまたなんとも……」
唯「…………」
和「まぁエンディングがクソってのは最初からわかってたことだし、どうでもいいわ。単に全編に渡ってクソの塊だったって言うだけの話よ」
唯「…………」
和「一応エンディングまで見たし、もう帰っていいでしょ?ていうか帰るわよ」
唯「……まだだよ……」
和「……え?」
ノドカ『そうだ!まだ終わっちゃいないわよ!やっぱり主役は私!映像ジャックよ!』
225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 01:20:22.98 ID:SaXRxIxO0
フワフワタイム♪フワフ……ワ…………タ……イ……ブチッ!
ザーーーーーーーーーー
ザーーーーーーーーーー
ザーーーーー
ッパ
?『ふんふふーん……』
和「な、なにこの映像…………私の部屋……?」
227: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 01:22:41.34 ID:SaXRxIxO0
和『……ふんふーん……♪ぃぇーい……君を好きでよかった…………』
和「ちょっ!」
和『このままずぅっと……ずぅっと……死ぬまでハッピー』
憂「こ、これって……」
和『バンザーーーイ!君を好きでよかった!このままずぅっと!ずぅっとぉ!ららら♪ふたりでぇ♪ふぅ!』
唯「1ヶ月前に撮影した和ちゃんのアカペラとエアギターだよ」
和「ぶっ!!!」
和『つまらないことでぇ~君を困らせて~じゃかじゃかじゃか~おもいだすたび』
和「や、止めろおおおおぉぉぉぉぉおおおおおお!!」
232: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 01:31:22.28 ID:SaXRxIxO0
翌日!学校!
律「あぁー朝礼かったるいな……」
澪「ほらっ!もっとシャキっとしろよ!」
律「はいはーい……そういえば唯は?遅刻か?」
澪「あれ?今朝見かけたけどな……」
先生「それでは今から朝礼を始めたいと思います。それではまず生徒会長から一言」
和「はい」
律「お、和だぜ」
234: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 01:36:09.86 ID:SaXRxIxO0
和「皆さんおはようございます」
和「生徒会長の挨拶と参りたいところですが、今日は賞を授与される方が一名いらっしゃるのでお先にそちらの方から進行させていただきます」
律「なんだなんだ?誰かが県大会でも行ったのか?」
和「それでは平沢唯さん。壇上へどうぞ」
唯「……はい」
澪「ぶっ!」
律「ゆ、唯!?何してんだあいつ!?」
235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 01:37:49.75 ID:SaXRxIxO0
和「えー……コホン……平沢唯……あなたは稀に見る創作意欲で近年類を見ないほどのクソゲーを開発しました」
和「生徒会はこれを私事ではありますが是非賞を送りたいと考え、ここに送ります」
和「平成22年11月13日 3年2組平沢唯 ベストオブクソゲーメーカー……おめでとう。唯」
唯「…………あ、ありがとう…………ございます……」
和「皆さん!ベストオブクソゲーメーカー平沢唯さんに盛大な拍手を!」
シーン……
237: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 01:38:43.10 ID:SaXRxIxO0
和「それでは平沢さんから何か一言を」
唯「………………」
和「どうぞ」
唯「………………」
シーン……
唯「……えっと……あの……その……」
シーン……
唯「……べ、ベストオブクソゲーメーカー…………平沢です……」
唯「RPGツクールでRPG作ったよっ!」 和「え?」
完!
244: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 01:47:11.15 ID:SaXRxIxO0
後日談!
和「じゃあ今日は憂のをプレイするわね」
憂「えへへ!結構自信作なんだ!」
和「そうなの?まぁ唯のよりは遥かに完成度は上だろうけどね」
245: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 01:48:05.53 ID:SaXRxIxO0
1時間後!
和「…………」ピッピッ
憂「…………」
和「……ふわぁぁ……」ピッピッ
憂「…………」
和「……えと、竜の瞳ゲットと……」ピッピッ
憂「…………」
246: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 01:48:46.26 ID:SaXRxIxO0
2時間後!
和「…………」ピッピッ
憂「あ、それ倒したらエンディング……」
和「あ、そうなの?」ピッピッ
チャーチャララッチャッチャー♪
和「えと……スタッフロールが流れるって事は……」
憂「……う、うん……エンディング……」
和「……そ、そう…………」
普通につまらなかったそうです。
249: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/13(土) 01:55:49.14 ID:SaXRxIxO0
お疲れ様。RPGツクール見てたら書きたくなっちゃったから書いちゃった。
唯「RPGツクールでRPG作ってみたよ!」 和「え?」