1: 名無しで叶える物語 2022/05/25(水) 22:54:48.86 ID:3OXNMtos.net
歩夢「……」
歩夢「栞子ちゃん……?」
栞子「あ゛ぁ!?テメーが敬語禁止つったんだろうが!!!」
歩夢「」ビクッ
栞子「お茶!!」
歩夢「え、え……?」
栞子「お茶!!出せつってんだよ!!!お茶!!!!!!!!!」
歩夢「やっぱり敬語で」
栞子「分かりました」
7: 名無しで叶える物語 2022/05/25(水) 22:58:13.84 ID:3OXNMtos.net
栞子「しかし、敬語禁止というのはなかなか恥ずかしいものがありますね……///」
歩夢「」ポカーン
栞子「あの、歩夢さん……?」
歩夢「……ぅえっ!?はい!」
栞子「そ、その……怒ってます?」
歩夢「い、いやいやいや!ちょっとビックリしただけっていうか」
栞子「そうですよね……私、人と話す時は敬語ですし」
歩夢「うんうん!」コクコク
栞子「ところで……あの……」
歩夢「え?な、なにかな?」
栞子「お茶はまだでしょうか……」
歩夢「うぇえっ!?」
栞子「お茶は……」
歩夢「あ、待って!ちょ、色々待って!」
栞子「はい?」キョトン
歩夢「あの、さっきお茶欲しいって言ってたとき……」
栞子「はい。タメ口で失礼な印象を受けたと思います……」
栞子「本当は『喉が渇いたので、恐縮ですが歩夢さんが入れてくれる美味しいお茶を飲みたいです。待ちきれません!』って言いたかったんですが……」
歩夢「あ、結構かわいいこと言ってたんだ……」
栞子「それでお茶は……」
歩夢「あ、あの栞子ちゃん」
栞子「お茶……あ、はい!なんでしょうか?」
歩夢「……」
歩夢「人格変わってない……?」
栞子「はい?」
歩夢「タメ口がどうとかの話じゃなくてね」
歩夢「栞子ちゃんという人そのものが変わってる気がしたんだ」
栞子「そ、そんな……」
栞子「私から敬語を抜いたらもう何も残らないとかそういう話でしょうか……」ズーン
歩夢「あ、違うの違うの!落ち込まないで!」
栞子「……」ショボーン
歩夢「……」
歩夢「敬語禁止」
栞子「お茶!!!!!!!!!!!いつになったらお茶!!!!!!!お茶くんだよお茶ァ!!!!!!!!」
歩夢「wwwwwwwwww」
栞子「なに笑ってんだ上原ァ!!!」
歩夢「あっ、いや……フッ……なんかおもしろいなって……フフッ……w」
栞子「ぶっ殺すぞ!!!!!!!」
ガラガラガラ
薫子「やってしまったようね」
歩夢「あ、三船先生!」
薫子「解いてしまったのね……敬語を」
歩夢「なんか栞子ちゃんが変になっちゃって……」
薫子「でしょうね」
薫子「そう、この子がこうなるのには訳があってね……」
歩夢「訳……?」
薫子「あれは栞子がまだ幼児だった頃……」
栞子「うるせー!!!!!!!」
栞子(1)「ばぶばぶ」
栞子パパ「お~よちよち栞子は可愛いね~」
栞子ママ「見て見て!歯が生え始めてるのこの子!」
薫子(7)「え、見せて見せて!」
栞子(1)「ばぶばぶ」
栞子パパ「ほらごらん、これは八重歯……」
薫子(7)「わ~、私と同じ……」
栞子(1)「ばぶばぶ」
栞子(1)「ばぶばぶ!」
栞子(1)「ばぶばぶ!!」
栞子(2)「ばぶばぶ!!!!!!!!!!」
薫子「その時からだったの。栞子に『敬語という枷』を付けることになったのは」
歩夢「????」
歩夢「意味が分からないんですけど……」
薫子「つまりね」
栞子「うるせー!!!!!!!!!」
薫子「八重歯生えてる奴は大抵凶暴なのよ」
歩夢「なにその偏見!」
薫子「栞子に八重歯が生えてから……歳を重ねるごとに凶暴性が増していった」
薫子「私たち家族は栞子が本格的に言葉を覚える前に、敬語によって彼女を縛り付けた」
薫子「それをあなたは解いてしまった、その結果がこの栞子よ」
歩夢「そんな……」
薫子「……栞子、タメ口、メッ!」
栞子「姉さん、さっきから少し騒がしいのではないですか?うるさいと言われてしまいますよ」
薫子「お前が言うな」
歩夢「お前が言うな」
歩夢「……ん?待ってください。お前が言うなで思ったんですけど……」
薫子「?」
歩夢「八重歯生えてる奴が大抵凶暴なら薫子さんもそうなんじゃないですか……?」
薫子「そうよ」
薫子「だから私は結構やんちゃじゃない」
栞子「やんちゃすぎるんですよ……ツーリングにはムリヤリ連れていくし、部屋にセミを放つし……」
歩夢「えぇ……」
薫子「要するに栞子のはレベルが違うってことね。私以上に」
栞子「そ、その……タメ口というのは少々難しくて……」
栞子「タメ口で喋ったのは初めてです」
歩夢「だろうね……」
薫子「ということで栞子には変わらず敬語で喋らせるのをオススメするわ」
歩夢「それがいいでしょうね……」
栞子「私もそっちの方が気が楽です」
薫子「じゃ、私これから職員会議を見に行かなきゃならないから!またね」
ガラガラガラ
かすみ「あれ?三船先生と入れ違いになっちゃった!かすみんも話したかったのにー」
かすみ「なに話してたんですか~?」
栞子「いえ、特に大した話はしてませんよ」
かすみ「本当かなぁ~?しお子との姉妹トーク見てみたかったなぁ~」ツンツン
栞子「ちょっ、ちょっと……やめてください///」
歩夢「……」
歩夢「敬語禁止」
栞子「触んじゃねぇ!!!」バッ
かすみ「え、え?」
栞子「テメーはバカか?」
かすみ「ほぇ?……えぇ゛え!?」
栞子「パン買ってこいや!!!!!!」
歩夢「ぶっはwwwwwwwwww」
歩夢「はい敬語」パチン
栞子「かすみさん、以前に頂いたコッペパンは大変美味しかったです。どこで買ったものなんですか?」
かすみ「……」プルプル
かすみ「て、手作りでしゅ……」
栞子「そうなんですか。それは凄く」
歩夢「敬語禁止」
栞子「料理上手なんだなぁ!?かすみさんよォ!!!」ズイッ
かすみ「ヒッ、ヒーッ!歩夢先輩た゛すけて゛!」
歩夢「敬語」パチン
栞子「尊敬します!もっと作ってください!私食べたいです!」
かすみ「ぅえぇ……ぁああ……?(混乱)」
歩夢「うわははははははwwwwwwwwww」
かすみ「か、かすみん逃げます!」ピャー
歩夢「あ、行っちゃった……」
栞子「パンを作りに行ってくれたんですかね……」
せつ菜「おや?かすみさんが凄い勢いで走っていきましたが……」スタスタ
栞子「あ、かすみさんはパンを作りに」
歩夢「敬語禁止」
栞子「リコールすんぞ!!!!!!!!」
せつ菜「あえ!?」
歩夢「はい敬語」パチン
栞子「生徒会長としての業務お疲れ様です。たまにはお休みして、身体を休めるべきです。できることならば私が代わりとして生徒会長の業務を行いたいくらいです」
せつ菜「あ、ありがとうございます!栞子さんは優しいですね!」
歩夢「敬語禁止」
栞子「おう!!!!!」
せつ菜「……」
せつ菜「はい!!!!」
栞子「ああ!!!!!!!」
せつ菜「おお!!!!!!」
栞子「お゛おおおおおおお!!!!!!!!!」
せつ菜「うおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」
歩夢「敬語ッ!」パチン
栞子「せつ菜さん、ちょっとうるさいですよ」
せつ菜「すみません……」
せつ菜「じゃー私は練習着に着替えてくるのでー」バイバイ
栞子「はい」バイバイ
歩夢「……ッw」プルプル
栞子「なんですか歩夢さん。さっきからニヤニヤして」
歩夢「敬語……解除ッ!」
栞子「ヘラヘラしてんじゃねえ!!!!」
歩夢「あ敬語!」
栞子「本当にどうしたんですか、様子がへんですよ」
歩夢「あそれ敬語解除ッ!」
栞子「頭大丈夫ですかァァあ!!!!?病院行きますかァあ!!!!?」
歩夢「からの~……?」
栞子「あ゛」
歩夢「敬語を喋れっ!」パチン
栞子「あたまが痛いのですか……?」
歩夢「ひーっwwwwwひーっwwwwww」バンバン
愛「ねえ、あれ何してんの……?」
璃奈「歩夢さん爆笑してる。珍しい」
愛「むむ~、これはきっとシオッティが大爆笑ギャグを言って笑わせてるに違いないよ!」
愛「これは愛さんも負けてられないね!」ズンズン
愛「ねえねえ、2人とも!」
歩夢「あ、愛ちゃん」
栞子「愛さん、こんにちは」ペコリ
愛「いや~歩夢随分シオッティに笑わせられてたね!」
歩夢「いやっ、これはちょっと……w」
愛「いつも『しお』らしいのに結構ギャグが得意なんだね!栞子だけに!」
歩夢「は?」
栞子「は?」
歩夢「敬語解除」
栞子「は?」
歩夢「敬語」
栞子「は?」
エマ「ねえ、今そこで愛ちゃんが泣きながら通り過ぎてったんだけど……」
栞子「ギャグがつまらなかったのでつい塩対応をしてしまいました……栞子だけに」
果林「まあ、璃奈ちゃんがついてたから大丈夫でしょう」
彼方「ふ~ん。まあとりあえず彼方ちゃんは練習前に寝るから~後で起こしてね~」
エマ「私もお腹空いたから何か食べる~」
歩夢「……」
歩夢(流石に上級生相手に失礼なことするのは良くないよね……)
歩夢「それはさておき敬語解除だよっ!」
栞子「寝るな!!」
彼方「え!?」
栞子「食うな!!!」
エマ「ええ!?」
栞子「勉強しろ!!!!」
果林「えええ!?」
侑「あれ?皆は?」
パチン
栞子「彼方さんは起きてエマさんは食べるのやめて練習に行きました。果林さんは勉強しに行きました」
侑「ふーん」
侑「ん?歩夢なんか楽しそうだね」
歩夢「うん、久々に楽しかったw」
侑「そっかそっか。ところで今ランジュちゃんとミアちゃんにばったり会ったから連れてきたよ」
ミア「別にボクは来なくてもよかったんだけど……」
ランジュ「……」ジー
侑「?どしたのランジュちゃん」
ランジュ「私の知らない栞子がいた……」
歩夢「え」
歩夢「もしかして見てたの?」
ランジュ「私の知らない栞子がいた!」
ランジュ「私、帰る……」シュン
侑「え、ランジュちゃん?」
バタバタバタ
かすみ「す゛びばせ゛~ん゛!!!パン、パン作ってきましたからぁ!!許してください゛ぃ……!!」
侑「わっ、かすみちゃん!……パンこんなに作ってきたの?」
ミア「へえ、ハンバーガーほどじゃないけど……美味しそうだね。ボクも食べてこうかな」
栞子「ランジュ、私達も食べていきましょうよ」
ランジュ「……うん。ランジュ食べる」グスッ
歩夢(ここで敬語解除したらどうなるんだろう……)
歩夢「ええいままよっ!」パチン
栞子「お茶はやく持ってこいや!!!!!!!!!!どんだけ待たすんだよ!!!!!!!!!!!!」
歩夢「す、すいません!」
おしまい
おまけ
しずく(あの感情の起伏は演技の参考になりそうですね……)
元スレ
栞子「しかし、敬語禁止というのはなかなか恥ずかしいものがありますね……///」
歩夢「」ポカーン
栞子「あの、歩夢さん……?」
歩夢「……ぅえっ!?はい!」
栞子「そ、その……怒ってます?」
歩夢「い、いやいやいや!ちょっとビックリしただけっていうか」
栞子「そうですよね……私、人と話す時は敬語ですし」
歩夢「うんうん!」コクコク
栞子「ところで……あの……」
歩夢「え?な、なにかな?」
栞子「お茶はまだでしょうか……」
12: 名無しで叶える物語 2022/05/25(水) 23:02:01.80 ID:3OXNMtos.net
歩夢「うぇえっ!?」
栞子「お茶は……」
歩夢「あ、待って!ちょ、色々待って!」
栞子「はい?」キョトン
歩夢「あの、さっきお茶欲しいって言ってたとき……」
栞子「はい。タメ口で失礼な印象を受けたと思います……」
栞子「本当は『喉が渇いたので、恐縮ですが歩夢さんが入れてくれる美味しいお茶を飲みたいです。待ちきれません!』って言いたかったんですが……」
歩夢「あ、結構かわいいこと言ってたんだ……」
18: 名無しで叶える物語 2022/05/25(水) 23:06:07.41 ID:3OXNMtos.net
栞子「それでお茶は……」
歩夢「あ、あの栞子ちゃん」
栞子「お茶……あ、はい!なんでしょうか?」
歩夢「……」
歩夢「人格変わってない……?」
栞子「はい?」
歩夢「タメ口がどうとかの話じゃなくてね」
歩夢「栞子ちゃんという人そのものが変わってる気がしたんだ」
栞子「そ、そんな……」
栞子「私から敬語を抜いたらもう何も残らないとかそういう話でしょうか……」ズーン
歩夢「あ、違うの違うの!落ち込まないで!」
栞子「……」ショボーン
歩夢「……」
歩夢「敬語禁止」
栞子「お茶!!!!!!!!!!!いつになったらお茶!!!!!!!お茶くんだよお茶ァ!!!!!!!!」
20: 名無しで叶える物語 2022/05/25(水) 23:11:50.24 ID:3OXNMtos.net
歩夢「wwwwwwwwww」
栞子「なに笑ってんだ上原ァ!!!」
歩夢「あっ、いや……フッ……なんかおもしろいなって……フフッ……w」
栞子「ぶっ殺すぞ!!!!!!!」
ガラガラガラ
薫子「やってしまったようね」
歩夢「あ、三船先生!」
薫子「解いてしまったのね……敬語を」
歩夢「なんか栞子ちゃんが変になっちゃって……」
薫子「でしょうね」
薫子「そう、この子がこうなるのには訳があってね……」
歩夢「訳……?」
薫子「あれは栞子がまだ幼児だった頃……」
栞子「うるせー!!!!!!!」
21: 名無しで叶える物語 2022/05/25(水) 23:15:56.35 ID:3OXNMtos.net
栞子(1)「ばぶばぶ」
栞子パパ「お~よちよち栞子は可愛いね~」
栞子ママ「見て見て!歯が生え始めてるのこの子!」
薫子(7)「え、見せて見せて!」
栞子(1)「ばぶばぶ」
栞子パパ「ほらごらん、これは八重歯……」
薫子(7)「わ~、私と同じ……」
栞子(1)「ばぶばぶ」
栞子(1)「ばぶばぶ!」
栞子(1)「ばぶばぶ!!」
栞子(2)「ばぶばぶ!!!!!!!!!!」
25: 名無しで叶える物語 2022/05/25(水) 23:22:46.37 ID:3OXNMtos.net
薫子「その時からだったの。栞子に『敬語という枷』を付けることになったのは」
歩夢「????」
歩夢「意味が分からないんですけど……」
薫子「つまりね」
栞子「うるせー!!!!!!!!!」
薫子「八重歯生えてる奴は大抵凶暴なのよ」
歩夢「なにその偏見!」
薫子「栞子に八重歯が生えてから……歳を重ねるごとに凶暴性が増していった」
薫子「私たち家族は栞子が本格的に言葉を覚える前に、敬語によって彼女を縛り付けた」
薫子「それをあなたは解いてしまった、その結果がこの栞子よ」
歩夢「そんな……」
薫子「……栞子、タメ口、メッ!」
栞子「姉さん、さっきから少し騒がしいのではないですか?うるさいと言われてしまいますよ」
薫子「お前が言うな」
歩夢「お前が言うな」
26: 名無しで叶える物語 2022/05/25(水) 23:27:28.67 ID:3OXNMtos.net
歩夢「……ん?待ってください。お前が言うなで思ったんですけど……」
薫子「?」
歩夢「八重歯生えてる奴が大抵凶暴なら薫子さんもそうなんじゃないですか……?」
薫子「そうよ」
薫子「だから私は結構やんちゃじゃない」
栞子「やんちゃすぎるんですよ……ツーリングにはムリヤリ連れていくし、部屋にセミを放つし……」
歩夢「えぇ……」
薫子「要するに栞子のはレベルが違うってことね。私以上に」
栞子「そ、その……タメ口というのは少々難しくて……」
栞子「タメ口で喋ったのは初めてです」
歩夢「だろうね……」
27: 名無しで叶える物語 2022/05/25(水) 23:33:39.29 ID:3OXNMtos.net
薫子「ということで栞子には変わらず敬語で喋らせるのをオススメするわ」
歩夢「それがいいでしょうね……」
栞子「私もそっちの方が気が楽です」
薫子「じゃ、私これから職員会議を見に行かなきゃならないから!またね」
ガラガラガラ
かすみ「あれ?三船先生と入れ違いになっちゃった!かすみんも話したかったのにー」
かすみ「なに話してたんですか~?」
28: 名無しで叶える物語 2022/05/25(水) 23:38:37.17 ID:3OXNMtos.net
栞子「いえ、特に大した話はしてませんよ」
かすみ「本当かなぁ~?しお子との姉妹トーク見てみたかったなぁ~」ツンツン
栞子「ちょっ、ちょっと……やめてください///」
歩夢「……」
歩夢「敬語禁止」
栞子「触んじゃねぇ!!!」バッ
かすみ「え、え?」
栞子「テメーはバカか?」
かすみ「ほぇ?……えぇ゛え!?」
栞子「パン買ってこいや!!!!!!」
歩夢「ぶっはwwwwwwwwww」
29: 名無しで叶える物語 2022/05/25(水) 23:45:11.20 ID:3OXNMtos.net
歩夢「はい敬語」パチン
栞子「かすみさん、以前に頂いたコッペパンは大変美味しかったです。どこで買ったものなんですか?」
かすみ「……」プルプル
かすみ「て、手作りでしゅ……」
栞子「そうなんですか。それは凄く」
歩夢「敬語禁止」
栞子「料理上手なんだなぁ!?かすみさんよォ!!!」ズイッ
かすみ「ヒッ、ヒーッ!歩夢先輩た゛すけて゛!」
歩夢「敬語」パチン
栞子「尊敬します!もっと作ってください!私食べたいです!」
かすみ「ぅえぇ……ぁああ……?(混乱)」
歩夢「うわははははははwwwwwwwwww」
30: 名無しで叶える物語 2022/05/25(水) 23:48:52.91 ID:3OXNMtos.net
かすみ「か、かすみん逃げます!」ピャー
歩夢「あ、行っちゃった……」
栞子「パンを作りに行ってくれたんですかね……」
せつ菜「おや?かすみさんが凄い勢いで走っていきましたが……」スタスタ
栞子「あ、かすみさんはパンを作りに」
歩夢「敬語禁止」
栞子「リコールすんぞ!!!!!!!!」
せつ菜「あえ!?」
36: 名無しで叶える物語 2022/05/25(水) 23:53:42.96 ID:3OXNMtos.net
歩夢「はい敬語」パチン
栞子「生徒会長としての業務お疲れ様です。たまにはお休みして、身体を休めるべきです。できることならば私が代わりとして生徒会長の業務を行いたいくらいです」
せつ菜「あ、ありがとうございます!栞子さんは優しいですね!」
歩夢「敬語禁止」
栞子「おう!!!!!」
せつ菜「……」
せつ菜「はい!!!!」
栞子「ああ!!!!!!!」
せつ菜「おお!!!!!!」
栞子「お゛おおおおおおお!!!!!!!!!」
せつ菜「うおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」
歩夢「敬語ッ!」パチン
栞子「せつ菜さん、ちょっとうるさいですよ」
せつ菜「すみません……」
39: 名無しで叶える物語 2022/05/26(木) 00:01:57.32 ID:hW4AswYp.net
せつ菜「じゃー私は練習着に着替えてくるのでー」バイバイ
栞子「はい」バイバイ
歩夢「……ッw」プルプル
栞子「なんですか歩夢さん。さっきからニヤニヤして」
歩夢「敬語……解除ッ!」
栞子「ヘラヘラしてんじゃねえ!!!!」
歩夢「あ敬語!」
栞子「本当にどうしたんですか、様子がへんですよ」
歩夢「あそれ敬語解除ッ!」
栞子「頭大丈夫ですかァァあ!!!!?病院行きますかァあ!!!!?」
歩夢「からの~……?」
栞子「あ゛」
歩夢「敬語を喋れっ!」パチン
栞子「あたまが痛いのですか……?」
歩夢「ひーっwwwwwひーっwwwwww」バンバン
42: 名無しで叶える物語 2022/05/26(木) 00:13:43.54 ID:hW4AswYp.net
愛「ねえ、あれ何してんの……?」
璃奈「歩夢さん爆笑してる。珍しい」
愛「むむ~、これはきっとシオッティが大爆笑ギャグを言って笑わせてるに違いないよ!」
愛「これは愛さんも負けてられないね!」ズンズン
愛「ねえねえ、2人とも!」
歩夢「あ、愛ちゃん」
栞子「愛さん、こんにちは」ペコリ
愛「いや~歩夢随分シオッティに笑わせられてたね!」
歩夢「いやっ、これはちょっと……w」
愛「いつも『しお』らしいのに結構ギャグが得意なんだね!栞子だけに!」
歩夢「は?」
栞子「は?」
歩夢「敬語解除」
栞子「は?」
歩夢「敬語」
栞子「は?」
44: 名無しで叶える物語 2022/05/26(木) 00:22:34.02 ID:hW4AswYp.net
エマ「ねえ、今そこで愛ちゃんが泣きながら通り過ぎてったんだけど……」
栞子「ギャグがつまらなかったのでつい塩対応をしてしまいました……栞子だけに」
果林「まあ、璃奈ちゃんがついてたから大丈夫でしょう」
彼方「ふ~ん。まあとりあえず彼方ちゃんは練習前に寝るから~後で起こしてね~」
エマ「私もお腹空いたから何か食べる~」
歩夢「……」
歩夢(流石に上級生相手に失礼なことするのは良くないよね……)
歩夢「それはさておき敬語解除だよっ!」
栞子「寝るな!!」
彼方「え!?」
栞子「食うな!!!」
エマ「ええ!?」
栞子「勉強しろ!!!!」
果林「えええ!?」
49: 名無しで叶える物語 2022/05/26(木) 00:33:25.36 ID:hW4AswYp.net
侑「あれ?皆は?」
パチン
栞子「彼方さんは起きてエマさんは食べるのやめて練習に行きました。果林さんは勉強しに行きました」
侑「ふーん」
侑「ん?歩夢なんか楽しそうだね」
歩夢「うん、久々に楽しかったw」
侑「そっかそっか。ところで今ランジュちゃんとミアちゃんにばったり会ったから連れてきたよ」
ミア「別にボクは来なくてもよかったんだけど……」
ランジュ「……」ジー
侑「?どしたのランジュちゃん」
ランジュ「私の知らない栞子がいた……」
歩夢「え」
歩夢「もしかして見てたの?」
ランジュ「私の知らない栞子がいた!」
ランジュ「私、帰る……」シュン
侑「え、ランジュちゃん?」
バタバタバタ
かすみ「す゛びばせ゛~ん゛!!!パン、パン作ってきましたからぁ!!許してください゛ぃ……!!」
侑「わっ、かすみちゃん!……パンこんなに作ってきたの?」
ミア「へえ、ハンバーガーほどじゃないけど……美味しそうだね。ボクも食べてこうかな」
栞子「ランジュ、私達も食べていきましょうよ」
ランジュ「……うん。ランジュ食べる」グスッ
歩夢(ここで敬語解除したらどうなるんだろう……)
歩夢「ええいままよっ!」パチン
50: 名無しで叶える物語 2022/05/26(木) 00:35:01.54 ID:hW4AswYp.net
栞子「お茶はやく持ってこいや!!!!!!!!!!どんだけ待たすんだよ!!!!!!!!!!!!」
歩夢「す、すいません!」
51: 名無しで叶える物語 2022/05/26(木) 00:35:12.26 ID:hW4AswYp.net
おしまい
52: 名無しで叶える物語 2022/05/26(木) 00:35:40.13 ID:hW4AswYp.net
おまけ
しずく(あの感情の起伏は演技の参考になりそうですね……)
歩夢「栞子ちゃん、敬語禁止にしてみない?」栞子「あ゛?じゃあこれからはタメ口でいかせてもらうから」
たぶん敬語解除するとCV岡本信彦になる