SS速報VIP:絶対に笑ってはいけない海軍24時【艦これ】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1422324113/【グラウンド】
提督「よーし、陽炎以外の皆そろってるな」
秋月「はーい!」
提督「それでは行事の内容を発表するぞ」
提督「これからお前たちには、提督の体力つくり…すなわち訓練を行ってもらう」
吹雪「は?訓練?」
プリ「でも提督は指揮官ですし…提督が訓練する必要ってあるの?」
提督「無論だ。提督は実戦に出ないとは言え、最低限の筋肉は身に付けておきたい。いつ深海棲艦が襲ってくるかわからないからな」
提督「それに他の艦娘達に対する威厳を見せる効果もある。奴らと喧嘩とかになり、負けてしまっては舐められたりするからたまったものではない」
提督「だから提督も強くなるということは、非常に強い意味合いを持っているんだぞ」
プリ「ふーん」
吹雪「まぁ…妥当な理由ですね」
530: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/17(木) 20:27:57.10 ID:PEf3sINt0
【13時30分 提督訓練】
提督「ではそれを踏まえてお前たち、これを見てみろ」
プリ「?」
【提督の指差す方向には、真っ黒なステージが】
秋月「なんですかこれ?」
提督「これぞ我が横須賀鎮守府が誇る、『強い提督作り機』だ」
吹雪「…」←察した
瑞鶴「…」←察した
提督「今からお前たちには全力で鬼ごっこをやってもらう」
プリ「え?鬼ごっこ?」
提督「鬼ごっことはただの子供の遊びのように思えるが、鬼から逃げるための隠蔽能力、判断力と常に走り回るための体力が必要とされる、実はまぁまぁ良い訓練になる遊びなんだ」
秋月「では鬼役は誰なんです?」
提督「鬼はこのステージの中で待機している。提督を無理矢理走らせるスパルタマシーンとして活躍するぞ」
吹雪「…」←理解した
瑞鶴「…」←理解した
提督「あ、そうそう。特殊ルールとしてこの訓練中だけお前たちは笑っても良いから」
提督「まぁのびのびと訓練してくれ」
秋月「え?そうなんですか?」
プリ「やったー!束の間の休息だー!」
吹雪(本当にそうだったらいいね…)
瑞鶴(地獄鬼ごっこの始まりだぁ…)
プリ「そう言えば陽炎はどこ行ったの?」
提督「ステージの隣を見てくれ」
プリ「あっ」
【ステージの隣には小さな密室が】
秋月「あの小屋の中にいるんですか?」
提督「耳をすませてみろ」
秋月「…」
陽炎『出せーっ!出せぇーー!!私を縛ってどうするつもりよーっ!!!』
陽炎『しれーかーんっ!吹雪ぃーー!!みんなぁーーー!!!どーこーなーのーーー!!!!!』
秋月「…いますね、陽炎さん」
吹雪「あの人めっちゃ叫んでるやん」
瑞鶴「陽炎には事情話してないの?」
提督「この訓練は、陽炎提督が深海棲艦によって捕虜にされたという仮想設定で行われているからな」
提督「お前たちもこれを実戦と思って、それなりに本気で挑んでくれ」
瑞鶴「アッハイ」
提督「あと最後に、この訓練にはお前たちの他にももう一人参加者がいるということを伝えておく」
プリ「え!」
吹雪「まぁこの鬼ごっこの恒例だよね」
提督「じゃあさっそくそのお前たちを助けてくれる、強力な助っ人をお呼びするぞ」
提督「スペシャルゲスト、来てくれ!」
榛名「はいっ!」
瑞鶴「!」
【スペシャルゲスト 榛名】
提督「紹介しよう。彼女がお前たちと共にこの厳しい訓練に参加してくれる榛名だ」
榛名「榛名です!よろしくお願いします!」
吹雪「うわぁ、マジか…」
瑞鶴「こんな清楚な子が、こんな汚れに汚れた企画に参加するなんて…大丈夫なの…」
榛名「はい!榛名は大丈夫です!」
提督「んじゃ、そろそろ訓練を開始するから」
提督「お前たちは準備運動でもして体を温めておくんだな」
秋月「はーい!」
提督「では最後に訓練のルールの説明をするぞ」
【ルール】
1.この訓練は深海棲艦に捕らえられた陽炎提督を救出するという状況を模したものである。吹雪たちは協力して陽炎を救出しなくてはならない。
2.陽炎提督を救出するためには陽炎提督が捕らえられている小屋を開けるための鍵を探し発見する必要がある。
3.ただし、捜索中に深海棲艦役の鬼憲兵に捕まると鬼憲兵たちからキツいお仕置きが待っている。気をつけて鍵を捜索せよ。
4.なお深海棲艦役の憲兵は10分おきに増加する。そのため早急に作戦を遂行しなくてはならない。
提督「よし、それじゃあ訓練を始めるぞ」
吹雪「なんとか私の被害を最小限にしながら逃げ回る方法を…」
瑞鶴「こら吹雪、協力しなさいよ」
提督「よーい…」
提督「スタートッ!!!」
プシューッ
鬼憲兵「オラァァァァーッ!!!」
【鬼憲兵、出現】
プリ「き、来たーっ!」
瑞鶴「おー、出てきた出てきた」
榛名「敵の数は…1、2…3人ですか」
秋月「あの憲兵さんたち、体に文字が書いてますね」
プリ「スリッパにハリセン、つまようじって…なんだろあれ」
吹雪「あ、プリンツさんは知らないんだっけ」
吹雪「あれね、憲兵に捕まったらあの書いてあるお仕置きが執行されるんだよ」
プリ「そうなの!?」ダッ
吹雪「あら、人が説明してるのに逃げなくてもいいんじゃ…」
秋月「吹雪さん!もう憲兵さん来てます!逃げて!!」
吹雪「え?…あ…」
【吹雪、スリッパ憲兵に捕まる】
憲兵「キエェーーーッ!」
吹雪「ぐふっ…!」スパァーン
秋月「吹雪さぁぁぁぁぁんっ!!」
瑞鶴「うわ…凄い良い音した…あれ絶対痛いやつだ…」
榛名「逃げましょう!逃げるんです!!」
吹雪「ぐおあお…ばりくそいたいやんけこれ…」ズキズキ
瑞鶴「あまりの痛みに吹雪の口調がおかしく…」
プリ「なにこれ!この訓練、笑っていいけど全然楽じゃないじゃん!」
秋月「むしろ笑えないですよこれ!」
吹雪「だから気がつくの遅いっつーの…」
榛名「大丈夫ですか、吹雪さん」
吹雪「うぅ…榛名さんは天使だよ…」
瑞鶴「っと、また憲兵来てる。逃げよ」ダッ
秋月「え?本当ですか!」ダッ
プリ「やばいやばい」ダッ
榛名「吹雪さん!」←吹雪を押し出した
吹雪「!?ちょ、はるな…」
鬼憲兵「オラァ!」←ハリセン
吹雪「さんのばかやろーーー!!」バチコーン
榛名「あぁ!つい反射的に!ごめんなさいっ!!」
瑞鶴「いいわよ。これはこういう訓練だから」
榛名「そうなんですか!?」
プリ「と、とにかく速く走って憲兵を振り切りながら鍵を見つけなくちゃ!」
【しかし現実は非情である。訓練はプリンツのそんな思惑通りには行かなかった】
憲兵「トオッ!」←ハリセン
瑞鶴「いだぁ!!」バチコーン
憲兵「ハアッ!」←スリッパ
吹雪「またかよ畜生!!」スパァーン
憲兵「エェイ!」←つまようじ
秋月「地味に痛いです!」チクチク
プリ「駄目…あいつら速すぎ!」
プリ「笑っていいのはいいんだけど、お仕置きがいつものやつより強烈だよ…」
瑞鶴「こんなん訓練じゃなくてスパルタだ…」ズキズキ
秋月「提督が憲兵さんをスパルタマシーンって呼んでたの、こういうことだったんですね…」
瑞鶴「あ…そう言えばもうそろそろ10分経つかも…」
吹雪「え!?」
プリ「じゃあ…鬼が追加されて…!」
憲兵「オラァァァァーッ!」
【鬼、1人追加】
瑞鶴「うわぁ…」
プリ「増えたよぉ…」
吹雪「なんか、実際の深海棲艦との戦い以上に絶望感を感じる…」
【一方その頃、小屋の中では】
陽炎「…はぁ…暴れ疲れた」←縛られた状態で放置
陽炎「やっぱりこれじゃ動けない…なんで私がこんな目に遭うのよ…皆どこなの…」
鬼憲兵『オラァァァァーッ!』
陽炎「ところでさっきから外で聞こえてくるこの声なんなの?」
陽炎「…ん?」
憲兵「オラァ!」
陽炎「うわっ!憲兵さん!」
【小屋に憲兵侵入】
陽炎「な、なに!?なんなの!なんなん!?」
憲兵「オラオラオラオラオラオラオラオラ!」コチョコチョ←くすぐり攻撃
陽炎「ちょ、やめ!?あはははははははははっ!?」ジタバタ
【拷問を受ける捕虜 陽炎提督】
憲兵「オラァ!」←退室
陽炎「はぁ、はぁ、はぁ、ハァ…!!」
陽炎「うぅ…外で何が起こってるのよ…もう」
~~~
榛名「鍵…鍵…」キョロキョロ
【陽炎を救出するため、走り回る榛名】
榛名「無いなぁ、屋外には無いのかなぁ…」
瑞鶴「おーい!榛名さん!後ろっ!!」
榛名「え、あっ…しまった…」
【しかし榛名もついに鬼憲兵に捕まってしまう】
鬼憲兵「オラァ!」←鼻フック
榛名「待って!鼻フックって!」
鬼憲兵「オラオラァ!」グイーッ
榛名「やぁぁぁぁぁっ!やめてぇぇぇぇぇ!!」
吹雪「あーあ、これは酷い」
瑞鶴「正妻人気ナンバーワン艦娘も、この企画にかかればこんなあられもない姿に…」
【しかし、魔の手は呑気に会話をしてる2人にも襲いかかる】
鬼憲兵「オラァ!」←スリッパ
瑞鶴「あっ、やばい」ダッ
吹雪「おぉ瑞鶴さん!?自分だけ逃げるなんて!」
瑞鶴「ごめん、私も殴られるの嫌だから」
吹雪「セコーーーーーッ!」スパァーン
秋月「あぁ、吹雪さんがまた…」
プリ「秋月、こっちに憲兵来てる?」
秋月「この辺りにはいないみたいです」
プリ「そっか、Danke!」
【吹雪たちとは別行動をしていた秋月&プリンツ】
秋月「ん…?プリンツさん、あれ!」
プリ「どしたの秋月」
秋月「あの箱!鍵が入ってそうです!」
プリ「あっ!本当だ!」
【前方に謎の宝箱を発見した秋月】
プリ「宝箱…鍵が入ってるやつだよこれ!たぶん!」
秋月「これですね、開けますよ!」
プリ「うん!」
秋月「えいっ!」パカ
プシューッ
秋月「きゃあーーーっ!」
プリ「うわぁ!」
【co2ガス、発射】
プリ「ビックリした…」
鬼憲兵「オラァ!」←音を聞きつけやってきた
秋月「きゃっ!逃げなきゃ!」
プリ「えっ、待っ…」←逃げ遅れた
鬼憲兵「ヘアァァァァーッ」←ハリセン
プリ「秋月ーっ!見捨てないでーーー!!」バチコーン
秋月「ごめんなさーーーいっ!」
【さらに10分経過…】
鬼憲兵「ウオオーーッ!!」
鬼憲兵「ハァーッ!!!」
【鬼憲兵、2人追加】
陽炎「また奇声が聞こえてきた…」
憲兵「ヒーッハァー!」ガチャ
陽炎「…ここもか…」
憲兵「オラァ!」チクチク←つまようじで全身をつついてる
陽炎「いたいいたいいたいいたい!」
【小屋の中で、憲兵追加と同時に拷問される陽炎提督】
憲兵「オラァ!」←退室
陽炎「誰か…はやく来て…」
~~~
秋月「はぁはぁ…ここまで来れば…」←屋内に逃げ込んだ
秋月「あ…でもプリンツさんとはぐれちゃった…どうしよ…」
秋月「…ん?」
鬼憲兵「オラーッ!」ダダダダ
秋月「わわわわ、来たっ!」オロオロ
鬼憲兵「シェーッ!!」ガシィ
秋月「きゃああ!」
【なす術無く捕まった秋月】
秋月「何ですか!何ですか!」
鬼憲兵「…」←洋上補給
秋月「本当に何それ!?」
秋月「あっ…足を…!!」
秋月「わぁぁん、やめてぇ…」
榛名「私の計算機だと、鍵は屋内にあるかと…」
瑞鶴「そんな眼鏡の妹みたいなことを…」
瑞鶴「って、あそこにいるの秋月じゃない?」
榛名「本当だ!秋月ちゃん!おーいっ!」
秋月「…」
瑞鶴「秋月…?足に何つけてんの?」
秋月「分かりませぇん…」ズルズル
【足にロープでドラム缶(物資入り)を括られた秋月】
秋月「待って…置いて行かないでぇ…」ズルズル
瑞鶴「引きずる音がうるさい!」
秋月「だってぇ…」
榛名「ドラム缶の中には…おにぎりにお茶、あっ!ポカリスエットもありました!」
瑞鶴「お、ポカリは水分補給に丁度いいかも!」
瑞鶴「…っと、やば」
鬼憲兵「ヒハハハハ!」←ハリセン
【音を聞きつけやってきた鬼憲兵】
榛名「榛名は大丈夫じゃないので逃げます」ダッ
瑞鶴「ごめんねー秋月、頑張って」ダッ
秋月「瑞鶴さん!待って…!!」ズルズル←補給物資が邪魔で上手く走れない
鬼憲兵「オラァァーッ!」
秋月「やだぁーっ!」バチコーン
瑞鶴「あーあ、かわいそ」ダダダダ
榛名「…」クルッ
瑞鶴「榛名?何で引き返して…」ダダダダ
瑞鶴「…あ」
鬼憲兵「…」ダダダダ
【瑞鶴の前方から鬼憲兵が】
鬼憲兵「オラァァァァーッ!」←スリッパ
瑞鶴「やられたァーー!!」←スパァーン
~~~
吹雪「くっ…瑞鶴め…」
プリ「秋月…待って…」
吹雪「ん?プリンツさん」
プリ「吹雪、ここの居たの!丁度いいや一緒に行こ!」
吹雪「んー、わかった」
プリ「わーい!仲間ができたー!」
プリ「…わっ!憲兵さん来てる!」
憲兵「フッフッフフフ!」ダダダダ
吹雪「これはまずい!プリンツさん、そこのロッカーの陰にかくれて!」
プリ「らじゃ!」
憲兵「フフ!」ダダダダ
吹雪「憲兵さん、ロッカーの陰です」ダッ
【真っ先に仲間を売る主人公】
憲兵「…」←ロッカーに向かってる
プリ「ふぇぇ!?ちょっと吹雪!!!」
吹雪「プリンツさんありがとねー!!」ダダダダ
プリ「ちょ、なんでー!?」
憲兵「オラァ!」←牛殺し
プリ「牛殺しって何!?怖い恐い!」
憲兵「キエェーーーッ!!」
プリ「デコピンなのーっ!?」ベチーン
【小屋の中】
憲兵「オラァ!」ガチャ
陽炎「…また入ってきた」
憲兵「…」←掃除機を持ってる
陽炎「…マジで?」
憲兵「…!」ズオオズッズオオズォォォォズズズズズ!
陽炎「ふわぉーっ!ちょい!!それ駄目だって!おいコラっ今いけないとこ吸ったでしょ!殺すわよ!んっ!!やめっ…!」
憲兵「…」←退室
陽炎「どんだけバリエーションがあるのよ…!
」
陽炎「て言うか今の絶対、司令官の趣味だったでしょ!早くここから出してってばぁ!」
【鬼出現ステージ】
??「がってんだぁーーっ!!!」
【鬼、1人追加】
~~~
吹雪「見つけた…!瑞鶴…!」
吹雪「コラァ瑞鶴さん!さっきはよくも私を売ったな!!」
【瑞鶴たちと合流した吹雪】
瑞鶴「うおっ吹雪!ごめん!あれは条件反射で…」
吹雪「いい!?仲間を売るってことは艦娘として最低の行為なんだよ!」
榛名「吹雪さんは仲間想いな方なんですね」
吹雪「人として当たり前だからね!」
【平然と自分を棚に上げる主人公】
吹雪「ところで…秋月は何やってんの?」
瑞鶴「あー、それはカクカクシカジカ…」
瑞鶴「…で、ドラム缶を外そうと奮闘してんの」
吹雪「秋月も災難だね…」
秋月「吹雪さん、助けてぇ…」ウワメヅカイ
吹雪「あ、憲兵来てる。逃げよ」ダッ
秋月「吹雪さぁん!?」ガーン
憲兵「クーックックック」←牛殺し
秋月「ひぃぃ…」ズルズル
吹雪「秋月、おっそーい!」
瑞鶴「秋月!その音うるさいからこっち来ないで!」
榛名「計算によりますと、秋月ちゃんはどこかに独りで居て憲兵を誘き寄せる作戦が有効かと!」
秋月「仲間想いとはなんだったんですかぁ!!」ズルズル
ガンッ!
秋月「…えっ?」
榛名「あっ」
【秋月、ロープが柱に絡まってしまい動けない】
秋月「嘘でしょ…」
憲兵「オラァ!」
秋月「ひぅんっ!」ベチーン
吹雪「あ、これはちょっと可哀想…」
瑞鶴「秋月、大丈夫?ロープほどける?」
秋月「ほ、ほどけません…」
榛名「これはピンチです…」
吹雪「…」チマチマ
瑞鶴「…」チマチマ
秋月「…」チマチマ
榛名「…駄目です、ほどけません!」
吹雪「どんだけキツキツに絡まってんの…」
瑞鶴「それよりずっとここにいたら、また憲兵に捕まっちゃうんじゃ…」
秋月「イヤだぁ…置いていかないで…やだ…お願いです…!」フルフル
吹雪「秋月…」
吹雪「ごめん!バイバイ!」ダッ
秋月「!?」
瑞鶴「たぶん後で助けに来るから!」ダッ
榛名「それまで辛抱してください!」ダッ
秋月「え…あ…やだ…うそ…」
秋月「ふわ…わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!」
【秋月提督、見捨てられて大泣き】
憲兵「オラァ!」←声を聞きつけやってきた
秋月「やだぁぁぁ!!!」スパァーン
吹雪「いや秋月のことは残念だった」
瑞鶴「それより鍵…そろそろ見つかってもいいんだけどな…」
榛名「とりあえず、部屋とか入ってみます?」
吹雪「そうだね、まずは医務室あたりに…」
涼風「がってんだぁーーっ!!!!!」
吹雪「!?」ビクッ
【鬼涼風、登場】
涼風「おぅ、お前たち!鍵が欲しいって何のことだ?」
瑞鶴(鬼…?涼風も鬼なのかな?)
吹雪(鬼でしょ…体にでかでかと『涼風』って書いてあるもん)
榛名(だとしたら、どんなお仕置きが…?)
涼風「鍵なら、あたい!持ってるぜ!」
吹雪「えっ!?」
涼風「ほら見てな!この橙色のみずみずしい果実!」
涼風「ってコレは柿!てやんでぃバーローめ!」ケラケラ
吹雪「…」
瑞鶴「…」
榛名「…」
涼風「以上だ!」←撤収
吹雪「以上なの!?」
瑞鶴「涼風は人畜無害…と」
榛名「むしろ可愛かったですね」
吹雪「さて、医務室の中に入るよ…」ガチャ
吹雪「お!あった!宝箱!!」
榛名「ほんとですか!やりました!」
瑞鶴「あの中にきっと鍵がはいってるんでしょうね」
吹雪「じゃあ開けるよ、いい?」
榛名「はい!」
吹雪「オープン!」パカ
プシューッ
吹雪「…」←小麦粉ガス発射された
瑞鶴「wwwwww」
榛名「ハズレでしたねw」
吹雪「笑うなっ!」マッシロ
【その頃、秋月は】
秋月「くすん…くすん…」
秋月「ぐすっ…ひぐ…誰か…誰かぁ…」
【ちなみに、絡まって既に3回鬼憲兵お仕置きを受けてしまった秋月】
秋月「うぇぇん…瑞鶴さん…ぐしゅっ…」
プリ「…?」
プリ「秋月!?何やってんの!?」
秋月「プリンツさん!?」
【プリンツ、秋月と合流】
秋月「プリンツさん…!プリンツさん…!!」←見つけてくれて嬉しい
プリ「うわ!絡まってる!大丈夫なの!?動けないでしょこれ!」
秋月「はい…助けてください…」
プリ「大丈夫だよ、安心して!待っててね今ほどくから…」
秋月「はっ!プリンツさん、後ろ!!」
プリ「え?」
鬼憲兵「キーッ!!」←鼻フック
【プリンツに迫る鬼憲兵】
プリ「あ…やば」
秋月「プリンツさん逃げてくださいっ!!」
プリ「…やだよ」
秋月「えっ!?」
プリ「私が逃げたら、動けない秋月が捕まっちゃうもんっ!」
秋月「そんな…プリンツさん!?」
秋月「でも私、さっき貴方を置いて逃げましたよ!だから…!」
プリ「その前に私たち、艦娘でしょ!?仲間でしょ!」
プリ「秋月が困ってるなら、私が助けるから!!」
秋月「プリンツさぁん!」
憲兵「オラァー!」
プリ「いだだだだだだだだ!!」グイーッ
秋月「あ、面白い顔w」
プリ「台無しだよっ!」グイグイ
鬼憲兵「…」←撤収
プリ「秋月、今度こそほどいてあげるからね…」
秋月「すみません…」
涼風「がってんだぁーーっ!!」
秋月「!?」
【涼風登場】
プリ「鬼…!?鬼なの!?」←秋月を庇う動き
涼風「いやぁいいもん見させてもらったよ…これぞ仲間…感動的さ!」
涼風「…これ使いな」
プリ「?」
【プリンツにナイフを渡す涼風】
プリ「え…だ、Danke!」
プリ「秋月、これで!」スパッ
秋月「切れました!自由です!!」
プリ「貴方は鬼じゃないの?」
涼風「…鍵は売店の近くにあるよ」
涼風「健闘を祈ってる、精々頑張るがいいさ」←撤収
秋月「あ、ありがとうございます…」
プリ「不思議な人だったね…」
【in小屋】
陽炎「暇になってきた」
??「…」ガチャ
陽炎「あー、また憲兵が…」
赤城「…」ドーン
陽炎「!?!?!?!?!?!?!?!?」
赤城「…」ムチュー←ディープキス
陽炎「…!!!?ん……っ!!や…ぁ……!!!舌………ぁっ………だめ………ぁぁ…!!!」ジュルッジュルッ
赤城「…」←退室
陽炎「はぁ…はぁ…」
陽炎「…あの人ってああいうポジション多いよね…なんでか知らないけど」
【鬼出現ステージ】
??「少し厳しい躾が必要みたいですね…」
【鬼、1人追加】
~~~
プリ「あ、吹雪たちいたよ!」
秋月「おーい!吹雪さーん!みなさーーん!」
吹雪「げ!プリンツさん!?」
瑞鶴「秋月!助かったの!?」
秋月「はい!プリンツさんと涼風さんのおかげです!」
瑞鶴「涼風?」
榛名「とにかくよかったです…あのロープはどうなることかと思いましたから…」
プリ「えへへ」
吹雪「ところでプリンツさん、もしかしてさっきのこと…怒ってる?」
プリ「見捨てたことなんかどうでもいいよ、それよりなんで吹雪は白いの?」
吹雪「察して」←小麦粉で真っ白
プリ「…」←だいたい予想ついた
秋月「そんな事より皆さん!報告があります!」
秋月「実は先ほど涼風さんから、鍵の場所を教えてもらったんです!」
榛名「えっ!?本当ですか!?」
瑞鶴「それは本当なの秋月!」
秋月「本当です!鍵は売店の近くに言ってました!」
吹雪「それが本当ならこの訓練を終わらせることが出来るよね」
プリ「よーし、じゃあ早速みんなで行こう!」
吹雪「ってうおおお!憲兵来てる!」ダッ
瑞鶴「ええ!?マジかよ!」
榛名「ってよく見て!あれは憲兵じゃありません!」
秋月「あれは…香取さん!?」
プリ「香取!?」
香取「…」ダダダダ
【鬼香取、出現】
吹雪「香取さんなら…さっきの涼風と同じように人畜無害という可能性も」
瑞鶴「そうよね、きっとそうよ。これは安心ね」
プリ「…でも香取さんの体になんか変な文字が書いてあるけど」
榛名「あれは…『エビフライ』って書いてますね」
吹雪「よし決まった!逃げるよーーー!」ダッ
瑞鶴「よくわからないけど明確にお仕置きの内容が書いてあるからアレは駄目なやつだー!!」ダッ
榛名「涼風ちゃんは『涼風』だけでしたもんねー!」ダッ
プリ「でもエビフライって何ー!?」ダッ
秋月「嫌な予感はしますーっ!!」ダッ
香取「待ちなさい!待つのです!!」ダダダダ
吹雪「なんであの人まで鬼をやってんの!」
瑞鶴「香取先生のお仕置きなんて、嫌な予感しかしないわよっ!」
榛名「ちょっとあの人速くないですか!?低速艦のはずでしょう香取先生は!」
香取「それは艤装を着けたときの話です。生身の状態ならまぁまぁ速いのですよ私!」
プリ「うわわわ!追いつかれるっ!」
秋月「叩かれるのはもう嫌ですーっ!」
榛名「そうだ!瑞鶴さん!ここはシビレ罠で香取さんの動きを止めましょう!」
瑞鶴「なんで違うゲームのアイテムで対処しようとするの!?」
吹雪「このままじゃ追い付かれるーー!!」
吹雪(あ、そうだ)
秋月「?」
吹雪「プリンツさん!」
プリ「どうしたの吹雪!?」
吹雪「さっき、見捨てたことはどうでもいいって言ったよね!」
プリ「そうだよ!私たち艦娘だから…」
吹雪「えい」ケリッ
プリ「!?」ステーン
【プリンツを転ばし囮にする吹雪】
プリ「吹雪ぃーーーー!?何やってんのーーーーー!?」
吹雪「またまたありがとう!プリンツさんっ!」ニコッ
プリ「そういう意味でどうでもいいって言ったんじゃないよ!?」ガーン
瑞鶴「吹雪…本当の鬼はあんただったのね」
榛名「最悪ですねこの人…」
吹雪「ブリザードさんと呼んで欲しいなー」←全力疾走
秋月「吹雪さん…」
吹雪「あっははははははは!」
瑞鶴「まぁ…でもこれで香取さんの手から逃れられるし!」
榛名「そうですね!すみませんプリンツさん!そういうことですので先行きますね!」
プリ「い、いやだよ…ひとりで香取のお仕置きだなんて…」
プリ「せめてもう1人だけでも囮を…!」ガシッ
榛名「へ?」
榛名「あっーーー!?」ステーン
【榛名を道連れにするプリンツ】
榛名「何をするのですプリンツさん!?気でも触れたのですか!?」
プリ「そのセリフは吹雪に言ってよ!」
香取「うふふ…捕まえましたよ」
【香取に捕らえられた榛名&プリンツ】
瑞鶴「つ、捕まった…2人同時に…」
秋月「プリンツさんっ…ごめんなさい!」
吹雪「いやぁまさか2人一緒にお仕置きするとは」←他人事
プリ「吹雪…!貴方いつか逆襲してやるんだからぁ…!」
榛名「吹雪さんのばーか!あーほ!」
吹雪「いや榛名さんは関係無いでしょ」
香取「さて、これからこの2人にお仕置きを執行しますので」
香取「別の場所に移動します。もしよろしければ、他の3人もご一緒にどうぞ」
プリ「ば、場所移動!?」
秋月「ここでお仕置きじゃないのですか!?」
瑞鶴「この場所じゃできない、ということはお仕置きは大規模なもの…?」
榛名「榛名…大丈夫じゃないかもしれません…」ガクガク
【香取に連れられ移動する5人】
秋月「どこへ向かってるのでしょうか…」
香取「着きましたよ」
【演習場に到着】
吹雪「演習??」
榛名「演習とエビフライに何の関連性が…」
香取「それでは皆さんお待たせいたしました」
香取「これよりお仕置き『エビフライ』を執行したいと思います」
榛名「ええ!?」
瑞鶴「説明も何も無し!?」
秋月「本当に何をする気なんですか!?」
プリ「何…?私、何されちゃうの…?」←怖い
香取「憲兵さん!やっておしまい!」
憲兵「オラァ!」
【香取の下僕憲兵、出現】
憲兵「てめぇらこれを着ろっ!」サッ
プリ「わっ、わっ!?」
榛名「何をするんです!?」
瑞鶴「あの服…エビフライ!?」
吹雪「え?エビフライ要素ってこれだけ??」
【エビフライの着ぐるみを着せられる榛名&プリンツ】
香取「無事にスーツに着替えたようですね」
プリ「スーツ!?これが?」
榛名「この着ぐるみ、袖も裾も無いから手足の自由が効かないのですけど…」
香取「大丈夫ですわかってます」
香取「それでは、次にこれを見てください」
プリ「?」
榛名「あっ」
秋月「あ…これって…」
【香取の指差す方向に、巨大な魚雷発射装置】
瑞鶴「…マジかよ、これ」
榛名「あの、香取さん?」
香取「はい?」
榛名「だいたいこの先のことは予想できましたけど…ジョークですよね?」
香取「さぁ、どうでしょうか?」
香取「憲兵さんたち!運びなさい!」
憲兵「オラァ」エッホエッホ
【巨大魚雷発射装置へと運ばれる榛名&プリンツ】
榛名「ぎゃああああああああ!!!イッツノットジョオオオオク!!!」
プリ「いやだぁぁぁぁ!人間魚雷なんて聞いてないよぉぉぉぉ!!」
香取「人間魚雷じゃなくて人間エビフライですけど?」
榛名「そんなの知りましぇぇぇん!!」
吹雪「あまりの恐怖に榛名さんが壊れた…」
榛名「ちょっと!本当に私たち、中に入れられてるんですけど…」
プリ「え?冗談だよね?私死んじゃうよこれ!」
憲兵「エビフライ2門!装填完了です!」
香取「それでは発射用意!目標は海よ!」
憲兵「準備完了!いつでも行けます!」
榛名「お願いします!助けてください!!」
プリ「Waruuuuuuuum!!!どうして私がこんなとこでぇぇぇ!」
香取「撃てぇー!」
シャッ シャッ
プリ「うわぁぁぁぁぁーーーーーーーー!!!!!」
榛名「キィィーーーーーヤァーーーーーッ!!!!!」
【海へと飛び立つエビフライ榛名&プリンツ】
香取「あーっはっはっはっは!!傑作!!!」
吹雪「…」
秋月「…」
瑞鶴「…」
吹雪「言っていい?」
瑞鶴「何を?」
吹雪「本当の本当の鬼は、私じゃなくて香取さんだってこと…」
瑞鶴「そうね、それは同感だわ……」
秋月「プリンツさん…いい人間ほど、先に死ぬって言いますよね…ぐすっ」
プリ「秋月…私を勝手に殺してないで、助けて…」ブクブク
榛名「はぁ…はぁ…エビフライスーツが水に浮く素材でよかった…死ぬほど怖かった…」←救助された
プリ「ふーぶーきー…あなたがあの時蹴ったせいで…」ビショビショ
吹雪「ごめんなさい!謝ります!ここまで酷いとは思いませんでした!」←土下座
榛名「しかし今のでかなり時間をロスしてしまいましたね…」
秋月「売店に向かうだけでこんなに酷いことになるなんて…」
瑞鶴「気を取り直して売店まで行くわよ。さっさとこの訓練を終わらせましょう」
【売店】
吹雪「よーし、売店に到着…っと」
瑞鶴「途中で憲兵にも遭遇しなくてよかったわ」
プリ「秋月、宝箱はどこ?」
秋月「えーと…ありました!」
【宝箱を発見】
榛名「やりましたね!」
吹雪「ふー…これでやっと終わりかぁ」
瑞鶴「秋月!はやくそれ開けちゃいなさい!」
秋月「はい!」パカ
秋月「…え」
プリ「どうしたの?」
『はずれ by涼風』
秋月「…騙されてました」
瑞鶴「涼風ぇー!!!」ガーン
吹雪「まだ続くのこれ…」
【小屋の中では】
陽炎「…」ウズウズ
憲兵「オラァ!」ガチャ
陽炎「憲兵さん丁度いいところに!背中痒いんだけど、縛られて動けないからさ!ちょっと掻いてよ!」
憲兵「…」カリカリ
陽炎「あー、そこそこー。上手い上手い」
憲兵「オラァー!」ベチーン
陽炎「いだぁーーー!!?」
【陽炎提督もまだまだ拷問を受け続けるのであった】
【さらに時間は経過する】
【売店から、さらに30分ほど時間が経ったが提督たちはお仕置きを受けるばかりで】
憲兵「オラァ!」←風船爆発
秋月「ふわぁ!」パァーン
【鍵は一向に見当たらない】
憲兵「うぷっ…オラァ!!」←臭い靴下
瑞鶴「なんか凄い憲兵もいるわねぇ!!」オエーッ
【お仕置きを受け続け、疲弊しゆく提督たち…】
憲兵「オラオラ!」←ゴムパッチン
プリ「今こそ逆襲のとき!」サッ
吹雪「してやられたぁ!!」バチーン←文句言えない
【そして軽く皆から存在が忘れられてる陽炎提督…】
陽炎「今日の晩御飯って何が出てくるのかな」
憲兵「オラァ!」←足つぼマッサージ
陽炎「うぎゃあーーーーーー!!!」
【提督たちは無事に訓練を成功させることは出来るのか!?】
吹雪「鍵…無い…」ゼエゼエ
秋月「もう疲れちゃいました…」グッタリ
瑞鶴「これ以上のお仕置きはやだ…」
榛名「後少しです!後少しで鍵は見つかるはずです!」
プリ「そうだよ、鍵さえ見つかったら終わるんだよこんなこと!」
吹雪「でもそれが見つからないんだもん…」
瑞鶴「ねぇ、ちょっと思いついたんだけど私たちさっきから集団行動してるよね」
榛名「そうですけど?」
瑞鶴「これさ、バラバラで行動した方が探せる範囲が広がって良いと思うんだけどなんで皆集まって行動してんの?」
榛名「?」
プリ「…」
吹雪「天才だ!瑞鶴さん!」
榛名「さすが空母ですね!今は提督ですけど!」
瑞鶴「いやこれくらい気付きなさいよ!」
【瑞鶴のアイデアで、各々個人行動を始める提督たち】
吹雪「鍵…鍵…」
吹雪「ここには無い…場所変えよ」
【しかし、そんな彼女たちの前に最強の鬼が現れる】
??「…」ザッ
吹雪「!?」
??「Buongiorno!」
吹雪「Italia…いえ、Littorioさん!?」
リットリオ「どうもー♪」
【鬼Littorio、参上】
吹雪(リットリオさん…見た感じ大人しそうな人だなぁ)
吹雪(きっと香取さんみたいな過酷なお仕置きはしてこないと思うけど…)
吹雪(一応、体のお仕置き内容の確認を)
リットリオ「…」←イタリアンファミリー
吹雪「駄目だ全く予想つかない!!」
※リットリオの名前が長いのでリットと略します
リット「ではお仕置きしますねー」
吹雪「おお、ふ」
吹雪(なんだかふわふわした人だよねこの人…)
リット「えいっ!」ガシッ
吹雪「ふわぁ!?」
【リットリオに担ぎ上げられる吹雪】
リット「それでは運びますねー」
吹雪「どこへですか!?」ジダバタ
リット「あっ、大人しくしてくださいねー」ぎゅっ
吹雪「あっ…やだ、性格もふわふわなら身体もふわふわなのね…」ハフゥ
吹雪「ってやかましいわ!一体どこいくの!」
【とある部屋】
リット「着きましたよー」ドサッ
吹雪「わわっ!」
吹雪「え…ここは?」
瑞鶴「吹雪!?あんたもここに!?」
秋月「吹雪さん!こんにちは!」
吹雪「あれ?秋月、瑞鶴さん?」
リベッチオ「いらっしゃーい、私たちの部屋に!」
ローマ「どうぞごゆっくり」
吹雪「!?」
【吹雪、イタリアンファミリーに到着】
吹雪「ほわぁ、リベちゃんにローマまで!」
ローマ「さんを付けろよデコ助野郎!」クワッ
吹雪「ごめんなさい!つい都市の感覚で呼んじゃって!」ビクッ
秋月「私、一番最初にこの部屋に来たんですけどローマさんと2人きりだったから気まずくて…」ヒソヒソ
瑞鶴「あぁ、わかるわ…」ヒソヒソ
リット「さぁリベちゃん、残りの2人も呼んできてくださいね」
リベッチオ「はーい!」
※リベッチオも長いので省略してリベで。ローマさんはそのままです。
リベ「連れてきたよー!」
プリ「や…やぁみんな、私も来たよ」
榛名「榛名も来ちゃいました…」
吹雪「全員揃っちゃったね」
瑞鶴「こんな大人数…まとめてどうするつもりなの?」
リット「さて、まずは…」
秋月「!」ビクッ
瑞鶴(ついにお仕置きが…!?)
リット「お茶にしましょうか」
吹雪「え?」
リット「ローマ、何か飲み物入れてきてください」
ローマ「はいはい」
リベ「わたしはー?」
リット「リベちゃんはここで待っててくださいね」
秋月「…?」
プリ「あれ…お仕置きは?」
リット「エスプレッソです、めしあがれ」
吹雪「あ、ども」
秋月「いただきます…わっ、苦い!」
瑞鶴「秋月、大丈夫?」
リベ「エスプレッソは砂糖を入れて飲まなくちゃー」
秋月「そうだったんですね」
ローマ「…」サラサラ
プリ(あの眼鏡の人、大量に砂糖入れてるけどいいのかな)←無糖派
リット「お菓子も一緒にどうぞー。ビスケットです」
瑞鶴「ありがと、いただきます」
吹雪「…おいしい」
リベ「ビスケットの本場はイタリアだからね」
秋月「初めて知りました!」
リベ「いや、知らないけど」
秋月「」
吹雪「…」モグモグ
吹雪(何?この状況)
吹雪「瑞鶴さん」ヒソヒソ
瑞鶴「何?」
吹雪「怪しくない?」ヒソヒソ
瑞鶴「怪しいわよ。でも休めるときはしっかり休んでおかなくちゃ」ヒソヒソ
吹雪「いやこれは絶対罠だよ。たぶんタイミングが来たらローマさんあたりが暴れまわる展開になるよ絶対」ヒソヒソ
瑞鶴「それはわかってるけど…」ヒソヒソ
吹雪「榛名さんたちを見てよ」ヒソヒソ
瑞鶴「?」
リベ「ビスケットはね、コーヒーに浸すとね、コーヒービスケットになるんだよ!」
榛名「榛名もそれときどきやっちゃいます!私の場合は紅茶なので紅茶ビスケットですけど」
プリ「これはこれでおいしいね」
秋月「苦みも軽減されて美味しいです!」
リット「うふふっ」
瑞鶴「お茶を楽しんでるわね」ヒソヒソ
吹雪「そうじゃない、あいつら完全に油断してるんだよ?」ヒソヒソ
吹雪「今ならあいつらを犠牲に逃げ出すことができるから、それが私たちにとって懸命な判断と思うな」ヒソヒソ
瑞鶴「吹雪、あんた本当に悪い奴ね」ヒソヒソ
吹雪「…」
瑞鶴「その話乗ったわ」
吹雪「そうでしょ」ニヤッ
吹雪(よーし、隙を見て…)
吹雪「今だ!」ダッ
瑞鶴「ごめん!私たち、鍵探さなくちゃいけないから!」ダッ
プリ「あ!鍵のこと忘れかけてた!」
秋月「私たちもいかなくちゃ!」
リット「あら、秋月さんたちはまだゆっくりしていってください」
榛名「へ?」
秋月「で、でも…」
リット「いいですね?」←プレッシャーを放っている
秋月「…はい」
リット「…さて、ローマ」
ローマ「了解」スッ
リット「榛名さん、秋月さん、プリンツさん…リベちゃんも。貴方たちにイタリアのファミリーのルールを教えてあげます」
\オラァマテヤフブキ!ズイカク!/
\アイエエエ!?ローマ!?ローマサンナンデ!?/
榛名「ふぇ?」
リベ「私もなの?」
秋月「あの、外で何か聞こえるんですけど…」
リット「リベちゃんはまだ幼いから。外の雑音は気にしないでください」
プリ「…はぁ」
\イタリアンドロップキック!!フキトベヤー!/
\フブキー!アァッフブキガー!/
リット「イタリア人はコーヒータイムを非常に大切にします。仕事の前、休憩時間、家族会…色んな場面でコーヒーを飲みますね」
リット「イメージしやすいのはイギリス人のティータイムが近いですかね」
榛名「わかります!金剛お姉さまも紅茶の時間を大切にしますから!」
プリ「…」←外の音が気になる
\ヒッサツ!シチメンチョウゴロシー・/
\ギャー!ズイカクサーン!/
リット「でしょう?なぜなら皆で飲むコーヒーは皆の親睦を深めますので」
リット「そんな大切な場所から逃げ出すのはそんな親睦の輪を乱すことを意味するのです」
リット「そんなことをする人間は…イタリアンファミリーの裏切者かもしれません」
秋月「…」←察した
プリ「…」←理解した
リット「リベちゃんももうすぐ立派な女性…社会のマナーは身に付けてくださいね」
リベ「わかった!がんばる!」
リット「さて…貴方たちもここに長居させてすみませんでした」
プリ「い、いえ!」
秋月「気にしてませんから!」
リット「これお土産です。受け取ってください」
榛名「ありがとうございます」
秋月「…え?」
【お土産が宝箱】
秋月「プリンツさん…榛名さん…」
プリ「まさか…」パカ
【宝箱の中に小屋の鍵が】
秋月「あったー!」
榛名「今度こそやりました!」
【イタリアンファミリーを後にする秋月一行】
秋月「吹雪さん!」
吹雪「…何?」ボロボロ
プリ「見て!これ!」
瑞鶴「?」
【鍵を吹雪と瑞鶴に見せつけるプリンツ】
瑞鶴「…」
吹雪「…」
瑞鶴「アンタが逃げようなんて言うからぁ!!!」ドガッ
吹雪「痛ぁい!」
榛名「?」
榛名「とにかくこれで任務完了ですね!」
吹雪「そういやなんで鍵を探し回ってるんだったっけ」
プリ「…陽炎を助け出すためだったよね?」
瑞鶴「なんで疑問形なの」
秋月「それでは陽炎さんが待ってる小屋まで急ぎましょう!」
瑞鶴「おっけー、行くわよ」
【小屋の前】
プリ「なんとか着いたー」
秋月「それでは解錠でーす」
吹雪「はやく開けて」
ガチャン
ガチャ
陽炎「…?」
吹雪「陽炎!」
陽炎「…あぁ、皆…遅いわよ…」
【陽炎との運命の再開を果たした提督たち】
吹雪「ごめんごめん。手間取っちゃって」
秋月「お待たせいたしました!」
瑞鶴「陽炎…ずっとそんな格好でここにいたのね…」
榛名「はやく紐を外してあげましょう!」
プリ「涼風からもらったナイフがあるからこれで切ろう!」
陽炎「ん…ありがと」
スパッ
陽炎「やっと自由だー!」
秋月「おめでとうございます!」
【陽炎提督の救出に成功】
陽炎「大変だったのよー?動けないのは」
瑞鶴「そりゃあねぇ」
陽炎「ところで結局これってなんだったの?」
吹雪「陽炎を救出する訓練」
陽炎「…なるほどね、そういうことだったの…」
プリ「陽炎はここで暇だったでしょ」
陽炎「それが酷い目に遭ったのよ」
陽炎「私が動けないのをいいことに、くすぐられたり殴られたり吸われたりキスされたり…」
秋月「吸われた!?キス!?」
陽炎「変な意味じゃないから。じゃあ早いとここんな狭い部屋から出ましょう」
榛名「そうだね」
瑞鶴「…ん?」
吹雪「…は!?アレ…!!」
プリ「嘘でしょ…こんな、最後に…」
秋月「憲兵の大軍が!?」
憲兵「「「「「オラァ!オラァ!オラァ!オラァ!オラァ!」」」」」ドドドド
【憲兵軍団、接近】
憲兵「オラァ!」ガシッ
陽炎「やだーっ!」
秋月「きゃあっ!」
瑞鶴「痛ぁ!今、手が顔面に当たったんだけど!」バキィ
【憲兵に捕まってしまう6人】
吹雪「逃げれないよ!こんな密室!」
陽炎「せっかく拷問が終わったと思ったのにぃ!」
瑞鶴「憲兵の体には何て書いてある!?」
榛名「えーと、これは…」
榛名「くすぐりですね」
吹雪「一番地味に嫌なやつだっははははははははは!!」コチョコチョ
榛名「ひひははははははははっ!」コチョコチョ
陽炎「もうやめてえええええぇぇぇぇぇ!」コチョコチョ
提督「やれやれ…最後の最後で油断するとはお前たちもまだまだ甘いな」
瑞鶴「他人事みたいに言うなぁ!」
【提督訓練が終了。榛名は撤収し、5人の提督は再び休憩室へと戻っていた】
瑞鶴「つ、か、れ、た…」
陽炎「私も…」
瑞鶴「何よ、陽炎は全然走ってないくせに」
陽炎「精神的によ、精神的…」
吹雪「それなら私たちも負けてないと思うけど」
秋月「同感です…」
プリ「休み時間ってどれくらいあるのかなぁ…」
ガチャ
提督「お前たち、次の日程だ」
プリ「え?早くないですか?」
秋月「まだ10分しか休んでいません!」
吹雪「ここで有給休暇を使用します!」
提督「有給休暇なんて無い。もともと提督業とはハードなものなんだぞ」
提督「それより次の日程の内容を発表をする」
提督「今からお前たちにやってもらうのは…」
提督「町のパトロールだ」
瑞鶴「パトロール!?」
瑞鶴「なんで私たちがパトロールを…」
提督「軍にとって大切なのは、高い武力よりも一般市民からの支持である」
提督「たとえ一瞬で世界を壊滅させるだけの軍事力を持っていたとしても、市民からの支持が無ければ我々は悪と見なされ社会から排除されてしまう恐れがあるのだ」
提督「そこで我ら横須賀鎮守府は提督自らが町のパトロールをすることによって、社会の支持を受けるようにしているぞ」
提督「直接の軍事では無いと言え非常に重要な仕事だから、決して手を抜かずにパトロールしてくれよな」
秋月「なるほど、そういうことですか…」
吹雪「司令官も苦労が多いですね…」
提督「それじゃあ、外に行くぞ」
提督「取り敢えず正門前に集合してくれ」
【横須賀鎮守府 正門】
秋月「正門に着きました!」
提督「では町に行くために、鎮守府の外に出る手続きをするぞ」
提督「まず俺が外に出るから、皆も俺に倣って出門チェックを済ませてくれ」
秋月「了解です!」
提督「じゃあ門番よ、よろしくお願いする」
浦風「あぁ?了解じゃ」
【門番 浦風】
浦風「出門ね、ちょっと待ちや…」
浦風「えっと、外に出たい目的は何じゃ?」
提督「町のパトロールだ。他の5人も同じ目的だ」
浦風「はーい。じゃあ、君の提督名を教えてくれんかのぅ?」
提督「ああああ提督だ」
吹雪「wwwwwwwww」
瑞鶴「アンタ、そんな名前だったのwwwww」
デデーン
吹雪、瑞鶴、アウトー
吹雪「どわぁ!」スパーン
瑞鶴「痛!」スパーン
浦風「ああああ…っと。はい、出門チェック完了じゃ」
浦風「他の提督さんたちも、はよぅチェックするよー」
プリ「あ、はーい!」
浦風「そこのポニーテールの可愛い子ちゃん、名前は?」
秋月「秋月です!」
浦風「秋月…っと、はいOKじゃ」
浦風「次はそこの着ぐるみ、名前を教えてくれんかの?」
瑞鶴「私よね…瑞鶴です」
浦風「外に出るときはそんなふざけた格好はせんほうがええよー」
瑞鶴「こっちだって好きでこんな格好してるんじゃないわよ!」
浦風「次は金髪ちゃんの名前を」
プリ「プリンツ・オイゲンです!」
浦風「PRINZ EUGEN…ピリンズエウゲン…?とにかく出門チェック完了したけぇのう」
プリ「ちゃんと読んでw」
瑞鶴「wwww」
デデーン
プリンツ、瑞鶴、アウトー
プリ「くぅ!」スパーン
瑞鶴「あだっ!」スパーン
浦風「次、そこのスパッツ」
陽炎「陽炎よ。出来ればスパッツ呼びはやめて」
浦風「スパッツ提督…はいOK」
陽炎「くっ」
吹雪「www」
デデーン
吹雪、アウトー
吹雪「うっ!」スパーン
浦風「んじゃ最後、残った君、名前を」
吹雪「吹雪です」
浦風「吹雪…吹雪…」
浦風「あら…?リストに吹雪という名前の提督はおらんのぅ…」
吹雪「え?」
浦風「うーん、似たような名前ならおるんじゃが…」
提督「おっとすまない、どうやら吹雪の名前を間違った名前で登録してしまったようだな」
吹雪「な、なんですって!」
陽炎「でも提督なのは24時間だけでしょ?これが永久登録じゃなかっただけまだマシじゃないの」
瑞鶴「そうよね、永久登録した方の提督はああああだし…」
プリ「なんていう名前で登録してたの?」
浦風「えーと」
浦風「福山雅治」
吹雪「wwwwwwwww」
瑞鶴「wwwwwwwwww」
秋月「wwww」
陽炎「wwwwwww」
デデーン
吹雪、秋月、陽炎、瑞鶴、アウトー
吹雪「最初の1文字しか合ってないじゃん!」スパーン
陽炎「何が似たような名前よ!」スパーン
秋月「不意討ちされました!」スパーン
陽炎「福山さん結婚おめでとうございます!」スパーン
浦風「じゃあ、改めてああああ、秋月、着ぐるみ、ピリンズ、スパッツ、福山雅治さん」
浦風「出門チェック出来たから外出してもええけぇのぅ!」
陽炎「秋月しかまともに名前覚えられてない…」
吹雪「外に出るための門は私には大きすぎた…」
【無事に外出を完了させ、町に訪れた提督一行】
提督「町へと着いたな」
【15時00分 町内パトロール開始】
プリ「町だー!」
瑞鶴「やっぱ町はいいわよね、人々の活気を感じるわ」
陽炎「休暇は町に来てショッピングとかレストランとか行って、窮屈な鎮守府からの解放を感じるのが楽しいのよ」
秋月「私も軍人になってお金をいっぱい貰っちゃいましたからいっぱい遊べちゃいます!」
吹雪「…言ってる割には、秋月この前レストラン行ったとき頼んだのライスだけだったけど」
瑞鶴「…本当なの?秋月」
秋月「大盛りですよ!」
陽炎「秋月…」
プリ「秋月はもっと贅沢を知った方がいいよ…」
【呑気にお喋りしながら町を歩き回る提督一行】
【だが、ここにも笑いの魔の手が数多く潜んでいることを彼女たちはまだ知らなかった…】
提督「さて、まずパトロールでチェックするべきポイントは…」
提督「ここだ」
【提督一行、公園に到着】
秋月「公園ですか?」
提督「そうだ。公園とは子供らが集まりやすい場所だ」
提督「元々公園というのは子供達を安全に遊ばせるためにつくられたものであるが…」
提督「その子供が集まりやすいという性質が災いし、子供を狙う不審者を呼び寄せてしまう、という欠点もあるんだ」
陽炎「あ、確かにそういう犯罪って実際にあるからね」
秋月「不審者、悪い奴です!」プンスカ
提督「そんな不審者に対する抑止力になるよう、我々パトロールたちが日々頑張っているんだぞ」
提督「どうやら今日も子供達が公園で遊んでいるようだ。お前たちもしっかりあいつらを見守ってやれ」
プリ「了解っ!」
吹雪「はーい」
プリ「どんな子たちかなー」
暁「わぁーん!それ暁が使ってたブランコー!」
ビスマルク「なーによ!先に乗ったもん勝ちでしょ!」
暁「わーん!わーん!」
ビスマルク「悔しかったら自力で取り返してみなさい!べーだ!」
プリ「!?!?!?!?」
【公園で遊ぶ子供 ビスマルク&暁】
プリ「…あの、あれって」
吹雪「ビスマルクさんね」
瑞鶴「しかも相当な悪ガキね」
陽炎「かわいそうに、暁をいじめてるわね」
プリ「何やってるんですか姉さま!?」
暁「わぁー!これでもくらいなさいよー!」ポカポカ
ビス「あら?全く効かないわね。そんなんじゃ私からブランコは奪い取れないわよ」
暁「わぁぁー!ビスマルクのばかぁー!!」
【喧嘩をする子供2人】
瑞鶴「暁、弱いわねー」
秋月「まぁ一応ビスマルクさんは戦艦ですし…」
吹雪「懐かしいな、子供の頃私が友達と遊んでたときもあんな感じのガキ大将いたなー」
陽炎「いたわよね、どっちかと言えば私がそれだったかもしれないけど」
プリ「ビスマルク姉さま…」←呆然
ビス「さぁ、もう駄目だとわかったなら大人しく退きなさい!」
暁「びいぃーーー!いーやーーー!!!」ワーン
吹雪「あーあ、暁大泣きだよ」
秋月「ビスマルクさん酷いですね」
陽炎「子供って喧嘩して強く成長していくのよね。強い奴は強いってことを学んでさ」
瑞鶴「この悔しい涙が暁を大きくさせる…」
プリ「皆は暁の何なの?」
暁「わぁぁー!わぁぁぁぁーー!!やーだーやーだー!!!ブランコー!!」
ビス「わーい、ブランコ楽しいわ!」キコキコ
暁「うわぁぁぁー!!ビスマルクーー!」
暁「これでも食らいなさいー!!!」シュッ
ビス「?」
ビス「いたっ!」ガンッ
【暁、ビスマルクに石を投げつける】
ビス「~!」ズキズキ
陽炎「あっ、石」
吹雪「あれは痛いね」
ビス「…」
プリ「ビスマルク姉さま、大丈夫ですか?」
ビス「…!」ジワッ
ビス「わぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーん!!!!!!あかつきが石なげたーーーーーー!!!!!!!!」←大泣き
吹雪「!?」
瑞鶴「!?」
ビス「わぁぁぁーーん!!!うわぁぁぁぁぁんっ!!!」
暁「なによー!元はビスマルクが悪いんじゃないのー!!」
ビス「ばかばかばがぁぁぁ!!あがづぎのばがぁぁぁ!!!」
【大泣きしながから喧嘩する子供達】
吹雪「大の大人が泣いてる…」
秋月「それも、石ころひとつで…」
暁「わぁん!わたしが勝ったんだからさっさとブランコ貸しなさいよぉー!!」
ビス「いやぁぁぁぁぁ!ごれわだじのブランコぉぉー!!」
ビス「わだじがこぐのー!!ブランコだのじいのぉーーー!!わだじぎゃ◯×△□ーーーー!!!こn#@※&%~~~!!!」
瑞鶴「wwwww」
陽炎「何てwwwww?」
デデーン
陽炎、瑞鶴、アウトー
陽炎「うっ!」スパーン
瑞鶴「あーっ!」スパーン
プリ「秋月…私は何を見てるのかな…」
秋月「…」←手でプリンツの視界を遮った
プリ「優しいね、秋月…」ポロポロ
暁「このぉ!はやくブランコ譲りなさいよー!」ポカポカ
ビス「いやぁー!いやだぁーーー!!」ポカポカ
【とうとう取っ組みあいの喧嘩を始めたビスマルク&暁】
吹雪「これはひどい」
陽炎「ビスマルクさんもブランコ一つくらい譲ってあげればいいのに…」
??「あらあら、大変!」
瑞鶴「!?」
??「こらっ!2人とも何やってるのっ!」
暁「あ、お母さん!」
ビス「Mommy!」
秋月「お母さんですか!?」
吹雪「2人いる…ってことはそれぞれの親が喧嘩を止めに来たんだね」
瑞鶴「でもビスマルクと暁の母親ってアレ…」
瑞鶴「片方、どうみてもお母さんじゃないけど…」
鳳翔「…」
雷「…」テーン
【母親 鳳翔&雷】
暁「おかーさーん!!ビスマルクがいじめるー!」
ビス「暁が石投げたのー!!」
鳳翔「そうなの、でも喧嘩は駄目でしょ?」←暁を慰めてる
雷「よしよし。でも先にブランコを独り占めしてたの、ビス子じゃない」←ビスマルクを慰めてる
吹雪「wwwwwwww」
陽炎「雷がビスマルクの母親なのねwwwww」
秋月「ww」
デデーン
吹雪、秋月、陽炎、アウトー
プリ「目から水が…」
秋月「ひっ!」スパーン
陽炎「うぎっ!」スパーン
吹雪「ん!」スパーン
雷「ごめんなさいね、鳳翔さん。うちの子が…」
鳳翔「いいんですよ雷さん、うちの子も怪我させてしまったようですし…こちらこそごめんなさい」
鳳翔「ほら暁、ビス子ちゃんに謝りなさい」
雷「ビス子もほら」
暁「ビスマルク…ごめん」
ビス「私も…ブランコ、貸してあげる」
鳳翔「はい!これで仲直り!」
雷「やっぱり仲良しが一番よね!」
【ビスマルク&暁、仲直り】
秋月「無事に丸く収まってよかったです」
瑞鶴「ていうかビスマルク、親からビス子呼びされてるのね…」
吹雪「まる子みたいなそんな感覚なんだろうか」
プリ「じゃあ…もう行こう、提督…」
プリ「私、もうここに居たくない…」ズーン
提督「いや、まだだ」
提督「公園には女子供しかいないだろう。いざというときのため、まだ見張りを続けておかなくては」
プリ「ふえぇ…」
提督「ほら、噂をすれば来たぞ…」
提督「女子供から金品を奪い取ろうと考える、悪ヤンキーどもが!」
秋月「えっ!?」
阿武隈「くくく…」
北上「有り金出しなよー!」
【ヤンキー 阿武隈&北上】
秋月「…知ってる人ですけど」
吹雪「秋月、しーっ」
鳳翔「な、何ですか貴方たちは!」
北上「あたしらはこの辺を縄張りとしている甲標シスターズってんだ」
阿武隈「この公園はあたし達の縄張り!4人合わせて使用料40000円置いてけ!」
雷「4万!?そんなに持ち合わせてる訳ないじゃない!」
暁「お母さんこわいー!」←鳳翔に抱きついてる
ビス「こわいよー!」←雷に抱きついてるが身長差であすなろ抱き
瑞鶴「おいwwwwwwwww」
デデーン
秋月、アウトー
瑞鶴「そこであすなろ抱きは卑怯だわ…」スパーン
北上「んー?持ってないんだってー?」
阿武隈「本当は持ってるんじゃないの?」
雷「本当だってば!ほら!」
鳳翔「晩御飯の買いものの為の1500円しか…」
阿武隈「…それだけ?舐めないでよね」
阿武隈「北上、恐がらせてあげて」
北上「おっけー…後悔しないでよね、若妻さん…」
雷「くっ…!」
陽炎「若妻て」
北上「ふっ…見なさい…」ゴソゴソ
北上「この…ナイフで…アンタらをギッタギッタに…」ゴソゴソ
北上「ギッタギッタ…あれ?」ゴソゴソ
北上「…」ゴソゴソ
阿武隈「北上?」
北上「…」
北上「えーっと、その」
北上「…オラァァァァァァ!!!!」クワッ
吹雪「wwwwwwww」
陽炎「wwwwww」
秋月「wwwwwwwwwww」
瑞鶴「wwwwwwwww」
デデーン
吹雪、秋月、陽炎、瑞鶴、アウトー
陽炎「ゴリ押しすんな!」スパーン
吹雪「アホかよお前!」スパーン
阿武隈「北上さん!何やってんですか!?」
暁「ここで北上さんがナイフを取り出してそこから繋げる流れのはずだったのに!」
北上「ごめん!本当に忘れたの!許して!」
提督「やむを得ん。取りあえずさっき暁が投げた石をナイフの代わりにしろ」
陽炎「えっこれ本当の放送事故なの?」
秋月「大丈夫なんですか、これ?」
プリ「…」←さっきのビスマルクが演技だったことがわかって安心してる
【テイク2】
阿武隈「北上、恐がらせてあげて」
北上「おっけー…」←石
暁「石だわ!こわい!」
ビス「わぁん!私たち殺されちゃうよー!!」
秋月「………!」←耐えてる
陽炎「石を脅しの道具に使うのって縄文人くらいしかいないでしょ…」
北上「さぁ、怪我したくなければ金を支払うんだ」
雷「うう…お金は無い…でも子供たちが…!」
鳳翔「なんとか見逃してもらえないでしょうか…!」
阿武隈「んー、しょーがないわねー。でも…」
北上「代わりのもので支払ってもらうよ」
鳳翔「それは一体…!?」
北上「…」
北上「…」
北上「…」
北上「えーと…」←台本見てる
阿武隈「北上さぁぁぁぁぁぁんっ!?」
吹雪「wwwww」
プリ「wwwwwww」
秋月「wwwwwwww」
瑞鶴「wwwww」
陽炎「wwwwwwwwwww」
デデーン
全員、アウトー
阿武隈「北上さん!ふざけてるんですか!?」
北上「ふざけてない!本番前は完璧に覚えてたはずなのに…!」
鳳翔「はずでは駄目です。慢心です…」
暁「もう北上さんのせいでめちゃめちゃー!」
北上「わ、悪かったから怒らないで…」
阿武隈「怒りますよこんなの!北上さんひとりのせいですよ!!」
阿武隈「なんですか!pixivとかで人気あるからって余裕こいちゃったんですかーーー!?」
北上「いや別にそんなんじゃ」
阿武隈「私なんか改二になっても人気あんまり上がってないんですよ!?強くなったのに!2chを見ればただの加速要因だし!!」
阿武隈「だいたい改二が来る前は私、人気もクソもなかったんですからね!」
阿武隈「育成されても『金背景?レアっぽいな』っていうどうでもいい理由だけで育てられた過去を持ってるんです!」
阿武隈「鳳翔さんと雷はキャラ人気高いし!暁とビスマルクさんは強い上にキャラ人気も高い!」
阿武隈「このメンバーの中でいまいち人気ないの私だけなんですよーーー!!!」
吹雪「wwwwwww」
陽炎「wwwwwwwww」
デデーン
吹雪、陽炎、アウトー
吹雪「でもなんか阿武隈さんの気持ちわかるわ…」←モブ主人公
陽炎「私も…」←ラノベ出るまで吹雪以上のモブだった
秋月「私はどっちなのでしょうか?」
北上「よーしよし、わかったから落ち着け阿武隈…」
阿武隈「落ち着いてられないわよっ!みんな私の強さ以外のとこを見て!」
北上「論点ずれてる…」
ビス「う…う…」
ビス「うわぁぁぁーん!!」
北上「今度はビスマルクさん!?」
ビス「せっかく提督からこの仕事任されたのに、全然遂行できてないじゃない!」
北上「あ、まぁそれはごめん…」
ビス「ごめんじゃないわよばかぁ!」
ビス「私、この日のために頑張ったのに!北上がばかばっかりするからわぁぁぁぁーー!!」
北上「…ほんとごめん」
プリ「」
瑞鶴「あれはガチ泣きね…」
阿武隈「強さ以外の人気ー!!」ジタバタ
雷「阿武隈さん落ち着いて!」ドウドウ
ビス「北上のばかー!」ポロポロ
暁「よしよし、ビスマルクさん」ナデナデ
鳳翔「泣くとべっぴんさんが台無しですよ」ナデナデ
北上「ごめんごめん皆ごめん」ペコペコ
吹雪「…本当酷いなこれ」
提督「………」
提督「次、行くぞ」
プリ「あっ、はい」
陽炎「これ、本当にあかん奴だったのね…」
【気を取り直して再び歩き出す一行】
秋月「あそこに人がいますね」
プリ「なんだか困ってるみたい」
陽炎「あれは…初風?」
初風「うーん…いない」
初風「ん?あっ、貴方たち!」
初風「ちょっと手伝ってくれないかしら!」
【町の少女 初風】
初風「実は飼ってたペットが逃げちゃって」
瑞鶴「捜してほしいの?」
初風「そういうことよ。犬1匹と猫1匹」
初風「お願い!手伝って!」
吹雪「まぁ、そうね。さっき酷い光景を見たし」
陽炎「犬と猫を見て、気を落ち着かせよっと」
【犬と猫の捜索を開始】
~~~
吹雪「犬ー、猫ー、どこー?」
秋月「塀の上とか…いませんね」
瑞鶴「足跡とかあればいいんだけど…コンクリの地面じゃ…」
プリ「犬の鳴き真似とかしておびき寄せてみる?」
陽炎「いや…無理でしょ」
陽炎「やっぱり動物を捜すには、鋭い洞察力で…」キョロキョロ
陽炎「…」
瑞鶴「どうしたのよ陽炎」
陽炎「いや、木の上…」
プリ「?」
多摩「…」
時津風「…」
【木の上に、時津風と多摩が】
吹雪「…まさか」
陽炎「いやでもこうやって時津風と多摩さんがいるんだし…」
瑞鶴「確かに犬っぽいし猫っぽい人だけど…」
吹雪「誰が取りに行くの」
陽炎「じゃんけんで決める?」
プリ「私は嫌だよ、木登りできないし…」
吹雪「ここは発見者が保護しに行かないと」
陽炎「私だって面倒くさいから嫌よ!あっそうだ、秋月、対空カットインであいつら撃ち落としてやりなさい!」
秋月「無理ですしそんなことしたら死んじゃいます!」
瑞鶴「ほら、やっぱり陽炎がいくべきね」
吹雪「頼むよ優しい陽炎お姉ちゃん!」
陽炎「…わかったわよ仕方ないわね…」
陽炎「…」ヨジヨジ
プリ「頑張れー陽炎ー!」
陽炎「…なんとか着いた…」
陽炎「ほら時津風、降りなさい」
時津風「わー」スルスル
陽炎「多摩さんも」
多摩「フシャー!」クワッ
陽炎「フヒッ!」ビクッ
吹雪「w」
デデーン
吹雪、アウトー
吹雪「変な悲鳴だった…」スパーン
陽炎「落ちるかもしれないから怖いのよ!」
陽炎「…でもなんとか無事に2人…じゃなくて2匹とも降ろせたわね」
プリ「よかったよかった!」
秋月「では初風さんのところへむかいましょう!」
陽炎「初風ー」
初風「?」
陽炎「連れてきたわよ、犬と猫」
【初風に多摩と時津風を引き渡す陽炎】
初風「…」
初風「アホか!」パシーン
陽炎「なんでよ!」
吹雪「w」
秋月「w」
プリ「www」
デデーン
吹雪、秋月、プリンツ、アウトー
陽炎「何よ!ちゃんと犬と猫持ってきたでしょ!」
初風「どこがよ!?どうみても人間でしょ!?貴方の目は飾りなの!?」
陽炎「あっこういうパターンなんだこれ!」
吹雪「冷静に考えりゃそりゃそうだ…」スパーン
秋月「多摩さんも時津風さんも人間でしたね、そう言えば…」スパーン
プリ「キャラが先行しすぎた…」スパーン
多摩「多摩は猫じゃないにゃ」
瑞鶴「だったらにゃーにゃー言うの止めなさいよ…」
【まだまだパトロールを続ける提督一行】
吹雪「はよ帰りたい…」
プリ「いつまで歩くんですか?」
提督「時間が来るまでだ。パトロールは歩き回るからこそ効果があるんだぞ」
瑞鶴「もうこれただのウォーキングでしょ…」
秋月「訓練としては良いかもしれません!」
??「…」オロオロ
提督「…おっと、あそこにまた困ってる人がいるみたいだな」
提督「お前たち、行って助けてあげなさい」
陽炎「は~い」
吹雪「また仕事か…」
秋月「どうしました?」
春雨「ひゃっ!あのっ、私、迷子になっちゃって…」
吹雪「迷子?」
【迷子 春雨】
プリ「道に迷っちゃったかー」
陽炎「どこに行きたかったの?」
春雨「あの、能見台ってとこ…」
瑞鶴「能見台…こっからだと歩きじゃかなり遠いわね」
陽炎「逆に言えば能見台に行こうと思ってよく横須賀まで来たわね」
プリ「能見台ってどこなの?」
吹雪「こっからずっと北にある町」
春雨「私、もう疲れて足が動かなくて…」
春雨「なんとか能見台まで行く方法はないでしょうか…」
陽炎「そう言っても、バスか電車使うしか…」
秋月「これは困りましたね」
??「おや?お困りでしょうか?」スッ
秋月「?」
瑞鶴「あら、あんたは…」
野分「警察官、野分です」
【警察 野分】
野分「偶然ここを通りかかったもので。お困りのようでしたら力になりますが…」
秋月「本当ですか!?ありがとうございます!」
陽炎「じゃあこの子を…行きたいとこがあるらしいから連れてってくれる?」
野分「そのようなことでしたら…」
野分「お任せください。私が責任もって連れて行きます!」
プリ「おー!たのもしー!」
野分「そうと決まれば急ぎましょう。さ、どこへ向かいますか?」
春雨「能見台です…」
野分「かしこまりました。ではそちらに…」
??「野分の馬鹿は何処だ!!!」
吹雪「!?」ビクッ
野分「げっ」
野分「ぶ、部長…」
那珂「探したぞ野分巡査長!」
【野分の上司 那珂】
瑞鶴「部長!?巡査長!??」
陽炎「某警察漫画っぽい…」
那珂「野分!また仕事サボって遊びに行こうとしたな!今日という今日は許さんぞ!」
野分「いやよく見てください!今は仕事してます!ほら迷子を送り届けようとしてですね」
那珂「お前出る前に模型屋行くって同僚に伝えてたそうだな!言い訳するんじゃない!」
野分「くっ、舞風の口は軽い!」
瑞鶴「部長役は那珂さんか…」
秋月「いつもの那珂さんと違って厳しい口調が新鮮に感じますね」
吹雪「…那珂さん、実は昔は素でもあんな感じだったんだよ。一応四水戦の旗艦だし」
プリ「げっ、そうだったの?」
陽炎「言っても姉妹があの川内さんと神通さんだよ?」
プリ「それは…確かにそうだよね」
秋月「那珂さんは笑顔のためにいつもアイドルをやってるんです!」
那珂「さぁ野分!その子は私に任せて仕事に戻るんだ!」
野分「嫌ですよせっかく遠くまで行ってサボるチャンスなのに!」
瑞鶴「堂々とサボる宣言したわねこいつ」
野分「こ、こうなったら…」
野分「逃げましょう!お嬢ちゃん!」
春雨「は、はいぃー!」
那珂「待て!逃さんぞ!!」スッ
吹雪「!?」
【ピストルを取り出す那珂】
秋月「ピストル!?危ないですよ!」
プリ「当たったら死んじゃう!」
瑞鶴「たぶん大丈夫でしょ…どうせバスでの天龍の刀みたいな感じに…」
那珂「…」パァン
ガシャンッパリーン
↑ピストルにより民家の窓ガラスを破壊
瑞鶴「…は?」
吹雪「マジか…本物て…」
野分「は、走れー!」
春雨「うー、足がー!」
野分「うわぁぁ!うわぁぁぁぁ!!」←全力疾走
春雨「はー、はー、はー…!」←全力疾走
那珂「…」←無表情で歩きながらピストルを構えて歩いて迫ってる
吹雪「うわー、これは怖いな」
プリ「ターミ◯ーターかな?」
秋月「うまく逃げられるでしょうか…」
那珂「…」パァンパァンパァン
ガシャンパリンパリーン
野分「ぎゃあー!那珂ちゃんさん部長やめてくださいー!」
春雨「きゃ!」ステーン
野分「お嬢ちゃーん!?」
【あまりの疲労にこけてしまった春雨】
那珂「…」パァン
野分「ぎゃー!やめてー!」
那珂「…」パァン
野分「ひょえー!」
那珂「…」パァン
野分「のぉー!!」
瑞鶴「遊んでないで早く捕まえろよw」
デデーン
瑞鶴、アウトー
瑞鶴「ぐわっ!」スパーン
吹雪「ていうか那珂さんのピストル全部窓にしか当たってないよね」
那珂「…」パァン
野分「わー!」
ガチャーン←那珂の真横の窓が割れた
陽炎「どこ狙ってんのw」
プリ「ww」
デデーン
陽炎、プリンツ、アウトー
陽炎「銃口と着弾地点が全然合ってない!」スパーン
プリ「あらかじめ窓が割れるようになってたのね!」スパーン
野分「に、逃げるよー!」
春雨「わーん!」←立ち上がった
那珂「…」←歩いて追ってる
秋月「去って行きましたね…」
吹雪「何だったのこれ…」
提督「迷子も救ったし、パトロール再開だ」
陽炎「救ったって言うのアレは」
吹雪「もう面倒くさいからそれでいいじゃん」
瑞鶴「はー、なんかもう疲れてきた…」
秋月「でもまたあそこに人がいるみたいですけど…」
瑞鶴「えぇ…次から次に来るわね…」
プリ「あそこにいるのは一体…?」
摩耶「さぁ来い!大人しく観念しろ!」グイグイ
文月「いやー!やぁーんっ!」
プリ「あれは…誘拐!?」
陽炎「うわっ摩耶さんロリコンだったんだ」
秋月「その人を離しなさい!誘拐は許しません!」
摩耶「ちげぇよ!?勝手に勘違いすんじゃねぇよ!」
摩耶「アタシはこいつを歯医者に連れて行こうとしてるだけだよ!」
秋月「えっ?」
文月「歯が痛い…でも歯医者はいやぁ…」
【歯医者に行きたい親と子 摩耶&文月】
秋月「なんだ…よかったぁ…」
摩耶「こっちは良くねぇよ!おら文月!あと10mだよ!ここまで来たんだろ!行くぞ!」
文月「やん!やーだー!こーわーいーのー!!」
瑞鶴「駄々っ子…」
吹雪「司令官、面倒くさいのでこいつら無視してパトロール再開しましょうよ」
提督「ならん。市民の健康を守るのもまたパトロールの仕事だ」
提督「この子が歯医者に行けるまで、しっかり見守るぞ」
陽炎「そんな医者じゃあるまいし…」
摩耶「くそ、こいつ引っ張っても動かねぇ…!」グイーッ
文月「ふぎぎぎ…」←電柱にしがみついてる
吹雪「見てる分には微笑ましい光景なんだけどなぁ」
瑞鶴「これが終わらないと動けないのが歯がゆいわ…」
摩耶「おい!文月!虫歯は歯医者に行かないと治らないぞ!いつまでも痛いぞ!」
文月「なおるもん!痛くないもん!」
摩耶「馬鹿言うな!虫歯の菌が体の中に入っちまったらどうするんだ!」
摩耶「そうなっちまったら心臓病とか色んなこわい病気になるんだぞ!」
摩耶「まさに生か死か(歯科)、なんだぞー!!」
吹雪「…」
陽炎「…」
瑞鶴「…」
秋月「…」
プリ「…」
文月「…」
吹雪「見てる分には微笑ましい光景なんだけどなぁ」
摩耶「こら無視すんじゃねぇ!」
摩耶「しゃーねぇ、こうなったらジェットエンジンで虫歯を引っこ抜くか…」
文月「それもいやー!」
摩耶「じゃあ歯医者行くぞ!歩け!」
文月「それもいやー!」
摩耶「どうすりゃいいんだ!」
吹雪「こっちのセリフだよ…こっちは早く帰りたいのに…」
瑞鶴「何か手は無いのかしら…」
プリ「…?」
デデンデンデデン
秋月「何ですかこの音?」
プリ「さぁー?」
デデンデンデデン
野分「助けてー!」
春雨「くださーい!」
那珂「…」パァンパァンパァンガチャンパリーン
秋月「!?」
吹雪「!?」
【まだ戦闘中 野分&春雨&那珂】
瑞鶴「なんでまだやってるの!」
陽炎「やっぱり当たらないのね、あのピストル…」
那珂「デデンデンデデン」パァン
プリ「思い出した、これター◯ネーターの曲だ」
陽炎「那珂さんが歌ってたんだ…」
文月「な、なにあれー!」
摩耶「逃げるぞ、文月ー!」
【那珂に驚いて逃げ出す摩耶&文月】
吹雪「おー、逃げてる逃げてる」
秋月「摩耶さん文月さん、歯医者に逃げ込みましたね」
野分「うわー!」←in歯医者
春雨「きゃー!」←in歯医者
那珂「…」←in歯医者
瑞鶴「お前らも入るんかい!」
摩耶『うわなんだお前ら!』
文月『きゃー!きゃーーー!』
野分『もういやだー!さっさと私を殺しなさいよーーー!』
春雨『その割には一番逃げ回ってるじゃないですか!』
那珂『デデンデンデデン』
吹雪「歯医者の中から色々聞こえる」
瑞鶴「野分からこんなことになるなんて…」
陽炎「カオスね…」
プリ「…?」
プリ「ねぇ皆…なんか火薬臭くない?」
吹雪「へ?」
チュドドドドドン
【歯医者、爆発】
秋月「爆発した!?」
吹雪「( ゚д゚)」
瑞鶴「( ゚д゚)」
秋月「え…どういうことなの…」
カッ
那珂「みんなー!那珂ちゃんのバーニングステージにようこそー!!」ドーン
プリ「!?」
那珂「燃える恋の炎のライブ…『恋の2-4-11』!聴いてってねー!」
陽炎「何この急展開!?」
那珂「バックダンサーの皆も準備はいい!?」
野分「イエーイ!」←バックダンサーに転職
摩耶「…イエーイ」←爆破から脱出に失敗してボンバーヘッド
吹雪「wwww」
瑞鶴「wwwwwwwww」
プリ「wwwwwww」
陽炎「wwwwwwww」
秋月「ww」
那珂「それじゃ、いっくよー!」
デデーン
全員、アウトー
那珂「恋のー♪」
春雨「two!」
文月「four!」
野分「eleven!!」
吹雪「久しぶりに酷いゴリ押しネタを見たわ…」スパーン
陽炎「爆破はバラエティの基本だし…」スパーン
秋月「歯医者を爆破して大丈夫だったのでしょうか…」スパーン
瑞鶴「大丈夫よ、こういう場合、だいたいセットだから…」スパーン
プリ「だけどめっちゃ消防車来てるよ…?本当に大丈夫だったの…?」スパーン
吹雪「はぁ…なんだか喉乾いてきた…」
プリ「私も…いっぱい歩いたから体熱くなっちゃってるし…」
陽炎「さらに今の爆発のせいでちょっと汗かいたからね」
秋月「提督、ちょっと休憩しませんか?」
提督「仕方ないな」
提督「ここをちょっと進んだ場所に横須賀鎮守府職員御用達のカフェがあるから」
提督「そこでおやつとしよう」
瑞鶴「あら、珍しく気が利くじゃないの」
プリ「うれしい!danke!」
【提督の提案で、一行はカフェへ向かうことに】
提督「ここだな」
秋月「さっそく入りましょう!」
吹雪「やれやれ、やっと休憩…」ガチャ
千代田「いらっしゃいませ」
千歳「お帰りなさいませ、ご主人様」
吹雪「!?」
瑞鶴「またよく知った人が!?」
【店長と店員 千歳&千代田】
瑞鶴「…そうよね、そう簡単に休憩させてくれる訳ないよね…」
吹雪「騙された…」
千代田「ねぇ、食べていくんなら空いてる席にさっさと座りなさいよ」
千歳「メニューです。ご注文がお決まりになりましたらお呼びくださいね」
陽炎「あっ…どうも」
プリ「一応飲食させてくれるみたいだし、ここは提督に甘えて食べていこうよ」
吹雪「そうだね…」
秋月「皆さん、何を注文します?」パラ
【メニュー】
サザエの壷焼き
ブリの刺身
アサリの酒蒸し
浅漬け
枝豆
プレッツェル
瑞鶴「www」
秋月「なんか違う!」
陽炎「これカフェじゃなくて居酒屋のメニューじゃないのwww?」
プリ「プレッツェルの存在感www」
デデーン
陽炎、プリンツ、瑞鶴、アウトー
陽炎「うわっち!」スパーン
瑞鶴「ちょっと食べたいと思った自分が悔しい…」スパーン
プリ「プレッツェルかぁ…久しぶりに食べよっかな」スパーン
吹雪「いやおやつの時間にあの料理はちょっときついでしょ…」
秋月「それに食べ物よりも飲み物を口にしたいです…」
陽炎「そうよ、もっとこう…あるでしょ。カフェなんだからコーヒーとかオレンジジュースとか…」
瑞鶴「せめてお冷やとかあるんじゃないの…?」
千歳「あ、お冷やですか!只今お持ち致します!」
瑞鶴「ほら、やっぱりあるんじゃない」
千歳「どうぞ」コト
瑞鶴「うんうん、この冷たい水が体に染み渡」
瑞鶴「冷酒だ これ!!」ブーッ
吹雪「wwwwwwwwwwwwwwwww」
陽炎「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
秋月「wwwwwwwwwwwwww」
プリ「wwwwwwwwwwwwwwwwwww」
デデーン
吹雪、秋月、陽炎、プリンツ、アウトー
瑞鶴「冷酒まぁまぁ美味しかったけど!やめてよあんな嫌がらせ!」
千歳「す、すみません!もしかしてウォッカの方がお好みでしたでしょうか…」
瑞鶴「あんたってなんて馬鹿なのー!?」
吹雪「水…いいから早く水をちょうだい…」
プリ「とにかく喉を潤したいよ…」
千代田「私に任せてください。どうぞ」コト
吹雪「…大丈夫だよねコレ」
陽炎「大丈夫でしょ流れ的に…たぶん」
プリ「ごくごく…うん。大丈夫、水だよコレ」
瑞鶴「い、生き返る!」ゴクゴク
千代田「さっきのメニューは千歳店長の悪ふざけです。こちらが本物のメニューですね」
陽炎「あぁ、やっぱり」
秋月「千代田さんありがとうございます」
千歳「ちょっと悪ふざけって」
提督「じゃあお前たち、俺の奢りだ。この中から好きなものを注文してってくれ」
吹雪「私、フローズンでお願いします」
瑞鶴「私はコーラで」
プリ「ミックスジュース!」
秋月「お茶をください」
陽炎「メロンソーダね」
千歳「焼酎。出来れば三岳で」
吹雪「wwwwwww」
秋月「wwwwwwwww」
陽炎「千歳さん混じらないでwwwwww」
瑞鶴「図々しいわwwww」
プリ「だからカフェにお酒はwww」
デデーン
全員、アウトー
【カフェで喉を潤した提督たち。一行は再びパトロールを開始する】
吹雪「はー、まだ続くのかぁ…」
プリ「もうすぐ終わっても良さそうだけどねぇ」
秋月「太陽もどんどん西へ沈んでますし、きっとそろそろです!」
提督「…ん?お前たち、またまた仕事だぞ」
提督「前方に困った人がいるようだ。助けてあげなさい」
瑞鶴「あーあ、またかぁ…」
陽炎「今度は誰が出てきたの…?」
呂500「うー…」
呂500「さっぱりですって…」
【川で釣り中 呂500】
吹雪「…釣りで成果さっぱりな人も助けなくちゃいけないのですか?」
提督「当然だ」
陽炎「さっきから虫歯に行かない子を見守ったり釣り人を助けたりでパトロールの目的を見失ってるような…」
秋月「それでも仕事ですし提督の命令ですし……」
プリ「一応やらなきゃいけないんじゃないの…?」
瑞鶴「あんたたちは真面目ねぇ…」
吹雪「しょうがない、助けるか…」
秋月「あの、調子はどうですか?」
呂500「全然ですって…」ズーン
プリ「何時間やってるの?」
呂500「3時間くらい…」
瑞鶴「何狙いで釣りしてんの?」
呂500「えーとね…」
呂500「秋刀魚…」
吹雪「wwwww」
秋月「wwwwww」
瑞鶴「ちょっと待ってwwwwwww」
デデーン
吹雪、秋月、瑞鶴、アウトー
瑞鶴「んー、突っ込みどころが多すぎるわねー」スパーン
秋月「秋刀魚は…海にいる魚です…」スパーン
吹雪「あと釣りシーズン…大幅に違ってると思うよ…?」※>>4参照
陽炎「だいたい町中にあるような川でそんな大物が釣れる訳が…」
プリ「秋刀魚は10月に乱獲されてるし、なかなか釣れないと思うよ…?」
呂500「でもろーちゃん、秋刀魚が食べたい…」
吹雪「そんなこと言われてもなぁ…」
陽炎「これは諦めろと言うしか…」
呂500「ろーちゃん諦めないですって!絶対秋刀魚を釣り上げるって!!」ポチャン
吹雪(無理やろ)
秋月「これはもう、素直にお店とか行った方がいいのでは…」
呂500「釣りたての新鮮が食べたいですって!」
瑞鶴(何のこだわり…)
呂500「…ん?」
呂500「あっ!引いてる!」クイクイ
プリ「えっ?本当?」
秋月「これはこれで凄いかも…」
陽炎(でも絶対秋刀魚じゃないよね…)
呂500「引き上げるですって!」グッ
呂500「てややー!!」グイーッ
ザバーッ
呂500「…」←空きカンが釣れた
吹雪「…おおう」
瑞鶴「綺麗なまでのハズレ引きね…」
呂500「捨てたら アカン!…ですって」ズズーン
呂500「…リリース」ポイッ ポチャーン
吹雪「ナチュラルにポイ捨てしたよこの子」
呂500「今度こそ…釣り上げて…」
陽炎「だから無理だってば…」
秋月「こればっかりはどうしようもないかと…」
ピカッ
秋月「!?」
瑞鶴「うおおっ!?」
【急に川が眩しく発光】
プリ「な、なに??何なの!?」
吹雪「この流れ…まさかっ!」
陽炎「ありがちな…きこりの泉的なアレ…!!」
ザバーッ
荒潮「うふふふふ~」ピカーッ
【川の女神 荒潮】
陽炎「や、やっぱり女神が出てきた…」
荒潮「うふふ…そこの釣り人さん…」
呂500「は、はい!」
荒潮「あなたが落としたのは~」
荒潮「この金の缶?銀の缶?」ペカーッ
吹雪「どっちもいらねぇ!!」
【女神に正直さを試される呂500】
呂500「どっちも違います!」
荒潮「うふふ、あなたは正直者ね」
荒潮「ではそんなあなたにこの秋刀魚を差し上げましょう~」
呂500「!!」
瑞鶴「秋刀魚どっから出てきたww」
デデーン
瑞鶴、アウトー
瑞鶴「ぬぁー!」スパーン
呂500「ダンケ!ですって!」
【女神の試練をクリアし、秋刀魚を手に入れた呂500】
呂500「これで今日の晩ごはんが決まりですって!」
秋月「良かったですね、ろーさん」
プリ「この世にも神様っているんだねぇ」
吹雪「いや駄目だね、秋刀魚はあと29匹集めないと…」
陽炎「メタいよ、吹雪」
荒潮「さぁ、はやく秋刀魚を取りにいらっしゃい」
呂500「はーい!」
【女神から秋刀魚を受け取ろうとする呂500】
【ところが】
呂500「あれっ?」グラッ
呂500「わぁぁぁーーー!!」ステーン ボチャーン
プリ「!?!?」
【呂500、バランスを崩して川へ転落】
プリ「落っこちちゃったよ!あの子!」
吹雪「ええ!?大丈夫かな!?」
荒潮「あらあら大変…」
荒潮「すぐに引き上げなくちゃ…」←川に潜った
秋月「女神さんがいて良かったです…」
瑞鶴「バラエティって怖いわね、こんな事故も起こりうるから…」
荒潮「…ぷはっ!」ザバー←浮上
プリ「あ!戻ってきた!」
荒潮「無事に見つけたわよ~」
荒潮「さっき、ここで落っこちたのは…」
荒潮「この、社会の荒波に揉まれすっかり社蓄と化した歪んだ潜水艦ですか~?」
ゴーヤ「でち…でち…」
吹雪「ちゃうわwwwwwww」
秋月「wwwwwwww」
陽炎「wwwwwwwwww」
プリ「wwwwwwwww」
瑞鶴「wwwwwwwwww」
デデーン
全員、アウトー
秋月「違います!落ちたのはもっと綺麗な潜水艦です!」スパーン
陽炎「こんなのじゃありません!」スパーン
プリ「もっと純粋な目をした潜水艦です!!」スパーン
吹雪「ちょっと皆もかよwwwww」スパーン
瑞鶴「ゴーヤの扱いひどすぎるわよwwwwww」スパーン
デデーン
吹雪、瑞鶴、アウトー
吹雪「またぁ!!」スパーン
瑞鶴「連続叩きは痛い!」スパーン
荒潮「正直者にはこの汚い潜水艦をあげましょう~」
ゴーヤ「ゴーヤを可愛がってくだちい…」
陽炎「うわっいらない!」
吹雪「汚いってwwwwwなんでこんな扱いするのwwwww」
瑞鶴「悪魔かあんたwwwwww」
デデーン
吹雪、瑞鶴、アウトー
ゴーヤ「確かに過労は辛いけど、ぶっちゃけそのおかげで人気もいっぱい出たでち。この愛されキャラ嫌いじゃないでち!」
吹雪「…ほんとなの?」ヒリヒリ
瑞鶴「…本人がいいならもうそれでいいよ」ヒリヒリ
ゴーヤ「それにいっぱい働いた分、給料も凄くいいでちから。たぶん金で買えるもんは全て買える財産あるし。ぐへへ」
秋月「それ本当なんですか!?」
陽炎「それは本当よ…潜水艦の給料の良さは伊達じゃないわ」
吹雪「噂だと、あの大和さんや武蔵さんですらゴーヤにお金借りたことあるくらいだし」
瑞鶴「大和型は強いけど出撃数が少ないから…決していい給料じゃないのよね…」
秋月「そ、そうなの…?知らなかったです…」
プリ「鎮守府の裏ボスみたいだね…」
提督「釣り人も助けたし次行くぞ」
プリ「…ん?そういやろーちゃんまだ沈んだままじゃ」
吹雪「プリンツさん、もうほっとこう」
瑞鶴「これ以上無駄に構ったら下手に疲れるだけ…」
陽炎「早いとこ、ここを立ち去るのよ」
プリ「…ja」
~~~
プリ「お散歩お散歩~」
陽炎「もうパトロールでも何でもないわね」
秋月「気楽に行きましょう!それが一番です!」
吹雪「…ん?」
瑞鶴「吹雪?どうしたの?」
吹雪「あれは…?」
瑞鶴「?」
\\オラッ!シネヨ!!/
\\グッ…ヤ,ヤメテ…/
\\カオガムカツク!キモチワルイ!/
瑞鶴「…!?」
秋月「あれは…いじめの現場!?」
提督「これはマズイな。すぐに止めに行くぞ!」
吹雪「は、はいっ!」
陽炎「あ、やっとパトロールらしく…」
提督「私語してないで走るぞ、急げ!」ダッ
秋月「貴方たち!何をしているのですか!!」
プリ「いじめはやめなさーい!」
大潮「…ん?」
満潮「あぁ?何よ偉そうな」
【いじめっ子 満潮&大潮】
吹雪「うお、なかなか恐い目をしてらっしゃる…」
瑞鶴「大潮は論外として、満潮は強敵ね…」
満潮「何?私たちのやってることに文句あるって言うの?」
秋月「さっき本気で誰かを蹴ってたでしょう!いじめは私も許しませんよ!」
陽炎「何があったのか知らないけど、せめて何か他の手段とか選ぶべきじゃ…」
満潮「ふん、甘いわね…あんたたちはまるで砂糖を入れたオレンジジュースみたい」
大潮「私たちに逆らうなら、焼き芋を尻の穴に突っ込んでグリグリ言わせたるぞー!」
吹雪「………w」
瑞鶴「例えがじわじわ来るwww」
デデーン
吹雪、瑞鶴、アウトー
満潮「全く…大人っていつもこう…いつも弱い側の味方をしてばっかり…」
満潮「もっと、私たちにも気をかけたっていいのに…!」
大潮「大潮的にはどっちでもいいんですが」
満潮「アンタは黙ってなさい!」
秋月「くっ…どうしたらいじめを止められるでしょうか…」
プリ「こっちから暴力をふるうわけにも行かないし…」
吹雪「もう教育委員会に相談するんでいいじゃん…」
陽炎「吹雪が考えるのをめんどくさがってるが手に取るようにわかるわ…」
瑞鶴「でもこれ止めないと多分帰れないわよ…どうするの…?」
提督「俺に名案がある」
吹雪「え?」
提督「奴らは今、いじめで殴る・蹴る等の行為をすることにより気が立っているんだ」
提督「しかし、その感情を抑えることさえ出来れば…」
提督「奴らのいじめに対する感情が白け、いじめが収まるかもしれないということだ」
吹雪「あぁ、なるほど確かに…」
瑞鶴「要するにそれを誰かやれってことよね…」
秋月「誰がやります?」
プリ「…」
陽炎「主人公、行きなさい」
吹雪「私!?」
吹雪「なんで私がこんなことを!」
陽炎「私だってさっき木をのぼったわよっ!」
瑞鶴「大丈夫、吹雪ならできるから」
プリ「吹雪、あのいじめを止めて!」
吹雪「皆、私に仕事を押し付けてない!?」
吹雪「…わかったよ、行くよ…」
【いじめを止めようとする吹雪提督】
吹雪「あー、そのー…」
大潮「?」
満潮「ん?何よ」
吹雪(しらけさせる、しらけさせる…)
プリ「頑張れー!吹雪ー!」
吹雪「…」
満潮「何?言いたいことあるならさっさと言いなさい」
吹雪「モノマネします」
満潮「は?」
吹雪「高速建造の時に出てくるバーナー妖精さんの真似」
大潮「???」
吹雪「…」スッ
吹雪「オイラが炙れば資材が飛ぶぜぇぇぇ!!!!」←燃やす真似
吹雪「ヒャッハーーーーーーーーー!!!高速建造だぁぁぁぁーーーーー!!!んん資材はall9999ですぞ!!!!!」←ヤケクソ
瑞鶴「…ww」←じわじわ来た
陽炎「wwwwww」←勢いにやられた
秋月「wwww」
プリ「wwwww」
大潮「wwwwwwww」
満潮「wwwwwwww」
デデーン
秋月、陽炎、プリンツ、瑞鶴、アウトー
満潮「ごめん、普通に面白かったわ」
秋月「吹雪さん、あんなネタ持ってたんですね…」スパーン
陽炎「それ忘年会でもやりなさいよ」スパーン
吹雪「嫌だよ恥ずかしい!」
瑞鶴「どこで覚えたの?」スパーン
吹雪「妹から教えてもらった…」
プリ「相当面白い人だねその妹…」スパーン
満潮「…わかったわよ、今日はその一発芸に免じて帰ってあげるわ」
満潮「大潮、引くわよ」
大潮「了解しました!」
【いじめっ子たち、撤収】
秋月「無事に帰ってくれましたね」
プリ「うん、よかったよかった!」
提督「吹雪、お見事だったな」
吹雪「どこがですか!」
提督「さぁ、最後はいじめられた子を介抱しておしまいだ」
提督「お前たち、よろしく頼むぞ」
秋月「はい!」
瑞鶴「そういやいじめられた子って誰なんだろ」
プリ「大丈夫?痛くない?」
レ級「アリガトウ!助カッタ!」
ツ級「スミマセン…感謝シマス」
瑞鶴「wwwwwww」
陽炎「お前らかよwwwwwww」
吹雪「よりによってこいつらなんてwwwww」
秋月「wwwwwwwww」
プリ「wwwwww」
デデーン
全員、アウトー
陽炎「まさか深海棲艦まで出てくるなんて…」スパーン
秋月「敵味方とは一体…」スパーン
瑞鶴「この前コイツに艦載機を全滅させられたばっかりなんだけど」スパーン
プリ「助けたのがコイツらだったなんて…」スパーン
吹雪「ちゃんと満潮たちに加勢しとけばよかった…」スパーン
レ級「ソンナコト言ワナイデ…」
ツ級「恩ヲ覚エル為ニ貴方タチノ名前ヲ知リタイデス。教エテクダサイ」
吹雪「あー、吹雪です…」
秋月「秋月です」
陽炎「陽炎よ」
プリ「私はプリンツオイゲン」
瑞鶴「瑞鶴です」
レ級「シッカリ覚エタ!」
ツ級「コノ恩ハ必ズ返シマスカラネ!」ダッ
吹雪「なにこの展開…」
瑞鶴「もう帰りたいわ…」
提督「お前たち、いじめられっ子の救出ご苦労様だった」
吹雪「敵でしたけどね」
瑞鶴「なんか名前も覚えられたし…」
提督「さて、もうそろそろいい時間だろう」
提督「これをもってパトロールを終了するぞ。鎮守府へ帰投する」
陽炎「おっ、やっと終わったのね!」
吹雪「やっとか…長かったな…」
プリ「やったー!一段落ついたー!」
秋月「帰ってゆっくりしましょう!」
【パトロール終了のお知らせに歓喜する提督一行】
【しかし、この後にさらなる試練が待ち受けていることを5人はまだ知る余地も無かった】
【休憩室】
吹雪「ふわーい、疲れたー…」
瑞鶴「やっと休憩…」グデー
秋月「パトロール、いい運動になりましたね」
陽炎「途中から歩くことが目的になってたからね」
プリ「歩くことは健康にいいんだよ!なんだかんだで体力もつくし」
吹雪「いやそれもう提督の仕事じゃなくなってるから…」
瑞鶴「出来ればこの後は楽な仕事ばっかり来てほしいわ…」
ガチャ
プリ「!?」
提督「お前たち、大変だ」
吹雪「げぇ、司令官」
秋月「またすぐに仕事ですか!?」
瑞鶴「だから今回もまだ10分しか休憩してないっつーの…」
提督「いや今はそれどころでは無い」
提督「なんと、我々に挑戦状が送られてきたんだ」
秋月「挑戦状!?」
陽炎「何、私たち喧嘩売られてんの?」
吹雪「誰ですか、そんな馬鹿なもんを送りつけてきた輩は…」
提督「奴らは『ツマビらかにカミを知るモノ』と名乗っている集団だ」
瑞鶴「誰よそれ…知らないわよ」
提督「手紙によると、奴らは既にここの体育館で我々を待ち受けているらしい 」
提督「売られた喧嘩は買うまでだ。さぁお前たち、至急体育館まで向かうぞ!」
プリ「な、なんかまた急展開だね…」
陽炎「もう慣れっこよ…」
【17時00分 体育館】
提督「着いたぞ。お前たち気をつけてな」
陽炎「ったく、なんだって言うの…」
秋月「喧嘩…本当に殴り合いとかするんですか…?しませんよね?」
瑞鶴「でも私たち艦娘だし鍛えてるから殴り合いならなんとかなりそうな気もしなくはないけど」
プリ「今は提督だけどね」
瑞鶴「まぁ見なさいよ!私の鍛えられたこの腕の筋肉と!足の筋肉っ!」ムキッ
吹雪「おー、凄い!」
陽炎「流石ね…伊達に正規空母で前線張ってるだけあるわ…」
瑞鶴「はっはっはー!あんたたちとは鍛え方が違うからね!」
瑞鶴「そして…自慢の…」
瑞鶴「胸筋もほらっ!!!」ムキーン!
吹雪「…」
秋月「…」
陽炎「…」
プリ「…」
瑞鶴「…畜生!!!どうせ胸は無いわよ!!」
吹雪「wwwwwwww」
秋月「wwwwwwwwwwwwww」
陽炎「wwwwwwwwww」
プリ「wwwwwww」
デデーン
吹雪、秋月、陽炎、プリンツ、アウトー
瑞鶴「何よ…せっかく自虐ネタ使ったのに…」ズーン
陽炎「そのネタはどう反応すればいいのかわかりづらいって…」スパーン
吹雪「効果音がボイーン!じゃなくてムキーン!だったのが悲しすぎて…」スパーン
秋月「むしろ美しかったですね、瑞鶴さんの筋肉」スパーン
プリ「変に脂肪が無いから胸筋も付きやすかったのかも…」スパーン
瑞鶴「もう黙れ!!」シクシク
吹雪「それじゃあ、敵さんも体育館で待ってるみたいだし」
陽炎「早く入っちゃおうか」
プリ「よーし、いっくよー!」
吹雪「おじゃましまーす」ガチャ
陽炎「それじゃあやりますかー」ガチャ
??「お、来たんだね」
瑞鶴「…え?」
??「やぁ、待ってたよ」
??「遅かったな…何してたんだ?」
瑞鶴「えっ!?ええっ!?!?」
秋月「うえええ!?!?あなたたちはっ!!!」
??「お前たちと馴れ合うつもりは無い…が、もう少し早く来てもよかったんじゃないか」
??「カーカッカッカッカァ!!待機もまた…修行!!」
吹雪「これは…たまげたなぁ!あなたたちまでこんなのに出演してたなんて」
陽炎「よくこんなとこまで来たわね…来るの大変だったでしょ」
??「俺が鎮守府に着任…はは、流石に違うか」
瑞鶴「貴方たちは…」
吹雪「刀剣乱舞の方々!!!」
三日月宗近「うん、今日はよろしく」
燭台切光忠「ふふ、幸せだな。可愛い子ちゃんに俺のこと知ってもらって」
大倶利伽羅「俺は馴れ合うつもりは無いが」
同田貫正国「オメーは本当に相変わらずだよな」
山伏国広「カカカ!オナゴと戦うも…また修行!!!」
ここからしばらく刀剣乱舞勢が出演します
予めご了承ください
吹雪「いやー、相手がまさかあなたたちだったとは思わなかったよ」
瑞鶴「元気にやってる?そっちのゲームの売り上げはどう?」
三日月宗近「ぼちぼちだな。少なくともそれなりに人気はあると言っておこう」
山伏国広「カカカ!とうらぶに艦これのシステムをある程度流用したのは間違いなかったであるな!」
燭台切光忠「トークがメタいよ、皆」
陽炎「DMM同士の夢のコラボね…」
大倶利伽羅「俺は馴れ合うつもりは無いんだが」
プリ「そんな堅いこと言わずに」
同田貫正国「それより、さっさと戦いを始めようぜ!」
提督「皆よく集まってくれたな」ヌッ
吹雪「司令官!」
同田貫正国「あ、どーも。はじめまして」
秋月「提督、これは一体?」
提督「さっきお前たちにこれは敵からの挑戦状と説明したがあれは嘘だ」
提督「これの本当の目的は艦隊これくしょんと刀剣乱舞の親善試合。まぁ言い直せば交流会みたいなものだ」
プリ「そうだったの」
提督「お前たちには今から、こちらで用意した様々な競技を通して互いに理解を深めてもらうぞ」
提督「まぁ話を纏めると、DMMのビッグコンテンツ同士の共に仲良くしよう、ということだ」
三日月宗近「今日はよろしく頼むぞ、艦隊の諸君」
吹雪「こちらこそよろしくお願いします!」握手
提督「なお、親善試合中は笑ってもお仕置きされないから」
提督「楽しんで刀剣男子たちと触れあってくれよな」
陽炎「はーい」
長良「どーも、長良です!」
鳴狐「やぁやぁ鳴狐でございます!!」
長良「ここからこの親善試合の解説は提督に代わりましてこの私と!」
鳴狐「鳴狐がお送りして参ります!」
長良「…さて、まずは刀剣乱舞の世界からやって来た方々の紹介ですね」
鳴狐「はい、このSSを読んでくださってる方はあくまで艦これを目的に読んでいるはずですから」
鳴狐「急に違うゲームの野郎共が出てきてもわかんねぇよ!という方が多数でしょう」
長良「そうですねー。おそらく漫画『スーパーマリオくん』にいきなりカービィが出演したくらいの混乱をなさってるんじゃでしょうか?」
鳴狐「長良殿の例えはわかりづらいですなぁ」
長良「と、いう訳できつねちゃん!紹介よろしく!」
鳴狐「かしこまりましたー!」
鳴狐「まずはこの青髪の男…三日月宗近の紹介でございます!」
三日月宗近「あい」
鳴狐「彼は刀剣乱舞の顔。おそらく刀剣乱舞で一番人気かと思われるキャラでございます」
三日月宗近「照れるな」
鳴狐「元が古い刀ということもあって性格は非常に老人的なものであり、二次創作ではかっこよくよりもボケボケな感じに描かれることが多いとかどうとか!そんな男でございます!」
三日月宗近「まぁじじいだからな。やむを得ない」
鳴狐「続いてこの眼帯の男、燭台切光忠の紹介!」
燭台切光忠「どうもこんにちはー」
鳴狐「彼は強いですが、少し自意識過剰なのがたまに傷な奴でございます」
燭台切光忠「もっとまともな紹介をしてくれても良かったんじゃないかな?」
鳴狐「お次は見た目がただの僧である、山伏国広の紹介を!」
山伏国広「カカカ!」
鳴狐「彼は山と修行と筋肉が大好きな男でございます」
山伏国広「的確な紹介、感謝するぞ!」
鳴狐「次は顔に傷を負っている男、同田貫正国!」
同田貫正国「おう」
鳴狐「艦これで言えば天龍的な立場の人でございます」
同田貫正国「説明が雑すぎねぇか?」
鳴狐「最後はインド人ミャンマー人っぽい見た目の大倶利伽羅の説明でございます!」
大倶利伽羅「出身は日本だ」
鳴狐「彼は孤独を好み、寂しいのが特徴ですな」
大倶利伽羅「黙れ」
長良「以上で紹介終わりだよ!」
鳴狐「それでは競技のスタートでございます!両軍とも全力を尽くして楽しく戦ってくださいませー!」
吹雪「お互い、頑張っていきましょう!」
三日月宗近「ありがとう。そっちもな」
秋月「私たちの力、見せてあげます!」
大倶利伽羅「相手がチビだろうが俺は手加減しないぞ」
陽炎「これからの互いの進展を祈って!よろしく!」
燭台切光忠「こちらこそよろしく!」
プリ「私、負けないからねー!」
山伏国広「拙僧の筋肉も負けぬと唸っておるぞ!」
瑞鶴「まぁ遠慮なく楽しませてもらうわ」
同田貫正国「あぁ、だが手は抜くんじゃねーぞ!」
長良「最初の競技はこれだっ!」
【競技その1 激酸っぱ冷麺早食い】
長良「激酸っぱ冷麺早食い!チームワークが試される、バラエティ的競技でございます!」
吹雪「まーたそんな嫌な予感しかしない競技を…」
鳴狐「この競技では、ベルトコンベアで同時に流れてくる5つの冷麺を5人で協力して全て食べてもらいます」
長良「コンベアが流れ終わるまでに冷麺を全て食べたら成功!食べ終わらなかったら失敗!っていう至極簡単なルールだよ!」
鳴狐「なお流れてくる冷麺は順に段々酸っぱくなってくるので気をつけてくだされ!」
長良「ちなみにこの競技は『絶対に笑ってはいけない大脱獄24時』に出ていたものと全く同じ内容ですのでよくわからなかったらそっちを参考にしてね」
吹雪「先攻はどっちなの?」
長良「適当にじゃんけんで決めたら?」
吹雪「じゃーんけーん」
三日月宗近「ぽん」チョキ
吹雪「ぽい」パー
三日月宗近「俺の勝ちか」
鳴狐「それではチーム刀剣乱舞の先攻でございます!」
長良「みんなコンベアの前に並んで準備してね!いざ出陣だよー!」
長良「並ぶ順番も大切だよ!後半の人ほど酸っぱい冷麺を食べることになるからね」
燭台切光忠「僕は一番最初でいいかな?」
大倶利伽羅「別にどうでもいい」
同田貫正国「俺は一番最後に行ってやるよ!俺の強さをここにいる全員に見せてやる!」
鳴狐「順番も決まったようでございますな」
長良「それでは始めるよっ!」
吹雪「刀剣の人たちってこういうバラエティ馴れはしてるのかなぁ?」
瑞鶴「さぁ…でも酸っぱい冷麺を食べてどんなリアクションするのかは楽しみね」
陽炎「今は笑ってもいいんだし見物させてもらいましょー」
秋月「皆さーん!頑張ってくださーい!」
プリ「がんばれ、がんばれー!」
燭台切光忠「見なよ倶利ちゃん…女の子たちが僕の為に応援してくれてるよ!」
大倶利伽羅「…お前一人の為じゃないだろ」
【順番:燭台切→大倶利→山伏→宗近→同田貫】
鳴狐「それでは…よーい!」
長良「スタァート!!」テテーン!
【1人目 燭台切光忠】
燭台切光忠「せっかく女の子が沢山いる晴れ舞台だ…格好良く行こう!」バッ
燭台切光忠「頂きます!んんっ!」ツルツル
吹雪「おー、冷やし中華を音をたてずに食べてる」
陽炎「今時の男子にしては珍しい食べ方ね」
瑞鶴「私ですらズルズル言いながら食べるのに…」
長良「言い忘れていましたが冷やし中華は流れ終わるまでにいくつ食べても構いません。沢山食べるほど後の人の負担が減ります」
同田貫正国「そうなのか?よっしゃあ頼むぜ燭台切!」
燭台切光忠「…」ツルツル
燭台切光忠「…」ツルツル
燭台切光忠「…」ツルツル
燭台切光忠「…よし、一杯完食だ」
吹雪「食べるの遅っ」
同田貫正国「格好良く決めてないで早く食えよ!」
【2人目 大倶利伽羅 残り4杯】
吹雪「刀剣勢、一人目から絶不調…」
プリ「ちゃんと成功できるのかな…」
秋月「頑張ってくださーい!諦めないでー!」
大倶利伽羅「…任せろ」
燭台切光忠「応援されて照れてる?」
大倶利伽羅「黙れ。俺は勝手に喰う」ズズズ
陽炎「あら、今度は良い食べっぷり」
瑞鶴「さっきの眼帯君とは対称的ね」
大倶利伽羅「…2杯目を完食した。次は3杯目だ」
同田貫正国「おう行け大倶利伽羅ァ!」
大倶利伽羅「…」ズズズ
大倶利伽羅「酸っぱっ!!!!!」ブーッ
吹雪「wwwwwwww」
陽炎「wwwwwwwwwww」
吹雪「さっきまでクールだったくせに急に吐き出すな!」
燭台切光忠「そうだ汚いぞ格好悪いぞ倶利ちゃん!」
三日月宗近「品が無いな」
大倶利伽羅「だ、黙れ…!この酸っぱさ、てめぇらに理解できるものか…!!」
大倶利伽羅「俺は…これ以上は…もう…」
プリ「大丈夫だよ!まだ間に合うから!」
秋月「が、頑張ってください!大倶利伽羅さんっ!」
大倶利伽羅「…!!」
大倶利伽羅「うおおおおおおおおおっ!!!」ズズズ←3杯目完食
瑞鶴「wwww」
陽炎「うわー、わかりやすい人だね」
燭台切光忠「どうだい?そこが可愛いじゃないか」
大倶利伽羅「…食べ終わったぞ。後は頼む…」
山伏国広「カカカカカ!拙僧に任されい」
【3人目 山伏国広 残り2杯】
プリ「次はお坊さんみたいな人かー」
同田貫正国「お前ならこれくらい食えるだろ」
山伏国広「いくぞ!ぬおおおおおお!」ズルズル
山伏国広「…」ピタ
吹雪「?」
三日月宗近「山伏、どうした?」
山伏国広「ノウマクサンマンダバザラダンカン…ノウマクサンマンダバザラダンセンダンマカロシャダソワカウンタラタカンマン…」ブツブツ
秋月「!?」ビクッ
吹雪「なにこれ…真言!?」
燭台切光忠「あぁ…よっぽど酸っぱかったんだね…山伏国広…」
山伏国広「…しかしなんとか4杯目は完食した…あとは頼むぞ…」バタッ
秋月「お坊さぁーん!!」
三日月宗近「さて、ようやく俺の出番か」
【4人目 三日月宗近 残り1杯】
三日月宗近「3人ともよく頑張ってくれた。同田貫には悪いがここで終了とさせて貰おう」キリッ
吹雪「あの三日月宗近って人、なんか物凄いオーラ放ってるよね」
瑞鶴「そうね…貴族というか雅というか、そういう理想を絵に描いたような人物で…」
陽炎「いやゲームのキャラだから私たち含めて実際に絵に描いた人物だし」
吹雪「陽炎!それ以上いけない!」
三日月宗近「はっはっは…この冷やし中華、なかなか旨そうに見えるではないか」
三日月宗近「では遠慮なく頂くとするぞ」
同田貫正国「おぉ!やっちまえ!」
三日月宗近「…」ズルズル
三日月宗近「ん"ん"っゲフォっ!!オエ"ーーッ!!!」ブホーッ
陽炎「wwwwwww」
吹雪「盛大に吐きやがったww」
三日月宗近「…長良、鳴狐」
鳴狐「んー?」
三日月宗近「…何を入れた?」
長良「黒酢にピクルス、すだちやレモンで味を整えて、トドメに煮詰めた梅干しエキスをどばーっとかけた後にクエン酸成分を大量投入」
三日月宗近「…」
三日月宗近「同田貫正国」
同田貫正国「…なんだ」
三日月宗近「受けとれ」スッ
同田貫正国「いらねぇよ!!」
プリ「www」
秋月「wwwww」
【5人目 同田貫正国 残り1杯】
同田貫正国「くそ…仕方ねぇ!俺がケリつけてやるよ!」
秋月「ラストスパート、頑張ってください!」
同田貫正国「見てろよてめぇら、そして艦娘共!」
同田貫正国「真の刀剣の力を見せつけて…」
同田貫正国「…って冷やし中華に痰が浮いてやがる!!!きったねぇ!!!」
吹雪「wwwwwwwwwwwwwww」
秋月「wwwwwwwww」
燭台切光忠「wwwwwwwww」
三日月宗近「まぁ、俺が吐いたからだなww」
同田貫正国「ちょ…見るだけで吐き気がする…オエッ!」
同田貫正国「なんで喉に痰絡ませてんだよ!本当にじじいかよお前!」
三日月宗近「じじいだからだよ」
大倶利伽羅「…あといちいち細かく説明するのやめてくれないか。想像すると気持ち悪いんだが」
燭台切光忠「そうだぞ、女の子達が見ているんだぞ!?」
吹雪「そうだそうだー!汚いぞ同田貫正国ー!」
陽炎「もっと口を慎めー!」
同田貫正国「なんで俺なんだよ!吐いた三日月宗近に言えよ!」
秋月「それより、残り時間があと少しです!」
プリ「早く食べないと失格になっちゃうよー!」
同田貫正国「ぐあぁ!覚悟決めろってことかよ!クソッタレ!!」
同田貫正国「俺は武器俺は武器…強けりゃいい、痰を食べても大丈夫…」ブツブツ
長良「あと5秒ー!」
同田貫正国「キエエエエェェェェアアアアアァァァ!!!!!」ズルズル←渾身の叫び
瑞鶴「ぎゃああ!本当に食べやがった!」
吹雪「これが…男の覚悟なんだね…」
プリ「ヤーパニッヒサムライ…過酷…」
同田貫正国「…」モグモグ
同田貫正国「ウッ!オエッ…ぶぅええええええええ…」ビチャビチャ
吹雪「うわ吐いたwwwwwww」
三日月宗近「汚いなwwwwwwww」
陽炎「wwwwwwww」
山伏国広「wwwwwwwww」
【チーム刀剣乱舞、クリア失敗】
長良「クリア失敗ー!ペナルティの冷却噴射ガス発射ー!」
燭台切光忠「うわぁー!」プシューッ
大倶利伽羅「…うおっ」プシューッ
鳴狐「刀剣乱舞、駄目でしたなぁ。これでは私の顔も立ちませぬぞ!」
同田貫正国「畜生!こいつ司会だからって偉そうにしやがって!」
山伏国広「落ち着け同田貫。負けたのは拙僧たちだぞ」
長良「さーて次はチーム艦隊これくしょんの皆さんです!並ぶ順番決めて、準備してくださいね!」
吹雪「私たちの出番だね!私、一番最初にいっていい?」
陽炎「いや、私が最初でいいわよ」
プリ「私が最初に行きたーい!」
瑞鶴「皆、見事なまでに最後を避けようとしてるわね…」
秋月「誰だって人前で嘔吐はしたくありませんよ…」
【順番決めのじゃんけんをした結果】
プリ「やったね!一番最初になれたよ!」
吹雪「2番目。まぁ悪くないでしょ」
瑞鶴「3番目…ギリギリセーフ…と思う…」
陽炎「…4番目…やばいポジション…」
秋月「…一番最後…いやだぁ…」ズーン
【プリンツ→吹雪→瑞鶴→陽炎→秋月、という順番で決定した】
吹雪「秋月、ついてないねー」
瑞鶴「覚悟を決めておとなしく超酸っぱ冷麺を食べなさい」
秋月「あうう…」
長良「それでは競技を開始します!艦これ勢の皆さんは成功できるよう、全力を尽くしてくださいね!」
プリ「はーいっ!」
鳴狐「それでは…よーい!」
長良「スタァート!!」
【1番目 プリンツ】
プリ「いっただっきまーす!」
陽炎「プリンツさん!出来るだけたくさん食べてね!」
プリ「任せて!…んっ、しゅっぱい!」ズルズル
プリ「…でも梅干しと比べたらそうでもないか」←1杯目完食
瑞鶴「良い調子よプリンツ!」
陽炎「そのまま冷麺全部を食べ尽くしてやりなさい!」
プリ「全部は無理だけど…2杯目いくよー!」ズルズル
プリ「…」モグモグ
プリ「んんん"ん"ん"ん"ん"ん"ん"!?」←悶絶してる
吹雪「wwwwww」
陽炎「早いわよwwwww」
プリ「いや待って!これ酸っぱさの差がありすぎ!さっきのは梅風味の冷麺だったけどこれはもう梅干しそのものの味がするから!」
吹雪「げ、そうなの?」
プリ「うん。食べれないことはないけどきっと3杯目はさらに酸っぱくなると思う」
秋月「梅干し風味、梅干し、と来たら…次は梅干しの数倍くらいの酸っぱさ…でしょうか?」
瑞鶴「よしプリンツ!もう無理はしなくていいわ!」
陽炎「2杯目は諦めよう!もっとペース落として食べなさい!!」
プリ「え…そんなこと言われても私はもう2杯目全部食べちゃったけど」
陽炎「ぐわぁー!しまったー!」
吹雪「次は私なのにー!3杯目かー!!」
秋月「私としては、もう早く全部食べ切っちゃって欲しいんですけど!」
プリ「まぁ…皆頑張って!」
吹雪「くっ、こうなったら覚悟を決める!」
【2番目 吹雪 残り3杯】
吹雪「3杯目か…よし!気合いの水雷魂で食べてやるっ!」
吹雪「悖らず!恥じず!憾まず!退かず!媚びず!省みず!!艦これ主人公として刀剣乱舞の皆さんに実力を見せつけないとね!」
陽炎「色々と混ざってる水雷魂ね」
吹雪「大丈夫!たとえあのミャン坊が吐き出したような冷麺でも私は綺麗に食べちゃうんだから!」
吹雪「特型駆逐艦吹雪…いただきます!」バッ
秋月「お願いします!頑張って!」←自分の番までに食べ終わって欲しい
大倶利伽羅「…ミャン坊ってなんだ」
燭台切光忠「見た目がミャンマー人っぽいからね君は」
吹雪「うおおおおー!」ズルズル
瑞鶴「吹雪が勢いよくいったー!」
陽炎「行けー!吹雪ー!!」
プリ「がんばれ、がんばれ!」
吹雪「んごぉっ!!?」ブーッ
陽炎「そして吐いたーwwww!」
瑞鶴「きったない!!」
プリ「wwwww」
秋月「wwwwwww」
瑞鶴「吹雪!?次の控え私だよ!汚いから最後まで食べてよ!」
吹雪「ごめ…ほんと…無理…」バタッ
瑞鶴「こらぁー!?諦めないでー!!」
秋月「吹雪さーんっ!?」
陽炎「結局、1杯も食べれずに皆の前で冷麺を吐き出すという恥態を晒しただけで終わったわねこの主人公は…」
プリ「ひどいね…」
【3人目 瑞鶴 残り3杯】
瑞鶴「結局私の番かよ…」
陽炎「行け瑞鶴さん!少しでも私たちの負担を減らして!」
秋月「瑞鶴さんお願い!食べてっ!!」←必死
瑞鶴「うぇぇ…これ食べないといけないの…」
瑞鶴「本音を言えばこのまま食べずに陽炎や秋月に押し付けたいんだけど駄目?」
陽炎「どつき回すわよ」
瑞鶴「くっ…食べたくない…」
瑞鶴(食べたくないけど…でもなぁ…)
燭台切光忠「頑張れー、応援するよー!」
山伏国広「カカカ!成功を祈っている!」
三日月宗近「ははは、よきかなよきかな」
瑞鶴(…外部から来たイケメンたちが応援してるんだよなぁ…)
瑞鶴(5人の中で最年長の癖に一番ビビりと思われたら嫌だし…)
瑞鶴(それに艦これのメンツも懸かってるし…何よりここで逃げたら私はチキンよ!)
吹雪(七面鳥なだけに?)
瑞鶴(直接脳内に語りかけてないでアンタは大人しく倒れてなさい)
瑞鶴「行くわよ!いただきます!」ズルズル
陽炎「おおっ、ついに食べた!」
プリ「頑張って瑞鶴ー!」
瑞鶴「んっ!ふっ!ぐうっ!」モグモグ
瑞鶴(うわうわうわうわ酸っぱい酸っぱい!飲み込めない!吐きたい!)
瑞鶴(でも吐いたら吹雪みたいにプライドが粉々に…!私は大人なんだし吐く訳には…!)
秋月「瑞鶴さん!あと少し!」
吹雪「瑞鶴さん!」←復活した
瑞鶴(あ…やば…駄目だ…)
瑞鶴(吐いちゃう吐いちゃう吐いちゃう!いや駄目!口を開けちゃ駄目!)
瑞鶴(口さえ開けなかったら…それで…!)
三日月宗近「あともう一歩だな、あの女」
同田貫正国「そのまま飲み込んでしまえー!!」
瑞鶴「…」モグモグ
瑞鶴「んぐんーっ!!!」ブーッ←吐きはしなかったが涙と鼻水を吹き出した
プリ「wwwwwww」
秋月「wwwwwwwww」
陽炎「どうしたのwwwww」
三日月宗近「アレは耐えたなwwww」
吹雪「けど気持ち悪いわwwww」
瑞鶴「見たか…皆…これが空母魂よ…」バタッ
陽炎「ハイハイ見た見た。頑張ったわね」
【4人目 陽炎 残り2杯】
陽炎「はー、私も突撃するしか無いようね…」
秋月「…」←もう諦めて5杯目を食べる覚悟してる
陽炎「曙、皐月、霰、長月、潮…アンタたちはきっとこの番組を年末に見ているでしょうね」
陽炎「見てなさい…アンタたちに駆逐艦の真の実力を放送してやるわ!」
吹雪「なんで陽炎抜錨しますの仲間たちの名前呼んだの」
陽炎「だって、こんな食べ物、深海棲艦よりよっぽど恐ろしいし……私に力を貸して的な事をしないと…」
プリ「某昭和アニメの俺の体を皆に貸すぞーみたいな?」
秋月「そういうのいいから早く一杯だけでも多く食べてください!!」←必死
陽炎「行くわよ!」パクッ←一口食べた
陽炎「」バタッ
秋月「陽炎さぁぁぁぁぁん!?」
陽炎「…アカンわ、これは…」チーン
吹雪「駄目だったみたいだね…」
山伏国広「拙僧から平常心を奪った冷麺だからな…当然であろう」
プリ「どれだけ酸っぱいのか逆に気になって来た…」
瑞鶴「つーか何の見せ場も無かったわねこのお姉ちゃんは…」
秋月「ああ…あと2杯も残ってるよぉ…」
【5人目 秋月 残り2杯】
吹雪「こうなったら秋月だけが頼り!さぁ食べろ!」
瑞鶴「頑張れ!応援はするからさ!」
秋月「そんな他人事みたいに!?私、こんなのを2杯も食べなくちゃいけないんですよ!」
プリ「そこをなんとか頑張って!」
吹雪「秋月、チャレンジ精神!」
秋月「…」←泣きたい
秋月「わかりましたよ…食べますよ…」ズーン
秋月「うう…やだぁ」ズルズル
瑞鶴「秋月…本当に食べたのね…」
秋月「…」ズルズル
秋月「…」ズルズル
秋月「…?」ズルズル
吹雪「え…?何で…?」
三日月宗近「普通に食べてるな…??」
瑞鶴「秋月…アンタどうして…?」
秋月「…」←4杯目完食
秋月「私…」
秋月「極貧時代、食べていたのはこんな程度じゃありませんでしたから…」
陽炎「あっ」
プリ「あ…」
秋月「…なんだか思い出してきました」
瑞鶴「ちょ、ちょっと秋月」
秋月「雑草や段ボールを食べて飢えをしのいでた、あの頃を…ううっ…」ポロポロ
陽炎「だー!泣くな!秋月ー!」
プリ「今は今!競技に集中してー!」
秋月「お金も無くて、生きていくだけで精一杯だったけど、それでも希望を持って家族で力を合わせて生きて…」ポロポロ
秋月「何とか艦娘になってお金たくさん手に入れて、おかーさんに仕送りしたらすっごく喜んでて…!だから…私は…!」ポロポロ
瑞鶴「駄目だ完全にトラウマスイッチ入っちゃってる!秋月!秋月!?」
吹雪「お腹いっぱい食べたいならそこにある冷麺食べていいから!秋月しっかり!」
秋月「おかーさん…うああ…おかーさんっ…!!」ポロポロ
長良「残念時間切れー!」
鳴狐「冷却噴射ガス発射ー!」
吹雪「どわぁーー!」プシュー
瑞鶴「あと少しだったのにー!」プシュー
【チーム艦隊これくしょん クリア失敗】
鳴狐「結局艦これ勢も失敗してしまいましたなぁ」
秋月「あ、あれ…?私…?」←ガスにびっくりして正気に戻った
プリ「秋月…よしよし」ナデナデ
陽炎「秋月、今度一緒にご飯食べに行こうね」ナデナデ
長良「それにしてもみんな駄目だなぁ。せっかく刀剣勢に艦これの良いところ見せるチャンスだったのにー」
吹雪「くっ…こいつ…」
瑞鶴「アンタもこの冷麺を食べてみればいいのよ…!」
鳴狐「とにもかくにも1つ目の競技は終了でございます」
長良「それじゃあ2つ目の競技をやろうか!」
鳴狐「かしこまりましたー!」
鳴狐「ではでは次の競技に移りましょう!」
長良「次の競技は…」
長良「タイマン勝負!もんまりゲーム!!」
【競技その2 もんまりゲーム】
鳴狐「ルールの説明を致します」
長良「この競技に参加できるのは、各チームそれぞれ1人だけとなります」
鳴狐「そしてその選らばれた2人は山手線ゲーム(古今東西ゲーム)で対決して頂きます!」
長良「山手線ゲームに負けると、負けた方のもんまりが移動し接近するから、負けないように気を付けてね!」
長良「合計2回の敗北でもんまりお仕置き執行となります!ご注意下さいませ!」
大倶利伽羅「質問だ。もんまりとは何だ」
長良「もんまりとはこの番組の本家で生まれた単語で詳しい意味はよくわかりません。まぁ人が乗ったゴンドラと解釈すれば良いでしょう」
燭台切光忠「人?」
陽炎「なんか嫌な予感が…」
長良「それではもんまりお仕置きの執行人を紹介しましょう!」
鳴狐「それではお2人がた、出てきてください!」
速吸「ど、どうもこんにちは」
次郎太刀「いーやっはぁー!こんにちわぁー!」
【もんまり 速吸&次郎太刀】
吹雪「は、速吸さん…」
瑞鶴「もんまりらしく補給艦が現れたわね…」
大倶利伽羅「次郎太刀…?お前も来ていたのか」
長良「艦これのもんまりには速吸が、刀剣のもんまりには次郎太刀が乗ります!」
長良「また、もんまりお仕置きの内容は補給(意味深)です!あらかじめご了承下さい!」
同田貫正国「なんだそりゃ…詳しく教えろよ!」
陽炎(接近…補給…?キスかな)
瑞鶴(キスね、間違いなく)
長良「では誰がゲームに参加するか決めてくーださい!」
瑞鶴「誰が行く?」
プリ「私は嫌だよ…」
秋月「またじゃんけんで決めますか?」
吹雪「よーし、じゃーんけーん…」
【じゃんけんの結果】
長良「ゲームの参加者が決まったみたいですね」
鳴狐「気になるもんまりの犠牲者は…」
吹雪「…」←椅子に固定されてる
同田貫正国「…」←椅子に固定されてる
【互いの代表に吹雪と同田貫正国が選ばれた】
吹雪「なぜ負けた!私ぃーーー!!」
同田貫正国「畜生ォォオー!嫌な予感しかしねぇーーー!!」
鳴狐「お2人とも準備はよろしいでしょうか?」
同田貫正国「こうなったらやるしかねぇようだな…」
吹雪「勝てばいい…このゲームに勝てばいいんだ…!」
長良「それでは互いの貞操を懸けたもんまりゲーム、スタートです!」
プリ「吹雪ー、頑張れー」
三日月宗近「応援しているぞ、同田貫」
鳴狐「最初のお題は『DMMゲームスのゲーム』!さぁリズムに乗っていきましょう!」パンパン
鳴狐「先攻は同田貫様から!さぁどうぞ!」パンパン
同田貫「お、俺!?ええと…」
同田貫正国「…刀剣乱舞」
吹雪「艦隊これくしょん」
同田貫正国「かんぱにがーるず」
吹雪「千年戦争アイギス」
同田貫正国「俺タワー」
吹雪「影牢」
陽炎「え?」
瑞鶴「あんたじゃないから」
同田貫正国「ラストサマナー」
吹雪「ロードオブワルキューレ」
長良「お互い、激しいラリーが続いております」
鳴狐「先にミスしてしまうのはどちらでしょうか!」
同田貫正国「ドラゴンタクティクス」
吹雪「クイズオブワルキューレ」
同田貫正国「ストライクガール」
吹雪「ラグナロクオンライン」
長良「あーっと!ドボン!」
鳴狐「ラグナロクオンラインはDMMのゲームではありません!」
吹雪「あっ…そうだった!」
同田貫正国「よっしゃあああああ!!!」←ガチ喜び
【吹雪、敗北】
【1戦目は刀剣乱舞の勝利】
瑞鶴「あーあ、吹雪なにやってんの」
プリ「焦っちゃ駄目ー」
吹雪「他人事だと思ってのんびり傍観しないで…!」
長良「それでは速吸さんのもんまり、移動でございまーす!」
速吸「吹雪ちゃん!いきまーす!」ウィィィン
吹雪「ちょ、うわああああ!?」
ウイーーーン、ガタッ
【もんまり、吹雪の眼前10cmで停止】
速吸「どうも…」
吹雪「ち、近いよ顔が…」
速吸「いやぁ、なんかこう近いと胸がドキドキしちゃいますね」
吹雪「やめてー!」
瑞鶴「大変!このままじゃ吹雪がバキュームさんに吸われるわ!」
陽炎「バキュームさんてw」
長良「さー次のお題は『日本の旧国名』!刀剣も艦これも縁の深いお題でございます!」
鳴狐「両者全力で戦ってください!」
長良「ではよーい…スタート!」
吹雪「長門」
同田貫正国「備前」
吹雪「大和」
同田貫「美濃」
吹雪「山城」
同田貫正国「駿河」
吹雪「陸奥」
同田貫正国「江戸」
長良「残念!違います!」
鳴狐「江戸は旧国名じゃありません」
同田貫「な、何だと!?そうだったのか!」
吹雪「ざまぁーーー!!」←ガチ喜び
【同田貫正国、敗北】
【2戦目は艦隊これくしょんの勝利】
吹雪「助かった…」
三日月宗近「同田貫、お前は馬鹿だな」
山伏国広「うむ!馬鹿である!」
同田貫正国「うるせえよ!」
鳴狐「それでは敗者への制裁、もんまり移動!!次郎太刀様、お願いします!」
次郎太刀「うふふふふ~たぬきちゃんいくわよ~・・」ウィィィン
同田貫正国「ひぃぃー!!」
ウイーーーン、ガタッ
次郎太刀「あとちょっとで…接吻ね・・」←眼前10cm
同田貫正国「来るなぁヤメロォ!気持ち悪い!」
長良「これで2人とも追い込まれてしまいました!貞操を守りきるのは一体どっちになるのでしょうか!」
鳴狐「これから運命の戦いが始まりますぞ!」
吹雪「負けたくない負けたくない負けたくない」ガクガク
同田貫正国「負けたくない負けたくない負けたくない」ブルブル
鳴狐「運命の3回戦のお題は『歴代携帯ゲームハードの名前』でございます!」
長良「最後の戦い、頑張ってね!」
鳴狐「それではよーい…スタート!」
同田貫正国「PS4」
吹雪「WiiU」
同田貫正国「PSvita」
吹雪「Xbox」
同田貫正国「セガ・サターン」
吹雪「ワンダースワン」
同田貫正国「PSP」
吹雪「ニンテンドー3DS」
同田貫正国「ファミリーコンピュータ」
吹雪「バーチャルボーイ」
同田貫正国「ゲームキューブ」
吹雪「FCディスクシステム」
プリ「…激しい戦いだね」
燭台切光忠「そりゃ2人とも必死だからね」
三日月宗近「それにしても色んなゲームが出てくるな」
瑞鶴「ああ、時代の流れを感じるわ…」
同田貫正国「ゲームボーイ」
吹雪「ゲームボーイカラー」
同田貫正国「ゲームギア」
吹雪「ゲームボーイアドバンス」
同田貫正国「ゲームウォッチ」
長良「ドボーン!」
同田貫正国「フアッ!?」
【同田貫正国、敗北】
吹雪「ええ!?なんで!?」
同田貫正国「なんでだよ!どこも間違ってなかっただろ!」
鳴狐「いいえ。ゲームウォッチではなく…正式に言えばゲーム『&』ウォッチでございます」
同田貫正国「今回は厳しく判定を下しました☆」
同田貫正国「悪魔かてめぇら!」
吹雪「…何もともあれ、助かった…!」
【同田貫正国、敗北】
【とうとう2回敗北してしまった刀剣乱舞】
大倶利伽羅「…マヌケだな」
三日月宗近「はっはっは、情けない男だ」
同田貫正国「いやだ…いやだ…」
次郎太刀「楽しみねぇ~」←唇を突きだしてる
瑞鶴「ちぇー、吹雪はキス回避したか…」
陽炎「こっちとしては吹雪の敗北を期待してたんだけどなー」
吹雪「それどーゆー意味!?」
鳴狐「勝負はついたようですな!もんまりの犠牲になったのは同田貫正国様!」
長良「それでは敗北には次郎太刀もんまりを…」
長良「突撃させましょー!」カチッ
同田貫正国「うわぁぁぁーーーーー!!!」
ウイーーーン
次郎太刀「…?」
速吸「!?」←もんまり移動
吹雪「ふおっ!?なんで!?!?」
【速吸、吹雪に突撃】
吹雪「ええええ待って待って待ってストップストップステイ!ちょっとなんで!?これ!」
速吸「ふ、吹雪さーん…・・」ムチュー
吹雪「うわああああ!!来るなぁーーー!!!」
同田貫正国「どういうことだ…助かったのか俺は…」
長良「あちゃー、どうやら押すスイッチをうっかり間違えたようですね」
鳴狐「すみません、こちらのミスでございます」
長良「改めまして、次郎太刀もんまり突撃でーす!」
同田貫正国「やっぱりかよ、ちーくーしょーーー!!!」
次郎太刀「た、ぬ、き、ちゃあ~ん・・・」ブッチュウウウウウ
同田貫正国「アッーーーーー!!!!」
速吸「ふっ…吹雪ちゃん…・・・」ブッチュウウウウウ
吹雪「やめ…吸わないでっ…はやすぎはやすい…」
瑞鶴「wwwwwwww」
秋月「wwwwwww」
三日月宗近「これはよきかなとは言い難い光景だwwww」
プリ「…ていうか私たち、何を見ているのかな」
燭台切光忠「男同士と女同士でキスしてる…これはなかなかカオスな状況だね…」
長良「もー、艦隊これくしょんも刀剣乱舞もてんで駄目。やる気あるの?」
鳴狐「全く、大変恥ずべき事態でありますなぁ」
プリ「そんなこと言われても…」
同田貫正国「」←白目剥いてる
吹雪「いやさっきの対決は私たち勝ったでしょ!?」
長良「仕方ありません。次の競技から少々方向性を変えてみましょう」
鳴狐「次の競技か…」
長良「なんと!刀剣と艦これで2人1組で挑戦してもらいます!」
秋月「ええっ!?」
鳴狐「競技の説明でございます!」
長良「あ、そうだきつねちゃん」
鳴狐「どうされました?」
長良「せっかく狐なんだし、ちょっとコンって言いながら説明してよ」
鳴狐「はぁ?」
長良「お願い、1回だけでいいから」
鳴狐「わかりました…では」
鳴狐「コン!それじゃあ、ペアでやる競技の紹介をするの!」
吹雪「wwwwwwwww」
燭台切光忠「wwwwwwww」
鳴狐「コン!これからやってもらう競技は…密着足場ゲーム!」
【競技その3 密着足場ゲーム】
鳴狐「コン!この競技では2人で1つの台に乗ってもらうの!」
鳴狐「その台はだんだん小さくなるの!最後まで乗っていたペアが優勝なの!」
鳴狐「どちらか1人が台から落っこちたりしたら失格というとてもシンプルなルールなの!」
鳴狐「コン!ただし、負担を減らすために片方の人を抱きかかえるなどの行為は反則だから気を付けてね!」
鳴狐「…こんなものでよろしいでしょうか?」
長良「うんww満足wwww」
鳴狐「?」
秋月「wwwwww」
陽炎「wwwwwww」
瑞鶴「ペア決めはどうするの?」
長良「もちろんくじです!中学生の席替えのような甘酸っぱい気持ちでひきましょー!」
長良「さぁ、この箱のなかからくじを1枚引いてー」
吹雪「よーし、誰と一緒になるかわくわくするね」ゴソゴソ
三日月宗近「俺は誰とでもいいんだがな」ゴソゴソ
~~~
長良「皆さん引きましたか?紙に書いてある同じ色の人がペアでございます!」
吹雪「…赤色だ」
三日月宗近「おお、俺も赤色だ。よろしく頼む」
吹雪「うお!雅な人だ!嬉しい!」
瑞鶴「黄色よ。私のペアは誰?」
燭台切光忠「僕も黄色だよ。よろしくね」
陽炎「青の人は…貴方ね」
山伏国広「カカ!この勝負、勝とうぞ!」
秋月「白を引いた人は…?誰ですか…?」
大倶利伽羅「…あ?馴れ合うつもりはないぞ」
秋月「ひっ!」
プリ「えーっと、黒色引いた人は…」
同田貫正国「黒は俺だ。よろしくな」
プリ「あっ!嘔吐の人だ!よろしくね!」
同田貫正国「頼むそれもうやめて!お願い!」
長良「皆さん無事にペアを作れたようですね。では台の上に乗ってください!」
吹雪「よいしょっと」
陽炎「広さは1メートル×1メートルくらいかしら…相方の身体がでかすぎるのがちょっと気になるわね」
山伏国広「カカカ、すまんな」
長良「そうそう、言い忘れていましたが今回は落ちてしまったペアには罰ゲームを用意してあります!」
鳴狐「落ちてしまうと何処からともなくお尻めがけて吹き矢が飛んで来るので落ちないように各自気をつけてくださいませ!」
瑞鶴「げ、マジかよ…」
プリ「お尻を叩くのと比べて矢は刺さるから痛そうだね…」
長良「それではお待たせいたしました!これよりドキドキの密着足場ゲーム!」
鳴狐「スタァートでございます!!」
吹雪「よーし、やるからには勝つよ!」
陽炎「私も吹き矢は勘弁だし」
瑞鶴「ゲームだし楽しんでいきましょう」
燭台切光忠「あ、そうだ君。この際一緒のペアになったんだしひとつ質問してもいいかな?」
瑞鶴「私?どしたの?」
燭台切光忠「さっきから言いたかったんだけどさ」
瑞鶴「?」
燭台切光忠「その着てる服は一体なんなんだい?鳥かい?なんでそんなカッコ悪さの極限にあるような服を着てるの?」
瑞鶴「!?」
秋月「あっ」
燭台切光忠「女の子にこんなこと言うのは失礼かもしれないけどセンスを感じない。格好は例えどんな場面でも良くあるべきだよ」
燭台切光忠「好きでそんな服を着てるのなら君は相当な…」
瑞鶴「うるせぇアホ!!」バキィ
燭台切光忠「ぬふぁっ!!」ドサーッ←台から落ちた
吹雪「wwwwwww」
プリ「wwwww」
秋月「wwwwwwwww」
陽炎「馬鹿ねwwww」
三日月宗近「馬鹿だなwwwww」
【瑞鶴&燭台切光忠 失格】
長良「吹き矢、GO!」
燭台切光忠「アッー!」プスッ
瑞鶴「んぎっ!?」プスッ
鳴狐「吹き矢はこんな感じで刺さりますので、皆さん参考にしてくださいね」
陽炎「お、おう。わかったわ」
吹雪「これは喰らいたくないね…」
燭台切光忠「…うっ…なんたる、無様な…」シクシク
瑞鶴「ごめん…つい手が出ちゃった…」
燭台切光忠「すまない…こちらこそ言いたい放題言っちゃって…」
瑞鶴「いいのよ、確かにちょっと失礼だったけど…」
瑞鶴「いやちょっとどころじゃないわよ!本気でイラッと来たのよ!私だってこれ気にしてんのよぉ!!」バキバキィ
燭台切光忠「ぎゃー!」
長良「さーて彼女たちは放っておいてゲームを進めましょう!」
鳴狐「これより足場が半分になります!落ちないようにお気をつけて!」カチッ
プリ「わっ!」
ウィーン
【足場、2/3サイズに】
秋月「わぁ、かなり狭くなっちゃいました!」
吹雪「まだそこまでじゃないけど、油断したら落ちそう…!」
三日月宗近「少し、足腰が辛いな…」プルプル
同田貫正国「まぁ俺たち男どもは体がでかいからな…」
山伏国広「カーッカッカ!これは良い修業であるぞ!」
陽炎「修業してる場合じゃないでしょ!もっと寄って!私が落ちるから!」
長良「まー2/3にしたくらいじゃーまだ耐えるよねー」
鳴狐「1組ほど2/3になる前でも落ちたカッコ悪い組もいましたけどね」
燭台切光忠「…」ズーン
瑞鶴「ほんとごめん…」
長良「それではどんどん進めましょう!さらに足場は減ります!」カチッ
ウィーン
【足場、最初と比べて4/9サイズに】
秋月「とても狭い…!」ギュウギュウ
大倶利伽羅「くっ…馴れ合うつもりは無いのに…!」ギュウギュウ
プリ「嘔吐さん、もっと寄って!」ギュウギュウ
同田貫正国(なっ!何か柔らかい感触を感じる!)ドキーッ
陽炎「だー!あー!お前もっと寄れー!!狭すぎっつってんのよこのー!」グイグイ
山伏国広「修業をしろ、女よ。平常心を保ちバランスを鍛えるのだ」
陽炎「そんな無茶苦茶な…!」
長良「ぽつぽつと苦しむペアも多くなったみたいですねー」
鳴狐「誰が先に落っこちてしまうのか楽しみですなぁ!」
吹雪「落ちるっ…」ギュウギュウ
三日月宗近「…」ギュウギュウ
吹雪「…」
吹雪(…それにしても…)
三日月宗近「…」←雅なオーラ
吹雪(近いよ…雅が…!雅な顔が近いよっ!)ドキドキ
三日月宗近「…!」
三日月宗近「吹雪」ギュッ
吹雪「きゃ!」(イケメン貴族さんに抱き締められた!)ドキーッ
三日月宗近「吹雪よ」
吹雪「そんな…強く抱かれると…」ドキドキ
三日月宗近「吹雪よ。このまま聞け」
吹雪「はっ!はいっ!?なんでしょう!?」
三日月宗近「頼む。助けてくれ」
吹雪「は?」
三日月宗近「助けろと言っている。これ以上は落ちそうなんだ」ガクガク←とても辛そうな表情
吹雪「」
三日月宗近「すまんな。足腰が限界まで来ている」
三日月宗近「近う寄れ。そして俺を支えろ」←汗だくで必死
吹雪「色々と台無しだよ!!」ガビーン
三日月宗近「ちょっと待て。変に動くとバランスが…」
吹雪「あっ」フラッ
三日月宗近「あなやっ」フラッ
ドサーッ!
プリ「あーあ…」
瑞鶴「アホでしょあいつら…」
【吹雪&三日月宗近 失格】
長良「吹き矢かもぉん!」
吹雪「このクソジジイー!」プスッ
三日月宗近「無念」プスッ
長良「残りの3組はよく耐えてるようですなぁ」
長良「ではもっと足場を小さくしましょー!」カチッ
ウィーン
プリ「うわわわ、これ以上は…」
【足場、最初と比べて1/4サイズに】
長良「流石にこれは狭いか各ペアのバランスが崩れつつあります!」
秋月「お、落ちちゃう…!」プルプル
大倶利伽羅「くっ…畜生…!」プルプル
陽炎「アンタ…お願いだから寄れっ!」プルプル
山伏国広「己の限界に挑戦するのだ。修業であるぞ」
陽炎「腹立つ!」プルプル
鳴狐「やっぱり刀剣勢の身体の大きさがネックとなっているようですなぁ」
長良「ここからは根性の戦い!最後まで耐えるのはどのペアなのかっ!」
同田貫正国「ぬっ…ぬああああ…」プルプル
プリ「嘔吐さん…!もっと寄って…!」グイグイムニムニ
同田貫正国「ちょ…おい…待て…」ドキーッ
同田貫正国(俺は武器俺は武器俺は武器俺は武器集中集中集中集中…)
プリ「聞いてるの?はやくー!」グイグイムニムニムニ
同田貫正国「あっ…もう…」
同田貫正国「俺はもう駄目だー!色々と!」バッ←飛び降りた
プリ「あーっ!?なに自分から落ちてんのーっ!?」
【プリンツ&同田貫正国 失格】
長良「吹き矢ファイヤー!」
同田貫正国「…」プスッ
プリ「どうして嘔吐さん!」プスッ
同田貫正国「うっ…悔しいけど俺も男なんだ…武器である以前に…」
プリ「そんな訳のわからないことを…」
同田貫正国「うう…、俺、もうあんな男だらけのとこに帰りたくない…」
三日月宗近「…フッ」ニヤニヤ
鳴狐「おーっと気が付けば残りはたったの2組になっていますな!一体勝負の行方はどうなるのでしょう!」
長良「勝利の栄光はどちらに輝くのか!!両者頑張ってください!」
大倶利伽羅「ぐっ…!ううっ…!」←倒れそう
秋月「んっ…!駄目!!私、倒れちゃう…!」フラッ
大倶利伽羅「!?…くそ…ぬんっ!!」←秋月を庇いつつ持ち直した
燭台切光忠「凄いな倶利ちゃんは」
吹雪「どこにあんな根性があるのやら…」
三日月宗近「俺も若さが欲しい」
瑞鶴「それに比べ、一方こちらのペアは…」
山伏国広「カーッカッカ!気分はどうだ?陽炎という少女よ」
陽炎「さ、最悪よ…!落ちそうだし、貴方の身体でかすぎだし寄ってくれないし…!」ガクガク
山伏国広「なら平常心を保つのである。浮き足立ってはバランスも何も得られぬぞ」
陽炎「そんなこと言われたって…!私は僧じゃなくてただの女の子なのよ!?」ガクガク
山伏国広「修業に性別も年齢も関係ない。とにもかくにもやってみるがよいぞ」
陽炎「何よ上から偉そうに…!」ガクガク
吹雪「恐ろしく息があってないね…」
三日月宗近「勝つ気があるのか?あの男は」
プリ「このままじゃ陽炎が落ちちゃうよ…」
秋月「そ、そっちは大丈夫ですか…?」←落ちそう
大倶利伽羅「貴様に心配される筋合いは…っ!」←落ちそう
陽炎「な、なんで私がこんな目に…」←山伏にしがみついてなんとか耐えてる
山伏国広「カーッカッカッカ!」←余裕
鳴狐「うーむ、このままでは何の進展も無いようですな」
長良「仕方ないね!そうとわかったら早速…」
長良「足場を減らしましょー!」カチッ
ウィーン
陽炎「も、もう駄目だぁ…!!」
【足場、最初と比べて1/6サイズに】
秋月「ひいぃ…!吹き矢は嫌…!」ガクガク
大倶利伽羅「っ…!俺は…まだっ…!!」←そろそろ限界
陽炎「くっ…落ちる…!」ガクガク
山伏国広「カーッカッカッカッ!まだまだ耐えれるな少女よ」
陽炎「アンタね…!」
プリ「なんかよくわからないけど盛り上がる展開だね」
瑞鶴「どっちのペアも応援したくなるわね」
燭台切光忠「頑張れー!どっちも頑張れー!!」
陽炎「うぅ…本当なら私はもう落ちてるよこれ絶対!」
陽炎「むしろなんで今まで落ちなかったのか不思議!なんで!?」
陽炎「…なんでなのかしら…?」
山伏国広「どうした?集中せねば落ちるぞ?」
陽炎「あんたもう黙ってて」
山伏国広「あい」
吹雪「…?」
瑞鶴「どうしたの吹雪」
吹雪「あの山伏国広ってお坊さんいるじゃん?」
瑞鶴「あー、あの陽炎がしがみついてるでっかいの?」
吹雪「あの人よく見て」
吹雪「なんか、凄く計算された作戦立ててない?」
瑞鶴「へ?」
陽炎「えっ?」
陽炎「計算…?どういうことなの吹雪!」
吹雪「山伏さん、陽炎と比べて広く足場を取ってるよね」
陽炎「そうよ!その分私の足場は最低限しか無いのよ!」
吹雪「それが山伏さんの狙いだと思うよ。山伏さんのバランス安定すれば、陽炎の体力が持つ限り絶対に落ちることないもん」
陽炎「はぁ?それどう言う…」
陽炎「…!!」
陽炎「そうか!私、さっきからコイツの服を掴んでたから耐えてたんだ」
陽炎「コイツは安定した足場を持ってるから多少のことじゃ倒れることは無い…つまり私が服を掴んでても落ちる心配は無かったってことだから…」
陽炎「ってことは私、実はずっとコイツに助けられてってこと!?」
吹雪「そうだよ。秋月ペアのみたいに互いがギリギリのスペースを使って服なんて掴んで倒れかかったらすぐ落ちちゃうからね」
瑞鶴「あー、足場が少なくて不安定だと倒れちゃうからね」
陽炎「そんな…」
陽炎「…なんでアンタは言わなかったの!」
山伏国広「修業にならぬ!」クワッ
陽炎「コイツ…こんなデカい柄してちゃんと勝てる方法を考えていたのね」
山伏国広「カカカ!褒めるでない…拙僧はやれることをやっただけな上、耐えていたのはお主だからな」
陽炎「…素直じゃないわ」
秋月「う、うわっ…落ちる…落ちる!」フラッ
大倶利伽羅「…すまない…!」フラッ
ドサーッ!
長良「おーっと!ついに決着!!」
鳴狐「意外や意外!この地獄のバランスゲームを制したのは…」
長良「陽炎&山伏国広ペアでございまーす!!」
【優勝 陽炎&山伏国広】
プリ「おおー!ついに決着!」
瑞鶴「皆よく頑張ったわ!」
三日月宗近「はっはっは、お疲れ様だ」
吹雪「ナイスファイト!ありがとう!」
陽炎「か、勝った…」
陽炎「…ありがと。アンタのこと誤解してたわ」
山伏国広「カカカ!拙僧も良い修業をさせてもらった!礼を言う!」
秋月「あの…大倶利伽羅さんもずっと私を守ってくれて…ありがとうございます!」
大倶利伽羅「…やめろ。礼を言われるのは慣れていない」
プリ「嘔吐さん…じゃなくて、同田貫もありがとう!負けちゃったけど楽しかったよ!」
同田貫正国「え!?あぁ、その…ありがとうな」
鳴狐「おっと、激しい戦いを終え、艦これと刀剣乱舞の間に強い友情が生まれたみたいでございますな!」
長良「DMMゲームス同士の強い絆…うん!艦隊これくしょんと刀剣乱舞の未来はきっとまだまだ明るいよ!」
吹雪「…友情?」
瑞鶴「…」
三日月宗近「…」
燭台切光忠「反省しています」
~~~
長良「さて、艦これと刀剣乱舞の交流試合、いかがでしたか?」
吹雪「まぁなんだかんだで楽しかったよ」
瑞鶴「まぁ笑っていけない時よりかはマシだったわ」
陽炎「刀剣ってどんな人たちか知らなかったけど、会えてよかったとは思うし」
プリ「競技も結構楽しかったし!」
秋月「とってもとっても楽しかったです!」
長良「いやはや、良い印象を持ってもらって嬉しいです!」
鳴狐「刀剣乱舞も艦隊これくしょんもまだまだコンテンツとして成長していきますからな!どちらもどれくらい伸びるか楽しみでございます!」
三日月宗近「DMMのゲームとしては艦これの方が先輩だ。成長をじっくりと見守らせてもらうぞ」
山伏国広「カカカ!拙僧らも負けてられないからな!」
同田貫正国「今日は楽しかったぜ!ありがとうな!」
燭台切光忠「機会があればまた会おう!」
大倶利伽羅「…楽しみに待っている」
長良「それでは名残惜しいですがお別れの時がやって来ました!最後は両者のこれからの健闘を祈ってさよならをしましょう!」
吹雪「刀剣の皆さん、今日はありがとうございました!」
三日月宗近「うむ。こちらも楽しませて貰ったよ。ありがとう」
吹雪「それでは…お別れに…」
吹雪「敬礼!!」
三日月宗近「一礼!!」
【艦これ×刀剣乱舞交流試合、閉幕】
【提督たちは刀たちに別れを告げ、再び鎮守府へと戻っていくのであった…】
提督「お前たち、お疲れ様だった」
吹雪「あら、司令官」
秋月「こんばんは!提督!」
提督「訓練にパトロール、試合と続いてそろそろお前たちも疲れただろう」
瑞鶴「確かに疲れたわねー…」
プリ「あっ、もしかして休憩タイム?」
提督「そうだ。お待ちかねの休憩だ。さらに晩御飯の用意も出来てるから休憩室に戻って食べるがいい」
陽炎「おお!やった!」
吹雪「昼はそんなに食べてなかったから嬉しいよ…!」
これにて刀剣乱舞編、おしまいです
次回からまた鎮守府に戻ります。よろしくお願いします
【18時30分 休憩及び夕食】
陽炎「ただいまー」ガチャ
瑞鶴「よーやく休憩室でゆっくりできるわね」
プリ「晩御飯なにかなー?」
吹雪「とにかくまともなものを食べさせて欲しいなぁ」
秋月「何が出てくるのか楽しみです!」
瑞鶴「…先に言っとくけど、ひどい料理出したら怒るからね」
提督「大丈夫だ瑞鶴。その心配は一切無い」
提督「俺が言うのもなんだが、料理を大の得意とする人間に夕食を任せたからな。大船に乗った積もりでいてくれ」
プリ「おー!ほんとー!?」
秋月「誰が夕食を作ってくれたのでしょうか?」
提督「よーし、それじゃお待ちかねの晩御飯を用意してくれたシェフをお呼びするぞ」
プリ「わくわく」
提督「足柄シェフ!来てくれ!」
瑞鶴「!!」
陽炎「あ、足柄さんですって!?」
ガチャ
足柄「みんなお帰りなさい!早速晩御飯といこうかしら!」
吹雪「来た!足柄さんだ!」
秋月「確かに料理がとても上手な人です!」
瑞鶴「これは楽しみね!」
【夕食係 足柄】
吹雪「そして…足柄さんってことは!」
プリ「晩御飯のメニューはやっぱり…!」
足柄「そうよ!晩御飯は足柄特製カレーライス!召し上がれ!」コトッ
吹雪「やったぁーーー!晩御飯は大当りだぁーーー!」
瑞鶴「足柄のカレーって本当おいしいのよね。ここで食べられるなんて思ってもなかったわ」
秋月「ポスターを見て私も食べたくなってたんです!嬉しいです!」
プリ「く、口の中が涎でいっぱいだよ…!」
足柄「嬉しいこと言うわね貴方たちっ」テレッ
陽炎「でもこんなハイスペックな人なのになんで行き遅れなのかね」
足柄「おい陽炎どつくぞ」
吹雪「w」
デデーン
吹雪、アウトー
吹雪「そういうとこですよ、足柄さん!」スパーン
瑞鶴「足柄はもう少し品があれば完璧超人お姉さんだったのに…」
陽炎「そこがいいって言う人もいるっちゃいるけどやっぱり品がアレなのは致命的…」
足柄「うるさいわよ。さっさとカレー食べなさい」
秋月「はいっ!それではいただきまーす!」
吹雪「私もいっただっきまーす!」ガツガツ
瑞鶴「うん、おいしい!辛さは強めなのに風味が優しくて、最高だわ!」モグモグ
陽炎「昼御飯がアレだったからちょっとだけ心配だったけど…」
秋月「杞憂だったみたいですね、やっぱりおいしいです!」
プリ「休憩はこうでなくっちゃね!」
吹雪「足柄さんおかわり!」バッ
足柄「いいわよ!いっぱい食べなさい!」
提督「どうだ、俺の言った通り夕食は大丈夫だったろう」
秋月「はい!」
提督「実はな、本当は吹雪のだけ具なしにするとか瑞鶴のはルー抜きにするとか色々と考えてたんだけどな」
吹雪「おい」
提督「足柄きっての反対で結局全員においしいカレーを振る舞うことになったんだ」
プリ「ええ!」
瑞鶴「…本当なの?足柄」
足柄「本当よ。悪い?」
吹雪「いやとんでもない!」
提督「足柄曰く、まだまだ番組は続くんだからこの子たちにしっかり食べさせてあげたい。と言っていたからな」
提督「我々も足柄の熱意に押され、晩御飯は普通の晩御飯になったぞ」
プリ「そ、そんな…!足柄さんdanke…!」
吹雪「やだ…私、足柄さんに惚れそう…!」
瑞鶴「ありがとう、足柄…!!」
秋月「私たちのために…ここまでしてくれるなんて…!」
陽炎「足柄さんバンザーイ!!」
足柄「この手のひら返しよ…」
足柄「でも悪い気はしないわ!遠慮しないでじゃんじゃん食べちゃいなさい!」
吹雪「わっかりましたー!」
~~~
吹雪「ご馳走さまー」
瑞鶴「調子に乗って食べ過ぎたかも…」
提督「んじゃ、次の企画までまぁまぁ時間があるからゆっくり体を休めておけ」
吹雪「はーい」
提督「あ、そうそう」
プリ「?」
提督「休憩室の引き出しの中はDVD以外全てリセットしておいたから」
提督「中身を確認したかったら自由に確認しておいてくれ」
陽炎「は?」
提督「それじゃ、また後でな」←退室
足柄「これからも頑張ってね♪」←退室
瑞鶴「ちょっと…」
吹雪「…」
秋月「…」
プリ「…」
プリ「…引き出し、開けちゃう?」
吹雪「待ってプリンツさん!」
吹雪「…どうするよ」
陽炎「どうするって言われても…」
瑞鶴「…やっぱり開けるの怖いわよね…」
秋月「それにDVDもまだ2枚残ってますし…」
吹雪「くっ…苦痛の休憩再びってとこかぁ…」
プリ「ねー、結局開けるの?開けないの?」
陽炎「仕方ないわね…ここは」
陽炎「秋月、DVDを1枚だけ再生してみましょう」
吹雪「ほわっ!?なんで!?」
瑞鶴「どうして!?陽炎!」
陽炎「だってこのままじゃ埒があかないもん。こういう時は思い切って何かしらアクションを起こしてみるのが大切って言うわ!」
吹雪「…そうだね、どうせ暇だし…」
瑞鶴「わかったわ。何かしらの行動の起点になるかもしれないしね」
瑞鶴「秋月、好きなの選んで再生しなさい」
秋月「わかりました」
秋月「じゃあ…これで」ピッ
陽炎「今度のDVDはどんな内容かしらね」
瑞鶴「嫌な予感がするのは確かよ」
パッ
プリ「あっ、映った」
秋月「このDVDは…」
【横須賀鎮守府 相談テレフォン】テテーン
『ここは、横須賀鎮守府相談センター』
『鎮守府職員の疑問や悩みなどを解決してあげることをお仕事として頑張っています』
『例えば…』
職員『もしもし。私、整備科の者ですけど仕事中に骨折をしてしまいまして…この場合、鎮守府から保険金って出ますか?』
相談員『はい。労災保険の対象ですので手当金が支給されます。申し込みは担当の部署から行ってくださいませ』
『このように、親切に教えてあげるのです』
秋月「施設紹介ビデオみたいですね」
吹雪「何の目的で作ったの、これ」
プリ「広報とか…かな?」
陽炎「それなら昼の広報ビデオの存在意義は…」
『では今回は、一人の相談員に密着してみましょう』
『密着するお相手は相談の大ベテラン』
『山雲さんです』
山雲『♪~』
【相談員 山雲】
山雲『…』
プルルルル
山雲『はーい、こちらお悩み相談センターよ~』ガチャ
高波『あ、あの、精神的なお悩み相談って大丈夫ですか…?駄目かもです…か?』
山雲『ううんいいわよ~何でも相談して~』
【相談者 高波】
高波『ありがとうございます…実は私、自分に自信が持てなくて…』
高波『発言するときも言葉をぼかしたりしちゃって、本音が言えないことがあるんです…どうしたら自信を持てますか?』
山雲『う~ん、そうね~』
山雲『…わかんない☆』
高波『』
吹雪「wwwwww」
秋月「wwwwwww」
瑞鶴「ロ◯ラかよお前wwww」
デデーン
吹雪、秋月、瑞鶴、アウトー
高波『…もういいです。ありがとうございました』ガチャン
山雲『うふふ~解決したみたいね~』
吹雪「どこがよ…」スパーン
瑞鶴「話は聞いてやる…聞くだけだがな…的なものだったわね…」スパーン
プルルルル
山雲『またお電話~』ガチャ
敷波『あの…実はあたし、上司の男性のことが気になっちゃって…』
【相談者 敷波】
山雲『恋のお悩みかしら~?』
敷波『そうなんだ…恥ずかしくて、誰にも言えなくて…』
山雲『あら、誰にも言えないのなら私が聞いちゃまずいわ~』ガチャン
陽炎「wwwwwwwwww」
プリ「wwwwwwww」
瑞鶴「wwwwwwwwwww」
秋月「wwwwwwwww」
吹雪「鬼かwwwwwww」
デデーン
全員、アウトー
陽炎「今のはひどい」スパーン
秋月「弄んだだけで終わってます…」スパーン
吹雪「敷波、きっと電話越しに泣いてるよ…」スパーン
プルルルル
山雲『今日はよく電話が来るわね~』ガチャ
江風『すみませーん、チャーシューメン1つお願いします』
山雲『…?』
江風『…あっ、しまった。間違い電話だったか…?』
【間違い電話 江風】
山雲『チャーシューメン~?』
江風『わりぃわりぃ、忘れてくンな。それじゃ』ガチャン
山雲『…』←発信履歴でかけ直してる
山雲『チャーシューメンはここでは取り扱ってませんよ~?』
陽炎「なんでかけなおしたのよw」
デデーン
陽炎、アウトー
陽炎「ストーカーじゃないんだから…」スパーン
プリ「ちょっと怖いね…」
吹雪「俗に言うヤンデレってやつ?」
プルルルル
山雲『どんどんかかってくるわ~』ガチャ
初霜『あっ相談センターですか?今から会議室を使いたいんですけどいいですか?』
【相談者 初霜】
山雲『いいけど、何に使うの~?』
初霜『戦術会議です。隊の皆と一緒に』
山雲『本当かしら~?』
初霜『本当です』
山雲『本当は、隠れてこっそりアンなことやコンなことをしちゃうんじゃないの~?』
初霜『しませんって』
山雲『今晩お赤飯?』
初霜『さっさと部屋を貸せ!!』←キレた
吹雪「wwwwwww」
プリ「wwwwwwwww」
陽炎「しつこいwwwwww」
秋月「wwwwww」
秋月「酷いセクハラでしたね」スパーン
プリ「初霜のあんな声初めて聞いたよ…」スパーン
陽炎「私だってあんなこと言われたらキレるわ」スパーン
吹雪「だいたいお赤飯って、ダイレクトすぎるでしょ…」スパーン
プルルルル
山雲『たくさんお電話~』ガチャ
浜風『こんにちは。少し友人のことで相談が…』
【相談者 浜風】
山雲『友人?どんなこと~?』
浜風『友人とは言っても最近知り合った人なんですが…その人の名前の漢字が難しくて読めなくて』
浜風『かといって直接聞くのも失礼ですし、こちらにお電話しました』
山雲『なるほどね~。どんな漢字なの?』
浜風『さんずいに『連』を書いて、そのしんにょうの上に点を打った漢字です』
山雲『その一文字?えーと…確かに読み方が難しい漢字ね~…』
山雲『たしか…この漢字の読み方は…』
山雲『はす』
吹雪「wwwwwwwwwwww」
秋月「蓮wwwwwww」
陽炎「蓮じゃないwwww漣だwwwwwwww」
瑞鶴「惜しいwwwwwww」
プリ「似てるけどwwwwwwww」
デデーン
全員、アウトー
【今日もまた、相談員は悩める子羊たちを解放したのだった…】
プリ「やっとDVD終わった…」
吹雪「このDVDもなかなか酷かったね」
陽炎「山雲にやらせたのが人選ミスだったのよ…」
秋月「結局何の悩みも解決してませんでした…」
瑞鶴「さて、DVD終わったし話戻すけど」
瑞鶴「引き出しどうするの?開ける?やめとく?」
吹雪「もう開けちゃおうよ、せっかくここまで来たんだし…」
陽炎「開けないっていうのも不完全燃焼でおわっちゃうからね…」
瑞鶴「そうね、そんな気がしてきた…」
プリ「じゃあ誰から開ける?」
瑞鶴「最初と同じ順番でいいわよ、秋月から開けちゃいなさい」
秋月「私からですね、それでは…」
秋月「開けます!」ガラッ
プリ「…」ドキドキ
秋月「中身は…」ゴソゴソ
吹雪「!」
秋月「これですね」スッ
【秋月、大きい封筒3つを取り出す】
吹雪「うわ、嫌な予感しかしないタイプのやつがいきなり…」
プリ「しかもかなり大きい…B3くらいかな」
秋月「封筒の中身はなんだか固い紙のようなものが入ってます…なんでしょうか…」
瑞鶴「固い紙?パネル的なものかしら…?」
プリ「私たち一体何を見せられるの…?」
陽炎「とにかく覚悟を決めるわよ。秋月!封筒を開けて!」
秋月「はい!」
秋月「まず1枚目…開けました」パカッ
プリ「中身は?」
秋月「…やっぱりパネル絵のようなものが入ってます」
瑞鶴「予想通り」
吹雪「それちょっと取り出して見せて」
秋月「わかりました。これですね」スッ
吹雪「うっw」
秋月「あ…これはw」
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira093011.jpg
蒼龍『バズーカ姿も厳として、よろしくね』
秋月「wwwwwwwww」
プリ「wwwwwww」
吹雪「懐かしいwwww」
デデーン
吹雪、秋月、プリンツ、アウトー
陽炎「これはレジェンド画像だわ。私も初見は大笑いしたものよ」
吹雪「いやこんなのはいつ見ても面白いよ」スパーン
プリ「最終的にはコスプレとかにもなったもんね」スパーン
瑞鶴「他にもチャーハンといい、野球といい、蒼龍はなんでこんなにコラ画像に恵まれてんのよ」
プリ「艦これ界の伏兵だよねー」
秋月「2枚目も開けまーす」
吹雪「なんか2枚目も予想できる…」
陽炎「たぶんアレよね」
秋月「そうですね、これでしたw」
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira093012.jpg
吹雪「やっぱりねwwww」
陽炎「懐かしいwwwww!」
瑞鶴「艦これの歴史を感じるわwwwww」
秋月「wwwww」
プリ「wwwwwwww」
デデーン
全員、アウトー
吹雪「っく!」スパーン
陽炎「ふっ!」スパーン
秋月「いっ!」スパーン
瑞鶴「あだっ」スパーン
プリ「わぁ!」スパーン
陽炎「このパネルたちは色々と面白いわぁ」
プリ「思い出にふけることができるからね!もう2年間もやってるし!」
瑞鶴「秋月、3枚目!はやく!」
秋月「では3枚目いきまーす」
吹雪「次はどんなのが出てくるかなぁ」
プリ「秋月、はやく出してー」
秋月「はい!只今!」
秋月「3枚目のパネル、これです」スッ
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira093013.jpg
『きもいっぽい』
吹雪「んあああああああっ!?!?」ガビーン
瑞鶴「wwwwwwww」
プリ「wwwwwwwwwww」
秋月「wwwwwwww」
陽炎「方向性変わったかwwwwww」
デデーン
秋月、陽炎、プリンツ、瑞鶴、アウトー
吹雪「なんだこの下品なパネルは!今すぐ捨てちまえ!!削除依頼を出すのだ!!!」
陽炎「落ち着きなさい!吹雪!!キャラおかしくなってる!」
瑞鶴「そうよ!この画像のおかげで吹雪の知名度も上がったんじゃないの!」
秋月「あのシーン、面白かったですし!大丈夫です!」
吹雪「アニメは黒歴史なんだよぉぉぉぉ!!! 黒歴史を知らない愚か者は地に這いつくばって消えてもらいたいッ!! 」
陽炎「だから落ち着いてってば吹雪!」
瑞鶴「ぶ、Blu-rayとかそこそこ売れたみたいだし!いいじゃない!」(震え声)
吹雪「それがどうしたって言うの!私のプライドはどうなっちゃうのよ!!」
吹雪「なんかアニメ2期始まるって言うけど! あいつらになァーッ、2期の成功など、 できるわきゃーねェだろォォォ!!!!」
プリ「吹雪!その発言はそれ以上は駄目!」
陽炎「一応!一応期待くらいはしといてあげましょうよ!!」
吹雪「うわぁーーー!きもいっぽいの再来はいやだぁーーー!」
吹雪「キュッププー、ヒョレヒョレポー!テレッケモレッケクヌヲレヲホホホー!スヒーンスヒーン…ぐふっ」
秋月「ああっとうとう吹雪さんが壊れてしまいました…」
瑞鶴「よっぽど嫌だったのね…私はあのアニメ吹雪好きだけど…」
吹雪「ううううう、ううううう…」ゴロゴロ
陽炎「吹雪、いつまでも悶絶してないで…」
プリ「次は吹雪の引き出しを開ける番だよ」
吹雪「えっ!?そうだったっけ?」
吹雪「…あぁ、そう言えばそうだったね…開けよう…」
吹雪「私の引き出しには…」ガラッ
プリ「引き出しには?」
吹雪「…」
秋月「何が入ってました?」
吹雪「…」スッ
秋月「あっ…」
【吹雪、謎スイッチを取り出す】
吹雪「…またか」
瑞鶴「またね」
陽炎「あの悪夢が再び返ってきたわね」
吹雪「そんなの嫌だよ!?私もう蹴られたくない!」ガビーン
秋月「いえ、まだタイキックとは決まった訳じゃありませんし…」
プリ「もしかしたらタイキックじゃないスイッチかも…」
吹雪「…そうだね。うん、楽観的に考えよう…」
吹雪「…」←スイッチの裏を見た
【スイッチの裏に、『タイキックスイッチ』の文字が】
吹雪「結局かよーーー!!」ガーン
陽炎「なんという悲劇…」
瑞鶴「じゃあ吹雪、もうオチはわかったからそれ封印しなさい」
吹雪「…」
吹雪「いや待って…冷静に考えよう」
秋月「?」
陽炎「何がよ吹雪」
吹雪「私は推理した!このスイッチは私にタイキックは飛ばない!」
陽炎「はぁ?」
プリ「どういうことなの、吹雪」
吹雪「思い出して…!タイキックをされたのは、DVDのときは瑞鶴さん。そして、スイッチのときは私だったんだよ!」
吹雪「ここで注目するべきなのは、1つのトラップにそれぞれ違う人がタイキックの犠牲になってるってことなんだよ!」
秋月「…えっと」
陽炎「…まとめると?」
吹雪「このスイッチを押せばきっと陽炎か秋月かプリンツさんにタイキックが飛ぶ」
プリ「…」
秋月「…」
陽炎「…マジで?」
陽炎「いや、理論じゃそうだけどさ」
プリ「本当に吹雪にタイキックが飛ぶかもしれないよ…?」
秋月「できれば止めていただいた方がよろしいかと…」
吹雪「それでも私はこのスイッチを押すよ!」
陽炎「吹雪!?」
吹雪「わっはー!タイキックの犠牲になれー!」カチッ
プリ「わあぁ!」
秋月「お、押しちゃった!」
吹雪「皆もタイキックの痛みを知るのだー!」
秋月「あ…ああ…」
プリ「どうなるんだろ…」
デデーン
吹雪、タイキックー
吹雪「…んなんでやねぇーん!!!」ガビーン
秋月「wwwwwww」
陽炎「wwwww」
プリ「wwwwwww」
瑞鶴「約束されたオチwwwww」
デデーン
秋月、陽炎、プリンツ、瑞鶴、アウトー
比叡「♪~」←入室
吹雪「教えて…私はこの戦艦に何回蹴られればいいの…」
瑞鶴「完全に吹雪のミスね…」 スパーン
プリ「私、忠告したし…」スパーン
秋月「私も吹雪さんを止めましたし」スパーン
陽炎「吹雪の自業自得ね…」スパーン
比叡「♪~」
吹雪「ちょっと待って!もう嫌!もう蹴られるのは嫌なの!!」
比叡「ヒエーッ!」
吹雪「わひぃぃぃぃぃぃぃん!!」ドゴォ
陽炎「また…」
プリ「哀れな吹雪…」
吹雪「うっ…うっ…」シクシク
比叡「♪~」←退室
秋月「吹雪さん…こんなに蹴られて…」
吹雪「大丈夫…私はもう連続でスイッチを押すなんて愚行はしないから…」ズーン
陽炎「…そっか」
瑞鶴「本当に恐ろしいスイッチね、コレ。私が対象になってなくてよかったわ」ヒョイ←スイッチを持った
秋月「確かにそうですね。私も耐えられる自信が…」
吹雪「そうだよ…私に感謝してよ瑞鶴さん…」
瑞鶴「…あっ」カチッ
吹雪「ちょっとおおおおおお!?!?」
陽炎「…っ」←笑いかけた
吹雪「瑞鶴さん!?そんなに私をいじめて楽しいの!!??」
瑞鶴「違う!事故!わざとじゃないわ!!」
プリ「吹雪…どうしてこんな目に遭ってるのかな」
秋月「不幸続きですね…」
吹雪「あー、最初の憧れの先輩を扶桑さんにしたばっかりにこんな…」
デデーン
瑞鶴、タイキックー
瑞鶴「なんですとーーー!?」
吹雪「フアッ!?」
比叡「♪~」←とても嬉しそうに入室
吹雪「助かった!助かったよ私!!」
瑞鶴「なんで!?なんで私にタイキックが!?」オロオロ
陽炎「…スイッチの仕組み、わかったわ」
プリ「たぶんあのスイッチ、押した人にタイキックが飛ぶ仕組みになってるんだと思う」
秋月「だからあの時は吹雪さんにしかタイキックが飛ばなかったんですね…」
瑞鶴「そんな!」
比叡「ヒエーッ!」
瑞鶴「改二が実装された矢先こんな仕打ちをうけるなんてぇーーーー!!」ドゴォ
吹雪「ありがとう扶桑さん…私の不幸を吸いとってくれて…」
陽炎「吹雪も吹雪で手のひら返ししないの」
瑞鶴「私の改二、かわいいというよりイケメンになった…自分で言うのもなんだけど…」ビクンビクン
秋月「私は凄く良いと思いますよ!」
プリ「次は誰の引き出しを開けるんだったっけ?」
吹雪「えーと、前の順番はたしか…」
陽炎「私ね」
吹雪「んじゃ、陽炎のも開けてみようか」
陽炎「よっと」ガラッ
陽炎「私の引き出しには…」ゴソゴソ
プリ「…」
陽炎「…これだけかな」スッ
プリ「?」
【陽炎、封筒を取り出す】
秋月「さっきの私の封筒と比べて小さい封筒ですね」
陽炎「そうね。入ってるのも何か手紙みたいなものだし」
秋月「手紙…ってことは前みたいにまた◯◯を見ろ、とかそういう内容でしょうか」
瑞鶴「まさかまたフィギュアが出てくるってことは無いわよね」
陽炎「いや流石にそれはもう無い…と思うよ」
陽炎「開封してみるわ」ビリ
陽炎「ほーらね、やっぱり手紙が入ってた…」
陽炎「って、何よコレ!」
吹雪「陽炎?どうしたの?」
陽炎「なにこれ…どういうこと…?」
瑞鶴「?」
【封筒には『我々は陽炎の盗撮に成功した』というメッセージが】
秋月「え!?一体これはどういうことですか!?」
瑞鶴「盗撮!?陽炎、何か心当たりとかある?」
陽炎「知らないわよ!だいたい私、いつの間に盗撮されてたの!」
瑞鶴「盗撮か…まさか陽炎のあられもない姿が提督さんの手元にあるとか…?」
吹雪「それとも、人には見せられないような恐ろしく恥ずかしい写真が」
陽炎「どっちにしろ酷いわよ…!こんなことされてたなんて許せない!」
プリ「あ、この手紙まだメッセージの続きあるみたい」
秋月「真相を知りたくば本棚にある『艦フライデー』を読めとありますね」
陽炎「よし!探すわよ!本棚はどこ!?」
吹雪「入り口近くのあれかなぁ」
陽炎「アレね!行くわ!」ダッ
陽炎「艦フライデーは…」←本棚を漁ってる
陽炎「あったわよ。これね」
プリ「!」
【陽炎、艦フライデーを発見】
吹雪「この中に…陽炎の写真が…」
秋月「一体どんなのを写されたのでしょうか」
プリ「あんまり酷くないものだったらいいけど…」
瑞鶴「もしくはスキャンダルだったらいいわね。恋愛とかそういうの」
陽炎「冗談でもそういうこと言うのやめて」
陽炎「もくじ…私の記事…あった!」
陽炎「このページよ!」
【特集!陽炎の決定的瞬間!!】
吹雪「このページの先に、陽炎の写真が…」
陽炎「昼下がりの夏我々はとうとう陽炎のその瞬間をおさめた、ですって…馬鹿にしてる!」
秋月「記事は丁寧に袋とじになってますね」
プリ「陽炎、はさみ使う?」
陽炎「こんなん手でちぎるのでいいわ。さっさと見てしまうわよ」ビリビリ
陽炎「…開いたわ。ページをめくるわ!」
瑞鶴「その決定的な写真とは一体?」
陽炎
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira093021.jpg
陽炎「…」
吹雪「…」
秋月「…」
瑞鶴「…」
プリ「…」
陽炎「…はっ…はは…」
陽炎「あはは…何よ、こんな人騒がせな…」ホッ
吹雪「あ、陽炎笑った」
瑞鶴「陽炎が笑ったわよ!憲兵さん!」
陽炎「ちょっと」
デデーン
陽炎、アウトー
陽炎「んぎぃ!」スパーン
秋月「現象の方の陽炎でしたね…」
瑞鶴「こんなの盗撮って言わないわよ」
プリ「ざんねん…」
陽炎「一体全体何が残念だって言うの…」ヒリヒリ
瑞鶴「超残念よ、ほんと…」
吹雪「ちょっと期待して損した」
陽炎「でも本当に良かったわ…私はてっきりあの時の不知火との写真を見せられるのかと…」
吹雪「え?何?それかなり気になる!」
瑞鶴「あんた不知火と何やったの!?」
プリ「詳しく聞かせて!」
陽炎「あっ、いや、その…」
吹雪「まさか、いわゆる禁断の関係ってやつに…!?」
陽炎「アンタは何を言ってんの!何でもないってば!」
プリ「まぁまぁそんなこと言わずに!」
秋月「トークしましょう!女子トーク!」
陽炎「だ、だから本当に…!」
ガチャ
吹雪「!?」
提督「お前たち、休憩はおしまいだ」
秋月「あ…司令官」
瑞鶴「ちぇー、空気読みなさいよ」
陽炎「助かった…ありがと司令官…」
提督「もうすぐ次の仕事が始まるからな。お前たちも出れるように、準備しておけ」
秋月「次の仕事は何ですか?」
提督「次の仕事は、艦娘改二祝いだ」
提督「とある艦娘が改二になったからな。それを記念して会見を行うぞ」
提督「提督であるお前たちも、この会見に参加してもらう」
瑞鶴「あっ!もしかして改二艦娘って…」
提督「お前じゃないからな。うちで最近改造した違う艦娘だ」
瑞鶴「くっ」
提督「という訳でこれがもう少ししたら始まるから」
提督「お前たち、大会議室へと集合するんだ」
吹雪「はーい」
秋月「了解しました!」
【19時30分 記念会見】
【提督たちは改二艦娘をお祝いするために大会議室へと集合した】
提督「間もなく始まるぞ。前の開いてる席に座れ」
秋月「綺麗に5つ椅子が開いてますね」
陽炎「まるで私たちを待ってたみたいに…」
提督「本当に待ってたんだよ。早く座れって」
陽炎「はーい…」
吹雪「ところで、改二艦娘って誰なのかね」
プリ「瑞鶴じゃないなら誰になるんだろ?」
秋月「最近の改二と言えば…翔鶴さんとかでしょうか」
陽炎「もしかしたら、今になって五十鈴さんとかを改二にしたみたいな、そんな可能性もあるわね」
吹雪「誰が出てきてもおかしくないってことか…」
ピンポンパンポーン
瑞鶴「!」
飛鷹「お待たせいたしました。これより、艦娘改二記念会見を行います」
【記念会見司会 飛鷹】
吹雪「あーあ、始まった…」
秋月「いよいよですね」
飛鷹「それでは早速ですが、その改二艦娘をお呼びしましょう」
飛鷹「どうぞ、入室ください」
ガチャ
瑞鶴「!」
プリ「来たみたいだね」
吹雪「あの人は…」
飛龍「皆さんこんにちは。本日はこの場にお集まり頂き、まことにありがとうございます」
秋月「飛龍さん!確かに改二の艦娘です」
瑞鶴「飛龍か…」
吹雪「2航戦の暖色カラーの方…」
【改二艦娘 飛龍】
飛鷹「それでは改二を迎えた飛龍さんに一言頂きましょう」
飛鷹「飛龍さん、改二になった感想はいかがですか?」
飛龍「感想?そうだねー」
飛龍「まぁ、もうこれで7回目の改二だから特に思うことは別に何も無いかな…」
吹雪「wwwwwwwwwwwww」
陽炎「wwwwwww」
瑞鶴「wwwwwwwwwwww」
デデーン
吹雪、陽炎、瑞鶴、アウトー
吹雪「今のは闇が深すぎる!」スパーン
瑞鶴「レア艦載機を量産してんじゃないよ!」スパーン
陽炎「増え続ける伝説のパイロット…」スパーン
秋月「友永さんって何人いるのでしょうか…」
プリ「…友永妖精さんは不滅だね!(適当)」
飛鷹「飛龍さん、ご挨拶ありがとうございました」
飛龍「どもどもー」
吹雪「今の挨拶、場合によっちゃ場を凍りつかせる挨拶だったよね…」
陽炎「牧場が苦手な人もいるからね…」
飛鷹「では、次は会場の皆さんからの質問タイムです」
飛鷹「ここにいる皆さんから、飛龍さんへ自由に質問することを許可します」
飛鷹「誰か、飛龍さんに質問がある人はいらっしゃいますか?」
漣「じゃあ、私が質問しまーす」
飛龍「いいよー。なーにー?」
【質問 漣】
漣「質問でーす。7回目の改二を迎え、前世の上司である多聞丸さんに何か喜びの一言とかありますか?」
飛鷹「オジサマ好きな飛龍さん回答をお願いします」
飛龍「オジサマ好きって訳じゃないからね。私、一応全年代いけるからね」
飛龍「でもそうだねぇ、多聞丸にかぁ…」
プリ「多聞丸ってだーれ?」
瑞鶴「史実で飛龍に乗ってた指揮官よ。友永さん同様、伝説のエースって言われてる」
秋月「戦闘以外にも食事とか色々と面白いエピソードを持ってることで有名です!」
飛龍「うーん…そうだね…」
飛龍「感謝の言葉とか、色々と思い浮かぶけどやっぱり最後に言いたいのは…」
飛龍「教えてくれ多聞丸!私は後、何回改二になればいいの!?」
飛龍「…かな」
吹雪「wwwwwwww」
陽炎「結局それかwwwww」
デデーン
吹雪、陽炎、アウトー
漣「さっすが飛龍さん!ありがとうございました!」
陽炎「何が流石なの…」ヒリヒリ
吹雪「スラングネタぶちこんだとこじゃないかな…」ヒリヒリ
飛鷹「飛龍さんありがとうございます、それでは次の質問にいきましょう」
飛鷹「他に誰か質問したい方はいますか?」
由良「はい!」
飛鷹「それでは由良さんお願いします」
【質問 由良】
由良「飛龍さんと言えば高い火力が特徴ですが、強さの秘訣はありますか?」
飛鷹「これまた良い質問です。飛龍さんは現在空母で2番目に高火力ですから」
飛鷹「それでは飛龍さん回答をお願いします」
飛龍「強さの秘訣?難しい質問だね…」
飛龍「でも…やっぱり大切なのは仲間との絆かな…」
由良「絆…?」
飛龍「共に苦難を乗り越えてこそ仲間との絆が生まれるの。私の場合、妖精さんとか…」
飛龍「あ、ちなみに今も連れて来てるよ、私の妖精さん」
妖精「?」
由良「本当だ」
瑞鶴「あらかわいい」
飛龍「絆があるから、連帯感が生まれ、そして
強さができる…」
飛龍「ほら、私の妖精さんを見て。絆があるから、私が物を話さずとも私の言いたいことをわかってくれるんだ」
妖精「♪~」キュッキュッ←油性マジック
飛龍「ほらね?」←髭を描かれた
秋月「wwwwwwwwwww」
プリ「wwwwwww」
デデーン
秋月、プリンツ、アウトー
由良「飛龍さんの言葉は心に響きました…」
プリ「どの辺が…?」スパーン
秋月「髭のせいで飛龍さん自身が多聞丸さんになってしまいました…」スパーン
瑞鶴「ちょいw」
デデーン
瑞鶴、アウトー
瑞鶴「変なこと言わないでよ!世の中には飛龍とケッコンしてる提督もいるのよ!?」スパーン
秋月「瑞鶴さんも何を想像してるんですか!?」
吹雪「でも多聞丸とのケッコンは…コネ的に悪くない気がする」
飛鷹「飛龍さんありがとうございます。次の質問にいきましょう」
飛鷹「では、他の質問者は…」
海風「私、いいですか?」
飛鷹「では海風さん、どうぞ」
【質問 海風】
海風「私、この夏に着任したばかりですが…少しまだ自分の影が薄いんじゃないかな…と思うことがあって…」
海風「そこで質問です。飛龍さんのように明るい人気者になる秘訣を教えてくれませんか?」
飛鷹「おっと、これは悩める質問です。人当たりの良い飛龍さんだからこそ、この質問を聞いてあげて欲しいですね」
飛龍「影の薄さか…確かに新人さんがよく持つ悩みだねー」
吹雪「新人?そうだっけ」
秋月「…」←能力関連でいきなり人気に
プリ「…」←同人関連でいきなり人気に
飛龍「でも人気か…うーむ…」
飛龍「性格…は簡単に変えられないし、改二…はまだ先だろうし…」
海風「やっぱり無理でしょうか…」
飛龍「諦めちゃ駄目だよ、何か…方法が…」
飛龍「そうだ!いっそ空母になったらどう!?」
吹雪「wwwwwww」
瑞鶴「雑wwwwwww」
デデーン
吹雪、瑞鶴、アウトー
海風「わかりました!私、空母になります!」
瑞鶴「清霜症候群が増えたぞ…」スパーン
吹雪「確かに世間では幼い空母や戦艦が欲しいって声はあるけどこういうことじゃないと思う…」スパーン
飛鷹「飛龍さん、回答をありがとうございました」
飛鷹「ではそろそろ次のプログラムに移りたいと思います」
飛鷹「次のプログラムは乾杯です。飛龍さんのこれからを祈って、お酒を一杯飲みましょう」
飛鷹「飛龍さん、グラスをどうぞ」スッ
飛龍「ん、ありがとう!」
飛鷹「皆さんも飛龍さんと一緒に乾杯をお願いします!」
飛龍「みんな、準備はいいかなー?」
瑞鶴「…まぁ、飛龍の晴れ舞台だし、私たちも乾杯しよっか」
プリ「私も準備できたよー!」
秋月「私はジュースで乾杯を…」
飛龍「それでは!私のこれからを祈って!」
飛龍「かんぱーい!」
吹雪「かんぱ…」
ジリリリリリリリリリリリリ!
吹雪「!?」ビクッ
陽炎「!?!?」ビクッ
秋月「な、何ですか!?警報!?」
瑞鶴「一体何が起きたって言うの!?」
ピンポンパンポーン
『緊急放送!緊急放送!』
『脱走者発見!脱走者発見!鎮圧部隊は直ちにこれを捕らえよ!繰り返す、鎮圧部隊は直ちにこれを捕らえよ!!』
プリ「脱走者!?何!?誰なの!」
瑞鶴「驚いてグラスを落とすとこだったじゃない…!」
提督「どうやらこんな時に悪い奴が現れたようだな。お前たちはここで待機しておけ」
陽炎「こんな面倒なこと持ち込んで…!誰なのその馬鹿は!」
秋月「無事に事件が収まるといいですが…」
吹雪「え…?脱走者…?」
陽炎「吹雪、どうしたの?」
プリ「何か心当たりあるの?」
吹雪「心当たりって…大有りだよ!皆は覚えてないの!?」
瑞鶴「?」
吹雪「ほらいたじゃん!脱走者が!思い出して、工廠のとき…!」
秋月「え?あっ…!!」
陽炎「それって、まさか!!」
長門「ぐわっ!」ドサーッ
大和「きゃあっ!」ズザーッ
吹雪「!」
【脱獄失敗 長門&大和】
秋月「あれ…もう捕まった状態で…?」
??「…」スッ
陽炎「あっ…」
プリ「あの人が…この二人を!?」
??「………」ゴゴゴゴゴ
霧島「ガァッ」
霧島「デエエエエエェェェェェェェェェェェェムッッッッッッッッッッッ!!!!!!!」
吹雪「」ビクーッ
瑞鶴「あっ…」ビクッ
【看守長 霧島】
瑞鶴「あ…」ビクビク
吹雪「…ついに来たね、瑞鶴さん…」
瑞鶴「……来た…なんで来たのよ…」ガクガク
陽炎「ホウセ◯の運命が…」
霧島「あー…マイクチェック…マイクチェック…よし」
霧島「皆さん、安心してください。ご覧の通り脱走者を捕らえました」
霧島「この馬鹿者たちはもう暴れることは無いでしょう。緊張状態を解いてください」
飛龍「あらま、どうも御苦労様ですー」
【霧島の活躍により、長門大和の身柄確保に成功】
秋月「おー、霧島さん凄いですね!」
プリ「お見事だね!凄い!良かった!」
瑞鶴「良くない…良くない…!全くもって良くないよ…!!」
プリ「何が?」
吹雪「あぁ、そういやこの2人は本家元ネタを知らないんだっけ…」
陽炎「これから、とてもショッキングなものを見ることになる…」
飛龍「じゃあ霧島。乾杯の続きやっていい?」
霧島「駄目です。実は、脱走者を捕らえたとこまでは良かったですのですが…」
霧島「この事件について調査をしたところ、一つの問題が浮上したのです」
飛龍「問題?」
瑞鶴「…」
霧島「それは…」
霧島「どうやら、この場所に脱走を手助けした内通者がいるようなのです」
飛龍「ええっ!?なんだって!?」
瑞鶴「…………………………」←長門大和に飴をあげた
霧島「詳しくはわかりませんが、何か食べ物を与えて脱走の手助けをしたとかどうとか…」
霧島「そのようなことを犯人は…速やかに手を挙げてください」
瑞鶴「…」
吹雪「瑞鶴さん」
瑞鶴「嫌だよ!?」ガーン
霧島「…手を挙げてる人がいませんね…」
霧島「それなら…」
霧島「尋問していくしか、ないようです」ギロ
瑞鶴「」ビクッ
陽炎「」ビクッ
吹雪(目が怖い!)ビクッ
霧島「ねぇ?」
長門「」ビクッ
大和「な、なんですか!」ビクッ
霧島「内通者は誰なのか吐いてください。貴方たちが吐けば、それでこの事件は済みますから」 ギロロロッ
瑞鶴(この人めっちゃ怖い!!)
プリ(静かに脅してる!連合艦隊旗艦を!)
長門「い、言えるものか…」
大和「恩人は売れません…!私が尋問に屈するなんて…!」
霧島「…あ"あ"ん!?なんつったゴラァ!!」
長門「」ビクーッ
大和「」ビクーッ
陽炎(口調変わったー!)ビクーッ
吹雪(なにこれめっちゃ怖い!)ビクーッ
霧島「甘ったれたこと言ってんじゃねぇぞ!オラ!屑の分際で何をほざいてやがる!!」←長門の胸ぐらを掴んだ
長門「あうっ…」
霧島「もう一回聞くぞ?内通者は誰なんだ?」
霧島「吐けや!!ゴルァァァァァァァァァァ!!!!!」
長門「ひっ…ん…あうあうあ…」←恐怖で呂律が回らない
吹雪「wwwwwwwwwwww」
陽炎「wwwwwwwww」
瑞鶴「wwwwwwwwwwwwwww」
秋月「wwwwwwwwww」
プリ「wwwwwwwwwwwww」
デデーン
全員、アウトー
吹雪「やばい霧島さん超怖い…」スパーン
陽炎「長門さんが圧倒されてる…」スパーン
プリ「大和もよく見たら霧島と目を合わそうとしてないし…」
秋月「よっぽど恐ろしいのでしょうね…」
瑞鶴「もうやだ私逃げたい…」スパーン
長門「あうあう…ひくっ…ぐすっ…」ポロポロ
霧島「チッ、メソメソ泣きやがって…使えねぇ奴だな…」
霧島「だがまぁいい。こっちには内通者を特定するための証拠を押収してるんだ。ハナから貴様らに頼る気なんてない」
大和「しょ、証拠ですって!?」
瑞鶴「」ビクッ←飴の紙くずの処理をしてない
霧島「おい!憲兵!!」
霧島「アレを持ってこい!今すぐだ!」
憲兵「オラァ!」サッ
憲兵「持ってきました、オラァ」ススッ
霧島「よしよしご苦労」
霧島「見てみろ!これが押収した証拠品だ!」
長門「!?」
大和「!?」
瑞鶴「…えっ!?」
秋月「…うそ!?」
吹雪「はぁ!?wwwwwwww」
陽炎「なっwwwwww!」
プリ「ちょっとwwwwwww」
霧島「どうだ…心当たりがあるだろう」
霧島「これが…マグロだ!」
【証拠品 マグロ】
デデーン
吹雪、陽炎、プリンツ、アウトー
瑞鶴「あれ…秋月の…マグロ…?」
秋月「はい…そうです…よね…?」
瑞鶴「え…私…もしかして…助かってる…?」
秋月「…???」←いまいち状況が飲み込めてない
陽炎「いっ!」スパーン
吹雪「いたっ!」スパーン
プリ「ううっ!」スパーン
霧島「貴様ら」
長門「な、なんだ!」←泣き止んだ
霧島「貴様らはこいつの骨を使って鍵を開けたんだろう」
霧島「…そうだよな、それとも違うか?」
大和「…残念ですがそれは違います」
長門「あぁ、そうだな。私たちはマグロなど…」
霧島「じゃかましいわぁぁぁ!!!!」
大和「」ビクッ
長門「」ビクーッ
長門「あだっ!?」ステーン←驚きすぎて腰が抜けた
吹雪「wwwwwwwwwww」
デデーン
吹雪、アウトー
吹雪「なんであの2人はあんなのなのかね…」スパーン
長門「いや、だから違う霧島!」
大和「本当にそれは違くて…そうだ!ズイカク…マイフレ」
霧島「じゃかましい言うとるやろうが!!!お"ォ"!?もうてめぇら黙っとけや!!!」
大和「」ビクーッ
秋月「えっ?えっ?どういうこと…?」
陽炎「…まさか、真のホ◯セイ枠って…!」
瑞鶴「思い返せば、秋月は皆の中で一番実装が遅かった後輩だし、ホウ◯イを彷彿とさせるシーンが多くあったような気がしなくもない…!」
霧島「…あー、ゴホン、会場の皆さんすみません。少々気が高ぶりすぎました」
霧島「気を取り直して、これよりこのマグロの持ち主を探すべく、調査を行います」
霧島「実は、この調査の為にとある薬品を一つ用意いたしました」スッ
霧島「この薬品は、マグロにかけると、マグロに手足が生え自らの意思で動き出すという不思議な薬です」
プリ(何開発してんの…)
吹雪(予算の盛大な無駄遣い…)
霧島「このマグロの前に持ち主が現れたとき、マグロは、食べられるかもしれないという恐怖で暴れだします」
霧島「この習性を利用して、これより内通者を探しだします」
霧島「では、調査を始めましょう!」
秋月「…」←何かを察した
陽炎「まさかの…」
瑞鶴「餌食は秋月だったなんて…」
霧島「まずは貴方から」
提督「へ?俺?」
霧島「当たり前だゴラ」ギロ
提督「」ビクッ
吹雪「w」
デデーン
吹雪、アウトー
吹雪「んぃっ!」スパーン
マグロ「…」
霧島「反応なし…次、金髪の貴方」
プリ「どうぞ」
マグロ「…」
霧島「…反応なし」
プリ「ほっ…」←一安心
霧島「次、お前」
陽炎「はい」
マグロ「…」
霧島「シロ…内通者じゃないです」
陽炎「ふぅー…」←一安心
霧島「次」
吹雪「よし…」
マグロ「…」
霧島「反応なしか…」
吹雪「そりゃまぁ…」←一安心
霧島「次。面白い格好のニワトリ女」
瑞鶴「…私?」
陽炎「wwwwww」
デデーン
陽炎、アウトー
陽炎「ぎゃっ!」スパーン
マグロ「…」
霧島「反応は…無いようだ」
瑞鶴「助かったぁー!!」
霧島「最後。そこのお前」
秋月「…」←何かを察してる
霧島「何故返事をしない?」
霧島「ほら、早くマグロを…」
マグロ「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ」ジタバタ
霧島「テメェかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」←秋月の胸ぐらを掴んだ
秋月「ひぃぃぃぃぃぃっ!!」ビクーッ
吹雪「wwwwwwwwwww」
陽炎「wwwwwwwww」
瑞鶴「wwwwwwwwwww」
デデーン
吹雪、陽炎、瑞鶴、アウトー
霧島「こっち、来いや、ゴラァ!!」グイッグイッ
秋月「いやっ!いやぁ!!止めてくださいっ!」ズルズル
瑞鶴「あー…かわいそ…」←余裕が戻った
陽炎「それにしても、元ネタ知らない子にビンタ飛ばすなんて…」
吹雪「ほんと鬼だよね、この企画陣」
プリ「え!?秋月ビンタされちゃうの!?」
霧島「テメェが内通者だろ!証拠は出てんだ!観念しろ!!」
秋月「違います!私何もやってないです!離してください!」
大和「そうです!秋月ちゃんは無実…!」
長門「後生だ霧島!秋月を離せ!」
霧島「うるせぇっつってんだろっ!」ゲシッ
大和「ぐふっ!?」
長門「うわぁっ!?」
秋月「長門さん!?大和さーーーん!?」
【長門&大和、沈黙】
吹雪「あぁ、もうこれ秋月が駄目なやつだ…」
陽炎「完全に殴られる態勢に入ってるわね…」
瑞鶴「ごめん秋月…私のために…」
秋月「私、何されるんです…?」ビクビク
霧島「制裁だよ制裁。内通者には罰を与えにゃいかんからな…」
秋月「だから私は何も…」
霧島「まだそれを言うんかぁぁぁぁぁ!!!!!」クワッ
秋月「私は、やってませぇん!!!!!」←涙声
吹雪「wwwwwww」
デデーン
吹雪、アウトー
吹雪「ったい!」スパーン
陽炎「ついに叫びだした…」
霧島「ほー、やってないんか?もっかいマグロ持ってみるか?あ"あ"?」
秋月「…ぐすっ」
マグロ「ぎゃあああああああああ」ジタバタ
霧島「やっぱりお前じゃねぇかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
秋月「だから違いますぅぅぅぅぅ!!!!!」
瑞鶴「wwwwwwww」
吹雪「wwwwwwwwww」
デデーン
吹雪、瑞鶴、アウトー
秋月「はー、はー、はー…」ビクビク
霧島「おい、ぼちぼち制裁やるぞ。面出せ」
秋月「!?」
霧島「制裁の為のビンタするから面出せ言うとるんじゃワレェェェェェェ!!!!!!!!」
秋月「い、いやだぁぁぁぁぁ!!!!いやぁぁぁぁぁ!!!!!!」←必死に霧島の手を振りほどこうとしてる
吹雪「wwwwwwwww」
霧島「…」クイッ←軽く手を捻った
秋月「ふわぁぁぁぁぁぁん…!!」ステーン←バランスを崩して転けた
瑞鶴「wwwwwwwwww」
陽炎「wwwwwwwwwwwwww」
プリ「wwwwwwwww」
デデーン
吹雪、陽炎、プリンツ、瑞鶴、アウトー
吹雪「もう見てられない…」スパーン
陽炎「これ以上は可哀想すぎる…」スパーン
プリ「ごめん秋月…笑っちゃった…」スパーン
瑞鶴「秋月に…どうか加護を…」スパーン
秋月「うううう…うううう…」←うずくまってる
霧島「おい、踞ってたら制裁できねぇじゃねぇか。早く面上げろ」
秋月「いや…いや…いや…嫌っ!!」
霧島「甘えんなぁぁぁぁぁ!!!!クソガキャァァァァァァァァァ!!!!!」グイッ
秋月「私やってないもぉぉぉぉぉん!!!!!やってないからぁぁぁぁぁぁ!!!!ほんとのほんとぉぉぉぉぉぉぉ!!!信じてぇぇぇぇぇぇ!!!!!」←必死の抵抗
吹雪「wwwwwwwwwww」
陽炎「wwwwwwwwwwwwwww」
プリ「wwwwwwwwwwww」
瑞鶴「wwwwwwwww」
デデーン
吹雪、陽炎、プリンツ、瑞鶴、アウトー
プリ「ついに秋月の敬語取れた…」
陽炎「相当追い詰められてるのね、秋月…」
瑞鶴「これすっごい秋月が可哀想なんだけど…」
吹雪「もう早くして…」
秋月「ぐすっ…ぐすっ…」←とうとう抵抗をやめた
霧島「観念したか」
霧島「行くぞゴルァァァァァァァァァァ!!!!」
秋月「ひっ…嫌…嫌ぁ!」
霧島「ふんっ!!」
秋月「ああーーーーーっ!!!」
バシーーーン!!!
秋月「」ドサッ
吹雪「あ…ついに殴られた」
秋月「」
秋月「」
陽炎「秋月!しっかり!」
【とうとう秋月に、鉄槌が】
陽炎「秋月!?秋月…!」
霧島「これに懲りて、もうやるんじゃねぇぞ」
霧島「…このマグロはお前にやる。じゃあな」スタスタ
瑞鶴「秋月!大丈夫!?」
プリ「秋月、怪我は…?」
秋月「…ぐす…ひぐっ…」
秋月「あっ…うあ…うわぁ…」ポロポロ
秋月「わぁぁぁぁぁん、うわぁぁぁぁぁぁぁぁん…うあぁぁぁぁぁぁぁぁ…!!」ポロポロポロポロ
吹雪「あっ…」
【秋月、悔しさのあまりマジ泣き】
吹雪「…」
瑞鶴「…」
陽炎「…笑えない奴よね、これ…」
プリ「秋月、よしよし…痛かったね…」
秋月「ぐすぐす…うわぁぁぁぁぁぁぁぁ…あああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ポロポロポロポロポロポロ
【会見終了後、提督たちは休憩室へと戻って来た】
秋月「…」グスッ
瑞鶴「…秋月、もう大丈夫だからね…」
プリ「可哀想だよ…こんなの…」
陽炎「秋月、しっかり…」
秋月「…」
秋月「…!」←ドラム缶を見つけた
※>>265参照
吹雪「…秋月?」
陽炎「何してんの?」
秋月「すみません…ちょっと、引きこもります…」ゴソゴソ
秋月「ドラム缶の中に入ります…一人にさせてください」パカッ
瑞鶴「そうね…気の済むまでそこにいた方が…」
秋月「わぁぁぁぁ!?!?」
吹雪「!?」
プリ「秋月!どうしたの!」
秋月「ど、ドラム缶の中に…!」
瑞鶴「へっ?」
陽炎「あwwwwww」
夕張「」チーン
【ドラム缶 夕張】
吹雪「wwwwwwwwww」
瑞鶴「wwwwwwwwwwwww」
プリ「wwwwwwwwwwww」
秋月「wwwwwwwwww」
デデーン
全員、アウトー
陽炎「あんた…いつからそこに…」
夕張「最初からよ…酸欠で死ぬかと思った…」ゲッソリ
夕張「驚かせようと、待ってたのに…!誰も開ける気配が無かったから、もう忘れられたのかと…!」シクシク
瑞鶴「あー!泣くな!ただでさえ泣きたい人が一人いるのに!」
吹雪「わかったから!夕張さんはどっか違うとこで泣いてください!」
夕張「なんか辛辣すぎない!?ひどいよ皆っ!」ガビーン
瑞鶴「さぁ秋月、ドラム缶が開いたわよ」
プリ「ここで思う存分引きこもって…」
秋月「いや…あの、申し訳無いのですけど…」
秋月「夕張さんのおかげでなんか馬鹿馬鹿しくなりまして、さっきのことはもうどうでもよくなりました…」
吹雪「立ち直りはやっ!!」
プリ「でも良かった!まだまだこれから頑張ろ、秋月!」
秋月「はい!」
夕張「酸素…新鮮な酸素をくれ…」フラフラ
吹雪「それにしても…」
瑞鶴「さっき霧島から貰ったこのマグロ、どうする?」
マグロ「…」ズーン
秋月「どうするって言われましても…」
陽炎「どうしようもないような気が…」
プリ「…食べちゃう?」
マグロ「ヤメテヤメテヤメテヤメテ」ジタバタ
陽炎「うわキモ」
吹雪「こんなん早く処分してしまいたい…」
ガチャ
提督「マグロか」
吹雪「あぁ、司令官」
陽炎「ちょうどいいところに!この気持ち悪いの何とかしてくれない?」
プリ「置場所にも困るし…どっか持ってって!」
提督「わかった。マグロはこちらで預かろう」
提督「よっと」
マグロ「…」
提督「それじゃ、またな」ガチャ
マグロ「…ん?」
マグロ「…言うの忘れてた。コイツ内通者や」
吹雪「!?」
瑞鶴「!?」
プリ「!?」
陽炎「!?」
秋月「は?」
提督「…」バタン
秋月「…私、急用が出来たみたいです」
吹雪「ん、いってらっしゃい」
秋月「…」ガチャ バタン
\シカエシデス!/
ドカッバキッ
\ウギャアーーー!?/
瑞鶴「…ざまぁみろ」
プリ「じごーじとくだね」
陽炎「擁護はしない」
吹雪「秋月の怨みー」
吹雪「それにしてもまた暇になったねー」
陽炎「瑞鶴さん、せっかくだから引き出し開けてみる?」
瑞鶴「そうね。何もやること無いもんね」
プリ「開けちゃえ、瑞鶴!」
瑞鶴「わかったわ。今から開けるわよ」
瑞鶴「よっ」ガラ
秋月「何が入ってました?」
瑞鶴「えーと…2つあるわね」ガサゴソ
瑞鶴「…これとこれよ」スッ
吹雪「おー、なんだこりゃ…」
【瑞鶴、封筒とキャンディを取り出す】
瑞鶴「封筒は…まぁいいとして…」
秋月「問題はこのキャンディですよね」
陽炎「またキャンディが出てくるとは…」
プリ「食べ物は…怪しい…」←激辛饅頭を食べてる
瑞鶴「むむ…これはチェックするべきかしないべきか…」
吹雪「気になるなら取りあえず先に封筒の方を処理してみたら?」
陽炎「別にキャンディを先にどうしろって問題じゃないんだし」
瑞鶴「それもそうね。じゃあ先に封筒を開けてみるわよ」
プリ「いけー瑞鶴!」
瑞鶴「とう!」ビリ
秋月「今度の封筒の中身は…?」
瑞鶴「…?」
瑞鶴「なにこれ?」
プリ「?」
【封筒には『クイズ』の文字が】
秋月「…クイズ??」
プリ「クイズはクイズ…だよね」
陽炎「うん…クイズって…問題とかなぞなぞとかのあれよね?」
瑞鶴「でも、この紙にはクイズ以外何も書いてないんだけど」
吹雪「わかった!これはバントで得点を入れろっていう指示なんじゃ」
陽炎「それはスクイズ」
瑞鶴「盛大に滑ってるわよ、吹雪」
吹雪「くっ!」
ピンポンパンポーン
秋月「!?」
『これより、瑞鶴さんにクイズを出します』
陽炎「…あぁ、問題は放送で出題されるのか」
プリ「まぁ冷静に考えればそうなるよねー」
瑞鶴「よし!どんな問題でも答えてやるわよ!」
『なおこのクイズに間違えると、瑞鶴さんにタイキックが飛ぶので気を付けてください』
瑞鶴「はっ!?」ガーン
秋月「またタイキックって…w」←笑ったが上手く誤魔化した
吹雪「うわー、頑張れ、瑞鶴さーん」
陽炎「応援してるわよー」
瑞鶴「ま、まぁ正解すればいいんだし…」
秋月「瑞鶴さんファイトです!」
プリ「がんばれ、がんばれ!」
『それでは問題』
『雲龍、高雄、加賀、瑞鶴。この中で仲間外れは誰?』
瑞鶴「」ペターン
吹雪「wwwwwwwwwwww」
秋月「www」
デデーン
吹雪、秋月、アウトー
瑞鶴「…これ答えなくちゃいけないの?」
吹雪「もちろん!」スパーン
秋月「答えちゃってください!」スパーン
瑞鶴「…」
瑞鶴「…答えは私。貧乳だから」
『ブッブー。正解は高雄です。なぜなら彼女だけ重巡だからです』
瑞鶴「」イラッ
吹雪「wwwwwwwwwww」
陽炎「wwwwwwwwwwwww」
秋月「wwwwwwwww」
プリ「wwwwwwwwwww」
デデーン
吹雪、秋月、陽炎、プリンツ、アウトー
瑞鶴、タイキックー
吹雪「あちゃー!そういえばそうだった!」スパーン
秋月「私も正解は瑞鶴さんと思ってました!」スパーン
陽炎「私は真っ先に正解は高雄さんと思ったから…」スパーン
プリ「さっき吹雪と秋月が笑ったのがよくわかんなかったけどこういうことだったのね!」スパーン
ガチャ
比叡「♪~」←少々テンション高めで登場
瑞鶴「あんた…何回出てくるのよ…!」
比叡「ヒエーッ!!!」
瑞鶴「ホホーッホォォォーーーーー!!!!!」ドゴォ
陽炎「wwwwwwwwwww」
プリ「wwwwwwwwwwwwwww」
秋月「wwwwwwwww」
吹雪「だから何なのその悲鳴wwwwwww」
デデーン
吹雪、秋月、陽炎、プリンツ、アウトー
瑞鶴「ちくしょう…大きくなりたい…」ビクンビクン
吹雪「そうか今気づいた!瑞鶴さんはホ◯セイ枠じゃなくて本当はタ◯カ枠だったんだ!」ヒリヒリ
陽炎「なるほど!だから瑞鶴さんはこんなにもタイキックの餌食になるのね!」ヒリヒリ
秋月「えっ◯ナカって誰ですか」ヒリヒリ
プリ「私、わかんない…」ヒリヒリ
瑞鶴「くっ…それを早く気づいておけばこんなことには…!」ガクッ
吹雪「いや、なったと思うよ」
陽炎「ここまで、タイキックを回避する方々はほとんど用意されてないし」
瑞鶴「うわぁぁーー!」
吹雪「じゃあマ◯モト枠、ハ◯ダ枠、エ◯ドウ枠もいるってことだよね。誰がどれなんだろ」
秋月「???」
陽炎「私はマツ◯トのような気がする…なんでかはわからないけど…」
吹雪「いやマツモ◯は私でしょ。もんまり喰らったよ?」
瑞鶴「その辺はごちゃごちゃになってる気がするのよね…私も一人だけ七面鳥服なのにタナ◯枠ってのはおかしいし」
プリ「ねーところで瑞鶴、キャンディはどうするの?」
秋月「このキャンディだけ残ってるんですけど…処理どうします?」
瑞鶴「あ…そうね…タイキックのせいですっかり忘れてたわ…」
瑞鶴「それにしてもキャンディねぇ…」
陽炎「うーん…」
瑞鶴「…誰か食べてみる?」
吹雪「ええ!?嫌だよ!?」
プリ「瑞鶴の引き出しから出てきたんだから瑞鶴が食べてよ!」
瑞鶴「秋月、食べろ」
秋月「なんでですか!」
瑞鶴「私はこれを食べたくないけど、このキャンディがどんなキャンディなのかは激しく気になっちゃうのよ!」
吹雪「じゃあもう瑞鶴さんが食べればいいじゃん」
陽炎「覚悟決めなさい。ほら刀剣勢を相手したときの空母魂をもう一回見せてよ」
瑞鶴「くっ…しょうがないわね…わかったわよ…」
瑞鶴「見てなさいよ!この私の…空母としての生き様を!」ガサガサ
プリ「空母、関係あるの?」
瑞鶴「いただきます」パクッ
吹雪「!」
瑞鶴「…」ペロペロコロコロ
プリ「瑞鶴、おいしい?」
瑞鶴「か"ら"い"ぃ" ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"!!!」ゴロゴロゴロ
プリ「wwwwwwwww」
秋月「wwwwww」
陽炎「wwwwwwwwww」
吹雪「まぁそうなるなwww」
デデーン
吹雪、秋月、陽炎、プリンツ、アウトー
吹雪「踏んだり蹴ったりとはまさにこのこと」
瑞鶴「思い返せば鼻クワガタから始まって!ビンタにタイキックに激辛キャンディって私は体張りすぎじゃないのぉぉぉぉ!?」ガクンビクン
陽炎「瑞鶴さん大丈夫?」
瑞鶴「大丈夫じゃない!なんだこの飴!山葵や辛子の比じゃないくらい辛い!誰よこんなん作ったのおおお!」ガックンビックン
ガチャ
秋月「!?」
比叡「私です!」ババーン!
瑞鶴「お前かぁぁぁぁぁ!!!!」
吹雪「wwwwwww」
デデーン
吹雪、アウトー
吹雪「どへっ!」スパーン
プリ「そういえば今初めて比叡からまともなセリフが出てきたような気がするんだけど」
瑞鶴「そんなこと知るか!はやく水!水をよこせぇぇぇぇぇ!!」←冷蔵庫に向かった
瑞鶴「冷蔵庫冷蔵庫…!」ガチャ
瑞鶴「オレンジジュースがあった!いただきますっ!」
瑞鶴「ごくごくごくごくごきゅごきゅ…!!」
瑞鶴「はー、生き返るー!」プハー!
秋月「良かったですね瑞鶴さん」
陽炎「びっくりしたわよ、いきなり悶え苦しむんだから…」
瑞鶴「いや食べた飴が比叡飴だった私の身にもなってよ…」
瑞鶴「それにしてもこのジュース、なんか変な味したわね。塩水というかスポーツドリンクみたいな…」
吹雪「へ?スポドリ?」
プリ「その色で?」
陽炎「うっそ。そんな馬鹿な…」
ピッ
↑テレビに電源が入った
プリ「!?」
吹雪「ふおっ!?」ビクッ
【突撃取材!横須賀艦娘】
『我々は艦娘取材班。鎮守府の艦娘の実態を紹介すべく活動をしている』
瑞鶴「えっ、なにこれ?」
プリ「なんか勝手に始まったね…」
陽炎「また変な映像が流れるって言うの…」
吹雪(ん…?ちょっと待って)
吹雪(…この展開、まさかアレじゃ…いや流石に違うかな…)
『さて、本日取材をする艦娘は…』
夕立『ぽい?』
『白露型駆逐艦、夕立だ』
吹雪「…」
『彼女は駆逐艦の中でも非常に高い火力を持っている、最強とさえ呼ばれる駆逐艦だ』
『それゆえ、戦果も著しく目立つものがある』
『ちなみに彼女の活躍はどのようなものか、提督たちに聞いてみると…』
提督A『可愛いし強い。頼りになりすぎる』
提督B『3-5で大破してたのにツ級をワンパン轟沈させてたのはビビった』
提督C『ドーナツうめぇ』モグモグ
『などと夕立の活躍に喜びの声を上げる提督たちが後を絶たない』
『また、戦場において強さと人気は比例することもある』
『強いが故に大人気…そう、夕立のファンの増加は誰にも止めることが出来ないのだ』
陽炎「いいな、夕立。私も強かったらな」
秋月「あの破壊力にはやっぱり憧れちゃいます」
瑞鶴「夜戦の夕立はまさにゴッドだもんね」
吹雪「…」ソワソワ
『そういう訳で、我々はこの夕立の人気にあやかることにした』
『夕立のグッズの製作を開始したのである』
陽炎「グッズ展開かー。私も最近ようやくフィギュア化されたのよね」
秋月「私もです!」
吹雪「グッズ…あっ」
『我々は早速ぬいぐるみ、フィギュア、アクセサリーなど、様々なものを作ったが』
『残念ながらいずれもインパクトに欠けるものとなってしまった。このままでは企画だけで終わってしまう…我々の誰しもがそう思ったのだ』
『しかし、そんな路頭に迷った我々に力を貸してくれた一人の女性がいたのである』
『その女性とは…』
夕立『夕立がグッズを作るっぽい!』
『なんと夕立本人だった!』
『そしてついに、夕立本人が製作陣に入ることによって、なんとも素晴らしいグッズが完成したのである!!』
秋月「へぇ、なんでしょう?」
プリ「何が出来たのかなー?」
『そのグッズの作成の過程を、実際に皆にも見てもらおう』
プリ「あ、それ見せてくれるんだ」
瑞鶴「楽しみね」
吹雪「…」←察した
『まず、グッズを作る場所を紹介しよう』
『ここが、夕立グッズの生産工場だ』
パッ←トイレが映し出される
秋月「!?」
プリ「うわ!?トイレ!」
瑞鶴「あっ…あっ!?」←何かを察した
吹雪(ああっ…やっぱりだ…!)←確信した
『次に、グッズ製作の道具の紹介』
『この夕立グッズを作るには、このアイテムが必要不可欠だ』
パッ←ペットボトルが映し出される
瑞鶴「!!??」←完全に察した
陽炎「!!??!!??」←察した
秋月「うそ…これまさか!?」←察した
『夕立本人、トイレ、ペットボトル…ここから作られるグッズはもうお分かりだろう』
『これぞ未来のドリンク!ご覧あれ、完成した夕立グッズを!』
プリ「ちょ…やめて!やめてよ!」
秋月「アレは確かに黄色い液体…でもまさか!」
陽炎「うそよね?嘘だと言ってよ夕立!」
瑞鶴「私!この先は見たくない!!」
吹雪「…!…!!」←笑いを堪えている
♪~←音姫
夕立『…』←トイレから出てきた
夕立『夕立汁っぽい!』スッ←さっき瑞鶴が飲んだやつ
瑞鶴「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
吹雪「wwwwwwwww」
秋月「wwwwwwwwwwww」
プリ「wwwww」
陽炎「あかんwwwwwwww」
デデーン
吹雪、秋月、陽炎、プリンツ、アウトー
瑞鶴「…」ガンガンガンガン
秋月「やめて瑞鶴さん!頭を何度も机に打ち付けないでください!」
陽炎「気持ちはわかる!わかるけど!」
吹雪「大丈夫!そういうプレイだったと思えば…」
瑞鶴「思えるか馬鹿ぁ!!!」
吹雪「それもそうだねっ!!!」
瑞鶴「殺せ…誰か私を殺せ…」ズーン
プリ「ちょっと瑞鶴落ち着いて!まだ続きあるみたいだよ!見て!」
秋月「ほら!かなり大切なこと言ってますよ!」
瑞鶴「え…何…」
『…もちろん、今のはちょっとした冗談だ』
夕立『その気になってたお前の姿はお笑いだったっぽい。夕立には恥ずかしくてそんなこと出来ないっぽい』
『本当は、そんな夕立をイメージした着色料スポーツドリンク…艦娘冷却水が本物の夕立グッズだ』
夕立『2014年の夏!発売予定っぽーい!よろしくね!』
瑞鶴「…」
瑞鶴「なんやねーん!!!」ズルッ
吹雪「www」
プリ「wwww」
秋月「wwwww」
陽炎「リアクション古いww」
デデーン
吹雪、秋月、陽炎、プリンツ、アウトー
瑞鶴「あー、驚いた…」ホッ
秋月「2014年の夏ってもう1年以上も前なんですね…」
吹雪「本当に良かったじゃん、瑞鶴さん」
瑞鶴「ほんと、全くよ…」
瑞鶴「…ところで、まだこの夕立汁ちょっと余ってるんだけど、誰かいる人いる?」
秋月「いりません」
陽炎「遠慮しとく」
吹雪「いらん」
プリ「ちょっと無理…」
瑞鶴「私の間接キス付きだよ?」
吹雪「余計いらんわ!」
では今から次スレに書き込みます。
残りは適当に埋めてください
感想とか改善してほしいこととか書いてくれると嬉しいです
乙
かなり楽しんでるし取りあえず完結待ってる
【13時30分 提督訓練】
提督「ではそれを踏まえてお前たち、これを見てみろ」
プリ「?」
【提督の指差す方向には、真っ黒なステージが】
秋月「なんですかこれ?」
提督「これぞ我が横須賀鎮守府が誇る、『強い提督作り機』だ」
吹雪「…」←察した
瑞鶴「…」←察した
提督「今からお前たちには全力で鬼ごっこをやってもらう」
プリ「え?鬼ごっこ?」
提督「鬼ごっことはただの子供の遊びのように思えるが、鬼から逃げるための隠蔽能力、判断力と常に走り回るための体力が必要とされる、実はまぁまぁ良い訓練になる遊びなんだ」
秋月「では鬼役は誰なんです?」
提督「鬼はこのステージの中で待機している。提督を無理矢理走らせるスパルタマシーンとして活躍するぞ」
吹雪「…」←理解した
瑞鶴「…」←理解した
提督「あ、そうそう。特殊ルールとしてこの訓練中だけお前たちは笑っても良いから」
提督「まぁのびのびと訓練してくれ」
秋月「え?そうなんですか?」
プリ「やったー!束の間の休息だー!」
吹雪(本当にそうだったらいいね…)
瑞鶴(地獄鬼ごっこの始まりだぁ…)
531: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/17(木) 20:36:09.60 ID:PEf3sINt0
プリ「そう言えば陽炎はどこ行ったの?」
提督「ステージの隣を見てくれ」
プリ「あっ」
【ステージの隣には小さな密室が】
秋月「あの小屋の中にいるんですか?」
提督「耳をすませてみろ」
秋月「…」
陽炎『出せーっ!出せぇーー!!私を縛ってどうするつもりよーっ!!!』
陽炎『しれーかーんっ!吹雪ぃーー!!みんなぁーーー!!!どーこーなーのーーー!!!!!』
秋月「…いますね、陽炎さん」
吹雪「あの人めっちゃ叫んでるやん」
瑞鶴「陽炎には事情話してないの?」
提督「この訓練は、陽炎提督が深海棲艦によって捕虜にされたという仮想設定で行われているからな」
提督「お前たちもこれを実戦と思って、それなりに本気で挑んでくれ」
瑞鶴「アッハイ」
532: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/17(木) 20:44:57.27 ID:PEf3sINt0
提督「あと最後に、この訓練にはお前たちの他にももう一人参加者がいるということを伝えておく」
プリ「え!」
吹雪「まぁこの鬼ごっこの恒例だよね」
提督「じゃあさっそくそのお前たちを助けてくれる、強力な助っ人をお呼びするぞ」
提督「スペシャルゲスト、来てくれ!」
榛名「はいっ!」
瑞鶴「!」
【スペシャルゲスト 榛名】
提督「紹介しよう。彼女がお前たちと共にこの厳しい訓練に参加してくれる榛名だ」
榛名「榛名です!よろしくお願いします!」
吹雪「うわぁ、マジか…」
瑞鶴「こんな清楚な子が、こんな汚れに汚れた企画に参加するなんて…大丈夫なの…」
榛名「はい!榛名は大丈夫です!」
提督「んじゃ、そろそろ訓練を開始するから」
提督「お前たちは準備運動でもして体を温めておくんだな」
秋月「はーい!」
533: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/17(木) 20:54:02.79 ID:PEf3sINt0
提督「では最後に訓練のルールの説明をするぞ」
【ルール】
1.この訓練は深海棲艦に捕らえられた陽炎提督を救出するという状況を模したものである。吹雪たちは協力して陽炎を救出しなくてはならない。
2.陽炎提督を救出するためには陽炎提督が捕らえられている小屋を開けるための鍵を探し発見する必要がある。
3.ただし、捜索中に深海棲艦役の鬼憲兵に捕まると鬼憲兵たちからキツいお仕置きが待っている。気をつけて鍵を捜索せよ。
4.なお深海棲艦役の憲兵は10分おきに増加する。そのため早急に作戦を遂行しなくてはならない。
提督「よし、それじゃあ訓練を始めるぞ」
吹雪「なんとか私の被害を最小限にしながら逃げ回る方法を…」
瑞鶴「こら吹雪、協力しなさいよ」
提督「よーい…」
提督「スタートッ!!!」
プシューッ
鬼憲兵「オラァァァァーッ!!!」
【鬼憲兵、出現】
プリ「き、来たーっ!」
534: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/17(木) 20:58:25.65 ID:PEf3sINt0
瑞鶴「おー、出てきた出てきた」
榛名「敵の数は…1、2…3人ですか」
秋月「あの憲兵さんたち、体に文字が書いてますね」
プリ「スリッパにハリセン、つまようじって…なんだろあれ」
吹雪「あ、プリンツさんは知らないんだっけ」
吹雪「あれね、憲兵に捕まったらあの書いてあるお仕置きが執行されるんだよ」
プリ「そうなの!?」ダッ
吹雪「あら、人が説明してるのに逃げなくてもいいんじゃ…」
秋月「吹雪さん!もう憲兵さん来てます!逃げて!!」
吹雪「え?…あ…」
【吹雪、スリッパ憲兵に捕まる】
憲兵「キエェーーーッ!」
吹雪「ぐふっ…!」スパァーン
秋月「吹雪さぁぁぁぁぁんっ!!」
瑞鶴「うわ…凄い良い音した…あれ絶対痛いやつだ…」
榛名「逃げましょう!逃げるんです!!」
535: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/17(木) 21:12:45.83 ID:PEf3sINt0
吹雪「ぐおあお…ばりくそいたいやんけこれ…」ズキズキ
瑞鶴「あまりの痛みに吹雪の口調がおかしく…」
プリ「なにこれ!この訓練、笑っていいけど全然楽じゃないじゃん!」
秋月「むしろ笑えないですよこれ!」
吹雪「だから気がつくの遅いっつーの…」
榛名「大丈夫ですか、吹雪さん」
吹雪「うぅ…榛名さんは天使だよ…」
瑞鶴「っと、また憲兵来てる。逃げよ」ダッ
秋月「え?本当ですか!」ダッ
プリ「やばいやばい」ダッ
榛名「吹雪さん!」←吹雪を押し出した
吹雪「!?ちょ、はるな…」
鬼憲兵「オラァ!」←ハリセン
吹雪「さんのばかやろーーー!!」バチコーン
榛名「あぁ!つい反射的に!ごめんなさいっ!!」
瑞鶴「いいわよ。これはこういう訓練だから」
榛名「そうなんですか!?」
プリ「と、とにかく速く走って憲兵を振り切りながら鍵を見つけなくちゃ!」
536: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/17(木) 21:19:13.48 ID:PEf3sINt0
【しかし現実は非情である。訓練はプリンツのそんな思惑通りには行かなかった】
憲兵「トオッ!」←ハリセン
瑞鶴「いだぁ!!」バチコーン
憲兵「ハアッ!」←スリッパ
吹雪「またかよ畜生!!」スパァーン
憲兵「エェイ!」←つまようじ
秋月「地味に痛いです!」チクチク
プリ「駄目…あいつら速すぎ!」
プリ「笑っていいのはいいんだけど、お仕置きがいつものやつより強烈だよ…」
瑞鶴「こんなん訓練じゃなくてスパルタだ…」ズキズキ
秋月「提督が憲兵さんをスパルタマシーンって呼んでたの、こういうことだったんですね…」
瑞鶴「あ…そう言えばもうそろそろ10分経つかも…」
吹雪「え!?」
プリ「じゃあ…鬼が追加されて…!」
憲兵「オラァァァァーッ!」
【鬼、1人追加】
瑞鶴「うわぁ…」
プリ「増えたよぉ…」
吹雪「なんか、実際の深海棲艦との戦い以上に絶望感を感じる…」
537: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/17(木) 21:24:56.70 ID:PEf3sINt0
【一方その頃、小屋の中では】
陽炎「…はぁ…暴れ疲れた」←縛られた状態で放置
陽炎「やっぱりこれじゃ動けない…なんで私がこんな目に遭うのよ…皆どこなの…」
鬼憲兵『オラァァァァーッ!』
陽炎「ところでさっきから外で聞こえてくるこの声なんなの?」
陽炎「…ん?」
憲兵「オラァ!」
陽炎「うわっ!憲兵さん!」
【小屋に憲兵侵入】
陽炎「な、なに!?なんなの!なんなん!?」
憲兵「オラオラオラオラオラオラオラオラ!」コチョコチョ←くすぐり攻撃
陽炎「ちょ、やめ!?あはははははははははっ!?」ジタバタ
【拷問を受ける捕虜 陽炎提督】
憲兵「オラァ!」←退室
陽炎「はぁ、はぁ、はぁ、ハァ…!!」
陽炎「うぅ…外で何が起こってるのよ…もう」
538: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/17(木) 21:30:23.34 ID:PEf3sINt0
~~~
榛名「鍵…鍵…」キョロキョロ
【陽炎を救出するため、走り回る榛名】
榛名「無いなぁ、屋外には無いのかなぁ…」
瑞鶴「おーい!榛名さん!後ろっ!!」
榛名「え、あっ…しまった…」
【しかし榛名もついに鬼憲兵に捕まってしまう】
鬼憲兵「オラァ!」←鼻フック
榛名「待って!鼻フックって!」
鬼憲兵「オラオラァ!」グイーッ
榛名「やぁぁぁぁぁっ!やめてぇぇぇぇぇ!!」
吹雪「あーあ、これは酷い」
瑞鶴「正妻人気ナンバーワン艦娘も、この企画にかかればこんなあられもない姿に…」
【しかし、魔の手は呑気に会話をしてる2人にも襲いかかる】
鬼憲兵「オラァ!」←スリッパ
瑞鶴「あっ、やばい」ダッ
吹雪「おぉ瑞鶴さん!?自分だけ逃げるなんて!」
瑞鶴「ごめん、私も殴られるの嫌だから」
吹雪「セコーーーーーッ!」スパァーン
539: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/17(木) 21:34:22.34 ID:PEf3sINt0
秋月「あぁ、吹雪さんがまた…」
プリ「秋月、こっちに憲兵来てる?」
秋月「この辺りにはいないみたいです」
プリ「そっか、Danke!」
【吹雪たちとは別行動をしていた秋月&プリンツ】
秋月「ん…?プリンツさん、あれ!」
プリ「どしたの秋月」
秋月「あの箱!鍵が入ってそうです!」
プリ「あっ!本当だ!」
【前方に謎の宝箱を発見した秋月】
プリ「宝箱…鍵が入ってるやつだよこれ!たぶん!」
秋月「これですね、開けますよ!」
プリ「うん!」
秋月「えいっ!」パカ
プシューッ
秋月「きゃあーーーっ!」
プリ「うわぁ!」
【co2ガス、発射】
プリ「ビックリした…」
鬼憲兵「オラァ!」←音を聞きつけやってきた
秋月「きゃっ!逃げなきゃ!」
プリ「えっ、待っ…」←逃げ遅れた
鬼憲兵「ヘアァァァァーッ」←ハリセン
プリ「秋月ーっ!見捨てないでーーー!!」バチコーン
秋月「ごめんなさーーーいっ!」
540: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/17(木) 21:40:34.62 ID:PEf3sINt0
【さらに10分経過…】
鬼憲兵「ウオオーーッ!!」
鬼憲兵「ハァーッ!!!」
【鬼憲兵、2人追加】
陽炎「また奇声が聞こえてきた…」
憲兵「ヒーッハァー!」ガチャ
陽炎「…ここもか…」
憲兵「オラァ!」チクチク←つまようじで全身をつついてる
陽炎「いたいいたいいたいいたい!」
【小屋の中で、憲兵追加と同時に拷問される陽炎提督】
憲兵「オラァ!」←退室
陽炎「誰か…はやく来て…」
543: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/17(木) 21:52:56.82 ID:PEf3sINt0
~~~
秋月「はぁはぁ…ここまで来れば…」←屋内に逃げ込んだ
秋月「あ…でもプリンツさんとはぐれちゃった…どうしよ…」
秋月「…ん?」
鬼憲兵「オラーッ!」ダダダダ
秋月「わわわわ、来たっ!」オロオロ
鬼憲兵「シェーッ!!」ガシィ
秋月「きゃああ!」
【なす術無く捕まった秋月】
秋月「何ですか!何ですか!」
鬼憲兵「…」←洋上補給
秋月「本当に何それ!?」
秋月「あっ…足を…!!」
秋月「わぁぁん、やめてぇ…」
榛名「私の計算機だと、鍵は屋内にあるかと…」
瑞鶴「そんな眼鏡の妹みたいなことを…」
瑞鶴「って、あそこにいるの秋月じゃない?」
榛名「本当だ!秋月ちゃん!おーいっ!」
秋月「…」
瑞鶴「秋月…?足に何つけてんの?」
秋月「分かりませぇん…」ズルズル
【足にロープでドラム缶(物資入り)を括られた秋月】
544: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/17(木) 22:02:08.36 ID:PEf3sINt0
秋月「待って…置いて行かないでぇ…」ズルズル
瑞鶴「引きずる音がうるさい!」
秋月「だってぇ…」
榛名「ドラム缶の中には…おにぎりにお茶、あっ!ポカリスエットもありました!」
瑞鶴「お、ポカリは水分補給に丁度いいかも!」
瑞鶴「…っと、やば」
鬼憲兵「ヒハハハハ!」←ハリセン
【音を聞きつけやってきた鬼憲兵】
榛名「榛名は大丈夫じゃないので逃げます」ダッ
瑞鶴「ごめんねー秋月、頑張って」ダッ
秋月「瑞鶴さん!待って…!!」ズルズル←補給物資が邪魔で上手く走れない
鬼憲兵「オラァァーッ!」
秋月「やだぁーっ!」バチコーン
瑞鶴「あーあ、かわいそ」ダダダダ
榛名「…」クルッ
瑞鶴「榛名?何で引き返して…」ダダダダ
瑞鶴「…あ」
鬼憲兵「…」ダダダダ
【瑞鶴の前方から鬼憲兵が】
鬼憲兵「オラァァァァーッ!」←スリッパ
瑞鶴「やられたァーー!!」←スパァーン
545: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/17(木) 22:12:10.90 ID:PEf3sINt0
~~~
吹雪「くっ…瑞鶴め…」
プリ「秋月…待って…」
吹雪「ん?プリンツさん」
プリ「吹雪、ここの居たの!丁度いいや一緒に行こ!」
吹雪「んー、わかった」
プリ「わーい!仲間ができたー!」
プリ「…わっ!憲兵さん来てる!」
憲兵「フッフッフフフ!」ダダダダ
吹雪「これはまずい!プリンツさん、そこのロッカーの陰にかくれて!」
プリ「らじゃ!」
憲兵「フフ!」ダダダダ
吹雪「憲兵さん、ロッカーの陰です」ダッ
【真っ先に仲間を売る主人公】
憲兵「…」←ロッカーに向かってる
プリ「ふぇぇ!?ちょっと吹雪!!!」
吹雪「プリンツさんありがとねー!!」ダダダダ
プリ「ちょ、なんでー!?」
憲兵「オラァ!」←牛殺し
プリ「牛殺しって何!?怖い恐い!」
憲兵「キエェーーーッ!!」
プリ「デコピンなのーっ!?」ベチーン
546: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/17(木) 22:23:35.99 ID:PEf3sINt0
【小屋の中】
憲兵「オラァ!」ガチャ
陽炎「…また入ってきた」
憲兵「…」←掃除機を持ってる
陽炎「…マジで?」
憲兵「…!」ズオオズッズオオズォォォォズズズズズ!
陽炎「ふわぉーっ!ちょい!!それ駄目だって!おいコラっ今いけないとこ吸ったでしょ!殺すわよ!んっ!!やめっ…!」
憲兵「…」←退室
陽炎「どんだけバリエーションがあるのよ…!
」
陽炎「て言うか今の絶対、司令官の趣味だったでしょ!早くここから出してってばぁ!」
547: ◆UkGA96Sknk 2015/09/17(木) 22:25:19.07 ID:PEf3sINt0
【鬼出現ステージ】
??「がってんだぁーーっ!!!」
【鬼、1人追加】
550: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/17(木) 22:40:46.25 ID:PEf3sINt0
~~~
吹雪「見つけた…!瑞鶴…!」
吹雪「コラァ瑞鶴さん!さっきはよくも私を売ったな!!」
【瑞鶴たちと合流した吹雪】
瑞鶴「うおっ吹雪!ごめん!あれは条件反射で…」
吹雪「いい!?仲間を売るってことは艦娘として最低の行為なんだよ!」
榛名「吹雪さんは仲間想いな方なんですね」
吹雪「人として当たり前だからね!」
【平然と自分を棚に上げる主人公】
吹雪「ところで…秋月は何やってんの?」
瑞鶴「あー、それはカクカクシカジカ…」
瑞鶴「…で、ドラム缶を外そうと奮闘してんの」
吹雪「秋月も災難だね…」
秋月「吹雪さん、助けてぇ…」ウワメヅカイ
吹雪「あ、憲兵来てる。逃げよ」ダッ
秋月「吹雪さぁん!?」ガーン
554: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/17(木) 22:49:09.69 ID:PEf3sINt0
憲兵「クーックックック」←牛殺し
秋月「ひぃぃ…」ズルズル
吹雪「秋月、おっそーい!」
瑞鶴「秋月!その音うるさいからこっち来ないで!」
榛名「計算によりますと、秋月ちゃんはどこかに独りで居て憲兵を誘き寄せる作戦が有効かと!」
秋月「仲間想いとはなんだったんですかぁ!!」ズルズル
ガンッ!
秋月「…えっ?」
榛名「あっ」
【秋月、ロープが柱に絡まってしまい動けない】
秋月「嘘でしょ…」
憲兵「オラァ!」
秋月「ひぅんっ!」ベチーン
吹雪「あ、これはちょっと可哀想…」
瑞鶴「秋月、大丈夫?ロープほどける?」
秋月「ほ、ほどけません…」
榛名「これはピンチです…」
555: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/17(木) 22:58:50.03 ID:PEf3sINt0
吹雪「…」チマチマ
瑞鶴「…」チマチマ
秋月「…」チマチマ
榛名「…駄目です、ほどけません!」
吹雪「どんだけキツキツに絡まってんの…」
瑞鶴「それよりずっとここにいたら、また憲兵に捕まっちゃうんじゃ…」
秋月「イヤだぁ…置いていかないで…やだ…お願いです…!」フルフル
吹雪「秋月…」
吹雪「ごめん!バイバイ!」ダッ
秋月「!?」
瑞鶴「たぶん後で助けに来るから!」ダッ
榛名「それまで辛抱してください!」ダッ
秋月「え…あ…やだ…うそ…」
秋月「ふわ…わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!」
【秋月提督、見捨てられて大泣き】
憲兵「オラァ!」←声を聞きつけやってきた
秋月「やだぁぁぁ!!!」スパァーン
557: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/17(木) 23:07:10.51 ID:PEf3sINt0
吹雪「いや秋月のことは残念だった」
瑞鶴「それより鍵…そろそろ見つかってもいいんだけどな…」
榛名「とりあえず、部屋とか入ってみます?」
吹雪「そうだね、まずは医務室あたりに…」
涼風「がってんだぁーーっ!!!!!」
吹雪「!?」ビクッ
【鬼涼風、登場】
涼風「おぅ、お前たち!鍵が欲しいって何のことだ?」
瑞鶴(鬼…?涼風も鬼なのかな?)
吹雪(鬼でしょ…体にでかでかと『涼風』って書いてあるもん)
榛名(だとしたら、どんなお仕置きが…?)
涼風「鍵なら、あたい!持ってるぜ!」
吹雪「えっ!?」
涼風「ほら見てな!この橙色のみずみずしい果実!」
涼風「ってコレは柿!てやんでぃバーローめ!」ケラケラ
吹雪「…」
瑞鶴「…」
榛名「…」
涼風「以上だ!」←撤収
吹雪「以上なの!?」
558: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/17(木) 23:13:27.10 ID:PEf3sINt0
瑞鶴「涼風は人畜無害…と」
榛名「むしろ可愛かったですね」
吹雪「さて、医務室の中に入るよ…」ガチャ
吹雪「お!あった!宝箱!!」
榛名「ほんとですか!やりました!」
瑞鶴「あの中にきっと鍵がはいってるんでしょうね」
吹雪「じゃあ開けるよ、いい?」
榛名「はい!」
吹雪「オープン!」パカ
プシューッ
吹雪「…」←小麦粉ガス発射された
瑞鶴「wwwwww」
榛名「ハズレでしたねw」
吹雪「笑うなっ!」マッシロ
559: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/17(木) 23:25:20.91 ID:PEf3sINt0
【その頃、秋月は】
秋月「くすん…くすん…」
秋月「ぐすっ…ひぐ…誰か…誰かぁ…」
【ちなみに、絡まって既に3回鬼憲兵お仕置きを受けてしまった秋月】
秋月「うぇぇん…瑞鶴さん…ぐしゅっ…」
プリ「…?」
プリ「秋月!?何やってんの!?」
秋月「プリンツさん!?」
【プリンツ、秋月と合流】
秋月「プリンツさん…!プリンツさん…!!」←見つけてくれて嬉しい
プリ「うわ!絡まってる!大丈夫なの!?動けないでしょこれ!」
秋月「はい…助けてください…」
プリ「大丈夫だよ、安心して!待っててね今ほどくから…」
秋月「はっ!プリンツさん、後ろ!!」
プリ「え?」
鬼憲兵「キーッ!!」←鼻フック
【プリンツに迫る鬼憲兵】
560: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/17(木) 23:29:04.67 ID:PEf3sINt0
プリ「あ…やば」
秋月「プリンツさん逃げてくださいっ!!」
プリ「…やだよ」
秋月「えっ!?」
プリ「私が逃げたら、動けない秋月が捕まっちゃうもんっ!」
秋月「そんな…プリンツさん!?」
秋月「でも私、さっき貴方を置いて逃げましたよ!だから…!」
プリ「その前に私たち、艦娘でしょ!?仲間でしょ!」
プリ「秋月が困ってるなら、私が助けるから!!」
秋月「プリンツさぁん!」
憲兵「オラァー!」
プリ「いだだだだだだだだ!!」グイーッ
秋月「あ、面白い顔w」
プリ「台無しだよっ!」グイグイ
561: ◆UkGA96Sknk 2015/09/17(木) 23:36:51.75 ID:PEf3sINt0
鬼憲兵「…」←撤収
プリ「秋月、今度こそほどいてあげるからね…」
秋月「すみません…」
涼風「がってんだぁーーっ!!」
秋月「!?」
【涼風登場】
プリ「鬼…!?鬼なの!?」←秋月を庇う動き
涼風「いやぁいいもん見させてもらったよ…これぞ仲間…感動的さ!」
涼風「…これ使いな」
プリ「?」
【プリンツにナイフを渡す涼風】
プリ「え…だ、Danke!」
プリ「秋月、これで!」スパッ
秋月「切れました!自由です!!」
プリ「貴方は鬼じゃないの?」
涼風「…鍵は売店の近くにあるよ」
涼風「健闘を祈ってる、精々頑張るがいいさ」←撤収
秋月「あ、ありがとうございます…」
プリ「不思議な人だったね…」
562: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/17(木) 23:43:53.05 ID:PEf3sINt0
【in小屋】
陽炎「暇になってきた」
??「…」ガチャ
陽炎「あー、また憲兵が…」
赤城「…」ドーン
陽炎「!?!?!?!?!?!?!?!?」
赤城「…」ムチュー←ディープキス
陽炎「…!!!?ん……っ!!や…ぁ……!!!舌………ぁっ………だめ………ぁぁ…!!!」ジュルッジュルッ
赤城「…」←退室
陽炎「はぁ…はぁ…」
陽炎「…あの人ってああいうポジション多いよね…なんでか知らないけど」
564: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/17(木) 23:47:01.75 ID:PEf3sINt0
【鬼出現ステージ】
??「少し厳しい躾が必要みたいですね…」
【鬼、1人追加】
574: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 13:20:49.04 ID:MEuK3Gy00
~~~
プリ「あ、吹雪たちいたよ!」
秋月「おーい!吹雪さーん!みなさーーん!」
吹雪「げ!プリンツさん!?」
瑞鶴「秋月!助かったの!?」
秋月「はい!プリンツさんと涼風さんのおかげです!」
瑞鶴「涼風?」
榛名「とにかくよかったです…あのロープはどうなることかと思いましたから…」
プリ「えへへ」
吹雪「ところでプリンツさん、もしかしてさっきのこと…怒ってる?」
プリ「見捨てたことなんかどうでもいいよ、それよりなんで吹雪は白いの?」
吹雪「察して」←小麦粉で真っ白
プリ「…」←だいたい予想ついた
秋月「そんな事より皆さん!報告があります!」
秋月「実は先ほど涼風さんから、鍵の場所を教えてもらったんです!」
榛名「えっ!?本当ですか!?」
瑞鶴「それは本当なの秋月!」
秋月「本当です!鍵は売店の近くに言ってました!」
吹雪「それが本当ならこの訓練を終わらせることが出来るよね」
プリ「よーし、じゃあ早速みんなで行こう!」
吹雪「ってうおおお!憲兵来てる!」ダッ
瑞鶴「ええ!?マジかよ!」
榛名「ってよく見て!あれは憲兵じゃありません!」
秋月「あれは…香取さん!?」
プリ「香取!?」
香取「…」ダダダダ
【鬼香取、出現】
575: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 13:26:46.75 ID:MEuK3Gy00
吹雪「香取さんなら…さっきの涼風と同じように人畜無害という可能性も」
瑞鶴「そうよね、きっとそうよ。これは安心ね」
プリ「…でも香取さんの体になんか変な文字が書いてあるけど」
榛名「あれは…『エビフライ』って書いてますね」
吹雪「よし決まった!逃げるよーーー!」ダッ
瑞鶴「よくわからないけど明確にお仕置きの内容が書いてあるからアレは駄目なやつだー!!」ダッ
榛名「涼風ちゃんは『涼風』だけでしたもんねー!」ダッ
プリ「でもエビフライって何ー!?」ダッ
秋月「嫌な予感はしますーっ!!」ダッ
577: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 13:31:36.77 ID:MEuK3Gy00
香取「待ちなさい!待つのです!!」ダダダダ
吹雪「なんであの人まで鬼をやってんの!」
瑞鶴「香取先生のお仕置きなんて、嫌な予感しかしないわよっ!」
榛名「ちょっとあの人速くないですか!?低速艦のはずでしょう香取先生は!」
香取「それは艤装を着けたときの話です。生身の状態ならまぁまぁ速いのですよ私!」
プリ「うわわわ!追いつかれるっ!」
秋月「叩かれるのはもう嫌ですーっ!」
榛名「そうだ!瑞鶴さん!ここはシビレ罠で香取さんの動きを止めましょう!」
瑞鶴「なんで違うゲームのアイテムで対処しようとするの!?」
吹雪「このままじゃ追い付かれるーー!!」
578: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 13:40:44.84 ID:MEuK3Gy00
吹雪(あ、そうだ)
秋月「?」
吹雪「プリンツさん!」
プリ「どうしたの吹雪!?」
吹雪「さっき、見捨てたことはどうでもいいって言ったよね!」
プリ「そうだよ!私たち艦娘だから…」
吹雪「えい」ケリッ
プリ「!?」ステーン
【プリンツを転ばし囮にする吹雪】
プリ「吹雪ぃーーーー!?何やってんのーーーーー!?」
吹雪「またまたありがとう!プリンツさんっ!」ニコッ
プリ「そういう意味でどうでもいいって言ったんじゃないよ!?」ガーン
瑞鶴「吹雪…本当の鬼はあんただったのね」
榛名「最悪ですねこの人…」
吹雪「ブリザードさんと呼んで欲しいなー」←全力疾走
秋月「吹雪さん…」
吹雪「あっははははははは!」
瑞鶴「まぁ…でもこれで香取さんの手から逃れられるし!」
榛名「そうですね!すみませんプリンツさん!そういうことですので先行きますね!」
プリ「い、いやだよ…ひとりで香取のお仕置きだなんて…」
プリ「せめてもう1人だけでも囮を…!」ガシッ
榛名「へ?」
榛名「あっーーー!?」ステーン
【榛名を道連れにするプリンツ】
579: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 13:45:37.24 ID:MEuK3Gy00
榛名「何をするのですプリンツさん!?気でも触れたのですか!?」
プリ「そのセリフは吹雪に言ってよ!」
香取「うふふ…捕まえましたよ」
【香取に捕らえられた榛名&プリンツ】
瑞鶴「つ、捕まった…2人同時に…」
秋月「プリンツさんっ…ごめんなさい!」
吹雪「いやぁまさか2人一緒にお仕置きするとは」←他人事
プリ「吹雪…!貴方いつか逆襲してやるんだからぁ…!」
榛名「吹雪さんのばーか!あーほ!」
吹雪「いや榛名さんは関係無いでしょ」
香取「さて、これからこの2人にお仕置きを執行しますので」
香取「別の場所に移動します。もしよろしければ、他の3人もご一緒にどうぞ」
プリ「ば、場所移動!?」
秋月「ここでお仕置きじゃないのですか!?」
瑞鶴「この場所じゃできない、ということはお仕置きは大規模なもの…?」
榛名「榛名…大丈夫じゃないかもしれません…」ガクガク
580: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 17:43:24.90 ID:MEuK3Gy00
【香取に連れられ移動する5人】
秋月「どこへ向かってるのでしょうか…」
香取「着きましたよ」
【演習場に到着】
吹雪「演習??」
榛名「演習とエビフライに何の関連性が…」
香取「それでは皆さんお待たせいたしました」
香取「これよりお仕置き『エビフライ』を執行したいと思います」
榛名「ええ!?」
瑞鶴「説明も何も無し!?」
秋月「本当に何をする気なんですか!?」
プリ「何…?私、何されちゃうの…?」←怖い
581: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 17:49:36.83 ID:MEuK3Gy00
香取「憲兵さん!やっておしまい!」
憲兵「オラァ!」
【香取の下僕憲兵、出現】
憲兵「てめぇらこれを着ろっ!」サッ
プリ「わっ、わっ!?」
榛名「何をするんです!?」
瑞鶴「あの服…エビフライ!?」
吹雪「え?エビフライ要素ってこれだけ??」
【エビフライの着ぐるみを着せられる榛名&プリンツ】
香取「無事にスーツに着替えたようですね」
プリ「スーツ!?これが?」
榛名「この着ぐるみ、袖も裾も無いから手足の自由が効かないのですけど…」
香取「大丈夫ですわかってます」
香取「それでは、次にこれを見てください」
プリ「?」
榛名「あっ」
秋月「あ…これって…」
582: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 18:01:20.77 ID:MEuK3Gy00
【香取の指差す方向に、巨大な魚雷発射装置】
瑞鶴「…マジかよ、これ」
榛名「あの、香取さん?」
香取「はい?」
榛名「だいたいこの先のことは予想できましたけど…ジョークですよね?」
香取「さぁ、どうでしょうか?」
香取「憲兵さんたち!運びなさい!」
憲兵「オラァ」エッホエッホ
【巨大魚雷発射装置へと運ばれる榛名&プリンツ】
榛名「ぎゃああああああああ!!!イッツノットジョオオオオク!!!」
プリ「いやだぁぁぁぁ!人間魚雷なんて聞いてないよぉぉぉぉ!!」
香取「人間魚雷じゃなくて人間エビフライですけど?」
榛名「そんなの知りましぇぇぇん!!」
吹雪「あまりの恐怖に榛名さんが壊れた…」
榛名「ちょっと!本当に私たち、中に入れられてるんですけど…」
プリ「え?冗談だよね?私死んじゃうよこれ!」
憲兵「エビフライ2門!装填完了です!」
香取「それでは発射用意!目標は海よ!」
憲兵「準備完了!いつでも行けます!」
榛名「お願いします!助けてください!!」
プリ「Waruuuuuuuum!!!どうして私がこんなとこでぇぇぇ!」
583: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 18:08:24.16 ID:MEuK3Gy00
香取「撃てぇー!」
シャッ シャッ
プリ「うわぁぁぁぁぁーーーーーーーー!!!!!」
榛名「キィィーーーーーヤァーーーーーッ!!!!!」
【海へと飛び立つエビフライ榛名&プリンツ】
香取「あーっはっはっはっは!!傑作!!!」
吹雪「…」
秋月「…」
瑞鶴「…」
吹雪「言っていい?」
瑞鶴「何を?」
吹雪「本当の本当の鬼は、私じゃなくて香取さんだってこと…」
瑞鶴「そうね、それは同感だわ……」
秋月「プリンツさん…いい人間ほど、先に死ぬって言いますよね…ぐすっ」
プリ「秋月…私を勝手に殺してないで、助けて…」ブクブク
584: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 18:14:28.90 ID:MEuK3Gy00
榛名「はぁ…はぁ…エビフライスーツが水に浮く素材でよかった…死ぬほど怖かった…」←救助された
プリ「ふーぶーきー…あなたがあの時蹴ったせいで…」ビショビショ
吹雪「ごめんなさい!謝ります!ここまで酷いとは思いませんでした!」←土下座
榛名「しかし今のでかなり時間をロスしてしまいましたね…」
秋月「売店に向かうだけでこんなに酷いことになるなんて…」
瑞鶴「気を取り直して売店まで行くわよ。さっさとこの訓練を終わらせましょう」
585: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 18:21:08.25 ID:a/cH+u68O
【売店】
吹雪「よーし、売店に到着…っと」
瑞鶴「途中で憲兵にも遭遇しなくてよかったわ」
プリ「秋月、宝箱はどこ?」
秋月「えーと…ありました!」
【宝箱を発見】
榛名「やりましたね!」
吹雪「ふー…これでやっと終わりかぁ」
瑞鶴「秋月!はやくそれ開けちゃいなさい!」
秋月「はい!」パカ
秋月「…え」
プリ「どうしたの?」
『はずれ by涼風』
秋月「…騙されてました」
瑞鶴「涼風ぇー!!!」ガーン
吹雪「まだ続くのこれ…」
586: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 18:22:47.87 ID:MEuK3Gy00
【小屋の中では】
陽炎「…」ウズウズ
憲兵「オラァ!」ガチャ
陽炎「憲兵さん丁度いいところに!背中痒いんだけど、縛られて動けないからさ!ちょっと掻いてよ!」
憲兵「…」カリカリ
陽炎「あー、そこそこー。上手い上手い」
憲兵「オラァー!」ベチーン
陽炎「いだぁーーー!!?」
【陽炎提督もまだまだ拷問を受け続けるのであった】
587: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 18:55:47.72 ID:MEuK3Gy00
【さらに時間は経過する】
【売店から、さらに30分ほど時間が経ったが提督たちはお仕置きを受けるばかりで】
憲兵「オラァ!」←風船爆発
秋月「ふわぁ!」パァーン
【鍵は一向に見当たらない】
憲兵「うぷっ…オラァ!!」←臭い靴下
瑞鶴「なんか凄い憲兵もいるわねぇ!!」オエーッ
【お仕置きを受け続け、疲弊しゆく提督たち…】
憲兵「オラオラ!」←ゴムパッチン
プリ「今こそ逆襲のとき!」サッ
吹雪「してやられたぁ!!」バチーン←文句言えない
【そして軽く皆から存在が忘れられてる陽炎提督…】
陽炎「今日の晩御飯って何が出てくるのかな」
憲兵「オラァ!」←足つぼマッサージ
陽炎「うぎゃあーーーーーー!!!」
【提督たちは無事に訓練を成功させることは出来るのか!?】
588: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 19:07:49.11 ID:MEuK3Gy00
吹雪「鍵…無い…」ゼエゼエ
秋月「もう疲れちゃいました…」グッタリ
瑞鶴「これ以上のお仕置きはやだ…」
榛名「後少しです!後少しで鍵は見つかるはずです!」
プリ「そうだよ、鍵さえ見つかったら終わるんだよこんなこと!」
吹雪「でもそれが見つからないんだもん…」
瑞鶴「ねぇ、ちょっと思いついたんだけど私たちさっきから集団行動してるよね」
榛名「そうですけど?」
瑞鶴「これさ、バラバラで行動した方が探せる範囲が広がって良いと思うんだけどなんで皆集まって行動してんの?」
榛名「?」
プリ「…」
吹雪「天才だ!瑞鶴さん!」
榛名「さすが空母ですね!今は提督ですけど!」
瑞鶴「いやこれくらい気付きなさいよ!」
589: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 19:11:11.52 ID:MEuK3Gy00
【瑞鶴のアイデアで、各々個人行動を始める提督たち】
吹雪「鍵…鍵…」
吹雪「ここには無い…場所変えよ」
【しかし、そんな彼女たちの前に最強の鬼が現れる】
??「…」ザッ
吹雪「!?」
??「Buongiorno!」
590: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 20:19:52.87 ID:MEuK3Gy00
吹雪「Italia…いえ、Littorioさん!?」
リットリオ「どうもー♪」
【鬼Littorio、参上】
吹雪(リットリオさん…見た感じ大人しそうな人だなぁ)
吹雪(きっと香取さんみたいな過酷なお仕置きはしてこないと思うけど…)
吹雪(一応、体のお仕置き内容の確認を)
リットリオ「…」←イタリアンファミリー
吹雪「駄目だ全く予想つかない!!」
591: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 20:25:06.39 ID:MEuK3Gy00
※リットリオの名前が長いのでリットと略します
リット「ではお仕置きしますねー」
吹雪「おお、ふ」
吹雪(なんだかふわふわした人だよねこの人…)
リット「えいっ!」ガシッ
吹雪「ふわぁ!?」
【リットリオに担ぎ上げられる吹雪】
リット「それでは運びますねー」
吹雪「どこへですか!?」ジダバタ
リット「あっ、大人しくしてくださいねー」ぎゅっ
吹雪「あっ…やだ、性格もふわふわなら身体もふわふわなのね…」ハフゥ
吹雪「ってやかましいわ!一体どこいくの!」
593: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 20:35:30.45 ID:MEuK3Gy00
【とある部屋】
リット「着きましたよー」ドサッ
吹雪「わわっ!」
吹雪「え…ここは?」
瑞鶴「吹雪!?あんたもここに!?」
秋月「吹雪さん!こんにちは!」
吹雪「あれ?秋月、瑞鶴さん?」
リベッチオ「いらっしゃーい、私たちの部屋に!」
ローマ「どうぞごゆっくり」
吹雪「!?」
【吹雪、イタリアンファミリーに到着】
吹雪「ほわぁ、リベちゃんにローマまで!」
ローマ「さんを付けろよデコ助野郎!」クワッ
吹雪「ごめんなさい!つい都市の感覚で呼んじゃって!」ビクッ
秋月「私、一番最初にこの部屋に来たんですけどローマさんと2人きりだったから気まずくて…」ヒソヒソ
瑞鶴「あぁ、わかるわ…」ヒソヒソ
リット「さぁリベちゃん、残りの2人も呼んできてくださいね」
リベッチオ「はーい!」
594: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 21:19:02.67 ID:MEuK3Gy00
※リベッチオも長いので省略してリベで。ローマさんはそのままです。
リベ「連れてきたよー!」
プリ「や…やぁみんな、私も来たよ」
榛名「榛名も来ちゃいました…」
吹雪「全員揃っちゃったね」
瑞鶴「こんな大人数…まとめてどうするつもりなの?」
リット「さて、まずは…」
秋月「!」ビクッ
瑞鶴(ついにお仕置きが…!?)
リット「お茶にしましょうか」
吹雪「え?」
リット「ローマ、何か飲み物入れてきてください」
ローマ「はいはい」
リベ「わたしはー?」
リット「リベちゃんはここで待っててくださいね」
秋月「…?」
プリ「あれ…お仕置きは?」
596: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 21:27:59.84 ID:MEuK3Gy00
リット「エスプレッソです、めしあがれ」
吹雪「あ、ども」
秋月「いただきます…わっ、苦い!」
瑞鶴「秋月、大丈夫?」
リベ「エスプレッソは砂糖を入れて飲まなくちゃー」
秋月「そうだったんですね」
ローマ「…」サラサラ
プリ(あの眼鏡の人、大量に砂糖入れてるけどいいのかな)←無糖派
リット「お菓子も一緒にどうぞー。ビスケットです」
瑞鶴「ありがと、いただきます」
吹雪「…おいしい」
リベ「ビスケットの本場はイタリアだからね」
秋月「初めて知りました!」
リベ「いや、知らないけど」
秋月「」
吹雪「…」モグモグ
吹雪(何?この状況)
597: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 21:39:57.02 ID:MEuK3Gy00
吹雪「瑞鶴さん」ヒソヒソ
瑞鶴「何?」
吹雪「怪しくない?」ヒソヒソ
瑞鶴「怪しいわよ。でも休めるときはしっかり休んでおかなくちゃ」ヒソヒソ
吹雪「いやこれは絶対罠だよ。たぶんタイミングが来たらローマさんあたりが暴れまわる展開になるよ絶対」ヒソヒソ
瑞鶴「それはわかってるけど…」ヒソヒソ
吹雪「榛名さんたちを見てよ」ヒソヒソ
瑞鶴「?」
リベ「ビスケットはね、コーヒーに浸すとね、コーヒービスケットになるんだよ!」
榛名「榛名もそれときどきやっちゃいます!私の場合は紅茶なので紅茶ビスケットですけど」
プリ「これはこれでおいしいね」
秋月「苦みも軽減されて美味しいです!」
リット「うふふっ」
瑞鶴「お茶を楽しんでるわね」ヒソヒソ
吹雪「そうじゃない、あいつら完全に油断してるんだよ?」ヒソヒソ
吹雪「今ならあいつらを犠牲に逃げ出すことができるから、それが私たちにとって懸命な判断と思うな」ヒソヒソ
瑞鶴「吹雪、あんた本当に悪い奴ね」ヒソヒソ
吹雪「…」
瑞鶴「その話乗ったわ」
吹雪「そうでしょ」ニヤッ
599: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 21:45:42.68 ID:MEuK3Gy00
吹雪(よーし、隙を見て…)
吹雪「今だ!」ダッ
瑞鶴「ごめん!私たち、鍵探さなくちゃいけないから!」ダッ
プリ「あ!鍵のこと忘れかけてた!」
秋月「私たちもいかなくちゃ!」
リット「あら、秋月さんたちはまだゆっくりしていってください」
榛名「へ?」
秋月「で、でも…」
リット「いいですね?」←プレッシャーを放っている
秋月「…はい」
リット「…さて、ローマ」
ローマ「了解」スッ
600: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 21:59:30.89 ID:MEuK3Gy00
リット「榛名さん、秋月さん、プリンツさん…リベちゃんも。貴方たちにイタリアのファミリーのルールを教えてあげます」
\オラァマテヤフブキ!ズイカク!/
\アイエエエ!?ローマ!?ローマサンナンデ!?/
榛名「ふぇ?」
リベ「私もなの?」
秋月「あの、外で何か聞こえるんですけど…」
リット「リベちゃんはまだ幼いから。外の雑音は気にしないでください」
プリ「…はぁ」
\イタリアンドロップキック!!フキトベヤー!/
\フブキー!アァッフブキガー!/
リット「イタリア人はコーヒータイムを非常に大切にします。仕事の前、休憩時間、家族会…色んな場面でコーヒーを飲みますね」
リット「イメージしやすいのはイギリス人のティータイムが近いですかね」
榛名「わかります!金剛お姉さまも紅茶の時間を大切にしますから!」
プリ「…」←外の音が気になる
\ヒッサツ!シチメンチョウゴロシー・/
\ギャー!ズイカクサーン!/
リット「でしょう?なぜなら皆で飲むコーヒーは皆の親睦を深めますので」
リット「そんな大切な場所から逃げ出すのはそんな親睦の輪を乱すことを意味するのです」
リット「そんなことをする人間は…イタリアンファミリーの裏切者かもしれません」
秋月「…」←察した
プリ「…」←理解した
601: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 22:04:22.68 ID:MEuK3Gy00
リット「リベちゃんももうすぐ立派な女性…社会のマナーは身に付けてくださいね」
リベ「わかった!がんばる!」
リット「さて…貴方たちもここに長居させてすみませんでした」
プリ「い、いえ!」
秋月「気にしてませんから!」
リット「これお土産です。受け取ってください」
榛名「ありがとうございます」
秋月「…え?」
【お土産が宝箱】
秋月「プリンツさん…榛名さん…」
プリ「まさか…」パカ
【宝箱の中に小屋の鍵が】
秋月「あったー!」
榛名「今度こそやりました!」
602: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 22:08:25.61 ID:MEuK3Gy00
【イタリアンファミリーを後にする秋月一行】
秋月「吹雪さん!」
吹雪「…何?」ボロボロ
プリ「見て!これ!」
瑞鶴「?」
【鍵を吹雪と瑞鶴に見せつけるプリンツ】
瑞鶴「…」
吹雪「…」
瑞鶴「アンタが逃げようなんて言うからぁ!!!」ドガッ
吹雪「痛ぁい!」
榛名「?」
603: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 22:12:31.33 ID:MEuK3Gy00
榛名「とにかくこれで任務完了ですね!」
吹雪「そういやなんで鍵を探し回ってるんだったっけ」
プリ「…陽炎を助け出すためだったよね?」
瑞鶴「なんで疑問形なの」
秋月「それでは陽炎さんが待ってる小屋まで急ぎましょう!」
瑞鶴「おっけー、行くわよ」
604: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 22:17:21.88 ID:MEuK3Gy00
【小屋の前】
プリ「なんとか着いたー」
秋月「それでは解錠でーす」
吹雪「はやく開けて」
ガチャン
ガチャ
陽炎「…?」
吹雪「陽炎!」
陽炎「…あぁ、皆…遅いわよ…」
【陽炎との運命の再開を果たした提督たち】
吹雪「ごめんごめん。手間取っちゃって」
秋月「お待たせいたしました!」
瑞鶴「陽炎…ずっとそんな格好でここにいたのね…」
榛名「はやく紐を外してあげましょう!」
プリ「涼風からもらったナイフがあるからこれで切ろう!」
陽炎「ん…ありがと」
スパッ
陽炎「やっと自由だー!」
秋月「おめでとうございます!」
【陽炎提督の救出に成功】
605: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 22:25:53.26 ID:MEuK3Gy00
陽炎「大変だったのよー?動けないのは」
瑞鶴「そりゃあねぇ」
陽炎「ところで結局これってなんだったの?」
吹雪「陽炎を救出する訓練」
陽炎「…なるほどね、そういうことだったの…」
プリ「陽炎はここで暇だったでしょ」
陽炎「それが酷い目に遭ったのよ」
陽炎「私が動けないのをいいことに、くすぐられたり殴られたり吸われたりキスされたり…」
秋月「吸われた!?キス!?」
陽炎「変な意味じゃないから。じゃあ早いとここんな狭い部屋から出ましょう」
榛名「そうだね」
瑞鶴「…ん?」
吹雪「…は!?アレ…!!」
プリ「嘘でしょ…こんな、最後に…」
秋月「憲兵の大軍が!?」
憲兵「「「「「オラァ!オラァ!オラァ!オラァ!オラァ!」」」」」ドドドド
【憲兵軍団、接近】
606: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 22:39:48.20 ID:MEuK3Gy00
憲兵「オラァ!」ガシッ
陽炎「やだーっ!」
秋月「きゃあっ!」
瑞鶴「痛ぁ!今、手が顔面に当たったんだけど!」バキィ
【憲兵に捕まってしまう6人】
吹雪「逃げれないよ!こんな密室!」
陽炎「せっかく拷問が終わったと思ったのにぃ!」
瑞鶴「憲兵の体には何て書いてある!?」
榛名「えーと、これは…」
榛名「くすぐりですね」
吹雪「一番地味に嫌なやつだっははははははははは!!」コチョコチョ
榛名「ひひははははははははっ!」コチョコチョ
陽炎「もうやめてえええええぇぇぇぇぇ!」コチョコチョ
提督「やれやれ…最後の最後で油断するとはお前たちもまだまだ甘いな」
瑞鶴「他人事みたいに言うなぁ!」
607: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 22:44:23.20 ID:MEuK3Gy00
【提督訓練が終了。榛名は撤収し、5人の提督は再び休憩室へと戻っていた】
瑞鶴「つ、か、れ、た…」
陽炎「私も…」
瑞鶴「何よ、陽炎は全然走ってないくせに」
陽炎「精神的によ、精神的…」
吹雪「それなら私たちも負けてないと思うけど」
秋月「同感です…」
プリ「休み時間ってどれくらいあるのかなぁ…」
608: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/19(土) 22:48:05.55 ID:MEuK3Gy00
ガチャ
提督「お前たち、次の日程だ」
プリ「え?早くないですか?」
秋月「まだ10分しか休んでいません!」
吹雪「ここで有給休暇を使用します!」
提督「有給休暇なんて無い。もともと提督業とはハードなものなんだぞ」
提督「それより次の日程の内容を発表をする」
提督「今からお前たちにやってもらうのは…」
提督「町のパトロールだ」
瑞鶴「パトロール!?」
618: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/28(月) 20:52:51.33 ID:NSiniW2I0
瑞鶴「なんで私たちがパトロールを…」
提督「軍にとって大切なのは、高い武力よりも一般市民からの支持である」
提督「たとえ一瞬で世界を壊滅させるだけの軍事力を持っていたとしても、市民からの支持が無ければ我々は悪と見なされ社会から排除されてしまう恐れがあるのだ」
提督「そこで我ら横須賀鎮守府は提督自らが町のパトロールをすることによって、社会の支持を受けるようにしているぞ」
提督「直接の軍事では無いと言え非常に重要な仕事だから、決して手を抜かずにパトロールしてくれよな」
秋月「なるほど、そういうことですか…」
吹雪「司令官も苦労が多いですね…」
提督「それじゃあ、外に行くぞ」
提督「取り敢えず正門前に集合してくれ」
619: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/28(月) 20:56:40.03 ID:NSiniW2I0
【横須賀鎮守府 正門】
秋月「正門に着きました!」
提督「では町に行くために、鎮守府の外に出る手続きをするぞ」
提督「まず俺が外に出るから、皆も俺に倣って出門チェックを済ませてくれ」
秋月「了解です!」
提督「じゃあ門番よ、よろしくお願いする」
浦風「あぁ?了解じゃ」
【門番 浦風】
620: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/28(月) 21:07:51.02 ID:NSiniW2I0
浦風「出門ね、ちょっと待ちや…」
浦風「えっと、外に出たい目的は何じゃ?」
提督「町のパトロールだ。他の5人も同じ目的だ」
浦風「はーい。じゃあ、君の提督名を教えてくれんかのぅ?」
提督「ああああ提督だ」
吹雪「wwwwwwwww」
瑞鶴「アンタ、そんな名前だったのwwwww」
デデーン
吹雪、瑞鶴、アウトー
吹雪「どわぁ!」スパーン
瑞鶴「痛!」スパーン
浦風「ああああ…っと。はい、出門チェック完了じゃ」
浦風「他の提督さんたちも、はよぅチェックするよー」
プリ「あ、はーい!」
622: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/28(月) 21:24:30.51 ID:NSiniW2I0
浦風「そこのポニーテールの可愛い子ちゃん、名前は?」
秋月「秋月です!」
浦風「秋月…っと、はいOKじゃ」
浦風「次はそこの着ぐるみ、名前を教えてくれんかの?」
瑞鶴「私よね…瑞鶴です」
浦風「外に出るときはそんなふざけた格好はせんほうがええよー」
瑞鶴「こっちだって好きでこんな格好してるんじゃないわよ!」
浦風「次は金髪ちゃんの名前を」
プリ「プリンツ・オイゲンです!」
浦風「PRINZ EUGEN…ピリンズエウゲン…?とにかく出門チェック完了したけぇのう」
プリ「ちゃんと読んでw」
瑞鶴「wwww」
デデーン
プリンツ、瑞鶴、アウトー
プリ「くぅ!」スパーン
瑞鶴「あだっ!」スパーン
浦風「次、そこのスパッツ」
陽炎「陽炎よ。出来ればスパッツ呼びはやめて」
浦風「スパッツ提督…はいOK」
陽炎「くっ」
吹雪「www」
デデーン
吹雪、アウトー
吹雪「うっ!」スパーン
623: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/28(月) 21:35:01.64 ID:NSiniW2I0
浦風「んじゃ最後、残った君、名前を」
吹雪「吹雪です」
浦風「吹雪…吹雪…」
浦風「あら…?リストに吹雪という名前の提督はおらんのぅ…」
吹雪「え?」
浦風「うーん、似たような名前ならおるんじゃが…」
提督「おっとすまない、どうやら吹雪の名前を間違った名前で登録してしまったようだな」
吹雪「な、なんですって!」
陽炎「でも提督なのは24時間だけでしょ?これが永久登録じゃなかっただけまだマシじゃないの」
瑞鶴「そうよね、永久登録した方の提督はああああだし…」
プリ「なんていう名前で登録してたの?」
浦風「えーと」
浦風「福山雅治」
吹雪「wwwwwwwww」
瑞鶴「wwwwwwwwww」
秋月「wwww」
陽炎「wwwwwww」
デデーン
吹雪、秋月、陽炎、瑞鶴、アウトー
624: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/28(月) 21:39:58.21 ID:NSiniW2I0
吹雪「最初の1文字しか合ってないじゃん!」スパーン
陽炎「何が似たような名前よ!」スパーン
秋月「不意討ちされました!」スパーン
陽炎「福山さん結婚おめでとうございます!」スパーン
浦風「じゃあ、改めてああああ、秋月、着ぐるみ、ピリンズ、スパッツ、福山雅治さん」
浦風「出門チェック出来たから外出してもええけぇのぅ!」
陽炎「秋月しかまともに名前覚えられてない…」
吹雪「外に出るための門は私には大きすぎた…」
626: ◆sgz06eY/Ks 2015/09/28(月) 21:57:16.92 ID:NSiniW2I0
【無事に外出を完了させ、町に訪れた提督一行】
提督「町へと着いたな」
【15時00分 町内パトロール開始】
プリ「町だー!」
瑞鶴「やっぱ町はいいわよね、人々の活気を感じるわ」
陽炎「休暇は町に来てショッピングとかレストランとか行って、窮屈な鎮守府からの解放を感じるのが楽しいのよ」
秋月「私も軍人になってお金をいっぱい貰っちゃいましたからいっぱい遊べちゃいます!」
吹雪「…言ってる割には、秋月この前レストラン行ったとき頼んだのライスだけだったけど」
瑞鶴「…本当なの?秋月」
秋月「大盛りですよ!」
陽炎「秋月…」
プリ「秋月はもっと贅沢を知った方がいいよ…」
【呑気にお喋りしながら町を歩き回る提督一行】
【だが、ここにも笑いの魔の手が数多く潜んでいることを彼女たちはまだ知らなかった…】
636: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/03(土) 20:06:39.91 ID:tsO/jcyb0
提督「さて、まずパトロールでチェックするべきポイントは…」
提督「ここだ」
【提督一行、公園に到着】
秋月「公園ですか?」
提督「そうだ。公園とは子供らが集まりやすい場所だ」
提督「元々公園というのは子供達を安全に遊ばせるためにつくられたものであるが…」
提督「その子供が集まりやすいという性質が災いし、子供を狙う不審者を呼び寄せてしまう、という欠点もあるんだ」
陽炎「あ、確かにそういう犯罪って実際にあるからね」
秋月「不審者、悪い奴です!」プンスカ
提督「そんな不審者に対する抑止力になるよう、我々パトロールたちが日々頑張っているんだぞ」
提督「どうやら今日も子供達が公園で遊んでいるようだ。お前たちもしっかりあいつらを見守ってやれ」
プリ「了解っ!」
吹雪「はーい」
637: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/03(土) 20:09:33.75 ID:tsO/jcyb0
プリ「どんな子たちかなー」
暁「わぁーん!それ暁が使ってたブランコー!」
ビスマルク「なーによ!先に乗ったもん勝ちでしょ!」
暁「わーん!わーん!」
ビスマルク「悔しかったら自力で取り返してみなさい!べーだ!」
プリ「!?!?!?!?」
【公園で遊ぶ子供 ビスマルク&暁】
639: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/03(土) 20:20:12.89 ID:tsO/jcyb0
プリ「…あの、あれって」
吹雪「ビスマルクさんね」
瑞鶴「しかも相当な悪ガキね」
陽炎「かわいそうに、暁をいじめてるわね」
プリ「何やってるんですか姉さま!?」
暁「わぁー!これでもくらいなさいよー!」ポカポカ
ビス「あら?全く効かないわね。そんなんじゃ私からブランコは奪い取れないわよ」
暁「わぁぁー!ビスマルクのばかぁー!!」
【喧嘩をする子供2人】
瑞鶴「暁、弱いわねー」
秋月「まぁ一応ビスマルクさんは戦艦ですし…」
吹雪「懐かしいな、子供の頃私が友達と遊んでたときもあんな感じのガキ大将いたなー」
陽炎「いたわよね、どっちかと言えば私がそれだったかもしれないけど」
プリ「ビスマルク姉さま…」←呆然
640: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/03(土) 20:30:29.07 ID:tsO/jcyb0
ビス「さぁ、もう駄目だとわかったなら大人しく退きなさい!」
暁「びいぃーーー!いーやーーー!!!」ワーン
吹雪「あーあ、暁大泣きだよ」
秋月「ビスマルクさん酷いですね」
陽炎「子供って喧嘩して強く成長していくのよね。強い奴は強いってことを学んでさ」
瑞鶴「この悔しい涙が暁を大きくさせる…」
プリ「皆は暁の何なの?」
暁「わぁぁー!わぁぁぁぁーー!!やーだーやーだー!!!ブランコー!!」
ビス「わーい、ブランコ楽しいわ!」キコキコ
暁「うわぁぁぁー!!ビスマルクーー!」
暁「これでも食らいなさいー!!!」シュッ
ビス「?」
ビス「いたっ!」ガンッ
【暁、ビスマルクに石を投げつける】
ビス「~!」ズキズキ
陽炎「あっ、石」
吹雪「あれは痛いね」
641: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/03(土) 20:32:43.39 ID:tsO/jcyb0
ビス「…」
プリ「ビスマルク姉さま、大丈夫ですか?」
ビス「…!」ジワッ
ビス「わぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーん!!!!!!あかつきが石なげたーーーーーー!!!!!!!!」←大泣き
吹雪「!?」
瑞鶴「!?」
642: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/03(土) 20:43:19.27 ID:tsO/jcyb0
ビス「わぁぁぁーーん!!!うわぁぁぁぁぁんっ!!!」
暁「なによー!元はビスマルクが悪いんじゃないのー!!」
ビス「ばかばかばがぁぁぁ!!あがづぎのばがぁぁぁ!!!」
【大泣きしながから喧嘩する子供達】
吹雪「大の大人が泣いてる…」
秋月「それも、石ころひとつで…」
暁「わぁん!わたしが勝ったんだからさっさとブランコ貸しなさいよぉー!!」
ビス「いやぁぁぁぁぁ!ごれわだじのブランコぉぉー!!」
ビス「わだじがこぐのー!!ブランコだのじいのぉーーー!!わだじぎゃ◯×△□ーーーー!!!こn#@※&%~~~!!!」
瑞鶴「wwwww」
陽炎「何てwwwww?」
デデーン
陽炎、瑞鶴、アウトー
陽炎「うっ!」スパーン
瑞鶴「あーっ!」スパーン
プリ「秋月…私は何を見てるのかな…」
秋月「…」←手でプリンツの視界を遮った
プリ「優しいね、秋月…」ポロポロ
643: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/03(土) 20:55:44.47 ID:tsO/jcyb0
暁「このぉ!はやくブランコ譲りなさいよー!」ポカポカ
ビス「いやぁー!いやだぁーーー!!」ポカポカ
【とうとう取っ組みあいの喧嘩を始めたビスマルク&暁】
吹雪「これはひどい」
陽炎「ビスマルクさんもブランコ一つくらい譲ってあげればいいのに…」
??「あらあら、大変!」
瑞鶴「!?」
??「こらっ!2人とも何やってるのっ!」
暁「あ、お母さん!」
ビス「Mommy!」
秋月「お母さんですか!?」
吹雪「2人いる…ってことはそれぞれの親が喧嘩を止めに来たんだね」
瑞鶴「でもビスマルクと暁の母親ってアレ…」
瑞鶴「片方、どうみてもお母さんじゃないけど…」
鳳翔「…」
雷「…」テーン
【母親 鳳翔&雷】
645: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/03(土) 21:08:20.74 ID:tsO/jcyb0
暁「おかーさーん!!ビスマルクがいじめるー!」
ビス「暁が石投げたのー!!」
鳳翔「そうなの、でも喧嘩は駄目でしょ?」←暁を慰めてる
雷「よしよし。でも先にブランコを独り占めしてたの、ビス子じゃない」←ビスマルクを慰めてる
吹雪「wwwwwwww」
陽炎「雷がビスマルクの母親なのねwwwww」
秋月「ww」
デデーン
吹雪、秋月、陽炎、アウトー
プリ「目から水が…」
秋月「ひっ!」スパーン
陽炎「うぎっ!」スパーン
吹雪「ん!」スパーン
雷「ごめんなさいね、鳳翔さん。うちの子が…」
鳳翔「いいんですよ雷さん、うちの子も怪我させてしまったようですし…こちらこそごめんなさい」
鳳翔「ほら暁、ビス子ちゃんに謝りなさい」
雷「ビス子もほら」
暁「ビスマルク…ごめん」
ビス「私も…ブランコ、貸してあげる」
鳳翔「はい!これで仲直り!」
雷「やっぱり仲良しが一番よね!」
646: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/03(土) 21:15:48.88 ID:tsO/jcyb0
【ビスマルク&暁、仲直り】
秋月「無事に丸く収まってよかったです」
瑞鶴「ていうかビスマルク、親からビス子呼びされてるのね…」
吹雪「まる子みたいなそんな感覚なんだろうか」
プリ「じゃあ…もう行こう、提督…」
プリ「私、もうここに居たくない…」ズーン
提督「いや、まだだ」
提督「公園には女子供しかいないだろう。いざというときのため、まだ見張りを続けておかなくては」
プリ「ふえぇ…」
提督「ほら、噂をすれば来たぞ…」
提督「女子供から金品を奪い取ろうと考える、悪ヤンキーどもが!」
秋月「えっ!?」
阿武隈「くくく…」
北上「有り金出しなよー!」
【ヤンキー 阿武隈&北上】
647: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/03(土) 21:25:52.37 ID:tsO/jcyb0
秋月「…知ってる人ですけど」
吹雪「秋月、しーっ」
鳳翔「な、何ですか貴方たちは!」
北上「あたしらはこの辺を縄張りとしている甲標シスターズってんだ」
阿武隈「この公園はあたし達の縄張り!4人合わせて使用料40000円置いてけ!」
雷「4万!?そんなに持ち合わせてる訳ないじゃない!」
暁「お母さんこわいー!」←鳳翔に抱きついてる
ビス「こわいよー!」←雷に抱きついてるが身長差であすなろ抱き
瑞鶴「おいwwwwwwwww」
デデーン
秋月、アウトー
瑞鶴「そこであすなろ抱きは卑怯だわ…」スパーン
北上「んー?持ってないんだってー?」
阿武隈「本当は持ってるんじゃないの?」
雷「本当だってば!ほら!」
鳳翔「晩御飯の買いものの為の1500円しか…」
阿武隈「…それだけ?舐めないでよね」
阿武隈「北上、恐がらせてあげて」
北上「おっけー…後悔しないでよね、若妻さん…」
雷「くっ…!」
陽炎「若妻て」
648: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/03(土) 21:30:19.74 ID:tsO/jcyb0
北上「ふっ…見なさい…」ゴソゴソ
北上「この…ナイフで…アンタらをギッタギッタに…」ゴソゴソ
北上「ギッタギッタ…あれ?」ゴソゴソ
北上「…」ゴソゴソ
阿武隈「北上?」
北上「…」
北上「えーっと、その」
北上「…オラァァァァァァ!!!!」クワッ
吹雪「wwwwwwww」
陽炎「wwwwww」
秋月「wwwwwwwwwww」
瑞鶴「wwwwwwwww」
デデーン
吹雪、秋月、陽炎、瑞鶴、アウトー
649: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/03(土) 21:35:01.55 ID:tsO/jcyb0
陽炎「ゴリ押しすんな!」スパーン
吹雪「アホかよお前!」スパーン
阿武隈「北上さん!何やってんですか!?」
暁「ここで北上さんがナイフを取り出してそこから繋げる流れのはずだったのに!」
北上「ごめん!本当に忘れたの!許して!」
提督「やむを得ん。取りあえずさっき暁が投げた石をナイフの代わりにしろ」
陽炎「えっこれ本当の放送事故なの?」
秋月「大丈夫なんですか、これ?」
プリ「…」←さっきのビスマルクが演技だったことがわかって安心してる
650: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/03(土) 21:43:33.22 ID:tsO/jcyb0
【テイク2】
阿武隈「北上、恐がらせてあげて」
北上「おっけー…」←石
暁「石だわ!こわい!」
ビス「わぁん!私たち殺されちゃうよー!!」
秋月「………!」←耐えてる
陽炎「石を脅しの道具に使うのって縄文人くらいしかいないでしょ…」
北上「さぁ、怪我したくなければ金を支払うんだ」
雷「うう…お金は無い…でも子供たちが…!」
鳳翔「なんとか見逃してもらえないでしょうか…!」
阿武隈「んー、しょーがないわねー。でも…」
北上「代わりのもので支払ってもらうよ」
鳳翔「それは一体…!?」
北上「…」
北上「…」
北上「…」
北上「えーと…」←台本見てる
阿武隈「北上さぁぁぁぁぁぁんっ!?」
吹雪「wwwww」
プリ「wwwwwww」
秋月「wwwwwwww」
瑞鶴「wwwww」
陽炎「wwwwwwwwwww」
デデーン
全員、アウトー
651: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/03(土) 21:57:51.90 ID:tsO/jcyb0
阿武隈「北上さん!ふざけてるんですか!?」
北上「ふざけてない!本番前は完璧に覚えてたはずなのに…!」
鳳翔「はずでは駄目です。慢心です…」
暁「もう北上さんのせいでめちゃめちゃー!」
北上「わ、悪かったから怒らないで…」
阿武隈「怒りますよこんなの!北上さんひとりのせいですよ!!」
阿武隈「なんですか!pixivとかで人気あるからって余裕こいちゃったんですかーーー!?」
北上「いや別にそんなんじゃ」
阿武隈「私なんか改二になっても人気あんまり上がってないんですよ!?強くなったのに!2chを見ればただの加速要因だし!!」
阿武隈「だいたい改二が来る前は私、人気もクソもなかったんですからね!」
阿武隈「育成されても『金背景?レアっぽいな』っていうどうでもいい理由だけで育てられた過去を持ってるんです!」
阿武隈「鳳翔さんと雷はキャラ人気高いし!暁とビスマルクさんは強い上にキャラ人気も高い!」
阿武隈「このメンバーの中でいまいち人気ないの私だけなんですよーーー!!!」
吹雪「wwwwwww」
陽炎「wwwwwwwww」
デデーン
吹雪、陽炎、アウトー
652: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/03(土) 22:07:46.03 ID:tsO/jcyb0
吹雪「でもなんか阿武隈さんの気持ちわかるわ…」←モブ主人公
陽炎「私も…」←ラノベ出るまで吹雪以上のモブだった
秋月「私はどっちなのでしょうか?」
北上「よーしよし、わかったから落ち着け阿武隈…」
阿武隈「落ち着いてられないわよっ!みんな私の強さ以外のとこを見て!」
北上「論点ずれてる…」
ビス「う…う…」
ビス「うわぁぁぁーん!!」
北上「今度はビスマルクさん!?」
ビス「せっかく提督からこの仕事任されたのに、全然遂行できてないじゃない!」
北上「あ、まぁそれはごめん…」
ビス「ごめんじゃないわよばかぁ!」
ビス「私、この日のために頑張ったのに!北上がばかばっかりするからわぁぁぁぁーー!!」
北上「…ほんとごめん」
プリ「」
瑞鶴「あれはガチ泣きね…」
653: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/03(土) 22:11:43.78 ID:tsO/jcyb0
阿武隈「強さ以外の人気ー!!」ジタバタ
雷「阿武隈さん落ち着いて!」ドウドウ
ビス「北上のばかー!」ポロポロ
暁「よしよし、ビスマルクさん」ナデナデ
鳳翔「泣くとべっぴんさんが台無しですよ」ナデナデ
北上「ごめんごめん皆ごめん」ペコペコ
吹雪「…本当酷いなこれ」
提督「………」
提督「次、行くぞ」
プリ「あっ、はい」
陽炎「これ、本当にあかん奴だったのね…」
654: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/03(土) 22:16:34.74 ID:tsO/jcyb0
【気を取り直して再び歩き出す一行】
秋月「あそこに人がいますね」
プリ「なんだか困ってるみたい」
陽炎「あれは…初風?」
初風「うーん…いない」
初風「ん?あっ、貴方たち!」
初風「ちょっと手伝ってくれないかしら!」
【町の少女 初風】
657: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/03(土) 22:21:39.07 ID:tsO/jcyb0
初風「実は飼ってたペットが逃げちゃって」
瑞鶴「捜してほしいの?」
初風「そういうことよ。犬1匹と猫1匹」
初風「お願い!手伝って!」
吹雪「まぁ、そうね。さっき酷い光景を見たし」
陽炎「犬と猫を見て、気を落ち着かせよっと」
【犬と猫の捜索を開始】
658: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/03(土) 22:27:24.70 ID:tsO/jcyb0
~~~
吹雪「犬ー、猫ー、どこー?」
秋月「塀の上とか…いませんね」
瑞鶴「足跡とかあればいいんだけど…コンクリの地面じゃ…」
プリ「犬の鳴き真似とかしておびき寄せてみる?」
陽炎「いや…無理でしょ」
陽炎「やっぱり動物を捜すには、鋭い洞察力で…」キョロキョロ
陽炎「…」
瑞鶴「どうしたのよ陽炎」
陽炎「いや、木の上…」
プリ「?」
多摩「…」
時津風「…」
【木の上に、時津風と多摩が】
吹雪「…まさか」
陽炎「いやでもこうやって時津風と多摩さんがいるんだし…」
659: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/03(土) 22:33:21.00 ID:tsO/jcyb0
瑞鶴「確かに犬っぽいし猫っぽい人だけど…」
吹雪「誰が取りに行くの」
陽炎「じゃんけんで決める?」
プリ「私は嫌だよ、木登りできないし…」
吹雪「ここは発見者が保護しに行かないと」
陽炎「私だって面倒くさいから嫌よ!あっそうだ、秋月、対空カットインであいつら撃ち落としてやりなさい!」
秋月「無理ですしそんなことしたら死んじゃいます!」
瑞鶴「ほら、やっぱり陽炎がいくべきね」
吹雪「頼むよ優しい陽炎お姉ちゃん!」
陽炎「…わかったわよ仕方ないわね…」
660: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/03(土) 22:38:21.95 ID:tsO/jcyb0
陽炎「…」ヨジヨジ
プリ「頑張れー陽炎ー!」
陽炎「…なんとか着いた…」
陽炎「ほら時津風、降りなさい」
時津風「わー」スルスル
陽炎「多摩さんも」
多摩「フシャー!」クワッ
陽炎「フヒッ!」ビクッ
吹雪「w」
デデーン
吹雪、アウトー
吹雪「変な悲鳴だった…」スパーン
陽炎「落ちるかもしれないから怖いのよ!」
陽炎「…でもなんとか無事に2人…じゃなくて2匹とも降ろせたわね」
プリ「よかったよかった!」
秋月「では初風さんのところへむかいましょう!」
661: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/03(土) 22:47:12.59 ID:tsO/jcyb0
陽炎「初風ー」
初風「?」
陽炎「連れてきたわよ、犬と猫」
【初風に多摩と時津風を引き渡す陽炎】
初風「…」
初風「アホか!」パシーン
陽炎「なんでよ!」
吹雪「w」
秋月「w」
プリ「www」
デデーン
吹雪、秋月、プリンツ、アウトー
陽炎「何よ!ちゃんと犬と猫持ってきたでしょ!」
初風「どこがよ!?どうみても人間でしょ!?貴方の目は飾りなの!?」
陽炎「あっこういうパターンなんだこれ!」
吹雪「冷静に考えりゃそりゃそうだ…」スパーン
秋月「多摩さんも時津風さんも人間でしたね、そう言えば…」スパーン
プリ「キャラが先行しすぎた…」スパーン
多摩「多摩は猫じゃないにゃ」
瑞鶴「だったらにゃーにゃー言うの止めなさいよ…」
668: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/04(日) 20:10:21.95 ID:pwJRFTmA0
【まだまだパトロールを続ける提督一行】
吹雪「はよ帰りたい…」
プリ「いつまで歩くんですか?」
提督「時間が来るまでだ。パトロールは歩き回るからこそ効果があるんだぞ」
瑞鶴「もうこれただのウォーキングでしょ…」
秋月「訓練としては良いかもしれません!」
??「…」オロオロ
提督「…おっと、あそこにまた困ってる人がいるみたいだな」
提督「お前たち、行って助けてあげなさい」
陽炎「は~い」
吹雪「また仕事か…」
669: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/04(日) 20:13:34.27 ID:pwJRFTmA0
秋月「どうしました?」
春雨「ひゃっ!あのっ、私、迷子になっちゃって…」
吹雪「迷子?」
【迷子 春雨】
プリ「道に迷っちゃったかー」
陽炎「どこに行きたかったの?」
春雨「あの、能見台ってとこ…」
瑞鶴「能見台…こっからだと歩きじゃかなり遠いわね」
陽炎「逆に言えば能見台に行こうと思ってよく横須賀まで来たわね」
プリ「能見台ってどこなの?」
吹雪「こっからずっと北にある町」
春雨「私、もう疲れて足が動かなくて…」
春雨「なんとか能見台まで行く方法はないでしょうか…」
陽炎「そう言っても、バスか電車使うしか…」
秋月「これは困りましたね」
??「おや?お困りでしょうか?」スッ
秋月「?」
670: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/04(日) 20:21:04.06 ID:pwJRFTmA0
瑞鶴「あら、あんたは…」
野分「警察官、野分です」
【警察 野分】
野分「偶然ここを通りかかったもので。お困りのようでしたら力になりますが…」
秋月「本当ですか!?ありがとうございます!」
陽炎「じゃあこの子を…行きたいとこがあるらしいから連れてってくれる?」
野分「そのようなことでしたら…」
野分「お任せください。私が責任もって連れて行きます!」
プリ「おー!たのもしー!」
野分「そうと決まれば急ぎましょう。さ、どこへ向かいますか?」
春雨「能見台です…」
野分「かしこまりました。ではそちらに…」
??「野分の馬鹿は何処だ!!!」
吹雪「!?」ビクッ
野分「げっ」
672: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/04(日) 20:35:43.57 ID:pwJRFTmA0
野分「ぶ、部長…」
那珂「探したぞ野分巡査長!」
【野分の上司 那珂】
瑞鶴「部長!?巡査長!??」
陽炎「某警察漫画っぽい…」
那珂「野分!また仕事サボって遊びに行こうとしたな!今日という今日は許さんぞ!」
野分「いやよく見てください!今は仕事してます!ほら迷子を送り届けようとしてですね」
那珂「お前出る前に模型屋行くって同僚に伝えてたそうだな!言い訳するんじゃない!」
野分「くっ、舞風の口は軽い!」
瑞鶴「部長役は那珂さんか…」
秋月「いつもの那珂さんと違って厳しい口調が新鮮に感じますね」
吹雪「…那珂さん、実は昔は素でもあんな感じだったんだよ。一応四水戦の旗艦だし」
プリ「げっ、そうだったの?」
陽炎「言っても姉妹があの川内さんと神通さんだよ?」
プリ「それは…確かにそうだよね」
秋月「那珂さんは笑顔のためにいつもアイドルをやってるんです!」
673: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/04(日) 20:44:25.47 ID:pwJRFTmA0
那珂「さぁ野分!その子は私に任せて仕事に戻るんだ!」
野分「嫌ですよせっかく遠くまで行ってサボるチャンスなのに!」
瑞鶴「堂々とサボる宣言したわねこいつ」
野分「こ、こうなったら…」
野分「逃げましょう!お嬢ちゃん!」
春雨「は、はいぃー!」
那珂「待て!逃さんぞ!!」スッ
吹雪「!?」
【ピストルを取り出す那珂】
秋月「ピストル!?危ないですよ!」
プリ「当たったら死んじゃう!」
瑞鶴「たぶん大丈夫でしょ…どうせバスでの天龍の刀みたいな感じに…」
那珂「…」パァン
ガシャンッパリーン
↑ピストルにより民家の窓ガラスを破壊
瑞鶴「…は?」
吹雪「マジか…本物て…」
野分「は、走れー!」
春雨「うー、足がー!」
674: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/04(日) 20:55:11.11 ID:pwJRFTmA0
野分「うわぁぁ!うわぁぁぁぁ!!」←全力疾走
春雨「はー、はー、はー…!」←全力疾走
那珂「…」←無表情で歩きながらピストルを構えて歩いて迫ってる
吹雪「うわー、これは怖いな」
プリ「ターミ◯ーターかな?」
秋月「うまく逃げられるでしょうか…」
那珂「…」パァンパァンパァン
ガシャンパリンパリーン
野分「ぎゃあー!那珂ちゃんさん部長やめてくださいー!」
春雨「きゃ!」ステーン
野分「お嬢ちゃーん!?」
【あまりの疲労にこけてしまった春雨】
那珂「…」パァン
野分「ぎゃー!やめてー!」
那珂「…」パァン
野分「ひょえー!」
那珂「…」パァン
野分「のぉー!!」
瑞鶴「遊んでないで早く捕まえろよw」
デデーン
瑞鶴、アウトー
675: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/04(日) 21:08:13.78 ID:pwJRFTmA0
瑞鶴「ぐわっ!」スパーン
吹雪「ていうか那珂さんのピストル全部窓にしか当たってないよね」
那珂「…」パァン
野分「わー!」
ガチャーン←那珂の真横の窓が割れた
陽炎「どこ狙ってんのw」
プリ「ww」
デデーン
陽炎、プリンツ、アウトー
陽炎「銃口と着弾地点が全然合ってない!」スパーン
プリ「あらかじめ窓が割れるようになってたのね!」スパーン
野分「に、逃げるよー!」
春雨「わーん!」←立ち上がった
那珂「…」←歩いて追ってる
秋月「去って行きましたね…」
吹雪「何だったのこれ…」
676: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/04(日) 21:18:46.79 ID:pwJRFTmA0
提督「迷子も救ったし、パトロール再開だ」
陽炎「救ったって言うのアレは」
吹雪「もう面倒くさいからそれでいいじゃん」
瑞鶴「はー、なんかもう疲れてきた…」
秋月「でもまたあそこに人がいるみたいですけど…」
瑞鶴「えぇ…次から次に来るわね…」
プリ「あそこにいるのは一体…?」
677: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/04(日) 21:34:03.23 ID:pwJRFTmA0
摩耶「さぁ来い!大人しく観念しろ!」グイグイ
文月「いやー!やぁーんっ!」
プリ「あれは…誘拐!?」
陽炎「うわっ摩耶さんロリコンだったんだ」
秋月「その人を離しなさい!誘拐は許しません!」
摩耶「ちげぇよ!?勝手に勘違いすんじゃねぇよ!」
摩耶「アタシはこいつを歯医者に連れて行こうとしてるだけだよ!」
秋月「えっ?」
文月「歯が痛い…でも歯医者はいやぁ…」
【歯医者に行きたい親と子 摩耶&文月】
秋月「なんだ…よかったぁ…」
摩耶「こっちは良くねぇよ!おら文月!あと10mだよ!ここまで来たんだろ!行くぞ!」
文月「やん!やーだー!こーわーいーのー!!」
瑞鶴「駄々っ子…」
吹雪「司令官、面倒くさいのでこいつら無視してパトロール再開しましょうよ」
提督「ならん。市民の健康を守るのもまたパトロールの仕事だ」
提督「この子が歯医者に行けるまで、しっかり見守るぞ」
陽炎「そんな医者じゃあるまいし…」
678: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/04(日) 21:43:28.47 ID:pwJRFTmA0
摩耶「くそ、こいつ引っ張っても動かねぇ…!」グイーッ
文月「ふぎぎぎ…」←電柱にしがみついてる
吹雪「見てる分には微笑ましい光景なんだけどなぁ」
瑞鶴「これが終わらないと動けないのが歯がゆいわ…」
摩耶「おい!文月!虫歯は歯医者に行かないと治らないぞ!いつまでも痛いぞ!」
文月「なおるもん!痛くないもん!」
摩耶「馬鹿言うな!虫歯の菌が体の中に入っちまったらどうするんだ!」
摩耶「そうなっちまったら心臓病とか色んなこわい病気になるんだぞ!」
摩耶「まさに生か死か(歯科)、なんだぞー!!」
吹雪「…」
陽炎「…」
瑞鶴「…」
秋月「…」
プリ「…」
文月「…」
吹雪「見てる分には微笑ましい光景なんだけどなぁ」
摩耶「こら無視すんじゃねぇ!」
679: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/04(日) 21:49:35.47 ID:pwJRFTmA0
摩耶「しゃーねぇ、こうなったらジェットエンジンで虫歯を引っこ抜くか…」
文月「それもいやー!」
摩耶「じゃあ歯医者行くぞ!歩け!」
文月「それもいやー!」
摩耶「どうすりゃいいんだ!」
吹雪「こっちのセリフだよ…こっちは早く帰りたいのに…」
瑞鶴「何か手は無いのかしら…」
プリ「…?」
デデンデンデデン
秋月「何ですかこの音?」
プリ「さぁー?」
デデンデンデデン
680: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/04(日) 21:59:02.90 ID:pwJRFTmA0
野分「助けてー!」
春雨「くださーい!」
那珂「…」パァンパァンパァンガチャンパリーン
秋月「!?」
吹雪「!?」
【まだ戦闘中 野分&春雨&那珂】
瑞鶴「なんでまだやってるの!」
陽炎「やっぱり当たらないのね、あのピストル…」
那珂「デデンデンデデン」パァン
プリ「思い出した、これター◯ネーターの曲だ」
陽炎「那珂さんが歌ってたんだ…」
文月「な、なにあれー!」
摩耶「逃げるぞ、文月ー!」
【那珂に驚いて逃げ出す摩耶&文月】
吹雪「おー、逃げてる逃げてる」
秋月「摩耶さん文月さん、歯医者に逃げ込みましたね」
野分「うわー!」←in歯医者
春雨「きゃー!」←in歯医者
那珂「…」←in歯医者
瑞鶴「お前らも入るんかい!」
681: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/04(日) 22:08:51.87 ID:pwJRFTmA0
摩耶『うわなんだお前ら!』
文月『きゃー!きゃーーー!』
野分『もういやだー!さっさと私を殺しなさいよーーー!』
春雨『その割には一番逃げ回ってるじゃないですか!』
那珂『デデンデンデデン』
吹雪「歯医者の中から色々聞こえる」
瑞鶴「野分からこんなことになるなんて…」
陽炎「カオスね…」
プリ「…?」
プリ「ねぇ皆…なんか火薬臭くない?」
吹雪「へ?」
チュドドドドドン
【歯医者、爆発】
秋月「爆発した!?」
吹雪「( ゚д゚)」
瑞鶴「( ゚д゚)」
682: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/04(日) 22:14:42.60 ID:pwJRFTmA0
秋月「え…どういうことなの…」
カッ
那珂「みんなー!那珂ちゃんのバーニングステージにようこそー!!」ドーン
プリ「!?」
那珂「燃える恋の炎のライブ…『恋の2-4-11』!聴いてってねー!」
陽炎「何この急展開!?」
那珂「バックダンサーの皆も準備はいい!?」
野分「イエーイ!」←バックダンサーに転職
摩耶「…イエーイ」←爆破から脱出に失敗してボンバーヘッド
吹雪「wwww」
瑞鶴「wwwwwwwww」
プリ「wwwwwww」
陽炎「wwwwwwww」
秋月「ww」
那珂「それじゃ、いっくよー!」
デデーン
全員、アウトー
683: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/04(日) 22:20:48.01 ID:pwJRFTmA0
那珂「恋のー♪」
春雨「two!」
文月「four!」
野分「eleven!!」
吹雪「久しぶりに酷いゴリ押しネタを見たわ…」スパーン
陽炎「爆破はバラエティの基本だし…」スパーン
秋月「歯医者を爆破して大丈夫だったのでしょうか…」スパーン
瑞鶴「大丈夫よ、こういう場合、だいたいセットだから…」スパーン
プリ「だけどめっちゃ消防車来てるよ…?本当に大丈夫だったの…?」スパーン
695: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/11(日) 20:21:25.26 ID:3mJ6DCoT0
吹雪「はぁ…なんだか喉乾いてきた…」
プリ「私も…いっぱい歩いたから体熱くなっちゃってるし…」
陽炎「さらに今の爆発のせいでちょっと汗かいたからね」
秋月「提督、ちょっと休憩しませんか?」
提督「仕方ないな」
提督「ここをちょっと進んだ場所に横須賀鎮守府職員御用達のカフェがあるから」
提督「そこでおやつとしよう」
瑞鶴「あら、珍しく気が利くじゃないの」
プリ「うれしい!danke!」
696: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/11(日) 20:23:15.82 ID:3mJ6DCoT0
【提督の提案で、一行はカフェへ向かうことに】
提督「ここだな」
秋月「さっそく入りましょう!」
吹雪「やれやれ、やっと休憩…」ガチャ
千代田「いらっしゃいませ」
千歳「お帰りなさいませ、ご主人様」
吹雪「!?」
瑞鶴「またよく知った人が!?」
【店長と店員 千歳&千代田】
697: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/11(日) 20:25:34.09 ID:3mJ6DCoT0
瑞鶴「…そうよね、そう簡単に休憩させてくれる訳ないよね…」
吹雪「騙された…」
千代田「ねぇ、食べていくんなら空いてる席にさっさと座りなさいよ」
千歳「メニューです。ご注文がお決まりになりましたらお呼びくださいね」
陽炎「あっ…どうも」
プリ「一応飲食させてくれるみたいだし、ここは提督に甘えて食べていこうよ」
吹雪「そうだね…」
秋月「皆さん、何を注文します?」パラ
【メニュー】
サザエの壷焼き
ブリの刺身
アサリの酒蒸し
浅漬け
枝豆
プレッツェル
瑞鶴「www」
秋月「なんか違う!」
陽炎「これカフェじゃなくて居酒屋のメニューじゃないのwww?」
プリ「プレッツェルの存在感www」
デデーン
陽炎、プリンツ、瑞鶴、アウトー
698: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/11(日) 20:29:21.27 ID:3mJ6DCoT0
陽炎「うわっち!」スパーン
瑞鶴「ちょっと食べたいと思った自分が悔しい…」スパーン
プリ「プレッツェルかぁ…久しぶりに食べよっかな」スパーン
吹雪「いやおやつの時間にあの料理はちょっときついでしょ…」
秋月「それに食べ物よりも飲み物を口にしたいです…」
陽炎「そうよ、もっとこう…あるでしょ。カフェなんだからコーヒーとかオレンジジュースとか…」
瑞鶴「せめてお冷やとかあるんじゃないの…?」
千歳「あ、お冷やですか!只今お持ち致します!」
瑞鶴「ほら、やっぱりあるんじゃない」
千歳「どうぞ」コト
瑞鶴「うんうん、この冷たい水が体に染み渡」
瑞鶴「冷酒だ これ!!」ブーッ
吹雪「wwwwwwwwwwwwwwwww」
陽炎「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
秋月「wwwwwwwwwwwwww」
プリ「wwwwwwwwwwwwwwwwwww」
デデーン
吹雪、秋月、陽炎、プリンツ、アウトー
699: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/11(日) 20:32:31.27 ID:3mJ6DCoT0
瑞鶴「冷酒まぁまぁ美味しかったけど!やめてよあんな嫌がらせ!」
千歳「す、すみません!もしかしてウォッカの方がお好みでしたでしょうか…」
瑞鶴「あんたってなんて馬鹿なのー!?」
吹雪「水…いいから早く水をちょうだい…」
プリ「とにかく喉を潤したいよ…」
千代田「私に任せてください。どうぞ」コト
吹雪「…大丈夫だよねコレ」
陽炎「大丈夫でしょ流れ的に…たぶん」
プリ「ごくごく…うん。大丈夫、水だよコレ」
瑞鶴「い、生き返る!」ゴクゴク
700: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/11(日) 20:37:58.01 ID:3mJ6DCoT0
千代田「さっきのメニューは千歳店長の悪ふざけです。こちらが本物のメニューですね」
陽炎「あぁ、やっぱり」
秋月「千代田さんありがとうございます」
千歳「ちょっと悪ふざけって」
提督「じゃあお前たち、俺の奢りだ。この中から好きなものを注文してってくれ」
吹雪「私、フローズンでお願いします」
瑞鶴「私はコーラで」
プリ「ミックスジュース!」
秋月「お茶をください」
陽炎「メロンソーダね」
千歳「焼酎。出来れば三岳で」
吹雪「wwwwwww」
秋月「wwwwwwwww」
陽炎「千歳さん混じらないでwwwwww」
瑞鶴「図々しいわwwww」
プリ「だからカフェにお酒はwww」
デデーン
全員、アウトー
701: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/11(日) 20:44:47.53 ID:3mJ6DCoT0
【カフェで喉を潤した提督たち。一行は再びパトロールを開始する】
吹雪「はー、まだ続くのかぁ…」
プリ「もうすぐ終わっても良さそうだけどねぇ」
秋月「太陽もどんどん西へ沈んでますし、きっとそろそろです!」
提督「…ん?お前たち、またまた仕事だぞ」
提督「前方に困った人がいるようだ。助けてあげなさい」
瑞鶴「あーあ、またかぁ…」
陽炎「今度は誰が出てきたの…?」
702: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/11(日) 20:56:01.07 ID:3mJ6DCoT0
呂500「うー…」
呂500「さっぱりですって…」
【川で釣り中 呂500】
吹雪「…釣りで成果さっぱりな人も助けなくちゃいけないのですか?」
提督「当然だ」
陽炎「さっきから虫歯に行かない子を見守ったり釣り人を助けたりでパトロールの目的を見失ってるような…」
秋月「それでも仕事ですし提督の命令ですし……」
プリ「一応やらなきゃいけないんじゃないの…?」
瑞鶴「あんたたちは真面目ねぇ…」
703: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/11(日) 21:07:31.06 ID:3mJ6DCoT0
吹雪「しょうがない、助けるか…」
秋月「あの、調子はどうですか?」
呂500「全然ですって…」ズーン
プリ「何時間やってるの?」
呂500「3時間くらい…」
瑞鶴「何狙いで釣りしてんの?」
呂500「えーとね…」
呂500「秋刀魚…」
吹雪「wwwww」
秋月「wwwwww」
瑞鶴「ちょっと待ってwwwwwww」
デデーン
吹雪、秋月、瑞鶴、アウトー
704: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/11(日) 21:15:26.97 ID:3mJ6DCoT0
瑞鶴「んー、突っ込みどころが多すぎるわねー」スパーン
秋月「秋刀魚は…海にいる魚です…」スパーン
吹雪「あと釣りシーズン…大幅に違ってると思うよ…?」※>>4参照
陽炎「だいたい町中にあるような川でそんな大物が釣れる訳が…」
プリ「秋刀魚は10月に乱獲されてるし、なかなか釣れないと思うよ…?」
呂500「でもろーちゃん、秋刀魚が食べたい…」
吹雪「そんなこと言われてもなぁ…」
陽炎「これは諦めろと言うしか…」
705: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/11(日) 21:35:36.46 ID:3mJ6DCoT0
呂500「ろーちゃん諦めないですって!絶対秋刀魚を釣り上げるって!!」ポチャン
吹雪(無理やろ)
秋月「これはもう、素直にお店とか行った方がいいのでは…」
呂500「釣りたての新鮮が食べたいですって!」
瑞鶴(何のこだわり…)
呂500「…ん?」
呂500「あっ!引いてる!」クイクイ
プリ「えっ?本当?」
秋月「これはこれで凄いかも…」
陽炎(でも絶対秋刀魚じゃないよね…)
呂500「引き上げるですって!」グッ
呂500「てややー!!」グイーッ
ザバーッ
呂500「…」←空きカンが釣れた
吹雪「…おおう」
瑞鶴「綺麗なまでのハズレ引きね…」
呂500「捨てたら アカン!…ですって」ズズーン
706: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/11(日) 21:44:00.81 ID:3mJ6DCoT0
呂500「…リリース」ポイッ ポチャーン
吹雪「ナチュラルにポイ捨てしたよこの子」
呂500「今度こそ…釣り上げて…」
陽炎「だから無理だってば…」
秋月「こればっかりはどうしようもないかと…」
ピカッ
秋月「!?」
瑞鶴「うおおっ!?」
【急に川が眩しく発光】
プリ「な、なに??何なの!?」
吹雪「この流れ…まさかっ!」
陽炎「ありがちな…きこりの泉的なアレ…!!」
ザバーッ
荒潮「うふふふふ~」ピカーッ
【川の女神 荒潮】
707: ◆UkGA96Sknk 2015/10/11(日) 21:50:42.08 ID:3mJ6DCoT0
陽炎「や、やっぱり女神が出てきた…」
荒潮「うふふ…そこの釣り人さん…」
呂500「は、はい!」
荒潮「あなたが落としたのは~」
荒潮「この金の缶?銀の缶?」ペカーッ
吹雪「どっちもいらねぇ!!」
【女神に正直さを試される呂500】
呂500「どっちも違います!」
荒潮「うふふ、あなたは正直者ね」
荒潮「ではそんなあなたにこの秋刀魚を差し上げましょう~」
呂500「!!」
瑞鶴「秋刀魚どっから出てきたww」
デデーン
瑞鶴、アウトー
708: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/11(日) 21:57:22.95 ID:3mJ6DCoT0
瑞鶴「ぬぁー!」スパーン
呂500「ダンケ!ですって!」
【女神の試練をクリアし、秋刀魚を手に入れた呂500】
呂500「これで今日の晩ごはんが決まりですって!」
秋月「良かったですね、ろーさん」
プリ「この世にも神様っているんだねぇ」
吹雪「いや駄目だね、秋刀魚はあと29匹集めないと…」
陽炎「メタいよ、吹雪」
荒潮「さぁ、はやく秋刀魚を取りにいらっしゃい」
呂500「はーい!」
【女神から秋刀魚を受け取ろうとする呂500】
【ところが】
呂500「あれっ?」グラッ
呂500「わぁぁぁーーー!!」ステーン ボチャーン
プリ「!?!?」
【呂500、バランスを崩して川へ転落】
709: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/11(日) 22:05:49.34 ID:3mJ6DCoT0
プリ「落っこちちゃったよ!あの子!」
吹雪「ええ!?大丈夫かな!?」
荒潮「あらあら大変…」
荒潮「すぐに引き上げなくちゃ…」←川に潜った
秋月「女神さんがいて良かったです…」
瑞鶴「バラエティって怖いわね、こんな事故も起こりうるから…」
荒潮「…ぷはっ!」ザバー←浮上
プリ「あ!戻ってきた!」
荒潮「無事に見つけたわよ~」
荒潮「さっき、ここで落っこちたのは…」
荒潮「この、社会の荒波に揉まれすっかり社蓄と化した歪んだ潜水艦ですか~?」
ゴーヤ「でち…でち…」
吹雪「ちゃうわwwwwwww」
秋月「wwwwwwww」
陽炎「wwwwwwwwww」
プリ「wwwwwwwww」
瑞鶴「wwwwwwwwww」
デデーン
全員、アウトー
710: ◆UkGA96Sknk 2015/10/11(日) 22:12:30.85 ID:3mJ6DCoT0
秋月「違います!落ちたのはもっと綺麗な潜水艦です!」スパーン
陽炎「こんなのじゃありません!」スパーン
プリ「もっと純粋な目をした潜水艦です!!」スパーン
吹雪「ちょっと皆もかよwwwww」スパーン
瑞鶴「ゴーヤの扱いひどすぎるわよwwwwww」スパーン
デデーン
吹雪、瑞鶴、アウトー
吹雪「またぁ!!」スパーン
瑞鶴「連続叩きは痛い!」スパーン
荒潮「正直者にはこの汚い潜水艦をあげましょう~」
ゴーヤ「ゴーヤを可愛がってくだちい…」
陽炎「うわっいらない!」
吹雪「汚いってwwwwwなんでこんな扱いするのwwwww」
瑞鶴「悪魔かあんたwwwwww」
デデーン
吹雪、瑞鶴、アウトー
711: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/11(日) 22:24:02.27 ID:3mJ6DCoT0
ゴーヤ「確かに過労は辛いけど、ぶっちゃけそのおかげで人気もいっぱい出たでち。この愛されキャラ嫌いじゃないでち!」
吹雪「…ほんとなの?」ヒリヒリ
瑞鶴「…本人がいいならもうそれでいいよ」ヒリヒリ
ゴーヤ「それにいっぱい働いた分、給料も凄くいいでちから。たぶん金で買えるもんは全て買える財産あるし。ぐへへ」
秋月「それ本当なんですか!?」
陽炎「それは本当よ…潜水艦の給料の良さは伊達じゃないわ」
吹雪「噂だと、あの大和さんや武蔵さんですらゴーヤにお金借りたことあるくらいだし」
瑞鶴「大和型は強いけど出撃数が少ないから…決していい給料じゃないのよね…」
秋月「そ、そうなの…?知らなかったです…」
プリ「鎮守府の裏ボスみたいだね…」
713: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/11(日) 22:27:58.81 ID:3mJ6DCoT0
提督「釣り人も助けたし次行くぞ」
プリ「…ん?そういやろーちゃんまだ沈んだままじゃ」
吹雪「プリンツさん、もうほっとこう」
瑞鶴「これ以上無駄に構ったら下手に疲れるだけ…」
陽炎「早いとこ、ここを立ち去るのよ」
プリ「…ja」
714: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/11(日) 22:37:33.59 ID:3mJ6DCoT0
~~~
プリ「お散歩お散歩~」
陽炎「もうパトロールでも何でもないわね」
秋月「気楽に行きましょう!それが一番です!」
吹雪「…ん?」
瑞鶴「吹雪?どうしたの?」
吹雪「あれは…?」
瑞鶴「?」
\\オラッ!シネヨ!!/
\\グッ…ヤ,ヤメテ…/
\\カオガムカツク!キモチワルイ!/
瑞鶴「…!?」
秋月「あれは…いじめの現場!?」
提督「これはマズイな。すぐに止めに行くぞ!」
吹雪「は、はいっ!」
陽炎「あ、やっとパトロールらしく…」
提督「私語してないで走るぞ、急げ!」ダッ
715: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/11(日) 22:49:56.59 ID:3mJ6DCoT0
秋月「貴方たち!何をしているのですか!!」
プリ「いじめはやめなさーい!」
大潮「…ん?」
満潮「あぁ?何よ偉そうな」
【いじめっ子 満潮&大潮】
吹雪「うお、なかなか恐い目をしてらっしゃる…」
瑞鶴「大潮は論外として、満潮は強敵ね…」
満潮「何?私たちのやってることに文句あるって言うの?」
秋月「さっき本気で誰かを蹴ってたでしょう!いじめは私も許しませんよ!」
陽炎「何があったのか知らないけど、せめて何か他の手段とか選ぶべきじゃ…」
満潮「ふん、甘いわね…あんたたちはまるで砂糖を入れたオレンジジュースみたい」
大潮「私たちに逆らうなら、焼き芋を尻の穴に突っ込んでグリグリ言わせたるぞー!」
吹雪「………w」
瑞鶴「例えがじわじわ来るwww」
デデーン
吹雪、瑞鶴、アウトー
716: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/11(日) 23:13:15.92 ID:3mJ6DCoT0
満潮「全く…大人っていつもこう…いつも弱い側の味方をしてばっかり…」
満潮「もっと、私たちにも気をかけたっていいのに…!」
大潮「大潮的にはどっちでもいいんですが」
満潮「アンタは黙ってなさい!」
秋月「くっ…どうしたらいじめを止められるでしょうか…」
プリ「こっちから暴力をふるうわけにも行かないし…」
吹雪「もう教育委員会に相談するんでいいじゃん…」
陽炎「吹雪が考えるのをめんどくさがってるが手に取るようにわかるわ…」
瑞鶴「でもこれ止めないと多分帰れないわよ…どうするの…?」
717: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/11(日) 23:23:17.46 ID:3mJ6DCoT0
提督「俺に名案がある」
吹雪「え?」
提督「奴らは今、いじめで殴る・蹴る等の行為をすることにより気が立っているんだ」
提督「しかし、その感情を抑えることさえ出来れば…」
提督「奴らのいじめに対する感情が白け、いじめが収まるかもしれないということだ」
吹雪「あぁ、なるほど確かに…」
瑞鶴「要するにそれを誰かやれってことよね…」
秋月「誰がやります?」
プリ「…」
陽炎「主人公、行きなさい」
吹雪「私!?」
718: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/11(日) 23:26:41.09 ID:3mJ6DCoT0
吹雪「なんで私がこんなことを!」
陽炎「私だってさっき木をのぼったわよっ!」
瑞鶴「大丈夫、吹雪ならできるから」
プリ「吹雪、あのいじめを止めて!」
吹雪「皆、私に仕事を押し付けてない!?」
吹雪「…わかったよ、行くよ…」
【いじめを止めようとする吹雪提督】
吹雪「あー、そのー…」
大潮「?」
満潮「ん?何よ」
719: ◆UkGA96Sknk 2015/10/11(日) 23:44:45.26 ID:3mJ6DCoT0
吹雪(しらけさせる、しらけさせる…)
プリ「頑張れー!吹雪ー!」
吹雪「…」
満潮「何?言いたいことあるならさっさと言いなさい」
吹雪「モノマネします」
満潮「は?」
吹雪「高速建造の時に出てくるバーナー妖精さんの真似」
大潮「???」
吹雪「…」スッ
吹雪「オイラが炙れば資材が飛ぶぜぇぇぇ!!!!」←燃やす真似
吹雪「ヒャッハーーーーーーーーー!!!高速建造だぁぁぁぁーーーーー!!!んん資材はall9999ですぞ!!!!!」←ヤケクソ
瑞鶴「…ww」←じわじわ来た
陽炎「wwwwww」←勢いにやられた
秋月「wwww」
プリ「wwwww」
大潮「wwwwwwww」
満潮「wwwwwwww」
デデーン
秋月、陽炎、プリンツ、瑞鶴、アウトー
720: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/11(日) 23:50:12.80 ID:3mJ6DCoT0
満潮「ごめん、普通に面白かったわ」
秋月「吹雪さん、あんなネタ持ってたんですね…」スパーン
陽炎「それ忘年会でもやりなさいよ」スパーン
吹雪「嫌だよ恥ずかしい!」
瑞鶴「どこで覚えたの?」スパーン
吹雪「妹から教えてもらった…」
プリ「相当面白い人だねその妹…」スパーン
満潮「…わかったわよ、今日はその一発芸に免じて帰ってあげるわ」
満潮「大潮、引くわよ」
大潮「了解しました!」
【いじめっ子たち、撤収】
秋月「無事に帰ってくれましたね」
プリ「うん、よかったよかった!」
721: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/11(日) 23:55:12.16 ID:3mJ6DCoT0
提督「吹雪、お見事だったな」
吹雪「どこがですか!」
提督「さぁ、最後はいじめられた子を介抱しておしまいだ」
提督「お前たち、よろしく頼むぞ」
秋月「はい!」
瑞鶴「そういやいじめられた子って誰なんだろ」
プリ「大丈夫?痛くない?」
レ級「アリガトウ!助カッタ!」
ツ級「スミマセン…感謝シマス」
瑞鶴「wwwwwww」
陽炎「お前らかよwwwwwww」
吹雪「よりによってこいつらなんてwwwww」
秋月「wwwwwwwww」
プリ「wwwwww」
デデーン
全員、アウトー
722: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/12(月) 00:04:24.24 ID:PVCO4gjw0
陽炎「まさか深海棲艦まで出てくるなんて…」スパーン
秋月「敵味方とは一体…」スパーン
瑞鶴「この前コイツに艦載機を全滅させられたばっかりなんだけど」スパーン
プリ「助けたのがコイツらだったなんて…」スパーン
吹雪「ちゃんと満潮たちに加勢しとけばよかった…」スパーン
レ級「ソンナコト言ワナイデ…」
ツ級「恩ヲ覚エル為ニ貴方タチノ名前ヲ知リタイデス。教エテクダサイ」
吹雪「あー、吹雪です…」
秋月「秋月です」
陽炎「陽炎よ」
プリ「私はプリンツオイゲン」
瑞鶴「瑞鶴です」
レ級「シッカリ覚エタ!」
ツ級「コノ恩ハ必ズ返シマスカラネ!」ダッ
吹雪「なにこの展開…」
瑞鶴「もう帰りたいわ…」
723: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/12(月) 00:12:00.50 ID:PVCO4gjw0
提督「お前たち、いじめられっ子の救出ご苦労様だった」
吹雪「敵でしたけどね」
瑞鶴「なんか名前も覚えられたし…」
提督「さて、もうそろそろいい時間だろう」
提督「これをもってパトロールを終了するぞ。鎮守府へ帰投する」
陽炎「おっ、やっと終わったのね!」
吹雪「やっとか…長かったな…」
プリ「やったー!一段落ついたー!」
秋月「帰ってゆっくりしましょう!」
【パトロール終了のお知らせに歓喜する提督一行】
【しかし、この後にさらなる試練が待ち受けていることを5人はまだ知る余地も無かった】
737: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/17(土) 15:16:15.81 ID:2KvzxaVr0
【休憩室】
吹雪「ふわーい、疲れたー…」
瑞鶴「やっと休憩…」グデー
秋月「パトロール、いい運動になりましたね」
陽炎「途中から歩くことが目的になってたからね」
プリ「歩くことは健康にいいんだよ!なんだかんだで体力もつくし」
吹雪「いやそれもう提督の仕事じゃなくなってるから…」
瑞鶴「出来ればこの後は楽な仕事ばっかり来てほしいわ…」
738: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/17(土) 15:18:17.09 ID:2KvzxaVr0
ガチャ
プリ「!?」
提督「お前たち、大変だ」
吹雪「げぇ、司令官」
秋月「またすぐに仕事ですか!?」
瑞鶴「だから今回もまだ10分しか休憩してないっつーの…」
提督「いや今はそれどころでは無い」
提督「なんと、我々に挑戦状が送られてきたんだ」
秋月「挑戦状!?」
陽炎「何、私たち喧嘩売られてんの?」
吹雪「誰ですか、そんな馬鹿なもんを送りつけてきた輩は…」
提督「奴らは『ツマビらかにカミを知るモノ』と名乗っている集団だ」
瑞鶴「誰よそれ…知らないわよ」
提督「手紙によると、奴らは既にここの体育館で我々を待ち受けているらしい 」
提督「売られた喧嘩は買うまでだ。さぁお前たち、至急体育館まで向かうぞ!」
プリ「な、なんかまた急展開だね…」
陽炎「もう慣れっこよ…」
739: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/17(土) 15:21:12.51 ID:2KvzxaVr0
【17時00分 体育館】
提督「着いたぞ。お前たち気をつけてな」
陽炎「ったく、なんだって言うの…」
秋月「喧嘩…本当に殴り合いとかするんですか…?しませんよね?」
瑞鶴「でも私たち艦娘だし鍛えてるから殴り合いならなんとかなりそうな気もしなくはないけど」
プリ「今は提督だけどね」
瑞鶴「まぁ見なさいよ!私の鍛えられたこの腕の筋肉と!足の筋肉っ!」ムキッ
吹雪「おー、凄い!」
陽炎「流石ね…伊達に正規空母で前線張ってるだけあるわ…」
瑞鶴「はっはっはー!あんたたちとは鍛え方が違うからね!」
瑞鶴「そして…自慢の…」
瑞鶴「胸筋もほらっ!!!」ムキーン!
吹雪「…」
秋月「…」
陽炎「…」
プリ「…」
瑞鶴「…畜生!!!どうせ胸は無いわよ!!」
吹雪「wwwwwwww」
秋月「wwwwwwwwwwwwww」
陽炎「wwwwwwwwww」
プリ「wwwwwww」
デデーン
吹雪、秋月、陽炎、プリンツ、アウトー
740: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/17(土) 15:22:38.54 ID:2KvzxaVr0
瑞鶴「何よ…せっかく自虐ネタ使ったのに…」ズーン
陽炎「そのネタはどう反応すればいいのかわかりづらいって…」スパーン
吹雪「効果音がボイーン!じゃなくてムキーン!だったのが悲しすぎて…」スパーン
秋月「むしろ美しかったですね、瑞鶴さんの筋肉」スパーン
プリ「変に脂肪が無いから胸筋も付きやすかったのかも…」スパーン
瑞鶴「もう黙れ!!」シクシク
吹雪「それじゃあ、敵さんも体育館で待ってるみたいだし」
陽炎「早く入っちゃおうか」
プリ「よーし、いっくよー!」
741: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/17(土) 15:32:13.79 ID:2KvzxaVr0
吹雪「おじゃましまーす」ガチャ
陽炎「それじゃあやりますかー」ガチャ
??「お、来たんだね」
瑞鶴「…え?」
??「やぁ、待ってたよ」
??「遅かったな…何してたんだ?」
瑞鶴「えっ!?ええっ!?!?」
秋月「うえええ!?!?あなたたちはっ!!!」
??「お前たちと馴れ合うつもりは無い…が、もう少し早く来てもよかったんじゃないか」
??「カーカッカッカッカァ!!待機もまた…修行!!」
吹雪「これは…たまげたなぁ!あなたたちまでこんなのに出演してたなんて」
陽炎「よくこんなとこまで来たわね…来るの大変だったでしょ」
??「俺が鎮守府に着任…はは、流石に違うか」
瑞鶴「貴方たちは…」
742: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/17(土) 15:34:41.67 ID:2KvzxaVr0
吹雪「刀剣乱舞の方々!!!」
三日月宗近「うん、今日はよろしく」
燭台切光忠「ふふ、幸せだな。可愛い子ちゃんに俺のこと知ってもらって」
大倶利伽羅「俺は馴れ合うつもりは無いが」
同田貫正国「オメーは本当に相変わらずだよな」
山伏国広「カカカ!オナゴと戦うも…また修行!!!」
744: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/17(土) 15:35:30.61 ID:2KvzxaVr0
ここからしばらく刀剣乱舞勢が出演します
予めご了承ください
745: ◆UkGA96Sknk 2015/10/17(土) 15:37:12.35 ID:2KvzxaVr0
吹雪「いやー、相手がまさかあなたたちだったとは思わなかったよ」
瑞鶴「元気にやってる?そっちのゲームの売り上げはどう?」
三日月宗近「ぼちぼちだな。少なくともそれなりに人気はあると言っておこう」
山伏国広「カカカ!とうらぶに艦これのシステムをある程度流用したのは間違いなかったであるな!」
燭台切光忠「トークがメタいよ、皆」
陽炎「DMM同士の夢のコラボね…」
大倶利伽羅「俺は馴れ合うつもりは無いんだが」
プリ「そんな堅いこと言わずに」
同田貫正国「それより、さっさと戦いを始めようぜ!」
746: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/17(土) 15:41:44.82 ID:2KvzxaVr0
提督「皆よく集まってくれたな」ヌッ
吹雪「司令官!」
同田貫正国「あ、どーも。はじめまして」
秋月「提督、これは一体?」
提督「さっきお前たちにこれは敵からの挑戦状と説明したがあれは嘘だ」
提督「これの本当の目的は艦隊これくしょんと刀剣乱舞の親善試合。まぁ言い直せば交流会みたいなものだ」
プリ「そうだったの」
提督「お前たちには今から、こちらで用意した様々な競技を通して互いに理解を深めてもらうぞ」
提督「まぁ話を纏めると、DMMのビッグコンテンツ同士の共に仲良くしよう、ということだ」
三日月宗近「今日はよろしく頼むぞ、艦隊の諸君」
吹雪「こちらこそよろしくお願いします!」握手
提督「なお、親善試合中は笑ってもお仕置きされないから」
提督「楽しんで刀剣男子たちと触れあってくれよな」
陽炎「はーい」
747: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/17(土) 15:44:23.08 ID:2KvzxaVr0
長良「どーも、長良です!」
鳴狐「やぁやぁ鳴狐でございます!!」
長良「ここからこの親善試合の解説は提督に代わりましてこの私と!」
鳴狐「鳴狐がお送りして参ります!」
長良「…さて、まずは刀剣乱舞の世界からやって来た方々の紹介ですね」
鳴狐「はい、このSSを読んでくださってる方はあくまで艦これを目的に読んでいるはずですから」
鳴狐「急に違うゲームの野郎共が出てきてもわかんねぇよ!という方が多数でしょう」
長良「そうですねー。おそらく漫画『スーパーマリオくん』にいきなりカービィが出演したくらいの混乱をなさってるんじゃでしょうか?」
鳴狐「長良殿の例えはわかりづらいですなぁ」
長良「と、いう訳できつねちゃん!紹介よろしく!」
鳴狐「かしこまりましたー!」
748: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/17(土) 16:03:52.50 ID:2KvzxaVr0
鳴狐「まずはこの青髪の男…三日月宗近の紹介でございます!」
三日月宗近「あい」
鳴狐「彼は刀剣乱舞の顔。おそらく刀剣乱舞で一番人気かと思われるキャラでございます」
三日月宗近「照れるな」
鳴狐「元が古い刀ということもあって性格は非常に老人的なものであり、二次創作ではかっこよくよりもボケボケな感じに描かれることが多いとかどうとか!そんな男でございます!」
三日月宗近「まぁじじいだからな。やむを得ない」
鳴狐「続いてこの眼帯の男、燭台切光忠の紹介!」
燭台切光忠「どうもこんにちはー」
鳴狐「彼は強いですが、少し自意識過剰なのがたまに傷な奴でございます」
燭台切光忠「もっとまともな紹介をしてくれても良かったんじゃないかな?」
鳴狐「お次は見た目がただの僧である、山伏国広の紹介を!」
山伏国広「カカカ!」
鳴狐「彼は山と修行と筋肉が大好きな男でございます」
山伏国広「的確な紹介、感謝するぞ!」
鳴狐「次は顔に傷を負っている男、同田貫正国!」
同田貫正国「おう」
鳴狐「艦これで言えば天龍的な立場の人でございます」
同田貫正国「説明が雑すぎねぇか?」
鳴狐「最後はインド人ミャンマー人っぽい見た目の大倶利伽羅の説明でございます!」
大倶利伽羅「出身は日本だ」
鳴狐「彼は孤独を好み、寂しいのが特徴ですな」
大倶利伽羅「黙れ」
749: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/17(土) 16:09:35.02 ID:2KvzxaVr0
長良「以上で紹介終わりだよ!」
鳴狐「それでは競技のスタートでございます!両軍とも全力を尽くして楽しく戦ってくださいませー!」
吹雪「お互い、頑張っていきましょう!」
三日月宗近「ありがとう。そっちもな」
秋月「私たちの力、見せてあげます!」
大倶利伽羅「相手がチビだろうが俺は手加減しないぞ」
陽炎「これからの互いの進展を祈って!よろしく!」
燭台切光忠「こちらこそよろしく!」
プリ「私、負けないからねー!」
山伏国広「拙僧の筋肉も負けぬと唸っておるぞ!」
瑞鶴「まぁ遠慮なく楽しませてもらうわ」
同田貫正国「あぁ、だが手は抜くんじゃねーぞ!」
754: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/18(日) 17:15:49.00 ID:G8q85dsz0
長良「最初の競技はこれだっ!」
【競技その1 激酸っぱ冷麺早食い】
長良「激酸っぱ冷麺早食い!チームワークが試される、バラエティ的競技でございます!」
吹雪「まーたそんな嫌な予感しかしない競技を…」
鳴狐「この競技では、ベルトコンベアで同時に流れてくる5つの冷麺を5人で協力して全て食べてもらいます」
長良「コンベアが流れ終わるまでに冷麺を全て食べたら成功!食べ終わらなかったら失敗!っていう至極簡単なルールだよ!」
鳴狐「なお流れてくる冷麺は順に段々酸っぱくなってくるので気をつけてくだされ!」
長良「ちなみにこの競技は『絶対に笑ってはいけない大脱獄24時』に出ていたものと全く同じ内容ですのでよくわからなかったらそっちを参考にしてね」
吹雪「先攻はどっちなの?」
長良「適当にじゃんけんで決めたら?」
吹雪「じゃーんけーん」
三日月宗近「ぽん」チョキ
吹雪「ぽい」パー
三日月宗近「俺の勝ちか」
鳴狐「それではチーム刀剣乱舞の先攻でございます!」
長良「みんなコンベアの前に並んで準備してね!いざ出陣だよー!」
755: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/18(日) 17:31:18.07 ID:G8q85dsz0
長良「並ぶ順番も大切だよ!後半の人ほど酸っぱい冷麺を食べることになるからね」
燭台切光忠「僕は一番最初でいいかな?」
大倶利伽羅「別にどうでもいい」
同田貫正国「俺は一番最後に行ってやるよ!俺の強さをここにいる全員に見せてやる!」
鳴狐「順番も決まったようでございますな」
長良「それでは始めるよっ!」
吹雪「刀剣の人たちってこういうバラエティ馴れはしてるのかなぁ?」
瑞鶴「さぁ…でも酸っぱい冷麺を食べてどんなリアクションするのかは楽しみね」
陽炎「今は笑ってもいいんだし見物させてもらいましょー」
秋月「皆さーん!頑張ってくださーい!」
プリ「がんばれ、がんばれー!」
燭台切光忠「見なよ倶利ちゃん…女の子たちが僕の為に応援してくれてるよ!」
大倶利伽羅「…お前一人の為じゃないだろ」
756: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/18(日) 17:49:52.93 ID:G8q85dsz0
【順番:燭台切→大倶利→山伏→宗近→同田貫】
鳴狐「それでは…よーい!」
長良「スタァート!!」テテーン!
【1人目 燭台切光忠】
燭台切光忠「せっかく女の子が沢山いる晴れ舞台だ…格好良く行こう!」バッ
燭台切光忠「頂きます!んんっ!」ツルツル
吹雪「おー、冷やし中華を音をたてずに食べてる」
陽炎「今時の男子にしては珍しい食べ方ね」
瑞鶴「私ですらズルズル言いながら食べるのに…」
長良「言い忘れていましたが冷やし中華は流れ終わるまでにいくつ食べても構いません。沢山食べるほど後の人の負担が減ります」
同田貫正国「そうなのか?よっしゃあ頼むぜ燭台切!」
燭台切光忠「…」ツルツル
燭台切光忠「…」ツルツル
燭台切光忠「…」ツルツル
燭台切光忠「…よし、一杯完食だ」
吹雪「食べるの遅っ」
同田貫正国「格好良く決めてないで早く食えよ!」
757: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/18(日) 18:02:11.55 ID:G8q85dsz0
【2人目 大倶利伽羅 残り4杯】
吹雪「刀剣勢、一人目から絶不調…」
プリ「ちゃんと成功できるのかな…」
秋月「頑張ってくださーい!諦めないでー!」
大倶利伽羅「…任せろ」
燭台切光忠「応援されて照れてる?」
大倶利伽羅「黙れ。俺は勝手に喰う」ズズズ
陽炎「あら、今度は良い食べっぷり」
瑞鶴「さっきの眼帯君とは対称的ね」
大倶利伽羅「…2杯目を完食した。次は3杯目だ」
同田貫正国「おう行け大倶利伽羅ァ!」
大倶利伽羅「…」ズズズ
大倶利伽羅「酸っぱっ!!!!!」ブーッ
吹雪「wwwwwwww」
陽炎「wwwwwwwwwww」
758: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/18(日) 18:21:53.05 ID:G8q85dsz0
吹雪「さっきまでクールだったくせに急に吐き出すな!」
燭台切光忠「そうだ汚いぞ格好悪いぞ倶利ちゃん!」
三日月宗近「品が無いな」
大倶利伽羅「だ、黙れ…!この酸っぱさ、てめぇらに理解できるものか…!!」
大倶利伽羅「俺は…これ以上は…もう…」
プリ「大丈夫だよ!まだ間に合うから!」
秋月「が、頑張ってください!大倶利伽羅さんっ!」
大倶利伽羅「…!!」
大倶利伽羅「うおおおおおおおおおっ!!!」ズズズ←3杯目完食
瑞鶴「wwww」
陽炎「うわー、わかりやすい人だね」
燭台切光忠「どうだい?そこが可愛いじゃないか」
大倶利伽羅「…食べ終わったぞ。後は頼む…」
山伏国広「カカカカカ!拙僧に任されい」
【3人目 山伏国広 残り2杯】
プリ「次はお坊さんみたいな人かー」
同田貫正国「お前ならこれくらい食えるだろ」
山伏国広「いくぞ!ぬおおおおおお!」ズルズル
山伏国広「…」ピタ
吹雪「?」
三日月宗近「山伏、どうした?」
山伏国広「ノウマクサンマンダバザラダンカン…ノウマクサンマンダバザラダンセンダンマカロシャダソワカウンタラタカンマン…」ブツブツ
秋月「!?」ビクッ
吹雪「なにこれ…真言!?」
燭台切光忠「あぁ…よっぽど酸っぱかったんだね…山伏国広…」
759: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/18(日) 18:40:20.08 ID:G8q85dsz0
山伏国広「…しかしなんとか4杯目は完食した…あとは頼むぞ…」バタッ
秋月「お坊さぁーん!!」
三日月宗近「さて、ようやく俺の出番か」
【4人目 三日月宗近 残り1杯】
三日月宗近「3人ともよく頑張ってくれた。同田貫には悪いがここで終了とさせて貰おう」キリッ
吹雪「あの三日月宗近って人、なんか物凄いオーラ放ってるよね」
瑞鶴「そうね…貴族というか雅というか、そういう理想を絵に描いたような人物で…」
陽炎「いやゲームのキャラだから私たち含めて実際に絵に描いた人物だし」
吹雪「陽炎!それ以上いけない!」
三日月宗近「はっはっは…この冷やし中華、なかなか旨そうに見えるではないか」
三日月宗近「では遠慮なく頂くとするぞ」
同田貫正国「おぉ!やっちまえ!」
三日月宗近「…」ズルズル
三日月宗近「ん"ん"っゲフォっ!!オエ"ーーッ!!!」ブホーッ
陽炎「wwwwwww」
吹雪「盛大に吐きやがったww」
760: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/18(日) 18:46:29.96 ID:G8q85dsz0
三日月宗近「…長良、鳴狐」
鳴狐「んー?」
三日月宗近「…何を入れた?」
長良「黒酢にピクルス、すだちやレモンで味を整えて、トドメに煮詰めた梅干しエキスをどばーっとかけた後にクエン酸成分を大量投入」
三日月宗近「…」
三日月宗近「同田貫正国」
同田貫正国「…なんだ」
三日月宗近「受けとれ」スッ
同田貫正国「いらねぇよ!!」
プリ「www」
秋月「wwwww」
763: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/18(日) 18:57:52.06 ID:G8q85dsz0
【5人目 同田貫正国 残り1杯】
同田貫正国「くそ…仕方ねぇ!俺がケリつけてやるよ!」
秋月「ラストスパート、頑張ってください!」
同田貫正国「見てろよてめぇら、そして艦娘共!」
同田貫正国「真の刀剣の力を見せつけて…」
同田貫正国「…って冷やし中華に痰が浮いてやがる!!!きったねぇ!!!」
吹雪「wwwwwwwwwwwwwww」
秋月「wwwwwwwww」
燭台切光忠「wwwwwwwww」
三日月宗近「まぁ、俺が吐いたからだなww」
764: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/18(日) 19:07:30.81 ID:G8q85dsz0
同田貫正国「ちょ…見るだけで吐き気がする…オエッ!」
同田貫正国「なんで喉に痰絡ませてんだよ!本当にじじいかよお前!」
三日月宗近「じじいだからだよ」
大倶利伽羅「…あといちいち細かく説明するのやめてくれないか。想像すると気持ち悪いんだが」
燭台切光忠「そうだぞ、女の子達が見ているんだぞ!?」
吹雪「そうだそうだー!汚いぞ同田貫正国ー!」
陽炎「もっと口を慎めー!」
同田貫正国「なんで俺なんだよ!吐いた三日月宗近に言えよ!」
秋月「それより、残り時間があと少しです!」
プリ「早く食べないと失格になっちゃうよー!」
同田貫正国「ぐあぁ!覚悟決めろってことかよ!クソッタレ!!」
765: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/18(日) 19:22:12.63 ID:G8q85dsz0
同田貫正国「俺は武器俺は武器…強けりゃいい、痰を食べても大丈夫…」ブツブツ
長良「あと5秒ー!」
同田貫正国「キエエエエェェェェアアアアアァァァ!!!!!」ズルズル←渾身の叫び
瑞鶴「ぎゃああ!本当に食べやがった!」
吹雪「これが…男の覚悟なんだね…」
プリ「ヤーパニッヒサムライ…過酷…」
同田貫正国「…」モグモグ
同田貫正国「ウッ!オエッ…ぶぅええええええええ…」ビチャビチャ
吹雪「うわ吐いたwwwwwww」
三日月宗近「汚いなwwwwwwww」
陽炎「wwwwwwww」
山伏国広「wwwwwwwww」
【チーム刀剣乱舞、クリア失敗】
766: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/18(日) 19:31:04.96 ID:G8q85dsz0
長良「クリア失敗ー!ペナルティの冷却噴射ガス発射ー!」
燭台切光忠「うわぁー!」プシューッ
大倶利伽羅「…うおっ」プシューッ
鳴狐「刀剣乱舞、駄目でしたなぁ。これでは私の顔も立ちませぬぞ!」
同田貫正国「畜生!こいつ司会だからって偉そうにしやがって!」
山伏国広「落ち着け同田貫。負けたのは拙僧たちだぞ」
長良「さーて次はチーム艦隊これくしょんの皆さんです!並ぶ順番決めて、準備してくださいね!」
吹雪「私たちの出番だね!私、一番最初にいっていい?」
陽炎「いや、私が最初でいいわよ」
プリ「私が最初に行きたーい!」
瑞鶴「皆、見事なまでに最後を避けようとしてるわね…」
秋月「誰だって人前で嘔吐はしたくありませんよ…」
770: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/21(水) 20:34:34.03 ID:JGajsxCK0
【順番決めのじゃんけんをした結果】
プリ「やったね!一番最初になれたよ!」
吹雪「2番目。まぁ悪くないでしょ」
瑞鶴「3番目…ギリギリセーフ…と思う…」
陽炎「…4番目…やばいポジション…」
秋月「…一番最後…いやだぁ…」ズーン
【プリンツ→吹雪→瑞鶴→陽炎→秋月、という順番で決定した】
吹雪「秋月、ついてないねー」
瑞鶴「覚悟を決めておとなしく超酸っぱ冷麺を食べなさい」
秋月「あうう…」
長良「それでは競技を開始します!艦これ勢の皆さんは成功できるよう、全力を尽くしてくださいね!」
プリ「はーいっ!」
鳴狐「それでは…よーい!」
長良「スタァート!!」
771: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/21(水) 20:38:23.41 ID:JGajsxCK0
【1番目 プリンツ】
プリ「いっただっきまーす!」
陽炎「プリンツさん!出来るだけたくさん食べてね!」
プリ「任せて!…んっ、しゅっぱい!」ズルズル
プリ「…でも梅干しと比べたらそうでもないか」←1杯目完食
瑞鶴「良い調子よプリンツ!」
陽炎「そのまま冷麺全部を食べ尽くしてやりなさい!」
プリ「全部は無理だけど…2杯目いくよー!」ズルズル
プリ「…」モグモグ
プリ「んんん"ん"ん"ん"ん"ん"ん"!?」←悶絶してる
吹雪「wwwwww」
陽炎「早いわよwwwww」
772: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/21(水) 20:44:35.10 ID:JGajsxCK0
プリ「いや待って!これ酸っぱさの差がありすぎ!さっきのは梅風味の冷麺だったけどこれはもう梅干しそのものの味がするから!」
吹雪「げ、そうなの?」
プリ「うん。食べれないことはないけどきっと3杯目はさらに酸っぱくなると思う」
秋月「梅干し風味、梅干し、と来たら…次は梅干しの数倍くらいの酸っぱさ…でしょうか?」
瑞鶴「よしプリンツ!もう無理はしなくていいわ!」
陽炎「2杯目は諦めよう!もっとペース落として食べなさい!!」
プリ「え…そんなこと言われても私はもう2杯目全部食べちゃったけど」
陽炎「ぐわぁー!しまったー!」
吹雪「次は私なのにー!3杯目かー!!」
秋月「私としては、もう早く全部食べ切っちゃって欲しいんですけど!」
プリ「まぁ…皆頑張って!」
吹雪「くっ、こうなったら覚悟を決める!」
773: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/21(水) 20:54:14.19 ID:JGajsxCK0
【2番目 吹雪 残り3杯】
吹雪「3杯目か…よし!気合いの水雷魂で食べてやるっ!」
吹雪「悖らず!恥じず!憾まず!退かず!媚びず!省みず!!艦これ主人公として刀剣乱舞の皆さんに実力を見せつけないとね!」
陽炎「色々と混ざってる水雷魂ね」
吹雪「大丈夫!たとえあのミャン坊が吐き出したような冷麺でも私は綺麗に食べちゃうんだから!」
吹雪「特型駆逐艦吹雪…いただきます!」バッ
秋月「お願いします!頑張って!」←自分の番までに食べ終わって欲しい
大倶利伽羅「…ミャン坊ってなんだ」
燭台切光忠「見た目がミャンマー人っぽいからね君は」
吹雪「うおおおおー!」ズルズル
瑞鶴「吹雪が勢いよくいったー!」
陽炎「行けー!吹雪ー!!」
プリ「がんばれ、がんばれ!」
吹雪「んごぉっ!!?」ブーッ
陽炎「そして吐いたーwwww!」
瑞鶴「きったない!!」
プリ「wwwww」
秋月「wwwwwww」
774: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/21(水) 21:03:35.10 ID:JGajsxCK0
瑞鶴「吹雪!?次の控え私だよ!汚いから最後まで食べてよ!」
吹雪「ごめ…ほんと…無理…」バタッ
瑞鶴「こらぁー!?諦めないでー!!」
秋月「吹雪さーんっ!?」
陽炎「結局、1杯も食べれずに皆の前で冷麺を吐き出すという恥態を晒しただけで終わったわねこの主人公は…」
プリ「ひどいね…」
【3人目 瑞鶴 残り3杯】
瑞鶴「結局私の番かよ…」
陽炎「行け瑞鶴さん!少しでも私たちの負担を減らして!」
秋月「瑞鶴さんお願い!食べてっ!!」←必死
瑞鶴「うぇぇ…これ食べないといけないの…」
瑞鶴「本音を言えばこのまま食べずに陽炎や秋月に押し付けたいんだけど駄目?」
陽炎「どつき回すわよ」
瑞鶴「くっ…食べたくない…」
瑞鶴(食べたくないけど…でもなぁ…)
燭台切光忠「頑張れー、応援するよー!」
山伏国広「カカカ!成功を祈っている!」
三日月宗近「ははは、よきかなよきかな」
瑞鶴(…外部から来たイケメンたちが応援してるんだよなぁ…)
瑞鶴(5人の中で最年長の癖に一番ビビりと思われたら嫌だし…)
瑞鶴(それに艦これのメンツも懸かってるし…何よりここで逃げたら私はチキンよ!)
吹雪(七面鳥なだけに?)
瑞鶴(直接脳内に語りかけてないでアンタは大人しく倒れてなさい)
775: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/21(水) 21:13:26.45 ID:JGajsxCK0
瑞鶴「行くわよ!いただきます!」ズルズル
陽炎「おおっ、ついに食べた!」
プリ「頑張って瑞鶴ー!」
瑞鶴「んっ!ふっ!ぐうっ!」モグモグ
瑞鶴(うわうわうわうわ酸っぱい酸っぱい!飲み込めない!吐きたい!)
瑞鶴(でも吐いたら吹雪みたいにプライドが粉々に…!私は大人なんだし吐く訳には…!)
秋月「瑞鶴さん!あと少し!」
吹雪「瑞鶴さん!」←復活した
瑞鶴(あ…やば…駄目だ…)
瑞鶴(吐いちゃう吐いちゃう吐いちゃう!いや駄目!口を開けちゃ駄目!)
瑞鶴(口さえ開けなかったら…それで…!)
三日月宗近「あともう一歩だな、あの女」
同田貫正国「そのまま飲み込んでしまえー!!」
瑞鶴「…」モグモグ
瑞鶴「んぐんーっ!!!」ブーッ←吐きはしなかったが涙と鼻水を吹き出した
プリ「wwwwwww」
秋月「wwwwwwwww」
陽炎「どうしたのwwwww」
三日月宗近「アレは耐えたなwwww」
吹雪「けど気持ち悪いわwwww」
777: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/21(水) 21:25:40.90 ID:JGajsxCK0
瑞鶴「見たか…皆…これが空母魂よ…」バタッ
陽炎「ハイハイ見た見た。頑張ったわね」
【4人目 陽炎 残り2杯】
陽炎「はー、私も突撃するしか無いようね…」
秋月「…」←もう諦めて5杯目を食べる覚悟してる
陽炎「曙、皐月、霰、長月、潮…アンタたちはきっとこの番組を年末に見ているでしょうね」
陽炎「見てなさい…アンタたちに駆逐艦の真の実力を放送してやるわ!」
吹雪「なんで陽炎抜錨しますの仲間たちの名前呼んだの」
陽炎「だって、こんな食べ物、深海棲艦よりよっぽど恐ろしいし……私に力を貸して的な事をしないと…」
プリ「某昭和アニメの俺の体を皆に貸すぞーみたいな?」
秋月「そういうのいいから早く一杯だけでも多く食べてください!!」←必死
778: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/21(水) 21:36:22.28 ID:JGajsxCK0
陽炎「行くわよ!」パクッ←一口食べた
陽炎「」バタッ
秋月「陽炎さぁぁぁぁぁん!?」
陽炎「…アカンわ、これは…」チーン
吹雪「駄目だったみたいだね…」
山伏国広「拙僧から平常心を奪った冷麺だからな…当然であろう」
プリ「どれだけ酸っぱいのか逆に気になって来た…」
瑞鶴「つーか何の見せ場も無かったわねこのお姉ちゃんは…」
秋月「ああ…あと2杯も残ってるよぉ…」
【5人目 秋月 残り2杯】
吹雪「こうなったら秋月だけが頼り!さぁ食べろ!」
瑞鶴「頑張れ!応援はするからさ!」
秋月「そんな他人事みたいに!?私、こんなのを2杯も食べなくちゃいけないんですよ!」
プリ「そこをなんとか頑張って!」
吹雪「秋月、チャレンジ精神!」
秋月「…」←泣きたい
秋月「わかりましたよ…食べますよ…」ズーン
779: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/21(水) 21:39:53.62 ID:JGajsxCK0
秋月「うう…やだぁ」ズルズル
瑞鶴「秋月…本当に食べたのね…」
秋月「…」ズルズル
秋月「…」ズルズル
秋月「…?」ズルズル
吹雪「え…?何で…?」
三日月宗近「普通に食べてるな…??」
瑞鶴「秋月…アンタどうして…?」
秋月「…」←4杯目完食
秋月「私…」
秋月「極貧時代、食べていたのはこんな程度じゃありませんでしたから…」
陽炎「あっ」
プリ「あ…」
780: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/21(水) 21:52:03.58 ID:JGajsxCK0
秋月「…なんだか思い出してきました」
瑞鶴「ちょ、ちょっと秋月」
秋月「雑草や段ボールを食べて飢えをしのいでた、あの頃を…ううっ…」ポロポロ
陽炎「だー!泣くな!秋月ー!」
プリ「今は今!競技に集中してー!」
秋月「お金も無くて、生きていくだけで精一杯だったけど、それでも希望を持って家族で力を合わせて生きて…」ポロポロ
秋月「何とか艦娘になってお金たくさん手に入れて、おかーさんに仕送りしたらすっごく喜んでて…!だから…私は…!」ポロポロ
瑞鶴「駄目だ完全にトラウマスイッチ入っちゃってる!秋月!秋月!?」
吹雪「お腹いっぱい食べたいならそこにある冷麺食べていいから!秋月しっかり!」
秋月「おかーさん…うああ…おかーさんっ…!!」ポロポロ
長良「残念時間切れー!」
鳴狐「冷却噴射ガス発射ー!」
吹雪「どわぁーー!」プシュー
瑞鶴「あと少しだったのにー!」プシュー
【チーム艦隊これくしょん クリア失敗】
781: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/21(水) 21:56:38.96 ID:JGajsxCK0
鳴狐「結局艦これ勢も失敗してしまいましたなぁ」
秋月「あ、あれ…?私…?」←ガスにびっくりして正気に戻った
プリ「秋月…よしよし」ナデナデ
陽炎「秋月、今度一緒にご飯食べに行こうね」ナデナデ
長良「それにしてもみんな駄目だなぁ。せっかく刀剣勢に艦これの良いところ見せるチャンスだったのにー」
吹雪「くっ…こいつ…」
瑞鶴「アンタもこの冷麺を食べてみればいいのよ…!」
鳴狐「とにもかくにも1つ目の競技は終了でございます」
長良「それじゃあ2つ目の競技をやろうか!」
鳴狐「かしこまりましたー!」
782: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/21(水) 22:06:43.99 ID:JGajsxCK0
鳴狐「ではでは次の競技に移りましょう!」
長良「次の競技は…」
長良「タイマン勝負!もんまりゲーム!!」
【競技その2 もんまりゲーム】
鳴狐「ルールの説明を致します」
長良「この競技に参加できるのは、各チームそれぞれ1人だけとなります」
鳴狐「そしてその選らばれた2人は山手線ゲーム(古今東西ゲーム)で対決して頂きます!」
長良「山手線ゲームに負けると、負けた方のもんまりが移動し接近するから、負けないように気を付けてね!」
長良「合計2回の敗北でもんまりお仕置き執行となります!ご注意下さいませ!」
783: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/21(水) 22:17:28.86 ID:JGajsxCK0
大倶利伽羅「質問だ。もんまりとは何だ」
長良「もんまりとはこの番組の本家で生まれた単語で詳しい意味はよくわかりません。まぁ人が乗ったゴンドラと解釈すれば良いでしょう」
燭台切光忠「人?」
陽炎「なんか嫌な予感が…」
長良「それではもんまりお仕置きの執行人を紹介しましょう!」
鳴狐「それではお2人がた、出てきてください!」
速吸「ど、どうもこんにちは」
次郎太刀「いーやっはぁー!こんにちわぁー!」
【もんまり 速吸&次郎太刀】
吹雪「は、速吸さん…」
瑞鶴「もんまりらしく補給艦が現れたわね…」
大倶利伽羅「次郎太刀…?お前も来ていたのか」
長良「艦これのもんまりには速吸が、刀剣のもんまりには次郎太刀が乗ります!」
長良「また、もんまりお仕置きの内容は補給(意味深)です!あらかじめご了承下さい!」
同田貫正国「なんだそりゃ…詳しく教えろよ!」
陽炎(接近…補給…?キスかな)
瑞鶴(キスね、間違いなく)
784: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/21(水) 22:23:32.83 ID:JGajsxCK0
長良「では誰がゲームに参加するか決めてくーださい!」
瑞鶴「誰が行く?」
プリ「私は嫌だよ…」
秋月「またじゃんけんで決めますか?」
吹雪「よーし、じゃーんけーん…」
【じゃんけんの結果】
長良「ゲームの参加者が決まったみたいですね」
鳴狐「気になるもんまりの犠牲者は…」
吹雪「…」←椅子に固定されてる
同田貫正国「…」←椅子に固定されてる
【互いの代表に吹雪と同田貫正国が選ばれた】
吹雪「なぜ負けた!私ぃーーー!!」
同田貫正国「畜生ォォオー!嫌な予感しかしねぇーーー!!」
787: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/22(木) 20:16:56.06 ID:+RUr1Ihz0
鳴狐「お2人とも準備はよろしいでしょうか?」
同田貫正国「こうなったらやるしかねぇようだな…」
吹雪「勝てばいい…このゲームに勝てばいいんだ…!」
長良「それでは互いの貞操を懸けたもんまりゲーム、スタートです!」
プリ「吹雪ー、頑張れー」
三日月宗近「応援しているぞ、同田貫」
鳴狐「最初のお題は『DMMゲームスのゲーム』!さぁリズムに乗っていきましょう!」パンパン
鳴狐「先攻は同田貫様から!さぁどうぞ!」パンパン
同田貫「お、俺!?ええと…」
788: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/22(木) 20:17:45.72 ID:+RUr1Ihz0
同田貫正国「…刀剣乱舞」
吹雪「艦隊これくしょん」
同田貫正国「かんぱにがーるず」
吹雪「千年戦争アイギス」
同田貫正国「俺タワー」
吹雪「影牢」
陽炎「え?」
瑞鶴「あんたじゃないから」
同田貫正国「ラストサマナー」
吹雪「ロードオブワルキューレ」
長良「お互い、激しいラリーが続いております」
鳴狐「先にミスしてしまうのはどちらでしょうか!」
789: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/22(木) 20:20:46.86 ID:+RUr1Ihz0
同田貫正国「ドラゴンタクティクス」
吹雪「クイズオブワルキューレ」
同田貫正国「ストライクガール」
吹雪「ラグナロクオンライン」
長良「あーっと!ドボン!」
鳴狐「ラグナロクオンラインはDMMのゲームではありません!」
吹雪「あっ…そうだった!」
同田貫正国「よっしゃあああああ!!!」←ガチ喜び
【吹雪、敗北】
790: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/22(木) 20:24:47.76 ID:+RUr1Ihz0
【1戦目は刀剣乱舞の勝利】
瑞鶴「あーあ、吹雪なにやってんの」
プリ「焦っちゃ駄目ー」
吹雪「他人事だと思ってのんびり傍観しないで…!」
長良「それでは速吸さんのもんまり、移動でございまーす!」
速吸「吹雪ちゃん!いきまーす!」ウィィィン
吹雪「ちょ、うわああああ!?」
ウイーーーン、ガタッ
【もんまり、吹雪の眼前10cmで停止】
速吸「どうも…」
吹雪「ち、近いよ顔が…」
速吸「いやぁ、なんかこう近いと胸がドキドキしちゃいますね」
吹雪「やめてー!」
瑞鶴「大変!このままじゃ吹雪がバキュームさんに吸われるわ!」
陽炎「バキュームさんてw」
長良「さー次のお題は『日本の旧国名』!刀剣も艦これも縁の深いお題でございます!」
鳴狐「両者全力で戦ってください!」
長良「ではよーい…スタート!」
791: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/22(木) 20:29:08.93 ID:+RUr1Ihz0
吹雪「長門」
同田貫正国「備前」
吹雪「大和」
同田貫「美濃」
吹雪「山城」
同田貫正国「駿河」
吹雪「陸奥」
同田貫正国「江戸」
長良「残念!違います!」
鳴狐「江戸は旧国名じゃありません」
同田貫「な、何だと!?そうだったのか!」
吹雪「ざまぁーーー!!」←ガチ喜び
【同田貫正国、敗北】
792: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/22(木) 20:36:06.02 ID:+RUr1Ihz0
【2戦目は艦隊これくしょんの勝利】
吹雪「助かった…」
三日月宗近「同田貫、お前は馬鹿だな」
山伏国広「うむ!馬鹿である!」
同田貫正国「うるせえよ!」
鳴狐「それでは敗者への制裁、もんまり移動!!次郎太刀様、お願いします!」
次郎太刀「うふふふふ~たぬきちゃんいくわよ~・・」ウィィィン
同田貫正国「ひぃぃー!!」
ウイーーーン、ガタッ
次郎太刀「あとちょっとで…接吻ね・・」←眼前10cm
同田貫正国「来るなぁヤメロォ!気持ち悪い!」
長良「これで2人とも追い込まれてしまいました!貞操を守りきるのは一体どっちになるのでしょうか!」
鳴狐「これから運命の戦いが始まりますぞ!」
吹雪「負けたくない負けたくない負けたくない」ガクガク
同田貫正国「負けたくない負けたくない負けたくない」ブルブル
鳴狐「運命の3回戦のお題は『歴代携帯ゲームハードの名前』でございます!」
長良「最後の戦い、頑張ってね!」
鳴狐「それではよーい…スタート!」
793: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/22(木) 20:38:18.96 ID:+RUr1Ihz0
同田貫正国「PS4」
吹雪「WiiU」
同田貫正国「PSvita」
吹雪「Xbox」
同田貫正国「セガ・サターン」
吹雪「ワンダースワン」
同田貫正国「PSP」
吹雪「ニンテンドー3DS」
同田貫正国「ファミリーコンピュータ」
吹雪「バーチャルボーイ」
同田貫正国「ゲームキューブ」
吹雪「FCディスクシステム」
プリ「…激しい戦いだね」
燭台切光忠「そりゃ2人とも必死だからね」
三日月宗近「それにしても色んなゲームが出てくるな」
瑞鶴「ああ、時代の流れを感じるわ…」
794: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/22(木) 20:42:26.86 ID:+RUr1Ihz0
同田貫正国「ゲームボーイ」
吹雪「ゲームボーイカラー」
同田貫正国「ゲームギア」
吹雪「ゲームボーイアドバンス」
同田貫正国「ゲームウォッチ」
長良「ドボーン!」
同田貫正国「フアッ!?」
【同田貫正国、敗北】
吹雪「ええ!?なんで!?」
同田貫正国「なんでだよ!どこも間違ってなかっただろ!」
鳴狐「いいえ。ゲームウォッチではなく…正式に言えばゲーム『&』ウォッチでございます」
同田貫正国「今回は厳しく判定を下しました☆」
同田貫正国「悪魔かてめぇら!」
吹雪「…何もともあれ、助かった…!」
【同田貫正国、敗北】
795: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/22(木) 20:49:38.57 ID:+RUr1Ihz0
【とうとう2回敗北してしまった刀剣乱舞】
大倶利伽羅「…マヌケだな」
三日月宗近「はっはっは、情けない男だ」
同田貫正国「いやだ…いやだ…」
次郎太刀「楽しみねぇ~」←唇を突きだしてる
瑞鶴「ちぇー、吹雪はキス回避したか…」
陽炎「こっちとしては吹雪の敗北を期待してたんだけどなー」
吹雪「それどーゆー意味!?」
鳴狐「勝負はついたようですな!もんまりの犠牲になったのは同田貫正国様!」
長良「それでは敗北には次郎太刀もんまりを…」
長良「突撃させましょー!」カチッ
同田貫正国「うわぁぁぁーーーーー!!!」
796: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/22(木) 20:51:00.04 ID:+RUr1Ihz0
ウイーーーン
次郎太刀「…?」
速吸「!?」←もんまり移動
吹雪「ふおっ!?なんで!?!?」
【速吸、吹雪に突撃】
797: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/22(木) 20:56:20.37 ID:+RUr1Ihz0
吹雪「ええええ待って待って待ってストップストップステイ!ちょっとなんで!?これ!」
速吸「ふ、吹雪さーん…・・」ムチュー
吹雪「うわああああ!!来るなぁーーー!!!」
同田貫正国「どういうことだ…助かったのか俺は…」
長良「あちゃー、どうやら押すスイッチをうっかり間違えたようですね」
鳴狐「すみません、こちらのミスでございます」
長良「改めまして、次郎太刀もんまり突撃でーす!」
同田貫正国「やっぱりかよ、ちーくーしょーーー!!!」
次郎太刀「た、ぬ、き、ちゃあ~ん・・・」ブッチュウウウウウ
同田貫正国「アッーーーーー!!!!」
速吸「ふっ…吹雪ちゃん…・・・」ブッチュウウウウウ
吹雪「やめ…吸わないでっ…はやすぎはやすい…」
瑞鶴「wwwwwwww」
秋月「wwwwwww」
三日月宗近「これはよきかなとは言い難い光景だwwww」
プリ「…ていうか私たち、何を見ているのかな」
燭台切光忠「男同士と女同士でキスしてる…これはなかなかカオスな状況だね…」
798: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/22(木) 21:03:38.19 ID:+RUr1Ihz0
長良「もー、艦隊これくしょんも刀剣乱舞もてんで駄目。やる気あるの?」
鳴狐「全く、大変恥ずべき事態でありますなぁ」
プリ「そんなこと言われても…」
同田貫正国「」←白目剥いてる
吹雪「いやさっきの対決は私たち勝ったでしょ!?」
長良「仕方ありません。次の競技から少々方向性を変えてみましょう」
鳴狐「次の競技か…」
長良「なんと!刀剣と艦これで2人1組で挑戦してもらいます!」
秋月「ええっ!?」
799: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/22(木) 21:16:10.98 ID:+RUr1Ihz0
鳴狐「競技の説明でございます!」
長良「あ、そうだきつねちゃん」
鳴狐「どうされました?」
長良「せっかく狐なんだし、ちょっとコンって言いながら説明してよ」
鳴狐「はぁ?」
長良「お願い、1回だけでいいから」
鳴狐「わかりました…では」
鳴狐「コン!それじゃあ、ペアでやる競技の紹介をするの!」
吹雪「wwwwwwwww」
燭台切光忠「wwwwwwww」
鳴狐「コン!これからやってもらう競技は…密着足場ゲーム!」
【競技その3 密着足場ゲーム】
鳴狐「コン!この競技では2人で1つの台に乗ってもらうの!」
鳴狐「その台はだんだん小さくなるの!最後まで乗っていたペアが優勝なの!」
鳴狐「どちらか1人が台から落っこちたりしたら失格というとてもシンプルなルールなの!」
鳴狐「コン!ただし、負担を減らすために片方の人を抱きかかえるなどの行為は反則だから気を付けてね!」
鳴狐「…こんなものでよろしいでしょうか?」
長良「うんww満足wwww」
鳴狐「?」
秋月「wwwwww」
陽炎「wwwwwww」
800: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/22(木) 21:22:48.96 ID:+RUr1Ihz0
瑞鶴「ペア決めはどうするの?」
長良「もちろんくじです!中学生の席替えのような甘酸っぱい気持ちでひきましょー!」
長良「さぁ、この箱のなかからくじを1枚引いてー」
吹雪「よーし、誰と一緒になるかわくわくするね」ゴソゴソ
三日月宗近「俺は誰とでもいいんだがな」ゴソゴソ
~~~
長良「皆さん引きましたか?紙に書いてある同じ色の人がペアでございます!」
吹雪「…赤色だ」
三日月宗近「おお、俺も赤色だ。よろしく頼む」
吹雪「うお!雅な人だ!嬉しい!」
瑞鶴「黄色よ。私のペアは誰?」
燭台切光忠「僕も黄色だよ。よろしくね」
陽炎「青の人は…貴方ね」
山伏国広「カカ!この勝負、勝とうぞ!」
秋月「白を引いた人は…?誰ですか…?」
大倶利伽羅「…あ?馴れ合うつもりはないぞ」
秋月「ひっ!」
プリ「えーっと、黒色引いた人は…」
同田貫正国「黒は俺だ。よろしくな」
プリ「あっ!嘔吐の人だ!よろしくね!」
同田貫正国「頼むそれもうやめて!お願い!」
810: ◆UkGA96Sknk 2015/10/24(土) 21:12:44.39 ID:D5u+YESX0
長良「皆さん無事にペアを作れたようですね。では台の上に乗ってください!」
吹雪「よいしょっと」
陽炎「広さは1メートル×1メートルくらいかしら…相方の身体がでかすぎるのがちょっと気になるわね」
山伏国広「カカカ、すまんな」
長良「そうそう、言い忘れていましたが今回は落ちてしまったペアには罰ゲームを用意してあります!」
鳴狐「落ちてしまうと何処からともなくお尻めがけて吹き矢が飛んで来るので落ちないように各自気をつけてくださいませ!」
瑞鶴「げ、マジかよ…」
プリ「お尻を叩くのと比べて矢は刺さるから痛そうだね…」
長良「それではお待たせいたしました!これよりドキドキの密着足場ゲーム!」
鳴狐「スタァートでございます!!」
812: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/24(土) 21:20:16.86 ID:D5u+YESX0
吹雪「よーし、やるからには勝つよ!」
陽炎「私も吹き矢は勘弁だし」
瑞鶴「ゲームだし楽しんでいきましょう」
燭台切光忠「あ、そうだ君。この際一緒のペアになったんだしひとつ質問してもいいかな?」
瑞鶴「私?どしたの?」
燭台切光忠「さっきから言いたかったんだけどさ」
瑞鶴「?」
燭台切光忠「その着てる服は一体なんなんだい?鳥かい?なんでそんなカッコ悪さの極限にあるような服を着てるの?」
瑞鶴「!?」
秋月「あっ」
燭台切光忠「女の子にこんなこと言うのは失礼かもしれないけどセンスを感じない。格好は例えどんな場面でも良くあるべきだよ」
燭台切光忠「好きでそんな服を着てるのなら君は相当な…」
瑞鶴「うるせぇアホ!!」バキィ
燭台切光忠「ぬふぁっ!!」ドサーッ←台から落ちた
吹雪「wwwwwww」
プリ「wwwww」
秋月「wwwwwwwww」
陽炎「馬鹿ねwwww」
三日月宗近「馬鹿だなwwwww」
【瑞鶴&燭台切光忠 失格】
813: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/24(土) 21:29:44.83 ID:D5u+YESX0
長良「吹き矢、GO!」
燭台切光忠「アッー!」プスッ
瑞鶴「んぎっ!?」プスッ
鳴狐「吹き矢はこんな感じで刺さりますので、皆さん参考にしてくださいね」
陽炎「お、おう。わかったわ」
吹雪「これは喰らいたくないね…」
燭台切光忠「…うっ…なんたる、無様な…」シクシク
瑞鶴「ごめん…つい手が出ちゃった…」
燭台切光忠「すまない…こちらこそ言いたい放題言っちゃって…」
瑞鶴「いいのよ、確かにちょっと失礼だったけど…」
瑞鶴「いやちょっとどころじゃないわよ!本気でイラッと来たのよ!私だってこれ気にしてんのよぉ!!」バキバキィ
燭台切光忠「ぎゃー!」
長良「さーて彼女たちは放っておいてゲームを進めましょう!」
鳴狐「これより足場が半分になります!落ちないようにお気をつけて!」カチッ
プリ「わっ!」
ウィーン
【足場、2/3サイズに】
秋月「わぁ、かなり狭くなっちゃいました!」
吹雪「まだそこまでじゃないけど、油断したら落ちそう…!」
三日月宗近「少し、足腰が辛いな…」プルプル
同田貫正国「まぁ俺たち男どもは体がでかいからな…」
山伏国広「カーッカッカ!これは良い修業であるぞ!」
陽炎「修業してる場合じゃないでしょ!もっと寄って!私が落ちるから!」
814: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/24(土) 21:40:15.68 ID:D5u+YESX0
長良「まー2/3にしたくらいじゃーまだ耐えるよねー」
鳴狐「1組ほど2/3になる前でも落ちたカッコ悪い組もいましたけどね」
燭台切光忠「…」ズーン
瑞鶴「ほんとごめん…」
長良「それではどんどん進めましょう!さらに足場は減ります!」カチッ
ウィーン
【足場、最初と比べて4/9サイズに】
秋月「とても狭い…!」ギュウギュウ
大倶利伽羅「くっ…馴れ合うつもりは無いのに…!」ギュウギュウ
プリ「嘔吐さん、もっと寄って!」ギュウギュウ
同田貫正国(なっ!何か柔らかい感触を感じる!)ドキーッ
陽炎「だー!あー!お前もっと寄れー!!狭すぎっつってんのよこのー!」グイグイ
山伏国広「修業をしろ、女よ。平常心を保ちバランスを鍛えるのだ」
陽炎「そんな無茶苦茶な…!」
長良「ぽつぽつと苦しむペアも多くなったみたいですねー」
鳴狐「誰が先に落っこちてしまうのか楽しみですなぁ!」
815: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/24(土) 21:52:48.97 ID:D5u+YESX0
吹雪「落ちるっ…」ギュウギュウ
三日月宗近「…」ギュウギュウ
吹雪「…」
吹雪(…それにしても…)
三日月宗近「…」←雅なオーラ
吹雪(近いよ…雅が…!雅な顔が近いよっ!)ドキドキ
三日月宗近「…!」
三日月宗近「吹雪」ギュッ
吹雪「きゃ!」(イケメン貴族さんに抱き締められた!)ドキーッ
三日月宗近「吹雪よ」
吹雪「そんな…強く抱かれると…」ドキドキ
三日月宗近「吹雪よ。このまま聞け」
吹雪「はっ!はいっ!?なんでしょう!?」
三日月宗近「頼む。助けてくれ」
吹雪「は?」
三日月宗近「助けろと言っている。これ以上は落ちそうなんだ」ガクガク←とても辛そうな表情
吹雪「」
三日月宗近「すまんな。足腰が限界まで来ている」
三日月宗近「近う寄れ。そして俺を支えろ」←汗だくで必死
吹雪「色々と台無しだよ!!」ガビーン
三日月宗近「ちょっと待て。変に動くとバランスが…」
吹雪「あっ」フラッ
三日月宗近「あなやっ」フラッ
ドサーッ!
プリ「あーあ…」
瑞鶴「アホでしょあいつら…」
【吹雪&三日月宗近 失格】
長良「吹き矢かもぉん!」
吹雪「このクソジジイー!」プスッ
三日月宗近「無念」プスッ
816: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/24(土) 22:04:36.60 ID:D5u+YESX0
長良「残りの3組はよく耐えてるようですなぁ」
長良「ではもっと足場を小さくしましょー!」カチッ
ウィーン
プリ「うわわわ、これ以上は…」
【足場、最初と比べて1/4サイズに】
長良「流石にこれは狭いか各ペアのバランスが崩れつつあります!」
秋月「お、落ちちゃう…!」プルプル
大倶利伽羅「くっ…畜生…!」プルプル
陽炎「アンタ…お願いだから寄れっ!」プルプル
山伏国広「己の限界に挑戦するのだ。修業であるぞ」
陽炎「腹立つ!」プルプル
鳴狐「やっぱり刀剣勢の身体の大きさがネックとなっているようですなぁ」
長良「ここからは根性の戦い!最後まで耐えるのはどのペアなのかっ!」
817: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/24(土) 22:13:09.31 ID:D5u+YESX0
同田貫正国「ぬっ…ぬああああ…」プルプル
プリ「嘔吐さん…!もっと寄って…!」グイグイムニムニ
同田貫正国「ちょ…おい…待て…」ドキーッ
同田貫正国(俺は武器俺は武器俺は武器俺は武器集中集中集中集中…)
プリ「聞いてるの?はやくー!」グイグイムニムニムニ
同田貫正国「あっ…もう…」
同田貫正国「俺はもう駄目だー!色々と!」バッ←飛び降りた
プリ「あーっ!?なに自分から落ちてんのーっ!?」
【プリンツ&同田貫正国 失格】
長良「吹き矢ファイヤー!」
同田貫正国「…」プスッ
プリ「どうして嘔吐さん!」プスッ
同田貫正国「うっ…悔しいけど俺も男なんだ…武器である以前に…」
プリ「そんな訳のわからないことを…」
同田貫正国「うう…、俺、もうあんな男だらけのとこに帰りたくない…」
三日月宗近「…フッ」ニヤニヤ
鳴狐「おーっと気が付けば残りはたったの2組になっていますな!一体勝負の行方はどうなるのでしょう!」
長良「勝利の栄光はどちらに輝くのか!!両者頑張ってください!」
818: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/24(土) 22:21:38.26 ID:D5u+YESX0
大倶利伽羅「ぐっ…!ううっ…!」←倒れそう
秋月「んっ…!駄目!!私、倒れちゃう…!」フラッ
大倶利伽羅「!?…くそ…ぬんっ!!」←秋月を庇いつつ持ち直した
燭台切光忠「凄いな倶利ちゃんは」
吹雪「どこにあんな根性があるのやら…」
三日月宗近「俺も若さが欲しい」
瑞鶴「それに比べ、一方こちらのペアは…」
山伏国広「カーッカッカ!気分はどうだ?陽炎という少女よ」
陽炎「さ、最悪よ…!落ちそうだし、貴方の身体でかすぎだし寄ってくれないし…!」ガクガク
山伏国広「なら平常心を保つのである。浮き足立ってはバランスも何も得られぬぞ」
陽炎「そんなこと言われたって…!私は僧じゃなくてただの女の子なのよ!?」ガクガク
山伏国広「修業に性別も年齢も関係ない。とにもかくにもやってみるがよいぞ」
陽炎「何よ上から偉そうに…!」ガクガク
吹雪「恐ろしく息があってないね…」
三日月宗近「勝つ気があるのか?あの男は」
プリ「このままじゃ陽炎が落ちちゃうよ…」
820: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/24(土) 22:32:14.19 ID:D5u+YESX0
秋月「そ、そっちは大丈夫ですか…?」←落ちそう
大倶利伽羅「貴様に心配される筋合いは…っ!」←落ちそう
陽炎「な、なんで私がこんな目に…」←山伏にしがみついてなんとか耐えてる
山伏国広「カーッカッカッカ!」←余裕
鳴狐「うーむ、このままでは何の進展も無いようですな」
長良「仕方ないね!そうとわかったら早速…」
長良「足場を減らしましょー!」カチッ
ウィーン
陽炎「も、もう駄目だぁ…!!」
【足場、最初と比べて1/6サイズに】
821: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/24(土) 22:44:24.49 ID:D5u+YESX0
秋月「ひいぃ…!吹き矢は嫌…!」ガクガク
大倶利伽羅「っ…!俺は…まだっ…!!」←そろそろ限界
陽炎「くっ…落ちる…!」ガクガク
山伏国広「カーッカッカッカッ!まだまだ耐えれるな少女よ」
陽炎「アンタね…!」
プリ「なんかよくわからないけど盛り上がる展開だね」
瑞鶴「どっちのペアも応援したくなるわね」
燭台切光忠「頑張れー!どっちも頑張れー!!」
陽炎「うぅ…本当なら私はもう落ちてるよこれ絶対!」
陽炎「むしろなんで今まで落ちなかったのか不思議!なんで!?」
陽炎「…なんでなのかしら…?」
山伏国広「どうした?集中せねば落ちるぞ?」
陽炎「あんたもう黙ってて」
山伏国広「あい」
吹雪「…?」
瑞鶴「どうしたの吹雪」
吹雪「あの山伏国広ってお坊さんいるじゃん?」
瑞鶴「あー、あの陽炎がしがみついてるでっかいの?」
吹雪「あの人よく見て」
吹雪「なんか、凄く計算された作戦立ててない?」
瑞鶴「へ?」
陽炎「えっ?」
822: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/24(土) 22:56:30.48 ID:D5u+YESX0
陽炎「計算…?どういうことなの吹雪!」
吹雪「山伏さん、陽炎と比べて広く足場を取ってるよね」
陽炎「そうよ!その分私の足場は最低限しか無いのよ!」
吹雪「それが山伏さんの狙いだと思うよ。山伏さんのバランス安定すれば、陽炎の体力が持つ限り絶対に落ちることないもん」
陽炎「はぁ?それどう言う…」
陽炎「…!!」
陽炎「そうか!私、さっきからコイツの服を掴んでたから耐えてたんだ」
陽炎「コイツは安定した足場を持ってるから多少のことじゃ倒れることは無い…つまり私が服を掴んでても落ちる心配は無かったってことだから…」
陽炎「ってことは私、実はずっとコイツに助けられてってこと!?」
吹雪「そうだよ。秋月ペアのみたいに互いがギリギリのスペースを使って服なんて掴んで倒れかかったらすぐ落ちちゃうからね」
瑞鶴「あー、足場が少なくて不安定だと倒れちゃうからね」
陽炎「そんな…」
陽炎「…なんでアンタは言わなかったの!」
山伏国広「修業にならぬ!」クワッ
823: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/24(土) 23:06:32.75 ID:D5u+YESX0
陽炎「コイツ…こんなデカい柄してちゃんと勝てる方法を考えていたのね」
山伏国広「カカカ!褒めるでない…拙僧はやれることをやっただけな上、耐えていたのはお主だからな」
陽炎「…素直じゃないわ」
秋月「う、うわっ…落ちる…落ちる!」フラッ
大倶利伽羅「…すまない…!」フラッ
ドサーッ!
長良「おーっと!ついに決着!!」
鳴狐「意外や意外!この地獄のバランスゲームを制したのは…」
長良「陽炎&山伏国広ペアでございまーす!!」
【優勝 陽炎&山伏国広】
プリ「おおー!ついに決着!」
瑞鶴「皆よく頑張ったわ!」
三日月宗近「はっはっは、お疲れ様だ」
吹雪「ナイスファイト!ありがとう!」
824: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/24(土) 23:11:46.34 ID:D5u+YESX0
陽炎「か、勝った…」
陽炎「…ありがと。アンタのこと誤解してたわ」
山伏国広「カカカ!拙僧も良い修業をさせてもらった!礼を言う!」
秋月「あの…大倶利伽羅さんもずっと私を守ってくれて…ありがとうございます!」
大倶利伽羅「…やめろ。礼を言われるのは慣れていない」
プリ「嘔吐さん…じゃなくて、同田貫もありがとう!負けちゃったけど楽しかったよ!」
同田貫正国「え!?あぁ、その…ありがとうな」
鳴狐「おっと、激しい戦いを終え、艦これと刀剣乱舞の間に強い友情が生まれたみたいでございますな!」
長良「DMMゲームス同士の強い絆…うん!艦隊これくしょんと刀剣乱舞の未来はきっとまだまだ明るいよ!」
吹雪「…友情?」
瑞鶴「…」
三日月宗近「…」
燭台切光忠「反省しています」
825: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/24(土) 23:25:23.02 ID:D5u+YESX0
~~~
長良「さて、艦これと刀剣乱舞の交流試合、いかがでしたか?」
吹雪「まぁなんだかんだで楽しかったよ」
瑞鶴「まぁ笑っていけない時よりかはマシだったわ」
陽炎「刀剣ってどんな人たちか知らなかったけど、会えてよかったとは思うし」
プリ「競技も結構楽しかったし!」
秋月「とってもとっても楽しかったです!」
長良「いやはや、良い印象を持ってもらって嬉しいです!」
鳴狐「刀剣乱舞も艦隊これくしょんもまだまだコンテンツとして成長していきますからな!どちらもどれくらい伸びるか楽しみでございます!」
三日月宗近「DMMのゲームとしては艦これの方が先輩だ。成長をじっくりと見守らせてもらうぞ」
山伏国広「カカカ!拙僧らも負けてられないからな!」
同田貫正国「今日は楽しかったぜ!ありがとうな!」
燭台切光忠「機会があればまた会おう!」
大倶利伽羅「…楽しみに待っている」
長良「それでは名残惜しいですがお別れの時がやって来ました!最後は両者のこれからの健闘を祈ってさよならをしましょう!」
吹雪「刀剣の皆さん、今日はありがとうございました!」
三日月宗近「うむ。こちらも楽しませて貰ったよ。ありがとう」
吹雪「それでは…お別れに…」
吹雪「敬礼!!」
三日月宗近「一礼!!」
【艦これ×刀剣乱舞交流試合、閉幕】
【提督たちは刀たちに別れを告げ、再び鎮守府へと戻っていくのであった…】
826: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/24(土) 23:31:45.97 ID:D5u+YESX0
提督「お前たち、お疲れ様だった」
吹雪「あら、司令官」
秋月「こんばんは!提督!」
提督「訓練にパトロール、試合と続いてそろそろお前たちも疲れただろう」
瑞鶴「確かに疲れたわねー…」
プリ「あっ、もしかして休憩タイム?」
提督「そうだ。お待ちかねの休憩だ。さらに晩御飯の用意も出来てるから休憩室に戻って食べるがいい」
陽炎「おお!やった!」
吹雪「昼はそんなに食べてなかったから嬉しいよ…!」
827: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/24(土) 23:37:18.93 ID:D5u+YESX0
これにて刀剣乱舞編、おしまいです
次回からまた鎮守府に戻ります。よろしくお願いします
840: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/27(火) 21:28:33.67 ID:UarvVUTz0
【18時30分 休憩及び夕食】
陽炎「ただいまー」ガチャ
瑞鶴「よーやく休憩室でゆっくりできるわね」
プリ「晩御飯なにかなー?」
吹雪「とにかくまともなものを食べさせて欲しいなぁ」
秋月「何が出てくるのか楽しみです!」
瑞鶴「…先に言っとくけど、ひどい料理出したら怒るからね」
提督「大丈夫だ瑞鶴。その心配は一切無い」
提督「俺が言うのもなんだが、料理を大の得意とする人間に夕食を任せたからな。大船に乗った積もりでいてくれ」
プリ「おー!ほんとー!?」
秋月「誰が夕食を作ってくれたのでしょうか?」
841: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/27(火) 21:31:20.61 ID:UarvVUTz0
提督「よーし、それじゃお待ちかねの晩御飯を用意してくれたシェフをお呼びするぞ」
プリ「わくわく」
提督「足柄シェフ!来てくれ!」
瑞鶴「!!」
陽炎「あ、足柄さんですって!?」
ガチャ
足柄「みんなお帰りなさい!早速晩御飯といこうかしら!」
吹雪「来た!足柄さんだ!」
秋月「確かに料理がとても上手な人です!」
瑞鶴「これは楽しみね!」
【夕食係 足柄】
842: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/27(火) 21:35:34.11 ID:UarvVUTz0
吹雪「そして…足柄さんってことは!」
プリ「晩御飯のメニューはやっぱり…!」
足柄「そうよ!晩御飯は足柄特製カレーライス!召し上がれ!」コトッ
吹雪「やったぁーーー!晩御飯は大当りだぁーーー!」
瑞鶴「足柄のカレーって本当おいしいのよね。ここで食べられるなんて思ってもなかったわ」
秋月「ポスターを見て私も食べたくなってたんです!嬉しいです!」
プリ「く、口の中が涎でいっぱいだよ…!」
足柄「嬉しいこと言うわね貴方たちっ」テレッ
陽炎「でもこんなハイスペックな人なのになんで行き遅れなのかね」
足柄「おい陽炎どつくぞ」
吹雪「w」
デデーン
吹雪、アウトー
843: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/27(火) 21:42:17.12 ID:UarvVUTz0
吹雪「そういうとこですよ、足柄さん!」スパーン
瑞鶴「足柄はもう少し品があれば完璧超人お姉さんだったのに…」
陽炎「そこがいいって言う人もいるっちゃいるけどやっぱり品がアレなのは致命的…」
足柄「うるさいわよ。さっさとカレー食べなさい」
秋月「はいっ!それではいただきまーす!」
吹雪「私もいっただっきまーす!」ガツガツ
瑞鶴「うん、おいしい!辛さは強めなのに風味が優しくて、最高だわ!」モグモグ
陽炎「昼御飯がアレだったからちょっとだけ心配だったけど…」
秋月「杞憂だったみたいですね、やっぱりおいしいです!」
プリ「休憩はこうでなくっちゃね!」
吹雪「足柄さんおかわり!」バッ
足柄「いいわよ!いっぱい食べなさい!」
844: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/27(火) 21:48:30.01 ID:UarvVUTz0
提督「どうだ、俺の言った通り夕食は大丈夫だったろう」
秋月「はい!」
提督「実はな、本当は吹雪のだけ具なしにするとか瑞鶴のはルー抜きにするとか色々と考えてたんだけどな」
吹雪「おい」
提督「足柄きっての反対で結局全員においしいカレーを振る舞うことになったんだ」
プリ「ええ!」
瑞鶴「…本当なの?足柄」
足柄「本当よ。悪い?」
吹雪「いやとんでもない!」
提督「足柄曰く、まだまだ番組は続くんだからこの子たちにしっかり食べさせてあげたい。と言っていたからな」
提督「我々も足柄の熱意に押され、晩御飯は普通の晩御飯になったぞ」
プリ「そ、そんな…!足柄さんdanke…!」
吹雪「やだ…私、足柄さんに惚れそう…!」
瑞鶴「ありがとう、足柄…!!」
秋月「私たちのために…ここまでしてくれるなんて…!」
陽炎「足柄さんバンザーイ!!」
足柄「この手のひら返しよ…」
足柄「でも悪い気はしないわ!遠慮しないでじゃんじゃん食べちゃいなさい!」
吹雪「わっかりましたー!」
845: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/27(火) 21:52:40.18 ID:UarvVUTz0
~~~
吹雪「ご馳走さまー」
瑞鶴「調子に乗って食べ過ぎたかも…」
提督「んじゃ、次の企画までまぁまぁ時間があるからゆっくり体を休めておけ」
吹雪「はーい」
提督「あ、そうそう」
プリ「?」
提督「休憩室の引き出しの中はDVD以外全てリセットしておいたから」
提督「中身を確認したかったら自由に確認しておいてくれ」
陽炎「は?」
提督「それじゃ、また後でな」←退室
足柄「これからも頑張ってね♪」←退室
瑞鶴「ちょっと…」
吹雪「…」
秋月「…」
プリ「…」
プリ「…引き出し、開けちゃう?」
吹雪「待ってプリンツさん!」
846: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/27(火) 21:56:32.77 ID:UarvVUTz0
吹雪「…どうするよ」
陽炎「どうするって言われても…」
瑞鶴「…やっぱり開けるの怖いわよね…」
秋月「それにDVDもまだ2枚残ってますし…」
吹雪「くっ…苦痛の休憩再びってとこかぁ…」
プリ「ねー、結局開けるの?開けないの?」
陽炎「仕方ないわね…ここは」
陽炎「秋月、DVDを1枚だけ再生してみましょう」
吹雪「ほわっ!?なんで!?」
瑞鶴「どうして!?陽炎!」
陽炎「だってこのままじゃ埒があかないもん。こういう時は思い切って何かしらアクションを起こしてみるのが大切って言うわ!」
吹雪「…そうだね、どうせ暇だし…」
瑞鶴「わかったわ。何かしらの行動の起点になるかもしれないしね」
瑞鶴「秋月、好きなの選んで再生しなさい」
秋月「わかりました」
849: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/27(火) 22:03:25.22 ID:UarvVUTz0
秋月「じゃあ…これで」ピッ
陽炎「今度のDVDはどんな内容かしらね」
瑞鶴「嫌な予感がするのは確かよ」
パッ
プリ「あっ、映った」
秋月「このDVDは…」
【横須賀鎮守府 相談テレフォン】テテーン
『ここは、横須賀鎮守府相談センター』
『鎮守府職員の疑問や悩みなどを解決してあげることをお仕事として頑張っています』
『例えば…』
職員『もしもし。私、整備科の者ですけど仕事中に骨折をしてしまいまして…この場合、鎮守府から保険金って出ますか?』
相談員『はい。労災保険の対象ですので手当金が支給されます。申し込みは担当の部署から行ってくださいませ』
『このように、親切に教えてあげるのです』
秋月「施設紹介ビデオみたいですね」
吹雪「何の目的で作ったの、これ」
プリ「広報とか…かな?」
陽炎「それなら昼の広報ビデオの存在意義は…」
『では今回は、一人の相談員に密着してみましょう』
『密着するお相手は相談の大ベテラン』
『山雲さんです』
山雲『♪~』
【相談員 山雲】
851: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/27(火) 22:14:34.10 ID:UarvVUTz0
山雲『…』
プルルルル
山雲『はーい、こちらお悩み相談センターよ~』ガチャ
高波『あ、あの、精神的なお悩み相談って大丈夫ですか…?駄目かもです…か?』
山雲『ううんいいわよ~何でも相談して~』
【相談者 高波】
高波『ありがとうございます…実は私、自分に自信が持てなくて…』
高波『発言するときも言葉をぼかしたりしちゃって、本音が言えないことがあるんです…どうしたら自信を持てますか?』
山雲『う~ん、そうね~』
山雲『…わかんない☆』
高波『』
吹雪「wwwwww」
秋月「wwwwwww」
瑞鶴「ロ◯ラかよお前wwww」
デデーン
吹雪、秋月、瑞鶴、アウトー
852: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/27(火) 22:24:16.12 ID:UarvVUTz0
高波『…もういいです。ありがとうございました』ガチャン
山雲『うふふ~解決したみたいね~』
吹雪「どこがよ…」スパーン
瑞鶴「話は聞いてやる…聞くだけだがな…的なものだったわね…」スパーン
プルルルル
山雲『またお電話~』ガチャ
敷波『あの…実はあたし、上司の男性のことが気になっちゃって…』
【相談者 敷波】
山雲『恋のお悩みかしら~?』
敷波『そうなんだ…恥ずかしくて、誰にも言えなくて…』
山雲『あら、誰にも言えないのなら私が聞いちゃまずいわ~』ガチャン
陽炎「wwwwwwwwww」
プリ「wwwwwwww」
瑞鶴「wwwwwwwwwww」
秋月「wwwwwwwww」
吹雪「鬼かwwwwwww」
デデーン
全員、アウトー
853: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/27(火) 22:38:14.30 ID:UarvVUTz0
陽炎「今のはひどい」スパーン
秋月「弄んだだけで終わってます…」スパーン
吹雪「敷波、きっと電話越しに泣いてるよ…」スパーン
プルルルル
山雲『今日はよく電話が来るわね~』ガチャ
江風『すみませーん、チャーシューメン1つお願いします』
山雲『…?』
江風『…あっ、しまった。間違い電話だったか…?』
【間違い電話 江風】
山雲『チャーシューメン~?』
江風『わりぃわりぃ、忘れてくンな。それじゃ』ガチャン
山雲『…』←発信履歴でかけ直してる
山雲『チャーシューメンはここでは取り扱ってませんよ~?』
陽炎「なんでかけなおしたのよw」
デデーン
陽炎、アウトー
854: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/27(火) 22:48:47.04 ID:UarvVUTz0
陽炎「ストーカーじゃないんだから…」スパーン
プリ「ちょっと怖いね…」
吹雪「俗に言うヤンデレってやつ?」
プルルルル
山雲『どんどんかかってくるわ~』ガチャ
初霜『あっ相談センターですか?今から会議室を使いたいんですけどいいですか?』
【相談者 初霜】
山雲『いいけど、何に使うの~?』
初霜『戦術会議です。隊の皆と一緒に』
山雲『本当かしら~?』
初霜『本当です』
山雲『本当は、隠れてこっそりアンなことやコンなことをしちゃうんじゃないの~?』
初霜『しませんって』
山雲『今晩お赤飯?』
初霜『さっさと部屋を貸せ!!』←キレた
吹雪「wwwwwww」
プリ「wwwwwwwww」
陽炎「しつこいwwwwww」
秋月「wwwwww」
855: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/27(火) 23:01:26.49 ID:lrWWrryRO
秋月「酷いセクハラでしたね」スパーン
プリ「初霜のあんな声初めて聞いたよ…」スパーン
陽炎「私だってあんなこと言われたらキレるわ」スパーン
吹雪「だいたいお赤飯って、ダイレクトすぎるでしょ…」スパーン
プルルルル
山雲『たくさんお電話~』ガチャ
浜風『こんにちは。少し友人のことで相談が…』
【相談者 浜風】
山雲『友人?どんなこと~?』
浜風『友人とは言っても最近知り合った人なんですが…その人の名前の漢字が難しくて読めなくて』
浜風『かといって直接聞くのも失礼ですし、こちらにお電話しました』
山雲『なるほどね~。どんな漢字なの?』
浜風『さんずいに『連』を書いて、そのしんにょうの上に点を打った漢字です』
山雲『その一文字?えーと…確かに読み方が難しい漢字ね~…』
山雲『たしか…この漢字の読み方は…』
山雲『はす』
吹雪「wwwwwwwwwwww」
秋月「蓮wwwwwww」
陽炎「蓮じゃないwwww漣だwwwwwwww」
瑞鶴「惜しいwwwwwww」
プリ「似てるけどwwwwwwww」
デデーン
全員、アウトー
856: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/27(火) 23:10:02.27 ID:UarvVUTz0
【今日もまた、相談員は悩める子羊たちを解放したのだった…】
プリ「やっとDVD終わった…」
吹雪「このDVDもなかなか酷かったね」
陽炎「山雲にやらせたのが人選ミスだったのよ…」
秋月「結局何の悩みも解決してませんでした…」
瑞鶴「さて、DVD終わったし話戻すけど」
瑞鶴「引き出しどうするの?開ける?やめとく?」
吹雪「もう開けちゃおうよ、せっかくここまで来たんだし…」
陽炎「開けないっていうのも不完全燃焼でおわっちゃうからね…」
瑞鶴「そうね、そんな気がしてきた…」
プリ「じゃあ誰から開ける?」
瑞鶴「最初と同じ順番でいいわよ、秋月から開けちゃいなさい」
秋月「私からですね、それでは…」
864: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/30(金) 21:04:05.07 ID:fxzqTz53O
秋月「開けます!」ガラッ
プリ「…」ドキドキ
秋月「中身は…」ゴソゴソ
吹雪「!」
秋月「これですね」スッ
【秋月、大きい封筒3つを取り出す】
吹雪「うわ、嫌な予感しかしないタイプのやつがいきなり…」
プリ「しかもかなり大きい…B3くらいかな」
秋月「封筒の中身はなんだか固い紙のようなものが入ってます…なんでしょうか…」
瑞鶴「固い紙?パネル的なものかしら…?」
プリ「私たち一体何を見せられるの…?」
陽炎「とにかく覚悟を決めるわよ。秋月!封筒を開けて!」
秋月「はい!」
865: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/30(金) 21:09:39.44 ID:fxzqTz53O
秋月「まず1枚目…開けました」パカッ
プリ「中身は?」
秋月「…やっぱりパネル絵のようなものが入ってます」
瑞鶴「予想通り」
吹雪「それちょっと取り出して見せて」
秋月「わかりました。これですね」スッ
吹雪「うっw」
秋月「あ…これはw」
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira093011.jpg
蒼龍『バズーカ姿も厳として、よろしくね』
秋月「wwwwwwwww」
プリ「wwwwwww」
吹雪「懐かしいwwww」
デデーン
吹雪、秋月、プリンツ、アウトー
陽炎「これはレジェンド画像だわ。私も初見は大笑いしたものよ」
吹雪「いやこんなのはいつ見ても面白いよ」スパーン
プリ「最終的にはコスプレとかにもなったもんね」スパーン
瑞鶴「他にもチャーハンといい、野球といい、蒼龍はなんでこんなにコラ画像に恵まれてんのよ」
プリ「艦これ界の伏兵だよねー」
866: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/30(金) 21:14:12.18 ID:fxzqTz53O
秋月「2枚目も開けまーす」
吹雪「なんか2枚目も予想できる…」
陽炎「たぶんアレよね」
秋月「そうですね、これでしたw」
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira093012.jpg
吹雪「やっぱりねwwww」
陽炎「懐かしいwwwww!」
瑞鶴「艦これの歴史を感じるわwwwww」
秋月「wwwww」
プリ「wwwwwwww」
デデーン
全員、アウトー
吹雪「っく!」スパーン
陽炎「ふっ!」スパーン
秋月「いっ!」スパーン
瑞鶴「あだっ」スパーン
プリ「わぁ!」スパーン
867: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/30(金) 21:19:32.74 ID:fxzqTz53O
陽炎「このパネルたちは色々と面白いわぁ」
プリ「思い出にふけることができるからね!もう2年間もやってるし!」
瑞鶴「秋月、3枚目!はやく!」
秋月「では3枚目いきまーす」
吹雪「次はどんなのが出てくるかなぁ」
プリ「秋月、はやく出してー」
秋月「はい!只今!」
秋月「3枚目のパネル、これです」スッ
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira093013.jpg
『きもいっぽい』
吹雪「んあああああああっ!?!?」ガビーン
瑞鶴「wwwwwwww」
プリ「wwwwwwwwwww」
秋月「wwwwwwww」
陽炎「方向性変わったかwwwwww」
デデーン
秋月、陽炎、プリンツ、瑞鶴、アウトー
868: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/30(金) 21:23:31.58 ID:fxzqTz53O
吹雪「なんだこの下品なパネルは!今すぐ捨てちまえ!!削除依頼を出すのだ!!!」
陽炎「落ち着きなさい!吹雪!!キャラおかしくなってる!」
瑞鶴「そうよ!この画像のおかげで吹雪の知名度も上がったんじゃないの!」
秋月「あのシーン、面白かったですし!大丈夫です!」
吹雪「アニメは黒歴史なんだよぉぉぉぉ!!! 黒歴史を知らない愚か者は地に這いつくばって消えてもらいたいッ!! 」
陽炎「だから落ち着いてってば吹雪!」
瑞鶴「ぶ、Blu-rayとかそこそこ売れたみたいだし!いいじゃない!」(震え声)
吹雪「それがどうしたって言うの!私のプライドはどうなっちゃうのよ!!」
吹雪「なんかアニメ2期始まるって言うけど! あいつらになァーッ、2期の成功など、 できるわきゃーねェだろォォォ!!!!」
プリ「吹雪!その発言はそれ以上は駄目!」
陽炎「一応!一応期待くらいはしといてあげましょうよ!!」
吹雪「うわぁーーー!きもいっぽいの再来はいやだぁーーー!」
869: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/30(金) 21:29:36.41 ID:fxzqTz53O
吹雪「キュッププー、ヒョレヒョレポー!テレッケモレッケクヌヲレヲホホホー!スヒーンスヒーン…ぐふっ」
秋月「ああっとうとう吹雪さんが壊れてしまいました…」
瑞鶴「よっぽど嫌だったのね…私はあのアニメ吹雪好きだけど…」
吹雪「ううううう、ううううう…」ゴロゴロ
陽炎「吹雪、いつまでも悶絶してないで…」
プリ「次は吹雪の引き出しを開ける番だよ」
吹雪「えっ!?そうだったっけ?」
吹雪「…あぁ、そう言えばそうだったね…開けよう…」
870: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/30(金) 21:35:46.93 ID:fxzqTz53O
吹雪「私の引き出しには…」ガラッ
プリ「引き出しには?」
吹雪「…」
秋月「何が入ってました?」
吹雪「…」スッ
秋月「あっ…」
【吹雪、謎スイッチを取り出す】
吹雪「…またか」
瑞鶴「またね」
陽炎「あの悪夢が再び返ってきたわね」
吹雪「そんなの嫌だよ!?私もう蹴られたくない!」ガビーン
秋月「いえ、まだタイキックとは決まった訳じゃありませんし…」
プリ「もしかしたらタイキックじゃないスイッチかも…」
吹雪「…そうだね。うん、楽観的に考えよう…」
吹雪「…」←スイッチの裏を見た
【スイッチの裏に、『タイキックスイッチ』の文字が】
吹雪「結局かよーーー!!」ガーン
陽炎「なんという悲劇…」
871: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/30(金) 21:43:39.37 ID:fxzqTz53O
瑞鶴「じゃあ吹雪、もうオチはわかったからそれ封印しなさい」
吹雪「…」
吹雪「いや待って…冷静に考えよう」
秋月「?」
陽炎「何がよ吹雪」
吹雪「私は推理した!このスイッチは私にタイキックは飛ばない!」
陽炎「はぁ?」
プリ「どういうことなの、吹雪」
吹雪「思い出して…!タイキックをされたのは、DVDのときは瑞鶴さん。そして、スイッチのときは私だったんだよ!」
吹雪「ここで注目するべきなのは、1つのトラップにそれぞれ違う人がタイキックの犠牲になってるってことなんだよ!」
秋月「…えっと」
陽炎「…まとめると?」
吹雪「このスイッチを押せばきっと陽炎か秋月かプリンツさんにタイキックが飛ぶ」
プリ「…」
秋月「…」
陽炎「…マジで?」
872: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/30(金) 21:49:44.48 ID:fxzqTz53O
陽炎「いや、理論じゃそうだけどさ」
プリ「本当に吹雪にタイキックが飛ぶかもしれないよ…?」
秋月「できれば止めていただいた方がよろしいかと…」
吹雪「それでも私はこのスイッチを押すよ!」
陽炎「吹雪!?」
吹雪「わっはー!タイキックの犠牲になれー!」カチッ
プリ「わあぁ!」
秋月「お、押しちゃった!」
吹雪「皆もタイキックの痛みを知るのだー!」
秋月「あ…ああ…」
プリ「どうなるんだろ…」
デデーン
吹雪、タイキックー
吹雪「…んなんでやねぇーん!!!」ガビーン
秋月「wwwwwww」
陽炎「wwwww」
プリ「wwwwwww」
瑞鶴「約束されたオチwwwww」
デデーン
秋月、陽炎、プリンツ、瑞鶴、アウトー
873: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/30(金) 21:55:02.58 ID:fxzqTz53O
比叡「♪~」←入室
吹雪「教えて…私はこの戦艦に何回蹴られればいいの…」
瑞鶴「完全に吹雪のミスね…」 スパーン
プリ「私、忠告したし…」スパーン
秋月「私も吹雪さんを止めましたし」スパーン
陽炎「吹雪の自業自得ね…」スパーン
比叡「♪~」
吹雪「ちょっと待って!もう嫌!もう蹴られるのは嫌なの!!」
比叡「ヒエーッ!」
吹雪「わひぃぃぃぃぃぃぃん!!」ドゴォ
陽炎「また…」
プリ「哀れな吹雪…」
875: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/30(金) 22:01:41.35 ID:fxzqTz53O
吹雪「うっ…うっ…」シクシク
比叡「♪~」←退室
秋月「吹雪さん…こんなに蹴られて…」
吹雪「大丈夫…私はもう連続でスイッチを押すなんて愚行はしないから…」ズーン
陽炎「…そっか」
瑞鶴「本当に恐ろしいスイッチね、コレ。私が対象になってなくてよかったわ」ヒョイ←スイッチを持った
秋月「確かにそうですね。私も耐えられる自信が…」
吹雪「そうだよ…私に感謝してよ瑞鶴さん…」
瑞鶴「…あっ」カチッ
吹雪「ちょっとおおおおおお!?!?」
陽炎「…っ」←笑いかけた
876: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/30(金) 22:04:54.27 ID:fxzqTz53O
吹雪「瑞鶴さん!?そんなに私をいじめて楽しいの!!??」
瑞鶴「違う!事故!わざとじゃないわ!!」
プリ「吹雪…どうしてこんな目に遭ってるのかな」
秋月「不幸続きですね…」
吹雪「あー、最初の憧れの先輩を扶桑さんにしたばっかりにこんな…」
デデーン
瑞鶴、タイキックー
瑞鶴「なんですとーーー!?」
吹雪「フアッ!?」
878: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/30(金) 22:12:19.67 ID:fxzqTz53O
比叡「♪~」←とても嬉しそうに入室
吹雪「助かった!助かったよ私!!」
瑞鶴「なんで!?なんで私にタイキックが!?」オロオロ
陽炎「…スイッチの仕組み、わかったわ」
プリ「たぶんあのスイッチ、押した人にタイキックが飛ぶ仕組みになってるんだと思う」
秋月「だからあの時は吹雪さんにしかタイキックが飛ばなかったんですね…」
瑞鶴「そんな!」
比叡「ヒエーッ!」
瑞鶴「改二が実装された矢先こんな仕打ちをうけるなんてぇーーーー!!」ドゴォ
吹雪「ありがとう扶桑さん…私の不幸を吸いとってくれて…」
陽炎「吹雪も吹雪で手のひら返ししないの」
879: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/30(金) 22:19:16.76 ID:fxzqTz53O
瑞鶴「私の改二、かわいいというよりイケメンになった…自分で言うのもなんだけど…」ビクンビクン
秋月「私は凄く良いと思いますよ!」
プリ「次は誰の引き出しを開けるんだったっけ?」
吹雪「えーと、前の順番はたしか…」
陽炎「私ね」
吹雪「んじゃ、陽炎のも開けてみようか」
880: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/30(金) 22:23:55.20 ID:fxzqTz53O
陽炎「よっと」ガラッ
陽炎「私の引き出しには…」ゴソゴソ
プリ「…」
陽炎「…これだけかな」スッ
プリ「?」
【陽炎、封筒を取り出す】
秋月「さっきの私の封筒と比べて小さい封筒ですね」
陽炎「そうね。入ってるのも何か手紙みたいなものだし」
秋月「手紙…ってことは前みたいにまた◯◯を見ろ、とかそういう内容でしょうか」
瑞鶴「まさかまたフィギュアが出てくるってことは無いわよね」
陽炎「いや流石にそれはもう無い…と思うよ」
881: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/30(金) 22:29:00.06 ID:fxzqTz53O
陽炎「開封してみるわ」ビリ
陽炎「ほーらね、やっぱり手紙が入ってた…」
陽炎「って、何よコレ!」
吹雪「陽炎?どうしたの?」
陽炎「なにこれ…どういうこと…?」
瑞鶴「?」
【封筒には『我々は陽炎の盗撮に成功した』というメッセージが】
秋月「え!?一体これはどういうことですか!?」
瑞鶴「盗撮!?陽炎、何か心当たりとかある?」
陽炎「知らないわよ!だいたい私、いつの間に盗撮されてたの!」
瑞鶴「盗撮か…まさか陽炎のあられもない姿が提督さんの手元にあるとか…?」
吹雪「それとも、人には見せられないような恐ろしく恥ずかしい写真が」
陽炎「どっちにしろ酷いわよ…!こんなことされてたなんて許せない!」
プリ「あ、この手紙まだメッセージの続きあるみたい」
秋月「真相を知りたくば本棚にある『艦フライデー』を読めとありますね」
陽炎「よし!探すわよ!本棚はどこ!?」
吹雪「入り口近くのあれかなぁ」
陽炎「アレね!行くわ!」ダッ
882: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/30(金) 22:33:26.87 ID:fxzqTz53O
陽炎「艦フライデーは…」←本棚を漁ってる
陽炎「あったわよ。これね」
プリ「!」
【陽炎、艦フライデーを発見】
吹雪「この中に…陽炎の写真が…」
秋月「一体どんなのを写されたのでしょうか」
プリ「あんまり酷くないものだったらいいけど…」
瑞鶴「もしくはスキャンダルだったらいいわね。恋愛とかそういうの」
陽炎「冗談でもそういうこと言うのやめて」
883: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/30(金) 22:39:31.02 ID:fxzqTz53O
陽炎「もくじ…私の記事…あった!」
陽炎「このページよ!」
【特集!陽炎の決定的瞬間!!】
吹雪「このページの先に、陽炎の写真が…」
陽炎「昼下がりの夏我々はとうとう陽炎のその瞬間をおさめた、ですって…馬鹿にしてる!」
秋月「記事は丁寧に袋とじになってますね」
プリ「陽炎、はさみ使う?」
陽炎「こんなん手でちぎるのでいいわ。さっさと見てしまうわよ」ビリビリ
陽炎「…開いたわ。ページをめくるわ!」
瑞鶴「その決定的な写真とは一体?」
884: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/30(金) 22:44:19.86 ID:fxzqTz53O
陽炎
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira093021.jpg
陽炎「…」
吹雪「…」
秋月「…」
瑞鶴「…」
プリ「…」
陽炎「…はっ…はは…」
陽炎「あはは…何よ、こんな人騒がせな…」ホッ
吹雪「あ、陽炎笑った」
瑞鶴「陽炎が笑ったわよ!憲兵さん!」
陽炎「ちょっと」
デデーン
陽炎、アウトー
陽炎「んぎぃ!」スパーン
886: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/30(金) 22:51:54.58 ID:fxzqTz53O
秋月「現象の方の陽炎でしたね…」
瑞鶴「こんなの盗撮って言わないわよ」
プリ「ざんねん…」
陽炎「一体全体何が残念だって言うの…」ヒリヒリ
瑞鶴「超残念よ、ほんと…」
吹雪「ちょっと期待して損した」
陽炎「でも本当に良かったわ…私はてっきりあの時の不知火との写真を見せられるのかと…」
吹雪「え?何?それかなり気になる!」
瑞鶴「あんた不知火と何やったの!?」
プリ「詳しく聞かせて!」
陽炎「あっ、いや、その…」
吹雪「まさか、いわゆる禁断の関係ってやつに…!?」
陽炎「アンタは何を言ってんの!何でもないってば!」
887: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/30(金) 22:57:01.70 ID:fxzqTz53O
プリ「まぁまぁそんなこと言わずに!」
秋月「トークしましょう!女子トーク!」
陽炎「だ、だから本当に…!」
ガチャ
吹雪「!?」
提督「お前たち、休憩はおしまいだ」
秋月「あ…司令官」
瑞鶴「ちぇー、空気読みなさいよ」
陽炎「助かった…ありがと司令官…」
提督「もうすぐ次の仕事が始まるからな。お前たちも出れるように、準備しておけ」
889: ◆sgz06eY/Ks 2015/10/30(金) 23:05:30.42 ID:fxzqTz53O
秋月「次の仕事は何ですか?」
提督「次の仕事は、艦娘改二祝いだ」
提督「とある艦娘が改二になったからな。それを記念して会見を行うぞ」
提督「提督であるお前たちも、この会見に参加してもらう」
瑞鶴「あっ!もしかして改二艦娘って…」
提督「お前じゃないからな。うちで最近改造した違う艦娘だ」
瑞鶴「くっ」
提督「という訳でこれがもう少ししたら始まるから」
提督「お前たち、大会議室へと集合するんだ」
吹雪「はーい」
秋月「了解しました!」
904: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/02(月) 21:32:29.41 ID:/7pNzd9G0
【19時30分 記念会見】
【提督たちは改二艦娘をお祝いするために大会議室へと集合した】
提督「間もなく始まるぞ。前の開いてる席に座れ」
秋月「綺麗に5つ椅子が開いてますね」
陽炎「まるで私たちを待ってたみたいに…」
提督「本当に待ってたんだよ。早く座れって」
陽炎「はーい…」
吹雪「ところで、改二艦娘って誰なのかね」
プリ「瑞鶴じゃないなら誰になるんだろ?」
秋月「最近の改二と言えば…翔鶴さんとかでしょうか」
陽炎「もしかしたら、今になって五十鈴さんとかを改二にしたみたいな、そんな可能性もあるわね」
吹雪「誰が出てきてもおかしくないってことか…」
905: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/02(月) 21:37:38.39 ID:/7pNzd9G0
ピンポンパンポーン
瑞鶴「!」
飛鷹「お待たせいたしました。これより、艦娘改二記念会見を行います」
【記念会見司会 飛鷹】
吹雪「あーあ、始まった…」
秋月「いよいよですね」
飛鷹「それでは早速ですが、その改二艦娘をお呼びしましょう」
飛鷹「どうぞ、入室ください」
ガチャ
瑞鶴「!」
プリ「来たみたいだね」
吹雪「あの人は…」
飛龍「皆さんこんにちは。本日はこの場にお集まり頂き、まことにありがとうございます」
秋月「飛龍さん!確かに改二の艦娘です」
瑞鶴「飛龍か…」
吹雪「2航戦の暖色カラーの方…」
【改二艦娘 飛龍】
906: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/02(月) 21:41:15.98 ID:/7pNzd9G0
飛鷹「それでは改二を迎えた飛龍さんに一言頂きましょう」
飛鷹「飛龍さん、改二になった感想はいかがですか?」
飛龍「感想?そうだねー」
飛龍「まぁ、もうこれで7回目の改二だから特に思うことは別に何も無いかな…」
吹雪「wwwwwwwwwwwww」
陽炎「wwwwwww」
瑞鶴「wwwwwwwwwwww」
デデーン
吹雪、陽炎、瑞鶴、アウトー
吹雪「今のは闇が深すぎる!」スパーン
瑞鶴「レア艦載機を量産してんじゃないよ!」スパーン
陽炎「増え続ける伝説のパイロット…」スパーン
秋月「友永さんって何人いるのでしょうか…」
プリ「…友永妖精さんは不滅だね!(適当)」
907: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/02(月) 21:45:18.70 ID:/7pNzd9G0
飛鷹「飛龍さん、ご挨拶ありがとうございました」
飛龍「どもどもー」
吹雪「今の挨拶、場合によっちゃ場を凍りつかせる挨拶だったよね…」
陽炎「牧場が苦手な人もいるからね…」
飛鷹「では、次は会場の皆さんからの質問タイムです」
飛鷹「ここにいる皆さんから、飛龍さんへ自由に質問することを許可します」
飛鷹「誰か、飛龍さんに質問がある人はいらっしゃいますか?」
漣「じゃあ、私が質問しまーす」
飛龍「いいよー。なーにー?」
【質問 漣】
908: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/02(月) 21:53:57.31 ID:/7pNzd9G0
漣「質問でーす。7回目の改二を迎え、前世の上司である多聞丸さんに何か喜びの一言とかありますか?」
飛鷹「オジサマ好きな飛龍さん回答をお願いします」
飛龍「オジサマ好きって訳じゃないからね。私、一応全年代いけるからね」
飛龍「でもそうだねぇ、多聞丸にかぁ…」
プリ「多聞丸ってだーれ?」
瑞鶴「史実で飛龍に乗ってた指揮官よ。友永さん同様、伝説のエースって言われてる」
秋月「戦闘以外にも食事とか色々と面白いエピソードを持ってることで有名です!」
飛龍「うーん…そうだね…」
飛龍「感謝の言葉とか、色々と思い浮かぶけどやっぱり最後に言いたいのは…」
飛龍「教えてくれ多聞丸!私は後、何回改二になればいいの!?」
飛龍「…かな」
吹雪「wwwwwwww」
陽炎「結局それかwwwww」
デデーン
吹雪、陽炎、アウトー
910: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/02(月) 22:00:02.13 ID:/7pNzd9G0
漣「さっすが飛龍さん!ありがとうございました!」
陽炎「何が流石なの…」ヒリヒリ
吹雪「スラングネタぶちこんだとこじゃないかな…」ヒリヒリ
飛鷹「飛龍さんありがとうございます、それでは次の質問にいきましょう」
飛鷹「他に誰か質問したい方はいますか?」
由良「はい!」
飛鷹「それでは由良さんお願いします」
【質問 由良】
911: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/02(月) 22:11:09.45 ID:/7pNzd9G0
由良「飛龍さんと言えば高い火力が特徴ですが、強さの秘訣はありますか?」
飛鷹「これまた良い質問です。飛龍さんは現在空母で2番目に高火力ですから」
飛鷹「それでは飛龍さん回答をお願いします」
飛龍「強さの秘訣?難しい質問だね…」
飛龍「でも…やっぱり大切なのは仲間との絆かな…」
由良「絆…?」
飛龍「共に苦難を乗り越えてこそ仲間との絆が生まれるの。私の場合、妖精さんとか…」
飛龍「あ、ちなみに今も連れて来てるよ、私の妖精さん」
妖精「?」
由良「本当だ」
瑞鶴「あらかわいい」
飛龍「絆があるから、連帯感が生まれ、そして
強さができる…」
飛龍「ほら、私の妖精さんを見て。絆があるから、私が物を話さずとも私の言いたいことをわかってくれるんだ」
妖精「♪~」キュッキュッ←油性マジック
飛龍「ほらね?」←髭を描かれた
秋月「wwwwwwwwwww」
プリ「wwwwwww」
デデーン
秋月、プリンツ、アウトー
912: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/02(月) 22:17:36.92 ID:/7pNzd9G0
由良「飛龍さんの言葉は心に響きました…」
プリ「どの辺が…?」スパーン
秋月「髭のせいで飛龍さん自身が多聞丸さんになってしまいました…」スパーン
瑞鶴「ちょいw」
デデーン
瑞鶴、アウトー
瑞鶴「変なこと言わないでよ!世の中には飛龍とケッコンしてる提督もいるのよ!?」スパーン
秋月「瑞鶴さんも何を想像してるんですか!?」
吹雪「でも多聞丸とのケッコンは…コネ的に悪くない気がする」
飛鷹「飛龍さんありがとうございます。次の質問にいきましょう」
飛鷹「では、他の質問者は…」
海風「私、いいですか?」
飛鷹「では海風さん、どうぞ」
【質問 海風】
913: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/02(月) 22:29:52.96 ID:/7pNzd9G0
海風「私、この夏に着任したばかりですが…少しまだ自分の影が薄いんじゃないかな…と思うことがあって…」
海風「そこで質問です。飛龍さんのように明るい人気者になる秘訣を教えてくれませんか?」
飛鷹「おっと、これは悩める質問です。人当たりの良い飛龍さんだからこそ、この質問を聞いてあげて欲しいですね」
飛龍「影の薄さか…確かに新人さんがよく持つ悩みだねー」
吹雪「新人?そうだっけ」
秋月「…」←能力関連でいきなり人気に
プリ「…」←同人関連でいきなり人気に
飛龍「でも人気か…うーむ…」
飛龍「性格…は簡単に変えられないし、改二…はまだ先だろうし…」
海風「やっぱり無理でしょうか…」
飛龍「諦めちゃ駄目だよ、何か…方法が…」
飛龍「そうだ!いっそ空母になったらどう!?」
吹雪「wwwwwww」
瑞鶴「雑wwwwwww」
デデーン
吹雪、瑞鶴、アウトー
914: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/02(月) 22:35:53.76 ID:/7pNzd9G0
海風「わかりました!私、空母になります!」
瑞鶴「清霜症候群が増えたぞ…」スパーン
吹雪「確かに世間では幼い空母や戦艦が欲しいって声はあるけどこういうことじゃないと思う…」スパーン
飛鷹「飛龍さん、回答をありがとうございました」
飛鷹「ではそろそろ次のプログラムに移りたいと思います」
飛鷹「次のプログラムは乾杯です。飛龍さんのこれからを祈って、お酒を一杯飲みましょう」
飛鷹「飛龍さん、グラスをどうぞ」スッ
飛龍「ん、ありがとう!」
915: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/02(月) 22:41:11.32 ID:/7pNzd9G0
飛鷹「皆さんも飛龍さんと一緒に乾杯をお願いします!」
飛龍「みんな、準備はいいかなー?」
瑞鶴「…まぁ、飛龍の晴れ舞台だし、私たちも乾杯しよっか」
プリ「私も準備できたよー!」
秋月「私はジュースで乾杯を…」
飛龍「それでは!私のこれからを祈って!」
飛龍「かんぱーい!」
吹雪「かんぱ…」
ジリリリリリリリリリリリリ!
吹雪「!?」ビクッ
陽炎「!?!?」ビクッ
916: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/02(月) 22:45:03.91 ID:/7pNzd9G0
秋月「な、何ですか!?警報!?」
瑞鶴「一体何が起きたって言うの!?」
ピンポンパンポーン
『緊急放送!緊急放送!』
『脱走者発見!脱走者発見!鎮圧部隊は直ちにこれを捕らえよ!繰り返す、鎮圧部隊は直ちにこれを捕らえよ!!』
プリ「脱走者!?何!?誰なの!」
瑞鶴「驚いてグラスを落とすとこだったじゃない…!」
提督「どうやらこんな時に悪い奴が現れたようだな。お前たちはここで待機しておけ」
陽炎「こんな面倒なこと持ち込んで…!誰なのその馬鹿は!」
秋月「無事に事件が収まるといいですが…」
吹雪「え…?脱走者…?」
陽炎「吹雪、どうしたの?」
プリ「何か心当たりあるの?」
吹雪「心当たりって…大有りだよ!皆は覚えてないの!?」
瑞鶴「?」
吹雪「ほらいたじゃん!脱走者が!思い出して、工廠のとき…!」
秋月「え?あっ…!!」
陽炎「それって、まさか!!」
917: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/02(月) 22:48:43.63 ID:/7pNzd9G0
長門「ぐわっ!」ドサーッ
大和「きゃあっ!」ズザーッ
吹雪「!」
【脱獄失敗 長門&大和】
秋月「あれ…もう捕まった状態で…?」
??「…」スッ
陽炎「あっ…」
プリ「あの人が…この二人を!?」
??「………」ゴゴゴゴゴ
918: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/02(月) 22:49:26.72 ID:/7pNzd9G0
霧島「ガァッ」
霧島「デエエエエエェェェェェェェェェェェェムッッッッッッッッッッッ!!!!!!!」
吹雪「」ビクーッ
瑞鶴「あっ…」ビクッ
【看守長 霧島】
920: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/02(月) 22:58:06.84 ID:/7pNzd9G0
瑞鶴「あ…」ビクビク
吹雪「…ついに来たね、瑞鶴さん…」
瑞鶴「……来た…なんで来たのよ…」ガクガク
陽炎「ホウセ◯の運命が…」
霧島「あー…マイクチェック…マイクチェック…よし」
霧島「皆さん、安心してください。ご覧の通り脱走者を捕らえました」
霧島「この馬鹿者たちはもう暴れることは無いでしょう。緊張状態を解いてください」
飛龍「あらま、どうも御苦労様ですー」
【霧島の活躍により、長門大和の身柄確保に成功】
秋月「おー、霧島さん凄いですね!」
プリ「お見事だね!凄い!良かった!」
瑞鶴「良くない…良くない…!全くもって良くないよ…!!」
プリ「何が?」
吹雪「あぁ、そういやこの2人は本家元ネタを知らないんだっけ…」
陽炎「これから、とてもショッキングなものを見ることになる…」
921: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/02(月) 23:06:05.73 ID:/7pNzd9G0
飛龍「じゃあ霧島。乾杯の続きやっていい?」
霧島「駄目です。実は、脱走者を捕らえたとこまでは良かったですのですが…」
霧島「この事件について調査をしたところ、一つの問題が浮上したのです」
飛龍「問題?」
瑞鶴「…」
霧島「それは…」
霧島「どうやら、この場所に脱走を手助けした内通者がいるようなのです」
飛龍「ええっ!?なんだって!?」
瑞鶴「…………………………」←長門大和に飴をあげた
霧島「詳しくはわかりませんが、何か食べ物を与えて脱走の手助けをしたとかどうとか…」
霧島「そのようなことを犯人は…速やかに手を挙げてください」
瑞鶴「…」
吹雪「瑞鶴さん」
瑞鶴「嫌だよ!?」ガーン
霧島「…手を挙げてる人がいませんね…」
霧島「それなら…」
霧島「尋問していくしか、ないようです」ギロ
瑞鶴「」ビクッ
陽炎「」ビクッ
吹雪(目が怖い!)ビクッ
922: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/02(月) 23:14:25.37 ID:/7pNzd9G0
霧島「ねぇ?」
長門「」ビクッ
大和「な、なんですか!」ビクッ
霧島「内通者は誰なのか吐いてください。貴方たちが吐けば、それでこの事件は済みますから」 ギロロロッ
瑞鶴(この人めっちゃ怖い!!)
プリ(静かに脅してる!連合艦隊旗艦を!)
長門「い、言えるものか…」
大和「恩人は売れません…!私が尋問に屈するなんて…!」
霧島「…あ"あ"ん!?なんつったゴラァ!!」
長門「」ビクーッ
大和「」ビクーッ
陽炎(口調変わったー!)ビクーッ
吹雪(なにこれめっちゃ怖い!)ビクーッ
霧島「甘ったれたこと言ってんじゃねぇぞ!オラ!屑の分際で何をほざいてやがる!!」←長門の胸ぐらを掴んだ
長門「あうっ…」
霧島「もう一回聞くぞ?内通者は誰なんだ?」
霧島「吐けや!!ゴルァァァァァァァァァァ!!!!!」
長門「ひっ…ん…あうあうあ…」←恐怖で呂律が回らない
吹雪「wwwwwwwwwwww」
陽炎「wwwwwwwww」
瑞鶴「wwwwwwwwwwwwwww」
秋月「wwwwwwwwww」
プリ「wwwwwwwwwwwww」
デデーン
全員、アウトー
923: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/02(月) 23:20:12.54 ID:/7pNzd9G0
吹雪「やばい霧島さん超怖い…」スパーン
陽炎「長門さんが圧倒されてる…」スパーン
プリ「大和もよく見たら霧島と目を合わそうとしてないし…」
秋月「よっぽど恐ろしいのでしょうね…」
瑞鶴「もうやだ私逃げたい…」スパーン
長門「あうあう…ひくっ…ぐすっ…」ポロポロ
霧島「チッ、メソメソ泣きやがって…使えねぇ奴だな…」
霧島「だがまぁいい。こっちには内通者を特定するための証拠を押収してるんだ。ハナから貴様らに頼る気なんてない」
大和「しょ、証拠ですって!?」
瑞鶴「」ビクッ←飴の紙くずの処理をしてない
霧島「おい!憲兵!!」
霧島「アレを持ってこい!今すぐだ!」
憲兵「オラァ!」サッ
925: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/02(月) 23:23:34.82 ID:/7pNzd9G0
憲兵「持ってきました、オラァ」ススッ
霧島「よしよしご苦労」
霧島「見てみろ!これが押収した証拠品だ!」
長門「!?」
大和「!?」
瑞鶴「…えっ!?」
秋月「…うそ!?」
吹雪「はぁ!?wwwwwwww」
陽炎「なっwwwwww!」
プリ「ちょっとwwwwwww」
霧島「どうだ…心当たりがあるだろう」
霧島「これが…マグロだ!」
【証拠品 マグロ】
デデーン
吹雪、陽炎、プリンツ、アウトー
927: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/02(月) 23:26:41.63 ID:/7pNzd9G0
瑞鶴「あれ…秋月の…マグロ…?」
秋月「はい…そうです…よね…?」
瑞鶴「え…私…もしかして…助かってる…?」
秋月「…???」←いまいち状況が飲み込めてない
陽炎「いっ!」スパーン
吹雪「いたっ!」スパーン
プリ「ううっ!」スパーン
霧島「貴様ら」
長門「な、なんだ!」←泣き止んだ
霧島「貴様らはこいつの骨を使って鍵を開けたんだろう」
霧島「…そうだよな、それとも違うか?」
大和「…残念ですがそれは違います」
長門「あぁ、そうだな。私たちはマグロなど…」
霧島「じゃかましいわぁぁぁ!!!!」
大和「」ビクッ
長門「」ビクーッ
長門「あだっ!?」ステーン←驚きすぎて腰が抜けた
吹雪「wwwwwwwwwww」
デデーン
吹雪、アウトー
928: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/02(月) 23:39:55.75 ID:/7pNzd9G0
吹雪「なんであの2人はあんなのなのかね…」スパーン
長門「いや、だから違う霧島!」
大和「本当にそれは違くて…そうだ!ズイカク…マイフレ」
霧島「じゃかましい言うとるやろうが!!!お"ォ"!?もうてめぇら黙っとけや!!!」
大和「」ビクーッ
秋月「えっ?えっ?どういうこと…?」
陽炎「…まさか、真のホ◯セイ枠って…!」
瑞鶴「思い返せば、秋月は皆の中で一番実装が遅かった後輩だし、ホウ◯イを彷彿とさせるシーンが多くあったような気がしなくもない…!」
霧島「…あー、ゴホン、会場の皆さんすみません。少々気が高ぶりすぎました」
霧島「気を取り直して、これよりこのマグロの持ち主を探すべく、調査を行います」
霧島「実は、この調査の為にとある薬品を一つ用意いたしました」スッ
霧島「この薬品は、マグロにかけると、マグロに手足が生え自らの意思で動き出すという不思議な薬です」
プリ(何開発してんの…)
吹雪(予算の盛大な無駄遣い…)
霧島「このマグロの前に持ち主が現れたとき、マグロは、食べられるかもしれないという恐怖で暴れだします」
霧島「この習性を利用して、これより内通者を探しだします」
霧島「では、調査を始めましょう!」
秋月「…」←何かを察した
陽炎「まさかの…」
瑞鶴「餌食は秋月だったなんて…」
931: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/02(月) 23:49:37.18 ID:/7pNzd9G0
霧島「まずは貴方から」
提督「へ?俺?」
霧島「当たり前だゴラ」ギロ
提督「」ビクッ
吹雪「w」
デデーン
吹雪、アウトー
吹雪「んぃっ!」スパーン
マグロ「…」
霧島「反応なし…次、金髪の貴方」
プリ「どうぞ」
マグロ「…」
霧島「…反応なし」
プリ「ほっ…」←一安心
霧島「次、お前」
陽炎「はい」
マグロ「…」
霧島「シロ…内通者じゃないです」
陽炎「ふぅー…」←一安心
霧島「次」
吹雪「よし…」
マグロ「…」
霧島「反応なしか…」
吹雪「そりゃまぁ…」←一安心
霧島「次。面白い格好のニワトリ女」
瑞鶴「…私?」
陽炎「wwwwww」
デデーン
陽炎、アウトー
陽炎「ぎゃっ!」スパーン
マグロ「…」
霧島「反応は…無いようだ」
瑞鶴「助かったぁー!!」
932: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/02(月) 23:54:37.65 ID:/7pNzd9G0
霧島「最後。そこのお前」
秋月「…」←何かを察してる
霧島「何故返事をしない?」
霧島「ほら、早くマグロを…」
マグロ「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ」ジタバタ
霧島「テメェかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」←秋月の胸ぐらを掴んだ
秋月「ひぃぃぃぃぃぃっ!!」ビクーッ
吹雪「wwwwwwwwwww」
陽炎「wwwwwwwww」
瑞鶴「wwwwwwwwwww」
デデーン
吹雪、陽炎、瑞鶴、アウトー
933: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/03(火) 00:03:49.88 ID:Qlkj3PHm0
霧島「こっち、来いや、ゴラァ!!」グイッグイッ
秋月「いやっ!いやぁ!!止めてくださいっ!」ズルズル
瑞鶴「あー…かわいそ…」←余裕が戻った
陽炎「それにしても、元ネタ知らない子にビンタ飛ばすなんて…」
吹雪「ほんと鬼だよね、この企画陣」
プリ「え!?秋月ビンタされちゃうの!?」
霧島「テメェが内通者だろ!証拠は出てんだ!観念しろ!!」
秋月「違います!私何もやってないです!離してください!」
大和「そうです!秋月ちゃんは無実…!」
長門「後生だ霧島!秋月を離せ!」
霧島「うるせぇっつってんだろっ!」ゲシッ
大和「ぐふっ!?」
長門「うわぁっ!?」
秋月「長門さん!?大和さーーーん!?」
【長門&大和、沈黙】
吹雪「あぁ、もうこれ秋月が駄目なやつだ…」
陽炎「完全に殴られる態勢に入ってるわね…」
瑞鶴「ごめん秋月…私のために…」
934: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/03(火) 00:09:38.83 ID:Qlkj3PHm0
秋月「私、何されるんです…?」ビクビク
霧島「制裁だよ制裁。内通者には罰を与えにゃいかんからな…」
秋月「だから私は何も…」
霧島「まだそれを言うんかぁぁぁぁぁ!!!!!」クワッ
秋月「私は、やってませぇん!!!!!」←涙声
吹雪「wwwwwww」
デデーン
吹雪、アウトー
吹雪「ったい!」スパーン
陽炎「ついに叫びだした…」
霧島「ほー、やってないんか?もっかいマグロ持ってみるか?あ"あ"?」
秋月「…ぐすっ」
マグロ「ぎゃあああああああああ」ジタバタ
霧島「やっぱりお前じゃねぇかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
秋月「だから違いますぅぅぅぅぅ!!!!!」
瑞鶴「wwwwwwww」
吹雪「wwwwwwwwww」
デデーン
吹雪、瑞鶴、アウトー
935: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/03(火) 00:16:07.02 ID:Qlkj3PHm0
秋月「はー、はー、はー…」ビクビク
霧島「おい、ぼちぼち制裁やるぞ。面出せ」
秋月「!?」
霧島「制裁の為のビンタするから面出せ言うとるんじゃワレェェェェェェ!!!!!!!!」
秋月「い、いやだぁぁぁぁぁ!!!!いやぁぁぁぁぁ!!!!!!」←必死に霧島の手を振りほどこうとしてる
吹雪「wwwwwwwww」
霧島「…」クイッ←軽く手を捻った
秋月「ふわぁぁぁぁぁぁん…!!」ステーン←バランスを崩して転けた
瑞鶴「wwwwwwwwww」
陽炎「wwwwwwwwwwwwww」
プリ「wwwwwwwww」
デデーン
吹雪、陽炎、プリンツ、瑞鶴、アウトー
吹雪「もう見てられない…」スパーン
陽炎「これ以上は可哀想すぎる…」スパーン
プリ「ごめん秋月…笑っちゃった…」スパーン
瑞鶴「秋月に…どうか加護を…」スパーン
936: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/03(火) 00:22:27.27 ID:Qlkj3PHm0
秋月「うううう…うううう…」←うずくまってる
霧島「おい、踞ってたら制裁できねぇじゃねぇか。早く面上げろ」
秋月「いや…いや…いや…嫌っ!!」
霧島「甘えんなぁぁぁぁぁ!!!!クソガキャァァァァァァァァァ!!!!!」グイッ
秋月「私やってないもぉぉぉぉぉん!!!!!やってないからぁぁぁぁぁぁ!!!!ほんとのほんとぉぉぉぉぉぉぉ!!!信じてぇぇぇぇぇぇ!!!!!」←必死の抵抗
吹雪「wwwwwwwwwww」
陽炎「wwwwwwwwwwwwwww」
プリ「wwwwwwwwwwww」
瑞鶴「wwwwwwwww」
デデーン
吹雪、陽炎、プリンツ、瑞鶴、アウトー
プリ「ついに秋月の敬語取れた…」
陽炎「相当追い詰められてるのね、秋月…」
瑞鶴「これすっごい秋月が可哀想なんだけど…」
吹雪「もう早くして…」
937: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/03(火) 00:28:04.87 ID:Qlkj3PHm0
秋月「ぐすっ…ぐすっ…」←とうとう抵抗をやめた
霧島「観念したか」
霧島「行くぞゴルァァァァァァァァァァ!!!!」
秋月「ひっ…嫌…嫌ぁ!」
霧島「ふんっ!!」
秋月「ああーーーーーっ!!!」
バシーーーン!!!
秋月「」ドサッ
吹雪「あ…ついに殴られた」
秋月「」
秋月「」
陽炎「秋月!しっかり!」
【とうとう秋月に、鉄槌が】
938: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/03(火) 00:32:07.58 ID:Qlkj3PHm0
陽炎「秋月!?秋月…!」
霧島「これに懲りて、もうやるんじゃねぇぞ」
霧島「…このマグロはお前にやる。じゃあな」スタスタ
瑞鶴「秋月!大丈夫!?」
プリ「秋月、怪我は…?」
秋月「…ぐす…ひぐっ…」
秋月「あっ…うあ…うわぁ…」ポロポロ
秋月「わぁぁぁぁぁん、うわぁぁぁぁぁぁぁぁん…うあぁぁぁぁぁぁぁぁ…!!」ポロポロポロポロ
吹雪「あっ…」
【秋月、悔しさのあまりマジ泣き】
吹雪「…」
瑞鶴「…」
陽炎「…笑えない奴よね、これ…」
プリ「秋月、よしよし…痛かったね…」
秋月「ぐすぐす…うわぁぁぁぁぁぁぁぁ…あああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ポロポロポロポロポロポロ
939: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/03(火) 00:41:07.86 ID:Qlkj3PHm0
【会見終了後、提督たちは休憩室へと戻って来た】
秋月「…」グスッ
瑞鶴「…秋月、もう大丈夫だからね…」
プリ「可哀想だよ…こんなの…」
陽炎「秋月、しっかり…」
秋月「…」
秋月「…!」←ドラム缶を見つけた
※>>265参照
吹雪「…秋月?」
陽炎「何してんの?」
秋月「すみません…ちょっと、引きこもります…」ゴソゴソ
秋月「ドラム缶の中に入ります…一人にさせてください」パカッ
瑞鶴「そうね…気の済むまでそこにいた方が…」
秋月「わぁぁぁぁ!?!?」
吹雪「!?」
プリ「秋月!どうしたの!」
秋月「ど、ドラム缶の中に…!」
瑞鶴「へっ?」
陽炎「あwwwwww」
夕張「」チーン
【ドラム缶 夕張】
吹雪「wwwwwwwwww」
瑞鶴「wwwwwwwwwwwww」
プリ「wwwwwwwwwwww」
秋月「wwwwwwwwww」
デデーン
全員、アウトー
942: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/03(火) 00:48:35.05 ID:Qlkj3PHm0
陽炎「あんた…いつからそこに…」
夕張「最初からよ…酸欠で死ぬかと思った…」ゲッソリ
夕張「驚かせようと、待ってたのに…!誰も開ける気配が無かったから、もう忘れられたのかと…!」シクシク
瑞鶴「あー!泣くな!ただでさえ泣きたい人が一人いるのに!」
吹雪「わかったから!夕張さんはどっか違うとこで泣いてください!」
夕張「なんか辛辣すぎない!?ひどいよ皆っ!」ガビーン
瑞鶴「さぁ秋月、ドラム缶が開いたわよ」
プリ「ここで思う存分引きこもって…」
秋月「いや…あの、申し訳無いのですけど…」
秋月「夕張さんのおかげでなんか馬鹿馬鹿しくなりまして、さっきのことはもうどうでもよくなりました…」
吹雪「立ち直りはやっ!!」
プリ「でも良かった!まだまだこれから頑張ろ、秋月!」
秋月「はい!」
夕張「酸素…新鮮な酸素をくれ…」フラフラ
943: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/03(火) 00:52:44.67 ID:Qlkj3PHm0
吹雪「それにしても…」
瑞鶴「さっき霧島から貰ったこのマグロ、どうする?」
マグロ「…」ズーン
秋月「どうするって言われましても…」
陽炎「どうしようもないような気が…」
プリ「…食べちゃう?」
マグロ「ヤメテヤメテヤメテヤメテ」ジタバタ
陽炎「うわキモ」
吹雪「こんなん早く処分してしまいたい…」
944: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/03(火) 00:56:13.73 ID:Qlkj3PHm0
ガチャ
提督「マグロか」
吹雪「あぁ、司令官」
陽炎「ちょうどいいところに!この気持ち悪いの何とかしてくれない?」
プリ「置場所にも困るし…どっか持ってって!」
提督「わかった。マグロはこちらで預かろう」
945: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/03(火) 01:01:47.58 ID:Qlkj3PHm0
提督「よっと」
マグロ「…」
提督「それじゃ、またな」ガチャ
マグロ「…ん?」
マグロ「…言うの忘れてた。コイツ内通者や」
吹雪「!?」
瑞鶴「!?」
プリ「!?」
陽炎「!?」
秋月「は?」
提督「…」バタン
秋月「…私、急用が出来たみたいです」
吹雪「ん、いってらっしゃい」
秋月「…」ガチャ バタン
\シカエシデス!/
ドカッバキッ
\ウギャアーーー!?/
瑞鶴「…ざまぁみろ」
プリ「じごーじとくだね」
陽炎「擁護はしない」
吹雪「秋月の怨みー」
957: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/04(水) 21:03:32.51 ID:wMqzJmny0
吹雪「それにしてもまた暇になったねー」
陽炎「瑞鶴さん、せっかくだから引き出し開けてみる?」
瑞鶴「そうね。何もやること無いもんね」
プリ「開けちゃえ、瑞鶴!」
瑞鶴「わかったわ。今から開けるわよ」
瑞鶴「よっ」ガラ
秋月「何が入ってました?」
瑞鶴「えーと…2つあるわね」ガサゴソ
瑞鶴「…これとこれよ」スッ
吹雪「おー、なんだこりゃ…」
【瑞鶴、封筒とキャンディを取り出す】
958: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/04(水) 21:04:38.95 ID:wMqzJmny0
瑞鶴「封筒は…まぁいいとして…」
秋月「問題はこのキャンディですよね」
陽炎「またキャンディが出てくるとは…」
プリ「食べ物は…怪しい…」←激辛饅頭を食べてる
瑞鶴「むむ…これはチェックするべきかしないべきか…」
吹雪「気になるなら取りあえず先に封筒の方を処理してみたら?」
陽炎「別にキャンディを先にどうしろって問題じゃないんだし」
瑞鶴「それもそうね。じゃあ先に封筒を開けてみるわよ」
プリ「いけー瑞鶴!」
瑞鶴「とう!」ビリ
秋月「今度の封筒の中身は…?」
959: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/04(水) 21:06:33.93 ID:wMqzJmny0
瑞鶴「…?」
瑞鶴「なにこれ?」
プリ「?」
【封筒には『クイズ』の文字が】
秋月「…クイズ??」
プリ「クイズはクイズ…だよね」
陽炎「うん…クイズって…問題とかなぞなぞとかのあれよね?」
瑞鶴「でも、この紙にはクイズ以外何も書いてないんだけど」
吹雪「わかった!これはバントで得点を入れろっていう指示なんじゃ」
陽炎「それはスクイズ」
瑞鶴「盛大に滑ってるわよ、吹雪」
吹雪「くっ!」
960: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/04(水) 21:08:53.23 ID:wMqzJmny0
ピンポンパンポーン
秋月「!?」
『これより、瑞鶴さんにクイズを出します』
陽炎「…あぁ、問題は放送で出題されるのか」
プリ「まぁ冷静に考えればそうなるよねー」
瑞鶴「よし!どんな問題でも答えてやるわよ!」
『なおこのクイズに間違えると、瑞鶴さんにタイキックが飛ぶので気を付けてください』
瑞鶴「はっ!?」ガーン
秋月「またタイキックって…w」←笑ったが上手く誤魔化した
吹雪「うわー、頑張れ、瑞鶴さーん」
陽炎「応援してるわよー」
961: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/04(水) 21:10:35.15 ID:wMqzJmny0
瑞鶴「ま、まぁ正解すればいいんだし…」
秋月「瑞鶴さんファイトです!」
プリ「がんばれ、がんばれ!」
『それでは問題』
『雲龍、高雄、加賀、瑞鶴。この中で仲間外れは誰?』
瑞鶴「」ペターン
吹雪「wwwwwwwwwwww」
秋月「www」
デデーン
吹雪、秋月、アウトー
963: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/04(水) 21:12:12.81 ID:wMqzJmny0
瑞鶴「…これ答えなくちゃいけないの?」
吹雪「もちろん!」スパーン
秋月「答えちゃってください!」スパーン
瑞鶴「…」
瑞鶴「…答えは私。貧乳だから」
『ブッブー。正解は高雄です。なぜなら彼女だけ重巡だからです』
瑞鶴「」イラッ
吹雪「wwwwwwwwwww」
陽炎「wwwwwwwwwwwww」
秋月「wwwwwwwww」
プリ「wwwwwwwwwww」
デデーン
吹雪、秋月、陽炎、プリンツ、アウトー
瑞鶴、タイキックー
964: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/04(水) 21:14:09.01 ID:wMqzJmny0
吹雪「あちゃー!そういえばそうだった!」スパーン
秋月「私も正解は瑞鶴さんと思ってました!」スパーン
陽炎「私は真っ先に正解は高雄さんと思ったから…」スパーン
プリ「さっき吹雪と秋月が笑ったのがよくわかんなかったけどこういうことだったのね!」スパーン
ガチャ
比叡「♪~」←少々テンション高めで登場
瑞鶴「あんた…何回出てくるのよ…!」
比叡「ヒエーッ!!!」
瑞鶴「ホホーッホォォォーーーーー!!!!!」ドゴォ
陽炎「wwwwwwwwwww」
プリ「wwwwwwwwwwwwwww」
秋月「wwwwwwwww」
吹雪「だから何なのその悲鳴wwwwwww」
デデーン
吹雪、秋月、陽炎、プリンツ、アウトー
965: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/04(水) 21:17:05.44 ID:wMqzJmny0
瑞鶴「ちくしょう…大きくなりたい…」ビクンビクン
吹雪「そうか今気づいた!瑞鶴さんはホ◯セイ枠じゃなくて本当はタ◯カ枠だったんだ!」ヒリヒリ
陽炎「なるほど!だから瑞鶴さんはこんなにもタイキックの餌食になるのね!」ヒリヒリ
秋月「えっ◯ナカって誰ですか」ヒリヒリ
プリ「私、わかんない…」ヒリヒリ
瑞鶴「くっ…それを早く気づいておけばこんなことには…!」ガクッ
吹雪「いや、なったと思うよ」
陽炎「ここまで、タイキックを回避する方々はほとんど用意されてないし」
瑞鶴「うわぁぁーー!」
967: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/04(水) 21:19:00.34 ID:wMqzJmny0
吹雪「じゃあマ◯モト枠、ハ◯ダ枠、エ◯ドウ枠もいるってことだよね。誰がどれなんだろ」
秋月「???」
陽炎「私はマツ◯トのような気がする…なんでかはわからないけど…」
吹雪「いやマツモ◯は私でしょ。もんまり喰らったよ?」
瑞鶴「その辺はごちゃごちゃになってる気がするのよね…私も一人だけ七面鳥服なのにタナ◯枠ってのはおかしいし」
プリ「ねーところで瑞鶴、キャンディはどうするの?」
秋月「このキャンディだけ残ってるんですけど…処理どうします?」
瑞鶴「あ…そうね…タイキックのせいですっかり忘れてたわ…」
968: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/04(水) 21:21:13.67 ID:wMqzJmny0
瑞鶴「それにしてもキャンディねぇ…」
陽炎「うーん…」
瑞鶴「…誰か食べてみる?」
吹雪「ええ!?嫌だよ!?」
プリ「瑞鶴の引き出しから出てきたんだから瑞鶴が食べてよ!」
瑞鶴「秋月、食べろ」
秋月「なんでですか!」
瑞鶴「私はこれを食べたくないけど、このキャンディがどんなキャンディなのかは激しく気になっちゃうのよ!」
吹雪「じゃあもう瑞鶴さんが食べればいいじゃん」
陽炎「覚悟決めなさい。ほら刀剣勢を相手したときの空母魂をもう一回見せてよ」
瑞鶴「くっ…しょうがないわね…わかったわよ…」
瑞鶴「見てなさいよ!この私の…空母としての生き様を!」ガサガサ
プリ「空母、関係あるの?」
969: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/04(水) 21:22:32.15 ID:wMqzJmny0
瑞鶴「いただきます」パクッ
吹雪「!」
瑞鶴「…」ペロペロコロコロ
プリ「瑞鶴、おいしい?」
瑞鶴「か"ら"い"ぃ" ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"!!!」ゴロゴロゴロ
プリ「wwwwwwwww」
秋月「wwwwww」
陽炎「wwwwwwwwww」
吹雪「まぁそうなるなwww」
デデーン
吹雪、秋月、陽炎、プリンツ、アウトー
970: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/04(水) 21:24:49.53 ID:wMqzJmny0
吹雪「踏んだり蹴ったりとはまさにこのこと」
瑞鶴「思い返せば鼻クワガタから始まって!ビンタにタイキックに激辛キャンディって私は体張りすぎじゃないのぉぉぉぉ!?」ガクンビクン
陽炎「瑞鶴さん大丈夫?」
瑞鶴「大丈夫じゃない!なんだこの飴!山葵や辛子の比じゃないくらい辛い!誰よこんなん作ったのおおお!」ガックンビックン
ガチャ
秋月「!?」
比叡「私です!」ババーン!
瑞鶴「お前かぁぁぁぁぁ!!!!」
吹雪「wwwwwww」
デデーン
吹雪、アウトー
吹雪「どへっ!」スパーン
プリ「そういえば今初めて比叡からまともなセリフが出てきたような気がするんだけど」
瑞鶴「そんなこと知るか!はやく水!水をよこせぇぇぇぇぇ!!」←冷蔵庫に向かった
瑞鶴「冷蔵庫冷蔵庫…!」ガチャ
瑞鶴「オレンジジュースがあった!いただきますっ!」
971: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/04(水) 21:28:15.51 ID:wMqzJmny0
瑞鶴「ごくごくごくごくごきゅごきゅ…!!」
瑞鶴「はー、生き返るー!」プハー!
秋月「良かったですね瑞鶴さん」
陽炎「びっくりしたわよ、いきなり悶え苦しむんだから…」
瑞鶴「いや食べた飴が比叡飴だった私の身にもなってよ…」
瑞鶴「それにしてもこのジュース、なんか変な味したわね。塩水というかスポーツドリンクみたいな…」
吹雪「へ?スポドリ?」
プリ「その色で?」
陽炎「うっそ。そんな馬鹿な…」
ピッ
↑テレビに電源が入った
プリ「!?」
吹雪「ふおっ!?」ビクッ
972: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/04(水) 21:30:47.59 ID:wMqzJmny0
【突撃取材!横須賀艦娘】
『我々は艦娘取材班。鎮守府の艦娘の実態を紹介すべく活動をしている』
瑞鶴「えっ、なにこれ?」
プリ「なんか勝手に始まったね…」
陽炎「また変な映像が流れるって言うの…」
吹雪(ん…?ちょっと待って)
吹雪(…この展開、まさかアレじゃ…いや流石に違うかな…)
『さて、本日取材をする艦娘は…』
夕立『ぽい?』
『白露型駆逐艦、夕立だ』
吹雪「…」
973: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/04(水) 21:35:02.70 ID:wMqzJmny0
『彼女は駆逐艦の中でも非常に高い火力を持っている、最強とさえ呼ばれる駆逐艦だ』
『それゆえ、戦果も著しく目立つものがある』
『ちなみに彼女の活躍はどのようなものか、提督たちに聞いてみると…』
提督A『可愛いし強い。頼りになりすぎる』
提督B『3-5で大破してたのにツ級をワンパン轟沈させてたのはビビった』
提督C『ドーナツうめぇ』モグモグ
『などと夕立の活躍に喜びの声を上げる提督たちが後を絶たない』
『また、戦場において強さと人気は比例することもある』
『強いが故に大人気…そう、夕立のファンの増加は誰にも止めることが出来ないのだ』
陽炎「いいな、夕立。私も強かったらな」
秋月「あの破壊力にはやっぱり憧れちゃいます」
瑞鶴「夜戦の夕立はまさにゴッドだもんね」
吹雪「…」ソワソワ
975: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/04(水) 21:41:18.49 ID:wMqzJmny0
『そういう訳で、我々はこの夕立の人気にあやかることにした』
『夕立のグッズの製作を開始したのである』
陽炎「グッズ展開かー。私も最近ようやくフィギュア化されたのよね」
秋月「私もです!」
吹雪「グッズ…あっ」
『我々は早速ぬいぐるみ、フィギュア、アクセサリーなど、様々なものを作ったが』
『残念ながらいずれもインパクトに欠けるものとなってしまった。このままでは企画だけで終わってしまう…我々の誰しもがそう思ったのだ』
『しかし、そんな路頭に迷った我々に力を貸してくれた一人の女性がいたのである』
『その女性とは…』
夕立『夕立がグッズを作るっぽい!』
『なんと夕立本人だった!』
『そしてついに、夕立本人が製作陣に入ることによって、なんとも素晴らしいグッズが完成したのである!!』
秋月「へぇ、なんでしょう?」
プリ「何が出来たのかなー?」
『そのグッズの作成の過程を、実際に皆にも見てもらおう』
プリ「あ、それ見せてくれるんだ」
瑞鶴「楽しみね」
吹雪「…」←察した
977: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/04(水) 21:46:35.31 ID:wMqzJmny0
『まず、グッズを作る場所を紹介しよう』
『ここが、夕立グッズの生産工場だ』
パッ←トイレが映し出される
秋月「!?」
プリ「うわ!?トイレ!」
瑞鶴「あっ…あっ!?」←何かを察した
吹雪(ああっ…やっぱりだ…!)←確信した
『次に、グッズ製作の道具の紹介』
『この夕立グッズを作るには、このアイテムが必要不可欠だ』
パッ←ペットボトルが映し出される
瑞鶴「!!??」←完全に察した
陽炎「!!??!!??」←察した
秋月「うそ…これまさか!?」←察した
『夕立本人、トイレ、ペットボトル…ここから作られるグッズはもうお分かりだろう』
『これぞ未来のドリンク!ご覧あれ、完成した夕立グッズを!』
プリ「ちょ…やめて!やめてよ!」
秋月「アレは確かに黄色い液体…でもまさか!」
陽炎「うそよね?嘘だと言ってよ夕立!」
瑞鶴「私!この先は見たくない!!」
吹雪「…!…!!」←笑いを堪えている
978: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/04(水) 21:47:59.99 ID:wMqzJmny0
♪~←音姫
夕立『…』←トイレから出てきた
夕立『夕立汁っぽい!』スッ←さっき瑞鶴が飲んだやつ
瑞鶴「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
吹雪「wwwwwwwww」
秋月「wwwwwwwwwwww」
プリ「wwwww」
陽炎「あかんwwwwwwww」
デデーン
吹雪、秋月、陽炎、プリンツ、アウトー
979: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/04(水) 21:51:01.86 ID:wMqzJmny0
瑞鶴「…」ガンガンガンガン
秋月「やめて瑞鶴さん!頭を何度も机に打ち付けないでください!」
陽炎「気持ちはわかる!わかるけど!」
吹雪「大丈夫!そういうプレイだったと思えば…」
瑞鶴「思えるか馬鹿ぁ!!!」
吹雪「それもそうだねっ!!!」
瑞鶴「殺せ…誰か私を殺せ…」ズーン
プリ「ちょっと瑞鶴落ち着いて!まだ続きあるみたいだよ!見て!」
秋月「ほら!かなり大切なこと言ってますよ!」
瑞鶴「え…何…」
『…もちろん、今のはちょっとした冗談だ』
夕立『その気になってたお前の姿はお笑いだったっぽい。夕立には恥ずかしくてそんなこと出来ないっぽい』
『本当は、そんな夕立をイメージした着色料スポーツドリンク…艦娘冷却水が本物の夕立グッズだ』
夕立『2014年の夏!発売予定っぽーい!よろしくね!』
瑞鶴「…」
瑞鶴「なんやねーん!!!」ズルッ
吹雪「www」
プリ「wwww」
秋月「wwwww」
陽炎「リアクション古いww」
デデーン
吹雪、秋月、陽炎、プリンツ、アウトー
980: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/04(水) 21:52:13.15 ID:wMqzJmny0
瑞鶴「あー、驚いた…」ホッ
秋月「2014年の夏ってもう1年以上も前なんですね…」
吹雪「本当に良かったじゃん、瑞鶴さん」
瑞鶴「ほんと、全くよ…」
瑞鶴「…ところで、まだこの夕立汁ちょっと余ってるんだけど、誰かいる人いる?」
秋月「いりません」
陽炎「遠慮しとく」
吹雪「いらん」
プリ「ちょっと無理…」
瑞鶴「私の間接キス付きだよ?」
吹雪「余計いらんわ!」
982: ◆sgz06eY/Ks 2015/11/04(水) 21:55:05.46 ID:wMqzJmny0
では今から次スレに書き込みます。
残りは適当に埋めてください
感想とか改善してほしいこととか書いてくれると嬉しいです
983: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/04(水) 21:56:29.97 ID:y6AyQcS0o
乙
かなり楽しんでるし取りあえず完結待ってる
元スレ
SS速報VIP:絶対に笑ってはいけない海軍24時【艦これ】