SS速報VIP:クウラ「飲食業界で宇宙一になってやる!」フリーザ「はぁ……」
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1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/11(金) 01:25:23.50 ID:MwtOw3CRo

―惑星クウラ―

クウラ「親父、フリーザ、よく来てくれた」

フリーザ「お兄さんが私たちを呼び出すなんて珍しいですね」

コルド「一大決心をしたと連絡を受けたが、いったいどんな決心をしたのだ?」

クウラ「実はな、オレは宇宙を支配するのに、これまでのように武力で支配するやり方は」

クウラ「もう古いし、効率的ではないと考えた」

クウラ「むしろ、三大欲求の一つである“食欲”で支配する方がいいと思うのだ」

クウラ「だからオレは、飲食業界で宇宙一になってやる!」

フリーザ「は、はぁ……」

コルド「ま、まぁ……頑張って」


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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/11(金) 01:27:36.98 ID:MwtOw3CRo


クウラ「しかし、どんな店にすべきか……」

クウラ「サウザー、お前の意見を聞こう。お前たちはなにをよく食べる?」

サウザー「はっ、我々三人は、よくステーキを食べに行きますが……」

クウラ「ほう……」

サウザー「血のしたたるようなステーキを、我々のような戦士は好みますから……」

クウラ「――それだ!」




3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/11(金) 01:29:49.22 ID:MwtOw3CRo


―ステーキハウス―

クウラ「へい、らっしゃい!」

フリーザ「ほっほっほ、開店おめでとうございます」

コルド「さっそく食べにきたぞ」

フリーザ「あ、これ、開店祝いの花です」スッ

クウラ「あ、どうも」

クウラ「オレのエネルギー波で焼いたステーキ……」

クウラ「さあ、食ってくれ!」




5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/11(金) 01:33:12.11 ID:MwtOw3CRo


フリーザ「ん~?」モニュモニュ…

コルド「んん~?」モニュモニュ…

クウラ「……」ドキドキ

フリーザ「ちょっと……焼きすぎじゃないですかね?」

コルド「というか……これ、もはや黒い塊なんだが」

クウラ「――え!?」

クウラ(う~む……どうりで客の入りが悪いと思った)

クウラ(やはりオレの強さでは、ステーキを焼くのは難しいのか……!)

クウラ(だったらステーキはやめて、他の店にするしかあるまい!)




6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/11(金) 01:34:51.41 ID:MwtOw3CRo


―ラーメン屋―

クウラ「次はラーメン屋だ!」

クウラ「ラーメンなら、焦げてしまうということはないからな」

クウラ「この宇宙一のトリガラでダシをとったスープで……」

クウラ「オレは宇宙一になる!」

クウラ「オレのエネルギー波で、スープを煮詰めてやる!」グツグツ…




7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/11(金) 01:36:14.36 ID:MwtOw3CRo


ジュワァァァ…

クウラ「なんだと!?」

クウラ「オレのエネルギー波が強すぎて、スープが全て蒸発してしまった!」


「すみませーん」 「ラーメンまだっすか?」 「あのー」


クウラ「あああっ……!」

クウラ「あっ、あのっ、すみません! ちょっと出せなくなってしまって……!」アタフタ




8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/11(金) 01:39:15.73 ID:MwtOw3CRo


―おでん屋―

クウラ「へい、らっしゃい!」

コルド「おでん屋とは考えたな、クウラよ。どっこいしょ」ドスンッ

フリーザ「なかなか風情がありますねえ」ストンッ

コルド「ワシはチクワとがんもどき。あと熱燗」

フリーザ「私はハンペンと大根をいただきましょうか」

クウラ「毎度!」




9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/11(金) 01:43:28.16 ID:MwtOw3CRo


コルド「!」ブッ

コルド「な、なんだこの熱燗! いくらなんでも熱すぎるぞ!」

フリーザ「ハンペンと大根も煮すぎて、ドロドロになってしまってますよ……」

クウラ「うぐぐ……」

クウラ(くそっ、オレはおでんも満足に作れないのか……!)




10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/11(金) 01:45:45.11 ID:MwtOw3CRo


―カフェ―

クウラ「というわけで、カフェを経営することにした」

クウラ「どうだ、このモダンな店内は?」

フリーザ「なかなか繁盛しているじゃないですか」

コルド「うむ、ようやく自分に向いた店を持てたようだな。クウラよ」

クウラ「フハハハハッ! やはりこのオレが宇宙一だ!」




11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/11(金) 01:48:12.09 ID:MwtOw3CRo


クウラ「フハハハハハハハハハッ!」ゴゴゴ…


コルド「あつっ! このコーヒー熱すぎ!」

フリーザ「私はアイスコーヒーにしたので、特に問題はありません」チュー…


「そろそろ出ようか……」 「ああ……」 「なんかこの店、落ち着けないな」


クウラ「な、なんだと!? 客が全然くつろいでくれない……!」

サウザー「おそらくクウラ様の戦闘力や威圧感に恐れをなしたのでは……」

クウラ「おのれ、カフェも失敗か!」




12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/11(金) 01:50:12.99 ID:MwtOw3CRo


―ケーキ屋―

クウラ「いらっしゃいませー!」

コルド「とうとうケーキ屋か……」

フリーザ「ショートケーキとモンブランをいただきましょうか」

クウラ「毎度あり!」




13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/11(金) 01:53:49.93 ID:MwtOw3CRo


フリーザ「からっ! なんですか、このケーキは!?」

コルド「モンブランの黄色いクリーム、全部カラシではないか!」



クウラ「しまった……! オレは甘いのが苦手だった……!」

サウザー「フリーザ様もまだまだ甘い、とかいってましたしね」




14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/11(金) 01:57:43.70 ID:MwtOw3CRo


―海辺―

ザザーン…

クウラ「くそっ……」

クウラ「オレの力では、飲食業界を牛耳ることはできないのか……!」

クウラ「おにぎりでも食うか……」

チャプ…

クウラ「――ん? 魚か……」




15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/11(金) 02:00:45.71 ID:MwtOw3CRo


クウラ「魚を切って、おにぎりに乗せて握って食べると……」モグッ

クウラ「!」ビビビッ

クウラ「うまい!」

クウラ(そういえば、昔どこかの惑星で聞いたことがある!)

クウラ(たしかこういう料理を“スシ”と呼ぶのだと!)

クウラ「――これだ!」




16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/11(金) 02:01:24.64 ID:MwtOw3CRo


―寿司屋―


ワイワイ… ガヤガヤ…


クウラ「さ、どんどん食べてくれ!」

フリーザ「うまい! これならきっと食の力で全宇宙を支配できますよ!」モグモグ

コルド「よくやった、クウラ!」

クウラ「ありがとう、親父! フリーザ!」




17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/11(金) 02:03:39.36 ID:MwtOw3CRo


クウラ「あとはオレが培ったノウハウをサウザーや部下たちにも叩き込み――」

クウラ「この寿司屋を全宇宙チェーンとして展開してやる!」

クウラ「そうすればこのオレが宇宙一だ!」



クウラが作ったこの寿司チェーン店は、後に宇宙一の規模となる。

その名も『くうら寿司』――!





<終わり>



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