1: 名無しで叶える物語 2022/08/27(土) 21:20:39.39 ID:ZSmJOB87.net

千歌「ハクション!」

曜「千歌ちゃん、大丈夫?」

千歌「あ、うん、大丈夫だよっ」

曜「もう駄目だよー。今日は冷えるんだから、ちゃんと暖かい格好してこないと風邪ひいちゃうよ。はい、私のマフラー貸してあげる」

千歌「え、ええ!?大丈夫だよ!それじゃ、よーちゃんが寒くなっちゃうよ!」

曜「私の事は気にしないでいいから。はい、手袋もしっかり付けてね♪」

千歌「そ、そんな…よーちゃんも寒いの苦手なのに…」

曜「そんなの千歌ちゃんの為ならへっちゃらだよ!さ、行こう?遅刻しちゃうよ!」ヨーソロー!

千歌「よーちゃん、待ってよー!」タッタッタッ!



2: 名無しで叶える物語 2022/08/27(土) 21:21:30.38 ID:ZSmJOB87.net

千歌「………」クシクシ

曜「千歌ちゃん、前髪邪魔そうだね」

千歌「そうなんだよね〜。最近伸びてきちゃって……そろそろ切らないと」

曜「それじゃ、私の予備のヘアピンをあげよう!」

千歌「え、よーちゃん、ピン持ってるの?」

曜「うん、勉強する時とかたまに付けてるよ?それに、予備なら他にもあるしね」

千歌「そうなんだ……。それじゃあ、もらっちゃおうかなぁ」

曜「ふふ、お揃いだね、千歌ちゃん♪」

千歌「そ、そうだね…///」



4: 名無しで叶える物語 2022/08/27(土) 21:22:38.11 ID:ZSmJOB87.net

千歌「もう、よーちゃんったら、また新しい制服買ったでしょ…。そのうちよーちゃんのお部屋、制服だらけになっちゃうよ〜」

曜「えへへ、つい、ね♪」

千歌「あれ、どうしたの、このぬいぐるみ?」

曜「ああ、それはこの前善子ちゃんとゲームセンターに行ったときに取ったやつだよ。可愛いでしょー?」

千歌「ほんとだ…可愛い…」ジィー

曜「あれ?千歌ちゃん、もしかしてそのぬいぐるみ結構気に入った?」

千歌「べ、別にそんなこと…………ある、かも」

曜「よし、じゃあこれ千歌ちゃんにあげよう!」

千歌「え、えぇ!?そ、それは…さすがに…」

曜「可愛がってあげてね!」

千歌「う……うん」



5: 名無しで叶える物語 2022/08/27(土) 21:23:43.11 ID:ZSmJOB87.net

千歌「わぁっ!!」

バシャッ

曜「千歌ちゃん!?大丈夫!?」

千歌「うぅ…ごめんね、手が滑っちゃって……」

曜「あちゃー……ジュースがもろに服にかかっちゃったねー」

千歌「うう、べたべたする……」

曜「千歌ちゃん、私のハンカチ使いなよ」

千歌「ありがと、よーちゃん」フキフキ

千歌「これ、明日洗ってから返すね」

曜「いいよー。それ、千歌ちゃんにあげる♪」

千歌「え?で、でもこれよーちゃんのお気に入りのハンカチじゃ……」

曜「いいのいいの。でも、大切に使ってね?」

千歌「……うん」



6: 名無しで叶える物語 2022/08/27(土) 21:24:46.51 ID:ZSmJOB87.net

曜「私はみかんのケーキにする!千歌ちゃんはー?」

千歌「えーと、チカもよーちゃんと同じのにする!」

曜「千歌ちゃんは本当にみかんが好きだねー」

千歌「えへへ♪よーちゃんだってみかん大好きじゃん♪」

曜「えへへ♪」

千歌「でも、本当にいいの?おごってもらったりしちゃって……」

曜「いいよー。今月は余裕あるしねー」

千歌「でも……」

曜「気にしなくていいよ♪千歌ちゃんには衣装の試着を手伝ってもらっちゃったから、そのお礼ってことで♪」

千歌「そ、そう?それじゃ遠慮なく…」



7: 名無しで叶える物語 2022/08/27(土) 21:25:50.21 ID:ZSmJOB87.net

曜「どう、おいしい?」

千歌「うん!よーちゃん一緒にと食べてるから、いつもよりも美味しいよ♪」

曜「……///」

千歌「よーちゃん?」

曜「そ、そっかー!良かったよ♪それじゃあ、このケーキの上に乗ってるみかんも千歌ちゃんにあげちゃう!」

千歌「え!?いいの?よーちゃんだってみかん大好きなはずなのに……」

曜「いいんだよー。このみかんだって千歌ちゃんのお腹の中に入るんだったら本望だよ!」

千歌「そ、そう……?」

曜「えへへ♪じゃあ千歌ちゃん、あーん」

千歌「ほぇ?だ、大丈夫だよ…///自分で食べられるから…///」

曜「いいから、あーんしてよ、千歌ちゃん。……さっきのお返しだよ?」ボソッ

千歌「へっ?よーちゃん、今なんて…?わ、わかったから、食べるから押し付けないでー!」



9: 名無しで叶える物語 2022/08/27(土) 21:27:23.77 ID:ZSmJOB87.net

よーちゃんは何でもくれる

どんなものでも、簡単に……あっさりと……




千歌「なんでなんだろ……」

曜「あ!千歌ちゃーーん!」オーイ!

千歌「わぁっ!?よーちゃん!?びっくりしたよぉ…」

曜「えへへ、ごめんごめん。それでね、千歌ちゃん。今日は千歌ちゃんにあげたいものがあって……」

千歌「ちょ、ちょっと待って!」

曜「へっ?どうしたの、千歌ちゃん?」

千歌「よーちゃんはどうしてそんなに色んな物をくれるの?」

曜「えー?どうしてって言われても……理由なんてないよ。千歌ちゃんが喜んでくれるからあげたくなるだけだよっ」



10: 名無しで叶える物語 2022/08/27(土) 21:28:33.26 ID:ZSmJOB87.net

千歌「そんなことされてもチカ、お返しできるものなんて持ってないよ?」

曜「お返しなんていらないよ。私は千歌ちゃんが幸せな気持ちになってくれたらそれだけでいいんだもん!」

千歌「そ、そんなのおかしいよ…」

曜「おかしくなんてないよー。私はそれくらい千歌ちゃんの笑顔が大好きってこと!」

千歌「ど、どうしてそういうことばっかり言うの…///」

曜「えへへ…♪」

千歌「うー……だけど、やっぱり……よーちゃんばっかりあげる側で、なんかずるいよ!」

曜「え、ええ!?そうかなぁ?」

千歌「そうだよ!!だから、今度はチカがよーちゃんにお返しする番だよ!!」

曜「ち、千歌ちゃん……」



12: 名無しで叶える物語 2022/08/27(土) 21:29:43.16 ID:ZSmJOB87.net

千歌「という訳で、よーちゃんの欲しいものってなに?チカが用意できるものなら何でもあげるよ!遠慮せずに言ってね!」

曜「えー……、そんなの別にいいのに……」

千歌「だめだよ!このままじゃチカの気が収まりません!」ビシッ!!

曜「うーん……私の欲しいものかぁ……」

曜「…………」

曜「!!」

曜「…………ねぇ、千歌ちゃん。本当に何でもいいの?」

千歌「うん、何でも!」

曜「本当の本当に!?」

千歌「ほんとだよ!沼津の女に二言はないよ!!どんなものでもどんとこい!!」

曜「それじゃあ、私ね……千歌ちゃんが欲しいな…!!」

千歌「ふむふむ、チカが欲しいんだね。そんなのお安い用……って、えぇっ!?」



13: 名無しで叶える物語 2022/08/27(土) 21:31:02.95 ID:ZSmJOB87.net

千歌「よ、よーちゃん?い、今なんて言ったの?」

曜「だから、私、千歌ちゃんが欲しい!!」

千歌「な……な……!///何言ってるのっ、よーちゃん!///冗談は良くないよっ///」

曜「冗談じゃないよ!私、本気で千歌ちゃんが欲しい!ね、私のものになってよ、千歌ちゃん!」

千歌「あぅ……///」プシュー///

曜「ねぇ、千歌ちゃん、やっぱり駄目?」

千歌「だ、だめじゃない……///だめじゃないけどぉ……///」



14: 名無しで叶える物語 2022/08/27(土) 21:32:06.33 ID:ZSmJOB87.net

曜「やったー!!それじゃ、千歌ちゃんはこれから私のものだねっ♪」

千歌「う……うぅ……これって何か間違ってるような気がするよ……///」

曜「えへへ、千歌ちゃん、勝手にどこか行っちゃったりしたら嫌だよ?」

千歌「よ、よーちゃんこそ責任持ってしっかりチカのこと見ててよ?」

曜「当たり前であります!私が千歌ちゃんから目を離すはずないよ!!」

千歌「あぅ……よーちゃんってやっぱり、ずるいよ……///」

曜「えー?そうかなー?お互い様だと思うけど?」

千歌「ほぇ……?そうなのかな……?」

曜「私だって千歌ちゃんにたくさんどきどきさせられてるよってこと♪」

千歌「ち、チカが…?でも、よーちゃんが嬉しそうならいっか♪」

千歌(あ…この気持ちがよーちゃんが言っていたことなのかな…?)

千歌(よーちゃんがたくさん喜んでもらえること、たくさん出来るといいな♪)

おしまい



15: 名無しで叶える物語 2022/08/27(土) 21:36:38.38 ID:ZSmJOB87.net

めちゃくちゃ久しぶりにSS書きました。

1年以上前のようちか過去作も宜しければどぞ。

千歌「よーちゃんが風邪をひいた日」


元スレ
千歌「よーちゃんは何でもくれる」