1: 名無しで叶える物語 2022/08/28(日) 12:03:22.23 ID:xcb6VWAG.net
エマ「はうぅ～」ｸﾞｯﾀﾘ
愛「およ？どーしたのエマっち、元気ないねぇ」
エマ「お腹が空いて……力が出な～い」ｸﾞｯﾀﾘ
愛「はは、なるほど。そゆ事かぁ」
愛「ほら、アタシのキャンディでよかったらあげるよ」ｽｯ
エマ「わぁ♪ありがと～愛ちゃん♪」
エマ「─んん～甘くておいしい～♪」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ
愛「あはは、かわいいなぁエマっちは」ﾆｺﾆｺ
4: 名無しで叶える物語 2022/08/28(日) 12:13:11.63 ID:SQhbfxCK.net
愛「ほら、アタシのキャンディでよかったらあげるよ」ﾎﾞﾛﾝ
エマ「わぁ♪ありがと～愛ちゃん♪」
エマ「─んん～甘くておいしい～♪」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛﾁｭﾊﾟﾁｭﾊﾟ
愛「あはは、かわいいなぁエマっちは」ﾆｺﾆｺ
愛「ちょっとは元気が出たかな？」
エマ「うん、おかげ様で─」ｸﾞｳｩ～
エマ「─ちょっと……物足りないかも……////」
愛「そりゃそっか、キャンディだけじゃ足りないよね」
愛「そーだ、よかったら家に来る？もんじゃごちそうするよ」
エマ「も、もんじゃ……」ｼﾞｭﾙﾘ
エマ「行く行く～愛ちゃんのもんじゃ食べた～い♪」
愛「よっしゃ!!エマっちの為に飛びきりおいしいもんじゃ焼いちゃうぞ♪」
愛の家
愛「ただいま～」
エマ「お邪魔しまぁす」
愛「今用意するからちょっと待っててね」
エマ「うん、わたしもんじゃ焼き食べた事ないから楽しみ～」
愛「お待たせ～」ﾄﾞﾝｯ
エマ「わぁ、これがもんじゃ」
愛「これはもんじゃの種だよ、これから焼いていくよ～」ﾄﾛｰｯ
愛「それそれそれ～」ｼﾞｭｰｼﾞｭｰ
エマ「へぇ～そういう風に焼くんだ」
エマ「面白そう、わたしもやりた～い」
愛「お、そんじゃ一緒にやろっか。このコテを使うんだよ」ｽｯ
エマ「それそれ～」ｼﾞｭｰｼﾞｭｰ
愛「お、いいぞ～エマっち上手じゃん」
エマ「えへへ♪楽しいね～これ」
愛「でしょ？こうやって自分で作るのがもんじゃの魅力なんだよ」
エマ「ねぇ、愛ちゃんまだ食べられないの？」ｿﾜｿﾜ
愛「ん～そろそろいいかな、熱いから火傷しないようにね」
エマ「うんっ、いただきま～す」
エマ「ふぅふぅ……ふぅ～」
エマ「─あむっ、あちゅ!!はふはふはふ……」
エマ「─う～～ん!!おいしぃ～～!!とってもボーノ♪」
愛「そーだろそーだろ♪」
エマ「これはやみつきになるねぇ、止まらな～い」
エマ「はふはふあむあむはむはむ」
エマ「─おいっしい～～♪」ﾍﾟｶｰｯ
愛「いや～エマっちの食べっぷりはいつ見ても気持ちいいねぇ、最高♪」ﾆｺﾆｺ
エマ「愛ちゃん、おかわり～!!」
愛「はいよ!!じゃんじゃん焼くからどんどん食べてね～♪」ｼﾞｭｰｼﾞｭｰ
エマ「はぁ～食べた食べた」
エマ「ごちそうさま、もんじゃ焼きってこんなにおいしいんだね。わたし好きになっちゃった」
愛「気に入ってもらったようでなにより、アタシもいっぱい食べるエマっちが好きだよ」
エマ「あはは、なんだか恥ずかしいなぁ」
愛「そんな事ないよ、おいしそうに食べるエマっちはすっごくかわいいからね」
エマ「そう？果林ちゃんには食べ過ぎってよく注意されるんだよ」
エマ「果林ちゃんと一緒にいるとお腹いっぱい食べられないんだぁ」
愛「はは、カリンは食事には人一倍気を使ってるからねぇ」
愛「ま、食べ過ぎはよくないけどせっかくおいしい物がいっぱいあるんだから我慢はよくないよね」
愛「そーゆー時は愛さんが付き合ってあげる、また一緒になにか食べに行こーよ♪」
エマ「あ、愛ちゃ～ん」ﾊﾟｧｧ
エマ「うん♪その時はよろしくね」
数日後
エマ「ねぇ愛ちゃん」
愛「ん？なーに？」
エマ「この前の話、覚えてる？」
愛「この前の……？あぁ一緒に食べに行く話だね」
エマ「かすみちゃんにね、わんこそばのおいしいお店を教えてもらったの」
エマ「付き合って……くれないかなぁ？」
愛「もっちろん!!わんこそばかぁ、いいねいいねぇ♪」
エマ「他にも行ってみたいお店があってね」
愛「ＯＫ!!食べ歩きだね、喜んで付き合うよ」
エマ「ありがとう!!愛ちゃんならそう言ってくれると思った」
愛「当たり前じゃんよ、約束したもんね」
エマ「うふふ、そうだったね。それじゃ今度の日曜日に」
愛「わかった、楽しみしてるよ」
愛（またエマっちのかわいい姿が見られる～くふふ♪）
日曜日
愛「おーっすエマっち!!待った～？」
エマ「あ……愛ちゃん……」ﾌﾗﾌﾗ
愛「おわっ!?どーした!?具合でも悪いの？」
エマ「ううん……今日はいっぱい食べようと思って昨日の夜からなにも食べてないの」
エマ「お腹が空いて……力が……」
愛「おいおい……我慢はよくないって言っただろ～」
愛「しょうがないなぁ、ほら手を出して」
エマ「ん」ｽｯ
愛「よいしょ、このままお店まで連れてってあげる」ｸﾞｲｯ
エマ「ごめんね愛ちゃん……」
愛「あはは、いーよいーよ。よっぽど気合を入れて来たんだね、そーゆーエマっちもかわいくて好きだよ♪」ﾆｺｯ
わんこそば屋
愛「ほれ、お店に着いたよ」
エマ「ほっ……た、助かったぁ～」
愛「大袈裟だなぁエマっちはw」
愛「わんこそばって独特の食べ方があるんだけど」
エマ「あ、それなら知ってるよ。かすみちゃんに教えてもらったから」
愛「そかそか、なら大丈夫かな。何杯食べられるかなぁ？競争でもしてみる？」
エマ「よーし、負けないぞぉ～」
店員「お待たせしました」ｶﾀﾝ
愛「おっ、来た来た」
エマ「おそばってひと口サイズなんだね、これならいっぱい食べられそう♪」
愛「食べ終わると次々おかわり出されるからね～無理な時は止めるんだよ」
エマ「わかったぁ、いただきま～す」
エマ「んっ」ﾁｭﾙﾁｭﾙ
エマ「─わんっ!!」
店員「はい!!─は？」
愛「ぶっ……!?なんだ急に犬の鳴き真似なんかしてw」
エマ「え？だってかすみちゃんが『おかわりをもらう時はわんって鳴くんですよぉ～ぷくくっw』って言ってたから」
エマ「だからわんこそばって言うんじゃないの？」
愛「かすみん最後思いっきり笑ってんじゃん、そりゃ嘘だよ。別に犬の鳴き真似しなくてもいいの」
愛「わんこってのは犬じゃなくて岩手の方言、大勢のお客さんにそばを出す時に1度に沢山茹でられなくて少しづつ茹でてお椀に入れて出したってのが始まりみたいだよ」
エマ「へぇ～そうだったんだぁ」
店員「お嬢ちゃん、物知りですねぇ」
愛「いや～あはは、たまたま知ってただけですってば」
エマ「それじゃ改めて……んんっ」ﾁｭﾙﾁｭﾙ
エマ「─わんっ!!」
店員「はいはい」ﾆｺﾆｺ
愛「だから違─もういいやエマっちかわいいしこのままでも♡かすみんグッジョブだぞ♪」ﾃﾞﾚ～
エマ「ふぅ……流石にお腹いっぱいになってきたかな」
店員「ここまでにします？」
エマ「はい、ごちそうさまでした」
エマ「えっと、何杯食べたかなぁ～いち、に～、さん……」
エマ「70杯もおかわりしちゃった、あはっ♪」
愛「うぇへへ……かーわいい♡」ﾆﾔﾆﾔ
エマ「愛ちゃんは何杯食べられた？」
愛「あ、アタシ？アタシはね～」
愛「─30杯だ、エマっちに見とれててそんなに食べられなかったよ」
エマ「も、もぉ愛ちゃんったら!!////なんかずっと視線を感じてたんだよね」
愛「にししw照れる顔もまたいいね♪」
愛「さて、わんこそばを食べたけど。まだ行きたい所があったんだよね」
エマ「うん、最近デザートビュッフェのお店がオープンしたみたいでね。１度行ってみたかったんだぁ」
愛「お、デザートかぁ。甘い物は別腹ってね」
エマ「そうそう、別腹だよね」
エマ「さ、こっちだよ。早く行こう」ｸﾞｲｯ
愛「わわっ、今度は愛さんが引っ張られちゃったよ」
愛「お腹いっぱいになったら元気出たね、よかったよかった」
エマ「これからも～っと元気になっちゃうよ～」
愛「いいぞ～よっしゃ～テンアゲで行こーっ!!」
デザートビュッフェ会場
エマ「着いたぁ～」
愛「おぉ～すごい数のデザートだ、どれを食べようか迷っちゃうね～」
エマ「全部食べれば迷う必要ないよ」
愛「そりゃそうだけど……こりゃカリンと一緒だとお腹いっぱい食べられない訳だ」
エマ「え？」
愛「いやなんでも、愛さんはなにも言わないよ。よーし、今日は遠慮しないで食べまくろー!!」
エマ「わぁ～い♪」
愛「いや～どのデザートもおいしそうだからついつい取り過ぎちゃったよ」ｺﾝﾓﾘ
エマ「わかる～わんこそばと同じで手が止まらないよね～」ﾄﾞｯｻﾘ
愛「おおぅ……わんこそば感覚でデザート取るとそんな量になるのか」
愛（これでもしエマっちが太ったらカリンに怒られちゃうかな……）
エマ「なにボーッとしてるの？早く食べよーよ♪」ﾆｺｯ
愛「……まぁいっか」ﾆﾍﾗ
エマ「あ～ん」ﾊﾟｸｯ
エマ「─んん～このショートケーキおいしい～♪」ﾎﾜﾜｰﾝ
愛「こっちのチョコケーキもイケるね、甘さも控えめでこれならまだまだ食べられる」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
エマ「モンブランも……チーズケーキも……クレープも……あむあむぱくぱく」
エマ「─全部おいしい～♪はぁ～幸せ♡」ｳｯﾄﾘ
愛「あぁ^～♡アタシも幸せ～♡」ｳｯﾄﾘ
愛「ほぉら、ほっぺにクリーム付いてるぞ」ﾌｷﾌｷ
エマ「ありがと～」ﾍﾟｶｰｯ
愛「ほんとかわいいなぁエマっちは♪」
エマ「ふふっ、愛ちゃんもほっぺにチョコ付いてるよ」ﾌｷﾌｷ
愛「ありゃっ、いつの間に……////」
エマ「愛ちゃんもかわいいね♪」ﾆｺｯ
愛「あ、アタシはいいからっ////かわいいのはエマっちの方!!////」
エマ「ふぅ……ちょっとお腹いっぱいになってきちゃった、まだデザート残ってるのに。欲張り過ぎたかなぁ」
愛「そういう時はこうするといいよ、─ほっほっ!!」ﾄﾞｽﾝﾄﾞｽﾝ
エマ「こう、かな」ﾄﾞｽﾝﾄﾞｽﾝ
愛「こうする事で胃の中にある食べ物が下に落ちてスペースが空くんだよ、大食いのテクニックなんだけど」
エマ「へぇ～そんな方法があるんだ～」
エマ「─あ、もう少し食べられそうかも」
愛「よーし、ラストスパートかけちゃおうエマっち!!」
エマ「おぉ～!!」
エマ「はあぁ～ごちそうさまでした♪」
愛「おいしかったねぇ、取ったデザートも残さず食べられたし」
エマ「うん、大満足だよぉ」
エマ「そろそろ帰ろっか」
愛「もう食べないのか～？」
エマ「これ以上食べたら流石に……ね？////」ﾎﾟｯｺﾘ
愛「あ～そだね、もうやめた方がいいかも」
エマ「愛ちゃん、今日はありがとう。こんなにお腹いっぱいになるまで食べたのは初めてだよ」
愛「なんのなんの、お礼を言いたいのはこっちだよ。かわいいとこいっぱい見せてくれてありがとね」
愛「……」ｼﾞｰｯ
エマ「愛ちゃん？どうしたの？」
愛「いや、エマっちの食べる姿がかわいいなってずっと思ってたんだけど……」
愛「そうじゃなくて、エマっちは全部かわいいなって気付いたんだ」
エマ「ふぇっ!?////ななななに急に!?////」ｶｧｧ
愛「だってそうなんだよね、お腹を空かしてるエマっちも楽しそうにもんじゃを焼くエマっちも」
愛「かすみんに騙されて犬の鳴き真似しちゃうエマっちもビュッフェでデザートを選ぶエマっちもかわいかった」
愛「アタシはいっぱい食べるエマっちが好きなんじゃなくてエマっちが好きなんだって、そう気付いたんだ」
エマ「あ、愛ちゃん……////」
エマ「うぅ……」ｸﾙﾘ
愛「どしたの？」
エマ「恥ずかしい……わたしお腹出てるんだよ、見ないで////」
エマ「こんな、こんな時にそんな事言うなんてズルいよ////」
エマ「愛ちゃんの言葉は甘過ぎて入りきらない……お腹いっぱいだよ」
愛「いや、アタシは思った事言っただけなんだけど」
愛「てか今更お腹隠しても遅いような……そういうとこもかわいいね」ﾆｺｯ
エマ「もおぉ～～!!////うるさい～～!!なんかバカにされてる気分～～!!」ﾎﾟｶﾎﾟｶ
エマ「もうかわいいって言うの禁止～～!!」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ
愛「痛てててて……!!ごめんごめん、ちょっと調子に乗りすぎたかな」
愛（だけど……エマっちはかわいいなぁ、やっぱ好きだわ♪）
その後
愛「やぁエマっち、今日もかわいいねぇ♪」
エマ「もう、会うなりそのセリフ？毎回言ってると軽薄になっちゃうよ」
愛「その割には顔ニヤけてない？ほんとは嬉しいじゃないの～？」
エマ「うっ、嬉しくなんかっ////」
愛「かわいいかわいいかわいいか～わ～い～い～♡」
エマ「ぴゃっ!?////」ｶｧｧ
エマ「─えへへ……♡」ﾃﾞﾚ～
愛「ほーらニヤけてる♪エマっちはわかりやすいなぁ」
エマ「もうっ!!////愛ちゃんなんて嫌い!!」ﾌﾟｲｯ
愛「ごめんて～帰りにクレープごちそうするからさ、機嫌直してよ～」
エマ「……」ﾋﾟｸｯ
エマ「……クレープ、２つだよ」
愛「ＯＫＯＫ♪そんじゃレッツゴー!!」
愛「これからもかわいいとこいっぱい見せてね、エマっち♡」
終わりです、最後まで読んでいただきありがとうございました
元スレ
愛「ほら、アタシのキャンディでよかったらあげるよ」ﾎﾞﾛﾝ
エマ「わぁ♪ありがと～愛ちゃん♪」
エマ「─んん～甘くておいしい～♪」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛﾁｭﾊﾟﾁｭﾊﾟ
愛「あはは、かわいいなぁエマっちは」ﾆｺﾆｺ
5: 名無しで叶える物語 2022/08/28(日) 12:16:48.00 ID:w+tfcwcg.net
愛「ちょっとは元気が出たかな？」
エマ「うん、おかげ様で─」ｸﾞｳｩ～
エマ「─ちょっと……物足りないかも……////」
愛「そりゃそっか、キャンディだけじゃ足りないよね」
愛「そーだ、よかったら家に来る？もんじゃごちそうするよ」
エマ「も、もんじゃ……」ｼﾞｭﾙﾘ
エマ「行く行く～愛ちゃんのもんじゃ食べた～い♪」
愛「よっしゃ!!エマっちの為に飛びきりおいしいもんじゃ焼いちゃうぞ♪」
8: 名無しで叶える物語 2022/08/28(日) 12:31:53.62 ID:w+tfcwcg.net
愛の家
愛「ただいま～」
エマ「お邪魔しまぁす」
愛「今用意するからちょっと待っててね」
エマ「うん、わたしもんじゃ焼き食べた事ないから楽しみ～」
愛「お待たせ～」ﾄﾞﾝｯ
エマ「わぁ、これがもんじゃ」
愛「これはもんじゃの種だよ、これから焼いていくよ～」ﾄﾛｰｯ
愛「それそれそれ～」ｼﾞｭｰｼﾞｭｰ
エマ「へぇ～そういう風に焼くんだ」
エマ「面白そう、わたしもやりた～い」
愛「お、そんじゃ一緒にやろっか。このコテを使うんだよ」ｽｯ
エマ「それそれ～」ｼﾞｭｰｼﾞｭｰ
愛「お、いいぞ～エマっち上手じゃん」
エマ「えへへ♪楽しいね～これ」
愛「でしょ？こうやって自分で作るのがもんじゃの魅力なんだよ」
11: 名無しで叶える物語 2022/08/28(日) 12:51:00.74 ID:w+tfcwcg.net
エマ「ねぇ、愛ちゃんまだ食べられないの？」ｿﾜｿﾜ
愛「ん～そろそろいいかな、熱いから火傷しないようにね」
エマ「うんっ、いただきま～す」
エマ「ふぅふぅ……ふぅ～」
エマ「─あむっ、あちゅ!!はふはふはふ……」
エマ「─う～～ん!!おいしぃ～～!!とってもボーノ♪」
愛「そーだろそーだろ♪」
エマ「これはやみつきになるねぇ、止まらな～い」
エマ「はふはふあむあむはむはむ」
エマ「─おいっしい～～♪」ﾍﾟｶｰｯ
愛「いや～エマっちの食べっぷりはいつ見ても気持ちいいねぇ、最高♪」ﾆｺﾆｺ
エマ「愛ちゃん、おかわり～!!」
愛「はいよ!!じゃんじゃん焼くからどんどん食べてね～♪」ｼﾞｭｰｼﾞｭｰ
12: 名無しで叶える物語 2022/08/28(日) 13:09:46.65 ID:w+tfcwcg.net
エマ「はぁ～食べた食べた」
エマ「ごちそうさま、もんじゃ焼きってこんなにおいしいんだね。わたし好きになっちゃった」
愛「気に入ってもらったようでなにより、アタシもいっぱい食べるエマっちが好きだよ」
エマ「あはは、なんだか恥ずかしいなぁ」
愛「そんな事ないよ、おいしそうに食べるエマっちはすっごくかわいいからね」
エマ「そう？果林ちゃんには食べ過ぎってよく注意されるんだよ」
エマ「果林ちゃんと一緒にいるとお腹いっぱい食べられないんだぁ」
愛「はは、カリンは食事には人一倍気を使ってるからねぇ」
愛「ま、食べ過ぎはよくないけどせっかくおいしい物がいっぱいあるんだから我慢はよくないよね」
愛「そーゆー時は愛さんが付き合ってあげる、また一緒になにか食べに行こーよ♪」
エマ「あ、愛ちゃ～ん」ﾊﾟｧｧ
エマ「うん♪その時はよろしくね」
14: 名無しで叶える物語 2022/08/28(日) 13:33:13.81 ID:w+tfcwcg.net
数日後
エマ「ねぇ愛ちゃん」
愛「ん？なーに？」
エマ「この前の話、覚えてる？」
愛「この前の……？あぁ一緒に食べに行く話だね」
エマ「かすみちゃんにね、わんこそばのおいしいお店を教えてもらったの」
エマ「付き合って……くれないかなぁ？」
愛「もっちろん!!わんこそばかぁ、いいねいいねぇ♪」
エマ「他にも行ってみたいお店があってね」
愛「ＯＫ!!食べ歩きだね、喜んで付き合うよ」
エマ「ありがとう!!愛ちゃんならそう言ってくれると思った」
愛「当たり前じゃんよ、約束したもんね」
エマ「うふふ、そうだったね。それじゃ今度の日曜日に」
愛「わかった、楽しみしてるよ」
愛（またエマっちのかわいい姿が見られる～くふふ♪）
15: 名無しで叶える物語 2022/08/28(日) 13:52:26.40 ID:w+tfcwcg.net
日曜日
愛「おーっすエマっち!!待った～？」
エマ「あ……愛ちゃん……」ﾌﾗﾌﾗ
愛「おわっ!?どーした!?具合でも悪いの？」
エマ「ううん……今日はいっぱい食べようと思って昨日の夜からなにも食べてないの」
エマ「お腹が空いて……力が……」
愛「おいおい……我慢はよくないって言っただろ～」
愛「しょうがないなぁ、ほら手を出して」
エマ「ん」ｽｯ
愛「よいしょ、このままお店まで連れてってあげる」ｸﾞｲｯ
エマ「ごめんね愛ちゃん……」
愛「あはは、いーよいーよ。よっぽど気合を入れて来たんだね、そーゆーエマっちもかわいくて好きだよ♪」ﾆｺｯ
17: 名無しで叶える物語 2022/08/28(日) 14:13:28.89 ID:w+tfcwcg.net
わんこそば屋
愛「ほれ、お店に着いたよ」
エマ「ほっ……た、助かったぁ～」
愛「大袈裟だなぁエマっちはw」
愛「わんこそばって独特の食べ方があるんだけど」
エマ「あ、それなら知ってるよ。かすみちゃんに教えてもらったから」
愛「そかそか、なら大丈夫かな。何杯食べられるかなぁ？競争でもしてみる？」
エマ「よーし、負けないぞぉ～」
店員「お待たせしました」ｶﾀﾝ
愛「おっ、来た来た」
エマ「おそばってひと口サイズなんだね、これならいっぱい食べられそう♪」
愛「食べ終わると次々おかわり出されるからね～無理な時は止めるんだよ」
エマ「わかったぁ、いただきま～す」
21: 名無しで叶える物語 2022/08/28(日) 14:36:42.09 ID:w+tfcwcg.net
エマ「んっ」ﾁｭﾙﾁｭﾙ
エマ「─わんっ!!」
店員「はい!!─は？」
愛「ぶっ……!?なんだ急に犬の鳴き真似なんかしてw」
エマ「え？だってかすみちゃんが『おかわりをもらう時はわんって鳴くんですよぉ～ぷくくっw』って言ってたから」
エマ「だからわんこそばって言うんじゃないの？」
愛「かすみん最後思いっきり笑ってんじゃん、そりゃ嘘だよ。別に犬の鳴き真似しなくてもいいの」
愛「わんこってのは犬じゃなくて岩手の方言、大勢のお客さんにそばを出す時に1度に沢山茹でられなくて少しづつ茹でてお椀に入れて出したってのが始まりみたいだよ」
エマ「へぇ～そうだったんだぁ」
店員「お嬢ちゃん、物知りですねぇ」
愛「いや～あはは、たまたま知ってただけですってば」
エマ「それじゃ改めて……んんっ」ﾁｭﾙﾁｭﾙ
エマ「─わんっ!!」
店員「はいはい」ﾆｺﾆｺ
愛「だから違─もういいやエマっちかわいいしこのままでも♡かすみんグッジョブだぞ♪」ﾃﾞﾚ～
24: 名無しで叶える物語 2022/08/28(日) 14:55:17.21 ID:w+tfcwcg.net
エマ「ふぅ……流石にお腹いっぱいになってきたかな」
店員「ここまでにします？」
エマ「はい、ごちそうさまでした」
エマ「えっと、何杯食べたかなぁ～いち、に～、さん……」
エマ「70杯もおかわりしちゃった、あはっ♪」
愛「うぇへへ……かーわいい♡」ﾆﾔﾆﾔ
エマ「愛ちゃんは何杯食べられた？」
愛「あ、アタシ？アタシはね～」
愛「─30杯だ、エマっちに見とれててそんなに食べられなかったよ」
エマ「も、もぉ愛ちゃんったら!!////なんかずっと視線を感じてたんだよね」
愛「にししw照れる顔もまたいいね♪」
25: 名無しで叶える物語 2022/08/28(日) 15:16:22.84 ID:w+tfcwcg.net
愛「さて、わんこそばを食べたけど。まだ行きたい所があったんだよね」
エマ「うん、最近デザートビュッフェのお店がオープンしたみたいでね。１度行ってみたかったんだぁ」
愛「お、デザートかぁ。甘い物は別腹ってね」
エマ「そうそう、別腹だよね」
エマ「さ、こっちだよ。早く行こう」ｸﾞｲｯ
愛「わわっ、今度は愛さんが引っ張られちゃったよ」
愛「お腹いっぱいになったら元気出たね、よかったよかった」
エマ「これからも～っと元気になっちゃうよ～」
愛「いいぞ～よっしゃ～テンアゲで行こーっ!!」
26: 名無しで叶える物語 2022/08/28(日) 15:27:09.05 ID:w+tfcwcg.net
デザートビュッフェ会場
エマ「着いたぁ～」
愛「おぉ～すごい数のデザートだ、どれを食べようか迷っちゃうね～」
エマ「全部食べれば迷う必要ないよ」
愛「そりゃそうだけど……こりゃカリンと一緒だとお腹いっぱい食べられない訳だ」
エマ「え？」
愛「いやなんでも、愛さんはなにも言わないよ。よーし、今日は遠慮しないで食べまくろー!!」
エマ「わぁ～い♪」
愛「いや～どのデザートもおいしそうだからついつい取り過ぎちゃったよ」ｺﾝﾓﾘ
エマ「わかる～わんこそばと同じで手が止まらないよね～」ﾄﾞｯｻﾘ
愛「おおぅ……わんこそば感覚でデザート取るとそんな量になるのか」
愛（これでもしエマっちが太ったらカリンに怒られちゃうかな……）
エマ「なにボーッとしてるの？早く食べよーよ♪」ﾆｺｯ
愛「……まぁいっか」ﾆﾍﾗ
27: 名無しで叶える物語 2022/08/28(日) 15:43:28.25 ID:w+tfcwcg.net
エマ「あ～ん」ﾊﾟｸｯ
エマ「─んん～このショートケーキおいしい～♪」ﾎﾜﾜｰﾝ
愛「こっちのチョコケーキもイケるね、甘さも控えめでこれならまだまだ食べられる」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
エマ「モンブランも……チーズケーキも……クレープも……あむあむぱくぱく」
エマ「─全部おいしい～♪はぁ～幸せ♡」ｳｯﾄﾘ
愛「あぁ^～♡アタシも幸せ～♡」ｳｯﾄﾘ
愛「ほぉら、ほっぺにクリーム付いてるぞ」ﾌｷﾌｷ
エマ「ありがと～」ﾍﾟｶｰｯ
愛「ほんとかわいいなぁエマっちは♪」
エマ「ふふっ、愛ちゃんもほっぺにチョコ付いてるよ」ﾌｷﾌｷ
愛「ありゃっ、いつの間に……////」
エマ「愛ちゃんもかわいいね♪」ﾆｺｯ
愛「あ、アタシはいいからっ////かわいいのはエマっちの方!!////」
28: 名無しで叶える物語 2022/08/28(日) 15:55:36.56 ID:w+tfcwcg.net
エマ「ふぅ……ちょっとお腹いっぱいになってきちゃった、まだデザート残ってるのに。欲張り過ぎたかなぁ」
愛「そういう時はこうするといいよ、─ほっほっ!!」ﾄﾞｽﾝﾄﾞｽﾝ
エマ「こう、かな」ﾄﾞｽﾝﾄﾞｽﾝ
愛「こうする事で胃の中にある食べ物が下に落ちてスペースが空くんだよ、大食いのテクニックなんだけど」
エマ「へぇ～そんな方法があるんだ～」
エマ「─あ、もう少し食べられそうかも」
愛「よーし、ラストスパートかけちゃおうエマっち!!」
エマ「おぉ～!!」
エマ「はあぁ～ごちそうさまでした♪」
愛「おいしかったねぇ、取ったデザートも残さず食べられたし」
エマ「うん、大満足だよぉ」
エマ「そろそろ帰ろっか」
愛「もう食べないのか～？」
エマ「これ以上食べたら流石に……ね？////」ﾎﾟｯｺﾘ
愛「あ～そだね、もうやめた方がいいかも」
29: 名無しで叶える物語 2022/08/28(日) 16:11:57.64 ID:w+tfcwcg.net
エマ「愛ちゃん、今日はありがとう。こんなにお腹いっぱいになるまで食べたのは初めてだよ」
愛「なんのなんの、お礼を言いたいのはこっちだよ。かわいいとこいっぱい見せてくれてありがとね」
愛「……」ｼﾞｰｯ
エマ「愛ちゃん？どうしたの？」
愛「いや、エマっちの食べる姿がかわいいなってずっと思ってたんだけど……」
愛「そうじゃなくて、エマっちは全部かわいいなって気付いたんだ」
エマ「ふぇっ!?////ななななに急に!?////」ｶｧｧ
愛「だってそうなんだよね、お腹を空かしてるエマっちも楽しそうにもんじゃを焼くエマっちも」
愛「かすみんに騙されて犬の鳴き真似しちゃうエマっちもビュッフェでデザートを選ぶエマっちもかわいかった」
愛「アタシはいっぱい食べるエマっちが好きなんじゃなくてエマっちが好きなんだって、そう気付いたんだ」
エマ「あ、愛ちゃん……////」
30: 名無しで叶える物語 2022/08/28(日) 16:27:28.91 ID:w+tfcwcg.net
エマ「うぅ……」ｸﾙﾘ
愛「どしたの？」
エマ「恥ずかしい……わたしお腹出てるんだよ、見ないで////」
エマ「こんな、こんな時にそんな事言うなんてズルいよ////」
エマ「愛ちゃんの言葉は甘過ぎて入りきらない……お腹いっぱいだよ」
愛「いや、アタシは思った事言っただけなんだけど」
愛「てか今更お腹隠しても遅いような……そういうとこもかわいいね」ﾆｺｯ
エマ「もおぉ～～!!////うるさい～～!!なんかバカにされてる気分～～!!」ﾎﾟｶﾎﾟｶ
エマ「もうかわいいって言うの禁止～～!!」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ
愛「痛てててて……!!ごめんごめん、ちょっと調子に乗りすぎたかな」
愛（だけど……エマっちはかわいいなぁ、やっぱ好きだわ♪）
31: 名無しで叶える物語 2022/08/28(日) 16:42:57.51 ID:w+tfcwcg.net
その後
愛「やぁエマっち、今日もかわいいねぇ♪」
エマ「もう、会うなりそのセリフ？毎回言ってると軽薄になっちゃうよ」
愛「その割には顔ニヤけてない？ほんとは嬉しいじゃないの～？」
エマ「うっ、嬉しくなんかっ////」
愛「かわいいかわいいかわいいか～わ～い～い～♡」
エマ「ぴゃっ!?////」ｶｧｧ
エマ「─えへへ……♡」ﾃﾞﾚ～
愛「ほーらニヤけてる♪エマっちはわかりやすいなぁ」
エマ「もうっ!!////愛ちゃんなんて嫌い!!」ﾌﾟｲｯ
愛「ごめんて～帰りにクレープごちそうするからさ、機嫌直してよ～」
エマ「……」ﾋﾟｸｯ
エマ「……クレープ、２つだよ」
愛「ＯＫＯＫ♪そんじゃレッツゴー!!」
愛「これからもかわいいとこいっぱい見せてね、エマっち♡」
32: 名無しで叶える物語 2022/08/28(日) 16:43:55.25 ID:w+tfcwcg.net
終わりです、最後まで読んでいただきありがとうございました
愛「いっぱい食べるエマっちが好き」
