1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:06:42.126 ID:EcLRtGF40.net
鬼子「・・・」
女「あんたなんて産むんじゃなかった!!!」
鬼子「・・・」
女「・・・あんたのせいで・・・・」
女「・・・お願い」
女「・・・私の前から消えてくれない?」
鬼子「・・・ゴメンナサイ・・・」
3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:08:01.551 ID:EcLRtGF40.net
ーーーーーーーーーーーーーー
おぎゃー!!!おぎゃー!!!
村医者「おぉ、ご苦労様。元気な男の子ですよ」
男「よくやったぞ女!・・・あれ?・・あの、先生この子の頭に付いているこれは一体何でしょか?」
村医者「こ、これは・・・?!!」
村医者「・・・・男さん、馬鹿な質問をしますが真面目に答えてください」
村医者「あなた、もしくは女さんは鬼ですか?」
男「は!?そんなわけないじゃないですか!それに女だって・・・・」
女「・・・え、はい・・この子になにか・・?」
村医者「・・・・鬼です。」
男 女「「・・・え?」」
村医者「悪いことは言わない。死産だったと思ってこの鬼を早く殺してしまいましょう・・・」
女「いやっ!鬼だとしてもこの子は紛れもなく私の子供です!!!」
男「おい・・・」
女「殺すなんてできない・・・」
女「この子を殺すなら私も殺してください!!!!!!」
男「なにを馬鹿なことをっ!!!」
村医者「・・・このことは内密にしておきますのでどうかこの村から離れた場所に行くよう頼みます」
村医者「それができないようであれば村長に報告しあなた方3人を・・・」
男「なんだそれ・・・・俺達をどうするって言うんだよ!!!」
村医者「・・・・これは村の総意です・・・ご理解ください。」
男「・・・・・・・」
女「・・・・わかりました。明日この村を出ます」
男「おい!なに勝手に話を進めてんだよ!!」
男「俺はゴメンだぞ・・・こんな鬼の子供一匹今ここで殺してやる!!!!!!」
女「やめてっ!!!!」
女「・・・どうか・・・どうか私とこの子でどこか遠くへ行きますので今だけは見逃していただけないでしょうか・・・おねがいします・・・」
男「・・・・くそっ!!!」
村医者「・・・・」
村医者「・・・夜明けまでにこの村を出てください。男さんが残るのであれば明日の朝に村長へ報告します」
村医者「男さんは鬼と女さんを取り逃がしたと村長へ説明してください・・・」
男「・・・・はい・・・・・女・・・すまない・・・・」
女「ありがとうございます!ありがとうございます!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
女(この子が産まれて人から隠れて生きてきた・・・)
女(この子に食べさせるために身体を売って盗みを働いてどうにかここまで来たけどもう限界・・・・)
女(この子を殺す勇気がもてないせいでこの子に辛く当たることしかできなかった・・・)
女(盗みがバレて住処にしていた廃寺を焼かれもう何処にも行く場所なんてない・・・)
女(はぁ・・なんでこんなことになったのかなぁ・・・・もう・・・楽になりたい・・・・・・・ーーーーーーーーーーーーーーー)
鬼子「オカアサン!ウサギヲトッテキタヨ!!・・・サッキハゴメンナサイ・・・コレタベテゲンキダソウ?」
女「」
鬼子「・・・・・オカアサン!!!!!!!」
鬼子「ウワァアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鬼子「オネガイ!!!メヲアケテ!!!!!オネガイダカラ!!!!!!!!!オカアサン!!!!!!!!!!!」
鬼子「・・・・・」
鬼子「・・・・オカアサン・・・・ボクノセイデゴメンナサイ・・・・」
ーーーーーウワァアアアアアアァァァァーーーーーーーーーー
猟師(ん?なんだべ?ちょっくら行ってみっペ)
猟師(あれは・・・こりゃたまげた・・・鬼の童がいるっぺさ・・・)
猟師(こら急いで村長に報告だべ!!!!)
猟師「村長ーーーーーー!!!!!!!!!!大変だべ!!鬼が!鬼が!」
村長「そんなに慌ててどうなさった猟師殿?とにかく落ち着いてください」
猟師「・・・ふぅ・・山の廃寺の近くの洞穴に鬼が居たっペ!」
猟師「女を喰おうとしてたっぺ!!!」
村長「!!!」
村長「猟師殿。それは本当ですかな?」
猟師「本当も本当!!!この目でしっかり見たっペ!!!」
猟師「多分このままだとこの村の娘達も・・・・!!」
猟師「村長さん!!!鬼を討つっぺ!!やっつけてこの村を守るっペ」
村長「しかし、鬼を討つと言ってもどうすれば・・・」
猟師「大丈夫だっぺ!まだ童でそこまで力も強くないはずだっペ!!」
村長「なに!?」
村長(これは・・・領主に報告し恩賞をもらえそうじゃな・・・)ニヤッ
村長(ふむ・・・そうなると首だけではダメか)
村長「猟師殿、生け捕りにすることはできそうか?」
猟師「?んまぁ、あんな童なら難しいこともないっペ」
猟師「けども、人数が必要だっぺ」
村長「そうか、なら明朝に村の男を連れて鬼を生け捕りにしてもらえますかな?」
村長「村の女、子供の為にどうか頼みます」
猟師「任せるっぺ!!!!」
鬼子「・・・・・・・オカアサン・・・」
鬼子「オハナイッパイデ、タカイトコロニ、ウメテアゲルカラネ・・・」
村男達「・・・本当だ、本当に鬼の童だ・・・・」
猟師「いいっぺかお前さん方、せーの!で行くっぺよ?」
村男「わーってるよ!もう準備はできてるぜ!」
猟師「・・・行くっぺよ?・・・・せーのっ!!!!!!」
わーーーーーっ!!!!!!!!!
鬼子「!?ナニ???エッ???」
鬼子「ウッ!イタイッ!!!!ヤメテッ!!!!!」
猟師「うるさい!!!お前昨日の女はどうしたっペ!!!!」
鬼子「エ???」
猟師「喰っちまっただな!?こんの鬼めがーーーー!!!!!!!!」
鬼子「チガウッ!!イタイヨッ!!!!タベテナイッ!!!!」
村男「うるせーっ!!!!!!!!」
ドカッ!!!!
鬼子「・・・・オ・・カア・・・サン・・・・・」
猟師「村長!!生け捕りにしたっぺ!!!」
村長「でかした!!!さすが猟師殿だ!!!!!」
村長「では生かしたまま領主様に献上するので馬小屋にでも鎖につないで閉じ込めておきましょう」
鬼子「・・・・ン・・・ココハ・・・・」ジャラ
鬼子「アァ・・・ツカマッタンダ・・・・ハハッ・・・・」
オカアサーン!!オニガイルッテホントー??
ダメヨ?チカヅイタラタベラレテエシマウワヨ??
サァ、モウオソイカラカエリマショウ?
ハァーイ!!
鬼子(オカアサンガボクノセイデシンダ)
鬼子(ソノコトイガイ・・・カナシイコトハ、ナニモナイケド・・・・)
鬼子(フツウノオヤコハ、アンナニモアタタカイモノナノカナ・・・・)
鬼子(・・・シラナイ・・・・ボクハ・・・・ナニモ・・・シラナイ・・・・)
鬼子(シカラレタアトノ・・・・ヤサシサモ・・・)
鬼子(アメアガリノ・・・テノヌクモリモ・・・)
鬼子(・・・オカアサンノテ・・・ツメタカッタナ・・・・・)
鬼子「・・・・ッ!」
鬼子「サムイヨ・・・」
村長「領主様が王都へ行っていてお帰りになられるのが幾日後かになられるそうだ」
猟師「え!?それじゃ鬼はどうすっぺか?」
村長「死なない程度に生かしておきましょう」
猟師「そんな!!」
村長「なに、鎖につないでおけば暴れることもないでしょう」
猟師「・・・わかったっぺ」
村長「よろしくお願いします」
猟師「おい鬼!飯だっぺ!」
鬼子「・・・・」
猟師「・・・こんの!」ドカッ!!!!
猟師「ただでさえ少ない飯だっぺ!!人間様に感謝するっぺ!!!」ドゴッ!!!
鬼子「・・・・イラナイ・・・・」
猟師「ッ!」ドカッ!!!!バキッ!!!!ドゴッ!!!!
猟師「・・・・置いておくっぺ」
鬼子(・・・イタイ・・・・オナカスイタ・・・・)
鬼子「・・・イタイノニ・・・オナカモスイテルノニ・・・・」
鬼子「・・・・ボクハナンデシナナイ・・・・」
鬼子(・・・・オカアサン・・・ボクモ・・・オカアサンノトコロヘ・・・・・)ガクッ
村の子供「おい!起きろ!この鬼!!」
鬼子「・・・・ン」
村の子供「鬼!お前は人間を食うんだろ?」
鬼子「・・・クワナイ」
村の子供「嘘つけ!!!」ドカッ!!!!
鬼子「・・・・クワナイ」
村の子供「うるさい!!!!」バキッ!!!!
ドカッ!!!!
ボコッ!!!!
バシッ!!!!
・・・・・
・・・
・・
村の子供「はぁ・・はぁ・・・・」
ガタッ
子供親「あんた!!!!なにやってんだい!!!!!喰われちまうよ!!!!!」
子供親「早くこっちきな!!!」
村の子供「・・チッ」
少女「・・・・・」ソォーッ
鬼子「・・・・オカアサン・・・・・・」
鬼子(オカアサンモ、ツカマッタラ、コンナメニアッテタノカナ)
少女「・・・・ねぇ」
鬼子(イキテルトキニ、ツカマラナクテ、ヨカッタ)
少女「ねぇってば・・・」
鬼子「ソモソモ、ボクガイナケレバ、ヨカッタ・・・・ウマレテコナケレバ・・・・ヨカッタ」
少女「!!・・・・ねぇ!」
鬼子「・・・・ン?」
少女「やっと気づいた」
鬼子「・・・・」
少女「ここから逃がしてあげよっか?」
鬼子「・・・・?」
少女「だから!その鎖を外してあげよっか?」
鬼子「・・・ダメ・・・キミガ、コロサレル」
少女「!!?」
少女「・・・え?私の心配するの?」
鬼子「・・・・モウ、イッタホウガイイ」
少女「クククッ!!」
鬼子「・・・・?」
少女「君、面白いね」
少女「また来るね!バイバイ!」
鬼子「?」
猟師「おい鬼!また飯をダメにしたっぺか?」ドカッ!!!!
村男「・・・ヒヒヒ・・お前さんにどうしても飯を食わさないといけなくてなぁヒヒヒ」
猟師「本当にやるっぺか?」
村男「当然だろ・・ヒヒヒ・・・」
猟師「おい鬼!早く飯食うっペ!!」
猟師「飯喰わないならお前の舌を切って流しこむしかないっぺ!!」
猟師「早く食うっぺ!!」
鬼子「・・・・・イラナイ・・・・」
村男「・・・だとよ・・ヒヒヒ・・それならしかたねぇよなぁヒヒヒ・・・」
猟師「ヒィ・・・向こうに行ってるっペよ・・・」
村男「なんだ?怖気づいたのかよヒヒヒ・・・ここからだってのになぁ?」
村男「・・・・存分に楽しませてくれよ鬼の子供よぉヒヒヒ・・・」
村男「おら!口を開けろ!」
鬼子「・・・・」
ーーーー
ーー
ザクッ
ンガアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
鬼子「・・・オアアアン(オカアサン)・・・・・・・・・・・」
鬼子(イツマデ、イキテレバイイノ?ネェダレカ・・・)
鬼子(オシエテ・・・・・)
ガタッガタッ
少女「こんばんは!今日は雨がすごいね!」
少女「どうしたの?また来るって言ったでしょ?」
鬼子(マタキタノカ、モウクルナ)
シッシッ
少女「ん?今日は嬉しい報告があります!」
少女「その鎖の鍵を持ってきました!」ニコッ
少女「・・・嬉しそうじゃない」ムスーッ
少女「ほんとはね?君に話しかけちゃダメなのに・・・私ね・・・」
少女「・・・・・」
少女「・・・そうだ!君の名前が知りたいな?」
鬼子「・・・・・・」
鬼子(ゴメンネ・・・・ナマエモ・・・・シタモナインダ・・・・)
鬼子「・・・・」
少女「・・・・今日は不機嫌さんだね」
少女「・・!?ちょっと・・・・その口の血・・・」
少女「口を開けて!」
少女「・・・うそ・・・なにこれ・・・・」
少女「・・・・・ひどい・・・・・」グスッ
少女「・・・こんなのおかしいよ・・・狂ってる・・・・」グスッ
少女「二人で逃げよ?」
鬼子「・・・・」ブンブン
(ヤメロ、カマウナ、オマエガ、コロサレル!!!!!!)
鬼子(ボクノ、イバショナンテ、ドコニモ、ナインダ!!!!!)
少女「大人しくして!鍵が外せない!」
鬼子(ヤメロ!ヤメロ!)ブンブン
少女「・・・・私ね・・・明日にはお金持ちに売られちゃうの・・・。」
少女「お願い!私と一緒に帰ろう?幸せだった頃へ!!!」ガチャン
少女「よし!行こう!!」ガシッ
猟師「おーい、さっきは災難だったっペな」
猟師「でも、お前さんが悪いんだっぺよ?意地なんて張るから・・・って、あぁ!!!!!!!!!!」
村男「おい!どうしたんだよ?まさか死んだんじゃないよな?」
猟師「こりゃまずいっぺ!!!すぐに探さなきゃいけないっペ!!!」
村男「あ?って!いねーじゃねーか!!!!誰が逃がしたんだ!!!!」
猟師「まずいっぺ!!!村男はみんなに知らせるっペ!おいは雨のおかげで足跡があるっペ!それを追うっぺ!」
村男「おう!!・・・チッ!!!クソが!!!!」
タッタッタッ
ザッザッザッ
ーーー明日にはお金持ちに売られちゃうのーーー
鬼子(アノトキ、コイツノメ、オカアサント、オナジメダッタ・・・・)
鬼子(シラナイ!ボクハ、ナニモシラナイ!!!!)ブンブン
鬼子(・・・・コイツノテ・・・アタタカイナ・・・・・)
少女「こっち!!急いで!!!」
鬼子(ナンデ、コイツハ、ヤメナインダ?)
鬼子(ミツカレバ、コロサレチャウクセニ・・・)
猟師「居た!見つけた!おーい!待つっペ!!!ってあれは村長の娘!?」
猟師「あの娘っ子が逃がしたんだっぺな!!!くっそ!!」ズドォン!!!
少女「!!!見つかった!!急いで!!」
少女「この山を超えればそう簡単に見つからないはず!!もうすぐだから頑張って!!」
少女「はぁはぁ・・・ここまで来ればもう平気ね!」
少女「疲れたー!!」
鬼子(・・・ヘンナヤツダナ)クスッ
少女「あ!今笑った!!」
鬼子「・・・アハハハハ!!!!!」
少女「アハハハハハ!!!!」
鬼子「・・・・アイアオウ」
少女「ん?あぁ、ありがとうかな?」
鬼子「・・・」コクン
少女「それはこっちのセリフ!あのままだったらろくな人生じゃなかったから・・・」
少女「さて、これからどうに生きていきますかね!」
少女「魚と山菜と野うさぎとちょっと頑張ってイノシシも取れるようにしよっか!!」
鬼子「アウ!」コクン
少女「でも今日はもう疲れたから明日からね!」
鬼子「アハハハハ!!!」
少女「アハハハハ!!!」
ズドォン!!!!
ズドォン!!!!
鬼子「ウッ!」
鬼子(ナンダ、オナカガイタイ)
鬼子(エ?チガ・・・ナンデ・・・)
鬼子(アイツハ?・・・・ハッ?)
少女「」
鬼子(ハハッ・・・ソンナニ、アタマカラ、チヲナガシタラ・・・・・・・)
鬼子「ヲ”イ”ィ”!!!!!!!」
猟師「こっちだっぺ!!!」
村男達「「「「「うおおおおお!!!!!!!」」」」」
鬼子「オアエア・・・・・・・」
鬼子(アァ・・・・カラダガアツイ・・・・)
鬼子(モウ、ドウナッテモイイ・・・・ボクハナニモシラナイ・・・・・)
鬼子「ウアアアアアア!!!!!!!!!」
鬼「・・・・コロス・・・・・・・・ニンゲン・・・・コロス・・・・」
村男達「おい!なんかでかくなったぞ!!!」
猟師「あぁ!!あぁ!!!!まずいっぺ!!!!まずいっぺ!!!!!!!」
鬼「・・・・・・コロス・・・・」ガシッ
村男「うわああ!!!ヤメテくれ!!ヒィやめっ・・・」グチャッ
鬼「・・殺す・・・貴様ら全員・・・人間全員・・・殺してやる・・・・・・」グスッ
鬼「うおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!ーーーーーーーーーー」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーー
少女「君の名前が知りたいな?」
鬼子「僕の名前?ごめんね、僕には名前は無いんだ・・・」
少女「そうなんだ・・じゃ私が名前をつけてあげるよ!!」
少女「ん〜どうしようかなぁ」
鬼子「あはは、それより君の名前を教えてよ?」
少女「え?私の名前?私はーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーー
鬼「・・・・夢・・」
鬼「僕は君の名前すら知らない」
(一緒に帰ろう!!)
鬼「・・・今から行くよ・・・・」ガチャッ
ズドォン!!
キィーーーーーン・・・・・・・・・
・・・・・
おしまい
>>1よ
鬼子は妊娠期が通常より長い末に生まれる、と突っ込んでおくわ
>>30
そうなの?勉強になりますね
元スレ
ーーーーーーーーーーーーーー
おぎゃー!!!おぎゃー!!!
村医者「おぉ、ご苦労様。元気な男の子ですよ」
男「よくやったぞ女!・・・あれ?・・あの、先生この子の頭に付いているこれは一体何でしょか?」
村医者「こ、これは・・・?!!」
村医者「・・・・男さん、馬鹿な質問をしますが真面目に答えてください」
村医者「あなた、もしくは女さんは鬼ですか?」
男「は!?そんなわけないじゃないですか!それに女だって・・・・」
女「・・・え、はい・・この子になにか・・?」
村医者「・・・・鬼です。」
男 女「「・・・え?」」
4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:08:48.658 ID:EcLRtGF40.net
村医者「悪いことは言わない。死産だったと思ってこの鬼を早く殺してしまいましょう・・・」
女「いやっ!鬼だとしてもこの子は紛れもなく私の子供です!!!」
男「おい・・・」
女「殺すなんてできない・・・」
女「この子を殺すなら私も殺してください!!!!!!」
男「なにを馬鹿なことをっ!!!」
村医者「・・・このことは内密にしておきますのでどうかこの村から離れた場所に行くよう頼みます」
村医者「それができないようであれば村長に報告しあなた方3人を・・・」
男「なんだそれ・・・・俺達をどうするって言うんだよ!!!」
村医者「・・・・これは村の総意です・・・ご理解ください。」
男「・・・・・・・」
女「・・・・わかりました。明日この村を出ます」
男「おい!なに勝手に話を進めてんだよ!!」
男「俺はゴメンだぞ・・・こんな鬼の子供一匹今ここで殺してやる!!!!!!」
5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:09:21.769 ID:EcLRtGF40.net
女「やめてっ!!!!」
女「・・・どうか・・・どうか私とこの子でどこか遠くへ行きますので今だけは見逃していただけないでしょうか・・・おねがいします・・・」
男「・・・・くそっ!!!」
村医者「・・・・」
村医者「・・・夜明けまでにこの村を出てください。男さんが残るのであれば明日の朝に村長へ報告します」
村医者「男さんは鬼と女さんを取り逃がしたと村長へ説明してください・・・」
男「・・・・はい・・・・・女・・・すまない・・・・」
女「ありがとうございます!ありがとうございます!!」
6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:09:48.544 ID:EcLRtGF40.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
女(この子が産まれて人から隠れて生きてきた・・・)
女(この子に食べさせるために身体を売って盗みを働いてどうにかここまで来たけどもう限界・・・・)
女(この子を殺す勇気がもてないせいでこの子に辛く当たることしかできなかった・・・)
女(盗みがバレて住処にしていた廃寺を焼かれもう何処にも行く場所なんてない・・・)
女(はぁ・・なんでこんなことになったのかなぁ・・・・もう・・・楽になりたい・・・・・・・ーーーーーーーーーーーーーーー)
7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:10:25.959 ID:EcLRtGF40.net
鬼子「オカアサン!ウサギヲトッテキタヨ!!・・・サッキハゴメンナサイ・・・コレタベテゲンキダソウ?」
女「」
鬼子「・・・・・オカアサン!!!!!!!」
鬼子「ウワァアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
鬼子「オネガイ!!!メヲアケテ!!!!!オネガイダカラ!!!!!!!!!オカアサン!!!!!!!!!!!」
鬼子「・・・・・」
鬼子「・・・・オカアサン・・・・ボクノセイデゴメンナサイ・・・・」
8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:10:53.631 ID:EcLRtGF40.net
ーーーーーウワァアアアアアアァァァァーーーーーーーーーー
猟師(ん?なんだべ?ちょっくら行ってみっペ)
猟師(あれは・・・こりゃたまげた・・・鬼の童がいるっぺさ・・・)
猟師(こら急いで村長に報告だべ!!!!)
10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:11:25.295 ID:EcLRtGF40.net
猟師「村長ーーーーーー!!!!!!!!!!大変だべ!!鬼が!鬼が!」
村長「そんなに慌ててどうなさった猟師殿?とにかく落ち着いてください」
猟師「・・・ふぅ・・山の廃寺の近くの洞穴に鬼が居たっペ!」
猟師「女を喰おうとしてたっぺ!!!」
村長「!!!」
村長「猟師殿。それは本当ですかな?」
猟師「本当も本当!!!この目でしっかり見たっペ!!!」
猟師「多分このままだとこの村の娘達も・・・・!!」
猟師「村長さん!!!鬼を討つっぺ!!やっつけてこの村を守るっペ」
村長「しかし、鬼を討つと言ってもどうすれば・・・」
猟師「大丈夫だっぺ!まだ童でそこまで力も強くないはずだっペ!!」
村長「なに!?」
村長(これは・・・領主に報告し恩賞をもらえそうじゃな・・・)ニヤッ
村長(ふむ・・・そうなると首だけではダメか)
村長「猟師殿、生け捕りにすることはできそうか?」
猟師「?んまぁ、あんな童なら難しいこともないっペ」
猟師「けども、人数が必要だっぺ」
村長「そうか、なら明朝に村の男を連れて鬼を生け捕りにしてもらえますかな?」
村長「村の女、子供の為にどうか頼みます」
猟師「任せるっぺ!!!!」
11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:12:11.407 ID:EcLRtGF40.net
鬼子「・・・・・・・オカアサン・・・」
鬼子「オハナイッパイデ、タカイトコロニ、ウメテアゲルカラネ・・・」
12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:12:39.600 ID:EcLRtGF40.net
村男達「・・・本当だ、本当に鬼の童だ・・・・」
猟師「いいっぺかお前さん方、せーの!で行くっぺよ?」
村男「わーってるよ!もう準備はできてるぜ!」
猟師「・・・行くっぺよ?・・・・せーのっ!!!!!!」
わーーーーーっ!!!!!!!!!
鬼子「!?ナニ???エッ???」
鬼子「ウッ!イタイッ!!!!ヤメテッ!!!!!」
猟師「うるさい!!!お前昨日の女はどうしたっペ!!!!」
鬼子「エ???」
猟師「喰っちまっただな!?こんの鬼めがーーーー!!!!!!!!」
鬼子「チガウッ!!イタイヨッ!!!!タベテナイッ!!!!」
村男「うるせーっ!!!!!!!!」
ドカッ!!!!
鬼子「・・・・オ・・カア・・・サン・・・・・」
13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:13:07.412 ID:EcLRtGF40.net
猟師「村長!!生け捕りにしたっぺ!!!」
村長「でかした!!!さすが猟師殿だ!!!!!」
村長「では生かしたまま領主様に献上するので馬小屋にでも鎖につないで閉じ込めておきましょう」
14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:13:29.310 ID:EcLRtGF40.net
鬼子「・・・・ン・・・ココハ・・・・」ジャラ
鬼子「アァ・・・ツカマッタンダ・・・・ハハッ・・・・」
オカアサーン!!オニガイルッテホントー??
ダメヨ?チカヅイタラタベラレテエシマウワヨ??
サァ、モウオソイカラカエリマショウ?
ハァーイ!!
鬼子(オカアサンガボクノセイデシンダ)
鬼子(ソノコトイガイ・・・カナシイコトハ、ナニモナイケド・・・・)
鬼子(フツウノオヤコハ、アンナニモアタタカイモノナノカナ・・・・)
鬼子(・・・シラナイ・・・・ボクハ・・・・ナニモ・・・シラナイ・・・・)
鬼子(シカラレタアトノ・・・・ヤサシサモ・・・)
鬼子(アメアガリノ・・・テノヌクモリモ・・・)
鬼子(・・・オカアサンノテ・・・ツメタカッタナ・・・・・)
鬼子「・・・・ッ!」
鬼子「サムイヨ・・・」
15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:13:56.306 ID:EcLRtGF40.net
村長「領主様が王都へ行っていてお帰りになられるのが幾日後かになられるそうだ」
猟師「え!?それじゃ鬼はどうすっぺか?」
村長「死なない程度に生かしておきましょう」
猟師「そんな!!」
村長「なに、鎖につないでおけば暴れることもないでしょう」
猟師「・・・わかったっぺ」
村長「よろしくお願いします」
16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:14:22.659 ID:EcLRtGF40.net
猟師「おい鬼!飯だっぺ!」
鬼子「・・・・」
猟師「・・・こんの!」ドカッ!!!!
猟師「ただでさえ少ない飯だっぺ!!人間様に感謝するっぺ!!!」ドゴッ!!!
鬼子「・・・・イラナイ・・・・」
猟師「ッ!」ドカッ!!!!バキッ!!!!ドゴッ!!!!
猟師「・・・・置いておくっぺ」
鬼子(・・・イタイ・・・・オナカスイタ・・・・)
鬼子「・・・イタイノニ・・・オナカモスイテルノニ・・・・」
鬼子「・・・・ボクハナンデシナナイ・・・・」
鬼子(・・・・オカアサン・・・ボクモ・・・オカアサンノトコロヘ・・・・・)ガクッ
17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:14:49.163 ID:EcLRtGF40.net
村の子供「おい!起きろ!この鬼!!」
鬼子「・・・・ン」
村の子供「鬼!お前は人間を食うんだろ?」
鬼子「・・・クワナイ」
村の子供「嘘つけ!!!」ドカッ!!!!
鬼子「・・・・クワナイ」
村の子供「うるさい!!!!」バキッ!!!!
ドカッ!!!!
ボコッ!!!!
バシッ!!!!
・・・・・
・・・
・・
村の子供「はぁ・・はぁ・・・・」
ガタッ
子供親「あんた!!!!なにやってんだい!!!!!喰われちまうよ!!!!!」
子供親「早くこっちきな!!!」
村の子供「・・チッ」
少女「・・・・・」ソォーッ
18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:15:31.501 ID:EcLRtGF40.net
鬼子「・・・・オカアサン・・・・・・」
鬼子(オカアサンモ、ツカマッタラ、コンナメニアッテタノカナ)
少女「・・・・ねぇ」
鬼子(イキテルトキニ、ツカマラナクテ、ヨカッタ)
少女「ねぇってば・・・」
鬼子「ソモソモ、ボクガイナケレバ、ヨカッタ・・・・ウマレテコナケレバ・・・・ヨカッタ」
少女「!!・・・・ねぇ!」
鬼子「・・・・ン?」
少女「やっと気づいた」
鬼子「・・・・」
少女「ここから逃がしてあげよっか?」
鬼子「・・・・?」
少女「だから!その鎖を外してあげよっか?」
鬼子「・・・ダメ・・・キミガ、コロサレル」
少女「!!?」
少女「・・・え?私の心配するの?」
鬼子「・・・・モウ、イッタホウガイイ」
少女「クククッ!!」
鬼子「・・・・?」
少女「君、面白いね」
少女「また来るね!バイバイ!」
鬼子「?」
19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:15:58.887 ID:EcLRtGF40.net
猟師「おい鬼!また飯をダメにしたっぺか?」ドカッ!!!!
村男「・・・ヒヒヒ・・お前さんにどうしても飯を食わさないといけなくてなぁヒヒヒ」
猟師「本当にやるっぺか?」
村男「当然だろ・・ヒヒヒ・・・」
猟師「おい鬼!早く飯食うっペ!!」
猟師「飯喰わないならお前の舌を切って流しこむしかないっぺ!!」
猟師「早く食うっぺ!!」
鬼子「・・・・・イラナイ・・・・」
村男「・・・だとよ・・ヒヒヒ・・それならしかたねぇよなぁヒヒヒ・・・」
猟師「ヒィ・・・向こうに行ってるっペよ・・・」
村男「なんだ?怖気づいたのかよヒヒヒ・・・ここからだってのになぁ?」
村男「・・・・存分に楽しませてくれよ鬼の子供よぉヒヒヒ・・・」
村男「おら!口を開けろ!」
鬼子「・・・・」
ーーーー
ーー
ザクッ
ンガアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:16:29.880 ID:EcLRtGF40.net
鬼子「・・・オアアアン(オカアサン)・・・・・・・・・・・」
鬼子(イツマデ、イキテレバイイノ?ネェダレカ・・・)
鬼子(オシエテ・・・・・)
ガタッガタッ
少女「こんばんは!今日は雨がすごいね!」
少女「どうしたの?また来るって言ったでしょ?」
21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:17:01.658 ID:EcLRtGF40.net
鬼子(マタキタノカ、モウクルナ)
シッシッ
少女「ん?今日は嬉しい報告があります!」
少女「その鎖の鍵を持ってきました!」ニコッ
少女「・・・嬉しそうじゃない」ムスーッ
少女「ほんとはね?君に話しかけちゃダメなのに・・・私ね・・・」
少女「・・・・・」
少女「・・・そうだ!君の名前が知りたいな?」
鬼子「・・・・・・」
鬼子(ゴメンネ・・・・ナマエモ・・・・シタモナインダ・・・・)
鬼子「・・・・」
少女「・・・・今日は不機嫌さんだね」
少女「・・!?ちょっと・・・・その口の血・・・」
少女「口を開けて!」
少女「・・・うそ・・・なにこれ・・・・」
少女「・・・・・ひどい・・・・・」グスッ
少女「・・・こんなのおかしいよ・・・狂ってる・・・・」グスッ
少女「二人で逃げよ?」
鬼子「・・・・」ブンブン
(ヤメロ、カマウナ、オマエガ、コロサレル!!!!!!)
鬼子(ボクノ、イバショナンテ、ドコニモ、ナインダ!!!!!)
少女「大人しくして!鍵が外せない!」
鬼子(ヤメロ!ヤメロ!)ブンブン
少女「・・・・私ね・・・明日にはお金持ちに売られちゃうの・・・。」
少女「お願い!私と一緒に帰ろう?幸せだった頃へ!!!」ガチャン
少女「よし!行こう!!」ガシッ
22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:17:34.927 ID:EcLRtGF40.net
猟師「おーい、さっきは災難だったっペな」
猟師「でも、お前さんが悪いんだっぺよ?意地なんて張るから・・・って、あぁ!!!!!!!!!!」
村男「おい!どうしたんだよ?まさか死んだんじゃないよな?」
猟師「こりゃまずいっぺ!!!すぐに探さなきゃいけないっペ!!!」
村男「あ?って!いねーじゃねーか!!!!誰が逃がしたんだ!!!!」
猟師「まずいっぺ!!!村男はみんなに知らせるっペ!おいは雨のおかげで足跡があるっペ!それを追うっぺ!」
村男「おう!!・・・チッ!!!クソが!!!!」
23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:18:03.800 ID:EcLRtGF40.net
タッタッタッ
ザッザッザッ
ーーー明日にはお金持ちに売られちゃうのーーー
鬼子(アノトキ、コイツノメ、オカアサント、オナジメダッタ・・・・)
鬼子(シラナイ!ボクハ、ナニモシラナイ!!!!)ブンブン
鬼子(・・・・コイツノテ・・・アタタカイナ・・・・・)
少女「こっち!!急いで!!!」
鬼子(ナンデ、コイツハ、ヤメナインダ?)
鬼子(ミツカレバ、コロサレチャウクセニ・・・)
猟師「居た!見つけた!おーい!待つっペ!!!ってあれは村長の娘!?」
猟師「あの娘っ子が逃がしたんだっぺな!!!くっそ!!」ズドォン!!!
少女「!!!見つかった!!急いで!!」
少女「この山を超えればそう簡単に見つからないはず!!もうすぐだから頑張って!!」
24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:18:29.567 ID:EcLRtGF40.net
少女「はぁはぁ・・・ここまで来ればもう平気ね!」
少女「疲れたー!!」
鬼子(・・・ヘンナヤツダナ)クスッ
少女「あ!今笑った!!」
鬼子「・・・アハハハハ!!!!!」
少女「アハハハハハ!!!!」
鬼子「・・・・アイアオウ」
少女「ん?あぁ、ありがとうかな?」
鬼子「・・・」コクン
少女「それはこっちのセリフ!あのままだったらろくな人生じゃなかったから・・・」
少女「さて、これからどうに生きていきますかね!」
少女「魚と山菜と野うさぎとちょっと頑張ってイノシシも取れるようにしよっか!!」
鬼子「アウ!」コクン
少女「でも今日はもう疲れたから明日からね!」
鬼子「アハハハハ!!!」
少女「アハハハハ!!!」
25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:18:57.692 ID:EcLRtGF40.net
ズドォン!!!!
ズドォン!!!!
26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:19:36.395 ID:EcLRtGF40.net
鬼子「ウッ!」
鬼子(ナンダ、オナカガイタイ)
鬼子(エ?チガ・・・ナンデ・・・)
鬼子(アイツハ?・・・・ハッ?)
少女「」
鬼子(ハハッ・・・ソンナニ、アタマカラ、チヲナガシタラ・・・・・・・)
鬼子「ヲ”イ”ィ”!!!!!!!」
27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:20:13.034 ID:EcLRtGF40.net
猟師「こっちだっぺ!!!」
村男達「「「「「うおおおおお!!!!!!!」」」」」
鬼子「オアエア・・・・・・・」
鬼子(アァ・・・・カラダガアツイ・・・・)
鬼子(モウ、ドウナッテモイイ・・・・ボクハナニモシラナイ・・・・・)
鬼子「ウアアアアアア!!!!!!!!!」
鬼「・・・・コロス・・・・・・・・ニンゲン・・・・コロス・・・・」
村男達「おい!なんかでかくなったぞ!!!」
猟師「あぁ!!あぁ!!!!まずいっぺ!!!!まずいっぺ!!!!!!!」
鬼「・・・・・・コロス・・・・」ガシッ
村男「うわああ!!!ヤメテくれ!!ヒィやめっ・・・」グチャッ
鬼「・・殺す・・・貴様ら全員・・・人間全員・・・殺してやる・・・・・・」グスッ
鬼「うおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!ーーーーーーーーーー」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーー
28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:20:43.313 ID:EcLRtGF40.net
少女「君の名前が知りたいな?」
鬼子「僕の名前?ごめんね、僕には名前は無いんだ・・・」
少女「そうなんだ・・じゃ私が名前をつけてあげるよ!!」
少女「ん〜どうしようかなぁ」
鬼子「あはは、それより君の名前を教えてよ?」
少女「え?私の名前?私はーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーー
鬼「・・・・夢・・」
鬼「僕は君の名前すら知らない」
(一緒に帰ろう!!)
鬼「・・・今から行くよ・・・・」ガチャッ
ズドォン!!
キィーーーーーン・・・・・・・・・
・・・・・
29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:21:15.615 ID:EcLRtGF40.net
おしまい
30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:22:46.408 ID:Dvom8oNb0.net
>>1よ
鬼子は妊娠期が通常より長い末に生まれる、と突っ込んでおくわ
31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/05/05(木) 23:23:59.086 ID:EcLRtGF40.net
>>30
そうなの?勉強になりますね
鬼「六兆年と一夜物語」