1: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 00:35:16.700 ID:zTF2WMgy0.net
教師「コラ、授業はちゃんと聞きなさい!」
クソガキ「だって先生の授業つまんないんだもん。教師向いてないんじゃないの?」
教師「なんだと!?」
クソガキ「お、怒った? 怒っちゃいました? 無能なりにプライドあるんですね」
教師「いわせておけば……!」
クソガキ「体罰したいんでしょ? やってみて下さいよ」
教師「ガキがッ……!」
クソガキ「どうせできないんでしょ? 職失うの怖いもんねえ、できるわけないよねえ」
教師「このおっ!」
バキィッ!
クソガキ「ぶげっ!」
6: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 00:38:08.153 ID:zTF2WMgy0.net
クソガキ「いってえ……よくも殴ったな」
教師「……!」
クソガキ「お前はもう終わりだよ、無能教師!」
クソガキ「今すぐPTA会長やってるお母さんにチクって、教師をクビにさせてやる!」
クソガキ「いや、傷害罪で刑務所ブチ込んでやるよぉぉぉぉぉ!!!」
教師「くっ……!」
母「あたくしの可愛いボウヤに暴力を振るったのはあなたね?」
教師「はい……」
母「まぁっ、なんていう暴力教師なの!?」
母「ボウヤ、痛かったでしょ~」ナデナデ
クソガキ「うん、とても痛かったよ~……」
母「あなたのことは絶対許しません! この件、徹底的に追及してやりますわ!」
母「先生をお辞めになるくらいでは済ませませんからね!」
教師「うう……」
教師「で、ですが……」
母「あら、どんな言い訳をするつもり?」
教師「先に挑発したのは、お宅の息子さんでして……」
母「挑発ですって?」
教師「はい、先生の授業はつまらないだとか、体罰してみろ、とか……」
母「まぁっ……」
母「なにやってやがんだ、このクソガキィィィィィッ!!!」
ドゴォッ!
クソガキ「ぐぼっ!」
教師「!?」
母「教師を挑発しただぁ!? 大人をナメるようなことしてんじゃねーぞォ!!!」
ズドッ!
クソガキ「ごぼっ……!」
母「うずくまってんじゃあねーぞッ! 立てやァッ!」
教師「ちょっ……! ちょっとお母さん!」
母「オラッ、先生に謝れッ! 手と膝をついて謝るんだよォォォォォ!!!」
バキッ! ドカッ! グシャッ! ボグッ! ドカッ! ベキッ! ボゴッ!
ガキッ! ガツッ! メキッ! ガンッ! ボグシャッ! ガッ! バンッ!
ズドッ! メキャッ! ボキッ! ドグシャッ! ガゴッ! バキャ! ドギャ!
クソガキ「う、うう……」
教師「お母さん!? や、やりすぎ! やりすぎですって!」
母「やりすぎィ? 親は子に暴力を振るっていい権利があるって憲法でも定められてるわよ」
教師「なにいってんですか、あんた!?」
クソガキ「せ、先生……。た、助け……」ゴホッ
教師「ああ、分かってる」ガシッ
教師「逃げるぞ!」ダッ
母「あっ、逃げるんじゃねえ!」
<保健室>
教師「ハァ、ハァ、ハァ……」
クソガキ「ハァ、ハァ、ハァ……」
クソガキ「ありがとう、先生……」
教師「……」
教師「脱いでみなさい」
クソガキ「え……」
教師「いいから、脱いでみろ!」
教師「……!」
教師「これは……全身傷だらけのアザだらけじゃないか! 無傷の箇所がほとんどない!」
クソガキ「……」
教師「これ、まさか全部お母さんが?」
クソガキ「うん……」
教師「お父さんは止めないのか?」
クソガキ「お父さんはいないから……」
教師「そういえばそうだったっけ……ごめん」
クソガキ「ううん、こっちこそごめんなさい」
クソガキ「家庭でお母さんに殴られてる鬱憤を、先生で発散しようとして……」
教師「いや……もういいんだ。もういいんだよ」
教師「とにかく今は、君のお母さんから逃げることが先決だ」
クソガキ「そうだね!」
ドガシャァァァンッ!
教師「!」
クソガキ「!」
母「さあ、いらっしゃい……あたくしの可愛いボウヤ」ニィィ…
クソガキ「ひ、ひええ……」
教師「こっちだ!」ダッ
母「いくら逃げても無駄よ、匂いで分かるんだからね」クンクン
<理科室>
クソガキ「ここは……理科室?」
教師「ああ、彼女とはここで決着をつける」
教師「お、いいのがあった!」ゴソゴソ
教師「君はこれを持て! 絶対自分にかけるなよ!」
クソガキ「これは……硫酸?」
教師「そうだ、彼女が来たらぶっかけてやるんだ! 肉親だからって容赦するなよ!」
クソガキ「うん、分かった!」
母「ふっふっふ、見つけたわぁ~」
教師(……来た!)
教師「今だっ!」バシャッ
クソガキ「えいっ!」バシャッ
母「ぶっ!」
母「んぎゃああああああああああああ!!!」ジュワァァァァァァァ…
母「ああああああああああああああ……!!!」ジュワァァァァァ…
教師「や、やった!」
クソガキ「苦しんでる!」
母「あああああああああああああああ……」シュワシュワシュワ…
教師「――ん!?」
母「なかなかやるじゃない……」シュワシュワシュワ…
教師「バカな……焼けただれたはずの皮膚が回復していく……!」
クソガキ「ひええっ……! に、逃げよう!」
<図書室>
ガサゴソ…
教師「準備はいいか?」
クソガキ「オッケー!」
母「うふふ、どこに逃げても無駄よ……」コツッコツッ
教師「よし、本棚を倒せ!」ドンッ
クソガキ「ええいっ!」ドンッ
ズシィンッ!
母「うげっ……!」
教師「いくらあんたでも、この重さに潰されたらひとたまりも――」
母「なーんてね」
教師「え?」
母「軽い軽い」ヒョイッ
教師「うおおおっ!? 軽々と持ち上げた!」
クソガキ「ダメだ、先生! こんなんじゃお母さんは倒せない!」
<家庭科室>
教師「包丁は持ったか?」
クソガキ「うん……!」
教師「先生が心臓を狙うから、君は肝臓を刺すんだ! そうすれば必ず倒せる!」
クソガキ「……やってみる!」
ココニイルワネ… ニゲテモムダヨ…
教師(来た!)ゴクッ
教師「だりゃああああっ!」ダッ
クソガキ「でやああああっ!」ダッ
グサッ! ドスッ!
母「ふぐっ!」
教師「ど、どうだ……?」
母「……」
母「今さら包丁が通用すると思うなんて、あたくしも甘く見られたものね」
教師(急所を刺してもダメなのか……!)
<校長室>
教師「校長!」
クソガキ「校長先生!」
校長「おや、どうしました?」
教師「詳しい説明は省きますが、まもなくこの部屋に私の児童の母親が来ます」
教師「そいつを……倒して下さい!」
校長「任せておきなさい。部下と児童を守るのは校長の務めですからね」ニコッ
教師「ありがとうございます!」
母「校長先生、こちらにあたくしの子と先生が来なかった?」
校長「ええ、来ましたよ」
母「どこに行ったか教えて下さる?」
校長「あいにくそれは出来ませんねえ。私に部下や児童を売る趣味はありませんので」
校長「それに、これから私が貴女に『上には上がいる』ということを教えなくてはなりませんからね」ニコッ
母「でしたら……ぜひ教えてもらおうかしら」ザッ
校長「来なさい」ザッ
<体育館>
クソガキ「校長先生……どうなったかなぁ……」
教師「校長は学校で一番強くて偉い人なんだ。必ずお母さんを倒してくれるさ」
クソガキ「だといいけど……」
ガラッ
クソガキ「あ、来た!」
教師「校長! 早かったですね!」
教師「――え」
母「うふふ……あたくしからは逃げられないわよ」
教師「なんでお前が……! 校長は!? ――校長はどうしたァ!?」
母「ああ、これのこと?」パサッ
クソガキ「校長先生のカツラだ!」
教師「校長……ッ!」
母「先生、今ならまだ間に合うわ。うちの子を返してちょうだい」
教師「誰が返すか! お前みたいな暴力女に!」
クソガキ「先生……!」
教師「なぜだ、なぜこんなことをする!? なぜお腹を痛めて産んだ子供に暴力を振るう?」
母「決まってるでしょ、先生」
母「子を厳しくしつけるには体罰が一番効果的に決まってますの」
母「まして、その子は父親がいない……他の子の何倍も体罰を与えないと人格が歪んでしまいますわ」
教師「お前は間違ってる! 他の教育法もあるはずだ!」
母「そんなもの、ありませんわ」
母「さあ、あたくしが下手に出てるうちにとっととうちの子を返しなさい!」
教師「断る!」
母「ならば……死ねぇ!!!」
教師(どうせ死ぬならせめてこの子の盾に!)バッ
クソガキ「先生ェ!」
ゴゴゴゴゴ…
母「――ん?」
母「な、なにこれ?」
ガシャンガシャンガシャン
母「飛び箱やマット、バレーボールのネットが、あたくしの体にまとわりついて……!」
ゴゴゴゴゴ…
教師「ま、まずいっ!」
教師「この体育館全体が崩れるぞ! 逃げるんだ!」ダッ
クソガキ「うん!」ダッ
ズゴゴゴゴゴ……!
母「いっ、いやぁぁぁぁぁっ!!!」
ズズゥン……
教師「体育館が崩れて……」
クソガキ「お母さんが生き埋めに……!」
教師「すまない、助けてあげられなくて……」
クソガキ「ううん、これがお母さんの運命だったんだ」
教師「それにしても、体育館はなぜいきなり崩れたんだろう?」
教師「!」ハッ
教師「分かった! きっと体育館は、お母さんの過激な発言の数々に怒ったんだ!」
教師「体育館による罰――これこそ真の“体罰”だったんだ!」
クソガキ「なるほど!」
ボゴォッ!
教師&クソガキ「!?」
母「ふぅぅぅぅ……ちょっとだけ死ぬかと思ったわ」モゾモゾ
教師「そ、そんな……」
クソガキ「体育館に潰されても生きてるだなんて……」
教師(もう打つ手はない……! 終わりだ……!)
クソガキ(ぼくはまた、あの体罰地獄に落とされるんだ……!)
母「……」
母「安心してボウヤ」
クソガキ「え」
母「あたくしはもう、あなたに暴力は振るわないわ」
クソガキ「どうして急に……」
母「体育館に潰されたおかげで、目が覚めたの」
母「あたくしは自分がシングルマザーだからって、それが辛くてつい暴力を振るってしまった」
母「もう二度と! あなたを殴ったりするもんですか! あたくし誓います!」
クソガキ「お母さんっ……!」
教師「……」
教師「いえ、あなたはもうシングルマザーではありませんよ」
母「なんですって?」
教師「なぜなら、あなたは私と再婚するからです」
母「まぁっ……」
教師「私はあなたから逃げつつも、あなたの不死身の生命体ぶりに惚れました」
教師「結婚して下さい!」
母「あたくしで……よろしければ……」
クソガキ「やったぁ!」
教師「それじゃ、今日は三人で帰ろうか」
母「ええ!」
クソガキ「これからよろしくね、お父さん!」
ハゲ校長「……」
ハゲ校長「体罰は確かによくないことです。なくさなければいけないに決まっています」
ハゲ校長「しかし……体罰から芽生える恋というのもあるのですね」ニコッ
― おわり ―
元スレ
クソガキ「いってえ……よくも殴ったな」
教師「……!」
クソガキ「お前はもう終わりだよ、無能教師!」
クソガキ「今すぐPTA会長やってるお母さんにチクって、教師をクビにさせてやる!」
クソガキ「いや、傷害罪で刑務所ブチ込んでやるよぉぉぉぉぉ!!!」
教師「くっ……!」
10: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 00:40:40.916 ID:zTF2WMgy0.net
母「あたくしの可愛いボウヤに暴力を振るったのはあなたね?」
教師「はい……」
母「まぁっ、なんていう暴力教師なの!?」
母「ボウヤ、痛かったでしょ~」ナデナデ
クソガキ「うん、とても痛かったよ~……」
母「あなたのことは絶対許しません! この件、徹底的に追及してやりますわ!」
母「先生をお辞めになるくらいでは済ませませんからね!」
教師「うう……」
13: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 00:43:19.901 ID:zTF2WMgy0.net
教師「で、ですが……」
母「あら、どんな言い訳をするつもり?」
教師「先に挑発したのは、お宅の息子さんでして……」
母「挑発ですって?」
教師「はい、先生の授業はつまらないだとか、体罰してみろ、とか……」
母「まぁっ……」
15: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 00:45:40.181 ID:zTF2WMgy0.net
母「なにやってやがんだ、このクソガキィィィィィッ!!!」
ドゴォッ!
クソガキ「ぐぼっ!」
教師「!?」
母「教師を挑発しただぁ!? 大人をナメるようなことしてんじゃねーぞォ!!!」
ズドッ!
クソガキ「ごぼっ……!」
母「うずくまってんじゃあねーぞッ! 立てやァッ!」
教師「ちょっ……! ちょっとお母さん!」
18: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 00:47:38.449 ID:zTF2WMgy0.net
母「オラッ、先生に謝れッ! 手と膝をついて謝るんだよォォォォォ!!!」
バキッ! ドカッ! グシャッ! ボグッ! ドカッ! ベキッ! ボゴッ!
ガキッ! ガツッ! メキッ! ガンッ! ボグシャッ! ガッ! バンッ!
ズドッ! メキャッ! ボキッ! ドグシャッ! ガゴッ! バキャ! ドギャ!
クソガキ「う、うう……」
教師「お母さん!? や、やりすぎ! やりすぎですって!」
22: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 00:49:54.593 ID:zTF2WMgy0.net
母「やりすぎィ? 親は子に暴力を振るっていい権利があるって憲法でも定められてるわよ」
教師「なにいってんですか、あんた!?」
クソガキ「せ、先生……。た、助け……」ゴホッ
教師「ああ、分かってる」ガシッ
教師「逃げるぞ!」ダッ
母「あっ、逃げるんじゃねえ!」
24: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 00:53:16.355 ID:zTF2WMgy0.net
<保健室>
教師「ハァ、ハァ、ハァ……」
クソガキ「ハァ、ハァ、ハァ……」
クソガキ「ありがとう、先生……」
教師「……」
教師「脱いでみなさい」
クソガキ「え……」
教師「いいから、脱いでみろ!」
28: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 00:56:16.992 ID:zTF2WMgy0.net
教師「……!」
教師「これは……全身傷だらけのアザだらけじゃないか! 無傷の箇所がほとんどない!」
クソガキ「……」
教師「これ、まさか全部お母さんが?」
クソガキ「うん……」
教師「お父さんは止めないのか?」
クソガキ「お父さんはいないから……」
教師「そういえばそうだったっけ……ごめん」
クソガキ「ううん、こっちこそごめんなさい」
クソガキ「家庭でお母さんに殴られてる鬱憤を、先生で発散しようとして……」
教師「いや……もういいんだ。もういいんだよ」
31: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 01:00:22.687 ID:zTF2WMgy0.net
教師「とにかく今は、君のお母さんから逃げることが先決だ」
クソガキ「そうだね!」
ドガシャァァァンッ!
教師「!」
クソガキ「!」
母「さあ、いらっしゃい……あたくしの可愛いボウヤ」ニィィ…
クソガキ「ひ、ひええ……」
教師「こっちだ!」ダッ
母「いくら逃げても無駄よ、匂いで分かるんだからね」クンクン
33: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 01:03:43.235 ID:zTF2WMgy0.net
<理科室>
クソガキ「ここは……理科室?」
教師「ああ、彼女とはここで決着をつける」
教師「お、いいのがあった!」ゴソゴソ
教師「君はこれを持て! 絶対自分にかけるなよ!」
クソガキ「これは……硫酸?」
教師「そうだ、彼女が来たらぶっかけてやるんだ! 肉親だからって容赦するなよ!」
クソガキ「うん、分かった!」
34: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 01:05:15.433 ID:zTF2WMgy0.net
母「ふっふっふ、見つけたわぁ~」
教師(……来た!)
教師「今だっ!」バシャッ
クソガキ「えいっ!」バシャッ
母「ぶっ!」
母「んぎゃああああああああああああ!!!」ジュワァァァァァァァ…
40: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 01:09:12.021 ID:zTF2WMgy0.net
母「ああああああああああああああ……!!!」ジュワァァァァァ…
教師「や、やった!」
クソガキ「苦しんでる!」
母「あああああああああああああああ……」シュワシュワシュワ…
教師「――ん!?」
母「なかなかやるじゃない……」シュワシュワシュワ…
教師「バカな……焼けただれたはずの皮膚が回復していく……!」
クソガキ「ひええっ……! に、逃げよう!」
43: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 01:11:38.831 ID:zTF2WMgy0.net
<図書室>
ガサゴソ…
教師「準備はいいか?」
クソガキ「オッケー!」
母「うふふ、どこに逃げても無駄よ……」コツッコツッ
教師「よし、本棚を倒せ!」ドンッ
クソガキ「ええいっ!」ドンッ
ズシィンッ!
46: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 01:14:14.781 ID:zTF2WMgy0.net
母「うげっ……!」
教師「いくらあんたでも、この重さに潰されたらひとたまりも――」
母「なーんてね」
教師「え?」
母「軽い軽い」ヒョイッ
教師「うおおおっ!? 軽々と持ち上げた!」
クソガキ「ダメだ、先生! こんなんじゃお母さんは倒せない!」
47: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 01:16:45.076 ID:zTF2WMgy0.net
<家庭科室>
教師「包丁は持ったか?」
クソガキ「うん……!」
教師「先生が心臓を狙うから、君は肝臓を刺すんだ! そうすれば必ず倒せる!」
クソガキ「……やってみる!」
ココニイルワネ… ニゲテモムダヨ…
教師(来た!)ゴクッ
49: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 01:19:32.702 ID:zTF2WMgy0.net
教師「だりゃああああっ!」ダッ
クソガキ「でやああああっ!」ダッ
グサッ! ドスッ!
母「ふぐっ!」
教師「ど、どうだ……?」
母「……」
母「今さら包丁が通用すると思うなんて、あたくしも甘く見られたものね」
教師(急所を刺してもダメなのか……!)
50: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 01:22:14.077 ID:zTF2WMgy0.net
<校長室>
教師「校長!」
クソガキ「校長先生!」
校長「おや、どうしました?」
教師「詳しい説明は省きますが、まもなくこの部屋に私の児童の母親が来ます」
教師「そいつを……倒して下さい!」
校長「任せておきなさい。部下と児童を守るのは校長の務めですからね」ニコッ
教師「ありがとうございます!」
52: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 01:25:11.533 ID:zTF2WMgy0.net
母「校長先生、こちらにあたくしの子と先生が来なかった?」
校長「ええ、来ましたよ」
母「どこに行ったか教えて下さる?」
校長「あいにくそれは出来ませんねえ。私に部下や児童を売る趣味はありませんので」
校長「それに、これから私が貴女に『上には上がいる』ということを教えなくてはなりませんからね」ニコッ
母「でしたら……ぜひ教えてもらおうかしら」ザッ
校長「来なさい」ザッ
54: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 01:28:08.952 ID:zTF2WMgy0.net
<体育館>
クソガキ「校長先生……どうなったかなぁ……」
教師「校長は学校で一番強くて偉い人なんだ。必ずお母さんを倒してくれるさ」
クソガキ「だといいけど……」
ガラッ
クソガキ「あ、来た!」
教師「校長! 早かったですね!」
教師「――え」
57: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 01:31:08.671 ID:zTF2WMgy0.net
母「うふふ……あたくしからは逃げられないわよ」
教師「なんでお前が……! 校長は!? ――校長はどうしたァ!?」
母「ああ、これのこと?」パサッ
クソガキ「校長先生のカツラだ!」
教師「校長……ッ!」
母「先生、今ならまだ間に合うわ。うちの子を返してちょうだい」
教師「誰が返すか! お前みたいな暴力女に!」
クソガキ「先生……!」
59: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 01:35:31.027 ID:zTF2WMgy0.net
教師「なぜだ、なぜこんなことをする!? なぜお腹を痛めて産んだ子供に暴力を振るう?」
母「決まってるでしょ、先生」
母「子を厳しくしつけるには体罰が一番効果的に決まってますの」
母「まして、その子は父親がいない……他の子の何倍も体罰を与えないと人格が歪んでしまいますわ」
教師「お前は間違ってる! 他の教育法もあるはずだ!」
母「そんなもの、ありませんわ」
母「さあ、あたくしが下手に出てるうちにとっととうちの子を返しなさい!」
教師「断る!」
母「ならば……死ねぇ!!!」
教師(どうせ死ぬならせめてこの子の盾に!)バッ
クソガキ「先生ェ!」
ゴゴゴゴゴ…
母「――ん?」
60: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 01:37:22.368 ID:zTF2WMgy0.net
母「な、なにこれ?」
ガシャンガシャンガシャン
母「飛び箱やマット、バレーボールのネットが、あたくしの体にまとわりついて……!」
ゴゴゴゴゴ…
教師「ま、まずいっ!」
教師「この体育館全体が崩れるぞ! 逃げるんだ!」ダッ
クソガキ「うん!」ダッ
ズゴゴゴゴゴ……!
母「いっ、いやぁぁぁぁぁっ!!!」
63: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 01:40:38.001 ID:zTF2WMgy0.net
ズズゥン……
教師「体育館が崩れて……」
クソガキ「お母さんが生き埋めに……!」
教師「すまない、助けてあげられなくて……」
クソガキ「ううん、これがお母さんの運命だったんだ」
教師「それにしても、体育館はなぜいきなり崩れたんだろう?」
教師「!」ハッ
教師「分かった! きっと体育館は、お母さんの過激な発言の数々に怒ったんだ!」
教師「体育館による罰――これこそ真の“体罰”だったんだ!」
クソガキ「なるほど!」
68: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 01:43:34.809 ID:zTF2WMgy0.net
ボゴォッ!
教師&クソガキ「!?」
母「ふぅぅぅぅ……ちょっとだけ死ぬかと思ったわ」モゾモゾ
教師「そ、そんな……」
クソガキ「体育館に潰されても生きてるだなんて……」
教師(もう打つ手はない……! 終わりだ……!)
クソガキ(ぼくはまた、あの体罰地獄に落とされるんだ……!)
母「……」
69: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 01:46:10.730 ID:zTF2WMgy0.net
母「安心してボウヤ」
クソガキ「え」
母「あたくしはもう、あなたに暴力は振るわないわ」
クソガキ「どうして急に……」
母「体育館に潰されたおかげで、目が覚めたの」
母「あたくしは自分がシングルマザーだからって、それが辛くてつい暴力を振るってしまった」
母「もう二度と! あなたを殴ったりするもんですか! あたくし誓います!」
クソガキ「お母さんっ……!」
教師「……」
71: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 01:48:35.272 ID:zTF2WMgy0.net
教師「いえ、あなたはもうシングルマザーではありませんよ」
母「なんですって?」
教師「なぜなら、あなたは私と再婚するからです」
母「まぁっ……」
教師「私はあなたから逃げつつも、あなたの不死身の生命体ぶりに惚れました」
教師「結婚して下さい!」
母「あたくしで……よろしければ……」
クソガキ「やったぁ!」
73: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 01:51:32.604 ID:zTF2WMgy0.net
教師「それじゃ、今日は三人で帰ろうか」
母「ええ!」
クソガキ「これからよろしくね、お父さん!」
ハゲ校長「……」
75: 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/01/31(木) 01:53:21.221 ID:zTF2WMgy0.net
ハゲ校長「体罰は確かによくないことです。なくさなければいけないに決まっています」
ハゲ校長「しかし……体罰から芽生える恋というのもあるのですね」ニコッ
― おわり ―
クソガキ「体罰したいんでしょ? やってみて下さいよw」教師「ガキがッ……!」
それにしても生首ではなくカツラを
投げ捨てるシーンはヒドいw
総じて面白かった乙