2: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 10:40:26.19 ID:u7vaOFsy.net
エマ「やめて!私のおっぱいにトマト缶なんかかけても、何にも問題は解決しないよ!」
かすみ「やります!やるったらやる!!」
かすみ「えいやぁ!」
その刹那、エマは思っていた。
夢ならば、どれほどよかっただろう。
私のおっぱいが、世界遺産なんかに登録されなければ....
おっぱいが悪いんだ。
おっぱいなんて、なければよかったのに。
5: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 10:45:49.98 ID:u7vaOFsy.net
~事の始まり~
エマ「うーん」脱ぎ脱ぎ
果林「あらエマ、眉毛ひそめてどうしたの?」
エマ「最近ね、胸がおっきくなったなぁって」
侑「えっ?おっぱいが!?」
侑「見せて、見せて!」
果林「私も見たいわ(こーら、そんな事言うんじゃないわよ)」
エマ「果林ちゃん、本音と建前が逆だよ...」
エマ「うーん、でもまぁちょっとだけなら....」
ひらり
侑「おひょ~!!どたぷんとした重量感、張り、艶!」
果林「そしてこのほのかなフローラルの香り!」
侑「むひょひょ....えっちだねぇ....」
果林「ゴクリ....こんなおっぱい、生涯に一度見られるか見られないか....」
侑「こんなの人類の恒久的な遺産だよ!おっぱいを同好会だけで占有するなんて勿体無いと思うぐらい!」
果林「そうねぇ、人類全体への顕著な普遍的価値を持つぐらいだわ」
エマ「えへへ、そうかなぁ?」
侑「昔の彫刻みたい!強いていうならば、エマさんそのものが!」
エマ「その言葉は褒めてるのかわからないけど、好意的に受け止めておくね」
果林「エマ、ありがとうね。いい物見れたわ」
歩夢「みんなお疲れ様~」
侑「おっぱい...おっぱい...」
歩夢「侑ちゃん、更衣室から出てきてからずーっとおっぱいって言ってるね」
歩夢「大丈夫?おっぱい吸う?」
侑「エマさんのおっぱい...人類の恒久的な遺産...」
歩夢「あぁ、これは重症だ。しばらく放っておこう」
侑「顕著な普遍的価値...エマさんのおっぱいは占有してはならない...」
侑「みんなにエマさんのおっぱいの素晴らしさをシェアハピしたい」
侑「かと言って、万人にエマさんのおっぱいを好き勝手されるのは嫌だ!」
侑「そういえば、人類の恒久的な遺産を保護する条約があった様な...」
侑「遺産の保護....世界遺産条約!これだ!!」
侑「エマさんのおっぱいを世界遺産に登録しよう!!」
どどん!
侑「えー、今日のミーティングのお題ですが」
愛「ゆうゆ、またぁ?」ヒソヒソ
せつ菜「どうせまたプリン勝手に食べたの誰~っていう感じのどうでもいいのでしょう」ヒソヒソ
せつ菜「適当に流しましょう」ヒソヒソ
侑「皆さん、おっぱいってなんだと思いますか?」
侑「はい、中須さん」
かすみ「ひょえっ!?」
かすみ「せ、セクハラですかぁ!?」
侑「違います」
侑「では近江さん」
彼方「女の人の胸についてるやつ」
侑「それもそう」
侑「ですが、今日の議題は!!」
ばばん!
「エマちゃんのおっぱいを世界遺産にしたい!!」
侑「えー、まず世界遺産とはですね...」
ランジュ「ちょっと待って。いきなり急になんなの?」
ランジュ「それに、世界遺産は文化財や自然・建築物に適応されるのであって、個人は指定されないわ!」
侑「まぁまぁ落ち着いて」
侑「おほん。まず世界遺産というのはですね...」
侑「地球の生成と人類の歴史によって生み出され、過去から現在へと引き継がれ、そして私たちが未来の世代に引き継いでいくべきかけがえのない宝物の事です(ユネスコ参照)」
侑「えー、つまりこの文脈で言うと」
侑「エマさんのおっぱいは、地球、ひいては人類によって生み出され」
侑「過去(エマさんのご両親)から現在(エマさん自身)によって引き継がれ」
侑「そして私達が未来の世代へエマさんのおっぱいを引き継いで(結婚する)いくかけがえのない宝物」
侑「異論はないね?」
ランジュ「ぐぬぬ....」
侑「つまり世界遺産というのは、地球や人類の軌跡を100年後1000年後の人達も同じ物が見れるように守っていこうね~という物です」
侑「この考えに基づいて条約が作られました」
ミア「知ってる。世界遺産条約ってやつだよね。始まりは、ダム建設によるアブ・シンベル大神殿の破壊を防ぐための条約であって、それが大きくなって世界遺産になった」
侑「その通り」
侑「エジプトのアブ・シンベル大神殿保護があるのなら、虹ヶ咲学園のエマさんのおっぱいの保護もあるべきだよね」
侑「という訳で...エマさん」
侑「服脱いでください」
エマ「は?」
侑「エマさんのおっぱいを見たことない人も同好会の中にはいます」
侑「エマさんのおっぱいの美しさ、人類への顕著な普遍的価値を知らしめる前に、同好会に知らしめた方がいいかなぁって」
エマ「で、でも!」
エマ「恥ずかしいよぉ...」
璃奈「私、みたい!」
エマ「えっ?」
璃奈「私、同好会の中で、一番おっぱいが小さいから...」
璃奈「エマさんとは真逆であるという事は、私が世界遺産になるという対偶も取れるかもしれない」
璃奈「だから、参考のために!」
エマ「璃奈ちゃん...」
エマ「決めたよ!私、脱ぐね!」
脱ぎ脱ぎ
ばばん!
一同「おぉ~!」
プチ...プチ....
エマ「どう、だった?」
しずく「素晴らしいです!こんなに素晴らしいおっぱい初めて見ました!」
しずく「私はエマ先輩のおっぱいを世界遺産にする事に賛成です!」
侑「でしょでしょ?」
侑「えー、それではここで多数決をとりましょう」
侑「中身は開示されません。メモを回すので...」
果林「すっ...」
果林「私は反対よ」
侑「えっ?」
果林「理由は色々あるわ。でも、ここでこうやって意思表示すれば、私が反対したという事実だけが残るわ」
果林「この事実は記録が取れれている以上、揺るぐ事はない」
果林「いいわね」
侑「あっ、はい」
結局、賛成票11 反対票2で、エマさんのおっぱいを世界遺産にする法案(ニジガク内)は可決されました。
栞子「おはよう御座います」
生徒会一同「おはよう御座います」
栞子「では、スクールアイドル同好会で採択された、エマ先輩のおっぱいを世界遺産に登録する法案(仮)ですが」
副会長「そうですねぇ...私はエマ先輩のおっぱいを直に見たことがないので、なんともいえないのですが...」
副会長「世界遺産条約...確か、自然遺産と文化遺産、それら両方を含む、複合遺産に分けられるんですよね」
左月「自然遺産は文字通り、厳正保護地域、原生天然地域、国立公園、天然記念物、種と生息地管理地域...等々」
左月「ざっくりいうと、地球の一部であるかつ希少な動植物の生息・地理環境が見られる地域」
右月「対して文化遺産は、記念物・建造物群・遺跡...」
右月「人類によって創出された物、もしくは人類の過去の痕跡になります」
副会長「生徒会長、エマ先輩のおっぱいはどちらに属するのでしょうか?」
副会長「侑さんの話ぶりでは、地球ひいては人類によって創出され...とあったので、複合遺産ですか?」
栞子「うーん、悩みましたねぇ...」
エマ「えっ?私がどちらの世界遺産かって?」
栞子「はい、どちらに属するのかで、生徒会は揉めに揉め...揉むのならば、おっぱいだけにしてほしいのですが」
侑「うーん、私は自然遺産だと思うなぁ」
侑「果林さんは?」
果林「私は反対だってこの前言ったわよね?ノーコメントよ」
侑「そっかぁ」
侑「ちなみに栞子ちゃんは?」
栞子「私は文化遺産だと思います」
栞子「エマさん自身が人間であるというのもありますし」
栞子「侑さんは、エマさんのおっぱいについて、どう思ってますか?」
侑「唐突だね...でも、うーん、一種の信仰みたいに、エマさんのおっぱいに熱い情熱を抱いてるよ」
栞子「そこです」
侑「何が?」
栞子「富士山が自然遺産ではなく、文化遺産で世界遺産に登録されたのは知っていますか?」
エマ「そうなの?山って、自然遺産じゃないの?」
栞子「実は、これはカクカクシカジカ理由がありまして」
栞子「先程生徒会の中で話し合ったように、自然遺産は、そこでしか見られない稀有な地理環境・動植物の多様性が見られないといけません」
栞子「ですが富士山はどうでしょう?」
栞子「玄武岩質の成層火山なんて、東南アジア、極東アジアでは珍しいものではありません」
栞子「植生も同様です。青木ヶ原は富士山周辺のみに見られるちょっと変わった植生ではあるものの、動植物の多様性はこれを満たしてない」
栞子「富士山は山麓の不法投棄のゴミが原因で世界遺産になれないという人もいましたが」
栞子「そもそも条件をみたしていないからです」
栞子「そこで逃げ道として、富士山全域の山岳信仰の社寺仏閣を中心とし、抱き合わせで富士山を世界遺産に登録しました」
栞子「この理屈が通るはずなら、エマさん自身のおっぱいと、おっぱいを中心とする同好会の精神性・信仰」
栞子「これで行きましょう」
侑「ほえー、栞子ちゃんは凄いなぁ」
侑「よしっ、じゃあこれでもう一回生徒会へgo!」
歩夢「大変大変!」
歩夢「見てみて!生徒会も法案を可決してくれたって!」
璃奈「凄い!」
愛「ふむふむ...えまっちは文化遺産ねぇ」
愛「不倫は文化だ!ならぬ、おっぱいは文化だ!なんちって!」
かすみ「でもいいんですかぁ~?こんなアホな事やってないでほかにやる事ありますよね?」
侑「まあまあ。エマさんのおっぱいは素晴らしいんだし、ね?」
栞子「失礼します」
せつ菜「おかえりなさい!」
栞子「皆さん、この前の法案ですが」
栞子「国会に通すことになりました」
一同「え~!?」
栞子「国会に通す、というより国会に召集されるが正しいです」
栞子「世界遺産に推挙したい文化・自然遺産を決めるのは文化庁なので」
栞子「少々大袈裟な事を言ってしまいました」
せつ菜「ではでは、国会で何をするんですか?」
栞子「それについてなのですが...」
栞子「世界遺産と言っても、どこまでを世界遺産とするのか、何をセットで登録するのかなどなど」
栞子「細かい取り決めがあるのです」
愛「というと、何を世界遺産の範囲とするのか、エマっち全体なのか、それともおっぱいだけなのか」
愛「それに、文化遺産にするって事は、ニジガクの何かを主体的に登録して、エマっちはあくまでサブである」
愛「こういう事かな?」
栞子「正解です」
歩夢「難しいねぇ」
せつ菜「あ、あの!」
栞子「なんでしょう?」
せつ菜「ニジガサキって特徴的な校舎をしていますよね」
せつ菜「確か近代建築の有名な人に頼んだとかなんとかで」
せつ菜「だから意味不明な鳥の巣ついてるって聞いたんです」
せつ菜「上野の西洋美術ってコルビジェという方がデザインしたために世界遺産に登録されているんですよね。文化遺産の方の」
せつ菜「この戦法って、使えませんかね?」
愛「せっつー頭いい!」
かすみ「はぁ、かすみんはもうついていけません....」
歩夢「ねえ栞子ちゃん」
歩夢「さっき栞子ちゃんと愛ちゃんはエマさんのおっぱいがどうのこうの言ってたけど」
栞子「それはですね、建物群や景観が登録対象であった場合」
栞子「中心域と周辺地の設定が必要になります」
栞子「世界遺産とは、100年後も1000年後も同じ景色が見られるように“保護”する条約です」
栞子「これは、同じ景色を留める為に、土地開発・発掘調査が制限されるという意味です」
栞子「つまり、外側から順に、開発okな地域、開発が制限される地域、開発を最小限に抑える地域」
栞子「この設定が大切になります」
栞子「過去に、日本の白川郷が観光客誘致のための駐車場を作りすぎてしまった為に、一度ユネスコから勧告を受けていましたね」
栞子「エマさんのおっぱいは、どこまでが開発okなのでしょうか?」
歩夢「エマさんに直接聞いてみればいいんじゃない?」
せつ菜「そうですね!」
エマ「えっ?」
エマ「何?もう一度言って」
愛「エマっちは、どこまで開発okなの?」
エマ「....///」
歩夢「か、開発って、そっちの開発じゃありませんよ!」
歩夢「エマさんのおっぱいそのものを世界遺産に登録するか、エマさんという人全部を世界遺産にするか考えてて」
エマ「うーん」
エマ「さっきの話聞く限りだと、私のおっぱいが中心域になるって事は」
エマ「体の構造上、私のおっぱいと体は分離できる、境界線があるって事だよね?」
エマ「おっぱいを世界遺産にしたい、保護したいってなった時に」
エマ「スキンケアしたりすると思うんだけど、体とおっぱいは繋がってるから」
エマ「おっぱいだけじゃなくて、もう少し広く考えてもいいんじゃないかな?」
せつ菜「おぉ!膝を叩く程の解説ありがとうございます!」
栞子「それでは、エマさんの胴体(お尻を含む)を中心域に、エマさんの顔や四肢を緩衝地帯に設定します」
栞子「これで文化省の偉い人も納得してくれるでしょう!」
偉い人1「それでは、これから今年世界遺産委員会に提出する我が国の世界遺産候補についてですが」
偉い人1「お台場虹ヶ咲学園を中心とする近代建築及びエマ・ヴェルデのおっぱいと同好会の精神性について」
偉い人1「こちらを説明してください」
栞子・しずく「はい!」
偉い人1「これはどのような価値がありますか?」
しずく「まず、私が前半を説明します」
しずく「戦前活躍した御杯好雄はヨーロッパの都市計画に感銘を受け、世界初となる埋立地を利用した都市構造を計画しました」
しずく「はじめ、神奈川、東京、千葉富津のあたりまでを包括した、巨大都市を計画しましたが....」
しずく「最終的には東京湾岸に区画を設定し、虹ヶ咲学園、虹ヶ咲学園駅デザイン、御杯博物館の外観などを...」
ペラペラ
ハキハキ
______________
__________
______
栞子「では後半を私から」
栞子「この資料をご覧下さい」
「エマさんのギリギリヌード写真」
偉い人1「ぬっ!これは!!」
偉い人2「素晴らしい、素晴らしい!」
偉い人3「おほぉ~!!」
栞子「エマさんのおっぱいは素晴らしい。以上です」
偉い人1「こ、これは!!素直に推薦です」
栞子・しずく「やったぁ!」
こうして、エマさんのおっぱいは世界遺産委員会への推薦が決定しました。
璃奈「エマさん推薦受かったの!?」
ランジュ「すごいじゃない!」
彼方「ってな訳で、次はICOMOSって機関の人が来るんだって~」
ミア「International Council on Monuments and Sitesの略でICOMOS」
ミア「直訳すると国際記念物遺跡会議。博物館とかのICOM(アイコム・国際博物館会議)とは綴りが似ているけど別物だから注意」
ミア「ICOMOS(イコモス)は文化・自然遺産保護に関するユネスコの諮問機関さ」
ミア「ボク達は次にこの組織を言い包めないとエマを世界遺産に出来ない」
ミア「そこで次に細かく決める事柄は...」
彼方「うーむ...真実性の証明、完全性の証明、良好な保存状態の確立、緩衝地帯の設定...」
彼方「最後のはやったから、後三つ」
彼方「むむむ」
ランジュ「みんな!作戦会議よ!」
璃奈「ラジャー!」
璃奈「まず、真実性の証明だけど」
璃奈「これは解釈が分かれる難しい定義」
ミア「というと?」
璃奈「はじめに、ヨーロッパの古い街並みを想像してみて?」
彼方「石で出来た荘厳な教会とか?」
璃奈「そうそう。あと、ヨーロッパには滅多には地震は来ないから立て直しはないよね?」
彼方「うむうむ。でも、それとこれがなんの関係が?」
璃奈「真実性の証明っていうのは、連続性の証明、すなわち建てられた当時から、同じ材質、同じ外観、そしてそれが保存されているか、であったんだけど」
璃奈「ヨーロッパの文化遺産は石で作られているものが多い。だから、メンテナンスや倒壊の度に作り替えられることはなく、上にあげた真実性の証明はできるよね」
璃奈「対して、アジア、例えば日本の寺社仏閣は?」
彼方「あーっ!一部修復したり、瓦入れ替えたり、終いには60年おきぐらいに新築にしちゃう!!」
璃奈「これでは真実性の証明にはならないよね」
璃奈「初めて、世界遺産は欧州優位で設定されてしまったからこんなことが起きてるの」
璃奈「でも最近、規約が変わって、それぞれの特色に合った真実性を探求、定義すべきということになってきている」
璃奈「まあオリジナルの状態というのは国によって様々ってところかな?」
ミア「次に完全性の証明....価値を表すものの全体が残っていること」
ミア「うーん、現在のエマがおっぱいにとってベストなのかそれとももっと育つのか....」
ミア「悩ましい.....」
ランジュ「最後はランジュね」
ランジュ「世界位は100年後も2000年後も同じものが見られるようにする条約だから.... ~ あっ」
ランジュ「ごめんなさい。世界遺産登録への道、私は降りるわ」
彼方「?」
彼方「良好な保存状態の確立かぁ」
彼方「おっぱいエステとか、おっぱいマッサージとか!!」
彼方「いいなぁ~いいなぁ!」
彼方「彼方ちゃんも世界遺産に登録されればいいのになぁ」
ミア「仕方ないよ」
璃奈「ICOMOSの人達、後一週間できちゃう。それまでに、えまさんのおっぱいのコンディションを整えないと」
侑「え、エマさん、おっぱいエステの時間です」モミモミ
エマ「んっ...あっ」
エマ「くっ....んっ」
侑「エマさんリンパがね...」
彼方「はいストップそこまで~」
彼方「今何時だと思ってるの?視察の人来ちゃうよ」
侑「むぅー、彼方さんのケチ!」
エマ「わ、私どうしたら?」
彼方「エマちゃんは控室でまってて」
エマ「う、うん」
偉い人1「ふむふむ、これが虹ヶ咲の校舎」
偉い人2「御杯好雄の最高傑作と呼ばれる校舎...学園の教育理念に合わさり、十分素晴らしいものと言えます」
せつ菜「展示室には、御杯先生の自筆の設計図も残り....
______
_____
__
偉い人2「それで、御杯好雄の建物群というのは理解できるのですが、エマ・ヴェルデのおっぱいというのは?」
侑「はい!エマ・ヴェルデとは、同好会のステキなおっぱい先輩です!」
侑「資料をご覧ください」
侑「スイスで生まれ育ったエマさんは、幼い頃に見たスクールアイドルに憧れ(以下略)」
侑「という訳で、エマさんのおっぱいは素晴らしい」
侑「なんやとやかく言うより実物を見たほうが早いと思います」
侑「エマさん!」
エマ「チャ、チャオ~」
エマ「うぅ、この格好少し寒いよぉ」マントを羽織る
侑「ICOMOSの皆さん!ご覧ください!」
ばさっ!!
「エマさんのギリギリビキニ」
偉い人1「おほっ!」
偉い人2「ぐへへへへ」
侑「エマさんのおっぱいは素晴らしい。はい復唱」
偉い人達「エマさんのおっぱいは素晴らしい!」
侑「わかればよろしい」
歩夢「エマさんも虹学もいよいよ世界遺産に登録されちゃうね」
愛「愛さんびっくらぽんだよ。世界遺産って言われてもいまいちピンと来ないけどさぁ」
歩夢「結局、エマさんのおっぱいを中心域とした区画設定、エマさんの成長過程という真実性の証明」
歩夢「現在のおっぱいの状態を完全の状態として、最後に良好な保存状態確立はおっぱいをなるべく養ってあげる事」
歩夢「こんな感じでクリアしていったんだよね」
ぴんぽんぱんぽーん!
「これより、我が校世界遺産登録を祝い、全校集会を始めます」
愛「噂をすればってやつだね」
歩夢「愛ちゃんまたね」
愛「またね、歩夢」
副会長「これよりエマさんのおっぱいと我が校の世界遺産登録を記念した集会を始めます」
エマ「みんなありがとう」
副会長「ぺちゃくちゃ」
かすみ「はぁ~やってらんない。帰ろ」テクテク
かすみ「あっ」
ランジュ・果林「あっ」
かすみ「おんなじ事考えてる人がいましたねそういえば」
果林「今回の件の感想は、そうねぇ」
果林「この先、とてつもない大きな事が起こるわ」
果林「みんなその覚悟が無いのにエマを世界遺産にだなんて、無責任だわ」
ランジュ「ランジュも右に同じよ」
かすみ「かすみんはぁ!エマ先輩をおっぱいでしか見てないだなんて、そんな失礼な事が許される訳ないですよねぇ!!」
かすみ「プンプン!」
エマ「わぁ!部費で加湿器買ってくれるの?ありがとう!」
栞子「これもエマさんのおっぱいの為です」
栞子「多少無理は言いましたが、部費の予算を釣り上げる事に成功しました」
彼方「じゃあじゃあ!この美おっぱい器なんてどうかなぁ?」
栞子「いいでしょう。書いましょう」
彼方「栞子ちゃん太っ腹!」
エマ「本当、至れりつくせりだなぁ」
エマ「最初はね、おっぱいを世界遺産なんかにして何が面白いんだろうって思ってたけど、いいね」
栞子「あ、あの、エマさん、お話があるのですが」
エマ「なあに?」
栞子「エマさんのおっぱいなのですが、一部同好会で占有しすぎているとの不満の声がありまして」
栞子「部全体の予算を上げていただく代わりに、エマさんのおっぱいを外部に向けて発信していきたいのです」
栞子「観光みたいなものでしょうか?できれば、観光のようなものを使って、学校全体の収益を上げたいのです」
エマ「うーん...」
エマ「(私のおっぱいを見るために人がたくさん集まって、さらにお金を取れる)」
エマ「(割と良いサイクルなんじゃない?)」
エマ「良いよ!」
栞子「ありがとうございます。それでは、どのように観光化するか話し合いましょう」
彼方「という訳で、ご開帳の様なシステムで、お金を取る事になりましたとさ」
彼方「でもこれもちょっと問題があって...」
彼方「文化財の観光と保存は本来相反する考え方なんだって」
彼方「観光化、つまり大衆に多く見られるように表に出すということは、光であったり、空気であったりに触れさせる劣化でもある。世界遺産や文化財保護は、前にも言ったように、そのままの形を留め語り継ぐ事」
彼方「ご開帳システムを行ったエマちゃんのおっぱいにはある異変が起きていた!」
エマ「おっぱいが、ストレスで萎びてきちゃった」
エマ「ミストを浴びても元に戻らない」
エマ「どうしよう」
コンコン
はーい
「こんにちは。エマ・ヴェルデさんですね」
「私、ICOMOSから派遣された〇〇と申します」
「あなたのおっぱいが、この度世界危機遺産に認定されました」
エマ「えー!?」
エマ「危機遺産だって!登録された後に、保存がしっかりされていないと判断された場合は危機遺産になっちゃうんだって!」
璃奈「こっちも大変!今、エアメールが届いて」
璃奈「エマさんをスイスに帰してほしいってスイス政府から連絡があった!」
エマ「えっ!?私、スイスに帰っちゃうの?」
璃奈「うん、日本では保存が出来ないけど、スイス政府ならできるって」
璃奈「あと、エマさんはスイス人だから、本来世界遺産申請の手続きを行う国はスイスが妥当であるって」
エマ「それは、そうだけど」
璃奈「スイス政府は結構怒ってる。強制送還も考えてるって。脅迫だよこんなの!」
璃奈「後、このエアメールは直接エマさんに渡せって」つ
エマ「ありがとう....」
拝啓エマ様」←全部ドイツ語
「まずは世界遺産登録おめでとう。しかし、それにより君には大きな災いももたらされている」
「日本の文化財予算はスイスと比較するとお粗末であり、君のおっぱいもまたその為によって危機遺産へ認定されてしまっている」
「そこでどうだろう、スイスに戻って、最高の文化財保護をしようじゃないか」
「また、関係ない事だけど、日本はスイスに多大な借金がある。そうだなぁ、伊豆諸島や八丈島なんて引き換えにもらっても良いぐらいの」
「君が帰って来なかったら...どうなるかわかるよね」
「良い返事を期待しているよ」
イグナツィオ・カシスより
エマ「こ、これって....」
エマ「これじゃあ、スイスに帰るしか道はないよぉ....」
しずく「また生徒集会だって」
かすみ「どうせまたおっぱいの話でしょう?」
かすみ「かすみん一抜けた!」
ミア「二人とも、明日の家庭科の授業忘れてないよね?」
かすみ「あれ?音楽科も合同だった?確かトマト缶必要なんだよね」
ミア「最高のシカゴピザをお見舞いしてやるよ」
しずく「うゲェ....」
ミア「シカゴピザほど美味しいものはないんだぞ!なんだようゲェって!」
ぺちゃくちゃ
かすみ「2人がピザのことで盛り上がっちゃった。スマホ見ちゃお」
かすみ「へー、環境保護団体が名画にトマトスープを投げつけた、ねぇ....」
かすみ「どれどれ?」
かすみ「文化財・遺跡・世界遺産保護のために、年間どれほどのお金がかかるか君は知っているだろうか?」
かすみ「たとえば、地面の中から出土した木器一本を保存処理するには約1000万円が必要である」
かすみ「木器一本のお金を使わず、福祉や貧困に回す事はできないだろうか?」
かすみ「同時に我々が危惧しているのは、このエネルギー資源の素である」
かすみ「人々は石油を使い....」
かすみ「ふむふむ」
かすみ「やってる事は過激で肯定は出来ないけど、一応背景があるんだ...」
ミア「子犬ちゃん!ちょっと聞いてくれよ!」
しずく「かすみさん!ミアさんが!」
かすみ「あー、はいはい」
~次の日~
先生「これでHRを終わりにします」
先生「次は生徒集会ですね。それが終わったら合同の家庭科ですね」
先生「うまくできたら先生も食べてみたいな」
クラスメイト「中須さん、次どうする?」
かすみ「次って?」
クラスメイト「集会の後家庭科でしょ?一旦戻ってこないで、荷物も一緒に持って行こうかなって」
クラスメイト「荷物って言ってもさ、教科書と材料だけど」
かすみ「うーん、そうだね。一旦戻るのやだから全部持っていこ」
クラスメイト「了解」
栞子「今日はお集まり頂き、ありがとうございます」
栞子「今日話すのは、世界遺産に登録されたエマ・ヴェルデさんについてです」
栞子「唐突ですが、エマさんはスイスに帰る事になりました」
栞子「エマさんから挨拶があるそうです」
栞子「エマさん、どうぞ....」
エマ「.....」
エマ「...こ、こんにちは」
生徒一同「こんちは」
エマ「唐突ですが、諸事情によりスイスに帰る事になりました」
エマ「皆さん!虹ヶ咲のみんなのことは!同好会のことは!」
エマ「ずっと...ずっ」
エマ「うわぁあん!」
璃奈「エマさん、感極まりすぎて、イタリア語と日本語が混ざってる」
かすみ「なんてしゃべってるんだろう。どれどれ?」
スマホ翻訳「私のおっぱいが、世界遺産に登録された事により...」
スマホ翻訳「虹ヶ咲のみんなには、色々迷惑もかけてきました」
スマホ翻訳「部費と言う名目の元、保護費を徴収したりしました」
スマホ翻訳「保護費の分を、別の物に当てられたら虹ヶ咲は....」
かすみ「はっ!!」
かすみ「文化財・遺跡・遺産保護の為に、年間どれだけのお金が!!」
かすみ「(なによりもかすみんは!!)」
かすみ「(かすみんは、エマ先輩と別れたくない!!)」
すたっ!ゴソゴソ!
ミア「ちょっ!?子犬ちゃん!?今集会中だぞ!?」
かすみ「そんなの関係ない!」
かすみ「かすみんは!!かすみんは!!」ズカズカ
かちょり
かすみ「エマ先輩!!」トマト缶を見せつける
エマ「はっ!?」
エマ「トマト缶!!って言うことは!!」
エマ「やめて!私のおっぱいにトマト缶なんかかけても、何にも問題は解決しないよ!」
かすみ「やります!やるったらやる!!」
かすみ「えいやぁ!」
べちょり!!
栞子「なんて事です!」
右月「は、早く中須さんを取り押さえて!」
左月「この!暴れないでください!」
かすみ「皆さん!見ましたか?かすみんは諦めません!!」
かすみ「エマ先輩と一緒に居たいんです!!」
ぎゃー!!ぎゃー!!
エマ「かすみちゃん...」ポロポロ
エマ「なんでこうなっちゃったかなぁ?私、どこで間違えたんだろう?」
エマ「世界遺産なんて、おっぱいなんて」
エマ「こんな事になるんだったら...」
エマ「私、やめる!世界遺産なんて!やめる!!」
~その後、部室にて~
果林「エマ、ようやく気づいたのね」
果林「保護、保存の道は修羅の道である事に」
エマ「果林ちゃん....」
ランジュ「エマ、かすみの事、許してあげて」
エマ「言われなくとも、そうするつもりだよ」
エマ「私ね、全部断ってきた。世界遺産も、スイスに帰ることも」
エマ「はぁ。世界遺産にするって侑ちゃんが言った時も、ICOMOSの視察が来た時も」
エマ「私、私の意見ってあんまり言ってなかったなぁって」
エマ「他人に流されてばかりで、自分の気持ち、言わなかった」
エマ「まだ、みんなと一緒にいたいの。それで、スクールアイドルをしたい!!」
果林「エマ...」
ランジュ「エマ、あなたの言葉をありがとう。私の方からも、かすみが早く解放されるよう働きかけてみるわ」
エマ「2人とも...大好き!」ギュッ
「釈放だ。出ろ」
かすみ「そんな事言って!本当はかすみんにエッチな事するつもりでしょ!?」
「はぁ?こんなちんちくりん好きじゃねーし」
かすみ「んなっ!?ちんちくりん!?」
侑「かすみちゃーん!」
かすみ「侑、先輩...?」
「だから釈放だって言ってんだろ!」
かすみ「ひょえっ!すみませんでした。さようなら!」
侑「かすみちゃん、あのね」
侑「あの後、世界遺産取り消したんだ」
侑「私達ね、エマさんの事、何もわかってなかったから...」
侑「かすみちゃんの行動は肯定できない。でも、かすみちゃんがいなかったら、私達、もっと変な方向に進んでたかも」
かすみ「侑、先輩....」うるっ
かすみ「おーんおんおん」
かすみ「という事があって、普通の日常が戻ってきた」
かすみ「でも、侑先輩は相変わらずすけべで....」
侑「むひょひょ」
侑「歩夢のお尻はえっちだねぇ」
歩夢「ちょっと侑ちゃん、やめてよ!」
侑「でも揉まれるの好きなんでしょ?」モミモミ
侑「これは...これは!」
侑「歩夢のお尻は国宝級に素晴らしい...国宝級!!」
侑「これだっ!」
侑「歩夢のお尻を国宝にしたい!」
愛「はぁ...まーた始まった」
侑「わーぎゃー!」
かすみ「変な日常はまだまだ続きそうです」
おしまい
~事の始まり~
エマ「うーん」脱ぎ脱ぎ
果林「あらエマ、眉毛ひそめてどうしたの?」
エマ「最近ね、胸がおっきくなったなぁって」
侑「えっ?おっぱいが!?」
侑「見せて、見せて!」
果林「私も見たいわ(こーら、そんな事言うんじゃないわよ)」
エマ「果林ちゃん、本音と建前が逆だよ...」
エマ「うーん、でもまぁちょっとだけなら....」
ひらり
6: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 10:49:43.12 ID:u7vaOFsy.net
侑「おひょ~!!どたぷんとした重量感、張り、艶!」
果林「そしてこのほのかなフローラルの香り!」
侑「むひょひょ....えっちだねぇ....」
果林「ゴクリ....こんなおっぱい、生涯に一度見られるか見られないか....」
侑「こんなの人類の恒久的な遺産だよ!おっぱいを同好会だけで占有するなんて勿体無いと思うぐらい!」
果林「そうねぇ、人類全体への顕著な普遍的価値を持つぐらいだわ」
エマ「えへへ、そうかなぁ?」
侑「昔の彫刻みたい!強いていうならば、エマさんそのものが!」
エマ「その言葉は褒めてるのかわからないけど、好意的に受け止めておくね」
果林「エマ、ありがとうね。いい物見れたわ」
7: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 10:53:50.13 ID:u7vaOFsy.net
歩夢「みんなお疲れ様~」
侑「おっぱい...おっぱい...」
歩夢「侑ちゃん、更衣室から出てきてからずーっとおっぱいって言ってるね」
歩夢「大丈夫?おっぱい吸う?」
侑「エマさんのおっぱい...人類の恒久的な遺産...」
歩夢「あぁ、これは重症だ。しばらく放っておこう」
侑「顕著な普遍的価値...エマさんのおっぱいは占有してはならない...」
侑「みんなにエマさんのおっぱいの素晴らしさをシェアハピしたい」
侑「かと言って、万人にエマさんのおっぱいを好き勝手されるのは嫌だ!」
侑「そういえば、人類の恒久的な遺産を保護する条約があった様な...」
侑「遺産の保護....世界遺産条約!これだ!!」
侑「エマさんのおっぱいを世界遺産に登録しよう!!」
9: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 10:58:12.41 ID:u7vaOFsy.net
どどん!
侑「えー、今日のミーティングのお題ですが」
愛「ゆうゆ、またぁ?」ヒソヒソ
せつ菜「どうせまたプリン勝手に食べたの誰~っていう感じのどうでもいいのでしょう」ヒソヒソ
せつ菜「適当に流しましょう」ヒソヒソ
侑「皆さん、おっぱいってなんだと思いますか?」
侑「はい、中須さん」
かすみ「ひょえっ!?」
かすみ「せ、セクハラですかぁ!?」
侑「違います」
侑「では近江さん」
彼方「女の人の胸についてるやつ」
侑「それもそう」
侑「ですが、今日の議題は!!」
ばばん!
「エマちゃんのおっぱいを世界遺産にしたい!!」
10: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 11:03:36.72 ID:u7vaOFsy.net
侑「えー、まず世界遺産とはですね...」
ランジュ「ちょっと待って。いきなり急になんなの?」
ランジュ「それに、世界遺産は文化財や自然・建築物に適応されるのであって、個人は指定されないわ!」
侑「まぁまぁ落ち着いて」
侑「おほん。まず世界遺産というのはですね...」
侑「地球の生成と人類の歴史によって生み出され、過去から現在へと引き継がれ、そして私たちが未来の世代に引き継いでいくべきかけがえのない宝物の事です(ユネスコ参照)」
侑「えー、つまりこの文脈で言うと」
侑「エマさんのおっぱいは、地球、ひいては人類によって生み出され」
侑「過去(エマさんのご両親)から現在(エマさん自身)によって引き継がれ」
侑「そして私達が未来の世代へエマさんのおっぱいを引き継いで(結婚する)いくかけがえのない宝物」
侑「異論はないね?」
ランジュ「ぐぬぬ....」
11: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 11:08:12.85 ID:u7vaOFsy.net
侑「つまり世界遺産というのは、地球や人類の軌跡を100年後1000年後の人達も同じ物が見れるように守っていこうね~という物です」
侑「この考えに基づいて条約が作られました」
ミア「知ってる。世界遺産条約ってやつだよね。始まりは、ダム建設によるアブ・シンベル大神殿の破壊を防ぐための条約であって、それが大きくなって世界遺産になった」
侑「その通り」
侑「エジプトのアブ・シンベル大神殿保護があるのなら、虹ヶ咲学園のエマさんのおっぱいの保護もあるべきだよね」
侑「という訳で...エマさん」
侑「服脱いでください」
エマ「は?」
13: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 11:11:34.77 ID:u7vaOFsy.net
侑「エマさんのおっぱいを見たことない人も同好会の中にはいます」
侑「エマさんのおっぱいの美しさ、人類への顕著な普遍的価値を知らしめる前に、同好会に知らしめた方がいいかなぁって」
エマ「で、でも!」
エマ「恥ずかしいよぉ...」
璃奈「私、みたい!」
エマ「えっ?」
璃奈「私、同好会の中で、一番おっぱいが小さいから...」
璃奈「エマさんとは真逆であるという事は、私が世界遺産になるという対偶も取れるかもしれない」
璃奈「だから、参考のために!」
エマ「璃奈ちゃん...」
エマ「決めたよ!私、脱ぐね!」
脱ぎ脱ぎ
ばばん!
一同「おぉ~!」
14: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 11:16:03.27 ID:u7vaOFsy.net
プチ...プチ....
エマ「どう、だった?」
しずく「素晴らしいです!こんなに素晴らしいおっぱい初めて見ました!」
しずく「私はエマ先輩のおっぱいを世界遺産にする事に賛成です!」
侑「でしょでしょ?」
侑「えー、それではここで多数決をとりましょう」
侑「中身は開示されません。メモを回すので...」
果林「すっ...」
果林「私は反対よ」
侑「えっ?」
果林「理由は色々あるわ。でも、ここでこうやって意思表示すれば、私が反対したという事実だけが残るわ」
果林「この事実は記録が取れれている以上、揺るぐ事はない」
果林「いいわね」
侑「あっ、はい」
結局、賛成票11 反対票2で、エマさんのおっぱいを世界遺産にする法案(ニジガク内)は可決されました。
15: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 11:19:13.40 ID:u7vaOFsy.net
栞子「おはよう御座います」
生徒会一同「おはよう御座います」
栞子「では、スクールアイドル同好会で採択された、エマ先輩のおっぱいを世界遺産に登録する法案(仮)ですが」
副会長「そうですねぇ...私はエマ先輩のおっぱいを直に見たことがないので、なんともいえないのですが...」
副会長「世界遺産条約...確か、自然遺産と文化遺産、それら両方を含む、複合遺産に分けられるんですよね」
左月「自然遺産は文字通り、厳正保護地域、原生天然地域、国立公園、天然記念物、種と生息地管理地域...等々」
左月「ざっくりいうと、地球の一部であるかつ希少な動植物の生息・地理環境が見られる地域」
右月「対して文化遺産は、記念物・建造物群・遺跡...」
右月「人類によって創出された物、もしくは人類の過去の痕跡になります」
副会長「生徒会長、エマ先輩のおっぱいはどちらに属するのでしょうか?」
副会長「侑さんの話ぶりでは、地球ひいては人類によって創出され...とあったので、複合遺産ですか?」
栞子「うーん、悩みましたねぇ...」
17: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 11:22:57.09 ID:u7vaOFsy.net
エマ「えっ?私がどちらの世界遺産かって?」
栞子「はい、どちらに属するのかで、生徒会は揉めに揉め...揉むのならば、おっぱいだけにしてほしいのですが」
侑「うーん、私は自然遺産だと思うなぁ」
侑「果林さんは?」
果林「私は反対だってこの前言ったわよね?ノーコメントよ」
侑「そっかぁ」
侑「ちなみに栞子ちゃんは?」
栞子「私は文化遺産だと思います」
栞子「エマさん自身が人間であるというのもありますし」
栞子「侑さんは、エマさんのおっぱいについて、どう思ってますか?」
侑「唐突だね...でも、うーん、一種の信仰みたいに、エマさんのおっぱいに熱い情熱を抱いてるよ」
栞子「そこです」
侑「何が?」
18: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 11:27:48.82 ID:u7vaOFsy.net
栞子「富士山が自然遺産ではなく、文化遺産で世界遺産に登録されたのは知っていますか?」
エマ「そうなの?山って、自然遺産じゃないの?」
栞子「実は、これはカクカクシカジカ理由がありまして」
栞子「先程生徒会の中で話し合ったように、自然遺産は、そこでしか見られない稀有な地理環境・動植物の多様性が見られないといけません」
栞子「ですが富士山はどうでしょう?」
栞子「玄武岩質の成層火山なんて、東南アジア、極東アジアでは珍しいものではありません」
栞子「植生も同様です。青木ヶ原は富士山周辺のみに見られるちょっと変わった植生ではあるものの、動植物の多様性はこれを満たしてない」
栞子「富士山は山麓の不法投棄のゴミが原因で世界遺産になれないという人もいましたが」
栞子「そもそも条件をみたしていないからです」
栞子「そこで逃げ道として、富士山全域の山岳信仰の社寺仏閣を中心とし、抱き合わせで富士山を世界遺産に登録しました」
栞子「この理屈が通るはずなら、エマさん自身のおっぱいと、おっぱいを中心とする同好会の精神性・信仰」
栞子「これで行きましょう」
侑「ほえー、栞子ちゃんは凄いなぁ」
侑「よしっ、じゃあこれでもう一回生徒会へgo!」
19: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 11:31:29.81 ID:u7vaOFsy.net
歩夢「大変大変!」
歩夢「見てみて!生徒会も法案を可決してくれたって!」
璃奈「凄い!」
愛「ふむふむ...えまっちは文化遺産ねぇ」
愛「不倫は文化だ!ならぬ、おっぱいは文化だ!なんちって!」
かすみ「でもいいんですかぁ~?こんなアホな事やってないでほかにやる事ありますよね?」
侑「まあまあ。エマさんのおっぱいは素晴らしいんだし、ね?」
栞子「失礼します」
せつ菜「おかえりなさい!」
栞子「皆さん、この前の法案ですが」
栞子「国会に通すことになりました」
一同「え~!?」
20: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 11:34:38.72 ID:u7vaOFsy.net
栞子「国会に通す、というより国会に召集されるが正しいです」
栞子「世界遺産に推挙したい文化・自然遺産を決めるのは文化庁なので」
栞子「少々大袈裟な事を言ってしまいました」
せつ菜「ではでは、国会で何をするんですか?」
栞子「それについてなのですが...」
栞子「世界遺産と言っても、どこまでを世界遺産とするのか、何をセットで登録するのかなどなど」
栞子「細かい取り決めがあるのです」
愛「というと、何を世界遺産の範囲とするのか、エマっち全体なのか、それともおっぱいだけなのか」
愛「それに、文化遺産にするって事は、ニジガクの何かを主体的に登録して、エマっちはあくまでサブである」
愛「こういう事かな?」
栞子「正解です」
21: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 11:39:00.31 ID:u7vaOFsy.net
歩夢「難しいねぇ」
せつ菜「あ、あの!」
栞子「なんでしょう?」
せつ菜「ニジガサキって特徴的な校舎をしていますよね」
せつ菜「確か近代建築の有名な人に頼んだとかなんとかで」
せつ菜「だから意味不明な鳥の巣ついてるって聞いたんです」
せつ菜「上野の西洋美術ってコルビジェという方がデザインしたために世界遺産に登録されているんですよね。文化遺産の方の」
せつ菜「この戦法って、使えませんかね?」
愛「せっつー頭いい!」
22: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 11:41:37.90 ID:u7vaOFsy.net
かすみ「はぁ、かすみんはもうついていけません....」
歩夢「ねえ栞子ちゃん」
歩夢「さっき栞子ちゃんと愛ちゃんはエマさんのおっぱいがどうのこうの言ってたけど」
栞子「それはですね、建物群や景観が登録対象であった場合」
栞子「中心域と周辺地の設定が必要になります」
栞子「世界遺産とは、100年後も1000年後も同じ景色が見られるように“保護”する条約です」
栞子「これは、同じ景色を留める為に、土地開発・発掘調査が制限されるという意味です」
栞子「つまり、外側から順に、開発okな地域、開発が制限される地域、開発を最小限に抑える地域」
栞子「この設定が大切になります」
栞子「過去に、日本の白川郷が観光客誘致のための駐車場を作りすぎてしまった為に、一度ユネスコから勧告を受けていましたね」
栞子「エマさんのおっぱいは、どこまでが開発okなのでしょうか?」
歩夢「エマさんに直接聞いてみればいいんじゃない?」
せつ菜「そうですね!」
23: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 11:46:55.58 ID:u7vaOFsy.net
エマ「えっ?」
エマ「何?もう一度言って」
愛「エマっちは、どこまで開発okなの?」
エマ「....///」
歩夢「か、開発って、そっちの開発じゃありませんよ!」
歩夢「エマさんのおっぱいそのものを世界遺産に登録するか、エマさんという人全部を世界遺産にするか考えてて」
エマ「うーん」
エマ「さっきの話聞く限りだと、私のおっぱいが中心域になるって事は」
エマ「体の構造上、私のおっぱいと体は分離できる、境界線があるって事だよね?」
エマ「おっぱいを世界遺産にしたい、保護したいってなった時に」
エマ「スキンケアしたりすると思うんだけど、体とおっぱいは繋がってるから」
エマ「おっぱいだけじゃなくて、もう少し広く考えてもいいんじゃないかな?」
せつ菜「おぉ!膝を叩く程の解説ありがとうございます!」
栞子「それでは、エマさんの胴体(お尻を含む)を中心域に、エマさんの顔や四肢を緩衝地帯に設定します」
栞子「これで文化省の偉い人も納得してくれるでしょう!」
24: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 11:52:25.33 ID:u7vaOFsy.net
偉い人1「それでは、これから今年世界遺産委員会に提出する我が国の世界遺産候補についてですが」
偉い人1「お台場虹ヶ咲学園を中心とする近代建築及びエマ・ヴェルデのおっぱいと同好会の精神性について」
偉い人1「こちらを説明してください」
栞子・しずく「はい!」
偉い人1「これはどのような価値がありますか?」
しずく「まず、私が前半を説明します」
しずく「戦前活躍した御杯好雄はヨーロッパの都市計画に感銘を受け、世界初となる埋立地を利用した都市構造を計画しました」
しずく「はじめ、神奈川、東京、千葉富津のあたりまでを包括した、巨大都市を計画しましたが....」
しずく「最終的には東京湾岸に区画を設定し、虹ヶ咲学園、虹ヶ咲学園駅デザイン、御杯博物館の外観などを...」
ペラペラ
ハキハキ
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__________
______
25: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 11:57:33.33 ID:u7vaOFsy.net
栞子「では後半を私から」
栞子「この資料をご覧下さい」
「エマさんのギリギリヌード写真」
偉い人1「ぬっ!これは!!」
偉い人2「素晴らしい、素晴らしい!」
偉い人3「おほぉ~!!」
栞子「エマさんのおっぱいは素晴らしい。以上です」
偉い人1「こ、これは!!素直に推薦です」
栞子・しずく「やったぁ!」
こうして、エマさんのおっぱいは世界遺産委員会への推薦が決定しました。
26: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 12:01:00.00 ID:u7vaOFsy.net
璃奈「エマさん推薦受かったの!?」
ランジュ「すごいじゃない!」
彼方「ってな訳で、次はICOMOSって機関の人が来るんだって~」
ミア「International Council on Monuments and Sitesの略でICOMOS」
ミア「直訳すると国際記念物遺跡会議。博物館とかのICOM(アイコム・国際博物館会議)とは綴りが似ているけど別物だから注意」
ミア「ICOMOS(イコモス)は文化・自然遺産保護に関するユネスコの諮問機関さ」
ミア「ボク達は次にこの組織を言い包めないとエマを世界遺産に出来ない」
ミア「そこで次に細かく決める事柄は...」
彼方「うーむ...真実性の証明、完全性の証明、良好な保存状態の確立、緩衝地帯の設定...」
彼方「最後のはやったから、後三つ」
彼方「むむむ」
27: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 12:03:45.75 ID:u7vaOFsy.net
ランジュ「みんな!作戦会議よ!」
璃奈「ラジャー!」
璃奈「まず、真実性の証明だけど」
璃奈「これは解釈が分かれる難しい定義」
ミア「というと?」
璃奈「はじめに、ヨーロッパの古い街並みを想像してみて?」
彼方「石で出来た荘厳な教会とか?」
璃奈「そうそう。あと、ヨーロッパには滅多には地震は来ないから立て直しはないよね?」
彼方「うむうむ。でも、それとこれがなんの関係が?」
璃奈「真実性の証明っていうのは、連続性の証明、すなわち建てられた当時から、同じ材質、同じ外観、そしてそれが保存されているか、であったんだけど」
璃奈「ヨーロッパの文化遺産は石で作られているものが多い。だから、メンテナンスや倒壊の度に作り替えられることはなく、上にあげた真実性の証明はできるよね」
璃奈「対して、アジア、例えば日本の寺社仏閣は?」
彼方「あーっ!一部修復したり、瓦入れ替えたり、終いには60年おきぐらいに新築にしちゃう!!」
璃奈「これでは真実性の証明にはならないよね」
璃奈「初めて、世界遺産は欧州優位で設定されてしまったからこんなことが起きてるの」
璃奈「でも最近、規約が変わって、それぞれの特色に合った真実性を探求、定義すべきということになってきている」
28: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 12:07:04.27 ID:u7vaOFsy.net
璃奈「まあオリジナルの状態というのは国によって様々ってところかな?」
ミア「次に完全性の証明....価値を表すものの全体が残っていること」
ミア「うーん、現在のエマがおっぱいにとってベストなのかそれとももっと育つのか....」
ミア「悩ましい.....」
29: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 12:10:45.54 ID:u7vaOFsy.net
ランジュ「最後はランジュね」
ランジュ「世界位は100年後も2000年後も同じものが見られるようにする条約だから.... ~ あっ」
ランジュ「ごめんなさい。世界遺産登録への道、私は降りるわ」
彼方「?」
30: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 12:17:17.42 ID:u7vaOFsy.net
彼方「良好な保存状態の確立かぁ」
彼方「おっぱいエステとか、おっぱいマッサージとか!!」
彼方「いいなぁ~いいなぁ!」
彼方「彼方ちゃんも世界遺産に登録されればいいのになぁ」
ミア「仕方ないよ」
璃奈「ICOMOSの人達、後一週間できちゃう。それまでに、えまさんのおっぱいのコンディションを整えないと」
31: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 12:21:32.24 ID:u7vaOFsy.net
侑「え、エマさん、おっぱいエステの時間です」モミモミ
エマ「んっ...あっ」
エマ「くっ....んっ」
侑「エマさんリンパがね...」
彼方「はいストップそこまで~」
彼方「今何時だと思ってるの?視察の人来ちゃうよ」
侑「むぅー、彼方さんのケチ!」
エマ「わ、私どうしたら?」
彼方「エマちゃんは控室でまってて」
エマ「う、うん」
32: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 12:23:33.87 ID:u7vaOFsy.net
偉い人1「ふむふむ、これが虹ヶ咲の校舎」
偉い人2「御杯好雄の最高傑作と呼ばれる校舎...学園の教育理念に合わさり、十分素晴らしいものと言えます」
せつ菜「展示室には、御杯先生の自筆の設計図も残り....
______
_____
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33: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 12:26:11.53 ID:u7vaOFsy.net
偉い人2「それで、御杯好雄の建物群というのは理解できるのですが、エマ・ヴェルデのおっぱいというのは?」
侑「はい!エマ・ヴェルデとは、同好会のステキなおっぱい先輩です!」
侑「資料をご覧ください」
侑「スイスで生まれ育ったエマさんは、幼い頃に見たスクールアイドルに憧れ(以下略)」
侑「という訳で、エマさんのおっぱいは素晴らしい」
侑「なんやとやかく言うより実物を見たほうが早いと思います」
侑「エマさん!」
エマ「チャ、チャオ~」
エマ「うぅ、この格好少し寒いよぉ」マントを羽織る
侑「ICOMOSの皆さん!ご覧ください!」
ばさっ!!
「エマさんのギリギリビキニ」
偉い人1「おほっ!」
偉い人2「ぐへへへへ」
侑「エマさんのおっぱいは素晴らしい。はい復唱」
偉い人達「エマさんのおっぱいは素晴らしい!」
侑「わかればよろしい」
34: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 12:30:17.81 ID:u7vaOFsy.net
歩夢「エマさんも虹学もいよいよ世界遺産に登録されちゃうね」
愛「愛さんびっくらぽんだよ。世界遺産って言われてもいまいちピンと来ないけどさぁ」
歩夢「結局、エマさんのおっぱいを中心域とした区画設定、エマさんの成長過程という真実性の証明」
歩夢「現在のおっぱいの状態を完全の状態として、最後に良好な保存状態確立はおっぱいをなるべく養ってあげる事」
歩夢「こんな感じでクリアしていったんだよね」
ぴんぽんぱんぽーん!
「これより、我が校世界遺産登録を祝い、全校集会を始めます」
愛「噂をすればってやつだね」
歩夢「愛ちゃんまたね」
愛「またね、歩夢」
35: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 12:34:56.87 ID:u7vaOFsy.net
副会長「これよりエマさんのおっぱいと我が校の世界遺産登録を記念した集会を始めます」
エマ「みんなありがとう」
副会長「ぺちゃくちゃ」
かすみ「はぁ~やってらんない。帰ろ」テクテク
かすみ「あっ」
ランジュ・果林「あっ」
かすみ「おんなじ事考えてる人がいましたねそういえば」
果林「今回の件の感想は、そうねぇ」
果林「この先、とてつもない大きな事が起こるわ」
果林「みんなその覚悟が無いのにエマを世界遺産にだなんて、無責任だわ」
ランジュ「ランジュも右に同じよ」
かすみ「かすみんはぁ!エマ先輩をおっぱいでしか見てないだなんて、そんな失礼な事が許される訳ないですよねぇ!!」
かすみ「プンプン!」
36: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 12:39:47.78 ID:u7vaOFsy.net
エマ「わぁ!部費で加湿器買ってくれるの?ありがとう!」
栞子「これもエマさんのおっぱいの為です」
栞子「多少無理は言いましたが、部費の予算を釣り上げる事に成功しました」
彼方「じゃあじゃあ!この美おっぱい器なんてどうかなぁ?」
栞子「いいでしょう。書いましょう」
彼方「栞子ちゃん太っ腹!」
エマ「本当、至れりつくせりだなぁ」
エマ「最初はね、おっぱいを世界遺産なんかにして何が面白いんだろうって思ってたけど、いいね」
栞子「あ、あの、エマさん、お話があるのですが」
エマ「なあに?」
37: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 12:42:51.65 ID:u7vaOFsy.net
栞子「エマさんのおっぱいなのですが、一部同好会で占有しすぎているとの不満の声がありまして」
栞子「部全体の予算を上げていただく代わりに、エマさんのおっぱいを外部に向けて発信していきたいのです」
栞子「観光みたいなものでしょうか?できれば、観光のようなものを使って、学校全体の収益を上げたいのです」
エマ「うーん...」
エマ「(私のおっぱいを見るために人がたくさん集まって、さらにお金を取れる)」
エマ「(割と良いサイクルなんじゃない?)」
エマ「良いよ!」
栞子「ありがとうございます。それでは、どのように観光化するか話し合いましょう」
38: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 12:47:31.64 ID:u7vaOFsy.net
彼方「という訳で、ご開帳の様なシステムで、お金を取る事になりましたとさ」
彼方「でもこれもちょっと問題があって...」
彼方「文化財の観光と保存は本来相反する考え方なんだって」
彼方「観光化、つまり大衆に多く見られるように表に出すということは、光であったり、空気であったりに触れさせる劣化でもある。世界遺産や文化財保護は、前にも言ったように、そのままの形を留め語り継ぐ事」
彼方「ご開帳システムを行ったエマちゃんのおっぱいにはある異変が起きていた!」
39: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 12:53:07.36 ID:u7vaOFsy.net
エマ「おっぱいが、ストレスで萎びてきちゃった」
エマ「ミストを浴びても元に戻らない」
エマ「どうしよう」
コンコン
はーい
「こんにちは。エマ・ヴェルデさんですね」
「私、ICOMOSから派遣された〇〇と申します」
「あなたのおっぱいが、この度世界危機遺産に認定されました」
エマ「えー!?」
40: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 12:56:46.49 ID:u7vaOFsy.net
エマ「危機遺産だって!登録された後に、保存がしっかりされていないと判断された場合は危機遺産になっちゃうんだって!」
璃奈「こっちも大変!今、エアメールが届いて」
璃奈「エマさんをスイスに帰してほしいってスイス政府から連絡があった!」
エマ「えっ!?私、スイスに帰っちゃうの?」
璃奈「うん、日本では保存が出来ないけど、スイス政府ならできるって」
璃奈「あと、エマさんはスイス人だから、本来世界遺産申請の手続きを行う国はスイスが妥当であるって」
エマ「それは、そうだけど」
璃奈「スイス政府は結構怒ってる。強制送還も考えてるって。脅迫だよこんなの!」
璃奈「後、このエアメールは直接エマさんに渡せって」つ
エマ「ありがとう....」
41: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 12:58:33.95 ID:u7vaOFsy.net
拝啓エマ様」←全部ドイツ語
「まずは世界遺産登録おめでとう。しかし、それにより君には大きな災いももたらされている」
「日本の文化財予算はスイスと比較するとお粗末であり、君のおっぱいもまたその為によって危機遺産へ認定されてしまっている」
「そこでどうだろう、スイスに戻って、最高の文化財保護をしようじゃないか」
「また、関係ない事だけど、日本はスイスに多大な借金がある。そうだなぁ、伊豆諸島や八丈島なんて引き換えにもらっても良いぐらいの」
「君が帰って来なかったら...どうなるかわかるよね」
「良い返事を期待しているよ」
イグナツィオ・カシスより
エマ「こ、これって....」
エマ「これじゃあ、スイスに帰るしか道はないよぉ....」
42: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 13:01:36.35 ID:u7vaOFsy.net
しずく「また生徒集会だって」
かすみ「どうせまたおっぱいの話でしょう?」
かすみ「かすみん一抜けた!」
ミア「二人とも、明日の家庭科の授業忘れてないよね?」
かすみ「あれ?音楽科も合同だった?確かトマト缶必要なんだよね」
ミア「最高のシカゴピザをお見舞いしてやるよ」
しずく「うゲェ....」
ミア「シカゴピザほど美味しいものはないんだぞ!なんだようゲェって!」
ぺちゃくちゃ
かすみ「2人がピザのことで盛り上がっちゃった。スマホ見ちゃお」
かすみ「へー、環境保護団体が名画にトマトスープを投げつけた、ねぇ....」
46: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 15:02:23.58 ID:u7vaOFsy.net
かすみ「どれどれ?」
かすみ「文化財・遺跡・世界遺産保護のために、年間どれほどのお金がかかるか君は知っているだろうか?」
かすみ「たとえば、地面の中から出土した木器一本を保存処理するには約1000万円が必要である」
かすみ「木器一本のお金を使わず、福祉や貧困に回す事はできないだろうか?」
かすみ「同時に我々が危惧しているのは、このエネルギー資源の素である」
かすみ「人々は石油を使い....」
かすみ「ふむふむ」
かすみ「やってる事は過激で肯定は出来ないけど、一応背景があるんだ...」
ミア「子犬ちゃん!ちょっと聞いてくれよ!」
しずく「かすみさん!ミアさんが!」
かすみ「あー、はいはい」
47: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 15:08:10.76 ID:u7vaOFsy.net
~次の日~
先生「これでHRを終わりにします」
先生「次は生徒集会ですね。それが終わったら合同の家庭科ですね」
先生「うまくできたら先生も食べてみたいな」
クラスメイト「中須さん、次どうする?」
かすみ「次って?」
クラスメイト「集会の後家庭科でしょ?一旦戻ってこないで、荷物も一緒に持って行こうかなって」
クラスメイト「荷物って言ってもさ、教科書と材料だけど」
かすみ「うーん、そうだね。一旦戻るのやだから全部持っていこ」
クラスメイト「了解」
48: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 15:13:24.39 ID:u7vaOFsy.net
栞子「今日はお集まり頂き、ありがとうございます」
栞子「今日話すのは、世界遺産に登録されたエマ・ヴェルデさんについてです」
栞子「唐突ですが、エマさんはスイスに帰る事になりました」
栞子「エマさんから挨拶があるそうです」
栞子「エマさん、どうぞ....」
エマ「.....」
エマ「...こ、こんにちは」
生徒一同「こんちは」
52: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 22:09:38.21 ID:u7vaOFsy.net
エマ「唐突ですが、諸事情によりスイスに帰る事になりました」
エマ「皆さん!虹ヶ咲のみんなのことは!同好会のことは!」
エマ「ずっと...ずっ」
エマ「うわぁあん!」
璃奈「エマさん、感極まりすぎて、イタリア語と日本語が混ざってる」
かすみ「なんてしゃべってるんだろう。どれどれ?」
スマホ翻訳「私のおっぱいが、世界遺産に登録された事により...」
スマホ翻訳「虹ヶ咲のみんなには、色々迷惑もかけてきました」
スマホ翻訳「部費と言う名目の元、保護費を徴収したりしました」
スマホ翻訳「保護費の分を、別の物に当てられたら虹ヶ咲は....」
かすみ「はっ!!」
かすみ「文化財・遺跡・遺産保護の為に、年間どれだけのお金が!!」
かすみ「(なによりもかすみんは!!)」
かすみ「(かすみんは、エマ先輩と別れたくない!!)」
53: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 22:13:52.19 ID:u7vaOFsy.net
すたっ!ゴソゴソ!
ミア「ちょっ!?子犬ちゃん!?今集会中だぞ!?」
かすみ「そんなの関係ない!」
かすみ「かすみんは!!かすみんは!!」ズカズカ
かちょり
かすみ「エマ先輩!!」トマト缶を見せつける
エマ「はっ!?」
エマ「トマト缶!!って言うことは!!」
エマ「やめて!私のおっぱいにトマト缶なんかかけても、何にも問題は解決しないよ!」
かすみ「やります!やるったらやる!!」
かすみ「えいやぁ!」
べちょり!!
54: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 22:17:35.62 ID:u7vaOFsy.net
栞子「なんて事です!」
右月「は、早く中須さんを取り押さえて!」
左月「この!暴れないでください!」
かすみ「皆さん!見ましたか?かすみんは諦めません!!」
かすみ「エマ先輩と一緒に居たいんです!!」
ぎゃー!!ぎゃー!!
エマ「かすみちゃん...」ポロポロ
エマ「なんでこうなっちゃったかなぁ?私、どこで間違えたんだろう?」
エマ「世界遺産なんて、おっぱいなんて」
エマ「こんな事になるんだったら...」
エマ「私、やめる!世界遺産なんて!やめる!!」
55: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 22:26:11.94 ID:u7vaOFsy.net
~その後、部室にて~
果林「エマ、ようやく気づいたのね」
果林「保護、保存の道は修羅の道である事に」
エマ「果林ちゃん....」
ランジュ「エマ、かすみの事、許してあげて」
エマ「言われなくとも、そうするつもりだよ」
エマ「私ね、全部断ってきた。世界遺産も、スイスに帰ることも」
エマ「はぁ。世界遺産にするって侑ちゃんが言った時も、ICOMOSの視察が来た時も」
エマ「私、私の意見ってあんまり言ってなかったなぁって」
エマ「他人に流されてばかりで、自分の気持ち、言わなかった」
エマ「まだ、みんなと一緒にいたいの。それで、スクールアイドルをしたい!!」
果林「エマ...」
ランジュ「エマ、あなたの言葉をありがとう。私の方からも、かすみが早く解放されるよう働きかけてみるわ」
エマ「2人とも...大好き!」ギュッ
56: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 22:40:42.65 ID:u7vaOFsy.net
「釈放だ。出ろ」
かすみ「そんな事言って!本当はかすみんにエッチな事するつもりでしょ!?」
「はぁ?こんなちんちくりん好きじゃねーし」
かすみ「んなっ!?ちんちくりん!?」
侑「かすみちゃーん!」
かすみ「侑、先輩...?」
「だから釈放だって言ってんだろ!」
かすみ「ひょえっ!すみませんでした。さようなら!」
侑「かすみちゃん、あのね」
侑「あの後、世界遺産取り消したんだ」
侑「私達ね、エマさんの事、何もわかってなかったから...」
侑「かすみちゃんの行動は肯定できない。でも、かすみちゃんがいなかったら、私達、もっと変な方向に進んでたかも」
かすみ「侑、先輩....」うるっ
かすみ「おーんおんおん」
57: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 22:45:28.96 ID:u7vaOFsy.net
かすみ「という事があって、普通の日常が戻ってきた」
かすみ「でも、侑先輩は相変わらずすけべで....」
侑「むひょひょ」
侑「歩夢のお尻はえっちだねぇ」
歩夢「ちょっと侑ちゃん、やめてよ!」
侑「でも揉まれるの好きなんでしょ?」モミモミ
侑「これは...これは!」
侑「歩夢のお尻は国宝級に素晴らしい...国宝級!!」
侑「これだっ!」
侑「歩夢のお尻を国宝にしたい!」
愛「はぁ...まーた始まった」
侑「わーぎゃー!」
かすみ「変な日常はまだまだ続きそうです」
おしまい
58: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 22:46:57.04 ID:u7vaOFsy.net
元スレ【SS】エマちゃんのおっぱいで学ぶ世界遺産