1: 溜め書きやで 2017/03/12(日)19:34:30 ID:IiI
-ざわざわ小学校。
担任利根川「カイジくん・・・今日も宿題を忘れたのか」
小学生カイジ「・・・すいません」
利根川「今日という今日は残って宿題をやってもらおう」
カイジ「!?」
宿題黙示録カイジ
~自習室エスポワール編~
2: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:34:51 ID:IiI
「自習室!」
カイジ「どうしてこんなことに・・・」
カイジ「あれは・・・佐原じゃないか!」
佐原「あ、カイジさんじゃないっすか、どうしてこんなところに・・・」
カイジ「い、いや大したことじゃないが・・・」
佐原「そうっすか・・・」
カイジ「お前は自習室なんかで何をしてるんだ」
佐原「・・・宿題を」
カイジ「佐原ぁああああああああ!!!111111」
利根川「静かにしろ!とっとと宿題をやるんだ!」
カイジ「!!!・・・クソ・・・宿題なんてサボってこその宿題・・・!」
カイジ「無理やりやらされたらそれはただのテストとなんの代わりがないじゃないか・・・!」
カイジ「俺がやらなきゃいけない宿題は漢字の書き出しと算数のドリル・・・!」
カイジ「しかも遅れた罰として漢字は1文字につき5ページ・・・!」
カイジ「お・・・終わるもんか・・・!!」
カイジ「佐原・・・お前はあとどれくらい宿題があるんだ?」
佐原「あとは漢字を書くぐらいっすね」
カイジ「そうか・・・」
カイジ(ってことは・・・ドリルが写せる・・・!)
利根川「三好!111111」
カイジ「!!!!!!???????」
三好「すいません!すいません!!!」
利根川「ドリルの答えがどこかに行ったと思ったら・・・」
三好「すいません!出来心だったんです!!!」
利根川「答えを写したってどうしょうもないだろう・・・三好・・・?」
利根川「お前は・・・校長室行きだぁ・・・」
三好(ぐにゃぁ・・・・・)
カイジ「なんてことを・・・!!!」
利根川「カイジくん・・・佐原くん・・・君たちもこうなりたくなければ馬鹿な真似をしないように・・・」
ヤメロォ・・・三者面談ハイヤダァ・・・
カイジ(今なら利根川がいない・・・宿題を写せる・・・!!!)
カイジ「なぁ佐原」
佐原「・・・なんすか」
カイジ「その・・・算数のドリルを写させてくれないか・・・?」
佐原「イヤっすよ!そんなことして俺に何があるんすか!」
カイジ「まぁ落ち着けよ・・・ただで見せてもらおうなんて思わない」
カイジ「賭けをしないか・・・?」
佐原「賭け・・・!?」
カイジ「もし俺が勝ったらドリルを写させてもらう」
カイジ「そしてもし俺が負けたら・・・その時はお前の残りの漢字の宿題を俺がやろう・・・」
佐原「!?」
カイジ(どうせもともと自分の宿題だけでも今日中には終わらない・・・
それならこれからどんなに宿題が増え用が減ろうが今のところ関係がない・・・)
佐原(俺が負けても損はない・・・やれる・・・!)
佐原「・・・それで、どうやって勝負するんですか・・・?」
カイジ「手を2回叩いてから溜めたり攻撃したりするやつだ・・・!」

佐原「!?」
カイジ「清掃のおっちゃん・・・!」
清掃のおっちゃん黒服「なあに、俺も若い頃はよくやったもんだ・・・」
黒服「さぁ、俺が立ち会う、早く始めるんだ」
カイジ「お、おう・・・」
佐原「じゃあ・・・」
カイジ、佐原「「せーの・・・っ!」」
パンパン!
佐原は溜めた・・・!
そして・・・!
カイジ・・・シールド・・・!
圧倒的・・・シールド・・・!
カイジ「・・・はっ・・・!ミスった・・・!」
佐原「!?よっしゃ・・・!特した・・・!」
カイジ・・・圧倒的凡ミス・・・!
一手目には攻撃できないゲームで・・・
一手目にガード・・・!
カイジ「うわぁああああああああああ」
佐原(これで1ターン分有利・・・勝てる・・・!)
カイジ(なんてこった・・・)
カイジ(だがまだ大丈夫・・・次のターン溜めれば・・・!!)
カイジ(いや・・・溜めなくちゃ勝てないが・・・!!)
佐原(まてよ・・・今のは罠か・・・?しかしなんのため・・・)
佐原(様子をみるか・・・)
パンパン!
佐原:タメ
カイジ:シールド
カイジ(タメ・・・様子見・・・それとも長期戦になるのを予想して・・・?)
佐原(これは罠じゃない・・・!行ける!・・・まだ溜められる・・・!)
佐原(だが・・・もし次溜められたら・・・)
佐原(とりあえず威嚇だ・・・!)
カイジ(次こそ来る・・・!)
パンパン!
カイジ:シールド
佐原:ファイヤ
カイジ(守った!守りきった!)
佐原(さすがカイジさん・・・でもまだこっちのほうが1歩有利・・・!)
カイジ(いつ溜める・・・向こうが撃ち尽くしてからか・・・でもそれじゃあ遅い・・・!)
カイジ(溜める!!!)
パンパン!
カイジ:溜め(合計1)
佐原:溜め(合計2)
カイジ(とりあえず1・・・・!)
佐原(まだ怯えるところじゃない・・・)
佐原(次仮にファイヤが来たとしてもこっちには1残っている・・・)
佐原(撃てば負けない・・・!)
カイジ(次は絶対に来る・・・!)
パンパン!
カイジ:シールド
佐原:ファイヤ
カイジ(これでフェア・・・!)
カイジ(どうする・・・どうする・・・攻めるか・・・守るか・・・)
佐原(攻めても負けることはない・・・貯める必要もない・・・)
佐原(カイジさんならこの次絶対くる・・・!)
パンパン!
カイジ:シールド
佐原:シールド
佐原(こなかった・・・!?)
カイジ(向こうが引手なら・・・攻める!)
佐原(いや・・・次こそくる・・・)
パンパン!
カイジ:ファイヤ
佐原:シールド
カイジ(外れた・・・!)
佐原(これで最初の状況・・・)
カイジ(駄目だ駄目だ駄目だ・・・!)
カイジ(次絶対攻撃される・・・!)
カイジ(もう・・・守るしかない・・・)グニャァア
カイジ(いや・・・待てよ・・・この流れ・・・さっきと同じだ・・・行ける!)
佐原(行ける・・・!)
パンパン!
カイジ:タメ
佐原:ファイヤ
この間3秒・・・!
カイジ(うわぁああああああああああ)グニャァアアアアアアアアア
佐原「勝ったぁあああ!」
利根川「何をしているお前ら!!!」
佐原「!?・・・いや・・・何でも・・・ハハ」
利根川「・・・騒いでないでとっとと宿題を終わらせろ」
佐原「・・・はい」
佐原(さて問題はこの後どうするかだ・・・)
カイジ(・・・利根川がずっといれば・・・佐原の宿題をやらずに終わらせられる・・・?)
カイジ「せ、先生!俺の宿題m」
黒服「利根川先生、さっき他の生徒に呼ばれていましたよ?」
カイジ(な・・・っ!!!)
利根川「そうか・・・しばらくこの部屋をみてもらってていいかな」
黒服「それが私の役目です」
利根川「さっさと終わらせるんだぞ」
カイジ(と・・・利根川・・・!!!)
佐原「それじゃあ約束通り・・・」
佐原(!!!)
佐原(宿題を提出するまで帰れない・・・! ちくしょう・・・やられた!)
カイジ(グニャァア・・・)
黒服「まぁそんなことだろうと思ったが私がうまくやっておくよ」
佐原「おっちゃん!?」
黒服「私がうまく伝えておく・・・君は早く帰りたまえ」
佐原「あ、ありがとうおっちゃん!じゃあ!カイジさん、頼んだっすよ!」
利根川「どこへ行く気だ・・・?」
佐原「!?・・・いや・・・トイレに・・・」
利根川「君は・・・ランドセルを背負ったままトイレに行くのか・・・?」
佐原「!?」
利根川「・・・別室送りだ・・・国語科準備室に来い・・・」
ウワァアアアアアアアアアアアアア
自習室エスポワール編、完
カイジ(なんとか乗り切った・・・)
カイジ(でも佐原がしゃべるまでは時間の問題・・・!)
カイジ(今のうちに逃げる・・・!)
黒服「カイジくん」
カイジ「!?」
黒服「約束は・・・友情は・・・宿題より重いんだ」
カイジ「だからなんだって言うんですか」
黒服「せめて・・・家で宿題ぐらい頑張るんだ・・・友達の分だけでも・・・」
カイジ「・・・さようなら」
帰り道・・・!
カイジ(もしかしたら・・・家に電話が来る・・・もう来てるかも・・・!)
美心「かいじくーん!」
カイジ(げぇっ!あれは・・・みここ・・・!)
美心「そんなに急いでどこいくのー!?待ってたんだからー!」
カイジ(逃げなくちゃ逃げなくちゃ逃げなくちゃ・・・!)
カイジ(ん・・・?)
カイジ(そうだ・・・こいつに宿題をやらせよう・・・!)
カイジ「な、なぁ美心!」
美心「何!カイジくん!」
カイジ「頼む!俺の宿題をやってくれないか!!!」
美心「えっ!だめだよカイジくん!自分で宿題はやらなきゃ!」
カイジ(めんどくせぇ・・・)
カイジ「頼む!今回だけ・・・!」
美心「・・・まぁそんなに言うんならやってあげてもいいかな!」
美心「ただし条件があるの!」
カイジ「・・・何だ?」
美心「・・・私の家に・・・こない?・・・・///」
カイジ(美心の家・・・)
カイジ「いや、やっぱやめとくよ・・・ごめん」
美心「えっ!なんで!・・・まぁいいや!宿題やっとくよ!どれ?」
カイジ「・・・!! これを頼む!」
美心「わかった!じゃあまた明日」
美心(・・・佐原・・・?)
カイジ・・・帰宅・・・!
カイジ(はぁ・・・)
カイジ(せめて佐原の宿題だけでもやるか・・・!?)
カイジ(佐原のドリルがない・・・まさかあの時・・・!)
カイジ(いや・・・美心に任せておけばまず安心・・・自分の分だけでもやるか・・・)
カイジ(ドリルはまた明日誰かに写させてもらおう・・・)
翌日!
カイジ「美心!」
美心「あ、カイジくん」
カイジ「・・・昨日の宿題できたか・・・?」
美心「う、うん!終わったよ・・・でも佐原くんって・・・」
カイジ「昨日いろいろあったんだ・・・」
美心「そ、そうなんだ・・・はい宿題・・」
カイジ「ありがとう!」
利根川「カイジ!伊藤カイジ!」
カイジ「は、はい・・・」
利根川「カイジくん・・・昨日一緒にいた佐原くんの漢字の練習帳を知らないかね?」
カイジ「し・・・知りません・・・」
利根川「それじゃあ後ろに隠しているものはなんだ・・・」
カイジ「!!こ、これは・・・!」
利根川「・・・・佐原と書いてあるが」
カイジ「こ、これは・・・!」
利根川「カイジくん、君がやったのかい・・・?」
カイジ「は、はい・・・!」
利根川「ずいぶんと・・・可愛い字を書くんだな・・・」
カイジ( )
美心「ち、違うんです!それをやったのは私です!」
カイジ(なんで名乗り上げるぅううう・・・・)
利根川「・・・どういうことだ・・・?」
美心「カイジくんに頼まれて・・・」
利根川「・・・」
カイジ(終わった・・・)
利根川「鶏の飼育小屋に連れていけ・・・!」
黒服「はっ」
カイジ(ぐにゃぁあああ)
カイジ「三好・・・!なんでお前がここに・・・!」
三好「カイジさん・・・昨日あのあと捕まってここに・・・」
カイジ「まさか・・・昨日からずっとか!?」
三好「いや、飼育係にさせられました」
カイジ「そうなのか・・・」
鶏「・・・ポトッ・・・」
カイジ「・・・卵・・・だと・・・」
三好「卵だぁああ!!!」
カイジ「・・・なぁ三好」
三好「なんですか?」
カイジ「この卵・・・欲しくないか・・・?」
三好「!?」
三好「ほしいです・・・!」
カイジ「・・・この卵を・・・一緒に持ち出そう・・・」
三好「!?・・・でもそんな・・・!」
カイジ「静かに・・・今なら誰もいない・・・この位の大きさならポケットに入れても十分持っていける」
三好「そうですね・・・でもこの卵どうするんですか・・・?」
カイジ「まずは二人で育てよう・・・そうして鶏になったら食べるんだ・・・」
三好「!!・・・やきとり・・・!!!」
このとき二人は!
この卵からヒナが産まれないを知らなかった・・・!
カイジ「そうと決まったらさっさと掃除を終わらせて帰ろうぜ」
三好「そうですね!掃除しちゃいましょう!」
~~~~
放課後・・・!
カイジ「さて帰るとするか・・・」
三好「そうですね、カイジさん!」
美心「カイジくん!」
カイジ「げっ!」
美心「今日こそうちに・・・そこにいるのは?」
三好「三好です」
美心「三好くんかぁ・・・一緒にうちに来ない!?」
三好「いいんですか!?」
美心「いいよ!それじゃあレッツゴー!ドゥフフフフ」
カイジ「なんだと・・・」
美心「そういえばさっき何してたの・・・?」
カイジ「どうする・・・?」
三好「いいんじゃないですか?」
カイジ「鶏の卵を見つけたんだ・・・」
美心「鶏!?飼育小屋の!?」
カイジ「・・・それをこっそり持ち帰って育てようと思う」
美心「ええと・・・カイジくん・・・その卵を育てても・・・ヒナはかえらないと思うよ・・・?」
カイジ、三好「「!!!???」」
~~~~~~
カイジ「そんな・・・」
三好「どうして・・・」
美心「それはしょうがないことなの・・・」
カイジ「クソ・・・こんな卵・・・!」
美心「待って!それでもその卵は普通に食べられるわ!」
三好、カイジ「!?」
美心「産まれてすぐの卵だからおいしいと思うの・・・例えば卵掛けごはんとか・・・」
三好「最初にあの卵を見つけたのは僕ですよ!!」
カイジ「!?」
三好「僕が最初に見つけたんだ!だから僕がその卵を食べる!」
カイジ「何を言ってる三好・・・?」
三好「その卵を食べるのは僕だぁあああ!!!」
カイジ「ま、待て三好!」
美心「落ち着いて2人とも!それじゃあゲームで決めましょう!」
三好「ゲーム・・・?」
カイジ「いいだろう・・・どんなゲームだ・・・?」
美心「一斉に親指を上げてその数を当てるゲームよ」
地元では指スマと呼ばれていました
自分の周りでも「いっせーのーせ1」とか「ゆびすま1」とか「ピピノー1」とかっていろいろありましたが
今回は指スマで統一します
~~~~~~~~~
三好「いいですよ・・・でもせめて先行は最初に見つけた僕にやらせてください」
カイジ「わかった、いいだろう・・・」
美心「それでさ・・・私もやりたいな!」
カイジ、三好「「!!!???」」
三好(私が勝って・・・カイジくんに卵かけごはんをつくってあげるんだ・・・!)
カイジ「・・・いいか三好?」
三好「・・・いいですよ・・・」
美心「やった!それじゃあ始めよ!」
美心「指スマ・・・2!」
今回ルールを特に決めませんでしたが
特殊な技(コンクリ等)なしの数字だけでやります
~~~~~~~~~~~
カイジ:1
美心:1
三好1
三好(クソ・・・坂崎・・・!)
カイジ(よし・・・次はおれの番だ・・・!)
カイジ(ん・・・なんだ・・・?)
カイジ(美心が・・・ウインクしている・・・!?)
~~~~~~~~~~
カイジ(どういう意味だ・・・まさか・・・!)
カイジ(ウインクした方の指だけ上げるのか・・・!?)
カイジ(ということは美心は1で確定・・・!)
カイジ(あとは三好だけ・・・)
カイジ(あいつはさっき上げたから次は挙げない・・・!そんな気がする・・・!)
カイジ「指スマ1!!!!!!!!!!!」
美心(カイジくん・・・私が卵かけごはんをつくってあげるわ・・・!)
三好:2
美心:2
カイジ:0
カイジ(美心が・・・上げた・・・??!!)
カイジ(裏切り・・・!?それとも俺の読み間違いか・・・?)
美心(私の番・・・行くわよ・・・!)
美心「指スマ0!!!!!!!!!!!!」
カイジ、三好「「!!!!!!!!!!!!」」
カイジ:0
三好:0
美心:0
美心(これが私のやり方よ・・・)
三好(油断した・・・!)
カイジ(クソ・・・やられた・・・)
カイジ(ここはなんとかしなきゃ・・・ん・・・?)
カイジ(今は勝つことよりも美心を勝たせないほうが大切・・・?)
カイジ(そうなれば・・・)
三好「指スマ0!!!」
カイジ(!!!)
カイジ:0
三好:0
美心:2
美心「そーゆーのは続けては通用しないよ・・・?」
三好「すごいですね・・・坂崎さん・・・」
美心「えへへ・・・」
カイジ(どうしたら勝てる・・・どうしたら美心に・・・)
カイジ(・・・フェイントしかない・・・!)
カイジ「指スマ・・・!・・3!!!!!」
カイジ:0
美心:1
三好:2
美心(まさか後出しなんて・・・)
三好(卑怯な・・・)
カイジ(っしゃああああああ!)
美心「指スマ!!!」
カイジ(また速攻!?)
三好(その手に乗るか・・・!!!)
美心「4」
カイジ、三好(!!!???)
美心「私の勝ちね!」
カイジ(やられた・・・やられた・・・)
三好「そ、そんなぁ・・・」グニャァア
美心「じゃあ早速卵かけご飯つくってくるね!」
三好(僕も・・・僕も食べたかった・・・!)
三好「すいません・・・今日は僕もう帰ります・・・」
カイジ「み、三好!?」
美心「そう・・・それじゃあまたね!」ニタァ
美心「カイジくんあ~ん!」
カイジ「あ、あーん・・・」
美心「おいしい?」
カイジ「あ、ああ・・・」
美心「よかった!・・・カイジくん、口の横に付いてるよ!」ベロロロロ・・・
カイジ(うわあああああああああああ)
・・・・・・。
カイジ(なんでこんな目に・・・)
佐原「あ!カイジさん!」
カイジ「お、おう・・・」
佐原「カイジさんのせいで利根川にも見つかるしバレるし!」
佐原「どうしてくれんですか!」
カイジ「すまねぇ・・・」
佐原「すまねぇじゃないですよ!宿題はもっと増えるし親にバレるし!」
カイジ「今それどころじゃないんだ・・・」
佐原「ちょっとカイジさん!」
??「まぁそんな喧嘩はやめな」
佐原「!?」
黒服「まぁ落ち着けって」
佐原「なんでこんなところに?」
黒服「大人の事情さ・・・」
黒服「それはさておき・・もとはといえば宿題をやらなかった佐原くんだって悪いんだぞ」
佐原「そりゃそうですけど・・・」
黒服「・・・とにかくこんなところで喧嘩するのはやめたまえ」
佐原「・・・はい」
黒服「素直でよろしい・・・ もし、ケンカするなら利根川先生や大人の目のつかない」
黒服「公園でやるといい」
佐原「・・・は?」
カイジ「もうやめてくれよおっちゃん・・・俺は今日は疲れてるんだ・・・」
佐原「カイジ!逃げる気か!」
黒服「まぁまぁ、悪かったね邪魔をして。それじゃあ・・・」
佐原「なんだったんだ・・・」
カイジ「じゃあな・・・この前は悪かったよ・・・」
佐原「お、おい!・・・」
帰り道・・・!
カイジ(2,3,5・・・へへ・・・右手の勝ちだ・・・ヘヘッ・・・)
宿題黙示録カイジ、完
これで終わりやで
これを見て昔を思い出してクレメンス
あとさげ
ほな...
元スレ
「自習室!」
カイジ「どうしてこんなことに・・・」
カイジ「あれは・・・佐原じゃないか!」
佐原「あ、カイジさんじゃないっすか、どうしてこんなところに・・・」
カイジ「い、いや大したことじゃないが・・・」
佐原「そうっすか・・・」
カイジ「お前は自習室なんかで何をしてるんだ」
佐原「・・・宿題を」
カイジ「佐原ぁああああああああ!!!111111」
3: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:35:04 ID:IiI
利根川「静かにしろ!とっとと宿題をやるんだ!」
カイジ「!!!・・・クソ・・・宿題なんてサボってこその宿題・・・!」
カイジ「無理やりやらされたらそれはただのテストとなんの代わりがないじゃないか・・・!」
カイジ「俺がやらなきゃいけない宿題は漢字の書き出しと算数のドリル・・・!」
カイジ「しかも遅れた罰として漢字は1文字につき5ページ・・・!」
カイジ「お・・・終わるもんか・・・!!」
4: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:35:24 ID:IiI
カイジ「佐原・・・お前はあとどれくらい宿題があるんだ?」
佐原「あとは漢字を書くぐらいっすね」
カイジ「そうか・・・」
カイジ(ってことは・・・ドリルが写せる・・・!)
利根川「三好!111111」
カイジ「!!!!!!???????」
6: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:35:42 ID:IiI
三好「すいません!すいません!!!」
利根川「ドリルの答えがどこかに行ったと思ったら・・・」
三好「すいません!出来心だったんです!!!」
利根川「答えを写したってどうしょうもないだろう・・・三好・・・?」
利根川「お前は・・・校長室行きだぁ・・・」
三好(ぐにゃぁ・・・・・)
カイジ「なんてことを・・・!!!」
利根川「カイジくん・・・佐原くん・・・君たちもこうなりたくなければ馬鹿な真似をしないように・・・」
8: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:36:02 ID:IiI
ヤメロォ・・・三者面談ハイヤダァ・・・
カイジ(今なら利根川がいない・・・宿題を写せる・・・!!!)
カイジ「なぁ佐原」
佐原「・・・なんすか」
カイジ「その・・・算数のドリルを写させてくれないか・・・?」
佐原「イヤっすよ!そんなことして俺に何があるんすか!」
カイジ「まぁ落ち着けよ・・・ただで見せてもらおうなんて思わない」
カイジ「賭けをしないか・・・?」
佐原「賭け・・・!?」
9: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:36:14 ID:IiI
カイジ「もし俺が勝ったらドリルを写させてもらう」
カイジ「そしてもし俺が負けたら・・・その時はお前の残りの漢字の宿題を俺がやろう・・・」
佐原「!?」
カイジ(どうせもともと自分の宿題だけでも今日中には終わらない・・・
それならこれからどんなに宿題が増え用が減ろうが今のところ関係がない・・・)
佐原(俺が負けても損はない・・・やれる・・・!)
佐原「・・・それで、どうやって勝負するんですか・・・?」
カイジ「手を2回叩いてから溜めたり攻撃したりするやつだ・・・!」
10: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:36:28 ID:IiI

12: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:36:44 ID:IiI
佐原「!?」
カイジ「清掃のおっちゃん・・・!」
清掃のおっちゃん黒服「なあに、俺も若い頃はよくやったもんだ・・・」
黒服「さぁ、俺が立ち会う、早く始めるんだ」
カイジ「お、おう・・・」
佐原「じゃあ・・・」
カイジ、佐原「「せーの・・・っ!」」
13: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:36:57 ID:IiI
パンパン!
佐原は溜めた・・・!
そして・・・!
カイジ・・・シールド・・・!
圧倒的・・・シールド・・・!
カイジ「・・・はっ・・・!ミスった・・・!」
佐原「!?よっしゃ・・・!特した・・・!」
カイジ・・・圧倒的凡ミス・・・!
一手目には攻撃できないゲームで・・・
一手目にガード・・・!
カイジ「うわぁああああああああああ」
16: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:37:21 ID:IiI
佐原(これで1ターン分有利・・・勝てる・・・!)
カイジ(なんてこった・・・)
カイジ(だがまだ大丈夫・・・次のターン溜めれば・・・!!)
カイジ(いや・・・溜めなくちゃ勝てないが・・・!!)
佐原(まてよ・・・今のは罠か・・・?しかしなんのため・・・)
佐原(様子をみるか・・・)
パンパン!
佐原:タメ
カイジ:シールド
17: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:37:38 ID:IiI
カイジ(タメ・・・様子見・・・それとも長期戦になるのを予想して・・・?)
佐原(これは罠じゃない・・・!行ける!・・・まだ溜められる・・・!)
佐原(だが・・・もし次溜められたら・・・)
佐原(とりあえず威嚇だ・・・!)
カイジ(次こそ来る・・・!)
パンパン!
カイジ:シールド
佐原:ファイヤ
18: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:37:52 ID:IiI
カイジ(守った!守りきった!)
佐原(さすがカイジさん・・・でもまだこっちのほうが1歩有利・・・!)
カイジ(いつ溜める・・・向こうが撃ち尽くしてからか・・・でもそれじゃあ遅い・・・!)
カイジ(溜める!!!)
パンパン!
カイジ:溜め(合計1)
佐原:溜め(合計2)
19: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:38:06 ID:IiI
カイジ(とりあえず1・・・・!)
佐原(まだ怯えるところじゃない・・・)
佐原(次仮にファイヤが来たとしてもこっちには1残っている・・・)
佐原(撃てば負けない・・・!)
カイジ(次は絶対に来る・・・!)
パンパン!
カイジ:シールド
佐原:ファイヤ
20: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:38:19 ID:IiI
カイジ(これでフェア・・・!)
カイジ(どうする・・・どうする・・・攻めるか・・・守るか・・・)
佐原(攻めても負けることはない・・・貯める必要もない・・・)
佐原(カイジさんならこの次絶対くる・・・!)
パンパン!
カイジ:シールド
佐原:シールド
21: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:38:33 ID:IiI
佐原(こなかった・・・!?)
カイジ(向こうが引手なら・・・攻める!)
佐原(いや・・・次こそくる・・・)
パンパン!
カイジ:ファイヤ
佐原:シールド
カイジ(外れた・・・!)
22: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:38:49 ID:IiI
佐原(これで最初の状況・・・)
カイジ(駄目だ駄目だ駄目だ・・・!)
カイジ(次絶対攻撃される・・・!)
カイジ(もう・・・守るしかない・・・)グニャァア
カイジ(いや・・・待てよ・・・この流れ・・・さっきと同じだ・・・行ける!)
佐原(行ける・・・!)
パンパン!
カイジ:タメ
佐原:ファイヤ
24: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:39:06 ID:IiI
この間3秒・・・!
カイジ(うわぁああああああああああ)グニャァアアアアアアアアア
佐原「勝ったぁあああ!」
利根川「何をしているお前ら!!!」
佐原「!?・・・いや・・・何でも・・・ハハ」
利根川「・・・騒いでないでとっとと宿題を終わらせろ」
佐原「・・・はい」
佐原(さて問題はこの後どうするかだ・・・)
カイジ(・・・利根川がずっといれば・・・佐原の宿題をやらずに終わらせられる・・・?)
25: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:39:29 ID:IiI
カイジ「せ、先生!俺の宿題m」
黒服「利根川先生、さっき他の生徒に呼ばれていましたよ?」
カイジ(な・・・っ!!!)
利根川「そうか・・・しばらくこの部屋をみてもらってていいかな」
黒服「それが私の役目です」
利根川「さっさと終わらせるんだぞ」
カイジ(と・・・利根川・・・!!!)
26: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:39:47 ID:IiI
佐原「それじゃあ約束通り・・・」
佐原(!!!)
佐原(宿題を提出するまで帰れない・・・! ちくしょう・・・やられた!)
カイジ(グニャァア・・・)
27: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:40:01 ID:IiI
黒服「まぁそんなことだろうと思ったが私がうまくやっておくよ」
佐原「おっちゃん!?」
黒服「私がうまく伝えておく・・・君は早く帰りたまえ」
佐原「あ、ありがとうおっちゃん!じゃあ!カイジさん、頼んだっすよ!」
利根川「どこへ行く気だ・・・?」
28: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:40:17 ID:IiI
佐原「!?・・・いや・・・トイレに・・・」
利根川「君は・・・ランドセルを背負ったままトイレに行くのか・・・?」
佐原「!?」
利根川「・・・別室送りだ・・・国語科準備室に来い・・・」
ウワァアアアアアアアアアアアアア
自習室エスポワール編、完
29: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:40:36 ID:IiI
カイジ(なんとか乗り切った・・・)
カイジ(でも佐原がしゃべるまでは時間の問題・・・!)
カイジ(今のうちに逃げる・・・!)
黒服「カイジくん」
カイジ「!?」
黒服「約束は・・・友情は・・・宿題より重いんだ」
カイジ「だからなんだって言うんですか」
黒服「せめて・・・家で宿題ぐらい頑張るんだ・・・友達の分だけでも・・・」
カイジ「・・・さようなら」
30: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:40:55 ID:IiI
帰り道・・・!
カイジ(もしかしたら・・・家に電話が来る・・・もう来てるかも・・・!)
美心「かいじくーん!」
カイジ(げぇっ!あれは・・・みここ・・・!)
美心「そんなに急いでどこいくのー!?待ってたんだからー!」
カイジ(逃げなくちゃ逃げなくちゃ逃げなくちゃ・・・!)
カイジ(ん・・・?)
31: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:41:11 ID:IiI
カイジ(そうだ・・・こいつに宿題をやらせよう・・・!)
カイジ「な、なぁ美心!」
美心「何!カイジくん!」
カイジ「頼む!俺の宿題をやってくれないか!!!」
美心「えっ!だめだよカイジくん!自分で宿題はやらなきゃ!」
カイジ(めんどくせぇ・・・)
カイジ「頼む!今回だけ・・・!」
美心「・・・まぁそんなに言うんならやってあげてもいいかな!」
美心「ただし条件があるの!」
カイジ「・・・何だ?」
美心「・・・私の家に・・・こない?・・・・///」
32: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:41:21 ID:IiI
カイジ(美心の家・・・)
カイジ「いや、やっぱやめとくよ・・・ごめん」
美心「えっ!なんで!・・・まぁいいや!宿題やっとくよ!どれ?」
カイジ「・・・!! これを頼む!」
美心「わかった!じゃあまた明日」
美心(・・・佐原・・・?)
33: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:41:36 ID:IiI
カイジ・・・帰宅・・・!
カイジ(はぁ・・・)
カイジ(せめて佐原の宿題だけでもやるか・・・!?)
カイジ(佐原のドリルがない・・・まさかあの時・・・!)
カイジ(いや・・・美心に任せておけばまず安心・・・自分の分だけでもやるか・・・)
カイジ(ドリルはまた明日誰かに写させてもらおう・・・)
34: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:41:50 ID:IiI
翌日!
カイジ「美心!」
美心「あ、カイジくん」
カイジ「・・・昨日の宿題できたか・・・?」
美心「う、うん!終わったよ・・・でも佐原くんって・・・」
カイジ「昨日いろいろあったんだ・・・」
美心「そ、そうなんだ・・・はい宿題・・」
カイジ「ありがとう!」
利根川「カイジ!伊藤カイジ!」
35: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:42:05 ID:IiI
カイジ「は、はい・・・」
利根川「カイジくん・・・昨日一緒にいた佐原くんの漢字の練習帳を知らないかね?」
カイジ「し・・・知りません・・・」
利根川「それじゃあ後ろに隠しているものはなんだ・・・」
カイジ「!!こ、これは・・・!」
利根川「・・・・佐原と書いてあるが」
カイジ「こ、これは・・・!」
利根川「カイジくん、君がやったのかい・・・?」
カイジ「は、はい・・・!」
利根川「ずいぶんと・・・可愛い字を書くんだな・・・」
カイジ( )
36: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:42:28 ID:IiI
美心「ち、違うんです!それをやったのは私です!」
カイジ(なんで名乗り上げるぅううう・・・・)
利根川「・・・どういうことだ・・・?」
美心「カイジくんに頼まれて・・・」
利根川「・・・」
カイジ(終わった・・・)
利根川「鶏の飼育小屋に連れていけ・・・!」
黒服「はっ」
カイジ(ぐにゃぁあああ)
37: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:42:42 ID:IiI
カイジ「三好・・・!なんでお前がここに・・・!」
三好「カイジさん・・・昨日あのあと捕まってここに・・・」
カイジ「まさか・・・昨日からずっとか!?」
三好「いや、飼育係にさせられました」
カイジ「そうなのか・・・」
鶏「・・・ポトッ・・・」
38: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:42:53 ID:IiI
カイジ「・・・卵・・・だと・・・」
三好「卵だぁああ!!!」
カイジ「・・・なぁ三好」
三好「なんですか?」
カイジ「この卵・・・欲しくないか・・・?」
三好「!?」
39: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:43:05 ID:IiI
三好「ほしいです・・・!」
カイジ「・・・この卵を・・・一緒に持ち出そう・・・」
三好「!?・・・でもそんな・・・!」
カイジ「静かに・・・今なら誰もいない・・・この位の大きさならポケットに入れても十分持っていける」
三好「そうですね・・・でもこの卵どうするんですか・・・?」
カイジ「まずは二人で育てよう・・・そうして鶏になったら食べるんだ・・・」
三好「!!・・・やきとり・・・!!!」
40: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:43:14 ID:IiI
このとき二人は!
この卵からヒナが産まれないを知らなかった・・・!
カイジ「そうと決まったらさっさと掃除を終わらせて帰ろうぜ」
三好「そうですね!掃除しちゃいましょう!」
41: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:43:28 ID:IiI
~~~~
放課後・・・!
カイジ「さて帰るとするか・・・」
三好「そうですね、カイジさん!」
美心「カイジくん!」
カイジ「げっ!」
美心「今日こそうちに・・・そこにいるのは?」
三好「三好です」
美心「三好くんかぁ・・・一緒にうちに来ない!?」
三好「いいんですか!?」
美心「いいよ!それじゃあレッツゴー!ドゥフフフフ」
カイジ「なんだと・・・」
42: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:43:39 ID:IiI
美心「そういえばさっき何してたの・・・?」
カイジ「どうする・・・?」
三好「いいんじゃないですか?」
カイジ「鶏の卵を見つけたんだ・・・」
美心「鶏!?飼育小屋の!?」
カイジ「・・・それをこっそり持ち帰って育てようと思う」
美心「ええと・・・カイジくん・・・その卵を育てても・・・ヒナはかえらないと思うよ・・・?」
カイジ、三好「「!!!???」」
43: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:43:52 ID:IiI
~~~~~~
カイジ「そんな・・・」
三好「どうして・・・」
美心「それはしょうがないことなの・・・」
カイジ「クソ・・・こんな卵・・・!」
美心「待って!それでもその卵は普通に食べられるわ!」
三好、カイジ「!?」
美心「産まれてすぐの卵だからおいしいと思うの・・・例えば卵掛けごはんとか・・・」
三好「最初にあの卵を見つけたのは僕ですよ!!」
44: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:44:04 ID:IiI
カイジ「!?」
三好「僕が最初に見つけたんだ!だから僕がその卵を食べる!」
カイジ「何を言ってる三好・・・?」
三好「その卵を食べるのは僕だぁあああ!!!」
カイジ「ま、待て三好!」
美心「落ち着いて2人とも!それじゃあゲームで決めましょう!」
三好「ゲーム・・・?」
カイジ「いいだろう・・・どんなゲームだ・・・?」
美心「一斉に親指を上げてその数を当てるゲームよ」
45: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:44:23 ID:IiI
地元では指スマと呼ばれていました
自分の周りでも「いっせーのーせ1」とか「ゆびすま1」とか「ピピノー1」とかっていろいろありましたが
今回は指スマで統一します
~~~~~~~~~
三好「いいですよ・・・でもせめて先行は最初に見つけた僕にやらせてください」
カイジ「わかった、いいだろう・・・」
美心「それでさ・・・私もやりたいな!」
カイジ、三好「「!!!???」」
46: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:44:41 ID:IiI
三好(私が勝って・・・カイジくんに卵かけごはんをつくってあげるんだ・・・!)
カイジ「・・・いいか三好?」
三好「・・・いいですよ・・・」
美心「やった!それじゃあ始めよ!」
美心「指スマ・・・2!」
47: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:44:52 ID:IiI
今回ルールを特に決めませんでしたが
特殊な技(コンクリ等)なしの数字だけでやります
~~~~~~~~~~~
カイジ:1
美心:1
三好1
三好(クソ・・・坂崎・・・!)
カイジ(よし・・・次はおれの番だ・・・!)
カイジ(ん・・・なんだ・・・?)
カイジ(美心が・・・ウインクしている・・・!?)
48: 名無しさん@おーぷん 2017/03/12(日)19:45:24 ID:IiI
~~~~~~~~~~
カイジ(どういう意味だ・・・まさか・・・!)
カイジ(ウインクした方の指だけ上げるのか・・・!?)
カイジ(ということは美心は1で確定・・・!)
カイジ(あとは三好だけ・・・)
カイジ(あいつはさっき上げたから次は挙げない・・・!そんな気がする・・・!)
カイジ「指スマ1!!!!!!!!!!!」
54: 名無しさん@おーぷん 2017/03/14(火)19:32:50 ID:Yhp
美心(カイジくん・・・私が卵かけごはんをつくってあげるわ・・・!)
三好:2
美心:2
カイジ:0
カイジ(美心が・・・上げた・・・??!!)
カイジ(裏切り・・・!?それとも俺の読み間違いか・・・?)
美心(私の番・・・行くわよ・・・!)
美心「指スマ0!!!!!!!!!!!!」
カイジ、三好「「!!!!!!!!!!!!」」
55: 名無しさん@おーぷん 2017/03/14(火)19:33:00 ID:Yhp
カイジ:0
三好:0
美心:0
美心(これが私のやり方よ・・・)
三好(油断した・・・!)
カイジ(クソ・・・やられた・・・)
カイジ(ここはなんとかしなきゃ・・・ん・・・?)
カイジ(今は勝つことよりも美心を勝たせないほうが大切・・・?)
56: 名無しさん@おーぷん 2017/03/14(火)19:33:14 ID:Yhp
カイジ(そうなれば・・・)
三好「指スマ0!!!」
カイジ(!!!)
カイジ:0
三好:0
美心:2
美心「そーゆーのは続けては通用しないよ・・・?」
57: 名無しさん@おーぷん 2017/03/14(火)19:33:28 ID:Yhp
三好「すごいですね・・・坂崎さん・・・」
美心「えへへ・・・」
カイジ(どうしたら勝てる・・・どうしたら美心に・・・)
カイジ(・・・フェイントしかない・・・!)
カイジ「指スマ・・・!・・3!!!!!」
カイジ:0
美心:1
三好:2
58: 名無しさん@おーぷん 2017/03/14(火)19:33:48 ID:Yhp
美心(まさか後出しなんて・・・)
三好(卑怯な・・・)
カイジ(っしゃああああああ!)
美心「指スマ!!!」
カイジ(また速攻!?)
三好(その手に乗るか・・・!!!)
美心「4」
59: 名無しさん@おーぷん 2017/03/14(火)19:34:02 ID:Yhp
カイジ、三好(!!!???)
美心「私の勝ちね!」
カイジ(やられた・・・やられた・・・)
三好「そ、そんなぁ・・・」グニャァア
美心「じゃあ早速卵かけご飯つくってくるね!」
三好(僕も・・・僕も食べたかった・・・!)
三好「すいません・・・今日は僕もう帰ります・・・」
カイジ「み、三好!?」
美心「そう・・・それじゃあまたね!」ニタァ
60: 名無しさん@おーぷん 2017/03/14(火)19:34:15 ID:Yhp
美心「カイジくんあ~ん!」
カイジ「あ、あーん・・・」
美心「おいしい?」
カイジ「あ、ああ・・・」
美心「よかった!・・・カイジくん、口の横に付いてるよ!」ベロロロロ・・・
カイジ(うわあああああああああああ)
・・・・・・。
61: 名無しさん@おーぷん 2017/03/14(火)19:34:25 ID:Yhp
カイジ(なんでこんな目に・・・)
佐原「あ!カイジさん!」
カイジ「お、おう・・・」
佐原「カイジさんのせいで利根川にも見つかるしバレるし!」
佐原「どうしてくれんですか!」
カイジ「すまねぇ・・・」
佐原「すまねぇじゃないですよ!宿題はもっと増えるし親にバレるし!」
カイジ「今それどころじゃないんだ・・・」
佐原「ちょっとカイジさん!」
??「まぁそんな喧嘩はやめな」
佐原「!?」
黒服「まぁ落ち着けって」
62: 名無しさん@おーぷん 2017/03/14(火)19:34:38 ID:Yhp
佐原「なんでこんなところに?」
黒服「大人の事情さ・・・」
黒服「それはさておき・・もとはといえば宿題をやらなかった佐原くんだって悪いんだぞ」
佐原「そりゃそうですけど・・・」
黒服「・・・とにかくこんなところで喧嘩するのはやめたまえ」
佐原「・・・はい」
黒服「素直でよろしい・・・ もし、ケンカするなら利根川先生や大人の目のつかない」
黒服「公園でやるといい」
佐原「・・・は?」
63: 名無しさん@おーぷん 2017/03/14(火)19:34:49 ID:Yhp
カイジ「もうやめてくれよおっちゃん・・・俺は今日は疲れてるんだ・・・」
佐原「カイジ!逃げる気か!」
黒服「まぁまぁ、悪かったね邪魔をして。それじゃあ・・・」
佐原「なんだったんだ・・・」
カイジ「じゃあな・・・この前は悪かったよ・・・」
佐原「お、おい!・・・」
64: 名無しさん@おーぷん 2017/03/14(火)19:35:03 ID:Yhp
帰り道・・・!
カイジ(2,3,5・・・へへ・・・右手の勝ちだ・・・ヘヘッ・・・)
宿題黙示録カイジ、完
66: 名無しさん@おーぷん 2017/03/14(火)19:35:55 ID:Yhp
これで終わりやで
これを見て昔を思い出してクレメンス
あとさげ
ほな...
カイジ「手を2回叩いてから溜めたり攻撃したりするやつ・・・!」