1: 近江彼方さんお誕生日おめでとうございます(あら) 2022/12/16(金) 20:55:23.84 ID:j19HYbrC.net
きな子「どこの誰っすか!? 恋先輩流したのは!」
きな子「すごく珍しいポケモンなのに…趣味の悪い人がいるっすね!」
きな子「恋先輩、この人になんか変なことされてないっすか?」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「レンレ!」ウンウン
きな子「そうっすか…」ホッ
きな子「きな子は恋先輩のこと大事にするっすよ! 一緒に頑張るっす!」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「レ…」
ʃt(c◜„・ ᴗ ・„) 「レレ! レーンレ!!」パアアアアアア
ʃt(c◜・ ᴗ ・) ♀ いちごずきポケモン
H85-A115-B80-C105-D80-S50
タイプ:こおり 特性:あついしぼう
2: 名無しで叶える物語(あら) 2022/12/16(金) 20:58:44.56 ID:j19HYbrC.net
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「レンレーハヅッキ! ハーレー!」
きな子「前のトレーナーさんの力にはなれませんでしたが、心機一転きな子のお役に立てるよう頑張ります! って言ってるっすね」
夏美「きな子の動物の言ってることが分かる能力結構便利ですの…」
夏美「にしても恋先輩をマジカル交換に流すなんてとんでもない人がいるものですの。今やLiella!ポケモンはレジェンド、伝説のポケモンと言っていいのに」
きな子「そうっすよね…。恋先輩、きっと凄いポケモンだと思うっす」
💪ʃt(c◜・ ᴗ ・)「レンレーン!」チョイチョイ
きな子「あはは、恋先輩も期待に応えたいって言ってくれてるっす」
夏美「…そういうことなら早速バトルしてみますの?」
きな子「望むところっす! 行くっすよ! 恋先輩!」
ʃt(c◜> ᴗ <)💨「ハッキハー!」ピョイピョイ
夏美「Liella!ポケモンにはLiella!ポケモンですの!」
夏美「おはこんハロナッツ~! 千砂都先輩!」ポイッ…🎊
==၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「チィッサ!!」シャキーン
ʃt(c◜„・ ᴗ ・„)!?「レレ!?」ドキリ
きな子「えぇっ!? 夏美ちゃん、千砂都先輩持ってたんすか!? 羨ましいっす~!!」
夏美「にょほほ~! 何回もモンスターボール投げて捕まえましたの!」
夏美「お陰でマニーが…」💸スッカラカン
夏美「だから持ち物は勿論おまもりこばんでっすの~!」ニャハッ
きな子「きな子から毟る気マンマンじゃないっすか!?」ガーン
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃ ♀ まるずきポケモン
H95-A125-B79-C60-D100-S81
タイプ:みず/ひこう 特性:おどりこ
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃つつシュババ「チィ!!」ギラギラ
ʃt(c◜・ ᴗ ・;)💦「レンレレー…」アセアセ
きな子「千砂都先輩、めっちゃ強そうっす…」
きな子(この圧力…こんなのもうギャラドスじゃないっすかぁー!)
きな子「恋先輩! フリーズドライとか電気技とか持ってないっすか?」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)×「ンーン…」フリフリ
きな子「ないっすか…となれば正攻法っす!」
きな子「トリプルアクセ…」
夏美「千砂都先輩! まずはフェザーダンスですの!」
(↓🕊၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃🕊↓)「チィ~サ~」フリフリ
ʃt(c◜・ ᴗ ・ ;;)「ハレレッ!?」A↓↓
きな子「しまっ…!」
夏美「そして~竜舞からの~!」
(↑🐉၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃🐉↑)ブオンブオン「チィーサーァー!」A↑S↑
夏美「アクアステップ!」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃==👣クルクルビシッ「トォォーー!」S↑
ʃt(c◜× ᴗ ×)「レンレーーーーッ」バタリ
夏美「にゃはにゃはっ! しょーりでっすの~!」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃〇「マルッ!」ブイブイ
きな子「恋先輩! 大丈夫っすか?」
ʃt(c◜× ᴗ ・)「ハキ…」
きな子「しばらく安静にしてたら大丈夫そうっすね。後でポケセンに行きましょう!」
夏美「それで賞金は…」モミモミ
きな子「友だちから毟ろうとする夏美ちゃんは嫌いっす」プイッ
夏美「」ガーン
夏美「ぶぅ。。。きな子のケチ」
きな子「なんか言ったっすか?」👹
夏美「な、なんにも言ってないですの~!」💦
きな子「そんなことよりポケセンっす。夏美ちゃんも行くっすよね?」
夏美「もちろんですの!」
きな子「じゃあ空を飛ぶタクシー(・8・)で一緒に行くっすよ」
夏美「あっ…せっかくポケセンに行くんなら…」
…(・8・)(・8・)(・8・)(・8・)(・8・)(・8・)チュンチュンチュチュチュン
きな子「はぁ…」カポーン
夏美「バトル後のお風呂は生き返りますの~」♨
ʃt(c◜´ ᴗ `)「レ~~…」ポヨンポヨン
きな子「…」
夏美「…」
きな子・夏美(恋先輩の胸でっか…///)
၄(cʸ„ò ᴗ || 「チィ…」チラチラ
きな子「あれ? なんで千砂都先輩はあんな遠くにいるっすかね?」ポイン
夏美「千砂都先輩も一緒に入りますの~! バトルの疲れを癒すにはお風呂が一番ですの~!」タユン
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「キーハッ?」ポヨンポヨン
၄(cʸ„◉ _ || 「チィチィ…」スットーン
きな子「あっ…」
夏美「千砂都先輩、なんて言ってますの?」
きな子「恥ずかしいから入りたくないって言ってるっす。…その、みんな胸が大きいからって///」
夏美「えぇ…///」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)つオイデオイデ「ハキハー。レンレン!」
၄(cʸ„ò ᴗ || 「ア…」
၄(cʸ„„> ᴗ <„„リ၃「チサ…///」トテトテ
きな子・夏美(恥ずかしがりながらやってくる千砂都先輩超かわいい…!!)
ʃt(c◜´ ᴗ `)「ハハンハハンハンハン~~」♫
၄(cʸ„´ ᴗ `リ၃「ラランラランランラン~」♪
きな子「歌い始めちゃったっすね」クスリ
夏美「千砂都先輩、お風呂で踊るのはダメですの~」
きな子「…この2匹、仲良くなれそうっすね」
夏美「バトルが終われば友だち同士ですの!」
夏美「…私も、きな子ともっと仲良く…///」
きな子「えっ? 何か言ったっすか?」
夏美「…」ムスッ
夏美「なんでもないですのー」
きな子「…///」
夏美「今日はこのまま旅館にお泊りですの!」
きな子「明日からはまた宝探しっすからね…」
きな子「恋先輩! 千砂都先輩! お休みっす!」
ʃt(c◜- ᴗ -)・၄(cʸ„- ᴗ -リ၃「zzz…」
…
きな子「…」
きな子(恋先輩…マジカル交換で流れて来た不思議なポケモン)
きな子(早速バトルして、負けてしまったけど…凄いポテンシャルのポケモンだと思う)
きな子(バトルだけじゃない。コンテストやミュージカルでだってきっと活躍できる)
きな子(私には勿体ない良い子っす…)
きな子(きな子は…恋先輩の為に何が出来るの?)
きな子(私は…一体何の為に『宝探し』をしているの…?)
――次の日
夏美「それじゃあ宝探しに戻りますの!」
きな子「…夏美ちゃんはどこに行く?」
夏美「ヌシがいるらしい東3番エリアに行ってみようと思ってますの」
夏美「それから今日はナンジャモさんとコラボ配信もしますの! ね、ニャオハ!」ニャハッ🐈
きな子「…」
きな子(夏美ちゃん、もうハッコウジムを攻略したんすね…)
きな子(それに比べて私はまだ…)
きな子(いや! 弱気になるのはまだ早いっす! 私も頑張っていけばいいっす!)
きな子(それにマジカル交換で恋先輩…凄い子も来てくれたんすから…!)
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「レンレ…」バイバイ
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「サットー!」バイバイ
きな子「恋先輩に一つ、確認しておきたいことがあるっす」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「ハキ?」
きな子「きな子は…この宝探しでもっと強いポケモントレーナーになりたいっす」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「レンレ!」
きな子「私もそのために頑張りたい? そう言ってくれるのは嬉しいっすけど…」
きな子「ポケモントレーナーの道、チャンピオンロードは特に険しい道のりっすよ」
きな子「私は決して良いトレーナーじゃないっす。夏美ちゃんの方が上っす…」
きな子「それでも一緒に来てくれるっすか?」
ʃt(c◜> ᴗ ・)つ↑↓「レレンレー!」ブンブン
きな子「恋先輩…ありがとうっす! 早速特訓っすよ!」
==))ʃt(c◜> ᴗ <)「ハキハー!」
きな子(恋先輩は氷タイプ…草タイプや鳥ポケモンを沢山倒して経験値を積むっす)
きな子「あれはハネッコの群れ…レッツゴーっす!」ポイッ
==))ʃt(c◜・ ᴗ ・)ビシバシ「レンレーン!」シュババッ
…
きな子「いいっすよ恋先輩! 今度はシキジカの群れ発見っす! 早速…」
四季「させないっ!」シュバッ
ʃt(c◜・ ᴗ ・)!?「レレッ!?」ピタァ
きな子「え…!? 四季ちゃん!?」
四季「シキジカは私の虫ポケモンの貴重な経験値。これ以上狩らせるわけにはいかない」
四季「バトルしよう、きな子ちゃん。負けた方は素直に退散、OK?」
きな子「望むところっす!」
きな子「行くっす! 恋先輩!」
ʃt(c◜> ᴗ ・)「ハッキハー!」ピョイピョイ
きな子(野生ポケモンとのバトルでかなり強くなったと思うっす!)
四季「へぇ…。きな子ちゃんもLiella!ポケモン持ってるんだ」
きな子「きな子『も』…!?」
四季「行くよ…可可先輩!」ポイッ
==6cƠᴗƠ∂「クックー!」
きな子「あ、あのポケモンは…!!」
ʃt(c◜・ ᴗ ・ ;)「レンレレレン!?」
きな子「四季ちゃんも伝説のLiella!ポケモンを…!? これは強敵の予感っす!」ジリッ
6cƠᴗƠ∂ ♀すみれずきポケモン
H60-A70-B50-C100-D50-S65
タイプ:ノーマル 特性:あまのじゃく
ʃt(c◜> ᴗ <)win!「キレッキレー!」ピョイピョイ
6c×ᴗ×∂「クゥ…」バタリ
四季「…」
きな子(弱っ…)
きな子(じゃなくて! きっと恋先輩が強くなってるんすよね!?)
四季「また勝てなかった…」
四季「と言うか一つ言いたいんだけどパルデアでも虫タイプは不遇すぎて笑えない…! 今回も虫統一しようとしたらハッサムウルガモスに頼らざるを得ない。エクスレッグ🦗は良いと思うけどワナイダー🕷はどうにかならなかったと問い詰めたい…goddamn」ツラツラ
きな子「よく分からないけど葛藤があるんすね…」
四季「うん、虫ポケモン好きだから。だけど勝敗はあんまり気にしてないかな…」
きな子「えっ…」
四季「トレーナーとして強くなりたいわけじゃないし。私の『宝物』はきっと虫ポケモンや研究の中にあると思うから」
きな子「…」
きな子(『宝物』…夢や目標はやっぱり人それぞれっす)
きな子(四季ちゃんはあんまり強くなかったけど、活き活きして旅をしているのが分かったっす)
きな子「…」
きな子「私は…このままポケモントレーナーを続けていいんすかね?」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)つ「レーレー」チョイチョイ
きな子「どうしたっすか?」
ʃt(c „> ᴗ <„)「ハーヅキーレンレ၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃?」
きな子「あ…今日は夏美ちゃんたちと一緒に泊まるわけじゃないっすよ。昨日だけ特別っす」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「レレレ…」ショボン
――次の日
メイ「すみれ先輩! 今こそコスモパワーを感じてくれ!」
(↑🌟/cリsˆヮ˚)ʂ🌟↑)「ギャラクシィィィィ!」B↑D↑
きな子「しまっ…! これだと攻撃を受け止められちゃうから…!」
メイ「いっけーー!10まんボルト!」ヤッチャッタッタラヤッチャッタノヨー
/cリsˆヮ˚)ʂ==⚡ビリビリ「スーミィーーーー!」コレッタラコレー
ʃt(c◜× ᴗ ×)ビリビリ「ハーーーレーーーー」バタリ
メイ「よしっ! 私たちの勝ちだ!」
/cリsˆヮ˚)ʂ「ヘアッ!!」フンス
メイ「ははっ、そうだよな。ショウビズの女神すみれ先輩は勝って当然だもんな」
きな子「負けちゃったっす…」
/cリsˆヮ˚)ʂ ♀クゥクゥずきポケモン
H75-A125-B140-C60-D90-S40
タイプ:でんき/エスパー 特製:てきおうりょく
きな子「メイちゃんはチャンピオンを目指してるんすか?」
メイ「あ? そうだな…少し前まではそんな目標なかったんだけどなぁ」
メイ「ここだけの話、元々は四季の研究の手伝いたくて旅に出たんだ」
メイ「けど、やる気に満ちたすみれ先輩をゲットしてからは頑張ろうって気になったよ」
きな子「そうなんすか…」
メイ「きな子もチャンピオン目指してるんだろ? お互い頑張ろうぜ」グッ
メイ「夏美にかなり先を越されてるからなぁ…追いつかねえと」
きな子「…」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「レンレーハレンレ! 6cƠᴗƠ∂ レキレ」ピョンピョン
/cリs „ˆヮ˚„ )ʂ「6cƠᴗƠ∂!? ヘー…/// レレスミミナ///」カアアアアア
きな子「…」
きな子(メイちゃんには元々別の目的があったけど、すみれ先輩と出会って目標が出来た…)
きな子(そういうこともあるんすね…)
きな子(一番強いポケモントレーナー、チャンピオン。きっと憧れない人はいないっす)
きな子(だから私もなりたかった。恋先輩という強いポケモンが来て現実味を帯びたように感じられた)
きな子(だけどまた、道が険しいことを思い知らされている)
きな子「私は…」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)つ「レーレー」チョイチョイ
ʃt(c◜„・ ᴗ ・„)「ハーヅキーレンレ၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃?」ドキドキ
きな子「あはは、恋先輩は本当に千砂都先輩と仲良しになったんすね」
きな子「…今度、夏美ちゃんと一緒に泊まれるよう約束しておくっす」
きな子「え…」
ʃt(c◜× ᴗ ×)「レ…レレ…」パタリ
「ʃt(c◜・ ᴗ ・)戦闘不能! よってジムリーダー、ナンジャモの勝利!」
………
きな子「また…勝てなかった…」
きな子(どうして…!? 恋先輩はポテンシャルで負けてないハズ…特訓だってしたのに…!)
きな子「…」
きな子(やっぱり…)
夏美「きな子…」
きな子「!! 夏美ちゃん…?」
夏美「ジム戦見てましたの…。残念でしたの…」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「ラシラシ」ヨシヨシ
ʃt(c◜; ᴗ ;)「レーンレーン…」ショボン
きな子「ハッコウシティまで来てくれてありがとうっす…夏美ちゃんはもっと先に行ってるはずなのに」
夏美「別にいいんですの。空を飛ぶタクシー(・8・)でいつでも行けるんだから」
きな子「…」
夏美「相談があるんでしょ?」
きな子「…」
きな子「っ……!」
きな子「私…チャンピオンロード諦めようと思ってるっす」
夏美「っっ…!!」
きな子「私には才能がない…恋先輩みたいな強いポケモンがいるのに勝てない」
きな子「それは私自身がトレーナーとしてダメだからっす…」
夏美「っ…でも」
きな子「『やってもないのに向いてるかどうかなんて分からない』って夏美ちゃんは言ってくれた」
きな子「けど…やってみた結果がこれっす」
夏美「~~~っ! けど!」
きな子「分かってるっす…。もっと頑張れば出来るかもしれない」
きな子「そんな覚悟で夢なんて語ってほしくない…そうでしょ?」
夏美「うっ…!!?」
きな子「こんなこと、夏美ちゃんも聞きたくないっすよね…」
夏美「…」
夏美「聞きたくなかったのは事実ですの…。けど、理解は出来ますの」
きな子「え…」
夏美「私も…自分の目標が分からなくなったから…」
きな子「夏美ちゃんもっすか…!?」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「ラーシラーシ」ギュッ…
ʃt(c◜„- ᴗ -„)「レンレ…」ドキドキ
夏美「千砂都先輩とマスカーニャが強いお陰でどんどんジムを攻略出来るけど…思うんですの」
夏美「ナンジャモさんとコラボ配信してる時が一番楽しい。私のしたいことはこれなんだって」
夏美「千砂都先輩もマスカーニャもそっちのほうが活き活きしてる気がしますの」
きな子「あ…」
きな子「夏美ちゃんもそういう風に悩んでるんすね」
きな子「なんかちょっとホッとしたっす…」
夏美「私はもう少し、頑張れるだけ頑張ってみようとは思ってますの。チャンピオンロードに挑戦出来る機会は今後も来るとは思えないから」
夏美「きな子も悩んで悩んで、決めるべきだと思いますの」
きな子「私のやりたいこと…」
ʃt(c◜- ᴗ -)・၄(cʸ„- ᴗ -リ၃「zzz…」
――翌日
夏美「決まりましたの?」
きな子「…」
きな子「決まらなかったっす」
夏美「えぇ…?」
きな子「だからこそ、まだこのチャンピオンロードを諦めないで頑張ってみようと思うっす」
夏美「きな子…」
きな子「まだ分からないけど…この旅の先にきっと目標が…『宝物』があると思ってやってみるっす!」
きな子「恋先輩たちと一緒に…!」
ʃt(c◜> ᴗ ・)「レレンレ!」💪
夏美「~~~~っ! その意気ですの! そんなきな子が…そんなきな子だからこそ、大好きですの!!」
きな子(それからしばらく、夏美ちゃんと一緒に特訓しながら旅をした)
きな子(心はまだ決まってないけど…同じような悩みを持つ夏美ちゃんが一緒なのは心強かった)
きな子(恋先輩が千砂都先輩と一緒にいられて嬉しいのが分かって私も笑顔になれた)
「ハカドッグ、ストリンダー戦闘不能! よって勝者、挑戦者!」
ʃt(c „> ᴗ <„)win!「キレッキレー!」ギュッ
၄(cʸ„> ᴗ <リ၃win!「チィッサー!」ギュムッ
きな子「やった…! ついにやったっすーー!」
夏美「きな子とタッグを組んだからですの! 私ひとりじゃ勝てなかったかも…」
きな子(そして…恋先輩たちと夏美ちゃんが私の『宝物』なんだと実感出来た)
夏美「こんな雪山でピクニック!? 冗談ですの」
きな子「全然大丈夫っすよ~。こういうとこでの暮らしは私に任せるっす」
夏美「きな子が言うなら信じるけど…」
=💫=💫=💫ʃt(c◜> ᴗ <)クルクルクルッ「レンレレーハー!」
၄(cʸ„> ᴗ <リ၃=💨=💨=💨ピョンピョン「アーシィッ!」
きな子「恋先輩と千砂都先輩も、スケート中断してご飯にするっすよ~!」
………
夏美「思ったより暖かいですの…」ポカポカ
きな子「でしょ? かまくらの中でのコタツもオツなものっす」ポカポカ
ʃt(c◜„„- ᴗ -„„)「ハァーー…」🍓シミジミ
၄(cʸ„„- ᴗ -„„リ၃「アァーー…」🍑シミジミ
きな子「…寒くないっすか?」
夏美「大丈夫…だけど」ドキドキ
きな子「だけど?」
夏美「こっち側、段になってて寝づらいから…そっち側に寄ってもいい?」
きな子「…もちろんっす」
夏美「…///」ギュッ…
きな子「…///」
きな子(私…やっぱり夏美ちゃんのことが好きっす…)キュッ…
――次の日
きな子「…」
夏美「マジ…ですの…?」
きな子(夏美ちゃんとのピクニックから一夜明け、私たちが見たものは…)
🥚ジャジャーン
ʃt(c◜„・ ᴗ ・„)「レヅレヅ…」ツヤツヤ
၄(cʸ„„ò ᴗ ó„„リ၃「アン…///」テカテカ
きな子「な…なんじゃこりゃああ~~~~~っ!!」
夏美「うわわうわ…とんでもないことになりましたの」
きな子「このタマゴ🥚…どう考えてもこの2匹のっすよね?」
夏美「タマゴ未発見グループだと思ってましたの!」
きな子「っていうか♀同士でも出来るものなんすね…」
きな子「四季ちゃんに一応報告してみよう…(※後日6cƠᴗƠ∂/cリsˆヮ˚)ʂのタマゴが見つかったそうです)」
夏美「それで…」チラッ
夏美「このタマゴ…誰が育てますの? 責任は取るべきですの!?」ガーン
きな子「責任!?」
きな子「じゃあ…このタマゴが生まれて育つまで…この子は千砂都先輩と恋先輩の子なわけだから…///」
きな子「『親』の私たちもずっと一緒にいないとっすよね…///」
夏美「///」
きな子「///」
きな子「…」
ʃt(c◜„・ ᴗ ・„)🥚ギュゥッ「レンレレ…」ポカポカ
きな子「恋先輩、タマゴを大事に抱いてるっす…」
夏美「すっかりお母さんなんですのね」クスリ
၄(cʸ„„ò ᴗ ó„„リ၃「チィッサ!トットー!」コッチモコッチモ
ʃt(c◜„・ ᴗ ・„)「レー? レレーキー…」ハイ🥚
၄(cʸ„„> ᴗ <„„リ၃🥚ギュゥッ「ラァラー!」ポカポカ
きな子「今度は千砂都先輩がタマゴを温めてるっす!カワヨっすぅ~」
夏美「こっちもお母さん………んんっ?」
夏美「この2匹…どっちがどっちにナニしたんですの///?」
きな子「!!?」ピシャーン
🥚パアアアアアアアアパリッ…パリッ…パリリッ………
၄(ロ„> _ <„リ၃「口リチィッサ…」 おめでとう! タマゴがかえって၄(ロ„> _ <„リ၃がうまれた!
きな子「千砂都先輩が受け♀だったすぅぅぅぅぅぅ!!」🙆♀ヨシッ
夏美「 解 釈 一 致 ですのおおおおおお!!!」🙋♀イェーイ
ʃt(c◜„・ ᴗ ・„)「レンレー! ハキハーレ! レンレン!」
၄(cʸ„„ò ᴗ ó„„リ၃「アーシ! サットァー!」ダキッ
၄(ロ„> _ <„リ၃「口リィ…」キュッ…
၄(ロ„„º ᴗº„„リ၃「口リチィ…///」
きな子「千砂都先輩が口リちさとちゃんを抱いてるのマジカワっす…💓///」キュンキュン
夏美「尊い…尊みが深いですのぉ…」グスン
きな子「…」
၄(ロ„> _ <„リ၃ ♀まるずきポケモン
H20-A10-B55-C15-D20-S80
タイプ:みず/じめん 特性:よわき
きな子「私…やりたいこと決まったかもしれないっす」
夏美「本当ですの!?」
きな子「恋先輩や千砂都先輩…それに生まれた口リちさとちゃんを見てて思ったんす…」
きな子「こんな可愛いポケモンたちをもっと育ててみたいって…!」
きな子「私、ポケモンブリーダーを目指したいっす!」
夏美「ポケモンブリーダー……それとっても良いですの! きな子らしい!」
きな子「多分もっともっと努力しないとなれないから沢山ポケモンを捕まえて経験を積むっす!」
きな子「チャンピオンロードもその一環! 行けるとこまで頑張るっすよ!」
ʃt(c◜> ᴗ <)「レンレー!」
きな子(それから)
きな子(私たちはチャンピオンロードを突き進み…夏美ちゃんは見事、ジムバッジを全て手に入れた)
きな子(私は結局バッジ5個で道を止めたけど後悔はない。だってやりたいことが見つかったから)
きな子(私のポケモン、それにメイちゃんや四季ちゃんたち、そして…夏美ちゃん)
きな子(それが私の『宝物』…)
きな子(これからもきっと…みんなで頑張っていけるといいな…)
…
…
…
…
…
…
――そんな少女の希望溢れる想いと裏腹に、深淵から覗く黒い野望がパルデアを染めようとしていた
――『本当の宝物』って一体何?
――to be continued…
四季「きな子ちゃんからとんでもない報告が来た…」ガクガク
メイ「なんだよ?」
四季「恋先輩と千砂都先輩の間に子どもが出来たらしい。♀同士なのに」
メイ「ぶーーーーっ!?……マジかよ、あの2匹仲良いとは聞いてたけどよぉ」
四季「これはウチの可可先輩とすみれ先輩でも試してみるべき」キラン
メイ「いやいやいや…こういうのって2人の意思が大事だろ…」
四季「…メイは見たくないの?」
メイ「え」
四季「生クゥすみ」
メイ「…」
メイ「…」
メイ「見たい💕!」🌈Love&Peace!🌈
四季「というわけでピクニック決行。2匹のいるテントにはカメラを仕掛けております」グッ👍
四季「ムードを高められるよう各種アイテムも配備済み」
四季「さらに『私たちも…』と思わせられるよう恋先輩と千砂都先輩の話はしてあります」
メイ「天才かよ四季!」ワクワク
四季「ポケモンがタマゴを産む瞬間はあのウツギ博士でも捉えられなかった歴史的発見になる…」
四季「オーキド・ウツギ・オダマキ…この並びにワカナの名前が載る日は近そう」フフフ✨
メイ「おっh…そうだよな。学術的に大事な研究だもんな」
メイ「真面目な研究なんだから目を離さずチェックしないといけないな!」
四季「あ、早速可可先輩がすみれ先輩に話しかけてる」🎥●REC
6c„ƠᴗƠ„∂「/cリsˆヮ˚)ʂェ……クゥクク၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃ʃt(c◜・ ᴗ ・)タンタン///」
/cリs„„ˆヮ˚„„)ʂ「၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃ʃt(c◜・ ᴗ ・)ミミ!? アン…///」
/cリs„„ˆヮ˚„„)ʂ「………///」
/cリs„„˚ヮ˚„„)ʂキョロキョロ「!?」ドン!📚四季が置いたサーナイト×ミミロップ本
/cリs„„˚ヮ˚„„)ʂキョロキョロ「!?」ババーン!🎼メイが作曲したなんかムーディな音楽
/cリs„„>ヮ<„„)ʂ………「!?」サーッ🍺媚薬
6c„ƠᴗƠ„∂「/cリsˆヮ˚)ʂ?」
/cリs„ˆヮˆ„)ʂつ🍺「6cƠᴗƠ∂、ナミナミスーレスーレ!」ハイ
6c„ƠᴗƠ„∂「🍺? クゥクゥ…」ゴクゴク
/cリs„„>ヮ<„„)ʂ「…」ドキドキ
6c„ƠᴗƠ„∂「クゥ!? タタタ………////」カアアアアア
6c„„◉ _◉„„∂「/cリsˆヮ˚)ʂェ………🍺ククタゥタン…////???」カアアアア
==6c„>ᴗ<„∂「/cリsˆヮ˚)ʂェェェェ!」ガバッ💕/cリs„„>ヮ<„„)ʂ 「アン…///」
メイ「おっho…!」ムググ
四季「興奮するのは分かるけどおっほー禁止。気づかれちゃう」ドキドキ
メイ「あぁ~~! 可可先輩のじゃれつく攻撃だぁ~!(小声)」ハァハァ
四季「すみれ先輩はなきごえで攻撃力を下げようとしてるけど可可先輩は特性あまのじゃく」
四季「むしろどんどん攻撃力が上がっていってる…!(小声)」A↑A↑A↑
メイ「そこに…したでなめる👅攻撃が決まったぁー! 効果は抜群だぁー!」
メイ「おっ…!?おおっ…!? これは追加効果で麻痺ったんじゃないかぁ…?」⚡ビリビリ
四季「すみれ先輩泣いてるようにみえるけどこれはうそなき…やっぱり逆効果…」D↑↑D↑↑D↑↑
四季「てんしのキッス👼💋とかしないのかな?」ハァハァ
メイ「いやいや、あくまのキッス👿💋だろ」ハァハァ
メイ「って言ってる側からぁ~~~あくまでキッスはしない! ついばむ攻撃で追撃だぁ~!」ハァハァ
メイ「むぅっはぁ~~~! 急所に当たったぁぁ~~!」ハァハァ
四季「🍺媚薬が効いてるね。キスも忘れて攻めることに集中してる!」ハァハァ
/cリs„„>ヮ<„„)ʂ「スミ…ミミ…」ドキドキドキドキドキドキドキ
⚡/cリs„„>ヮ<„„)ʂ⚡「ギャラクシィィ~~~~~~~~!!」⚡10マンボルト⚡
⚡ビリビリ6c„ƠᴗƠ„∂!?「クックタン!?」⚡
⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡🎥💥⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡
メイ「ああああああああ」⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡ビリビリ
四季「ああああああああ」⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡ビリビリ
四季・メイ「」バタリ
⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡
⚡6c„ƠᴗƠ„∂??「クゥックゥ?」D↑↑↑↑↑↑シテルカラホボノーダメ
/cリs„„>ヮ<„„)ʂ「ミッミ…///」コウフンシスギテホウデンシチャッタッタラシチャッタワ
6c„ƠᴗƠ„∂「クックァ? ターンククー!」ツヅケテイイデスカ?
/cリs„„>ヮ<„„)ʂ「アン…///」イワセナイデ…
四季・メイ「」チーン
――次の日
/cリs„„ˆヮ˚„„)ʂ6c„ƠᴗƠ„∂「」🥚ジャジャーン
四季「出来てる…!」ワナワナ
メイ「良かったなぁ、すみれ先輩、可可先輩…」ウルウル
四季「カメラは…🎥💥…やっぱりあの放電で壊れてる…」シュン
四季「ポケモンのタマゴがどこから来るのか、その謎は解けないままだった…」グヌヌ
メイ「…いいじゃないか。分からなくても」
四季「え…?」
メイ「すみれ先輩も可可先輩もいい笑顔だ…。あの笑顔に勝るものなんてないだろ?」
四季「メイ…、そうだね」キュン
メイ「悔しい思いは叫べばどうでもよくなるさ」
四季・メイ「クゥすみが好きだあああああああああああ!」🙋♀🙋♀イェーイ
🥚パアアアアアアアアパリッ…パリッ…パリリッ………
ロcリs> _ <)ʂ「口リシュミィ…」 おめでとう! タマゴがかえってロcリs> _ <)ʂがうまれた!
/cリsˆヮ˚)ʂ「スミー! ヘアーンナミレー!」ピョンピョン
6cƠᴗƠ∂「クゥックー!」ピョンピョン
四季「あの流れのまますみれ先輩が受け♀だったとみえる」✨
メイ「すみれ先輩は心にお姫様願望を秘めている…解釈一致だな」✨
四季「まぁ、肝心のシーンは撮れなかったから分からないけど…普通は♂♀違うポケモン同士の子どもは♀と同じ個体になる。そう考えれば可可先輩が♂側になり、すみれ先輩が♀側だったと考えるべきだろうね。♀同士でも子どもが出来る今回の例は本当に興味深い。Liella!ポケモン限定の例かもしれない」ツラツラ
メイ「タマゴ遺伝の仕組みは奥が深いな…」
メイ「ん? でもメタモンを介した場合はどうなるんだ?」
四季「!!??」ピッシャーン
ロcリs> _ <)ʂ ♀グソクムシポケモン
H25-A35-B40-C20-D30-S80
タイプ:むし/みず とくせい:おどりこ
四季「というわけでピクニック決行。2匹のいるテントにはカメラを仕掛けております」グッ👍
四季「ムードを高められるよう各種アイテムも配備済み」
メイ「ちなみにどっちとメタモンを一緒にしてるんだ?」
四季「♂側だった可可先輩と一緒にしてる。さぁどうなる…?」🎥●REC
メタモン「メメタァ…」ウィーン
メタ6cƠᴗƠ∂「メタククァ…」ババーン
6cƠᴗƠ∂!?「6cƠᴗƠ∂!?」ビクゥッ
メタ6c„ƠᴗƠ„∂「メタクックァ…/// メタタンタンクックァ///」
6cƠᴗƠ∂!?「!? …///」
6cƠᴗƠ∂…「………」ハッ
6cƠᴗƠ∂💭(/cリsˆヮ˚)ʂロcリs> _ <)ʂ)モワモワ
6cƠᴗƠ∂✖✖「クタクタ!」ブーッ
メタ6cƠᴗƠ∂「!?」ガーン
メイ「なぁ、これ断られたんじゃないか? それに昨日したばかりだから疲れてるんじゃ///」ポッ
四季「疲れてるはあるかもね。けど…うちの6Vメタモン(ニックネーム:校長)は百戦錬磨」
四季「12660匹のポケモンと関係を持ったメタモンの誘惑に勝てる…?」
メタ6cƠᴗƠ∂「メタクク!ククククゥー!」
6cƠᴗƠ∂✖✖「クタクタ!」ブーッ
メイ「全然だめじゃん」フフン
四季「えー…」
メタ6cƠᴗƠ∂「メタクク…💢 メタクゥックーーーー!」ピョイイーーン
6cƠᴗƠ∂「タンタークックァー!!」==🔥🔥🔥
四季「あ、強引に襲おうとしたメタモンに反撃してる。Vジェネレートだこれ」
メイ「メタモンは百戦錬磨なんだろ? ってことはレベルも高い。可可先輩に勝てるわけ…」
メイ「Vジェネレート…!?」威力180
🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥
メタ6cƠᴗƠ∂「メメタァ…」バタリ
6cƠᴗƠ∂「タンタークックァー!!」💢💢
🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🎥💥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥
四季「可可先輩は種族値が低い代わりに強力なVジェネレートを覚える」
四季「特製あまのじゃくの効果もあって技を放つごとに強くなるんだよ」
四季「最初は誰より弱いけど、頑張って徐々に強くなる。可可先輩のそんな姿は本当に尊敬出来る…」キラキラ
メイ「言ってる場合か! 消火しろぉぉーー!」
…………
/cリs„„ˆヮ˚„„)ʂロcリs> _ <)ʂ6c„ƠᴗƠ„∂「」💤
四季・メイ「」チーン
四季「今回の件で分かったことがある」コゲコゲ
メイ「なんだよ」コゲコゲ
四季「ポケモンにはまだ謎がいっぱいだということ」
メイ「そうだな」
四季「やっぱり私は研究を続けていきたい。夏美ちゃんたちとは別の道になるけど…」
メイ「それは寂しいな…。きな子は夏美についていくんだろうし」
四季「メイは…」トクン
メイ「…決まってるだろ? 私は四季と一緒だよ」
メイ「これからも…ずっとな」
/cリs„„ˆヮ˚„„)ʂロcリs> _ <)ʂ6c„ƠᴗƠ„∂「」ワタシタチモイッショヨ!
四季「みんな…………!!」
四季「これからも一緒に頑張っていこう…!」
四季(メイとこの子たちが私の『宝物』…! 研究を頑張って、少しでも貰ったものを返していけたらいいな…)
幕間fin.
----------------------------------#2------------------------------------------
夏美「あぁ~、ネモさんに負けちゃいましたのぉ…」ショボン
夏美「オモダカさんには圧勝だったのに…」ションボリ
きな子「十分っすよ! No.1じゃなくてもチャンピオンランクっす! 誇らしいっす!」
きな子「これで…夏美ちゃんはジム経営しながら動画配信、私は隣で育て屋をする計画に移れるっす///」ポッ
夏美「もう将来の話なんですの~? 早過ぎですの///」ポッ
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃၄(ロ„> _ <„リ၃「チサチサ」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「レンレ!」
きな子「あはは、恋先輩も早く将来のこと考えたいっすよね。千砂都先輩と一緒の家に住みたいっすよねー」
ʃt(c „„> ᴗ <„„)「ハッキーハハーレ!」バシバシ
きな子「恥ずかしがることないっすよぉ~!」ニヤニヤ
きな子「どこら辺に家を建てるっすかねぇ」ムムム
夏美(既に家を建てる計画まで…マァジで責任取らないといけないですの)💦
きな子「マップを広げてっと…」スマスマ
きな子「一応聞きたいっすけどナッペ山はダメっすよね?」
夏美「きな子は北国育ちだからいいかもだけど私は寒くて〇んじゃいますの…」
きな子「あはは…。ねぇ夏美ちゃん、ずっと思ってたけど、パルデアの真ん中の空間はなんなんすか?」
夏美「学校で言ってたでしょ…そこはパルデアの大穴『エリアゼロ』ですの」
夏美「危険だから近づいたらダメなんですの」
きな子「そう言えばそんな話聞いたような…」
夏美「このパルデアには近づいてはいけないものが二つありますの。それがこの大穴」
夏美「そして…厄介な人たちが集まる『スター団』ですの」
きな子「スター団っすか…どうにかしないとっすよね」
きな子(スター団…学校に来ない不良の人たちの集まりで、徒党を組んで各地を占拠してるっす)
きな子(今までは関わらないようにしてたけど…)
きな子(パルデアポケモンリーグに認められた夏美ちゃんはジムリーダー研修を受けることになった…んすけど、その課題の一つとして『スター団解散の手伝い』なる内容が入れられてたっす…)
夏美「こんなの学校と大人たちでどーにかすべき問題ですの」
ナンジャモ「その通りなんだけどねー? ハッコウシティってスター団のアジトに囲まれててデンジャーなんだよね。オニナッツ氏ぃ~てだすけ頼むぞよ♪」
夏美「まぁナンジャモさんがそういうなら…」
きな子(これも私たちの目標の為の試練。チャンピオンランクになった夏美ちゃんなら楽勝)
きな子(そう、思っていた―――)
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃つつシュババ「チィ!!」ビシバシドサドサッ
ʃt(c◜・ ᴗ ・ ;;)「ハヅーレ…」ギリギリ
夏美「カチコミ大成功ーー! オニナッツの実力なら当然の結果ですのー!」ニャハッ
きな子「きな子は結構ギリだったっす…」
ナンジャモ「オニナッツ氏ときな子氏のコンビは最高だね! いいねボタン押しちゃうよ」パシィッ
ナンジャモ「ほらほらスクショタイムだぞ~、もっとくっついてくっつきバリ~」パシャリ
夏美「///」ギュッ
きな子「///」ギュッ
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃၄(ロ„> _ <„リ၃ʃt(c „„> ᴗ <„„)「」ムギュゥッ
きな子(両親にくっつかれて口リちさちゃん苦しそうっす…)
きな子「恋先輩、そんなにくっついたら口リちさちゃん潰れちゃうっすよ」
ʃt(c◜・ ᴗ ・ ;;)「レレッ!?」ハッ
၄(ロ„> _ <„リ၃「口リチィ…」
ʃt(c◜; ᴗ ; ;;)「レー…ハヅハーレンレン…」
きな子「あ…」
ナンジャモ「あららー、なみだめになっちゃった。なんて言ってるの?」
きな子「恋先輩…小さな頃はお母さんに大事に育てられてたらしいっす」
きな子「だけどお母さんは亡くなっちゃって……辛い思いをしたみたいっす」
きな子「だから口リちさちゃんに愛を沢山あげたいけど、それが彼女を苦しめることになるなんて…」
夏美「なんて泣ける話なんですのぉ…」グスン
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃つヨシヨシʃt(c◜; ᴗ ; )「レレンレ…」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「チィッサートトーチサッ!」
きな子「そうっすね。千砂都先輩の言う通り、過保護にするんじゃなく大事に育てるべきっす」
きな子「出来ることを増やし、自主性を育んでいくことがこの子の為になるっすよ」
きな子「まぁ、千砂都先輩の方はちょっとスパルタ教育な部分があるっすけど」💦
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「トト…」ショボン
ʃt(c◜„・ ᴗ ; „)「ハハ…!!」
夏美「きな子がめっちゃいいこと言ってますの…」
きな子「学校でちゃーんとお勉強してるんすよ!」
ナンジャモ「きな子氏えらい! オニナッツ氏も負けてられないね~」
きな子(学校で勉強したことを言っただけっすけど、恋先輩たちにとって大事なことだと思ったっす)
きな子(やっぱり私はトレーナーとして強くなるよりブリーダーとして成長したい)
きな子(恋先輩や口リちさちゃんを育てることを通してもっと頑張ってくっす…)
夏美「残りのアジトはチーム・カーフだけですのね」
ナンジャモ「あそこが一番強いみたいなんだけどね~。オニナッツ氏なら余裕でしょ」
夏美「もう一つどうにかすればジムリーダーになれる…」
ナンジャモ「?? オニナッツ氏はトップチャンピオンは目指さないの?」
夏美「っ!!」ピクッ
夏美「…私もきな子と一緒で、悩んだ末に行き着いたのが動画配信しながらのジムリーダーでしたの」
夏美「ナンジャモさんと配信してる時が千砂都先輩もマスカーニャも私も楽しいんですの!」
夏美「それに…早く定職について、やりたいことを見つけたきな子をちゃんと養いたいんですの…」
ナンジャモ「…そっかぁ。。。」
ナンジャモ「………」
ʃt(c◜- ᴗ -) ၄(ロ„- _ -„リ၃ ၄(cʸ„- ᴗ -リ၃ 💤
きな子「ふふふ。親子川の字で穏やかに眠ってるっす…」
きな子「きな子ももう寝るっすけど、夏美ちゃんはまだ寝ないんすか?」
夏美「動画の編集が終わったら寝ますのー! 先に寝ててー」ッターン
きな子「明日もカチコミっすよ?」
きな子「…」
きな子「……恋先輩たちがくっついたことで始まった同棲だけど、私たち自身はまだ…」ボソッ
きな子「夏美ちゃんはいつ告白して…きな子のことを…………」ポツリ
夏美「…」カチカチッ
夏美「…」カタカタカタカタ
夏美「ナンジャモさんとのコラボ配信は再生数が伸びるけど、私だけだと全然……」カタカタッターン
夏美「こんなんじゃ………」
次の日——
きな子「恋先輩! ちょうのまいっす!」
↑↑🦋ʃt(c◜・ ᴗ ・)🦋↑「ハーレーハーレーー!」C↑D↑S↑
✨
↑↑🦋၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃🦋↑「チィーサーササー!」C↑D↑S↑
夏美「特性:おどりこの効果で千砂都先輩も同じ効果を得られますの!」
夏美「そして上がった特攻で~~暴風ですの!」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃==🌀🌀🌀「アーラーシィーー!」ゴオオオオオ
夏美「これでだいぶ下っ端は片づけましたの…! けどっ…」
きな子「格闘タイプに相性悪い恋先輩はもう限界っす…!」
夏美「千砂都先輩! ここが正念場ですの! 恋先輩の分もやってやりますのぉー!」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃==🌀🌀🌀「ササットサァーーー!!」ビシバシドスドス
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「サァ、サァ…」ゼェハァ
夏美「はぁ、はぁ…やってやりましたの。残るはボス一人…!」
夏美「…あれ? ナンジャモさんは…!?」
ナンジャモ「———ごめんオニナッツ氏…止められなかった」バタリ
きな子「え…」
きな子(スター団チーム・カーフの下っ端を蹴散らし残りはボス一人)
きな子(そう思っていた私たちの目の前には頼れる大人のボロボロになった姿があって…)
きな子(一体何があったのかと焦点を合わせた先にいたのは黒羽根の蝶——)
ウィーン「ジムリーダーといってもこの程度。手ごたえがないわね」
ʃt(c◜・ ᴗ ・ ;;)「レレッ!?」ビクッ
きな子「え……!? マルガレーテちゃん!? なんでここに…」
ウィーン「桜小路きな子と鬼塚夏美…貴女たちだったのね。スター団に歯向かっているのは」
夏美「カーフのリーダーは貴女だったんですの!?」
ウィーン「違うわ。私は貴女たちを倒すために用心棒として雇われただけよ」ギロリ
夏美「!!」
ウィーン「この、澁谷かのんとね!」ポイッ
==ノcノノσノᴗ σb「シーブカッノー!」ドッシィィン
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃!?「ノcノノσノᴗ σb!?」
ノcノノσノᴗ σb ♀ うたずきポケモン
H75-A110-B125-C100-D105-S85
タイプ:フェアリー とくせい:びびり
夏美「伝説のLiella!ポケモン、かのん先輩もいますの!? でも…なにこの大きさ…」
夏美「まるで進撃の巨人ですの!?」
ウィーン「澁谷かのん…カノンチャンはナカノンチャン→デカノンチャンと進化したのよ!」
きな子「えぇ…」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「ノcノノσノᴗ σb!チササ! チィッサー!!」キャッキャ
ノcノノσノᴗ σb「၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃!?カノノ!? カブヤー!」キャッキャ
きな子「そういえばかのん先輩は千砂都先輩の幼馴染なんすよね…久々の再会に喜んでるっす」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「チサチ、トトットー」チョイチョイ
ノcノノσノᴗ σb「ン?」
၄(ロ„> _ <„リ၃ʃt(c „„> ᴗ <„„)「」ジャジャーン
ノcノノσノᴗ σb「」🧠💥
ノcノノσノᴗ σb「ノ…ノンノンノンノンノンノン…!!」グスン
ノcノノ ; ノᴗ ; b「ノンノノノンカノン!?」アンマリナンジャナイ!?
夏美「なんか泣き始めちゃいましたの…???」
ウィーン「どうしたの澁谷かのん!? 戦うわよ! ハイドロカノン!」
ノcノノσノᴗ σb「…」ムシムシ
ウィーン「」ガウィーン
ウィーン「よく分からないけどその悔しさを相手にぶつけてやりなさい!」
ノcノノ ; ノᴗ ; b「၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃ʃt(c◜・ ᴗ ・)…カノブシカノ…」プイッ
きな子(秘めていた想いに区切りをつけて必死に幸せを願ってるっす…なんて健気…)ホロリ
きな子(だから千砂都先輩と恋先輩とは戦えない…そう言ってるっす)
ウィーン「チッ…役に立たないわね」シュウウウウノcノノσノᴗ σb
ウィーン「言うことちゃんと聞くように私もジムバッジ集めるべきなのかしら…?」
夏美「ポケモンに言うことを聞かせられないなんて3流トレーナーですの」
ウィーン「はぁ!?」カチン
ʃt(c◜・ ᴗ ・ ♯)「レンレ! ッハキーハーレン!」ソウダソウダ
きな子「え…!? 恋先輩、それ本当っすか!?」
ウィーン「…あら? その子は………葉月恋?」
ʃt(c◜・ ᴗ ・♯)「レンレン!」
夏美「?? 恋先輩は何を怒ってるんですの?」
ウィーン「そういうことね…。確かにこの子のポテンシャルなら下っ端を蹴散らすくらい出来るわね」
きな子「…………!!」
きな子「貴女なんっすね…!? 恋先輩をマジカル交換に流したのは…!」
夏美「ええっ!?」
ウィーン「その通りよ。その子の前の『親』は私」
きな子「どうして流したんすか…!? 伝説のLiella!ポケモンなのに」
ウィーン「いらないからよ」フフン
きな子「!!?」
夏美「ナッ…ツ!?」
ウィーン「私の望みの為にこの子では力不足。だからマジカル交換に捨てたのよ」
ʃt(c◜・ ᴗ ・ ;;)「レ…」
ウィーン「弱いポケモンはいらない。私と『本当の歌』を奏でられるポケモンだけいればいい」
ウィーン「その子よりずっと強いこの子を…私は手に入れたのよ!!」ポイッ🎊
ʃt(c◜ò _ ó)「ハヅッキーレンレーーー!!」ピシャアン
ʃt(c◜・ ᴗ ・)!?「レンレン!?」
夏美「なんですのその子…恋先輩にそっくりなのに何か違う…!?」
きな子「なんて険しい目っすか…」
ウィーン「この子も『葉月恋』よ。だけど貴女の葉月恋とは違うの」
ウィーン「この子はエリアゼロで捕まえたパラドックスポケモンなのよ」
きな子「エリアゼロの…パラドックスポケモン…!?」
ウィーン「貴女の葉月恋は下らない仲間が出来、牙が抜けポンコツ化した個体…」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)!?「ハンキヅ!?」ガーン
ウィーン「対してこの子は過去の世界から来た個体をいちから育て上げているの。一人で研鑽を積んできた…まさしく狂犬なのよ!」
ウィーン「さぁ貴女の力を見せてあげなさい!」
ʃt(c◜ò _ ó)「ハヅッキーレンレーーー!!」ピシャアン
ʃt(c◜ò _ ó) ♀ パラドックスポケモン
H90-A115-B80-C105-D80-S100
タイプ:どく/あく とくせい:ふゆう
ウィーン「ダークホール!」
ʃt(c◜ò _ ó)⚫⚫「ハッキハーーーー!」ブオンブオン
夏美「ダークホール!? なんですのその技…!?」
ʃt(c◜- ᴗ -) ၄(cʸ„- ᴗ -リ၃💤
きな子「ポケモン2匹を同時に眠らせる技…!? 反則じゃないっすかそんなの…!!」
夏美「眠っちゃったなら別のポケモンを出すまでですの。マスカーニャで…」
ʃt(c◜ò _ ó)「ヅキィ…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
夏美「っ………」
きな子「夏美ちゃん!? どうしたんすか!?」
夏美「あの子…弱点があるように見えないんですの…! 正攻法では勝てないのに…!」
ウィーン「この子に弱点などないわ! …私とこの子の『本当の歌』にひれ伏しなさい!」
夏美「ぁぁぁ…ぁぁあぁ…!?」
きな子「そんな…チャンピオンランクの夏美ちゃんでも勝てないなんて…!」ブルブル
ウィーン「この程度でチャンピオンだなんて笑わせるわね」フフン
ウィーン「一応私はスター団の用心棒…カチコミに来た連中は始末しないとね」ギロリ
きな子「な…!?」
夏美「ナッツ!? まさか…」ブルブル
ʃt(c◜ò _ ó)⚫⚫「レンレハ…」ブオンブオン
ウィーン「昏き眠りに墜ちなさい…」
きな子「ど…どうしてこんなことしてるっすか!? マルガレーテちゃん!」
きな子「前に見た時はこんな人じゃなかったはず…恋先輩を捨てるなんて言ったり、その子に酷いことさせるような人じゃなかったはずっす!」
ウィーン「…」
ウィーン「私の目的は変わらないわ。『本当の歌』を求める為…」
ウィーン「その為に葉月恋は必要ない。パラドックス恋と澁谷かのん、あとはスター団から得る資金が必要なの」
ʃt(c◜ò _ ó)⚫⚫「レンレハ…」ブオンブオン
夏美「あぁぁぁ…」
きな子(夏美ちゃんが完全に戦意喪失してるっす…! どうにかしないと!)
ウィーン「…さよなら、桜小路きな子・鬼塚夏美……」ポツリ
ナンジャモ「…きな子氏、オニナッツ氏を連れて逃げて」ムクッ…
きな子「えっ…!? ナンジャモさん!?」
ナンジャモ「早く早く! こうそくいどうだぞ!」👍グッ
きな子「っ……! 夏美ちゃん、行くっす…!」グイッ…
ウィーン「…逃がさないわよ?」
ナンジャモ「…マーイーカってわけにいかないよん。オニナッツ氏の道はここで終わらせない」スッ
ナンジャモ「それにボクまだ見せてないからさ…! ジムリの本気、見せたろやないかい!!」ニヤリ…
ウィーン「!?」ゾクッ
きな子(目の前が真っ暗になりながら走る。チーム・カーフを飛び出て空を飛ぶタクシー(・8・)を呼ぶ)
きな子(なんとかハッコウシティに辿り着き…項垂れる夏美ちゃんを連れてポケモンセンターへ)
きな子(幸い、私たちのポケモンは大事には至っていないそうだった)
きな子(………ナンジャモさん、逃げ切れたっすかね…?)
夏美「………」ボーッ…
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「チササ…」チョイチョイ
きな子「少し、そっとしてあげた方がいいと思うっす…」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「チィ…」ションボリ
ʃt(c◜; ᴗ ; )「レレ…」グスン
きな子「そうっすね…。完全な負けっす。しかも相手はあのマルガレーテちゃん」
きな子(千砂都先輩の幼馴染・かのん先輩と、恋先輩のパラドックスポケモンを持っているなんて…!)
きな子(…パラドックスポケモンってなんすかね?)
…(・8・)(・8・)(・8・)(・8・)(・8・)(・8・)チュンチュンチュチュチュン
四季「パラドックスポケモンはタイムトラベルで現代に出現した別次元のポケモン…らしい」
四季「まさか実在するとは思ってなかった。アローラのウルトラビーストとも関連あるかも」
メイ「よく分かんねえけど珍しいってことか?」
四季「珍しいどころか世界的発見。研究したい…!」キラキラ
夏美「…そんな生易しいものじゃなかった」
きな子「あの雰囲気は…冷たい目は、本気で私たちを消そうとしてたっす」
メイ「ヤバかったんだな…」
四季「きな子ちゃんも夏美ちゃんも無事でよかった。怖かったよね…」
四季「もうこの件はポケモンリーグの方に投げるべきだと思う。事が大きすぎるよ…」
きな子「そう、っすよね…」
ロcリsˆ ᴗ ˆ)ʂ「口リスミィ! ミーミレ!」
၄(ロ„> _ <„リ၃「口リチサ? ササ…」
ロcリsˆ ᴗ ˆ)ʂ၄(ロ„„º ᴗº„„リ၃「」キャッキャ
メイ「口リすみちゃんと口リちさちゃんで遊び始めたぞ」
四季「尊い…最高に尊いね」
メイ「…」
四季「…」
メイ「…なぁ四季」
四季「今はそっとしてあげよう。きな子ちゃんも夏美ちゃんも分かってるよ…」
四季「ポケモンと一緒に何かを目指すことは楽しいことばっかりじゃない」
四季「今回は特にキツい一件だけど…きな子ちゃんたちで乗り越えないといけないことだよ…」
きな子(私にもっと力があれば――そう思わないわけじゃない)
きな子(それでも私はトレーナーじゃなくてブリーダー志望…。諦めはつくっす)
きな子(けど…)チラッ
夏美「………」
きな子(動画配信と半々とはいえ、トレーナーとして生きていくと決めた夏美ちゃんの絶望は計り知れない)
きな子(なす術なし。おまけに尊敬するナンジャモさんを犠牲にして……)
きな子(私、夏美ちゃんになんて声をかければいいんすか…?)
夏美「………」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「………」
ʃt(c◜; ᴗ ;)「၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃…?」
夏美「この特性カプセルを使えば…千砂都先輩は夢特性のかたやぶりになる…わざマで10まんばりきを覚えさせればあの子の弱点をつける…ちょうどテラスピース地面もあるし…。……だけどそうしたらもう千砂都先輩はおどりこではいられなくなる…あんなに大好きなダンスを…恋先輩とのコンビネーションを千砂都先輩から奪うのは………」ブツブツ
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「……サトチサ」
夏美「え…?」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「…チィ、サッサーチィト」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「レェッ!?」
夏美「それでもいい…そう言ってるんですの?」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「…トーア」コクリ
ʃt(c◜; ᴗ ; )「レ…ハッレ!……ハヅハーレレンレ!」ガシィッ
ʃt(c◜; ᴗ ; )「၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃…ヅキハレンレ…」ギュゥッ…
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「…………アーラシィ………ノcノノσノᴗ σb…サト」
ʃt(c◜; ᴗ ; )「ハ………!!!」
ʃt(c◜; ᴗ ; )「レンレ!! ハヅッハーレンレ! ၄(ロ„> _ <„リ၃ハキハーレ!」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「ッ…!!」
ʃt(c◜; ᴗ ; )「ʃt(c◜・ ᴗ ・)&၄(ロ„> _ <„リ၃ << ノcノノσノᴗ σb!?」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃✖✖「チサトト!」ブッブー
ʃt(c◜; ᴗ ; )「キハァッ!」ガバッ
ʃt(c◜; ᴗ ; )ギュムッ…၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「…」足足足
夏美「…千砂都先輩もここに残ってていいですの」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「!?」
夏美「マスカーニャと他の子たちで行くから……」
きな子「そんなことさせないっす!」
夏美「きな子…!」
きな子「分かってるっす…トレーナーを途中で諦めた半端な私が足手まといになったから負けたこと」
夏美「そ…それは違いますの!」
きな子「でも、私たちを置いて行こうとしてたっすよね?」
夏美「うっ…!!」
きな子「そんな私の言うことなんて聞いても仕方ないのかもだけど…」
きな子「行かないで、夏美ちゃん…」ギュッ…
夏美「…私はナンジャモさんを助けないといけないんですの…。勝たなきゃジムリになれないんですの…」
夏美「みんなで幸せに暮らしていくためにはどこかで無理して頑張らないといけないんですのぉ…!!」
夏美「私は…」
夏美「私の『宝物』に……大好きなきな子に世界で一番幸せになって欲しいんですの…!」
きな子「ありがとう、夏美ちゃん…それを聞けて私はとっても幸せっす…」チュッ…
ロcリsˆ ᴗ ˆ)ʂ၄(ロ„„º ᴗº„„リ၃「~~~~♪♪♪~~~♪♪♪~~~」
夏美「あ…」
きな子「この歌…お隣の部屋の口リちさちゃんと口リすみちゃんっす…」
夏美「…いいところなのにこんな歌聴かされたら台無しですのぉ…」グスン
きな子「でも…いい歌っす」
夏美「本当に…その通りですの」
ʃt(c◜; ᴗ ; )ギュッ၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「ッ…!!」足足足
きな子「…私たち、もう一つ忘れてたことがあるっすよね?」
夏美「忘れてたこと?」
きな子「大好きな恋人、友だち…ポケモンとその家族…もう一つの宝物」
きな子「私たちを結んでくれた大事な――――――」
きな子「ああ…これが『本当の宝物』だったんすね…」
ウィーン「………」
ノcノノσノᴗ σb「シブシブ」ペタリ🩹ʃt(c◜ò _ ó)「…」
ʃt(c◜„ò _ ó„)🩹「ハキハレンレ…」アリガトウゴザイマス…
ノcノノ^ノᴗ ^b「カーノノン!」イイッテコト!
ウィーン(ジムリーダー、ナンジャモ…最後に見せた本気は恐ろしく強かった。勝てたのは運ね)
ウィーン(お陰で回復に時間がかかっているわ。ピクニックの時間を長引かせないと…)
ウィーン「…」
ウィーン(だけどこれでもう私の邪魔をする者はいない)
ウィーン(奏でましょう、世界の真ん中…エリアゼロで)
ウィーン(『本当の歌』の力でタイムマシンを再起動させ、私も過去の世界へ行く…)
ウィーン(ウィーン国際音楽学校に今度こそ入学するのよ…!)
ノcノノσノᴗ σb「…」
―――数日後、エリアゼロ
ウィーン「そう………まだ懲りていないと言うことね」
夏美「もちろんですの。私は貴女に聞かないといけないことがあるから」
ウィーン「…ジムリーダーのナンジャモのことなら知らないわ」
夏美「ナッ…ツ!?」
メイ「どういうことだ!? 無事なのかよ!?」
ウィーン「手傷を追いながら私の下から去ったのだもの。今どうしているのかは知らないわ…」
四季「あれから数日経ってるし、それだと本当に危険かもしれない」ブルッ
四季「ウルガモス、チャンプルタウンのアオキさんに伝えてきて」<<ガモッ
ウィーン「それで…他には何か用があるのかしら?」
夏美「スター団の用心棒である貴女に勝ちに来ましたの。そして…」
きな子「マルガレーテちゃんに…『本当の歌』を聴かせに来たっす!」
ウィーン「はぁ!? 言うに事欠いて『本当の歌』…!?」
ウィーン「それは澁谷かのんとパラドックス恋…そして私で作るものよ!」
ウィーン「貴女たちに何が分かると言うの…!?」ギリッ…
夏美「まずは落ち着いて聞く気になれるよう…決着をつけますの」スッ
ウィーン「…!!!」
ウィーン「いいわ。今度こそ永遠の眠りにつかせてあげる」
ウィーン「いきなさい! 澁谷かのん! パラドックス恋!」🎊🎊パァン
ノcノノσノᴗ σb「シーブカッノー!」ʃt(c◜ò _ ó)「ハキハーレンレ!」
夏美「きな子…」コクリ
きな子「夏美ちゃん…! 一緒に戦うっす!」🎊パァン
ʃt(c > ᴗ <)「ハキハーレンレ!」
ノcノノ„σノᴗ σ„b「カ! ʃt(c◜・ ᴗ ・)~~! 」👍ウィッスー
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「ノcノノσノᴗ σb……」👍ウィッス‐
ウィーン「今からバトルするのよ!? 真面目にやりなさい澁谷かのん!」
ノcノノ-ノᴗ -b「カノカノ」ハァー
ウィーン「💢💢」
ʃt(c◜ò _ ó)「レンレ…」
ウィーン「そうね。貴女がいるもの…パラドックス葉月恋、貴女の力を今度こそ見せつけてやりなさい!」
ウィーン「貴女には弱点はない…最強のポケモンなのだから!」
夏美「出てきてマスカーニャ! トリックですの!」🎊ニャハッ🐈
ʃt(c◜ò _ ó)⚫ズッシリ「レェッ!?」
ウィーン「え」
夏美「貴女のポケモンに黒い鉄球を持たせましたの! これで………!」
きな子「恋先輩! テラスタルっす! テラバーストーーーーーーー!!」
ʃt(c > ᴗ <)🏝「ハーヅーキィーーーーーーー!!」======>>💥💥ズバシィッ
ʃt(c◜ò _ ó)⚫ズッシリ「レ…レレ…」バタリ
ウィーン「そんな…!? 一撃で…!?」※ちゃんとダメ計で計算してきました
ウィーン「私が捨てた葉月恋に…!!?」ガタガタ
きな子「どんなポケモンにもそれぞれの特徴があるっす…。仲間がいればさらに可能性は広がるっすよ」
きな子「『弱いポケモン 強いポケモン そんなの人の勝手 本当に強いトレーナーなら好きなポケモンで勝てるように頑張るべき』」
きな子「これはとある人の言葉っすけど…その通りだと思うっす」
夏美「そしてそれは歌だって同じ」
夏美「誰が歌うかだけじゃなく、誰と歌うか、何の為に歌うか、どんな気持ちで歌うか」
ウィーン「…!!」
四季「マルガレーテちゃんに聴いて欲しい。私たちの」
メイ「『本当の歌』…!」🎊🎊🎊🎊🎊🎊
ロcリsˆ ᴗ ˆ)ʂ၄(ロ„„º ᴗº„„リ၃「グッソクムシ~♪~グッソクムシ~♪~グッソクソクソクグソクムシ~♪」
ウィーン「」
ロcリsˆ ᴗ ˆ)ʂ၄(ロ„„º ᴗº„„リ၃「グッソクムシ~♪~グッソクムシ~♪~グッソクソクソクグソクムシ~♪」
🌠ノcノノ„>ノᴗ <„b🌠၄(cʸ„> ᴗ <リ၃🌠/cリs>ヮ<)ʂ🌠6c>ᴗ<∂🌠ʃt(c◜„> ᴗ <„)🌠
ロcリsˆ ᴗ ˆ)ʂ၄(ロ„„º ᴗº„„リ၃「グッソクムシ~♪~グッソクムシ~♪~グッソクソクソクグソクムシ~♪」
ʃt(c◜ò _ ó)「………」
ノcノノ„>ノᴗ <„bつガシッʃt(c◜ò _ ó)!?
🌠ノcノノ„>ノᴗ <„b🌠ʃt(c◜„„> _ <„„)🌠၄(cʸ„> ᴗ <リ၃🌠/cリs>ヮ<)ʂ🌠6c>ᴗ<∂🌠ʃt(c◜„> ᴗ <„)🌠
メイ「おっho…」ムググ
四季「そうだね。心が洗われるようだね」
ウィーン「…」
ウィーン「ふ…ふざけないで! 今は真面目な話をしてるのよ!? こんなものが…こんな歌が…!」
ウィーン「『本当の歌』なわけ…」ハッ
🌠ノcノノ„^ノᴗ ^„b🌠ʃt(c◜„^ _ ^„„)🌠၄(cʸ„> ᴗ <リ၃🌠/cリs^ヮ^)ʂ🌠6cƠᴗƠ∂🌠ʃt(c◜„> ᴗ <„)🌠
ウィーン「パラドックス恋が…笑ってる…!?」
ウィーン「一人でずっと…強くなるために牙を研ぎ続けて来たあの子が…!!」
きな子「歌には人を笑顔にさせる力があるっす。もちろん、そういう歌じゃないものだってあるっすけど…」
夏美「根本は同じ。人の心を打つ歌は歌が大好きな人が歌ってるものばかりですの」
夏美「あんな風に…」
ロcリsˆ ᴗ ˆ)ʂ၄(ロ„„º ᴗº„„リ၃「グッソクムシ~♪~グッソクムシ~♪~グッソクソクソクグソクムシ~♪」
ウィーン「認めない…認めないわこんなこと…!」
ウィーン「…」ロcリsˆ ᴗ ˆ)ʂ၄(ロ„„º ᴗº„„リ၃
ウィーン「『本当の歌』を理解する為に一人くらい持ち帰っていいかしら!?」ポッ
၄(ロ„>_<„リ၃ロcリs>_<)ʂ「!?」ビクゥッ
ʃt(c◜・ ᴗ ・💢)၄(cʸ„ò ᴗ ó💢リ၃/cリsˆヮ˚💢)ʂ6cƠᴗƠ💢∂「ッシャアーッ!!」
メイ「墜ちたな」
四季「墜ちたね」
ウィーン「貴女たちがそうしたんでしょう!?」
ウィーン「…はぁ。やる気が失せたわ」
ウィーン「私の負けよ…」
ビーッ🔔ビーッ🔔ビーッ🔔ビーッ🔔ビーッ🔔ビーッ🔔ビーッ🔔ビーッ🔔ビーッ🔔
夏美「なんですのこの音!?」
メイ「口リポケたちは先にボールに戻れ!」シュウウウロcリs>_<)ʂ
ウィーン「これは…タイムマシンの起動音…!!」
四季「タイムマシン!? 実在したんだ…」
四季「パラドックスポケモンがいるんだからそりゃああるはずだったんだけど…」
ウィーン「『本当の歌』のエネルギーを吸収して起動してしまったのね…」
ウィーン(ということはタイムマシンも口リコンなのね)
メイ「おい! 起動したらどうなるんだ!?」
ウィーン「本来は私がタイムマシンを使い、ウィーン国際音楽学校に入学出来るよう時間旅行するつもりだった…。けど、『本当の歌』の意義が分からなくなってしまった以上、これはもう諦めるわ…」
ウィーン「問題はこのままだとパラドックス恋のような強力なポケモンたちがこちらの世界に流入してくる可能性があると言うことね」
四季「生態系が崩れかねない…大問題だよそれ」
ウィーン「今すぐエリアゼロの底まで行かないと…! けど、ここからだと時間がかかりすぎる…!!」
きな子(『本当の歌』だとかパラドックスポケモンだとか、そういったものを忘れて走る)
夏美(今は夢も宝物も関係ない。世界の危機に瀕しているんだから)
ウィーン(口リがいいとかは今は忘れて…やってしまったことに責任は取らないといけない)
メイ(だけど絶対に間に合わない。それがなんとなく分かり始めたその刹那)
四季(雷鳴がパルデアのど真ん中に轟いた…)
⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡
⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡
⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡
⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡
💥💥💥💥💥💥💥💥💥💥💥💥💥💥💥
夏美「あれは…!!」パアアアアアアア
ナンジャモ「オニナッツ氏ぃ~~~! こっちは完璧! おけおけ物語~!」
きな子「ナンジャモさんっ…!!!!」
epilogue.1 ――数週間後・エリアゼロ最深部
四季「ナンジャモさんが破壊したタイムマシンを私監修で研究・補修してみたんだけど…」
四季「これは凄い。なるほど…これでタイムパラドックスを生じさせてたんだ」
6cƠᴗƠ∂「ククタターンク」
四季「オーリム博士・フトゥー博士はパラドックスポケモンを現代に呼び込んで共存することを望んでいたみたいだね。強力で気性の荒い子が多いみたいだから実現はかなり難しい計画だったと思う」
/cリsˆヮ˚)ʂ「スミーミレミ…」
メイ「なぁ四季、タイムマシンはあの時本当に『本当の歌』のエネルギーを吸収して起動したのか?」
四季「どうだろう? 歌のエネルギーっていうのは非科学的な言い方だけど……。パラドックスポケモンの中にはパラドックス恋先輩やサケブシッポのように歌に因んだポケモンがいたからその子たちを呼び込む餌にはなったかもしれない。で、パラドックスポケモンたちの強大なエネルギーがタイムマシンを起動させたって可能性ならあるかな…」
メイ「…………つまりはパラドックスポケモンたちも口リが好きなんだな」
四季「万国世界共通の宝だから」✨
ロcリsˆ ᴗ ˆ)ʂ၄(ロ„„º ᴗº„„リ၃「グッソクムシ~♪~グッソクムシ~♪~」キャッキャ
メイ「…万国共通の宝だよなぁ実際」ニンマリ
四季「…そうだね」ニッコリ
メイ「…」
メイ「ところでよぉ、ウチの口リすみちゃんって将来はすみれ先輩に進化するのかな」
四季「進化すると思われるね。マルガレーテちゃんの話ではかのん先輩も進化してああなったらしいし」
メイ「そっか…(悲しくなりゅなぁ)」
四季「子どもが成長するのは喜ばしいことだよ、メイ」
メイ「ん? そうだとすると『クゥクゥずきポケモン』のすみれ先輩に進化するんだよな?」
メイ「可可先輩は一匹しかいないよな? ということは…!?」
四季「!!!!??」ドガピッシャーン
四季「というわけでタイムマシンをプチ起動して未来の姿を見てみようと思います」✨
メイ「そんな微調整も出来るなんて天才かよ四季!」
メイ「あぁぁぁ~~~! 近親相〇は流石に禁断のセカイしゅぎるぅ~~!」ドキドキ
四季「起動…」 LTube⏯グッソクムシ~♪~グッソクムシ~♪~
タイムマシン「OHHOOOOOOOOOOOOO…………」ウィンウィン
=====================
/cリs„ˆヮ˚„)ʂ「၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃ォ…💕💕💕!」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「/cリsˆヮ˚)ʂ……チサトト…///」チュッ
=====================
四季「!?」
メイ「おっh!?」
四季・メイ「ちさすみ大勝利いいいいいいいいいい!!!」🙋♀🙋♀イェーイ
メイ「むぅっはぁ~~!口リすみと口リちさ…今仲良くしてる二匹が結ばれるなんて…」ワクワク
四季「やっぱり幼馴染は結ばれる運命なんだね@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ」
メイ「これはしゅごい~~…尊い…!」ウルウル
四季「ん? でも何か…」
========================
/cリs ˚ _ ˚)ʂ💭(6cƠᴗƠ∂ママ…💕…スミーミレアンナ…)
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「??」
/cリsˆヮ˚)ʂ「ヘアーナナ! スーミー!」
========================
四季「これは…!? 可可ママのことも本当は好き。だけど可可ママはすみれママのものだから奪うわけにはいかない」
四季「だからこの想いは心に秘めて、もう一人の大事な人と生きていくって…」グスン
メイ「なんだよそれ…なんなんだその話! 切ないっ…!! そして」
四季・メイ「エッッッッッッッッッッッッ!!!」ℋℋℋℋℋℋ
――この後タイムマシンが暴走・爆発しコゲコゲになった四季メイが発見されたことは言うまでもない
epilogue.2 ―――ハッコウシティ
ノcノノσノᴗ σb🍎၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃🍑ʃt(c◜> ᴗ <)🍓ʃt(c◜ò _ ó)🍓モシャモシャ
きな子「マルガレーテちゃんに一つ質問があるっす」
ウィーン「私に? …何かしら」
きな子「マルガレーテちゃんが恋先輩をマジカル交換に出した時、私の方からもポケモンを送ってるハズっすよね?」
きな子「その子は…今どうしてるっすか?」
ウィーン「…それを聞いてどうするの? 返して欲しいの?」
きな子「っ…!!」
きな子「…」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「レンレ…」
きな子「マルガレーテちゃんは恋先輩を『捨てた』と言っていた。とっても酷い言葉だと思うっす」
きな子「けど…………あの時私も…同じようなことをしたんじゃないかってずっと思ってたっす」
ウィーン「…」
きな子「あの時の私は育成やジムバトルが上手くいかず自暴自棄になってたっす」
きな子「だからあの日…私はあの子が私といることで不幸になると思ってマジカル交換に出したんす…」
きな子「結果的に、珍しくて強いLiella!ポケモンの恋先輩が来て心情的に一変したっす。その後は今の通り…紆余曲折あったけど頑張り続けられたっす」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「レンレハ…」
きな子「今が幸せなのは恋先輩のお陰っす…」
ʃt(c◜> ᴗ ・)「ハッヅキーハレハ!」ピョイピョイ
きな子「だけどそれは私が…育てるのを諦めて貴女に送ったあの子のお陰でもあるっす…!」
きな子「勿論『捨てた』なんては思ってない………だけど…だけど…! 一言だけ…!」
きな子「私の身勝手で別の人のところに行ってもらったあの子に謝りたいっす…!」
ウィーン「………」
ウィーン「ボックスの中に確かにいたわ。貴女の……」🎊ポイッ🐈ニャハッ
きな子「あぁ…あぁぁぁ………」
きな子「ゴメンね………。ゴメンなさい……私の初めてのポケモン…!」
きな子「ニャオハ…!」
きな子(マジカル交換は世界の人とポケモンを交換できる、世界を結ぶコミュニケーションツール)
きな子(立派な志の下で生まれた技術だけど、中には『いらない子』を捨てる用途で使う人もいる)
きな子(私はこれからブリーダーになる。だから……そういう子たちも幸せになれるよう育てたい)
きな子(そう、決心した―――――)
ウィーン「今の話を聞いて私も貴女に提案があるの…。澁谷かのんを貴女に預けても良い?」
きな子「かのん先輩を私に…!?」
ウィーン「そうよ。今回の一件で私は『本当の歌』について見直さないといけないと思ったの」
ウィーン「また改めて旅に……そうね、せっかくだしこのニャオハとチャンピオンロードに参加するのも悪くないと思っているの」
ウィーン「だけどこの子…澁谷かのんは私の言うことを聞かないから」💢
ノcノノ-ノᴗ -b「ブーブー」
きな子「それを聞かせられるよう意思疎通するのも大事なことなんじゃないっすか?」
ウィーン「まぁそれはそうなのだけど……」
ウィーン「だけどこの子は…嵐千砂都や葉月恋と一緒の方が嬉しいのではないの?」
ノcノノσノᴗ σb「!!!」
ʃt(c◜ò _ ó)「………」
ノcノノσノᴗ σb「………」
ウィーン「……世話になったわね、桜小路きな子」
きな子「いいっすよ。私たちは『先輩』っすから」
ウィーン「貴女も……。せいぜい幸せに暮らすことね、澁谷かのん」
ノcノノσノᴗ σb「シッシ!」✊フリフリ
きな子「いやどんだけ嫌いなんすかマルガレーテちゃんのこと…」
ウィーン「フン…これでせいせいするわ。行くわよニャオハ、パラドックス恋」🐈ニャハッ
ʃt(c◜; ᴗ ;)つフリフリ「レンレーーーン」バイバイ
ʃt(c◜ò _ ó)「………」プイッ
ノcノノσノᴗ σb「………」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「……ノcノノσノᴗ σb、アラシーチサチサ」👐トスッ…
👐トスッ==ノcノノσノᴗ σb「ノ!?」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「ノcノノσノᴗ σb💞ʃt(c◜ò _ ó) サット?」
ノcノノσノᴗ σb「……!?」
ノcノノ>ノ_ <b「…………!!」
ドタドタドタドタドタドタ
ウィーン「この音は一体何の……ひぃっ!? 澁谷かのん!?」
ダダダッ======ノcノノσノᴗ σb「 ʃt(c◜ò _ ó)ーーーーー!!!」
ʃt(c◜ò _ ó)「ノcノノσノᴗ σb!? ハレハーレンレ!?」
ノcノノσノᴗ σb「ノォ、ノォ………」ゼェハァ
ウィーン「貴女、どうして私を追いかけて……」
ノcノノ>ノ_ <b「……ッ」スウウウウ
ノcノノ„„σノᴗ σ„b「カノン……ʃt(c◜ò _ ó)ノカノカ💞カ!」
ʃt(c◜„ò _ ó„)「!!?」
………
きな子「かのん先輩行ってしまったけど良かったんすか? せっかくLiella!ポケモンが勢ぞろいしたのに…」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「…ラシラシ」コクリ…
きな子(それは幼馴染の千砂都先輩だけが知っていたこと
――ノcノノσノᴗ σbの好きな人はずっとずっとʃt(c◜・ ᴗ ・)だった。だけど彼女はいなくなってしまって
――入れ違いで来たʃt(c◜ò _ ó)は姿形は似ていても全く違う子。最初は苦手だった
――少しずつ、少しずつ心の氷を解きほぐし…いつしかかの狂犬が気を許すようになった時
――ようやく再会出来た၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃とʃt(c◜・ ᴗ ・)が結ばれているのをノcノノσノᴗ σbは知ってしまった
――၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃はノcノノσノᴗ σbと再会し涙を見るまでは、彼女の恋心を知らなかったけど…
――知ってしまった以上、ノcノノσノᴗ σbに謝りたかった。大好きな踊りを捨ててもいいくらいに
――だって大事な幼馴染だから。大好きだから。誰より幸せになって欲しいから
――ノcノノσノᴗ σbは気持ちを切り替えることにした。その時ふっと目の前に彼女がいた
――少しだけ自分に気を許したʃt(c◜ò _ ó)に自身の心も癒されいって…
――大事で大好きで誰より幸せになって欲しい幼馴染に背中を押され、新しい恋に気付いたっす…)
ノcノノ„„σノᴗ σ„bチュッ…ʃt(c◜„ò _ ó„)「!?」
きな子(――仲良しだったLiella!からたった一人離れていく
――チャンピオンロードは過酷、それに最終的にはマルガレーテちゃんと留学することになるかもしれない
――それでも…この道の先に今度こそ『本当の歌』を見つける為に
――『私の叶える物語』の為に)
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「ノcノノσノᴗ σb……」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「ノcノノσノᴗ σb………………!」
――「行ってらっしゃい」そんな声は涙の落ちる音にかき消えていく
――振り返り、恋先輩を見る目はいつもと同じの真っ赤なまんまるおめめだった
epilogue.3
夏美「私も…行こうと思いますの」
きな子「…はい」
夏美「まぁまぁ、パルデアは空を飛ぶタクシー(・8・)があるからいつでも会いに行けますの!」
夏美「にゃっふふ~~! 寂しい時はいつでも呼んで♪」
きな子「…もちろんっす」
夏美「…そんな顔しないで? 本当の本当に、いつでも会いにいくから」
きな子「……うん」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「…」
夏美「千砂都先輩もぉ~、恋先輩とイチャイチャばっかりしないでちゃーんとポケジョブしてね?」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「ラーシッ」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「レンレ…」ショボン
၄(ロ„; _ ;„リ၃「サト…」
――時は遡り、エリアゼロでの一件の日…
ナンジャモ「謎のタイムマシン発見!? 暴走!? ヤバいぞコレー!」
ナンジャモ「だけどそこにボクがマルマインのごとく素早くきたぞー!」
ナンジャモ「その正体はー!? 何者なんじゃ? ナンジャモです!」ドーン
夏美「嘘…ナンジャモさん!?」
メイ「生きてたのかよ…しかもこんな危険地帯の中で!?」
四季「dangerous…」
ナンジャモ「フヒヒ… いいとこはきっちり全部持っていくのが大物LTuberなんだなー!」
ナンジャモ「タイムマシンは1000万ボルトでしっかり壊したからね!」
ナンジャモ「今からでも配信したらバズりまくり間違いなしだっよねー」
夏美「…ナンジャモさんっ…!」ギュゥッ
ナンジャモ「…!」
夏美「心配しましたの…! 無事だったのなら連絡して欲しかったですの…!」グスン
ナンジャモ「…心配かけてゴメンね。オニナッツ氏…」ギュッ…
ウィーン「それで? 貴女はここで何をしていたというの?」
ナンジャモ「おーっとウィーン氏!? ここにいるということは仲間になったのカナー?」
ナンジャモ「よいぞよいぞー! 喧嘩の後には仲直り、青春じゃもー」
ウィーン「話の繋がらない人ね…!」
メイ(お前も大概だろ…)
ナンジャモ「ウィーン氏に負けた後さ、気になってそのままここに来たんだよね」
ナンジャモ「ゲートはジムリ権限で開けられるし~本気のボクならここでも楽勝!」
四季「え、ここのポケモン相手にするのが楽勝…!?」
きな子「それは流石に…」
ウィーン「本当だと思うわ。変人だけど実力は確かだもの、この人」
ウィーン「私は2匹しか鍛えられてないけどこの人は手持ちやボックスの子まで育ててる」
ウィーン「もしあのまま2戦目、なんて言われたら私の方が負けていたわ…」
夏美「そうなんですの!?」
夏美(ナンジャモさん…本気だとそんなに強かったんですの?)
夏美(私は確かにきな子と組んでマルガレーテさんの強力なポケモンを倒した)
夏美(オモダカさんにだって圧勝してチャンピオンランクになりましたの…)
夏美(けど、ポケモンリーグの人たちの本気はもっと強かったりするんですの…?)
夏美「…」
ナンジャモ「エリアゼロのポケモンをマメバッタ~と倒していくとなんじゃこりゃー!?」
ナンジャモ「謎の怪しい機械があるではないかー!? ってことで様子を見てたんだよね」
ナンジャモ「そしたらウヨウヨ見たことないポケモンが出て来たから…」
ナンジャモ「電撃一閃ー! ジムリーダー ナンジャモが滅多に見せない本気を見せたやったのだ!」
四季「あー、起動するのに凄まじいエネルギーを使ったから防衛プログラムが働かなかったのか…」
メイ「結果的にそれで正解だったけどとんでもない行動力だな…」
ウィーン「逆に私よくこの人に勝てたわね…」
……………
夏美(ナンジャモさんは動画配信でも大人気。尊敬してますの)
夏美(ポケモントレーナーとしても、大人としても…今回の件で尊敬の念は増しましたの)
夏美(私は、あの人みたいになりたい…!!)
夏美「…」
夏美「…」
ナンジャモ『?? オニナッツ氏はトップチャンピオンは目指さないの?』
夏美『それに…早く定職について、やりたいことを見つけたきな子をちゃんと養いたいんですの…』
ナンジャモ『…そっかぁ。。。』
夏美(あの時の会話を思い出す。あの時ナンジャモさんはどんな顔してましたの?)
夏美(LTubeの配信で見せるような輝く笑顔)
夏美(…の中に見える微かな寂しそうな陰)
夏美「私は………」
夏美「一等賞になりたい―――」
夏美「動画配信でも、トレーナーとしても…」
夏美「きな子の恋人としても…!」
夏美「全部を手に入れることは出来ませんの…」
夏美「だから順番に手に入れる。私が今、一番やりたいことは…!」
夏美「私の夢は―――私の『宝物』とその将来を考えてするべきことは……!!」
きな子(――はじまりは、マジカル交換でやってきた恋先輩
――諦めていた夢に向かってもう一度走り出して、上手くいったと思ったら躓いて
――大好きな人が出来て…
――新しい夢も見つけることが出来た
――恋先輩やポケモンたちが私の宝物
――夏美ちゃんが私の宝物
――恋先輩の宝物の千砂都先輩や口リちさちゃん、かのん先輩だって宝物
――口リちさちゃんの宝物の口リすみちゃんや可可先輩、すみれ先輩、メイちゃん、四季ちゃんも宝物
――この際だから、マルガレーテちゃんも宝物に入れてあげるっす
――宝物がいっぱい。いっぱいあるから宝箱から溢れないように結び付けておかないと
――私の宝物を結ぶ、本当の宝物は――――)
夏美「私……もう一度チャンピオンを目指したいと思いますの」
きな子「…うん」
夏美「驚かないんですの?」
きな子「あの一件があってきっとそう言うだろうって思ってたから」
夏美「…」
夏美「その為に、まずはエリアゼロで特訓しようと思ってますの」
きな子「っ…」
夏美「どうも昔使ってた研究施設があるみたいで、寝泊りは問題なく出来ますの~」
夏美「それに空を飛ぶタクシー(・8・)もあるからいつでも戻ってこれますの!」
夏美「…きな子はブリーダーになる為に、学校で勉強するでしょ?」
きな子「は………」
きな子「はい、っす…!!」
夏美「ごめんなさい。家を建てて一緒に住むのはもう少し先になりますの…」
きな子「夏美ちゃん…!!」
きな子(行かないで。私と一緒に居て…)
きな子(それを言えばここに留まってくれるのかもしれない)
きな子(だけど…)
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃၄(ロ„; _ ;„リ၃ʃt(c◜・ ᴗ ・)
きな子(私と一緒に残ってくれる先輩たちを見てそんなことは言えない)
きな子(夏美ちゃんの背中を押す勇気を私のポケモンたちがくれるから)
きな子「行ってらっしゃい、夏美ちゃん…」
夏美「必ず戻ってきますの! チャンピオンになって…!」
夏美「大好きなきな子の一等賞になるために!」
――夢に向かって突き進む毎日は新しい発見ばかりでワクワクする
ʃt(c◜> ᴗ <)「ハッキハーレンレ!」
――隣にいる友だちやポケモンたちとの日々が癒しになる
ʃt(c◜´ ᴗ `)「レレンレレンレンレン~♪」
ʃt(c◜- ᴗ -)「zzz…」
――時にはここにいない人たちを想って、寂しくて泣いてしまう
ʃt(c◜; ᴗ ; )「レーンレーン…」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃၄(ロ„; _ ;„リ၃「サトサト」LTube⏯
――そんな時は最高に嬉しくて楽しかったあの瞬間を思い出す
ロcリsˆ ᴗ ˆ)ʂ၄(ロ„„º ᴗº„„リ၃
🌠ノcノノ„>ノᴗ <„b🌠ʃt(c◜„„> _ <„„)🌠၄(cʸ„> ᴗ <リ၃🌠/cリs>ヮ<)ʂ🌠6c>ᴗ<∂🌠ʃt(c◜„> ᴗ <„)🌠
――大好きな人と大好きなポケモンが私の宝物
――そしてそれを結び付けてくれる『歌』が私の本当の宝物っす…
完
元スレ
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「レンレーハヅッキ! ハーレー!」
きな子「前のトレーナーさんの力にはなれませんでしたが、心機一転きな子のお役に立てるよう頑張ります! って言ってるっすね」
夏美「きな子の動物の言ってることが分かる能力結構便利ですの…」
夏美「にしても恋先輩をマジカル交換に流すなんてとんでもない人がいるものですの。今やLiella!ポケモンはレジェンド、伝説のポケモンと言っていいのに」
きな子「そうっすよね…。恋先輩、きっと凄いポケモンだと思うっす」
💪ʃt(c◜・ ᴗ ・)「レンレーン!」チョイチョイ
きな子「あはは、恋先輩も期待に応えたいって言ってくれてるっす」
夏美「…そういうことなら早速バトルしてみますの?」
きな子「望むところっす! 行くっすよ! 恋先輩!」
ʃt(c◜> ᴗ <)💨「ハッキハー!」ピョイピョイ
7: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 21:03:15.66 ID:j19HYbrC.net
夏美「Liella!ポケモンにはLiella!ポケモンですの!」
夏美「おはこんハロナッツ~! 千砂都先輩!」ポイッ…🎊
==၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「チィッサ!!」シャキーン
ʃt(c◜„・ ᴗ ・„)!?「レレ!?」ドキリ
きな子「えぇっ!? 夏美ちゃん、千砂都先輩持ってたんすか!? 羨ましいっす~!!」
夏美「にょほほ~! 何回もモンスターボール投げて捕まえましたの!」
夏美「お陰でマニーが…」💸スッカラカン
夏美「だから持ち物は勿論おまもりこばんでっすの~!」ニャハッ
きな子「きな子から毟る気マンマンじゃないっすか!?」ガーン
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃ ♀ まるずきポケモン
H95-A125-B79-C60-D100-S81
タイプ:みず/ひこう 特性:おどりこ
9: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 21:06:32.99 ID:j19HYbrC.net
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃つつシュババ「チィ!!」ギラギラ
ʃt(c◜・ ᴗ ・;)💦「レンレレー…」アセアセ
きな子「千砂都先輩、めっちゃ強そうっす…」
きな子(この圧力…こんなのもうギャラドスじゃないっすかぁー!)
きな子「恋先輩! フリーズドライとか電気技とか持ってないっすか?」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)×「ンーン…」フリフリ
きな子「ないっすか…となれば正攻法っす!」
きな子「トリプルアクセ…」
夏美「千砂都先輩! まずはフェザーダンスですの!」
(↓🕊၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃🕊↓)「チィ~サ~」フリフリ
ʃt(c◜・ ᴗ ・ ;;)「ハレレッ!?」A↓↓
きな子「しまっ…!」
10: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 21:09:56.63 ID:j19HYbrC.net
夏美「そして~竜舞からの~!」
(↑🐉၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃🐉↑)ブオンブオン「チィーサーァー!」A↑S↑
夏美「アクアステップ!」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃==👣クルクルビシッ「トォォーー!」S↑
ʃt(c◜× ᴗ ×)「レンレーーーーッ」バタリ
夏美「にゃはにゃはっ! しょーりでっすの~!」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃〇「マルッ!」ブイブイ
きな子「恋先輩! 大丈夫っすか?」
ʃt(c◜× ᴗ ・)「ハキ…」
きな子「しばらく安静にしてたら大丈夫そうっすね。後でポケセンに行きましょう!」
夏美「それで賞金は…」モミモミ
きな子「友だちから毟ろうとする夏美ちゃんは嫌いっす」プイッ
夏美「」ガーン
11: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 21:14:35.91 ID:j19HYbrC.net
夏美「ぶぅ。。。きな子のケチ」
きな子「なんか言ったっすか?」👹
夏美「な、なんにも言ってないですの~!」💦
きな子「そんなことよりポケセンっす。夏美ちゃんも行くっすよね?」
夏美「もちろんですの!」
きな子「じゃあ空を飛ぶタクシー(・8・)で一緒に行くっすよ」
夏美「あっ…せっかくポケセンに行くんなら…」
…(・8・)(・8・)(・8・)(・8・)(・8・)(・8・)チュンチュンチュチュチュン
きな子「はぁ…」カポーン
夏美「バトル後のお風呂は生き返りますの~」♨
ʃt(c◜´ ᴗ `)「レ~~…」ポヨンポヨン
きな子「…」
夏美「…」
きな子・夏美(恋先輩の胸でっか…///)
13: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 21:19:49.83 ID:j19HYbrC.net
၄(cʸ„ò ᴗ || 「チィ…」チラチラ
きな子「あれ? なんで千砂都先輩はあんな遠くにいるっすかね?」ポイン
夏美「千砂都先輩も一緒に入りますの~! バトルの疲れを癒すにはお風呂が一番ですの~!」タユン
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「キーハッ?」ポヨンポヨン
၄(cʸ„◉ _ || 「チィチィ…」スットーン
きな子「あっ…」
夏美「千砂都先輩、なんて言ってますの?」
きな子「恥ずかしいから入りたくないって言ってるっす。…その、みんな胸が大きいからって///」
夏美「えぇ…///」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)つオイデオイデ「ハキハー。レンレン!」
၄(cʸ„ò ᴗ || 「ア…」
၄(cʸ„„> ᴗ <„„リ၃「チサ…///」トテトテ
きな子・夏美(恥ずかしがりながらやってくる千砂都先輩超かわいい…!!)
14: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 21:22:09.94 ID:j19HYbrC.net
ʃt(c◜´ ᴗ `)「ハハンハハンハンハン~~」♫
၄(cʸ„´ ᴗ `リ၃「ラランラランランラン~」♪
きな子「歌い始めちゃったっすね」クスリ
夏美「千砂都先輩、お風呂で踊るのはダメですの~」
きな子「…この2匹、仲良くなれそうっすね」
夏美「バトルが終われば友だち同士ですの!」
夏美「…私も、きな子ともっと仲良く…///」
きな子「えっ? 何か言ったっすか?」
夏美「…」ムスッ
夏美「なんでもないですのー」
きな子「…///」
18: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 21:31:04.53 ID:j19HYbrC.net
夏美「今日はこのまま旅館にお泊りですの!」
きな子「明日からはまた宝探しっすからね…」
きな子「恋先輩! 千砂都先輩! お休みっす!」
ʃt(c◜- ᴗ -)・၄(cʸ„- ᴗ -リ၃「zzz…」
…
きな子「…」
きな子(恋先輩…マジカル交換で流れて来た不思議なポケモン)
きな子(早速バトルして、負けてしまったけど…凄いポテンシャルのポケモンだと思う)
きな子(バトルだけじゃない。コンテストやミュージカルでだってきっと活躍できる)
きな子(私には勿体ない良い子っす…)
きな子(きな子は…恋先輩の為に何が出来るの?)
きな子(私は…一体何の為に『宝探し』をしているの…?)
20: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 21:36:32.66 ID:j19HYbrC.net
――次の日
夏美「それじゃあ宝探しに戻りますの!」
きな子「…夏美ちゃんはどこに行く?」
夏美「ヌシがいるらしい東3番エリアに行ってみようと思ってますの」
夏美「それから今日はナンジャモさんとコラボ配信もしますの! ね、ニャオハ!」ニャハッ🐈
きな子「…」
きな子(夏美ちゃん、もうハッコウジムを攻略したんすね…)
きな子(それに比べて私はまだ…)
きな子(いや! 弱気になるのはまだ早いっす! 私も頑張っていけばいいっす!)
きな子(それにマジカル交換で恋先輩…凄い子も来てくれたんすから…!)
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「レンレ…」バイバイ
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「サットー!」バイバイ
21: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 21:39:47.13 ID:j19HYbrC.net
きな子「恋先輩に一つ、確認しておきたいことがあるっす」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「ハキ?」
きな子「きな子は…この宝探しでもっと強いポケモントレーナーになりたいっす」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「レンレ!」
きな子「私もそのために頑張りたい? そう言ってくれるのは嬉しいっすけど…」
きな子「ポケモントレーナーの道、チャンピオンロードは特に険しい道のりっすよ」
きな子「私は決して良いトレーナーじゃないっす。夏美ちゃんの方が上っす…」
きな子「それでも一緒に来てくれるっすか?」
ʃt(c◜> ᴗ ・)つ↑↓「レレンレー!」ブンブン
きな子「恋先輩…ありがとうっす! 早速特訓っすよ!」
==))ʃt(c◜> ᴗ <)「ハキハー!」
24: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 21:45:48.66 ID:j19HYbrC.net
きな子(恋先輩は氷タイプ…草タイプや鳥ポケモンを沢山倒して経験値を積むっす)
きな子「あれはハネッコの群れ…レッツゴーっす!」ポイッ
==))ʃt(c◜・ ᴗ ・)ビシバシ「レンレーン!」シュババッ
…
きな子「いいっすよ恋先輩! 今度はシキジカの群れ発見っす! 早速…」
四季「させないっ!」シュバッ
ʃt(c◜・ ᴗ ・)!?「レレッ!?」ピタァ
きな子「え…!? 四季ちゃん!?」
四季「シキジカは私の虫ポケモンの貴重な経験値。これ以上狩らせるわけにはいかない」
四季「バトルしよう、きな子ちゃん。負けた方は素直に退散、OK?」
きな子「望むところっす!」
25: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 21:48:12.15 ID:j19HYbrC.net
きな子「行くっす! 恋先輩!」
ʃt(c◜> ᴗ ・)「ハッキハー!」ピョイピョイ
きな子(野生ポケモンとのバトルでかなり強くなったと思うっす!)
四季「へぇ…。きな子ちゃんもLiella!ポケモン持ってるんだ」
きな子「きな子『も』…!?」
四季「行くよ…可可先輩!」ポイッ
==6cƠᴗƠ∂「クックー!」
きな子「あ、あのポケモンは…!!」
ʃt(c◜・ ᴗ ・ ;)「レンレレレン!?」
きな子「四季ちゃんも伝説のLiella!ポケモンを…!? これは強敵の予感っす!」ジリッ
6cƠᴗƠ∂ ♀すみれずきポケモン
H60-A70-B50-C100-D50-S65
タイプ:ノーマル 特性:あまのじゃく
27: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 21:51:10.00 ID:j19HYbrC.net
ʃt(c◜> ᴗ <)win!「キレッキレー!」ピョイピョイ
6c×ᴗ×∂「クゥ…」バタリ
四季「…」
きな子(弱っ…)
きな子(じゃなくて! きっと恋先輩が強くなってるんすよね!?)
四季「また勝てなかった…」
四季「と言うか一つ言いたいんだけどパルデアでも虫タイプは不遇すぎて笑えない…! 今回も虫統一しようとしたらハッサムウルガモスに頼らざるを得ない。エクスレッグ🦗は良いと思うけどワナイダー🕷はどうにかならなかったと問い詰めたい…goddamn」ツラツラ
きな子「よく分からないけど葛藤があるんすね…」
四季「うん、虫ポケモン好きだから。だけど勝敗はあんまり気にしてないかな…」
きな子「えっ…」
四季「トレーナーとして強くなりたいわけじゃないし。私の『宝物』はきっと虫ポケモンや研究の中にあると思うから」
29: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 21:54:24.29 ID:j19HYbrC.net
きな子「…」
きな子(『宝物』…夢や目標はやっぱり人それぞれっす)
きな子(四季ちゃんはあんまり強くなかったけど、活き活きして旅をしているのが分かったっす)
きな子「…」
きな子「私は…このままポケモントレーナーを続けていいんすかね?」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)つ「レーレー」チョイチョイ
きな子「どうしたっすか?」
ʃt(c „> ᴗ <„)「ハーヅキーレンレ၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃?」
きな子「あ…今日は夏美ちゃんたちと一緒に泊まるわけじゃないっすよ。昨日だけ特別っす」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「レレレ…」ショボン
31: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 22:01:39.09 ID:j19HYbrC.net
――次の日
メイ「すみれ先輩! 今こそコスモパワーを感じてくれ!」
(↑🌟/cリsˆヮ˚)ʂ🌟↑)「ギャラクシィィィィ!」B↑D↑
きな子「しまっ…! これだと攻撃を受け止められちゃうから…!」
メイ「いっけーー!10まんボルト!」ヤッチャッタッタラヤッチャッタノヨー
/cリsˆヮ˚)ʂ==⚡ビリビリ「スーミィーーーー!」コレッタラコレー
ʃt(c◜× ᴗ ×)ビリビリ「ハーーーレーーーー」バタリ
メイ「よしっ! 私たちの勝ちだ!」
/cリsˆヮ˚)ʂ「ヘアッ!!」フンス
メイ「ははっ、そうだよな。ショウビズの女神すみれ先輩は勝って当然だもんな」
きな子「負けちゃったっす…」
/cリsˆヮ˚)ʂ ♀クゥクゥずきポケモン
H75-A125-B140-C60-D90-S40
タイプ:でんき/エスパー 特製:てきおうりょく
32: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 22:06:31.68 ID:j19HYbrC.net
きな子「メイちゃんはチャンピオンを目指してるんすか?」
メイ「あ? そうだな…少し前まではそんな目標なかったんだけどなぁ」
メイ「ここだけの話、元々は四季の研究の手伝いたくて旅に出たんだ」
メイ「けど、やる気に満ちたすみれ先輩をゲットしてからは頑張ろうって気になったよ」
きな子「そうなんすか…」
メイ「きな子もチャンピオン目指してるんだろ? お互い頑張ろうぜ」グッ
メイ「夏美にかなり先を越されてるからなぁ…追いつかねえと」
きな子「…」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「レンレーハレンレ! 6cƠᴗƠ∂ レキレ」ピョンピョン
/cリs „ˆヮ˚„ )ʂ「6cƠᴗƠ∂!? ヘー…/// レレスミミナ///」カアアアアア
34: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 22:12:09.64 ID:j19HYbrC.net
きな子「…」
きな子(メイちゃんには元々別の目的があったけど、すみれ先輩と出会って目標が出来た…)
きな子(そういうこともあるんすね…)
きな子(一番強いポケモントレーナー、チャンピオン。きっと憧れない人はいないっす)
きな子(だから私もなりたかった。恋先輩という強いポケモンが来て現実味を帯びたように感じられた)
きな子(だけどまた、道が険しいことを思い知らされている)
きな子「私は…」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)つ「レーレー」チョイチョイ
ʃt(c◜„・ ᴗ ・„)「ハーヅキーレンレ၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃?」ドキドキ
きな子「あはは、恋先輩は本当に千砂都先輩と仲良しになったんすね」
きな子「…今度、夏美ちゃんと一緒に泊まれるよう約束しておくっす」
36: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 22:19:12.61 ID:j19HYbrC.net
きな子「え…」
ʃt(c◜× ᴗ ×)「レ…レレ…」パタリ
「ʃt(c◜・ ᴗ ・)戦闘不能! よってジムリーダー、ナンジャモの勝利!」
………
きな子「また…勝てなかった…」
きな子(どうして…!? 恋先輩はポテンシャルで負けてないハズ…特訓だってしたのに…!)
きな子「…」
きな子(やっぱり…)
夏美「きな子…」
きな子「!! 夏美ちゃん…?」
夏美「ジム戦見てましたの…。残念でしたの…」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「ラシラシ」ヨシヨシ
ʃt(c◜; ᴗ ;)「レーンレーン…」ショボン
38: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 22:24:04.05 ID:j19HYbrC.net
きな子「ハッコウシティまで来てくれてありがとうっす…夏美ちゃんはもっと先に行ってるはずなのに」
夏美「別にいいんですの。空を飛ぶタクシー(・8・)でいつでも行けるんだから」
きな子「…」
夏美「相談があるんでしょ?」
きな子「…」
きな子「っ……!」
きな子「私…チャンピオンロード諦めようと思ってるっす」
夏美「っっ…!!」
きな子「私には才能がない…恋先輩みたいな強いポケモンがいるのに勝てない」
きな子「それは私自身がトレーナーとしてダメだからっす…」
夏美「っ…でも」
きな子「『やってもないのに向いてるかどうかなんて分からない』って夏美ちゃんは言ってくれた」
きな子「けど…やってみた結果がこれっす」
39: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 22:27:33.85 ID:j19HYbrC.net
夏美「~~~っ! けど!」
きな子「分かってるっす…。もっと頑張れば出来るかもしれない」
きな子「そんな覚悟で夢なんて語ってほしくない…そうでしょ?」
夏美「うっ…!!?」
きな子「こんなこと、夏美ちゃんも聞きたくないっすよね…」
夏美「…」
夏美「聞きたくなかったのは事実ですの…。けど、理解は出来ますの」
きな子「え…」
夏美「私も…自分の目標が分からなくなったから…」
きな子「夏美ちゃんもっすか…!?」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「ラーシラーシ」ギュッ…
ʃt(c◜„- ᴗ -„)「レンレ…」ドキドキ
41: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 22:32:16.09 ID:j19HYbrC.net
夏美「千砂都先輩とマスカーニャが強いお陰でどんどんジムを攻略出来るけど…思うんですの」
夏美「ナンジャモさんとコラボ配信してる時が一番楽しい。私のしたいことはこれなんだって」
夏美「千砂都先輩もマスカーニャもそっちのほうが活き活きしてる気がしますの」
きな子「あ…」
きな子「夏美ちゃんもそういう風に悩んでるんすね」
きな子「なんかちょっとホッとしたっす…」
夏美「私はもう少し、頑張れるだけ頑張ってみようとは思ってますの。チャンピオンロードに挑戦出来る機会は今後も来るとは思えないから」
夏美「きな子も悩んで悩んで、決めるべきだと思いますの」
きな子「私のやりたいこと…」
ʃt(c◜- ᴗ -)・၄(cʸ„- ᴗ -リ၃「zzz…」
43: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 22:35:36.86 ID:j19HYbrC.net
――翌日
夏美「決まりましたの?」
きな子「…」
きな子「決まらなかったっす」
夏美「えぇ…?」
きな子「だからこそ、まだこのチャンピオンロードを諦めないで頑張ってみようと思うっす」
夏美「きな子…」
きな子「まだ分からないけど…この旅の先にきっと目標が…『宝物』があると思ってやってみるっす!」
きな子「恋先輩たちと一緒に…!」
ʃt(c◜> ᴗ ・)「レレンレ!」💪
夏美「~~~~っ! その意気ですの! そんなきな子が…そんなきな子だからこそ、大好きですの!!」
44: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 22:39:48.49 ID:j19HYbrC.net
きな子(それからしばらく、夏美ちゃんと一緒に特訓しながら旅をした)
きな子(心はまだ決まってないけど…同じような悩みを持つ夏美ちゃんが一緒なのは心強かった)
きな子(恋先輩が千砂都先輩と一緒にいられて嬉しいのが分かって私も笑顔になれた)
「ハカドッグ、ストリンダー戦闘不能! よって勝者、挑戦者!」
ʃt(c „> ᴗ <„)win!「キレッキレー!」ギュッ
၄(cʸ„> ᴗ <リ၃win!「チィッサー!」ギュムッ
きな子「やった…! ついにやったっすーー!」
夏美「きな子とタッグを組んだからですの! 私ひとりじゃ勝てなかったかも…」
きな子(そして…恋先輩たちと夏美ちゃんが私の『宝物』なんだと実感出来た)
45: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 22:46:24.80 ID:j19HYbrC.net
夏美「こんな雪山でピクニック!? 冗談ですの」
きな子「全然大丈夫っすよ~。こういうとこでの暮らしは私に任せるっす」
夏美「きな子が言うなら信じるけど…」
=💫=💫=💫ʃt(c◜> ᴗ <)クルクルクルッ「レンレレーハー!」
၄(cʸ„> ᴗ <リ၃=💨=💨=💨ピョンピョン「アーシィッ!」
きな子「恋先輩と千砂都先輩も、スケート中断してご飯にするっすよ~!」
………
夏美「思ったより暖かいですの…」ポカポカ
きな子「でしょ? かまくらの中でのコタツもオツなものっす」ポカポカ
ʃt(c◜„„- ᴗ -„„)「ハァーー…」🍓シミジミ
၄(cʸ„„- ᴗ -„„リ၃「アァーー…」🍑シミジミ
47: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 22:52:32.98 ID:j19HYbrC.net
きな子「…寒くないっすか?」
夏美「大丈夫…だけど」ドキドキ
きな子「だけど?」
夏美「こっち側、段になってて寝づらいから…そっち側に寄ってもいい?」
きな子「…もちろんっす」
夏美「…///」ギュッ…
きな子「…///」
きな子(私…やっぱり夏美ちゃんのことが好きっす…)キュッ…
49: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 22:58:13.03 ID:j19HYbrC.net
――次の日
きな子「…」
夏美「マジ…ですの…?」
きな子(夏美ちゃんとのピクニックから一夜明け、私たちが見たものは…)
🥚ジャジャーン
ʃt(c◜„・ ᴗ ・„)「レヅレヅ…」ツヤツヤ
၄(cʸ„„ò ᴗ ó„„リ၃「アン…///」テカテカ
きな子「な…なんじゃこりゃああ~~~~~っ!!」
50: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 23:01:05.60 ID:j19HYbrC.net
夏美「うわわうわ…とんでもないことになりましたの」
きな子「このタマゴ🥚…どう考えてもこの2匹のっすよね?」
夏美「タマゴ未発見グループだと思ってましたの!」
きな子「っていうか♀同士でも出来るものなんすね…」
きな子「四季ちゃんに一応報告してみよう…(※後日6cƠᴗƠ∂/cリsˆヮ˚)ʂのタマゴが見つかったそうです)」
夏美「それで…」チラッ
夏美「このタマゴ…誰が育てますの? 責任は取るべきですの!?」ガーン
きな子「責任!?」
きな子「じゃあ…このタマゴが生まれて育つまで…この子は千砂都先輩と恋先輩の子なわけだから…///」
きな子「『親』の私たちもずっと一緒にいないとっすよね…///」
夏美「///」
きな子「///」
52: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 23:04:30.97 ID:j19HYbrC.net
きな子「…」
ʃt(c◜„・ ᴗ ・„)🥚ギュゥッ「レンレレ…」ポカポカ
きな子「恋先輩、タマゴを大事に抱いてるっす…」
夏美「すっかりお母さんなんですのね」クスリ
၄(cʸ„„ò ᴗ ó„„リ၃「チィッサ!トットー!」コッチモコッチモ
ʃt(c◜„・ ᴗ ・„)「レー? レレーキー…」ハイ🥚
၄(cʸ„„> ᴗ <„„リ၃🥚ギュゥッ「ラァラー!」ポカポカ
きな子「今度は千砂都先輩がタマゴを温めてるっす!カワヨっすぅ~」
夏美「こっちもお母さん………んんっ?」
夏美「この2匹…どっちがどっちにナニしたんですの///?」
きな子「!!?」ピシャーン
54: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 23:07:13.63 ID:j19HYbrC.net
🥚パアアアアアアアアパリッ…パリッ…パリリッ………
၄(ロ„> _ <„リ၃「口リチィッサ…」 おめでとう! タマゴがかえって၄(ロ„> _ <„リ၃がうまれた!
きな子「千砂都先輩が受け♀だったすぅぅぅぅぅぅ!!」🙆♀ヨシッ
夏美「 解 釈 一 致 ですのおおおおおお!!!」🙋♀イェーイ
ʃt(c◜„・ ᴗ ・„)「レンレー! ハキハーレ! レンレン!」
၄(cʸ„„ò ᴗ ó„„リ၃「アーシ! サットァー!」ダキッ
၄(ロ„> _ <„リ၃「口リィ…」キュッ…
၄(ロ„„º ᴗº„„リ၃「口リチィ…///」
きな子「千砂都先輩が口リちさとちゃんを抱いてるのマジカワっす…💓///」キュンキュン
夏美「尊い…尊みが深いですのぉ…」グスン
きな子「…」
၄(ロ„> _ <„リ၃ ♀まるずきポケモン
H20-A10-B55-C15-D20-S80
タイプ:みず/じめん 特性:よわき
56: 名無しで叶える物語 2022/12/16(金) 23:12:09.13 ID:j19HYbrC.net
きな子「私…やりたいこと決まったかもしれないっす」
夏美「本当ですの!?」
きな子「恋先輩や千砂都先輩…それに生まれた口リちさとちゃんを見てて思ったんす…」
きな子「こんな可愛いポケモンたちをもっと育ててみたいって…!」
きな子「私、ポケモンブリーダーを目指したいっす!」
夏美「ポケモンブリーダー……それとっても良いですの! きな子らしい!」
きな子「多分もっともっと努力しないとなれないから沢山ポケモンを捕まえて経験を積むっす!」
きな子「チャンピオンロードもその一環! 行けるとこまで頑張るっすよ!」
ʃt(c◜> ᴗ <)「レンレー!」
58: すみません、今日はここまでです。続きます。。 2022/12/16(金) 23:15:05.21 ID:j19HYbrC.net
きな子(それから)
きな子(私たちはチャンピオンロードを突き進み…夏美ちゃんは見事、ジムバッジを全て手に入れた)
きな子(私は結局バッジ5個で道を止めたけど後悔はない。だってやりたいことが見つかったから)
きな子(私のポケモン、それにメイちゃんや四季ちゃんたち、そして…夏美ちゃん)
きな子(それが私の『宝物』…)
きな子(これからもきっと…みんなで頑張っていけるといいな…)
…
…
…
…
…
…
――そんな少女の希望溢れる想いと裏腹に、深淵から覗く黒い野望がパルデアを染めようとしていた
――『本当の宝物』って一体何?
――to be continued…
72: 幕間です。本編とはあまり関係ありません 2022/12/17(土) 22:10:14.32 ID:JehBYi3M.net
四季「きな子ちゃんからとんでもない報告が来た…」ガクガク
メイ「なんだよ?」
四季「恋先輩と千砂都先輩の間に子どもが出来たらしい。♀同士なのに」
メイ「ぶーーーーっ!?……マジかよ、あの2匹仲良いとは聞いてたけどよぉ」
四季「これはウチの可可先輩とすみれ先輩でも試してみるべき」キラン
メイ「いやいやいや…こういうのって2人の意思が大事だろ…」
四季「…メイは見たくないの?」
メイ「え」
四季「生クゥすみ」
メイ「…」
メイ「…」
メイ「見たい💕!」🌈Love&Peace!🌈
73: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 22:15:03.00 ID:JehBYi3M.net
四季「というわけでピクニック決行。2匹のいるテントにはカメラを仕掛けております」グッ👍
四季「ムードを高められるよう各種アイテムも配備済み」
四季「さらに『私たちも…』と思わせられるよう恋先輩と千砂都先輩の話はしてあります」
メイ「天才かよ四季!」ワクワク
四季「ポケモンがタマゴを産む瞬間はあのウツギ博士でも捉えられなかった歴史的発見になる…」
四季「オーキド・ウツギ・オダマキ…この並びにワカナの名前が載る日は近そう」フフフ✨
メイ「おっh…そうだよな。学術的に大事な研究だもんな」
メイ「真面目な研究なんだから目を離さずチェックしないといけないな!」
四季「あ、早速可可先輩がすみれ先輩に話しかけてる」🎥●REC
6c„ƠᴗƠ„∂「/cリsˆヮ˚)ʂェ……クゥクク၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃ʃt(c◜・ ᴗ ・)タンタン///」
/cリs„„ˆヮ˚„„)ʂ「၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃ʃt(c◜・ ᴗ ・)ミミ!? アン…///」
/cリs„„ˆヮ˚„„)ʂ「………///」
75: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 22:21:49.39 ID:JehBYi3M.net
/cリs„„˚ヮ˚„„)ʂキョロキョロ「!?」ドン!📚四季が置いたサーナイト×ミミロップ本
/cリs„„˚ヮ˚„„)ʂキョロキョロ「!?」ババーン!🎼メイが作曲したなんかムーディな音楽
/cリs„„>ヮ<„„)ʂ………「!?」サーッ🍺媚薬
6c„ƠᴗƠ„∂「/cリsˆヮ˚)ʂ?」
/cリs„ˆヮˆ„)ʂつ🍺「6cƠᴗƠ∂、ナミナミスーレスーレ!」ハイ
6c„ƠᴗƠ„∂「🍺? クゥクゥ…」ゴクゴク
/cリs„„>ヮ<„„)ʂ「…」ドキドキ
6c„ƠᴗƠ„∂「クゥ!? タタタ………////」カアアアアア
6c„„◉ _◉„„∂「/cリsˆヮ˚)ʂェ………🍺ククタゥタン…////???」カアアアア
==6c„>ᴗ<„∂「/cリsˆヮ˚)ʂェェェェ!」ガバッ💕/cリs„„>ヮ<„„)ʂ 「アン…///」
77: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 22:27:05.02 ID:JehBYi3M.net
メイ「おっho…!」ムググ
四季「興奮するのは分かるけどおっほー禁止。気づかれちゃう」ドキドキ
メイ「あぁ~~! 可可先輩のじゃれつく攻撃だぁ~!(小声)」ハァハァ
四季「すみれ先輩はなきごえで攻撃力を下げようとしてるけど可可先輩は特性あまのじゃく」
四季「むしろどんどん攻撃力が上がっていってる…!(小声)」A↑A↑A↑
メイ「そこに…したでなめる👅攻撃が決まったぁー! 効果は抜群だぁー!」
メイ「おっ…!?おおっ…!? これは追加効果で麻痺ったんじゃないかぁ…?」⚡ビリビリ
四季「すみれ先輩泣いてるようにみえるけどこれはうそなき…やっぱり逆効果…」D↑↑D↑↑D↑↑
四季「てんしのキッス👼💋とかしないのかな?」ハァハァ
メイ「いやいや、あくまのキッス👿💋だろ」ハァハァ
メイ「って言ってる側からぁ~~~あくまでキッスはしない! ついばむ攻撃で追撃だぁ~!」ハァハァ
メイ「むぅっはぁ~~~! 急所に当たったぁぁ~~!」ハァハァ
四季「🍺媚薬が効いてるね。キスも忘れて攻めることに集中してる!」ハァハァ
79: 名無しで叶える物語 2022/12/17(土) 22:34:12.00 ID:JehBYi3M.net
/cリs„„>ヮ<„„)ʂ「スミ…ミミ…」ドキドキドキドキドキドキドキ
⚡/cリs„„>ヮ<„„)ʂ⚡「ギャラクシィィ~~~~~~~~!!」⚡10マンボルト⚡
⚡ビリビリ6c„ƠᴗƠ„∂!?「クックタン!?」⚡
⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡🎥💥⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡
メイ「ああああああああ」⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡ビリビリ
四季「ああああああああ」⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡ビリビリ
四季・メイ「」バタリ
⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡
⚡6c„ƠᴗƠ„∂??「クゥックゥ?」D↑↑↑↑↑↑シテルカラホボノーダメ
/cリs„„>ヮ<„„)ʂ「ミッミ…///」コウフンシスギテホウデンシチャッタッタラシチャッタワ
6c„ƠᴗƠ„∂「クックァ? ターンククー!」ツヅケテイイデスカ?
/cリs„„>ヮ<„„)ʂ「アン…///」イワセナイデ…
四季・メイ「」チーン
82: 名無しで叶える物語(あら) 2022/12/17(土) 22:40:04.66 ID:JehBYi3M.net
――次の日
/cリs„„ˆヮ˚„„)ʂ6c„ƠᴗƠ„∂「」🥚ジャジャーン
四季「出来てる…!」ワナワナ
メイ「良かったなぁ、すみれ先輩、可可先輩…」ウルウル
四季「カメラは…🎥💥…やっぱりあの放電で壊れてる…」シュン
四季「ポケモンのタマゴがどこから来るのか、その謎は解けないままだった…」グヌヌ
メイ「…いいじゃないか。分からなくても」
四季「え…?」
メイ「すみれ先輩も可可先輩もいい笑顔だ…。あの笑顔に勝るものなんてないだろ?」
四季「メイ…、そうだね」キュン
メイ「悔しい思いは叫べばどうでもよくなるさ」
四季・メイ「クゥすみが好きだあああああああああああ!」🙋♀🙋♀イェーイ
83: 名無しで叶える物語(あら) 2022/12/17(土) 22:49:56.18 ID:JehBYi3M.net
🥚パアアアアアアアアパリッ…パリッ…パリリッ………
ロcリs> _ <)ʂ「口リシュミィ…」 おめでとう! タマゴがかえってロcリs> _ <)ʂがうまれた!
/cリsˆヮ˚)ʂ「スミー! ヘアーンナミレー!」ピョンピョン
6cƠᴗƠ∂「クゥックー!」ピョンピョン
四季「あの流れのまますみれ先輩が受け♀だったとみえる」✨
メイ「すみれ先輩は心にお姫様願望を秘めている…解釈一致だな」✨
四季「まぁ、肝心のシーンは撮れなかったから分からないけど…普通は♂♀違うポケモン同士の子どもは♀と同じ個体になる。そう考えれば可可先輩が♂側になり、すみれ先輩が♀側だったと考えるべきだろうね。♀同士でも子どもが出来る今回の例は本当に興味深い。Liella!ポケモン限定の例かもしれない」ツラツラ
メイ「タマゴ遺伝の仕組みは奥が深いな…」
メイ「ん? でもメタモンを介した場合はどうなるんだ?」
四季「!!??」ピッシャーン
ロcリs> _ <)ʂ ♀グソクムシポケモン
H25-A35-B40-C20-D30-S80
タイプ:むし/みず とくせい:おどりこ
84: 名無しで叶える物語(あら) 2022/12/17(土) 22:54:09.17 ID:JehBYi3M.net
四季「というわけでピクニック決行。2匹のいるテントにはカメラを仕掛けております」グッ👍
四季「ムードを高められるよう各種アイテムも配備済み」
メイ「ちなみにどっちとメタモンを一緒にしてるんだ?」
四季「♂側だった可可先輩と一緒にしてる。さぁどうなる…?」🎥●REC
メタモン「メメタァ…」ウィーン
メタ6cƠᴗƠ∂「メタククァ…」ババーン
6cƠᴗƠ∂!?「6cƠᴗƠ∂!?」ビクゥッ
メタ6c„ƠᴗƠ„∂「メタクックァ…/// メタタンタンクックァ///」
6cƠᴗƠ∂!?「!? …///」
6cƠᴗƠ∂…「………」ハッ
6cƠᴗƠ∂💭(/cリsˆヮ˚)ʂロcリs> _ <)ʂ)モワモワ
6cƠᴗƠ∂✖✖「クタクタ!」ブーッ
メタ6cƠᴗƠ∂「!?」ガーン
86: 名無しで叶える物語(あら) 2022/12/17(土) 23:00:02.41 ID:JehBYi3M.net
メイ「なぁ、これ断られたんじゃないか? それに昨日したばかりだから疲れてるんじゃ///」ポッ
四季「疲れてるはあるかもね。けど…うちの6Vメタモン(ニックネーム:校長)は百戦錬磨」
四季「12660匹のポケモンと関係を持ったメタモンの誘惑に勝てる…?」
メタ6cƠᴗƠ∂「メタクク!ククククゥー!」
6cƠᴗƠ∂✖✖「クタクタ!」ブーッ
メイ「全然だめじゃん」フフン
四季「えー…」
メタ6cƠᴗƠ∂「メタクク…💢 メタクゥックーーーー!」ピョイイーーン
6cƠᴗƠ∂「タンタークックァー!!」==🔥🔥🔥
四季「あ、強引に襲おうとしたメタモンに反撃してる。Vジェネレートだこれ」
メイ「メタモンは百戦錬磨なんだろ? ってことはレベルも高い。可可先輩に勝てるわけ…」
メイ「Vジェネレート…!?」威力180
87: 名無しで叶える物語(あら) 2022/12/17(土) 23:05:17.44 ID:JehBYi3M.net
🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥
メタ6cƠᴗƠ∂「メメタァ…」バタリ
6cƠᴗƠ∂「タンタークックァー!!」💢💢
🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🎥💥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥
四季「可可先輩は種族値が低い代わりに強力なVジェネレートを覚える」
四季「特製あまのじゃくの効果もあって技を放つごとに強くなるんだよ」
四季「最初は誰より弱いけど、頑張って徐々に強くなる。可可先輩のそんな姿は本当に尊敬出来る…」キラキラ
メイ「言ってる場合か! 消火しろぉぉーー!」
…………
/cリs„„ˆヮ˚„„)ʂロcリs> _ <)ʂ6c„ƠᴗƠ„∂「」💤
四季・メイ「」チーン
88: 明日こそは真面目に続きを書こうと思っています(あら) 2022/12/17(土) 23:06:34.59 ID:JehBYi3M.net
四季「今回の件で分かったことがある」コゲコゲ
メイ「なんだよ」コゲコゲ
四季「ポケモンにはまだ謎がいっぱいだということ」
メイ「そうだな」
四季「やっぱり私は研究を続けていきたい。夏美ちゃんたちとは別の道になるけど…」
メイ「それは寂しいな…。きな子は夏美についていくんだろうし」
四季「メイは…」トクン
メイ「…決まってるだろ? 私は四季と一緒だよ」
メイ「これからも…ずっとな」
/cリs„„ˆヮ˚„„)ʂロcリs> _ <)ʂ6c„ƠᴗƠ„∂「」ワタシタチモイッショヨ!
四季「みんな…………!!」
四季「これからも一緒に頑張っていこう…!」
四季(メイとこの子たちが私の『宝物』…! 研究を頑張って、少しでも貰ったものを返していけたらいいな…)
幕間fin.
96: 名無しで叶える物語 2022/12/18(日) 19:41:22.31 ID:H8FHLBoW.net
----------------------------------#2------------------------------------------
夏美「あぁ~、ネモさんに負けちゃいましたのぉ…」ショボン
夏美「オモダカさんには圧勝だったのに…」ションボリ
きな子「十分っすよ! No.1じゃなくてもチャンピオンランクっす! 誇らしいっす!」
きな子「これで…夏美ちゃんはジム経営しながら動画配信、私は隣で育て屋をする計画に移れるっす///」ポッ
夏美「もう将来の話なんですの~? 早過ぎですの///」ポッ
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃၄(ロ„> _ <„リ၃「チサチサ」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「レンレ!」
きな子「あはは、恋先輩も早く将来のこと考えたいっすよね。千砂都先輩と一緒の家に住みたいっすよねー」
ʃt(c „„> ᴗ <„„)「ハッキーハハーレ!」バシバシ
きな子「恥ずかしがることないっすよぉ~!」ニヤニヤ
きな子「どこら辺に家を建てるっすかねぇ」ムムム
夏美(既に家を建てる計画まで…マァジで責任取らないといけないですの)💦
97: 名無しで叶える物語 2022/12/18(日) 19:48:42.39 ID:H8FHLBoW.net
きな子「マップを広げてっと…」スマスマ
きな子「一応聞きたいっすけどナッペ山はダメっすよね?」
夏美「きな子は北国育ちだからいいかもだけど私は寒くて〇んじゃいますの…」
きな子「あはは…。ねぇ夏美ちゃん、ずっと思ってたけど、パルデアの真ん中の空間はなんなんすか?」
夏美「学校で言ってたでしょ…そこはパルデアの大穴『エリアゼロ』ですの」
夏美「危険だから近づいたらダメなんですの」
きな子「そう言えばそんな話聞いたような…」
夏美「このパルデアには近づいてはいけないものが二つありますの。それがこの大穴」
夏美「そして…厄介な人たちが集まる『スター団』ですの」
きな子「スター団っすか…どうにかしないとっすよね」
98: 名無しで叶える物語 2022/12/18(日) 19:54:02.49 ID:H8FHLBoW.net
きな子(スター団…学校に来ない不良の人たちの集まりで、徒党を組んで各地を占拠してるっす)
きな子(今までは関わらないようにしてたけど…)
きな子(パルデアポケモンリーグに認められた夏美ちゃんはジムリーダー研修を受けることになった…んすけど、その課題の一つとして『スター団解散の手伝い』なる内容が入れられてたっす…)
夏美「こんなの学校と大人たちでどーにかすべき問題ですの」
ナンジャモ「その通りなんだけどねー? ハッコウシティってスター団のアジトに囲まれててデンジャーなんだよね。オニナッツ氏ぃ~てだすけ頼むぞよ♪」
夏美「まぁナンジャモさんがそういうなら…」
きな子(これも私たちの目標の為の試練。チャンピオンランクになった夏美ちゃんなら楽勝)
きな子(そう、思っていた―――)
99: 名無しで叶える物語 2022/12/18(日) 19:59:12.35 ID:H8FHLBoW.net
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃つつシュババ「チィ!!」ビシバシドサドサッ
ʃt(c◜・ ᴗ ・ ;;)「ハヅーレ…」ギリギリ
夏美「カチコミ大成功ーー! オニナッツの実力なら当然の結果ですのー!」ニャハッ
きな子「きな子は結構ギリだったっす…」
ナンジャモ「オニナッツ氏ときな子氏のコンビは最高だね! いいねボタン押しちゃうよ」パシィッ
ナンジャモ「ほらほらスクショタイムだぞ~、もっとくっついてくっつきバリ~」パシャリ
夏美「///」ギュッ
きな子「///」ギュッ
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃၄(ロ„> _ <„リ၃ʃt(c „„> ᴗ <„„)「」ムギュゥッ
きな子(両親にくっつかれて口リちさちゃん苦しそうっす…)
100: 名無しで叶える物語 2022/12/18(日) 20:04:17.55 ID:H8FHLBoW.net
きな子「恋先輩、そんなにくっついたら口リちさちゃん潰れちゃうっすよ」
ʃt(c◜・ ᴗ ・ ;;)「レレッ!?」ハッ
၄(ロ„> _ <„リ၃「口リチィ…」
ʃt(c◜; ᴗ ; ;;)「レー…ハヅハーレンレン…」
きな子「あ…」
ナンジャモ「あららー、なみだめになっちゃった。なんて言ってるの?」
きな子「恋先輩…小さな頃はお母さんに大事に育てられてたらしいっす」
きな子「だけどお母さんは亡くなっちゃって……辛い思いをしたみたいっす」
きな子「だから口リちさちゃんに愛を沢山あげたいけど、それが彼女を苦しめることになるなんて…」
夏美「なんて泣ける話なんですのぉ…」グスン
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃つヨシヨシʃt(c◜; ᴗ ; )「レレンレ…」
101: 名無しで叶える物語 2022/12/18(日) 20:10:05.61 ID:H8FHLBoW.net
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「チィッサートトーチサッ!」
きな子「そうっすね。千砂都先輩の言う通り、過保護にするんじゃなく大事に育てるべきっす」
きな子「出来ることを増やし、自主性を育んでいくことがこの子の為になるっすよ」
きな子「まぁ、千砂都先輩の方はちょっとスパルタ教育な部分があるっすけど」💦
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「トト…」ショボン
ʃt(c◜„・ ᴗ ; „)「ハハ…!!」
夏美「きな子がめっちゃいいこと言ってますの…」
きな子「学校でちゃーんとお勉強してるんすよ!」
ナンジャモ「きな子氏えらい! オニナッツ氏も負けてられないね~」
きな子(学校で勉強したことを言っただけっすけど、恋先輩たちにとって大事なことだと思ったっす)
きな子(やっぱり私はトレーナーとして強くなるよりブリーダーとして成長したい)
きな子(恋先輩や口リちさちゃんを育てることを通してもっと頑張ってくっす…)
102: 名無しで叶える物語 2022/12/18(日) 20:15:16.22 ID:H8FHLBoW.net
夏美「残りのアジトはチーム・カーフだけですのね」
ナンジャモ「あそこが一番強いみたいなんだけどね~。オニナッツ氏なら余裕でしょ」
夏美「もう一つどうにかすればジムリーダーになれる…」
ナンジャモ「?? オニナッツ氏はトップチャンピオンは目指さないの?」
夏美「っ!!」ピクッ
夏美「…私もきな子と一緒で、悩んだ末に行き着いたのが動画配信しながらのジムリーダーでしたの」
夏美「ナンジャモさんと配信してる時が千砂都先輩もマスカーニャも私も楽しいんですの!」
夏美「それに…早く定職について、やりたいことを見つけたきな子をちゃんと養いたいんですの…」
ナンジャモ「…そっかぁ。。。」
ナンジャモ「………」
103: 名無しで叶える物語 2022/12/18(日) 20:22:10.34 ID:H8FHLBoW.net
ʃt(c◜- ᴗ -) ၄(ロ„- _ -„リ၃ ၄(cʸ„- ᴗ -リ၃ 💤
きな子「ふふふ。親子川の字で穏やかに眠ってるっす…」
きな子「きな子ももう寝るっすけど、夏美ちゃんはまだ寝ないんすか?」
夏美「動画の編集が終わったら寝ますのー! 先に寝ててー」ッターン
きな子「明日もカチコミっすよ?」
きな子「…」
きな子「……恋先輩たちがくっついたことで始まった同棲だけど、私たち自身はまだ…」ボソッ
きな子「夏美ちゃんはいつ告白して…きな子のことを…………」ポツリ
夏美「…」カチカチッ
夏美「…」カタカタカタカタ
夏美「ナンジャモさんとのコラボ配信は再生数が伸びるけど、私だけだと全然……」カタカタッターン
夏美「こんなんじゃ………」
104: 名無しで叶える物語 2022/12/18(日) 20:28:48.08 ID:H8FHLBoW.net
次の日——
きな子「恋先輩! ちょうのまいっす!」
↑↑🦋ʃt(c◜・ ᴗ ・)🦋↑「ハーレーハーレーー!」C↑D↑S↑
✨
↑↑🦋၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃🦋↑「チィーサーササー!」C↑D↑S↑
夏美「特性:おどりこの効果で千砂都先輩も同じ効果を得られますの!」
夏美「そして上がった特攻で~~暴風ですの!」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃==🌀🌀🌀「アーラーシィーー!」ゴオオオオオ
夏美「これでだいぶ下っ端は片づけましたの…! けどっ…」
きな子「格闘タイプに相性悪い恋先輩はもう限界っす…!」
夏美「千砂都先輩! ここが正念場ですの! 恋先輩の分もやってやりますのぉー!」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃==🌀🌀🌀「ササットサァーーー!!」ビシバシドスドス
105: 名無しで叶える物語(あら) 2022/12/18(日) 20:37:12.21 ID:H8FHLBoW.net
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「サァ、サァ…」ゼェハァ
夏美「はぁ、はぁ…やってやりましたの。残るはボス一人…!」
夏美「…あれ? ナンジャモさんは…!?」
ナンジャモ「———ごめんオニナッツ氏…止められなかった」バタリ
きな子「え…」
きな子(スター団チーム・カーフの下っ端を蹴散らし残りはボス一人)
きな子(そう思っていた私たちの目の前には頼れる大人のボロボロになった姿があって…)
きな子(一体何があったのかと焦点を合わせた先にいたのは黒羽根の蝶——)
ウィーン「ジムリーダーといってもこの程度。手ごたえがないわね」
ʃt(c◜・ ᴗ ・ ;;)「レレッ!?」ビクッ
107: 名無しで叶える物語(あら) 2022/12/18(日) 20:42:42.51 ID:H8FHLBoW.net
きな子「え……!? マルガレーテちゃん!? なんでここに…」
ウィーン「桜小路きな子と鬼塚夏美…貴女たちだったのね。スター団に歯向かっているのは」
夏美「カーフのリーダーは貴女だったんですの!?」
ウィーン「違うわ。私は貴女たちを倒すために用心棒として雇われただけよ」ギロリ
夏美「!!」
ウィーン「この、澁谷かのんとね!」ポイッ
==ノcノノσノᴗ σb「シーブカッノー!」ドッシィィン
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃!?「ノcノノσノᴗ σb!?」
ノcノノσノᴗ σb ♀ うたずきポケモン
H75-A110-B125-C100-D105-S85
タイプ:フェアリー とくせい:びびり
109: 名無しで叶える物語(あら) 2022/12/18(日) 20:48:54.84 ID:H8FHLBoW.net
夏美「伝説のLiella!ポケモン、かのん先輩もいますの!? でも…なにこの大きさ…」
夏美「まるで進撃の巨人ですの!?」
ウィーン「澁谷かのん…カノンチャンはナカノンチャン→デカノンチャンと進化したのよ!」
きな子「えぇ…」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「ノcノノσノᴗ σb!チササ! チィッサー!!」キャッキャ
ノcノノσノᴗ σb「၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃!?カノノ!? カブヤー!」キャッキャ
きな子「そういえばかのん先輩は千砂都先輩の幼馴染なんすよね…久々の再会に喜んでるっす」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「チサチ、トトットー」チョイチョイ
ノcノノσノᴗ σb「ン?」
၄(ロ„> _ <„リ၃ʃt(c „„> ᴗ <„„)「」ジャジャーン
ノcノノσノᴗ σb「」🧠💥
111: 名無しで叶える物語(あら) 2022/12/18(日) 20:56:53.02 ID:H8FHLBoW.net
ノcノノσノᴗ σb「ノ…ノンノンノンノンノンノン…!!」グスン
ノcノノ ; ノᴗ ; b「ノンノノノンカノン!?」アンマリナンジャナイ!?
夏美「なんか泣き始めちゃいましたの…???」
ウィーン「どうしたの澁谷かのん!? 戦うわよ! ハイドロカノン!」
ノcノノσノᴗ σb「…」ムシムシ
ウィーン「」ガウィーン
ウィーン「よく分からないけどその悔しさを相手にぶつけてやりなさい!」
ノcノノ ; ノᴗ ; b「၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃ʃt(c◜・ ᴗ ・)…カノブシカノ…」プイッ
きな子(秘めていた想いに区切りをつけて必死に幸せを願ってるっす…なんて健気…)ホロリ
きな子(だから千砂都先輩と恋先輩とは戦えない…そう言ってるっす)
ウィーン「チッ…役に立たないわね」シュウウウウノcノノσノᴗ σb
ウィーン「言うことちゃんと聞くように私もジムバッジ集めるべきなのかしら…?」
112: 名無しで叶える物語(あら) 2022/12/18(日) 21:04:51.92 ID:H8FHLBoW.net
夏美「ポケモンに言うことを聞かせられないなんて3流トレーナーですの」
ウィーン「はぁ!?」カチン
ʃt(c◜・ ᴗ ・ ♯)「レンレ! ッハキーハーレン!」ソウダソウダ
きな子「え…!? 恋先輩、それ本当っすか!?」
ウィーン「…あら? その子は………葉月恋?」
ʃt(c◜・ ᴗ ・♯)「レンレン!」
夏美「?? 恋先輩は何を怒ってるんですの?」
ウィーン「そういうことね…。確かにこの子のポテンシャルなら下っ端を蹴散らすくらい出来るわね」
きな子「…………!!」
きな子「貴女なんっすね…!? 恋先輩をマジカル交換に流したのは…!」
夏美「ええっ!?」
113: 名無しで叶える物語 2022/12/18(日) 21:12:51.57 ID:H8FHLBoW.net
ウィーン「その通りよ。その子の前の『親』は私」
きな子「どうして流したんすか…!? 伝説のLiella!ポケモンなのに」
ウィーン「いらないからよ」フフン
きな子「!!?」
夏美「ナッ…ツ!?」
ウィーン「私の望みの為にこの子では力不足。だからマジカル交換に捨てたのよ」
ʃt(c◜・ ᴗ ・ ;;)「レ…」
ウィーン「弱いポケモンはいらない。私と『本当の歌』を奏でられるポケモンだけいればいい」
ウィーン「その子よりずっと強いこの子を…私は手に入れたのよ!!」ポイッ🎊
ʃt(c◜ò _ ó)「ハヅッキーレンレーーー!!」ピシャアン
ʃt(c◜・ ᴗ ・)!?「レンレン!?」
115: 名無しで叶える物語 2022/12/18(日) 21:21:02.66 ID:H8FHLBoW.net
夏美「なんですのその子…恋先輩にそっくりなのに何か違う…!?」
きな子「なんて険しい目っすか…」
ウィーン「この子も『葉月恋』よ。だけど貴女の葉月恋とは違うの」
ウィーン「この子はエリアゼロで捕まえたパラドックスポケモンなのよ」
きな子「エリアゼロの…パラドックスポケモン…!?」
ウィーン「貴女の葉月恋は下らない仲間が出来、牙が抜けポンコツ化した個体…」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)!?「ハンキヅ!?」ガーン
ウィーン「対してこの子は過去の世界から来た個体をいちから育て上げているの。一人で研鑽を積んできた…まさしく狂犬なのよ!」
ウィーン「さぁ貴女の力を見せてあげなさい!」
ʃt(c◜ò _ ó)「ハヅッキーレンレーーー!!」ピシャアン
ʃt(c◜ò _ ó) ♀ パラドックスポケモン
H90-A115-B80-C105-D80-S100
タイプ:どく/あく とくせい:ふゆう
116: 名無しで叶える物語 2022/12/18(日) 21:26:18.47 ID:H8FHLBoW.net
ウィーン「ダークホール!」
ʃt(c◜ò _ ó)⚫⚫「ハッキハーーーー!」ブオンブオン
夏美「ダークホール!? なんですのその技…!?」
ʃt(c◜- ᴗ -) ၄(cʸ„- ᴗ -リ၃💤
きな子「ポケモン2匹を同時に眠らせる技…!? 反則じゃないっすかそんなの…!!」
夏美「眠っちゃったなら別のポケモンを出すまでですの。マスカーニャで…」
ʃt(c◜ò _ ó)「ヅキィ…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
夏美「っ………」
きな子「夏美ちゃん!? どうしたんすか!?」
夏美「あの子…弱点があるように見えないんですの…! 正攻法では勝てないのに…!」
ウィーン「この子に弱点などないわ! …私とこの子の『本当の歌』にひれ伏しなさい!」
117: 名無しで叶える物語 2022/12/18(日) 21:35:45.02 ID:H8FHLBoW.net
夏美「ぁぁぁ…ぁぁあぁ…!?」
きな子「そんな…チャンピオンランクの夏美ちゃんでも勝てないなんて…!」ブルブル
ウィーン「この程度でチャンピオンだなんて笑わせるわね」フフン
ウィーン「一応私はスター団の用心棒…カチコミに来た連中は始末しないとね」ギロリ
きな子「な…!?」
夏美「ナッツ!? まさか…」ブルブル
ʃt(c◜ò _ ó)⚫⚫「レンレハ…」ブオンブオン
ウィーン「昏き眠りに墜ちなさい…」
きな子「ど…どうしてこんなことしてるっすか!? マルガレーテちゃん!」
きな子「前に見た時はこんな人じゃなかったはず…恋先輩を捨てるなんて言ったり、その子に酷いことさせるような人じゃなかったはずっす!」
ウィーン「…」
ウィーン「私の目的は変わらないわ。『本当の歌』を求める為…」
ウィーン「その為に葉月恋は必要ない。パラドックス恋と澁谷かのん、あとはスター団から得る資金が必要なの」
119: 名無しで叶える物語 2022/12/18(日) 21:42:16.86 ID:H8FHLBoW.net
ʃt(c◜ò _ ó)⚫⚫「レンレハ…」ブオンブオン
夏美「あぁぁぁ…」
きな子(夏美ちゃんが完全に戦意喪失してるっす…! どうにかしないと!)
ウィーン「…さよなら、桜小路きな子・鬼塚夏美……」ポツリ
ナンジャモ「…きな子氏、オニナッツ氏を連れて逃げて」ムクッ…
きな子「えっ…!? ナンジャモさん!?」
ナンジャモ「早く早く! こうそくいどうだぞ!」👍グッ
きな子「っ……! 夏美ちゃん、行くっす…!」グイッ…
ウィーン「…逃がさないわよ?」
ナンジャモ「…マーイーカってわけにいかないよん。オニナッツ氏の道はここで終わらせない」スッ
ナンジャモ「それにボクまだ見せてないからさ…! ジムリの本気、見せたろやないかい!!」ニヤリ…
ウィーン「!?」ゾクッ
121: 名無しで叶える物語 2022/12/18(日) 21:47:29.49 ID:H8FHLBoW.net
きな子(目の前が真っ暗になりながら走る。チーム・カーフを飛び出て空を飛ぶタクシー(・8・)を呼ぶ)
きな子(なんとかハッコウシティに辿り着き…項垂れる夏美ちゃんを連れてポケモンセンターへ)
きな子(幸い、私たちのポケモンは大事には至っていないそうだった)
きな子(………ナンジャモさん、逃げ切れたっすかね…?)
夏美「………」ボーッ…
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「チササ…」チョイチョイ
きな子「少し、そっとしてあげた方がいいと思うっす…」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「チィ…」ションボリ
ʃt(c◜; ᴗ ; )「レレ…」グスン
きな子「そうっすね…。完全な負けっす。しかも相手はあのマルガレーテちゃん」
きな子(千砂都先輩の幼馴染・かのん先輩と、恋先輩のパラドックスポケモンを持っているなんて…!)
きな子(…パラドックスポケモンってなんすかね?)
122: 名無しで叶える物語(あら) 2022/12/18(日) 21:53:24.33 ID:H8FHLBoW.net
…(・8・)(・8・)(・8・)(・8・)(・8・)(・8・)チュンチュンチュチュチュン
四季「パラドックスポケモンはタイムトラベルで現代に出現した別次元のポケモン…らしい」
四季「まさか実在するとは思ってなかった。アローラのウルトラビーストとも関連あるかも」
メイ「よく分かんねえけど珍しいってことか?」
四季「珍しいどころか世界的発見。研究したい…!」キラキラ
夏美「…そんな生易しいものじゃなかった」
きな子「あの雰囲気は…冷たい目は、本気で私たちを消そうとしてたっす」
メイ「ヤバかったんだな…」
四季「きな子ちゃんも夏美ちゃんも無事でよかった。怖かったよね…」
四季「もうこの件はポケモンリーグの方に投げるべきだと思う。事が大きすぎるよ…」
きな子「そう、っすよね…」
123: 名無しで叶える物語(あら) 2022/12/18(日) 21:57:47.20 ID:H8FHLBoW.net
ロcリsˆ ᴗ ˆ)ʂ「口リスミィ! ミーミレ!」
၄(ロ„> _ <„リ၃「口リチサ? ササ…」
ロcリsˆ ᴗ ˆ)ʂ၄(ロ„„º ᴗº„„リ၃「」キャッキャ
メイ「口リすみちゃんと口リちさちゃんで遊び始めたぞ」
四季「尊い…最高に尊いね」
メイ「…」
四季「…」
メイ「…なぁ四季」
四季「今はそっとしてあげよう。きな子ちゃんも夏美ちゃんも分かってるよ…」
四季「ポケモンと一緒に何かを目指すことは楽しいことばっかりじゃない」
四季「今回は特にキツい一件だけど…きな子ちゃんたちで乗り越えないといけないことだよ…」
125: 名無しで叶える物語(あら) 2022/12/18(日) 22:06:35.42 ID:H8FHLBoW.net
きな子(私にもっと力があれば――そう思わないわけじゃない)
きな子(それでも私はトレーナーじゃなくてブリーダー志望…。諦めはつくっす)
きな子(けど…)チラッ
夏美「………」
きな子(動画配信と半々とはいえ、トレーナーとして生きていくと決めた夏美ちゃんの絶望は計り知れない)
きな子(なす術なし。おまけに尊敬するナンジャモさんを犠牲にして……)
きな子(私、夏美ちゃんになんて声をかければいいんすか…?)
夏美「………」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「………」
ʃt(c◜; ᴗ ;)「၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃…?」
126: 名無しで叶える物語(あら) 2022/12/18(日) 22:11:42.82 ID:H8FHLBoW.net
夏美「この特性カプセルを使えば…千砂都先輩は夢特性のかたやぶりになる…わざマで10まんばりきを覚えさせればあの子の弱点をつける…ちょうどテラスピース地面もあるし…。……だけどそうしたらもう千砂都先輩はおどりこではいられなくなる…あんなに大好きなダンスを…恋先輩とのコンビネーションを千砂都先輩から奪うのは………」ブツブツ
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「……サトチサ」
夏美「え…?」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「…チィ、サッサーチィト」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「レェッ!?」
夏美「それでもいい…そう言ってるんですの?」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「…トーア」コクリ
ʃt(c◜; ᴗ ; )「レ…ハッレ!……ハヅハーレレンレ!」ガシィッ
ʃt(c◜; ᴗ ; )「၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃…ヅキハレンレ…」ギュゥッ…
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「…………アーラシィ………ノcノノσノᴗ σb…サト」
ʃt(c◜; ᴗ ; )「ハ………!!!」
127: 名無しで叶える物語(あら) 2022/12/18(日) 22:19:53.31 ID:H8FHLBoW.net
ʃt(c◜; ᴗ ; )「レンレ!! ハヅッハーレンレ! ၄(ロ„> _ <„リ၃ハキハーレ!」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「ッ…!!」
ʃt(c◜; ᴗ ; )「ʃt(c◜・ ᴗ ・)&၄(ロ„> _ <„リ၃ << ノcノノσノᴗ σb!?」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃✖✖「チサトト!」ブッブー
ʃt(c◜; ᴗ ; )「キハァッ!」ガバッ
ʃt(c◜; ᴗ ; )ギュムッ…၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「…」足足足
夏美「…千砂都先輩もここに残ってていいですの」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「!?」
夏美「マスカーニャと他の子たちで行くから……」
きな子「そんなことさせないっす!」
夏美「きな子…!」
129: 名無しで叶える物語(あら) 2022/12/18(日) 22:24:56.20 ID:H8FHLBoW.net
きな子「分かってるっす…トレーナーを途中で諦めた半端な私が足手まといになったから負けたこと」
夏美「そ…それは違いますの!」
きな子「でも、私たちを置いて行こうとしてたっすよね?」
夏美「うっ…!!」
きな子「そんな私の言うことなんて聞いても仕方ないのかもだけど…」
きな子「行かないで、夏美ちゃん…」ギュッ…
夏美「…私はナンジャモさんを助けないといけないんですの…。勝たなきゃジムリになれないんですの…」
夏美「みんなで幸せに暮らしていくためにはどこかで無理して頑張らないといけないんですのぉ…!!」
夏美「私は…」
夏美「私の『宝物』に……大好きなきな子に世界で一番幸せになって欲しいんですの…!」
きな子「ありがとう、夏美ちゃん…それを聞けて私はとっても幸せっす…」チュッ…
130: 名無しで叶える物語(あら) 2022/12/18(日) 22:30:29.99 ID:H8FHLBoW.net
ロcリsˆ ᴗ ˆ)ʂ၄(ロ„„º ᴗº„„リ၃「~~~~♪♪♪~~~♪♪♪~~~」
夏美「あ…」
きな子「この歌…お隣の部屋の口リちさちゃんと口リすみちゃんっす…」
夏美「…いいところなのにこんな歌聴かされたら台無しですのぉ…」グスン
きな子「でも…いい歌っす」
夏美「本当に…その通りですの」
ʃt(c◜; ᴗ ; )ギュッ၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「ッ…!!」足足足
きな子「…私たち、もう一つ忘れてたことがあるっすよね?」
夏美「忘れてたこと?」
きな子「大好きな恋人、友だち…ポケモンとその家族…もう一つの宝物」
きな子「私たちを結んでくれた大事な――――――」
きな子「ああ…これが『本当の宝物』だったんすね…」
131: 名無しで叶える物語(あら) 2022/12/18(日) 22:36:10.51 ID:H8FHLBoW.net
ウィーン「………」
ノcノノσノᴗ σb「シブシブ」ペタリ🩹ʃt(c◜ò _ ó)「…」
ʃt(c◜„ò _ ó„)🩹「ハキハレンレ…」アリガトウゴザイマス…
ノcノノ^ノᴗ ^b「カーノノン!」イイッテコト!
ウィーン(ジムリーダー、ナンジャモ…最後に見せた本気は恐ろしく強かった。勝てたのは運ね)
ウィーン(お陰で回復に時間がかかっているわ。ピクニックの時間を長引かせないと…)
ウィーン「…」
ウィーン(だけどこれでもう私の邪魔をする者はいない)
ウィーン(奏でましょう、世界の真ん中…エリアゼロで)
ウィーン(『本当の歌』の力でタイムマシンを再起動させ、私も過去の世界へ行く…)
ウィーン(ウィーン国際音楽学校に今度こそ入学するのよ…!)
ノcノノσノᴗ σb「…」
132: 名無しで叶える物語(あら) 2022/12/18(日) 22:43:06.06 ID:H8FHLBoW.net
―――数日後、エリアゼロ
ウィーン「そう………まだ懲りていないと言うことね」
夏美「もちろんですの。私は貴女に聞かないといけないことがあるから」
ウィーン「…ジムリーダーのナンジャモのことなら知らないわ」
夏美「ナッ…ツ!?」
メイ「どういうことだ!? 無事なのかよ!?」
ウィーン「手傷を追いながら私の下から去ったのだもの。今どうしているのかは知らないわ…」
四季「あれから数日経ってるし、それだと本当に危険かもしれない」ブルッ
四季「ウルガモス、チャンプルタウンのアオキさんに伝えてきて」<<ガモッ
ウィーン「それで…他には何か用があるのかしら?」
夏美「スター団の用心棒である貴女に勝ちに来ましたの。そして…」
きな子「マルガレーテちゃんに…『本当の歌』を聴かせに来たっす!」
133: 名無しで叶える物語(あら) 2022/12/18(日) 22:48:14.17 ID:H8FHLBoW.net
ウィーン「はぁ!? 言うに事欠いて『本当の歌』…!?」
ウィーン「それは澁谷かのんとパラドックス恋…そして私で作るものよ!」
ウィーン「貴女たちに何が分かると言うの…!?」ギリッ…
夏美「まずは落ち着いて聞く気になれるよう…決着をつけますの」スッ
ウィーン「…!!!」
ウィーン「いいわ。今度こそ永遠の眠りにつかせてあげる」
ウィーン「いきなさい! 澁谷かのん! パラドックス恋!」🎊🎊パァン
ノcノノσノᴗ σb「シーブカッノー!」ʃt(c◜ò _ ó)「ハキハーレンレ!」
夏美「きな子…」コクリ
きな子「夏美ちゃん…! 一緒に戦うっす!」🎊パァン
ʃt(c > ᴗ <)「ハキハーレンレ!」
134: 名無しで叶える物語 2022/12/18(日) 22:54:03.64 ID:H8FHLBoW.net
ノcノノ„σノᴗ σ„b「カ! ʃt(c◜・ ᴗ ・)~~! 」👍ウィッスー
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「ノcノノσノᴗ σb……」👍ウィッス‐
ウィーン「今からバトルするのよ!? 真面目にやりなさい澁谷かのん!」
ノcノノ-ノᴗ -b「カノカノ」ハァー
ウィーン「💢💢」
ʃt(c◜ò _ ó)「レンレ…」
ウィーン「そうね。貴女がいるもの…パラドックス葉月恋、貴女の力を今度こそ見せつけてやりなさい!」
ウィーン「貴女には弱点はない…最強のポケモンなのだから!」
夏美「出てきてマスカーニャ! トリックですの!」🎊ニャハッ🐈
ʃt(c◜ò _ ó)⚫ズッシリ「レェッ!?」
ウィーン「え」
夏美「貴女のポケモンに黒い鉄球を持たせましたの! これで………!」
きな子「恋先輩! テラスタルっす! テラバーストーーーーーーー!!」
ʃt(c > ᴗ <)🏝「ハーヅーキィーーーーーーー!!」======>>💥💥ズバシィッ
135: 名無しで叶える物語 2022/12/18(日) 22:56:37.52 ID:H8FHLBoW.net
ʃt(c◜ò _ ó)⚫ズッシリ「レ…レレ…」バタリ
ウィーン「そんな…!? 一撃で…!?」※ちゃんとダメ計で計算してきました
ウィーン「私が捨てた葉月恋に…!!?」ガタガタ
きな子「どんなポケモンにもそれぞれの特徴があるっす…。仲間がいればさらに可能性は広がるっすよ」
きな子「『弱いポケモン 強いポケモン そんなの人の勝手 本当に強いトレーナーなら好きなポケモンで勝てるように頑張るべき』」
きな子「これはとある人の言葉っすけど…その通りだと思うっす」
夏美「そしてそれは歌だって同じ」
夏美「誰が歌うかだけじゃなく、誰と歌うか、何の為に歌うか、どんな気持ちで歌うか」
ウィーン「…!!」
四季「マルガレーテちゃんに聴いて欲しい。私たちの」
メイ「『本当の歌』…!」🎊🎊🎊🎊🎊🎊
136: >>135 やっべ強いポケモン弱いポケモン逆じゃんw 2022/12/18(日) 22:59:53.84 ID:H8FHLBoW.net
ロcリsˆ ᴗ ˆ)ʂ၄(ロ„„º ᴗº„„リ၃「グッソクムシ~♪~グッソクムシ~♪~グッソクソクソクグソクムシ~♪」
ウィーン「」
ロcリsˆ ᴗ ˆ)ʂ၄(ロ„„º ᴗº„„リ၃「グッソクムシ~♪~グッソクムシ~♪~グッソクソクソクグソクムシ~♪」
🌠ノcノノ„>ノᴗ <„b🌠၄(cʸ„> ᴗ <リ၃🌠/cリs>ヮ<)ʂ🌠6c>ᴗ<∂🌠ʃt(c◜„> ᴗ <„)🌠
ロcリsˆ ᴗ ˆ)ʂ၄(ロ„„º ᴗº„„リ၃「グッソクムシ~♪~グッソクムシ~♪~グッソクソクソクグソクムシ~♪」
ʃt(c◜ò _ ó)「………」
ノcノノ„>ノᴗ <„bつガシッʃt(c◜ò _ ó)!?
🌠ノcノノ„>ノᴗ <„b🌠ʃt(c◜„„> _ <„„)🌠၄(cʸ„> ᴗ <リ၃🌠/cリs>ヮ<)ʂ🌠6c>ᴗ<∂🌠ʃt(c◜„> ᴗ <„)🌠
138: 名無しで叶える物語 2022/12/18(日) 23:03:25.88 ID:H8FHLBoW.net
メイ「おっho…」ムググ
四季「そうだね。心が洗われるようだね」
ウィーン「…」
ウィーン「ふ…ふざけないで! 今は真面目な話をしてるのよ!? こんなものが…こんな歌が…!」
ウィーン「『本当の歌』なわけ…」ハッ
🌠ノcノノ„^ノᴗ ^„b🌠ʃt(c◜„^ _ ^„„)🌠၄(cʸ„> ᴗ <リ၃🌠/cリs^ヮ^)ʂ🌠6cƠᴗƠ∂🌠ʃt(c◜„> ᴗ <„)🌠
ウィーン「パラドックス恋が…笑ってる…!?」
ウィーン「一人でずっと…強くなるために牙を研ぎ続けて来たあの子が…!!」
きな子「歌には人を笑顔にさせる力があるっす。もちろん、そういう歌じゃないものだってあるっすけど…」
夏美「根本は同じ。人の心を打つ歌は歌が大好きな人が歌ってるものばかりですの」
夏美「あんな風に…」
ロcリsˆ ᴗ ˆ)ʂ၄(ロ„„º ᴗº„„リ၃「グッソクムシ~♪~グッソクムシ~♪~グッソクソクソクグソクムシ~♪」
139: 名無しで叶える物語 2022/12/18(日) 23:06:06.28 ID:H8FHLBoW.net
ウィーン「認めない…認めないわこんなこと…!」
ウィーン「…」ロcリsˆ ᴗ ˆ)ʂ၄(ロ„„º ᴗº„„リ၃
ウィーン「『本当の歌』を理解する為に一人くらい持ち帰っていいかしら!?」ポッ
၄(ロ„>_<„リ၃ロcリs>_<)ʂ「!?」ビクゥッ
ʃt(c◜・ ᴗ ・💢)၄(cʸ„ò ᴗ ó💢リ၃/cリsˆヮ˚💢)ʂ6cƠᴗƠ💢∂「ッシャアーッ!!」
メイ「墜ちたな」
四季「墜ちたね」
ウィーン「貴女たちがそうしたんでしょう!?」
ウィーン「…はぁ。やる気が失せたわ」
ウィーン「私の負けよ…」
140: 名無しで叶える物語 2022/12/18(日) 23:08:39.07 ID:H8FHLBoW.net
ビーッ🔔ビーッ🔔ビーッ🔔ビーッ🔔ビーッ🔔ビーッ🔔ビーッ🔔ビーッ🔔ビーッ🔔
夏美「なんですのこの音!?」
メイ「口リポケたちは先にボールに戻れ!」シュウウウロcリs>_<)ʂ
ウィーン「これは…タイムマシンの起動音…!!」
四季「タイムマシン!? 実在したんだ…」
四季「パラドックスポケモンがいるんだからそりゃああるはずだったんだけど…」
ウィーン「『本当の歌』のエネルギーを吸収して起動してしまったのね…」
ウィーン(ということはタイムマシンも口リコンなのね)
メイ「おい! 起動したらどうなるんだ!?」
ウィーン「本来は私がタイムマシンを使い、ウィーン国際音楽学校に入学出来るよう時間旅行するつもりだった…。けど、『本当の歌』の意義が分からなくなってしまった以上、これはもう諦めるわ…」
ウィーン「問題はこのままだとパラドックス恋のような強力なポケモンたちがこちらの世界に流入してくる可能性があると言うことね」
四季「生態系が崩れかねない…大問題だよそれ」
ウィーン「今すぐエリアゼロの底まで行かないと…! けど、ここからだと時間がかかりすぎる…!!」
141: 終わりませんでした。すみません。残りは後日で… 2022/12/18(日) 23:09:53.66 ID:H8FHLBoW.net
きな子(『本当の歌』だとかパラドックスポケモンだとか、そういったものを忘れて走る)
夏美(今は夢も宝物も関係ない。世界の危機に瀕しているんだから)
ウィーン(口リがいいとかは今は忘れて…やってしまったことに責任は取らないといけない)
メイ(だけど絶対に間に合わない。それがなんとなく分かり始めたその刹那)
四季(雷鳴がパルデアのど真ん中に轟いた…)
⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡
⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡
⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡
⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡
💥💥💥💥💥💥💥💥💥💥💥💥💥💥💥
夏美「あれは…!!」パアアアアアアア
ナンジャモ「オニナッツ氏ぃ~~~! こっちは完璧! おけおけ物語~!」
きな子「ナンジャモさんっ…!!!!」
154: 名無しで叶える物語 2022/12/19(月) 22:23:12.28 ID:8QiSciUC.net
epilogue.1 ――数週間後・エリアゼロ最深部
四季「ナンジャモさんが破壊したタイムマシンを私監修で研究・補修してみたんだけど…」
四季「これは凄い。なるほど…これでタイムパラドックスを生じさせてたんだ」
6cƠᴗƠ∂「ククタターンク」
四季「オーリム博士・フトゥー博士はパラドックスポケモンを現代に呼び込んで共存することを望んでいたみたいだね。強力で気性の荒い子が多いみたいだから実現はかなり難しい計画だったと思う」
/cリsˆヮ˚)ʂ「スミーミレミ…」
メイ「なぁ四季、タイムマシンはあの時本当に『本当の歌』のエネルギーを吸収して起動したのか?」
四季「どうだろう? 歌のエネルギーっていうのは非科学的な言い方だけど……。パラドックスポケモンの中にはパラドックス恋先輩やサケブシッポのように歌に因んだポケモンがいたからその子たちを呼び込む餌にはなったかもしれない。で、パラドックスポケモンたちの強大なエネルギーがタイムマシンを起動させたって可能性ならあるかな…」
メイ「…………つまりはパラドックスポケモンたちも口リが好きなんだな」
四季「万国世界共通の宝だから」✨
155: 名無しで叶える物語 2022/12/19(月) 22:29:07.07 ID:8QiSciUC.net
ロcリsˆ ᴗ ˆ)ʂ၄(ロ„„º ᴗº„„リ၃「グッソクムシ~♪~グッソクムシ~♪~」キャッキャ
メイ「…万国共通の宝だよなぁ実際」ニンマリ
四季「…そうだね」ニッコリ
メイ「…」
メイ「ところでよぉ、ウチの口リすみちゃんって将来はすみれ先輩に進化するのかな」
四季「進化すると思われるね。マルガレーテちゃんの話ではかのん先輩も進化してああなったらしいし」
メイ「そっか…(悲しくなりゅなぁ)」
四季「子どもが成長するのは喜ばしいことだよ、メイ」
メイ「ん? そうだとすると『クゥクゥずきポケモン』のすみれ先輩に進化するんだよな?」
メイ「可可先輩は一匹しかいないよな? ということは…!?」
四季「!!!!??」ドガピッシャーン
156: 名無しで叶える物語 2022/12/19(月) 22:34:14.88 ID:8QiSciUC.net
四季「というわけでタイムマシンをプチ起動して未来の姿を見てみようと思います」✨
メイ「そんな微調整も出来るなんて天才かよ四季!」
メイ「あぁぁぁ~~~! 近親相〇は流石に禁断のセカイしゅぎるぅ~~!」ドキドキ
四季「起動…」 LTube⏯グッソクムシ~♪~グッソクムシ~♪~
タイムマシン「OHHOOOOOOOOOOOOO…………」ウィンウィン
=====================
/cリs„ˆヮ˚„)ʂ「၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃ォ…💕💕💕!」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「/cリsˆヮ˚)ʂ……チサトト…///」チュッ
=====================
四季「!?」
メイ「おっh!?」
四季・メイ「ちさすみ大勝利いいいいいいいいいい!!!」🙋♀🙋♀イェーイ
158: 名無しで叶える物語 2022/12/19(月) 22:42:13.58 ID:8QiSciUC.net
メイ「むぅっはぁ~~!口リすみと口リちさ…今仲良くしてる二匹が結ばれるなんて…」ワクワク
四季「やっぱり幼馴染は結ばれる運命なんだね@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ」
メイ「これはしゅごい~~…尊い…!」ウルウル
四季「ん? でも何か…」
========================
/cリs ˚ _ ˚)ʂ💭(6cƠᴗƠ∂ママ…💕…スミーミレアンナ…)
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「??」
/cリsˆヮ˚)ʂ「ヘアーナナ! スーミー!」
========================
四季「これは…!? 可可ママのことも本当は好き。だけど可可ママはすみれママのものだから奪うわけにはいかない」
四季「だからこの想いは心に秘めて、もう一人の大事な人と生きていくって…」グスン
メイ「なんだよそれ…なんなんだその話! 切ないっ…!! そして」
四季・メイ「エッッッッッッッッッッッッ!!!」ℋℋℋℋℋℋ
――この後タイムマシンが暴走・爆発しコゲコゲになった四季メイが発見されたことは言うまでもない
159: 名無しで叶える物語 2022/12/19(月) 22:53:37.90 ID:8QiSciUC.net
epilogue.2 ―――ハッコウシティ
ノcノノσノᴗ σb🍎၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃🍑ʃt(c◜> ᴗ <)🍓ʃt(c◜ò _ ó)🍓モシャモシャ
きな子「マルガレーテちゃんに一つ質問があるっす」
ウィーン「私に? …何かしら」
きな子「マルガレーテちゃんが恋先輩をマジカル交換に出した時、私の方からもポケモンを送ってるハズっすよね?」
きな子「その子は…今どうしてるっすか?」
ウィーン「…それを聞いてどうするの? 返して欲しいの?」
きな子「っ…!!」
きな子「…」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「レンレ…」
きな子「マルガレーテちゃんは恋先輩を『捨てた』と言っていた。とっても酷い言葉だと思うっす」
きな子「けど…………あの時私も…同じようなことをしたんじゃないかってずっと思ってたっす」
ウィーン「…」
160: 名無しで叶える物語 2022/12/19(月) 23:00:19.69 ID:8QiSciUC.net
きな子「あの時の私は育成やジムバトルが上手くいかず自暴自棄になってたっす」
きな子「だからあの日…私はあの子が私といることで不幸になると思ってマジカル交換に出したんす…」
きな子「結果的に、珍しくて強いLiella!ポケモンの恋先輩が来て心情的に一変したっす。その後は今の通り…紆余曲折あったけど頑張り続けられたっす」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「レンレハ…」
きな子「今が幸せなのは恋先輩のお陰っす…」
ʃt(c◜> ᴗ ・)「ハッヅキーハレハ!」ピョイピョイ
きな子「だけどそれは私が…育てるのを諦めて貴女に送ったあの子のお陰でもあるっす…!」
きな子「勿論『捨てた』なんては思ってない………だけど…だけど…! 一言だけ…!」
きな子「私の身勝手で別の人のところに行ってもらったあの子に謝りたいっす…!」
ウィーン「………」
161: 名無しで叶える物語 2022/12/19(月) 23:04:47.82 ID:8QiSciUC.net
ウィーン「ボックスの中に確かにいたわ。貴女の……」🎊ポイッ🐈ニャハッ
きな子「あぁ…あぁぁぁ………」
きな子「ゴメンね………。ゴメンなさい……私の初めてのポケモン…!」
きな子「ニャオハ…!」
きな子(マジカル交換は世界の人とポケモンを交換できる、世界を結ぶコミュニケーションツール)
きな子(立派な志の下で生まれた技術だけど、中には『いらない子』を捨てる用途で使う人もいる)
きな子(私はこれからブリーダーになる。だから……そういう子たちも幸せになれるよう育てたい)
きな子(そう、決心した―――――)
162: 名無しで叶える物語 2022/12/19(月) 23:07:27.31 ID:8QiSciUC.net
ウィーン「今の話を聞いて私も貴女に提案があるの…。澁谷かのんを貴女に預けても良い?」
きな子「かのん先輩を私に…!?」
ウィーン「そうよ。今回の一件で私は『本当の歌』について見直さないといけないと思ったの」
ウィーン「また改めて旅に……そうね、せっかくだしこのニャオハとチャンピオンロードに参加するのも悪くないと思っているの」
ウィーン「だけどこの子…澁谷かのんは私の言うことを聞かないから」💢
ノcノノ-ノᴗ -b「ブーブー」
きな子「それを聞かせられるよう意思疎通するのも大事なことなんじゃないっすか?」
ウィーン「まぁそれはそうなのだけど……」
ウィーン「だけどこの子は…嵐千砂都や葉月恋と一緒の方が嬉しいのではないの?」
ノcノノσノᴗ σb「!!!」
ʃt(c◜ò _ ó)「………」
ノcノノσノᴗ σb「………」
164: 名無しで叶える物語 2022/12/19(月) 23:10:09.43 ID:8QiSciUC.net
ウィーン「……世話になったわね、桜小路きな子」
きな子「いいっすよ。私たちは『先輩』っすから」
ウィーン「貴女も……。せいぜい幸せに暮らすことね、澁谷かのん」
ノcノノσノᴗ σb「シッシ!」✊フリフリ
きな子「いやどんだけ嫌いなんすかマルガレーテちゃんのこと…」
ウィーン「フン…これでせいせいするわ。行くわよニャオハ、パラドックス恋」🐈ニャハッ
ʃt(c◜; ᴗ ;)つフリフリ「レンレーーーン」バイバイ
ʃt(c◜ò _ ó)「………」プイッ
ノcノノσノᴗ σb「………」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「……ノcノノσノᴗ σb、アラシーチサチサ」👐トスッ…
👐トスッ==ノcノノσノᴗ σb「ノ!?」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「ノcノノσノᴗ σb💞ʃt(c◜ò _ ó) サット?」
ノcノノσノᴗ σb「……!?」
ノcノノ>ノ_ <b「…………!!」
165: 名無しで叶える物語 2022/12/19(月) 23:15:58.35 ID:8QiSciUC.net
ドタドタドタドタドタドタ
ウィーン「この音は一体何の……ひぃっ!? 澁谷かのん!?」
ダダダッ======ノcノノσノᴗ σb「 ʃt(c◜ò _ ó)ーーーーー!!!」
ʃt(c◜ò _ ó)「ノcノノσノᴗ σb!? ハレハーレンレ!?」
ノcノノσノᴗ σb「ノォ、ノォ………」ゼェハァ
ウィーン「貴女、どうして私を追いかけて……」
ノcノノ>ノ_ <b「……ッ」スウウウウ
ノcノノ„„σノᴗ σ„b「カノン……ʃt(c◜ò _ ó)ノカノカ💞カ!」
ʃt(c◜„ò _ ó„)「!!?」
………
きな子「かのん先輩行ってしまったけど良かったんすか? せっかくLiella!ポケモンが勢ぞろいしたのに…」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「…ラシラシ」コクリ…
166: 名無しで叶える物語 2022/12/19(月) 23:20:16.62 ID:8QiSciUC.net
きな子(それは幼馴染の千砂都先輩だけが知っていたこと
――ノcノノσノᴗ σbの好きな人はずっとずっとʃt(c◜・ ᴗ ・)だった。だけど彼女はいなくなってしまって
――入れ違いで来たʃt(c◜ò _ ó)は姿形は似ていても全く違う子。最初は苦手だった
――少しずつ、少しずつ心の氷を解きほぐし…いつしかかの狂犬が気を許すようになった時
――ようやく再会出来た၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃とʃt(c◜・ ᴗ ・)が結ばれているのをノcノノσノᴗ σbは知ってしまった
――၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃はノcノノσノᴗ σbと再会し涙を見るまでは、彼女の恋心を知らなかったけど…
――知ってしまった以上、ノcノノσノᴗ σbに謝りたかった。大好きな踊りを捨ててもいいくらいに
――だって大事な幼馴染だから。大好きだから。誰より幸せになって欲しいから
――ノcノノσノᴗ σbは気持ちを切り替えることにした。その時ふっと目の前に彼女がいた
――少しだけ自分に気を許したʃt(c◜ò _ ó)に自身の心も癒されいって…
――大事で大好きで誰より幸せになって欲しい幼馴染に背中を押され、新しい恋に気付いたっす…)
167: 名無しで叶える物語 2022/12/19(月) 23:30:12.04 ID:8QiSciUC.net
ノcノノ„„σノᴗ σ„bチュッ…ʃt(c◜„ò _ ó„)「!?」
きな子(――仲良しだったLiella!からたった一人離れていく
――チャンピオンロードは過酷、それに最終的にはマルガレーテちゃんと留学することになるかもしれない
――それでも…この道の先に今度こそ『本当の歌』を見つける為に
――『私の叶える物語』の為に)
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「ノcノノσノᴗ σb……」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「ノcノノσノᴗ σb………………!」
――「行ってらっしゃい」そんな声は涙の落ちる音にかき消えていく
――振り返り、恋先輩を見る目はいつもと同じの真っ赤なまんまるおめめだった
169: 名無しで叶える物語 2022/12/19(月) 23:36:28.12 ID:8QiSciUC.net
epilogue.3
夏美「私も…行こうと思いますの」
きな子「…はい」
夏美「まぁまぁ、パルデアは空を飛ぶタクシー(・8・)があるからいつでも会いに行けますの!」
夏美「にゃっふふ~~! 寂しい時はいつでも呼んで♪」
きな子「…もちろんっす」
夏美「…そんな顔しないで? 本当の本当に、いつでも会いにいくから」
きな子「……うん」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「…」
夏美「千砂都先輩もぉ~、恋先輩とイチャイチャばっかりしないでちゃーんとポケジョブしてね?」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃「ラーシッ」
ʃt(c◜・ ᴗ ・)「レンレ…」ショボン
၄(ロ„; _ ;„リ၃「サト…」
170: 名無しで叶える物語 2022/12/19(月) 23:39:42.53 ID:8QiSciUC.net
――時は遡り、エリアゼロでの一件の日…
ナンジャモ「謎のタイムマシン発見!? 暴走!? ヤバいぞコレー!」
ナンジャモ「だけどそこにボクがマルマインのごとく素早くきたぞー!」
ナンジャモ「その正体はー!? 何者なんじゃ? ナンジャモです!」ドーン
夏美「嘘…ナンジャモさん!?」
メイ「生きてたのかよ…しかもこんな危険地帯の中で!?」
四季「dangerous…」
ナンジャモ「フヒヒ… いいとこはきっちり全部持っていくのが大物LTuberなんだなー!」
ナンジャモ「タイムマシンは1000万ボルトでしっかり壊したからね!」
ナンジャモ「今からでも配信したらバズりまくり間違いなしだっよねー」
夏美「…ナンジャモさんっ…!」ギュゥッ
ナンジャモ「…!」
夏美「心配しましたの…! 無事だったのなら連絡して欲しかったですの…!」グスン
ナンジャモ「…心配かけてゴメンね。オニナッツ氏…」ギュッ…
171: 名無しで叶える物語 2022/12/19(月) 23:43:51.52 ID:8QiSciUC.net
ウィーン「それで? 貴女はここで何をしていたというの?」
ナンジャモ「おーっとウィーン氏!? ここにいるということは仲間になったのカナー?」
ナンジャモ「よいぞよいぞー! 喧嘩の後には仲直り、青春じゃもー」
ウィーン「話の繋がらない人ね…!」
メイ(お前も大概だろ…)
ナンジャモ「ウィーン氏に負けた後さ、気になってそのままここに来たんだよね」
ナンジャモ「ゲートはジムリ権限で開けられるし~本気のボクならここでも楽勝!」
四季「え、ここのポケモン相手にするのが楽勝…!?」
きな子「それは流石に…」
ウィーン「本当だと思うわ。変人だけど実力は確かだもの、この人」
ウィーン「私は2匹しか鍛えられてないけどこの人は手持ちやボックスの子まで育ててる」
ウィーン「もしあのまま2戦目、なんて言われたら私の方が負けていたわ…」
夏美「そうなんですの!?」
172: 名無しで叶える物語 2022/12/19(月) 23:48:30.72 ID:8QiSciUC.net
夏美(ナンジャモさん…本気だとそんなに強かったんですの?)
夏美(私は確かにきな子と組んでマルガレーテさんの強力なポケモンを倒した)
夏美(オモダカさんにだって圧勝してチャンピオンランクになりましたの…)
夏美(けど、ポケモンリーグの人たちの本気はもっと強かったりするんですの…?)
夏美「…」
ナンジャモ「エリアゼロのポケモンをマメバッタ~と倒していくとなんじゃこりゃー!?」
ナンジャモ「謎の怪しい機械があるではないかー!? ってことで様子を見てたんだよね」
ナンジャモ「そしたらウヨウヨ見たことないポケモンが出て来たから…」
ナンジャモ「電撃一閃ー! ジムリーダー ナンジャモが滅多に見せない本気を見せたやったのだ!」
四季「あー、起動するのに凄まじいエネルギーを使ったから防衛プログラムが働かなかったのか…」
メイ「結果的にそれで正解だったけどとんでもない行動力だな…」
ウィーン「逆に私よくこの人に勝てたわね…」
173: 名無しで叶える物語 2022/12/19(月) 23:49:04.93 ID:8QiSciUC.net
……………
夏美(ナンジャモさんは動画配信でも大人気。尊敬してますの)
夏美(ポケモントレーナーとしても、大人としても…今回の件で尊敬の念は増しましたの)
夏美(私は、あの人みたいになりたい…!!)
夏美「…」
夏美「…」
ナンジャモ『?? オニナッツ氏はトップチャンピオンは目指さないの?』
夏美『それに…早く定職について、やりたいことを見つけたきな子をちゃんと養いたいんですの…』
ナンジャモ『…そっかぁ。。。』
夏美(あの時の会話を思い出す。あの時ナンジャモさんはどんな顔してましたの?)
夏美(LTubeの配信で見せるような輝く笑顔)
夏美(…の中に見える微かな寂しそうな陰)
夏美「私は………」
174: 名無しで叶える物語 2022/12/19(月) 23:52:09.87 ID:8QiSciUC.net
夏美「一等賞になりたい―――」
夏美「動画配信でも、トレーナーとしても…」
夏美「きな子の恋人としても…!」
夏美「全部を手に入れることは出来ませんの…」
夏美「だから順番に手に入れる。私が今、一番やりたいことは…!」
夏美「私の夢は―――私の『宝物』とその将来を考えてするべきことは……!!」
175: 名無しで叶える物語 2022/12/19(月) 23:52:43.14 ID:8QiSciUC.net
きな子(――はじまりは、マジカル交換でやってきた恋先輩
――諦めていた夢に向かってもう一度走り出して、上手くいったと思ったら躓いて
――大好きな人が出来て…
――新しい夢も見つけることが出来た
――恋先輩やポケモンたちが私の宝物
――夏美ちゃんが私の宝物
――恋先輩の宝物の千砂都先輩や口リちさちゃん、かのん先輩だって宝物
――口リちさちゃんの宝物の口リすみちゃんや可可先輩、すみれ先輩、メイちゃん、四季ちゃんも宝物
――この際だから、マルガレーテちゃんも宝物に入れてあげるっす
――宝物がいっぱい。いっぱいあるから宝箱から溢れないように結び付けておかないと
――私の宝物を結ぶ、本当の宝物は――――)
176: 名無しで叶える物語 2022/12/19(月) 23:53:09.70 ID:8QiSciUC.net
夏美「私……もう一度チャンピオンを目指したいと思いますの」
きな子「…うん」
夏美「驚かないんですの?」
きな子「あの一件があってきっとそう言うだろうって思ってたから」
夏美「…」
夏美「その為に、まずはエリアゼロで特訓しようと思ってますの」
きな子「っ…」
夏美「どうも昔使ってた研究施設があるみたいで、寝泊りは問題なく出来ますの~」
夏美「それに空を飛ぶタクシー(・8・)もあるからいつでも戻ってこれますの!」
夏美「…きな子はブリーダーになる為に、学校で勉強するでしょ?」
きな子「は………」
きな子「はい、っす…!!」
夏美「ごめんなさい。家を建てて一緒に住むのはもう少し先になりますの…」
きな子「夏美ちゃん…!!」
177: 名無しで叶える物語 2022/12/19(月) 23:53:35.45 ID:8QiSciUC.net
きな子(行かないで。私と一緒に居て…)
きな子(それを言えばここに留まってくれるのかもしれない)
きな子(だけど…)
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃၄(ロ„; _ ;„リ၃ʃt(c◜・ ᴗ ・)
きな子(私と一緒に残ってくれる先輩たちを見てそんなことは言えない)
きな子(夏美ちゃんの背中を押す勇気を私のポケモンたちがくれるから)
きな子「行ってらっしゃい、夏美ちゃん…」
夏美「必ず戻ってきますの! チャンピオンになって…!」
夏美「大好きなきな子の一等賞になるために!」
178: 長々すみませーん。乙っしたー 2022/12/19(月) 23:58:03.57 ID:8QiSciUC.net
――夢に向かって突き進む毎日は新しい発見ばかりでワクワクする
ʃt(c◜> ᴗ <)「ハッキハーレンレ!」
――隣にいる友だちやポケモンたちとの日々が癒しになる
ʃt(c◜´ ᴗ `)「レレンレレンレンレン~♪」
ʃt(c◜- ᴗ -)「zzz…」
――時にはここにいない人たちを想って、寂しくて泣いてしまう
ʃt(c◜; ᴗ ; )「レーンレーン…」
၄(cʸ„ò ᴗ óリ၃၄(ロ„; _ ;„リ၃「サトサト」LTube⏯
――そんな時は最高に嬉しくて楽しかったあの瞬間を思い出す
ロcリsˆ ᴗ ˆ)ʂ၄(ロ„„º ᴗº„„リ၃
🌠ノcノノ„>ノᴗ <„b🌠ʃt(c◜„„> _ <„„)🌠၄(cʸ„> ᴗ <リ၃🌠/cリs>ヮ<)ʂ🌠6c>ᴗ<∂🌠ʃt(c◜„> ᴗ <„)🌠
――大好きな人と大好きなポケモンが私の宝物
――そしてそれを結び付けてくれる『歌』が私の本当の宝物っす…
完
きな子「マジカル交換してたら恋先輩が流れてきたっす」ʃt(c◜; ᴗ ; )「レーンレーン…」グスン