1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/21(火) 20:20:36.59 ID:2mKqiJFo0
1、
暇を持て余した僕は、ついでの事のように、と言っちゃ悪いけど
――――忘れていた千石との遊ぶ約束を思い出して、千石と色々話して。
ツイスターゲームを終えた後の話になる――――――――
「ん、ああ、言ってなかったっけ」
というより、前は居ないって言ったんだっけ。
「うん、撫子初耳だよ」
そういった、千石の声は、クローゼットの話題を僕が持ち出した時と同じ声をしていた。
いや、正直怖い
というかめっちゃ怖い
何かしたか?僕。
「ううん、暦お兄ちゃんは、何もしてないよ」
「悪いのは、ふふ」
続けて話した千石の顔は、どう見ても、いつもの千石のそれと同じではなかった。
――――――――何か起きそう
そう、いつも危機に遭う、僕の直感が、言っていた。
でも千石が?
何かする?
いや、ないない。だって千石だぜ?というよりお兄ちゃんが妹疑ってしまってはいけない。
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