SS速報VIP:元戦士「廃村の偏屈魔女」
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1 : ◆WnJdwN8j0. :2015/06/22(月) 20:35:36.79

魔女「ふぅ…」

窓の外を眺めながらふとため息。
ここ2年程、憂鬱を感じない日は無かった。

魔女(あぁ、今日もまた1日が始まる…)

何かをする気力が起きない。自分にとって、1日は長すぎる。
これといって何か嫌な出来事があるわけでもないが、かといって良いことも何もない。
こんな無気力な自分に比べれば、魔物に怯えて暮らしている人達の方がずっと「生きている」。

それでも魔女に、生きている理由がないわけではなかった。

魔女(彼に生きろって言われたから――)

それだけが魔女が、この憂鬱な世界から逃避しない唯一の理由だった。

魔女(憂鬱になったのは、貴方がいなくなったからなのに)

頭の中にその人を思い浮かべながら、魔女は自嘲気味に笑った。

魔女「…あ、お客人の気配がする」

退屈な日常を刺激する何かがやってきた。
もっともそれは、魔女にとって面倒臭いだけの事だったけど。

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