5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/04(月) 23:21:23.87 ID:Tw/RJ0MY0
照「……」
しーん。
いっつサイレント。私のスピーキングには、虚しくも沈黙を返されたのだった。
もしや、あまりに発音がネイティブすぎて聞き取れなかった? ヒアリングできてない?
まいったね。これなら留学しても会話には然程困らなそうだ。むしろこのパーフェクツな発音、現地人としてイケるのではなかろうか。ふふん、世界を股に掛けて闘牌する美少女雀士あわあわとは私のことですナイスチューミーチュー。
淡「てる、てる、みー、らぶ、だよテルー!」
一音節ずつ区切ってゆっくりと言い直してあげた。私ってば優しい! カインド!
照「うん」
それだけ言うと、テルの視線は手元の文庫本へと落ちる。
ちがうよ。そーじゃないじゃん、テルのばか。
私は本の虫を、ただの虫へと変えてやる。
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